JP6169288B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
ネットショッピングを実現するショッピングサイトにおいては、ユーザの購入に係る行動が履歴され、履歴情報に基づいてユーザに推奨される商品が選定され、例えばショッピングサイトのトップページ等の所定のウェブページ上で推奨商品の提示が行われる。例えば、閲覧回数の多さに応じた推奨商品の提示が行われている。
また、前記除外商品設定部は、前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限するものである。
これにより、購入した商品やその同類商品がユーザに推奨提示されることの防止が図られる。
これにより、除外商品を除いた商品から推奨候補商品の選定を行うことが可能となり、推奨提示すべき商品を選定する際の母集団をより少なくすることが可能となる。
購入商品及び同類商品については、購入からの時間経過に応じてそれらの購買意欲が復活することが想定される。特に、消耗品や定期的にモデルチェンジを繰り返す商品等についてはその傾向が強く、それらの商品について時間経過に応じて除外設定を解除すれば、適切なタイミングでそれら商品がユーザへの推奨商品として提示されるようにすることが可能となる。
これにより、設定解除までの時間をユーザの過去における商品購入行動に応じて可変的に設定することが可能とされる。例えば、「天然水」や「トイレットペーパー」等の定期購入商品については、その購入周期に応じた時間、すなわち商品が再度必要とされるまでの時間を除外設定解除までの時間として設定することが可能である。
ユーザが購入商品、同類商品のうち何れかを閲覧した場合、該ユーザは購入商品や同類商品について購買意欲を有していると推定される。例えば、購入したスニーカーが気に入ったため同メーカの他のスニーカーを追加購入したい、或いは家族や友人にプレゼントしたい等の場合である。そのような場合に対応して、同類商品が推奨商品として提示され得る状態に戻すことが可能となる。
これにより、ユーザが購入商品や同類商品について購買意欲を有していると推定される場合に対応して、それらの商品が推奨商品として提示される。
これにより、ユーザの購入商品である例えば「革靴」が除外商品に設定された場合に対応して、該商品の所有を前提として使用される例えば「靴紐」「靴べら」「シューズクリーナー」等の関連商品がユーザへの推奨商品として提示される。
ユーザが特定種類の商品(例えばフィギュア(人形)や模型等)を収集する傾向にある人物であるコレクタに該当する場合、該ユーザは購入商品のみに止まらずその同類商品を購入する可能性が高いと推定される。また、購入商品が上記の特定種類の商品に属する等、他の類似商品と共にコレクションされ易い傾向の商品である被コレクション商品に該当する場合にも、ユーザは購入商品のみに止まらず同類商品を購入する可能性が高いと推定される。そこで、これらの場合に対応して同類商品の除外商品への設定を制限することで、購入商品の同類商品が推奨商品として提示され易くする。
これにより、ユーザの実店舗での購入商品を反映して、除外商品の設定及び除外商品に基づく推奨商品の提示制御を行うことが可能とされる。
このような情報処理方法によっても、上記した本発明に係る情報処理装置と同様の作用が得られる。
さらにまた、本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
<1.ネットワークシステムの概要>
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>
<3.実施の形態の推奨商品提示手法>
<4.処理手順>
<5.実施の形態のまとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
<7.変形例>
図1に、本実施の形態で前提とするネットワークシステム1の例を示す。ネットワークシステム1は、EC(EC:electronic commerce(電子商取引))システムとして機能する。
ネットワークシステム1は、例えばインターネットとしてのネットワーク2を介して、ショッピングサイト運営システム3、複数のユーザ端末4,4…、複数の店舗端末5,5…が互いに通信可能に構成されている。
ユーザ端末4は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)要求をショッピングサイト運営システム3におけるショッピングサーバ3aや商品提示制御サーバ3b等に送信することでウェブページや所定の処理を要求する。またユーザ端末4は、HTTP要求に応じて送られてきたウェブページデータ(例えばHTML(HyperText Markup Language)データ等)を受信してウェブブラウザ上にウェブページの表示を行う。これにより、ユーザは所望のウェブページを閲覧したり操作したりすることができる。
該ウェブページwpは、例えばECサイトにおけるトップページである。ウェブページwpには、商品検索を行うための検索バーやECサイトにて取り扱う商品に関する各種の広告画像等が提示される。また、詳細な図示は省略しているが、ウェブページwpには、商品のジャンル情報が複数提示され、ユーザは所望のジャンル情報を指定操作することで該当するジャンルの商品検索結果ページにジャンプすることができる。
本例のウェブページwpにおいては、図中「Ar」と示すような、推奨商品の提示領域(以下「提示領域Ar」と表記する)が設けられている。提示領域Arには、ウェブページwpにアクセスしたユーザ(ウェブページwpを閲覧するユーザ)に推奨される商品の情報が提示される。なお、図中では推奨商品の情報として商品画像のみが提示されているが、実際には商品名の情報、商品価格の情報等も併せて提示する。
また、図1に示す推奨商品DB3e、除外商品DB3f、関連商品DB3g、及び選択条件DB3hは、提示領域Arにおける推奨商品の提示に係る各種の情報を格納するためのDBとされるが、これらの詳細についても後に改めて説明する。
商品DB3cには、商品IDごとに、製品コード、商品のジャンル、及び商品情報が対応づけられて記憶されている。
製品コードは、同一メーカ製の同一製品(同一の個体という意ではなく例えば同一型番の製品など製品として同じという意)を一意に識別可能とするためのコード情報である。ここで、ECサイトでは、異なる店舗が同一の製品をそれぞれ商品として販売するケースがある(例えば同一型番のカメラCを店舗S1と店舗S2が販売する等)。商品IDは、販売する店舗の別も含めて各商品を一意に識別可能に付される識別子であるため、同一製品であってもそれぞれ異なる商品IDが付されることになる。本例では、販売店舗が異なっても同一製品であることを識別可能とするべく、製品コードを商品ごとに付すものとしている。
また、商品情報は、商品の名称(商品名)、価格、商品画像、商品紹介文等の情報を包括的に表している。
なお、図示による説明は省略するが、商品DB3cには、HTML、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語等により記述された商品ウェブページのデータファイル等を記憶させておくこともできる。
さらに、ユーザDB3dには、ユーザIDごとに、商品ページの閲覧、商品の買い物かごへの投入、商品の購入(注文)等についての各種履歴情報や、お気に入り商品としてブックマークした商品の情報(お気に入り情報)等、ユーザの行動履歴に係る情報(以下「行動履歴情報」と表記)等も記憶されている。行動履歴情報には、各行動の日時情報も含まれている。
また、ユーザDB3dには、上記の行動履歴情報等から分析された、ユーザごとの趣向情報もユーザIDごとに記憶されている。趣向情報としては、例えば、商品の閲覧履歴や購入履歴、ブックマークした商品等から推定されるユーザが好む傾向にあるジャンルの情報や、購入の多い商品の価格帯やメーカ等の情報がある。
またネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
図4に、図1で示した商品提示制御サーバ3bをはじめとした各装置(ショッピングサーバ3a、商品DB3c、ユーザDB3d、推奨商品DB3e、除外商品DB3f、関連商品DB3g、選択条件DB3h、ユーザ端末4、店舗端末5)を構成するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す。
図4において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ(表示装置)、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、外部装置との間で相互通信を行うための通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、特に商品提示制御サーバ3bとしてのコンピュータ装置においては以降で説明する情報処理や通信が実行される。
図5の機能ブロック図を参照して、商品提示制御サーバ3bが実現する各種の機能について説明する。
図5では、商品提示制御サーバ3bが実施の形態としての推奨商品提示手法を実現するために実行する各種の処理を機能ごとに分けてブロック化して示している。
図示するように商品提示制御サーバ3bは、機能ごとに分けて推奨候補商品選定処理部F1、購入商品特定処理部F2、除外商品設定処理部F3、提示制御処理部F4、設定解除処理部F5、及び関連商品選定処理部F6を有するものとして表すことができる。
図6は、推奨候補商品DB3eにおける格納情報の例を示している。図のように推奨候補商品DB3eには、上記の商品選定に伴い、ユーザID(図中「UID」)ごとに、選定された推奨候補商品の商品ID(図中「推奨候補商品ID」)が対応づけられて記憶される。
なお、ユーザごとに選定する推奨候補商品の数は、少なくともウェブページwpにおける推奨商品の提示領域Arに提示可能な商品数以上とされる。
除外商品設定処理部F3は、このような購入商品に基づく除外商品の設定を、各ユーザについて、商品購入が行われるごとに行う。このように設定した除外商品の情報は、図1に示した除外商品DB3fに記憶される。
なお、設定された除外商品に対しては除外期間の情報が対応づけられて記憶されるが、これについては後述する。
製品コードごとの同類商品選定条件の設定例としては、例えば、メーカB製の型番yyyyのビデオカメラに対応する製品コードに対しては、同類商品選定条件として該メーカBにおける他の型番によるビデオカメラの製品コード、及び他メーカ製の各種ビデオカメラの製品コードの情報を設定する等である。
或いは、各商品に対するジャンル分けが同類商品の単位にまで細分化して行われている場合には、上記のような製品コードと同類商品選定条件との対応づけ情報は不要であり、購入商品が属するジャンルと同一ジャンルの商品を選定することで同類商品の選定を実現することができる。
提示制御処理部F4は、このようなユーザ端末4からの要求に応じて、提示領域Arに提示されるべき商品を推奨候補商品DB3eや除外商品DB3fにおける該当ユーザについての格納情報(除外商品ID及び後述する除外期間)に基づいて特定し、特定した商品の情報をユーザ端末4に送信する。
これにより、或るユーザがウェブページwpを閲覧する際、提示領域Arにおける推奨商品として、該ユーザについて選定された推奨候補商品のうち除外商品を除く商品の情報が提示されるようにすることができる。
第一の設定解除処理は、このような「除外期間」をユーザの商品購入履歴に基づいて設定するものと換言できる。なお、「除外期間」の情報は、商品の購入日又は購入商品が除外設定された日の何れかを起点とする期間を表す情報である。
ユーザが購入商品又はその同類商品を過去所定期間内に購入していなければ、設定解除処理部F5は、除外商品として設定されたそれら購入商品及び同類商品についての除外期間として所定の期間(例えば5ヶ月等)を設定し、除外商品DB3fにおける該当する除外商品ID(つまり商品購入したユーザのユーザIDに対応づけられている購入商品及びその同類商品の商品ID)に対応づけて該除外期間を記憶させる(図7を参照)。
一方、ユーザが購入商品又はその同類商品を過去所定期間内に購入していれば、設定解除処理部F5は、例えば該当する過去の購入についての購入日から今回の購入日までの期間を除外期間として算出し、該除外期間を除外商品DB3fにおける該当する除外商品IDに対応づけて記憶させる。このとき、購入商品又はその同類商品の購入が過去に2回以上行われ且つそれら各購入間の期間が全て上記の所定期間内となっている場合には、それら各購入間の期間の平均を除外期間として設定することもできる。
ユーザが購入商品、同類商品のうち何れかを閲覧した場合、ユーザが購入商品や同類商品について購買意欲を有していると推定される。例えば、購入したスニーカーが気に入ったため同メーカの他のスニーカーを追加購入したい、或いは家族や友人にプレゼントしたい等の場合である。そのような場合に対応して、少なくとも同類商品についての除外商品の設定を解除することで、同類商品が推奨商品として提示され得る状態に戻すことができる。なお、同類商品のみでなく購入商品の除外設定を解除してもよい。
本例の設定解除処理部F5は、このようなショッピングサーバ3aからの通知に含まれるユーザIDと商品IDの情報と、除外商品DB3fの格納情報とに基づいて、ユーザが除外商品として設定された購入商品及び同類商品のうちの何れかを閲覧したか否かを判定する。その上で、該当する閲覧があったと判定した場合は、同類商品についての除外商品の設定を解除する。すなわち、除外商品DB3fの格納情報から該当するユーザについての該当する同類商品の商品IDを削除する。
製品コードごとの関連商品選定条件の設定例としては、例えば、メーカD製の型番xxyyのコンパクトデジタルカメラに対応する製品コードに対し、関連商品選定条件として該メーカD製の型番xxyyのコンパクトデジタルカメラに使用可能な「カメラケース」「メモリーカード」「カメラ用ストラップ」等の製品についての製品コードの情報を設定する等を挙げることができる。
何れにしても、関連商品選定条件の情報としては、購入商品の製品コードを元に、該購入商品の所有を前提として使用される商品が選定可能となるように設定されたものであればよい。
関連商品選定処理部F6は、選定した関連商品の商品ID、及び設定した提示期間の情報を該当するユーザのユーザIDと対応づけて図1に示した関連商品DB3gに記憶させる。
これにより関連商品DB3gには、図9に示すようにユーザIDごとに関連商品の商品ID(図中「関連商品ID」)とそれらの提示期間の情報とが対応づけられた情報が構築される。
例えば、提示領域Arにおける商品提示枠の数が図1で例示したように「5」である場合には、推奨候補商品から除外商品を除いた商品(以下「提示候補商品」とも表記する)のうちから3つの商品を選出し、また期限内の関連商品のうちから2つの商品を選出し、それら選出した商品の情報を提示領域Arに提示されるべき商品の情報として該当するユーザ端末4に送信する。
これにより、提示領域Arに推奨候補商品由来の推奨商品と関連商品由来の推奨商品とを提示させることができる。
ユーザがコレクタに該当するか否かは、該ユーザの商品購入履歴に基づき判定する。一例としては、例えば、商品購入を行ったユーザについて、過去の各購入ごとに、購入商品の同類商品が以降に購入された回数(以下「同類商品購入回数」と表記)を求める。その上で、それら各購入ごとに求めた同類商品購入回数のうちの最大値が所定閾値以上(例えば3以上等)であるか否かを判定する。該判定により肯定結果が得られた場合、該ユーザはコレクタであると推定できる。
また、購入商品が被コレクション商品に該当するか否かは、複数ユーザの商品購入履歴に基づき判定する。具体的には、例えば購入商品(被コレクション商品に該当するか否かの判定対象とされている購入商品)とその同類商品とによる商品群のうちの複数商品を購入した履歴のあるユーザの数(以下「被コレクション購入推定数」と表記)を求め、被コレクション購入推定数が所定閾値以上(例えば100以上)であるか否かを判定する。該判定により肯定結果が得られた場合、該購入商品は被コレクション商品であると推定できる。
なお、上記の各判定におけるそれぞれの閾値は、購入商品が属するジャンル等、購入商品の特性(属性)に応じて可変としてもよい。
例えば、上記で例示したように提示領域Arに除外商品を除く推奨候補商品、及び関連商品を提示することが前提とされる場合、提示制御処理部F4は、これら推奨候補商品と関連商品と共に第二の設定解除処理で除外設定解除された商品が提示されるように制御を行う。例えば、これら三種の商品の情報が提示領域Ar内の商品提示枠数に応じてそれぞれ所定数ずつ提示されるように制御を行う。
なお、この場合は、第二の設定解除処理で除外設定解除が行われるごとに、該除外設定解除された商品(以下「閲覧起因設定解除商品」と表記)の商品IDを該当するユーザ(該当商品ページを閲覧したユーザ)のユーザIDと対応づけて記憶しておく。提示制御処理部F4は、このような記憶情報に基づき、ウェブページwpの閲覧ユーザにとっての閲覧起因設定解除商品が存在するか否かを判定し、存在する場合は該閲覧起因設定解除商品の情報を提示領域Arに提示させるための制御を行う。
図10乃至図15のフローチャートを参照して、上記した実施の形態の推奨商品提示手法を実現するために実行すべき処理の手順を説明する。なお、これら図10乃至図15に示す処理は、商品提示制御サーバ3bにおけるCPU101が例えばROM102や記憶部108等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものである。
図10において、商品提示制御サーバ3bはステップS101で、処理対象ユーザ識別子nを0リセットする。続くステップS102で商品提示制御サーバ3bは、n番目のユーザについて、履歴情報に基づき推奨候補商品を選定する。前述のように本例では、ユーザへの推奨候補商品としては、該ユーザの商品閲覧履歴の情報に基づき例えば閲覧回数の多さ及び閲覧日時の新しさに基づく商品選定を行う。前述のように、ユーザごとの推奨候補商品の選定数は、本例の場合、少なくとも提示領域Arにおける推奨商品の提示枠数以上である。
商品提示制御サーバ3bは、ステップS104で上限値Nに達したと判定した場合はこの図に示す処理を終了する。
商品提示制御サーバ3bはステップS201で、ユーザによる商品購入を待機している。前述のように本例では、ユーザによる商品購入手続があった旨の通知(購入通知:前述のように購入ユーザのユーザID、購入商品の商品ID、購入日時、購入店舗などの情報を含む)がショッピングサーバ3aから商品提示制御サーバ3bに対して行われる。ステップS201の待機処理は、そのような購入通知を待機する処理となる。
図12において、商品提示制御サーバ3bはステップS301で、ユーザによる商品ページへのアクセスを待機している。前述のように本例では、ECサイトにおける商品ページにユーザがアクセスするごとに、その旨がショッピングサーバ3aから商品提示制御サーバ3bに通知される(アクセス通知:前述のようにアクセスユーザを特定するためのユーザID、及びアクセス先商品ページの掲載商品を特定するための商品IDが含まれている)。ステップS301の処理は、このようなショッピングサーバ3aからのアクセス通知を待機する処理となる。
なお、或るユーザが過去に商品xと商品yとを購入している場合、除外商品DB3fには、該ユーザに対応する除外商品として商品xとその同類商品の組(第一の組)、及び商品yとその同類商品の組(第二の組)が記憶されている場合がある。上記のようにアクセスされた商品ページの掲載商品と共に除外設定された同類商品の除外設定を解除するようにしているのは、そのようなケースにおいて、第一の組の何れかの商品ページにアクセスがあった場合に第二の組の同類商品までもが除外設定解除されてしまうことの防止を図るためである。
また、商品提示制御サーバ3bは、先のステップS302でアクセスされた商品ページが除外商品の商品ページでなかった場合には、ステップS303の処理をパスしてこの図に示す処理を終了する。
図13において、商品提示制御サーバ3bはステップS401で、ユーザによる商品購入を待機している。該ステップS401の待機処理は先のステップS201の待機処理と同様の処理である。
ステップS403の更新処理を実行したことに応じ、商品提示制御サーバ3bはこの図に示す処理を終える。
本例の場合、商品提示制御サーバ3bは、先の図11に示したステップS204の更新処理を実行したことに応じて図14に示すステップS205に処理を進める。
ステップS205で商品提示制御サーバ3bは、購入商品の被コレクション度合の分析処理を行う。これは、前述した被コレクション購入推定数(購入商品とその同類商品とによる商品群のうちの複数商品を購入した履歴のあるユーザの数)を求める処理が該当する。
これにより、ユーザによる購入商品及びその同類商品の除外設定が、該購入商品や該ユーザの収集傾向属性に応じて制限される。
ステップS209の解除処理を実行したことに応じ、商品提示制御サーバ3bはステップS201からの一連の処理を終了する。
図15において、商品提示制御サーバ3bはステップS501で、提示商品情報の要求があるまで待機する。すなわち、ウェブページwpにおける提示領域Ar内に提示すべき商品の情報の要求がユーザ端末4側から行われるまで待機する。
提示商品情報の要求があった場合、商品提示制御サーバ3bはステップS502で、提示候補商品として、推奨候補商品から期限内の除外商品を除いた商品のうち所定数を選出する。具体的には、推奨候補商品DB3eにおける該当ユーザ(ステップS501の要求を行ったユーザ端末4のユーザ)についての推奨候補商品から、除外商品DB3fにおける該ユーザについての期限内(除外期間が未満了)の除外商品を除いた商品のうちの所定数の商品を提示候補商品として選出する。
期限内の関連商品がなければ、商品提示制御サーバ3bはステップS504に進み、提示候補商品の情報が提示されるように制御を行う。すなわち、ステップS502で選出した各提示候補商品についての商品の情報(例えば商品画像や商品名、商品価格の情報)を商品DB3cより取得し、取得した商品の情報を要求元のユーザ端末4(ステップS501の要求元のユーザ端末4)に送信する。
これにより、ウェブページwpの提示領域Arにおいて、除外商品を除いた推奨商品の提示が行われる。
この場合、図15の処理には、ウェブページwpへのアクセスユーザについて先の図12の処理により除外設定の解除がされた商品の有無を判定する処理を追加する。そして、該当する商品がある場合には、該商品の情報と提示候補商品の情報とが提示されるように制御する処理を実行する。このとき、期限内の関連商品があれば、該関連商品の情報も提示されるように制御する処理を実行する。
図16は、この場合の処理の流れの例を簡略的に示したフローチャートである。
この場合、商品提示制御サーバ3bは、ステップS601で対象ユーザについての除外商品の設定処理(図11参照)を行う。その後、商品提示制御サーバ3bはステップS602で、除外商品を除いた商品を対象とした推奨候補商品の選定処理(図10で例示したように例えば該ユーザの履歴情報に基づいて行う)を行う。具体的には、商品DB3cで管理されている商品(全部又は特定の一部)のうち、除外商品を除いた商品を対象とした推奨候補商品の選定処理を行う。
上記のように実施の形態の情報処理装置(商品提示制御サーバ3b)は、ユーザの購入商品を特定する購入商品特定部(購入商品特定処理部F2)と、購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定部(除外商品設定処理部F3)と、ユーザへの推奨商品の提示にあたり、除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御部(提示制御処理部F4)とを備えている。
従って、ユーザが購買意欲を有していないと推定される商品が推奨提示される煩わしさを解消し、ユーザにウェブサイトをより快適に利用させることができる。
また、購買意欲を有していないと推定される商品を除外するように推奨商品の提示制御処理を適正化することは、ユーザ端末における提示領域の有効利用化を図ることに資する。
これにより、除外商品を除いた商品から推奨候補商品の選定を行うことが可能となり、推奨提示すべき商品を選定する際の母集団をより少なくすることが可能となる。
従って、情報処理装置の処理負担の軽減、及び使用リソースの削減を図ることができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
従って、適切な推奨商品提示を実現することができる。
以上、本発明に係る情報処理装置の実施の形態としての商品提示制御サーバ3bを説明してきたが、実施の形態のプログラムは、商品提示制御サーバ3bの処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
すなわち、このプログラムは、例えば商品提示制御サーバ3b等の情報処理装置に図10乃至図15等により説明した処理を実行させるプログラムに相当する。
そして、このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリーカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
本発明は上記により説明した具体例に限定されず、各種の変形例が考えられる。
例えば、上記では、ECサイトにおける購入商品に基づいて除外商品の設定を行う場合を例示したが、実店舗での購入商品に基づき除外商品を設定することもできる。この場合は、例えば実店舗での販売商品にバーコード等による商品識別情報を付与しておく等により会計時に該店舗の端末装置において購入商品の商品IDが取得できるようにしておく。また、ショッピングサイト運営システム3において、ユーザが所有するクレジットカードのカード番号とECサイトで管理されるユーザIDとを紐付け管理しておく。その上で商品提示制御サーバ3bは、実店舗の端末装置が会計時に取得した商品IDとクレジットカードのカード番号の情報を受信することで、これら商品IDとカード番号の情報からユーザが実店舗で購入した商品を特定する。
これにより、ユーザの実店舗での購入商品を反映して、除外商品の設定及び除外商品に基づく推奨商品の提示制御を行うことが可能とされる。
すなわち、ユーザの実店舗での商品購入行動を考慮して、購買意欲を有していないと推定される商品が推奨提示される煩わしさの解消、及びユーザ端末における提示領域の有効利用化を図ることができる。
Claims (16)
- ユーザの購入商品を特定する購入商品特定部と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定部と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御部と、を備え、
前記除外商品設定部は、
前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限する
情報処理装置。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定部と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定部と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御部と、
前記除外商品として設定された前記購入商品及び前記同類商品のうち何れかを前記ユーザが閲覧したことに応じて、前記同類商品についての前記除外商品の設定を解除する第二設定解除部を備えた
情報処理装置。 - 前記除外商品設定部は、
前記ユーザについての前記除外商品の設定を該ユーザについての推奨候補商品の選定よりも先に行う
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記除外商品の設定を時間経過に応じて解除する第一設定解除部を備えた
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第一設定解除部は、
前記設定を解除するまでの時間を前記ユーザの商品購入履歴に基づいて設定する
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記除外商品として設定された前記購入商品及び前記同類商品のうち何れかを前記ユーザが閲覧したことに応じて、前記同類商品についての前記除外商品の設定を解除する第二設定解除部を備えた
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提示制御部は、
前記第二設定解除部により設定が解除された商品が提示されるように制御を行う
請求項2又は請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記購入商品の所有を前提として使用される商品である関連商品を選定する関連商品選定部を備え、
前記提示制御部は、
前記関連商品が提示されるように制御を行う
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記除外商品設定部は、
前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記購入商品特定部は、
前記購入商品として前記ユーザが実店舗にて購入した商品を特定する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定ステップと、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定ステップと、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御ステップと、を情報処理装置が実行し、
前記除外商品設定ステップでは、
前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限する
情報処理方法。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定ステップと、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定ステップと、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御ステップと、
前記除外商品として設定された前記購入商品及び前記同類商品のうち何れかを前記ユーザが閲覧したことに応じて、前記同類商品についての前記除外商品の設定を解除する第二設定解除ステップと、を情報処理装置が実行する
情報処理方法。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定機能と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定機能と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御機能と、を情報処理装置に実現させ、
前記除外商品設定機能が、
前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限する機能を含む
プログラム。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定機能と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定機能と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御機能と、
前記除外商品として設定された前記購入商品及び前記同類商品のうち何れかを前記ユーザが閲覧したことに応じて、前記同類商品についての前記除外商品の設定を解除する第二設定解除機能と、を情報処理装置に実現させる
プログラム。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定機能と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定機能と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御機能と、を情報処理装置に実現させ、
前記除外商品設定機能が、
前記購入商品が被コレクション商品に該当するか否かを判定し、前記購入商品が被コレクション商品に該当する場合に、前記同類商品の前記除外商品への設定を制限する機能を含むプログラムを記憶した
記憶媒体。 - ユーザの購入商品を特定する購入商品特定機能と、
前記購入商品と、該購入商品の同類商品とを除外商品として設定する除外商品設定機能と、
前記ユーザへの推奨商品の提示にあたり、前記除外商品を除いた商品が提示されるように制御を行う提示制御機能と、
前記除外商品として設定された前記購入商品及び前記同類商品のうち何れかを前記ユーザが閲覧したことに応じて、前記同類商品についての前記除外商品の設定を解除する第二設定解除機能と、を情報処理装置に実現させるプログラムを記憶した
記憶媒体。
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