JP6171283B2 - クラッチ機構および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いるクラッチ機構およびこれを備えた画像形成装置に関する。
駆動源から被駆動系へ回転駆動するとき、回転動作中に駆動連結・遮断する方法として電磁クラッチが代表的であり、現在も多用されている。ただし、電磁クラッチは摩擦により連結する機構のため高回転数・高負荷トルクに弱く、また寿命も長くない。電磁クラッチの代替機構として、遊星歯車機構にクラッチ機能を備えた遊星歯車クラッチ機構があり、既に知られている。
特許文献1には、装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、高速かつ確実な駆動切り換えを行う目的で、2つのソレノイドの切り換え動作を制御し、シートを反転させて再度、画像形成部に搬送する際、2つの遊星ギアクラッチ機構の状態を、反転搬送ローラに正転駆動力を伝達する状態から反転搬送ローラに逆転駆動力を伝達する状態に変更すること、さらに、反転搬送ローラに逆転駆動力を伝達してから所定時間が経過するまでに反転搬送ローラに対する駆動力の伝達を停止する状態とすることが開示されている。
しかし、今までの遊星歯車クラッチ機構は、ラチェットの爪部と規制アームの爪部が衝突した際、衝撃音と自由振動が発生するという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊星歯車クラッチ機構がラチェットの爪部と規制アームの爪部が衝突した際、衝撃音と自由振動の発生を抑制するクラッチ機構を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明に係るクラッチ機構は、第1駆動源と、前記第1駆動源と駆動連結された被回転規制部材と、前記被回転規制部材に対し接触と退避が可能な規制アームと、前記規制アームを運動させる第2駆動源とを備えるクラッチ機構であって、前記規制アームを支持するスライダと、該スライダの可動範囲を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記スライダを支持する支持部材に設けられ、前記スライダを前記被回転規制部材の回転方向に沿って移動可能にする長穴と、前記規制アームが前記被回転規制部材に係合する方向に付勢する付勢部材とからなることを特徴とする。
本発明によれば、クラッチ機構のラチェットの爪部と規制アームの爪部が衝突した際に発生する衝撃音が抑制され、騒音の少ない機器を提供できるようになる。
また、同時に発生する自由振動も抑制され、隣接する他の機械システムへの影響を防ぐことができるようになる。
一実施形態に係る画像形成装置であるプリンタの全体概要説明図である。 作像ユニットの正回転時における、感光体及び現像ローラの駆動歯車列の説明図である。 遊星歯車クラッチ機構の斜視説明図である。 遊星歯車クラッチ機構の動作原理の説明図である。 ソレノイドのプランジャの外周に圧縮コイルばねを配置した切換手段の説明図である。 第1の実施形態に係る規制アームを示す斜視図である。 第2の実施形態に係る規制アームの軸受に配置されるゴムを示す分解斜視図である。 第3の実施形態に係るスライダとねじりコイルバネを示す図である。 第3の実施形態に係るスライダ機能付き軸受を示す図である。 第4の実施形態に係る可動範囲規制部材の側面図である。 第4の実施形態に係る規制アームとラチェットとの位置関係を示す図である。
以下、本実施形態について図面により詳細に説明する。
以下、本発明を画像形成装置に適用した一実施形態として、中間転写方式のタンデム型のカラープリンタ(以下、プリンタ200という)に適用した例について、図を用いて説明する。図1は、一実施形態に係る画像形成装置であるプリンタ200の全体概要説明図である。図2は、作像ユニット10の正回転時における、感光体1及び現像ローラ4の駆動歯車列70の説明図である。ここで、図2では、図中、遊星歯車クラッチ機構100については、太陽歯車111に一体に設けたラチェット部112から内歯歯車101側を視た断面を示している。そして、図中、手前側に配置される出力歯車116、感光体1、及び現像ローラ4の外形も破線で示している。
また、図3は、遊星歯車クラッチ機構100の斜視説明図、図4は、遊星歯車クラッチ機構100の動作原理の説明図、図5は、ソレノイド131のプランジャ133の外周に圧縮コイルばね136aを配置した切換手段130の説明図である。ここで、上記各図の歯車部については、歯形は省略し、基準ピッチ円を記載するに留めている。また、以下の説明では、特に記載しない限り、各歯車及び中間転写ベルト24等の回転体の回転方向については、画像形成時の回転方向を正回転方向、画像形成時とは逆方向への回転を逆回転方向という。また、このように相対的な回転方向でなく、絶対的な回転方向を示す必要が有る場合には、各図中時計回り又は反時計回りを、単に時計回り又は反時計回りという。
まず、本実施形態のプリンタ200の全体構成及び動作について説明する。図1に示すように、このプリンタ200には、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の4色のトナーに、それぞれ対応した作像ユニット10K、10M、10C、10Yを設けている。各作像ユニット10は、2次転写ローラ25の対応ローラでもある駆動ローラ22、従動ローラ23、及び複数の架張ローラに架け渡された中間転写ベルト24に、下方から接触するように配置されている。また、中間転写ベルト24の無端移動方向上流側(従動ローラ23側)から、作像ユニット10Y、10C、10M、10Kの順で配置されている。各作像ユニット10には、各色に対応した潜像担持体であるドラム状の感光体1K、1M、1C、1Yがそれぞれ設けられている。各感光体1の回りには、それぞれ帯電装置2、現像装置3、感光体クリーニング装置7等が設けられている。
そして、パソコン等から画像情報が送信されてくると、各感光体1を回転駆動させるとともに、各帯電装置2で、それぞれ各感光体1上を一様帯電する。その後、各感光体1の下方に配置された、光書き込み装置30が、パソコン等から送信された画像情報に基づいて、各感光体1表面上にレーザー光を照射して静電潜像を形成する。この静電潜像を、それぞれに設けられた現像装置3でトナー付着させてトナー画像として顕像化する。
各感光体1表面上にそれぞれ形成された各色のトナー画像は、各感光体1の図1図中、反時計回りの回転にともない、時計回りに無端移動する中間転写ベルト24を介した対向位置に設けられた1次転写ローラ21の位置まで搬送される。そして、1次転写ローラ21に印加される1次転写バイアスにより、各感光体1表面上から中間転写ベルト24上に、順次、重ね合わせられるよう1次転写され、中間転写ベルト24上にカラーのトナー画像が形成される。中間転写ベルト24上に1次転写されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト24の無端移動により、2次転写ローラ25が中間転写ベルト24を介して駆動ローラ22に対向配置された2次転写位置まで搬送される。
また、転写紙やOHPシート等のシートPは、カラーのトナー画像が2次転写位置に搬送されるタイミングに合わせて、光書き込み装置30の下方に設けられた給紙装置40から図1中、実線で示す搬送経路41に沿って複数のシート搬送ローラにより給紙される。そして、レジストローラ対42により2次転写位置に搬送されたシートP上に、カラーのトナー画像が2次転写ローラ25に印加される2次転写バイアスにより一括転写される。
カラーのトナー画像が一括転写されたシートPは、搬送経路41に沿って2次転写位置のシート搬送方向下流側に設けられた、定着装置11まで搬送されてシートP上にカラーのトナー画像が定着される。そして、定着後のシートPは、排紙ローラの回転により排紙口43から排紙されて、排紙トレイ44上にスタックされる。また、1次転写位置で各感光体1上から中間転写ベルト24上に1次転写し切れなかった転写残トナーは、各感光体1における1次転写位置の感光体回転方向下流側に設けられた感光体クリーニング装置7によりクリーニングされる。そして、2次転写位置で中間転写ベルト24上からシートP上に2次転写しきれなかった転写残トナーも、中間転写ベルトクリーニング装置26によりクリーニングされ、再度の画像形成に備える。
ここで、各作像ユニット10の感光体1、及び現像装置3に有した現像剤担持体である現像ローラ4や現像剤攪拌搬送スクリュ5,6を回転駆動する際に、個々に駆動源である駆動モータを設けても良い。しかし、本実施形態のプリンタ200では、コストや消費するエネルギーなどを考慮して、1つの駆動モータから複数の作像ユニット10に回転駆動力を伝達するように構成している。具体的には、カラーの画像形成時に稼動させる作像ユニット10Y、10C、10Mで1つの駆動モータを共用し、利用頻度が高いブラックに対応した作像ユニット10Kで1つの駆動モータを利用している。そして各作像ユニット10内では、感光体1、及び現像装置3に有した現像ローラ4や現像剤攪拌搬送スクリュ5,6は駆動歯車列により、それぞれ回転駆動力を伝達するように構成している。このように、回転駆動系を構成することで、プリンタ200を、低コスト化、及び省エネルギー化している。
また、本実施形態の各作像ユニット10のように、感光体1や現像装置3内の現像ローラ4、現像剤攪拌搬送スクリュ5,6等の回転部材を設けた構成では、感光体1よりも現像ローラ4の稼動時間にともなう劣化の方が早く進む傾向にある。このため、現像ローラ4の回転駆動は、必要最小限にとどめることが望ましい。また、感光体1の表面上をクリーニングする感光体クリーニング装置7に有したクリーニングブレードのエッジ部にトナー、添加剤、潤滑剤、紙粉等の付着物が固着して、クリーニング不良を起こす場合がある。そこで、所定期間が経過した毎、又は、所定回数の画像形成を行った毎に、感光体1を逆回転方向に回転駆動して、クリーニングブレードのエッジ部に付着した付着物を除去する必要がある。このように付着物の除去動作を行う場合には、通常、感光体1だけでなく、現像ローラ4も逆回転方向に回転駆動することとなる。
そこで、本実施形態のプリンタ200では、各作像ユニット10において、感光体1と、現像装置3内の現像ローラ4及び現像剤攪拌搬送スクリュ5,6との駆動歯車列を分岐した。そして、現像装置3内の現像ローラ4及び現像剤攪拌搬送スクリュ5,6に回転駆動力を伝達する駆動歯車列に、双方向回転駆動に対応したクラッチ機構として遊星歯車クラッチ機構100を設けた。このように構成することで、現像ローラ4の回転駆動を最小限の回転駆動にとどめるとともに、クリーニングブレードのエッジ部の付着物の除去動作を行うための駆動制御を可能にした。
次に、本実施形態のプリンタ200に備える各作像ユニット10の駆動歯車列、及び遊星歯車クラッチ機構100の構成について説明する。以下の説明では、太陽歯車に被回転規制部であるラチェット部を同軸で一体に設けた(駆動連結した)タイプの遊星歯車クラッチ機構100について説明する。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、太陽歯車、キャリア、内歯歯車のいずれか1にラチェット部を駆動連結させて、その回転を規制することで、遊星歯車機構の駆動伝達機能を有効にする、いずれのタイプの遊星歯車クラッチ機構にも適用可能である。例えば、カップリング等を用いて駆動連結された2体構成のタイプの遊星歯車クラッチ機構にも適用可能である。また、各作像ユニット10に設ける遊星歯車クラッチ機構100の構成は同様であるので、以下の説明では作像ユニット10Kについて説明するとともに、特に必要がない限り各色に対応した符合K、M、C、Yは適宜省略して説明する。
まず、作像ユニット10の駆動歯車列70について、感光体1、現像ローラ4、及び現像剤攪拌搬送スクリュ5,6を正回転方向に回転させる場合を例に、図2を用いて説明する。駆動歯車列70は、駆動モータ(不図示)の出力軸に直接形成された駆動歯車71の図中左側の感光体1を回転駆動する感光体駆動歯車列80と、図中右側の現像ローラ4を回転駆動する現像ローラ駆動歯車列90とに分岐されている。そして、現像ローラ駆動歯車列90内には、遊星歯車クラッチ機構100が設けられている。そして、現像ローラ4を回転駆動させる現像ローラ駆動歯車94の駆動力伝達方向下流には、現像剤攪拌搬送スクリュ5,6(不図示)をそれぞれ回転駆動させるスクリュ歯車(不図示)が設けられている。
ここで、他の色に対応する作像ユニット10Y、10C、10Mでは、感光体駆動歯車列80と現像ローラ駆動歯車列90とに駆動力を伝達する駆動歯車が、作像ユニット10Y、10C、10Mのモータ駆動歯車列(不図示)に接続された各作像ユニット用の駆動歯車(不図示)である点が異なる。しかし、上記相違点を除く、作像ユニット10Y、10C、10Mの各感光体1に回転駆動力を伝達する感光体駆動歯車列80、及び現像ローラ駆動歯車列90の構成は同様である。
各作像ユニット10の感光体駆動歯車列80は、駆動歯車71に図中左側から噛み合う第1感光体歯車81、第1感光体歯車81に図中左斜め下方から噛み合う感光体駆動歯車82を備えている。また、現像ローラ駆動歯車列90は、駆動歯車71に図中右側から噛み合う第1現像ローラ歯車91、及び第1現像ローラ歯車91に噛み合う入力歯車部を有した遊星歯車クラッチ機構100を備えている。そして、遊星歯車クラッチ機構100に有した出力歯車116と噛み合う第2現像ローラ歯車92、第2現像ローラ歯車92と噛み合う第3現像ローラ歯車93も備えている。さらに、第3現像ローラ歯車93と噛み合い現像ローラ4を回転駆動する現像ローラ駆動歯車94も備えている。ここで、遊星歯車クラッチ機構100の入力歯車である内歯歯車101の外周に形成された外歯歯車部103と外歯の出力歯車116は、駆動連結された状態の場合に、いずれの方向に回転駆動されても同方向に回転するように構成されている。
図2に示すように、遊星歯車クラッチ機構100を駆動連結された状態で、正回転方向に感光体1及び現像ローラ4を回転させる場合に、駆動歯車71は反時計回りに回転する。駆動歯車71が反時計回りに回転すると、感光体駆動歯車列80では、第1感光体歯車81を介して感光体駆動歯車82も正回転方向である反時計回りに回転する。また、現像ローラ駆動歯車列90では、第1現像ローラ歯車91が時計回りに回転し、遊星歯車クラッチ機構100の入力歯車である内歯歯車101は反時計回りに回転する。そして、遊星歯車クラッチ機構100の出力歯車116が正回転方向である反時計回りに回転する。この出力歯車116の反時計回りの回転が、第2現像ローラ歯車92及び第3現像ローラ歯車93を介して伝達され、現像ローラ駆動歯車94が正回転方向の時計回りに回転する。
そして、遊星歯車クラッチ機構100が遮断された状態の場合、遊星歯車クラッチ機構100の出力歯車116に、内歯歯車101の反時計回りの回転駆動力は伝達されない。したがって、出力歯車116はいずれの方向にも回転しない。すなわち、遊星歯車クラッチ機構100が遮断状態の場合に駆動モータが正回転方向に回転駆動されると、感光体1は正回転方向に回転駆動される。しかし、現像装置3内の現像ローラ4及び現像剤攪拌搬送スクリュ5,6はいずれの方向にも回転しない。なお、逆回転方向においても、遊星歯車クラッチ機構100の駆動連結された状態と遮断された状態とで、同様に、それぞれの回転が行われることになる。
次に、遊星歯車クラッチ機構100について詳細に説明する。図3に示すように、プリンタ200に用いる遊星歯車クラッチ機構100は、遊星歯車機構、出力歯車116、及び被回転規制部であるラチェット部112を有した遊星歯車部110を備えている。また、回転規制部材である規制アーム121を有した回転規制部120と、規制アーム121の噛み合い状態と非噛み合い状態とを切換える動作を与える切換手段130も備えている。
遊星歯車クラッチ機構100の遊星歯車部110は、入力歯車である内歯歯車101と、3つの遊星歯車105と、各遊星歯車105を回転自在、かつ公転自在に保持する部材であるキャリア104とを備えている。そして、各遊星歯車105に噛み合う太陽歯車111も備えている。また、各遊星歯車105を保持しているキャリア104には、キャリア104と、キャリア104の回転を下流側の駆動ユニットに伝達する出力歯車116とを一体で動作するように接続する出力軸109も備えている。また、太陽歯車111には、被回転規制部であるラチェット部112が、一体で動作するよう(駆動連結された状態で)設けられている。そして、内歯歯車101、キャリア104、太陽歯車111、ラチェット部112、出力軸109、及び出力歯車116は同軸上に配置されている。
ここで、遊星歯車部110では、次のような回転運動を行う。第1現像ローラ歯車91(図2参照)を介して内歯歯車101の外周に形成された外歯歯車部103に回転駆動力が伝達されている間は、内歯歯車101の内歯歯車部102に噛み合っている各遊星歯車105は常に回転運動を行う。しかし、各遊星歯車105を保持しているキャリア104は一定の条件の場合のみ回転運動を行う。つまり、遊星歯車クラッチ機構100は、一定の条件下での遊星歯車部110の下流側駆動ユニットへの回転駆動力を伝達する遊星歯車機構の駆動伝達機能を有効にする駆動連結機能と、他の条件下での下流側駆動ユニットへの駆動伝達を遮断する遮断機能とを備えている。このため、出力歯車116も一定の条件の場合のみ回転運動を行うこととなる。次に、この遊星歯車クラッチ機構100の駆動連結機能と遮断機能について説明する。
まず、遊星歯車部110の駆動伝達方法について説明する。図4に示すように、この遊星歯車部110の駆動伝達部は、主に3種類の歯車、つまり、内歯歯車101の内歯歯車部102、遊星歯車105、及び太陽歯車111を備えている。また、内歯歯車101の回転軸と同軸で回転可能な要素としては、内歯歯車101、遊星歯車105を自転可能、かつ公転可能に保持したキャリア104、及び太陽歯車111を備えている。そして、遊星歯車部110は、3つの回転可能な要素に、それぞれ回転可能な入力、出力、及び回転が規制される固定に割り振ることで、初めてその駆動伝達機能が有効となる。
そこで、本実施形態の遊星歯車部110では、内歯歯車101に入力、キャリア104に出力、太陽歯車111に固定に割り振ることで、遊星歯車機構の駆動伝達機能を有効にすることとしている。そして、固定に割り振った太陽歯車111を、回転が規制された固定状態に切換えることで、遊星歯車部110を下流側の駆動ユニットに回転駆動力を伝達できる駆動伝達状態にする。また、回転自在な固定解除状態に切換えることで、遊星歯車機構の駆動伝達機能を失う状態、すなわち、キャリア104の回転が停止し、下流側の駆動ユニットに回転駆動力を伝達しない遮断状態にする。
なお、内歯歯車101の外周には、外歯歯車部103が同軸で形成され、図2に示した第1現像ローラ歯車91に噛み合って、回転駆動力が内歯歯車101に伝達される。また、キャリア104には出力歯車116から離れた側の基準側板106と、基準側板106に支持され遊星歯車105を回転自在に保持するピン108と、ピン108の他端側を支持する端部側板107(図3参照)を有している。そして、基準側板106には、出力歯車116に回転駆動力を伝達する出力軸109が接続されている。この出力軸109の出力歯車116に嵌め合わせる部分の断面は、出力歯車116に確実に回転駆動力を伝達できるように、回り止め加工が施されている。
また、端部側板107には、太陽歯車111を回転自在な状態で向かい入れるための孔が設けられている。そして、太陽歯車111及び太陽歯車111と同軸で一体に設けられたラチェット部112(図3参照)には、出力軸109を回転自在な状態で通す孔が形成されている。次に、太陽歯車111を、回転が規制された固定状態と回転自在な固定解除状態とに切換える具体的な構成、つまり、遊星歯車クラッチ機構100を、駆動連結状態及び遮断状態とに切換える具体的な構成について説明する。
図5に示すように、太陽歯車111と同軸で一体に設けられた被回転規制部であるラチェット部112には、規制アーム121に設けられた爪部125と噛み合う複数の突起部である突起部113を全周に渡り等間隔に備えている。また、ラチェット部112、つまり太陽歯車111の回転を規制する回転規制部120は、ラチェット部112のいずれかの突起部113に噛み合う爪部125を設けた規制アーム121と規制アーム121を回動可能に支持する支持軸123から構成されている。そして、規制アーム121は、支持軸123から爪部125を設けた先端側のアーム出力部122と、支持軸123から突起とは反対側のアーム入力部124を有している。
また、回転規制部120のアーム出力部122に設けた爪部125をラチェット部112の突起部113に噛み合う固定状態と、離間した固定解除状態とに切換える切換手段130にはソレノイド131及び圧縮ばね136(図5では136a)を備えている。ソレノイド131には、電源のオン・オフにより図5図中略水平に移動する円柱状の部材であるプランジャ133を設けている。プランジャ133の先端には、規制アーム121のアーム入力部124に設けた長孔(不図示)に通る係合ピン134が設けられており、その略水平方向の移動により、規制アーム121は支持軸123を回動中心として回動される。
また、ソレノイド131のプランジャ133の外周には、圧縮ばね136を設けている。そして、プランジャ133の係合ピン134側であって、規制アーム121のアーム入力部124の回動に支障しない位置にエンドリング135を設け、圧縮ばね136の一端側を規制し、他端側はソレノイド131を保持するソレノイドケース132で規制している。この圧縮ばね136の反力で、アーム入力部124の係合ピン134を図5の右方向(矢印A方向)に、押し出すように構成されている。
このように切換手段130を構成することで、ソレノイド131の電源がオフされた状態では、圧縮ばね136の作用によりプランジャ133は図5の右方向に移動する。この移動にともない、規制アーム121は支持軸123を中心に回動し、図中反時計方向(矢印C方向)に回動する。そして、アーム出力部122の先端に設けられた爪部125のいずれかの側面が、ラチェット部112の突起部113のいずれかの側面に面接触して固定状態となる。
また、ソレノイド131の電源がオンされると、プランジャ133は図5の左方向(矢印B方向)に移動する。この移動にともない、規制アーム121は支持軸123を中心に回動し、図中時計方向(矢印D方向)に回動し、アーム出力部122の先端に設けられた爪部125は、ラチェット部112の突起部113から離間して固定解除状態となる。
次に、本実施形態に係る規制アームおよびアーム爪部の構成について説明する。規制アームとラチェットの衝突時に作用する力積を小さくするには、衝突直前の規制アームの角速度を小さくするか、衝突中の接触時間を長くすれば良い。
本実施形態では、緩衝材を用いる。緩衝材配置箇所は、アーム先端の爪部、アーム回転軸を支持する軸受部、アームの可動範囲を規制する可動範囲規制部材の3箇所である。緩衝材はどれか1箇所だけ配置しても良いし、2箇所以上同時に配置しても良い。
図6は、第1の実施形態に係る規制アームを示す斜視図である。規制アーム201は、アーム出力部202と支持軸123とアーム入力部124とを備えている。アーム出力部202に線材203が設置され、アーム出力部202の線材203が設置される面には、線材203の脱落を防止するガイド204とネジ穴205が形成されている。線材203は、ガイド204に嵌められ、ネジで固定される。
アーム出力部202に線材203を配置することで、ラチェット爪部と線材203が衝突するときの衝撃を、剛体の衝突に比べて和らげることができる。線材203の材質は、バネ材、樹脂(プラスチック、ゴム、エラストマー)など、ダンパー効果のある材質が良い。
図7は、第2の実施形態に係る規制アーム201の軸受211に配置されるゴム212を示す分解斜視図である。規制アーム201の支持軸123に取り付けられる軸受211の外周にゴム212を配置することで、さらに振動・騒音を低減できる。
クラッチ連結タイミングにより、ラチェット爪部先端と線材が衝突してしまうことがある。この際、ゴム212が変形することで線材203および規制アーム201がラチェットの溝へ噛みこむだけの時間を稼ぐことができ、結果異音の発生を防ぐことができる。
図8は、第3の実施形態に係るスライダとねじりコイルバネであり、(a)は上面図、(b)は側面図である。ゴムの変わりにスライダ機能付き軸受を配置し、バネなどの弾性体で位置を規制する構成でも同様の効果が得られる。
スライダ機能付き軸受は、規制アーム用の穴223が形成されたスライダ221にねじりコイルバネ222が固定されている。スライダ221の底面には、後述するスライダ用長穴226に係合される凸部224が形成されている。
図9(a)は、本実施形態に係る板金225であり、図9(b)は板金225に規制アーム201とスライダ221を組み付けた図である。板金225には、スライダ用長穴226とねじりコイルバネ222の支持用ボス227とねじりコイルバネの規制用突起228とが形成されている。
スライダ221の可動軌跡は、ラチェットの回転中心と同心が良いので、スライダ用長穴226はラチェットと同心円に形成されている。これにより、規制アーム退避時のアーム・ラチェット爪角度の不一致を防ぐことができる。スライダの可動幅が可動軌跡の半径に対して十分小さい場合、また、爪角度の不一致を問題としない場合は、可動軌跡が直線であっても構わない。
スライダ221の底面に形成された凸部224は、板金225のスライダ用長穴226に係合され、ねじりコイルバネ222は、ねじりコイルバネ支持用ボス227に支持される。規制アーム201の支持軸123の両端は、スライダ221に形成された規制アーム用の穴223に支持される。
したがって、規制アーム201の支持軸123にスライダ機能付き軸受を配置することで、さらに振動・騒音を低減できる。クラッチ連結タイミングにより、ラチェット爪部先端と線材が衝突してしまう際、ねじりコイルバネ222が変形することで、線材203および規制アーム201がラチェットの溝へ噛みこむだけの時間を稼ぐことができ、結果異音の発生を防ぐことができる。
図10は、第4の実施形態に係る可動範囲規制部材の側面図である。本実施形態では、可動範囲規制部材として線材302を使用している。可動範囲規制部材はバネ材、樹脂(プラスチック、ゴム、エラストマー)など、ダンパー効果のある材質がよい。
規制アーム301の支持軸123の両端に規制アーム支持部材303が固定されている。規制アーム301および規制アーム支持部材303に穴を設け、線材302は規制アームおよび規制アーム保持部材の両方の穴を通るように配置される。線材302の両端は規制アーム支持部材303に固定され、規制アーム301のアーム出力部305に可動範囲を決める線材通し穴304が形成されている。規制アーム301のアーム入力部306はソレノイド131に固定されている。
図11は、本実施形態に係る規制アーム301とラチェット112との位置関係を示し、図10のA−A線断面図である。
図11(a)に示すように、線材302が線材通し穴304の外側の側面313に接することにより、規制アーム301の爪部311がラチェット112の円周面312に接触しない。規制アーム301の可動範囲を規制し、規制アーム301の爪部311とラチェット112の円周面312が接触しないようにすることで、振動・騒音が低減できる。
図11(b)に示すように、ソレノイド131を吸引した場合、規制アーム301の爪部311がラチェット112から離れ、線材302が線材通し穴304の内側の側面314に接する。
なお、本発明は本実施形態の構成に限定されず、可動範囲規制部材を規制アームに圧入、または規制アームと一体にし、規制アーム支持部材に可動範囲を決める穴を設ける構成にしても良い。
本実施形態によれば、遊星歯車クラッチ機構の連結・空転時に発生する衝撃音や自由振動の原因は、規制アームとラチェットの衝突にある。この衝撃時に作用する力積を小さくするには、衝突直前の規制アームの角速度を小さくするか、衝突中の接触時間を長くすれば良いので、遊星歯車クラッチ機構のラチェットの爪部と規制アームの爪部が衝突した際に発生する衝撃音が抑制され、騒音の少ない機器を提供できるようになる。
また、同時に発生する自由振動も抑制され、隣接する他の機械システムへの影響を防ぐことができるようになる。例えば、画像形成装置であれば、作像ユニットや書込みユニットへの振動伝播が抑制され、バンディングやショックジターといった出力画像の濃度変動が低減し、高画質な画像形成装置を提供できる。
100 遊星歯車クラッチ機構
101 内歯歯車
104 キャリア
105 遊星歯車
110 遊星歯車部
111 太陽歯車
112 ラチェット部
113 突起部
116 出力歯車
123 支持軸
124 アーム入力部
131 ソレノイド
133 プランジャ
201 規制アーム
202 アーム出力部
203 線材
特開2009−073648号公報

Claims (5)

  1. 第1駆動源と、
    前記第1駆動源と駆動連結された被回転規制部材と、
    前記被回転規制部材に対し接触と退避が可能な規制アームと、
    前記規制アームを運動させる第2駆動源とを備えるクラッチ機構であって、
    前記規制アームを支持するスライダと、
    該スライダの可動範囲を規制する規制手段と、
    を備え
    前記規制手段は、前記スライダを支持する支持部材に設けられ、前記スライダを前記被回転規制部材の回転方向に沿って移動可能にする長穴と、
    前記規制アームが前記被回転規制部材に係合する方向に付勢する付勢部材とからなる
    ことを特徴とするクラッチ機構。
  2. 太陽歯車と遊星歯車と遊星キャリアと内歯車を備えた遊星歯車機構と、
    前記遊星歯車機構を駆動する第1駆動源と、
    前記太陽歯車、前記遊星キャリアまたは前記内歯車のいずれか1つと駆動連結された被
    回転規制部材と、
    被回転規制部材に対し接触と退避が可能な規制アームと、
    前記規制アームを運動させる第2駆動源とを備える遊星歯車クラッチ機構であって、
    前記規制アームを支持するスライダと、
    該スライダの可動範囲を規制する規制手段と、
    を備え
    前記規制手段は、前記スライダを支持する支持部材に設けられ、前記スライダを前記被回転規制部材の回転方向に沿って移動可能にする長穴と、
    前記規制アームが前記被回転規制部材に係合する方向に付勢する付勢部材とからなる
    ことを特徴とするクラッチ機構。
  3. 前記規制アームの前記被回転規制部材と係合する部分には緩衝材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のクラッチ機構。
  4. 前記緩衝材は、少なくとも一部が前記規制アームの下面に沿って配置される線材からなることを特徴とする請求項3に記載のクラッチ機構。
  5. 複数の回転体を1つの駆動源で駆動する駆動列を備え、転写紙等のシート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記駆動列内に、請求項1〜のいずれか1項に記載の前記クラッチ機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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