以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態では、同一の構成要素については同一の符号を付することにより、重複する説明を省略する。
[1.情報提供方法]
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報提供装置が行う情報提供方法について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供方法の説明図である。情報提供装置は、通信ネットワークに接続されるショッピングサイトのコンテンツに含まれる複数の商品の中から、ショッピングサイトのユーザによって選択された複数の商品に関する情報の登録を受け付ける。
情報提供装置は、登録を受付けた複数の商品に関する情報を所定の参照リスト(例えば、各ユーザ専用のお気に入りのリスト(以下、単に「お気に入り」と記載する))に登録する。お気に入りに登録される商品の情報は、例えば、商品の画像(以下、「商品画像」と記載する)のURL(Uniform Resource Locator)、後述する商品コード、商品名や商品の価格を示すテキスト情報等が含まれる。
このため、情報提供装置がユーザ端末装置からお気に入りの提供要求を受付けた場合に、お気に入りに登録された商品の情報をそのまま、お気に入り情報として提供すると、例えば図1に(a)で示すようなお気に入り情報D1がユーザ端末装置に表示される。
図1に(a)で示す例では、スカートAの商品情報d1、パンプスCの商品情報d2、シャツEの商品情報d3、スカートBの商品情報d4、バッグFの商品情報d5、およびシューズDの商品情報d6等を含むお気に入り情報D1がユーザ端末装置に表示される。
商品情報d1には、スカートAの商品画像p1、商品名、および価格が含まれる。商品情報d2には、パンプスCの商品画像p2、商品名、および価格が含まれる。商品情報d3には、シャツEの商品画像p3、商品名、および価格が含まれる。商品情報d4には、スカートBの商品画像p4、商品名、および価格が含まれる。商品情報d5には、バッグFの商品画像p5、商品名、および価格が含まれる。商品情報d6には、シューズDの商品画像p6、商品名、および価格が含まれる。
このように、登録された商品情報が単純に羅列されたお気に入り情報D1がユーザ端末装置に提供されると、ユーザ端末装置のユーザは、登録した商品の数が増加した場合に、複数の商品の中から所望の商品を容易に見つけ出すことが困難になる。
そこで、情報提供装置は、ショッピングサイトのコンテンツに含まれる複数の商品画像の中から、ユーザ端末装置のユーザによって選択された複数の商品画像に関する情報を取得する。
そして、情報提供装置は、ユーザによって選択された各商品画像を、その商品画像中の商品に対するユーザの関心度合いに応じたサイズにした画像集情報をユーザ端末装置に表示させる表示制御を行う。
例えば、情報提供装置は、図1に(b)で示すお気に入り情報をユーザ端末装置に表示させる。具体的には、情報提供装置は、図1に(a)で示すお気に入り情報D1の中で、ユーザの関心度合いが最も高い商品がスカートAであった場合に、スカートAの商品画像p1の表示サイズをお気に入り情報D2の表示領域の中で最大のサイズにする。
また、情報提供装置は、お気に入り情報D2の中で、ユーザの関心度合いが2番目に高い商品がパンプスCであった場合に、パンプスCの商品画像p2の表示サイズをお気に入り情報D2の表示領域の中で2番目に大きいサイズにする。
また、情報提供装置は、お気に入り情報D2の中で、ユーザの関心度合いが3番目に高い商品がシャツEであった場合に、シャツEの商品画像p3の表示サイズをお気に入り情報D2の表示領域の中で3番目に大きいサイズにする。なお、ユーザの商品に対する関心度合いを示す情報の取得手順の一例については、図7を参照して後述する。
このように、情報提供装置は、例えば、商品カタログや雑誌の紙面等のような表示態様で、ユーザの関心度合いが高かった商品ほど商品画像の表示サイズを大きくした画像集情報をユーザのお気に入り情報D2としてユーザ端末装置に表示させることができる。これにより、ユーザは、お気に入り情報D2に登録した複数の商品の中から、特に関心度合いの高かった所望の商品を容易に見つけ出すことができる。
[2.情報提供システムの構成]
次に、図2を参照し、実施形態に係る情報提供システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供システム100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供システム100は、情報提供装置1と、店舗サーバ装置2と、ユーザ端末装置3とを含む。
情報提供装置1、店舗サーバ装置2、およびユーザ端末装置3は、通信ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す情報提供システム100には、複数台のユーザ端末装置3や、複数台の情報提供装置1や、複数台の店舗サーバ装置2が含まれてもよい。
情報提供装置1は、ユーザ端末装置3にショッピングサイトのコンテンツ(例えば、ウェブページ)を配信するウェブサーバ等である。情報提供装置1によって配信されるコンテンツは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。
そして、情報提供装置1によって配信されるコンテンツには、コンテンツの表示態様を制御する制御情報が含まれる。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により、ウェブページを形成するHTMLファイル等に記述される。
また、情報提供装置1は、ユーザ端末装置3からユーザがお気に入り情報D2に登録を望む商品情報の入力を受付け、ユーザのお気に入り情報に登録する。そして、情報提供装置1は、ユーザ端末装置3からお気に入り情報D2の提供要求を受付けた場合、商品画像中の商品に対するユーザの関心度合いに応じたサイズにした画像集情報のコンテンツをユーザのお気に入り情報D2として、ユーザ端末装置3へ配信する。
また、情報提供装置1によって配信されるコンテンツには、画像取得命令が含まれる。例えば、コンテンツを形成するHTMLファイル等には、店舗サーバ装置2のURLや商品コード等が画像取得命令として記述される。この場合、ユーザ端末装置3は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、店舗サーバ装置2から商品コードに対応する商品の画像情報を含む商品に関する情報(以下、「商品情報」と記載することがある)を取得する。
店舗サーバ装置2は、ショッピングサイトに出品する商品を販売する店舗によって利用されるサーバ装置である。店舗サーバ装置2は、店舗の従業員による操作にしたがって、商品情報を情報提供装置1に入稿する。
例えば、店舗サーバ装置2は、商品情報として、商品コードや、商品の静止画像や、動画像や、商品の説明や金額を記載したテキストデータや、店舗サーバ装置2によって配信される店舗ページにアクセスするためのURLなどを情報提供装置1に入稿する。店舗サーバ装置2は、ユーザ端末装置3によってショッピングサイトのコンテンツから商品が選択される場合に、商品の購入ページを含むコンテンツをユーザ端末装置3に配信する。
ユーザ端末装置3は、ショッピングサイトのコンテンツを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末装置3は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PC等である。
ユーザ端末装置3は、ユーザによる操作にしたがって、情報提供装置1からコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示する。例えば、ユーザ端末装置3は、ショッピングサイトのコンテンツやお気に入り情報D2のコンテンツ等を情報提供装置1から取得して表示する。
また、ユーザ端末装置3は、コンテンツに画像取得命令が含まれる場合には、店舗サーバ装置2から商品情報を取得し、取得した商品情報に含まれる商品の画像情報をコンテンツとともに表示する。
[3.情報提供装置の構成]
次に、図3を参照し、実施形態に係る情報提供装置1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置1の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置1は、通信部11と、制御部12と、お気に入り情報記憶部13と、コンテンツ記憶部14を有する。
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、店舗サーバ装置2やユーザ端末装置3との間で情報の送受信を行う。
お気に入り情報記憶部13およびコンテンツ記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
そして、お気に入り情報記憶部13は、ユーザによってお気に入りに登録された商品に関する情報をユーザ毎に記憶する。ここで、図4を参照し、お気に入り情報記憶部13によって記憶される情報の一例について説明する。図4は、実施形態に係るお気に入り情報記憶部13によって記憶される情報の一例を示す説明図である。
図4に示すように、お気に入り情報記憶部13は、例えば、ユーザIDが0001のユーザに関する情報として、登録された商品毎に、商品コード、商品名、登録日、商品画像URL、閲覧回数、使用時期、カテゴリ、関心度、および画像サイズを記憶する。
商品コードは、例えば、商品を販売する店舗側が出品する各商品に対して付与する商品固有の識別情報である。商品名は、ユーザによってお気に入りに登録された商品の名称を示す情報である。登録日は、ユーザによって商品がお気に入りに登録された年月日を示す情報である。商品画像URLは、ユーザによってお気に入りに登録された商品の商品画像が保管されているウェブ上の場所を示す情報である。
閲覧回数は、ユーザによってお気に入りに登録された商品の商品画像がユーザによって選択されて閲覧された回数を示す情報である。使用時期は、ユーザによってお気に入りに登録された商品の使用時期(例えば、季節)を示す情報である。
また、カテゴリは、ユーザによってお気に入りに登録された商品を大別した種別を示す情報である。関心度は、ユーザによってお気に入りに登録された商品に対するユーザの関心度合いの高さを示す情報である。画像サイズは、情報提供装置1がお気に入り情報をユーザ端末装置3に表示させる場合の商品画像の表示サイズを示す情報である。
図3へ戻り、コンテンツ記憶部14は、ショッピングサイトのコンテンツやお気に入り用のコンテンツを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部14は、コンテンツを形成するHTMLファイルや、後述するショッピングサイトのコンテンツC1、店舗コンテンツC2、およびお気に入りのコンテンツC3(図7、図8参照)等の静止画像や動画像を記憶する。
コンテンツ記憶部14に記憶されるコンテンツには、商品情報を取得するための画像取得命令が含まれる。また、コンテンツ記憶部14に記憶されるコンテンツには、JavaScript(登録商標)やCSS等のスクリプト言語によりに記述されるプログラムである制御情報が含まれる。
ここで、コンテンツに含まれる制御情報による制御について説明する。実施形態に係る制御情報は、例えば、取得手順と、表示制御手順とをユーザ端末装置3に実行させる。
取得手順は、通信ネットワークNに接続されるショッピングサイトのコンテンツに含まれる複数の商品画像の中から、ユーザ端末装置3のユーザによって選択された複数の商品画像に関する情報を取得する。
表示制御手順は、ユーザによって選択された各商品画像をその商品画像中の商品に対するユーザの関心度合いに応じたサイズにした画像集情報をユーザ端末装置3に表示させる。
制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部12は、受付部15と、取得部16と、表示制御部17と、配信部18とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部12の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部12が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部15は、ユーザ端末装置3からコンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、受付部15は、ショッピングサイトのコンテンツやお気に入りのコンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
受付部15は、ユーザ端末装置3からコンテンツの取得要求を受け付けた場合に、その旨を示す情報を配信部18へ出力する。また、受付部15は、ユーザ端末装置3からお気に入りのコンテンツの取得要求を受付けた場合に、その旨を示す情報を表示制御部17へ出力する。
また、受付部15は、ユーザ端末装置3からお気に入りへの商品の登録要求を受け付ける。登録要求には、お気に入りへ登録する商品に関する情報を含む。受付部15は、登録要求を受け付けた場合に、登録要求に含まれる商品に関する情報を取得部16へ出力する。
取得部16は、受付部15から入力される商品に関する情報をお気に入り情報記憶部13に記憶させる。例えば、取得部16は、図4に示す商品コードを示す情報、商品名を示す情報、商品画像URLを示す情報、関心度を示す情報をお気に入り情報記憶部13に記憶させる。
また、取得部16は、入力される商品に関する情報に含まれる関心度が大の場合に画像サイズとして大を、関心度が中の場合に画像サイズ中を、関心度が低の場合に画像サイズ小をお気に入り情報記憶部13に記憶させる。また、取得部16は、商品に関する情報が入力される日時を図4に示す登録日としてお気に入り情報記憶部13に記憶させる。
また、取得部16は、入力される商品に関する情報に含まれる商品コードが、既にお気に入り情報記憶部13に記憶されている場合、お気に入り情報記憶部13に記憶されている同一商品の閲覧回数に1を加算する。
さらに、取得部16は、入力される商品に関する情報に含まれるテキスト情報等に基づいて、商品の使用時期やカテゴリを判別し、お気に入り情報記憶部13に記憶させる。なお、取得部16は、お気に入り情報記憶部13に記憶される商品コードの数(登録された商品数)が所定数以上になった場合に、商品にカテゴリや使用時期を付与し、複数の商品をカテゴリや使用時期毎に分類する。
表示制御部17は、受付部15からお気に入りのコンテンツの取得要求を受け付けたことを示す情報が入力された場合に、お気に入り情報記憶部13に記憶された画像サイズを登録日および閲覧回数に応じた画像サイズに変更する。
例えば、表示制御部17は、画像サイズを閲覧回数に応じて、お気に入り情報記憶部13に記憶された画像サイズの1.M倍(Mは、例えば、閲覧回数)の大きさに変更する。つまり、表示制御部17は、閲覧回数が1回増える毎に、商品画像の表示サイズを10パーセントずつ大きくする。さらに、表示制御部17は、閲覧回数が多い商品画像ほど手前側に表示されるように、商品画像の表示位置を設定する。
また、表示制御部17は、画像サイズを登録日に応じて、お気に入り情報記憶部13に記憶された画像サイズの1−0.N倍(Nは、例えば、登録日から現在までに経過した月数)の大きさに変更する。つまり、表示制御部17は、登録日から1か月が経過する毎に、商品画像の表示サイズを10パーセントずつ小さくする。
また、表示制御部17は、お気に入り情報記憶部13に関心度が同一の商品画像が複数記憶される場合、登録日が過去の商品画像がより後側(例えば、表示画面の奥側)に表示されるように、商品画像の表示位置を設定する。
そして、表示制御部17は、お気に入り情報記憶部13に記憶された各商品の商品コード、商品名、商品画像URL、使用時期、カテゴリを示す情報と、変更後の画像サイズ、および表示位置を示す情報を配信部18へ出力する。
配信部18は、受付部15からショッピングサイトのコンテンツの取得要求が受け付けられたことを示す情報が入力された場合に、コンテンツおよび制御情報をユーザ端末装置3に配信する。具体的には、配信部18は、コンテンツ記憶部14から取得要求対象のコンテンツを取得し、取得したコンテンツをユーザ端末装置3に配信する。
また、配信部18は、受付部15からお気に入りのコンテンツの取得要求が受付けられたことを示す情報が入力された場合に、お気に入りのコンテンツおよび制御情報をユーザ端末装置3に配信する。配信部18は、制御情報に表示制御部17から入力された情報を付加し、お気に入りのコンテンツと合わせてユーザ端末装置3に配信する。
なお、上述したコンテンツ記憶部14は、制御情報を含むコンテンツではなく、コンテンツと制御情報とを個別に記憶してもよい。例えば、コンテンツ記憶部14は、コンテンツを形成するHTMLファイルと、制御情報が記述されたファイルとを対応付けて記憶してもよい。この場合、配信部18は、コンテンツおよび制御情報の双方をユーザ端末装置3に配信する。
[4.店舗サーバ装置の構成]
次に、図5を参照し、実施形態に係る店舗サーバ装置2の構成について説明する。図5は、実施形態に係る店舗サーバ装置2の構成例を示す図である。図5に示すように、店舗サーバ装置2は、通信部21と、制御部22と、商品情報記憶部23とを有する。
通信部21は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部21は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、情報提供装置1やユーザ端末装置3との間で情報の送受信を行う。
商品情報記憶部23は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、商品情報記憶部23は、商品情報を記憶する。
商品情報は、例えば、ショッピングサイトに出品する商品の商品コードや、静止画像や、動画像や、商品の説明や金額を記載したテキストデータや、店舗サーバ装置2によって配信される店舗ページにユーザ端末装置3がアクセスするためのURLなどである。
制御部22は、例えば、CPUやMPU等によって、店舗サーバ装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部22は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部22は、受付部24と、配信部25とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部22の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部22が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部24は、ユーザ端末装置3からから商品情報の取得要求を受け付ける。例えば、受付部24は、商品情報の取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。配信部25は、受付部24によって商品情報の取得要求が受け付けられた場合に、取得要求された商品情報を商品情報記憶部23から抽出する。そして、配信部25は、商品情報の取得要求を送信したユーザ端末装置3に対して、抽出した商品情報を配信する。
[5.ユーザ端末装置の構成]
次に、図6を参照し、実施形態に係るユーザ端末装置3の構成について説明する。図6は、実施形態に係るユーザ端末装置3の構成例を示す図である。図6に示すように、ユーザ端末装置3は、通信部31と、制御部32と、入力部33と、出力部34とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、情報提供装置1や店舗サーバ装置2との間で情報の送受信を行う。
入力部33は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部33は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部34は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部34は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末装置3にタッチパネルが採用される場合には、入力部33と出力部34とは一体化される。
制御部32は、例えば、CPUやMPU等によって、ユーザ端末装置3内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部32は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部32は、要求部35と、受付部36と、表示制御部37とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部32の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部32が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部35は、入力部33を介して受け付けたユーザ操作にしたがって、情報提供装置1にショッピングサイトのコンテンツやお気に入りのコンテンツの取得要求を送信する。また、要求部35は、受付部36によって受け付けられたコンテンツに画像取得命令が含まれる場合に、商品情報の取得要求を店舗サーバ装置2に送信する。
受付部36は、コンテンツを受け付ける。具体的には、受付部36は、要求部35によって送信されたコンテンツの取得要求に応答した情報提供装置1からショッピングサイトのコンテンツやお気に入りのコンテンツを受け付ける。このとき、受付部36は、コンテンツに画像取得命令が含まれる場合には、商品情報の取得要求を送信するよう要求部35に指示する。そして、受付部36は、要求部35によって送信された商品情報の取得要求に応答した店舗サーバ装置2から商品情報を受け付ける。
表示制御部37は、受付部36によって受け付けられたコンテンツに含まれる制御情報にしたがって、コンテンツを出力部34に表示制御する。例えば、表示制御部37は、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツに含まれる制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、表示制御部37は、お気に入りのコンテンツを表示させる場合には、上述した取得手順および表示制御手順によって実現される。
具体的には、表示制御部37は、通信ネットワークNに接続されるショッピングサイトのコンテンツに含まれる複数の商品画像の中から、ユーザ端末装置3のユーザによって選択された複数の商品画像に関する情報を取得する。
そして、表示制御部37は、ユーザによって選択された各商品画像をその商品画像中の商品に対するユーザの関心度合いに応じたサイズにした画像集情報であるお気に入り情報D2をお気に入りのコンテンツとして出力部34へ出力して表示させる。
なお、ここでは図示を省略したが、制御部32は、コンテンツの表示制御の他に、ユーザによって表示中の商品情報等が選択される選択操作が行われたことを示す情報が入力される場合に、所定の商品購入処理を行う購入処理部を備える。かかる購入処理部の動作については、図10を参照して後述する。
[6.表示制御例(1)]
次に、図7を参照し、実施形態に係る情報提供装置1がユーザ端末装置3の出力部34に表示させるショッピングサイトのコンテンツの表示例について説明する。図7は、実施形態に係るショッピングサイトのコンテンツの表示例を示す説明図である。
情報提供装置1は、ユーザ端末装置3からコンテンツ配信要求を受け付けると、例えば、図7に(a)で示すようなショッピングサイトのコンテンツC1をユーザ端末装置3へ配信して表示させる。
コンテンツC1は、例えば、シャツEの商品情報d3、シャツGの商品情報d7、およびシャツHの商品情報d8等といった複数の商品の商品情報、およびユーザ端末装置3のユーザがコンテンツ配信停止要求を行うために操作する終了ボタンB1を含む。
商品情報d3は、例えば、シャツEの商品画像p3、商品名、および価格等の情報を含む。商品情報d7は、例えば、シャツGの商品画像p7、商品名、および価格等の情報を含む。商品情報d8は、例えば、シャツHの商品画像p8、商品名、および価格等の情報を含む。なお、各商品情報d3,7d,8dは、各商品の説明や商品を販売する店舗等を示すテキスト情報等を含んでもよい。
また、コンテンツC1は、ユーザ端末装置3のユーザがコンテンツ配信停止要求を行うために操作する終了ボタンB1、およびユーザがお気に入りを表示させるためのお気に入り表示操作を行うために操作するお気に入りボタンB2を含む。
そして、情報提供装置1は、例えば、ユーザ端末装置3によって、コンテンツC1からシャツEの商品画像を選択する選択操作があった場合、例えば、図7に(b)で示すような店舗コンテンツC2を店舗サーバ装置2から取得する。そして、情報提供装置1は、店舗サーバ装置2から取得した店舗コンテンツC2をユーザ端末装置3へ配信して表示させる。
店舗コンテンツC2は、例えば、シャツEの拡大された商品画像、商品名、商品に対する他のユーザの評価度合いを示す星マーク、価格、カートに入れるボタンb1、およびお気に入りに追加ボタンb2等を含む。
カートに入れるボタンb1は、ユーザ端末装置3のユーザがシャツEを購入するための購入操作を行うためのボタンである。お気に入りに追加ボタンb2は、ユーザ端末装置3のユーザがシャツEをお気に入り登録するためのお気に入り追加操作を行うためのボタンである。
さらに、店舗コンテンツC2は、関心度高ボタンb3、関心度中ボタンb4、および関心度低ボタンb5を含む。ユーザは、関心度高ボタンb3、関心度中ボタンb4、および関心度低ボタンb5のうち、いずれか一つを選択操作することによって、シャツEに対する関心度合いの高さを示す情報を情報提供装置1のお気に入り情報記憶部13に登録することができる。
また、店舗コンテンツC2は、表示画面を以前の表示画面に戻すための戻り操作を行うために操作する戻りボタンB3を含む。ユーザ端末装置3のユーザは、戻りボタンB3を選択操作することによって、表示画面を店舗コンテンツC2からショッピングサイトのコンテンツC1へ戻すことができる。
[7.表示制御例(2)]
次に、図8を参照し、実施形態に係る情報提供装置1がユーザ端末装置3の出力部34に表示させるお気に入りのコンテンツの表示例について説明する。図8は、実施形態に係るお気に入りのコンテンツの表示例を示す説明図である。
情報提供装置1は、ユーザ端末装置3からお気に入り表示操作が行われたことを示す情報を受け付けた場合に、例えば、図8に示すようなユーザのお気に入りのコンテンツC3をユーザ端末装置3へ配信する。
コンテンツC3は、例えば、お気に入りのページを選択するページタグb6,b7,b8を含む。情報提供装置1は、ページ毎に、商品のカテゴリや使用時期に応じて分類した複数の商品画像をユーザ端末装置3の出力部34に表示させる。
例えば、情報提供装置1は、図8に示すように、1ページが選択される場合、ユーザ端末装置3のユーザがお気に入りに登録した複数の商品のうち、夏服に分類された商品の画像集を1ページに表示させる。
これにより、情報提供装置1は、複数種類の商品画像が雑然と一覧表示される一般的なお気に入りのコンテンツに比べて、ユーザが所望の商品を容易に見つけ出すことができるお気に入りのコンテンツC3を提供することができる。
なお、情報提供装置1は、お気に入りに登録される商品の数が所定の閾値以上になった場合に、商品の分類を行う。ここでの閾値は、例えば、お気に入りのコンテンツC3の1ページに表示可能な商品数とする。これにより、情報提供装置1は、例えば、あるカテゴリの商品が1点や2点しかなく、商品を分類しなくても、ユーザが所望の商品を容易に見つけ出すことができる場合に、無駄にページを増やすことを防止することができる。
また、情報提供装置1は、お気に入りに登録される商品の商品情報に含まれる複数の情報のうち、商品画像を選択的に各ページに表示させ、商品画像以外の情報についてはページに表示させない。これにより、情報提供装置1は、各ページの領域を有効に使用して、商品画像集をユーザに閲覧させることができる。また、ユーザは、商品の情報として最も知りたい商品の画像だけを閲覧することができ、その他の詳細な情報については、閲覧しなくてもよくなるので、ページを閲覧する場合の煩わしさが低減される。
また、情報提供装置1は、各ページにおいて、ユーザがお気に入りに登録した際の商品に対するユーザの関心度合いが高い商品画像ほど、表示サイズを大きくして表示させる。図8に示す例では、情報提供装置1は、ユーザの関心度が高であった夏服の商品大画像p9wと、ユーザの関心度が中であった夏服の商品中画像p10と、ユーザの関心度が低であった夏服の商品小画像p11させている。これによっても、情報提供装置1は、ユーザが所望の関心度の高かった商品を容易に見つけ出すことができるお気に入りのコンテンツC3を提供することができる。
また、情報提供装置1は、ユーザによって、商品が新たにお気に入りに登録される度に、お気に入り内の商品画像の画像サイズを変更する。例えば、情報提供装置1は、商品が新たにお気に入りに登録される場合に、既にお気に入りに登録されている商品画像の表示面積を数%程度小さくする。これにより、情報提供装置1は、商品が新たにお気に入りに登録される度に、新鮮さが低下する商品画像が表示される画像サイズを自動的に小さくすることができる。
また、情報提供装置1は、ユーザによって商品がお気に入りに登録されてからの経過時間に応じて、その商品の商品画像の画像サイズを変更する。例えば、情報提供装置1は、登録からの経過時間が長くなるほど、商品画像の表示面積を小さくする。これにより、情報提供装置1は、何年も前にお気に入り登録され、登録時にユーザの関心度が高かった商品画像が何時までも大きな表示サイズで表示されることを抑制することができる。
また、情報提供装置1は、ユーザによって同一の商品画像が選択される回数に応じて、その商品画像の画像サイズを変更する。例えば、情報提供装置1は、ユーザによって同一の商品画像が選択されて閲覧される回数が多くなるほど、商品画像の表示面積を大きくする。
これにより、情報提供装置1は、お気に入りへの登録時期が何年も前であっても、ユーザの関心度が依然として高く、ユーザが何度も閲覧するような商品画像については、比較的大きな表示面積で表示させることができる。したがって、ユーザは、お気に入りのコンテンツC3から所望の商品を容易に見つけ出すことができる。
また、情報提供装置1は、画像サイズが大きな商品画像ほど、各ページの先頭に近い位置に表示させる。例えば、情報提供装置1は、表示面積の大きな商品画像ほど、ページの左上に近い位置に表示させる。これにより、ユーザは、お気に入りのコンテンツC3から所望の商品をより容易に見つけ出すことができる。
また、お気に入りのコンテンツC3は、入替ボタンb9、削除ボタンb10、分類指定入力欄b11、リセットボタンb12、読込ボタンb13、および公開ボタンb14を含む。入替ボタンb9は、例えば、各ページの商品画像の並び順を入れ替えるためのボタンである。ユーザは、入替ボタンb9を順次選択操作することによって、商品画像の並び順を、例えば、価格の安い順や高い順、他のユーザの評価の高い順等に変更することができる。
削除ボタンb10は、各商品画像をお気に入りのコンテンツC3から個別に削除するためにユーザが選択操作するボタンである。分類指定入力欄b11は、ユーザが所望する商品のカテゴリを入力して決定操作を行うことによって、表示中のページを決定操作したカテゴリのページに遷移させる入力欄である。
リセットボタンb12は、お気に入りのコンテンツC3内の全ての商品画像を消去してリセットするためにユーザが選択操作するボタンである。読込ボタンb13は、お気に入りのコンテンツC3内の商品画像を最新の状態に更新するためにユーザが選択操作するボタンである。
また、情報提供装置1は、ユーザが望む場合に、各ユーザのお気に入りのコンテンツC3を他のユーザに公開することができる。公開ボタンb14は、ユーザが自身のお気に入りのコンテンツC3を他のユーザに公開するために選択操作するボタンである。次に、かかるコンテンツC3の公開手順について説明する。
[8.お気に入りコンテンツの公開]
図9は、実施形態に係るお気に入りのコンテンツC3の公開手順を示す説明図である。ここでは、ユーザ端末装置3のユーザが、例えば、最近人気のSelectShop○○のAさんである場合について説明する。
Aさんは、自身のお気に入りのコンテンツC3を他のユーザに公開する場合、図9に示す情報提供システム100aのように、ユーザ端末装置3を通信ネットワークNを介してSNS(Social Networking Service)サーバ装置4に接続する。SNSサーバ装置4は、例えば、SNSを提供するウェブサーバ等である。
そして、Aさんは、図8に示したコンテンツC3内の公開ボタンb14を選択操作する。これにより、SNSサーバ装置4に、Aさんのお気に入りのコンテンツがお気に入り情報としてアップロードされる。
SelectShop○○やAさんに関心のある複数のユーザは、それぞれの端末装置4−1〜4−n(nは、任意の自然数)を通信ネットワークNを介してSNSサーバに接続することによって、Aさんのお気に入り情報を取得することができる。こうして、Aさんのお気に入り情報が公開の状態になる。
これにより、例えば、Aさんは、自己顕示欲を満たすことができる。また、他のユーザは、最近人気のお店の店員さんが関心を持っている商品の情報を閲覧することができる。これにより、情報提供装置1からショッピングサイトのコンテンツC1を配信する配信者や、店舗サーバ装置2から店舗コンテンツC2を配信する配信者は、ショッピングサイトの利用者でないユーザに対しても、労せずして、商品を紹介することができる。
また、SNSサーバ装置4は、例えば、Aさんのお気に入り情報に含まれる各商品画像について、端末装置4−1〜4−nに対して、評価を要求してもよい。この場合、情報提供装置1は、例えば、各商品画像に関する評価として、高、中、低という3段階の評価結果をSNSサーバ装置4から取得し、評価に応じてAさんのお気に入りのコンテンツC3内の商品画像の画像サイズを変更する。
例えば、情報提供装置1は、Aさんのお気に入りのコンテンツC3内の商品画像のうち、評価が高となった商品画像の画像サイズを10%程度拡大し、評価が低となった商品画像の画像サイズを10%程度縮小する。なお、情報提供装置1は、他のユーザによる評価を反映したお気に入り情報と、他のユーザの評価を反映しないお気に入り情報とを記憶しておき、Aさんによって選択される方のお気に入りのコンテンツC3をAさんのユーザ端末装置3へ配信してもよい。
このように、情報提供装置1は、他のユーザの評価をAさんのお気に入りのコンテンツC3に反映できるようにすることで、Aさんのお気に入り情報に対する他のユーザの興味を高めることができる。これにより、情報提供装置1は、商品画像を閲覧するユーザ数をさらに増大させることができる。
[9.情報提供装置の処理フロー]
次に、図10を参照し、実施形態に係る情報提供装置1の制御部12が実行する処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報提供装置1の制御部12が実行する処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部12は、ユーザ端末装置3からコンテンツの配信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。そして、制御部12は、コンテンツの配信要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS101,No)コンテンツの配信要求を受け付けるまでステップS101の判定処理を繰り返す。
また、制御部12は、コンテンツの配信要求を受け付けたと判定した場合(ステップS101,Yes)、ユーザ端末装置3へショッピングサイトのコンテンツC1(図7の(a)参照)を配信する(ステップS102)。
続いて、制御部12は、ユーザ端末装置3で商品画像の選択操作があったか否かを判定する(ステップS103)。そして、制御部12は、商品画像の選択操作なしと判定した場合(ステップS103,No)、ユーザ端末装置3でお気に入り表示操作があったか否かを判定する(ステップS114)。
制御部12は、お気に入り表示操作なしと判定した場合(ステップS114,No)、処理をステップS117へ移す。また、制御部12は、お気に入り表示操作ありと判定した場合(ステップS114,Yes)、お気に入り内の各商品画像サイズを、お気に入りへの登録時期に応じたサイズに決定する(ステップS115)。
その後、制御部12は、お気に入りのコンテンツ(図8参照)をユーザ端末装置3へ配信し(ステップS116)、ユーザ端末装置3からコンテンツ配信停止要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS117)。
そして、制御部12は、コンテンツ配信停止要求を受け付けたと判定した場合(ステップS117,Yes)、処理を終了する。また、制御部12は、コンテンツ配信停止要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS117,No)、処理をステップS102へ移す。
また、ステップS103において、制御部12は、商品画像の選択操作ありと判定した場合(ステップS103,Yes)、ユーザ端末装置3へ店舗コンテンツ(図7の(b)参照)を配信する(ステップS104)。
続いて、制御部12は、お気に入り追加操作があったか否かを判定する(ステップS105)。そして、制御部12は、お気に入り追加操作なしと判定した場合(ステップS105,No)、購入操作があったか否かを判定する(ステップS118)。
そして、制御部12は、購入操作ありと判定した場合(ステップS118,Yes)、所定の商品購入処理を行い(ステップS119)、処理をステップS112へ移す。商品購入処理では、制御部12は、店舗サーバ装置2に対して、購入操作によって選択された商品の購入ページの取得要求を送信し、店舗サーバ装置2から商品の購入ページを取得してユーザ端末装置3の出力部34に表示させる。
そして、制御部12は、ユーザによって商品購入ページに商品購入のための所定事項が入力されると、入力された所定事項を店舗サーバ装置2へ送信する。店舗サーバ装置2は、ユーザ端末装置3から商品購入のための所定事項を受信すると、決済処理を行った後、ユーザへ商品を発送する発送処理を行う。
また、ステップS118において、制御部12は、購入操作なしと判定した場合(ステップS118,No)、ステップS103で選択された商品がお気に入り登録済み商品か否かの判定を行う(ステップS120)。
そして、制御部12は、お気に入り追加済み商品と判定した場合(ステップS120,Yes)、ステップS103で選択された商品のお気に入り内の商品画像サイズを、その商品の閲覧回数に応じたサイズに決定する(ステップS121)。
そして、制御部12は、決定した商品画像サイズをお気に入り情報記憶部13に登録して処理をステップS112へ移す。また、制御部12は、お気に入り登録済み商品でないと判定した場合(ステップS120,No)、処理をステップS112へ移す。
また、ステップS105において、制御部12は、お気に入り追加操作ありと判定した場合(ステップS105,Yes)、ユーザ端末装置3によってお気に入り操作が行われた商品の商品情報を店舗サーバ装置2から取得する(ステップS106)。
続いて、制御部12は、店舗サーバ装置2から取得した商品情報をお気に入り情報記憶部13に登録する(ステップS107)。さらに、制御部12は、ユーザ端末装置3からユーザによって入力された関心度情報を取得し(ステップS108)、お気に入り内の商品画像サイズをユーザの関心度に応じたサイズに決定し(ステップS109)、お気に入り情報記憶部13に登録する。
続いて、制御部12は、お気に入りに登録された商品数であるお気に入り数が所定の閾値以上になったか否かを判定する(ステップS110)。そして、制御部12は、お気に入り数が閾値以上になっていないと判定した場合(ステップS110,No)、処理をステップS112へ移す。
また、制御部12は、お気に入り数が閾値以上になったと判定した場合(ステップS110,Yes)、お気に入り内の商品をカテゴリおよび使用時期に応じて分類する(ステップS111)。続いて、制御部12は、戻り操作があったか否かを判定する(ステップS112)。
そして、制御部12は、戻り操作ありと判定した場合(ステップS112,Yes)、処理をステップS102へ移し、ユーザ端末装置3の表示画面をショッピングサイトのコンテンツC1に戻す(図7の(a)参照)。
また、制御部12は、戻り操作なしと判定した場合(ステップS112,No)、コンテンツ配信停止要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS113)。そして、制御部12は、コンテンツ配信停止要求を受け付けていないと判定した場合(ステップS113,No)、処理をステップS104へ移す。また、制御部12は、コンテンツ配信停止要求を受け付けたと判定した場合(ステップS113,Yes)、処理を終了する。
[10.装置構成]
また、上記実施形態では、情報提供システム100、100aに、情報提供装置1と店舗サーバ装置2とが含まれる例を示したが、情報提供装置1と店舗サーバ装置2とは1個の装置として形成されてもよい。
この場合、図3に示した情報提供装置1は、例えば、図5に示した商品情報記憶部23を有する。そして、情報提供装置1は、ユーザ端末装置3からコンテンツの取得要求を受け付けた場合に、商品情報記憶部23から抽出した商品情報とともに、画像取得命令を含まないコンテンツをユーザ端末装置3に配信する。
また、上記実施形態では、店舗サーバ装置2からユーザ端末装置3に商品情報が配信される例を示したが、情報提供装置1が、店舗サーバ装置2から商品情報を取得してもよい。この場合、店舗サーバ装置2の受付部24は、情報提供装置1から商品情報の取得要求を受け付ける。また、店舗サーバ装置2の配信部25は、情報提供装置1に商品情報を配信する。また、情報提供装置1の配信部18は、店舗サーバ装置2から取得した商品情報とともに、画像取得命令を含まないコンテンツをユーザ端末装置3に配信する。
[11.その他]
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図6に示した要求部35および受付部36は統合されてもよい。
また、図8に示したお気に入りのコンテンツC3の表示例は一例であり、種々の変形が可能である。例えば、情報提供装置1は、お気に入りのコンテンツC3内に表示させる表示サイズが大きな商品画像ほど表示濃度を濃く、表示サイズが小さな商品画像ほど表示濃度を薄くして表示させてもよい。
また、情報提供装置1は、お気に入りのコンテンツC3内に表示させる表示サイズが大きな商品画像ほど解像度を高く、表示サイズが小さな商品画像ほど解像度を低くして表示させてもよい。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[12.ハードウェア構成]
また、上述してきた実施形態に係る情報提供装置1、店舗サーバ装置2、およびユーザ端末装置3は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ5によって実現される。以下、情報提供装置1を例に挙げて説明する。図11は、情報提供装置1の機能を実現するコンピュータ5の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ5は、CPU51、RAM52、ROM53、HDD54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を有する。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ5の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ5のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス55は、通信ネットワーク(図2に示した通信ネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ5が実施形態に係る情報提供装置1として機能する場合、コンピュータ5のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部12の機能を実現する。また、HDD54には、お気に入り情報記憶部13およびコンテンツ記憶部14内のデータが格納される。コンピュータ5のCPU51は、これらのプログラムを記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ5が実施形態に係る店舗サーバ装置2として機能する場合、コンピュータ5のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部22の機能を実現する。
なお、コンピュータ5が実施形態に係るユーザ端末装置3として機能する場合、コンピュータ5のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部32の機能を実現する。
[13.効果]
上述したように、実施形態に係る情報提供装置は、取得部と、表示制御部とを備える。取得部は、通信ネットワークに接続されるショッピングサイトのコンテンツに含まれる複数の商品画像の中から、端末装置のユーザによって選択された複数の商品画像に関する情報を取得する。表示制御部は、ユーザによって選択された各商品画像を商品画像中の商品に対するユーザの関心度合いに応じたサイズにした画像集情報を端末装置に表示させる。
これにより、実施形態に係る情報提供装置は、ユーザが登録した複数の商品の中から所望の商品を容易に見つけ出すことが可能な情報を提供することができる。
また、実施形態に係る取得部は、ユーザによって入力される関心度合いを示す情報を取得する。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、商品に対するユーザの正確な関心度合いを商品画像集における商品画像のサイズに反映することができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、ユーザによって商品画像が選択される度に、画像集情報における商品画像のサイズを変更する。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、例えば、端末装置のユーザによって新たに商品が選択される度に、商品画像情報内で新鮮さが低下する商品画像が表示される画像サイズを自動的に小さくすることができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、ユーザによって商品画像が選択されてからの経過時間に応じて、商品画像の画像集情報におけるサイズを変更する。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、例えば、何年も前にユーザによって選択され、選択当時にユーザの関心度が高かった商品画像が何時までも大きな表示サイズで表示されることを抑制することができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、ユーザによって同一の商品画像が選択される回数に応じて、商品画像の画像集情報におけるサイズを変更する。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、例えば、ユーザによって商品画像が選択された時期が何年も前であっても、ユーザの関心度が依然として高く、ユーザが何度も選択して閲覧するような商品画像については、比較的大きな表示面積で表示させることができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、ユーザによって選択された複数の商品画像をカテゴリ毎に分類し、カテゴリ毎の画像集情報を端末装置によって表示させる。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、複数種類の商品画像が雑然と一覧表示される一般的なお気に入りのコンテンツに比べて、ユーザが所望の商品を容易に見つけ出すことができる画像集情報を提供することができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、ユーザによって選択された商品画像の数が所定数に達した場合に、複数の商品画像をカテゴリ毎に分類する。これにより、実施形態に係る情報提供装置は、例えば、あるカテゴリの商品画像が1点や2点しかなく、商品画像を分類しなくても、ユーザが所望の商品を容易に見つけ出すことができる場合に、無駄に商品を分類することを防止することができる。
また、実施形態に係る表示制御部は、通信ネットワークを介して、画像集情報をユーザ以外のユーザの端末装置に表示させる。これにより、ショッピングサイトによってコンテンツを配信する配信者は、ショッピングサイトの利用者でないユーザに対しても、労せずして、商品を紹介することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。