JP6172560B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6172560B2
JP6172560B2 JP2012188018A JP2012188018A JP6172560B2 JP 6172560 B2 JP6172560 B2 JP 6172560B2 JP 2012188018 A JP2012188018 A JP 2012188018A JP 2012188018 A JP2012188018 A JP 2012188018A JP 6172560 B2 JP6172560 B2 JP 6172560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reversing
sheet
path
roller pair
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012188018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014043338A (ja
Inventor
敏博 中垣
敏博 中垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012188018A priority Critical patent/JP6172560B2/ja
Publication of JP2014043338A publication Critical patent/JP2014043338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172560B2 publication Critical patent/JP6172560B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、原稿、記録媒体等のシートを搬送するシート搬送装置、及び、そのシート搬送装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
従来、この種のシート搬送装置として、画像形成装置などにおいて原稿、記録用紙等のシートは搬送するものが知られている。このシート搬送装置は、シートの搬送路を形成する搬送路形成部材としてのガイド板と、搬送路を通過するシートに接するように複数の回転駆動可能なローラ又はベルトからなる回転体とを備え、搬送路内においてシートを搬送するものである。
また、上記シート搬送装置を備えた画像形成装置としては、次に示すようなインターリーフ制御を行うものが知られている。
例えば、特許文献1には、第1面(表面)に記録を受けた記録媒体(両面処理のシート)の第2面(裏面)への記録と、未記録の記録媒体(片面処理のシート)の第1面への記録を交互に行うインターリーフ制御方式の両面画像記録装置が開示されている。この両面画像記録装置は、原稿の頁毎の画像情報を頁順に記憶し各画像情報を必要に応じて読み出す記憶手段と、その記憶手段に記憶された画像情報のうち2頁分の画像情報を記録媒体の第1面と第2面にそれぞれ記録する記録手段と、を備える。更に、この両面画像記録装置は、記録媒体の第2面に画像情報を記録するために表裏反転させる反転手段と、表裏反転させられた両面処理の記録媒体を再び前記記録手段に誘導する両面中間搬送路とを備える。そして、記録開始当初に連続して複数の記録媒体の第1面に記録を行い、これら第1面に記録を行った複数の記録媒体を上記両面中間搬送路に順次導入する。
また、特許文献1には、前記反転手段として、水平方向に延在する両面中間搬送路の上方に、同じく水平方向に延在するスイッチバック搬送路を設け、そのスイッチバック搬送路に再給紙用の上下動可能な戻し搬送手段(ローラ)を設けた構成が開示されている(特許文献1の請求項4、段落0034、0060、図1及び図2参照)。この構成では、スイッチバック搬送路に待機している先行の用紙を反転出口搬送ローラにより完全にグリップさせ、スイッチバック搬送路に設けた戻し搬送手段を上方向に退避させた状態で、後続の用紙を反転入口搬送ローラによりスイッチバック搬送路内に送り込む。これにより、スイッチバック搬送路内に2枚の用紙が互いにすれ違う形で存在可能なすれ違い反転が可能になる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている両面画像記録装置では、スイッチバック搬送路内に1枚又は2枚のシート(記録媒体である用紙)しか待機させることができない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、シート滞留性を更に向上させることができるシート搬送装置、及び、そのシート搬送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、シートの片面に対して処理するシート処理位置を通過するように該シートを搬送する主搬送路と、前記主搬送路で第1面が処理されたシートの第2面を処理するために該シートの進行方向を反転させる反転路と、前記主搬送路を通過したシートを前記反転路に向けて搬送する反転搬送路と、前記反転路で進行方向が反転されたシートを表裏反転させて前記主搬送路に再供給するように該シートを待機させる待機搬送路とを形成する搬送路形成部材と、前記反転路で進行方向が反転されたシートを前記待機搬送路に向かう方向に分岐させる分岐手段と、前記反転搬送路の入口部に設けられ該反転搬送路に進入してきたシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転入口ローラ対と、前記分岐手段の搬送方向上流側における前記反転搬送路の出口部に設けられ該反転搬送路内のシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転供給ローラ対と、前記反転路に設けられ該反転路内に進入してきたシートの進行方向を反転させるように回転可能な反転ローラ対と、前記待機搬送路の入口部に設けられ該待機搬送路に進入してきたシートを搬送するように回転可能な待機搬送入口ローラ対と、前記反転入口ローラ対と前記反転供給ローラ対と前記反転ローラ対と前記待機搬送入口ローラ対とを回転駆動する回転駆動手段と、を備えたシート搬送装置であって、前記反転供給ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転供給ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第1の接離手段と、前記反転ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第2の接離手段と、前記回転駆動手段と前記第1の接離手段と前記第2の接離手段とを制御する制御手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記主搬送路を通過した先行するシートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記先行するシートの後端が前記分岐手段の分岐位置を通過した後、該先行するシートを前記待機搬送入口ローラ対に向けて搬送し、前記先行するシートが前記待機搬送入口ローラ対に圧接されているときに前記待機搬送入口ローラ対の回転駆動を停止し、前記主搬送路を通過した第1の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転ローラ対を離間状態し、前記第1の後続シートが前記反転ローラ対に到達したとき、該反転供給ローラ対の回転駆動を停止し、該反転ローラ対を圧接状態にし、前記主搬送路を通過した第2の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転供給ローラ対を離間状態にし、該第2の後続シートが前記反転ローラ対に到達するまで前記反転入口ローラ対を回転駆動する、ように制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、先行するシートと後続のシートとのすれ違い搬送が可能になり、シート滞留性を更に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る用紙搬送装置を備えたプリンタの全体構成の一例を示す概略構成図。 本実施形態に係る用紙搬送装置の制御系の要部構成の一例を示すブロック図。 (a)及び(b)は、本実施形態のプリンタにおいて記録紙S1,S2に続いて連続して給紙される記録紙S3,S4の詳細な動作を示す説明図。 (a)及び(b)は、本実施形態のプリンタにおいて記録紙S1〜S4に続いて連続して給紙される記録紙S5の詳細な動作を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係るシート搬送装置を備えたプリンタの全体構成の一例を示す概略構成図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置としてのフルカラープリンタの全体構成の一例を示す概略構成図である。図1において、画像形成装置としてのフルカラープリンタ(以下「プリンタ」という。)100は、4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、Bk:ブラック)それぞれのトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bkを備えている。また、画像形成装置100は、中間転写体としての中間転写ベルト601と、2次転写手段としての2次転写部600とを備えている。中間転写ベルト601は、複数の支持ローラに架け渡されて図中の矢印方向に回転駆動され、
各感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bk上のトナー像が転写される。2次転写部600は、中間転写ベルト601を介して2次転写バイアスローラ及び2次転写対向ローラが対向するように構成され、中間転写ベルト601上の重ね合わせトナー像をシート(シート状の記録媒体)としての記録紙Sに転写する。感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bkに形成された各色のトナー像はそれぞれ、1次転写バイアスローラなどからなる1次転写手段としての1次転写部602Y,602M,602C,602Bkによって中間転写ベルト601に順次転写される。
なお、図1では図示を省略しているが、複数の感光体ドラムそれぞれの周囲には、感光体ドラムの表面を一様に帯電する帯電装置、感光体ドラム上の静電潜像を各色(Y、M、C、Bk)のトナーを用いて現像する現像装置、感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング装置などを備えている。帯電装置によって一様に帯電された各感光体ドラムの表面は、露光手段としての図示しない光書込装置で画像信号に基づいて露光されることにより、各色に対応する静電潜像が形成される。感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bk上に各色のトナー像を形成する画像形成手段は、上記帯電装置、現像装置、光書込装置などで構成されている。また、感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bk上の画像(トナー像)を記録紙Sの片方の面(図1で上面)に転写する転写手段は、上記2次転写部600、中間転写ベルト601、1次転写部602Y,602M,602C,602Bkなどで構成されている。
また、プリンタ100は、シート供給手段としての給紙装置201,202と、記録紙の斜行を補正する斜行補正装置400と、2次転写部600で記録紙上の転写されたトナー像を定着させる定着手段としてのユニット状の定着装置800と、を更に備えている。給紙装置201,202は、給紙カセットに収容されている複数の記録紙から送出ローラで1枚ずつ送り出し、給紙ローラにより、後述の給送搬送路(縦搬送路)501を介して合流部502に給紙するように構成されている。定着装置800は、例えば記録紙が通過する定着位置で加熱ローラと加圧ローラとが互いに圧接するように構成されている。
また、プリンタ100は、片面又は両面に画像が形成される記録紙を搬送するシート搬送装置としての用紙搬送装置500を備えている。用紙搬送装置500は、給送搬送路501と、合流部502と、給紙搬送路503と、ベルト搬送路504と、排紙搬送路505と、排紙部506と、反転搬送路507と、縦方向に延在する反転路508と、横方向に延在する待機搬送路(両面搬送路)509とを有する。各搬送路は、搬送路形成部材としての図示しないガイド部材やベルト部材などで形成されている。
なお、図1において、画像が形成される処理対象面が第1面(表面)である記録紙は符号「S」で示し、画像が形成される処理対象面が第2面(裏面)である記録紙は符号「D」で示している。記録紙S及び記録紙Dそれぞれには、第1面及び第2面それぞれについて画像形成手段で処理される順番(トナー画像が形成される順番)すなわち給紙装置201,202から給紙された順番を示す番号を添え字として適宜付している。ここで、記録紙の「第1面」とは、記録紙の2つの面のうち最初に画像が形成される面であり、「第2面」とは、その記録紙の画像が形成されている第1面とは反対側の面である。記録紙の第1面に画像を形成する工程は、片面印刷の工程又は両面印刷における表面への印刷工程を意味し、記録紙の第2面に画像を形成する工程は、両面印刷における裏面への印刷工程を意味する。また、図1において、各搬送路において記録紙が存在している箇所は太線で示している。
給送搬送路501は、給紙装置201又は給紙装置202から給紙された記録紙Sを合流部502に搬送する搬送路である。合流部502は、給紙装置201,202からの記録紙Sと待機搬送路509からの記録紙Dとが合流する箇所である。給紙搬送路503は、合流部502から2次転写部600に記録紙を搬送する搬送路である。ベルト搬送路504は、複数の支持ローラに掛け渡された無端状の搬送ベルト515とベルトローラ対510とを有し、2次転写部600から定着装置80による定着位置を通って分岐手段としての第1の分岐爪530による分岐位置まで記録紙を搬送する搬送路である。記録紙の片面に対して画像を形成するシート処理位置としての2次転写部600を通過するように記録紙を搬送する主搬送路は、上記給紙搬送路503及びベルト搬送路504で構成される。
排紙搬送路505は、分岐爪530による分岐位置から排紙部506まで記録紙を搬送する搬送路である。排紙部506は、排紙搬送路505を搬送されてきた記録紙を排紙ローラ対51によって装置外に排出する箇所である。
反転路508は、前記主搬送路で第1面に画像が形成された記録紙の第2面に画像を形成するために、第1面に画像が形成された記録紙の進行方向を反転させる搬送路である。反転搬送路507は、分岐爪530による分岐位置から分岐手段としての第2の分岐爪305による分岐位置を通り分岐手段としての第3の分岐爪304に至る搬送路である。この反転搬送路507では、前記主搬送路(給紙搬送路503及びベルト搬送路504)を通過した記録紙が反転路508に向けて搬送される。
待機搬送路509は、反転路508における分岐爪304による分岐位置から合流部502に至る搬送路である。この待機搬送路509では、反転路508で進行方向が反転された記録紙を表裏反転させて主搬送路(給紙搬送路503及びベルト搬送路504)に再供給するように記録紙を待機させることができる。
第1面に画像が形成された記録紙の第2面に画像を形成するために記録紙を反転させる反転装置300は、反転搬送路507の下流側の一部と、反転路508と、待機搬送路509の上流側の一部とを含むように構成される。
また、用紙搬送装置500は、反転供給ローラ対301と反転ローラ対302と待機搬送入口ローラ対(両面搬送ローラ対)303と反転入口ローラ対514とを備えている。反転供給ローラ対301は、分岐爪304の搬送方向上流側における反転搬送路507の出口部に設けられ反転搬送路507内の記録紙を反転路508に向けて搬送するように回転可能なローラ対である。反転ローラ対302は、反転路508に設けられ反転路508内に進入してきた記録紙の進行方向を反転させるように回転可能なローラ対である。待機搬送入口ローラ対303は、待機搬送路509の入口部に設けられ待機搬送路509に進入してきた記録紙を搬送するように回転可能なローラ対である。待機搬送入口ローラ対303は、図1に示すように待機搬送路509の入口部における分岐爪304の直後に配置されていることが望ましい。分岐爪304は、反転路508で進行方向が反転された記録紙を待機搬送路508に向かう方向に分岐させることができる。
また、用紙搬送装置500は、上記反転供給ローラ対301と反転ローラ対302と待機搬送入口ローラ対303と反転入口ローラ対514とを所定の回転方向に回転駆動する回転駆動手段としてローラ対回転駆動部を備えている。このローラ対回転駆動部は、例えば、図示しないモータなどの駆動源とギヤなどの駆動伝達機構とを用いて構成することができる。
用紙搬送装置500は、上記搬送路において記録紙を所定方向に分岐するように分岐爪304,305,530を揺動させる揺動手段としての分岐爪揺動機構を備えている。この分岐爪揺動機構は、例えば、カム機構、ステッピングモータ、スプリング、ソレノイドなどで構成することができる。
また、用紙搬送装置500は、反転供給ローラ対301を接離させる第1の接離手段と、反転ローラ対302を接離させる第2の接離手段とを備えている。第1の接離手段は、反転供給ローラ対301が圧接状態と離間状態とを取り得るように反転供給ローラ対301の少なくとも一方のローラを移動させるものである。また、第2の接離手段は、反転ローラ対302が圧接状態と離間状態とを取り得るように反転ローラ対302の少なくとも一方のローラを移動させるものである。これらの第1の接離手段及び第2の接離手段としてのローラ対圧接離間機構は、例えば反転供給ローラ対301や反転ローラ対302を構成するローラの軸受部を移動させるソレノイドなどのアクチュエータで構成することができる。
また、用紙搬送装置500は、上記各搬送路の所定位置には記録紙を検知するシート検知手段としての用紙センサが配設されている。例えば、待機搬送路509の入口部における両面搬送ローラ対303の搬送方向下流側の位置には、待機搬送路509に進入する記録紙(先行する記録紙)の先端を検知する用紙センサ520が設けられている。また、反転搬送路507における反転供給ローラ対301の搬送方向上流側には、反転路508に搬送される記録紙(第1の後続記録紙)の後端を検知する用紙センサ521が設けられている。また、反転路508における反転ローラ対302の記録紙進入方向上流側の位置(第3の分岐爪304側の位置)には、反転路508に進入しようとする記録紙(第2の後続記録紙)の先端を検知する用紙センサ522が設けられている。
図2は、本実施形態に係る用紙搬送装置500における制御系の要部構成の一例を示すブロック図である。図2において、制御手段としての制御部900は、CPU901と、制御プログラムや各種データを記憶したROM902と、各種データを一時的に記憶するRAM903とを有している。この制御部900には、各周辺制御部との間で信号をやりとりするためのI/Oインターフェース904を介して、用紙センサ520,521,522、ローラ対回転駆動部910、ローラ対圧接離間機構920、分岐爪駆動部930などが接続されている。制御部900は、予め組み込まれた所定の制御プログラムを実行することにより、用紙センサ520,521,522の検知結果などに基づき、ローラ対回転駆動部910、ローラ対圧接離間機構920及び分岐爪駆動部930を制御することができる。この制御により、所定のタイミングで、各搬送路におけるローラ対301,302,303,514等を所定方向に回転させたり、その回転をON/OFFさせたりすることができる。また、上記制御により、所定のタイミングで、記録紙を所定方向に分岐するように分岐爪304,305,530を揺動させたり、反転供給ローラ対301及び反転ローラ対302を圧接させたり離間させたりすることができる。
上記構成のプリンタにおいて、画像形成対象の記録紙Sは給紙装置201又は給紙装置202から一枚ずつ呼び出される。給紙装置201,202から給紙された記録紙Sは、給送搬送路501及び給紙搬送路503を介して斜行補正装置400へ搬送される。斜行補正装置400では、記録紙Sの先端がローラ対に突き当てられることにより、記録紙Sの斜行が補正され、2次転写部600に対して記録紙Sを整列した状態にすることができる。斜行補正装置400を通過した記録紙Sは、2次転写部600にて中間転写ベルト601のトナー像が転写され、ベルト搬送路504を介して定着装置800へと搬送される。
次に、上記構成のプリンタにおける片面画像形成動作(片面印刷動作)について説明する。片面印刷の場合、定着装置800で定着した後、次のようなフェースアップ排紙又はフェースダウン排紙が行われる。
フェースアップ排紙を行う場合、定着装置800を通過した記録紙Sは、ベルトローラ対510及び排紙搬送路505を介して、排紙ローラ対511より排紙部506に直接搬送して機外に排出される。ここで、ベルトローラ対510及び排紙ローラ対511は図示しない同一の駆動源により定速で回転駆動されている。
一方、フェースダウン排紙を行う場合、定着装置800を通過した記録紙Sは、反転搬送路507を介して、図示しない圧接離間機構を備えた反転排紙ローラ対(反転供給ローラ対)301へと搬送される。そして、記録紙Sの後端がベルトローラ対510を抜けたタイミングから反転排紙ローラ対301により記録紙Sは増速し、反転排紙ローラ対301が正転、停止、逆転を行うことで記録紙Sがスイッチバック動作を行う。スイッチバック動作した記録紙Sは、排紙ローラ対511を介して排紙部506へと搬送され、機外へと排出される。
なお、フェースダウン排紙の場合、先行する記録紙Sはスイッチバック動作の際に後続の記録紙Sと増速しながらすれ違うことになる。そこで、本実施形態の用紙搬送装置500は、前述のとおり、反転排紙ローラ対301を圧接させたり離間させたりすることができるローラ対圧接離間機構920を備えている。そして、先行する記録紙Sの先端が排紙ローラ対511を通過した後に、反転排紙ローラ対301を離間させるように制御し、反転排紙ローラ対301に突入する後続の記録紙Sを受け入れる。その後、再び反転排紙ローラ対301を圧接させて後続の記録紙Sのスイッチバック動作を行うことにより、連続的にフェースダウン排出することが可能となっている。
次に、上記構成の画像形成装置における両面画像形成動作(両面印刷動作)について説明する。なお、図1は、給紙装置201又は給紙装置202から連続的に給紙される記録紙S1〜S5は印刷開始時にインターリーフとして5枚が給紙された場合を示している。
図1において、両面印刷の場合、記録紙S1(D1),S2(D2)はそれぞれ、定着装置800を通過した後、反転搬送路507へと進入し、反転供給ローラ対301を経て反転ローラ対302へ到達する。そして、記録紙S1,S2はそれぞれ、反転装置300におけるスイッチバック動作で進行方向が反転した後、両面搬送ローラ対303を通過し、待機搬送路509の下流側に位置する合流部502の手前で停止し、給紙搬送路503へ先に搬送されている先行する記録紙S5との紙間のタイミングで再給紙されるのを待機している。
図3(a)及び(b)は、本実施形態のプリンタにおいて記録紙S1,S2に続いて連続して給紙される記録紙S3(D3)、S4(D4)の詳細な動作を示す説明図である。ここで、記録紙S3は先行するシート(記録紙)であり、記録紙S4は第1の後続シート(記録紙)である。
まず、主搬送路のベルト搬送路504を通過した先行する記録紙S3を反転路508に向けて搬送するときは、反転入口ローラ対514を回転駆動し、反転供給ローラ対301を圧接状態で回転駆動し、反転ローラ対302を圧接状態にするように制御する。記録紙S3は、図3(a)に示すように、その後端部が分岐爪304による分岐位置を通過し反転ローラ対302に到達したところで停止する。その後、記録紙S3を待機搬送路509に搬送するように待機搬送入口ローラ対303に向けて搬送し、主搬送路のベルト搬送路504を通過した記録紙S4を反転路508に向けて搬送するときは次のように制御する。すなわち、反転入口ローラ対514を回転駆動し、反転供給ローラ対301を圧接状態で回転駆動し、反転ローラ対302を圧接状態で回転駆動し、待機搬送入口ローラ対303を回転駆動するように制御する。これにより、記録紙S3に対してはスイッチバック動作が行われ、後続の記録紙S4は、反転供給ローラ対301を通過し、反転路508へと向かうように搬送される。
次に、図3(b)のように、記録紙S3は反転ローラ対302でスイッチバックされた後、分岐爪304で待機搬送路(両面搬送路)509へと誘導される。記録紙S3の先端が待機搬送入口ローラ対(両面搬送ローラ対)303を通過したところ(図3(b)中のA地点)で、待機搬送入口ローラ対303の回転駆動を停止するように制御される。これにより、記録紙S3は、更に先行する記録紙S2との間隔を維持した状態で停止する。そして、その後すぐに、ローラ対圧接離間機構により反転ローラ対302が離間し、記録紙S4の進入に備える。記録紙S4は反転路508へと到達し、その後端が反転供給ローラ対301に到達する手前(図3(b)中のB地点)で、記録紙S4の搬送が停止される。
なお、図1に示す第2の後続シートとしての記録紙S5は斜行補正装置400にて停止し、中間転写ベルト601上のトナー像とタイミングを合わせてから再び搬送を開始し、2次転写部600、定着装置800を経て、両面再給紙として反転装置300へ向かうように搬送される。
このように記録紙Sの長さが長い場合は反転ローラ対302を離間させ、同時に2枚の記録紙Sを重ねた状態で反転路508上に待機させることにより、インターリーフとして5枚が待機することが可能となり、記録紙Sの搬送速度を高速化させることなく生産性を維持した両面印刷が可能となる。
図4(a)及び(b)は、本実施形態のプリンタにおいて記録紙S1〜S4に続いて連続して給紙される記録紙S5(D5)の詳細な動作を示す説明図である。ここで、記録紙S5は第2の後続シート(記録紙)である。
図4(a)は、前述の図3(b)の状態と同様に、記録紙S3及びS4が反転路508に停止して待機している状態を示している。ここで、記録紙S4の後端部が反転供給ローラ対301に到達したとき、反転供給ローラ対301の回転駆動を停止するとともに、反転ローラ対302の回転駆動を停止して反転ローラ対302を圧接状態にするように制御する。この反転ローラ対302の圧接により記録紙S3、S4が保持される。
次に、主搬送路のベルト搬送路504を通過した後続の記録紙S5を反転路508に向けて搬送するときは、反転供給ローラ対301を離間状態にし、記録紙S5の先端が分岐爪304の分岐位置を通過して反転ローラ対302の搬送方向上流側の位置に到達するまで反転入口ローラ対514を回転駆動するように制御する。この制御により、図4(b)に示すように、反転供給ローラ対301が離間した状態で、記録紙S4と重なるように記録紙S5を反転装置に搬入することができる。そして、その後、再び反転供給ローラ対301を圧接することにより、記録紙S4、S5を保持することができる。
両面再給紙が開始した場合は、まず反転ローラ対302を離間した状態で、記録紙S3の先端部を挾持している待機搬送入口ローラ対303を回転駆動することにより、先に記録紙S3を反転装置300から待機搬送路(両面搬送路)509に向けて搬出する。そして、記録紙S3の後端が反転ローラ対302を抜けた後、反転ローラ対302を圧接して回転駆動することにより、記録紙S4のスイッチバック動作を行う。そして、記録紙S4の後端が反転供給ローラ対301を抜けた後、反転供給ローラ対301も圧接して回転駆動することにより、記録紙S5も反転路508へと進入し、その後は連続的に記録紙Sの搬送を行う。
上述の通り、両面印刷時に記録紙の紙間を詰めて裏面待機用紙Dを順番に搬送路上に待機させる際、停止箇所が確保できない場合でも、同時に3枚の裏面待機用紙Dを反転搬送路07及び反転路08に滞留させて待機させることができる。したがって、記録紙の搬送速度を高速化させずに生産性が確保することが可能となる。
図5は、本発明の他の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの全体構成の一例を示す概略構成図である。図5に示す画像形成装置100は、二つの構造体101、102を備えている。第1の構造体101は、像担持体700Y,700M,700C,700Bkと、中間転写ベルト601と、2次転写部600と、主搬送路の一部であるベルト搬送路504と、待機搬送路(両面搬送路)の一部と、を有する作像構造体である。また、第2の構造体102は、定着装置800と、反転装置300と、待機搬送路(両面搬送路)509の一部と、を有する定着構造体である。これらの構造体101,102は、幅、奥行き、高さが同一の共通構造としており、生産時のロット効果が得られる構造になっている。また、給紙装置としては、広幅や長尺などの用紙まで装填可能な大型化した給紙装置201、202を搭載しており、各々の構造体101,102への搭載位置も共通化している。各給紙装置201、202からの記録紙の給紙を待機搬送路(両面搬送路)509に対して行うことにより、図1に示すような給送搬送路(縦搬送路)501を設ける必要が無くなる。また、各々の構造体101,102が分割可能であり、且つダウンサイジングすることで低コスト化することができ、また、搬入・搬出時の利便性が向上する。また、給紙装置201、202からの給紙時の記録紙の搬送方向が図1の場合と反対方向となっているのは次の理由による。すなわち、画像形成装置100本体と、図示しない前処理装置とで、ユーザが記録紙Sを装填する際の表面、裏面のセット方向の共通性と、給紙装置の主要構成を前処理機と共通使用することでコストダウンを考慮したためである。また、図5の実施形態では、ベルトローラ対510、排紙中継ローラ対512、513及び排紙ローラ対511が図示しない同一の駆動源により定速回転する構成としている。
また、図5の構成の場合、待機搬送路(両面搬送路)509が長いため、記録紙の停止箇所(滞留箇所、待機箇所)は複数設けることが可能となるが、同時に給紙装置201、202からの記録紙S6を待機搬送路(両面搬送路)509に割り込ませる必要がある。そのため、両面再給紙の記録紙Dの停止箇所としては相殺されてしまう。しかし、このような場合でも、上述のような圧接離間可能な反転ローラ対302を備えていれば、反転装置300への記録紙Sの進入時に反転ローラ対302を離間することにより、反転路508には同時に2枚を停止させることが可能となり、インターリーフ時の記録紙Sの待機位置を確保し、生産性を確保することが可能となる。
上記実施形態では、所定対象のシートが画像形成用の記録紙を搬送する用紙搬送装置の場合について説明したが、本発明は、記録紙に限定されることなく、記録紙以外のシートを搬送するシート搬送装置についても適用することができる。また、上記実施形態では、上記主搬送路503、504におけるシートの片面に対して処理するシート処理位置がプリンタの2次転写部600である場合について説明したが、上記シートの片面に対する処理は、画像をシートに転写する処理に限定されるものではない。本発明は、画像を転写する処理以外の処理を上記シート処理位置でシートにする場合にも、同様に適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
記録紙などのシートの片面に対して処理する2次転写部600などのシート処理位置を通過するようにシートを搬送する給紙搬送路503及びベルト搬送路504などの主搬送路と、主搬送路で第1面が処理されたシートの第2面を処理するためにシートの進行方向を反転させる反転路508と、主搬送路503,504を通過したシートを反転路508に向けて搬送する反転搬送路507と、反転路508で進行方向が反転されたシートを表裏反転させて主搬送路503,504に再供給するようにシートを待機させる待機搬送路509とを形成する搬送路形成部材と、反転路508で進行方向が反転されたシートを待機搬送路509に向かう方向に分岐させる分岐爪304などの分岐手段と、反転搬送路507の入口部に設けられ反転搬送路507に進入してきたシートを反転路508に向けて搬送するように回転可能な反転入口ローラ対514と、前記分岐手段の搬送方向上流側における反転搬送路507の出口部に設けられ反転搬送路507内のシートを反転路508に向けて搬送するように回転可能な反転供給ローラ対301と、反転路508に設けられ反転路508内に進入してきたシートの進行方向を反転させるように回転可能な反転ローラ対302と、待機搬送路509の入口部に設けられ待機搬送路509に進入してきたシートを搬送するように回転可能な待機搬送入口ローラ対303と、反転入口ローラ対514と反転供給ローラ対301と反転ローラ対302と待機搬送入口ローラ対303とを回転駆動するローラ対回転駆動部910などの回転駆動手段とを備えた用紙搬送装置500などのシート搬送装置である。
このシート搬送装置は、反転供給ローラ対301が圧接状態と離間状態とを取り得るように反転供給ローラ対301の少なくとも一方のローラを移動させる第1の接離手段と、反転ローラ対302が圧接状態と離間状態とを取り得るように反転ローラ対302の少なくとも一方のローラを移動させる第2の接離手段と、前記回転駆動手段と、ローラ対圧接離間機構920等の第1の接離手段及び第2の接離手段とを制御する制御部900などの制御手段を更に備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反転供給ローラ対301及び反転ローラ対302それぞれの接離を制御することにより、先行するシートと後続のシートとのすれ違い搬送が可能になり、シート滞留性を更に向上させることができる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、前記制御手段は、主搬送路503,504を通過した先行する記録紙S3などのシートを反転路508に向けて搬送するとき、反転入口ローラ対514を回転駆動し、反転供給ローラ対301を圧接状態で回転駆動し、反転ローラ対302を圧接状態にするように制御する。また、制御手段は、先行するシートの後端が前記分岐手段の分岐位置を通過した後、先行するシートを待機搬送路509に搬送するように待機搬送入口ローラ対303に向けて搬送し、その先行するシートの先端が待機搬送入口ローラ対303を通過したとき、待機搬送入口ローラ対303の回転駆動を停止するように制御し、主搬送路503,504を通過した記録紙S4などの第1の後続シートを反転路508に向けて搬送するとき、反転入口ローラ対514を回転駆動し、反転供給ローラ対301を圧接状態で回転駆動し、反転ローラ対302を離間状態にするように制御する。
また、制御手段は、前記第1の後続シートの後端部が反転供給ローラ対301に到達したとき、反転供給ローラ対301の回転駆動を停止し、反転ローラ対302を圧接状態にするように制御する。また、制御手段は、主搬送路503,504を通過した記録紙S5などの第2の後続シートを反転路508に向けて搬送するとき、反転供給ローラ対301を離間状態にし、第2の後続シートの先端が前記分岐手段の分岐位置を通過して反転ローラ対302の搬送方向上流側の位置に到達するまで反転入口ローラ対514を回転駆動するように制御する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反転供給ローラ対301及び反転ローラ対302の2箇所で、先行するシートと後続のシートとのすれ違い搬送が可能になり、搬送路を長くすることなく第1面について処理済みの3枚のシートを反転搬送路及び反転路に滞留させて待機させることができる。これにより、シートの搬送速度の高速化のために大型のモータを用いたりすることなく、第1面について処理済みのシートを再供給して第2面について処理するときの生産性を高めることができる。従って、大型化及び高コスト化を抑制しつつ、第1面について処理済みのシートを再供給して第2面について処理するときの生産性を更に向上させることができる。
(態様C)
上記態様A又はBにおいて、反転路508は縦方向に延在し、待機搬送路509は横方向に延在する。これによれば、上記実施形態について説明したように、待機搬送路509の側方に反転路508を配置することができ、装置の縦方向のサイズを小さくすることができる。また、反転路508から待機搬送路509に向かうシートの搬送経路の曲率を、横方向に延在する反転路を待機搬送路509の上方又は下方に配置する構成に比して大きくすることができる。したがって、装置の小型化を図りつつ、反転路508から待機搬送路509へシートを搬送するときの搬送不良の発生を抑制することができる。
(態様D)
感光体ドラム700Y,700M,700C,700Bkなどの像担持体と、像担持体上に画像を形成する帯電装置や現像装置などの画像形成手段と、像担持体上の画像を記録紙などのシート状の記録媒体の表面に転写する1次転写部602Y,602M,602C,602Bk、中間転写ベルト601及び2次転写部600などの転写手段と、前記転写手段で転写された記録媒体上の画像を定着する定着装置800などの定着手段と、前記転写手段の転写位置及び前記定着手段の定着位置を通過するように記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、を備えたプリンタ100などの画像形成装置であって、前記記録媒体搬送手段として、上記態様A又はBのシート搬送装置を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体の搬送速度の高速化のために大型のモータを用いたりすることなく、第1面について画像形成済みの記録媒体を再供給して第2面に画像を形成するときの生産性を高めることができる。従って、大型化及び高コスト化を抑制しつつ、第1面について画像形成済みの記録媒体を再供給して第2面に画像を形成するときの生産性を更に向上させることができる。また、反転搬送路507及び反転路508に同時に3枚の記録媒体を待機させることができ、記録媒体の搬送速度を高速化することなく両面印刷された記録媒体の生産性を100%確保することが可能となる。
(態様E)
上記態様Dにおいて、作像構造体101などの第1の構造体101と定着構造体102などの第2の構造体とを備え、第1の構造体は、前記画像形成手段と、前記転写手段と、主搬送路503,504の一部と、待機搬送路509の一部とを有し、第2の構造体は、前記定着手段と、主搬送路503,504の一部と、排紙搬送路505などの排出搬送路と、反転搬送路507と、反転路508と、待機搬送路509の一部とを有し、第1の構造体及び第2の構造体それぞれにおける待機搬送路509の下方に、記録紙などのシートを収容可能な給紙装置201,202などのシート供給手段を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、第1の構造体と第2の構造体のそれぞれの待機搬送路509の下部にシート供給手段を備えることにより、各構造体の小型化と共通化が可能となる。
(態様F)
上記態様Eにおいて、前記シート供給手段から供給されたシートは、第1の構造体及び第2の構造体それぞれの待機搬送路509へ搬送される。これによれば、上記実施形態について説明したように、待機搬送路509及びシート供給手段の共通化が可能となる。
100 画像形成装置
101 第1の構造体(作像構造体)
102 第2の構造体(定着構造体)
201,202 給紙装置
300 反転装置
301 反転供給ローラ対
302 反転ローラ対
303 待機搬送入口ローラ対(両面搬送ローラ対)
304 第3の分岐爪
305 第2の分岐爪
400 斜行補正装置
500 用紙搬送装置
501 給送搬送路(縦搬送路)
502 合流部
503 給紙搬送路
504 ベルト搬送路
505 排紙搬送路
506 排紙部
507 反転搬送路
508 反転路
509 待機搬送路(両面搬送路)
510 ベルトローラ対
511 排紙ローラ対
512,513 排紙中継ローラ対
514 反転入口ローラ対
520〜522 用紙センサ
530 第1の分岐爪
600 2次転写部
601 中間転写ベルト
700 像担持体
800 定着装置
900 制御部
910 ローラ対回転駆動部
920 ローラ対圧接離間機構
930 分離爪揺動機構
S,D 記録紙
特開2001−326785号公報

Claims (6)

  1. シートを搬送する主搬送路と、該シートの進行方向を反転させる反転路と、前記主搬送路を通過したシートを前記反転路に向けて搬送する反転搬送路と、前記反転路で進行方向が反転されたシートを表裏反転させて前記主搬送路に再供給するように該シートを待機させる待機搬送路とを形成する搬送路形成部材と、
    前記反転路で進行方向が反転されたシートを前記待機搬送路に向かう方向に分岐させる分岐手段と、
    前記反転搬送路の入口部に設けられ該反転搬送路に進入してきたシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転入口ローラ対と、
    前記分岐手段の搬送方向上流側における前記反転搬送路の出口部に設けられ該反転搬送路内のシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転供給ローラ対と、
    前記反転路に設けられ該反転路内に進入してきたシートの進行方向を反転させるように回転可能な反転ローラ対と、
    前記待機搬送路の入口部に設けられ該待機搬送路に進入してきたシートを搬送するように回転可能な待機搬送入口ローラ対と、
    前記反転入口ローラ対と前記反転供給ローラ対と前記反転ローラ対と前記待機搬送入口ローラ対とを回転駆動する回転駆動手段と、を備えたシート搬送装置であって、
    前記反転供給ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転供給ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第1の接離手段と、
    前記反転ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第2の接離手段と、
    前記回転駆動手段と前記第1の接離手段と前記第2の接離手段とを制御する制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記主搬送路を通過した先行するシートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記先行するシートの後端が前記分岐手段の分岐位置を通過した後、該先行するシートを前記待機搬送入口ローラ対に向けて搬送し、
    前記先行するシートが前記待機搬送入口ローラ対に圧接されているときに前記待機搬送入口ローラ対の回転駆動を停止し、
    前記主搬送路を通過した第1の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転ローラ対を離間状態し、
    前記第1の後続シートが前記反転ローラ対に到達したとき、該反転供給ローラ対の回転駆動を停止し、該反転ローラ対を圧接状態にし、
    前記主搬送路を通過した第2の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転供給ローラ対を離間状態にし、該第2の後続シートが前記反転ローラ対に到達するまで前記反転入口ローラ対を回転駆動する、
    ように制御することを特徴とするシート搬送装置。
  2. シートを搬送する主搬送路と、該シートの進行方向を反転させる反転路と、前記主搬送路を通過したシートを前記反転路に向けて搬送する反転搬送路と、前記反転路で進行方向が反転されたシートを表裏反転させて前記主搬送路に再供給するように該シートを待機させる待機搬送路とを形成する搬送路形成部材と、
    前記反転路で進行方向が反転されたシートを前記待機搬送路に向かう方向に分岐させる分岐手段と、
    前記反転搬送路の入口部に設けられ該反転搬送路に進入してきたシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転入口ローラ対と、
    前記分岐手段の搬送方向上流側における前記反転搬送路の出口部に設けられ該反転搬送路内のシートを前記反転路に向けて搬送するように回転可能な反転供給ローラ対と、
    前記反転路に設けられ該反転路内に進入してきたシートの進行方向を反転させるように回転可能な反転ローラ対と、
    前記待機搬送路の入口部に設けられ該待機搬送路に進入してきたシートを搬送するように回転可能な待機搬送入口ローラ対と、
    前記反転入口ローラ対と前記反転供給ローラ対と前記反転ローラ対と前記待機搬送入口ローラ対とを回転駆動する回転駆動手段と、を備えたシート搬送装置であって、
    前記反転供給ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転供給ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第1の接離手段と、
    前記反転ローラ対が圧接状態と離間状態とを取り得るように該反転ローラ対の少なくとも一方のローラを移動させる第2の接離手段と、
    前記回転駆動手段と前記第1の接離手段と前記第2の接離手段とを制御する制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記主搬送路を通過した先行するシートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転入口ローラ対を回転駆動し、前記反転供給ローラ対を圧接状態で回転駆動し、前記反転ローラ対を圧接状態にするように制御し、
    前記先行するシートの後端が前記分岐手段の分岐位置を通過した後、該先行するシートを前記待機搬送路に搬送するように前記待機搬送入口ローラ対に向けて搬送し、前記先行するシートの先端が前記待機搬送入口ローラ対を通過したとき、前記待機搬送入口ローラ対の回転駆動を停止するように制御し、
    前記主搬送路を通過した第1の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転入口ローラ対を回転駆動し、前記反転供給ローラ対を圧接状態で回転駆動し、前記反転ローラ対を離間状態に制御し、
    前記第1の後続シートの後端部が前記反転供給ローラ対に到達したとき、該反転供給ローラ対の回転駆動を停止し、該反転ローラ対を圧接状態にするように制御し、
    前記主搬送路を通過した第2の後続シートを前記反転路に向けて搬送するとき、前記反転供給ローラ対を離間状態にし、該第2の後続シートの先端が前記分岐手段の分岐位置を通過して前記反転ローラ対の搬送方向上流側の位置に到達するまで前記反転入口ローラ対を回転駆動するように制御することを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1又は2のシート搬送装置において、
    前記反転路は縦方向に延在し、前記待機搬送路は横方向に延在することを特徴とするシート搬送装置。
  4. 像担持体と、前記像担持体上の画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体上の画像をシート状の記録媒体の表面に転写する転写手段と、前記転写手段で転写された前記記録媒体上の画像を定着する定着手段と、前記転写手段の転写位置及び前記定着手段の定着位置を通過するように前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記記録媒体搬送手段として、請求項1、2又は3のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    第1の構造体と第2の構造体とを備え、
    前記第1の構造体は、前記画像形成手段と、前記転写手段と、前記主搬送路の一部と、前記待機搬送路の一部とを有し、
    前記第2の構造体は、前記定着手段と、前記主搬送路の一部と、排出搬送路と、前記反転搬送路と、前記反転路と、前記待機搬送路の一部とを有し、
    前記第1の構造体及び前記第2の構造体それぞれにおける前記待機搬送路の下方に、シートを収容可能なシート供給手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    前記シート供給手段から供給されたシートは、前記第1の構造体及び前記第2の構造体それぞれの前記待機搬送路へ搬送されることを特徴とする画像形成装置。
JP2012188018A 2012-08-28 2012-08-28 シート搬送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6172560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188018A JP6172560B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 シート搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188018A JP6172560B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 シート搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014043338A JP2014043338A (ja) 2014-03-13
JP6172560B2 true JP6172560B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=50394906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012188018A Expired - Fee Related JP6172560B2 (ja) 2012-08-28 2012-08-28 シート搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6172560B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081007A (ja) 2014-10-22 2016-05-16 株式会社リコー 搬送装置、画像形成装置及び搬送制御方法
US10054895B2 (en) 2015-05-14 2018-08-21 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method
US10579001B2 (en) 2016-12-05 2020-03-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus able to form images on both sides of sheet
JP7413711B2 (ja) 2019-10-15 2024-01-16 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 用紙トレイ、用紙搬送装置、および画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63295357A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 Canon Inc シ−ト反転装置
JP3010091B2 (ja) * 1991-10-11 2000-02-14 三田工業株式会社 シート反転装置
JP3780193B2 (ja) * 2001-10-02 2006-05-31 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014043338A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542994B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP6137930B2 (ja) 画像形成装置
JP6172560B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5197166B2 (ja) 画像形成装置
JP5915865B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成方法
JP5544956B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成装置
JP5168068B2 (ja) 反転両面ユニット及び画像形成装置
JP2013242362A (ja) 画像形成装置
JP2009035351A (ja) 画像形成装置
US6445903B2 (en) Image forming apparatus having a sheet reversing device
US10088792B2 (en) Image forming apparatus
JP2009184798A (ja) 画像形成装置
JP6003440B2 (ja) 画像形成システム
JP5380820B2 (ja) 画像形成装置、及び用紙搬送方法
JP4369826B2 (ja) 用紙反転装置及び該用紙反転装置を備えた画像形成装置
JP2007045541A (ja) 反転装置、画像形成装置、電子写真複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ
JP2005089009A (ja) 画像形成装置
JP5332154B2 (ja) 画像形成装置
JP2017075030A (ja) 画像形成装置、記録材搬送装置、および画像形成システム
JP2024020133A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2004142863A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP4973518B2 (ja) 画像形成装置
JP5558873B2 (ja) シート反転搬送装置及び画像形成装置
JP5943235B2 (ja) 画像形成装置
US20180329337A1 (en) Method to control transfer of black and color toned images during duplex printing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170622

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6172560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees