JP6170615B2 - 外部給電装置及び車両給電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、走行中の車両に対して電力を供給する外部給電装置及び車両給電方法に関する。
特開2013−233037号公報(以下「JP 2013−233037 A」という。)では、電動車両10の走行中に、充電アーム18を車幅方向に延出し、正極架線24p及び負極架線24nからなる架線24に接触させて給電装置26から充電を行う(要約)。架線24には、図示しない外部電源装置から直流又は交流の高電圧が印加される([0023])。
上記のように、JP 2013−233037 Aの架線24には、図示しない外部電源装置から直流又は交流の高電圧が印加される([0023])。当該高電圧に関し、JP 2013−233037 Aでは詳細が検討されていない。
前記外部電源装置から架線24に対する供給電圧は、最終的な目標充電電圧であると推察される。最終的な目標充電電圧が印加されている架線24(電力線)に対して充電アーム18(受電部)を接触させた場合、架線24と充電アーム18との間の電圧差が相対的に大きくなる。その場合、突入電流(パルス電流)が発生し易くなり、電動車両10の受電回路が損傷するおそれがある。また、上記のような突入電流の発生を回避するための回路部品を受電回路に設けると、受電回路の構成が複雑化してしまう。
このような課題は、接触給電の場合のみならず、非接触給電(無線給電)の場合も生じ得る。
本発明は、上記のような課題を考慮してなされたものであり、電動車両の受電回路の保護又は構成の簡略化を図ることが可能な外部給電装置及び車両給電方法を提供することを目的とする。
本発明に係る外部給電装置は、走行路に沿って設けられ、走行中の電動車両の受電部に対して電力を供給する給電部と、前記給電部に電圧を印加する電圧印加部とを備えるものであって、前記給電部は、前記走行路に沿って分割された複数の分割給電部を含み、前記電圧印加部は、前記分割給電部に印加される前記電圧が、前記電動車両の進行方向に向かって高くなるように前記電圧を印加することを特徴とする。
最終的な目標充電電圧が印加されている給電部に対して電動車両の受電部を接触又は接近させた場合、外部電力線と受電部との間の電圧差が相対的に大きくなる。その場合、突入電流(パルス電流)が発生し易くなり、電動車両の受電回路が損傷するおそれがある。また、上記のような突入電流の発生を回避するための回路部品を受電回路に設けると、受電回路の構成が複雑化してしまう。
本発明によれば、走行路に沿って設けられた複数の分割給電部に印加される所定の電圧は、進行方向に向かって高くなるように設定される。このため、充電開始時又は充電中における給電部と受電部との電圧差を小さくすることが可能となる。従って、電動車両の受電回路の保護又は構成の簡略化を図ることができる。
前記給電部は、前記走行路に沿って設けられ、走行中の前記電動車両の前記受電部と接触する電力線を備え、前記電力線は、前記走行路に沿って分割された複数の分割電力線を含んでもよい。
前記給電部は、前記進行方向の手前側に配置され、前記進行方向に向かって出力電圧が高くなる複数の第1分割給電部と、前記進行方向の奥側に配置され、出力電圧が一定となる少なくとも1つの第2分割給電部とを含んでもよい。
上記によれば、第2分割給電部の出力電圧を最終的な目標充電電圧に合わせた場合、給電部からの出力電圧が最終的な目標充電電圧に到達するまでは、走行路に沿って出力電圧を増加させることが可能となる。加えて、給電部からの出力電圧が最終的な目標充電電圧に到達した後は、出力電圧を最終的な目標充電電圧と等しい値で一定に保つことが可能となる。従って、外部給電装置から電動車両への給電を効果的に行うことが可能となる。
前記電力線は、前記電動車両の側部に対向するように設置され、前記進行方向において前記電力線の手前側には、前記電圧印加部から電気的に分離され、前記電動車両の前記受電部を前記電力線に向かって案内するガイド部が設けられてもよい。
上記によれば、電動車両の受電部は、ガイド部により案内された後に電力線と接触することとなる。これにより、ガイド部なしに受電部と電力線とが接触する場合と比較して、電力線との接触開始時の受電部の挙動を安定化させ易くなる。このため、電力線との接触開始後に受電部が電力線から離間及び再接触することに伴う急峻な電圧変動を抑制することが可能となる。従って、外部給電装置から電動車両への給電を安定的に行うことが可能となる。
前記ガイド部は、車幅方向における前記電動車両の側部との対向距離が、前記進行方向に沿って狭まるように湾曲してもよい。これにより、電動車両が進むに連れて受電部からガイド部への押圧力を増加させ易くなる。このため、受電部が電力線に接触する際には、受電部から電力線への押圧力が比較的高くなるように調整することが可能となる。従って、電力線との接触開始時の受電部の挙動を安定させ易くなる。
前記電圧印加部は、直流電源と、前記直流電源と前記複数の分割給電部との間に配置された複数の変圧器と、前記複数の変圧器の出力電圧を検出する電圧センサと、前記電圧センサの検出値に基づいて前記複数の変圧器の変圧率を制御する変圧制御装置とを備え、前記変圧制御装置は、各変圧器の目標出力電圧を固定値として設定して前記変圧率を制御してもよい。
これにより、各分割給電部への印加電圧を一定に保持することが可能となる。このため、複数の電動車両に対して順番に給電する場合の制御を簡潔にすることが可能となると共に、安定的に電力供給することが容易となる。
本発明に係る車両給電方法は、走行路に沿って設けられた外部給電装置の給電部から走行中の電動車両に給電するものであって、前記走行路に沿って分割された複数の分割給電部によって前記給電部を構成し、前記分割給電部に印加される電圧を、前記電動車両の進行方向に向かって増加させることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る外部給電装置を含む充電システムの概略構成図である。 前記充電システムの一部を強調して示す平面図である。 前記充電システムの一部を強調して示す正面図である。 前記外部給電装置の一部を概略的に示す外観図である。 前記外部給電装置の接触給電部における給電電圧が、走行路に沿って(又は、電動車両の進行方向に向かって)増加する様子を示す図である。 前記実施形態における外部給電装置での給電制御のフローチャートである。 ガイド部の開始地点からの距離と、分割給電部の出力電圧の目標値(目標出力電圧)と、バッテリへの入力電流(バッテリ入力電流)との関係の一例を示す図である。 前記実施形態における前記電動車両での受電制御のフローチャートである。 変形例に係る充電システムの概略構成図である。
I.一実施形態
1A.構成
[1A−1.全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る外部給電装置14を含む充電システム10の概略構成図である。図2は、充電システム10の一部を強調して示す平面図である。図3は、充電システム10の一部を強調して示す正面図である。図1〜図3に示すように、充電システム10は、外部給電装置14(以下「給電装置14」ともいう。)に加え、電動車両12(以下「車両12」ともいう。)を含む。図2及び図3における方向(「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」)は、いずれも車両12を基準とした方向である(図4及び図5も同様である。)。
本実施形態では、給電装置14から車両12に対して電力を供給し、車両12の走行用バッテリ24(図1)の充電等が行われる。反対に、車両12から外部装置(給電装置14等)に電力を供給してもよい。
[1A−2.電動車両12]
(1A−2−1.車両12の全体構成)
図1〜図3に示すように、車両12は、走行モータ20(以下「モータ20」ともいう。)と、インバータ22と、走行用バッテリ24(以下「バッテリ24」ともいう。)と、充電アーム26と、DC/DCコンバータ28と、コンデンサ30と、電圧センサ32と、電流センサ34と、SOCセンサ35と、アーム展開機構36(以下「展開機構36」ともいう。)と、アーム展開スイッチ38と、電子制御装置40(以下「ECU40」という。)とを有する。
(1A−2−2.走行モータ20)
モータ20は、3相交流ブラシレス式であり、インバータ22を介してバッテリ24から供給される電力に基づいて車両12の駆動力F[N](又はトルク[N・m])を生成する。また、モータ20は、回生を行うことで生成した電力(回生電力Preg)[W]をバッテリ24に出力することでバッテリ24の充電を行う。回生電力Pregは、図示しない降圧型コンバータ、低電圧バッテリ及び補機に出力してもよい。
(1A−2−3.インバータ22)
インバータ22は、3相フルブリッジ型の構成とされて、バッテリ24からの直流を3相の交流に変換してモータ20に供給する一方、回生動作に伴う交流/直流変換後の直流をバッテリ24等に供給する。
(1A−2−4.バッテリ24)
バッテリ24は、複数のバッテリセルを含む蓄電装置(エネルギストレージ)であり、例えば、リチウムイオン2次電池、ニッケル水素電池等を利用することができる。或いは、バッテリ24の代わりに又はバッテリ24に加えて、キャパシタ等の蓄電装置を用いることも可能である。なお、インバータ22とバッテリ24との間に図示しないDC/DCコンバータを設け、バッテリ24の出力電圧又はモータ20の出力電圧を昇圧又は降圧してもよい。
(1A−2−5.充電アーム26)
充電アーム26(以下「アーム26」ともいう。)は、給電装置14からの電力によりバッテリ24を充電する際に給電装置14と接触する部位である。図2に示すように、充電アーム26は、前輪Wf及び後輪Wrの間において、その一端が回転軸42を中心として回動可能に車両12のフレーム(図示せず)に連結されている。このため、充電アーム26は、給電装置14との接触時に車両12の側方(本実施形態では右側)に向かって展開可能(又は変位可能)である。
充電アーム26の先端には、受電部52を有する充電ヘッド50が設けられる。受電部52は、正極端子54p及び負極端子54nを含む。受電部52が給電装置14の分割給電部140と接触することにより車両12と給電装置14が電気的に接続される。
充電アーム26の主な構成については、例えば、JP 2013−233037 Aに記載のものを用いることができる。
(1A−2−6.DC/DCコンバータ28)
DC/DCコンバータ28(以下「コンバータ28」又は「車両側コンバータ28」ともいう。)は、給電装置14の出力電圧(以下「出力電圧Vs」又は「給電電圧Vs」という。)を変圧してインバータ22及びバッテリ24に出力する。本実施形態では、コンバータ28は、給電電圧Vsを降圧して車両12側に出力する。しかしながら、コンバータ28は、給電電圧Vsの昇圧のみを行うもの又は昇圧及び降圧を行うものであってもよい。アーム26とコンバータ28との間には、図示しないコンタクタを設けることが好ましい。
(1A−2−7.コンデンサ30)
コンデンサ30は、アーム26の受電部52とコンバータ28との間に配置される。コンデンサ30は、例えば、給電装置14からの電力を一時的に蓄えて電圧変動を抑制する。
(1A−2−8.電圧センサ32、電流センサ34及びSOCセンサ35)
電圧センサ32は、DC/DCコンバータ28と分岐点60p、60nとの間に配置され、DC/DCコンバータ28の2次側(出力側)の電圧(以下「コンバータ出力電圧Vc2」、「コンバータ2次電圧Vc2」又は「2次電圧Vc2」という。)を検出する。
電流センサ34は、DC/DCコンバータ28と分岐点60pとの間に配置され、DC/DCコンバータ28の2次側の電流(以下「コンバータ出力電流Ic2」、「コンバータ2次電流Ic2」又は「2次電流Ic2」という。)を検出する。SOCセンサ35は、バッテリ24の残容量(SOC:State of Charge)を検出してECU40に出力する。
(1A−2−9.アーム展開機構36及びアーム展開スイッチ38)
アーム展開機構36は、アーム26を展開させるものであり、図2に示すように、スライダユニット70と、ダンパユニット72とを有する。スライダユニット70は、スライダ80及びスライダ支持部82を含む。スライダ80は、ECU40からの指令に基づき、スライダ支持部82に対して摺動可能である。スライダ80は、例えば、電磁式又は空気圧式のリニアアクチュエータである。
ダンパユニット72は、その一端(第1端)がスライダ80に回動自在に連結され、他端(第2端)がアーム26に回動自在に連結されている。アーム26を展開する際には、スライダ80を車両12の前側に変位させてダンパユニット72の第1端を前方に変位させる。アーム26を収納する際には、スライダ80を車両12の後ろ側に変位させてダンパユニット72の第1端を後方に変位させる。
アーム展開スイッチ38(以下「展開スイッチ38」又は「スイッチ38」ともいう。)は、ユーザの操作によりアーム26の展開を指令するものである。スイッチ38は、例えば、図示しないステアリングホイールの一部に形成される。スイッチ38がオンのとき、展開機構36を介してアーム26を展開させ、スイッチ38がオフのとき、展開機構36を介してアーム26を収納させる。
(1A−2−10.ECU40)
ECU40は、車両側通信線84(図1)を介して車両12の各部からの入力を受け付け又は各部を制御するものであり、入出力部90、演算部92及び記憶部94を含む。本実施形態において、ECU40の演算部92は、アーム展開機構36を制御する展開制御部100と、バッテリ24への充電を制御する充電制御部102とを有する。
[1A−3.外部給電装置14]
図4は、外部給電装置14の一部を概略的に示す外観図である。図1〜図4に示すように、給電装置14は、直流電源110、接触給電部112、複数のDC/DCコンバータ114(以下「コンバータ114」又は「外部コンバータ114」ともいう。)、ダイオード116、電圧センサ118、入力装置120、制御装置122及びガイド部124を有する。以下では、直流電源110、コンバータ114、ダイオード116、電圧センサ118、入力装置120及び制御装置122を電圧印加部126ともいう。電圧印加部126は、接触給電部112に対して電圧を印加する部位である。
(1A−3−1.直流電源110)
直流電源110(以下「電源110」ともいう。)は、車両12に対して電力を供給する。本実施形態の電源110は、例えば、複数のバッテリが直列に接続されて構成される。或いは、電源110は、単一のバッテリとして構成されてもよい。或いは、DC/DCコンバータ114毎(又は後述する分割給電部140毎)に複数の電源110を設けてもよい。或いは、電源110は、交流の商用電源とAC/DCコンバータとの組合せ(図示せず)により構成することも可能である。
(1A−3−2.接触給電部112)
(1A−3−2−1.接触給電部112の全体)
接触給電部112(以下「給電部112」ともいう。)は、車両12のアーム26と接触して電源110からの電力を車両12側に供給する部位(電力線又は給電線)である。本実施形態の接触給電部112では、給電電圧Vsが、車両12の走行路132に沿って(換言すると、車両12の進行方向に向かって)増加する。これにより、車両12において瞬間的に過大な電流(突入電流)が流れることを防止することが可能となる。
図5は、接触給電部112における給電電圧Vsが、走行路132に沿って(又は、車両12の進行方向に向かって)増加する様子を示す図である。図1〜図5に示すように、本実施形態の接触給電部112は、複数の分割給電部140と、複数の端子保持部142と、複数の支柱144とを含む。
(1A−3−2−2.分割給電部140)
各分割給電部140は、正極端子150p及び負極端子150nを備える。図3〜図5に示すように、一対の正極端子150p及び負極端子150nは、端子保持部142に形成された溝部152内に形成される。このため、各分割給電部140は、走行路132の上方に配置された架線として構成される。
また、図2及び図5等に示すように、正極端子150p及び負極端子150nは、車両12の走行路132に沿って配置されている。特に本実施形態の正極端子150p及び負極端子150nは、直線状に配置される。車両12の進行方向における各正極端子150p及び各負極端子150nの長さは、例えば、0.1〜20mの範囲におけるいずれかの値とすることができる。また、本実施形態では、正極端子150p及び負極端子150nの組合せ毎の長さがそれぞれ等しいが、互いに長さを異ならせてもよい。
図5に示すように、隣り合う正極端子150pは、互いに離間することで電気的に絶縁されている。同様に、隣り合う負極端子150nは、互いに離間することで電気的に絶縁されている。
但し、本実施形態では、充電ヘッド50が隣り合う分割給電部140の間に来たとき、充電ヘッド50は、隣り合う分割給電部140の両方に接触する。換言すると、充電ヘッド50の接触時には、隣り合う分割給電部140間で短絡が生じるように、隣り合う分割給電部140の距離が設定される。隣り合う分割給電部140間で短絡した場合でも、ダイオード116が存在するため、給電電圧Vsが高い分割給電部140側から給電電圧Vsが低い分割給電部140側に電流が流れてしまうことが防止される。或いは、充電ヘッド50が隣り合う分割給電部140の間に来たとき、充電ヘッド50は、隣り合う分割給電部140の一方にのみ接触するように構成してもよい。
加えて、車幅方向に見たとき、正極端子150pの端部は、隣り合う正極端子150pの端部と上下方向において重なるように先細りの形状をしている。より具体的には、図5において各正極端子150pの右側の端部(進行方向において手前側の端部)は、先端に向かうに連れて上方の部位が少なくなる。図5において各正極端子150pの左側の端部(進行方向において奥側の端部)は、先端に向かうに連れて下方の部位が少なくなる。これにより、各正極端子150pの高さを維持しつつ、隣り合う正極端子150pの端部を上下方向で重ねることができる。反対の構成も可能である。
(1A−3−2−3.端子保持部142)
上記のように、端子保持部142は、その溝部152において各分割給電部140を保持する。本実施形態では、各分割給電部140に応じて複数の端子保持部142を設けている。しかしながら、分割給電部140を保持する観点からすれば、複数の分割給電部140の組合せに応じて1つの端子保持部142を設けることも可能である。或いは、全ての分割給電部140を1つの端子保持部142に形成してもよい。
(1A−3−2−4.支柱144)
支柱144は、走行路132の側方において垂直に設けられ、分割給電部140及び端子保持部142を支持する。
(1A−3−3.外部コンバータ114)
各コンバータ114は、電源110からの入力電圧(電源電圧Vcc)を変圧して分割給電部140に出力する。各コンバータ114は、例えば、昇降圧式コンバータである。或いは、電源電圧Vccに依存して、各コンバータ114は、昇圧式又は降圧式のコンバータとすることも可能である。或いは、複数のコンバータ114の一部を昇圧式とし、残りを昇降圧式とする等、コンバータ114相互の仕様を相違させてもよい。後述するように、コンバータ114を設けない構成も可能である。
図5に示すように、本実施形態では、給電電圧Vsが目標値に到達するまで、進行方向に向かって給電電圧Vsを段階的に増加させる。コンバータ114の変圧率は、制御装置122が制御する。すなわち、各コンバータ114に対する駆動信号Sd2(図1)のデューティ比を調整することにより、電源電圧Vccを変圧して給電電圧Vsを制御する。本実施形態の電源電圧Vccは、比較的高圧であり、コンバータ114は、電源電圧Vccを降圧して給電電圧Vsとする。或いは、コンバータ114は、電源電圧Vccの昇圧のみを行うもの又は昇圧及び降圧を行うものであってもよい。給電電圧Vsが目標値に到達した後、制御装置122は、給電電圧Vsを一定に保つ。
(1A−3−4.ダイオード116)
ダイオード116は、コンバータ114と正極端子150pの間に配置され、車両12側から給電装置14側に電流が流れることを防止する。
(1A−3−5.電圧センサ118)
電圧センサ118は、DC/DCコンバータ114の2次側(出力側)に配置され、コンバータ114の出力電圧(給電電圧Vs)を検出して、制御装置122に出力する。
(1A−3−6.入力装置120)
入力装置120は、給電装置14の管理者の指令を制御装置122に入力するためのものである。入力装置120は、例えば、複数の操作ボタン、キーボード等の入力手段により構成することができる。
(1A−3−7.制御装置122)
制御装置122は、給電装置14全体を制御するものであり、本実施形態では、主として外部コンバータ114を制御する。
(1A−3−8.ガイド部124)
図2及び図5に示すように、ガイド部124は、進行方向において接触給電部112の手前側に設けられる。ガイド部124は、電圧印加部126から電気的に分離され、車両12の受電部52を接触給電部112に向かって案内する。図5に示すように、ガイド部124は、端子保持部142の手前で端子保持部142に連結されている。ガイド部124には、端子保持部142の溝部152に連なる溝部160が形成されている。これにより、ガイド部124は、車両12の受電部52を接触給電部112に向かって案内する。
図1に示すように、ガイド部124は、電源110に接続されていない。このため、アーム26の受電部52がガイド部124と接触しても、給電装置14から車両12に対して電力は供給されない。
図2に示すように、ガイド部124は、車幅方向における車両12の側部との対向距離Ls[m]が、進行方向に沿って狭まるように湾曲する。
1B.各種制御
[1B−1.概要]
次に、給電装置14から車両12に対して電力を供給し、車両12のバッテリ24を充電する場合の制御(充電アーム制御及び充電制御)について説明する。
充電アーム制御は、バッテリ24の充電前、充電中及び充電後における充電アーム26の制御であり、ECU40の展開制御部100により実行される。充電制御は、車両12のバッテリ24を充電するための制御である。充電制御には、給電装置14の制御装置122が実行する給電制御と、車両12のECU40の充電制御部102が実行する受電制御とが含まれる。
[1B−2.充電アーム制御]
ECU40は、以下のように充電アーム制御を実行する。すなわち、充電アーム26が展開していない場合、ECU40は、アーム26の展開開始条件が成立したか否かを判定する。当該展開開始条件としては、例えば、展開スイッチ38がオンされたことを挙げることができる。
これに加えて又はこれの代わりに、車両12の進行方向における車両12と接触給電部112又はガイド部124との距離(走行方向距離)が所定の閾値(距離閾値)以下となったことを展開開始条件としてもよい。走行方向距離を判定するためには、例えば、図示しない現在位置検出装置(例えば、ナビゲーション装置)と、給電装置14(接触給電部112)の位置情報を記憶した地図データベースとを車両12に設けておく。そして、車両12の現在位置と接触給電部112の位置との距離として走行方向距離を算出することができる。
或いは、車両12及び給電装置14それぞれに近距離通信用の通信装置を設けておき、両通信装置間に通信が確立されたときに展開開始条件が成立したと判定することも可能である。
展開開始条件が成立した場合、ECU40は、収納状態にあるアーム26を展開するための展開処理を実行する。これにより、アーム26の回転角度θ(図2)が変化し、アーム26は、車両12の車体から最も突出した状態で分割給電部140に接近する。
そのような状態で、ECU40は、アーム26の展開終了条件が成立したか否かを判定する。当該展開終了条件としては、例えば、展開スイッチ38がオフされたことを挙げることができる。
これに加えて又はこれの代わりに、バッテリ24の充電が完了したことを展開終了条件としてもよい。充電の完了は、SOCが所定の閾値(SOC閾値)に到達したこと又はバッテリ24の電圧が所定の閾値(バッテリ電圧閾値)に到達したことで判定することができる。
或いは、車両12及び給電装置14それぞれに近距離通信用の通信装置を設けておき、両通信装置間に通信が確立された後、通信が途絶えたときに展開終了条件が成立したと判定することも可能である。
展開終了条件が成立した場合、ECU40は、アーム26を収納するための収納処理を実行する。
[1B−3.外部給電装置14での給電制御]
図6は、本実施形態における外部給電装置14での給電制御のフローチャートである。ステップS1において、制御装置122は、給電を実行するか否かを判定する。当該判定は、例えば、入力装置120を介して管理者から所定の指令が入力されたか又は当該指令が有効であるか否かにより判定する。
給電を実行しない場合(S1:NO)、ステップS1を繰り返す。給電を実行する場合(S1:YES)、ステップS2において、制御装置122は、各分割給電部140を給電可能状態とする。具体的には、制御装置122は、外部コンバータ114の各スイッチング素子(図示せず)に駆動信号Sd2を断続的に又は連続的に出力して電源110と分割給電部140とを接続する。これにより、各分割給電部140は給電可能状態となる。そして、アーム26の受電部52が分割給電部140のいずれかに接触したとき、当該分割給電部140を介して給電装置14から車両12への給電が行われる。
この際、制御装置122は、分割給電部140の出力電圧(給電電圧Vs)が段階的に大きくなるようにコンバータ114の昇圧率を制御する。但し、各コンバータ114の給電電圧Vsは固定値となることに留意されたい(図7参照)。
図7は、ガイド部124の開始地点Pstからの距離Lと、分割給電部140の出力電圧Vsの目標値(目標出力電圧Vstar)と、バッテリ24への入力電流Ibatin(以下「入力電流Ibatin」ともいう。)との関係の一例を示す図である。ここにいう開始地点Pstは、車両12の進行方向においてガイド部124の最も手前側の地点を意味する。
換言すると、図7の例は、アーム26の受電部52がガイド部124の最も手前側の位置からガイド部124に接触した場合の例である。このため、受電部52がガイド部124の途中又は分割給電部140の一部から接触した場合、図7の例の途中からの波形となることに留意されたい。
図5及び図7に示すように、ガイド部124から進行方向に進むに連れて分割給電部140の目標出力電圧Vstarは高く設定される。換言すると、距離LがL1になるまでの範囲の分割給電部140では、出力電圧Vsが段階的に増加するようにそれぞれの目標出力電圧Vstarが固定値として設定される。例えば、手前側から見て1つ目の分割給電部140の目標出力電圧Vstarは、Vstar1であり、2つ目の分割給電部140の目標出力電圧Vstarは、Vstar2である。これにより、車両側コンバータ28に突入電流が入り込むことを抑制し、コンバータ28のスイッチング素子(図示せず)又はバッテリ24の損傷を抑制することが可能となる。
距離LがL1になった後の範囲の分割給電部140では、出力電圧Vsが一定となるように目標出力電圧Vstarが固定値として設定される。
制御装置122は、図6の処理を所定周期毎(例えば、0.1〜3秒間の間隔で)行う。
また、図7において、距離LがL2になった後は、目標出力電圧Vstarが保持されているにもかかわらず、入力電流Ibatinが低下する。これは、バッテリ24の充電が進み、バッテリ24の電圧と出力電圧Vsとの差が小さくなったことに伴うものである。距離LがL3になると、アーム26が接触給電部112から離間し、充電を終了する。図7の例では、L2のときから入力電流Ibatinが連続的に低下した結果、L3のとき、ゼロとなっている。すなわち、バッテリ24が満充電状態になった場合を示している。
[1B−4.車両12での受電制御]
図8は、本実施形態における車両12での受電制御のフローチャートである。ステップS11において、ECU40は、アーム26が展開中であるか否かを判定する。当該判定は、例えば、充電アーム制御の展開開始条件が成立したか否かに基づいて行う。
アーム26が展開中でない場合(S11:NO)、ステップS11を繰り返す。アーム26が展開中である場合(S11:YES)、ステップS12において、ECU40は、コンバータ28による変圧を停止し、給電装置14からの電力をバッテリ24等に直接供給させる直結処理を実行する。この場合、ECU40は、コンバータ28に対する駆動信号Sd1(図1)を連続的に(すなわち、デューティ比100%)で出力する。これにより、バッテリ24及び受電部52は、電気的に非接続の状態から接続状態へと移行する。
ステップS13において、ECU40は、アーム26の展開が終了したか否かを判定する。当該判定は、例えば、充電アーム制御における展開終了条件が成立したか否かに基づいて行う。
アーム26の展開が終了していない場合(S13:NO)、ステップS12に戻り、直結処理を継続する。アーム26の展開が終了した場合(S13:YES)、ステップS14において、ECU40は、直結処理を終了する。これにより、バッテリ24と受電部52とは電気的に非接続状態となる。ステップS14の後は、所定時間経過後にステップS11に戻る。
1C.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、走行路132に沿って設けられた複数の分割給電部140(分割電力線)に印加される所定の電圧は、進行方向に向かって高くなるように設定される(図5及び図7)。このため、充電開始時又は充電中における給電部112(電力線)と受電部52との電圧差を小さくすることが可能となる。従って、車両12の受電回路(インバータ22、バッテリ24、DC/DCコンバータ28、コンデンサ30、電圧センサ32、電流センサ34等)の保護又は構成の簡略化を図ることができる。
本実施形態において、給電部112(電力線)は、進行方向の手前側に配置され、進行方向に向かって出力電圧Vsが高くなる分割給電部140(第1分割電力線)と、進行方向の奥側に配置され、出力電圧Vsが一定となる分割給電部140(第2分割電力線)とを含む(図7)。
上記によれば、第2分割電力線の出力電圧Vsを最終的な目標出力電圧Vstarに合わせた場合、給電部112(電力線)からの出力電圧Vsが最終的な目標出力電圧Vstarに到達するまでは、走行路132に沿って出力電圧Vsを増加させることが可能となる。加えて、給電部112からの出力電圧Vsが最終的な目標出力電圧Vstarに到達した後は、出力電圧Vsを最終的な目標出力電圧Vstarと等しい値で一定に保つことが可能となる。従って、外部給電装置14から車両12への給電を効果的に行うことが可能となる。
本実施形態において、給電部112(電力線)は、車両12の側部に対向するように設置される(図2、図3)。また、進行方向において給電部112の手前側には、電圧印加部126から電気的に分離され、車両12の受電部52を給電部112に向かって案内するガイド部124が設けられている(図2等)。
上記によれば、車両12の受電部52は、ガイド部124により案内された後に給電部112と接触することとなる。これにより、ガイド部124なしに受電部52と給電部112とが接触する場合と比較して、給電部112との接触開始時の受電部52の挙動を安定化させ易くなる。このため、給電部112との接触開始後に受電部52が給電部112から離間及び再接触することに伴う急峻な電圧変動を抑制することが可能となる。従って、外部給電装置14から車両12への給電を安定的に行うことが可能となる。
本実施形態において、ガイド部124は、車幅方向における車両12の側部との対向距離Lsが、進行方向に沿って狭まるように湾曲する(図2)。これにより、車両12が進むに連れて受電部52からガイド部124への押圧力を増加させ易くなる。このため、受電部52が給電部112に接触する際には、受電部52から給電部112への押圧力が比較的高くなるように調整することが可能となる。従って、給電部112との接触開始時の受電部52の挙動を安定させ易くなる。
本実施形態において、電圧印加部126は、直流電源110と、直流電源110と複数の分割給電部140(分割電力線)との間に配置された複数のコンバータ114と、複数のコンバータ114の出力電圧Vsを検出する電圧センサ118と、電圧センサ118の検出値に基づいて複数のコンバータ114の変圧率を制御する制御装置122(変圧制御装置)とを備える。制御装置122は、各コンバータ114の目標出力電圧Vstarを固定値として設定して変圧率を制御する(図6のS2)。
これにより、各分割給電部140への印加電圧を一定に保持することが可能となる。このため、複数の車両12に対して順番に給電する場合の制御を簡潔にすることが可能となると共に、安定的に電力供給することが容易となる。
II.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
2A.車両12
[2A−1.車両12の種類]
上記実施形態では、自動四輪車である車両12について説明した(図2)。しかしながら、例えば、走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させる観点からすれば、自動四輪車以外の車両にも本発明を適用可能である。例えば、車両12は、自動二輪車、自動三輪車及び自動六輪車のいずれかとすることも可能である。或いは、車両12以外の移動物体(例えば、船舶)に対して本発明を適用することもできる。
上記実施形態では、車両12は、駆動源として走行モータ20のみを有するいわゆる電気自動車(battery vehicle)を想定していた(図1)。しかしながら、例えば、走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させる観点からすれば、車両12は、電気自動車以外の車両であってもよい。例えば、車両12は、ハイブリッド車両又は燃料電池車両としてもよい。
[2A−2.回路構成]
上記実施形態では、車両12の電気的な回路構成を図1に示すものとした。しかしながら、例えば、走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させる観点からすれば、これに限らない。例えば、車両側コンバータ28を省略することも可能である。
図9は、変形例に係る充電システム10Aの概略構成図である。充電システム10Aの車両12aは、例えば、コンバータ28を有さない点で上記実施形態と異なる。充電システム10Aの外部給電装置14は、上記実施形態と同じである。なお、受電部52と分岐点60p、60nとの間には、図示しないコンタクタを設けることが好ましい。上記のように、コンバータ28を省略する場合、図8の制御を全て省略することが可能となり、車両12側の回路構成をさらに簡略化することが可能となる。
[2A−3.充電アーム26]
上記実施形態では、車両12の側方に展開可能にアーム26を配置した(図2及び図3)。しかしながら、例えば、走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させる観点からすれば、これに限らない。例えば、車両12の上方又は下方に展開又は変位するようにアーム26を配置してもよい。なお、アーム26の配置を変更した場合、給電装置14の分割給電部140の配置も変更する必要が生じる。
上記実施形態では、充電アーム26を分割給電部140に接近及び接触させる際、回転軸42を中心にアーム26を回転させた。しかしながら、例えば、充電アーム26を分割給電部140に接近及び接触させる観点からすれば、これに限らない。例えば、アーム26を直線的に変位させる機構を設け、アーム26を直線的に分割給電部140に接近及び接触させることも可能である。
2B.外部給電装置14
[2B−1.給電部112]
上記実施形態では、各分割給電部140を直線状に配置した(図2)。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、カーブ路に沿って配置してもよい。
[2B−2.ガイド部124]
上記実施形態のガイド部124は、車幅方向における車両12の側部との対向距離Lsが、進行方向に沿って狭まるように湾曲した(図2)。しかしながら、例えば、給電部112に向かって受電部52を案内する観点からすれば、これに限らない。例えば、ガイド部124は、全体として、走行路132に沿って形成されてもよい。例えば、走行路132が直線路である場合、ガイド部124を全体として直線状にすることも可能である。
上記実施形態では、ガイド部124を設けた(図1、図2、図5)。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、ガイド部124を省略することも可能である。
[2B−3.その他]
図7では、各分割給電部140の給電電圧Vsを、0Vを含まずに8段階に分けて増加させる例を示した。しかしながら、例えば、走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させる観点からすれば、これに限らない。例えば、0Vを含まずに給電電圧Vsを2段階以上で増加させることも可能である。
上記実施形態では、制御装置122により外部コンバータ114を制御することで各分割給電部140の給電電圧Vsを制御した(図6のS2)。しかしながら、例えば、複数の直流電源(例えば、バッテリ)が直列に接続された集合体として電源110が構成される場合、コンバータ114及び制御装置122を省略することも可能である。この場合、例えば、電源110に対する各正極端子150pの接続位置を調整することにより走行路132に沿って給電電圧Vsを増加させることができる。或いは、分割給電部140毎に別々の電源110を設けることも可能である。
2C.外部給電装置14での給電制御
上記実施形態の給電制御では、各分割給電部140における目標出力電圧Vstarを固定値とした(図5及び図7参照)。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、各分割給電部140の目標出力電圧Vstarを可変としてもよい。
この場合、制御装置122は、充電アーム26の受電部52の接触が開始される分割給電部140(以下「接触開始分割給電部140st」ともいう。)を特定する。そして、制御装置122は、接触開始分割給電部140stから順に出力電圧Vs(又は目標出力電圧Vstar)が増加するようにコンバータ114の昇圧率を制御してもよい。
なお、接触開始分割給電部140stの特定は、例えば、走行路132の近傍に1又は複数のカメラ(図示せず)を配置し、当該カメラが取得した画像に基づいて判定することが可能である。或いは、各分割給電部140の目標出力電圧Vstarを全て正の最低値に設定すると共に、電流が流れた分割給電部140を監視する。そして、電流が流れた分割給電部140を接触開始分割給電部140stとして特定することも可能である。
2D.電動車両12での受電制御
上記実施形態の受電制御では、直結処理(S12)を行った。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、これに限らない。例えば、直結処理なしに(コンバータ28での変圧を行いながら)、バッテリ24の充電を行うことも可能である。
2E.その他
上記実施形態では、給電装置14から車両12への給電のみを行う構成について説明した。しかしながら、これとは反対に、車両12から給電装置14への給電を行う構成に本発明を適用することも可能である。この場合、走行路132に沿ってバッテリ24の出力電圧をコンバータ28で増加させて給電装置14に給電する。
上記実施形態では、給電装置14から車両12に対して直流で電力供給する場合に本発明を適用した。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、給電装置14から車両12に対して交流で電力供給する場合に本発明を適用することも可能である。
上記実施形態では、車両12と給電装置14との間で接触給電を行う場合に本発明を適用した。しかしながら、例えば、給電装置14での給電電圧Vsを走行路132に沿って増加させる観点からすれば、車両12と給電装置14との間で非接触給電(無線給電)を行う場合に本発明を適用することも可能である。
なお、無線給電の場合、走行路132に沿って形成される分割給電部140は、それぞれ給電用のコイルから構成され、それぞれのコイルが走行路132に沿って配置される。その意味で、走行路132に沿ってとは、必ずしも1本の電力線(正極端子54p及び負極端子54n)が走行路132に沿うこと(例えば、1本の電力線が直線状に配置されること)を必ずしも意味しない。

Claims (7)

  1. 走行路(132)に沿って設けられ、走行中の電動車両(12)の受電部(52)に対して電力を供給する給電部(112)と、
    前記給電部(112)に電圧を印加する電圧印加部(126)と
    を備える外部給電装置(14)であって、
    前記給電部(112)は、前記走行路(132)に沿って分割された複数の分割給電部(140)を含み、
    前記電圧印加部(126)は、前記分割給電部(140)に印加される前記電圧が、前記電動車両(12)の進行方向に向かって高くなるように前記電圧を印加する
    ことを特徴とする外部給電装置(14)。
  2. 請求項1記載の外部給電装置(14)において、
    前記給電部(112)は、前記走行路(132)に沿って設けられ、走行中の前記電動車両(12)の前記受電部(52)と接触する電力線を備え、
    前記電力線は、前記走行路(132)に沿って分割された複数の分割電力線を含む
    ことを特徴とする外部給電装置(14)。
  3. 請求項1又は2記載の外部給電装置(14)において、
    前記給電部(112)は、
    前記進行方向の手前側に配置され、前記進行方向に向かって出力電圧が高くなる複数の第1分割給電部と、
    前記進行方向の奥側に配置され、出力電圧が一定となる少なくとも1つの第2分割給電部と
    を含むことを特徴とする外部給電装置(14)。
  4. 請求項2又は請求項2に従属する請求項3記載の外部給電装置(14)において、
    前記電力線は、前記電動車両(12)の側部に対向するように設置され、
    前記進行方向において前記電力線の手前側には、前記電圧印加部(126)から電気的に分離され、前記電動車両(12)の前記受電部(52)を前記電力線に向かって案内するガイド部(124)が設けられている
    ことを特徴とする外部給電装置(14)。
  5. 請求項4記載の外部給電装置(14)において、
    前記ガイド部(124)は、車幅方向における前記電動車両(12)の側部との対向距離が、前記進行方向に沿って狭まるように湾曲する
    ことを特徴とする外部給電装置(14)。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の外部給電装置(14)において、
    前記電圧印加部(126)は、
    直流電源(110)と、
    前記直流電源(110)と前記複数の分割給電部(140)との間に配置された複数の変圧器(114)と、
    前記複数の変圧器(114)の出力電圧を検出する電圧センサ(118)と、
    前記電圧センサ(118)の検出値に基づいて前記複数の変圧器(114)の変圧率を制御する変圧制御装置(122)と
    を備え、
    前記変圧制御装置(122)は、各変圧器(114)の目標出力電圧を固定値として設定して前記変圧率を制御する
    ことを特徴とする外部給電装置(14)。
  7. 走行路(132)に沿って設けられた外部給電装置(14)の給電部(112)から走行中の電動車両(12)に給電する車両給電方法であって、
    前記走行路(132)に沿って分割された複数の分割給電部(140)によって前記給電部(112)を構成し、
    前記分割給電部(140)に印加される電圧を、前記電動車両(12)の進行方向に向かって増加させる
    ことを特徴とする車両給電方法。
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