JP6055567B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツが有する効果を正確に測定すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、判定部と、算定部と、提供部とを備える。取得部は、ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況を取得する。判定部は、取得部によって取得された表示状況を用いて、コンテンツが表示されてからコンテンツの表示が終了する迄に、コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。算定部は、判定部によって判定された結果に基づいて、コンテンツに対する所定の評価値を算定する。提供部は、算定部によって算定された評価値を提示するサービスを提供する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した情報提供が盛んに行われている。情報提供の一例として、ウェブサイト等のコンテンツの配信が挙げられる。
インターネットを介して配信されるコンテンツに関する技術として、端末のウィンドウにコンテンツが描画されているか否かを判定することにより、コンテンツがユーザから閲覧されているか否かを判定する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015−215923号公報
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツが有する効果を正確に測定することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、可視領域に含まれる部分ごとにコンテンツが描画されているか否かを判定する。このため、例えば、コンテンツ内でユーザが特に興味を有していた記事等があったとしても、その記事がコンテンツの一部分に過ぎないのであれば、ユーザがコンテンツを読了した率は低く判定される場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツが有する効果を正確に測定することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況を取得する取得部と、前記取得部によって取得された表示状況を用いて、前記コンテンツが表示されてから当該コンテンツの表示が終了する迄に、当該コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する判定部と、前記判定部によって判定された結果に基づいて、前記コンテンツに対する所定の評価値を算定する算定部と、前記算定部によって算定された評価値を提示するサービスを提供する提供部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、コンテンツが有する効果を正確に測定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(1)である。 図3は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(2)である。 図4は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(3)である。 図5は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係るユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るコンテンツ情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る評価情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る提供部による提供処理の一例を示す図(1)である。 図10は、実施形態に係る提供部による提供処理の一例を示す図(2)である。 図11は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図12は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバの構成例を示す図である。 図13は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャート(1)である。 図14は、実施形態に係る情報処理装置による提供処理手順を示すフローチャート(2)である。 図15は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理システムの構成〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1には、ユーザ端末10と、情報利用者端末20と、コンテンツ配信サーバ30と、情報処理装置100とが含まれる。情報処理システム1に含まれる各装置は、ネットワークN(例えば、インターネット)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1に示した各装置の台数は、図示したものに限られない。
ユーザ端末10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)等の情報処理端末である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザによる操作に従って、コンテンツ配信サーバ30にアクセスすることで、コンテンツ配信サーバ30から提供されるコンテンツを取得する。そして、ユーザ端末10は、取得したコンテンツを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。なお、本明細書中においては、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザにコンテンツを配信する」とは、実際には、「ユーザが利用するユーザ端末10にコンテンツを配信する」ことを意味する場合がある。
情報利用者端末20は、情報処理装置100から提供される情報を利用する情報利用者によって操作される情報処理端末である。情報利用者とは、例えば、コンテンツの提供者や、コンテンツ配信サーバ30の管理者が該当する。情報利用者端末20は、情報処理装置100から提供される情報であって、各コンテンツの評価を示す情報を取得する。そして、情報利用者は、情報利用者端末20を介して、各コンテンツがユーザからどのように視聴されているかといったコンテンツの評価情報を閲覧する。
コンテンツ配信サーバ30は、ユーザ端末10からアクセスされた場合に、各種コンテンツを提供するサーバ装置である。ここで、コンテンツとは、ユーザ端末10で閲覧可能なテキスト、画像、動画等を組み合わせて構成される情報を広く示す概念であるものとする。例えば、コンテンツ配信サーバ30がウェブサーバである場合、コンテンツ配信サーバ30は、コンテンツとして、ウェブページを配信する。なお、実施形態では、コンテンツ配信サーバ30は、複数の記事を含むウェブサイトを提供するウェブサーバであり、一つ一つの記事がコンテンツに対応するものとする。
情報処理装置100は、コンテンツ配信サーバ30からユーザ端末10に配信されるコンテンツに対して、所定の情報処理を行うサーバ装置である。具体的には、情報処理装置100は、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示状況を取得する。そして、情報処理装置100は、取得した表示状況を用いて、コンテンツが表示されてから、表示が終了する迄に、コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。さらに、情報処理装置100は、判定結果に基づいて、コンテンツに対する所定の評価値を算定するとともに、算定した評価値を提示するサービスを提供する。
実施形態では、情報処理装置100は、コンテンツ配信サーバ30が配信するウェブサイトに含まれる記事(コンテンツの一例)に対する評価値を算定するものとする。この点について、図2乃至図4を用いて説明する。
〔2.情報処理の一例〕
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(1)である。図2では、ユーザ端末10が、コンテンツ配信サーバ30から配信された記事C11を含むウェブページW10を出力部13(例えば、液晶ディスプレイ等)に表示している状態を示している。例えば、ユーザ端末10は、ブラウザソフトウェアを利用して、ウェブページW10を出力部13に表示する。図2に示すように、記事C11は、画像P11や、テキストT11等を組み合わせて構成されるコンテンツである。図1に示すように、記事C11は、ウェブページW10の一部分のカラムに表示され、ウェブページW10を構成する。
なお、図2に示すように、ウェブページW10は、出力部13より大きな領域を有するため、出力部13の一画面では表示できないものとする。このため、ユーザは、図2では表示されていないウェブページW10の下部分を出力部13に表示させる場合には、スクロールバー40を用いて、出力部13に表示させる部分を調整する。
情報処理装置100は、図2に示すような、ユーザ端末10に記事C11が表示されている表示状況を取得する。例えば、情報処理装置100は、ウェブページW10に埋め込まれる所定のスクリプト等を利用して、ユーザ端末10の表示状況を情報処理装置100に送信させる。このようなスクリプトは、例えば、JAVAscript(登録商標)等を用いて作成される。
具体的には、情報処理装置100は、表示状況として、ユーザ端末10に記事C11が表示されている表示時間を取得する。例えば、情報処理装置100は、ユーザ端末10の可視領域内(すなわち、出力部13)に記事C11が表示されてから、記事C11の表示が終了されるまでの経過時間を取得する。なお、記事C11の表示が終了するとは、出力部13内に記事C11が表示されなくなることをいう。記事C11の表示が終了する例としては、ユーザの操作によりブラウザソフトウェアが終了した場合や、記事C11が表示されていた画面から別の記事が表示される画面に遷移した場合や、タグブラウザにおいて別のタグに切り替えられた場合などがある。
また、情報処理装置100は、記事C11に含まれる全体の文字数を取得する。例えば、記事C11には、記事C11を作成した作成者(以下、「ライター」と表記する場合がある)によって、記事C11に含まれる文字数であることを示すタグが埋め込まれる。かかるタグは、画像等を含む記事C11の中で、いずれの箇所を記事C11が含む「文字」として認識させるかを指定する。すなわち、情報処理装置100は、記事C11のデータに含まれるタグに基づいて、記事C11に含まれる文字として認識される文字を特定する。そして、情報処理装置100は、特定された箇所に含まれる文字の数を計数することで、記事C11に含まれる文字数を取得する。なお、情報処理装置100は、上記のようなタグによらずとも、記事C11に含まれるデータを分析し、認識したテキストデータを記事C11に含まれる文字として扱ってもよい。
また、情報処理装置100は、記事C11のいずれの箇所が出力部13に表示されたかといった、記事C11のスクロールに関する情報を取得する。例えば、情報処理装置100は、記事C11のスクロールに関する情報に基づいて、記事C11の全体が少なくとも一度出力部13に表示されたか否かといった判定を行う。
続いて、図3を用いて、記事C11がユーザの操作によってスクロールされた場合について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(2)である。図3では、図2で出力部13に表示されていた記事C11がスクロールされたことにより、記事C11全体のうち、下部が出力部13に表示されている例を示している。例えば、ユーザは、ポインタ45を操作してスクロールバー40をスライドさせることで、記事C11の表示位置を変更することができる。図3に示すように、出力部13には、記事C11を構成する要素の一つであるテキストT20が表示される。
図3において、情報処理装置100は、記事C11が下部まで出力部13に表示されたことや、記事C11が表示され続けている表示時間などを、表示状況として取得する。図2で示した位置から、図3で示した位置へ記事C11の表示箇所が遷移することにより、記事C11は、全体が少なくとも一度、出力部13に表示されたことになる。この場合、情報処理装置100は、記事C11の全体が少なくとも一度、出力部13に表示されたという表示状況を取得する。
図3で示した状況ののち、ユーザは、記事C11を閲覧し続けているものとする。すなわち、ユーザは、記事C11を流し読みしながら記事C11の下部まで閲覧し、その後、自分の関心のありそうなテキストや画像をあらためて閲覧する場合がある。例えば、ユーザは、記事C11の下部が表示された状況から、あらためて記事C11の表示を上部に遷移させる場合がある。この点について、図4を用いて説明する。
図4は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図(3)である。図4では、図3で出力部13に表示されていた記事C11が上方へスクロールされたことにより、記事C11全体のうち、真ん中近傍が出力部13に表示されている例を示している。例えば、ユーザは、ポインタ45を操作してスクロールバー40をスライドさせることで、記事C11の表示位置を変更する。
図4に示すように、記事C11の真ん中近傍には、テキストT15や画像P15が含まれる。ユーザは、テキストT15や画像P15を閲覧するため、所定の時間、出力部13に表示される記事C11の位置を、図4で示した位置に留める。
図2乃至図4で示した態様で記事C11が表示される間、情報処理装置100は、ユーザ端末10における記事C11の表示状況を取得し続ける。なお、情報処理装置100は、常時リアルタイムで表示状況を取得し続けてもよいし、一定間隔ごとに表示状況を取得するようにしてもよい。そして、情報処理装置100は、記事C11全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、文字数に所定の単位時間を乗じた時間を所定時間として算出し、その所定時間を経過したか否かを判定する。
そして、情報処理装置100は、所定時間が経過したと判定した結果に基づいて、記事C11に対する所定の評価値を算定する。具体的には、情報処理装置100は、所定時間が経過したと判定した場合、記事C11が完読されたことを示す「完読数」の値を加算する。
さらに、情報処理装置100は、評価値である完読数を情報利用者に提示するサービスを提供する。例えば、情報処理装置100は、情報利用者端末20から、記事C11がどのくらいユーザから閲覧されているか、その閲覧のうち、どのくらいのユーザが記事C11を完読しているか、といった情報の提示の要求を受け付ける。情報処理装置100は、受け付けた要求に従い、記事C11に関する評価値を情報利用者に提示する。例えば、情報処理装置100は、情報利用者端末20に対して、所定のプラットフォーム画面を提供し、かかる画面上に記事C11の評価値を表示させることで、情報利用者に評価値を提示する。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ端末10における記事C11の表示状況を取得する。そして、情報処理装置100は、取得された表示状況を用いて、記事C11が表示されてから、表示が終了する迄に、記事C11全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。さらに、情報処理装置100は、判定結果に基づいて、記事C11に対する所定の評価値を算定し、算定した評価値を提示するサービスを提供する。
このように、情報処理装置100は、記事C11などのコンテンツが表示された場合に、コンテンツ全体の文字数から計算される所定時間が表示されたか否かを判定する。すなわち、情報処理装置100は、記事C11の部分ごとの表示時間を計測するのではなく、記事C11の一部分だけが表示されている場合でも、コンテンツ全体の表示時間として計測する。ユーザは、記事C11を閲覧する場合に、全ての内容を可視領域に表示させ、全ての内容を同じ時間だけ閲覧するとは限らない。例えば、ユーザは、記事C11全体をとりあえず流し読みしてみて、自分の興味があった内容が含まれている場合に、その箇所を集中的に読むといった態様で閲覧を行う場合もありうる。そこで、情報処理装置100は、上述した情報処理により、実際に記事C11がユーザから閲覧される態様に則したコンテンツの効果測定を行う。具体的には、情報処理装置100は、ユーザが、コンテンツ全体の文字数から計算される時間だけ、コンテンツのいずれかの箇所を可視領域に留めている場合に、コンテンツの評価値である完読数を加算する。これにより、情報処理装置100は、より現実のユーザの視聴態様に則した評価値である完読率を算定する。結果として、情報処理装置100は、コンテンツが有する効果を正確に測定することができる。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や、情報利用者端末20や、コンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、表示状況記憶部121と、評価情報記憶部125とを有する。
(表示状況記憶部121について)
表示状況記憶部121は、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示状況に関する情報を記憶する。表示状況記憶部121は、データテーブルとして、ユーザ情報テーブル122と、コンテンツ情報テーブル123とを有する。
(ユーザ情報テーブル122について)
ユーザ情報テーブル122は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るユーザ情報テーブル122の一例を示す。図6は、実施形態に係るユーザ情報テーブル122の一例を示す図である。図6に示した例では、ユーザ情報テーブル122は、「ユーザID」、「端末ID」、「性別」、「年齢」、「居住地」、「閲覧履歴情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「端末ID」は、ユーザが利用する端末を識別するための識別情報を示す。なお、実施形態において、ユーザIDや端末IDは、説明で用いる参照符号と共通するものとする。例えば、ユーザIDが「U01」であるユーザは、「ユーザU01」を示す。また、端末IDが「10」である端末は、「ユーザ端末10」を示す。
「性別」は、ユーザの性別を示す。「年齢」は、ユーザの年齢を示す。なお、年齢は、年齢そのものの情報ではなく、「20歳代」などの世代によって示されてもよい。「居住地」は、ユーザの居住地を示す。なお、居住地は、具体的な住所ではなく、ユーザの居住地に対応する一定の範囲を示す地域名(関東地方など)や、国名などが記憶されてもよい。
「閲覧履歴情報」は、ユーザがコンテンツを閲覧した履歴を示す。なお、図6では、閲覧履歴情報を「H01」といった概念で表記しているが、実際には、閲覧履歴情報には、閲覧したウェブページのURL(Uniform Resource Locator)や、リファラ(referer)など、閲覧に関するログが記憶される。
すなわち、図6では、ユーザID「U01」によって識別されるユーザU01が、端末ID「10」で識別されるユーザ端末10を利用している例を示している。また、ユーザU01は、性別が「男性」であり、年齢が「27」歳であり、居住地が「東京都」であることを示している。また、ユーザU01の閲覧履歴情報は、「H01」であることを示している。
(コンテンツ情報テーブル123について)
コンテンツ情報テーブル123は、コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るコンテンツ情報テーブル123の一例を示す。図7は、実施形態に係るコンテンツ情報テーブル123の一例を示す図である。図7に示した例では、コンテンツ情報テーブル123は、「コンテンツID」、「ライター」、「文字数」、「画像数」、「カテゴリ」、「公開日」といった項目を有する。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別情報を示す。また、コンテンツIDは、実施形態の説明で用いる参照符号と共通するものとする。例えば、コンテンツIDが「C11」で識別されるコンテンツは、実施形態において「記事C11」を示しているものとする。
「ライター」は、コンテンツを作成した作者名を示す。「文字数」は、コンテンツに含まれる文字数を示す。「画像数」は、コンテンツに含まれる画像数を示す。「カテゴリ」は、コンテンツがいずれのカテゴリに属するかを示す。なお、カテゴリは、ライターによって任意に定められてもよいし、情報処理装置100やコンテンツ配信サーバ30の管理者によって定められてもよい。「公開日」は、コンテンツが公開された日、言い換えれば、コンテンツが不特定多数のユーザから閲覧可能になった日を示す。
すなわち、図7では、コンテンツID「C11」によって識別されるコンテンツ(記事C11)は、ライター「AAA」によって作成されたことを示している。また、記事C11には、文字が「1018」字含まれており、画像が「10」枚含まれていることを示している。また、記事C11のカテゴリは「ライフスタイル」であり、公開日は、「2016年2月20日」であることを示している。
(評価情報記憶部125について)
評価情報記憶部125は、コンテンツの評価に関する情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係る評価情報記憶部125の一例を示す。図8は、実施形態に係る評価情報記憶部125の一例を示す図である。図8に示した例では、評価情報記憶部125は、「コンテンツID」、「PV」、「完読数」、「完読率」、「平均閲覧時間」、「「続きを読む」PV」といった項目を有する。
「コンテンツID」は、図7に示した同様の項目に対応する。「PV」は、コンテンツのPV(Page View)数を示す。「完読数」は、コンテンツの完読数を示す。「完読率」は、PVに対する完読数の割合を示す。
「平均閲覧時間」は、コンテンツが閲覧されている平均時間を示す。コンテンツの閲覧時間は、例えば、コンテンツがユーザ端末10の画面上に表示されている時間を測定すること等によって集計される。「「続きを読む」PV」は、例えば、2分割されているコンテンツや、関連するコンテンツ同士について、コンテンツを閲覧したユーザから、さらに続きの内容を閲覧するためのリンクが選択され、リンク先のコンテンツが閲覧された回数を示す。
すなわち、図8では、コンテンツID「C11」によって識別されるコンテンツ(記事C11)は、PVが「54203」であり、そのうち完読数が「25489」であり、完読率は「47.0」%であることを示している。また、記事C11は、平均閲覧時間が「1分25秒」であり、「続きを読む」のリンク先のコンテンツのPVは「18200」であることを示している。
なお、図8では図示を省略したが、評価情報記憶部125には、PVの他に、UU(Unique User)や、UB(Unique Browser)などの数値が記憶されてもよい。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(抽出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部130は、取得部131と、計算部132と、判定部133と、算定部134と、受付部135と、提供部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、各種情報を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示状況を取得する。例えば、取得部131は、コンテンツが含む領域がユーザ端末10にどのくらいの割合だけ表示されたかといった、コンテンツの表示割合を取得する。言い換えれば、取得部131は、ユーザ端末10におけるコンテンツのスクロールに関する情報を取得する。
また、取得部131は、コンテンツがユーザ端末10に表示されている時間を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ端末10から、コンテンツを表示した時間に関する情報を受信することで、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示時間を取得する。また、取得部131は、コンテンツ内のリンクがクリックされたことを示す情報や、コンテンツの表示を終了したことなど、ユーザ端末10における操作情報を取得する。
また、取得部131は、コンテンツに関する情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ端末10に表示されているコンテンツのうち、コンテンツに含まれる文字として取り扱う範囲に関する情報を取得する。かかる情報は、例えば、コンテンツに埋め込まれたタグ情報を取得部131が参照することにより、取得可能となる。そして、取得部131は、コンテンツが含む文字数を取得する。
また、取得部131は、ユーザ端末10のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザの属性に関する情報を取得する。また、取得部131は、ユーザの閲覧履歴に関する情報を取得する。
取得部131は、取得した情報を、適宜、記憶部120内の各記憶領域に格納する。また、取得部131は、取得した情報を各処理部に送る。
(計算部132について)
計算部132は、コンテンツごとに設定される所定時間を計算する。ここで、所定時間とは、後述する判定部133による、コンテンツが完読されたか否かの判定処理に用いられる時間を示す。具体的には、計算部132は、コンテンツに埋め込まれるタグに基づいて、コンテンツ全体に含まれる文字として取り扱う文字数を判別し、判別した文字数に基づいて、所定時間を計算する。
より具体的には、計算部132は、コンテンツ全体の文字数に、予め定められた1文字当たりの文字の読み取り時間を乗じることにより、所定時間を計算する。1文字当たりの文字の読み取り時間は、例えば、情報処理装置100の管理者等から設定されてもよいし、一般ユーザにおける読み取り時間の平均値等から算出されてもよい。
(判定部133について)
判定部133は、取得部131によって取得された表示状況を用いて、コンテンツが表示されてからコンテンツの表示が終了する迄に、コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、判定部133は、コンテンツがユーザ端末10に表示されてから、計算部132により計算された所定時間が経過したか否かを判定する。
また、判定部133は、取得部131によって取得された表示状況に基づいて、ユーザ端末10においてコンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたか否かを更に判定する。「可視領域に表示された」とは、例えば、ユーザ端末10にコンテンツが描画され、かつ、コンテンツが他のコンテンツによって隠されていない状態でユーザ端末10の画面上に表示されている状況をいう。なお、可視領域に表示されたか否かの判定は、例えば、広告のインプレッションを判定する手法や、アイトラッキングなど、既知の手法に基づいて行われてもよい。
(算定部134について)
算定部134は、判定部133によって判定された結果に基づいて、コンテンツに対する所定の評価値を算定する。例えば、算定部134は、コンテンツに対する所定の評価値として、コンテンツの完読数を算定する。
具体的には、算定部134は、コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示され、かつ、所定時間が経過したと判定される場合に、評価値として、コンテンツが完読されたと推定する数である完読数を加算するよう算定する。言い換えれば、算定部134は、計算部132によって、コンテンツ全体に含まれる文字を読むのに適していると推定される所定時間が計算され、判定部133によって、当該所定時間が経過したと判定される場合に、当該コンテンツの完読数を加算する。
なお、算定部134は、評価値として、コンテンツのPVや、平均閲覧時間や、「続きを読む」PV等を算定するようにしてもよい。例えば、算定部134は、取得部131によって取得された表示状況に基づいて、上記項目の各数値を評価値として算定する。
また、算定部134は、評価値を、コンテンツごと、コンテンツを執筆したライターごと、又は、コンテンツの属するカテゴリごとに算定してもよい。また、算定部134は、ユーザ情報に含まれる属性ごとに評価値を算定してもよい。
(受付部135について)
受付部135は、各種要求を受け付ける。例えば、受付部135は、コンテンツ配信サーバ30の管理者や、コンテンツのライター等が利用する情報利用者端末20から、算定部134によって算定された評価値の提示の要求を受け付ける。言い換えれば、受付部135は、情報処理装置100がコンテンツを評価した評価情報について、提示の要求を受け付ける。
例えば、受付部135は、後述する提供部136が提供するプラットフォームにおいて、コンテンツごとの完読数の表示や、ライター別の完読数の表示などの要求を受け付ける。提供部136は、受付部135が受け付けた要求に従って、コンテンツ配信サーバ30の管理者やコンテンツのライター等に評価情報を提供する。
(提供部136について)
提供部136は、算定部134によって算定された評価値を提示するサービスを提供する。例えば、提供部136は、算定部134によって完読数などの評価値が算定された場合に、かかる評価値を表示するプラットフォームを提供することで、評価値を提示するサービスを提供する。言い換えれば、提供部136は、コンテンツがユーザに与える効果の測定結果(評価値)を提供する。
提供部136が提供するプラットフォームについて、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係る提供部136による提供処理の一例を示す図(1)である。図9に示した例では、提供部136は、プラットフォームとして、「効果測定結果ページ」のような所定のページを提供する。図9に示すように、効果測定結果ページでは、コンテンツ(図9の例では、記事)と、算定部134によって算定された評価値とが対応付けられて提示される。効果測定結果ページは、例えば、提供部136が提供するサービスを利用する情報利用者端末20の画面上に表示される。
提供部136から提供される効果測定結果ページを表示した端末において、情報利用者は、画面左部に表示される項目を選択し、選択マーク50をいずかの項目に表示させる。図9の例では、情報利用者は、「記事別」に選択マーク50を表示させる。これは、情報利用者が、「記事別」に表示された評価値を確認したい場合に選択される。この場合、効果測定結果ページには、サンプル記事C21、サンプル記事C22、・・・、のように、記事ごとに完読数などの評価値が提示される。すなわち、受付部135は、情報利用者から、画面左部に表示される項目の選択を受け付ける。そして、提供部136は、受付部135によって受け付けられた要求に従って、評価値を情報利用者に提供する。
提供部136は、情報利用者から受け付けた要求に従い、効果測定結果ページに提示する情報を自在に変えることができる。例えば、提供部136は、記事を作成するライターについて「ライター別」に評価値を提示したり、記事の「カテゴリ別」に評価値を提示したり、ユーザの「属性別」に評価値を提示したり、記事への「流入元別」(リファラ別)に評価値を提示したりすることができる。
また、図9に示すように、効果測定結果ページは、デバイス選択欄51や、集計種別選択欄52や、PV選択欄53や、集計期間選択欄54等を含む。情報利用者は、デバイス選択欄51を介して、例えば、PCでコンテンツが閲覧されている場合の評価値や、スマートフォンでコンテンツが閲覧されている場合の評価値など、デバイスごとに算定された評価値を提示させることができる。また、情報利用者は、集計種別選択欄52を介して、例えば、一日単位で集計された場合の評価値や、一月単位で集計された場合の評価値など、異なる集計種別における評価値を提示させることができる。
また、情報利用者は、PV選択欄53を介して、例えば、所定のPV以上のコンテンツにおける評価値を提示させることができる。また、情報利用者は、集計期間選択欄54を介して、例えば、期間を指定して、その期間に集計された利用状況に基づく評価値を提示させることができる。なお、図9に示すように、効果測定結果ページには、図6乃至図8で説明した事項に加えて、UB数などの種々の指標値が表示されてもよい。また、効果測定結果ページに表示する指標値は、ユーザの操作に従い、適宜変更されてもよい。
また、提供部136は、コンテンツのうち、いずれかのコンテンツが情報利用者から選択された場合、さらに詳細な情報を提供するようにしてもよい。この点について、図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係る提供部136による提供処理の一例を示す図(2)である。図10では、提供部136が、サンプル記事C21の評価値に関して詳細な情報を提示した一例を示している。
図10に示すように、サンプル記事C21の詳細な表示において、情報利用者は、表示切り替え60の中から項目を選択して、所望する情報を表示させることができる。例えば、情報利用者は、サンプル記事C21がどのような属性を有するユーザから読まれているかといった詳細な情報を表示させることできる。情報利用者は、項目選択欄62を操作し、ユーザの属性として「性別」と「世代」を組み合わせた情報を表示させることができる。この場合、図10に示すように、項目選択欄62には、情報利用者が選択した属性である「性別×世代」が表示される(「2」は、選択した属性が「性別」と「世代」の2種類であることを示す)。
提供部136は、上記のような要求を受け付けた場合、サンプル記事C21を読んだユーザを属性と世代によって分類し、分類したユーザごとのPVや完読数を効果測定結果ページに提示する。このように、提供部136は、コンテンツごと、コンテンツを執筆したライターごと、又は、コンテンツの属するカテゴリごとに算定された評価値を提示するサービスを提供する。また、提供部136は、ユーザの属性ごとに算定された評価値を提示するサービスを提供する。
なお、提供部136は、図9及び図10で示した選択項目のうち、任意に組合せた場合の評価値を提供するようにしてもよい。例えば、提供部136は、デバイスの種類や、集計期間や、ユーザの属性情報など、任意に組み合わせた場合の評価値を効果測定結果ページで提供してもよい。例えば、提供部136は、スマートフォンで表示されたコンテンツであって、所定の一週間のうちに20代男性から閲覧されたコンテンツ、といった指定を受け付けた場合には、かかる指定に沿った評価情報を情報利用者に提供することができる。これにより、情報利用者は、一つのコンテンツについて、様々な状況で取得された評価情報を容易に参照することができる。
〔4.ユーザ端末の構成〕
次に、図11を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図11は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図11に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、情報処理装置100やコンテンツ配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、ユーザ端末10の画面であり、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、図2乃至図4の例では、ユーザ端末10の画面(すなわち、出力部13)と、ユーザ端末10におけるウェブページW10の表示領域が同一である例を示したが、実際には、ウェブページW10は出力部13の全面に表示されるとは限らない。すなわち、ウェブページW10に含まれるコンテンツは、出力部13内に表示されるウェブブラウザソフトウェアのウィンドウ内に表示される場合がありうる。この場合、ウェブページW10を表示する際のユーザ端末10における表示領域とは、ウェブブラウザソフトウェアのウィンドウを意味する。
制御部14は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部14は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図11に示すように、制御部14は、要求部15と、受付部16と、表示制御部17とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部14の内部構成は、図11に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部14が有する各処理部の接続関係は、図11に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部15は、入力部12を介して受け付けたユーザ操作に従って、コンテンツ配信サーバ30にウェブページ(すなわち、コンテンツ)の取得要求を送信する。受付部16は、コンテンツ配信サーバ30から配信されたコンテンツを受け付ける。
表示制御部17は、受付部16によって受け付けられたコンテンツを出力部13に表示させる表示制御を行う。例えば、表示制御部17は、入力部12を介して受け付けたユーザ操作に従って、出力部13にコンテンツを表示する処理や、表示されたコンテンツに関する表示状況を測定する処理や、表示状況を情報処理装置100に送信する処理等を行う。表示制御部17は、図11に示すように、測定部18と、送信部19とを有する。
測定部18は、各種情報を測定する。例えば、測定部18は、出力部13の可視領域にコンテンツが表示されている時間を測定する。また、測定部18は、コンテンツ全体のうち、いずれの領域が可視領域に表示されたかといった情報を測定する。送信部19は、各種情報を送信する。例えば、送信部19は、測定部18によって測定されたコンテンツの表示状況を、情報処理装置100に送信する。
〔5.コンテンツ配信サーバの構成〕
次に、図12を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成について説明する。図12は、実施形態に係るコンテンツ配信サーバ30の構成例を示す図である。図12に示すように、コンテンツ配信サーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末10や情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部32は、ユーザ端末10で表示されるコンテンツを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、コンテンツを形成するHTMLファイルや、コンテンツに含まれる静止画像や動画像を記憶する。
制御部33は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図12に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図12に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図12に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、ユーザ端末10からコンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、コンテンツがウェブブラウザで表示されるウェブページ等である場合には、コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってコンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、コンテンツをユーザ端末10に配信する。具体的には、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象のコンテンツを取得し、取得したコンテンツをユーザ端末10に配信する。
〔6.処理手順〕
次に、図13及び図14を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理の手順について説明する。図13は、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理手順を示すフローチャート(1)である。
図13に示すように、情報処理装置100に係る取得部131は、ユーザ端末10から、コンテンツの表示状況を取得したか否かを判定する(ステップS101)。取得部131は、表示状況を取得していない場合(ステップS101;No)、取得するまで待機する。
一方、表示状況を取得した場合(ステップS101;Yes)、取得部131は、さらに、ユーザ端末10を利用するユーザのユーザ情報を取得する(ステップS102)。続いて、計算部132は、ユーザ端末10で表示されているコンテンツについて、コンテンツの閲覧に要する時間を計算する(ステップS103)。
続いて、判定部133は、ユーザ端末10で表示されているコンテンツについて、コンテンツ全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたかといった、スクロールに関する条件と、計算部132によって計算された時間に関する条件と、を判定する(ステップS104)。そして、判定部133は、ユーザ端末10から送信される情報に基づいて、ユーザ端末10の表示状況が上記の条件を満たすか否かを判定する(ステップS105)。
条件を満たす場合(ステップS105;Yes)、算定部134は、当該コンテンツについて、完読数を加算する(ステップS106)。一方、条件を満たさない場合(ステップS105;No)、算定部134は、当該コンテンツについて完読数を加算することなく、ユーザがコンテンツの閲覧を終了したか否かを判定する(ステップS107)。
ユーザがコンテンツの閲覧を終了しない場合には(ステップS107;No)、判定部133は、さらにコンテンツの表示状況に関しての判定を続ける。ユーザがコンテンツの閲覧を終了した場合には(ステップS107;Yes)、情報処理装置100は、処理を終了する。
次に、図14を用いて、情報処理装置100による提供処理の流れについて説明する。図14は、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理手順を示すフローチャート(2)である。
図14に示すように、情報処理装置100に係る受付部135は、情報利用者端末20から、評価情報の提供に関する要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。要求を受け付けていない場合(ステップS201;No)、受付部135は、要求を受け付けるまで待機する。
一方、要求を受け付けた場合(ステップS201;Yes)、提供部136は、要求を送信した情報利用者端末20に対して評価情報を提供する(ステップS202)。言い換えれば、提供部136は、情報利用者端末20で表示可能な評価情報ページ(例えば、図9で示した効果測定結果ページ)を提供する。
受付部135は、情報利用者端末20において表示されている評価情報について、評価情報の閲覧の終了を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。評価情報の閲覧の終了を受け付けない場合(ステップS203;No)、受付部135は、評価情報の表示内容の変更を受け付けたか否かを判定する(ステップS204)。表示内容の変更を受け付けない場合(ステップS204;No)、受付部135は、再び評価情報の閲覧の終了を受け付けたか否かを判定する。
一方、表示内容の変更を受け付けた場合(ステップS204;Yes)、提供部136は、表示内容を変更させた、変更後の評価情報を情報利用者端末20に提供する(ステップS205)。
受付部135が評価情報の閲覧の終了を受け付けた場合(ステップS203;Yes)、情報処理装置100は、評価情報の提供処理を終了する。なお、ステップS203の処理は、図14に示したタイミングに限られず、情報利用者の任意のタイミングで行われてもよい。
〔7.変形例〕
上述した情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔7−1.評価値の例〕
上記実施形態では、情報処理装置100は、評価値として、コンテンツの完読数を算定することを説明した。ここで、情報処理装置100は、コンテンツの表示状況に基づいて、さらに異なる評価値を算定するようにしてもよい。
例えば、情報処理装置100は、コンテンツからの離脱数を算定してもよい。すなわち、情報処理装置100は、ユーザ端末10で表示されていたコンテンツが、何らかの操作により、表示されなくなったという表示状況を取得してもよい。
具体的には、情報処理装置100は、ユーザ端末10において、計算部132によって計算された所定時間が経過する迄に、コンテンツの表示が終了したか否かを判定する。そして、情報処理装置100は、所定時間が経過する迄にコンテンツの表示が終了した数を示す離脱数を算定する。
そして、情報処理装置100は、コンテンツのPVのうち、どのくらいのユーザが所定時間の経過迄にコンテンツの表示を終了させたかという離脱数に関する情報を、情報利用者端末20に提供する。このように、情報処理装置100は、完読数に限らず、離脱数を併せて算定することで、より正確にコンテンツの効果測定を行うことができる。
なお、離脱数は、所定時間経過前にコンテンツの表示を終了した状況に限らず、コンテンツ全体を表示する前にコンテンツの表示を終了した状況を捉えた数であってもよい。
〔7−2.部分ごとの評価〕
また、情報処理装置100は、離脱数を算定するにあたり、コンテンツの所定の領域ごとに離脱数を算定してもよい。さらに、情報処理装置100は、コンテンツにおける離脱数を提示するにあたり、コンテンツのいずれの領域において、ユーザが離脱したかを示す情報を提供してもよい。
例えば、情報処理装置100は、評価情報として、コンテンツがユーザ端末10に表示される場合と同様の表示を情報利用者端末20に提供する。そして、情報処理装置100は、コンテンツとともに表示される情報として、離脱数や、離脱率等を提供する。
すなわち、情報処理装置100は、所定時間が経過する迄にコンテンツの表示が終了したと判定された場合に、ユーザ端末10において表示されていたコンテンツの表示領域を取得する。そして、情報処理装置100は、取得されたコンテンツの表示領域に基づいて、コンテンツにおける所定の領域ごとに離脱数を算定する。さらに、情報処理装置100は、コンテンツにおける所定の領域ごとに離脱数を提示するサービスを提供する。
これにより、情報利用者は、コンテンツにおいて、ユーザがどのような位置で離脱したのか、あるいは、コンテンツのどの箇所がユーザから最も閲覧されているかといった情報を把握することができる。
〔7−3.閲覧後のユーザ情報の取得〕
情報処理装置100は、ユーザ情報として、コンテンツの閲覧後のユーザの行動履歴を取得してもよい。例えば、ユーザは、コンテンツの閲覧後に、コンテンツで紹介されていたウェブサイトをユーザが訪問したり、コンテンツで紹介されていた商品を購入したりする場合がある。また、コンテンツには、コンテンツに関連した内容の広告が表示される場合がある。この場合、ユーザは、コンテンツの閲覧後に、広告をクリックする場合がある。
情報処理装置100は、このような、コンテンツの閲覧後のユーザの行動履歴を取得する。そして、情報処理装置100は、例えば、コンテンツの閲覧後のユーザのコンバージョン(Conversion)等を評価値として算定するようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、外部の広告配信サーバと連携し、コンテンツの完読後のユーザに対して、コンテンツに関連する広告を配信させるなど、コンテンツの閲覧後のユーザに対する処理を行うようにしてもよい。これにより、情報処理装置100は、コンテンツの表示状況を取得し、コンテンツを評価した情報を有効に活用することができる。
〔7−4.コンテンツの文字数〕
情報処理装置100は、コンテンツ全体に含まれる文字数について、所定の調整処理を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、コンテンツに含まれる文字のうち、通常、音読されない文字を文字数として認識しないようにしてもよい。例えば、情報処理装置100は、記号などは、コンテンツを閲覧するのに要する時間の計算に用いないようにしてもよい。また、情報処理装置100は、例えば、URLなど、英数字の羅列ではあるものの、文字として読むことがないと想定される表記についても、コンテンツを閲覧するのに要する時間の計算に用いないようにしてもよい。
〔8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100、ユーザ端末10、情報利用者端末20及びコンテンツ配信サーバ30は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図15は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図1に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図5に示した判定部133と、算定部134とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、情報処理装置100が、表示状況を取得する取得処理と、コンテンツの評価値を算定する算定処理と、評価情報を提供する提供処理とを行う例を示した。しかし、上述した情報処理装置100は、取得処理を行う取得装置と、算定処理を行う算定装置と、提供処理を行う提供装置とに分離されてもよい。この場合、取得装置は、取得部131を少なくとも有する。算定装置は、算定部134を少なくとも有する。提供装置は、提供部136を少なくとも有する。この場合、上述してきた情報処理装置100による処理は、取得装置と、算定装置と、提供装置との各装置を有する情報処理システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔10.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、判定部133と、算定部134と、提供部136とを有する。取得部131は、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示状況を取得する。判定部133は、取得部131によって取得された表示状況を用いて、コンテンツが表示されてからコンテンツの表示が終了する迄に、コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する。算定部134は、判定部133によって判定された結果に基づいて、コンテンツに対する所定の評価値を算定する。提供部136は、算定部134によって算定された評価値を提示するサービスを提供する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテンツ全体の文字数に基づいて、コンテンツの評価値を算定する。情報処理装置100は、かかる処理によって、ユーザが、コンテンツ全体をまんべんなく閲覧せずとも、コンテンツのいずれかの箇所を可視領域に留めている状況に応じて、コンテンツを評価することができる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツについて、より現実のユーザの視聴態様に則した評価を行うことができる。結果として、情報処理装置100は、コンテンツが有する効果を正確に測定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテンツごとに設定される所定時間を計算する計算部132を更に備える。判定部133は、コンテンツが表示されてからコンテンツの表示が終了する迄に、計算部132により計算された所定時間が経過したか否かを判定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザがコンテンツを閲覧するのに要すると想定される所定時間を計算し、計算した時間を用いてコンテンツの評価値を算定することができる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツの閲覧時間を適切に設定することができるため、コンテンツに対する評価値を正確に算定できる。
また、計算部132は、コンテンツに埋め込まれるタグに基づいて、コンテンツ全体に含まれる文字として取り扱う文字数を判別し、判別した文字数に基づいて、所定時間を計算する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、タグによって指定された範囲をコンテンツに含まれる文字として取り扱うようにしてもよい。これにより、情報処理装置100は、コンテンツに含まれる文字を正確に特定することができる。
また、計算部132は、コンテンツ全体の文字数に、予め定められた1文字当たりの文字の読み取り時間を乗じることにより、所定時間を計算する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテンツ全体の閲覧時間の計算の際に、1文字当たりの読み取り時間を参照する。これにより、情報処理装置100は、コンテンツに対する適切な閲覧時間を計算することができる。
また、判定部133は、表示状況に基づいて、ユーザ端末10においてコンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたか否かを判定する。算定部134は、コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示され、かつ、所定時間が経過したと判定される場合に、評価値として、コンテンツが完読されたと推定する数である完読数を加算するよう算定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ端末10において、コンテンツ全体が一度表示され、かつ、所定時間が経過したと判定される場合に、コンテンツが完読されたと判定する。このため、情報処理装置100は、例えば、一度コンテンツを流し読みし、その後に、関心のある箇所を熟読するようなユーザに関しても、コンテンツを完読したものとして取り扱うことができる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツ全体が必ずしも熟読されずとも、当該コンテンツがユーザに対して十分な効果を発揮したと判定し、コンテンツを評価することができる。
また、算定部134は、評価値を、コンテンツごと、コンテンツを執筆したライターごと、又は、コンテンツの属するカテゴリごとに算定する。提供部136は、コンテンツごと、コンテンツを執筆したライターごと、又は、コンテンツの属するカテゴリごとに算定された評価値を提示するサービスを提供する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、情報利用者に対して、多様な切り口によるコンテンツの評価値を提供する。言い換えれば、情報処理装置100は、コンテンツの多面的な評価情報を提示できるため、コンテンツの評価値を有効に活用させることができる。
また、取得部131は、ユーザ端末10のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する。算定部134は、評価値を、ユーザ情報に含まれる属性ごとに算定する。提供部136は、属性ごとに算定された評価値を提示するサービスを提供する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、情報利用者に対して、コンテンツを閲覧したユーザの属性ごとに算定される評価値を提供してもよい。この場合も、情報処理装置100は、コンテンツの多面的な評価情報を提示できるため、コンテンツの評価値を有効に活用させることができる。
また、判定部133は、表示状況に基づいて、ユーザ端末10において所定時間が経過する迄にコンテンツの表示が終了したか否かを判定する。算定部134は、評価値として、所定時間が経過する迄にコンテンツの表示が終了した数を示す離脱数を算定する。提供部136は、離脱数を提示するサービスを提供する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、評価値として、コンテンツからの離脱数を算定してもよい。すなわち、情報処理装置100は、コンテンツが完読された情報のみならず、コンテンツが閲覧されたにもかかわらず完読されなかった情報を算定し、算定した情報を情報利用者に提供できる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツに対する多様な評価を行うことができる。
また、取得部131は、判定部133によって、所定時間が経過する迄にコンテンツの表示が終了したと判定された場合に、ユーザ端末10において表示されていたコンテンツの表示領域を取得する。算定部134は、取得部131によって取得されたコンテンツの表示領域に基づいて、コンテンツにおける所定の領域ごとに離脱数を算定する。提供部136は、コンテンツにおける所定の領域ごとに離脱数を提示するサービスを提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテンツにおいて、ユーザがどのような位置で離脱したのか、あるいは、コンテンツのどの箇所がユーザから最も閲覧されているかといった情報を情報利用者に提供することができる。このため、情報処理装置100によれば、情報利用者は、コンテンツのいずれの場所に広告を配置するかといったことや、コンテンツ自体の長さや、コンテンツにおいてユーザから注目されやすい箇所等を把握することができる。このように、情報処理装置100は、コンテンツの評価情報を有効に活用させることができる。
なお、情報処理装置100は、取得部131と、判定部133と、算定部134により構成されてもよい。この場合、取得部131は、ユーザ端末10におけるコンテンツの表示状況を取得する。判定部133は、取得部131によって取得された表示状況に基づいて、ユーザ端末10においてコンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたか否か、及び、コンテンツが表示されてから、コンテンツの表示が終了する迄に、コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて算出される所定時間が経過したか否かを判定する。算定部134は、判定部133によって、コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示され、かつ、所定時間が経過したと判定される場合に、コンテンツが完読された数を示す完読数を加算するよう算定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザ端末10において、コンテンツ全体が一度表示され、かつ、所定時間が経過したと判定される場合に、コンテンツが完読されたと判定する。これにより、情報処理装置100は、コンテンツ全体が必ずしも熟読されずとも、当該コンテンツがユーザに対して十分な効果を発揮したと判定し、コンテンツを評価することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 ユーザ端末
20 情報利用者端末
30 コンテンツ配信サーバ
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 表示状況記憶部
122 ユーザ情報テーブル
123 コンテンツ情報テーブル
125 評価情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 計算部
133 判定部
134 算定部
135 受付部
136 提供部

Claims (11)

  1. ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況、及び、当該ユーザ端末のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された表示状況を用いて、前記コンテンツが表示されてから当該コンテンツの表示が終了する迄に、当該コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって判定された結果に基づいて、前記コンテンツに対する所定の評価値を前記ユーザ情報に含まれる属性ごとに算定する算定部と、
    前記算定部によって算定された評価値を前記属性ごとに提示するサービスを提供する提供部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コンテンツごとに設定される前記所定時間を計算する計算部を更に備え、
    前記判定部は、
    前記コンテンツが表示されてから当該コンテンツの表示が終了する迄に、前記計算部により計算された所定時間が経過したか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記計算部は、
    前記コンテンツに埋め込まれるタグに基づいて、当該コンテンツ全体に含まれる文字として取り扱う文字数を判別し、判別した文字数に基づいて、前記所定時間を計算する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算部は、
    前記コンテンツ全体の文字数に、予め定められた1文字当たりの文字の読み取り時間を乗じることにより、前記所定時間を計算する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記表示状況に基づいて、前記ユーザ端末において前記コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたか否かを判定し、
    前記算定部は、
    前記コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示され、かつ、前記所定時間が経過したと判定される場合に、前記評価値として、前記コンテンツが完読されたと推定する数である完読数を加算するよう算定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記算定部は、
    前記評価値を、前記コンテンツごと、前記コンテンツを執筆したライターごと、又は、前記コンテンツの属するカテゴリごとに算定し、
    前記提供部は、
    前記コンテンツごと、前記コンテンツを執筆したライターごと、又は、前記コンテンツの属するカテゴリごとに算定された評価値を提示するサービスを提供する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記判定部は、
    前記表示状況に基づいて、前記ユーザ端末において前記所定時間が経過する迄に前記コンテンツの表示が終了したか否かを判定し、
    前記算定部は、
    前記評価値として、前記所定時間が経過する迄に前記コンテンツの表示が終了した数を示す離脱数を算定し、
    前記提供部は、
    前記離脱数を提示するサービスを提供する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、
    前記判定部によって、前記所定時間が経過する迄に前記コンテンツの表示が終了したと判定された場合に、前記ユーザ端末において表示されていた当該コンテンツの表示領域を取得し、
    前記算定部は、
    前記取得部によって取得された前記コンテンツの表示領域に基づいて、当該コンテンツにおける所定の領域ごとに前記離脱数を算定し、
    前記提供部は、
    前記コンテンツにおける所定の領域ごとに前記離脱数を提示するサービスを提供する、
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況、及び、当該ユーザ端末のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された表示状況に基づいて、前記ユーザ端末において前記コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示されたか否か、及び、当該コンテンツが表示されてから、当該コンテンツの表示が終了する迄に、当該コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて算出される所定時間が経過したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記コンテンツの全体が少なくとも一度は可視領域に表示され、かつ、前記所定時間が経過したと判定される場合に、前記ユーザ情報に含まれる属性ごとに、当該コンテンツが完読された数を示す完読数を加算するよう算定する算定部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  10. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況、及び、当該ユーザ端末のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された表示状況を用いて、前記コンテンツが表示されてから当該コンテンツの表示が終了する迄に、当該コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された結果に基づいて、前記コンテンツに対する所定の評価値を前記ユーザ情報に含まれる属性ごとに算定する算定工程と、
    前記算定工程によって算定された評価値を前記属性ごとに提示するサービスを提供する提供工程と、
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  11. ユーザ端末におけるコンテンツの表示状況、及び、当該ユーザ端末のユーザに関する情報であるユーザ情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された表示状況を用いて、前記コンテンツが表示されてから当該コンテンツの表示が終了する迄に、当該コンテンツ全体に含まれる文字数に基づいて計算される所定時間が経過したか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって判定された結果に基づいて、前記コンテンツに対する所定の評価値を前記ユーザ情報に含まれる属性ごとに算定する算定手順と、
    前記算定手順によって算定された評価値を前記属性ごとに提示するサービスを提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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