JP7272646B2 - 塗布棒包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布棒包装体に関するものである。
一般に、使用時に薬液を塗布棒の塗布部材に含浸させる使い捨ての塗布棒では、塗布棒と薬液とを分離帯を介して隣接するよう塗布棒包装体に内封したものが知られている。
この種の塗布棒包装体は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して薬液を内封する薬液収納部とを備え、分離帯は、薬液収納部の薬液が塗布棒収納部に流入するのを防ぐようにシールされ、塗布棒収納部と薬液収納部は、シールされた分離帯を介して分離された状態でそれぞれ密封されるようにシールされている。
斯かる塗布棒包装体には、未開封の状態で薬液収納部内の圧力を高めることによりシールが剥がれ得るようにした破裂部を分離帯に設けてあり、塗布棒包装体を未開封の状態で、薬液収納部を外側から押圧することで、薬液収納部内の圧力により分離帯の破裂部を連通させ、塗布棒収納部に流入させた薬液を塗布部材に含浸させるようにしてある。
そして、薬液を塗布棒の塗布部材に含浸させた後に、塗布棒包装体を塗布棒の端部のうち塗布部材とは反対側の端部から開封し、塗布棒を取り出し、薬液を塗布するようにしてある。
塗布棒包装体は、例えば薬液として消毒液が用いられるとともに塗布棒として消毒用綿棒が用いられ、未開封時に携帯しやすく、開封後は使い捨てにされるため衛生的である。
尚、この種の塗布棒包装体に関連する先行技術文献情報としては、下記の特許文献1等がある。
特開2003-2920412号公報
しかしながら、前述の如き使い捨ての塗布棒包装体において、分離帯の破裂部は、薬液収納部側から塗布部材側に向かって尖るV字型に形成され、シールされている。
このような破裂部を形成された塗布棒包装体では、薬液収納部の押圧時に、破裂部の各部位にかかる圧力の向きによっては、分離帯の破裂部におけるシールの剥がれ方を制御しきれない虞れがあった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、薬液が薬液収納部から塗布棒収納部の塗布部材に向かって流入できるよう、薬液収納部の押圧による破裂部のシールの剥がれ方を制御し得る塗布棒包装体を提供することを目的とする。
本発明は、塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して薬液を内封する薬液収納部とを備え、前記薬液収納部は、前記塗布部材から遠い側の側面に前記薬液収納部の深さ方向に沿って分割するように延びる溝を設けられ、前記分離帯は、塗布部材側から薬液収納部側に向かって尖るV字型に形成される破裂部を設けられるとともに、前記薬液収納部の前記薬液が前記塗布棒収納部に流入するのを防ぐようにシールされ、前記塗布棒収納部と前記薬液収納部は、シールされた前記分離帯を介して分離された状態でそれぞれ密封されるようにシールされ、未開封の状態で、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に対して直交する方向の外側から前記薬液収納部を押圧することで、前記薬液収納部の前記塗布部材から遠い側の側面は、前記溝に沿って折れるように変形するとともに、薬液収納部の底部も前記溝による前記側面の変形に連動して、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に沿って折れるように変形し、前記薬液収納部内の圧力により前記分離帯の前記破裂部を連通させ、前記薬液を前記塗布部材に含浸させるよう構成されたことを特徴とする塗布棒包装体にかかるものである。
而して、このように破裂部を塗布部材側から薬液収納部側に向かって尖るV字型にシールされるよう分離帯に形成すると、薬液収納部の押圧時に破裂部におけるV字型の先端部側からシールが剥がれ、破裂部を薬液が薬液収納部から塗布棒収納部の塗布部材に向かって流入するよう連通させることが可能となる。
また、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に対して直交する方向の外側から前記薬液収納部を押圧すると、尖るV字型の破裂部に圧力が集中することにより、前記薬液収納部を囲むシールのうち、前記破裂部におけるV字型の先端部側より先に他の位置からシールが剥がれるような事態を未然に回避することが可能となる。
このようにすれば、前記薬液収納部の押圧時に、前記薬液収納部の前記塗布部材から遠い側の側面は、前記溝に沿って折れるように変形するとともに、薬液収納部の底部も前記溝による前記側面の変形に連動して、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に沿って折れるように変形することになる。このように薬液収納部が変形することにより、薬液収納部の押圧時に破裂部にかかる圧力が極端に偏るのを防ぐことが可能となる。
本発明において、前記薬液収納部は、塗布棒収納部側から薬液収納部側へ向かう方向に沿う2つの側面を、平面視における塗布部材側と薬液収納部側の中間位置に近づくにつれて徐々に互いに近づくような曲面形状に形成されることが好ましく、このようにすれば、前記薬液収納部を平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に稜線を持つように山折りに変形させやすくすることが可能となる。
本発明においては、前記塗布棒収納部及び前記薬液収納部を設けられたカバー部と、該カバー部の上面側に配置されるシール部とで形成され、前記塗布棒収納部及び前記薬液収納部は、前記カバー部の上面に開口部を有するように設けられ、前記シール部は、前記塗布棒収納部の開口部及び前記薬液収納部の開口部を覆うように前記カバー部の上面をシールする一方で、前記シール部を塗布棒収納部側のシール部端から引き剥がし得るよう構成することが好ましく、このようにすれば、塗布棒を取り出し得るよう塗布棒包装体を容易に開封することが可能となる。
本発明において、前記シール部は、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に延び且つ前記シール部の前記薬液収納部に対応する範囲を分割する線分と、前記薬液収納部及び前記薬液収納部に対応する範囲の前記シール部を、前記線分を稜線として山折りにするよう使用者に指示をする表示とを、前記シール部の前記薬液収納部に対応する範囲の表面に付されることが好ましく、このようにすれば、前記薬液収納部を押圧する向きを使用者に伝えることができ、破裂部にかかる圧力が極端に偏るような向きで前記薬液収納部を押圧してしまうのを防ぐことが可能となる。
本発明の塗布棒包装体によれば、薬液が薬液収納部から塗布棒収納部の塗布部材に向かって流入できるよう、薬液収納部の押圧による分離帯の破裂部におけるシールの剥がれ方を制御し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の塗布棒包装体の第一実施例を示す透視図である。 図1のII-II矢視の断面図である。 図1のIII-III矢視の側面図である。 図1のシール部を示す平面図である。 本発明の塗布棒包装体の第一実施例を示す斜視図である。 図1の破裂部を連通させた様子を示す透視図である。 図5のシール部を開封した様子を示す斜視図である。 本発明の塗布棒包装体の第二実施例を示す図である。(a)は底面図である。(b)は(a)のVIIIb-VIIIb矢視の側面図である。 本発明の塗布棒包装体の第三実施例を示す図である。(a)は底面図である。(b)は(a)のIXb-IXb矢視の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1~図7は本発明を実施する形態の一例を示している。塗布棒包装体1は、塗布部材2aを軸部2bに備えた塗布棒2を内封する塗布棒収納部3と、前記塗布棒2の塗布部材2aに隣接するよう分離帯4を介して薬液5を内封する薬液収納部6とを設けられたカバー部7と、該カバー部7の上面7a側に配置されるシール部8とで形成されている。ここで、前記塗布部材2aは綿が好ましいが、他の材質でも良い。前記薬液は、ポビドンヨード、クロルヘキシジングルコン酸塩液でも良いし、他の成分でも良い。
カバー部7は、薬品耐性があり、薬液5が漏れないように密閉でき、柔軟で変形可能であるといった条件を満たす樹脂により形成され且つ平面視で上面7aの外形が長方形状に形成されている。尚、薬液5が蒸散し易い薬剤の場合は、カバー部7の厚さを厚くすることにより薬液5の蒸散を防止しても良い。
平面視で前記カバー部7の長手方向は、前記塗布棒収納部3の長手方向、前記塗布棒2の長手方向、塗布棒収納部3側から薬液収納部6側へ向かう方向に一致するようにしてある。
前記カバー部7は、前記カバー部7の上面7aに開口部3aを有するように前記塗布棒収納部3を設けられるとともに、前記カバー部7の上面7aに開口部6aを有するように前記薬液収納部6を設けられている。
前記塗布棒収納部3は、前記塗布棒2を前記カバー部7の長手方向に向けて収納し得る大きさで前記カバー部7の上面7aに開口部3aを有するとともに前記カバー部7の深さ方向(図2では上下方向)に凹むように設けられている。
前記塗布棒収納部3は、前記塗布部材2aの収納される塗布部材収納部3bの深さが前記軸部2bの収納される軸部収納部3cの深さよりも深くなるよう形成されている。
前記分離帯4は、前記カバー部7の上面7aにおける前記塗布棒収納部3及び前記薬液収納部6の間に配置され、平面視における前記カバー部7の短手方向(塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かう方向に対して直交する方向)に前記カバー部7の上面7aの外縁部7bまで延びるとともに、平面視における前記カバー部7の短手方向の中間位置に、塗布部材2a側から薬液収納部6側に向かって尖るV字型に形成される破裂部4aを設けられる。ここで、V字型は塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かって尖っていれば、前記破裂部4aにおけるV字型の先端部4bの角度は特に制限されるものでなく、前記先端部4bを湾曲して形成されても良い。更に、V字型は他の曲面や形状を備えても良い。
前記薬液収納部6は、所定の液量の前記薬液5を収納し得る大きさで前記カバー部7の上面7aに開口部6aを有するとともに前記カバー部7の深さ方向に凹むように設けられ、前記塗布棒2の塗布部材2aに隣接するよう分離帯4を介して配置されている。
前記薬液収納部6の開口部6aにおける塗布部材2a側の端辺6b、即ち前記薬液収納部6の側面のうち、塗布部材2a側の側面6cにおける上側の端辺6bは、湾曲して形成されても良いし、薬液収納部6側から塗布部材2a側に向かって尖るよう形成されても良い。尚、図1では前記端辺6bが尖るように形成されたものを示す。
前記薬液収納部6の側面のうち、前記カバー部7の短手方向外側に位置する2つの側面6d、6e(塗布棒収納部3側から薬液収納部6側へ向かう方向に沿う2つの側面)は、前記カバー部7の長手方向に沿って平行に形成されている。
前記シール部8は、薬品耐性があり、薬液5が漏れないように密閉でき、柔軟で変形可能であるといった条件を満たす樹脂により形成され且つ平面視で長方形状をなすシート状に形成される。
平面視で前記シール部8の長手方向は、前記カバー部7の長手方向に一致するようにしてある。
前記シール部8は、前記薬液収納部6に対応する範囲の表面8aに、平面視における前記シール部8の短手方向の中間位置で、平面視における前記シール部8の長手方向に延び且つ前記表面8aを2分割する線分9aを付されるとともに、前記シール部8及び前記薬液収納部6を、前記線分9aを稜線として山折りにするよう使用者に指示をする表示9を付されている。
前記シール部8は、前記塗布棒収納部3の開口部3a及び前記薬液収納部6の開口部6aを覆い、前記分離帯4を介して前記薬液収納部6の前記薬液5が前記塗布棒収納部3に流入するのを防ぐように前記カバー部7の上面7aをシールするとともに、塗布棒収納部3側のシール部端8bから引き剥がし得るよう構成されている。
前記シール部8は、具体的には、前記カバー部7の上面7aにおける、塗布棒収納部3側のカバー部端7cと前記塗布棒収納部3の開口部3aの間に形成され且つ塗布棒収納部3側のカバー部端7c側に向かって張り出す角部7dと、該角部7dから薬液収納部6側のカバー部端7eまでの前記カバー部7の外縁部7bと、前記分離帯4とを連続するようにシールしている。
前記分離帯4よりも塗布棒収納部3側の前記カバー部7の外縁部7bは、前記カバー部7及び前記シール部8よりも熱融着を弱くするシール剤を塗布した状態でシールされることが好ましい。
前記破裂部4aは、破裂部4a以外のシールされた部位より弱くシールされることが好ましい。
前記シール部8には、塗布棒収納部3側のシール部端8bから前記角部7dまでの範囲に、前記シール部8を引き剥がす際の始端となる開封片10が形成されている。
前記カバー部7の上面7aと前記シール部8の裏面8cの間且つ前記分離帯4から前記薬液収納部6の開口部6aの塗布部材2a側の端辺6bまでの間には、前記カバー部7と前記シール部8がシールされた状態で、前記薬液収納部6と連続する誘導部6fが形成されている。
以下、塗布棒包装体1の使用及び作用を説明する。
前記シール部8を開封する前に、図5に示す如く、塗布部材2aを塗布棒包装体1の外側から押さえた状態で、前記薬液収納部6を平面視における短手方向外側から押圧する。その際、前記薬液収納部6及び前記薬液収納部6に対応する範囲の前記シール部8を、前記シール部8の前記薬液収納部6に対応する範囲の表面8aに付された前記表示9の前記線分9aに沿って山折りになるよう押圧する。
前記薬液収納部6内の前記薬液5は、図6に示す如く、前記薬液収納部6が押圧されると、前記薬液収納部6と連続する誘導部6fに押し出され、前記薬液収納部6内の圧力を前記破裂部4aの2つの斜辺に対して伝える。
前記破裂部4aは、前記薬液収納部6内の圧力によりシールが剥がされ、連通するようになっている。
前記薬液収納部6内の前記薬液5は、連通した前記破裂部4aを通り、前記塗布棒収納部3に浸入する。
前記塗布棒収納部3に浸入した前記薬液5を、前記塗布部材2aに含浸させる。
前記薬液5を前記塗布部材2aに含浸させた後で、図7に示す如く、前記シール部8を開封片10側から引き剥がし、前記塗布部材2aを前記塗布棒包装体1から取り出す。
ここで、前記塗布棒包装体1を前記薬液収納部6が下側になるように斜め又は立てた状態で作業を行えば、前記薬液5を前記塗布部材2aに含浸させる際に、前記塗布棒2の軸部2bに前記薬液5が付着するのを防ぐことができ、また、前記シール部8を前記カバー部7から引き剥がす際には、前記薬液5が外部に漏れるのを防ぐことができる。
以上のように、上記第一実施例の塗布棒包装体1においては、塗布部材2aを軸部2bに備えた塗布棒2を内封する塗布棒収納部3と、前記塗布棒2の塗布部材2aに隣接するよう分離帯4を介して薬液5を内封する薬液収納部6とを備え、前記分離帯4は、塗布部材2a側から薬液収納部6側に向かって尖るV字型に形成される破裂部4aを設けられるとともに、前記薬液収納部6の前記薬液5が前記塗布棒収納部3に流入するのを防ぐようにシールされ、前記塗布棒収納部3と前記薬液収納部6は、シールされた前記分離帯4を介して分離された状態でそれぞれ密封されるようにシールされ、未開封の状態で、平面視における塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かう方向に対して直交する方向の外側から前記薬液収納部6を押圧することで、前記薬液収納部6内の圧力により前記分離帯4の前記破裂部4aを連通させ、前記薬液5を前記塗布部材2aに含浸させるよう構成されている。
このようにすれば、前記破裂部4aを塗布部材2a側から薬液収納部6側に向かって尖るV字型にシールされるよう前記分離帯4に形成するので、前記薬液収納部6の押圧時に前記破裂部4aにおけるV字型の先端部4b側からシールが剥がれ、前記破裂部4aを前記薬液5が前記薬液収納部6から前記塗布棒収納部3の前記塗布部材2aに向かって流入するよう連通させることが可能となる。
また、平面視における塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かう方向に対して直交する方向(平面視で短手方向)の外側から前記薬液収納部6を押圧すると、尖るV字型の破裂部4aに圧力が集中することにより、前記薬液収納部6を囲むシールのうち、前記破裂部4aにおけるV字型の先端部4b側より先に他の位置からシールが剥がれるような事態を未然に回避することが可能となる。
更に、上記第一実施例の塗布棒包装体1においては、前記塗布棒収納部3及び前記薬液収納部6を設けられた前記カバー部7と、前記カバー部7の上面側に配置される前記シール部8とで形成され、前記塗布棒収納部3及び前記薬液収納部6は、前記カバー部7の上面7aに開口部6aを有するように設けられ、前記シール部8は、前記塗布棒収納部3の開口部3a及び前記薬液収納部6の開口部6aを覆うように前記カバー部7の前記上面7aをシールする一方で、前記シール部8を塗布棒収納部3側のシール部端8bから引き剥がし得るよう構成するので、前記塗布棒2を取り出し得るよう前記塗布棒包装体1を容易に開封することが可能となる。
更にまた、上記第一実施例の塗布棒包装体1において、前記シール部8は、平面視における塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かう方向に延び且つ前記シール部8の前記薬液収納部6に対応する範囲を分割する前記線分9aと、前記薬液収納部6及び前記薬液収納部6に対応する範囲の前記シール部8を、前記線分9aを稜線として山折りにするよう使用者に指示をする前記表示9とを、前記シール部8の前記薬液収納部6に対応する範囲の表面8aに付されるので、前記薬液収納部6を押圧する向きを使用者に伝えることができ、前記破裂部4aにかかる圧力が極端に偏るような向きで前記薬液収納部6を押圧してしまうのを防ぐことが可能となる。
図8(a)、(b)は本発明の塗布棒包装体の第二実施例を示すもので、ここに図示している例では、前記薬液収納部6の前記塗布部材2aから遠い側の側面6gに、前記薬液収納部6の深さ方向(図8(b)では上下方向)に沿って2分割するように延びる溝11を設けられている。その他の構成や作用効果については上記第一実施例(図1~7参照)と同様であるため説明を省略する。
前記薬液収納部6の前記塗布部材2aから遠い側の側面6gは、前記薬液収納部6を平面視における短手方向外側から押圧すると、前記溝11に沿って折れるように変形し、それに伴い、前記薬液収納部6の底面6hも平面視における短手方向の中間位置で、長手方向に沿って折れるように変形することになる。
以上のように、上記第二実施例の塗布棒包装体1において、前記薬液収納部6は、前記塗布部材2aから遠い側の側面6gに前記薬液収納部6の深さ方向に沿って分割するように延びる溝11を設けられる。
このようにすれば、前記薬液収納部6の押圧時に、前記薬液収納部6の前記塗布部材2aから遠い側の側面6gは、前記溝11に沿って折れるように変形するとともに、薬液収納部6の底面6hも前記溝11による前記側面6gの変形に連動して、平面視における塗布部材2a側から薬液収納部6側へ向かう方向に沿って折れるように変形することになる。このように薬液収納部6が変形することにより、薬液収納部6の押圧時に破裂部4aにかかる圧力が極端に偏るのを防ぐことが可能となる。
図9(a)、(b)は本発明の塗布棒包装体の第三実施例を示すもので、ここに図示している例では、前記薬液収納部6の前記塗布部材2aから遠い側の側面6gに、前記薬液収納部6の深さ方向(図9(b)では上下方向)に沿って2分割するように延びる溝11を設けられ、更に、前記薬液収納部6の側面のうち、塗布棒収納部3側から前記薬液収納部6側へ向かう方向に沿う2つの側面12a、12bを、平面視における塗布部材2a側と薬液収納部6側の中間位置に近づくにつれて徐々に互いに近づくような曲面形状に形成されている。その他の構成や作用効果については上記第一、第二実施例(図1~8参照)と同様であるため説明を省略する。
前記薬液収納部6の側面のうち、塗布棒収納部3側から薬液収納部6側へ向かう方向に沿う2つの側面12a、12bの曲面形状により、側面12a、12bの深さ方向への変形が抑制されるとともに、前記薬液収納部6を平面視における短手方向外側から押圧しやすくなる。
以上のように、上記第三実施例の塗布棒包装体1において、前記薬液収納部6は、塗布棒収納部3側から薬液収納部6側へ向かう方向に沿う2つの側面12a、12bを、平面視における塗布部材2a側と薬液収納部6側の中間位置に近づくにつれて徐々に互いに近づくような曲面形状に形成される。このようにすれば、前記薬液収納部を平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に稜線を持つように山折りに変形させやすくすることが可能となる。
上記第一~第三実施例の塗布棒包装体によれば、薬液5が薬液収納部6から塗布棒収納部3の塗布部材2aに向かって流入できるよう、薬液収納部6の押圧による分離帯4の破裂部4aにおけるシールの剥がれ方を制御し得る。また、上記第二実施例、第三実施例は、第一実施例と同様の作用効果を備えることができる。
尚、本発明の塗布棒包装体は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 塗布棒包装体
2 塗布棒
2a 塗布部材
2b 軸部
3 塗布棒収納部
3a 開口部
3b 塗布部材収納部
3c 軸部収納部
4 分離帯
4a 破裂部
5 薬液
6 薬液収納部
6a 開口部
6d 側面
6e 側面
6g 側面
7 カバー部
7a 上面
8 シール部
8a 表面
8b シール部端
9 表示
9a 線分
11 溝
12a 側面
12b 側面

Claims (4)

  1. 塗布部材を軸部に備えた塗布棒を内封する塗布棒収納部と、
    前記塗布棒の塗布部材に隣接するよう分離帯を介して薬液を内封する薬液収納部とを備え、
    前記薬液収納部は、前記塗布部材から遠い側の側面に前記薬液収納部の深さ方向に沿って分割するように延びる溝を設けられ、
    前記分離帯は、塗布部材側から薬液収納部側に向かって尖るV字型に形成される破裂部を設けられるとともに、前記薬液収納部の前記薬液が前記塗布棒収納部に流入するのを防ぐようにシールされ、
    前記塗布棒収納部と前記薬液収納部は、シールされた前記分離帯を介して分離された状態でそれぞれ密封されるようにシールされ、
    未開封の状態で、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に対して直交する方向の外側から前記薬液収納部を押圧することで、前記薬液収納部の前記塗布部材から遠い側の側面は、前記溝に沿って折れるように変形するとともに、薬液収納部の底部も前記溝による前記側面の変形に連動して、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に沿って折れるように変形し、前記薬液収納部内の圧力により前記分離帯の前記破裂部を連通させ、前記薬液を前記塗布部材に含浸させるよう構成されたことを特徴とする塗布棒包装体。
  2. 前記薬液収納部は、塗布棒収納部側から薬液収納部側へ向かう方向に沿う2つの側面を、平面視における塗布部材側と薬液収納部側の中間位置に近づくにつれて徐々に互いに近づくような曲面形状に形成されたことを特徴とする請求項に記載の塗布棒包装体。
  3. 前記塗布棒収納部及び前記薬液収納部を設けられたカバー部と、
    該カバー部の上面側に配置されるシール部とで形成され、
    前記塗布棒収納部及び前記薬液収納部は、前記カバー部の上面に開口部を有するように設けられ、
    前記シール部は、前記塗布棒収納部の開口部及び前記薬液収納部の開口部を覆うように前記カバー部の上面をシールする一方で、前記シール部を塗布棒収納部側のシール部端から引き剥がし得るよう構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布棒包装体。
  4. 前記シール部は、平面視における塗布部材側から薬液収納部側へ向かう方向に延び且つ前記シール部の前記薬液収納部に対応する範囲を分割する線分と、
    前記薬液収納部及び前記薬液収納部に対応する範囲の前記シール部を、前記線分を稜線として山折りにするよう使用者に指示をする表示とを、前記シール部の前記薬液収納部に対応する範囲の表面に付されたことを特徴とする請求項に記載の塗布棒包装体。
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