JP6178484B1 - ハンドルロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアに固定することなく、ドア枠及びドアからなるドアユニット着脱自在で、多様なハンドル形状に適用できる汎用性があるハンドルロック装置を提供する。【解決手段】ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、前記ドアのハンドルに触れる接触部と、前記接触部に接続して設けられ、前記ドア枠に接触する当接部とからなり、前記接触部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置の構成とした。【選択図】図7

Description

本発明は、ドアのハンドルの回動を阻止する、ハンドルロック装置に関する。
ドアのハンドルとは、ドアの開閉時に手で握り回動させる部品で、ドアに取り付けられた棒状のレバー(図14)、円形のノブなどであり、取っ手などとも呼ばれる、ドアの開閉を制御するドアユニット31の構成要素である。
図14に示すように、ドアユニット31は、壁21に嵌められたドア枠32と、ドア枠32に蝶番31bで開閉可能に取り付けたドア34と、ハンドルの動作でドア開閉を制御するハンドルユニット35からなる。
ドア枠32には、ハンドルで操作されるハンドルユニット35内から出し入れするラッチ35aが挿抜されるストライク33が埋設される。ドア枠32の室内側には、内枠32aとドア34との間に隙間31aが形成されている。
ドア枠32、ドア34ともに、一般に、室内外で構造が若干異なる。例示のドア枠32の室内側に枠(内枠32a)は、ドア34より少し突出している。突出していないケースもある。他方、室外側の枠(外枠32b)は壁の厚さ分突出している。また、ドア34の逆開きを防止するため、制止位置にストッパ32cが突出している。ドアの形態によっては、内外枠の何れか一方、或いは両方ともにドアより枠が突出していないケースもある(観音開きドアなど)。
また、ここに示す、ドア34の室内側の内面34a、室外側の外面34cには、それぞれ、ドア34の縁部より一段低く(薄く)なった窪み34b、34dを備える。他方、ドアの内外面には、平坦なものから複雑な立体的模様が造形されたものなど種々の形状がある。
ハンドルユニット35は、ドア34の開閉に際して手で握られたうえで、回動させられる、ドア34の(A)室内側、(B)室外側に、それぞれ内外ハンドル35c、35dと、内外ハンドル35c、35dの回動でストライク33に挿抜されるラッチ35aと、それら作用を連動させるギアなど一連のメカニカルが収納されるケース35bとからなる。
すなわち、内外ハンドル35c、35dの回動は、ドア枠32に埋め込まれているストライク33へのラッチ35aの挿抜を制御する。ラッチ35aがストライク33内に差し込まれている間ドア34は開かず、閉止が維持される。他方、ドア34を開く場合に内外ハンドル35c、35dの何れかを回動させてラッチ35aをストライク33から抜き、ドア34を押す、又は引いて回動させる。
ドア34には、ラッチ35aの他に、デッドボルト式等の内カギ又は外カギの一方、或いは両方を備えるものもある。しかし、自宅、賃貸アパート或いはマンションのドアは、内カギ又は外カギの一方、或いは両方も備えないドアが多々ある。
ドアにカギを備えない場合、児童が部屋から出て階段から転落すること、仕事部屋に勝手に入り込み、重要な書類を破損させることなどがある。また、室内のみの内カギの場合、来客が勝手に、或いは誤ってプライベート空間、非開放の部屋に入り込むこともある。そのようなことを回避するため、ドア設置後、カギを備えないドアに施錠装置を取り付けることが望まれることがある。
そのような後付け施錠装置として、特許文献1、2の装置などが公開されている。特許文献1の発明は、扉の開閉操作のために設けられた操作部材の操作を規制する錠装置であって、扉面19からレバー軸21が回転自在となって垂直に突出しレバー軸21に垂直なレバー把手部31が回転して扉23を解錠可能とするレバーハンドル13と、レバー把手部31の把手先端部35を包囲するように外側から挿入されレバー把手部31の回転操作を阻止する枠状規制部材15と、レバー軸21に垂直な方向の支持軸37を有して扉23に固定され枠状規制部材15の一辺部を支持軸37にて回転自在に支持する枠部材支持体17とを設けてなる。
このような装置は、部品をドアにネジなどで固定しなければならない。ドアにネジ留めすることは見栄えが悪く、まして賃貸においては自由にドアへのネジ留めはできない。また、それら従来技術は、レバー形状のハンドルに限定されるものであるし、また、レバーの大きさ厚みは多種多様で、それら従来技術では汎用性がない。また、ドアの内外側で構造が異なるため、ドアの内外面併用できる構造が望まれるが、そのような装置は知られていない。特許文献2も同様な後付装置であり、同様の問題がある。
特開2012−219562号公報 特開2012−167447号公報
そこで、本発明は、ドアに固定することなく、ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱自在で、多様なハンドル形状に適用できる汎用性があり、さらにドアの内側、外側のいずれにも使用でき、加えて錠を掛けることができるハンドルロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、
(1)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアのハンドルに触れる接触部と、
前記接触部に接続して設けられ、前記ドア枠に接触する当接部とからなり、
前記接触部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
(2)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアのハンドルに触れる接触部と、
前記接触部に接続するあて木と、前記あて木に備えられ、前記ドア枠とドアの隙間に挿抜可能な爪とからなり、
前記接触部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
(3)
前記ハンドルがL形状で、前記当接部を、前記接触部に所定の角度で接続する当接部としたことを特徴とする(1)又は(2)に記載のハンドルロック装置。
(4)
前記接触部を、前記ハンドルを挟む又は包む挟持部としたことを特徴とする(3)に記載のハンドルロック装置。
(5)
前記挟持部の対向する第一、第二面に、それぞれ穿設された第一、第二スリットを備え、前記第一、第二スリットにクサビを挿通させ、前記クサビで、前記ハンドルを前記挟持部に押し当てて、前記挟持部を前記ハンドルに着脱可能に固定することを特徴とする(4)に記載のハンドルロック装置。
(6)
前記クサビの先端に穴が穿設され、前記穴に錠を掛け、前記クサビの第一、第スリットからの抜けを制限するとともに、前記挟持部を前記ハンドルへ固定したことを特徴とする(5)に記載のハンドルロック装置。
(7)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアの筒状のノブを挟む挟持部と、前記挟持部と前記ノブとの間に介在するクッションと、前記挟持部に接続して設けられ、前記ドア枠に接触する当接部とからなり、前記挟持部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
の構成とした。
さらに、詳しくは、本発明は、
(1)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアのハンドルに触れる接触部と、
前記接触部に接続して設けられ、前記ドア枠に接触する当接部とからなり、
前記接触部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
(2)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアのハンドルに触れる接触部と、
前記接触部に接続するあて木と、前記あて木に備えられ、前記ドア枠とドアの隙間に挿抜可能な爪とからなり、
前記接触部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
(3)
前記爪を、前記あて木に回動可能に取り付けられたプレートの一方の辺から突出した爪とし、前記ドアとドア枠の隙間に挿入又はドア枠に当接させることを特徴とする(2)に記載のハンドルロック装置。
(4)
前記ハンドルがL形状で、前記当接部を、前記接触部に所定の角度で接続する当接部としたことを特徴とする(1)〜(3)の何れかに記載のハンドルロック装置。
(5)
前記接触部を、前記ハンドルを挟む又は包む挟持部としたことを特徴とする(4)に記載のハンドルロック装置。
(6)
前記挟持部が、断面コの字型で、前記ドア枠への当接側の側面も封止されていることを特徴とする(4)に記載のハンドルロック装置。
(7)
前記接触部を、前記ハンドルを挟む挟持部としたうえで、
前記あて木が前記側面から垂下した板であり、前記あて木の上部と前記挟持部の左右に渡された第一、第二補強板を備えることを特徴とする(2)に記載のハンドルロック装置。
(8)
前記挟持部の内部に、前記ハンドルを挟持位置にクッションを備えることを特徴とする(5)に記載のハンドルロック装置。
(9)
前記コの字型挟持部の端部四隅に突出した前後脚を備え、前記前後脚の端部に保護材を備えることを特徴とする(6)に記載のハンドルロック装置。
(10)
前記保護材の厚みで、前記挟持部とドア面との距離を調節することを特徴とする(9)に記載のハンドルロック装置。
(11)
前記コの字型挟持部の対向する第一、第二面に、それぞれ穿設された第一、第二スリットを備え、前記第一、第二スリットにクサビを挿通させ、前記クサビで、前記ハンドルを前記コの字型挟持部に押し当てて、前記挟持部を前記ハンドルに着脱可能に固定することを特徴とする(6)に記載のハンドルロック装置。
(12)
前記クサビの先端に穴が穿設され、前記穴に錠を掛け、前記クサビの第一、第スリットからの抜けを制限するとともに、前記挟持部を前記ハンドルへ固定したことを特徴とする(11)に記載のハンドルロック装置。
(13)
ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
前記ドアの筒状のノブを挟む挟持部と、前記挟持部と前記ノブとの間に介在するクッションと、前記挟持部に接続して設けられ、前記ドア枠に接触する当接部とからなり、前記挟持部と当接部の形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
(14)
前記挟持部に螺合するネジの螺合で、前記クッションを前記ノブに押し当てて、前記ノブを挟持部で挟むことを特徴とする(13)に記載のハンドルロック装置。
の構成とした。
本発明は以上の構成であるから以下の効果を有する。ドアにネジ留めなどで固定することなく、ハンドル、或いはハンドルを含むドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱自在で、多様なハンドル形状に適用できる汎用性があり、さらにドアの内側、外側のいずれにも使用でき、加えて錠を掛けることができるハンドルロック装置を提供することができる。
本発明の一例であるハンドルロック装置の前方側斜視写真である。 本発明の一例であるハンドルロック装置の後方側前方斜視写真である。 本発明の一例であるハンドルロック装置の後方側内面視斜視写真である。 本発明の一例であるハンドルロック装置の前方側内面視斜視写真である。 本発明の一例であるハンドルロック装置の回転爪を回転させたときの前方側内面視斜視写真である。 本発明の一例であるハンドルロック装置の使用状態を示す写真である。取り付け先である(A)ハンドル正面視、(B)ハンドル平面視、(C)本発明を室内側の内ハンドルに装着したときの平面視写真である。 図6の状態を異なる視点で撮影した写真である。(A)は上前方斜視、(B)は上後方斜視写真である。 図6の状態を異なる視点で撮影した写真である。(A)は下前方斜視、(B)は下後方斜視写真である。 図6のA−A矢視部分断面模式図である。 本発明であるハンドルロック装置の使用状態を示す写真である。取り付け先である(A)ハンドル正面視、(B)ハンドル平面視、(C)本発明を室外側の外ハンドルに装着したときの平面視写真である。 図10の状態を異なる視点で撮影した写真である。(A)は上前方斜視、(B)は上後方斜視写真である。 図10の状態を異なる視点で撮影した写真である。(A)は下前方斜視、(B)は下後方斜視写真である。 図10のB−B矢視部分断面模式図である。 ドアの構造の説明写真である。(A)は室内側、(B)は室外側からの撮影写真である。 本発明であるハンドルロック装置の他の実施例(A)〜(C)についての説明図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
図1〜図5に示すように、本発明の一例であるハンドルロック装置1は、挟持部2と、当接部3と、クサビ11と、錠12とからなる。
挟持部2は、本体2rと、側面2fと、前クッション2p、2p及び後クッション2qとかなる。
本体2rは、第一面2aと正面2cと第二面2dとからなり、断面コの字型で、ハンドルロック装置1をドアに装着する際、内部スペース2nにハンドルを収納する。第一面2aと第二面2dには、対向する位置に、第一スリット2b及び第二スリット2eが穿設され、後述のクサビ11の挿通穴となる。
本体2rの第一面2aと第二面2dには、前脚2g、2g及び後脚2h、2hを備え、当接部3と前脚2g間に第一切欠2iを、前脚2gと後脚2hの間に第二切欠2kを形成する。第一、第二切欠2i、2kは、ドア構造、装飾、ハンドルユニットなどの凹凸を回避する空間となり、それら空間により、ハンドルロック装置1を多様な形状のドアに、見栄えもよく、確実に装着するよることができるようにする。
前脚2g及び後脚2hの端部には、衝撃緩衝素材などの保護材2mを備える。保護材2mは、前後脚2g、2hによってドアを傷つけることを防止するとともに、保護材2mの厚みを調節することで、挟持部2とドア面との距離を調節し、ハンドルロック装置1がドア面に対して、ブレ、傾斜して装着されることを防止、改善する。
側面2fは、本体2rのドア枠に当接する側を封止し、収納したハンドルの抜けを阻止する。前クッション2p、2p及び後クッション2qは、第一面2aと第二面2dの内面に貼付され、収納された多種多様な形状のハンドルをホールドし、またハンドルを傷から保護する。
当接部3は、側面2f端部より本体2r長手方向に直交して垂下した本体2rより幅広の板であるあて木4と、あて木4のドア枠方向に回動可能に取り付けた回転爪5と、あて木4の上部と挟持部2の本体2rの第一、第二面2a、2dに、ドア面と略水平になるよう、渡された第一補強板4a、第二補強板4bを備える。
ハンドルの回動を阻止するため、挟持部はハンドルを挟持すればよく、当接部はドア枠に当接してハンドルを保持する本体によりハンドルの回動を阻止すればよく、それらの形状はここで例示したT字型に限定されるものではない。
回転爪5を備えることなく、ドア枠に十分な凸部を有するのであれば、あて木4をドア枠に当接させてもよい。あて木4の端部には、ドア面に当接することから、ドア面を傷から防ぐためにビロード生地などの保護材4cを貼付してある。
第一補強板4a及び第二補強板4bは、あて木4に掛かる負荷を分散して受けて、あて木4の強度を高め、破損を防止するために用いている。補強板の形状は、例えば、ハンドルの回転方向が一方であれば、その回転を阻止する一方側に設けるだけでよい。
回転爪5は、あて木4に回動可能に取り付けられたプレート5aと、プレート5aの両端から突出した爪5bとからなる。プレート5aに穴を穿設し、穴にネジ5cを通し、ネジ5cをあて木4に螺合させることで、回転爪5を回動可能に取り付けることができる。
爪5bは、ドア枠に当接できる凸部が十分にないときで、ドアとドア枠の隙間がある場合に、回転爪5を回転(図5円矢印)させ、あて木4より爪5bを突出させて(図5)、爪5bをドアとドア枠の隙間に挿入して、挟持部2と当接部3の形状に依拠して、ハンドルの回動を阻止し、ドアの開放を規制する。また、回転爪5のドア枠への当接面側には、傷付き防止のため、保護材5dを貼付するとよい。ドアとドア枠との隙間が狭い場合には、保護材5dを用いない。また、爪5bには、ハンドルを回動させようとする大きな力が負荷されることから、強度が必要で、ステンレス、鉄などの金属、強化プラスチックなどの素材で回転爪5を製造することが望ましい。
回転爪5を備えることで、ドア枠及びドア面の構造が異なるドアの内側及び外側の両方のハンドルを固定して、ドアのいずれからでも施錠するが可能になる。
クサビ11は、挟持部2でハンドルを挟持した後、コの字型本体2rの対向する第一面2a、第二面2dに穿設された第一スリット2b、第二スリット2eに挿通し、ハンドルをコの字型挟持部2に押し当てて、ハンドルロック装置1をハンドル及びドア枠の間に着脱可能に固定する。本体は、コの字型の他、ハンドルを内部に収納する筒なども採用でき、ハンドルを挟持する他、ハンドルを包む方式なども採用できる。
クサビ11の形状としては、例えば、図1に示すように、第一スリット2b及び第二スリット2eの幅と同定度の幅の上部11aと、錠12を固定する穴11dが複数穿設された上部11aより細身の下部11bとを備え、上部11aと下部11bは、一方の辺は直線上に位置し、他方は斜めの斜辺11cを形成して連設される。上部11aの上部には、第一スリット2b及び第二スリット2eの幅より幅広になる凸部11eを設けてある。凸部11eは第一スリット2b及び第二スリット2eに係止され、第一スリット2b及び第二スリット2eからクサビ11が脱落することを防ぐ。
クサビ11を第一スリット2b及び第二スリット2eに差し込むことで、斜辺11cがハンドルを正面2cに押し当てて(図9)ハンドルロック装置1がハンドルにホールドされる。クサビ11は上下を逆転して挿入しても使用可能である。本体2rの上側に錠12が位置して、施錠、解除操作がし易くなる利点がある。斜辺11cを備えることで、ハンドルの大きさ、ハンドルとドア面との距離の違いなど多種多様のハンドル形状に対応して、ハンドルをホールドすることができ、極めて汎用性の高いハンドルロック装置になる。
錠12は、クサビ11を第一スリット2b及び第二スリット2eに挿通したうで、下部11bに穿設された穴11dに錠12の輪部を掛け、クサビ11を本体2rから抜かれることを阻止し、ハンドルロック装置1のハンドルからの取り外しを制限する。錠12は、カギ12aで施錠解除される。
ここでは、ハンドルが、図14に示すように、L形状のレバー式でなく、筒形のノブ式の場合、挟持部とノブとの間に、クッション介在させ、挟持部と当接部の形状に依拠して、ハンドルの回動を阻止して、ドアの開放を規制する方法が採用できる。具体的には、挟持部に螺合するネジの螺合で、前記クッションを前記ノブに押し当てて前記ノブを挟持部で挟み、クッションの摩擦抵抗で、ノブに固定し、ノブ用の挟持部は、挟持部に接続して設けられた当接部のドア枠へ接触又はドア枠とドアの隙間への爪の嵌入で、ノブの回動を阻止し、ドアの開放を規制する。
なお、挟持部2は、ドアのハンドルに触れ、当接部3とともに、それらの形状に依拠して、ハンドルの回動を阻止する形状(接触部)であれば特に限定されない。実施例1の他、例えば、ハンドルに上面又は底面に沿う添え木が接触部で、当接部がドア枠に当接し、添え木と当接部を所定の角度で接続して、突っ張り棒方式で、ハンドルの回動を阻止する方式などであってもよい(図15)。所定の角度で接続としては、実施例1のように直角に直接連設、また図15に示す斜めの突っ張り棒9〜9bを介在するなどによる間接的な接続があり、接触部と当接部が直接又は間接的に連設、接続、連通、連結していることを意味する。接触部の接触とは、ハンドルを、挟持、包み、載置、支持、係止など、ハンドルと接触部が接触すること、さらに一体となり、接触部がハンドルに保持された状態を含む。
次に、図6〜図9を参照して、ドア34の室内側の内ハンドル35cへの取り付けについて説明する。なお、ここでは、ドア34を便宜状、室内側と室外側に区別しているが、当該説明とは逆に取り付けられ、開閉するドアもあり、それらにも本発明は適用できる。
図6に示すように、本発明のハンドルロック装置1で、施錠機能なしのドア34の室内側の内ハンドル35cの回動を阻止し、ドア34の開放を規制する方法について説明する。内ハンドル35cは、図6(A)に示すように略棒状で、(B)に示すように平面視L字で、ハンドルユニット35の数mm厚のケース35bから回動可能に突出している。ドア枠32は、室内側に突出した内枠32aを備える。内枠32aの突出は、爪5bの利用なしに回動を阻止するにはやや不安な突出程度であった。隙間31aは、爪5bが挿入できる十分は幅である。
図6(C)に示すように、内ハンドル35c(点線)を挟持部2のスペース2nに収納し、クサビ11を上面に位置する第一スリット2bから、下部11bを先頭に挿入する。そうすると、図9のような位置に内ハンドル35cが挟持部2内で固定され、ハンドルロック装置1が内枠32aと内ハンドル35cとで位置固定される。なお、保護材2mの厚みを調節して、ドア34の内面34aの窪み34bに、ぐらつきなく、見栄えよく保護材2mが当接している。図10においても同じ。
そして、図8、9に示すように、ハンドルロック装置1の下方で錠12によって、クサビ11が施錠されて挟持部2から抜けを防ぐとともに、クサビ11の斜辺11cで内ハンドル35cを正面2c側に押し付け、ハンドルロック装置1のぐらつき、抜け、それに伴う誤操作(ドア34の開放)を防止している。
次に、図10〜図13を参照して、ドア34の室外側の外ハンドル35dへの取り付けについて説明する。
図10に示すように、本発明のハンドルロック装置1で、施錠機能なしのドア34の室外側の外ハンドル35dの回動を阻止し、ドア34の開放を規制する方法について説明する。外ハンドル35dは、図10(A)に示すように、内ハンドル35cと同形状である
ドア枠32は、室外側に突出したストッパ32c備える。ストッパ32cは、爪5bの利用を必要としない程度に十分に突出しており、室内側と異なりハンドルロック装置1の回転爪5を180°回転(図5)させて、外ハンドル35dに装着した。
図10(C)に示すように、外ハンドル35d(点線)を挟持部2のスペース2nに収納し、クサビ11を上面に位置する第一スリット2bから、下部11bを先頭に挿入する。そうすると、図13のような位置に外ハンドル35dが挟持部2内で固定され、ハンドルロック装置1がストッパ32cと外ハンドル35dとで位置固定される。
そして、図12、13に示すように、ハンドルロック装置1の下方で錠12によって、クサビ11が施錠されて挟持部2から抜けを防ぐとともに、クサビ11の斜辺11cで外ハンドル35dを正面2c側に押し付け、ハンドルロック装置1のぐらつき、抜け、それに伴う誤操作(ドア34の開放)を防止している。内面34a及び内ハンドル35cと、外面34c及び外ハンドル35dとでは、第一面2a、第二面3dとが上下反転して使用される。
図15(A)に示すように、本発明であるハンドルロック装置1aは、接触部6と、保持機構7と、当接部8と、突っ張り棒9からなり、ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられる。
接触部6は、ハンドルである外ハンドル35dの上に載置される添え木6aと、添え木6aの側面に穿設され、保持機構7をスライド可能に保持する溝であるガイド6bとかなる。
保持機構7は、例えば、接触部6の添え木6aに穿設されたガイド6bにスライド可能に取り付けた軸7aと、軸7aに回動可能に取り付け、外ハンドル35dを中に位置させ、添え木6aと外ハンドル35dを一体に保持する環7aと、添え木6aに環7aを位置固定するネジ7cとかなる。ネジ7cの挿抜で、保持機構7の位置固定と自由移動を切り替える。接触部6と外ハンドル35dの連結を維持し、ハンドルロック装置1aを脱落させないために保持機構7を備えることが望ましい。
当接部8は、ドア枠32の外枠32bとストッパ32cの隙間32dに爪を挿入して、ドア枠32に嵌着している。突っ張り棒9は、接触部6と当接部8を所定の角度で接続する。
図15(B)に示すハンドルロック装置1bは、接触部6と、保持機構7と、当接部8aと、2本の突っ張り棒9a、9bからなる。
接触部6は、添え木6aが外ハンドル35dの下側に接触する点において実施例2と異なる、保持機構7は、(A)と同じであるが、左端に寄せ、軸7bを中心に環7bを上下回動させたうえで、ガイド6bをスライドさせ、中に外ハンドル35dを位置させ、接触部6を外ハンドル35dに一体に保持させる。さらに、添え木6aと外ハンドル35dの一体化を確保するため、添え木6aの側面に回動可能に設けたフック7dを外ハンドル35dに掛けるとよい。
当接部8aは、ドア枠32の外枠32bに接触する板である。突っ張り棒9a、9bは、接触部6と当接部8aを所定の角度で接続する。回動に対して、突っ張り棒の強度が必要な場合には、(B)のように、複数本の突っ張り棒9a、9bを採用するとよい。
図15(C)に示すハンドルロック装置1cは、接触部6と、保持機構7と、当接部8bと、上下2本の突っ張り棒9、9bからなる。接触部6は、添え木6aが外ハンドル35dの下側に接触する。保持機構7は、(B)と同じである。
当接部8bは、ドア枠32の外枠32bに接触する板であり、接触部6の長手方向と直交する方向に正面T字に連設する。突っ張り棒9、9bは、接触部6と当接部8aを上下から所定の角度で接続する。正面T字でなく、図15(A)(B)において、突っ張り棒を介さず、直接接触部6と当接部が連設するL字であってもよい。
このようにしてなるハンドルロック装置1a、1b、cは、接触部6と当接部の形状に依拠して、外ハンドル35dの回動を阻止して、ドアの開放を規制する。内ハンドル35cに用いる場合には、(A)、(B)は、左右反転させればよい。(C)であれば、環7bを上限回動させれば使用できる。
1 ハンドルロック装置
1a ハンドルロック装置
1b ハンドルロック装置
1c ハンドルロック装置
2 挟持部
2a 第一面
2b 第一スリット
2c 正面
2d 第二面
2e 第二スリット
2f 側面
2g 前脚
2h 後脚
2i 第一切欠
2k 第二切欠
2m 保護材
2n スペース
2p 前クッション
2q 後クッション
2r 本体
3 当接部
4 あて木
4a 第一補強板
4b 第二補強板
4c 保護材
5 回転爪
5a プレート
5b 爪
5c ネジ
5d 保護材
6 接触部
6a 添え木
6b ガイド
7 保持機構
7a 軸
7b 環
7c ネジ
7d フック
8 当接部
8a 当接部
8b 当接部
9 突っ張り棒
9a 突っ張り棒
9b 突っ張り棒
11 クサビ
11a 上部
11b 下部
11c 斜辺
11d 穴
11e 凸部
12 錠
12a カギ
21 壁
22 床
31 ドアユニット
31a 隙間
31b 蝶番
32 ドア枠
32a 内枠
32b 外枠
32c ストッパ
32d 隙間
33 ストライク
34 ドア
34a 内面
34b 窪み
34c 外面
34d 窪み
35 ハンドルユニット
35a ラッチ
35b ケース
35c 内ハンドル
35d 外ハンドル

Claims (6)

  1. ストッパを備えるドア枠及び手で握るレバー部を有するハンドルを備えたドアからなるドアユニットの前記ストッパ側のハンドルのレバー部に着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
    前記ドアのストッパ側のハンドルの前記レバー部の上側又は下側に触れて設置される接触部と、
    前記ハンドルの開放時の回転方向側の前記接触部に接続して一体に設けられ、前記ドア枠に接触する当接部(ただし「ドア枠に貼着又は吸着するフック部」及び「鍵孔を閉塞するプレート」を除く)とからなり、
    前記接触部と当接部の突っ張り形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
  2. ドア枠及びドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
    前記ドアのハンドルに触れる接触部と、
    前記ハンドルの開放時の回転方向側の前記接触部に接続して一体に設けられるあて木(ただし「ドア枠に貼着又は吸着するフック部」を除く)と、
    前記あて木に備えられ、前記ドア枠とドアの隙間に挿抜可能な爪とからなり、
    前記接触部とあて木の突っ張り形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
  3. 前記接触部を、前記ハンドルを挟む又は包む挟持部としたことを特徴とする請求項2に記載のハンドルロック装置。
  4. 前記挟持部の対向する第一、第二面に、それぞれ穿設された第一、第二スリットを備え、前記第一、第二スリットにクサビを挿通させ、前記クサビで、前記ハンドルを前記挟持部に押し当てて、前記挟持部を前記ハンドルに着脱可能に固定することを特徴とする請求項3に記載のハンドルロック装置。
  5. 前記クサビの先端に穴が穿設され、前記穴に錠を掛け、前記クサビの第一、第スリットからの抜けを制限するとともに、前記挟持部を前記ハンドルへ固定したことを特徴とする請求項4に記載のハンドルロック装置。
  6. ドア枠及び手で握るレバー部を有するハンドルを備えたドアからなるドアユニットに着脱可能に取り付けられるハンドルロック装置であって、
    前記ドアのハンドルの前記レバー部の上側又は下側に触れて設置される接触部と、
    前記ハンドルの開放時の回転方向側の前記接触部に接続して一体に設けられ、前記ドア枠に接触する当接部(ただし「ドア枠に貼着又は吸着するフック部」を除く)とからなり、
    前記接触部と当接部の突っ張り形状に依拠して、前記ハンドルの回動を阻止して、前記ドアの開放を規制することを特徴とするハンドルロック装置。
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