JP6611265B2 - 折曲げ開封包装体 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、錠剤状等の内容物を個包装する折曲げ開封包装体に関する。
現在まで、上述のような内容物を必要な量だけ包装し、内容物を必要に応じて取り出すことができる包装体としては、様々なものが多数提案されており、特許文献1,2に開示の包装体も、このような包装体の一つである。
特許文献1,2の包装体は、半剛性プラスチックで形成されたシート部材と、シート部材の裏面側に形成された内容物を収容する袋状の収容部とを備え、包装体を二つ折り状態に折り曲げる動作に伴い、シート部材の折曲げ部に形成された切込みを開口し、収容部に収容された内容物をシート部材の切込みから取り出す。
しかし、上述の包装体は、二つ折り状態に折り曲げた際にシート部材の切込みが偏平状態に変形するため、例えば液状やペースト状の内容物は、偏平状態に変形された切込みからでも押し出すことができるが、例えば顆粒状や錠剤状の内容物は、偏平状態に変形された切込みよりサイズが大きいため取り出しにくい。
特開2004−083120号公報 特開2010−504888号公報
この発明は、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに開封することができる折曲げ開封包装体を提供することを目的とする。
この発明は、二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部が一方の面に形成されたシート部材と、該シート部材の他方の面に貼り合わされたフィルム部材と、該部材同士の対向面間に形成された内容物を収容する収容部とを備え、該シート部材の折曲げ動作に伴い開封される開封部が前記折曲げ部に形成された折曲げ開封包装体であって、前記シート部材の折り曲げを補助する第1折曲げ罫線を、前記シート部材における前記折曲げ部の両側縁部と、前記開封部における前記折曲げ部の両側縁部と対応する周辺部との間に対して前記折曲げ部に沿って付設し、前記第1折曲げ罫線と交差する方向に前記シート部材の折り曲げを補助する第2折曲げ罫線を、前記シート部材における前記第1折曲げ罫線と直交する方向の端部である遊端側縁部と、前記開封部における前記シート部材の遊端側縁部と対応する周辺部との間に対して前記第1折曲げ罫線と交差する方向に付設し、前記折曲げ部の両側縁部に、平面視において縁部より窪んで前記第1折曲げ罫線を有する窪み部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに開封することができる。
詳しくは、折曲げ開封包装体を二つ折り状態に折り曲げる折曲げ動作に伴い、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を開封した際に、シート部材における折曲げ部が形成された部分、あるいは、シート部材の全体を第1折曲げ罫線と交差する方向に向けて押圧する。
上述の押圧動作に伴い、シート部材を、シート部材の遊端側縁部と開封部の周辺との間に付設された第2折曲げ罫線に沿って折り曲げるとともに、開封部における第2折曲げ罫線と対応する部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
つまり、シート部材を第1折曲げ罫線に沿って二つ折り状態に折り曲げてから第1折曲げ罫線と交差する方向へ変形する場合、変形するシート部材の厚みが2枚分に相当するため、変形する際の抵抗が大きくなるが、第2折曲げ罫線を第1折曲げ罫線と交差して付設しているため、第1折曲げ罫線と交差する方向へ容易に変形することができる。
これにより、シート部材の開封部を偏平状態に開封する構造に比べて、本発明の折曲げ開封包装体の方が、シート部材の開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに容易に開封することができる。
この結果、例えば液状やペースト状の内容物に限らず、顆粒状や錠剤状の大きな内容物であっても取り出しやすく、所望量の内容物をシート部材の大きく開封された開封部からスムーズに取り出すことができる。
上述のシート部材は、例えばアモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)、ポリプロピレン(PP)、二軸延伸ポリエステル(OPET)、生分解性プラスチック(PLA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、PETG樹脂、あるいは、厚紙、金属シート等の単体シートや複合シートで構成してもよい。
上述のフィルム部材は、例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ポリエステル(OPET)、ポリエチレン(PE)、セルロース・プロピオネート(CP)、あるいは金属(アルミニウム)等の単体材料、あるいは複合材料で形成したフィルム部材で構成してもよい。
上述の第1折曲げ罫線及び第2折曲げ罫線は、例えば平面視略弧状の折曲げ罫線、平面視略直線状の折曲げ罫線等で構成してもよい。
上述の内容物は、例えば液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、錠剤状等で構成してもよい。開封部は、例えばシート部材の折曲げ動作に伴い厚み方向に貫通される切込みを備えた開封構造、あるいは、折曲げ動作に伴い破断し開封される上述の切込みを覆う封止材を備えた開封構造、あるいは、折曲げ動作に伴い剥離される2枚のシート部材と、各シート部材の剥離部分に形成された厚み方向に貫通及び連通される切込みとを備えた開封構造等で構成してもよい。具体的には、例えば特開2014−198601号公報、特開2016−145076号公報等に開示される構造で構成してもよい。
また、上述の開封部を、例えば特開昭59−103866号公報、特開2004−83120号公報、特開2006−240747号公報、特表2010−504888号公報、特表2014−533222号公報等に開示される開封構造で構成してもよい。
この発明の態様として、前記シート部材の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材を、前記折曲げ部における前記開封部が形成された面に対して、前記折曲げ部に形成された前記開封部と、前記第1折曲げ罫線及び前記第2折曲げ罫線のうち少なくとも一方の前記開封部の周辺部に付設された端部を覆うように圧着してもよい。
この発明によれば、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまで、開封部が封止された状態に保つことができる。
詳しくは、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げる折曲げ動作に伴い、シート部材の開封部を覆う封止材が破断し開封されるため、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまでは、開封部が封止された状態を保つことができる。
この結果、折曲げ開封包装体を所定の折曲げ角度以下に折り曲げるまえに、開封部を覆う封止材が破断し開封されることがなく、収容部に収容された内容物が外部へ流出することを確実に防止できる。
しかも、シート部材の開封部と第1折曲げ罫線との間や、開封部と第2折曲げ罫線との間に、例えば裂け目や亀裂等が生じることを防止でき、内容物が開封部以外の部分から取り出されることを確実に防止できる。
上述の封止材は、例えばアルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔、鉄箔、樹脂フィルム等の肉厚が薄い箔体で構成してもよい。また、強度のある封止材を用いる場合、封止材の破断を補助するため、封止材におけるシート部材の開封部(例えば切込み)と対応する部分に、他の部分と比較して肉厚が薄い肉薄部を開封部と対応する大きさ及び形状に形成してもよい。
なお、シート部材及びフィルム部材の材質、肉厚は、例えば内容物の種類、あるいは包装体本体の内部形状に応じて変更してもよい。また、例えばガスバリア性、防湿性、芳香性等を必要とする内容物を封入する場合、内容物の特性や物性に対応して材質のシート部材やフィルム部材を複合化して用いてもよい。
上述の第1折曲げ罫線及び第2折曲げ罫線のうち少なくとも一方の前記開封部の周辺部に付設された端部とは、例えば第1折曲げ罫線の端部及び第2折曲げ罫線の端部、あるいは、第1折曲げ罫線の端部又は第2折曲げ罫線の端部等を含む概念である。
またこの発明の態様として、前記シート部材を、前記シート部材と前記フィルム部材とが重ね合わされた方向と反対の方向に向けて張り出した形状に形成してもよい。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに容易に開封することができる。
詳しくは、シート部材を第2折曲げ罫線に沿って第1折曲げ罫線と交差する方向へ折り曲げる際の抵抗が軽減されるため、シート部材を第1折曲げ罫線と交差する方向へ容易に変形することができる。
これにより、シート部材の開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに容易に開封することができる。
この結果、例えば顆粒状や錠剤状の大きな内容物であっても取り出しやすく、所望量の内容物をシート部材の大きく開封された開封部からスムーズに取り出すことができる。
またこの発明の態様として、前記第2折曲げ罫線を、前記シート部材における前記開封部が形成された部分を中心として放射状に付設してもよい。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに確実に開封することができる。
詳しくは、折曲げ開封包装体を二つ折り状態に折り曲げて、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を開封した際に、シート部材における折曲げ部が形成された部分、あるいは、シート部材の全体を第1折曲げ罫線と交差する方向に向けて押圧する。
上述の押圧動作に伴い、シート部材を放射状に付設された複数本の第2折曲げ罫線に沿って折り曲げるとともに、開封部における放射状に付設された第2折曲げ罫線と対応する複数箇所の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
これにより、シート部材の開封部を偏平状態に開封する構造に比べて、本発明の折曲げ開封包装体の方が、シート部材の開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに確実に開封することができる。
この結果、所望量の内容物を大きく開封された開封部から確実かつスムーズに取り出すことができる。
またこの発明の態様として、前記第2折曲げ罫線を、前記シート部材の長手方向と平行して該シート部材の短手方向の中央部に付設してもよい。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさにより確実に開封することができる。
詳しくは、上述の押圧動作に伴い、シート部材を中央部に付設された第2折曲げ罫線に沿って折り曲げるとともに、開封部における中央部に付設された第2折曲げ罫線と対応する中央の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
これにより、シート部材の開封部を偏平状態に開封する構造に比べて、本発明の折曲げ開封包装体の方が、シート部材の開封部を内容物の取り出しが可能な大きさにより確実に大きく開封することができる。
この結果、所望量の内容物を大きく開封された開封部からより確実かつスムーズに取り出すことができる。
またこの発明の態様として、前記第2折曲げ罫線を、前記シート部材の長手方向と平行して該シート部材の短手方向に所定間隔を隔てて付設してもよい。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさにより確実に開封することができる。
詳しくは、上述の押圧動作に伴い、シート部材を所定間隔に隔てて付設された複数本の第2折曲げ罫線に沿って折り曲げるとともに、開封部における所定間隔を隔てて付設された第2折曲げ罫線と対応する複数箇所の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
これにより、シート部材の開封部を偏平状態に開封する構造に比べて、本発明の折曲げ開封包装体の方が、シート部材の開封部を内容物の取り出しが可能な大きさにより確実に開封することができるとともに、開封部を略均等に開封することができる
この結果、所望量の内容物を略均等に開封された大きな開封部からより確実かつスムーズに取り出すことができる。
この発明によれば、シート部材の折曲げ部に形成された開封部を内容物の取り出しが可能な大きさに開封することができる折曲げ開封包装体を提供することができる。
実施例1の折曲げ開封包装体の説明図。 折曲げ開封包装体の開封構造の説明図。 封止材を圧着したシート部材の拡大断面図。 折曲げ開封包装体の折曲げ動作の説明図。 折曲げ開封包装体から内容物を取り出す際の部分拡大断面図。 折曲げ開封包装体の切込みを開口する動作の説明図。 切込みが開口された折曲げ開封包装体を切込み側から見た斜視図。 折曲げ開封包装体を上下に積み重ねた状態の断面図。 シート部材の基材となるシート基材を製造する製造方法の説明図。 折曲げ開封包装体を製造する製造方法の説明図。 基材同士を長手方向に縦シールする縦シール装置の説明図。 基材同士を短手方向に横シールする横シール装置の説明図。 筒状包装体を個々の包装体に分離する分断装置の説明図。 実施例2の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例3の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例4の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例5の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例6の折曲げ開封包装体の断面図。 実施例7の折曲げ開封包装体の平面図。 実施例8の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例9の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例10の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例11の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例12の折曲げ開封包装体の説明図。 実施例13の折曲げ開封包装体の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
(実施例1)
図1は実施例1の折曲げ開封包装体1Aの説明図であり、詳しくは、図1(a)は折曲げ開封包装体1Aを切込み17側から見た斜視図、図1(b)は折曲げ開封包装体1Aを表面側から見た平面図である。
図2は折曲げ開封包装体1Aの開封構造の説明図であり、詳しくは、図2(a)は短手方向Sの中央部で分断した折曲げ開封包装体1Aの断面図、図2(b)は(a)に示すa部拡大断面図、図3は封止材18を圧着したシート部材2の拡大断面図である。
図4は折曲げ開封包装体1Aの折曲げ動作の説明図であり、詳しくは、図4(a)は折曲げ開封包装体1Aを折り曲げ始めた状態の側面図、図4(b)は折曲げ開封包装体1Aを二つ折りした状態の側面図、図5は折曲げ開封包装体1Aから内容物Cを取り出す際の部分拡大断面図である。
図6は折曲げ開封包装体1Aの切込み17を開口する動作の説明図であり、詳しくは、図6(a)は折曲げ開封包装体1Aを二つ折りした状態の拡大図、図6(b)は折曲げ開封包装体1Aを短手方向Sに押圧した状態の拡大図、図6(c)は(b)の折曲げ開封包装体1Aを切込み17側から見た拡大平面図、図7は図6(b)の切込み17が開口された折曲げ開封包装体1Aを切込み17側から見た斜視図である。
なお、以下の説明における長手方向L(長さ方向)とは、平面視略矩形を有する折曲げ開封包装体1Aの長手方向と一致する方向であり、短手方向S(幅方向)とは、平面方向において長手方向Lと直交する方向である。
実施例1の折曲げ開封包装体1Aは、1回の使用に必要な量の内容物Cを封入(充填)した小型の包装体であり、平面視略矩形の包装体本体1aを、二つ折り状態に折曲げ可能なシート部材2と、シート部材2の裏面側に貼り合わされた柔軟性を有するフィルム部材3と、部材2,3同士の対向面間に形成された所望量の内容物Cを収容する袋状の収容部4とで構成している(図1(a)(b)、図2(a)(b)参照)。
シート部材2は、肉厚0.3mmに形成したアモルファスポリエチレンテレフタレート製(A−PET)のシート基部2aと、肉厚0.03mmに形成したポリエチレン製(PE)のフィルムシール材2bとで構成している。フィルムシール材2bは、シート基部2aの表裏両面(あるいは、表裏両面のうち少なくとも一方の面)を覆うように貼着している(図2(b)参照)。
シート部材2は、シート部材2とフィルム部材3とが厚み方向Tに重ね合わされた方向と反対の方向に向けて亀の甲羅状に張り出した形状に形成している。シート部材2における張り出した部分の中央部の高さh1は、シート部材2の長手方向L及び短手方向Sのうち少なくとも一方の寸法を基準として、約3%〜約30%の範囲に含まれる高さに形成するとともに、シート部材2の肉厚を基準として、約3倍〜約30倍の範囲に含まれる高さに形成している(図2(a)参照)。
シート部材2の裏面側に貼り合わされたフィルム部材3は、肉厚0.3mmに形成した二軸延伸ポリエステル製(OPET)の図示しないフィルム基部と、肉厚0.03mmに形成したポリエチレン製(PE)の図示しないフィルムシール材とで構成している。フィルムシール材は、フィルム基部の表裏両面(又は一方の面)を覆うように貼着している。
フィルム部材3における収容部4の内面と対応する外周縁部は、シート部材2における裏面側の外周縁部に対して接合している。シート部材2とフィルム部材3との対向する外周縁部を接合して形成したシール部415,416より内側の対向面間に、袋状の収容部4を形成している(図2(a)参照)。
収容部4は、シート部材2とフィルム部材3との対向する外周縁部を接合して形成した長辺側両縁部のシール部415及び短辺側両縁部のシール部416より内側に形成している(図2(a)参照)。
なお、シール部415,416の幅はシート部材2の端部より最低で約2mm必要である。
収容部4に対応するフィルム部材3の未接合部分は、包装体本体1aのシール部415,416より内側に形成している。フィルム部材3の未接合部分の面積は、シート部材2全体の面積を基準として約10%〜約90%の範囲に含まれる面積に形成している(図2(a)参照)。
亀の甲羅状に張り出したシート部材2における長手方向Lの中央部には、長手方向Lに対して二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部15を、シート部材2の長手方向Lと直交して短手方向Sに形成している(図1、図2参照)。
折曲げ部15における短手方向Sの中央部には、図1中の二点鎖線で示す開封領域16を設定している。シート部材2における開封領域16内の中央部表面には、シート部材2を二つ折り状態に折り曲げる折曲げ動作に伴い厚み方向Tに貫通されるスリット状の切込み17を形成している(図1、図2参照)。
切込み17は、シート部材2の長手方向Lと交差して短手方向Sに形成するとともに、シート部材2の表面を厚み方向Tから見て、シート部材2における長手方向Lの一端側に向けて弧状に突出する平面視略弧形状に形成している。切込み17の幅Wiは、シート部材2の短手方向Sの幅以下(望ましくは約70%以下)に形成している(図1(b)参照)。
切込み17を付設した開封領域16内の表面には、シート部材2を二つ折り状態に折り曲げる動作に伴い破断し開封される封止材18を、シート部材2における開封領域16内の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、後述する折曲げ罫線21,211における切込み17の周辺部に向けて延びるように付設された端部を覆うように圧着している(図1(b)参照)。
封止材18は、肉厚0.02mmに形成したアルミニウム箔と、アルミニウム箔の表裏両面にコーティングしたヒートシール可能なアクリル・コポリマーとで構成している(図2(b)参照)。
封止材18におけるシート部材2の表面に対して圧着される裏面側には、ホットメルト剤などの接着剤からなる接着層18aを略均一にコーティング(又は塗布)している。封止材18の周縁部18bより内側の表面には、凹部19と凸部20とを表面全体に対して略均一となるように多数付設している(図1〜図3参照)。
封止材18は折曲げ部15の開封領域16より一回り小さく、開封領域16の切込み17を覆う大きさ及び形状に形成されており、シート部材2の折曲げ部15を二つ折り状態に折り曲げた際に山側となる開封領域16内の表面に対して、開封領域16の切込み17を覆うように圧着している。封止材18の破断強度は、シート部材2の折曲げ部15を所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げた際に破断される強度に設定している(図4参照)。
封止材18の周縁部18bは、シート部材2の表面に対して厚み方向Tに所定の深さD1を食い込ませて、シート部材2の表面より下方に没するように圧着している。周縁部18bは、封止材18の中央部から外周部に向けて徐々に食い込みが深くなるように圧着している(図3のb部拡大図参照)。
周縁部18bの食い込み深さD1は約0.1mmに設定している。凹部19と凸部20との高低差D2は、封止材18の肉厚を基準として、約0.1倍〜約10倍の範囲に含まれる差に設定しているが、好ましくは5倍以内に設定している(図3のb部拡大図参照)。
封止材18の周囲には、シート部材2の表面より外方に向けて突出する断面略弧状の突出部24を、封止材18の周縁部18bに沿って封止材18の全周に亘り連続して形成している(図3のb部拡大図参照)。
突出部24の幅Wkは約0.1mmに形成している。突出部24の外面は、シート部材2の周縁部から封止材18の周縁部に向けて徐々に高くなる滑らかな曲面に形成している(図3のb部拡大図参照)。
突出部24の高さE2は、封止材18の肉厚E1を基準として、肉厚E1の約50%以上の高さに形成している。具体的には、封止材18の肉厚0.02mm(=20μ)に対して、突出部24の高さE2を約0.01mm(=10μ)に形成している(図3のb部拡大図参照)。
封止材18の肉厚E1の約50%以上の高さであれば、突出部24の高さE2を約0.01mm以上に形成してもよい。
シート部材2における折曲げ部15の両側縁部と、切込み17における折曲げ部15の両側縁部と対応する短手方向Sの両端部との間の表面には、シート部材2の折り曲げを補助する折曲げ罫線21を、切込み17の両端部より外側に所定間隔を隔てられた周辺部から折曲げ部15の両側縁部に向けて、シート部材2の長手方向Lと直交して短手方向Sに付設している(図1参照)。
シート部材2における遊端側の短辺側両縁部に形成されたシール部416の両側縁部と、切込み17におけるシール部416の両側縁部と対応する両側周辺部との間の表面には、シート部材2の折り曲げを補助する折曲げ罫線211を、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として、折曲げ罫線21に対して交差する方向に向けて放射状に4本付設している(図1参照)。
平面視略直線状の折曲げ罫線21及び平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211における切込み17の周辺部に向けて延びる端部は、封止材18の周縁部18bより内側に所定長さ入り込ませた状態に付設している(図1参照)。
上述の折曲げ開封包装体1Aから内容物Cを取り出す際の取り出し方法について説明する。
先ず、手の指を、折曲げ開封包装体1Aにおける遊端側の短辺側両縁部に形成されたシール部416,416に掛けて、折曲げ開封包装体1Aをシート部材2の切込み17が下向きとなる状態に保持した後、折曲げ方向Gに向けて二つ折り状態に折り曲げ開始する(図4(a)参照)。
シート部材2の折曲げ部15を所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げた際、折曲げ部15の切込み17を覆う封止材18が破断し開封されるとともに、切込み17が厚み方向Tに貫通され、包装体本体1aの収容部4と連通される(図4(a)、図6(a)参照)。
これにより、折曲げ開封包装体1Aを二つ折り状態に折り曲げる折曲げ動作に伴い収容部4が徐々に押し潰されるため、収容部4に収容された液状やペースト状の内容物Cを切込み17から押し出すようにして取り出すことができる(図4(b)、図5参照)。
シート部材2の折曲げ部15を二つ折りした際に、切込み17の舌片17aが下側斜め下方に向けて突出し、内容物Cが舌片17aに接触しながら押し出されるため、収容部4に封入された内容物Cが一挙に押し出されにくく、内容物Cが周囲に飛び散ることを防止できる(図5参照)。
さらに、折曲げ開封包装体1Aを二つ折り状態に折り曲げて、シート部材2の折曲げ部15に形成された切込み17を開口した際に、シート部材2における折曲げ部15が形成された部分、あるいは、シート部材2の全体を短手方向Sの中央部に向けて押圧する(図6(a)参照)。
上述の短手方向Sへの押圧動作に伴い、シート部材2の折曲げ部15を平面視略弧形状に湾曲しつつ、短手方向Sの中央部から両端部に向けて低くなるように変形させるとともに、シート部材2を4本の折曲げ罫線211に沿って短手方向Sへ折り曲げ、切込み17における4本の折曲げ罫線211と対応する4箇所の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる(図6(b)(c)参照)。
これにより、シート部材2の切込み17を偏平状態に開口する構造に比べて、切込み17を内容物Cの取り出しが可能な大きさにより確実に開口することができる(図7参照)。
この結果、液状やペースト状の内容物Cに限らず、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cであっても取り出しやすく、所望量の内容物Cをシート部材2の大きく開口された切込み17から確実かつスムーズに取り出すことができる。
しかも、折曲げ開封包装体1Aを所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げるまでは、封止材18による封止が解除されず、収容部4に収容された内容物Cが外部へ流出することを防止できるとともに、封止材18により封止された状態を確実に維持できる。
さらに、シート部材2の切込み17と折曲げ罫線21との間や、切込み17と折曲げ罫線211との間に、例えば裂け目や亀裂等が生じることを防止でき、内容物Cが切込み17以外の部分から取り出されることを確実に防止できる。
さらにまた、シート部材2を、シート部材2とフィルム部材3とが厚み方向Tに重ね合わされた方向と反対の方向に向けて亀の甲羅状に張り出した形状に形成しているため、シート部材2を折曲げ罫線211に沿って折曲げ罫線21と交差する方向へ折り曲げる際の抵抗が軽減される。
これにより、シート部材2を折曲げ罫線21と交差する方向へ容易に変形することができるとともに、切込み17を内容物Cの取り出しが可能な大きさに容易に開口することができる。
また、実施例1の折曲げ開封包装体1Aは、亀の甲羅状に形成したシート部材2の外周縁部に形成したシール部415,416を収容部4より外側斜め下方に向けて突出しているため、折曲げ開封包装体1Aを、例えばテーブルやトレイ等の略平坦な載置部(図示せず)に対して収容部4が下向きとなるように置いた際に、収容部4より外側斜め下方に向けて突出したシール部415,416が載置部に接地される(図2(a)参照)。
つまり、折曲げ開封包装体1Aの収容部4が載置部に対して所定間隔を隔てられた状態に支持されるため、収容部4と対応するフィルム部材3の外面が載置部に接触することを回避できる。
これにより、収容部4と対応するフィルム部材3の表面が汚れたり、傷付いたりすることを防止でき、清潔かつ衛生的な状態を保つことができる。
しかも、折曲げ開封包装体1Aの収容部4を、シート部材2における収容部4より外側に突出したシール部415,416より内側に形成しているため、例えば輸送、運搬及び取り出し等において、手の指や物等が収容部4より外側に突出されたシール部415,416に当接しやすく、収容部4と対応するフィルム部材3に対して強く当接されることを回避できる。
これにより、手の指や物等が収容部4のフィルム部材3に対して強く当接されたり、大きな衝撃が付与されることを確実に防止できるため、収容部4のフィルム部材3が破れたり、穴が開いたりしにくく、収容部4に収容された内容物Cが外部に漏洩することを確実に防止できる。
さらに、シート部材2とフィルム部材3との対向する外周縁部を熱溶着した際に、溶着時の熱によりフィルム部材3が長手方向L及び短手方向Sに熱収縮するため、フィルム部材3が長手方向L及び短手方向Sに緊張される。
つまり、収容部4と対応するフィルム部材3の表面に、例えば皺や波等が形成されにくく、略平滑な面に仕上げることができるため、折曲げ開封包装体1Aを二つ折り状態に折曲げる際、あるいは手で保持した際に、良好な手触り感が得られるだけでなく、内容物Cが収容部4内に残りにくく、略全ての内容物Cを収容部4から確実に取り出すことができる。
図8は折曲げ開封包装体1Aを積み重ねた状態の断面図であり、未開封の折曲げ開封包装体1Aを収容部4が下向きとなるようにして上下に積み重ねた際に、折曲げ開封包装体1Aの積み重ね位置が短手方向Sにずれにくく、複数の折曲げ開封包装体1Aを積み重ねたまま一括して輸送又は運搬することができる。
これにより、折曲げ開封包装体1Aを図示しないケースに収容したり、運搬又は輸送する際の作業性が向上するとともに、折曲げ開封包装体1Aを保管する際の保管スペースが小さくて済む(図8参照)。
上述のように構成された折曲げ開封包装体1Aを製造する製造装置40について説明する。
図9はシート部材2の基材となるシート基材222を製造するシート基材製造装置401及び製造方法の説明図、図10はシート基材222とフィルム基材333とを貼り合わせて折曲げ開封包装体1Aを製造する製造装置40及び製造方法の説明図である。
図11は基材222,333同士を長手方向Lに縦シールする縦シール装置45の説明図、図12は基材222,333同士を短手方向Sに横シールする横シール装置47の説明図、図13は筒状包装体414を個々の折曲げ開封包装体1Aに分離する分断装置48の説明図である。
本発明の製造装置40は、封止材18が圧着されたシート基材222を製造するシート基材製造装置401と、シート基材222とフィルム基材333とを貼り合わせて折曲げ開封包装体1Aを製造する包装体製造装置402とを備えている(図9、図10参照)。
シート基材製造装置401は、平面視略弧形状に湾曲するスリット状の切込み17及び平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211をシート基材222に付設する切込み付設工程aの切込み付設装置411と、封止材18を封止基材180から押切り分離するとともに、切込み17を覆うようにシート基材222に圧着する押切り圧着工程bの押切り圧着装置412とを備えている(図9参照)。
なお、封止基材180は、シート基材222の短手方向Sの幅より幅狭に形成され、切込み17を覆う幅に形成している。
上述のシート基材製造装置401を用いて、シート基材222を製造する製造方法について説明する。
シート基材222を製造する製造方法は、平面視略弧形状に湾曲するスリット状の切込み17と平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、帯状に形成された合成樹脂製のシート基材222に対して切込み付設装置411により付設する切込み付設工程aと、帯状に形成されたアルミニウム箔製の封止基材180をシート基材222の切込み17を覆う大きさ及び形状に押切り分離し、封止基材180から押切り分離した封止材18をシート基材222の表面に対して切込み17を覆うように押切り圧着装置412により圧着する押切り圧着工程bと、封止材18が分離された残りの廃棄基材180aをロール状に巻回して回収する廃棄材回収工程cと、封止材18が圧着されたシート基材222をロール状に巻回する基材巻回工程dとを、この順で行なう(図9参照)。
切込み付設工程aにおいて、シート装填部201から繰り出される帯状のシート基材222を、送り方向F(長手方向L)に向けて一定速度で搬送しながら切込み付設装置411へ移送する(図9参照)。
切込み付設装置411は、平面視略弧形状に湾曲するスリット状の切込み17をシート基材222の短手方向Sの中央部に付設する際に、平面視略直線状の折曲げ罫線21を、シート部材2における折曲げ部15の両側縁部と、折曲げ部15の両側縁部と対応する切込み17における短手方向Sの両端部との間の表面に付設する。
平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2におけるシール部416の両側縁部と、切込み17におけるシール部416の両側縁部と対応する両側周辺部との間の表面に対して、切込み17が形成された部分を中心として放射状に4本付設するとともに、切込み17及び折曲げ罫線21,211を1組として、シート基材222の長手方向Lに所定間隔を隔てて付設する(図9参照)。
押切り圧着工程bにおいて、封止材装填部181から繰り出される帯状の封止基材180を、シート基材222の短手方向Sの中央部表面に対して切込み17が覆われるように重ね合わせるとともに、シート基材222の送り速度と同期して送り方向Fに向けて一定速度で搬送しながら押切り圧着装置412へ移送する(図9参照)。
押切り圧着装置412は、封止基材180をシート基材222の表面側に重ね合わせる際に、シート基材222の切込み17を覆う大きさ及び形状に押切り分離する。封止基材180から押切り分離された封止材18を、シート基材222の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、折曲げ罫線21,211における切込み17の周辺部に付設された端部を覆うように圧着する(図9参照)。
封止材18をシート基材222に圧着する際に、凹部19及び凸部20を封止材18の周縁部18bより内側の表面に対して略均一に付設するとともに、封止材18の周縁部18bをシート基材222の表面に対して所定の深さD1だけ食い込ませる(図9参照)。
これにより、折曲げ開封包装体1Aのシート部材2に用いられる、封止材18が圧着されたシート基材222を連続して製造することができる。
なお、封止材18が分離された残りの廃棄基材180aは廃棄材回収工程cにおいてロール状に巻回して回収する。封止材18が圧着されたシート基材222は基材巻回工程dにおいてロール状に巻回する(図9参照)。
包装体製造装置402は、封止材18が圧着された帯状のシート基材222を供給するシート供給装置41と、帯状のフィルム基材333を供給するフィルム供給装置42と、基材222,333同士を送り方向Fに向けて縦送りしながら互いに重ね合わせる重ね合わせ工程eの重ね合せ装置43と、基材333を送り方向Fに向けて縦送りしながら幅寄せする幅寄せ工程fの幅寄せ装置44と、基材222,333同士における長手方向Lに重ね合わされた両側の部分を縦送りしながら熱シールする縦シール工程gの縦シール装置45と、縦シールされた筒状包装体414内に対して所定量の内容物Cを上方から充填する充填工程hの充填装置46と、筒状包装体414における短手方向Sに重ね合わされた部分を熱シールする横シール工程iの横シール装置47と、所定量の内容物Cが充填された筒状包装体414を個々の折曲げ開封包装体1Aに分離する分断工程jの分断装置48と、を備えている(図10〜図13参照)。
シート供給装置41は、帯状に形成されたシート基材222をロール状に巻回して装填するロール装填部41aを備えている。フィルム供給装置42は、帯状に形成されたフィルム基材333をロール状に巻回して装填するロール装填部42aを備えている(図10、図11参照)。
重ね合せ装置43は、シート供給装置41のロール装填部41aから繰り出されるシート基材222と、フィルム供給装置42のロール装填部42aから繰り出されるフィルム基材333とを互いに重ね合せながら送り方向Fに向けて縦送りする一対の送りロール431を備えている(図10、図11参照)。
一対の送りロール431は、図示しないモータにより送り方向Fに同期して回転され、シート装填部210から繰り出されるシート基材222の封止材18が圧着された表面と反対側の裏面と、フィルム装填部310から繰り出されるフィルム基材333の収容部4の内面と対応する方の面とを互いに重ね合わせるとともに、基材222,333同士を重ね合わせたまま送り方向Fに向けて所定の送り速度(約7m/min)で縦送りする(図10、図11参照)。
幅寄せ装置44は、基材222を短手方向Sの中央部に向けて幅寄せする幅寄せ部材441を備えている。幅寄せ部材441は、重ね合せ装置43により縦送りされる基材222の長辺側両縁部と対向して縦シール工程gの直前に配置している(図10、図11参照)。
幅寄せ部材441同士の対向面には、基材222の長辺側両縁部が当接される幅寄せ溝742を送り方向Fに向けて垂直に形成している。幅寄せ溝742同士の対向面は、上端側から下端側に向けて徐々に幅狭となるように形成している(図11のb部拡大図参照)。
縦シール装置45は、基材222,333同士における短手方向Sの両端にて互いに重ね合わされた両側の部分を長手方向Lに熱シールする一対の縦シールロール451を備えている(図10、図11参照)。
一方の縦シールロール451は、基材222,333同士のうち一方の基材222と対応する側に配置している(図10、図11に示す左側)。他方の縦シールロール451は、他方の基材333と対応する側に配置している(図10、図11に示す右側)。
縦シールロール451における軸方向の中央部周面には、後述する収容部4に対して押圧が回避される凹状の溝部452を周方向に連続して形成している。縦シールロール451における軸方向の両端部周面には、基材222,333同士における長手方向Lに重ね合わされた両側の部分を熱シールする縦押圧部453,454を周方向に連続して形成している。(図10、図11参照)。
一方の縦シールロール451の縦押圧部453は、軸方向の両端部から中央部に向けて徐々に外径が小さくなる斜面又は曲面に形成している。他方の縦シールロール451の縦押圧部454は、軸方向の両端部から中央部に向けて徐々に外径が大きくなる斜面又は曲面に形成している(図11のc部拡大図参照)。
充填装置46は、縦シール装置45により筒状に縦シールされた筒状包装体414内に対して内容物Cを充填するための充填管461を備えている。充填装置46の装置本体は一対の送りロール431より上方に配置している(図10、図11参照)。
充填装置46に垂設された充填管461の上端は、図示しない内容物供給源に接続されている。充填管461の下端は、縦シール装置45により筒状に形成される筒状包装体414の中央部に対して垂直に挿入している(図10、図11参照)。
横シール装置47は、筒状包装体414における基材222,333同士の重ね合わされた部分を短手方向Sに熱シールする一対の横シールロール471を備えている。一方の横シールロール471は、基材222,333同士のうち一方の基材222と対応する側に配置している(図10、図12に示す左側)。他方の横シールロール471は、他方の基材333と対応する側に配置している(図10、図12に示す右側)。
横シールロール471の周面には、基材222,333同士の重ね合わされた部分を短手方向Sに熱シールする横押圧部472を径外方向に向けて突出するとともに、1個分の折曲げ開封包装体1Aの全長と対応する間隔を隔てて周方向に複数配置している(図10、図12参照)。
横シールロール471における横押圧部472間の周面には、後述する収容部4に対して押圧が回避される凹状の溝部473を形成している。一方及び他方の横シールロール471の横押圧部472には、基材222の横シールされた部分を押圧する凸状のシート押圧部474と、基材333の横シールされた部分を押圧する凹状のフィルム押圧部475とを形成している(図10、図12参照)。
シート押圧部474は、基材222,333同士が重ね合わされた方向に向けて凸状に突出した断面略弧形状に形成している。フィルム押圧部475は、基材222,333同士が重ね合わされた方向と反対の方向に向けて凹状に窪んだ断面略弧形状に形成している(図12のd部拡大図参照)。
分断装置48は、上述のシール装置45,47により縦シール及び横シールされた筒状包装体414を、個々の折曲げ開封包装体1Aに分断するロータリー式の回転刃481と、回転刃481と対峙する受けロール484とを備えている(図10、図13参照)。
回転刃481における軸方向の両端部周面には、筒状包装体414のシール部415を長手方向Lに分断する円板状の縦刃482を周方向に連続して形成している。軸方向の中央部周面には、筒状包装体414のシール部416を長手方向Lに直交して短手方向Sに分断する横刃483を、筒状包装体414のシール部416と対応して周方向に所定間隔を隔てて複数配置している(図10、図13参照)。
分断装置48の下方には、分断装置48により筒状包装体414から折曲げ開封包装体1Aを分離した後の切残り片417をロール状に巻回して回収する切残り片回収部486を配置している(図10、図13参照)。
上述の包装体製造装置402を用いて、折曲げ開封包装体1Aを製造する製造方法について説明する。
折曲げ開封包装体1Aを製造する製造方法は、供給装置41,42から供給されるシート基材222とフィルム基材333とを、重ね合せ装置43により送り方向Fに向けて縦送りしながら互いに重ね合わせる重ね合わせ工程eと、基材222を幅寄せ装置44により短手方向Sの中央部に向けて幅寄せする幅寄せ工程fと、基材222,333同士における長手方向Lに重ね合わされた両側の部分を縦シール装置45にて縦送りしながら長手方向Lに熱シールする縦シール工程gと、縦シールされた筒状包装体414内に対して所定量の内容物Cを充填装置46にて充填する充填工程hと、筒状包装体414における短手方向Sに重ね合わされた部分を横シール装置47にて短手方向Sに熱シールする横シール工程iと、縦シール及び横シールされた筒状包装体414を分断装置48にて個々の折曲げ開封包装体1Aに分離する分断工程jとを、この順で行う(図10〜図13参照)。
重ね合わせ工程eにおいて、供給装置41,42から供給されるシート基材222とフィルム基材333を、シート基材222における封止材18が貼着された表面と反対側の裏面と、フィルム基材333における収容部4の内面と対応する方の面とを重ね合わせて、重ね合せ装置43における一対の送りロール431の間に上方から挟み込むとともに、基材222,333同士を重ね合わせたまま一対の送りロール431の回転により送り方向Fに向けて縦送りし、幅寄せ工程fの幅寄せ装置44へ供給する(図10、図11参照)。
幅寄せ工程fにおいて、基材333が重ね合わされた基材222の長辺側両縁部を、幅寄せ装置44における幅寄せ部材441の対向する幅寄せ溝742間に対して上方から差し込むとともに、基材222,333同士を送り方向Fに向けて縦送りしながら、基材222の長辺側両縁部を短手方向Sの中央部に向けて徐々に幅寄せする(図10、図11参照)。
これにより、基材222を、基材222,333同士が重ね合わされた方向と反対の方向に向けて張り出した断面略弧形状に変形するとともに、基材222,333同士を重ね合わせたまま縦シール工程gの縦シール装置45へ供給する(図10、図11参照)。
縦シール工程gにおいて、幅寄せ工程fから供給される基材222,333同士の長辺側両縁部を、縦シール装置45における一対の縦シールロール451の間に対して上方から挟み込む(図10、図11参照)。
基材222,333同士を重ね合わせたまま、一対の縦シールロール451の回転により送り方向Fに向けて縦送りするとともに、基材222,333同士の長手方向Lに重ね合わされた両側の部分を、一対の縦シールロール451の縦押圧部453,454により押圧する(図10、図11参照)。
一方の基材222の長辺側両縁部を、一方の縦シールロール451の縦押圧部453により約70℃に加熱し、他方の基材333の長辺側両縁部を、他方の縦シールロール451の縦押圧部454により約130℃に加熱して、基材222,333同士の長手方向Lに重ね合わされた両側の部分を長手方向L(送り方向F)に溶着して縦シールする(図10、図11参照)。
これにより、シール部415を、基材222,333同士における両側の重ね合わせ部分に対して長手方向Lに連続して形成するとともに、基材222,333同士における両側の重ね合わせ部分が縦シールされた筒状の筒状包装体414を長手方向Lに連続して形成しながら横シール工程iの横シール装置47へ供給する(図10、図11参照)。
充填工程hにおいて、充填装置46の充填管461から供給される内容物Cを、縦シール工程gにおいて筒状に形成された筒状包装体414内に上方から充填しながら、内容物Cが充填された筒状包装体414を横シール工程iの横シール装置47へ供給する(図10、図11参照)。
横シール工程iにおいて、縦シール工程gから供給される縦シールされた筒状包装体414を、横シール装置47における一対の横シールロール471の間に対して上方から挟み込むとともに、一対の横シールロール471の回転により送り方向Fに向けて縦送りする(図10、図12参照)。
筒状包装体414における基材222,333同士の短手方向Sに重ね合わされた部分を、一方の横シールロール471のシート押圧部474と、他方の横シールロール471のフィルム押圧部475とで押圧し、押圧部474,475で押圧された基材222,333同士の短手方向Sに重ね合わされた部分を、基材222の張り出した部分と反対の方向に向けて突出された断面略弧形状に変形する(図10、図12参照)。
一方の基材222を、一方の横シールロール471の横押圧部472により約70℃に加熱し、他方の基材333を、他方の横シールロール471の横押圧部472により約130℃に加熱して、基材222,333同士の重ね合わされた部分を断面略弧形状に変形したまま短手方向Sに溶着して横シールする(図10、図12参照)。
筒状包装体414を、一対の横シールロール471の回転により1個分の折曲げ開封包装体1Aと対応する移送量だけ送り方向Fに向けて順次縦送りするとともに、断面略弧形状に変形されたシール部416を、基材222,333同士の重ね合わされた部分に対して短手方向Sに形成する(図10、図12参照)。
シール部416にて隔離された袋状の収容部4を、筒状包装体414の長手方向Lに所定間隔を隔てて多数形成するとともに、収容部4が形成された筒状包装体414を分断工程jの分断装置48へ供給する(図10、図12参照)。
分断工程jにおいて、横シール工程iから供給される縦シール及び横シールされた筒状包装体414を、分断装置48における回転刃481と受けロール484との間に対して上方から挟み込むとともに、回転刃481及び受けロール484の回転により送り方向Fへ縦送りしながら、筒状包装体414のシール部415,416を、回転刃481の縦刃482と横刃483とでそれぞれ分断する(図10、図13参照)。
すなわち、筒状包装体414におけるシール部415を、回転刃481の縦刃482により長手方向Lに連続して分断するとともに、筒状包装体414におけるシール部416を、回転刃481の横刃483により下から順に短手方向Sに分断する(図10、図13参照)。
筒状包装体414における両側の重ね合わせ部分に形成されたシール部415の短手方向Sの中央部を、回転刃481の縦刃482により長手方向Lに連続して分断するとともに、筒状包装体414における収容部4の上下に形成されたシール部416の長手方向Lの中央部を、回転刃481の横刃483により長手方向Lと直交する方向に順次分断する。
これにより、筒状包装体414を、所定量の内容物Cが充填された個々の折曲げ開封包装体1Aに分離する(図10、図13参照)。
上述の製造方法を用いて製造することにより、多数の折曲げ開封包装体1Aを連続して製造することができる。
なお、折曲げ開封包装体1Aが分離された筒状包装体414の切残り片417は、ロール状に巻回して回収する。
以下、上述の折曲げ開封包装体1Aにおけるその他の例について説明する。この説明において、前記構成と同一または同等の部位については同一の符号を記してその詳しい説明を省略する。
(実施例2)
実施例1ではシート部材2の長辺側両縁部を略直線状に形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例2では、図14に示すように、シート部材2の長辺側両縁部に凹状に窪んだ窪み部22を形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明する。
図14は実施例2の折曲げ開封包装体1Aの説明図であり、詳しくは、図14(a)は折曲げ開封包装体1Aを切込み17側から見た斜視図、図14(b)は折曲げ開封包装体1Aの平面図である。
実施例2の折曲げ開封包装体1Aは、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として放射状に付設している。シート部材2には、平面視略V字状に窪んだ窪み部22を、シート部材2における折曲げ部15と対応する長辺側両縁部の中央部に対して、短手方向Sの両端部から中央部に向けて凹状に窪んだ形状に形成している。
シート部材2の長辺側両縁部に形成した窪み部22の谷部が、シート部材2の長辺側両縁部より短手方向Sの内側に入り込んでいるため、折曲げ開封包装体1Aを収容部4が下向きとなるようにして略平坦な載置部に置いた際に、シート部材2の長辺側両縁部に形成した窪み部22と載置部との間に隙間が形成されやすく、手の指又は爪を窪み部22から折曲げ開封包装体1Aの下側へ挿入することができる。
これにより、手の指や爪をシート部材2の窪み部22に引っ掛けるだけで、略平坦な載置部に置かれた折曲げ開封包装体1Aを簡単に取り上げることができる。
しかも、シート部材2における窪み部22を形成した部分の横幅が、窪み部22が形成されてない部分より幅狭となるため、折曲げ部15の剛性が他の部分に比べて弱く、折曲げ開封包装体1Aの折り曲げが容易に行える。
また、窪み部22を、シート部材2における短辺側両縁部の中央部に形成してもよく、実施例1に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例3)
実施例1,2では収容部4をシール部415,416より高くなるように形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例3では、図15に示すように、収容部4をシール部415,416と同一高さに形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明する。
図15は実施例3の折曲げ開封包装体1Aの説明図であり、詳しくは、図15(a)はフィルム部材3における収容部4と対応する外面をシール部415,416と同一高さに形成した断面図、図15(b)はシール部415,416をシート部材2の外周縁部より外側に突出した断面図である。
実施例3の折曲げ開封包装体1Aは、フィルム部材3における収容部4と対応する外面を、シール部415,416と同一高さとなるように形成している(図15(a)参照)。また、シール部415,416をシート部材2の外周縁部より外側に向けて突出してもよい(図15(b)参照)。
これにより、二つ折り状態に折曲げ可能な構造を保ちながら、所定量の内容物Cを収容部4に収容することが可能な容積を確保することができるため、実施例1,2に加えた作用及び効果を奏することができる。
なお、図15(b)の折曲げ開封包装体1Aは、シート部材2を、1枚のフィルム部材3を二つ折りして形成するか、あるいは、2枚のフィルム部材3を貼り合わせて形成した包装体本体1aの片面に貼り合わせている。
(実施例4)
実施例1〜3では1個の折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例4では、図16に示すように、複数の折曲げ開封包装体1Aを折り畳み可能に連設した例について説明する。
図16は実施例4の折曲げ開封包装体1Aの説明図であり、詳しくは、図16(a)は連設型の折曲げ開封包装体1Aの平面図、図16(b)は二つ折り状態に折り畳まれた折曲げ開封包装体1Aを短手方向Sの中央部で分断した断面図である。
実施例4の折曲げ開封包装体1Aは、並列に配置された隣り合う折曲げ開封包装体1Aの長辺側縁部同士を可撓可能な連設部23で連設して、連設された折曲げ開封包装体1A同士を収容部4が向い合せとなるように折り畳み可能に構成している。
折曲げ開封包装体1Aのシート部材2には、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として放射状に付設している(図16(a)(b)参照)。
折曲げ開封包装体1A同士を収容部4が向い合せとなるように折り畳んだ際に、収容部4が内側に挟み込まれるため、例えば輸送中や運搬中等において、収容部4と対応するフィルム部材3の表面が汚れたり、傷付いたりすることをより確実に防止でき、清潔かつ衛生的な状態を保つことができる。
しかも、収容部4のフィルム部材3が破れたり、穴が開いたりしにくく、収容部4に収容された内容物Cが外部に漏洩することを防止できるため、実施例1〜3に加えた作用及び効果を奏することができる。
実施例4では2個の折曲げ開封包装体1Aを折り畳み可能に連設した例について説明したが、2個以上の折曲げ開封包装体1Aを折り畳み可能に連設してもよい。また、2個の折曲げ開封包装体1Aの隣り合う短辺側縁部同士を折り畳み可能に連設してもよい。
(実施例5)
実施例1〜4では平面視略矩形に形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例5では、図17に示すように、実施例1の折曲げ開封包装体1Aより幅狭で縦長に形成した折曲げ開封包装体1Bについて説明する。
図17は実施例5の折曲げ開封包装体1Bの説明図であり、詳しくは、図17(a)は折曲げ開封包装体1Bの平面図、図17(b)は折曲げ開封包装体1Bを短手方向Sの中央部で分断した断面図である。
実施例5の折曲げ開封包装体1Bは、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として放射状に付設している(図17(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Bを収容部4が下向きとなるようにして略平坦な載置部(図示せず)に置いた際に、収容部4より外側斜め下方に向けて突出したシール部415,416が載置部に接地される(図17(b)参照)。
これにより、収容部4が載置部に対して所定間隔を隔てられた状態に支持されるため、収容部4と対応するフィルム部材3の外面が載置部に接触することを回避できる。
しかも、所定の折曲げ角度θ1以下に折曲げられるまでは、封止材18による封止が解除されず、収容部4に収容された内容物Cが外部に漏洩することを防止できるため、実施例1〜4に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例6)
実施例1〜5ではシート部材2の曲率半径が大きい折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例6では、図18に示すように、シート部材2の曲率半径が小さい折曲げ開封包装体1Aについて説明する。
図18は実施例6の折曲げ開封包装体1Aを短手方向Sの中央部で分断した断面図である。
実施例6の折曲げ開封包装体1Aは、シート部材2を、実施例1〜4のシート部材2に比べて曲率半径が小径となる形状に形成しているため、折曲げ開封包装体1Aを収容部4が下向きとなるようにして略平坦な載置部に置いた際に、収容部4と対応するフィルム部材3が載置部に対してより間隔を隔てた状態に支持される(図18参照)。
これにより、手の指や物等が収容部4のフィルム部材3に強く当接したり、大きな衝撃が付与されることをより確実に防止できるとともに、フィルム部材3が破れたり、穴が開いたりしにくくなるため、実施例1〜5に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例7)
実施例1〜6では平面視略矩形に形成した折曲げ開封包装体1Aについて説明したが、実施例7では、図19に示すように、平面視略瓢箪形に形成した折曲げ開封包装体1Cについて説明する。
図19は実施例7の折曲げ開封包装体1Cの平面図である。
実施例7の折曲げ開封包装体1Cは、平面視略瓢箪形に形成されたシート部材2及びフィルム部材3の対向する外周縁部を接合して、シール部418を部材2,3同士の対向する外周縁部に形成している。シート部材2における折曲げ部15の両側縁部には、平面視略弧状の窪み部22Cを、短手方向Sの中央部に向けて窪んだ形状に形成している(図19参照)。
シート部材2には、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2における折曲げ部15の両側縁部と封止材18の両側縁部との間に対して、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として放射状に付設している(図19参照)。
折曲げ開封包装体1Cを収容部4が下向きとなるようにして略平坦な載置部に置いた際に、収容部4より外側斜め下方に向けて突出したシール部418が載置部に接地され、収容部4が載置部に対して所定間隔を隔てられた状態に支持されるため、収容部4と対応するフィルム部材3の外面が載置部に接触することを回避できる。
これにより、折曲げ開封包装体1Cの両縁部に形成された窪み部22と載置部との間に隙間が形成されやすく、手の指や爪を、折曲げ開封包装体1Cの両縁部に形成された隙間から挿入して窪み部22Cに引っ掛けるだけで、略平坦な載置部に置かれた折曲げ開封包装体1Cを簡単に取り上げることができる。
しかも、折曲げ開封包装体1Aを二つ折り状態に折り曲げて、シート部材2の切込み17を開口した際に、シート部材2を短手方向Sの中央部に向けて押圧する押圧動作に伴い、シート部材2を放射状に付設された4本の折曲げ罫線211に沿って折り曲げ、切込み17における4本の折曲げ罫線211と対応する部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
これにより、シート部材2の切込み17を偏平状態に開口する構造に比べて、切込み17を内容物Cの取り出しが可能な大きさにより確実に開口することができる。
この結果、顆粒状や錠剤状の内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを大きく開口された切込み17から確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜6に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例8)
実施例1〜6では平面視略矩形に形成した折曲げ開封包装体1A,1Bについて説明したが、実施例8では、図20に示すように、平面視略ドーナツ形状に形成した折曲げ開封包装体1Dについて説明する。
図20は実施例8の折曲げ開封包装体1Dの説明図であり、詳しくは、図20(a)は折曲げ開封包装体1Dの平面図、図20(b)は折曲げ開封包装体1Dを径方向の中央部で分断した断面図である。
実施例8の折曲げ開封包装体1Dは、平面視略ドーナツ形状に形成されたシート部材2及びフィルム部材3の対向する内周縁部と外周縁部とを接合して、内周縁部に形成したシール部415aと、外周縁部に形成したシール部416aとの間に、環状の収容部4を周方向に連続して形成している(図20(a)(b)参照)。
折曲げ部15と、開封領域16と、切込み17と、封止材18とを、シート部材2におけるシール部415a,416a間の表面に設けている。平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2における折曲げ部15の両側縁部と切込み17の両側周辺部との間に対して、シート部材2における切込み17が形成された部分を中心として放射状に付設している(図20(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Dの収容部4を、シート部材2における収容部4より外側斜め下方に向けて突出したシール部416aより内側に形成しているため、手の指や物等がシール部416aに当接しやすく、収容部4と対応するフィルム部材3に対して強く当接されることを回避できる。
しかも、折曲げ開封包装体1Dを収容部4が下向きとなるようにして略平坦な載置部に置いた際に、収容部4より外側斜め下方に向けて突出したシール部416aが載置部に接地され、収容部4が載置部に対して所定間隔を隔てられた状態に支持されるため、収容部4と対応するフィルム部材3の外面が載置部に接触することを回避できる。
さらに、手の指を、平面視略ドーナツ形状に形成されたシート部材2のシール部415aに下側から引っ掛けるだけで、略平坦な載置部に置かれた折曲げ開封包装体1Aを簡単に取り上げることができる。
さらにまた、折曲げ開封包装体1Dを二つ折り状態に折り曲げて、シート部材2の切込み17を開口した際に、シート部材2を短手方向Sに押圧する押圧動作に伴い、シート部材2を放射状に付設された4本の折曲げ罫線211に沿って折り曲げるとともに、切込み17における4本の折曲げ罫線211と対応する部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる。
これにより、シート部材2の切込み17を偏平状態に開口する構造に比べて、切込み17をより確実に大きく開口することができる。
この結果、顆粒状や錠剤状の内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを大きく開口された切込み17から確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜7に加えた作用及び効果を奏することができる。
上述の実施例1〜8では平面視略弧状の折曲げ罫線211を付設した折曲げ開封包装体1A〜1Dについて説明したが、以下の実施例9〜12では、図21〜図24に示すように、平面視略直線状の折曲げ罫線212を付設するか、あるいは、平面視略弧状の折曲げ罫線211を組み合わせて付設した折曲げ開封包装体1E,1F,1G,1Hについて説明する。
(実施例9)
図21は実施例9の折曲げ開封包装体1Eの説明図であり、詳しくは、図21(a)は折曲げ罫線212を中央部に付設した折曲げ開封包装体1Eの概略平面図、図21(b)は折曲げ開封包装体1Eを短手方向Sに押圧した状態の拡大図、図21(c)は(b)の折曲げ開封包装体1Eを切込み17側から見た拡大平面図である。
実施例9の折曲げ開封包装体1Eは、平面視略直線状の折曲げ罫線212を、シート部材2における短辺側両縁部に形成されたシール部416の中央縁部と、切込み17におけるシール部416の中央縁部と対応する中央周辺部との間に対して、シート部材2の長手方向Lと平行してシート部材2の短手方向Sの中央部に付設するとともに、折曲げ罫線212を折曲げ罫線21と直交する方向に向けて付設している(図21(a)参照)。
封止材18を、シート部材2における開封領域16内の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、折曲げ罫線21,212における切込み17の周辺部に付設された端部を覆うように圧着している(図21(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Eは、シート部材2を短手方向Sに押圧する押圧動作に伴い、シート部材2を中央部に付設された折曲げ罫線212に沿って折り曲げるとともに、切込み17における折曲げ罫線212と対応する部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる(図21(b)参照)。
すなわち、切込み17における中央の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させるため、シート部材2の切込み17を偏平状態に開口する構造に比べて、切込み17における中央の部分をより確実に大きく開口することができる(図21(c)参照)。
この結果、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを切込み17からより確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例10)
図22は実施例10の折曲げ開封包装体1Fの説明図であり、詳しくは、図22(a)は折曲げ罫線211,212を付設した折曲げ開封包装体1Fの概略平面図、図22(b)は折曲げ開封包装体1Fを短手方向Sに押圧した状態の拡大図、図22(c)は(b)の折曲げ開封包装体1Fを切込み17側から見た拡大平面図である。
実施例10の折曲げ開封包装体1Fは、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2の切込み17を中心として放射状に付設し、平面視略直線状の折曲げ罫線212を、シート部材2の短手方向Sの中央部に付設するとともに、折曲げ罫線211,212を折曲げ罫線21と直交する方向に向けてそれぞれ付設している(図22(a)参照)。
封止材18を、シート部材2における開封領域16内の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、折曲げ罫線21,211,212における切込み17の周辺部に付設された端部を覆うように圧着している(図22(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Fは、上述の押圧動作に伴い、シート部材2を放射状に付設された折曲げ罫線211と、略直線状に付設された折曲げ罫線212とに沿って折り曲げるとともに、切込み17における折曲げ罫線211,212と対応する複数箇所の部分を、外側に向けて山状に突出された状態に変形させる(図22(b)参照)。
すなわち、実施例1〜8の折曲げ開封包装体1A〜1Dや、上述の折曲げ開封包装体1Eに比べて、折曲げ開封包装体1Fに付設された折曲げ罫線211,212の本数が多いため、シート部材2の切込み17を偏平状態に開口する構造に比べて、シート部材2を短手方向Sに向けて変形させやすく、切込み17をより確実に大きく開口することができる(図22(c)参照)。
この結果、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを切込み17からより確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例11)
図23は実施例11の折曲げ開封包装体1Gの説明図であり、詳しくは、図23(a)は3本の折曲げ罫線212を並列に付設した折曲げ開封包装体1Gの概略平面図、図23(b)は折曲げ開封包装体1Gを短手方向Sに押圧した状態の拡大図、図23(c)は(b)の折曲げ開封包装体1Gを切込み17側から見た拡大平面図である。
実施例11の折曲げ開封包装体1Gは、折曲げ罫線212を、シート部材2における短辺側両縁部に形成されたシール部416の中央縁部と、切込み17におけるシール部416の中央縁部と対応する中央周辺部との間に対して、シート部材2の長手方向Lと平行してシート部材2の短手方向Sに所定間隔を隔てて3本付設するとともに、折曲げ罫線212を折曲げ罫線21と直交する方向に向けてそれぞれ付設している(図23(a)参照)。
封止材18を、シート部材2における開封領域16内の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、折曲げ罫線21,212における切込み17の周辺部に付設された端部を覆うように圧着している(図23(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Gは、上述の押圧動作に伴い、シート部材2を所定間隔に隔てて付設された3本の折曲げ罫線212に沿って折り曲げるとともに、切込み17における折曲げ罫線212と対応する複数箇所の部分を、外側に向けて山状に突出された状態に変形させる(図23(b)参照)。
すなわち、切込み17における短手方向Sに所定間隔を隔てられた複数箇所の部分を等間隔で変形させるため、上述の折曲げ開封包装体1Fに比べて、折曲げ開封包装体1Gの切込み17を略矩形に近い大きさ及び形状に開口することができるとともに、シート部材2を短手方向Sに向けて変形させやすく、切込み17を略均等に開口することができる(図23(c)参照)。
この結果、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを略均等に開口された切込み17からより確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例12)
図24は実施例12の折曲げ開封包装体1Hの説明図であり、詳しくは、図24(a)は折曲げ罫線211に加え3本の折曲げ罫線212を並列に付設した折曲げ開封包装体1Hの概略平面図、図24(b)は折曲げ開封包装体1Hを短手方向Sに押圧した状態の拡大図、図24(c)は(b)の折曲げ開封包装体1Hを切込み17側から見た拡大平面図である。
実施例12の折曲げ開封包装体1Hは、平面視略弧状に湾曲する折曲げ罫線211を、シート部材2の切込み17を中心として放射状に付設し、平面視略直線状の折曲げ罫線212を、シート部材2の短手方向Sに所定間隔を隔てて3本付設するとともに、折曲げ罫線211,212を折曲げ罫線21と直交する方向に向けてそれぞれ付設している(図24(a)参照)。
封止材18を、シート部材2における開封領域16内の表面に対して切込み17を覆うように圧着するとともに、折曲げ罫線21,211,212における切込み17の周辺部に付設された端部を覆うように圧着している(図24(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Hは、上述の押圧動作に伴い、シート部材2を放射状に付設された折曲げ罫線211と、略直線状に付設された3本の折曲げ罫線212とに沿って折り曲げるとともに、切込み17における折曲げ罫線211,212と対応する複数箇所の部分を外側に向けて山状に突出された状態に変形させる(図24(b)参照)。
すなわち、上述の折曲げ開封包装体1F,1Gに比べて、折曲げ開封包装体1Hに付設された折曲げ罫線211,212の本数が多く、折曲げ罫線211,212間の付設間隔も狭いため、シート部材2を短手方向Sに向けてより変形させやすいだけでなく、上述の折曲げ開封包装体1F,1Gに比べて、切込み17をより確実に大きく開口することができる(図24(c)参照)。
この結果、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cが取り出しやすく、所望量の内容物Cを切込み17からより確実かつスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜8に加えた作用及び効果を奏することができる。
(実施例13)
実施例1〜12では、二つ折り状態に折り曲げて切込み17を開口する折曲げ開封包装体1A〜1Hについて説明したが、実施例13では、図25に示すように、切込み17をテコの原理により大きく開口する折曲げ開封包装体1Aについて説明する。
図25は実施例13の折曲げ開封包装体1Aの説明図であり、詳しくは、図25(a)は凸部2c同士を当接した折曲げ開封包装体1Aの側面図、図25(b)は切込み17をより大きく開口した状態の折曲げ開封包装体1Aの側面図、図25(c)は凸部2c同士を当接した折曲げ開封包装体1Aの他の例の側面図である。
実施例13の折曲げ開封包装体1Aは、二つ折り状態に折り曲げた際に当接される側面視略半円形状の凸部2cを、シート部材2における折曲げ方向Gに対向する裏面側に2箇所設けている(図25(a)参照)。
折曲げ開封包装体1Aを二つ折り状態に折り曲げた際に、シート部材2の凸部2c同士が互いに当接された部分を支点とし、シート部材2の遊端側を力点として、テコの原理によって、作用点に相当する折曲げ部15に対して大きな引っ張り力が付与される(図25(b)参照)。
これにより、力点に付与する折曲げ力が小さくても、シート部材2の切込み17をより大きく開口することができる。
この結果、顆粒状や錠剤状の大きな内容物Cであっても、所望量の内容物Cを大きく開口された切込み17からスムーズに取り出すことができるため、実施例1〜12に加えた作用及び効果を奏することができる。
また、凸部2cを、シート部材2における折曲げ部15寄りの一部を裏面側に突出するとともに、シート部材2における折曲げ部15寄りの裏面側に2箇所設けてもよい(図25(c)参照)。
なお、実施例13では凸部2cを2箇所設けた例を説明したが、いずれか一方の面に1箇所設けてもよい。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の開封部は、実施形態の切込み17に対応し、
以下同様に、
第1折曲げ罫線は、折曲げ罫線21に対応し、
第2折曲げ罫線は、折曲げ罫線211,212に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
上述の実施例1〜12では、折曲げ罫線21,211,212をシート部材2の表裏両面のうち一方の面(表面)に付設した例について説明したが、例えば折曲げ罫線21をシート部材2の一方の面(表面)に付設し、折曲げ罫線211,212をシート部材2の他方の面(裏面)に付設してもよい。また、折曲げ罫線21,211,212における切込み17の周辺部に向けて延びる端部を、封止材18の周縁部18bより外側に付設してもよい。
また、切込み17の両側端部と折曲げ罫線21との短手方向Sに隣り合う端部間を所定間隔(0.5mm以上)に隔てているが、例えば折曲げ部15に形成された切込み17と、切込み17の周辺部に付設された折曲げ罫線211,212の端部との間を所定間隔(0.5mm以上)に隔ててもよい。
さらに、シート部材2の肉厚を0.15mm〜0.7mmの範囲に含まれる肉厚に形成しているが、例えば内容物Cを収容する収容部4の容量、収容部4に収容される内容物Cの重量、折曲げ開封包装体1A〜1Hの大きさや形状に応じてシート部材2の肉厚を選定してもよい。
さらにまた、フィルム部材3の肉厚を0.05mm〜0.15mmの範囲に含まれる肉厚に形成しているが、実施例1〜13の折曲げ開封包装体1A〜1Hより容量が大きい包装体を製造する場合、上述の肉厚以上の厚みに形成されたフィルム部材3を用いて製造してもよい。
さらにまた、1つの収容部4を折曲げ開封包装体1A〜1Hに形成しているが、例えば複数の収容部4を1つの折曲げ開封包装体1A〜1Hに形成してもよい。
なお、例えばガスバリア性、防湿性、芳香性等を必要とする内容物Cを封入する場合、内容物Cの特性や物性に対応した材質のフィルムを複合化して用いる。
さらにまた、内容物Cに関連した表示内容(例えば文字や図柄、イラスト等)を、シート部材2に印刷する場合、シート部材2を覆う図示しないフィルムに印刷した後、シート部材2にラミネート加工してもよい。
さらにまた、切込み17を、例えば直線形状、弧形状、波形状、二山形状、M字形状、V字形状等に形成してもよい。
L…長手方向
S…短手方向
T…厚み方向
G…折曲げ方向
F…送り方向
C…内容物
1A〜1H…折曲げ開封包装体
1a…包装体本体
2…シート部材
3…フィルム部材
4…収容部
15…折曲げ部
16…開封領域
17…切込み
18…封止材
19…凹部
20…凸部
21,211,212…折曲げ罫線
24…突出部
415a,416a…シール部
415,416,418…シール部

Claims (6)

  1. 二つ折り状態に折曲げ可能な折曲げ部が一方の面に形成されたシート部材と、該シート部材の他方の面に貼り合わされたフィルム部材と、該部材同士の対向面間に形成された内容物を収容する収容部とを備え、該シート部材の折曲げ動作に伴い開封される開封部が前記折曲げ部に形成された折曲げ開封包装体であって、
    前記シート部材の折り曲げを補助する第1折曲げ罫線が、
    前記シート部材における前記折曲げ部の両側縁部と、前記開封部における前記折曲げ部の両側縁部と対応する周辺部との間に対して前記折曲げ部に沿って付設され、
    前記第1折曲げ罫線と交差する方向に前記シート部材の折り曲げを補助する第2折曲げ罫線が、
    前記シート部材における前記第1折曲げ罫線と直交する方向の端部である遊端側縁部と、前記開封部における前記シート部材の前記遊端側縁部と対応する周辺部との間に対して前記第1折曲げ罫線と交差する方向に付設され
    前記折曲げ部の両側縁部に、平面視において縁部より窪んで前記第1折曲げ罫線を有する窪み部が形成された
    折曲げ開封包装体。
  2. 前記シート部材の折曲げ動作に伴い破断し開封される封止材が、
    前記折曲げ部における前記開封部が形成された面に対して、
    前記折曲げ部に形成された前記開封部と、
    前記第1折曲げ罫線及び前記第2折曲げ罫線のうち少なくとも一方の前記開封部の周辺部に付設された端部を覆うように圧着された
    請求項1に記載の折曲げ開封包装体。
  3. 前記シート部材が、
    前記シート部材と前記フィルム部材とが重ね合わされた方向と反対の方向に向けて張り出した形状に形成された
    請求項1又は2に記載の折曲げ開封包装体。
  4. 前記第2折曲げ罫線が、
    前記シート部材における前記開封部が形成された部分を中心として放射状に付設された
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  5. 前記第2折曲げ罫線が、
    前記シート部材の長手方向と平行して該シート部材の短手方向の中央部に付設された
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
  6. 前記第2折曲げ罫線が、
    前記シート部材の長手方向と平行して該シート部材の短手方向に所定間隔を隔てて付設された
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の折曲げ開封包装体。
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