JP2004285993A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続管を接続管挿入孔に圧入する際に、接続管よって圧縮要素が変形することによるロックを引き起こさないために行っていた、拡径などの工数がかかるという課題の解決を実現する。
【解決手段】接続管107Aの接続管挿入孔109への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供することにより、接続管107Aを圧入しても、接続管107Aによる圧縮要素104の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減でき、安価で信頼性の高い圧縮機が提供できる。
【選択図】 図1
【解決手段】接続管107Aの接続管挿入孔109への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供することにより、接続管107Aを圧入しても、接続管107Aによる圧縮要素104の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減でき、安価で信頼性の高い圧縮機が提供できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機、空調機などに使用される密閉型圧縮機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の密閉型圧縮機としては、接続管107の筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することで、接続管挿入孔109の周壁面に圧接しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。図2は、前記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機を示すものである。
【0003】
図2において、密閉容器103内部に圧縮要素104を収納し、圧縮要素104に通じる冷媒が流通する接続管挿入孔109を設け、接続管挿入孔109に筒状の接続管107の一端部が接続されていると共に、接続管107の他端部に吸入管101が接続された圧縮機において、接続管107が吸入管101とのロー付けを容易にするため銅によって形成されていると共に、接続管107の一端部が筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することによって接続管挿入孔109の周壁面に圧接する。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−201041号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、接続管を接続管挿入孔に圧入する際に、接続管によって圧縮要素が変形し、ロックを引き起こす場合があるため、圧入せずに接続管の筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することによって、接続管挿入孔の周壁面に圧接していたため、工数がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものあり、接続管107Aの接続管挿入孔109への挿入部112Aの一部を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管107Aを接続管挿入孔109に、圧入しても変形が少なくなり、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供する。
【0008】
本構成によって、接続管を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管挿入孔に挿入する際に、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部断面図である。図1において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0011】
図1において、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供するものである。
【0012】
かかる構成によれば、接続管を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管挿入孔に挿入する際に、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減できる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明の密閉型圧縮機によれば、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供することにより、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくできロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減でき、安価で信頼性の高い圧縮機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部断面図
【図2】従来の密閉型圧縮機の要部断面図
【符号の説明】
101 吸入管
103 密閉容器
104 圧縮要素
107A 接続管
109 接続管挿入孔
112A 挿入部
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機、空調機などに使用される密閉型圧縮機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の密閉型圧縮機としては、接続管107の筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することで、接続管挿入孔109の周壁面に圧接しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。図2は、前記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機を示すものである。
【0003】
図2において、密閉容器103内部に圧縮要素104を収納し、圧縮要素104に通じる冷媒が流通する接続管挿入孔109を設け、接続管挿入孔109に筒状の接続管107の一端部が接続されていると共に、接続管107の他端部に吸入管101が接続された圧縮機において、接続管107が吸入管101とのロー付けを容易にするため銅によって形成されていると共に、接続管107の一端部が筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することによって接続管挿入孔109の周壁面に圧接する。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−201041号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、接続管を接続管挿入孔に圧入する際に、接続管によって圧縮要素が変形し、ロックを引き起こす場合があるため、圧入せずに接続管の筒壁を内側から径方向外側に押圧して拡径することによって、接続管挿入孔の周壁面に圧接していたため、工数がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものあり、接続管107Aの接続管挿入孔109への挿入部112Aの一部を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管107Aを接続管挿入孔109に、圧入しても変形が少なくなり、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供する。
【0008】
本構成によって、接続管を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管挿入孔に挿入する際に、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部断面図である。図1において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0011】
図1において、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供するものである。
【0012】
かかる構成によれば、接続管を薄くすることで、接続管が圧縮要素に及ぼす力を少なくでき、接続管挿入孔に挿入する際に、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくでき、ロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減できる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明の密閉型圧縮機によれば、密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機を提供することにより、圧入を行っても、圧縮要素の変形を少なくできロックを引き起こさず、拡径などの工数を削減でき、安価で信頼性の高い圧縮機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の要部断面図
【図2】従来の密閉型圧縮機の要部断面図
【符号の説明】
101 吸入管
103 密閉容器
104 圧縮要素
107A 接続管
109 接続管挿入孔
112A 挿入部
Claims (1)
- 密閉容器内部に圧縮要素を収納し、前記圧縮要素に冷媒が流通する接続管挿入孔を設け、この接続管挿入孔に一端を圧入し、他端を前記密閉容器外部でロー付け密封する接続管の接続管挿入孔への挿入部の一部を薄くした密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003082413A JP2004285993A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003082413A JP2004285993A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004285993A true JP2004285993A (ja) | 2004-10-14 |
Family
ID=33295713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003082413A Pending JP2004285993A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004285993A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160815A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
EP3550147A1 (en) * | 2018-04-06 | 2019-10-09 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | Compressor system |
-
2003
- 2003-03-25 JP JP2003082413A patent/JP2004285993A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160815A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機 |
EP3550147A1 (en) * | 2018-04-06 | 2019-10-09 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | Compressor system |
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