JP6168083B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
圧縮機構(20)と、
上記圧縮機構(20)を収容するケーシング(30)と、
管状の銅部材から成る継手部材(42)を有した接続管取付部(40)と、
管状の鉄部材から成り、上記継手部材(42)に挿入されて上記圧縮機構(20)の吸入通路(25)に挿入されるとともに、上記継手部材(42)がロウ付される吸入接続管(50)とを備え、
上記吸入接続管(50)は、上記ケーシング(30)よりも外側から上記接続管取付部(40)に接して該吸入接続管(50)の取付位置を規制するストッパ部(50b)を有しており、上記ロウ付の部位と該ストッパ部(50b)との間に、半径方向の厚さが薄くなる薄肉部(50c)が形成されていることを特徴とする。
上記薄肉部(50c)は、上記吸入接続管(50)の外周に形成されていることを特徴とする。
上記薄肉部(50c)は、円環状であることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機(10)の上部付近の断面図である。スクロール圧縮機(10)は、本発明の圧縮機の一例であり、図1に示すように、圧縮機構(20)、ケーシング(30)、接続管取付部(40)、及び吸入接続管(50)を備えている。
ケーシング(30)は、鉄製の密閉容器であり、縦長円筒状の胴体(31)と椀状の蓋体(32)とを備えている。具体的には、蓋体(32)が胴体(31)の両端開口部を閉塞するように固定されている。また、上側にある蓋体(32)には貫通孔(32a)が設けられ、この貫通孔(32a)に隣接して接続管取付部(40)が固定されている。
本実施形態の圧縮機構(20)は、可動スクロール(22)と固定スクロール(21)とを備えた、いわゆるスクロール式の圧縮機構である。圧縮機構(20)では、固定スクロール(21)に設けられた渦巻き壁状の固定側ラップ(21a)と、可動スクロール(22)に設けられた渦巻き壁状の可動側ラップ(22a)とが組み合わせられることにより、圧縮室(24)が区画形成されている。
接続管取付部(40)は、吸入接続管(50)を圧縮機構(20)に接続するための部材である。図2は、接続管取付部(40)の断面図である。図2に示すように、接続管取付部(40)は、アダプタ(41)、及び継手管(42)を備えている。
アダプタ(41)は、蓋体(32)の貫通孔(32a)に連なる貫通孔(41a)を有した部材であり、上側の蓋体(32)の上面に固定(例えば溶接)されている。アダプタ(41)の貫通孔(41a)の開口部は、継手管(42)を挿入できる大きさの内径を有している。また、貫通孔(41a)は、途中から内径が、継手管(42)の外径よりも小さくなっており、貫通孔(41a)内には段部(41b)が形成されている。
継手管(42)は、管状の銅部材(銅管)で形成されている。この継手管(42)は、本発明の継手部材の一例である。継手管(42)は、図2に示すように、アダプタ(41)の貫通孔(41a)に挿入されて、該アダプタ(41)に固定されている。すなわち、継手管(42)は、アダプタ(41)を介してケーシング(30)に固定されている。なお、アダプタ(41)を省略して、継手管(42)を直にケーシング(30)に取り付けることも可能である。すなわち、継手管(42)のケーシング(30)への固定は、直接的でもよいし間接的でもよい。
吸入接続管(50)は、圧縮機構(20)と吸入管(60)とを接続する部材である。吸入管(60)は、冷媒回路(図示は省略)を構成する配管の一部であり、低圧のガス冷媒を圧縮機構(20)に導入する配管である。この例では、吸入管(60)は銅管である。
スクロール圧縮機(10)では、接続管取付部(40)を予めケーシング(30)の上部に形成しておいて、その後、吸入接続管(50)、及び吸入管(60)を取り付ける。接続管取付部(40)を形成するには、まず、アダプタ(41)を蓋体(32)に取り付ける。ここでは、アダプタ(41)を蓋体(32)に溶接している。次に、継手管(42)を段部(41b)に当たるまで押し込んでアダプタ(41)に固定する。
吸入接続管(50)に対してロウ付を行う場合に、もし仮に、薄肉部(50c)が無かったとすれば、ロウ付箇所の加熱の際に、鉄管である吸入接続管(50)によって、加えた熱がストッパ部(50b)及びアダプタ(41)を介してケーシング(30)に逃げて、その結果として加熱時間が長引くことになる。しかしながら、本実施形態では、吸入接続管(50)に薄肉部(50c)を設けてあるので、その部分で熱抵抗が大きくなり、吸入接続管(50)からケーシング(30)に伝わる熱が減少する。したがって、本実施形態では、吸入接続管(50)の温度をロウ付に適した温度にまで容易に加熱できる。すなわち、本実施形態では、吸入接続管(50)の位置決め機能を維持しつつ、異種の金属(鉄、銅)からなる配管同士をロウ付する際の作業時間を短縮することが可能になる。
なお、薄肉部(50c)は、吸入接続管(50)の内側に形成してもよい。
20 圧縮機構
25 吸入通路
30 ケーシング
40 接続管取付部
42 継手管(継手部材)
50 吸入接続管
50b ストッパ部
50c 薄肉部
Claims (3)
- 圧縮機構(20)と、
上記圧縮機構(20)を収容するケーシング(30)と、
管状の銅部材から成る継手部材(42)を有した接続管取付部(40)と、
管状の鉄部材から成り、上記継手部材(42)に挿入されて上記圧縮機構(20)の吸入通路(25)に挿入されるとともに、上記継手部材(42)がロウ付される吸入接続管(50)とを備え、
上記吸入接続管(50)は、上記ケーシング(30)よりも外側から上記接続管取付部(40)に接して該吸入接続管(50)の取付位置を規制するストッパ部(50b)を有しており、上記ロウ付の部位と該ストッパ部(50b)との間に、半径方向の厚さが薄くなる薄肉部(50c)が形成されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項1において、
上記薄肉部(50c)は、上記吸入接続管(50)の外周に形成されていることを特徴とする圧縮機。 - 請求項1又は請求項2において、
上記薄肉部(50c)は、円環状であることを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2015039331A JP6168083B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015039331A JP6168083B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016160815A JP2016160815A (ja) | 2016-09-05 |
JP6168083B2 true JP6168083B2 (ja) | 2017-07-26 |
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ID=56846590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015039331A Active JP6168083B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | 圧縮機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6168083B2 (ja) |
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2015
- 2015-02-27 JP JP2015039331A patent/JP6168083B2/ja active Active
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