JP6175800B2 - スクリーンおよび投射システム - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーンと、そのスクリーンを用いる投射システムとに関する。
フレネルレンズと、光拡散剤が付与された透明樹脂層とを有するスクリーンが知られている(特許文献1)。
特開平5−11345号公報
特許文献1のように光拡散剤を用いると、投影像が暗くなる虞がある。
本発明に係るスクリーンは、投射光を投射する投射装置に使用されるスクリーンであって、複数の1軸性の屈折率楕円体を有し、光軸の方向が異なる複数の1軸性の屈折率楕円体が第1方向に配置され、前記第1方向に交差する第2方向に配置される複数の1軸性の屈折率楕円体の光軸の方向が同じである液晶を備え、前記第1方向の直線偏光光に対して屈折力を有し、前記第2方向の直線偏光光に対して屈折力を有しない偏光依存性光学素子と、前記偏光依存性光学素子を通過した前記投射光の偏光特性を変換する1/4波長板と、前記1/4波長板を通過した前記投射光を反射する再帰性反射部材と、を備え、前記投射光の偏光特性は、前記第1方向の直線偏光前記第2方向の直線偏光との一方である
本発明によれば、観察者が明るい投影像を観察することができる。
本発明の第1の実施の形態による投射システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるスクリーンの構成を示す概略図である。 偏光依存性光学系の屈折率分布を示す図である。 偏光依存性光学系の屈折率変化を模式的に示した図である。 再帰性反射部材の一構成例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態によるスクリーンの光路図である。 三次元像を投射するための投射装置の構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態によるスクリーンの光路図である。 本発明の第3の実施の形態によるスクリーンの光路図である。
―第1の実施の形態―
図1は、本発明の第1の実施の形態の第1の態様による投射システムの構成を示すブロック図である。図1に例示された投射システム100は、投射装置1と、スクリーン2と、表示制御装置3とを備える。
投射装置1は、例えばプロジェクタまたはプロジェクタ付きデジタルカメラなどの電子機器である。投射装置1は、表示制御装置3の制御のもと、二次元像や三次元像に関する直線偏光光束をスクリーン2に向けて投射する。スクリーン2は、投射装置1の投射光束を反射して、スクリーン2の視野角内で二次元像や三次元像を観察可能にする。なお、以降の説明では、投射装置1は、p偏光の直線偏光光束を投射するものとする。
表示制御装置3は、記憶部10と制御部11とを備える。記憶部10は、ROMやハードディスクなどで構成され、画像データと、制御部11により実行される制御プログラムとが記憶されている。制御部11は、CPUやRAMなどで構成され、記憶部10に記憶された制御プログラムを実行することにより、表示制御部11aとして機能する。表示制御部11aは、記憶部10に記憶されている画像データに基づいて、投射装置1を制御する。
記憶部10に記憶されている画像データは、二次元像または三次元像の画像データである。三次元像の画像データは、例えば、公知のプレンオプティックカメラ(Plenoptic Camera)やライトフィールドカメラ(Light Field Camera)などにより、二次元データに変換されたデータである。
図2は、本発明の第1の実施の形態の第2の態様によるスクリーン2の構成を示す概略図である。図2には、x軸方向とy軸方向とz軸方向とが設定されている。スクリーン2は、z軸方向に偏光依存性光学素子61、1/4波長板62、再帰性反射部材64の順に並べて配置された構造となっている。
偏光依存性光学素子61は、屈折率異方性を有する媒質を用いて製作された光学部材である。例えば、偏光依存性光学素子61は、ゾーンプレート円盤をマスク材として用いて屈折率楕円体の傾きを制御し、紫外線で硬化させたネマティック液晶などを用いて製作される。偏光依存性光学素子61のような光学部材を製作する技術は、例えば以下の非特許文献に記載されている。
Gao-Sin ChenおよびHui-Chen Yeh、「Polarization-selective color-filter Fresnel lens in polymer-stabilized cholesteric liquid crystals」、JOURNAL OF APPLIED PHYSICS 112, 054501 (2012)
以下では、第1の実施の形態の説明として、偏光依存性光学素子61は、入射光束のp偏光成分に対して正の屈折力を有するフレネルレンズ機能を有し、s偏光成分に対して屈折力を有しないものとする。
1/4波長板62は、偏光依存性光学素子61と再帰性反射部材64との間に、入射光束の偏光面に対して45度または135度傾けて配置される。1/4波長板62は、直線偏光光束を円偏光光束に、円偏光光束を直線偏光光束に変える。再帰性反射部材64は、入射光束を、その入射光束に平行かつ逆の方向に反射する光学部材である。
図3は、偏光依存性光学素子61の媒質の屈折率分布を模式的に示した図である。図3には、屈折力が高い部分を表す環状の黒帯611と、屈折力が低い部分を表す環状の白帯612とが交互に同心状に図示されている。
図4は、図3の線分S1上における偏光依存性光学素子61の屈折率変化を、1軸性の屈折率楕円体を用いて表す概念図である。図4には、1軸性の屈折率楕円体71a〜71cがそれぞれ複数個図示されている。屈折率楕円体71a〜71cはそれぞれの楕円形状の長軸方向が光学軸方向であり、光学軸方向の屈折率はn1である。そして、屈折率楕円体71a〜71cの光軸方向に直交する2軸方向の屈折率はn2である。
屈折率楕円体71bは、紙面垂直方向の軸を中心に屈折率楕円体71aが反時計回りに45度回転した状態を示している。屈折率楕円体71cは、紙面垂直方向の軸を中心に屈折率楕円体71aが反時計回りに90度回転した状態を示している。
図4では、1軸性の屈折率楕円体71a〜71cがy軸方向に沿って、屈折率楕円体71a、屈折率楕円体71b、屈折率楕円体71c、屈折率楕円体71a、屈折率楕円体71b、屈折率楕円体71c、・・・という順番に並んでいる。すなわち、偏光依存性光学素子61のz軸方向の屈折率は、y軸に沿ってn2からn1の間を鋸歯状に変化する。この屈折率の変化により、偏光依存性光学素子61は、p偏光の直線偏光光束に対して正の屈折力を有する。一方で偏光依存性光学素子61のx軸方向の屈折率は、y軸方向に沿って変化せず、n2である。したがって、偏光依存性光学素子61は、s偏光の直線偏光光束に対しては屈折力を有さない。
図5は、再帰性反射部材64の一構成例を示した図である。図5に示す再帰性反射部材64は、複数のビーズ51が平面上に稠密に配置されている。複数のビーズ51は、屈折率が2.0であり、透明な光学材料でできている。ビーズ51は、その表面のうち半分の表面上に半球状の反射層52が形成されており、残る半分の表面が露出している。反射層52は、例えばアルミ蒸着などで形成される。複数のビーズ51は、その表面の露出側がすべて1/4波長板62に向くように配置される。再帰性反射部材64は、1/4波長板62との間に、微小な厚さの空気層63を介在させる。
図5において、矢印A1方向からビーズ51に入射する光束L1は、そのビーズ51と空気層63との境界で屈折しビーズ51の内部に入射して、そのビーズ51の反射層52で反射する。そして、光束L1は、再びビーズ51と空気層63との境界で屈折して、空気層63へ矢印A1方向と平行かつ逆の方向である矢印A2方向に出射する。
図6は、スクリーン2の光路図である。図6では、偏光依存性光学素子61がフレネルレンズ機能を有することを表すため、偏光依存性光学素子61をフレネル形状で図示している。投射装置1(図6には不図示)からスクリーン2に投射されるp偏光の光束L2は、偏光依存性光学素子61に入射し屈折して、1/4波長板62に入射する。光束L2は、1/4波長板62にて円偏光となり、再帰性反射部材64に入射する。光束L2は、再帰性反射部材64への入射方向と平行かつ逆の方向に再帰性反射されて、再び1/4波長板62に入射してs偏光となり、偏光依存性光学素子61に入射する。偏光依存性光学素子61はs偏光の光束L2に対して屈折率を有さないため、s偏光の光束L2は偏光依存性光学素子61を直進して、出射光束L3として出射する。偏光依存性光学素子61は、全方向から偏光依存性光学素子61へ入射する光束に対して、角度θだけ視野角を拡大する。
図7は、スクリーン2に三次元像の投射光束を投射するための投射装置1の構成を示す概略図である。図7に示す投射装置1は、三次元像再生部20と照明光学系21と投射光学系22とを備える。
照明光学系21は、三次元像再生部20を照明するための光学系であって、例えば光源40とコンデンサレンズ41と偏光板42と照明用偏光分離鏡43とを有する。光源40は、照複数の色の光束を時分割で出射する。コンデンサレンズ41は、入射光束を平行光にする。偏光板42は、平行光からs偏光の直線偏光光束を抽出する。照明用偏光分離鏡43は、入射光束のs偏光成分を反射して、p偏光成分を透過させる特性を有し、偏光板42からのs偏光光束を三次元像再生部20へ反射する。
三次元像再生部20は、マイクロレンズアレイ30と、二次元表示素子31とを有する。マイクロレンズアレイ30には、複数のマイクロレンズ231が二次元状に配列されている。二次元表示素子31には、複数のマイクロレンズ231の各々にそれぞれ対応する複数の表示用画素32が二次元状に配列されている。二次元表示素子31は、例えば反射型のLCOS(Liquid Crystal on Silicon)などの表示部材で構成される。
二次元表示素子31には、プレンオプティックカメラなどにより2次元データに変換された三次元像に関する画像データが表示制御部11aにより入力される。表示用画素32は、三次元像に関する画像データに基づいた表示制御部11aの制御のもと、それぞれ照明光束を反射する。表示用画素32が照明光束を反射するとき、その照明光束の偏光面を90度回転させて、p偏光とする。表示用画素32からのp偏光の反射光束は、マイクロレンズ231によって三次元像を結像(再生)すると共に、照明用偏光分離鏡43を透過し、投射光学系22からスクリーン2へ投射される。
―第2の実施の形態―
本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態では、スクリーンにおける偏光依存性光学素子の偏光特性が第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態によるスクリーンは、第1の実施の形態と同様に、投射装置1と表示制御装置3と共に投射システムを構成する。なお、第2の実施の形態の説明においても、投射装置1は、スクリーンに向けてp偏光の直線偏光光束を投射するものとする。
図8は、本発明の第2の実施の形態によるスクリーン4の光路図である。図8に図示されるスクリーン4は、偏光依存性光学素子61の代わりに偏光依存性光学素子81を備える。
偏光依存性光学素子81は、偏光依存性光学素子61と同様に、屈折率異方性を有する媒質を用いて製作された光学部材である。偏光依存性光学素子81は、例えば、ゾーンプレート円盤をマスク材として用いて屈折率楕円体の傾きを制御し、紫外線で硬化させたネマティック液晶などを用いて製作される。偏光依存性光学素子81は、入射光束のs偏光成分に対して負の屈折力を有するフレネルレンズ機能を有し、p偏光成分に対して屈折力を有しないものとする。
図8では、偏光依存性光学素子81がフレネルレンズ機能を有することを表すため、偏光依存性光学素子81をフレネル形状で図示している。投射装置1(図8には不図示)からスクリーン4に投射されるp偏光の光束L4は、偏光依存性光学素子81を直進して、1/4波長板62に入射する。光束L4は、1/4波長板62にて円偏光となり、再帰性反射部材64に入射する。光束L4は、再帰性反射部材64への入射方向と平行かつ逆の方向に再帰性反射されて、再び1/4波長板62に入射してs偏光となり、偏光依存性光学素子81に入射する。s偏光となった光束L4は、偏光依存性光学素子81により屈折して、出射光束L5として出射する。このようにして、偏光依存性光学素子81は、全方向から偏光依存性光学素子81へ入射する光束に対して、角度θだけ視野角を拡大する。
―第3の実施の形態―
本発明の第3の実施の形態について説明する。本発明の第3の実施の形態では、1/4波長板と再帰性反射部材との間に円偏光板をさらに設ける点が第1の実施の形態と異なる。図9は、第3の実施の形態によるスクリーンの光路図である。図9に示されたスクリーン6は、偏光依存性光学素子61と1/4波長板62と円偏光板93と再帰性反射部材64とを有する。偏光依存性光学素子61と1/4波長板62と再帰性反射部材64は、第1の実施の形態のスクリーン2を構成するものと同一であるため、それらの説明を省略する。なお、図9においても、偏光依存性光学素子61がフレネルレンズ機能を有することを表すため、偏光依存性光学素子61をフレネル形状で図示している。
円偏光板93は、例えばコレステリック液晶などを用いて制作される光学部材であって、右円偏光と左円偏光の光束を通過させ、直線偏光光束を通過させない。円偏光板93は、1/4波長板62と再帰性反射部材64との間に配置され、1/4波長板62と再帰性反射部材64との間を往復する光束から円偏光の光束を抽出する。
投射装置1(図9には不図示)からスクリーン6に投射されるp偏光の光束L6は、偏光依存性光学素子61に入射し屈折して、1/4波長板62に入射する。光束L6は、1/4波長板62にて円偏光となる。例えば、光束L6は、右円偏光の光束となる。右円偏光の光束L6は、円偏光板93を通過して、再帰性反射部材64に入射する。光束L6は、再帰性反射部材64への入射方向と平行かつ逆の方向に再帰性反射されて、左円偏光の光束となる。左円偏光の光束L6は、再び円偏光板93を通過して、1/4波長板62に入射してs偏光となり、偏光依存性光学素子61に入射する。偏光依存性光学素子61はs偏光の光束L6に対して屈折率を有さないため、s偏光の光束L6は偏光依存性光学素子61を直進して、出射光束L7として出射する。偏光依存性光学素子61は、全方向から偏光依存性光学素子61へ入射する光束に対して、角度θだけ視野角を拡大する。なお、1/4波長板62は、偏光依存性光学素子61から入射したp偏光の光束L6を左円偏光の光束L6に変えることにしてもよい。その場合、再帰性反射部材64で反射された光束L6は、右円偏光となる。
種々の外乱の影響により、再帰性反射部材64が反射した光束L6は、その一部に偏光の乱れが発生する虞がある。例えば、種々の外乱の影響により、再帰性反射部材64により反射された円偏光の光束L6の一部が直線偏光となる虞がある。偏光の乱れによる光束の成分は、二次元像や三次元像の画質を低下させる。1/4波長板62と再帰性反射部材64との間に円偏光板93を設けることにより、偏光の乱れにより発生した一部の光束が1/4波長板62に入射することを防止し、二次元像や三次元像の画質が低下することを防ぐことができる。
以上説明した実施の形態によれば、次のような作用効果を奏する。
第1の実施の形態によるスクリーン2は、p偏光の直線偏光光束を投射する投射装置1に使用されるスクリーンであって、偏光依存性光学素子61と1/4波長板62と再帰性反射部材64とを備える。偏光依存性光学素子61は、光束のp偏光成分に対して正の屈折力を有しs偏光成分に対して屈折力を有さない。1/4波長板62は、自身を往復通過した投射光の偏光特性を変換する。再帰性反射部材64は、1/4波長板62を通過した投射光を反射する。従来は、光束を拡散させて視野角を拡大させていたのに対して、スクリーン2では偏光依存性光学素子61を用いて視野角を拡大させるため、明るい投影像を観察可能にすることができる。
第2の実施の形態によるスクリーン4は、p偏光の直線偏光光束を投射する投射装置1に使用されるスクリーンであって、偏光依存性光学素子81と1/4波長板62と再帰性反射部材64とを備える。偏光依存性光学素子81は、光束のs偏光成分に対して負の屈折力を有しp偏光成分に対して屈折力を有さない。スクリーン4についても、偏光依存性光学素子61を用いて視野角を拡大させるため、明るい投影像を観察可能にすることができる。
第3の実施の形態によるスクリーン6は、1/4波長板62と再帰性反射部材64との間に円偏光板93を介在させる。円偏光板93により円偏光以外の光束が再帰性反射部材64から1/4波長板62に向けて入射することがないため、外乱などの影響により再帰性反射部材64において偏光の乱れが発生した場合であっても、スクリーン6により再生される二次元像や三次元像の画質が低下しない。
以上で説明した実施の形態は、以下のように変形して実施できる。
〔変形例1〕 投射装置1は、p偏光の直線偏光光束を投射することとしたが、s偏光の直線偏光光束を投射することにしてもよい。この場合、第1の実施の形態による偏光依存性光学素子61は、光束のs偏光成分に対して正の屈折力を有し、p偏光成分に対して屈折力を有しないことにすればよい。また、第2の実施の形態による偏光依存性光学素子81は、光束のp偏光成分に対して負の屈折力を有し、s偏光成分に対して屈折力を有しないことにすればよい。
〔変形例2〕 投射装置1は、図7に示した構成だけに限定しない。具体的には、二次元表示素子31は、反射型のLCOS以外の表示部材を用いてもよい。例えば、DMD(Digital Mirror Device)などのようにLCOS以外の反射部材を用いてもよいし、透過型のLCOSなどのような透過型液晶を用いてもよいし、有機ELパネル、プラズマ表示装置などのように自発光型の表示装置を用いることにしてもよい。また、LCOSなどの反射型の表示部材を用いる場合、投射装置1は、照明用偏光分離鏡43の代わりにハーフミラーを備えることにしてもよい。二次元表示素子31の代わりに自発光型の表示部材を用いる場合、照明光学系21は不要である。また、二次元表示素子31の代わりに透過型の表示部材を用いる場合、照明光束がその表示部材を透過するように、照明用偏光分離鏡43を除く照明光学系21を配置することが好ましい。また、表示制御装置3の記憶部10と、制御部11とをさらに備えることにしてもよい。
〔変形例3〕 図5では、再帰性反射部材64として、平面上にビーズ51が稠密に配置された構成例を示した。しかし、再帰性反射部材64は、入射光束をその入射光束に平行かつ逆の方向に反射する性質を有すれば、どのような構成であってもよい。例えば、複数の反射プリズムを組み合わせて、再帰性反射部材64を構成してもよい。
以上で説明した実施の形態や変形例はあくまで例示に過ぎず、発明の特徴が損なわれない限り本発明はこれらの内容に限定されない。また、以上で説明した実施の形態や変形例は発明の特徴が損なわれない限り組み合わせて実行してもよい。
1 投射装置
2,4 スクリーン
3 表示制御装置
61,81 偏光依存性光学素子
62 1/4波長板
64 再帰性反射部材
93 円偏光板
100 投射システム

Claims (8)

  1. 投射光を投射する投射装置に使用されるスクリーンであって、
    複数の1軸性の屈折率楕円体を有し、光軸の方向が異なる複数の1軸性の屈折率楕円体が第1方向に配置され、前記第1方向に交差する第2方向に配置される複数の1軸性の屈折率楕円体の光軸の方向が同じである液晶を備え、前記第1方向の直線偏光光に対して屈折力を有し、前記第2方向の直線偏光光に対して屈折力を有しない偏光依存性光学素子と、
    前記偏光依存性光学素子を通過した前記投射光の偏光特性を変換する1/4波長板と、
    前記1/4波長板を通過した前記投射光を反射する再帰性反射部材と、
    を備え、
    前記投射光の偏光特性は、前記第1方向の直線偏光前記第2方向の直線偏光との一方であるスクリーン。
  2. 請求項1記載のスクリーンにおいて、
    前記第1方向と前記第2方向とは直交するスクリーン。
  3. 請求項1または2記載のスクリーンにおいて、
    前記第1方向に配置された前記光軸の方向が異なる複数の1軸性の屈折率楕円体の前記投射光の進行方向の屈折率は、前記第1方向に鋸歯状に変化しているスクリーン。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のスクリーンにおいて、
    前記1/4波長板は、前記再帰性反射部材で反射して自身を往復通過する前記投射光について、前記第1方向の直線偏光と前記第2方向の直線偏光との一方を他方に変換するスクリーン。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のスクリーンにおいて、
    前記投射光は、前記第1方向の直線偏光光であり、
    前記偏光依存性光学素子は、前記第1方向の直線偏光光に対して正の屈折力を有するスクリーン。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載のスクリーンにおいて、
    前記投射光は、前記第2方向の直線偏光の偏光光であり、
    前記偏光依存性光学素子は、前記第1方向の直線偏光の偏光光に対して負の屈折力を有するスクリーン。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載のスクリーンにおいて、
    前記1/4波長板と前記再帰性反射部材との間に介在し、前記1/4波長板から前記再帰性反射部材に入射させる前記投射光と、前記再帰性反射部材から前記1/4波長板に入射させる前記投射光とから円偏光の光束を抽出する円偏光板をさらに備えるスクリーン。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載のスクリーンと、
    前記投射装置と、
    備える投射システム。
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