JP6172826B1 - 折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法 - Google Patents

折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、所定の折曲げ角度以下に折曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを防止できる折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法の提供を目的とする。【解決手段】折曲げ開封包装体10Aに用いられるシート部材20を製造する際に、シート基材200の表面に切込み23を付設する切込み付設工程aと、封止基材400から押切り分離した封止材40をシート基材200の表面に対して切込み23を覆うように圧着する封止材押切り圧着工程bとを順に行なう際に、封止材40の周縁部40bをシート部材20の表面に対して所定の深さD1に食い込ませるとともに、シート部材20の表面より外方に向けて突出する封止材40の肉厚E1より低い突出部24を、封止材40の周縁部40bに沿って周縁部40bの全周に亘り形成する。【選択図】図10

Description

この発明は、えば食品、医薬品、化粧品等々において、液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、錠剤状等の内容物を個包装する折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法に関する。
現在まで、上述のような内容物を必要な量だけ包装し、その内容物を必要に応じて取り出すことができる包装体としては、様々なものが多数提案されており、特許文献1に開示の包装体も、このような包装体の一つである。
特許文献1の包装体は、内容物が充填された収納凹部の開口部を蓋材で密閉して、蓋材の上面に形成されたハーフカットを覆うように保護テープを剥離可能に貼着している。また平面視略菱形の凸リブをハーフカットと交差して蓋材の上面中央部に形成している。
しかし、上述の保護テープを蓋材の上面に貼着すると、保護テープがテープ基材の厚み分だけ蓋材の上面より上方に突出するため、例えば多数の包装体を一括して運搬したり、輸送したりする等の移動時において、隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の蓋部に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、他方の包装体の蓋体に貼着した保護テープの縁部に、一方の包装体が当接されるか、あるいは、擦れ合わされることがある。
このため、保護テープの端部を指で摘まんで蓋体の上面から剥離するまえに、保護テープが剥離したり、捲れたりしやすく、ハーフカットを覆うように貼着した状態を維持することが困難である。蓋材に形成したハーフカットが外部に露出されやすく、ハーフカットの一部が破断されるだけでも、収納凹部に充填された内容物が外部に漏洩されてしまうことがある。
特開昭64−37370号公報
この発明は、所定の折曲げ角度以下に折曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを防止できる折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、内容物を封入する包装体本体の少なくとも一部が、二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部を有する平坦部材で構成され、該折曲げ部の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材が、前記平坦部材の表面に対して前記折曲げ部に形成された開封部を覆うように圧着された折曲げ開封包装体であって、前記封止材の周縁部、前記平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に圧着され、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低く、かつ、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の高さより低い突出部が、前記封止材の縁部に沿って前記平坦部材の表面に形成されたことを特徴とする。
またこの発明は、内容物を封入する包装体本体の少なくとも一部が、二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部を有する平坦部材で構成され、該折曲げ部の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材が、前記平坦部材の表面に対して前記折曲げ部に形成された開封部を覆うように圧着された折曲げ開封包装体の製造方法であって、前記開封部を、帯状に形成された前記平坦部材の表面に対して該平坦部材の長手方向に所定間隔を隔てて付設する開封部付設工程と、帯状に形成された封止部材を、前記開封部を覆う大きさ及び形状に封止材押切り型で押切り分離し、前記封止部材から押切り分離された前記封止材を前記平坦部材の表面に対して前記開封部を覆うように圧着する際に、前記封止材の周縁部を、前記平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に前記封止材押切り型で圧着し、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低く、かつ、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の高さより低い突出部を、前記封止材の縁部に沿って前記平坦部材の表面に形成する封止材押切り圧着工程とを、この順で行なうことを特徴とする。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折曲げるまで、開封部が封止された状態を確実に保つことができる。
詳しくは、折曲げ開封包装体における平坦部材の表面に圧着された封止材の縁部を、平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に圧着しているため、例えば多数の包装体を一括して運搬したり、輸送したりする際に、隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされるなどしても、平坦部材の表面に食い込ませた封止材の縁部に、一方の包装体が当接されるか、あるいは、擦れ合わされることを防止できるとともに、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
しかも、平坦部材の封止材が圧着された部分を指先で触っても、封止材の縁部に指先が引っ掛かることがなく、良好な手触り感が得られる。
さらに、封止材を平坦部材に対して平面的に圧着するのに比べて、封止材の周縁部を平坦部材に食い込ませた方が、食い込ませた部分の圧着面積が大きくなるため、封止材を平坦部材に対して強固に圧着することができる。
上述の封止材の周縁部のうち少なくとも一部の縁部とは、例えば封止材の周縁部の全周と、封止材の長手方向又は短手方向に対向する一対の縁部とを含む概念である。
上述の平坦部材は、例えばアモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)、ポリプロピレン(PP)、二軸延伸ポリエステル(OPET)、生分解性プラスチック(PLA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、あるいは、PETG、厚紙、金属シート等の単体シートや複合シートで構成してもよい。
また、例えば二軸延伸ポリエステル(OPET)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレン(PE)、セルロース・プロピオネート(CP)、あるいは金属(アルミニウム)等の単体材料、あるいは複合材料で形成したフィルム部材で構成してもよい。
なお、平坦部材の材質、肉厚は、例えば内容物の種類、あるいは包装体本体の内部形状に応じて変更してもよい。
上述の開封部は、例えば切込みやスリット、あるいは、特許第5802769号公報、特許第5858413号公報、特表2010−504888号公報、特開昭59−103866号公報に開示される構造等で構成してもよい。
上述の封止材は、例えばアルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔、鉄箔、樹脂フィルム等の肉厚が薄い箔体で構成してもよい。箔体の一例として、肉厚5μ〜35μのアルミニウム箔を封止材として用いた場合、透湿性、ガス透過性、折曲げ開封性の良好な折曲げ開封包装体を得ることができる。ここで、ガス透過性とは、例えば酸素、水分、腐食性ガス等の透過を抑制するガスバリア性のことをいう。
また、アルミニウム箔に代わる透湿性、ガス透過性の良い他の材質として、例えばポリ塩化ビニリデン製のフィルムや、他の合成樹脂と複合した複合材、アルミ蒸着したガス透過性の良いフィルム等々、内容物の特性や物性に応じた材質で構成してもよく、引き裂き強度の弱い材質のものが望ましい。
また、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低く、かつ、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の高さより低い突出部が、前記封止材の縁部に沿って前記平坦部材の表面に形成されているので、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態を保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材上へ移動しようとしても、平坦部材の表面に突出された突出部に当接されるため、封止材の縁部に対して直接当接されることを防止できる。
一方の包装体は、他方の包装体の平坦部材の表面に突出された突出部を乗り越えて封止材上へ移動するため、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して当接されるか、あるいは、擦れ合わされることを防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを防止できる。
しかも、例えば手の指先や爪等が、包装体の平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に引っ掛かりにくく、平坦部材の表面に突出された突出部を乗り越えて封止材上へスムーズに移動するため、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを防止できるとともに、良好な手触り感が得られる。
さらに、封止材の縁部を平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませた状態に圧着するとともに、平坦部材の表面より外方に向けて突出する突出部を封止材の縁部に沿って形成しているため、開封部を覆う封止材の縁部に引っ掛かることをより確実に防止することができる。
またこの発明の態様として、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低い突出部を、前記平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に圧着された前記封止材の周縁部に沿って全周に亘り形成してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態を確実に保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に突出された突出部に対してどの方向から当接されても、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して直接当接されることを確実に防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを確実に防止できる。
しかも、例えば手の指先や爪等が、包装体の平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対してどの方向からでも引っ掛かりにくく、平坦部材の表面に突出された突出部を乗り越えて封止材上へスムーズに移動するため、より良好な手触り感が得られる。
またこの発明の態様として、前記突出部を、前記平坦部材の周縁部から前記封止材の周縁部に向けて徐々に高くなる形状に形成してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材に形成された突出部に対して当接された際、突出部の外面に沿って上方へ移動するため、突出部に乗り上げる際の抵抗が小さく、突出部を乗り越えさせて封止材上へスムーズに移動させることができる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
しかも、例えば手の指先や爪等も、平坦部材の表面に突出された突出部に乗り上げやすく、突出部を乗り越えて封止材上へスムーズに移動するため、良好な手触り感が得られる。
またこの発明の態様として、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記突出部の高さを、前記封止材の肉厚を基準として約50%以上の高さに形成してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、突出部の高さを、例えば封止材の肉厚を基準として約30%以下に形成した場合、運搬時や輸送時において、隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際、他方の包装体の平坦部材に圧着された封止材の縁部に当接されるか、あるいは、擦れ合わされやすい。また、例えば手の指先や爪等が封止材の縁部に引っ掛かりやすく、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることがある。
これに対して、突出部の高さを、例えば封止材の肉厚を基準として約50%以上に形成した場合、一方の包装体が他方の包装体の平坦部材の表面に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際、他方の包装体の平坦部材に突出された突出部を乗り越えて封止材上へ移動するため、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して当接されるか、あるいは、擦れ合わされることを防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
しかも、例えば手の指先や爪等が、包装体の平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に引っ掛かりにくく、平坦部材の表面に突出された突出部を乗り越えて封止材上へスムーズに移動するため、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを防止できる。
なお、平坦部材の表面に圧着された封止材の縁部に対して当接されることを防止することが可能であり、また、例えば包装体、あるいは、手の指先や爪等が引っ掛かりにくく良好な手触り感を得ることが可能であれば、突出部の高さを、封止材の肉厚を基準として約30%以上に形成してもよい。
この発明の態様として、前記封止材の表面に対して微小な凹部と凸部とを多数付設してもよい。
上述の凹部と凸部は、例えば断面略四角錐形状、断面略円錐形状、断面略半球形状に形成した多数の突起等で構成してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折曲げるまで、開封部が封止された状態を確実に保つことができる。
詳しくは、凹部と凸部とが付設されてない封止材の肉厚に比べて、微小な凹部と凸部とが付設された封止材の肉厚を薄くすることができる。
この結果、封止材を破断し開封する際の破断抵抗が小さく、折曲げ開封包装体の折曲げ動作に伴い封止材の肉厚が薄い部分が破断されるため、開封部を覆う封止材をより簡単に破断し開封することができる。
またこの発明の態様として、前記封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部を、前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませた状態に圧着してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされるなどしても、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して直接当接されることをより確実に防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
またこの発明の態様として、前記封止材の周縁部の全周を、前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませた状態に圧着してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士がどの方向から互いに当接されるか、あるいは、どの方向から擦れ合わされても、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して直接当接されることをより確実に防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
またこの発明の態様として、前記封止材の周縁部のうち一部の縁部、あるいは、前記封止材の周縁部の全周を、前記平坦部材の表面に対して前記封止材の中央部から外周部に向けて徐々に食い込みが深くなるように圧着してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、例えば隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に対して当接されるか、あるいは、擦れ合わされても、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して直接当接されることをより確実に防止できる。
これにより、包装体同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる
またこの発明の態様として、前記封止材押切り型に、前記平坦部材に対して前記開封部を覆うように重ね合わされた前記封止材を、前記平坦部材の表面に対して厚み方向に加圧する封止材加圧部を設けてもよい。
上述の封止材加圧部は、例えば断面略平坦形状の平坦加圧部、断面略台形状の台形加圧部、断面略半球形状の半球形加圧部等で構成してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを確実に防止できる。
詳しくは、平坦部材に対して開封部を覆うように重ね合わされた封止材を、封止材押切り型の封止材加圧部により平坦部材の表面に対して厚み方向に加圧する。
これにより、加圧されてない封止材の肉厚に比べて、封止材加圧部により加圧された封止材の肉厚をより薄くすることができる。
この結果、封止材を破断し開封する際の破断抵抗が小さく、折曲げ開封包装体の折曲げ動作に伴い、平坦部材の開封部を覆う封止材を簡単かつ確実に破断し開封することができる。
しかも、例えば接着剤や粘着剤等を用いて、封止材を平坦部材に対して貼着するのではなく、封止材加圧部により圧着するため、封止材を平坦部材の表面に対して開封部を覆うように確実に圧着することができる。
またこの発明の態様として、前記封止材加圧部に、前記封止材の表面に対して微小な凹部と凸部を多数付設する凹凸付設部を設けてもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折曲げるまで、開封部が封止された状態をより確実に保つことができる。
詳しくは、平坦部材に対して開封部を覆うように重ね合わされた封止材を、封止材加圧部の凹凸付設部により平坦部材の表面に対して厚み方向に加圧し、微小な凹部と凸部を封止材の表面に対して多数付設する。
これにより、凹部と凸部とが付設されてない封止材の肉厚に比べて、凹部と凸部が付設された封止材の肉厚をより薄くすることができる。
この結果、封止材を破断し開封する際の破断抵抗がより小さく、折曲げ開封包装体の折曲げ動作に伴い封止材の肉厚が薄い部分が破断されるため、開封部を覆う封止材をより簡単に破断し開封することができる。
しかも、封止材を平坦部材の表面に対して平面的に圧着するのに比べて、封止材を凹凸形状に変形させて平坦部材に圧着した方が、封止材と平坦部材との圧着面積がより大きくなるため、封止材を平坦部材の表面に対してより強固に圧着することができる。
さらに、凹部と凸部とが封止材の表面に対して略均一に付設されていれば、封止材の圧着状態が略均一であり、封止材全体が平坦部材の表面に対して確実に圧着されていることを目視で確認することができる。
またこの発明の態様として、前記凹凸付設部を、前記封止材加圧部における前記平坦部材の前記開封部と対応する部分に設けてもよい。
この発明によれば、封止材における平坦部材の開封部と対応する部分を破断し開封することができる。
詳しくは、平坦部材に対して開封部を覆うように重ね合わされた封止材を、封止材加圧部の凹凸付設部により平坦部材の表面に対して厚み方向に加圧する際に、凹部と凸部を封止材における平坦部材の開封部と対応する部分に多数付設する。
これにより、封止材における平坦部材の開封部と対応する部分の肉厚をより薄くすることができる。
この結果、封止材における平坦部材の開封部と対応する部分を確実に破断し開封することができ、封止材における開封部以外の部分が破断し開封されることを確実に防止できる。
またこの発明の態様として、前記封止材加圧部の加圧側周縁部に、前記開封部を覆う大きさ及び形状に前記封止部材を押切り分離する押切り部を設け、前記押切り部を、前記封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部を前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませる形状に形成してもよい。
上述の封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部とは、例えば封止材加圧部の加圧側周縁部の全周と、封止材加圧部の長手方向又は短手方向に対向する一対の縁部とを含む概念である。
この発明によれば、封止材の縁部を平坦部材の表面に対して確実に食い込ませることができる。
詳しくは、平坦部材に対して開封部を覆うように重ね合わされた封止部材を、封止材加圧部の押切り部により平坦部材の開封部を覆う大きさ及び形状に押切り分離した際に、封止部材から押切り分離された封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部を、押切り部により平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませるとともに、平坦部材における封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部に沿った部分を、平坦部材の表面より外方に向けて突出する方向に変形させる。
これにより、平坦部材の表面より外方に向けて突出する封止材の肉厚より低い突出部を、平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に圧着された封止材の縁部に沿って形成する。
例えば隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が、他方の包装体の平坦部材の表面に対して斜めに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材上へ移動しようとしても、平坦部材の表面に突出された突出部に当接されるため、封止材の縁部に対して直接当接されることを防止できる。
一方の包装体は、他方の包装体の平坦部材の表面に突出された突出部を乗り越えて封止材上へ移動するため、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部に対して当接されるか、あるいは、擦れ合わされることを確実に防止できるとともに、開封部を覆う封止材が剥離したり、捲れたりすることを確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記押切り部の先端部を、前記封止材の縁部を前記平坦部材の表面に対して食い込ませる方向に突出するとともに、前記封止材の縁部の食い込み深さが該封止材の中央部から外周部に向けて徐々に深くなる所定の食い込み角度に形成してもよい。
この発明によれば、封止材の縁部を平坦部材の表面に対してより確実に食い込ませることができる。
詳しくは、封止材の縁部又は周縁部を、平坦部材の表面に対して封止材の中央部から外周部に向けて食い込みが深くなるように圧着するとともに、平坦部材の表面に対して没する深さに圧着する。
これにより、平坦部材の表面に圧着された開封部を覆う封止材の縁部又は周縁部に対して、隣り合う包装体同士のうち一方の包装体が当接されるか、あるいは、擦れ合わされることをより確実に防止できるとともに、封止材が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することをより確実に防止できる。
この発明によれば、所定の折曲げ角度以下に折曲げるまでは、封止材による開封部の封止が解除されず、包装体本体に封入された内容物が外部に漏洩することを防止できる折曲げ開封包装体及び折曲げ開封包装体の製造方法を提供することができる。
実施例1の折曲げ開封包装体の説明図。 折曲げ開封包装体の開封構造の説明図。 折曲げ開封包装体の折曲げ動作の説明図。 折曲げ開封包装体から内容物を取り出す際の部分拡大断面図。 折曲げ開封包装体のシート部材に用いられるシート基材を製造する製造方法の説明図。 折曲げ開封包装体を製造する製造方法の説明図。 押切り圧着装置の断面図。 封止材押切り型の拡大断面図。 封止基材を押切り分離した押切り圧着装置の断面図。 封止材をシート基材に圧着する押切り圧着装置の断面図。 封止材をシート基材に圧着する封止材押切り型の説明図。 実施例2の他の圧着例の拡大断面図。 実施例3のその他の圧着例の説明図。 実施例4の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例5の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例6の折曲げ開封包装体の説明図。 図16に示す折曲げ開封包装体から内容物を取り出す際の説明図。 実施例7の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例8の封止材が圧着されたシート基材の拡大断面図。 封止材をシート基材に圧着した押切り圧着装置の断面図。 封止材をシート基材に圧着する封止材押切り型の説明図。 実施例9の突出部を封止材の周縁部を覆うように圧着したシート基材の拡大断面図。 実施例10の封止材をシート基材に圧着する封止材押切り型の拡大断面図。 実施例11の凹部と凸部を封止材の中央部に付設したシート基材の拡大断面図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
(実施例1)
図1は実施例1の折曲げ開封包装体10Aの説明図であり、詳しくは、図1(a)は折曲げ開封包装体10Aを斜め上方から見た斜視図、図1(b)は折曲げ開封包装体10Aを表面側から見た平面図である。
図2は折曲げ開封包装体10Aの開封構造の説明図であり、詳しくは、図2(a)は短手方向Wの中央部で分断した折曲げ開封包装体10Aの断面図、図2(b)は(a)に示すa1部拡大断面図である。
図3は折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作の説明図であり、詳しくは、図3(a)は折曲げ開封包装体10Aを折曲げ始めた状態の側面図、図3(b)は折曲げ開封包装体10Aを二つ折りした状態の側面図である。
図4は折曲げ開封包装体10Aから内容物Cを取り出す際の部分拡大断面図である。
なお、以下の説明における長手方向L(長さ方向)とは、平面視略矩形を有する折曲げ開封包装体10Aの長手方向と一致する方向であり、短手方向W(幅方向)とは、平面方向において長手方向Lと直交する方向である。
実施例1の折曲げ開封包装体10Aは、1回の使用に必要な量の内容物Cを封入(充填)した小型の包装体であり、内容物Cが内部に封入された包装体本体11を、袋状に形成した柔軟性を有する本体部12と、本体部12の開口部を閉塞する蓋部13とで構成している(図1、図2参照)。
本体部12は、所定量の内容物Cが封入される袋状の収容部14を、肉厚150μに形成した合成樹脂製のフィルム(具体的には三菱樹脂株式会社製の商品名ダイアミロンF)で形成している(図1、図2参照)
蓋部13は、包装体本体11の内部と対応する側(図2(a)の下側)に配置された略平坦な合成樹脂製のシート部材20と、シート部材20における包装体本体11の外部と対応する側(図2(a)の上側)に圧着したアルミニウム箔製の封止材40とで構成している。
シート部材20は、本体部12の開口部を覆う大きさ及び形状に形成されており、シート部材20の裏面側周縁部を本体部12の開口側周縁部に熱溶着して、本体部12の開口部を蓋部13により閉塞している(図2(a)参照)。
シート部材20は、肉厚0.3mmに形成したアモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)製のシート基部20aと、肉厚0.03mmに形成したポリエチレン製(PE)のフィルムシール材20bとを貼り合わせた複合シートで構成している(図2(b)参照)。
フィルムシール材20bは、シート基部20aの表裏両面(あるいは、表裏両面のうち少なくとも一方の面)を覆うように貼着している。
なお、シート部材20を、シート基部20a及びフィルムシール材20bに加えて、図示しない二軸延伸ポリエステル製(OPET)のシートを貼り合わせた複合シートで構成してもよい。
シート部材20における長手方向Lの中央部には、長手方向Lに対して二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部21を、シート部材20の長手方向Lと直交して短手方向Wに形成している(図1、図2参照)。
折曲げ部21における短手方向Wの中央部には、図1中の二点鎖線で示す開封領域22を設定している。シート部材20における開封領域22内の中央部表面には、シート部材20の折曲げ動作に伴い厚み方向Tに貫通可能なスリット状の切込み23を形成している(図1、図2参照)。
切込み23は、シート部材20の長手方向Lと交差して短手方向Wに形成するとともに、シート部材20の表面を厚み方向Tから見て、シート部材20における長手方向Lの一端側に向けて弧状に突出する弧形状に形成している。切込み23の幅Wiは、シート部材20の短手方向Wの幅以下(望ましくは約70%以下)に形成している(図1(b)参照)。
封止材40は、肉厚0.02mmに形成したアルミニウム箔と、アルミニウム箔の表裏両面にコーティングしたヒートシール可能なアクリル・コポリマーとで構成している(図2(b)参照)。
封止材40は折曲げ部21の開封領域22より一回り小さく、開封領域22の切込み23を覆う大きさ及び形状に形成している。封止材40の破断強度は、シート部材20の折曲げ部21を所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げた際に破断される強度に設定している(図3、図4参照)。
封止材40におけるシート部材20の表面に対して圧着される裏面側には、ホットメルト剤などの接着剤からなる接着層40aを略均一にコーティング(又は塗布)している(図2(b)参照)。
つまり、封止材40は、シート部材20の折曲げ部21を二つ折り状態に折曲げた際に山側となる開封領域22内の表面に対して、開封領域22の切込み23を覆うように圧着している(図1〜図3参照)。
封止材40の周縁部40bより内側の表面には、凹部41と凸部42とを多数付設するとともに、表面全体に対して略均一となるように配置している(図2(b)参照)。周縁部40bの全周は、シート部材20の表面に対して厚み方向T内側に向けて所定の深さD1を食い込ませている。
周縁部40bの食い込み深さD1は約0.1mmに設定している。凹部41と凸部42との高低差D2は、封止材40の肉厚E1を基準として、約0.1倍〜約10倍の範囲に含まれる差に設定しているが、好ましくは5倍以内に設定している(図2(a)に示すa2部拡大図参照)。
上述の折曲げ開封包装体10Aは、蓋部13を構成するシート部材20の切込み23を覆う封止材40の周縁部40b全周を、シート部材20の表面に対して厚み方向T内側に向けて食い込ませているため、食い込ませた部分の圧着面積をより大きくすることができる。
これにより、封止材40の周縁部40bをシート部材20に対してより強固に圧着することができるとともに、シート部材20の封止材40が圧着された部分を指先で触っても、封止材40の周縁部40bに指先が引っ掛かることがなく、良好な手触り感が得られる。
しかも、例えば運搬や輸送等の移動時において、折曲げ開封包装体10A同士が互いに接触又は当接するなどしても、封止材40におけるシート部材20に食い込ませた周縁部40bに、隣り合う折曲げ開封包装体10Aの一部が接触又は当接されることを確実に防止できるとともに、封止材40が剥離したり、捲れたりすることを確実に防止できる。
さらに、封止材40における凹部41及び凸部42を付設した部分の肉厚が薄く、折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作に伴い、封止材40の肉厚が薄い部分が連続して破断されるため、封止材40を破断し開封する際の破断抵抗が小さく、シート部材20の切込み23を覆う封止材40をより簡単かつ確実に破断し開封することができる。
上述の折曲げ開封包装体10Aから内容物Cを取り出す際の方法について説明する。
先ず、折曲げ開封包装体10Aを、包装体本体11の蓋部13が下向きとなる状態に保持した後、折曲げ方向Gに向けて二つ折り状態に折曲げ開始する。
シート部材20の折曲げ部21を所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げた際に、折曲げ部21の切込み23が厚み方向Tに貫通されるとともに、折曲げ部21の開封領域22に圧着した封止材40が破断し開封される(図3(a)参照)。
これにより、シート部材20の切込み23が本体部12の収容部14と連通されるため、折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作に伴い収容部14に封入された内容物Cを切込み23から押し出すようにして取り出すことができる(図3(b)、図4参照)。
シート部材20の折曲げ部21を二つ折りした際に、切込み23の舌片部23aが下側斜め下方に向けて突出し、内容物Cが舌片部23aに接触しながら押し出されるため、収容部14に封入された内容物Cが一挙に押し出されにくく、内容物Cが周囲に飛び散ることを防止できる(図3(b)、図4参照)。
この結果、折曲げ開封包装体10Aを所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げるまでは、封止材40による封止が解除されず、収容部14に封入された内容物Cが外部に漏洩することを防止できるとともに、封止材40により封止した状態を確実に保つことができる。
上述の折曲げ開封包装体10Aのシート部材20に用いられるシート基材200を製造する製造方法と、封止材40が圧着されたシート基材200を用いて折曲げ開封包装体10Aを製造する製造方法とについて説明する。
図5は折曲げ開封包装体10Aのシート部材20に用いられるシート基材200を製造する製造方法の説明図、図6は折曲げ開封包装体10Aを製造する製造方法の説明図である。
図7は押切り圧着装置402の断面図、図8は封止材押切り型404の拡大断面図、図9は封止基材400を押切り分離した押切り圧着装置402の断面図、図10は封止材40をシート基材200に圧着する押切り圧着装置402の断面図である。
図11は封止材40をシート基材200に圧着する封止材押切り型404の説明図であり、詳しくは、図11(a)は封止材40をシート基材200に圧着した封止材加圧部405の拡大断面図、図11(b)は封止材40を圧着したシート基材200の拡大断面図である。
封止材40が圧着されたシート基材200を製造する製造方法は、帯状に形成した合成樹脂製のシート基材200の表面に対して切込み23を付設する切込み付設工程aと、帯状に形成したアルミニウム箔製の封止基材400をシート基材200の切込み23を覆う大きさ及び形状に押切り分離するとともに、封止基材400から押切り分離された封止材40をシート基材200の表面に対して切込み23を覆うように圧着する封止材押切り圧着工程bと、封止材40が分離された廃棄基材400aをロール状に巻回して回収する基材回収工程cと、封止材40が圧着されたシート基材200をロール状に巻回する基材巻回工程dとを、この順で行なう(図5参照)。
切込み付設工程aは、シート装填部201から繰り出される帯状のシート基材200を、送り方向Fに向けて一定速度で搬送しながら切込み付設装置202へ移送する。切込み付設装置202は、スリット状の切込み23をシート基材200の短手方向Wの中央部に付設するとともに、シート基材200の長手方向Lに所定間隔を隔てて付設する(図5参照)。
封止材押切り圧着工程bは、封止材装填部401から繰り出される帯状の封止基材400を、シート基材200の短手方向Wの中央部表面に対して切込み23が覆われるように重ね合わせるとともに、シート基材200の送り速度と同期して送り方向Fに向けて一定速度で搬送しながら押切り圧着装置402へ移送する(図5参照)。
なお、封止基材400は、シート基材200の短手方向Wの幅より幅狭に形成され、切込み23を覆う幅に形成している。
押切り圧着装置402は、シート基材200を略水平に支持する断面略台形状のシート受け型403と、封止基材400を切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離する封止材押切り型404とを備えている(図7参照)。
シート受け型403は、シート基材200に重ね合わされた封止基材400を押切り分離する位置の下部に配置している。封止材押切り型404は、シート受け型403により支持されたシート基材200における封止基材400が重ね合わされた部分と対向して、封止基材400を押切り分離する位置の上部に配置している(図7参照)。
シート受け型403は、シート基材200における封止基材400が重ね合わされた部分を略水平に支持する型形状に形成している。封止材押切り型404は、シート基材200に重ね合わされた封止基材400を切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離する型形状に形成している(図7参照)。
封止材押切り型404は、封止基材400から押切り分離された封止材40をシート基材200の短手方向Wの中央部表面に対して圧着する封止材加圧部405と、封止基材400をシート基材200の切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離する押切り部406と、封止材押切り型404を加熱する加熱ヒータ407とを備えている(図7参照)。
封止材押切り型404の全体は、図示しない移動手段によりシート基材200に対して封止基材400が押し付けられる図中下方向と、シート基材200に対する封止基材400の押し付けが解除される図中上方向とに上下動可能に設けている。
封止基材400を切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離し、封止基材400から押切り分離された封止材40をシート基材200の表面に対して切込み23を覆うように圧着する図10の実線で示す圧着位置と、封止基材400を押切り分離するまえの図7の実線で示す待機位置との間で往復移動される。
封止材加圧部405の加圧側中央部には、封止材40の表面に対して凹部41と凸部42とを多数付設するための凹凸付設部408を設けている。凹凸付設部408の付設面は、封止材40に付設される凹部41及び凸部42と対応した凹凸形状に形成している(図8参照)。
凹部41と凸部42は、封止基材400から押切り分離された封止材40を、封止材押切り型404の封止材加圧部405によりシート基材200の表面に圧着する際に、封止材40の周縁部40bより内側の表面に対して略均一に付設される(図11(a)(b)参照)。
押切り部406は、封止材加圧部405の加圧側周縁部を下方に向けて略垂直に突出するとともに、封止基材400をシート基材200の切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離する刃形状に形成している。
押切り部406の断面形状は、内側の斜面と外側の垂直面とが交差する断面略三角形状に形成している。先端部の食い込み角度θ2は、約30度〜約110度の範囲に含まれる角度に設定している。凹凸付設部408の凹凸面の高低差D2は、封止材40に付設される凹部41及び凸部42と対応する差に設定している(図8参照)。
上述の封止材40が圧着されたシート基材200を製造する場合、切込み付設工程aにおいて、切込み付設装置202によりシート基材200の表面に対して切込み23を付設するとともに、封止基材400をシート基材200の表面に対して切込み23が覆われるように重ね合わせながら送り方向Fに向けて搬送し、封止材押切り圧着工程bへ移送する(図5、図7参照)。
封止材押切り圧着工程bにおいて、押切り圧着装置402の封止材押切り型404を封止基材400が押切り分離される方向へ移動させて、シート基材200に重ね合わされた封止基材400を、押切り部406により切込み23が覆われる大きさ及び形状に押切り分離する(図9参照)。
封止基材400から押切り分離された封止材40を、封止材加圧部405によりシート基材200の表面に対して切込み23が覆われるように圧着し、封止材40をシート基材200の表面に対して圧着する。具体的には加熱ヒータ407により約200度に加熱した状態で、1cm当たり約500kgの圧力にて約0.1秒間加圧する(図10参照)。
なお、加熱ヒータ407により加熱せずに圧着してもよい。
封止材40の周縁部40bより内側の表面を、封止材加圧部405の凹凸付設部408により厚み方向Tに向けて垂直に加圧し、凹部41と凸部42とを封止材40の周縁部40bより内側の表面に対して略均一に多数付設する。
封止材40の周縁部40b全周を、封止材加圧部405の押切り部406によりシート基材200の表面に対して厚み方向T内側に向けて所定の深さD1だけ食い込ませる(図11(a)(b)参照)。
これにより、折曲げ開封包装体10Aのシート部材20に用いられる、封止材40が圧着されたシート基材200を連続して製造することができる。
なお、封止材40が分離された廃棄基材400aは基材回収工程cにおいてロール状に巻回して回収し、封止材40が圧着されたシート基材200は基材巻回工程dにおいてロール状に巻回する(図5参照)。
次に、上述の封止材40が圧着されたシート基材200を用いて、折曲げ開封包装体10Aを製造する製造方法について説明する。
折曲げ開封包装体10Aを製造する製造方法は、袋状の収容部14が形成されたフィルム基材300と、封止材40が圧着されたシート基材200とを送り方向Fに向けて縦送りしながら重ね合わせる重ね合わせ工程eと、基材200,300同士の両側縁部を長手方向Lに熱シールする縦シール工程fと、基材200,300同士における収容部14の上下重ね合わせ部分を短手方向Wに熱シールする横シール工程gと、縦シール及び横シールされた筒状包装体414内に内容物Cを充填する充填工程hと、所定量の内容物Cが充填された筒状包装体414を個々の折曲げ開封包装体10Aに分離する分断工程iとを、この順で行う(図6参照)。
シート装填部210には、封止材40が圧着されたシート基材200をロール状に巻回して装填する。また、フィルム装填部310には、収容部14が成形されるまえのフィルム基材300をロール状に巻回して装填する。
フィルム基材300をフィルム装填部310から繰り出す際に、フィルム基材300を成形ドラム311の周面に巻き付けるとともに、成形ドラム311に巻き付けられたフィルム基材300を加熱ヒータ312により加熱して軟化させ、袋状に収容部14をフィルム装填部310の巻き付け側の面に対して連続して成形する(図6参照)。
重ね合わせ工程eは、フィルム装填部310から繰り出されるフィルム基材300の収容部14が形成された部分と反対側の部分と、シート装填部210から繰り出されるシート基材200の封止材40が圧着された部分と反対側の部分とを互いに重ね合わせるとともに、一対の送りロール431により送り方向Fへ縦送りしながら縦シール工程fへ移送する(図6参照)。
縦シール工程fは、基材200,300同士を一対の縦シールロール441により送り方向Fへ縦送りしながら、基材200,300同士における収容部14より外側の両側縁部を縦シールして、筒状に形成された筒状包装体414を横シール工程gへ移送する(図6参照)。
横シール工程gは、筒状包装体414を一対の横シールロール451により送り方向Fへ縦送りしながら、筒状包装体414における収容部14より下側の重ね合わせ部分と上側の重ね合わせ部分とを横シールして分断工程iへ移送する。
充填工程hは、充填装置421の充填管421から供給される内容物Cを、筒状に形成した筒状包装体414内に上方から充填する(図6参照)。
分断工程iは、筒状包装体414を回転刃461及び受けロール462により送り方向Fへ縦送りしながら、筒状包装体414の縦シール部及び横シール部を短手方向Wに切断し、長手方向Lに連続する筒状包装体414を、所定量の内容物Cが充填された個々の折曲げ開封包装体10Aに分離する(図6参照)。
すなわち、上述の製造方法を用いることにより、多数の折曲げ開封包装体10Aを連続して製造することができる。
なお、折曲げ開封包装体10Aが分離された筒状包装体414の廃棄包装体417は、ロール状に巻回して回収する。
しかも、折曲げ開封包装体10Aを製造する際に、封止材40が圧着されたシート基材200を、包装体本体11を構成する蓋部13のシート部材20と対応する大きさ及び形状に分離するとともに、フィルム基材300を、包装体本体11を構成する本体部12と対応する大きさ及び形状に分離して用いるため、折曲げ開封包装体10Aをより効率よく製造することができる。
さらに、シート部材20を製造する際に、シート部材20に分離するまえのシート基材200の表面に対して切込み23を覆うように重ね合わされた封止材40を、封止材押切り型404の封止材加圧部405及び凹凸付設部408によりシート基材200の表面に対して厚み方向Tに加圧する。
これにより、封止材加圧部405により加圧された封止材40全体の肉厚と、凹凸付設部408により凹部41及び凸部42が付設された部分の肉厚とをより薄くすることができる。
このため、折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作に伴い封止材40を破断し開封する際の破断抵抗がより小さく、シート部材20の切込み23を覆う封止材40をより簡単かつ確実に破断し開封することができる。
さらにまた、封止材40をシート基材200の表面に対して平面的に圧着するよりも、封止材40を凹凸形状に変形させてシート基材200に圧着した方が、封止材40とシート基材200との圧着面積がより大きくなるため、封止材40をシート基材200の表面に対してより強固に圧着することができる。
つまり、凹部41と凸部42が封止材40の表面に対して略均一に付設されていれば、圧着状態が略均一であり、封止材40全体がシート基材200の表面に対して確実に圧着されていることを目視で確認することができる。
さらにまた、例えば接着剤や粘着剤等を用いて、封止材40をシート基材200に対して貼着するのではなく、封止材加圧部405により圧着するため、封止材40をシート基材200の表面に対して切込み23を覆うようにより確実に圧着することができる。
以下、上述の折曲げ開封包装体10Aにおけるその他の例について説明する。この説明において、前記構成と同一または同等の部位については同一の符号を記してその詳しい説明を省略する。
(実施例2)
上述の実施例1では、封止材40の周縁部40bをシート基材200の表面に食い込ませる押切り部406について説明したが、実施例2では、図12に示すように、封止材40をシート基材200の表面に対して略面一となるように圧着する押切り部416について説明する。
図12は実施例2の他の圧着例の拡大断面図である。
実施例2の封止材押切り型404は、押切り部416を、封止材40の周縁部40bを略平坦に押圧する形状に形成している。封止基材400から押切り分離された封止材40を、封止材加圧部405によりシート基材200の表面に圧着する際に、凹部41と凸部42を、凹凸付設部408により封止材40の表面に対して付設するとともに、封止材40の周縁部40bを、押切り部416によりシート基材200の表面と略面一となるように圧着する。
これにより、シート基材200の封止材40が圧着された部分を指先で触っても、封止材40の周縁部40bに指先が引っ掛かることがなく、良好な手触り感が得られる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例3)
上述の実施例1では、下方に向けて突出する形状に形成した押切り部406について説明したが、実施例3では、図13に示すように、外側斜め下方に向けて突出する形状に形成した押切り部426と、下方に向けて垂直に突出する形状に形成した押切り部436とについて説明する。
図13は実施例3のその他の圧着例の説明図であり、詳しくは、図13(a)は封止材40の周縁部40bをシート基材200に対して外側斜め下向きに食い込ませた部分の拡大断面図、図13(b)は封止材40の周縁部40bをシート基材200に対して鋭角に食い込ませた部分の拡大断面図である。
図13(a)の押切り部426は、外側斜め下方に向けて突出する形状に形成するとともに、押切り部426の先端部の角度θ3を、実施例1の押切り部406の先端部の角度θ2より鋭角に形成している(図13(a)の拡大図参照)。
押切り部426は、封止材40の周縁部40bを厚み方向Tと交差して外側斜め下方に向けて鋭角に変形させるため、シート基材200の表面に対してより鋭角かつ深く食い込ませることができる。これにより、封止材40の周縁部40bをシート基材200に対してより強固に圧着することができる。
図13(b)の押切り部436は、下方に向けて垂直に突出する形状に形成するとともに、押切り部436の先端部の角度θ4を、押切り部406の先端部の角度θ2より鈍角に形成している(図13(b)の拡大図参照)。
押切り部436は、封止材40の周縁部40bをシート基材200の表面に対して一対の斜面が交差する断面略三角形状に食い込ませるため、食い込ませた部分の圧着面積をより大きくすることができる。これにより、封止材40の周縁部40bをシート基材200に対してより強固に圧着することができる。
これにより、折曲げ開封包装体10Aを所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げるまでは、封止材40による封止が解除されず、収容部14に封入された内容物Cが外部に漏洩することを防止できる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例4)
上述の実施例1では、封止材40の周縁部40b全周を食い込ませた折曲げ開封包装体10Aについて説明したが、実施例4では、図14に示すように、封止材40の周縁部40bを部分的に食い込ませた折曲げ開封包装体10Aについて説明する。
図14は実施例4の折曲げ開封包装体10Aの説明図であり、詳しくは、図14(a)は封止材40の短辺側縁部40b1をシート部材20に食い込ませた折曲げ開封包装体10Aの平面図、図14(b)は封止材40の長辺側縁部40b2をシート部材20に食い込ませた折曲げ開封包装体10Aの平面図である。
実施例4の折曲げ開封包装体10Aは、封止材40の周縁部40bのうち短手方向Wに対向する一対の短辺側縁部40b1と、短辺側縁部40b1の延長した部分とをシート部材20の表面に食い込ませている(図14(a)参照)。
また、封止材40の周縁部40bのうち長手方向Lに対向する一対の長辺側縁部40b2と、長辺側縁部40b2の延長した部分とをシート部材20の表面に食い込ませてもよい(図14(b)参照)。
これにより、折曲げ開封包装体10Aを所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げるまでは、封止材40による封止が解除されず、封止材40により封止した状態をより確実に維持することができる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例5)
上述の実施例1では、封止材40を、折り曲げ動作に伴い破断し開封する折曲げ開封包装体10Aに用いた例について説明したが、実施例5では、図15に示すように、封止材40を、折曲げ動作に伴い剥離し開封する折曲げ開封包装体10Aに用いた他の例について説明する。
図15は実施例5の折曲げ開封包装体10Aの説明図であり、詳しくは、図15(a)は斜め上方から見た折曲げ開封包装体10Aの斜視図、図15(b)は折曲げ開封包装体10Aを表面側から見た平面図である。
実施例5の折曲げ開封包装体10Aは、シート部材20に形成された切込み23と、フィルム部材30Aに形成された切込み33との間と対応する開封領域22内の対向面同士を、再剥離可能な粘着力を有する接着層にて貼着している。凹部41と凸部42とが多数付設された封止材40を、部材20,30同士の折曲げ部21に設定した開封領域22内の表面に対して切込み23,33を覆うように圧着している。
実施例5の折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作に伴い部材20,30における切込み23,33の間を剥離し開封するとともに、封止材40を破断し開封する。部材20,30の切込み23,33が厚み方向Tに貫通され、収容部14に封入された内容物Cを切込み23,33から取り出すことができる。
これにより、折曲げ開封包装体10Aを所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げるまでは、封止材40による封止が解除されず、切込み23,33を封止した状態をより確実に維持することができる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例6)
上述の実施例1では、封止材40をシート部材20に貼り合わせた折曲げ開封包装体10Aについて説明したが、実施例6では、図16、図17に示すように、封止材40が圧着されたシート部材20Bを一方のフィルム部材30Bに貼り合わせた折曲げ開封包装体10Bについて説明する。
図16は実施例6の折曲げ開封包装体10Bの説明図であり、詳しくは、図16(a)は折曲げ開封包装体10Bを斜め上方から見た斜視図、図16(b)は折曲げ開封包装体10Bを表面側から見た平面図である。
図17は図16に示す折曲げ開封包装体10Bから内容物Cを取り出す際の説明図であり、詳しくは、図17(a)は短手方向Wの中央部で分断した折曲げ前の折曲げ開封包装体10Aの断面図、図16(b)は折曲げ開封包装体10Bから内容物Aを取り出す際の側面図である。
実施例6の折曲げ開封包装体10Bは、包装体本体11を、略同一の大きさ及び形状に形成された2枚のフィルム部材30Bの周縁部同士を互いに貼り合わせて構成している。
一方のフィルム部材30Bの表面に形成された開口部34と、シート部材20Bに形成された切込み23とを対応させて、封止材40が圧着されたシート部材20Bをフィルム部材30Bに貼着している。
実施例6の折曲げ開封包装体10Bの折曲げ動作に伴い封止材40を破断し開封するため、切込み23及び開口部34を介して、収容部14に封入された内容物Cを外部に取り出すことができる。
これにより、折曲げ開封包装体10を折曲げて封止材40を破断し開封するまで、封止材40による封止した状態をより確実に維持することができる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例7)
上述の実施例7では、2枚のフィルム部材30Bを互いに貼り合わせて形成した折曲げ開封包装体10Bについて説明したが、実施例7では、図18に示すように、1枚のフィルム部材30Cを二つ折り状態に折り重ねて形成した折曲げ開封包装体10Cについて説明する。
図18は実施例7の折曲げ開封包装体10Cの説明図であり、詳しくは、図18(a)は折曲げ開封包装体10Cを斜め上方から見た斜視図、図18(b)は折曲げ開封包装体10Cを表面側から見た平面図である。
実施例7の折曲げ開封包装体10Cは、包装体本体11を、2枚分のフィルム部材30Bと略同等の幅に形成したフィルム部材30Cを、短手方向Wの中央部に設定した図示しない仮想折曲げ線に沿って二つ折り状態に折り重ねる際に、対向する3辺の縁部同士を互いに貼り合わせて構成している。
フィルム部材30Cの一方の表面に形成した開口部34と、シート部材20Bに形成した切込み23とを対応させて、封止材40が圧着されたシート部材20Bをフィルム部材30Cに貼着している。
実施例7の折曲げ開封包装体10Cの折曲げ動作に伴い封止材40を破断し開封するため、切込み23及び開口部34を介して、収容部14に封入された内容物Cを外部に取り出すことができる。
これにより、折曲げ開封包装体10Cを折曲げて封止材40を破断し開封するまで、封止材40による封止状態をより確実に維持することができる。この結果、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例8)
上述の実施例1〜7では、封止材40の周縁部40bをシート部材20の表面に対して厚み方向Tに食い込ませた状態に圧着した折曲げ開封包装体10A〜10Cについて説明したが、実施例8では、図19に示すように、シート部材20の表面より外方に向けて突出する突出部24を、封止材40の周縁部40bに沿って形成した折曲げ開封包装体10Dについて説明する。
図19は実施例8の折曲げ開封包装体10Dの説明図であり、詳しくは、図19(a)は折曲げ開封包装体10Dを斜め上方から見た斜視図、図19(b)は短手方向Wの中央部で分断した折曲げ開封包装体10Dの断面図である。
図20は封止材40をシート基材200に圧着する押切り圧着装置402の断面図、図21は封止材40をシート基材200に圧着する封止材押切り型404の説明図であり、詳しくは、図21(a)は封止材40をシート基材200に圧着した封止材加圧部405の拡大断面図、図21(b)は封止材40を圧着したシート基材200の拡大断面図である。
実施例8の折曲げ開封包装体10Dは、封止材40の周縁部40bの全周を、シート部材20の表面に対して厚み方向Tに所定の深さD1を食い込ませて、封止材40の中央部から外周部に向けて食い込みが徐々に深くなるように圧着するとともに、シート部材20の表面より下方に没する深さに圧着している(図19(b)に示すa2部拡大図参照)。
シート部材20の表面より外方に向けて突出する封止材40の肉厚E1より低い断面略弧状の突出部24を、シート部材20の開封領域22内の表面に対して封止材40の周縁部40bに沿って形成するとともに、封止材40の全周に亘り連続して形成している(図19(a)、(b)に示すa2部拡大図参照)。
突出部24の幅Wkは約0.1mmに形成している。突出部24の外面は、シート部材20の周縁部から封止材40の周縁部に向けて徐々に高くなる滑らかな曲面形状に形成している(図19(b)に示すa2部拡大図参照)。
突出部24の高さE2は、封止材40の肉厚E1を基準として、肉厚E1の約50%以上の高さに形成している。具体的には、封止材40の肉厚0.02mm(=20μ)に対して、突出部24の高さE2を約0.01mm(=10μ)に形成している(図19(b)に示すa2部拡大図参照)。封止材40の肉厚E1の約50%以上の高さであれば、突出部24の高さE2を約0.01mm以上に形成してもよい。
実施例8の折曲げ開封包装体10Dのシート部材20に用いられる、封止材40が圧着されたシート基材200を製造する場合、押切り圧着装置402の封止材押切り型404を下降させて、封止材40を封止基材400から押切り分離する(図20参照)。
封止基材400から押切り分離された封止材40の周縁部40bの全周を、押切り部406によりシート基材200の表面に対して厚み方向Tに食い込ませるとともに、シート基材200における封止材40の周縁部40bに沿った部分を加圧しつつ約150℃に加熱して、シート基材200の表面より外方に向けて突出する方向に変形させる(図20の拡大図参照)。
これにより、シート部材20の表面より外方に向けて突出する封止材40の肉厚E1より低い断面略弧状の突出部24を、シート基材200の表面に圧着された封止材40の周縁部40bに沿って全周に亘り連続して形成する(図21(a)(b)参照)。
封止材押切り型404により封止材40を加熱する際の温度は約150℃に設定している。封止材押切り型404により封止材40をシート基材200に圧着する際の圧力は1cm(10mm×10mm)当たり約50kgに設定している。封止材押切り型404により封止材40を押切り分離しシート基材200に圧着する際の降下速度は秒速約10m/sに設定している。
実施例8の折曲げ開封包装体10Dは、シート部材20の切込み23を覆う封止材40の周縁部40bの全周を、シート部材20の開封領域22内の表面に対して厚み方向Tに所定の深さD1を食い込ませた状態に圧着するとともに、シート部材20の表面より外方に向けて突出する突出部24を、封止材40の周縁部40bに沿って周縁部40bの全周に亘り連続している(図19参照)。
これにより、多数の折曲げ開封包装体10Dを一括して運搬したり、輸送したりする際に、隣り合う折曲げ開封包装体10D同士のうち一方の折曲げ開封包装体10Dが、他方の折曲げ開封包装体10Dのシート部材20の表面に対してどの方向から斜めに当接されるか、あるいは、どの方向から擦れ合わされるなどしても、封止材40の周縁部40bに対して直接当接されるか、あるいは、擦れ合わされることをより確実に防止できる。
つまり、一方の折曲げ開封包装体10Dが、他方の折曲げ開封包装体10Dのシート部材20の表面に圧着された切込み23を覆う封止材40上へ移動しようとする際に、封止材40の周縁部40bに沿って突出された突出部24に当接されるため、封止材40の周縁部40bに対して直接当接されることを確実に防止できる。
一方の折曲げ開封包装体10Dは、他方の折曲げ開封包装体10Dのシート部材20の表面に突出された突出部24を乗り越えて封止材40上へスムーズに移動するため、シート部材20の表面に圧着された封止材40の周縁部40bに対して当接されるか、あるいは、擦れ合わされることをより確実に防止できる。
これにより、折曲げ開封包装体10D同士が互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされた際に、切込み23を覆う封止材40が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体10Dを所定の折曲げ角度θ1以下に折り曲げるまでは、封止材40による切込み23の封止が解除されることがなく、折曲げ開封包装体10Dに封入された内容物Cが外部に漏洩することをより確実に防止できる。
しかも、折曲げ開封包装体10Dを手の指先で保持した際に、手の指先や爪がシート部材20の表面に圧着された封止材40の周縁部40bに対してどの方からでも引っ掛かりにくく、シート部材20の表面に突出された突出部24を乗り越えて封止材40上へスムーズに移動するため、切込み23を覆う封止材40が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できるとともに、より良好な手触り感が得られる。
さらに、突出部24を、シート部材20の周縁部から封止材40の周縁部に向けて徐々に高くなる滑らかな曲面形状に形成しているため、突出部24に乗り上げる際の抵抗が小さく、突出部24を乗り越えさせて封止材40上へスムーズに移動させることができる。
さらにまた、一方の折曲げ開封包装体10D、あるいは、手の指先や爪が、突出部24を乗り越えて封止材40上へスムーズに移動するため、切込み23を覆う封止材40が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
これにより、折曲げ開封包装体10Dを所定の折曲げ角度θ1以下に折り曲げるまでは、封止材40による切込み23の封止が解除されることがないため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例9)
上述の実施例1〜8では、突出部24を封止材40の周縁部40bに沿って形成した例について説明したが、実施例9では、図22に示すように、突出部24を封止材40の周縁部40bを覆うように形成したシート基材200について説明する。
図22は実施例9の突出部24を封止材40の周縁部40bを覆うように圧着したシート基材200の拡大断面図である。
実施例9のシート基材200は、シート基材200における開封領域22内の表面に圧着された切込み23を覆う封止材40の周縁部40bを、封止材40の周縁部40bに沿って周縁部40bの全周に亘り形成された突出部24で覆っている(図22参照)。
これにより、実施例9のシート基材200を用いて製造された多数の折曲げ開封包装体10Dを一括して運搬したり、輸送したりする際に、隣り合う折曲げ開封包装体10Dが互いに当接されるか、あるいは、擦れ合わされるなどしても、切込み23を覆う封止材40が剥離したり、捲れたりすることをより確実に防止できる。
この結果、折曲げ開封包装体10Dを所定の折曲げ角度θ1以下に折り曲げるまでは、封止材40による切込み23の封止が解除されず、包装体本体11に封入された内容物Cが外部に漏洩することをより確実に防止できるため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例10)
上述の実施例1〜9では、凹部41と凸部42を封止材40に付設した例について説明したが、実施例10では、図23に示すように、凹部41及び凸部42を付設せず、シート基材200の表面に圧着された封止材40を略平坦に形成するか、あるいは、略弧状に形成する封止材押切り型404について説明する。
図23は実施例10の封止材40をシート基材200に圧着する封止材押切り型404の拡大断面図であり、詳しくは、図23(a)は封止材加圧部405の加圧面を略平坦な断面形状に形成した封止材押切り型404の拡大断面図、図23(b)は封止材加圧部405の加圧面を上方に向けて略弧状に窪んだ断面形状に形成した封止材押切り型404の拡大断面図である。
実施例10の封止材押切り型404は、図23(a)に示す封止材加圧部405が略平坦な断面形状に形成された封止材押切り型404と、図23(b)に示す封止材加圧部405が上方に向けて略弧状に窪んだ断面形状に形成された封止材押切り型404とで構成している。
封止基材400から押切り分離された封止材40を、シート基材200の表面に対して切込み23を覆うように圧着する際に、図23(a)の封止材加圧部405で加圧すると、封止材40の周縁部40dより内側の部分が略平坦な断面形状に形成される。図23(b)の封止材加圧部405で圧着すると、封止材40の周縁部40dより内側の部分が上方に向けて略弧状に突出する断面形状に形成される。
すなわち、実施例10の封止材押切り型404を用いて、封止材40をシート基材200の表面に圧着した際、突出部24が、封止材40の周縁部40bに沿って形成されるとともに、封止材40の全周に亘り連続して形成されるため、実施例1〜9に加えた作用及び効果を奏することができる。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の開封部は、実施形態の切込み23,33に対応し、
以下同様に、
開封部付設工程は、切込み付設工程aに対応し、
平坦部材は、シート部材20及びシート基材200に対応し、
封止部材は、封止基材400に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の実施例1〜10では、凹部41と凸部42を封止材40の表面全体に付設した例について説明したが、例えば図24に示すように、凹部41と凸部42を、切込み23を覆う封止材40の中央部に付設した実施例11のシート基材200について説明する。
これにより、封止材40における凹部41と凸部42を付設した部分の肉厚がより薄くなるため、折曲げ開封包装体10Aの折曲げ動作に伴い封止材40の切込み23と対応する部分をより容易に破断し開封することができる。
上述の実施例6,7では、封止材40が圧着されたシート部材20Bを、折曲げ開封包装体10B,10Cの表面に対して部分的に貼着した例について説明したが、例えば折曲げ開封包装体10B,10Cの表面全体に貼着してもよい。
また、シート部材20の折曲げ部21に、シート部材20を二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ罫線を付設してもよい。
さらにまた、封止材40の周縁部40bの全周を、シート部材20の表面に対して厚み方向Tに所定の深さD1を食い込ませた状態に圧着しているが、例えば周縁部40bのうち少なくとも対向する一対の縁部を、シート部材20の表面に対して厚み方向Tに所定の深さD1を食い込ませた状態に圧着してもよい。
C…内容物
10A,10B,10C,10D…折曲げ開封包装体
11…包装体本体
12…本体部
13…蓋部
14…収容部
20…シート部材
21…折曲げ部
22…開封領域
23,33…切込み
24…突出部
30A,30B,30C…フィルム部材
33…切込み
34…開口部
40…封止材
40b…周縁部
40b1…短辺側縁部
40b2…長辺側縁部
41…凹部
42…凸部
200…シート基材
202…切込み付設装置
300…フィルム基材
400…封止基材
402…押切り圧着装置
403…シート受け型
404…封止材押切り型
405…封止材加圧部
406,416,426,436…押切り部
407…加熱ヒータ
408…凹凸付設部
414…筒状包装体
421…充填装置
422…充填管
431…送りロール
441…縦シールロール
451…横シールロール
461…回転刃
462…受けロール

Claims (17)

  1. 内容物を封入する包装体本体の少なくとも一部が、二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部を有する平坦部材で構成され、該折曲げ部の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材が、前記平坦部材の表面に対して前記折曲げ部に形成された開封部を覆うように圧着された折曲げ開封包装体であって、
    前記封止材の周縁部、前記平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に圧着され
    前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低く、かつ、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の高さより低い突出部が、
    前記封止材の縁部に沿って前記平坦部材の表面に形成された
    折曲げ開封包装体。
  2. 前記突出部が、
    前記封止材の周縁部に沿って全周に亘り形成された
    請求項1に記載の折曲げ開封包装体。
  3. 前記突出部が、
    前記平坦部材の周縁部から前記封止材の周縁部に向けて徐々に高くなる形状に形成された
    請求項1又は2に記載の折曲げ開封包装体。
  4. 前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記突出部の高さが、
    前記封止材の肉厚を基準として約50%以上の高さに形成された
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  5. 前記封止材の表面に対して微小な凹部と凸部とが多数付設された
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  6. 前記封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部が、
    前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませた状態に圧着された
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  7. 前記封止材の周縁部の全周が、
    前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませた状態に圧着された
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  8. 前記封止材の周縁部のうち一部の縁部、あるいは、前記封止材の周縁部の全周が、
    前記平坦部材の表面に対して前記封止材の中央部から外周部に向けて徐々に食い込みが深くなるように圧着された
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  9. 内容物を封入する包装体本体の少なくとも一部が、二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部を有する平坦部材で構成され、該折曲げ部の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材が、前記平坦部材の表面に対して前記折曲げ部に形成された開封部を覆うように圧着された折曲げ開封包装体の製造方法であって、
    前記開封部を、
    帯状に形成された前記平坦部材の表面に対して該平坦部材の長手方向に所定間隔を隔てて付設する開封部付設工程と、
    帯状に形成された封止部材を、
    前記開封部を覆う大きさ及び形状に封止材押切り型で押切り分離し、前記封止部材から押切り分離された前記封止材を前記平坦部材の表面に対して前記開封部を覆うように圧着する際に、
    前記封止材の周縁部を、前記平坦部材の表面に対して食い込ませた状態に前記封止材押切り型で圧着し、
    前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の肉厚より低く、かつ、前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記封止材の高さより低い突出部を、
    前記封止材の縁部に沿って前記平坦部材の表面に形成する封止材押切り圧着工程とを、この順で行なう
    折曲げ開封包装体の製造方法。
  10. 前記突出部を、前記封止材の周縁部に沿って全周に亘り形成する
    請求項に記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  11. 前記突出部を、
    前記平坦部材の周縁部から前記封止材の周縁部に向けて徐々に高くなる形状に形成する
    請求項9又は10に記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  12. 前記平坦部材の表面より外方に向けて突出する前記突出部の高さを、
    前記封止材の肉厚を基準として約50%以上の高さに形成する
    請求項9〜11のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  13. 前記封止材押切り型に、
    前記平坦部材に対して前記開封部を覆うように重ね合わされた前記封止材を、前記平坦部材の表面に対して厚み方向に加圧する封止材加圧部が設けられた
    請求項9〜12のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  14. 前記封止材加圧部に、
    前記封止材の表面に対して微小な凹部と凸部を多数付設する凹凸付設部が設けられた
    請求項9〜13のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  15. 前記凹凸付設部が、
    前記封止材加圧部における前記平坦部材の前記開封部と対応する部分に設けられた
    請求項9〜14のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  16. 前記封止材加圧部の加圧側周縁部に、
    前記開封部を覆う大きさ及び形状に前記封止部材を押切り分離する押切り部が設けられ、
    前記押切り部が、
    前記封止材の周縁部のうち少なくとも対向する一対の縁部を前記平坦部材の表面に対して厚み方向に食い込ませる形状に形成された
    請求項9〜15のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
  17. 前記押切り部の先端部が、
    前記封止材の縁部を前記平坦部材の表面に対して食い込ませる方向に突出されるとともに、前記封止材の縁部の食い込み深さが該封止材の中央部から外周部に向けて徐々に深くなる所定の食い込み角度に形成された
    請求項9〜16のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体の製造方法。
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