JP5814489B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
例えばグループでのイベント、リクリエーション等においては、各参加者が持ち物を分担したり、必要な品物の購入担当を振り分けることなどが行われることがある。この場合に、各自の端末上で購入リスト等により支援が行われることで利便性が向上される。
そこでグループの参加者が、それぞれ自身の端末を用いて、グループ内で検討しながら購入品の担当決めや商品選択をしたり、精算が容易にできるようなシステムが望まれる。本発明はこのようなグループ行動における購入品の選択や精算を支援するシステムを提供することを目的とする。
このような情報処理装置によれば、イベント等を行うグループのユーザ(参加者)は各自の端末でグループとして準備する物品のリストを閲覧し、また任意にリストを編集していくかたちで、全員で準備品の情報を共有できる。また各ユーザは、購入候補商品が提示されることにより購入商品を検討でき、さらに購入費用に関しては精算情報を閲覧することができる。
これによりグループ内の個々のユーザは自分の負担金額を確認できる。
グループでのイベント等ではリストアップして準備した物品以外にも各種の費用が生ずることが多々あるため、そのような追加費用も反映した精算情報が得られるようにする。
グループ全体で準備する物品と個人毎に準備する物品が準備品情報で管理されることで、個々のユーザは全体で準備する物品だけでなく、個人で準備する物品もチェックできる。この場合に、精算に関しては、個人準備物品は除外することで適切な精算ができる。
初期的なリストをデフォルト準備品情報に基づいてグループに提供することで、グループの準備物品のリスト作成を支援できる。
この通知処理部の通知により、各ユーザが準備状況を知ることができ、また重複購入などを防止できる。
これにより各ユーザが購入候補商品情報を編集しながら、グループ内で購入商品を検討する場を提供する。
これによりグループでの準備する物品のリスト閲覧、編集、購入商品検討、精算情報閲覧を可能とする。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法の各ステップとしての処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
<1.全体構成>
<2.リスト提供サービスにおける画面遷移>
<3.リストサーバの機能構成と準備品情報>
<4.リスト作成・閲覧に関する処理>
<5.まとめ及び変形例>
<6.プログラム及び記憶媒体>
また実施の形態で用いる「グループ」とは、イベントその他の何らかの事情で任意に集まった複数の参加者によるグループを指す。例えばハイキングやバーベキュー等のリクリエーションを仲間同士で行う場合のグループ、何らかのイベントを開催する有志のグループなどが想定されるが、必ずしもこれに限らない。或る共同行動を予定する複数人としてのグループであればよい。グループを構成する参加者たるユーザ(ネットワークのユーザ)は、リストサーバ3による支援サービスを享受できる。
リストサーバ3による支援サービスを総称して「リスト提供サービス」と呼ぶこととする。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムは複数の店舗が出店する仮想的な商店街を実現するEC(electronic commerce:電子商取引)システムとして機能する。また、このネットワークシステムにより、一般ユーザは任意に登録したグループ単位で、イベントその他のグループ活動の準備や精算の支援を行うリスト提供サービスを享受できる。
なお、以下では「データベース」を「DB」と表記する。
またネットワーク1の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本実施の形態では、ユーザ端末5を用いるユーザ同士がグループを形成して、リストサーバ3によるリスト提供サービスを受けることとなる。
ECサーバ2やリストサーバ3はこのような動作によりユーザ端末5にウェブページを提供し、またユーザ端末5等からの要求に応じた処理を行う。
商品DB6cには、仮想商店街で取り扱っている商品に関するデータが登録される。例えば商品DB6cには、各商品(サービスも含む)について、商品識別情報としての商品ID、当該商品を販売する店舗の店舗ID、商品のカテゴリー、名称、価格、在庫、商品に関するウェブページ(商品ページ)へのリンク情報(URL)などが登録される。
ECサーバ2は、広告DB6dから選択した広告画像やテキストを各種ウェブページ上で表示させることができる。
また準備品情報DB7には、各種のイベント等に応じて初期的な準備品等を記憶したリスト情報(デフォルトリストデータDF)を記憶するデフォルトリストDB7bが設けられる。デフォルトリストデータLDF1,LDF2・・・は、それぞれイベント等の種別に応じて予め用意された初期的な準備品のリスト情報である。例えばバーベキュー用のリスト、海水浴用のリスト、ハイキング用のリストなどとして、一般的な準備品を示した情報である。
リストサーバ3の機能構成やグループリストデータLGの具体的な情報内容については後述する。
同様に準備品情報DB7は、リストサーバ3とは別のサーバコンピュータ内に構築されていてもよいし、リストサーバ3内に構築されていてもよい。
また図示及び説明の便宜上、電子商取引DB6、準備品情報DB7として示したが、ユーザDB6a、店舗DB6b、商品DB6c、広告DB6d、グループリストDB7a、デフォルトリストDB7bの各DBは、ECサーバ2やリストサーバ3がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばECサーバ2やリストサーバ3と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地等のコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDD等)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えばユーザDB6aとして記憶される情報が、複数のユーザDB(例えばログイン用のユーザDBと取引用のユーザDBなど)により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ1つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク1を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ECサーバ2、リストサーバ3、店舗端末4、ユーザ端末5としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ECサーバ2、リストサーバ3、店舗端末4、ユーザ端末5を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LAN等によりシステム化されていてもよいし、インターネット等を利用したVPN等により遠隔地に配置されたものでもよい。
またECサーバ2とリストサーバ3が単一のコンピュータ装置内で実現されてもよい。
図3から図8を用いてリスト提供サービスとしてユーザがユーザ端末5で閲覧することのできる画面例を説明する。
リストサーバ3が実行するリスト提供サービスでは、トップページとしてグループリスト画面30が表示される。そして、グループリスト画面30から、ユーザ操作に応じて、個人リスト画面31、購入候補画面32、精算画面34、基本データ編集画面36、項目編集画面37、物品追加画面38に遷移する。また、購入候補画面32と商品検索結果画面33は互いに遷移する。また精算画面34と追加支出編集画面35は互いに遷移する。また個人リスト画面31と個人物品追加画面39、個人項目編集画面40は互いに遷移する。さらに購入候補画面32からがECサーバ2が提供するショッピングページに遷移することもある。個人リスト画面31から購入候補画面32に遷移することもできる。
図4、図5はグループリスト画面30の例を示している。図4は初期状態のグループリスト画面30、図5は編集を加えた後のグループリスト画面30の例である。
例えば4人のユーザA,B,C,Dが2014年9月21日に高尾山でバーベキューを行うことを計画したとする。ユーザの一人がリストサーバ3にアクセスし、所定の内容を入力してグループリスト生成を要求する。例えばグループ名、参加するユーザ、日にち、計画のタイトル(グループリスト名称)、計画種別などを入力する。参加ユーザの情報は、例えばユーザDB6aに登録されたユーザ情報やSNS(social networking service)等に登録されているユーザの画像などを参照できるような情報であることが望ましい。
そしてリストサーバ3は、ユーザ端末5から入力された情報や抽出したデフォルトリストデータLDFを用いて、図4のような初期的なグループリスト画面30を生成し、ユーザ端末5に送信して表示させる。
このリストエリア74には、準備品(持ち物)としての物品名が挙げられ、各物品について、数量、状況、商品候補、購入額、担当者、発注期限、コメントなどの項目の表示欄が設けられている。また削除用のチェックボックス82も用意されている
「数量」は準備すべき当該物品の数量が自動又は手動の入力に応じて表示される表示欄である。
「状況」は当該物品の準備状況の表示欄である。例えば「まだ」「持ってる!」「買ったよ!」など、グループ内で各ユーザが準備状況を把握できる情報が自動又は手動の入力に応じて表示される。
「購入額」は、当該物品を購入した場合の購入額が自動又は手動の入力に応じて表示される表示欄である。
「担当者」は、当該物品の購入をする人、購入をした人、あるいは所有していて提供する人としてのユーザ名が自動又は手動の入力に応じて表示される表示欄である。
「発注期限」は、当該物品をネットショッピングで購入する場合の購入処理の期限を表示する表示欄である。これはユーザが手動入力しても良いが、例えば日付エリア73の日付の情報や、ECサーバ2が管理している各商品の注文から配送までの期間の情報を用いて自動入力されるようにすることもできる。
「コメント」は、グループ内の各ユーザが任意にコメントを書き込むことのできる欄であり、グループ内のコミュニケーションに使用できる。
ユーザはユーザ端末5上でのこれらのボタンの操作、例えばクリックやタッチなどにより、各種の操作を行うことができる。
例えば図5は、初期状態から各種編集がされた後の状態のグループリスト画面30であるが、ここには初期状態では表示されていない「牛肉」「たれ」「たまねぎ」などがリストエリア74に掲載された状態になっている。ユーザは物品追加ボタン76から導かれる物品追加画面38上で各種物品を入力していくことで、そのグループの計画に応じた準備品をリストに追加していくことができる。
ユーザがグループリスト画面30の項目編集ボタン80を操作すると、項目編集画面37(図3参照)が表示される。項目編集画面37には、物品についての「数量」「状況」「購入額」「担当者」「発注期限」「コメント」を新規入力又は変更するための入力ボックスや確定ボタン等が用意されている。ユーザは項目を修正したい物品の項目編集ボタン80を選択して操作し、その物品についての項目編集画面37上での入力操作を行うことで、当該物品の各項目の内容を更新できる。例えば数量を変更したりコメントを書き込むことなどができる。また例えば「状況」や「担当者」等は、選択肢が用意されて、ユーザが選択できるようにすればよい。例えば「状況」については「まだ」「買ったよ!」「持ってる!」「調べ中」などを選択肢とする。「担当者」は、各参加者が選択肢となる。
図5の状態は、各ユーザが項目を編集した後の状態であるが、この図に見られるように各種の内容を任意に更新することができる。
なお、項目内容の変更は、この用に手動で行うほか、自動的に更新される場合もある。例えば商品購入の情報に基づいてリストサーバ3側で「状況」を「買ったよ!」に更新したり、「担当者」をその購入処理を実行した人に変更するなどである。
例えば当該リスト提供サービスにログインしたユーザ、即ちグループに属するとしてグループリスト画面30の参加者エリア71に表示されているユーザが、ユーザ端末5において個人リストボタン77を操作すると、そのユーザ自身の準備品を提示する個人リスト画面31が表示される。図6は、グループの一人であるAさんが閲覧する個人リスト画面31の例である。
また個人リスト画面31には、共同準備品リストエリア85、個人準備品リストエリア86、戻りボタン87、個人準備品追加ボタン88が用意されている。
また個人リスト画面31には共同準備品リストエリア85に対して編集ボタン80、商品候補ボタン81が設けられ、個人準備品リストエリア86に対して編集ボタン80P、商品候補ボタン81、チェックボックス82P、削除ボタン83Pが設けられる。
なお「購入額」の項目に関しては、下段に現時点での負担額の合計が示されるようにすることで、グループで準備する物品について現時点で自分が負担している金額がわかるようにしている。
個人準備品追加ボタン88を操作することで、個人物品追加画面39(図3参照)が表示される。個人物品追加画面39には、個人準備品リストエリア86に追加掲載する物品を入力する入力ボックスや確定ボタン等が用意されている。ユーザ(Aさん)は個人物品追加画面39上での操作を行うことで個人準備品リストエリア86に掲載される物品を追加していくことができる。
このような操作で個人リスト画面31の個人準備品リストエリア86に掲載された物品については項目編集ボタン80Pが用意されていることで、Aさんは、自分が個人的に準備する物品について、項目内容の編集を行うことができる。即ち或る物品について項目編集ボタン80Pを操作することで個人項目編集画面40(図3参照)が表示される。個人項目編集画面40には、物品についての「数量」「状況」「購入額」を新規入力又は変更するための入力ボックスや確定ボタン等が用意されている。ユーザは項目を修正したい物品の項目編集ボタン80Pを選択して操作し、その物品の個人項目編集画面40上での入力操作を行うことで、当該物品の情報を更新できる。例えば数量を変更したり、状況を変更することなどができる。
また各物品にチェックボックス82Pが設けられ、チェックボックス82Pをチェックして削除ボタン83Pを操作することで、Aさんは、一旦登録してしまったが不要と考えた物品をリストから削除することもできる。
なお「購入額」の項目に関しては、下段に現時点での支出額の合計が示されるようにすることで、個人的な支出金額がわかるようにしている。
ユーザは戻りボタン87を操作することで、閲覧画面を図5のグループリスト画面30に戻すことができる。
また図6の個人リスト画面31においても、共同準備品リストエリア85や個人準備品リストエリア86の各物品に対しても、商品候補ボタン81が設けられている。
ユーザは、グループリスト画面30や個人リスト画面31において、或る物品についての商品候補ボタン81を操作することで、購入候補画面32が表示され、その物品を購入する際の商品の候補を閲覧することができる。購入候補画面32の例を図7に示す。
商品候補エリア91には、例えば最初は、商品名をキーワードとしてECサーバ2が検索した商品が表示される。そして各商品について、商品画像、店舗情報、価格、サービス情報等が表示される。
またリストを前後にページ送りする送りボタン98も用意されており、多数の商品候補が検索された場合、ユーザは送りボタン98でページ送りして、リストアップされた各商品を確認することができる。
そしてリストアップされた商品のうちで或る商品を購入する場合、ユーザは購入ボタン93を操作することで、当該ショップの当該商品のページ、即ちECサーバ2が提供するショッピングページ41に遷移することができる。ユーザは、そのショッピングページ41で購入手続を行うことができる。
このため各商品についてチェックボックス94が用意されているとともに、削除ボタン95が用意される。グループの各ユーザは、買わないと決めた商品については、チェックボックス82にチェックして削除ボタン95を操作する。これに応じて当該商品はリストから外される。
また購入候補画面32には、追加検索ボタン96と検索条件入力部97が用意されている。ユーザは検索条件入力部97に価格やキーワードなどの絞り込み条件を入力して追加検索ボタン96を操作することで、再検索が行われ、その結果が商品検索結果画面33(図3参照)として提示される。ユーザは、商品検索結果画面33から商品を選択して、商品候補エリア91に追加していく操作を行うことができる。
なお、この再検索の結果は、別の画面である商品検索結果画面33で検索結果リストとして表示されるようにはせず、検索結果の各商品がダイレクトに商品候補エリア91に追加されていくようにしてもよい。或いは、商品候補エリア91の商品の全てが再検索の結果に置き換えられるようにしてもよい。
例えば図4,図5のグループリスト画面30から最初に商品候補ボタン81が操作されたときに検索されて図8の商品候補エリア91に挙げられた各商品の情報(例えば商品ID)は、その際にグループリストデータLGに登録される。その後逐次追加検索や削除が行われることに応じて、グループリストデータLGの商品IDの情報は更新される。これにより、グループリストデータLGには、最新の状態でリストアップされた商品の商品IDが保存されている。2回目以降に商品候補ボタン81が操作された場合は、グループリストデータLGに登録された商品が商品候補エリア91に表示される。従って、グループ内の各ユーザは、みんなで取捨選択した最新の候補商品を見ることができる。
換言すれば、各ユーザは、今回の用途に適していないとか、高額すぎるというような商品を削除したり、再検索でお勧めの商品をリストに加えたりということができ、グループ内で購入する商品の候補を絞っていくようなことが可能となる。
精算画面34には、共同購入品支出エリア52、追加支出エリア53、支出合計エリア54、個人精算エリア55が設けられる。
追加支出エリア53には編集ボタン56が設けられ、ユーザは編集ボタン56を操作することで、追加支出編集画面35(図3参照)に進むことができる。追加支出編集画面35では、例えば支出担当者、支出名称、支出額を入力することができる入力ボックスや確定ボタン等が用意されている。ユーザがこれらの項目を入力し確定操作を行うことで、図8のように追加支出エリア53に追加費用の内容が表示される。また、一旦登録した追加支出の内容を削除することも例えば追加支出編集画面35において可能とされる。
この例では、Aさん,Bさん,Cさん,Dさんの各ユーザが、いくら受け取れば良いか、又はいくら支払えば良いかが、自動計算されて表示される。
さらに詳しく、各ユーザが、誰にいくら支払えば良いか、或いは誰からいくら受け取れば良いか、などの形式で表示してもよい。
精算画面34を閲覧しているユーザは、戻りボタン51を操作することで、閲覧画面を図5のグループリスト画面30に戻すことができる。
以上のような各種画面を提示するリスト提供サービスを実現するためのリストサーバ3について説明する。
図9に1又は複数の情報処理装置で構成されるリストサーバ3としての機能構成を示す。
リストサーバ3としての各機能は、図2の情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウエアにより実現してもよい。
また各機能をソフトウエアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。1つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、1つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。
準備品情報DB7には、グループリストDB7aにおいて、グループリストデータLG(LG1、LG2・・・)が登録されている。グループリストデータLG(LG1、LG2・・・)のそれぞれはグループ毎に設定されて登録された準備品情報である。
グループリストデータLGは、上述のグループリスト画面30等の各画面を提示するための情報であり、例えば1つのグループリストデータLG(x)は、図10のようなデータ構造を備える。
グループリスト名称は、或るグループがグループリスト生成要求を行ったときに入力した名称の情報であり、例えば上記の図4〜図8の例でいえばタイトルエリア72に表示される「高尾山バーベキュー」といった名称である。
参加ユーザ情報は、グループリスト生成要求の際に入力されたグループ名、各参加者の名前、画像、ユーザID、電子メールアドレス等の情報である。ユーザIDを管理することで、参加者を、例えば電子商取引DB6におけるユーザDB6aの情報と紐づけることも可能となる。
日時情報は、グループリスト生成要求の際に入力された、イベント等の実行日を示す日時情報である。
各物品については、リストエリア74に表示される各項目の情報が対応づけられている。即ち物品の名称とともに、数量、状況、候補商品ID、購入額、担当者、発注期限、コメント等である。候補商品IDとは、その物品について、図7の購入候補画面32に表示される1又は複数の商品の商品IDである。商品IDを管理することで、電子商取引DB6における商品DB6cの情報と紐づけることができ、購入候補画面32に提示する商品の情報をECサーバ2から取得できる。
なお、図5等で説明した編集ボタン80を操作して各物品についての編集が行われた場合には、グループリストデータLGにおいて当該物品の項目の情報が更新されることになる。また物品追加ボタン76を操作して物品の追加が行われる場合、その物品についての情報がグループリストデータLGに追加される。チェックボックス82、削除ボタン83を用いて削除が行われた場合、該当の物品の情報は、グループリストデータLGから削除される。
例えば情報#A1,#A2・・・がAさんの物品の情報、情報#D5はDさんの物品の情報などとして登録されている。
各物品については、各ユーザ毎に、個人準備品リストエリア86に表示される各項目の情報が対応づけられている。即ち物品の名称とともに、数量、状況、候補商品ID、購入額、ユーザ情報等である。ユーザ情報は、その物品を個人リスト画面31に登録したユーザの識別情報である。
また提示リスト処理部3bは、基本データ編集画面36、項目編集画面37、物品追加画面38、個人物品追加画面39等の各種ページデータを管理し、ユーザ端末5への送信を管理する。
提示リスト処理部3bが生成又は提供するページデータは通信制御部3gを介してユーザ端末5に送信され、ユーザ端末5のブラウザ上で表示される。
また提示リスト処理部3bは、上記のような各種の画面に対するユーザ端末5からの操作情報に基づいて準備品情報(例えばグループリストデータLG)を更新する処理を行う。即ち提示リスト処理部3bは、ユーザ端末5からの更新情報を受け付けた際には、グループリストデータLGの更新やそれに伴う画面更新を行う。グループリストデータLGを更新する場合、提示リスト処理部3bは、更新内容をDBアクセス部3aに受け渡し、準備品情報DB7におけるデータ更新を実行させる。
購入情報処理部3cが生成したページデータは通信制御部3gを介してユーザ端末5に送信され、ユーザ端末5のブラウザ上で表示される。
また購入情報処理部3cは、候補商品の追加や削除等のユーザによる編集操作に応じた画面更新処理や、グループリストデータLGにおける候補商品IDの更新処理を行う。
また購入情報処理部3cは、購入候補商品の購入実績情報の取得に応じた更新処理も行う。例えば購入情報処理部3cは、いずれかの候補商品についての購入実績の情報を例えばECサーバ2から受信した際には、それに応じてグループリストデータLGにおける購入額の更新を行う。
グループリストデータLGを更新する場合、購入情報処理部3cは、更新内容をDBアクセス部3aに受け渡し、準備品情報DB7におけるデータ更新を実行させる。
また、各物品について購入候補として候補商品IDを登録した商品については、ECサーバ2を介して店舗情報等を得ることで、各商品の在庫状況、注文から配送に要する日数などを知ることもできる。そこで購入情報処理部3cは、このような情報を反映した発注期限の情報を生成し、グループリストデータLGに登録するといったグループリストデータLGの更新を行うようにしてもよい。
図10の例のようにグループリストデータLGに各物品について購入したユーザの情報(担当者)が含まれている場合、精算処理部3dは、精算情報として、グループ内の各ユーザの支出費用を用いてユーザ毎の精算金額を算出する処理を行うことができる。
また、グループリストデータLGに追加支出情報adtが登録されていれば、その追加支出情報adtも用いて精算金額を算出する。
精算処理部3dが生成したページデータは通信制御部3gを介してユーザ端末5に送信され、ユーザ端末5のブラウザ上で表示される。
また精算処理部3dは、追加支出編集画面35に対するユーザ操作に応じて追加支出項目を追加する場合、グループリストデータLGにおける追加支出情報adtの追加や削除を行う。グループリストデータLGを更新する場合、精算処理部3dは、更新内容をDBアクセス部3aに受け渡し、準備品情報DB7におけるデータ更新を実行させる
ログイン管理部3fは、このためにユーザ端末5からのアクセスに対して、ユーザIDやパスワードの照合を含むログイン処理を行う。
以下、リストサーバ3によるリスト提供サービスに関する処理例を説明する。なお、以下の説明におけるリストサーバ3の処理は、図9に示したDBアクセス部3a、提示リスト処理部3b、購入情報処理部3c、精算処理部3d、通知処理部3e、ログイン管理部3f、通信制御部3gとしての各機能が連携して実行されるものである。
リスト提供サービスによるサービスを求めるユーザは、ユーザ端末5からリストサーバ3が提供するウェブページにアクセスし、ログイン処理を行う。ユーザ端末5はステップS10でログイン要求情報をリストサーバ3に送信し、リストサーバ3側ではステップS101でログイン処理を行う。例えば新規ユーザ登録や、既に登録されているユーザの認証処理などが行われる。
例えばログイン完了に応じてリストサーバ3はユーザ端末5にリスト提供サービスのポータル画面を表示させ、ユーザは、ポータル画面から新規登録を要求できる。新規登録の場合、ユーザ端末5には、所定の入力画面が提示され、例えばユーザがグループ名、参加ユーザ、日にち、計画のタイトル、計画種別などを画面上で入力することに応じて、ユーザ端末5はこれらの基本情報を含むリスト作成要求情報IF1をリストサーバ3に送信する。
またリストサーバ3はステップS105で、新規に生成したグループリストデータLGをグループリストDB7aに登録する。
このユーザが、この時点で終了操作を行えば、ユーザ端末5ではステップS13からS16に進み終了処理を行う。例えばログアウト要求をリストサーバ3への送信や、リスト提供サービス画面を閉じる等の処理を行う。またリストサーバ3側は、ログアウト要求に応じてステップS106からS108に進み、終了処理として、ログアウト処理や、所定の情報更新や閲覧履歴保存などの必要な処理を行う。
ユーザの操作に応じたリストサーバ3側の操作対応処理については後述する。
図12に、グループに所属する各ユーザがリスト閲覧等を行う場合の処理を示している。なお、図11と同一の処理については同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
ユーザ端末5では当該情報を受信することに応じてグループリスト名称の一覧画像を表示させる。ユーザは、自分が閲覧できるグループリストの一覧をみて、これから閲覧しようとするグループリストを選択する操作を行う。このようなユーザ操作に基づいてユーザ端末5はステップS22でリスト閲覧要求を行う。即ちユーザ端末5はユーザが選択したグループリストの情報を含むリスト閲覧要求情報IF2をリストサーバ3に送信する。
図13はステップS107の操作対応処理を詳細に示したものである。
操作対応処理としてリストサーバ3は、ステップS201〜S208で、ユーザ端末5から送信されるユーザの操作情報を監視している。
ステップS201でリストサーバ3は、グループリスト画面30において基本データ修正ボタン75が操作されたか否かを監視する。
ステップS202でリストサーバ3は、グループリスト画面30において物品追加ボタン76が操作されたか否かを監視する。
ステップS203でリストサーバ3は、グループリスト画面30において削除ボタン83が操作されたか否かを監視する。
ステップS204でリストサーバ3は、グループリスト画面30において項目編集ボタン80が操作されたか否かを監視する。
ステップS205でリストサーバ3は、グループリスト画面30において個人リストボタン77が操作されたか否かを監視する。
ステップS206でリストサーバ3は、グループリスト画面30において商品候補ボタン81が操作されたか否かを監視する。
ステップS207でリストサーバ3は、グループリスト画面30において精算ボタン78が操作されたか否かを監視する。
リストサーバ3は、特にこれらの操作を検知しない場合はステップS107を終え、図11,図12のステップS106に戻り、終了でなければ、ステップS107に戻って図13の処理を繰り返す。
そしてリストサーバ3はステップS211で、基本データ編集画面36を介して入力された編集情報を取得し、ステップS212で入力情報に応じた処理を行う。具体的には、現在処理中のグループリストデータLGにおいて、入力情報に応じて基本データを更新する。例えばユーザが参加ユーザの追加やグループリスト名称の変更などの編集操作を行った場合、そのグループリストデータLGにおいて参加ユーザ情報やグループリスト名称の情報を更新する。そして更新したグループリストデータLGに基づくグループリスト画面30のページデータをユーザ端末5に送信してユーザ端末5に編集後の状態を表示させる。さらにグループリストDB7a上でも当該編集内容を反映させるため、更新されたグループリストデータLGの書き込み(グループリストデータLGのDB上での更新)を行う。
例えばユーザが参加ユーザの追加やグループリスト名称の変更などの編集操作を行った場合、以上の処理で、その編集操作内容が閲覧中の画面とグループリストデータLGの両方に反映される。
なおステップS213の通知処理では、リストサーバ3は、他のユーザだけでなく、現在ログイン中のユーザ(つまり変更の操作を行っているユーザ)に対しても、確認のための通知をおこなうようにしてもよい。システムが操作を受け付けたことを知らせる意味や、他人が不正にログインして操作を行った場合に本人が認識できるようにする意味がある。後述するステップS326,S334の通知処理の場合も同様である。
リストサーバ3はステップS211で、物品追加画面38を介して入力された編集情報、即ち新規の物品の名称、数量、担当者等の情報を取得し、ステップS212で入力情報に応じた処理を行う。即ち追加された物品を加えるようにグループリストデータLGを更新し、更新したグループリストデータLGに基づくグループリスト画面30のページデータをユーザ端末5に送信して表示させる。さらにグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。
そしてステップS213でリストサーバ3は、グループリスト画面30のリストエリア74に物品が追加されたことを各ユーザに通知する処理を行う。
リストサーバ3はステップS212で入力情報に応じた処理を行う。即ち指定された物品が削除されるようにグループリストデータLGを更新し、更新したグループリストデータLGに基づくグループリスト画面30のページデータをユーザ端末5に送信して表示させる。さらにグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。
ステップS213でリストサーバ3は、グループリスト画面30のリストエリア74において物品が削除されたことを各ユーザに通知する処理を行う。
リストサーバ3はステップS211で、項目編集画面37を介して入力された上記の項目についての編集情報を取得し、ステップS212で入力情報に応じた処理を行う。即ち変更や新規入力された内容が反映されるようにグループリストデータLGを更新し、更新したグループリストデータLGに基づくグループリスト画面30のページデータをユーザ端末5に送信して表示させる。さらにグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。
そしてステップS213でリストサーバ3は、グループリスト画面30のリストエリア74における物品の項目内容が追加されたことを各ユーザに通知する処理を行う。例えばユーザの一人が、或る物品を購入したり、自分が所有しているなどして「状況」を準備の進行を示す内容、例えば「買ったよ!」「持ってる!」等に変更した場合、他のユーザが当該リスト提供サービスにログインして確認しなくても、準備の進行を電子メール等で知ることができる。
ステップS220の個人リスト提示処理の詳細を図14に示す。
リストサーバ3はステップS501で担当物品抽出を行う。即ち現在ログインしてユーザ端末5を操作しているユーザが、グループリスト画面30において「担当者」とされている物品を抽出する。
そしてステップS502でリストサーバ3は個人リスト画面31としてのページデータの生成を行う。図6で例示したように、個人リスト画面31には共同準備品リストエリア85と個人準備品リストエリア86が設けられる。このためリストサーバ3は、共同準備品リストエリア85には、ステップS501で抽出された物品の情報が掲載され、また個人準備品リストエリア86には、グループリストデータLGにおいて当該ユーザの準備品として登録されている物品が表示されるようにページデータを生成する。例えばログイン中のAさんの操作によって個人リスト画面31が要求された場合、リストサーバ3は図10のグループリストデータLGにおいてAさんの物品の情報#A1,#A2・・・に基づいて個人準備品リストエリア86の画像データを生成する。
そしてリストサーバ3は、例えば図6のようなページデータを生成したら、これをステップS503でユーザ端末5に送信し、表示させる。
リストサーバ3はステップS512で、個人物品追加画面39を介して入力された編集情報、即ち新規の物品の名称、数量等の情報を取得し、ステップS513で入力情報に応じた処理を行う。即ち追加された物品を当該ユーザの物品の情報として加えるようにグループリストデータLGを更新し、またグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。そしてリストサーバ3はステップS502に戻り、追加物品を個人準備品リストエリア86に加えた個人リスト画面31のページデータを生成し、ステップS503でユーザ端末5に送信して表示させる。
リストサーバ3はステップS512で、個人項目編集画面40を介して入力された編集情報を取得し、ステップS513で入力情報に応じた処理を行う。即ち項目の編集内容を反映させるようにグループリストデータLGを更新し、またグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。そしてリストサーバ3はステップS502に戻り、項目編集後の状態の個人リスト画面31のページデータを生成し、ステップS503でユーザ端末5に送信して表示させる。
なお、この場合の項目編集に関する処理後は、編集を反映した状態でグループリスト画面30に移行するようにしてもよいし、削除を反映した状態で個人リスト画面31に戻るようにしても良い。
ステップS230の購入候補提示処理の詳細を図15に示す。
なお、候補商品IDとしてグループリストデータLGに追加する商品IDは、検索結果として得られた商品の全てではなく、上限数をきめてもよい。その場合、人気商品を選択しても良いし、値段順などで選択しても良い。検索条件をユーザが指定できるようにして検索結果の商品の商品IDの全てをグループリストデータLGに追加しても良い。
そしてリストサーバ3はステップS305でグループリストデータLGに登録した候補商品IDに基づいて、購入候補画面32としてのページデータを生成し、ステップS306でユーザ端末5に送信して表示させる。これによりユーザは、ECシステムで購入できる候補商品を閲覧できる。
対象の物品について1つ以上の「候補商品ID」が登録されていた場合、リストサーバ3はステップS302で候補商品の最新情報の取得を行う。例えばリストサーバ3は候補商品IDとして登録された商品IDをECサーバ2に送信し、当該商品IDの最新の情報、例えば在庫数、販売終了、価格、購入に伴う現在のサービス情報などをECサーバ2から取得する。サービス情報とは、ECシステムで買い物した場合のポイント付与の情報、購入に使用できるクーポンの情報などである。
そしてリストサーバ3はステップS303でグループリストデータLGに登録されている候補商品IDと、候補商品の最新情報に基づいて、購入候補画面32としてのページデータを生成し、ステップS306でユーザ端末5に送信して表示させる。これによりユーザは、候補商品として登録中の商品を閲覧できるとともに、その最新情報を確認できる。
そしてリストサーバ3は、ECサーバ2から取得した検索結果のうちで現在登録されている候補商品ID以外の商品IDの商品を抽出する。なお一旦登録されたが候補から削除された商品IDについては、後述のように削除済みであることが示される状態に管理されていれば、その商品も除外できる。
ユーザが特に追加する商品を選択せずに商品検索結果画面33を終了させた場合、リストサーバ3はステップS324からS306に戻り、ユーザ端末5に購入候補画面32を提示させた状態とする。
ユーザが商品検索結果画面33上で1又は複数の商品を選択した場合、リストサーバ3はステップS323からS325に進み、グループリストデータLGの更新を行う。即ち追加した商品の商品IDを、対象の物品の候補商品IDに追加するようにグループリストデータLGを更新し、またグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。
さらにリストサーバ3はステップS326で、今回対象としている物品について候補商品が追加されたことを各ユーザに通知する処理を行う。
そしてリストサーバ3はステップS303に戻り、更新したグループリストデータLGに基づいて商品候補エリア91に掲載する商品が追加された購入候補画面32のページデータを生成し、ステップS306でユーザ端末5に送信して表示させる。
具体的には、グループリストデータLGにおいて「候補商品ID」として登録されている商品IDのうちで、削除指定された商品の商品IDは、削除済みであることが示される状態で管理されるようにする。このようにすることで上述の追加検索の際に、一旦削除された商品が再提示されないようにすることができる。なお、削除指定された商品の商品IDを単に削除するのみとし、追加検索の際に条件があえば、再度提示されるようにしても良い。
またリストサーバ3は、このように更新したグループリストデータLGをグループリストDB7aに書き込む。
またリストサーバ3はステップS326で、今回対象としている物品について候補商品が削除されたことを各ユーザに通知する処理を行う。
そしてリストサーバ3はステップS502に戻り、削除編集後の状態の購入候補画面32のページデータを生成し、ステップS503でユーザ端末5に送信して表示させる。
この場合、ECサーバ2が提供する電子商取引システム上の処理で、当該商品、又は当該商品を扱う店舗のウェブページがユーザ端末5で提示される。ユーザは、この商品又は店舗のページから商品購入手続を行うことができる。
ユーザが電子商取引システム上で商品購入を行った場合は、ECサーバ2はリストサーバ3に購入完了通知を送信する。この購入完了通知は、購入完了を示す通知であるとともに購入日時、購入価格等の購入実績情報を含む。
またユーザが電子商取引システム上で商品購入を行なうことなく、商品ページを閉じる操作等を行った場合、ECサーバ2はリストサーバ3に購入未完終了通知を送信する。
またリストサーバ3は、このように更新したグループリストデータLGをグループリストDB7aに書き込む。
そしてリストサーバ3は、更新したグループリストデータLGに基づいてグループリスト画面30としてのページデータをユーザ端末5に送信し、表示させる。例えばユーザが「炭」の購入を行った場合、図5のように「炭」の購入実績が反映された状態のグループリスト画面30が表示されることになる。
そしてこの場合、リストサーバ3は図15の処理、つまり図13のステップS230の購入候補提示処理を終えることになる。
一方リストサーバ3は、図15のステップS332でECサーバ2からの購入未完通知受信を検知した場合。ステップS306に進み、購入候補画面32の表示状態に戻す。
またリストサーバ3は、購入候補画面32で戻りボタン92が操作されたことを検知した場合は、ステップS313からS340に進み、その時点のグループリストデータLGに基づくグループリスト画面30をユーザ端末5に送信し、購入候補提示処理(S220)を終了する。
ステップS240の精算情報提示処理の詳細を図16に示す。
リストサーバ3はステップS401で、グループリスト画面30において購入済みとされている物品等の情報を抽出する。即ちグループリストデータLGに登録されている物品のうちで「状況」が「買ったよ!」とされて「購入額」が登録されている物品の情報を抽出する。但し、個人準備品として図10の例で情報#A1,#A2・・・#D5として登録されている物品は除外する。
なお、各物品についての「状況」「購入額」の項目は、上記図15のステップS333で自動的に更新される場合もあるし、図13のステップS212で項目編集操作に応じて更新される場合もある。例えばユーザが実店舗で物品を購入したような場合(「状況」「購入額」が自動更新されない場合)は、その物品について「状況」「購入額」を項目編集操作で更新するようにすれば、その出費も精算に反映される。
また、この時点で追加支出情報adtが登録されていれば、その追加支出情報adtも抽出する。
さらにリストサーバ3はステップS403で、担当者毎の購入額の情報から、精算情報を算出する。例えば全担当者の購入額合計の平均値と、各担当者の購入額の差額を、各担当者の精算金額とする。
そしてステップS404でリストサーバ3は、ステップS402,S403算出結果を用いて、図8で例示した精算画面34の共同購入品支出エリア52、追加支出エリア53、支出合計エリア54、個人精算エリア55の表示金額を確定して精算画面34としてのページデータを生成し、ステップS405でユーザ端末5に送信して表示させる。
これによりユーザは、各自の精算金額を知ることができる。
ステップS409でリストサーバ3は、追加支出編集画面35に対してのユーザの入力情報を取得し、ステップS410で入力情報に応じた処理を行う。即ち新たな追加支出情報adtを加えるようにグループリストデータLGを更新し、またグループリストDB7aに更新したグループリストデータLGを書き込む。
そしてリストサーバ3はステップS402、S403、S404で、新たな追加支出情報adtを加えた上での精算金額算出を行い、ステップS404,S405で新たな精算画面34をユーザ端末5で提示させる。
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。
実施の形態のリストサーバ3(情報処理装置)は、図9に示したような機能構成を採る。そして提示リスト処理部3bは、複数のユーザによるグループが準備する物品と少なくとも各物品についての準備状況及び購入額の情報が含まれるグループリストデータLG(準備品情報)を用いて、ユーザ端末5で提示させるグループリスト画面30(準備品リスト画面)を生成するとともに、グループリスト画面30に対するユーザ端末5からの操作情報に基づいてグループリストデータLGを更新する処理を行う。
購入情報処理部3cは、グループリストデータLGに含まれる物品について、購入候補商品を購入候補画面32によりユーザ端末5で提示させる処理を行うとともに、購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、グループリストデータLGにおける該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新する処理(S331→S333)を行う
精算処理部3dは、少なくともグループにおける人数と、グループリストデータLGの各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報を精算画面34としてユーザ端末5で提示させる処理(S401〜S405)を行う
もちろん各参加者が自己のユーザ端末5で任意の時間にグループリスト画面30等にアクセスできるため、準備状況の確認も容易である。
また各ユーザは、購入候補画面32による購入候補商品の提示により購入商品を検討できる。また各物品についてコメント入力により、それぞれの考えを表明することもできる。例えば必要か不要かの検討などもネットワークを介して可能となる。
また購入候補商品の購入によってグループリストデータLGにおける該当の物品の準備状況及び購入額の情報が自動的に更新されるため、ユーザの手間を省き、使い勝手の良いリスト提供サービスを実現できる。
また、グループリストデータLGを活用することで、各参加者の購入費用の精算情報を閲覧することができ、これによって精算処理が正確かつ容易となる。
特に購入額の情報が自動入力され、またそれを反映して精算情報の提示が行われることで、各参加者は準備段階での費用負担をあまり意識せずに、イベント当日などの時点で容易かつ適切に精算ができるため、準備段階から精算段階までの各参加者の負担を著しく軽減できる。
これによりグループ内の個々のユーザは自分の負担金額を確認でき、イベント会場等で面倒な計算は不要となり、極めて便利である。
グループでのイベント等ではリストアップして準備した物品以外にも各種の費用が生ずることが多々あるため、そのような追加費用も反映した精算情報が得られるようにしている。これによりユーザは、より適切な精算情報を知ることができる。
グループ全体で準備する物品と個人毎に準備する物品が準備品情報で管理されることで、個々のユーザは全体で準備する物品だけでなく、個人で準備する物品もチェックできる。即ち個人リスト画面31により共同準備品のうちで自分の担当が見やすく提示されるとともに、個人的な持ち物も管理できる。
この場合に、精算処理に関しては個人準備物品は除外することで適切な精算ができる。
初期的なグループリストデータLGをデフォルトリストデータLDFに基づいて生成し、グループリスト画面30を閲覧可能とすることで、グループの準備物品のリスト作成を支援できる。即ち通常登録されるであろう物品は、予め登録した状態でグループリスト画面30に提示されるため、ユーザによるリストへの物品の追加等の手間を少なくできる。
なお、デフォルトリストデータLDFを使用しない例も考えられる。その場合は、グループリスト画面30に掲載する物品は、全てユーザが追加していくことになる。
この通知処理部の通知により、各ユーザはリスト提供サービスにログインしてグループリスト画面30等を閲覧しなくても、準備状況の進行を知ることができ、例えば重複購入などを防止できる。
なお、通知処理は、準備状況の情報の全ての更新について行うことはせずに、少なくとも「状況」の項目が準備の進行を意味する情報に更新された場合に行うようにしてもよい。
これにより各ユーザが購入候補商品を編集しながら、グループ内で購入商品を検討する場を提供することができる。
各物品の購入候補一覧を参加者全員で共通に閲覧できることで、買い物の効率化や、参加者の一部が知っているいい店についての意見を反映させた良い買い物ができる。また同時購入できる店舗、お得な店舗などの気づきを皆で共有できる。例えば「これ、どの店で買う?」といった相談を、各参加者がユーザ端末5で閲覧する購入候補画面32を介して可能となる。
特に、購入候補としての商品を絞るための議論の場、例えばチャットやメッセージ機能、掲示板などを提供することも考えられる。これによりグループ内で容易に購入商品についてより充実した意見交換が可能となる。
また精算処理において各参加者の負担額が同額にならない場合、即ち費用総額が人数で割りきれない場合は、適宜端数を各参加者に振り分けてもよいし、割り切れない端数を負担する参加者をグループ側で予め決めておく(例えば代表者を設定しておく)ようにしてもよい。
また精算処理は、参加者に同額の負担となるようにするだけでなく、参加者毎に負担割合が設定できるようにしてもよい。例えばAさん、Bさん、Cさん、Dさんが、それぞれ60%、10%、10%、20%などとして設定できるようにする。その場合は、各参加者の精算金額は負担割合に応じて算出する。
さらに、大人/子供、性別などによって負担割合を変化させるようにしてもよい。
また基本データ修正、物品追加、削除、項目編集などのうちの一部などについて、編集権限が必要とするような例も考えられる。
購入候補画面32では、各商品についての情報を表示するが、サービス情報としてセール情報やポイント○倍デー、いくら以上購入で○割引きなどの情報を提示するとユーザにとって有益である。
また店舗情報は購入先候補となっている店舗に関するもののみとし、無関係の店舗で行われているセールなどの情報は提供しないことも考えられる。
またサービス情報その他に基づいて、1つの店舗でまとめ買いした方がよいアイテムなどを提案するようにすると、ユーザにとって最適な購入先を決めるための一助となる。
例えばイベントの会場に近い参加者の家へ配達したい場合などに有効である。
また、購入操作が行われても、即座に発注処理を行わず、グループ単位又はユーザ単位で購入が必要な全ての物品について購入商品が決定された段階で、各店舗に発注可能とするような処理を採用してもよい。
以上、本発明の情報処理装置の実施の形態としてのリストサーバ3を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、リストサーバ3の処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
このプログラムは、準備品情報を用いて準備品リスト画面(グループリスト画面30)を生成し、ユーザ端末5で提示させる機能と、準備品リスト画面に対するユーザ端末5からの操作情報に基づいて準備品情報を更新する機能と、準備品情報に含まれる物品について、購入候補商品をユーザ端末で提示させる機能と、購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、前記準備品情報における該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新する機能と、少なくともグループにおける人数と、準備品情報の各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報をユーザ端末で提示させる機能とを情報処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、情報処理装置に対して図11〜図16で説明した処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (10)
- 複数のユーザによるグループが準備する物品と少なくとも各物品についての準備状況及び購入額の情報が含まれる準備品情報を用いて、ユーザ端末で提示させる準備品リスト画面を生成するとともに、前記準備品リスト画面に対するユーザ端末からの操作情報に基づいて前記準備品情報を更新する処理を行う提示リスト処理部と、
前記準備品情報に含まれる物品について、その物品に該当する商品の検索を電子商取引サーバに要求し、検索結果として得られた商品の全部又は一部を購入候補商品として当該物品に紐付け管理し、前記グループ内の各ユーザが使用するユーザ端末で提示させる処理を行うとともに、購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、前記準備品情報における該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新する処理を行う購入情報処理部と、
少なくとも前記グループにおける人数と、前記準備品情報の各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報をユーザ端末で提示させる処理を行う精算処理部と、を備え、
前記提示リスト処理部は、前記準備品情報に含まれる物品について、前記グループ内の各ユーザがユーザ端末から送信したコメントを表示する処理を行い、
前記購入情報処理部は、前記グループ内の各ユーザが使用するユーザ端末からの操作に応じて、前記紐付け管理されている購入候補商品を更新する処理を行う
情報処理装置。 - 前記準備品情報には、各物品を購入したユーザの情報が含まれており、
前記精算処理部は、前記精算情報として、グループ内の各ユーザの購入額の情報を用いてユーザ毎の精算金額を算出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記精算処理部は、追加支出情報が入力されることに応じて、追加支出情報を反映した精算情報の算出を行う
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記準備品情報には、グループ全体で準備する物品の情報と、グループに属する個々のユーザが準備する物品の情報が含まれており、
前期精算処理部は、前記精算情報の算出の際には、前記準備品情報におけるグループが準備する物品についての購入額の情報を用いる
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記提示リスト処理部は、前記準備品情報の前記グループに属する個々のユーザが準備する物品の情報を、該当するユーザ本人のみが閲覧できるように制御する
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記提示リスト処理部は、イベント種別に応じて準備すべき物品が登録されたデフォルト準備品情報のうちで、ユーザ端末から指定されたイベント種別に応じて選択されたデフォルト準備品情報を用いて初期状態の準備品リスト画面を生成し、ユーザ端末での提示を実行させる
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記準備品情報に含まれる或る物品についての準備状況の情報が更新された場合に、当該準備品情報を用いるグループのユーザの全部又は一部に対して準備状況を通知する処理を行う通知処理部を、さらに備えた
請求項1に記載の情報処理装置。 - 複数のユーザによるグループが準備する物品と少なくとも各物品についての準備状況及び購入額の情報が含まれる準備品情報を管理するとともに、ユーザ端末と通信可能な情報処理装置の情報処理方法として、
前記準備品情報を用いて準備品リスト画面を生成し、ユーザ端末で提示させるステップと、
前記準備品リスト画面に対するユーザ端末からの操作情報に基づいて前記準備品情報を更新するステップと、
前記準備品情報に含まれる物品について、前記グループ内の各ユーザがユーザ端末から送信したコメントを表示させるステップと、
前記準備品情報に含まれる物品について、その物品に該当する商品の検索を電子商取引サーバに要求し、検索結果として得られた商品の全部又は一部を購入候補商品として当該物品に紐付け管理し、前記グループ内の各ユーザが使用するユーザ端末で提示させるステップと、
前記グループ内の各ユーザのユーザ端末からの操作に応じて、前記紐付け管理されている購入候補商品を更新するステップと、
購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、前記準備品情報における該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新するステップと、
少なくとも前記グループにおける人数と、前記準備品情報の各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報をユーザ端末で提示させるステップと、を備えた
情報処理方法。 - 複数のユーザによるグループが準備する物品と少なくとも各物品についての準備状況及び購入額の情報が含まれる準備品情報を管理するとともに、ユーザ端末と通信可能な情報処理装置に処理を実行させるプログラムとして、
前記準備品情報を用いて準備品リスト画面を生成し、ユーザ端末で提示させる機能と、
前記準備品リスト画面に対するユーザ端末からの操作情報に基づいて前記準備品情報を更新する機能と、
前記準備品情報に含まれる物品について、前記グループ内の各ユーザがユーザ端末から送信したコメントを表示させる機能と、
前記準備品情報に含まれる物品について、その物品に該当する商品の検索を電子商取引サーバに要求し、検索結果として得られた商品の全部又は一部を購入候補商品として当該物品に紐付け管理し、前記グループ内の各ユーザが使用するユーザ端末で提示させる機能と、
前記グループ内の各ユーザのユーザ端末からの操作に応じて、前記紐付け管理されている購入候補商品を更新する機能と、
購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、前記準備品情報における該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新する機能と、
少なくとも前記グループにおける人数と、前記準備品情報の各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報をユーザ端末で提示させる機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。 - 複数のユーザによるグループが準備する物品と少なくとも各物品についての準備状況及び購入額の情報が含まれる準備品情報を管理するとともに、ユーザ端末と通信可能な情報処理装置に処理を実行させるプログラムとして、
前記準備品情報を用いて準備品リスト画面を生成し、ユーザ端末で提示させる機能と、
前記準備品リスト画面に対するユーザ端末からの操作情報に基づいて前記準備品情報を更新する機能と、
前記準備品情報に含まれる物品について、前記グループ内の各ユーザがユーザ端末から送信したコメントを表示させる機能と、
前記準備品情報に含まれる物品について、その物品に該当する商品の検索を電子商取引サーバに要求し、検索結果として得られた商品の全部又は一部を購入候補商品として当該物品に紐付け管理し、前記グループ内の各ユーザが使用するユーザ端末で提示させる機能と、
前記グループ内の各ユーザのユーザ端末からの操作に応じて、前記紐付け管理されている購入候補商品を更新する機能と、
購入候補商品の購入実績情報の取得に応じて、前記準備品情報における該当の物品の準備状況及び購入額の情報を更新する機能と、
少なくとも前記グループにおける人数と、前記準備品情報の各物品の購入額の情報を用いて精算情報を算出し、精算情報をユーザ端末で提示させる機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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