JP6172897B2 - ダイバーシティ制御方法及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置、特に複数のアンテナの内から最も最適な受信状態となる1のアンテナを選択してデータの送受信を行うダイバーシティ制御方法及びダイバーシティ方式の無線通信装置に関する。
ダイバーシティ方式の無線通信装置として、各アンテナの内から、そのアンテナで得られた受信データ中のプリアンブルが一定時間以内に所定のパターンと一致したものを同期確立したアンテナとして判定し、その中で最も受信強度が大となるものを最終的な受信用のアンテナとして選択するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1の図2参照)。
しかしながら、上記の如き同期確立の判定では、実際には同期が確立するはずの受信データに対しても、プリアンブルの受信タイミングや受信環境等によっては一定時間以内にプリアンブルが所定のパターンと一致することを認識できない場合がある。この場合には、一旦、次の候補アンテナに切り替えて上記した如き同期確立を行った後、再度先に同期確立に失敗したアンテナに対して同期確立の処理を行う必要が生じるため、最終的にアンテナを選択するまでに無駄に時間かかってしまい、その処理時間の分だけ電力消費が増加してしまうという問題が発生した。
特開2000−286766号公報

本願発明は、上記の如き問題を解決すべく為されたものであり、ダイバーシティ制御に費やされる時間及び電力消費を抑制させることが可能なダイバーシティ制御方法及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るダイバーシティ制御方法は、複数のアンテナを1つずつ順次、受信アンテナとして選択するダイバーシティ制御方法であって、前記受信アンテナで取得した受信信号の受信強度を示す受信強度データを、前記受信信号中に含まれるNビット(Nは3以上の整数)のビット系列からなる同期パターンの検知完了タイミングに応じて保持する受信強度検出保持ステップと、前記検知完了タイミングを基点としたクロックパルスのカウントをリセットによる初期値から行い、そのカウント値が所定値と等しくなったときに前記受信アンテナを他のアンテナに切り替えるアンテナ切替ステップと、を含み、前記受信強度検出保持ステップは、前記受信信号中から前記同期パターンの先頭のKビット(KはNよりも小なる整数)の系列と同一のビット系列からなる近似パターンを検出した場合には前記カウント動作を中断させることにより前記同期パターンの検知動作を継続する同期検知継続ステップを含む。
また、本発明に係る無線通信装置は、複数のアンテナを1つずつ順次、受信アンテナとして選択するダイバーシティ制御部を有する無線通信装置であって、前記ダイバーシティ制御部は、前記受信アンテナで取得した受信信号の受信強度を示す受信強度データを生成する受信強度検出手段と、前記受信信号中からNビット(Nは3以上の整数)のビット系列からなる同期パターンと一致するデータを検出したときに同期検出信号を送出する同期検出部と、前記同期検出信号に応じて前記受信強度データを保持する受信強度レジスタと、前記受信信号中から前記同期パターンの先頭のKビット(KはNよりも小なる整数)の系列と同一のビット系列からなる近似パターンを検出したときに相関同期検出信号を送出する相関同期検出部と、前記同期検出信号を基点としたクロックパルスのカウントをリセットによる初期値から行うタイマと、前記タイマのカウント値が所定値と等しくなったときに前記受信アンテナを他のアンテナに切り替えるアンテナ選択部と、前記相関同期検出信号に応じて、前記タイマのカウント動作を中断させることにより前記同期パターンの検知動作を継続させる同期検知継続手段と、を含む。
本発明においては、複数のアンテナのいずれか1つを受信アンテナとして選択サイクル毎に選択することにより各アンテナ毎の受信強度を取得するにあたり、受信信号中に、同期パターンに近似した近似パターンが表れたら、上記した選択サイクルに拘わらずに同期信号の検知動作を継続するようにしている。これにより、本来同期を確立できるはずの同期パターンの検出処理中に、次のアンテナに切り替わって受信強度の取得に失敗するという不具合を解消することができる。
よって、本発明によれば、この受信強度の取得に失敗したアンテナに対して再度、受信強度の取得を行う制御を実施する必要が無くなるので、ダイバーシティ制御期間の短縮及び電力消費の低減を図ることが可能となる。
本発明に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 相関検出部36及び同期検出部37の内部構成を示すブロック図である。 相関検出部36及び同期検出部37の動作の一例を示すタイムチャートである。 ダイバーシティ制御部38の内部構成を示す回路図である。 最初の試みでアンテナ1及び1各々で正常に同期が取れた場合でのダイバーシティ動作の一例を示すタイムチャートである。 最初の試みでアンテナ1側で同期が取れなかった場合でのダイバーシティ動作の一例を示すタイムチャートである。 受信データRSから同期パターンを検出することが出来なくなる同期パターンの受信タイミングの一例を示すタイムチャートである。 図7に示される受信タイミングにおいて同期パターンの検出を可能とするダイバーシティ制御部38の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る無線通信装置の他の構成を示すブロック図である。 ダイバーシティ制御部38Aの内部構成を示す回路図である。 システム制御部30Aから供給されたダイバーシティ実行命令に応じてCPUが実行する、本発明によるダイバーシティ制御方法に係るダイバーシティ制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1は、本発明に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、かかる無線通信装置は、互いに異なる方向へ向けて設置された2つのアンテナ1及び1、アンテナスイッチ2、及びダイバーシティ送受信器3を有する。
アンテナ1は、無線送信されてきた電波を受信して得られた受信信号Rをアンテナスイッチ2に供給する。一方、かかるアンテナスイッチ2を介して送信信号Tが供給された場合には、アンテナ1はこの送信信号Tに対応した電磁波を空間に放射する。
アンテナ1は、無線送信されてきた電波を受信して得られた受信信号Rをアンテナスイッチ2に供給する。一方、かかるアンテナスイッチ2を介して送信信号Tが供給された場合には、アンテナ1はこの送信信号Tに対応した電磁波を空間に放射する。
アンテナスイッチ2は、ダイバーシティ送受信器3から供給されたアンテナ選択信号ASELに応じて、アンテナ1及び1の内から実際に送受信動作に用いる1のアンテナを選択し、この選択したアンテナから供給された受信信号R又はRを、受信信号RXRとしてダイバーシティ送受信器3に供給する。例えば、アンテナスイッチ2は、アンテナ選択信号ASELが論理レベル0を示す場合にはアンテナ1、アンテナ選択信号ASELが論理レベル1を示す場合にはアンテナ1を送受信動作に用いるアンテナとする。
また、アンテナスイッチ2は、ダイバーシティ送受信器3から送信信号TXRが供給された場合には、これを送信信号Tとして上記の如く選択した方のアンテナに供給する。
ダイバーシティ送受信器3は、システム制御部30、送受信データ処理部31、変調器32、フロントエンド部33、復調器34、受信強度検出部35、相関検出部36、同期検出部37、及びダイバーシティ制御部38を有する。
システム制御部30は、送信用の情報データを送受信データ処理部31に供給する。また、システム制御部30は、送受信信号のプリアンブルに表れるべきNビット(Nは3以上の整数)分のビット系列からなる同期パターンを示す同期パターンデータSPを相関検出部36及び同期検出部37に供給する。また、システム制御部30は、受信データRD(後述する)中のビット系列と、同期パターンデータSPとの相関が高いか否か、つまり同期パターンデータSPに近似しているか否か判定する為の閾値、例えば同一となるべき最低限のビット数K(KはNより小の整数)を示す相関閾値CSを相関検出部36に供給する。また、システム制御部30は、受信動作を促す論理レベル1の受信命令信号REXを、ダイバーシティ制御部38を含む上記した各モジュール(31〜37)に供給する。更に、システム制御部30は、ダイバーシティ制御部38からダイバーシティ完了信号DENが供給された時点から所定期間経過後に、ダイバーシティ制御を実行させるべき論理レベル1のダイバーシティ実行命令信号DEXをダイバーシティ制御部38に供給する。
送受信データ処理部31は、システム制御部30から供給された送信用の情報データに対して、同期パターンの付加及び誤り訂正符号化処理を施したものを送信データTDとして変調器32に供給する。また、送受信データ処理部31は、復調器34から受信データRDが供給された場合には、同期検出部37から供給された同期検出信号SYN(後述する)に応じたタイミングで、かかる受信データRDに対して誤り検出及び訂正処理を施すことにより受信情報データを得てこれをシステム制御部30に供給する。
変調器32は、上記送信データTDに対して所定の変調処理、例えばFSK(Frequency shift keying)変調を施して得られた変調送信データTXをフロントエンド部33に供給する。
フロントエンド部33は、変調送信データTXを所定の無線通信帯域の高周波数信号に変換しこれを送信信号TXRとしてアンテナスイッチ2に供給する。また、フロントエンド部33は、アンテナスイッチ2から供給された受信信号RXRを中間周波数帯域の中間周波数信号IFに変換しこれを復調器34及び受信強度検出部35に供給する。
受信強度検出部35は、中間周波数信号IFの振幅に基づき受信信号の強度を検出し、この強度を示す受信強度データRSSをダイバーシティ制御部38に供給する。
復調器34は、中間周波数信号IFに対して所定の復調処理、例えばFSK復調処理を施すことによりディジタル信号形態の受信データRD、及びかかる受信データRDのビット系列に同期した復調クロック信号CLKを生成しこれらを送受信データ処理部31、相関検出部36及び同期検出部37各々に供給する。尚、復調器34は、ダイバーシティ制御部38からダイバーシティリセット信号DRSが供給された場合には、取得した受信データRDと共に上記した復調処理の各段階毎に生成された値を初期化する。
図2は、相関検出部36及び同期検出部37の内部構成を示すブロック図である。
図2において、同期検出部37はシフトレジスタ301及び比較器302からなり、相関検出部36はシフトレジスタ301、比較器303及び抽出部304からなる。
シフトレジスタ301は、同期検出信号SYNが同期未検出を示す論理レベル0の状態にある間だけ活性化する。この際、シフトレジスタ301は、受信データRDのデータビット系列を復調クロック信号CLKに応じて順次取り込み、これを同期パターンのビット数、例えば8ビット分毎のシフト受信データSDとして比較器302及び303に供給する。
比較器302は、上記したシフト受信データSDと同期パターンデータSPとが一致しているか否かを比較する。すなわち、比較器302は、シフト受信データSD中に、同期パターンデータSPにて示されるビット系列と一致するビット系列が存在するか否かを判定し、両者が一致している場合には同期検知を示す論理レベル1、互いに異なっていれば同期未検出を示す論理レベル0の同期検出信号SYNを生成する。
上記した構成により、シフトレジスタ301及び比較器302からなる同期検出部37は、受信データRD中に同期パターンデータSPと同一のビット系列が存在する場合には同期検知を示す論理レベル1、存在しない場合には同期未検出を示す論理レベル0の同期検出信号SYNを、シフトレジスタ301、送受信データ処理部31及びダイバーシティ制御部38の各々に供給する。
抽出部304は、同期パターンデータSP中から、上記した相関閾値CSにて示されるビット数K分のビット系列を抽出し、かかるビット系列を示す抽出同期パターンQPを比較器303に供給する。
比較器303は、上記シフト受信データSDと抽出同期パターンQPとが一致しているか否かを比較する。すなわち、比較器303は、シフト受信データSD中に、抽出同期パターンQPにて示されるビット系列と一致するビット系列が存在するか否かを判定し、両者が一致している場合には相関同期有りを示す論理レベル1、互いに異なっていれば相関同期無しを示す論理レベル0の相関同期検出信号CMPを生成する。つまり、比較器303は、同期パターンデータSP中の先頭の一部のビット系列と受信データRDとが一致しているか否かを判定することにより、受信データRD中に同期パターンデータSPとの相関が高いパターンが存在するか否かを判定するのである。
要するに、相関検出部36は受信信号(RD)中に同期パターンデータSPと近似した近似パターンが存在するか否かを判定するのである。
上記した構成により、シフトレジスタ301、比較器303及び抽出部304からなる相関検出部36は、受信データRD中に同期パターンデータSPと相関が高いビット系列が存在する場合には相関同期有りを示す論理レベル1、存在しない場合には相関同期無しを示す論理レベル0の相関同期検出信号CMPをダイバーシティ制御部38に供給する。すなわち、相関検出部36は、受信データRD中に同期パターンデータSPと近似した近似パターンが存在する場合には論理レベル1、近似パターンが存在しない場合には論理レベル0の相関同期検出信号CMPを生成してダイバーシティ制御部38に供給するのである。
図3は、相関検出部36及び同期検出部37の動作の一例を示すタイムチャートである。
尚、図3においては、送受信信号のプリアンブルに表れる同期パターンが、例えば8ビットのビット系列[01010101]であり、相関閾値CSにて示されるビット数Kを7ビットとした場合での動作を表すものである。すなわち、システム制御部30は、8ビットのビット系列[01010101]を示す同期パターンデータSPを相関検出部36及び同期検出部37各々に供給すると共に、7ビットを示す相関閾値CSを相関検出部36に供給する。この際、相関検出部36の抽出部304は、同期パターンデータSP中から、その先頭の7ビット分のビット系列[0101010]を抽出し、これを抽出同期パターンQPとして、相関検出部36の比較器303に供給する。
ここで、8ビットの同期パターンのビット系列[01010101]が復調クロック信号CLKに同期して1ビット分ずつ順次、シリアル形態にて受信データRD中に表れると、シフトレジスタ301は、図3に示す如く推移する8ビット毎のシフト受信データSDを比較器302及び303に供給する。
この際、同期検出部37としての比較器302は、シフト受信データSDが、同期パターンデータSPにて示される8ビットのビット系列[01010101]と完全に一致した時に論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移する同期検出信号SYNを出力する。
一方、相関検出部36としての比較器303は、シフト受信データSDが、抽出同期パターンデータQPにて示される7ビットのビット系列[0101010]と一致した時に論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移する相関同期検出信号CMPを出力する。従って、図3に示すように、同期検出信号SYNよりも早い段階で論理レベル1の状態に遷移する相関同期検出信号CMPが生成されることになる。
ダイバーシティ制御部38は、上記した受信強度データRSS、相関同期検出信号CMP、同期検出信号SYN、ダイバーシティ実行命令信号DEX及び受信命令信号REXに応じて、アンテナ1及び1の内から最適な受信状態となる1のアンテナを選択させるべきダイバーシティ制御を実行する。ダイバーシティ制御部38は、かかるダイバーシティ制御によって生成されたアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2に供給する。
図4は、かかるダイバーシティ制御部38の内部構成を示す回路図である。
図4において、アンドゲート380は、システム制御部30から、ダイバーシティ制御を実行させるべき論理レベル1のダイバーシティ実行命令信号DEXが供給され、且つ受信動作を促す論理レベル1の受信信号REXが供給された場合にだけ、ダイバーシティ制御を実行させるべき論理レベル1、その他の場合には論理レベル0のダイバーシティ実行信号EXを生成する。アンドゲート380は、かかるダイバーシティ実行信号EXを、ダイバーシティ制御完了判定回路381、アンドゲート382、アンテナ選択回路383、受信強度レジスタ389及び390に供給する。
ダイバーシティ制御完了判定回路381は、ダイバーシティ実行信号EXが論理レベル0から論理レベル1に遷移した後に、同期検知を示す論理レベル1の同期検出信号SYNが合計2回供給された場合にダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1、それ以外の場合にはダイバーシティ制御が未完了であることを示す論理レベル0のダイバーシティ完了信号DENを生成する。すなわち、ダイバーシティ制御完了判定回路381は、ダイバーシティ対象となるアンテナ(11、12)の数の分だけ論理レベル1の同期検出信号SYNが供給された場合に、ダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1のダイバーシティ完了信号DENを生成するのである。また、ダイバーシティ制御完了判定回路381は、ダイバーシティ実行信号EXが論理レベル0から論理レベル1に遷移した後に、後述する監視タイマ384から、タイムアウトを示す論理レベル1のタイムアウト信号TOUTが合計2回供給された場合にダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1、それ以外の場合にはダイバーシティ制御が未完了であることを示す論理レベル0のダイバーシティ完了信号DENを生成する。ダイバーシティ制御完了判定回路381は、かかるダイバーシティ完了信号DENを、アンドゲート382、アンテナ選択回路383及びシステム制御部30に供給する。
アンドゲート382は、上記相関同期検出信号CMPが相関同期無しを示す論理レベル0であり、ダイバーシティ実行信号EXがダイバーシティ制御の実行を示す論理レベル1であり、且つダイバーシティ完了信号DENがダイバーシティ制御未完了を示す論理レベル0である場合にだけ、カウント動作を活性化させるべき論理レベル1のカウント活性信号ENを生成し、それ以外の場合にはカウント動作を非活性化させる論理レベル0のカウント活性信号ENを生成する。アンドゲート382は、かかるカウント活性信号ENを監視タイマ384に供給する。
監視タイマ384は、カウント活性信号ENが論理レベル1の状態にある間に亘り、システムクロック信号(図示せぬ)のパルス数をカウントする一方、論理レベル0のカウント活性信号ENが供給されている間は、そのカウント動作を中断する。この際、監視タイマ384は、かかるカウント値が所定のタイムアウト値TUPよりも小である間は論理レベル0のタイムアウト信号TOUTを生成する一方、現カウント値がこのタイムアウト値TUPに達した場合には、タイムアウトを示す論理レベル1のタイムアウト信号TOUTを生成して、ダイバーシティ制御完了判定回路381及びオアゲート385に供給する。尚、監視タイマ384は、上記したタイムアウトの直後、又は論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRS(後述する)の供給に応じて、現カウント値を0に初期化する。
同期パルス生成回路386は、論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて、上記システムクロック信号に同期した論理レベル1の同期パルス信号RPを生成しこれをオアゲート385に供給する。
オアゲート385は、タイムアウト信号TOUT又は同期パルス信号RPが論理レベル1である場合に、ダイバーシティ制御の再起動を通知する論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRSを、アンテナ選択回路383及び復調器34に供給する。
アンドゲート387は、アンテナ選択信号ASELがアンテナ1の選択を示す論理レベル0であり且つ同期検出信号SYNが同期検知を示す論理レベル1である場合にだけ受信強度データRSSの取り込みを実施させるべき論理レベル1の受信強度保持信号LD1を受信強度レジスタ389に供給する。受信強度レジスタ389は、受信強度保持信号LD1が論理レベル1である場合にだけ上記した受信強度データRSSの値を取り込む。そして、受信強度レジスタ389は、取り込んだ受信強度データRSSの値を保持しつつ、これを、アンテナ1での受信強度を示すアンテナ受信強度RS1として比較器391に供給する。尚、受信強度レジスタ389は、上記ダイバーシティ実行信号EXが論理レベル0である場合には、上記した如く取り込んだ受信強度データRSSの値を0にリセットする。
アンドゲート388は、アンテナ選択信号ASELがアンテナ1の選択を示す論理レベル1あり且つ同期検出信号SYNが同期検知を示す論理レベル1である場合にだけ受信強度データRSSの取り込みを実施させるべき論理レベル1の受信強度保持信号LD2を受信強度レジスタ390に供給する。受信強度レジスタ390は、受信強度保持信号LD2が論理レベル1である場合にだけ上記した受信強度データRSSの値を取り込む。そして、受信強度レジスタ390は、取り込んだ受信強度データRSSの値を保持しつつ、これを、アンテナ1での受信強度を示すアンテナ受信強度RS2として比較器391に供給する。尚、受信強度レジスタ390は、上記ダイバーシティ実行信号EXが論理レベル0である場合には、上記した如く取り込んだ受信強度データRSSの値を0にリセットする。
比較器391は、アンテナ受信強度RS1及びRS2同士の大小比較を行い、RS1がRS2以上の値を有する場合には論理レベル0、RS1がRS2未満の値を有する場合には論理レベル1の受信強度比較結果信号CRをアンテナ選択回路383に供給する。
アンテナ選択回路383は、受信強度比較結果信号CRが論理レベル0を示す場合にはアンテナ1を選択させるべき論理レベル0のアンテナ選択信号ASELを生成する一方、受信強度比較結果信号CRが論理レベル1を示す場合にはアンテナ1を選択させるべき論理レベル1のアンテナ選択信号ASELを生成する。
尚、アンテナ選択回路383は、ダイバーシティ実行信号EXが論理レベル0から論理レベル1に遷移した直後は、受信強度比較結果信号CRの値に拘わらず、初期状態として、アンテナ1を選択させるべき論理レベル0のアンテナ選択信号ASELを生成する。その後、ダイバーシティ制御の再起動を通知する論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRSが供給されると、アンテナ選択回路383は、アンテナ選択信号ASELの論理レベルを反転させる。すなわち、アンテナ選択回路383は、監視タイマ384からタイムアウトを示すタイムアウト信号TOUTが送出された場合、又は同期検出部37から同期検知を示す同期検出信号SYNが送出された場合に、選択対象となるアンテナを他のアンテナに切り替えるべきアンテナ選択信号ASELを生成するのである。また、アンテナ選択回路383は、ダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1のダイバーシティ完了信号DENが供給されると、その時点で比較器391から供給された受信強度比較結果信号CRの内容を保持する。すなわち、論理レベル1のダイバーシティ完了信号DENが供給された直後、アンテナ選択回路383は、この保持された受信強度比較結果信号CRによって示される方のアンテナを選択させるべきアンテナ選択信号ASELを生成しつづけるのである。
アンテナ選択回路383は、上記した如く生成したアンテナ選択信号ASELをアンドゲート387及び388、並びにアンテナスイッチ2に供給する。
以下に、上記した無線通信装置において実施されるダイバーシティ制御について、最初の試みでアンテナ1及び1の双方で正常に同期が取れた場合と、アンテナ1側で同期が取れなかった場合と、に分けて説明する。
(1)最初の試みでアンテナ1及び1の双方で正常に同期が取れた場合
先ず、システム制御部30が、図5に示す如き、夫々が論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移するダイバーシティ実行命令信号DEX及び受信命令信号REXをダイバーシティ制御部38に供給する。よって、論理レベル1のダイバーシティ実行信号EXがアンドゲート382に供給され、監視タイマ384がカウントアップ動作を開始する。更に、アンテナ選択回路383は、その初期状態としてアンテナ1を選択させるべき論理レベル0のアンテナ選択信号ASELを、アンテナスイッチ2、アンドゲート387及び388に供給する。これにより、アンテナ1で受信して得られた受信データRDが、図2に示す如き相関検出部36及び同期検出部37のシフトレジスタ301に供給される。この際、図5に示すように、監視タイマ384のカウント値がタイムアウト値TUPに到る前に、同期パターンデータSPにて示されるビット系列と同一の同期パターンが受信データRD中に表れると、その直前の段階で相関検出部36が論理レベル1の相関同期検出信号CMPを送出し、引き続き同期検出部37が論理レベル1の同期検出信号SYNを送出する。かかる論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて生成されたダイバーシティリセット信号DRSによって、監視タイマ384のカウント値が0にリセットされると共に、アンテナ1での受信強度を示す受信強度データRSSが受信強度レジスタ389に取り込まれる。また、上記した論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRSがアンテナ選択回路383に供給されるので、アンテナ選択回路383は、アンテナ選択信号ASELの論理レベルを反転させる。
すなわち、アンテナ選択回路383は、アンテナ1を示す論理レベル1のアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2、アンドゲート387及び388に供給する。これにより、アンテナ1で受信して得られた受信データRDが、相関検出部36及び同期検出部37のシフトレジスタ301に供給される。この際、図5に示すように、監視タイマ384のカウント値がタイムアウト値TUPに到る前に、同期パターンデータSPにて示されるビット系列と同一の同期パターンが受信データRD中に表れると、相関検出部36が論理レベル1の相関同期検出信号CMPを送出し、引き続き同期検出部37が論理レベル1の同期検出信号SYNを送出する。かかる論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて生成されたダイバーシティリセット信号DRSによって、監視タイマ384のカウント値が0にリセットされると共に、アンテナ1での受信強度を示す受信強度データRSSが受信強度レジスタ390に取り込まれる。
この際、アンテナ選択回路383は、受信強度レジスタ389に取り込まれているアンテナ1での受信強度を示す値と、受信強度レジスタ390に取り込まれているアンテナ1での受信強度を示す値との内で大なる方を選択し、その受信強度に対応したアンテナを選択させるべき論理レベルを有するアンテナ選択信号ASELを送出する。よって、アンテナスイッチ2は、アンテナ1及び1の内で受信強度の高い方を送受信動作で用いるアンテナとして選択する。
更に、図5に示すように、同期検知を示す論理レベル1の同期検出信号SYNが合計2回送出されたことから、ダイバーシティ制御完了判定回路381は、ダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1のダイバーシティ完了信号DENを送出する。
このように、最初の試みでアンテナ1及び1各々で正常に同期が取れた場合には、ダイバーシティ制御におけるアンテナ選択サイクルとして、図5に示す如き、アンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G1と、アンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G2とが順次実施される。かかるダイバーシティ制御により、アンテナ1及び1の内で受信強度の高い方のアンテナが最適なアンテナとして選択される。
(2)最初の試みでアンテナ1側で同期が取れなかった場合
先ず、システム制御部30が、図6に示す如き、夫々が論理レベル0から論理レベル1の状態に遷移するダイバーシティ実行命令信号DEX及び受信命令信号REXをダイバーシティ制御部38に供給する。よって、論理レベル1のダイバーシティ実行信号EXがアンドゲート382に供給され、監視タイマ384がカウントアップ動作を開始する。更に、アンテナ選択回路383は、その初期状態としてアンテナ1を選択させるべき論理レベル0のアンテナ選択信号ASELを、アンテナスイッチ2、アンドゲート387及び388に供給する。これにより、アンテナ1で受信して得られた受信データRDが相関検出部36及び同期検出部37のシフトレジスタ301に供給される。この際、アンテナ1での受信状態が悪い為、同期検出部37は、受信データRD中から同期パターンの検出を行うことが出来ない。つまり、この間、同期検出部37は、同期検知を示す論理レベル1の同期検出信号SYNを生成することが出来ない。論理レベル1の同期検出信号SYNがアンドゲート387に供給されないので、アンテナ1での受信強度値を示す受信強度データRSSは受信強度レジスタ389に取り込まれない。更に、論理レベル1の同期検出信号SYNが送出されないことから監視タイマ384がリセットされることは無いので、監視タイマ384でのカウント動作が継続する。よって、そのカウント値は、図6に示すようにタイムアウト値TUPに到達し、監視タイマ384は、論理レベル1のタイムアウト信号TOUTを送出する。これにより、論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRSがアンテナ選択回路383に供給されるので、アンテナ選択回路383は、アンテナ選択信号ASELの論理レベルを反転させる。
よって、アンテナ選択回路383は、アンテナ1を示す論理レベル1のアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2、アンドゲート387及び388に供給する。これにより、アンテナ1で受信して得られた受信データRDが、相関検出部36及び同期検出部37のシフトレジスタ301に供給される。この際、図6に示すように、監視タイマ384のカウント値がタイムアウト値TUPに到る前に、同期パターンデータSPにて示されるビット系列と同一の同期パターンが受信データRD中に表れると、その直前の段階で相関検出部36が論理レベル1の相関同期検出信号CMPを送出し、引き続き同期検出部37が論理レベル1の同期検出信号SYNを送出する。かかる論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて生成されたダイバーシティリセット信号DRSによって、監視タイマ384のカウント値が0にリセットされると共に、アンテナ1での受信強度を示す受信強度データRSSが受信強度レジスタ390に取り込まれる。また、上記した論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて論理レベル1のダイバーシティリセット信号DRSがアンテナ選択回路383に供給されるので、アンテナ選択回路383は、アンテナ選択信号ASELの論理レベルを反転させる。
よって、アンテナ選択回路383は、アンテナ1を示す論理レベル0のアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2、アンドゲート387及び388に供給する。これにより、アンテナ1で受信して得られた受信データRDが、相関検出部36及び同期検出部37のシフトレジスタ301に供給される。この際、図6に示すように、監視タイマ384のカウント値がタイムアウト値TUPに到る前に、同期パターンデータSPにて示されるビット系列と同一の同期パターンが受信データRD中に表れると、相関検出部36が論理レベル1の相関同期検出信号CMPを送出し、引き続き同期検出部37が論理レベル1の同期検出信号SYNを送出する。かかる論理レベル1の同期検出信号SYNに応じて生成されたダイバーシティリセット信号DRSによって、監視タイマ384のカウント値が0にリセットされると共に、アンテナ1での受信強度を示す受信強度データRSSが受信強度レジスタ389に取り込まれる。
この際、アンテナ選択回路383は、受信強度レジスタ389に取り込まれているアンテナ1での受信強度を示す値と、受信強度レジスタ390に取り込まれているアンテナ1での受信強度を示す値との内で大なる方を選択し、その受信強度に対応したアンテナを選択させるべき論理レベルを有するアンテナ選択信号ASELを送出する。よって、アンテナスイッチ2は、アンテナ1及び1の内で受信強度の高い方を送受信動作で用いるアンテナとして選択する。
更に、図6に示すように、同期検知を示す論理レベル1の同期検出信号SYNが合計2回送出されたことから、ダイバーシティ制御完了判定回路381は、ダイバーシティ制御が完了したことを示す論理レベル1のダイバーシティ完了信号DENを送出する。
以上の如く、最初の試みでアンテナ1側で同期が取れなかった場合には、ダイバーシティ制御におけるアンテナ選択サイクルとして、図6に示す如き、アンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G1と、アンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G2とが順次実施され、引き続きアンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G3が実行される。すなわち、受信強度測定行程G1において同期が取れなかったが故にアンテナ1での受信強度を測定することが出来なかった場合には、一旦、この受信強度測定行程G1を終了してアンテナ1での受信強度を測定する受信強度測定行程G2を行い、その後に再度、アンテナ1での受信強度を測定する為の受信強度測定行程G3を実行するのである。尚、受信強度測定行程G3においても同期が取れなかった場合には、引き続き受信強度測定行程G4(図示せぬ)が実施されることになる。
このように、ダイバーシティ制御では、受信データRS中から同期パターンを検出することが出来なかった場合には、同期が取れるようになるまで受信強度測定行程Gを繰り返し実施しなければならないので、その分だけダイバーシティ制御に費やされる処理時間が増すと共に、電力消費量が増加する。
ところで、受信データRS中から同期パターンを検出することが出来なくなる要因としては、電波状態が悪い、通信距離が遠い等の環境に起因するもの以外に、ダイバーシティ制御の開始タイミングと、同期パターンの受信タイミングと、の時間間隔に起因するものがある。
例えば、図7に示すように、システム制御部30が論理レベル1のダイバーシティ実行命令信号DEXをダイバーシティ制御部38に供給してから時間TDの経過後に、受信データRD中に、同期パターンとしての8ビットのビット系列[01010101]が1ビットずつ順次表れるとする。この際、図7に示される受信タイミングでは、同期検出部37が、受信データSD中の同期パターン中の先頭の7ビット分のビット系列に対して同期判定を行った時点で、監視タイマ384がタイムアウトしてしまう。従って、その後、受信データRD中に同期パターンとしての8ビットのビット系列[01010101]が全て表れることになるにも拘わらず、図6に示す受信強度測定行程G1と同様に論理レベル1の同期検出信号SYNが送出されず、受信強度の取得が為されなくなる。よって、受信強度の取得を行うべき受信強度測定行程Gを再度、実施しなければならなくなるので、ダイバーシティ制御に費やされる処理期間が長くなり、電力消費量が増加する。
そこで、このような状況を回避すべく、図1に示す無線通信装置では、Nビットの同期パターン中の先頭のKビット(K<N)分のビット系列が受信データRD中に表れた時点で、論理レベル1の相関同期検出信号CMPを送出することにより監視タイマ384のカウント動作を中断させている。これにより、同期パターンの全ビットが表れる前の時点で、監視タイマ384のカウント動作が中断する。
よって、例えば、図7に示すタイミングと同様なタイミングで受信データRD中に同期パターンとしての8ビットのビット系列[01010101]が表れた場合には、図8に示す如く、受信データRD中の同期パターンの先頭の一部(7ビット分)が一致した時点で論理レベル1の相関同期検出信号CMPが生成される。これにより監視タイマ384のカウント動作を中断するのである。要するに、受信データ中に、同期パターン中の先頭の一部のビット系列が表れた場合には、その後、同期パターンの全ビット系列が得られる可能性が高いことから、この時点で監視タイマ384のカウント動作を中断させてタイムアウトが生じるのを防ぐようにしたのである。よって、その間に、同期パターンの全ビット系列が同期検出部37に供給されることになるので、同期検出部37は、図8に示す如き同期検知を示す論理レベル1の同期検出信号SYNを生成することが可能となり、アンテナを選択させる為の指標となる受信強度の取得が為される。従って、受信強度測定行程Gを再度実施する必要がなくなるので、ダイバーシティ制御に費やされる処理時間が短縮されると共に電力消費量を抑えることが可能となる。
尚、受信データRS中に含まれる同期パターンは、情報データには用いられないユニークなものであるが、無線通信装置自体の発熱に伴って発生する熱雑音がこの同期パターンと同様な形態を有する場合がある。よって、同期検出部37では、受信データRD中における熱雑音の重畳区間を同期パターンであると誤検出する虞があり、この際、受信強度レジスタ(389、390)には熱雑音のレベルが受信強度として格納されてしまい、アンテナ選択回路383は、アンテナ選択を正しく行うことが出来なくなる。
図9は、かかる不具合を解消すべく為された、図1に示す無線通信装置の変形例を示すブロック図である。
尚、図9に示す構成では、システム制御部30及びダイバーシティ制御部38に代えて、システム制御部30A及びダイバーシティ制御部38Aを採用した点を除く他の構成は、図1に示すものと同一である。
システム制御部30Aは、ダイバーシティ制御部38Aに対して、上記したダイバーシティ実行命令信号DEX及び受信命令信号REXの他に受信強度閾値RITを供給する。尚、受信強度閾値RITとは、受信強度データRSSによって示される値が実際の電波受信によるものであるのか、或いは熱雑音に起因して得られたものであるのかを区別する為の閾値である。要するに、受信強度閾値RITは、受信強度データRSSによって示される値が電波受信によって得られたものであると判断し得る最低の値である。
図10は、ダイバーシティ制御部38Aの内部構成を示す図である。
尚、図10に示す構成では、受信強度判定回路392及びアンドゲート393を新たに設けると共に、相関同期検出信号CMPをこのアンドゲート393を介してアンドゲート382に供給するようにした点を除く他の構成は、図4に示すものと同一である。
図10において、受信強度判定回路392は、受信強度データRSSにて示される値が受信強度閾値RIT以上であるか否かを判定し、受信強度閾値RIT以上である場合には論理レベル1、受信強度閾値RITよりも小である場合には論理レベル0の受信強度判定信号RJをアンドゲート393に供給する。すなわち、受信強度判定回路392は、受信強度データRSSによって示される値が受信強度閾値RITよりも小である場合には、この受信強度データRSSが熱雑音に起因して得られたものであると判定し、この際、論理レベル0の受信強度判定信号RJをアンドゲート393に供給する。要するに、受信強度判定回路392は、受信強度データRSSによって示される値が熱雑音に起因して得られたものである場合には、相関検出部36から供給された相関同期検出信号CMPを無効にすべき論理レベル0の受信強度判定信号RJをアンドゲート393に供給するのである。
一方、受信強度データRSSによって示される値が受信強度閾値RIT以上である場合には、この受信強度データRSSが実際の電波受信によって得られたものであると判定し、この際、受信強度判定回路392は、相関同期検出信号CMPを有効にすべき論理レベル1の受信強度判定信号RJをアンドゲート393に供給する。
アンドゲート393は、受信強度判定信号RJが論理レベル1を示す場合、つまり受信強度データRSSが実際の電波受信によって得られたものである場合にだけ、相関検出部36から供給された相関同期検出信号CMPをアンドゲート382に供給する。
よって、上記した構成によれば、受信データRD中に同期パターンと同一形態の熱雑音の重畳区間が存在していても、相関同期検出信号CMPが無効となるので、図6の受信強度測定行程G1の場合と同様に監視タイマ384がタイムアウトする。この際、受信強度レジスタ(389、390)には受信強度信号RSSの取り込みは為されず、その内容は0に初期化されたままとなる。すなわち、熱雑音に伴う信号レベルが受信強度として受信強度レジスタ(389、390)に取り込まれてしまうという誤った動作が防止されるのである。
尚、上記実施例においては、受信強度検出部35、相関検出部36、同期検出部37及びダイバーシティ制御部38(38A)からなるハードウェアにより、最適なアンテナを選択する為のダイバーシティ制御を実行したが、これをソフトウェアで実行するようにしても良い。
例えば、受信強度検出部35、相関検出部36、同期検出部37及びダイバーシティ制御部38(38A)の動作を、システム制御部30(30A)に搭載されている図示せぬCPU(Central Processing Unit)で実行するようにしても良い。
図11は、システム制御部30Aから供給されたダイバーシティ実行命令に応じて、上記CPUが実行するダイバーシティ制御ルーチンを示すフローチャートである。
図11において、先ず、CPUは、内蔵タイマ(図示せぬ)のカウント動作を開始させる(ステップS11)。次に、CPUは、同期検出信号SYNの初期検出回数としての「1」を同期検出回数レジスタQ(図示せぬ)に書き込む(ステップS12)。次に、CPUは、初期に選択するアンテナを示すアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2に供給する(ステップS13)。かかるステップS13の実行により、アンテナ1及び1の内のアンテナ選択信号ASELによって示される方のアンテナで受信して得られた受信信号RXRがフロントエンド部33に供給される。よって、フロントエンド部33は、かかる受信信号RXRに基づいて中間周波数信号IFを送出する。更に、復調器34が、この中間周波数信号IFに基づき受信データRDを復調する。ここで、CPUは、上記中間周波数信号IFの振幅に基づいて受信強度を検出し、これを示す受信強度信号を生成する(ステップS14)。次に、CPUは、受信データRD中に、8ビットのビット系列からなる同期パターンデータSPと同一のビット系列が存在するか否かを判定、つまり同期検知したか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において、受信データRD中に同期パターンデータSPと同一のビット系列が存在すると判定、つまり同期検知したと判定された場合には、CPUは、同期検出信号SYNを生成する(ステップS16)。次に、CPUは、ステップS14で生成された受信強度信号を受信強度レジスタ(図示せぬ)に記憶させる(ステップS17)。
ここで、上記ステップS15において、受信データRD中に、8ビットのビット系列からなる同期パターンデータSPと同一ビット系列が存在しないと判定、つまり「同期無し」と判定された場合には、CPUは、以下のステップS18を実行する。ステップS18では、CPUは、8ビットのビット系列からなる同期パターンデータSPの一部、例えば同期パターンデータSP中の7ビットのビット系列と同一のビット系列が、受信データRD中に存在するか否かの判定、つまり相関同期が有るか否かの判定を行う(ステップS18)。
また、上記ステップS18において相関同期が有ると判定された場合、CPUは、相関同期検出信号CMPを送出する(ステップS19)。次に、CPUは、上記ステップS14で検出した受信強度が、受信強度閾値RIT以上であるか否かを判定する(ステップS20)。尚、受信強度閾値RITとは、前述したように、受信強度が実際の電波受信によるものであるのか、或いは熱雑音に起因して得られたものであるのかを区別する為の閾値である。ステップS20において、上記ステップS14で検出した受信強度が受信強度閾値RIT未満であると判定された場合、CPUは、このステップS14の実行に戻って前述した如き動作を繰り返し実行する。一方、かかるステップS20において、上記ステップS14で検出した受信強度が受信強度閾値RIT以上であると判定された場合、CPUは、上記した内蔵タイマのカウント動作を中断する(ステップS21)。かかるステップS21の実行により、内蔵タイマは現カウント値を維持したままそのカウント動作を停止するので、その後、時間が経過しても内蔵タイマでのタイムアウトが生じなくなる。かかるステップS21の実行後、CPUは、相関同期検出信号CMPの生成回数LPが所定回数L(Lは整数)を超えたか否かを判定する(ステップS22)。かかるステップS22において相関同期検出信号CMPの生成回数LPが所定回数Lを超えていないと判定された場合、CPUは、上記ステップS14の実行に戻って前述した如き動作を繰り返し実行する。
また、上記ステップS18において相関同期が無いと判定された場合、CPUは、内蔵タイマのカウント値が所定のタイムアウト値と等しくなったか否かを判定、つまり、内蔵タイマがタイムアウトしたか否かの判定を行う(ステップS23)。かかるステップS23においてタイムアウトしていないと判定された場合、CPUは、上記ステップS14の実行に戻って前述した如き動作を繰り返し実行する。
尚、上記ステップS23において内蔵タイマがタイムアウトしたと判定された場合、CPUは、タイムアウト信号TOUTを送出する(ステップS24)。
かかるステップS24又は上記したステップS17の実行後、或いは上記ステップS22において相関同期検出信号CMPの生成回数LPが所定回数Lを超えたと判定された場合、CPUは、内蔵タイマのカウント値を初期値にリセットする(ステップS25)。次に、CPUは、同期検出回数レジスタQの記憶内容に1を加算したものを新たな同期検出回数とし、これを同期検出回数レジスタQに上書きする(ステップS26)。次に、CPUは、同期検出回数レジスタQに記憶されている同期検出回数が、アンテナ(1、1)の総数n(nは2以上の整数)、例えば「2」より大であるか否かの判定を行う(ステップS27)。ステップS27において同期検出回数レジスタQに記憶されている同期検出回数がアンテナ(1、1)の総数nより大きくないと判定された場合、CPUは、現在選択されているアンテナを他のアンテナに切り替えるべきアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2に供給する(ステップS28)。かかるステップS28の実行により、切替後のアンテナで受信して得られた受信信号RXRがフロントエンド部33に供給される。よって、フロントエンド部33は、かかる受信信号RXRに基づいて中間周波数信号IFを送出する。更に、復調器34が、この中間周波数信号IFに基づき受信データRDを復調する。上記ステップS28の実行後、CPUは、上記ステップS14の実行に戻って前述した如き動作を繰り返し実行する。一方、ステップS27において、同期検出回数レジスタQに記憶されている同期検出回数がアンテナ(1、1)の総数nより大であると判定された場合、CPUは、受信強度レジスタに記憶されている受信強度の内で最も大なる受信強度が得られたアンテナを選択させるべきアンテナ選択信号ASELをアンテナスイッチ2に供給する(ステップS29)。次に、CPUは、ダイバーシティ制御が完了したことを示すダイバーシティ完了信号DENをシステム制御部30に送出する(ステップS30)。
この際、図11に示すステップS14〜S28なる一連の制御により、図5又は図7に示される1回分の受信強度測定行程Gに対応した動作が為される。
尚、上記実施例では、2系統のアンテナ1及び1をダイバーシティー制御の対象としているが、3本以上のアンテナ、つまりn本(nは2以上の整数)のアンテナに対しても同様に上記した如きダイバーシティー制御を施すことが可能である。
要するに、本発明においては、先ず、アンテナ(11、12)を選択サイクル(G1〜G3)毎に順次択一的に選択(383、S28)しつつ、各アンテナ毎に取得した受信信号(RXR、IF、RD)の受信強度を示す受信強度データ(RSS)を得る。ここで、受信信号中から同期パターンを検出(37、S16)した場合に送出される同期検出信号のタイミング毎に各アンテナに対応させて受信強度データを受信強度レジスタに保持し(389、390、S17)、これら受信強度データのうちの最大値に対応するアンテナを通信動作で用いるアンテナとして選択(383、S29)させるにあたり、以下の如き制御処理を施す。すなわち、受信信号中に同期パターンに近似する近似パターン(CMP)を検出した場合には上記した選択サイクルに拘わらず同期パターンの検知動作を継続する(S20、S21、S14、S15)のである。
これにより、本来同期を確立できるはずの同期パターンの検出処理中にアンテナが他のアンテナに切り替わって受信強度の取得に失敗するという不具合を解消することができる。よって、受信強度の取得に失敗したアンテナに対して再度、受信強度の取得を行う制御を実施する必要が無くなるので、ダイバーシティ制御期間の短縮及び電力消費の低減が図られるのである。
、1 アンテナ
2 アンテナスイッチ
3 ダイバーシティ送受信器
35 受信強度検出
36 同期検出
37 相関検出
38 ダイバーシティ制御部
381 ダイバーシティ制御完了判定回路
382 アンドゲート
383 アンテナ選択回路
384 監視タイマ

Claims (6)

  1. 複数のアンテナを1つずつ順次、受信アンテナとして選択するダイバーシティ制御方法であって、
    前記受信アンテナで取得した受信信号の受信強度を示す受信強度データを、前記受信信号中に含まれるNビット(Nは3以上の整数)のビット系列からなる同期パターンの検知完了タイミングに応じて保持する受信強度検出保持ステップと、
    前記検知完了タイミングを基点としたクロックパルスのカウントをリセットによる初期値から行い、そのカウント値が所定値と等しくなったときに前記受信アンテナを他のアンテナに切り替えるアンテナ切替ステップと、を含み、
    前記受信強度検出保持ステップは、
    前記受信信号中から前記同期パターンの先頭のKビット(KはNよりも小なる整数)の系列と同一のビット系列からなる近似パターンを検出した場合には前記カウント動作を中断させることにより前記同期パターンの検知動作を継続する同期検知継続ステップを含むことを特徴とするダイバーシティ制御方法。
  2. 前記同期検知継続ステップは、前記近似パターンの検出時点における受信強度が所定強度以上であることを条件として実施されることを特徴とする請求項1記載のダイバーシティ制御方法。
  3. 前記同期検知継続ステップは、前記近似パターンの検出回数が所定回数を超えるまで継続することを特徴とする請求項1又は2記載のダイバーシティ制御方法。
  4. 複数のアンテナを1つずつ順次、受信アンテナとして選択するダイバーシティ制御部を有する無線通信装置であって、
    前記ダイバーシティ制御部は、
    前記受信アンテナで取得した受信信号の受信強度を示す受信強度データを生成する受信強度検出手段と、
    前記受信信号中からNビット(Nは3以上の整数)のビット系列からなる同期パターンと一致するデータを検出したときに同期検出信号を送出する同期検出部と、
    前記同期検出信号に応じて前記受信強度データを保持する受信強度レジスタと、
    前記受信信号中から前記同期パターンの先頭のKビット(KはNよりも小なる整数)の系列と同一のビット系列からなる近似パターンを検出したときに相関同期検出信号を送出する相関同期検出部と、
    前記同期検出信号を基点としたクロックパルスのカウントをリセットによる初期値から行うタイマと、
    前記タイマのカウント値が所定値と等しくなったときに前記受信アンテナを他のアンテナに切り替えるアンテナ選択部と、
    前記相関同期検出信号に応じて、前記タイマのカウント動作を中断させることにより前記同期パターンの検知動作を継続させる同期検知継続手段と、を含むことを特徴とする無線通信装置。
  5. 前記同期検知継続手段は、前記近似パターンの検出時点における受信強度が所定強度以上である場合に前記同期パターンの検知動作を継続させることを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 前記同期検知継続手段は、前記近似パターンの検出回数が所定回数を超えるまで前記同期パターンの検知動作を継続することを特徴とする請求項4又は5記載の無線通信装置。
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