JP2004100681A - 密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダブロックへの冷媒吐出し管の連結工程の簡素化によって、圧縮機の生産性の向上及び製造原価の節減を図ることができる密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を提供する。
【解決手段】シリンダブロックに形成された結合溝に冷媒吐出し管に嵌め込まれた前記結合溝と対応する形状の結合部材が圧入コーキングされることによって、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結される。特に本発明は、前記結合溝が少なくとも2段以上の多段に形成され、この結合溝に前記結合部材が中間ばめの公差を有して仮組立てられた状態でコーキングジグによる加圧力で膨張して前記結合溝にしっかり圧入結合される。更に、前記結合溝の内周壁に2乃至5ピッチのネジ部が形成されて、加圧膨張する前記結合部材が前記ネジ部に浸透して結合部材の締結力が強化される。
【選択図】 図3
【解決手段】シリンダブロックに形成された結合溝に冷媒吐出し管に嵌め込まれた前記結合溝と対応する形状の結合部材が圧入コーキングされることによって、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結される。特に本発明は、前記結合溝が少なくとも2段以上の多段に形成され、この結合溝に前記結合部材が中間ばめの公差を有して仮組立てられた状態でコーキングジグによる加圧力で膨張して前記結合溝にしっかり圧入結合される。更に、前記結合溝の内周壁に2乃至5ピッチのネジ部が形成されて、加圧膨張する前記結合部材が前記ネジ部に浸透して結合部材の締結力が強化される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉型往復動式圧縮機に関し、より具体的には、圧縮された冷媒の吐出し経路を成している冷媒吐出し管の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、密閉型往復動式圧縮機は、図1に示したように上部シェル11及び下部シェル12とから成るケース10内に、電動機構部20と、この電動機構部20から動力の伝達を受けて駆動しつつ冷媒を圧縮する圧縮機構部30とが設けられている。
【0003】
電動機構部20は、ケース10内に固定された固定子21と、この固定子21の内部に回転自在に設けられた回転子22と、回転子22に圧入結合され、一側に偏心部23aが備えられた回転軸23とを備えている。
【0004】
圧縮機構部30は、圧縮室31aを有するシリンダブロック31と、シリンダブロック31に装着されて冷媒吸入室41及び吐出し室42を形成するシリンダヘッド40と、シリンダブロック31の圧縮室31aに直線往復移動自在に設けられたピストン50と、ピストン50に一端は連結され、他端は回転軸23の偏心部23aに連結されて、回転軸23の回転運動をピストン50の直線往復運動に切換えして伝達する連接棒60と、シリンダブロック31とシリンダヘッド40との間に介在して冷媒の流れをコントロールするバルブ装置70とを備える。
【0005】
又、密閉型往復動式圧縮機には、シリンダヘッド40の冷媒吸入室41へ冷媒を流入させるための吸入マフラ80がケース10の内部一側に備えられ、シリンダブロック31にシリンダヘッド40の冷媒吐出し室42と連通するように形成された冷媒パスホール(図示せず)には、圧縮された冷媒の吐出し経路を成している図2に示したような冷媒吐出し管組立体90が設けられる。
【0006】
冷媒吐出し管組立体90は、図2に示したように、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92とを備えている。吐出しマフラ92は、圧縮冷媒の吐出し時の脈動による騒音を減らすためのものであり、そのために所定の大きさの空間を有し、シリンダブロック31にボルト93で固定される。また、冷媒吐出し管91は、その一端は吐出しマフラ92に連結され、他端はケース10に備えられた吐出し管(図示せず)に連結される。
【0007】
前述したように、冷媒吐出し管組立体90は、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92とを銅ブレージング結合し、吐出しマフラ92をボルト93を用いてシリンダブロック31に締結することによって密閉型往復動式圧縮機に組立てられる。
【0008】
しかし、前記のような従来の吐出し冷媒管の連結構造は、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92との銅ブレージング結合後に、吐出しマフラ92をボルト93でシリンダブロック31に締結して組立する構造なので、工数増加による生産性の低下及び製造原価の上昇を招くという問題点がある。
【0009】
又、前記のような従来の冷媒吐出し管の連結構造では、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92との銅ブレージング結合時に、ブレージング炉で冷媒吐出し管91の変形及び組織の状変化が生じて耐久性の面で問題になっており、更にブレージング作業後の冷媒吐出し管91の曲げ加工を行う過程で応力が発生して累積し、それによって冷媒吐出し管91の偏平度が小さくなって応力集中が生じ、冷媒吐出し管91が破断することが頻繁に起こった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような問題を解決するために、シリンダブロックへの冷媒吐出し管の連結工程の簡素化によって、圧縮機の生産性の向上及び製造原価の節減を図ることができる密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を提供することを目的とする。
【0011】
本発明の他の目的は、冷媒吐出し管をシリンダブロックに直接圧入結合することで、従来の銅ブレージング結合によって生じる耐久性の低下及び冷媒吐出し管の破断等のような問題を解消することができる密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を果たすための本発明による密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造は、シリンダブロックに形成された結合溝に冷媒吐出し管に嵌め込まれた前記結合溝と対応する形状の結合部材が圧入コーキングされて、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結されることを特徴とする。
【0013】
前記結合溝は、少なくとも2段以上の多段に形成され得るし、その結合溝に前記結合部材が中間ばめの公差を有して仮組立てられた状態で、コーキングジグによる加圧力で膨張して、前記結合部材が前記結合溝にしっかり圧入結合される。
【0014】
本発明の望ましい実施例によると、前記結合溝の内周壁には2乃至5ピッチのネジ部が形成され、それによって加圧膨張する前記結合部材が前記ネジ部に浸透して結合部材の締結力が強化される。
【0015】
又、前記結合部材は、軟質の鉄系金属又は非鉄系金属からなり得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
前記本発明の目的及び他の特徴は、添付図面を参照しつつ本発明の望ましい実施例を詳細に説明することでより明白になる。
【0017】
図3及び図4に示したように、本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造は、シリンダブロック100の一側に貫通形成された結合溝101と、この結合溝101に連結される冷媒吐出し管110と、冷媒吐出し管110を結合溝101に固定する結合部材120とを含む。
【0018】
結合溝101は、シリンダブロック100の内部に形成された冷媒パスホール(図示せず)と連通するように形成される。ここで、前記冷媒パスホールはシリンダヘッド40(図1参照)の冷媒吐出し室42と連通される。又、結合溝101は、少なくとも2段以上の多段構造になっており、その内周面には2乃至5ピッチのネジ部101aが形成される。
【0019】
冷媒吐出し管110は、結合部材120の中央部に形成された挿入孔120aに嵌め込まれ、結合部材120が結合溝101に固定されることによってシリンダブロック100に連結できる。
【0020】
結合部材120は、結合溝101と対応する形状の多段構造に形成され、たとえば示されたコーキングジグ130などのような加圧部材によって結合溝101に強制圧入コーキングされる。
【0021】
従って、結合部材120は、コーキングジグ130による加圧力でその内外側へ膨張しやすくかつ硬度がそれほど高くない材質、即ち、軟質の鉄系金属又は軟質の非鉄系金属などから形成されるのが望ましい。
【0022】
以下、前記のような本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造における連結方法を説明する。
【0023】
先ず、図3に示したように、冷媒吐出し管110の適所に結合部材120を嵌め込み、結合部材120をシリンダブロック100の結合溝101に中間ばめの公差を有して仮組立する。
【0024】
次に、コーキングジグ130を用いて結合部材120をその後方から加圧すると、結合部材120が結合溝101に圧入されつつ、内外側へ膨張するようになるが、これによって結合部材120の挿入孔120aに嵌め込まれた冷媒吐出し管110に密着すると同時に結合溝101と結合部材120とがしっかり密着する。このとき、結合溝101の内周面一側にはネジ部101aが形成されているため、結合部材120が膨張しつつ、ネジ部101aに浸透することにより、結合部材120は結合溝101にしっかりと圧入固定される。
【0025】
図4は、前記のように結合部材120が結合溝101に圧入コーキングが完了した状態を示した図である。冷媒吐出し管110は、結合部材120と結合溝101によってシリンダブロック100に固定されている。ここで、結合部材120は前述したように、外部から加えられる加圧力によって結合溝101内で膨張して結合溝101にしっかり固定されており、更に、結合部材120の一部が結合溝101の内周面に形成されたネジ部101aに浸透された状態で固定されるため、強い結束力が作用するので離脱が生じにくい。
【0026】
一方、図5は前述したような冷媒吐出し管の連結構造が適用された密閉型往復動式圧縮機を示した図であり、冷媒吐出し管110が結合部材120によってシリンダブロック100にしっかりと直接固定された状態で連結されている。
【0027】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明によると、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結されるため、構造が単純化することはもちろんのこと工数が減って圧縮機の生産性の向上及び製造原価の低減を図ることができる。
【0028】
又、従来のようなブレージング結合ではない結合部材の圧入コーキングによる連結のため連結後の耐久性を確保できるので冷媒吐出し管が破断するなどの不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の密閉型往復動式圧縮機の構造を概略的に示した断面図である。
【図2】図1に示された圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を示した斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を示した断面図である。
【図4】本発明の冷媒吐出し管の連結構造によってシリンダブロックに冷媒吐出し管が連結された状態を示した断面図である。
【図5】本発明が適用された密閉型往復動式圧縮機を示した斜視図である。
【符号の説明】
100 シリンダブロック
101 結合溝
101a ネジ部
110 冷媒吐出し管
120 結合部材
120a 挿入孔
130 コーキングジグ
【発明の属する技術分野】
本発明は、密閉型往復動式圧縮機に関し、より具体的には、圧縮された冷媒の吐出し経路を成している冷媒吐出し管の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、密閉型往復動式圧縮機は、図1に示したように上部シェル11及び下部シェル12とから成るケース10内に、電動機構部20と、この電動機構部20から動力の伝達を受けて駆動しつつ冷媒を圧縮する圧縮機構部30とが設けられている。
【0003】
電動機構部20は、ケース10内に固定された固定子21と、この固定子21の内部に回転自在に設けられた回転子22と、回転子22に圧入結合され、一側に偏心部23aが備えられた回転軸23とを備えている。
【0004】
圧縮機構部30は、圧縮室31aを有するシリンダブロック31と、シリンダブロック31に装着されて冷媒吸入室41及び吐出し室42を形成するシリンダヘッド40と、シリンダブロック31の圧縮室31aに直線往復移動自在に設けられたピストン50と、ピストン50に一端は連結され、他端は回転軸23の偏心部23aに連結されて、回転軸23の回転運動をピストン50の直線往復運動に切換えして伝達する連接棒60と、シリンダブロック31とシリンダヘッド40との間に介在して冷媒の流れをコントロールするバルブ装置70とを備える。
【0005】
又、密閉型往復動式圧縮機には、シリンダヘッド40の冷媒吸入室41へ冷媒を流入させるための吸入マフラ80がケース10の内部一側に備えられ、シリンダブロック31にシリンダヘッド40の冷媒吐出し室42と連通するように形成された冷媒パスホール(図示せず)には、圧縮された冷媒の吐出し経路を成している図2に示したような冷媒吐出し管組立体90が設けられる。
【0006】
冷媒吐出し管組立体90は、図2に示したように、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92とを備えている。吐出しマフラ92は、圧縮冷媒の吐出し時の脈動による騒音を減らすためのものであり、そのために所定の大きさの空間を有し、シリンダブロック31にボルト93で固定される。また、冷媒吐出し管91は、その一端は吐出しマフラ92に連結され、他端はケース10に備えられた吐出し管(図示せず)に連結される。
【0007】
前述したように、冷媒吐出し管組立体90は、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92とを銅ブレージング結合し、吐出しマフラ92をボルト93を用いてシリンダブロック31に締結することによって密閉型往復動式圧縮機に組立てられる。
【0008】
しかし、前記のような従来の吐出し冷媒管の連結構造は、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92との銅ブレージング結合後に、吐出しマフラ92をボルト93でシリンダブロック31に締結して組立する構造なので、工数増加による生産性の低下及び製造原価の上昇を招くという問題点がある。
【0009】
又、前記のような従来の冷媒吐出し管の連結構造では、冷媒吐出し管91と吐出しマフラ92との銅ブレージング結合時に、ブレージング炉で冷媒吐出し管91の変形及び組織の状変化が生じて耐久性の面で問題になっており、更にブレージング作業後の冷媒吐出し管91の曲げ加工を行う過程で応力が発生して累積し、それによって冷媒吐出し管91の偏平度が小さくなって応力集中が生じ、冷媒吐出し管91が破断することが頻繁に起こった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような問題を解決するために、シリンダブロックへの冷媒吐出し管の連結工程の簡素化によって、圧縮機の生産性の向上及び製造原価の節減を図ることができる密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を提供することを目的とする。
【0011】
本発明の他の目的は、冷媒吐出し管をシリンダブロックに直接圧入結合することで、従来の銅ブレージング結合によって生じる耐久性の低下及び冷媒吐出し管の破断等のような問題を解消することができる密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を果たすための本発明による密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造は、シリンダブロックに形成された結合溝に冷媒吐出し管に嵌め込まれた前記結合溝と対応する形状の結合部材が圧入コーキングされて、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結されることを特徴とする。
【0013】
前記結合溝は、少なくとも2段以上の多段に形成され得るし、その結合溝に前記結合部材が中間ばめの公差を有して仮組立てられた状態で、コーキングジグによる加圧力で膨張して、前記結合部材が前記結合溝にしっかり圧入結合される。
【0014】
本発明の望ましい実施例によると、前記結合溝の内周壁には2乃至5ピッチのネジ部が形成され、それによって加圧膨張する前記結合部材が前記ネジ部に浸透して結合部材の締結力が強化される。
【0015】
又、前記結合部材は、軟質の鉄系金属又は非鉄系金属からなり得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
前記本発明の目的及び他の特徴は、添付図面を参照しつつ本発明の望ましい実施例を詳細に説明することでより明白になる。
【0017】
図3及び図4に示したように、本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造は、シリンダブロック100の一側に貫通形成された結合溝101と、この結合溝101に連結される冷媒吐出し管110と、冷媒吐出し管110を結合溝101に固定する結合部材120とを含む。
【0018】
結合溝101は、シリンダブロック100の内部に形成された冷媒パスホール(図示せず)と連通するように形成される。ここで、前記冷媒パスホールはシリンダヘッド40(図1参照)の冷媒吐出し室42と連通される。又、結合溝101は、少なくとも2段以上の多段構造になっており、その内周面には2乃至5ピッチのネジ部101aが形成される。
【0019】
冷媒吐出し管110は、結合部材120の中央部に形成された挿入孔120aに嵌め込まれ、結合部材120が結合溝101に固定されることによってシリンダブロック100に連結できる。
【0020】
結合部材120は、結合溝101と対応する形状の多段構造に形成され、たとえば示されたコーキングジグ130などのような加圧部材によって結合溝101に強制圧入コーキングされる。
【0021】
従って、結合部材120は、コーキングジグ130による加圧力でその内外側へ膨張しやすくかつ硬度がそれほど高くない材質、即ち、軟質の鉄系金属又は軟質の非鉄系金属などから形成されるのが望ましい。
【0022】
以下、前記のような本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造における連結方法を説明する。
【0023】
先ず、図3に示したように、冷媒吐出し管110の適所に結合部材120を嵌め込み、結合部材120をシリンダブロック100の結合溝101に中間ばめの公差を有して仮組立する。
【0024】
次に、コーキングジグ130を用いて結合部材120をその後方から加圧すると、結合部材120が結合溝101に圧入されつつ、内外側へ膨張するようになるが、これによって結合部材120の挿入孔120aに嵌め込まれた冷媒吐出し管110に密着すると同時に結合溝101と結合部材120とがしっかり密着する。このとき、結合溝101の内周面一側にはネジ部101aが形成されているため、結合部材120が膨張しつつ、ネジ部101aに浸透することにより、結合部材120は結合溝101にしっかりと圧入固定される。
【0025】
図4は、前記のように結合部材120が結合溝101に圧入コーキングが完了した状態を示した図である。冷媒吐出し管110は、結合部材120と結合溝101によってシリンダブロック100に固定されている。ここで、結合部材120は前述したように、外部から加えられる加圧力によって結合溝101内で膨張して結合溝101にしっかり固定されており、更に、結合部材120の一部が結合溝101の内周面に形成されたネジ部101aに浸透された状態で固定されるため、強い結束力が作用するので離脱が生じにくい。
【0026】
一方、図5は前述したような冷媒吐出し管の連結構造が適用された密閉型往復動式圧縮機を示した図であり、冷媒吐出し管110が結合部材120によってシリンダブロック100にしっかりと直接固定された状態で連結されている。
【0027】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明によると、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結されるため、構造が単純化することはもちろんのこと工数が減って圧縮機の生産性の向上及び製造原価の低減を図ることができる。
【0028】
又、従来のようなブレージング結合ではない結合部材の圧入コーキングによる連結のため連結後の耐久性を確保できるので冷媒吐出し管が破断するなどの不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の密閉型往復動式圧縮機の構造を概略的に示した断面図である。
【図2】図1に示された圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を示した斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造を示した断面図である。
【図4】本発明の冷媒吐出し管の連結構造によってシリンダブロックに冷媒吐出し管が連結された状態を示した断面図である。
【図5】本発明が適用された密閉型往復動式圧縮機を示した斜視図である。
【符号の説明】
100 シリンダブロック
101 結合溝
101a ネジ部
110 冷媒吐出し管
120 結合部材
120a 挿入孔
130 コーキングジグ
Claims (5)
- 密閉型往復動式圧縮機のシリンダブロックに冷媒吐出し経路を成している冷媒吐出し管を連結する構造であって、
前記シリンダブロックにはその内部の冷媒パスホール(path hole)と連通する結合溝が形成され、前記冷媒吐出し管に嵌め込まれた前記結合溝と対応する形状の結合部材が前記結合溝に圧入コーキングされて、冷媒吐出し管がシリンダブロックに直接連結されることを特徴とする密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造。 - 前記結合溝は、少なくとも2段以上の多段に形成され、その結合溝に前記結合部材が中間ばめの公差を有して仮組立てられた状態でコーキングジグによる加圧力で膨張して前記結合溝に圧入結合されることを特徴とする請求項1に記載の密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造。
- 前記結合溝の内周壁には2乃至5ピッチのネジ部が形成され、加圧膨張する前記結合部材が前記ネジ部に浸透して結合部材の締結力が強化されることを特徴とする請求項2に記載の密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造。
- 前記結合部材は、軟質の鉄系金属から成っていることを特徴とする請求項2に記載の密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造。
- 前記結合部材は軟質の非鉄系金属から成っていることを特徴とする請求項2に記載の密閉型往復動式圧縮機の冷媒吐出し管の連結構造。
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KR10-2002-0055322A KR100483569B1 (ko) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 밀폐형 왕복동식 압축기의 냉매 토출관 연결구조 |
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BR (1) | BR0300633A (ja) |
IT (1) | ITTO20030684A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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