JP6178582B2 - 接地抵抗の測定方法および測定装置 - Google Patents

接地抵抗の測定方法および測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、接地極に流れる電流と接地極の電位とから接地抵抗を測定するための測定方法および測定装置に関する。
大地に埋設された接地極に接地電流I[A]が流入すると、接地極の電位が周囲の大地よりE[V]高くなる。このときの電位上昇と接地電流の比E/I[Ω]が接地抵抗であると定義されている。
一般的に、接地抵抗を測定するために、三極法と呼ばれる測定法が行われている。三極法では、接地極から適宜離した位置(詳細には、各抵抗区域(電極を中心として大部分の接地抵抗が含まれている範囲)が干渉しない位置)に電流補助電極を設置し、接地極と電流補助電極を交流電源と電流計を介して接続する。また、接地極から適宜離した位置(詳細には、接地極と電流補助電極における各抵抗区域外)に電圧補助電極を設置し、接地極と電圧補助電極を電圧計を介して接続する。そして、交流電源から接地極に電流を流したときの電流計と電圧計が示す値から接地抵抗を求める。
そして、従来、三極法により接地抵抗を測定する測定装置において、電圧補助電極や電流補助電極を大地に埋め込まずに大地上に置くことで、各補助電極と大地との間にコンデンサを形成させて電流を流すものが知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
また、従来、接地極が接続された交流電源にインダクタを介して接続された2本のリターン線を大地に埋め込まずに大地上に置いて接地抵抗を測定する測定装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。この測定装置では、RLC直列共振回路が形成されており、共振時のインピーダンスから、接地抵抗を算出している。具体的には、この測定装置では、接地極と1本のリターン線との間で形成される閉ループ回路と、接地極と2本のリターン線との間で形成される閉ループ回路と、2本のリターン線との間で形成される閉ループ回路との3つの回路でそれぞれ共振時のインピーダンスを測定し、これらの3つの値から接地抵抗を算出している。
特開昭50−113267号公報 特開昭52−53472号公報 特許第4778922号公報
ところで、三極法においては、電流補助電極と接地極の抵抗区域が干渉しないように、これらを十分に離隔させて配置しなければならない。しかしながら、図6に示すように、特許文献1,2に記載された測定装置は、電流補助電極130と大地の間で電流が流れるように高い周波数の電流を利用するため、電流補助電極130ばかりでなく、電流補助電極130と交流電源120をつなぐリード線140も大地との間でコンデンサを形成する。つまり、電流補助電極130を接地極110から十分離隔して配置していたとしても、電流補助電極130よりも接地極110に近い位置にあるリード線140と大地の間でも電流が流れるため、この流れた電流と電流補助電極130による抵抗区域A2が接地極110の抵抗区域A1に影響を及ぼし、測定された接地抵抗に誤差が生じるおそれがある。
また、三極法においては、零電位に対する接地極の電位上昇を測定するために、電圧補助電極と接地極を十分に離隔させて配置しなければならない。しかしながら、特許文献1,2に記載された測定装置では、図6に示すように、前述した電流補助電極130と交流電源120をつなぐリード線140と同様に、電圧補助電極150と交流電源120をつなぐリード線170も大地との間でコンデンサを形成する。これにより、電圧計160で測定される電圧が、零電位となる位置に配置されている電圧補助電極150と接地極110との電位差のみでなく、零電位でない位置に配置されるリード線170と接地極110との電位差も含まれてしまう。これにより、零電位に対する接地極110の電位上昇を正確に測定できず、測定された接地抵抗に誤差が生じるという問題がある。
そして、図7に示すように、電圧計の内部インピーダンスをZ、電圧補助電極250のインピーダンスを 、接地極の接地抵抗をR、接地極に流れる電流をiとすると、電圧計260で測定される電圧Vは、
={Z/(Z+Z)}×R×i
で表される。したがって、接地極の接地抵抗Rは、
={(Z+Z)/Z}×(V/i)
となる。つまり、電圧計260の測定値と電流計220の測定値から接地抵抗を算出した場合(接地抵抗RをR=V/iとして算出した場合)、電圧補助電極250のインピーダンスZが電圧計260の内部インピーダンスZに対して十分小さくなければ、実際の接地抵抗と算出した接地抵抗とに大きな誤差が生じる。ところが、特許文献1,2に記載された測定装置では、電圧補助電極250のインピーダンスZが無視できず、測定誤差が大きくなるおそれがある。
特許文献3に記載の測定装置は、RLC直列共振回路を利用することで、特許文献1,2に記載の測定装置よりも低い周波数で測定が可能となっている。しかしながら、この測定装置による測定方法は、三極法を利用したものではない。また、この測定方法は、各リターン線と大地との間の静電容量と大地帰路インピーダンスに起因した測定誤差については考慮しているものの、最も考慮しなければならない大地抵抗率に起因する大地電位上昇の影響は加味していない。つまり、この測定方法には、接地抵抗測定における抵抗区域の干渉という概念が含まれていないことになる。そのため、インダクタの配置場所については何ら言及されていない。
そこで、本発明は、接地抵抗の測定精度を向上させることができる測定方法および測定装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の接地抵抗の測定方法は、交流電源に接続された接地極を大地に埋設する接地極設置工程と、電圧補助電極を前記交流電源との間にリード線とは別に設けられた第1インダクタを介した状態で前記交流電源に接続するとともに、前記接地極から離れた位置で大地上に配置する電圧補助電極設置工程と、電流補助電極を前記交流電源との間にリード線とは別に設けられた第2インダクタを介した状態で前記交流電源に接続するとともに、前記接地極および前記電圧補助電極から離れた位置で大地上に配置する電流補助電極設置工程と、前記電圧補助電極に共振により電流が流れるように、前記第1インダクタのインダクタンス、前記電圧補助電極の接地面積、または、前記交流電源の周波数を調整する第2電流確認工程と、前記第2電流確認工程の後、前記交流電源の周波数を前記第2電流確認工程において前記電圧補助電極に電流が流れたときの周波数に固定した状態で、前記電流補助電極に共振により電流が流れるように、前記第2インダクタのインダクタンス、または、前記電流補助電極の接地面積を調整する第1電流確認工程と、前記第1電流確認工程の後、前記接地極の電位と、前記電流補助電極に流れる電流とを測定する測定工程と、前記測定工程で測定された前記接地極の電位と前記電流補助電極に流れる電流の比を接地抵抗として算出する算出工程と、を備えて接地抵抗を測定する測定方法であって、前記第1インダクタおよび前記第2インダクタを、前記接地極から10m以上離れた位置に配置することを特徴とする。
このような測定方法によれば、第1インダクタと第2インダクタが、接地極から所定距離離れているため、測定時に、接地極の抵抗区域と干渉する位置での接地極と第1インダクタ、および、接地極と第2インダクタの間における電流の漏れは無視できる程度であり、接地極の抵抗区域に干渉しないので、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。また、第1電流確認工程と第2電流確認工程を有することにより、電圧補助電極のインピーダンスが測定に適切な値であることを確認することができるため、測定誤差を低減することができる。
そして、前記第2インダクタは、前記電流補助電極に取り付けられていることが望ましい。また、前記第1インダクタは、前記電圧補助電極に取り付けられていることが望ましい。
そして、前記した測定方法は、前記電圧補助電極設置工程または前記電流補助電極設置工程において、前記接地極と前記電圧補助電極を結ぶ直線と、前記接地極と前記電流補助電極を結ぶ直線とが、90〜180度をなすように、前記電圧補助電極と前記電流補助電極を配置することが望ましい。
このような測定方法によれば、第1リード線と第2リード線が離間するので、電流を流したときに、各リード線間がコンデンサとなって、これらの間に電流が流れるのを抑制することができる。
また、本発明の接地抵抗を測定するための測定装置は、大地に埋設される接地極と、前記接地極に第1リード線により接続される交流電源と、前記接地極から離れた位置で大地上に配置され、第2リード線により前記交流電源に接続される電圧補助電極と、前記接地極および前記電圧補助電極から離れた位置で大地上に配置され、第3リード線により前記交流電源に接続される電流補助電極と、を備え、前記接地極の電位と、前記電流補助電極に流れる電流の比を接地抵抗として算出するために用いられる接地抵抗を測定するための測定装置であって、前記電圧補助電極は、前記交流電源に対して前記第2リード線とは別に設けられた第1インダクタを介して接続され、前記電流補助電極は、前記交流電源に対して前記第3リード線とは別に設けられた第2インダクタを介して接続され、前記第1インダクタは、前記第2リード線または前記電圧補助電極において、前記接地極から10m以上離すことができる位置に設けられ、前記第2インダクタは、前記第3リード線または前記電流補助電極において、前記接地極から10m以上離すことができる位置に設けられていることを特徴とする。
このように構成された測定装置によれば、交流電源と電圧補助電極の間に配置される第1インダクタと、交流電源と電流補助電極の間に配置される第2インダクタとを、接地極から所定距離離れた位置に配置することが可能である。これにより、測定時に、接地極の抵抗区域と干渉する位置での接地極と第1インダクタ、および、接地極と第2インダクタの間における電流の漏れは無視できる程度であり、接地極の抵抗区域に干渉しないので、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。
そして、前記した第2インダクタは、前記電流補助電極に取り付けられていることが望ましい。
このように構成することにより、第2インダクタと電流補助電極の設置が簡単になる。
また、前記第1インダクタは、前記電圧補助電極に取り付けられていることが望ましい。
このように構成することにより、第1インダクタと電圧補助電極の設置が簡単になる。
そして、前記第1インダクタおよび前記第2インダクタのうち少なくともいずれかのインダクタは、インダクタンスが可変であることが望ましい。
このように構成することにより、インダクタのインダクタンスを調整することにより、当該インダクタンスが設けられている回路に電流が流れるように、測定環境に応じて調整することができる。つまり、第1インダクタのインダクタンスが可変である場合は、第1インダクタのインダクタンスを調整することにより、接地極と電圧補助電極間に電流が流れるように、測定環境に応じて調整することができる、また、第2インダクタのインダクタンスが可変である場合は、第2インダクタのインダクタンスを調整することにより、接地極と電流補助電極間に電流が流れるように、測定環境に応じて調整することができる。
そして、前記した測定装置は、前記交流電源と前記電圧補助電極が接続される状態と、前記交流電源と前記電圧補助電極が接続され、かつ、前記交流電源と前記電流補助電極が接続される状態とに回路を切り替え可能な切替器を備えることが望ましい。
このように構成された測定装置によれば、測定段階ごとに手作業で回路を構成し直さなくてよいので、作業効率がよい。
本発明によれば、第1インダクタと第2インダクタが、接地極から所定距離離れているため、測定時に、接地極の抵抗区域と干渉する位置での接地極と第1インダクタ、および、接地極と第2インダクタの間における電流の漏れは無視できる程度であり、接地極の抵抗区域に干渉しないので、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る測定装置を示す回路図である。 接地抵抗を測定しているときの測定装置を示す図(a)と、接地抵抗を測定するときの接地極、電圧補助電極および電流補助電極の配置を示す図である。 図1の状態から切替器によって回路を切り替えた状態を示す回路図である。 第1の変形例における測定装置を示す図である。 第2の変形例における測定装置を示す図である。 従来技術における抵抗区域の干渉を示す図である。 従来技術における測定装置の等価回路図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<測定装置>
本発明の測定装置1は、三極法により接地抵抗を測定するための装置である。測定装置1は、接地極2と、測定器3と、電圧補助電極4と、電流補助電極5と、第1インダクタL1、第2インダクタL2とを備えている。
接地極2は、接地抵抗の測定の際に、大地に埋設される電極である。接地極2は、第1リード線6により、後述する測定器3の端子Eに接続されることで、交流電源31に接続可能となっている。なお、第1リード線6は、第1リード線6自体のインピーダンスが測定に影響するのを最小限にするために、1m程度の長さになっているのが望ましい。
測定器3は、例えば、本体に設けられたボタンを押すことで、接続されている電極に電流を流して接地抵抗を測定し、本体に設けられたディスプレイにその接地抵抗の値を表示するものである。
測定器3は、周波数を変更可能な交流電源31と、交流電源31に接続された電流計32と、電圧計33と、回路を切り替えるための切替器34と、制御部35とを備えて構成されている。また、測定器3には、外部からリード線を接続可能な端子E、端子Pおよび端子Cが設けられている。なお、電圧計33は、端子Eに接続されている。
切替器34は、例えば、測定器3の本体に設けられたレバーを操作することで、端子Eおよび端子Pが交流電源31に接続される第1状態(図1の状態)と、端子Eおよび端子が交流電源31に接続され、端子Eと端子Pが電圧計33に接続される第2状態(図3の状態)とに回路を切り替え可能に構成されている。
具体的に、切替器34は、電流計32に接続される第1接点34Aと、交流電源31に接続される第2接点34Bと、電圧計33に接続される第3接点34Cと、端子Cに接続される第4接点34Dと、端子Eに接続される第5接点34Eと、端子Pに接続される第6接点34Fとを有している。
そして、切替器34は、第1状態のとき、第1接点34Aと第5接点34E、および、第2接点34Bと第6接点34Fを接続する。また、切替器34は、第2状態のとき、第1接点34Aと第4接点34D、第2接点34Bと第5接点34E、および、第3接点34Cと第6接点34Fを接続する。
制御部35は、交流電源31が出力している電流の周波数や、電流計32が測定した電流値、電圧計33が測定した電圧を記録する記録装置と、記録装置が記録した値から接地抵抗を演算する処理・演算装置とを有している。処理・演算装置は、電流計32が測定した電流値がI[A]、電圧計33が測定した電圧がE[V]であるとき、これらの比E/I[Ω]を接地抵抗として算出する。
なお、測定器3は、測定を行う者が、回路に電流が流れているのを確認しながら測定条件を変更することができるように、本体に、電流が流れたことを確認するための表示部が設けられているのが望ましい。この表示部は、例えば、電流計32が測定した電流値を表示するメータや、回路に電流が流れたときに発光するランプ等で構成することができる。
電圧補助電極4は、接地極2から離れた位置で大地上に配置されるシート状の電極である。この電圧補助電極4は、後述する第2リード線7により、測定器3の端子Pに接続可能となっている。
第1インダクタL1は、インダクタンスが可変のインダクタであり、電圧補助電極4に直接取り付けられている(図2参照)。そして、第1インダクタL1は、第2リード線7により測定器3の端子Pに接続されている。これにより、電圧補助電極4が、第1インダクタL1を介して第2リード線7により、交流電源31に接続されている。
第2リード線7は、第1インダクタL1や電圧補助電極4を接地極2から所定距離、より詳細には、接地極2の規模(大きさや埋め込み量)に応じた離隔距離以上離して配置することができるように、例えば、10m以上の長さを有している。
電流補助電極5は、接地極2および電圧補助電極4から離れた位置で大地上に配置されるシート状の電極である。この電流補助電極5は、後述する第3リード線8により、測定器3の端子Cに接続可能となっている。
第2インダクタL2は、インダクタンスが可変のインダクタであり、電流補助電極5に直接取り付けられている(図2参照)。そして、第2インダクタL2は、第3リード線8により測定器3の端子Cに接続されている。これにより、電流補助電極5が、第2インダクタL2を介して第3リード線8により、交流電源31に接続されている。
第3リード線8は、前記した第2リード線7と同様に、第2インダクタL2や電流補助電極5を接地極2から所定距離、より詳細には、接地極2の規模に応じた離隔距離以上に離すことができるように、例えば、10m以上の長さを有している。
<測定方法>
次に、上述したように構成された測定装置1を利用して、三極法により接地抵抗を測定する測定方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、接地極2を第1リード線6により測定器3の端子Eに接続し、目的の地点で大地に設置する(接地極設置工程)。
そして、第2リード線7を測定器3の端子Pに接続して、電圧補助電極4を交流電源31との間に第1インダクタL1を介した状態で交流電源31に接続する。そして、この電圧補助電極4を、接地極2から離れた位置で大地上に設置する(電圧補助電極設置工程)。このとき、第1インダクタL1を接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置し、電圧補助電極4を第1インダクタL1よりも接地極2から離れた位置に配置する。
また、第3リード線8を測定器3の端子Cに接続して、電流補助電極5を交流電源31との間に第2インダクタL2を介した状態で交流電源31に接続する。そして、この電流補助電極5を、接地極2および電圧補助電極4から離れた位置で大地上に配置する(電流補助極設置工程)。このとき、第2インダクタL2を接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置し、電流補助電極5を第2インダクタL2よりも接地極2から離れた位置に配置する。また、図2(b)に示すように、接地極2と電圧補助電極4を結ぶ直線Aと、接地極2と電流補助電極5を結ぶ直線Bとが、180度をなすように、接地極2に対して電圧補助電極4とは反対側に第3リード線8を延ばしていき、その先に電流補助電極5を配置する。
接地極2、電圧補助電極4および電流補助電極5の設置が完了したら、測定器3を操作して、切替器34を第1状態とする。これにより、図1に示すように、交流電源31と電圧補助電極4が接続される。より具体的には、切替器34が第1状態となると、接地極2が電流計32を介して交流電源31に接続され、電圧補助電極4が第1インダクタL1を介して交流電源31に接続される。つまり、接地極2と電圧補助電極4の間に、電流計32、交流電源31および第1インダクタL1が直列に接続された回路が形成される。
次に、接地抵抗を測定する時の周波数を決めるため、共振して電圧補助電極4に電流が流れるように、測定器3の表示部を確認しながら、交流電源31の周波数を調整する(第2電流確認工程)。このとき、第1インダクタL1のインダクタンスと電圧補助電極4の接地面積は固定しておく。
第2電流確認工程において、電圧補助電極4に電流が流れたことを確認できたら、測定器3を操作して、切替器34を第2状態に切り替える。これにより、図3に示すように、交流電源31と電圧補助電極4が接続され、かつ、交流電源31と電流補助電極5が接続される。より具体的には、切替器34が第2状態となると、接地極2が交流電源31に接続され、電流補助電極5が第2インダクタL2と電流計32を介して交流電源31に接続される。また、接地極2と電圧補助電極4が電圧計33と第1インダクタL1を介して接続される。つまり、電流補助電極5と接地極2の間に、第2インダクタL2、電流計32および交流電源31が直列に接続されるとともに、電圧補助電極4に接続された電圧計33が接地極2と並列に接続された回路が形成される。
次に、交流電源31の周波数を、第2電流確認工程において電圧補助電極4に電流が流れたときの周波数に固定した状態で、共振して電流補助電極5に電流が流れるように、測定器3の表示部を確認しながら第2インダクタL2のインダクタンスを調整する(第1電流確認工程)。
第1電流確認工程において、電流補助電極5に電流が流れたことを確認できたら、測定器3のボタンを押して測定を開始する。このとき、測定器3内の電圧計33により接地極2の電位が測定され、電流計32により電流補助電極5に流れる電流が測定される(測定工程)。そして、これらの測定結果に基づき、制御部35が接地抵抗(測定工程で測定された接地極2の電位E[V]と電流補助電極5に流れる電流I[A]の比E/I[Ω])を算出し(算出工程)、測定器3のディスプレイに算出された接地抵抗が表示される。
以上のような測定装置1を利用した接地抵抗の測定方法を行うことにより、以下のような作用および効果を得ることができる。
第1インダクタL1と第2インダクタL2が、接地極2から所定距離(一般的に接地極2と各電極の抵抗区域が干渉しないとされる離隔距離である10m以上)離れているため、測定時に、接地極2の抵抗区域と干渉する位置での接地極2と第1インダクタL1、および、接地極2と第2インダクタL2の間における電流の漏れは無視できる程度であり、接地極2の抵抗区域に干渉しないので、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。
また、第1電流確認工程と第2電流確認工程を行うことにより、電圧補助電極4のインピーダンスが測定に適切な値であることを確認することができるため、測定誤差を低減することができる。
そして、電流補助極設置工程において、接地極2と電圧補助電極4を結ぶ直線Aと、接地極2と電流補助電極5を結ぶ直線Bとが、180度をなすように、電圧補助電極4と電流補助電極5を配置したので、第2リード線7と第3リード線8間がコンデンサとなってしまうのを抑制することができる。
また、第1インダクタL1は電圧補助電極4に取り付けられており、第2インダクタL2は電流補助電極5に取り付けられているので、これらが別部品として設けられている場合に比べて、設置が簡単になる。
そして、測定器3に設けられている切替器34により、第1状態と第2状態に回路を切り替えることができるので、測定段階ごとに手作業で回路を構成し直さなくてよく、作業効率がよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、第1インダクタL1が電圧補助電極4に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、第1インダクタL1と電圧補助電極4は別部品であり、第4リード線9により接続されていてもよい。なお、この第1インダクタL1と電圧補助電極4と接続する第4リード線9の長さは、特に限定されない。そして、第1インダクタL1は、接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置できるように、10m以上の長さを有する第2リード線7によって測定器3に接続されている。
このように、第1インダクタL1と電圧補助電極4を第4リード線9で接続した場合であっても、第1インダクタL1と電圧補助電極4を接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置することができるので、第4リード線9から電流が漏れてしまっても、この漏れた電流が接地極2の抵抗区域に影響を与えない。これにより、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。
また、前記実施形態では、第2インダクタL2が電流補助電極5に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、第2インダクタL2と電流補助電極5は別部品であり、第5リード線10により接続されていてもよい。なお、この第2インダクタL2と電流補助電極5と接続する第5リード線10の長さは、特に限定されない。そして、第2インダクタL2は、接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置できるように、10m以上の長さを有する第3リード線8によって測定器3に接続されている。
このような場合も、第2インダクタL2と電流補助電極5を接地極2から所定距離(10m以上)離れた位置に配置することができるので、第5リード線10から電流が漏れてしまっても、この漏れた電流が接地極2の抵抗区域に影響を与えない。これにより、接地抵抗の測定精度を向上させることができる。
そして、前記実施形態では、第2電流確認工程の後に第1電流確認工程を行っていたが、本発明はこれに限定されず、第1電流確認工程を行ってから第2電流確認工程を行ってもよい。
前記実施形態では、第2電流確認工程において、電圧補助電極4に電流が流れるように、第1インダクタL1のインダクタンスと電圧補助電極4の接地面積を固定した状態で、交流電源31の周波数を調整したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、交流電源31の周波数と電圧補助電極4の接地面積を固定した状態で、第1インダクタL1のインダクタンスを調整してもよいし、交流電源31の周波数と第1インダクタL1のインダクタンスを固定した状態で、電圧補助電極4の接地面積を調整してもよい。
また、前記実施形態では、第1電流確認工程において、電流補助電極5に電流が流れるように、交流電源31の周波数と電流補助電極5の接地面積を固定した状態で、第2インダクタL2のインダクタンスを調整したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2インダクタL2のインダクタンスと交流電源31の周波数を固定した状態で、電流補助電極5の接地面積を調整してもよいし、第1電流確認工程を第2電流確認工程よりも先に行う場合には、第2インダクタL2のインダクタンスと電流補助電極5の接地面積を固定した状態で、交流電源31の周波数を調整してもよい。
前記実施形態では、電圧補助電極4と電流補助電極5がシート状の電極であったが、本発明はこれに限定されず、電圧補助電極4と電流補助電極5は、ある程度厚み(剛性)のある板状の電極であってもよい。
前記実施形態では、電流補助極設置工程において、接地極2と電圧補助電極4を結ぶ直線Aと、接地極2と電流補助電極5を結ぶ直線Bとが、180度をなすように、電圧補助電極4と電流補助電極5を配置したが、本発明はこれに限定されず、直線Aと直線Bが90度以上となるように、電圧補助電極4と電流補助電極5を配置してもよい。
前記実施形態では、測定器3が、測定した接地極2の電位と電流補助電極5に流れる電流とから接地抵抗を計算し、ディスプレイに表示するように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、測定器は、電流計が測定した電流値と、電圧計が測定した電圧を表示するだけのものであってもよい。つまり、接地抵抗を算出する算出工程を、測定を行う者が、ディスプレイに表示された接地極2の電位と電流補助電極5に流れる電流の比を計算することで行ってもよい。
また、前記実施形態では、測定器3のボタンを押すことで接地抵抗の測定が開始されるように構成されていたが、本発明はこれに限定されず、測定器は、切替器34が第2状態となっているときには、常に接地抵抗を計算してディスプレイに表示するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、測定器3に回路に電流が流れたことを確認するための表示部を設けていたが、本発明はこれに限定されず、電流が流れたときに発光するランプを電圧補助電極4や電流補助電極5に設けてもよい。
また、前記実施形態では、測定器3にリード線が接続される3つの端子(端子C、端子E、端子P)が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図5に示すように、測定器3Aは、4つの端子(端子C、端子E1、端子E2、端子P)が設けられていてもよい。
この測定器3Aでは、端子E1は、第5接点34Eに接続され、端子E2は、電圧計33に接続されている。そして、接地極2は、第6リード線61により測定器3Aの端子E1に接続されるとともに、接地極2の近傍で第6リード線61に接続された第7リード線62により測定器3AのE2に接続されている。これにより、電圧計33が接地極2の近傍で接地極2と並列に接続されるので、電圧計33により接地極2の近傍における電位を測定することができる。したがって、接地極2と測定器3Aを接続する第6リード線61が1mよりも長くても、この第6リード線61自体のインピーダンスの影響を受けずに接地抵抗を測定することができる。
1 測定装置
2 接地極
4 電圧補助電極
5 電流補助電極
6 第1リード線
7 第2リード線
8 第3リード線
31 交流電源
34 切替器
L1 第1インダクタ
L2 第2インダクタ

Claims (6)

  1. 交流電源に接続された接地極を大地に埋設する接地極設置工程と、
    電圧補助電極を前記交流電源との間にリード線とは別に設けられた第1インダクタを介した状態で前記交流電源に接続するとともに、前記接地極から離れた位置で大地上に配置する電圧補助電極設置工程と、
    電流補助電極を前記交流電源との間にリード線とは別に設けられた第2インダクタを介した状態で前記交流電源に接続するとともに、前記接地極および前記電圧補助電極から離れた位置で大地上に配置する電流補助電極設置工程と、
    前記電圧補助電極に共振により電流が流れるように、前記第1インダクタのインダクタンス、前記電圧補助電極の接地面積、または、前記交流電源の周波数を調整する第2電流確認工程と、
    前記第2電流確認工程の後、前記交流電源の周波数を前記第2電流確認工程において前記電圧補助電極に電流が流れたときの周波数に固定した状態で、前記電流補助電極に共振により電流が流れるように、前記第2インダクタのインダクタンス、または、前記電流補助電極の接地面積を調整する第1電流確認工程と、
    前記第1電流確認工程の後、前記接地極の電位と、前記電流補助電極に流れる電流とを測定する測定工程と、
    前記測定工程で測定された前記接地極の電位と前記電流補助電極に流れる電流の比を接地抵抗として算出する算出工程と、を備えて接地抵抗を測定する測定方法であって、
    前記第1インダクタおよび前記第2インダクタを、前記接地極から10m以上離れた位置に配置することを特徴とする接地抵抗の測定方法。
  2. 大地に埋設される接地極と、
    前記接地極に第1リード線により接続される交流電源と、
    前記接地極から離れた位置で大地上に配置され、第2リード線により前記交流電源に接続される電圧補助電極と、
    前記接地極および前記電圧補助電極から離れた位置で大地上に配置され、第3リード線により前記交流電源に接続される電流補助電極と、を備え、
    前記接地極の電位と、前記電流補助電極に流れる電流の比を接地抵抗として算出するために用いられる接地抵抗を測定するための測定装置であって、
    前記電圧補助電極は、前記交流電源に対して前記第2リード線とは別に設けられた第1インダクタを介して接続され、
    前記電流補助電極は、前記交流電源に対して前記第3リード線とは別に設けられた第2インダクタを介して接続され、
    前記第1インダクタは、前記第2リード線または前記電圧補助電極において、前記接地極から10m以上離すことができる位置に設けられ、
    前記第2インダクタは、前記第3リード線または前記電流補助電極において、前記接地極から10m以上離すことができる位置に設けられていることを特徴とする接地抵抗を測定するための測定装置。
  3. 前記第1インダクタは、前記電圧補助電極に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の接地抵抗を測定するための測定装置。
  4. 前記第2インダクタは、前記電流補助電極に取り付けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の接地抵抗を測定するための測定装置。
  5. 前記第1インダクタおよび前記第2インダクタのうち少なくともいずれかのインダクタは、インダクタンスが可変であることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の接地抵抗を測定するための測定装置。
  6. 前記交流電源と前記電圧補助電極が接続される状態と、前記交流電源と前記電圧補助電極が接続され、かつ、前記交流電源と前記電流補助電極が接続される状態とに回路を切り替え可能な切替器を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の接地抵抗を測定するための測定装置。
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