JP6086285B2 - 駆動装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、駆動源の回転駆動力を、駆動対象が必要とする回転数に減速して駆動伝達する遊星歯車減速装置を備えた駆動装置、及び、この駆動装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置で、複数の回転体を備えた構成が知られている。電子写真方式の画像形成装置では、例えば、感光体ドラム等の像担持体、中間転写ベルトや転写ベルト等のベルト部材を駆動する駆動ローラ、記録材等を搬送するための搬送ローラなど、多くの回転体が使用されている。
このような回転体の駆動には、一般に高い回転精度が要求されるので、駆動源からの回転駆動力を回転速度変動が少ない状態で、駆動対象の回転体である被駆動体まで伝達する駆動装置が望まれている。感光体ドラムや中間転写ベルトを回転駆動する駆動ローラ等の表面移動速度に変動が生じると、出力された画像上にジッタや濃度ムラが生じる。すなわち、感光体ドラムや中間転写ベルトを回転駆動する駆動ローラに、ある周波数で回転速度変動が継続すると画像全体に周期的な濃度ムラが生じ、縞模様のバンディングとして目視される。そして、感光体ドラムの回転速度変動は書き込み系の露光ラインの副走査位置ずれを発生させたり、感光体ドラムから中間転写ベルトへのトナー画像の一次転写時の副走査位置ずれを発生させたりする。また、中間転写ベルトを回転駆動する駆動ローラの回転速度変動は、1次転写時と2次転写時の副走査位置ずれを発生させる。この回転速度変動に起因したバンディングにより画像品質が著しく低下してしまう。
また、感光体ドラムや中間転写ベルトを駆動する駆動ローラに、駆動源の回転駆動力を伝達する駆動装置には、溶融樹脂を射出することにより成形されたプラスチック歯車が用いられることが多い。プラスチック歯車は、金属歯車に比べて、自己潤滑性があり、使用時の騒音が低く、軽量化を図ることができ、耐腐食性が高く、低コストで量産性が高いといった長所がある。一方、耐久性(耐摩耗性)、高精度、高剛性といった点が金属歯車に比べて劣っているといった短所がある。これらの長所及び短所に鑑み、プラスチック歯車を用いた場合でも十分な耐久性が得られるように、遊星歯車減速装置を用いる構成が知られている。
また、遊星歯車減速装置の噛み合い振動を抑えて回転精度を向上させたり、騒音を低減したりするために各歯車にハス歯歯車を用いる構成も知られている。
特許文献1には、各歯車にハス歯歯車を用いた次のような遊星歯車減速装置(遊星歯車減速機)の構成が記載されている。内歯歯車を固定とした2段構成の遊星歯車減速装置で、1段目の太陽歯車(以下、第1太陽歯車という)を駆動源の駆動が伝達される入力側とし、2段目のキャリア(以下、第2キャリアという)を被駆動体に駆動力を伝達する出力側としている。そして、1段目のキャリア(以下、第1キャリアという)に一体に設けられた2段目の太陽歯車(以下、第2太陽歯車という)の軸心上の出力側の端面に球面状の突出部を設けている。また、1段目及び2段目の内歯歯車を両側から挟持し、ネジで一体化された2つのケーシングの内、対向するケーシングの内周面にクロスローラ軸受けを介して第2キャリアの外周面を支持させている。
遊星歯車減速装置の各歯車にハス歯歯車を用いる構成では、ハス歯歯車の捩れ角によりスラスト方向の力(以下、スラスト移動力という)が発生し、各歯車が発生したスラスト移動力の向きに移動しようとする。特に、遊星歯車減速装置の減速比を稼ぐために複数段にした場合、最終段を除くキャリアは太陽歯車と一体に構成されるので、一体に設けられた太陽歯車が力を受ける方向にキャリアが移動しようとする。このキャリアの移動にともない、キャリアで回転自在に保持されている遊星歯車と、太陽歯車及び内歯歯車とのスラスト方向の相対変位が生じて、各噛み合い部で片当り等が発生して回転精度が低下し、被駆動体の回転速度変動が大きくなる場合がある。
特許文献1の構成では、第2太陽歯車から第2キャリアに作用する被駆動体側へのスラスト移動力を、第2キャリアの外周面、クロスローラ軸受け、ケーシングの内周面、及び上記ネジを介して、上記ネジの他端側のケーシングに伝達するように構成している。このようにスラスト移動力を伝達することで、各キャリアの被駆動体側へのスラスト方向の移動を抑制し、各遊星歯車と、それぞれ噛み合う内歯歯車とのスラスト方向の相対変位を抑え、被駆動体の回転速度変動を低減できるものと考えられる。
但し、第2キャリアのスラスト方向の移動を高精度に規制するには、第2キャリアに作用するスラスト移動力の大きさに応じ、スラスト移動力を伝達する第2キャリア、クロスローラ軸受け、各ケーシング、及び上記ネジのスラスト方向の剛性を高める必要がある。すなわち、第2キャリアに作用するスラスト移動力の大きさに応じ、このスラスト移動力に抗する各部材のスラスト方向の剛性を高める必要がある。しかし、第2キャリアに作用するスラスト移動力に抗する各部材のスラスト方向の剛性を高めることに起因して、遊星歯車減速装置のコストが上昇するおそれがある。
したがって、特許文献1に記載の遊星歯車減速装置を備える駆動装置も、コストが上昇してしまう可能性が高い。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、遊星歯車減速装置のキャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制して被駆動体の回転速度変動を低減できる、安価な駆動装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駆動源からの回転駆動力が伝達されて回転する太陽歯車と、回転が固定された内歯歯車とを有した遊星歯車機構を少なくとも2段以上設け、各歯車をハス歯歯車で構成し、最終段のキャリアに出力軸を有した遊星歯車減速装置と、被駆動体を支持するとともに前記出力軸に連結された被駆動体軸と、前記駆動源とを備えた駆動装置において、キャリアと一体に設けられた太陽歯車に前記被駆動体側へ向かうスラスト移動力が生じるように各ハス歯歯車の捩れ方向及び回転方向を設定するとともに、前記スラスト移動力が前記被駆動体側に配置されたキャリアに伝達されるように構成し、前記被駆動体軸側から前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ向けて付勢する付勢手段を設け、前記付勢手段で前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ付勢する付勢力を、前記最終段のキャリアが直近のキャリアに一体に設けられた太陽歯車から伝達される前記スラスト移動力よりも大きくし、前記被駆動体軸は、当該駆動装置を備える装置本体の2箇所で、軸受を介してラジアル方向の位置決めが行われ、前記装置本体の2箇所の内の一方の前記軸受は、前記被駆動体軸に圧入され、前記遊星歯車減速装置と前記被駆動体とを仕切るように設けられた側板の孔に嵌合されており、前記側板に規制板を設けて前記側板の強度を高め、前記側板と前記規制板とにより、前記付勢手段の付勢力による前記被駆動体軸の前記駆動源側の移動を一方の前記軸受を介して規制することを特徴とするものである。
本発明は、最終段のキャリアに作用する被駆動体側へのスラスト移動力、すなわち、各キャリアを被駆動体側へ移動させようとする力を、最終段のキャリアを駆動源側へ向けて付勢する付勢手段の付勢力で相殺して抑制することができる。
このように、各キャリアを被駆動体側へ移動させようとする力を抑制することで、各キャリアの被駆動体側へのスラスト方向の移動を抑制して、各遊星歯車と、それぞれ噛み合う内歯歯車とのスラスト方向の相対変位を抑え、被駆動体の回転速度変動を低減できる。
また、最終段のキャリアに作用する被駆動体側へのスラスト移動力に抗する各部材のスタスト方向の剛性を高めることに起因した遊星歯車減速装置のコスト上昇も抑制できる。
本発明は、遊星歯車減速装置のキャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制して被駆動体の回転速度変動を低減できる、安価な駆動装置を提供することができる。
一実施形態に係る感光体を駆動するドラム駆動装置を備える画像形成装置の概要説明図。 一実施形態に係るドラム駆動装置に有した遊星歯車減速装置の説明図。 一実施形態に係るドラム駆動装置の主要部の斜視説明図。 一実施形態に係るドラム駆動装置の断面説明図。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のカラー複写機(以下、複写機500という)に適用した一実施形態について、図を用いて説明する。まず、本実施形態の複写機500の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る感光体ドラム40を駆動するドラム駆動装置110を備える複写機500の概略構成図である。
図1において、符号100は複写機本体であり、符号200はそれを載せる給紙テーブルであり、符号300は複写機本体100上に取り付けるスキャナであり、符号400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。この複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真複写機である。
複写機本体100には、その中央に、像担持体としての中間転写体であるベルトからなる中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、3つの支持回転体としての第1支持ローラ14、第2支持ローラ15、第3支持ローラ16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。第2支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、そのベルト移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成部18が並べて配置されたタンデム画像形成部20が対向配置されている。本実施形態においては、第3支持ローラ16を駆動ローラとしている。
また、タンデム画像形成部20の上方には、潜像形成手段としての露光装置21が設けられている。
また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第2の転写手段としての2次転写装置22が設けられている。この2次転写装置22においては、ローラ23aとローラ23bとの間に記録媒体搬送部材としてのベルト部材である2次転写ベルト24が掛け渡されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第3支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。この2次転写装置22により、中間転写ベルト10上のトナー画像を記録媒体であるシートPに転写する。
また、この2次転写装置22の図中左方には、シートP上に転写されたトナー画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、ベルト部材である定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。上述した2次転写装置22には、トナー画像転写後のシートPをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備わっている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、この記録媒体搬送機能を併せて持たせることが難しくなる。また、本実施形態では、このような2次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートPの両面に画像を記録すべくシートPを反転するシート反転装置28も設けられている。
複写機500を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じて、それで押さえる。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。次いで、第1走行体33および第2走行体34を走行する。
そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
この原稿読み取りに並行して、図示していない駆動源である駆動モータで、駆動ローラである第3支持ローラ16を回転駆動させる。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って第1支持ローラ14と第2支持ローラ15とが連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成部18Y,M,C,Kにおいて、潜像担持体としての感光体ドラム40Y,M,C,Kを、それぞれ対応する不図示の感光体ドラム用の駆動装置であるドラム駆動装置110Y,M,C,Kで回転させる。そして、感光体ドラム40Y,M,C,K上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いて、それぞれ露光現像して単色のトナー画像(顕像)を形成する。
感光体ドラム40Y,M,C,K上に形成したトナー画像は、中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写され、中間転写ベルト10上に合成カラー画像が形成される。
このような画像形成に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートPを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れる。そして、給紙路46に入れたシートPを、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。又は、手差し給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートPを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートPを送り込み、2次転写装置22で転写してシートP上にカラー画像を転写する。
画像転写後のシートPは、2次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。又は、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、シートPの裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
なお、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートP上の紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
この複写機500を用いて、黒のモノクロコピーをとることもできる。その場合には、図示しない手段により、中間転写ベルト10を感光体ドラム40Y,M,Cから離れるようにする。これらの感光体ドラム40Y,M,Cは、一時的に駆動を止めておく。そして、黒用の感光体ドラム40Kのみが中間転写ベルト10に接触させ、画像の形成と転写を行う。
次に、本実施形態の特徴部である、感光体ドラム40Y,M,C,Kを、それぞれ回転駆動力するドラム駆動装置110Y,M,C,Kに用いる遊星歯車減速装置120Y,M,C,Kについて、図を用いて説明する。ここで、ドラム駆動装置110Y,M,C,K、及び遊星歯車減速装置120Y,M,C,Kの構成は、各感光体ドラム40上に形成されるトナー画像の色が異なるのみで、ほぼ同様である。したがって、以下の説明では、特に必要がない限り、符合Y,M,C,Kを省略して説明する。図2は、本実施形態に係るドラム駆動装置110に有した遊星歯車減速装置120の説明図である。
図2に示すように、ドラム駆動装置110に用いられる本実施形態の遊星歯車減速装置120には、2KH型2段構成の遊星歯車機構が用いられている。駆動源である駆動モータ111の出力軸であるモータ軸112には、遊星歯車減速装置120における、1段目の遊星歯車機構の入力軸である1段目の太陽歯車(以下、第1太陽歯車121という)が、同軸で一体に形成されている。この第1太陽歯車121、及び第1太陽歯車121と同軸で設けられた内歯歯車140の歯形部141に噛み合う1段目の遊星歯車(以下、第1遊星歯車122という)が、1段目のキャリア(以下、第1キャリア123という)により回転自在に支持されている。具体的には、第1キャリア123に固定された1段目のキャリアピン(以下、第1キャリアピン124という)に回転自在に支持されている。
そして、第1太陽歯車121が回転駆動されると、第1遊星歯車122は第1太陽歯車121と内歯歯車140の歯形部141との噛み合いにより、自転しながら第1太陽歯車121の外周を公転するようになっている。また、第1遊星歯車122は、回転バランスとトルク分担のために同心状に3箇所、又は、それ以上の複数個が配置される。本実施形態では、周方向で4等分された位置に、それぞれ第1遊星歯車122を配置している。
また、第1遊星歯車122を支持する第1キャリア123は、第1太陽歯車121や内歯歯車140と同軸上に設けられ、第1太陽歯車121の回転に対し減速回転し、1段目の減速比が獲得される。そして、第1キャリア123の回転中心に設けられた2段目の太陽歯車(以下、第2太陽歯車131という)が2段目の遊星歯車機構の入力となる。この第1キャリア123に回転支持部はなく、浮動回転を行うようになっている。
同様に、第2太陽歯車131及び2段目まで一体で形成された内歯歯車140の歯形部141に噛み合う2段目の遊星歯車(以下、第2遊星歯車132という)が、2段目のキャリア(以下、第2キャリア133という)により回転自在に支持されている。具体的には、第2キャリア133に固定された2段目のキャリアピン(以下、第2キャリアピン134という)に回転自在に支持されている。そして、第2太陽歯車131が回転すると、第2遊星歯車132は第2太陽歯車131と内歯歯車140の歯形部141との噛み合いにより、自転しながら第2太陽歯車131の外周を公転するようになっている。第2遊星歯車132は、本実施形態では、周方向で4等分された位置にそれぞれ配置されている。また、最終段に相当する第2キャリア133には、出力軸138が一体で設けられている。
ここで、本実施形態の遊星歯車減速装置120で用いた2KH型遊星歯車機構にの構成、及び、その動作原理ついて説明する。2KH型遊星歯車機構に用いられる一つのユニットは、次の四点の部品から構成されている。太陽歯車(sun gear)、遊星歯車(planetary gear)、遊星歯車の公転運動を支持する遊星キャリア(planetary carrier)、内歯歯車(outer gear)の四点の部品である。
太陽歯車の回転、遊星歯車の公転(キャリアの回転)、内歯歯車(外輪歯車)の回転である3つの要素のうち、一つを固定、一つを入力、一つを出力に接続する。それぞれ、どれを入出力・固定に割り当てるかによって、一つのユニットで複数の減速比や回転方向の切替えが可能である。
本実施形態において対象とする2KH型の2段構造は、複合遊星歯車機構(2個以上の2KH型)に分類され、2個以上の2KH型がある。そして、それぞれ3つの要素のうち、1つの要素同士を結合し、残りの1つずつを固定し、残り2つを入力軸または出力軸とする機構である。そして、本実施形態の遊星歯車装置120では、1段目及び2段目を結合した内歯歯車140を固定に、第1太陽歯車(1段目)を入力に、第2キャリア(2段目)を出力に割り振っている。
減速比に関しては、太陽歯車の歯数をZa、遊星歯車の歯数をZb、内歯歯車の歯数をZcとした場合に、以下の数式1で表される。なお、式中の添え字1,2は1段目、2段目を意味している。
(数式1)
減速比 = Za1/(Za1+Zc1) × Za2/(Za2+Zc2)
また、本実施形態の遊星歯車減速装置120に用いた遊星歯車機構の主要な構成部品の材質は次のように構成されている。内歯歯車140、第1遊星歯車122、第2遊星歯車132、第1キャリア123、及び第1キャリア123と一体の第2太陽歯車131は樹脂(POM等)で構成している。また、第2キャリア133、第2キャリア133と一体に設けた出力軸138、第1太陽歯車121、第1キャリアピン124、及び第2キャリアピン134も金属で構成している。
次に、遊星歯車減速装置120及び駆動モータ111の構成について、より詳細に説明する。
まず、図2を用いて、遊星歯車減速装置120のケーシングを兼ねる内歯歯車140の内歯歯車固定フランジ114による支持について説明する。
図2に示すように、この内歯歯車140には、同軸の内歯形状が形成された歯形部141と、入力側に歯形部141の内径方向へ延出した座面142を有し、座面142の中心の周辺にはボス部143を有する孔が設けられている。内歯歯車140は、ボス部143が内歯歯車固定フランジ114に設けられた孔115に嵌め合わされて座面142で内歯歯車固定フランジ114にネジ153でネジ固定される。このように内歯歯車140の座面142のボス部143と、内歯歯車固定フランジ114に設けられた孔115とを嵌め合わせることで、内歯歯車140と内歯歯車固定フランジ114との位置決め固定を、簡易な構成で確実に行うことができる。
次に、駆動モータ111の内歯歯車固定フランジ114による支持、及び駆動モータ111の構成について説明する。
上述した駆動モータ111のモータ軸112は、図示していない2個の軸受けを介してモータ固定フランジ113により支持されている。駆動モータ111のモータ軸112を支持することでDCブラシレスモータの回転子であるアウター型ロータを支持することになる。モータ固定フランジ113には、駆動モータ111の図示しない固定子鉄心やモータ駆動回路基板等も設置されている。
また、上述したように駆動モータ111のモータ軸112には第1太陽歯車121が歯切りで形成されている。そして、第1太陽歯車121の軸と内歯歯車140の軸との同軸精度を確保するために、内歯歯車140とモータ固定フランジ113は、次のようにして内歯歯車固定フランジ114に対し位置決めされる。内歯歯車140の座面142の中心の周辺に形成されたボス部143を有する孔に、モータ固定フランジ113に形成されたボス部がインローによる嵌合で位置決めされている。そして、上述したように、内歯歯車140のボス部143が内歯歯車固定フランジ114に設けられた孔115とインローによる嵌合で位置決めされている。
そして、上述したように出力側の内歯歯車140では、内歯歯車140の座面142から内歯歯車固定フランジ114にネジ153でネジ固定されている。一方、入力側の駆動モータ111では、モータ固定フランジ113を内歯歯車固定フランジ114にネジ154でネジ固定されている。
上記のようにして、内歯歯車140及び駆動モータ111は、内歯歯車固定フランジ114に対し位置決めされている。
次に、遊星歯車減速装置120の構成について、より詳細に説明する。
上述した内歯歯車140における内歯歯車固定フランジ114と反対側の端部には、エンドキャップ144が固定されている。エンドキャップ144は、遊星歯車減速装置120を内歯歯車固定フランジ114に組付ける際に、内歯歯車140内に設置されている各遊星歯車、及び各キャリアが内歯歯車140内から脱落するのを防止するための部材として用いられている。また、エンドキャップ144は出力軸軸受け145を介して出力軸138を回転自在に支持している。
また、本実施形態の遊星歯車減速装置120では、各歯車の噛み合い振動を低減するために、各歯車をハス歯歯車で構成している。しかし、互いに噛み合う歯車をハス歯歯車で構成した場合、駆動モータ111が回転駆動された場合、各歯車にスラスト移動力が働くために、浮動支持している第1キャリア123が、一体に設けた第2太陽歯車131のスラスト移動力で移動する。また、第1キャリア123が移動する方向は、次の理由により第2キャリア133側へ向かう方向、つまり第1キャリア123と第1太陽歯車121が接触しない方向になるように、各歯車のねじり方向と回転方向を設定している。第1太陽歯車121の方が第2太陽歯車131よりもの回転数が速いことと、第1太陽歯車121を金属で構成しており、第1太陽歯車121と第1キャリア123とが擦動すると第1キャリア123の摩耗が速くなるためである。
上記のように第1キャリア123の移動方向を設定しているため、第2太陽歯車131の端面の中心部に、半球状の突出部136を一体に形成し、擦動抵抗を低減する構成としている。本実施例の遊星歯車減速装置120では、第1キャリア123と第2キャリア133との回転速度差を小さく抑えれるため、上記のように半球状の突出部136を樹脂製の第2太陽歯車131の端面に一体に形成している。
しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、第1キャリア123と第2キャリア133との回転速度差が大きい場合等、必要に応じて、第2キャリア133に接触する半球状の突出部136を金属にして、第2太陽歯車131に形成した凹み部に嵌め合わせて接着して一体化するよう構成しても良い。
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態のドラム駆動装置110の他の部分の構成について説明する。図3は、本実施形態に係るドラム駆動装置110の主要部の斜視説明図、図4は、本実施形態に係るドラム駆動装置110の断面説明図である。
図3に示すように、ドラム駆動装置110は駆動源である駆動モータ111、遊星歯車減速装置120、連結部材であるジョイント171、被駆動軸であるドラム軸70から主に構成されている。また、図4に示すように遊星歯車減速装置120の出力軸138は、ドラム軸70とジョイント171により連結固定されている。ここで、以下の説明では複写機本体100の正面側、すなわち駆動源である駆動モータ111から離れた側を前側、複写機本体100の裏面側、すなわち駆動源である駆動モータ111側を後側として説明する。
そして、ドラム軸70には第2ドラム軸受け82、及び第3ドラム軸受け83が圧入されている。そして、複写機本体100の筐体内の後側寄りに固定された後側板164には第3ドラム軸受け82の周面と嵌め合いラジアル方向を規制する孔が設けられ、この孔に第3ドラム軸受け83が嵌め合わされて支持位置決めされる。また、複写機本体100の筐体内の前側寄りに固定された前側板161に固定される面板163にはドラム軸70のラジアル方向を規制する第1ドラム軸受け81が固定され、この第1ドラム軸受け81内周部にドラム軸70の先端近傍が挿入されて支持位置決めされる。すなわち、ドラム軸70は複写機本体100の筐体の一部である面板163及び後側板164に両端部を、それぞれ第1ドラム軸受け81及び第3ドラム軸受け83を介してラジアル方向が位置決め支持される。そして、感光体ドラム40はドラム軸70を介して複写機本体100に対して位置決め支持される構成である。
上記のようにラジアル方向が位置決めされることで、感光体ドラム40は、相対的位置精度が求められる部材(例えば中間転写ベルト10等)と、前側板161及び後側板164を介して相対的に位置関係が決められる。したがって、感光体ドラム40に関連する複数の部材とのラジアル方向の位置関係を高精度にきめることができる。
一方、スラスト方向の位置決めは、後側板164の孔の後側(駆動源側)を塞ぐように設けられた規制板165に、ドラム軸70に圧入された第3ドラム軸受け83の側面を突き当てて位置決めする。突き当てる際の力はドラム軸70の前側に設けられた加圧バネ85で与える。
上記のようにドラム軸70のラジアル方向の位置決めを、第1ドラム軸受け81及び第3ドラム軸受け83を介して行い、第2キャリア133の移動の規制を第3ドラム軸受け83で行うことで、次のような作用・効果をえられる。感光体ドラム40の複写機本体100に対するラジアル方向とスラスト方向の位置決めを高精度に行えるとともに、スラスト方向の位置決めを行う箇所である第3ドラム軸受け83の側面と規制板165との擦動抵抗を低減できる。
次に、遊星歯車減速装置120の本体の固定について説明する。
遊星歯車減速装置120は、スタッド150を介して複写機本体100の筐体に固定された後側板164に位置決め固定されている駆動側板116に内歯歯車固定フランジ114がネジ固定されることで、複写機本体100に対して位置決め固定される。
次に、感光体ドラムユニット60の構成について説明する。
感光体ドラム40の軸方向(スラスト方向)の端部には、後端側の後ドラムフランジ66と前端側の前ドラムフランジ64とが固定されて、これらのドラムフランジがドラム軸70に支持されている。後ドラムフランジ66は、ドラム軸70とセレーションカップリング72で連結され、ドラム軸70が回転すると感光体ドラム40が同期して回転する。セレーションカップリング72は、ドラム軸70側に雄形状71、後ドラムフランジ66側に雌形状67が設けられ、ドラム軸70の前側から後側に径が大きくなるテーパー形状となっている。感光体ドラム40を支持するユニットケース61内には、画像形成部18を構成する部材の内、感光体ドラム40と、帯電器、現像装置、感光体クリーニング装置、除電ランプ等が収容されている。
そして、ユニットケース61の後ろ側が、ドラム軸70に固定された第2ドラム軸受け82で支持されるとともに、後ドラムフランジ66も、この第2ドラム軸受け82で支持して、感光体ドラム40とユニットケース61とが位置決めされている。また、ユニットケース61の前側では、前ドラムフランジ64のボス部65がユニットケース61と嵌合するとともに、回転自在になるように構成されている。ドラム軸70には、さらに複写機本体100の筐体の一部である後側板164と嵌合する部分にもう1個の第3ドラム軸受け82が設けられ、後側板164と位置出しされている。前側板161には、感光体ドラムユニット60を着脱する際に利用するための開口部である切り欠き孔162が設けられ、そこに面板163が固定されている。
この面板163にドラム軸70の前側端部が第1ドラム軸受け81を介して、回転自在に支持されることになる。そして、感光体ドラムユニット60は面板163を取り外すことで、着脱して内包する感光体ドラム40を交換することが可能となる。感光体ドラムユニット60が装着された時は、面板163に固定された第3ドラム軸受け83と、前ドラムフランジ64のボス部65との間に設けられた加圧バネ85によって、感光体ドラム40は、駆動源側に向けスラスト方向に加圧される。そして、テーパー状のセレーションカップリング72の連結部で、回転方向とスラスト方向が位置決めされる。さらに、ドラム軸70は第3ドラム軸受け83の外周面が後側板164の孔の内周面と嵌め合わされてラジアル方向の位置決めが行われるとともに、スラスト方向は規制板165に第3ドラム軸受け83の側面が突き当たり位置決めされる。
また、ドラム軸70の前側に設けられる加圧バネ85は、ドラム軸70を通す孔が形成されたバネ受け84で支持されており、面板163が前側板161に固定されると第1ドラム軸受け81にバネ受け84が後ろ側へ押し込まれる。そして、加圧バネ85を圧縮する力が生じて前ドラムフランジ64を後側(駆動源側)へ押し、感光体ドラム40のスラスト方向の位置決めを行う。すなわち、加圧バネ85及びバネ受け84と、第1ドラム軸受け81と、前ドラムフランジ64とが、被駆動体である感光体ドラム40のスラスト方向の位置決め手段として機能する。
そして、本実施形態のドラム駆動装置110では、感光体ドラム40のスラスト方向の位置決め手段が、最終段のキャリアである第2キャリア133を駆動源である駆動モータ111側へ向けて付勢する付勢手段としても兼用されている。このように感光体ドラム40の位置決め手段と、第2キャリア133の付勢手段と兼用することで、位置決め手段と付勢手段とを別に設ける構成に比べ、ドラム駆動装置110を簡略化できるとともに、安価に構成できる。
また、感光体ドラム40を内包した感光体ドラムユニット60を取り外して引き出す前側板161の切り欠き孔162にドラム軸70一端側を支持する面板163を固定することで、第2キャリア133を駆動モータ111側へ付勢する付勢力が発生する。このようにして付勢手段の付勢力を発生させることができるので、感光体ドラム40をを交換する際の作業を簡略化して容易にでき、感光体ドラム40を交換する作業者の利便性を向上させることができる。
次に、遊星歯車減速装置120の各歯車にハス歯歯車を用いることで、最終段のキャリアである第2キャリア133に作用する力と、この力による第2キャリア133の移動を上記した付勢手段の付勢力で抑制する構成について説明する。図4には、各ハス歯歯車と各部位に掛かるスラスト方向の力の方向を矢印a〜gで示している。また、上記したように本実施形態の遊星歯車減速装置120では、第1キャリア123が第2キャリア133側へ向かう方向、つまり前側に移動するように第1キャリア123に一体に設けた第2太陽歯車131にスラスト移動力が作用するように構成している。
具体的には、まず第1太陽歯車121(1段目)は前側へ向かう矢印a方向にスラスト移動力が生じるように回転方向とハス歯のねじれ角方向を設定する。しかし、第1太陽歯車121は、モータ軸112に直接歯切りされていて、駆動モータ111に固定されているので移動しない。そして、この第1太陽歯車121に噛み合う第1遊星歯車122には、第1太陽歯車121との噛み合いにより、矢印a方向とは逆方向にスラスト移動力が生じる。しかし、内歯歯車140との噛み合いにより、内歯歯車140の噛み合い部に後側へ向かう矢印b方向のスラスト移動力が生じるとともに、第1遊星歯車122に矢印b方向とは逆方向のスラスト移動力が生じる。これらの2つの噛み合いで第1遊星歯車122に生じるスラスト移動力の大きさはほぼ等しいため打消し合い、第1遊星歯車122は第1太陽歯車121及び内歯歯車140との噛み合いによるスラスト移動力では移動しない。
また、第1遊星歯車122の公転により回転する第1キャリア123に一体に設けられた第2太陽歯車131には、前側へ向かう矢印cの方向にスラスト移動力が生じる。この結果、第2太陽歯車131と一体で設けられ、浮動支持されている第1キャリア123と、この第1キャリア123に回転自在に保持されている第1遊星歯車122とは、第2キャリア133側へ移動しする。そして、第2太陽歯車131の先端の突出部136が第2キャリア133を被駆動体である感光体ドラム40側(前側)に押して、前側へ向かう矢印eの方向の力、つまり矢印e方向のスラスト移動力を第2キャリア133に作用させる。
この時、第2太陽歯車131及び内歯歯車140と噛み合う第2遊星歯車132にスラスト移動力が生じるが、第1遊星歯車122と同様に、第2太陽歯車131及び内歯歯車140との噛み合いにより生じるスラスト移動力が打消しあい移動しない。
また、第2遊星歯車132と噛み合う内歯歯車140の噛み合い部には、第1遊星歯車122と噛み合う内歯歯車140の噛み合い部と同様に、後側へ向かう矢印d方向のスラスト移動力が生じる。このように、内歯歯車140は、第1遊星歯車122及び第2遊星歯車132との噛み合い部で、それぞれ矢印b及び矢印dの2箇所で後側へ向かうスラスト移動力が生じるが、内歯歯車固定フランジ114に固定されており、圧縮されるが大きくは移動しない。
一方、第2太陽歯車131から押された第2キャリア133と、第2キャリア133に一体に設けられた出力軸138には矢印e方向のスラスト移動力が作用する。この時、第2キャリア133及び出力軸138に、矢印e方向とは逆方向の付勢力を作用させない構成であれば、次のように第2キャリア133及び出力軸138が前側へ向かって移動することになる。ここで、矢印e方向とは逆方向の付勢力を作用させない構成としては、図4に示すジョイント171に換え、スラスト方向にスライド自在なカップリング等を用いて出力軸138の回転駆動力を、ドラム軸70に伝達する構成が考えられる。このような構成では、第2キャリア133及び出力軸138のスラスト方向の移動を規制するものは、出力軸軸受け145とエンドキャップ144とを介して接続された内歯歯車140となる。そして、第2キャリア133及び出力軸138に作用する矢印e方向のスラスト移動力と、その大きさ等しく矢印e方向とは逆方向、つまり矢印g方向の力が、エンドキャップ144との接続部で内歯歯車140に作用することになる。
上記のようにエンドキャップ144と内歯歯車140の接続部で、矢印g方向の力が作用すると、第1遊星歯車122及び第2遊星歯車132との噛み合い部の矢印b及び矢印dのスラスト移動力(圧縮力)との関係で、内歯歯車140に引っ張り力が作用する。そして、内歯歯車140が、矢印b及び矢印dの圧縮力と矢印gの引っ張り力との平行点を境に、第2遊星歯車132が内歯歯車140に噛み合う領域の近傍で延びるように変形することになり、第2遊星歯車132との噛合い部で片当り等が生じ易くなる。第2遊星歯車132と内歯歯車140との噛合い部で片当り等が発生すると、出力軸138の回転精度が低下し、被駆動体である感光体ドラム40の回転速度変動が大きくなる。
また、出力軸軸受け145として、特許文献1に記載のスラスト方向の剛性が高いクロスローラ軸受け程スラスト方向の剛性が高くない通常の軸受けを用いる構成では、出力軸軸受け145の部分での、第2キャリア133及び出力軸138の移動が生じる。この結果、第2キャリア133及び出力軸138だけでなく、第2キャリア133に保持されている第2遊星歯車132、第1キャリア123、及び第1キャリア123に保持されている第1遊星歯車122の移動も生じる。これらのように第2遊星歯車132及び第1遊星歯車122の移動が生じると、各遊星歯車と、それぞれ噛み合う内歯歯車140とのスラスト方向の相対変位が生じ、各遊星歯車と内歯歯車140との噛合い部で片当り等が生じ易くなる。各遊星歯車と内歯歯車140との噛合い部で片当り等が発生すると、出力軸138の回転精度が低下し、被駆動体である感光体ドラム40の回転速度変動が大きくなる。
また、図4に示すようにドラム軸70と出力軸138とをジョイント171で連結した構成で、第2キャリア133及び出力軸138に前側へ向うスラスト移動力が作用すると、連結されたドラム軸70にも同様に前側へ向うスラスト移動力が作用する。その結果、ドラム軸70に支持され位置決めされている被駆動体である感光体ドラム40にスラスト方向の移動が生じ回転ムラ等が発生し易くなり、感光体ドラム40の回転速度変動を引き起こしやすくなる。
そこで、本実施形態では、最終段のキャリアである第2キャリア133を駆動源である駆動モータ111側へ向けて付勢する付勢手段を設けて、第2キャリア133及び出力軸138に作用するスラスト移動力を抑制することにした。すなわち、各キャリアを感光体ドラム40側へ移動させようとする力を、第2キャリア133を駆動モータ111側へ向けて付勢する付勢手段の付勢力で相殺して抑制することにした。付勢手段としては、第2キャリア133又は出力軸138を、駆動モータ111側へ向けて付勢する構成も考えられるが、本実施形態では、感光体ドラム40のスラスト方向の位置決めを行うための感光体ドラム40の位置決め手段と兼用することとした。このように兼用することで、位置決め手段と付勢手段とを別に設ける構成に比べ、ドラム駆動装置110を簡略化できるとともに、安価に構成できる。
具体的には、感光体ドラム40を位置決めするための力に加えて、第2キャリア133に作用する感光体ドラム40側へのスラスト移動力を減少させる力を与えることとした。すなわち、位置決め手段を構成する加圧バネ85のバネ定数を、位置決め手段に要するバネ定数よりも大きくして、ドラム軸70がスラスト移動力により前側に移動しようとした際の、第2キャリア133及び出力軸138の移動を抑制するように構成した。このように、被駆動体軸であるドラム軸70側から付勢手段の付勢力で、出力軸138及びジョイント171を介して第2キャリア133を駆動モータ111側へ向けて付勢することで、第2キャリア133に作用するスラスト移動力を抑制することができる。
したがって、第2キャリア133に作用する感光体ドラム40側へのスラスト移動力に抗する各部材のスタスト方向の剛性を高めることに起因した遊星歯車減速装置120のコスト上昇も抑制できる。また、第2キャリア133に有した出力軸138を回転自在に支持する出力軸軸受け145としてスラスト方向の剛性が高くない軸受けを用い、減少したスラスト移動力を内歯歯車140に伝達しても第2キャリア133のスラスト方向の移動を抑制できる。
また、第2キャリア133の移動を抑制することで、第2太陽歯車131の突出部136を介して接触している第1キャリア123の移動も抑制できる。
そして、上記のように各キャリアの被駆動体側へのスラスト方向の移動を抑制できるので、各遊星歯車と、それぞれ噛み合う内歯歯車140とのスラスト方向の相対変位を抑え、被駆動体である感光体ドラム40の回転速度変動を低減できる。
よって、遊星歯車減速装置120の各キャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制して感光体ドラム40の回転速度変動を低減できる、安価なドラム駆動装置110を提供することができる。
また、位置決め手段と兼用する加圧バネ85により、矢印g方向に作用させる力の大ききさ、つまり付勢力:gを、第2キャリア133に作用する矢印e方向のスラスト移動力:eよりも大きくすることもできる。このように付勢力:gをスラスト移動力:eよりも大きくする(f>e)ことで、より効果的に遊星歯車減速装置120の各キャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制できる。また、付勢力:gをスラスト移動力:eよりも大きくする(f>e)ことで、第2キャリア133が移動してエンドキャップ144に当たって内歯歯車140を変形させることも防止できる。
また、付勢力:gをスラスト移動力:eよりも大きくした(f>e)場合であっても、次のようにして、ドラム軸70の駆動モータ111側への移動を規制して、遊星歯車減速装置120の各キャリアの駆動モータ111側への移動を防止できる。ドラム軸70の駆動モータ111側への移動を規制する、後側板164に設けられた規制板165及び後側板164の強度と、加圧バネ85のバネ定数を適切な範囲に設定することである。このように設定することで、遊星歯車減速装置120の各キャリアの駆動モータ111側への移動して各歯車の噛み合い部で片当り等な生じ、回転ムラ等が発生して感光体ドラム40の回転速度変動が生じることを防止できる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
駆動モータ111などの駆動源からの回転駆動力が伝達されて回転する第1太陽歯車121や第2太陽歯車131などの太陽歯車と、回転が固定された内歯歯車140などの内歯歯車とを有した遊星歯車機構を少なくとも2段以上設け、各歯車をハス歯歯車で構成し、第2キャリア133などの最終段のキャリアに出力軸138などの出力軸を有した遊星歯車減速装置120などの遊星歯車減速装置と、感光体ドラム40などの被駆動体を支持するとともに前記出力軸に連結されたドラム軸70などの被駆動体軸と、前記駆動源とを備えたドラム駆動装置110などの駆動装置において、第1キャリア123などのキャリアと一体に設けられた第1太陽歯車121などの太陽歯車に前記被駆動体側へ向かうスラスト移動力が生じるように各ハス歯歯車の捩れ方向及び回転方向を設定するとともに、前記スラスト移動力が前記被駆動体側に配置された第2キャリア133などのキャリアに伝達されるように構成し、前記被駆動体軸側から第2キャリア133などの前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ向けて付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、次のような駆動装置を提供できる。遊星歯車減速装置120などの遊星歯車減速装置の第1キャリア123や第2キャリア133などのキャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制して感光体ドラム40などの被駆動体の回転速度変動を低減できる、安価なドラム駆動装置110などの駆動装置である。
(態様B)
(態様A)において、加圧バネ85やバネ受け84などから構成される前記付勢手段で第2キャリア133などの前記最終段のキャリアを駆動モータ111などの前記駆動源側へ付勢する付勢力を、前記最終段のキャリアが第1キャリア123などの直近のキャリアに一体に設けられた第2太陽歯車131などの太陽歯車から伝達される前記スラスト移動力よりも大きくしたことを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、(態様A)よりも、効果的に遊星歯車減速装置120などの遊星歯車減速装置の第1キャリア123や第2キャリア133などのキャリアをスラスト方向に移動させる力を抑制できる。また、第2キャリア133などの最終段のキャリアが移動して、エンドキャップ144などのケーシングの一部に当たって内歯歯車140などの内歯歯車を変形させることも防止できる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、感光体ドラム40などの前記被駆動体はドラム駆動装置110などの当該駆動装置を備える複写機本体100などの装置本体に対して着脱可能に構成されており、加圧バネ85やバネ受け84などから構成される前記付勢手段は、前記装置本体へ装着された前記被駆動体を駆動モータ111などの前記駆動源側へ付勢してスラスト方向の位置決めする位置決め手段と兼用されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、位置決め手段と付勢手段とを別に設ける構成に比べ、駆動装置を簡略化できるとともに、安価に構成できる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、ドラム軸70などの前記被駆動体軸は、ドラム駆動装置110などの当該駆動装置を備える複写機本体100などの装置本体の前側板161に固定される面板163や後側板164などの2箇所で、第1ドラム軸受け81や第3ドラム軸受け83などの軸受けを介してラジアル方向の位置決めが行われ、加圧バネ85やバネ受け84などから構成される前記付勢手段の付勢力による第2キャリア133などの前記最終段のキャリアのスラスト方向の移動は、前記装置本体の2箇所の内の一方の第3ドラム軸受け83などの前記軸受を介して前記装置本体に規制されることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、感光体ドラム40などの被駆動体のドラム駆動装置110などの当該駆動装置を備える複写機本体100などの装置本体に対するラジアル方向とスラスト方向の位置決めを高精度に行える。そして、第3ドラム軸受け83の側面と規制板165の当接面などのスラスト方向の位置決めを行う箇所の擦動抵抗も低減できる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)のいずれかにおいて、ドラム駆動装置110などの当該駆動装置を備える複写機本体100などの装置本体に設けられた感光体ドラム40などの前記被駆動体を取り外して引き出す際に利用する切り欠き孔162などの開口部に、ドラム軸70などの前記被駆動体軸の一端側を支持する面板163などの面板を固定することにより、加圧バネ85やバネ受け84などから構成される前記付勢手段で第2キャリア133などの前記最終段のキャリアを駆動モータ111などの前記駆動源側へ付勢する付勢力が発生することを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、感光体ドラム40などの被駆動体を交換する際の作業を簡略化して容易にでき、被駆動体を交換する作業者の利便性を向上させることができる。
(態様F)
回転駆動される感光体ドラム40や中間転写ベルト10の駆動ローラである第3支持ローラ16などの複数の被駆動体を備える複写機500などの画像形成装置において、前記複数の被駆動体の内、少なくとも1以上の感光体ドラム40などの被駆動体の駆動装置として、(態様A)乃至(態様E)のいずれかのドラム駆動装置110などの駆動装置を備えていることを特徴とするものである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、次のような複写機500などの画像形成装置を提供できる。(態様A)乃至(態様E)のいずれか一の駆動装置と同様な効果を、感光体ドラム40や第3支持ローラ16などの複数の被駆動体の内、少なくとも1以上の感光体ドラム40などの被駆動体のドラム駆動装置110などの駆動装置で奏することができるものである。
10 中間転写ベルト
14,15,16 支持ローラ
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成部
18 画像形成部
20 タンデム画像形成部
21 露光装置
22 2次転写装置
23a,b ローラ(2次転写装置)
24 2次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
40 感光体ドラム
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
49 レジストローラ
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
53 手差し給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
60 感光体ドラムユニット
61 ユニットケース
64 前ドラムフランジ
65 ボス部(前ドラムフランジ)
66 後ドラムフランジ
67 後ドラムフランジ
67 雌形状(セレーションカップリング)
70 ドラム軸
71 雄形状(セレーションカップリング)
72 セレーションカップリング
85 加圧バネ
100 複写機本体
110 ドラム駆動装置
111 駆動モータ
112 モータ軸
113 モータ固定フランジ
114 内歯歯車固定フランジ
115 孔(内歯歯車固定フランジ)
116 駆動側板
120 遊星歯車減速装置
121 第1太陽歯車
122 第1遊星歯車
123 第1キャリア
124 第1キャリアピン
131 第2太陽歯車
132 第2遊星歯車
133 第2キャリア
134 第2キャリアピン
136 突出部
138 出力軸
140 内歯歯車
141 歯形部
142 座面(内歯歯車)
143 ボス部(内歯歯車)
144 エンドキャップ
145 出力軸軸受け
150 スタッド
153,154 ネジ
161 前側板
162 孔(前側板)
162 切り欠き孔
163 面板(前側板)
164 後側板
165 規制板(後側板)
171 ジョイント
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
500 複写機
P シート
特開2006−307909号公報

Claims (4)

  1. 駆動源からの回転駆動力が伝達されて回転する太陽歯車と、回転が固定された内歯歯車とを有した遊星歯車機構を少なくとも2段以上設け、各歯車をハス歯歯車で構成し、最終段のキャリアに出力軸を有した遊星歯車減速装置と、被駆動体を支持するとともに前記出力軸に連結された被駆動体軸と、前記駆動源とを備えた駆動装置において、
    キャリアと一体に設けられた太陽歯車に前記被駆動体側へ向かうスラスト移動力が生じるように各ハス歯歯車の捩れ方向及び回転方向を設定するとともに、前記スラスト移動力が前記被駆動体側に配置されたキャリアに伝達されるように構成し、前記被駆動体軸側から前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ向けて付勢する付勢手段を設け
    前記付勢手段で前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ付勢する付勢力を、前記最終段のキャリアが直近のキャリアに一体に設けられた太陽歯車から伝達される前記スラスト移動力よりも大きくし、
    前記被駆動体軸は、当該駆動装置を備える装置本体の2箇所で、軸受を介してラジアル方向の位置決めが行われ、
    前記装置本体の2箇所の内の一方の前記軸受は、前記被駆動体軸に圧入され、前記遊星歯車減速装置と前記被駆動体とを仕切るように設けられた側板の孔に嵌合されており、
    前記側板に規制板を設けて前記側板の強度を高め、前記側板と前記規制板とにより、前記付勢手段の付勢力による前記被駆動体軸の前記駆動源側の移動を一方の前記軸受を介して規制することを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記被駆動体は当該駆動装置を備える装置本体に対して着脱可能に構成されており、
    前記付勢手段は、前記装置本体へ装着された前記被駆動体を前記駆動源側へ付勢してスラスト方向の位置決めする位置決め手段と兼用されていることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載の駆動装置において、
    当該駆動装置を備える装置本体に設けられた前記被駆動体を取り外して引き出す際に利用する開口部に、前記被駆動体軸の一端側を支持する面板を固定することにより、前記付勢手段で前記最終段のキャリアを前記駆動源側へ付勢する付勢力が発生することを特徴とする駆動装置。
  4. 回転駆動される複数の被駆動体を備える画像形成装置において、
    前記複数の被駆動体の内、少なくとも1以上の被駆動体の駆動装置として、請求項1乃至のいずれか一に記載の駆動装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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