JP2004036149A - 把手体のロック構造 - Google Patents

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Michiko Nishikawa
西川 美智子
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Abstract

【課題】本発明は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けられた扉開閉用把手体の回動操作を規制して扉が無断で開閉されるのを防止することができると共に扉開閉用把手体の回動操作を円滑に行うことができる把手体のロック構造を提供する。
【解決手段】本発明の把手体のロック構造Aは、扉Bの前面に左右方向に回動自在に取り付けた扉開閉用把手体Cに着脱自在に被せて上記把手体Cの回動操作を規制するカバー体2と、このカバー体2を上記把手体Cに被せた状態を維持するための施錠機構とからなるので、カバー体2を着脱自在に扉開閉用把手体Cに被せるといった簡単な操作でもって扉開閉用把手体Cの回動操作を規制し、扉Bが無断で開放されるのを確実に防止することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けられた扉開閉用把手体の回動操作を規制して、扉が無断で開放されるのを防止するための把手体のロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、制御装置の収納箱、倉庫、ロッカー等の扉の前面には扉開閉用把手体が左右方向に回動自在に取り付けられていると共に、扉には錠機構を内蔵してあり、この錠機構を錠止状態とすることによって上記扉開閉用把手体の左右方向への回動操作を規制し、扉を閉止状態に維持して、扉が何者かによって無断に開けられるのを防止していた。
【0003】
しかしながら、上記錠機構は、キーを鍵穴に挿入して所定方向に回すことによって錠止状態又はその解除を行っており、特殊な道具を用いれば簡単に錠機構の錠止状態を解除して扉の開閉が可能になるといったことが、近年問題となっている。
【0004】
そこで、上記扉開閉用把手体に対向する扉の前面に扉開閉用把手体に向かって第一突片を突設すると共に、上記扉開閉用把手体にも扉の前面に向かって第二突片を突設し、これら第一、第二突片が、扉を閉止した状態において、互いに重なり合った状態となるように構成し、この第一、第二突片同士が互いに重なり合った部分に南京錠のつるが挿通可能な挿通孔を穿設しておき、この挿通孔に南京錠のつるを挿通させて第一、第二突片を一体化することによって、上記施錠機構が不法に解除された場合にあっても、上記扉開閉用把手体の回動操作を不能にして扉が不法に開閉されるのを防止していた。
【0005】
ところが、上記構造では、扉の前面に第一突片を、扉開閉用把手体に第二突片を突設していることから、扉開閉用把手体を手で把持して回動操作する際に、扉開閉用把手体を把持した手が第一突片又は第二突片に当たって扉開閉用把手体の回動操作に支障をきたすことがあるといった問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けられた扉開閉用把手体の回動操作を規制して扉が無断で開閉されるのを防止することができると共に扉開閉用把手体の回動操作を円滑に行うことができる把手体のロック構造を提供する。
【0007】
【課題を解決する手段】
請求項1に記載の把手体のロック構造は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けた扉開閉用把手体に着脱自在に被せて上記把手体の回動操作を規制するカバー体と、このカバー体を上記把手体に被せた状態を維持するための施錠機構とからなることを特徴とする。
【0008】
又、請求項2に記載の把手体のロック構造は、請求項1に記載の把手体のロック構造において、カバー体は、扉開閉用把手体の前面を覆う縦長長方形状の前面板部の両側端に、扉開閉用把手体の両側部を覆う両側板部を一体的に形成してなり、このカバー体の上端を扉開閉用把手体の上方近傍部における扉の前面に上下方向に回動自在に枢着していることを特徴とする。
【0009】
そして、請求項3に記載の把手体のロック構造は、請求項2に記載の把手体のロック構造において、施錠機構は、扉の前面に立設され且つ前端部につる挿通孔を設けた施錠板と、カバー体に設けられて上記施錠板の前端部を挿脱可能に挿通させる施錠板挿通孔と、上記つる挿通孔に挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とする。
【0010】
更に、請求項4に記載の把手体のロック構造は、請求項2に記載の把手体のロック構造において、施錠機構は、カバー体の両側板部に設けられたつる挿通孔と、これらのつる挿通孔間に把手体の後面に対して係止状態となるように挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とする。
【0011】
又、請求項5に記載の把手体のロック構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の把手体のロック構造において、カバー体がスプリング力によって開放する方向に常時付勢されていることを特徴とする。
【0012】
最後に、請求項6に記載の把手体のロック構造は、請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の把手体のロック構造において、カバー体の上端面にクッション材を一体的に設けていることを特徴とする。
【0013】
【作用】
本発明のロック構造は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けた扉開閉用把手体に着脱自在にカバー体を被せて上記扉開閉用把手体の回動操作を規制していると共に、上記扉開閉用把手体にカバー体を被せた状態を施錠機構によって確実に維持しており、扉開閉用把手体の回動操作を確実に規制することができることができる。
【0014】
しかも、本発明のロック構造では、その扉開閉用把手体に、この扉開閉用把手体の回動操作の支障となる部材は設けられておらず、カバー体による扉開閉用把手体の回動規制を解除して扉開閉用把手体を回動操作し、扉の開閉作業を円滑に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の把手体のロック機構の一例について図面を参照しつつ説明する。把手体のロック機構Aは、図1に示したように、制御装置の収納箱、ロッカー、倉庫の扉Bの前面に左右方向に回動自在に取り付けられた扉開閉用把手体Cの回動操作を解除可能に規制して扉Bが無断で開放されるのを防止するためのものである。
【0016】
上記扉開閉用把手体Cは、図1及び図2に示したように、正面縦長棒状の把手部C1と、この把手部C1の上部後端面から後方に向かって突出してなる回動軸部C2とからなり、この回動軸部C2の後部外周面には正面円形状の台座部C3が外方に向かって突設されていると共に、上記回動軸部C2は、上記台座部C3の前方部において二分割され、回動軸部C2の二分割された部分C21 、C22 同士は相対的に左右方向に回動自在に形成されており、上記把手部C1は、上記回動軸部C2を介して上記台座部C3に対して左右方向に回動自在に構成されている。
【0017】
そして、上記扉開閉用把手体Cの回動軸部C2における台座部C3から後方に突出した部分を扉Bに穿設した取付孔B1に挿通させていると共に、この取付孔B1を通じて扉Bの後面側に突出させた回動軸部C2にナットDを螺合させ、このナットDによる回動軸部C2の後方への引張力によって、このナットDの前面と上記台座部C3の後面とにより扉Bを挟持することによって上記扉開閉用把手体Cを扉Bの前面に左右方向に回動自在に取り付けている。なお、本発明の把手体のロック構造では、後述するように、上記台座部C3の後面と上記扉Bの前面との間に取付板1を介在させている。
【0018】
なお、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1をその長さ方向が垂直な状態に位置させた時には、扉Bに設けた係止爪(図示せず)が常時突出した状態となって、扉Bの配設枠の内周面に凹設した凹部に不抜状態に係止して扉Bが開かない状態となる一方、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1を左右方向に所定角度だけ回動させと、上記扉Bの係止爪が扉Bの端面から完全に没入して、上記係止爪と上記配設枠の凹部との係止状態が解除されて扉Bを開放することができるように構成されている。
【0019】
しかるに、上記把手体のロック構造Aは、上述のようにして扉Bに取り付けられた従来から用いられている扉開閉用把手体Cに適用されるものであって、詳細に説明すると、上記把手体のロック構造Aの取付板1は、図1及び図2に示したように、一定厚みを有する正面縦長長方形状の板状体からなり、この板状体の下半部に上記扉開閉用把手体Cの回動軸部C2の直径よりも僅かに大きな直径を有する正面円形状の軸部挿通孔11が前後面間に亘って貫通した状態に貫設されてなる。
【0020】
そして、上記取付板1は、その軸部挿通孔11を上記扉Bの取付孔B1に前後方向に合致させ且つ上記軸部挿通孔11に上記扉開閉用把手体Cの回動軸部C2の後部を挿通させた状態にして、上述したように上記ナットDによる上記回動軸部C2の後方への引張力によって、上記扉開閉用把手体Cの台座部C3の後面とこれに対向する扉Bの前面との間に介装、挟持固定されている。なお、上記取付板1の上端部が上記扉開閉用把手体Cの把手部C1の上端よりも上方に突出した状態となっていると共に、上記台座部C3の後面全面が上記取付板1の前面に全面的に当接した状態となっている。
【0021】
更に、上記取付板1の上端部にはカバー体2が上下方向に回動自在に取り付けられている。上記カバー体2は、図1及び図2に示したように、上記把手部C1の左右幅よりも若干幅広い左右幅を有し且つ上記把手部C1の上下長さよりも長い上下長さを有する正面縦長長方形状の前面板部21と、この前面板部21の左右端縁の全長から後方に向かって突設された一定の前後幅を有する側面縦長長方形状の両側板部22、22と、上記前面板部21の上端縁の全長から後方に向かって突設され且つ上記両側板部22、22の前後幅よりも長い前後幅を有する平面縦長長方形状の上面板部23とからなり、上記カバー体2の下端及び後端は全面的に開口した状態となっていると共に、上記前面板部21と上記両側板部22、22と上記上面板部23とで囲まれた空間部を上記扉開閉用把手体Cの収納空間部24に形成している。
【0022】
そして、上記カバー体2は、その上面板部23の後端縁において上記取付板1の上端縁に上下方向に回動自在に取り付けられ、この回動軸12にはスプリング13が配設されており、上記カバー体2は、常時上方に向かって、即ち、開放する方向に付勢されている。
【0023】
なお、上記カバー体2の前面板部21の後面における上記扉開閉用把手体Cの把手部C1に対向する部分には、上記カバー体2の前面板部21と上記扉開閉用把手体Cの把手部C1とが直接、衝突して破損したり或いは傷付いたりするのを防止するために発泡体やゴム材等からなるクッション材21a が一体的に設けられていると共に、上記カバー体2の上面板部23の上面前後部の夫々にも、上記カバー体2の上面板部23と上記扉Bの前面とが直接、衝突して破損したり或いは傷ついたりするのを防止するために発泡体やゴム材等からなるクッション材23a 、23a が一体的に設けられている。
【0024】
更に、上記カバー体2を上記扉開閉用把手体Cに被せた状態を維持するための施錠機構3は、上記取付板1の前面における軸部挿通孔11の上方部に前方に向かって立設された側面L字状の施錠板31と、上記カバー体2の上面板部23に設けられて上記施錠板31の前端部31c を挿脱自在に挿通させる施錠板挿通孔23b と、上記施錠板31の前端部31c に設けられたつる挿通孔31d に挿通して錠止するつる41を備えた錠前4とからなる。
【0025】
具体的には、上記施錠板31は、一定厚みを有する側面L字状の板状体から形成され、その後半部31a を水平に且つ前半部31b を上方に向かって垂直に起立させた状態で、上記板状体の後端を上記取付板1の前面における軸部挿通孔11の上方部、即ち、上記取付板1の前面における上記扉開閉用把手Cの把手部C1の上端よりも上方部に溶接等によって固着させている。
【0026】
そして、上記カバー体2をその前面板部21が略垂直に起立した状態に上記扉開閉用把手体Cに被せた状態では、上記施錠板31の前端部31c は、上記カバー体2の上面板部23の左右方向の中央部に上下面間に亘って貫設された施錠板挿通孔23b 内を挿脱自在に挿通し、上方に向かって突出した状態となるように構成され、更に、上記カバー体2の施錠板挿通孔23b から上方に向かって突出した上記施錠板の前端部31c には、つる挿通孔31d が両面間に亘って貫設されている。
【0027】
しかして、上記カバー体2を、その前面板部21が略垂直に起立した状態となるまで上記スプリング13力に抗して上記回動軸12を中心にして下方に向かって回動、変位させて着脱自在に上記扉開閉用把手体Cに被せると、上記カバー体2の後端開口部2b及び下端開口部2aを通じて収納空間部24内に上記扉開閉用把手体Cが収納され、上記扉開閉用把手体Cは、その把手部C1の下端部を除いた全体が上記カバー体2に被覆された状態、即ち、把手部C1の下端部のみが上記カバー体2の下端開口部2aから突出していると共に残余の扉開閉用把手体Cの全体が上記カバー体2に被覆された状態となるように構成されている。
【0028】
更に、上記カバー体2の施錠板挿通孔23b から上記施錠板31の前端部31c が上方に向かって突出し、この上方に向かって突出した上記施錠板の前端部31c のつる挿通孔31d 内に錠前(南京錠)4のつる41を挿通させ、このつる41を上記カバー体2の上面板部23の上面に係脱自在に係止させることによって、上記カバー体2が上記スプリング13力によって上方に回動、変位するのを規制して、上記扉開閉用把手体Cに上記カバー体2を被せた状態を確実に維持できるように構成されている。なお、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1を、その長さ方向が予め垂直方向に指向した状態にしておく必要がある。
【0029】
この状態においては、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1は、この把手部C1の左右近傍部に位置する上記カバー体2の両側板部22、22によって左右方向の回動操作が規制されており、上記扉Bの開閉操作ができない状態となっている。
【0030】
一方、上記錠前4のつる41を上記施錠板31の前端部31c のつる挿通孔31d から取り除くと、上記カバー体2は、上記スプリング力13によって上記回動軸12を中心にして上方に向かって自動的に回動、変位し、このカバー体2の上方への回動、変位に伴って、上記扉開閉用把手体Cが、上記カバー体2の後端開口部2b及び下端開口部2aを通じて相対的に抜け出ると共に上記施錠板31の前端部31c が上記カバー体2の施錠板挿通孔23b から下方に相対的に引き抜かれ、上記カバー体2は、その上面板部23のクッション材23a が上記扉Bの前面に当接した状態となるまで上方に向かって回動、変位して、図3に示したように、上記扉開閉用把手体Cが全面的に露出した状態となり、この扉開閉用把手体Cを左右方向に回動操作することにより上記扉Bの開放動作が可能となるように構成されている。
【0031】
次に、上記把手体のロック構造Aの使用要領について説明する。上記把手体のロック構造Aを従来から用いられている扉開閉用把手体Cに適用するには、先ず、ナットDを扉開閉用把手体Cの回動軸部C2から螺退、除去した上で上記回動軸部C2を扉Bの取付孔B1から引き抜く。
【0032】
次に、上記取付板1の軸部挿通孔11を上記扉Bの取付孔B1に前後方向に合致させた上で、上記扉開閉用把手体Cの回動軸部C2を上記取付板1の軸部挿通孔11及び上記扉Bの取付孔B1内に前方から後方に向かって挿通させ、上記扉Bから後方に突出した扉開閉用把手体Cの回動軸部C2部分にナットDを螺合、螺進させ、このナットDによる上記回動軸部C2の後方への引張力によって、このナットDの前面と上記扉開閉用把手体Cの台座部C3の後面とにより、上記取付板1及び上記扉Bを強固に挟持し、上記取付板1を上記扉Bの前面に添設させると共に上記扉開閉用把手体Cを上記扉Bの前面に安定的に取り付けて、上記把手体のロック構造Aを簡単に且つ確実に扉Bの前面に装着することができる。
【0033】
そして、上記把手体のロック構造Aを用いて上記扉開閉用把手体Cの回動操作を規制して扉Bを開放できない状態とするには、上記カバー体2を上記スプリング13力に抗してカバー体2の前面板部21が略垂直に起立した状態となるまで上記回動軸12を中心にして下方に向かって回動、変位させ、上記カバー体2を上記扉開閉用把手体Cに着脱自在に被せ、更に、この状態を維持しつつ、上記カバー体2の上面板部23の施錠板挿通孔23b を通じて上方に突出した施錠板部31の前端部31c のつる挿通孔31d に錠前4のつる41を挿脱自在に挿通させる。なお、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1は、扉Bを閉止した上でその長さ方向が垂直方向に指向した状態に予めしておくと共に、扉Bに別途設けた錠機構を錠止状態にしておく。
【0034】
すると、上記錠前4のつる41が上記カバー体2の上面板部23の上面に係止した状態となって、上記カバー体2は、上記スプリング13力による上方への回動付勢力にもかかわらず、上記扉開閉用把手体Cを被覆した状態を確実に維持し、上記扉開閉用把手体Cの把手部C1は、この把手部C1の両側近傍部に位置する上記カバー体2の両側板部22、22によって左右方向への回動操作が規制されて、扉Bを開放できない状態に確実に維持する。
【0035】
一方、扉Bの開放操作をする場合には、上記錠前4のつる41を上記施錠板31のつる挿通孔31d から取り除いて上記錠前4のつる41と上記カバー体2の上面板部23の上面との間の係止状態を解除する。
【0036】
すると、上記カバー体2は、上記スプリング13力によって上記回動軸12を中心にして上方に向かって自動的に回動、変位し、上記カバー体2の扉開閉用把手体Cの収納空間部24内に収納されていた扉開閉用把手体Cは、全面的に露出した状態となって上記カバー体2による上記扉開閉用把手体Cの回動規制が解除されて左右方向への自由な回動操作が可能となり、この自由となった扉開閉用把手体Cを操作して扉Bを開放することができる。
【0037】
このように、上記把手体のロック構造Aは、上記カバー体2を上下方向に回動操作すると共に上記施錠板31のつる挿通孔31d 内に錠前4のつる41を挿脱自在に挿通或いは抜き取るといった簡単な操作でもって上記扉開閉用把手体Cの回動操作を規制或いは解除することができる。
【0038】
しかも、上記把手体のロック構造Aは、既存の扉Bに取り付けられた扉開閉用把手体Cに簡単に適用することができると共に、扉開閉用把手体Cの把手部C1及びこの把手部C1の回動領域に対向する扉Bの前面に別途、把手体のロック構造Aのための部材を何ら取り付けておらず、扉開閉用把手体Cの把手部C1の回動操作を円滑に且つ確実に行うことができる。
【0039】
上記では、施錠機構として、施錠板31とカバー体2の施錠板挿通孔23b とつる41を備えた錠前4とからなるものを説明したが、これに限定されるものではなく、図4乃至図7に示したような構造のものであってもよい。
【0040】
即ち、上記取付板1に施錠板31を突設する代わりに、上記カバー体2の両側板部22、22の後側下部に両面間に亘って貫通状態に貫設されたつる挿通孔22a 、22a と、これらのつる挿通孔22a 、22a 間に上記扉開閉用把手体Cの把手部C1の後面に対して係止した状態となるように挿通可能なつる41を備えた錠前4とから施錠機構を構成したものであってもよい。なお、図1乃至図3に示した把手体のロック構造と同一構造部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
つまり、上記施錠機構では、上記カバー体2を、その前面板部21が略垂直に起立した状態となるまで上記スプリング13力に抗して上記回動軸12を中心にして下方に向かって回動、変位させて着脱自在に上記扉開閉用把手体Cに被せた後、上記カバー体2の両側板部22、22のつる挿通孔22a 、22a 間に錠前4のつる41を挿通させ、このつる41を上記扉開閉用把手体Cの把手部C1の後面下部に係止させることによって、上記カバー体2を、上記スプリング13力による上方への回動付勢力にもかかわらず、上記扉開閉用把手体Cを被覆した状態に確実に維持させるように構成している。
【0042】
そして、上記錠前4のつる41と上記カバー体2の外周面(前面板部21の外面及び両側板部22、22の外面)との間には僅かな隙間しか生じていないことから、切断工具によって錠前4のつる41を切断することができず、上記扉開閉用把手体Cに上記カバー体2を被せた状態を確実に保持することができる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に記載の把手体のロック構造は、扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けた扉開閉用把手体に着脱自在に被せて上記把手体の回動操作を規制するカバー体と、このカバー体を上記把手体に被せた状態を維持するための施錠機構とからなることを特徴とするので、カバー体を着脱自在に扉開閉用把手体に被せるといった簡単な操作でもって扉開閉用把手体の回動操作を規制し、扉が無断で開放されるのを確実に防止することができる。
【0044】
又、請求項2に記載の把手体のロック構造は、請求項1に記載の把手体のロック構造において、カバー体は、扉開閉用把手体の前面を覆う縦長長方形状の前面板部の両側端に、扉開閉用把手体の両側部を覆う両側板部を一体的に形成してなり、このカバー体の上端を扉開閉用把手体の上方近傍部における扉の前面に上下方向に回動自在に枢着していることを特徴とするので、上記カバー体を回動軸を中心にして上下方向に回動、変位させることによって上記扉開閉用把手体の回動操作の規制及びその解除を簡単に且つ確実に行うことができる。
【0045】
そして、請求項3に記載の把手体のロック構造は、請求項2に記載の把手体のロック構造において、施錠機構は、扉の前面に立設され且つ前端部につる挿通孔を設けた施錠板と、カバー体に設けられて上記施錠板の前端部を挿脱可能に挿通させる施錠板挿通孔と、上記つる挿通孔に挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とするので、施錠板のつる挿通孔に錠前のつるを挿脱自在に挿通させるといった簡単な作業でもって、カバー体による扉開閉用把手体の回動操作の規制状態を確実に維持して、扉が無断で開放されるのを確実に防止することができる。
【0046】
更に、請求項4に記載の把手体のロック構造は、請求項2に記載の把手体のロック構造において、施錠機構は、カバー体の両側板部に設けられたつる挿通孔と、これらのつる挿通孔間に把手体の後面に対して係止状態となるように挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とするので、つる挿通孔に錠前のつるを挿脱自在に挿通させるといった簡単な作業でもって、カバー体による扉開閉用把手体の回動操作の規制状態を確実に維持して、扉が無断で開放されるのを確実に防止することができる。
【0047】
又、請求項5に記載の把手体のロック構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の把手体のロック構造において、カバー体がスプリング力によって開放する方向に常時付勢されていることを特徴とするので、施錠機構が解除されている時には、上記カバー体が自動的に上方に向かって回動、変位して扉開閉用把手体を露出した状態になし、上記カバー体を見るだけで、施錠機構が解除されているか否かを一目瞭然に認識することができ、施錠機構が解除されているにも関わらず、カバー体に扉開閉用把手体を被せた状態を施錠機構により維持されているものと誤認する等の不測の事態を確実に防止することができる。
【0048】
最後に、請求項6に記載の把手体のロック構造は、請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の把手体のロック構造において、カバー体の上端面にクッション材を一体的に設けていることを特徴とするので、カバー体の上端面とこれに対向する扉の前面とが直接、衝突して破損したり或いは傷ついたりすることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の把手体のロック構造を示した斜視図である。
【図2】図1の把手体のロック構造を示した縦断面図である。
【図3】図1の把手体のロック構造を示した斜視図である。
【図4】本発明の他の把手体のロック構造を示した斜視図である。
【図5】図4の把手体のロック構造を示した斜視図である。
【図6】図4の把手体のロック構造を示した縦断面図である。
【図7】図4の把手体のロック構造を示した横断面図である。
【符号の説明】
1 取付板
11 回動軸挿通孔
2 カバー体
21 前面板部
22、22 両側板部
22a 、22a つる挿通孔
23 上面板部
23a クッション材
23b 施錠板挿通孔
3 施錠板
31c 施錠板の前端部
31d つる挿通孔
4 錠前
41 つる
A 把手体のロック構造
B 扉
B1 取付孔
C 扉開閉用把手体
C1 把手部
C2 回動軸部
C3 台座部

Claims (6)

  1. 扉の前面に左右方向に回動自在に取り付けた扉開閉用把手体に着脱自在に被せて上記把手体の回動操作を規制するカバー体と、このカバー体を上記把手体に被せた状態を維持するための施錠機構とからなることを特徴とする把手体のロック構造。
  2. カバー体は、扉開閉用把手体の前面を覆う縦長長方形状の前面板部の両側端に、扉開閉用把手体の両側部を覆う両側板部を一体的に形成してなり、このカバー体の上端を扉開閉用把手体の上方部における扉の前面に上下方向に回動自在に枢着していることを特徴とする請求項1に記載の把手体のロック構造。
  3. 施錠機構は、扉の前面に立設され且つ前端部につる挿通孔を設けた施錠板と、カバー体に設けられて上記施錠板の前端部を挿脱可能に挿通させる施錠板挿通孔と、上記つる板挿通孔に挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とする請求項2に記載の把手体のロック構造。
  4. 施錠機構は、カバー体の両側板部に設けられたつる挿通孔と、これらのつる挿通孔間に把手体の後面に対して係止状態となるように挿通して錠止するつるを備えた錠前とからなることを特徴とする請求項2に記載の把手体のロック構造。
  5. カバー体がスプリング力によって開放する方向に常時付勢されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の把手体のロック構造。
  6. カバー体の上端面にクッション材を一体的に設けていることを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の把手体のロック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012167447A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Miwa Lock Co Ltd レバーハンドル錠
JP6178484B1 (ja) * 2016-11-02 2017-08-09 耕太郎 河尻 ハンドルロック装置

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