JP6171804B2 - ラックシャフト摺動装置 - Google Patents

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本発明は、ラックシャフト摺動装置に関する。
ステアリング装置の製造工程は、ラックハウジングの低摩擦シートをなじませる工程を含む。この工程は、ラックシャフト摺動装置により、ラックシャフトをラックハウジングに対して移動させる。なお、特許文献1は、低摩擦シートを有するステアリング装置の一例を開示している。
特開2008−273294号公報
図3は、ラックシャフト摺動装置の一例を示している。
ラックシャフト摺動装置100は、次のとおり動作する。最初に、第1クランプ111および第2クランプ121がラックハウジング131をクランプする。次に、第1油圧アクチュエータ114が第1クランプ111をラックハウジング131に押し付け、第2油圧アクチュエータ124が第2クランプ121をラックハウジング131に押し付ける。
次に、第1油圧シリンダ112が第1押圧部材113を押す動作、および、第2油圧シリンダ122が第2押圧部材123を押す動作が交互に繰り返される。このため、ラックシャフト132が、クランプされたラックハウジング131に対して往復動する。このため、ラックハウジング131内に配置されている低摩擦シート(図示略)のなじみが進行する。
ラックシャフト摺動装置100は、上記のとおり、2つの油圧アクチュエータ114,124、および、2つの油圧シリンダ112,122を含む。このため、装置を小型化する点において改善の余地が残されている。
本発明は、小型化しやすいラックシャフト摺動装置を提供することを目的としている。
〔1〕本ラックシャフト摺動装置の独立した一形態は、次の事項を有する。すなわち、ラックシャフト摺動装置は、基台と、前記基台に取り付けられたガイド機構と、前記ガイド機構に取り付けられた押圧部材と、前記押圧部材に固定された電動モータと、前記電動モータと直接的または間接的に接続された送りねじと、前記送りねじと噛み合わせられた規制部材とを含み、前記ガイド機構が、前記基台に対する前記押圧部材の移動をガイドし、前記押圧部材が、前記押圧部材の移動方向において間隔を置いて並べられた一対の押圧腕部、前記一対の押圧腕部を互いに連結する押圧連結部、一方の前記押圧腕部に形成された一方のシャフト押圧部、および、他方の前記押圧腕部に形成された他方のシャフト押圧部を含み、前記規制部材が、前記送りねじの回転により前記基台および前記押圧部材に対して移動し、前記規制部材の移動方向において間隔を置いて並べられた一対のハウジング規制部、および、前記一対のハウジング規制部を互いに連結する規制連結部を含み、ラックハウジングがセットされる配置領域が、一方の前記ハウジング規制部と他方の前記ハウジング規制部との間に形成され、前記配置領域にセットされた前記ラックハウジングの一方の端部に前記一方のハウジング規制部が接触しているとき、または、前記配置領域にセットされた前記ラックハウジングの他方の端部に前記他方のハウジング規制部が接触しているとき、前記電動モータが回転していることにより前記押圧部材に作用する反力により、前記押圧部材が前記送りねじの送り方向と反対方向に移動し、前記一方のシャフト押圧部または前記他方のシャフト押圧部がラックシャフトを前記反対方向に押す。
本ラックシャフト摺動装置によれば、電動モータが送りねじを回転させることにより、ラックハウジングがハウジング規制部に支持され、ラックシャフトがラックハウジングに対して往復動する。このため、ラックハウジング内に配置された低摩擦シートのなじみが進行する。また、ラックハウジングを支持する規制部材、および、ラックシャフトを押す押圧部材を電動モータにより駆動する構成を有しているため、油圧アクチュエータを用いて類似の機能を実現する構成と比較して、小型化しやすい。
〔2〕前記ラックシャフト摺動装置に従属する一形態は、次の事項を有する。すなわち、前記電動モータを制御する制御装置を含み、前記制御装置が、前記電動モータを回転させることにより、前記押圧部材を前記基台に対して往復動させ、前記押圧部材の往復動の回数が規定回数に達したときに前記電動モータを停止させる。
低摩擦シートのなじみの度合は、ラックシャフトの往復動の回数に依存する。本ラックシャフト摺動装置によれば、ラックシャフトの往復動の回数が制御装置により管理される。このため、低摩擦シートのなじみの度合が、ステアリング装置毎にばらつくことが抑制される。
本ラックシャフト摺動装置は、小型化しやすい。
実施形態のラックシャフト摺動装置の模式的な斜視図。 実施形態のラックシャフト摺動装置の模式的な平面図。 比較例のラックシャフト摺動装置の模式的な正面図。
図1を参照して、ラックシャフト摺動装置1の構成について説明する。
ラックシャフト摺動装置1は、ラックハウジング81に対してラックシャフト82を往復動させることにより低摩擦シート83のなじみを進行させる。ラックシャフト摺動装置1は、基台10、押圧部材20、規制部材30、台座40、移動装置50、ガイド機構60、および、制御装置70を有している。
押圧部材20、規制部材30、および、台座40は、基台10上に配置されている。基台10および押圧部材20は、スライドレール式のガイド機構11により互いに連結されている。ガイド機構11は、基台10に対する押圧部材20の移動をガイドする。
押圧部材20は、押圧連結部21、一対の押圧腕部22、および、2個のシャフト押圧部23を有している。押圧連結部21の形状は、矩形状である。押圧連結部21は、ガイド機構11に取り付けられている。押圧連結部21の長手方向は、ガイド機構11のガイド方向(以下、「ガイド方向ZA」)に沿っている。押圧部材20は基台10に対してガイド方向ZAに移動する。
一方の押圧腕部22は、押圧連結部21の左端部に固定されている。他方の押圧腕部22は、押圧連結部21の右端部に固定されている。すなわち、押圧連結部21は、一方の押圧腕部22と他方の押圧腕部22とを互いに連結している。
一対の押圧腕部22は、押圧連結部21の長手方向において間隔を置いて並べられている。押圧連結部21および一対の押圧腕部22は、互いに結合されていることにより、ラックシャフト摺動装置1の平面視においてU字状を形成している。
一方のシャフト押圧部23は、一方の押圧腕部22に固定されている。他方のシャフト押圧部23は、他方の押圧腕部22に固定されている。各シャフト押圧部23は、規制部材30の貫通孔33Aを通過し、規制部材30の内側の空間に突出している。各シャフト押圧部23の長手方向は、ガイド方向ZAに沿っている。各シャフト押圧部23は、押圧部材20が基台10に対して移動することにより、ラックシャフト82の端部を押す。
規制部材30は、押圧連結部21および一対の押圧腕部22により囲まれた空間に配置されている。規制部材30は、規制連結部31および一対のハウジング規制部32を有している。規制連結部31の形状は、矩形状である。規制連結部31は、ガイド機構60に取り付けられている。規制連結部31の長手方向は、ガイド機構60のガイド方向に沿っている。ガイド機構60のガイド方向は、ガイド方向ZAと平行している。
ハウジング規制部32は、規制腕部33および規制部分34を有している。一方の規制腕部33は、規制連結部31の左端部に固定されている。他方の規制腕部33は、規制連結部31の右端部に固定されている。すなわち、規制連結部31は、一方のハウジング規制部32と他方のハウジング規制部32とを互いに連結している。
一対の規制腕部33は、規制連結部31の長手方向において間隔を置いて並べられている。一方の規制腕部33と他方の規制腕部33との間に形成されている空間は、ステアリング装置80が配置される配置領域ATである。規制連結部31および一対の規制腕部33は、互いに結合されていることにより、ラックシャフト摺動装置1の平面視においてU字状を形成している。
一方の規制腕部33は、一方の押圧腕部22と対向している。他方の規制腕部33は、他方の押圧腕部22と対向している。対応する規制腕部33および押圧腕部22の間隔は、規制部材30および押圧部材20の相対移動により変化する。
規制部分34は、規制腕部33のうちの貫通孔33Aの周縁部分に固定されている。配置領域ATにステアリング装置80が配置されているとき、規制部分34が規制部材30の移動方向においてラックハウジング81の端部と対向する。
挿入穴35が、規制部材30に形成されている。挿入穴35は、左方向LS側のハウジング規制部32から規制連結部31の中間部分までにわたり、規制連結部31の長手方向に沿って形成されている。ねじ部36が、挿入穴35のうちの規制連結部31の内部に存在する部分に形成されている。
台座40は、基台10から独立している。台座40は、基台10のうちの配置領域ATに対応する箇所に配置される。複数の位置決めピン、および、凹部(図示略)が台座40に形成されている。複数の位置決めピンは、ラックハウジング81に形成されている位置決め孔(図示略)に対応した形状を有している。凹部は、ラックハウジング81の下側の部分の外形に対応した形状を有している。
移動装置50は、規制部材30を基台10および押圧部材20に対して移動させる機能、および、移動装置50自体を規制部材30および基台10に対して移動させる機能を有している。移動装置50は、電動モータ51、減速機52、および、送りねじ53を有している。
電動モータ51および減速機52は、押圧部材20の左方向LS側の押圧腕部22に固定されている。減速機52は、電動モータ51の出力軸(図示略)に接続されている。減速機52の一例は、ベルト式動力伝達装置である。
送りねじ53の中間部分から先端部分は、挿入穴35に挿入されている。送りねじ53の一部分は、挿入穴35においてねじ部36に噛み合わせられている。送りねじ53の基端側の部分は、貫通孔22Aに挿入されている。送りねじ53の基端部分は、減速機52に接続されている。
制御装置70は、一例として、基台10から離れた箇所に配置されている。制御装置70は、電動モータ51と電気的に接続されている。制御装置70は、電動モータ51を制御するための制御パターンを記憶している。制御装置70は、制御パターンに応じて電動モータ51を回転させる。なお、制御装置70は、ラックシャフト摺動装置1の構成要素と一体化することができる。例えば、制御装置70は、基台10、押圧部材20、規制部材30、または、電動モータ51と一体化される。
図1および図2を参照して、ステアリング装置80のなじみ工程について説明する。
なじみ工程は、準備工程、摺動工程、および、搬出工程を含む。準備工程は、ラックシャフト摺動装置1の押圧部材20および規制部材30を初期位置にセットし、ステアリング装置80をラックシャフト摺動装置1の配置領域ATにセットする。摺動工程は、準備工程の次に行われる工程であり、ラックシャフト摺動装置1によりラックシャフト82を往復動させる。搬出工程は、摺動工程の次に行われる工程であり、ステアリング装置80をラックシャフト摺動装置1から取り外す。各工程の詳細な内容を以下に示す。
準備工程は、以下の作業を含む。
図2(a)に示されたとおり、押圧部材20および規制部材30が初期位置にセットされている。なお、図2(a)は、配置領域ATにステアリング装置80がすでに配置された状態を示しているが、準備工程が開始された時点においてはステアリング装置80が配置されていない。
最初に、単体の台座40が、搬送装置(図示略)によりラックシャフト摺動装置1の周囲の規定位置に用意される。次に、ステアリング装置80が、搬送装置(図示略)により台座40に載せられる。このとき、ラックハウジング81の位置決め孔(図示略)が台座40の位置決めピン(図示略)に嵌め合わせられる。また、ラックハウジング81の下側の部分が台座40の凹部に挿入される。
次に、ステアリング装置80が載せられた台座40が、搬送装置(図示略)により基台10のうちの配置領域ATに対応する箇所に配置される。このとき、図2(a)に示されたとおり、押圧部材20とラックシャフト82との間に隙間が形成され、規制部材30とラックハウジング81との間に隙間が形成される。また、ラックシャフト82の長手方向がガイド方向ZAに沿っている。
摺動工程は、以下の作業を含む。
制御装置70は、予め記憶している制御パターンに基づいて電動モータ51を回転させる。制御装置70は、一例として、最初に電動モータ51を正転方向に回転させ、電動モータ51の回転数のカウントを開始する。このため、規制部材30が、基台10(図1参照)および押圧部材20に対して初期位置から右方向RSに移動する。
押圧部材20および規制部材30が初期位置にセットされている状態(図2(a)参照)を基準として、電動モータ51の正転方向の回転数NAが第1規定回転数に達したとき、図2(b)に示されたとおり、左側の規制部分34がラックハウジング81の左端部に接触する。このとき、制御装置70が電動モータ51を継続して回転させているため、送りねじ53の送り方向と反対方向(左方向LS)の反力が押圧部材20に作用する。このため、押圧部材20が、台座40および規制部材30に対して送りねじ53の送り方向と反対方向(左方向LS)に移動する。
このため、右側のシャフト押圧部23がラックシャフト82の右端面に接触し、ラックシャフト82を左方向LSに押す。図2(c)に示されたとおり、押圧部材20が左端位置まで移動することにより、ラックシャフト82がラックハウジング81に対して左端位置まで移動する。ラックシャフト82が移動することにより、低摩擦シート83(図1参照)のなじみが進行する。
左側の規制部分34がラックハウジング81の左端部に接触した状態(図2(b)参照)を基準として、電動モータ51の正転方向の回転数NBが第2規定回転数に達したとき、図2(d)に示されたとおり、押圧部材20が基台10(図1参照)に対して左端位置まで移動している。制御装置70は、回転数NAおよび回転数NBの合計が第1規定回転数および第2規定回転数の合計に達したとき、電動モータ51を逆転方向に回転させる。
このため、規制部材30が基台10および押圧部材20に対して左方向LSに移動する。このため、図2(d)に示されたとおり、右側の規制部分34がラックハウジング81の右端部に接触する。このとき、制御装置70が電動モータ51を継続して回転させているため、送りねじ53の送り方向と反対方向(右方向RS)の反力が押圧部材20に作用する。このため、押圧部材20が基台10および規制部材30に対して送りねじ53の送り方向と反対方向(右方向RS)に移動する。
このため、左側のシャフト押圧部23がラックシャフト82の左端面に接触し、ラックシャフト82を右方向RSに押す。図2(e)に示されたとおり、押圧部材20が右端位置まで移動することにより、ラックシャフト82がラックハウジング81に対して右端位置まで移動する。ラックシャフト82が移動することにより、低摩擦シート83(図1参照)のなじみが進行する。
押圧部材20が左端位置に移動した状態(図2(c)参照)を基準として、電動モータ51の逆転方向の回転数NCが第3規定回転数に達したとき、図2(e)に示されたとおり、押圧部材20が基台10(図1参照)に対して右端位置まで移動している。制御装置70は、電動モータ51の回転数NCが第3規定回転数に達したとき、電動モータ51を正転方向に回転させる。
このため、規制部材30が基台10および押圧部材20に対して右方向RSに移動する。このため、図2(b)に示されたとおり、左側の規制部分34がラックハウジング81の右端部に接触する。このとき、制御装置70が電動モータ51を継続して回転させているため、送りねじ53の送り方向と反対方向(左方向LS)の反力が押圧部材20に作用する。このため、押圧部材20が基台10および規制部材30に対して送りねじ53の送り方向と反対方向(左方向LS)に移動する。
押圧部材20が右端位置に移動した状態(図2(e)参照)を基準として、電動モータ51の正転方向の回転数NDが第3規定回転数に達したとき、図2(c)に示されたとおり、押圧部材20が基台10に対して左端位置まで移動している。制御装置70は、電動モータ51の回転数NDが第3規定回転数に達したとき、電動モータ51を逆転方向に回転させる。なお、図2(e)の状態において電動モータ51が再び正転方向に回転させられた後、制御パターンの終了に基づいて電動モータ51の回転が停止させられるまで、上記の説明と同様の動作が繰り返される。
押圧部材20が基台10に対して左端位置から右端位置まで移動し、再び左端位置まで移動する動作を摺動工程の1サイクルと規定する。制御装置70が制御パターンに基づいて電動モータ51を制御することにより、摺動工程におけるサイクル数が規定サイクル数に達したとき、電動モータ51の回転が停止する。電動モータ51の回転が停止したとき、押圧部材20および規制部材30が初期位置にセットされている。なお、規定サイクル数は、低摩擦シート83(図1参照)のなじみを規定の水準まで進行させるために必要なサイクル数である。
搬出工程は、以下の作業を含む。
最初に、台座40が、搬送装置(図示略)により基台10から規定位置に移動させられる。次に、ステアリング装置80が、搬送装置(図示略)により台座40から分離され、規定の箇所に搬出される。なお、摺動工程を経たステアリング装置80は、別の工程によりプラグ84(図1参照)の締め付け量が調整される。
ラックシャフト摺動装置1は、以下の効果を奏する。
(1)1つの電動モータ51が、ラックシャフト82を押す押圧部材20、および、ラックハウジング81を支持する規制部材30を移動させる。このため、油圧アクチュエータを用いて類似の機能を実現する構成と比較して、装置を小型化しやすい。
(2)低摩擦シート83のなじみの度合は、ラックシャフト82の往復動の回数に依存する。本実施形態のラックシャフト摺動装置1によれば、ラックシャフト82の往復動の回数が制御装置70により管理される。このため、低摩擦シート83のなじみの度合が、ステアリング装置毎にばらつくことが抑制される。
(3)ラックハウジングの移動を規制する構成としては、例えば、図3に示されるとおり、2つの油圧アクチュエータ114,124により、ラックハウジングの挟み込む構成が挙げられる。この構成によれば、ラックシャフトがラックハウジングに対して右方向および左方向のいずれに移動する場合も、2つの油圧アクチュエータ114,124が駆動される。
一方、ラックシャフト摺動装置1によれば、規制部分34が電動モータ51の出力によりラックハウジング81に押し付けられていることにより、ラックハウジング81に作用する力が規制部分34により受けられる。このため、図3に示されるラックシャフト摺動装置100と比較して、ラックハウジング81の移動を規制するために駆動されるアクチュエータの数が少ない。このため、電力の消費量が少なくなる。
(4)規制部分34がラックハウジング81に作用する力を受ける。このため、ラックハウジング81をボルト等の固定部材により台座40に固定しなくとも、ラックハウジング81の移動が規制される。このため、ラックハウジング81が固定部材により台座40に固定されると仮定した場合と比較して、なじみ工程の作業効率が向上する。また、固定部材を取り付けるための部分をラックハウジング81に形成する必要が生じないため、ラックハウジング81の形状が複雑化することが抑制される。
なお、本ラックシャフト摺動装置が取り得る具体的形態は、上記実施形態に示された内容に限定されない。本ラックシャフト摺動装置は、例えば、以下に示される実施形態の変形例の形態を取り得る。
・ガイド機構60が、ラックシャフト摺動装置1から省略される。
・減速機52が、ラックシャフト摺動装置1から省略される。この場合、電動モータ51の出力軸が送りねじ53に直接的に接続される。
・ラックシャフト摺動装置1が、ステアリング装置80とは別の構成のステアリング装置の低摩擦シートをなじませる。別の構成のステアリング装置の一例は、第1ピニオンシャフトおよび第2ピニオンシャフトを含む。第1ピニオンシャフトは、ラックシャフトの一方側の部分に噛み合わせられ、インターミディエイトシャフトに接続される。第2ピニオンシャフトは、ラックシャフトの他方側の部分に噛み合わせられ、アシストモータに間接的に接続される。
・ひずみゲージ等の荷重検出器がシャフト押圧部23の先端部に取り付けられる。荷重検出器は、ラックシャフト82に作用する荷重に応じて変化する信号を出力する。このため、なじみ工程において、ラックシャフト82がラックハウジング81に対して移動しているとき、ラックシャフト82に作用する荷重を検知することができる。このため、ラックシャフト82の摺動荷重を測定することができる。
本ラックシャフト摺動装置は、以下の課題を解決するための手段を含む。
前記規制部材および前記押圧部材を互いに連結し、前記規制部材に対する前記押圧部材の移動をガイドするガイド機構を有する請求項1または2に記載のラックシャフト摺動装置。
1…ラックシャフト摺動装置、10…基台、11…ガイド機構、20…押圧部材、21…押圧連結部、22…押圧腕部、23…シャフト押圧部、30…規制部材、31…規制連結部、32…ハウジング規制部、36…ねじ部、50…移動装置、51…電動モータ、53…送りねじ、70…制御装置、81…ラックハウジング、82…ラックシャフト、83…低摩擦シート、AT…配置領域。

Claims (2)

  1. 基台と、
    前記基台に取り付けられたガイド機構と、
    前記ガイド機構に取り付けられた押圧部材と、
    前記押圧部材に固定された電動モータと、
    前記電動モータと直接的または間接的に接続された送りねじと、
    前記送りねじと噛み合わせられた規制部材と
    を含み、
    前記ガイド機構が、前記基台に対する前記押圧部材の移動をガイドし、
    前記押圧部材が、前記押圧部材の移動方向において間隔を置いて並べられた一対の押圧腕部、前記一対の押圧腕部を互いに連結する押圧連結部、一方の前記押圧腕部に形成された一方のシャフト押圧部、および、他方の前記押圧腕部に形成された他方のシャフト押圧部を含み、
    前記規制部材が、前記送りねじの回転により前記基台および前記押圧部材に対して移動し、前記規制部材の移動方向において間隔を置いて並べられた一対のハウジング規制部、および、前記一対のハウジング規制部を互いに連結する規制連結部を含み、
    ラックハウジングがセットされる配置領域が、一方の前記ハウジング規制部と他方の前記ハウジング規制部との間に形成され、
    前記配置領域にセットされた前記ラックハウジングの一方の端部に前記一方のハウジング規制部が接触しているとき、または、前記配置領域にセットされた前記ラックハウジングの他方の端部に前記他方のハウジング規制部が接触しているとき、前記電動モータが回転していることにより前記押圧部材に作用する反力により、前記押圧部材が前記送りねじの送り方向と反対方向に移動し、前記一方のシャフト押圧部または前記他方のシャフト押圧部がラックシャフトを前記反対方向に押す
    ラックシャフト摺動装置。
  2. 前記電動モータを制御する制御装置を含み、
    前記制御装置が、前記電動モータを回転させることにより、前記押圧部材を前記基台に対して往復動させ、前記押圧部材の往復動の回数が規定回数に達したときに前記電動モータを停止させる
    請求項1に記載のラックシャフト摺動装置。
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