JP6174460B2 - 乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被乾燥物を乾燥させる乾燥装置に関する。
たとえば、吸湿性を有する樹脂材料(樹脂ペレット)は、成形前に、水分を除去するための乾燥処理を必要とする。
乾燥処理に用いられる乾燥装置の一例では、樹脂ペレットを収容するホッパと、乾燥ブロワ、吸着器および乾燥ヒータからなる乾燥ラインと、再生ブロワおよび再生ヒータからなる再生ラインとが設けられている。
乾燥ブロワが駆動されると、乾燥ラインをエアが循環する。乾燥ラインを循環するエアは、吸着器で除湿され、乾燥ヒータで加熱されて、乾燥エアとなり、ホッパに供給される。乾燥エアがホッパに供給されることにより、樹脂ペレットから水分(湿気)が奪われて、樹脂ペレットが乾燥する。一方、再生ブロワが駆動されると、再生ラインをエアが流れる。再生ラインを流れるエアは、再生ヒータで加熱された後、吸着器を通過する。加熱されたエアが吸着器を通過することにより、吸着器に吸着された水分が除去されて、吸着器が吸湿可能な状態に再生される。
この乾燥装置では、吸着器が自転しており、吸着器における乾燥ラインを循環するエアが流れる部分が常に吸湿可能な状態に再生されている。そのため、吸着器の再生のために、乾燥処理を停止させる必要がない。しかしながら、乾燥ブロワと再生ブロワとの2個のブロワを必要とし、乾燥ヒータと再生ヒータとの2個のヒータを必要とするため、装置のサイズが大きく、コストが高くつくという問題がある。
また、乾燥装置の他の構成として、樹脂ペレットを収容するホッパと、正逆転可能なブロワ、吸着器(吸湿器)およびヒータからなる乾燥ラインとを備える構成が知られている。
ブロワの正転時には、乾燥ラインをエアが循環する。乾燥ラインを循環するエアは、吸着器で除湿され、ヒータで加熱されて、乾燥エアとなり、ホッパに供給される。乾燥エアがホッパに供給されることにより、樹脂ペレットから水分が奪われて、樹脂ペレットが乾燥する。一方、ブロワの逆転時には、乾燥ラインに外気が取り込まれる。乾燥ラインに取り込まれた外気は、ヒータで加熱された後、吸着器を通過する。加熱された外気が吸着器を通過することにより、吸着器に吸着された水分が除去されて、吸着器が吸湿可能な状態に再生される。
特許第4020482号公報 実開昭62−17788号公報
吸着器の再生後は、次の乾燥処理に備えて、吸着器およびヒータを冷却する必要がある。吸着器およびヒータの冷却は、ヒータをオフにして、ブロワを逆転させ、ヒータおよび吸着器に外気を通すことにより達成できる。しかしながら、ヒータの温度が乾燥処理に適した温度に下がるまでに、吸着器が外気に含まれる水分を吸着し、吸着器の再生後の状態が悪化する。
本発明の目的は、吸着器の再生後の状態を良好な状態に保つことができる、乾燥装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る乾燥装置は、正転駆動および逆転駆動可能なブロワと、ブロワに一端が接続され、ブロワの駆動時にエアが流通するエア流通ラインと、エア流通ラインに介装され、エアを加熱するためのヒータと、エア流通ラインに介装され、エアに含まれる水分を吸着して、エアを除湿するための吸着器と、エア流通ラインに接続され、エア流通ラインを流通するエアによるヒータの冷却時に、吸着器を迂回してエアを流通させるためのバイパスラインと、エア流通ラインを流通するエアの経路を吸着器を通る経路とバイパスラインを通る経路とに切り替える経路切替手段とを含む。
この構成によれば、正転駆動および逆転駆動可能なブロワには、エア流通ラインの一端が接続されている。エア流通ラインには、ヒータおよび吸着器が介裝されている。
ブロワの駆動およびヒータの発熱により、エア流通ラインを流通するエアが吸着器を流通して除湿された後、ヒータで加熱されるか、または、エア流通ラインを流通するエアがヒータで加熱された後、その加熱されたエアが吸着器を流通する。加熱されたエアが吸着器を流通することにより、吸着器に吸着された水分が除去されて、吸着器が吸湿可能な状態に再生される。また、吸着器の再生後、ヒータの発熱が停止されると、エアがヒータおよび吸着器を流通し、ヒータおよび吸着器が冷却される。
エア流通ラインには、バイパスラインが接続されており、経路切替手段により、エア流通ラインを流通するエアの経路を吸着器を通る経路とバイパスラインを通る経路とに切り替えることができる。吸着器の再生および冷却後、ヒータをさらに冷却する必要がある場合、エア流通ラインを流通するエアの経路をバイパスラインを通る経路にすれば、エアが吸着器を流通することを防止できる。よって、再生された吸着器がヒータを冷却するエアに含まれる水分を吸着することを防止でき、吸着器の再生後の状態を良好な状態に保つことができる。
乾燥装置は、被乾燥物を収容するための乾燥容器と、吸着器を経由して乾燥容器に一端が接続され、吸着器で除湿されたエアが乾燥容器に向けて流通するエア供給ラインとをさらに備えていてもよい。
この構成によれば、吸着器で除湿されたエアが被乾燥物を収容した乾燥容器に供給されることにより、乾燥容器内の被乾燥物を乾燥させることができる。
吸着器およびヒータは、エア流通ラインにブロワ側からこの順に介裝され、エア流通ラインの他端は、エア供給ラインの他端に接続されていることが好ましい。
これにより、吸着器で除湿およびヒータで加熱されたエアを乾燥容器に供給することができる。一方、エア流通ラインを流通するエアをヒータで加熱し、その加熱されたエアを吸着器に流通させることにより、吸着器を吸湿可能な状態に再生することができる。すなわち、ヒータを被加熱物の乾燥用のヒータおよび吸着器の再生用のヒータとして兼用することができる。よって、乾燥装置のサイズの縮小およびコストの低減を図ることができる。
乾燥装置は、ブロワおよびヒータを制御する制御手段を備えていることが好ましい。
制御手段の制御により、被乾燥物を乾燥させる乾燥処理時には、ブロワが正転駆動されて、吸着器で除湿およびヒータで加熱されたエアがエア流通ラインからエア供給ラインを介して乾燥容器に供給される。これにより、被乾燥物から水分(湿気)を離脱させて、被乾燥物を乾燥させることができる。
一方、吸着器を再生させる再生処理時には、ブロワが逆転駆動されて、ヒータで加熱されたエアが吸着器に供給される。これにより、吸着器に吸着された水分を吸着器から除去して、吸着器が吸湿可能な状態に再生することができる。
また、ブロワの逆転駆動時には、エア流通ラインを流通するエアの経路が吸着器を通る経路とされて、吸着器が再生されると、ヒータの発熱が停止され、その後、吸着器がエアで冷却されると、エア流通ラインを流通するエアの経路がバイパスラインを通る経路に切り替えられることが好ましい。
これにより、ブロワの逆転駆動時に、再生された吸着器がエアに含まれる水分を吸着することを防止できる。よって、吸着器の再生後の状態を良好な状態に保つことができる。
本発明によれば、吸着器の再生後の状態を良好な状態に保つことができる。
本発明の一実施形態に係る乾燥装置の構成を図解的に示す図である。 乾燥装置の電気的構成を示すブロック図である。 乾燥装置で実行される処理の流れを示す図である。 乾燥処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。 再生処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。 冷却処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。 輸送ブロワの駆動時に実行される輸送状態判定処理の内容を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る乾燥装置1の構成を図解的に示す図である。
乾燥装置1は、たとえば、成形機(図示せず)に供給される樹脂ペレットなどの粉粒体を乾燥させる装置である。
乾燥装置1は、被乾燥物である粉粒体を収容するための乾燥ホッパ2を備えている。乾燥ホッパ2の下部は、下方に先細りとなる円錐状をなしている。乾燥ホッパ2の下端には、排出口3が形成されている。そして、乾燥ホッパ2には、その排出口3を開閉するゲートシャッタ4が設けられている。ゲートシャッタ4が閉じられた状態で、乾燥ホッパ2内に粉粒体を貯留することができる。ゲートシャッタ4が開かれると、乾燥ホッパ2内の粉粒体が排出口3から排出される。排出口3から排出される粉粒体は、二次輸送ライン5を通して、成形機に送られる。
乾燥ホッパ2には、エア供給管6が接続されている。エア供給管6は、乾燥ホッパ2の内外を貫通して設けられており、乾燥ホッパ2内に配置される一端部は、下方に広がる円錐状をなしている。
エア供給管6の他端には、乾燥/再生ブロワ7に一端が接続されたエア流通ライン8の他端が接続されている。乾燥/再生ブロワ7には、正転駆動および逆転駆動が可能なブロワが用いられている。エア流通ライン8には、吸着器9およびヒータ10が乾燥/再生ブロワ7側からこの順に介装されており、エア流通ライン8は、乾燥/再生ブロワ7と吸着器9とを接続する配管11、吸着器9とヒータ10とを接続する配管12およびヒータ10とエア供給管6とを接続する配管13などにより構成される。
エア供給管6とエア流通ライン8の配管13との間(接続部分)には、逆止弁14が介装されている。逆止弁14は、エア流通ライン8からエア供給管6側へのエアの流通を許容し、その逆方向のエアの流通を阻止する。
エア流通ライン8の配管13には、外気を導入するための外気導入ライン15が分岐して接続されている。配管13と外気導入ライン15との間(接続部分)には、逆止弁16が介装されている。逆止弁16は、外気導入ライン15からエア流通ライン8側へのエアの流通を許容し、その逆方向のエアの流通を阻止する。
また、乾燥ホッパ2には、エア排出ライン17の一端が接続されている。エア排出ライン17の他端は、フィルタ18を収容したフィルタケース19の入口20に接続されている。フィルタケース19の出口21には、逆止弁22を介して、エア帰還ライン23の一端が接続されている。逆止弁22は、フィルタケース19からエア帰還ライン23側へのエアの流通を許容し、その逆方向のエアの流通を阻止する。エア帰還ライン23の他端は、乾燥/再生ブロワ7に接続されている。
エア帰還ライン23には、エア放出ライン24が分岐して接続されている。エア放出ライン24の先端は、大気に開放されている。エア放出ライン24には、逆止弁25が介装されている。逆止弁25は、エア帰還ライン23からエア放出ライン24の先端側へのエアの流通を許容し、その逆方向のエアの流通を阻止する。
乾燥ホッパ2の上方には、ローダホッパ26が設けられている。ローダホッパ26の下部は、下方に先細りとなる円錐状をなし、接続管(図示せず)を介して、乾燥ホッパ2に接続されている。
ローダホッパ26には、吸引ライン27の一端が接続されている。吸引ライン27の他端は、輸送ブロワ28の吸込口に接続されている。吸引ライン27には、輸送ブロワ28への粉粒体などの進入を防止するためのフィルタ29を収容したフィルタケース30が介装されている。
また、ローダホッパ26には、粉粒体供給ライン31の一端が接続されている。粉粒体供給ライン31は、粉粒体を貯留したタンク(図示せず)に向けて延び、その他端は、タンク内に配置された吸込管32に接続されている。
輸送ブロワ28が駆動されると、ローダホッパ26内のエアが吸引ライン27内に吸い出されて、空気輸送により、タンク内の粉粒体が吸込管32および粉粒体供給ライン31を介してローダホッパ26内に供給される。そして、乾燥ホッパ2とローダホッパ26とを接続する接続管に設けられた供給バルブ(図示せず)が開かれると、ローダホッパ26から乾燥ホッパ2に粉粒体が供給される。
また、乾燥装置1は、バイパスライン33を備えている。バイパスライン33の一端は、吸着器9とエア流通ライン8の配管12との接続部分に分岐して接続されている。エア流通ライン8の配管11には、三方弁34が介装されており、バイパスライン33の他端は、三方弁34に接続されている。
図2は、乾燥装置1の電気的構成を示すブロック図である。
乾燥装置1は、マイクロコンピュータを含む構成の制御部41を備えている。
制御部41には、乾燥装置1に設けられた各種センサが接続されており、各種センサの検出信号が入力される。各種センサには、エア供給管6を流通するエアの温度を検出する乾燥温度センサ42、吸着器9とエア流通ライン8の配管12との接続部分を流通するエアの温度を検出する吸着温度センサ43などが含まれる。
また、制御部41には、ゲートシャッタ4、乾燥/再生ブロワ7、ヒータ10、輸送ブロワ28および三方弁34が制御対象として接続されている。
制御部41は、各種センサから入力される検出信号に基づいて、駆動回路(図示せず)を介して、乾燥/再生ブロワ7、ヒータ10および輸送ブロワ28の駆動を制御する。乾燥/再生ブロワ7の駆動回路には、乾燥/再生ブロワ7の駆動源であるブロワモータに駆動電流を供給するインバータが含まれる。ヒータ10の駆動回路には、ヒータ10への通電のオン/オフを切り換えるリレーが含まれる。また、制御部41は、各種センサから入力される検出信号に基づいて、駆動回路(図示せず)を介して、ゲートシャッタ4の開閉および三方弁34の切替えを制御する。
図3は、乾燥装置1で実行される処理の流れを示す図である。
乾燥装置1では、乾燥ホッパ2に収容された粉粒体を乾燥させるための乾燥処理(ステップS1)と、吸着器9に吸着された水分を除去して、吸着器9を吸湿可能な状態に再生させる再生処理(ステップS2)と、吸着器9およびヒータ10を冷却する冷却処理(ステップS3)とがこの順に繰り返し実行される。
図4は、乾燥処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。
乾燥処理時には、制御部41により、図4に示される制御が実行される。
この制御では、乾燥/再生ブロワ7が正転駆動される(ステップS11)。乾燥/再生ブロワ7の正転駆動により、エア帰還ライン23から乾燥/再生ブロワ7にエアが吸い込まれ、乾燥/再生ブロワ7からエア流通ライン8にエアが送り出される。エア放出ライン24に逆止弁25が設けられているので、エア放出ライン24から外気が取り込まれることはない。また、三方弁34は、エア流通ライン8の配管11における三方弁34よりも乾燥/再生ブロワ7側を吸着器9側と連通させ、配管11とバイパスライン33との連通を遮断する吸着器側ポジションに制御されている。これにより、乾燥/再生ブロワ7からエア流通ライン8に送り出されたエアは、吸着器9を通過し、吸着器9を通過する間に、エアに含まれる水分(湿気)が吸着器9に吸着することにより除湿される。
また、ヒータ10がオンされる(ステップS12)。吸着器9を通過したエアは、ヒータ10を通過し、ヒータ10を通過する間に加熱されて、加熱乾燥エアとなる。そして、加熱乾燥エアは、エア供給管6を通して、乾燥ホッパ2に供給される。加熱乾燥エアが乾燥ホッパ2に供給されることにより、乾燥ホッパ2に収容されている粉粒体から水分が奪われて、粉粒体が乾燥する。粉粒体から奪った水分を含むエアは、乾燥ホッパ2からエア排出ライン17に排出され、エア排出ライン17およびエア帰還ライン23を通して、乾燥/再生ブロワ7に吸い込まれ、乾燥/再生ブロワ7からエア流通ライン8に送り出される。その途中、エアがフィルタ18を通過することにより、エアに含まれる粉粒体などが除去される。
ヒータ10がオンされている間、乾燥温度センサ42の出力が監視されており、乾燥温度センサ42によって検出される温度が粉粒体の乾燥に適した温度(乾燥処理に適した温度)となるように、ヒータ10への通電(ヒータ10の発熱)が制御される。
その後、乾燥処理が終了か否かが判断される(ステップS13)。たとえば、乾燥処理の開始から所定の乾燥時間が経過すると、乾燥処理が終了と判断される。乾燥時間は、1バッチ分の粉粒体の乾燥に要する時間であってもよいし、複数バッチ分の粉粒体の乾燥に要する時間であってもよい。
乾燥処理が終了であると判断されると(ステップS13のYES)、ヒータ10がオフされる(ステップS14)。
また、乾燥/再生ブロワ7が停止されて(ステップS15)、図4に示される制御が終了され、乾燥処理が終了となる。
図5は、再生処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。
再生処理時には、制御部41により、図5に示される制御が実行される。
この制御では、乾燥/再生ブロワ7が逆転駆動される(ステップS21)。乾燥/再生ブロワ7の逆転駆動により、エア流通ライン8から乾燥/再生ブロワ7にエアが吸い込まれ、乾燥/再生ブロワ7からエア帰還ライン23にエアが送り出される。フィルタケース19の出口21とエア帰還ライン23との接続部分に逆止弁22が設けられているので、エア帰還ライン23に送り出されるエアは、フィルタケース19には流入せず、エア放出ライン24を通して、大気に放出される。また、三方弁34は、乾燥処理時から引き続いて、吸着器側ポジションに制御されている。これにより、エア流通ライン8から乾燥/再生ブロワ7にエアが吸い込まれると、外気導入ライン15に外気が取り込まれ、外気が外気導入ライン15からエア流通ライン8に流入する。エア供給管6とエア流通ライン8との間に逆止弁14が設けられているので、エア供給管6からエア流通ライン8にエアが流入することはない。
また、ヒータ10がオンされる(ステップS22)。このとき、ヒータ10の出力は、乾燥処理時の出力よりも上げられる。エア流通ライン8を乾燥/再生ブロワ7に向けて流れるエアは、ヒータ10を通過し、ヒータ10を通過する間に加熱されて、加熱エアとなる。そして、加熱エアは、吸着器9を通過する。これにより、吸着器9に吸着されている水分が除去されて、吸着器9が吸湿可能な状態に再生される。
その後、再生処理の開始から所定の再生時間が経過したか否かが判断される(ステップS23)。再生時間は、乾燥処理時に乾燥ホッパ2に供給される加熱乾燥エアの温度(目標温度)に基づいて調整される。具体的には、乾燥処理時に乾燥ホッパ2に供給される加熱乾燥エアの温度が相対的に高い場合、再生時間が相対的に短い時間に設定される。一方、乾燥処理時に乾燥ホッパ2に供給される加熱乾燥エアの温度が相対的に低い場合、再生時間が相対的に長い時間に設定される。たとえば、乾燥処理時に乾燥ホッパ2に供給される加熱乾燥エアの温度が140℃である場合には、再生時間が4分間に設定され、乾燥処理時に乾燥ホッパ2に供給される加熱乾燥エアの温度が80℃である場合には、再生時間が7分間に設定される。
再生処理の開始から所定の再生時間が経過すると(ステップS23のYES)、図4に示される制御が終了されて、再生処理が終了となる。
図6は、冷却処理時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。
冷却処理時には、制御部41により、図6に示される制御が実行される。
この制御では、まず、ヒータ10がオフされる(ステップS31)。
次に、再生処理から引き続いて逆転駆動されている乾燥/再生ブロワ7の風量が上げられる(ステップS32)。乾燥/再生ブロワ7の風量は、乾燥/再生ブロワ7の駆動回路に含まれるインバータの出力周波数により調整することができる。たとえば、再生処理時のインバータの出力周波数が40Hzに設定されている場合、冷却処理時には、インバータの出力周波数が80Hzに上げられて、乾燥/再生ブロワ7の風量が上げられる。
その後、所定の切替タイミングが到来したか否かが判断される(ステップS33)。切替タイミングは、たとえば、再生処理の開始から所定時間が経過した時点であってもよいし、吸着温度センサ43によって検出される温度が乾燥処理に適した温度よりも所定温度だけ高い温度に低下した時点であってもよい。
切替タイミングが到来すると(ステップS33のYES)、三方弁34が吸着器側ポジションからバイパス側ポジションに切り替えられる(ステップS34)。バイパス側ポジションは、エア流通ライン8の配管11をバイパスライン33と連通させ、配管11における三方弁34よりも乾燥/再生ブロワ7側と吸着器9側との連通を遮断するポジションである。この三方弁34の切替えにより、ヒータ10を通過した外気は、バイパスライン33を流通し、吸着器9を迂回する。
その後、冷却処理が終了か否かが判断される(ステップS35)。たとえば、冷却処理の開始から所定の冷却時間が経過すると、冷却処理が終了と判断されてもよいし、吸着温度センサ43によって検出される温度が乾燥処理に適した温度まで低下すると、冷却処理が終了と判断されてもよい。
冷却処理が終了であると判断されると(ステップS35のYES)、乾燥/再生ブロワ7が停止されて(ステップS36)、図6に示される制御が終了され、冷却処理が終了となる。
なお、三方弁34が吸着器側ポジションからバイパス側ポジションに切り替えられた後、吸着器9の冷却が不十分であって、たとえば、吸着温度センサ43によって検出される温度が上昇した場合には、三方弁34がバイパス側ポジションから吸着器側ポジションに一時的に切り替えられてもよい。
図7は、輸送ブロワ28の駆動時に実行される輸送状態判定処理の内容を示すフローチャートである。
輸送ブロワ28の運転中(ステップS71)は、制御部41により、以下の処理が実行される。
輸送ブロワ28の運転中に、輸送ブロワ28の駆動源であるブロワモータに供給される電流の値(モータ電流値)が検出される。そして、そのモータ電流値が所定範囲内であるか否かが判定される(ステップS72)。
モータ電流値が所定範囲内である場合(ステップS72のYES)、つまりブロワモータに適当な負荷がかかっているときには、粉粒体の空気輸送が正常に行われていると判断される(ステップS73)。
一方、モータ電流値が所定範囲外である場合(ステップS72のNO)、粉粒体の空気輸送に異常が生じていると判断される(ステップS74)。たとえば、輸送ブロワ28と吸込管32との間でエアのリークが生じている場合、ブロワモータにかかる負荷が小さくなり、モータ電流値が所定範囲を下回る。また、ブロワモータとブロワ羽根に巻き掛けられたベルトが切れている場合にも、ブロワモータにかかる負荷が小さくなり、モータ電流値が所定範囲を下回る。したがって、モータ電流値が所定範囲を下回る場合には、リークまたはベルト切れなどによる輸送異常(輸送不良)が生じていると判断することができる。フィルタ29の目詰まりが生じている場合、ブロワモータにかかる負荷が大きくなり、モータ電流値が所定範囲を上回るので、モータ電流値が所定範囲を上回る場合には、フィルタ29の目詰まりなどによる輸送異常(輸送不良)が生じていると判断することができる。
以上のように、正転駆動および逆転駆動可能な乾燥/再生ブロワ7には、エア流通ライン8の一端が接続されている。被乾燥物であり粉粒体が収容される乾燥ホッパ2には、エア供給管6の一端が接続されている。エア供給管6の他端には、エア流通ライン8の他端が接続されている。エア流通ライン8には、吸着器9およびヒータ10が乾燥/再生ブロワ7側からこの順に介裝されている。
粉粒体を乾燥させる乾燥処理時には、乾燥/再生ブロワ7が正転駆動されて、吸着器9で除湿およびヒータ10で加熱されたエアがエア流通ライン8からエア供給管6を介して乾燥ホッパ2に供給される。これにより、乾燥ホッパ2に収容されている粉粒体から水分(湿気)を離脱させて、粉粒体を乾燥させることができる。
一方、吸着器9を再生させる再生処理時には、乾燥/再生ブロワ7が逆転駆動されて、ヒータ10で加熱されたエアが吸着器9に供給される。これにより、吸着器9に吸着された水分を吸着器9から除去して、吸着器9が吸湿可能な状態に再生することができる。
このように、ヒータ10を被加熱物の乾燥用のヒータ10および吸着器9の再生用のヒータ10として兼用することができる。よって、乾燥装置のサイズの縮小およびコストの低減を図ることができる。
エア流通ライン8には、バイパスライン33が接続されており、三方弁34により、エア流通ライン8を流通するエアの経路を吸着器9を通る経路とバイパスライン33を通る経路とに切り替えることができる。吸着器9の再生および冷却後、エア流通ライン8を流通するエアの経路がバイパスライン33を通る経路に切り替えられる。これにより、再生された吸着器9がエアに含まれる水分を吸着することを防止できる。よって、吸着器9の再生後の状態を良好な状態に保つことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、バイパスライン33には、バイパスライン33を乾燥ホッパ2側に向けてエアが流通するのを阻止するための逆止弁が介装されてもよい。
また、乾燥ホッパ2からエア排出ライン17に排出されるエアがエア排出ライン17およびエア帰還ライン23を通して乾燥/再生ブロワ7に吸い込まれる循環型の構成を取り上げたが、乾燥ホッパ2からエア排出ライン17に排出されるエアは、フィルタを通して、大気に放出されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 乾燥装置
2 乾燥ホッパ(乾燥容器)
6 エア供給管(エア供給ライン)
7 乾燥/再生ブロワ
8 エア流通ライン
9 吸着器
10 ヒータ
33 バイパスライン
34 三方弁(経路切替手段)
41 制御部(制御手段)

Claims (5)

  1. 正転駆動および逆転駆動可能なブロワと、
    前記ブロワに一端が接続され、前記ブロワの駆動時にエアが流通するエア流通ラインと、
    前記エア流通ラインに介装され、エアを加熱するためのヒータと、
    前記エア流通ラインに介装され、エアに含まれる水分を吸着して、エアを除湿するための吸着器と、
    前記エア流通ラインに接続され、前記エア流通ラインを流通するエアによるヒータの冷却時に、前記吸着器を迂回してエアを流通させるためのバイパスラインと、
    前記エア流通ラインを流通するエアの経路を前記吸着器を通る経路と前記バイパスラインを通る経路とに切り替える経路切替手段とを含む、乾燥装置。
  2. 被乾燥物を収容するための乾燥容器と、
    前記吸着器を経由して前記乾燥容器に一端が接続され、前記吸着器で除湿されたエアが前記乾燥容器に向けて流通するエア供給ラインとをさらに含む、請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記吸着器および前記ヒータは、前記エア流通ラインに前記ブロワ側からこの順に介裝され、
    前記エア流通ラインの他端は、前記エア供給ラインの他端に接続されている、請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記ブロワおよび前記ヒータを制御して、前記ブロワの正転駆動および前記ヒータの発熱により、前記吸着器で除湿および前記ヒータで加熱されたエアを前記エア流通ラインから前記エア供給ラインを介して前記乾燥容器に供給し、前記ブロワの逆転駆動および前記ヒータの発熱により、前記ヒータで加熱されたエアを前記吸着器に流通させる制御手段をさらに含む、請求項3に記載の乾燥装置。
  5. 前記制御手段は、前記ブロワの逆転駆動時に、前記経路切替手段を制御して、前記エア流通ラインを流通するエアの経路を前記吸着器を通る経路とし、前記吸着器から水分が除去されて、前記吸着器が再生されたと判断すると、前記ヒータを制御して、発熱を停止させ、その後、前記吸着器がエアで冷却されたと判断すると、前記経路切替手段を制御して、前記エア流通ラインを流通するエアの経路を前記バイパスラインを通る経路に切り替える、請求項4に記載の乾燥装置。
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