JP6168017B2 - 圧入装置 - Google Patents

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Description

本発明は,圧入対象物(例えばトランスミッションの主要部品)に圧入部品(例えばベアリング)を圧入して組付ける圧入作業を行う圧入装置に関する。さらに詳細には,圧入作業時の工具のストローク量のより正確な制御を行うようにした圧入装置,あるいは被圧入対象物の品種に応じた工具の交換を容易にできるようにして多品種の製品への対応性を高めた圧入装置に関するものである。
従来から,大部品(圧入対象物)に小部品(圧入部品)を組付ける圧入装置が使用されている。従来の圧入装置として,特許文献1に記載されているものが挙げられる。同文献に記載されている圧入装置は,被圧入物(圧入対象物)に複数の圧入物(圧入部品)を同時に圧入する装置である。そのため同装置では,圧入パンチと受動部材とをセットにして複数組設けている。また,上下の中間プレートで被圧入物を挟持するようにしている。
特開平2−71937号公報
しかしながら前記した従来の技術には,次のような問題点があった。まず,圧入ストロークの正確性が十分でなかった。なぜなら,圧入作業時には多大な加圧荷重が掛かるので,圧入装置の各部の部材の撓みが無視できないからである。このため,圧入した部品は,本来の圧入深さに正確には届いていなかった。むろん,圧入装置の構成部材にはなるべく高剛性の素材が用いられているが,完全な剛体は存在しない。また,構成部材の高剛性化で撓みを軽減することはできるが,それでは装置の大型化,重量物化が避けられない。
また,もう1つの問題点として,圧入装置が圧入対象物の品種ごとの専用設計となってしまう,ということがある。圧入対象物の品種ごとに圧入部品の圧入位置や種類が異なり,圧入パンチ等の配置をそれに合わせたものとしなければならないからである。つまり,汎用性に欠けるのである。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,圧入ストロークの正確性の担保を図った圧入装置を提供することにある。また,より好ましくは,圧入対象物の品種に対する汎用性もある圧入装置を提供することにある。
本発明の一態様における圧入装置は,圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,圧入工具もしくはバックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,ワーク保持部に保持されているワークに対し一方側加圧ユニットとは反対側から,圧入工具とバックアップ工具との他方を押し当てるとともに,圧入工具もしくはバックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットと,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットによる圧入作業時における,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量を制御する圧入制御部とを有している。そして圧入制御部は,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量を,現在値と必要値との比較により,現在値が必要値に一致するように操作するストローク量操作部と,圧入作業時における,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットの圧入方向の変位量を出力する変位量出力部と,変位量出力部が出力する変位量に基づいて,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量についての,ストローク量操作部での比較に供される現在値と必要値との少なくとも一方を補正する補正部とを有し,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットは,バックアップ工具をワークに押し当てる場合の押し当て位置を,圧入工具の押し当て位置の真裏の位置が,バックアップ工具の押し当てが可能な位置である場合には,当該真裏の位置とし,当該真裏の位置が,バックアップ工具の押し当てが不可能な位置である場合には,当該真裏の位置の近隣であってバックアップ工具の押し当てが可能な位置とするものであることを特徴とする。
上記態様における圧入装置では,ワーク保持部に保持されているワークに対し,一方から,圧入工具とバックアップ工具との一方を,一方側加圧ユニットで3次元位置調整しつつ押し当てる。また,その反対側から,圧入工具とバックアップ工具との他方を,他方側加圧ユニットで3次元調整しつつ押し当てる。この状態で荷重を掛けて圧入を行う。この圧入作業時における,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量が,圧入制御部により制御されている。具体的にはストローク量操作部が,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量を,現在値と必要値との比較により,現在値が必要値に一致するように操作する圧入方向の荷重の増減を決定する。その際,圧入作業時における,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットの圧入方向の変位量が,変位量出力部により出力される。すると補正部が,出力された変位量に基づいて,現在値と必要値との少なくとも一方を補正する。ストローク量操作部での比較は,補正後の値についてなされる。これにより圧入が適切に行われる。なお,ストローク量操作部でのストローク量の操作は,例えば,現在値と必要値との比較により,圧入方向の荷重の増減を決定することにより可能である。
さらに,ワーク保持部として,一方側加圧ユニットの側からワークに接する一方側インナープレートと,他方側加圧ユニットの側からワークに接する他方側インナープレートとを有し,並列に配置された複数本の伸縮操作が可能な部材を有することにより,一方側インナープレートと他方側インナープレートとの少なくとも一方について傾斜を防止する姿勢制御部を有するとよい。これにより,ワーク側の事情により圧入位置の真裏にバックアップ工具を押し当てられないオフセット圧入の場合でも,ワークの傾斜を防止しつつ適切に圧入を行うことができる。
本発明の別の一態様の圧入装置は,圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,圧入工具もしくはバックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,ワーク保持部に保持されているワークに対し一方側加圧ユニットとは反対側から,圧入工具とバックアップ工具との他方を押し当てるとともに,圧入工具もしくはバックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットと,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットによる圧入作業時における,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量を制御する圧入制御部とを有し,さらに,一方側加圧ユニットもしくは他方側加圧ユニットで使用する複数の圧入工具もしくはバックアップ工具を貯蔵する貯蔵部を有している。そして圧入制御部は,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量を,現在値と必要値との比較により,現在値が必要値に一致するように操作するストローク量操作部と,圧入作業時における,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットの圧入方向の変位量を出力する変位量出力部と,変位量出力部が出力する変位量に基づいて,圧入工具およびバックアップ工具の圧入方向のストローク量についての,ストローク量操作部での比較に供される現在値と必要値との少なくとも一方を補正する補正部とを有している。一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットは,圧入工具もしくはバックアップ工具を把持するアダプタを有し,圧入工具およびバックアップ工具は,アダプタの非把持位置と把持位置との間での移動を許容する退避位置と許容しない突出位置とをとるロック部材と,ロック部材が退避位置に位置することを許容する内凹部と,許容しない大径部とを有する内部部材と,内部部材を,大径部がロック部材と対面するように付勢する付勢部材とを有し,貯蔵部には,貯蔵している圧入工具もしくはバックアップ工具の内部部材を,付勢部材の付勢に抗して,内凹部がロック部材と対面するように押し戻す押し戻し形状が形成されており,貯蔵部および圧入工具およびバックアップ工具には,貯蔵部に貯蔵されている圧入工具もしくはバックアップ工具の,付勢部材による付勢方向の移動を禁止する禁止形状が形成されているものである
この態様の圧入装置では,一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニットは,ワークの仕様に応じて,貯蔵部に貯蔵されている圧入工具やバックアップ工具を適宜選択して把持し,圧入作業に供することができる。この場合に,一方側加圧ユニットや他方側加圧ユニットに把持されている圧入工具やバックアップ工具においては,アダプタが把持位置にあるとともに,ロック部材が突出位置に位置するように,付勢部材が内部部材を付勢している。このため,アダプタが圧入工具やバックアップ工具に対して非把持位置になることがロック部材により禁止されている。つまり,アダプタから圧入工具やバックアップ工具が脱落することがない。一方,貯蔵部に貯蔵されている圧入工具やバックアップ工具では,貯蔵部の押し戻し形状により,内部部材が押し戻された状態となっており,ロック部材が退避位置に退避できる。このため,アダプタが圧入工具やバックアップ工具に対して非把持位置と把持位置との間で移動できる。この状態において,圧入工具もしくはバックアップ工具自体の,付勢部材による付勢方向の移動は,貯蔵部および圧入工具およびバックアップ工具に形成されている禁止形状により禁止されている。これにより汎用性の高い圧入装置となっている。
ここで,変位量出力部は,圧入位置ごとに,また圧入方向の荷重ごとに,あらかじめ求めた変位量を記憶するものであるとともに,圧入位置の情報と現在の荷重値の情報とに基づいて,該当する変位量を出力するものであるとよい。これにより,圧入位置や荷重の現在値に合わせた適切な変位量により,適切な補正がなされる。
本構成によれば,圧入ストロークの正確性の担保を図った圧入装置が提供されている。また,圧入対象物の品種に対する汎用性もある圧入装置とすることも可能である。
本形態に係る圧入装置の全体概略構成を示す斜視図である。 図1の圧入装置の一部である姿勢制御装置の構成を示す斜視図である。 下用ツールパーキングに保持されている下用ツール群の斜視図である。 上用ツールパーキングに保持されている上用ツール群の斜視図である。 単体でのフォークの斜視図である。 ツール取付部およびツールおよびフォークを示す斜視図である。 ツールの断面図である。 ツール内に封入されているピストンの断面図である。 フォークに保持されたツールの断面図である。 ツールが上ツール取付部に把持される状況を示す断面図(その1)である。 ツールが上ツール取付部に把持される状況を示す断面図(その2)である。 ツールが上ツール取付部に把持される状況を示す断面図(その3)である。 ワークを受け入れた状態の圧入装置を概略的に示す正面図である。 ワークを上下のインナープレートで挟み付けた状態を概略的に示す正面図である。 圧入を行う状態を概略的に示す正面図である。 圧入を行う状態(オフセット)を概略的に示す正面図である。 圧入ストロークに対する変位の影響を説明する模式図である。 荷重と変位量との関係を示すグラフである。 変位量の場所による違いを示すグラフである。 ストローク制御のブロック図である。 ストローク制御の別の例のブロック図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に示す圧入装置1に本発明を適用したものである。図1の圧入装置1は,全体として略直方体状をなすフレーム10に,アッパーユニット20と,ロワーユニット30とを取り付けたものである。圧入装置1はさらに,上インナープレート40と,下インナープレート50とを有している。圧入装置1はこれにより,上インナープレート40と下インナープレート50とで圧入対象物であるワークを挟み付けて保持した状態で,アッパーユニット20およびロワーユニット30により,ワークへの圧入部品の圧入を行うものである。
圧入装置1では,下向きの圧入でも上向きの圧入でも自在にできる。下向きの圧入は,ロワーユニット30でワークをバックアップしつつ,アッパーユニット20でワークに圧入部品を圧入することで行う。上向きの圧入は上下逆に,アッパーユニット20でワークをバックアップしつつ,ロワーユニット30でワークに圧入部品を圧入することで行う。また,圧入装置1には,制御部90が設けられている。作業者による入力操作や作業者への表示も,制御部90で行われるようになっている。
アッパーユニット20は,上ツール取付部21を位置決めしてワークに対して上から下向きに押し付けるユニットである。このためアッパーユニット20は,上Z軸ロボット22と,上XY軸ロボット23と,上Y軸レール24とを有している。上Z軸ロボット22は,上ツール取付部21を上下方向(Z軸方向)に移動させるものであり,プレスサーボ機構を内蔵している。また,移動量(ストローク量)を読み出せるようになっている。上Z軸ロボット22は,上XY軸ロボット23に搭載されている。上XY軸ロボット23は,上Y軸レール24上を図1中奥行き方向(Y軸方向)に移動するとともに,搭載している上Z軸ロボット22を図1中左右方向(X軸方向)に移動させるものである。
ロワーユニット30は,下ツール取付部31を位置決めしてワークに対して下から上向きに押し付けるユニットである。このためロワーユニット30は,前述のアッパーユニット20のように,下Z軸ロボット32,下XY軸ロボット33,下X軸レール34を有している。下Z軸ロボット32はプレスサーボ機構付きである。
上インナープレート40は,姿勢制御装置60を介して,フレーム10の一部である上メンバー11の下側に取り付けられている。姿勢制御装置60について,図2により説明する。姿勢制御装置60は,上インナープレート40を,並列に配置された4本のフローティング61で吊す構成のものである。各フローティング61は,伸縮可能な2重筒構造のものであり,制御部90により個別に伸縮操作されるようになっている。姿勢制御装置60にはさらに,X軸方向両端に配置された高さ計62が含まれている。2本の高さ計62からそれぞれの場所における上インナープレート40の高さが,制御部90に報知されるようになっている。これにより,上インナープレート40が水平になるように各フローティング61の伸縮状態を制御部90で制御するようになっている。なお,高さ計62をさらに2本,Y方向の両端位置に設けて計4本としてもよい。
図2から分かるように,上インナープレート40は,中央部に大きく窓41が形成された形状とされている。上インナープレート40に窓41が形成されている理由は,ワークを上インナープレート40で押さえ付けつつ,アッパーユニット20によるワークへの処置(圧入部品の圧入)ができるようにするためである。
また,図1に戻って,下インナープレート50は昇降可能に設けられている。このため,下インナープレート50とフレーム10の一部である下メンバー12との間には,下インナープレート50を昇降させるリフター51が設けられている。リフター51による下インナープレート50の昇降移動も,制御部90による。また,下インナープレート50も上インナープレート40と同様に,中央部に大きく窓52が形成された形状とされている。ワークを上インナープレート40とともに挟み付けつつ,ロワーユニット30によるワークへの処置(圧入部品の圧入)ができるようにするためである。
上記の全体構成より,圧入装置1では,ワークを載置した下インナープレート50を,ワークが上インナープレート40に当たるまで,リフター51で押し上げる。こうしてワークを,上インナープレート40と下インナープレート50とで挟み付けて固定する。この状態で,アッパーユニット20およびロワーユニット30による圧入作業が行われる。この圧入作業の際に,姿勢制御装置60により,上インナープレート40が水平に保たれる。ワークの傾斜を防止するためである。
図1の圧入装置1にはさらに,上用ツール群70と,下用ツール群80とが備えられている。上用ツール群70は,アッパーユニット20の上ツール取付部21に取り付けられるツール類である。下用ツール群80は,ロワーユニット30の下ツール取付部31に取り付けられるツール類である。ツール類には,各種の圧入部品を圧入するための圧入ツールや,圧入時に背後側からワークを押し付けるためのバックアップツールがある。
下用ツール群80の各ツールは,図3に示すように,下用ツールパーキング81に保持されている。図3に示される各ツールのうち,ツール80A〜80Dが,上向き圧入時に使用される圧入ツールである。対象とする圧入部品の種類により,先端(図3中で上を向いている方の端部)形状が異なる。また,対象とする圧入箇所のワークにおける深さ方向位置により,ネック長(N1,N2)が異なる。ツール80Eは,下向き圧入時,つまりロワーユニット30がバックアップ側となるときに使用されるバックアップツールである。ツール80A〜80Eのいずれにおいても,図3中で下向きの端部が,ロワーユニット30の下ツール取付部31に把持される基端部である。
また,上用ツール群70も上記と同様に,上用ツールパーキング71に保持されている(図4)。ただし上用ツール群70の各ツール70A〜70Eは,上記とは上下逆に,先端(圧入部品を取り付ける側の端部)が下向きに,基端部が上向きになるように保持されている。
下用ツールパーキング81,上用ツールパーキング71のいずれにも,複数のフォーク82が設けられている(図3,図4)。各フォーク82に1つずつツール70,80が保持されている。また,下用ツールパーキング81,上用ツールパーキング71のいずれも,フレーム10に対して固定して取り付けられている。
続いて,下用ツールパーキング81および上用ツールパーキング71における,フォーク82によるツールの保持機構について説明する。むろん各フォーク82は,ツール70,80が独りでに脱落することのないようにそれぞれのツール70,80を保持している。その一方で,上ツール取付部21,下ツール取付部31によるツール70,80のフォーク82からの取り出しおよびフォーク82への返却も支障なくスムーズにできるようになっている。
まず,フォーク82について説明する。単体でのフォーク82の斜視図を図5に示す。フォーク82は,全体としては四角形の平板状の部材であり,その一辺に深い凹部821を形成したものである。凹部821の両側に,ツメ部822が形成されている。もちろん,2つのツメ部822の間の凹部821が,ツール70,80を保持する部位である。また,フォーク82における,凹部821が形成されている側の反対側の辺823のところが,下用ツールパーキング81または上用ツールパーキング71に取り付けられる。各ツメ部822における凹部821側の部位における一面側(図5中では上向きの面側)には,凹部821に沿って,テーパ部824が形成されている。テーパ部824では,フォーク82の部材の厚さが,辺823から遠ざかるほど薄くなっている。
かかるフォーク82は,下用ツールパーキング81では,テーパ部824が形成されている面が下向きになるように取り付けられている。一方,上用ツールパーキング71では,テーパ部824が上向きになるように取り付けられている。つまり,保持するツール70,80における基端側(ツール取付部21,31に把持される側)にテーパ部824が向くようにされている。
続いて,ツール70,80におけるフォーク82への取り付け構造を説明する。このため図6に,上ツール取付部21によって把持されているツール70とフォーク82との斜視図を示す。上ツール取付部21は,Y軸方向の移動によって,フォーク82からのツール70の取り出しおよびフォーク82へのツール70の返却を行う。以下,上ツール取付部21の先端部分を,アダプタ25,という。ツール70には,ボディ部72と,先端部75とが設けられている。先端部75は,圧入部品の保持等を行う部分である。先端部75の実際の形状は,ツール70A〜70Eのそれぞれにより異なる。また,フォーク82は,上用ツールパーキング71において,厚さ方向がZ方向,ツメ部822の突出方向がY方向,2つのツメ部822を結ぶ方向がX方向,となるように取り付けられている。
ボディ部72は,フォーク82により保持される部分である。ボディ部72の構成は,ツール70A〜70Eに共通である。ボディ部72は,ほぼ円柱状の外径であり,その外面に溝73が形成されている。溝73は,フォーク82が嵌るための形状である。溝73の幅は,フォーク83の厚さに合わせられている。また,ボディ部72における溝73よりもすぐ上側には,ロッドピン74が設けられている。ロッドピン74は,図6における裏面側にも同様に設けられている。ロッドピン74の軸方向は,高さ方向(Z方向),フォーク82への進退方向(Y方向)のいずれに対しても垂直な方向,すなわちX方向である。詳細は後述するが,ロッドピン74はボディ部72に対してZ方向に少し移動可能である。なお,図6では上ツール取付部21およびツール70を示したが,下ツール取付部31およびツール80も,上下(Z方向)をひっくり返せば同じである。この場合にはフォーク82についても表裏を裏返して,テーパ部824が下を向くようにする。以下,ツール70およびツール80について,代表してツール70で説明する。
図7に,ツール70の断面図を示す。先端部75の構造は前述の通りツール70の種類によって異なるので,図7に示されている先端部75の断面は一例である。ボディ部72における,先端部75とは反対側の端部(基端部)には,ボディ部72より小径の小径部76が形成されている。ただし小径部76は,図6ではアダプタ25に隠れているため見えない。
ボディ部72の内部には,円柱形の内部空間77が形成されている。内部空間77は,小径部76の内部にも及んで形成されている。つまり小径部76は,円筒形の円筒部78と,その蓋部79とにより構成されている。円筒部78には,内外を貫通する貫通穴83が形成されている。貫通穴83は,円筒部78における周方向の複数箇所に形成されており,すべて同じ高さ方向位置にある。各貫通穴83には,ボール84(図4参照)が1つずつ挿入されている。ただし図7における右側の貫通穴83については,理解の便宜のためボール84を省略した状態を描いている(図9〜図12において同じ)。さらに,各貫通穴83は,外側ほど小径となるように形成されており,最外位置での径はボール84より小径である。これにより,ボール84が外部に脱落しないようになっている。
ボディ部72の内部空間77には,ピストン85(図8参照)が封入されている。ピストン85は,おおむね円柱状のものであるが,その上側の端部にはバネ受け穴86が形成されている。バネ受け穴86と小径部76の蓋部79との間には,バネ89が挟み込まれている。また,ピストン85の外周面における上端付近の位置には,内凹部87が形成されており,その上側には,内凹部87の箇所より大径の内頂部88が形成されている。また,前述のロッドピン74は,ピストン85に対して固定して取り付けられている。ツール70においては,このロッドピン74の先端部分が,ボディ部72の外部に顔を出しているのである。
図7に示すのは,ツール70の,フォーク82にも上ツール取付部21(アダプタ25)にも保持されていない自由状態での断面図である。この状態では,バネ89の弾力により,ピストン85が,その可動範囲の下限まで押し下げられた状態にある。このとき,ピストン85の内頂部88がボール84に掛かっており,ボール84はそのため外向きに少し押し出されている。つまり,ボール84の一部が小径部78の外面より外向きに突出した状態にあり,ボール84のこれ以上内側への移動が禁止されている。つまりバネ89は,ピストン85を,その内頂部88がボール84と対面するように付勢しているのである。さらに,ロッドピン74の一部が,ボディ部72の溝73の幅(高さ方向)の範囲内に食い込んでいる。
上記のツール70を上用ツールパーキング71のフォーク82に取り付ける際には,図6に示すように,ツール70をY方向図中左向きに,フォーク82に向けて押し込む。これにより,ツール70の溝73にフォーク82が嵌るようにする。その際,ロッドピン74が,押し込み方向に交差する方向(X方向)を向くようにする。この押し込み動作とともに,ロッドピン74がフォーク82のテーパ部824により,バネ89の弾力に抗して押し上げられることになる。ただしこのとき,ツール70自体は上向きに移動せず水平に移動する。フォーク82が溝73に嵌ることで,ツール70自体のZ軸方向の移動が阻止されているからである。
これによりツール70の断面は,図9に示す状態となる。図9中のツール70では,図7に示した状態と比較して,ピストン85およびガイドピン74の位置が少し上昇している。それに伴いバネ89が少し縮んでいる。ガイドピン74は,フォーク82により押し上げられることで,溝73の幅(高さ方向)の範囲より上方に脱出している。この状態ではガイドピン74がバネ89の弾力により,フォーク82の上面に押し付けられている。このため,ツール70が独りでにフォーク82から抜け落ちてしまうようなことはない。さらにこの状態では,ピストン85における,内頂部88ではなく内凹部87の箇所がボール84に対面している。このため,内頂部88による,ボール84の内向きの移動の禁止が解除されている。つまりボール84は,外から押されれば内向きに移動しうる状態である。すなわち,内凹部87がボール84と対面するように,ピストン85がテーパ部824により押し戻されているのである。
このようにしてフォーク82に保持されているツール70を,上ツール取付部21で把持する。そのため上ツール取付部21を,把持しようとするツール70の真上に持っていく。すなわち上ツール取付部21を,上Z軸ロボット22により十分高い位置へ上昇させておいて,上XY軸ロボット23により目的のツール70の真上の位置へ移動させる。図9に示されるアダプタ25は,この位置における上ツール取付部21のアダプタ25を示している。アダプタ25におけるこの位置は,ツール70を把持していない非把持位置である。なお図9では,上ツール取付部21のうちアダプタ25以外の部分を省略している。
ここで図9により,アダプタ25の内部形状を説明する。図9に示されるように,アダプタ25の端面(図9中下端の面)には,穴部26が形成されている。穴部26は,ツール70の小径部76の全体を収容できる程度の大きさで形成されている。穴部26の壁面には,外凹部28と,それより開口側の外頂部27とが形成されている。外頂部27における穴径は,外凹部28における穴径よりむろん小さい。また,外頂部27における穴径は,図7の状態におけるボール84の最外箇所がツール70の中心に対してなす円の半径より小さい。
かかるアダプタ25を上Z軸ロボット22により,図9中の位置から下降させる。これによりアダプタ25は,ツール70の小径部76に覆い被さる形となる。この下降の途中で,外頂部27とボール84とが接触しうる。しかしながら,このときボール84は内側へ移動できる。つまり,外頂部27がボール84に接触することにより,ボール84は貫通穴83および内凹部87の範囲内で内向きに押し込まれる。このため,アダプタ25の下降に支障はない(図10)。よってアダプタ25は,図9に示した非把持位置から,下降しきった位置(図11)へ移動する。図11の状態では,アダプタ25の下面と,ツール70のボディ部72のうち小径部76以外の部分の上面とが接触している。また,アダプタ25の外頂部27は,ボール84より下方に位置している。アダプタ25におけるこの位置は,ツール70を把持するための把持位置である。
図11の状態からさらに,上XY軸ロボット23により,アダプタ25を図11中右向き(Y方向)に移動させることで,ツール70をフォーク82から引き抜く。なお前述のように,ロッドピン74がフォーク82に押し付けられている状態にあるが,上XY軸ロボット23による強制的な移動に対する障害となるものではない。この移動により,ロッドピン74がテーパ部824上を移動することで,フォーク82によるロッドピン74の上向きの押し付けが解除される。このため,ツール70におけるピストン85およびロッドピン74の位置は,バネ89の弾力により,図7中に示したのと同じ位置に戻る。
この状態を図12に示す。図12の状態では図7で説明したのと同様に,ピストン85の内頂部88の作用によりボール84が外向きに押し出された状態にある。押し出されたボール84の一部分は,外凹部28に入り込んでいる。さらに,アダプタ25の外頂部27がボール84より下方にある。このことにより,ボール84が外頂部27に引っかかる状態となっており,ツール70のアダプタ25からの脱落が阻止されている。アダプタ25の把持位置から非把持位置への移動がボール84により禁止されているからである。ツール70はこうして上ツール取付部21に把持されるのである。
このときの,図9中の位置から図11中の位置にいたるアダプタ25の移動の方向は,圧入実行時の圧入の方向と同じである。このため,アダプタ25(上ツール取付部21)は,上Z軸ロボット22の昇降機能により,ツール70の把持動作を行うのである。また,上XY軸ロボット23のY軸移動機能により,フォーク82(上用ツールパーキング71)からのツール70の取り出しを行うのである。また,上ツール取付部21からフォーク82へのツール70の返却は,上記の逆順に上ツール取付部21を移動させることで行える。また,上記説明したことの上下を入れ替えれば,ツール80と下ツール取付部31との関係およびそれらの構造についてそのまま成り立つ。
以上が圧入装置1の各部の詳細構成である。かかる圧入装置1での圧入作業の手順を以下に説明する。まず,上用ツールパーキング71および下用ツールパーキング81に,今回の圧入作業に必要となる種類のツール70,ツール80をあらかじめセットしておく。特にそのうちの,バックアップツール(ツール70E,80E)以外の各ツール70,80については,該当する圧入部品を先端部分に取り付けておく。そして,リフター51により下インナープレート50を下降させておく。この状態で下インナープレート50上にワークWを受け入れた状態を図13に概略的に示す。
そして,リフター51の推力により下インナープレート50を,ワークWが上インナープレート40に当たるまで上昇させる。以後リフター51を,一定の高さを維持する位置制御状態とする。また,上ツール取付部21および下ツール取付部31でそれぞれ,ツール70,80を把持する。この状態を図14に概略的に示す。
把持されるツール70,80の一方は,バックアップツール70Eまたは80Eである。上ツール取付部21と下ツール取付部31とのどちらがバックアップツール70Eまたは80Eを把持するかは,対象とする圧入箇所がワークWの上面,下面のいずれにあるかによる。上面に圧入する場合には下ツール取付部31でバックアップツール80Eを把持し,下面に圧入する場合には上ツール取付部21でバックアップツール70Eを把持する。具体的には,制御部90がワークWの仕様情報を受け,受けた仕様情報に基づき上ツール取付部21および下ツール取付部31に指示することによる。
また,いずれの場合でも,バックアップツール70Eまたは80Eを把持する側と反対側には,圧入部品が取り付けられた各種ツール70A〜70Dまたは80A〜80Dが把持される。具体的にどのツールを把持するかの選択については,制御部90が仕様情報に基づいて上ツール取付部21または下ツール取付部31に指示する。以下の説明では,下側のツールがバックアップツール80Eで,上側のツールがツール70Cであることとする。
そして,上下のツール70C,80Eを,3次元位置制御してワークWに押し当てる(図15)。ツール70Cの押し当て位置は当然,ワークWにおける当該部品を圧入する位置である。ツール80Eの押し当て位置は,好ましくは圧入位置の真裏の位置である。このように上下のツール70C,80EをワークWに押し当てた状態で,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32でツール70C,80EをワークWにさらに押し付け,部品の圧入を行う。
ワークWの種類によっては,圧入位置の真裏の位置に,バックアップツール70Eまたは80Eを押し当てることができない場合がある。当該真裏の位置に何らかの脆弱な構造物が存在している場合などである。このような場合には,当該真裏の位置の近隣の位置であって,バックアップツール70Eまたは80Eの押し当てが可能な位置にバックアップツール70Eまたは80Eを押し当てる(図16)。このようにオフセット状態で圧入するときには,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32の押し付け推力により,ワークWを傾けようとするトルクが発生することになる。しかしながら図2で説明した前述の姿勢制御装置60により上インナープレート40が水平に維持される。このため,ワークWの傾きが防止される。よって,オフセット状態での圧入も問題なく行うことができる。
図15または図16に示したようにして部品の圧入がなされると,次の圧入部品の圧入を行う。このため,適宜上ツール取付部21および下ツール取付部31でツール70,80を持ち替えた上で,次の圧入箇所に対する圧入を行う。ワークWに対するすべての圧入部品の圧入が完了したら,リフター51を下げてワークWを退出させる。そしてバックアップツール70E,80E以外の各ツール70,80について,圧入部品を補充する。そして,次のワークWを受け入れて,同じことを繰り返す。圧入装置1ではこのようにして圧入を行うので,汎用性が高い。つまり,ワークWの種類が異なる場合であっても,ツール70,80のみワークWに合わせて用意すればよく,圧入装置1の本体は共通して使うことができる。
圧入時には,圧入ストローク(ツールのZ軸方向の移動量)の制御が行われる。圧入装置1では,この圧入ストロークの制御において,圧入荷重の反力による基準位置の変位を補正するようにしている。このことについてまず,図17により,圧入ストロークに対する変位の影響を説明する。図17では,左半分がゼロ荷重時,右半分が圧入の荷重が掛かったときを示している。図17中のZ1,Z2,Z11,Z12の意味は,それぞれ次の通りである。
Z1:ゼロ荷重時における,下Z軸ロボット32を最下位置にしたときのツール80の先端位置(本来の下基準位置)。
Z2:ゼロ荷重時における,上Z軸ロボット22を最上位置にしたときのツール70の先端位置(本来の上基準位置)。
Z11:圧入時における,下Z軸ロボット32を最下位置にしたときのツール80の先端位置(変位した下基準位置)。
Z12:圧入時における,上Z軸ロボット22を最上位置にしたときのツール70の先端位置(変位した上基準位置)。
つまり,図17中のZ1とZ2との間の距離が,ゼロ荷重時における上下のツール70,80間の距離の最大値である。この間にワークWが存在するので,図17では,その厚さをBで表し,上側のストローク量をA1,下側のストローク量をC1,としている。もし,圧入装置1の各部が完全な剛体で形成されていれば,上ストローク量がA1となり,下ストローク量がC1となったときに上下のツール70,80の先端(圧入ツールについては部品を保持する基準面)がいずれもワークWに接触することになる。このとき圧入部品はワークWの中に入っており,圧入がなされたことになる。実際には,上下のストローク量の合計をA1+C1に一致させればよいはずである。Z1−Z2間距離は使用するツール70,80の組み合わせごとに既知で,ワーク厚BはワークWの仕様によりその圧入位置ごとに既知だからである。
しかし実際には圧入の荷重により圧入装置1の各部がわずかながら撓むので,圧入時には上下の基準位置が,図17中の右側のように変位してしまう。つまり,上下の基準位置がいずれも,ゼロ荷重時と比べてワークWから遠ざかってしまう。図17中では下基準位置の変位量をP1,上基準位置の変位量をP2,としている。このため,上下のストローク量の合計をA1+C1に一致させても,実際には圧入が完了していないのである。
この変位量P1,P2は,図18に示すように,圧入の荷重にほぼ比例する。図18では,横軸を荷重とし,縦軸を上下の変位量P1,P2の合計としている。また,変位量P1,P2は,圧入位置のXY座標によって異なる。撓みによる変位量であるから,装置の中央ほど大きく,周辺寄りほど小さいからである。このため,図19に示すように変位量をY方向位置に対してプロットすると,上向きに凸状のカーブをなす。図19はX方向位置を固定し,かつ荷重も一定としたときのものである。実際には図19のようなグラフを,X方向位置ごとに,さらに荷重値ごとに描くことができる。さらに,これらのグラフを,上下の変位量P1,P2について別々に描くことができる。
そこで圧入装置1では,制御部90内に,図20に示すような制御構造を設けている。図20の制御ブロックには,変位データ記憶部91と,ストローク量補正部92と,ストローク操作部93とが設けられている。
変位データ記憶部91は,上記説明した変位量を記憶する部分である。すなわち,圧入位置のXY座標による変位量マップを,荷重値ごとに,また上下それぞれに内蔵している。もしくは,上下ごとの標準的な荷重における変位量マップと,荷重値による係数とを内蔵していてもよい。変位量の各値については,あらかじめ各条件で試験して取得した値を用いればよい。この変位データ記憶部91は,現在の荷重値の情報と,圧入位置のXY位置情報とを受けるようになっている。これにより,記憶している変位量マップから,現在の状況に合致するものを読み出すのである。読み出された上下の現在の変位量は,ストローク量補正部92へ供給される。なお,図16に示したようなオフセット圧入の場合には,バックアップ側のXY位置情報は,圧入位置ではなく,バックアップツール70E,80Eの押し当て位置の情報である。
ストローク量補正部92は,ストローク量の読み値を補正する部分である。ストローク量の読み値は,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32から読み出される。この読み値から,変位量の分を差し引くのである。そのための変位量は前記のように,変位データ記憶部91から提供される。
ストローク操作部93は,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32を操作する部分である。このためストローク操作部93は,ストローク量の読み値と,必要なストローク量とを比較する。ここでの読み値とは,前記のようにストローク量補正部93で補正された読み値である。必要なストローク量は,図17の説明で述べた「A1+C1」のことであり,ワークWの仕様情報から得られる。補正済みの読み値が必要なストローク量に達していなければ,圧入は完了していない。このため,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32に,圧入荷重を増すように指示する。これにより,圧入のストローク量を制御する。補正済みの読み値が必要なストローク量に達したら,圧入が完了したことになる。このため,上Z軸ロボット22および下Z軸ロボット32に,圧入荷重を解除し,ワークWからツール70,80を退避させるように指示する。
こうして圧入装置1では,圧入荷重による変位を補正して,適切な圧入を行うことができる。なお,前述の図20のストローク量補正部92は,ストローク量の読み値を補正するものであったが,このようなものに限らず,図21のブロック図に示されるようにしてもよい。図21では,ストローク量補正部92が,ストローク量の読み値に対してではなく必要なストローク量に対して補正を行うように構成されている。つまり図21のストローク量補正部92では,仕様情報から得られる必要なストローク量に対し,変位量を加算するのである。したがってこの場合のストローク操作部93では,ストローク量の読み値そのものを,補正済みの必要なストローク量と対比する。補正済みの必要なストローク量とは,図17で言えばA2とC2との和のことである。このような手法でも,圧入を適切に行うことができる。さらに言えば,読み値と必要なストローク量との両方を補正することも可能である。その場合には,変位量を2分(例えば2等分)して振り分ければよい。
上記のツール70,80の選択および圧入作業の実行が,制御部90の制御により,ワークWのすべての部品圧入箇所に対して順次行われる。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,圧入時のストローク量制御において,圧入荷重による基準位置の変位を考慮した補正を行うようにしている。このため,圧入荷重に起因するゆがみが原因となって圧入不良になることがなく,適切な圧入がなされる圧入装置が実現されている。また,フレーム10の各部を極端に高剛性にする必要がないので,装置の小型化,軽量化に有利である。本形態によればさらに,上下のツールパーキング71,81を設け,ここに各種のツール群70,80を貯蔵するようにしている。そして,上下のアダプタ25を,上下のロボットの3次元移動機能により駆動することで,必要なツール70,80を選択的に使用するようにしている。これにより,広範な品種のワークWに対応できる汎用性の高い圧入装置が実現されている。さらに,上下のツール群70,80のいずれにもバックアップツール(70E,80E)が含まれることで,ワークWを持ち替えることなくそのまま上下両方向のいずれからも圧入できる。さらに,姿勢制御装置60を備えることで,ワークWの傾斜を防止している。これにより,オフセット圧入も問題なくできるようになっている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,前記実施形態では,下インナープレート50にリフター51を設け,下インナープレート50を上昇させることで上インナープレート40との間でワークWを保持するようにしている。しかしこれに限らず,下インナープレート50を上昇させる替わりに上インナープレート40を下降させることでワークWを保持するようにしてもよい。さらに,下インナープレート50の上昇と上インナープレート40の下降との両方によりワークWを保持するようにしてもよい。
また,姿勢制御装置60を,上インナープレート40側に設ける替わりに下インナープレート50側に設けてもよい。さらに,ツール70,80におけるピストン85の内頂部88,内凹部87は,ピストン85の側面の全周にわたって設けられていてもよいし,ボール84のある箇所にのみ設けられていてもよい。アダプタ25の外頂部27,外凹部28についても同様である。また,ツール70,80の溝73は,ツール70,80のボディ部72の全周にわたって設けられていてもよいし,フォーク83への挿入に必要な範囲にのみ設けられていてもよい。また,ボール84は,必ずしも球形でなくてもよい。
[予備請求項1]
圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,
前記ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,
前記ワーク保持部に保持されているワークに対し前記一方側加圧ユニットとは反対側から,前記圧入工具と前記バックアップ工具との他方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットと,
前記一方側加圧ユニットもしくは前記他方側加圧ユニットで使用する複数の前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を貯蔵する貯蔵部とを有し,
前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットは,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を把持するアダプタを有し,
前記圧入工具および前記バックアップ工具は,
前記アダプタの非把持位置と把持位置との間での移動を許容する退避位置と許容しない突出位置とをとるロック部材と,
前記ロック部材が前記退避位置に位置することを許容する内凹部と,許容しない大径部とを有する内部部材と,
前記内部部材を,前記大径部が前記ロック部材と対面するように付勢する付勢部材とを有し,
前記貯蔵部には,貯蔵している前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の前記内部部材を,前記付勢部材の付勢に抗して,前記内凹部が前記ロック部材と対面するように押し戻す押し戻し形状が形成されており,
前記貯蔵部および前記圧入工具および前記バックアップ工具には,前記貯蔵部に貯蔵されている前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の,前記付勢部材による付勢方向の移動を禁止する禁止形状が形成されていることを特徴とする圧入装置。
[予備請求項2]
予備請求項1に記載の圧入装置において,
前記圧入工具および前記バックアップ工具は,前記内部部材に取り付けられるとともに先端が外部に露出している露出部材を有し,
前記押し戻し形状は,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を前記貯蔵部に押し込むときに前記露出部材に接触するテーパ部であることを特徴とする圧入装置。
この圧入装置では,圧入工具もしくはバックアップ工具を貯蔵部に押し込むと,圧入工具もしくはバックアップ工具の露出部材が,貯蔵部の押し戻し形状に接触する。このことにより,内部部材が押し戻され,ロック部材が退避位置に退避できる状態となる。
[予備請求項3]
予備請求項1または予備請求項2に記載の圧入装置において,
前記貯蔵部は,前記アダプタによる前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の前記非把持位置と前記把持位置との間での移動の方向が,前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットによる圧入作業時の加圧の方向と一致するように,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を保持するものであることを特徴とする圧入装置。
この圧入装置では,アダプタは,圧入作業時の加圧の方向と同一の方向に移動することで,圧入工具やバックアップ工具の非把持位置と把持位置との間での移動を行うことができる。このため,アダプタを圧入作業のために移動させる機構(一方側加圧ユニットおよび他方側加圧ユニット)で,圧入工具やバックアップ工具を把持しまた返却する動作も行うことができる。つまり,アダプタを圧入工具やバックアップ工具の把持動作のために駆動する特別の機構を備える必要はない。
[予備請求項4]
予備請求項1から予備請求項3までのいずれか1つに記載の圧入装置において,
前記アダプタには,
前記非把持位置と前記把持位置との間での移動の際に前記ロック部材を前記退避位置に押し込むとともに,前記把持位置にあるときに,前記突出位置にある前記ロック部材に引っかかる頂部と,
前記把持位置にあるときに,前記突出位置にある前記ロック部材の一部分が進入する外凹部とが形成されていることを特徴とする圧入装置。
この圧入装置では,アダプタで圧入工具やバックアップ工具を把持している状態では,圧入工具やバックアップ工具のロック部材の一部分がアダプタの外凹部に入り込んでいる。このため,ロック部材とアダプタの頂部との引っかかりにより,圧入工具やバックアップ工具のアダプタからの脱落が防止されている。
[予備請求項5]
予備請求項1から予備請求項4までのいずれか1つに記載の圧入装置において,
ワークの仕様情報を受け,受けた仕様情報に基づいて,
前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットに対し,前記貯蔵部に貯蔵されている前記圧入工具および前記バックアップ工具であってそのワークにおける部品圧入箇所への圧入に適したものを選択して把持させて,その把持した状態で圧入を行わせるとともに,
上記の前記圧入工具および前記バックアップ工具の選択とその状態での圧入とをそのワークにおけるすべての部品圧入箇所について順次行わせる工具選択制御部を有することを特徴とする圧入装置。
[予備請求項6]
圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,
前記ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,
前記ワーク保持部に保持されているワークに対し前記一方側加圧ユニットとは反対側から,前記圧入工具と前記バックアップ工具との他方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットとを有し,
前記ワーク保持部として,
前記一方側加圧ユニットの側から前記ワークに接する一方側インナープレートと,
前記他方側加圧ユニットの側から前記ワークに接する他方側インナープレートとを有し,
さらに,
並列に配置された複数本の伸縮操作が可能な部材を有することにより,前記一方側インナープレートと前記他方側インナープレートとの少なくとも一方について傾斜を防止する姿勢制御部を有することを特徴とする圧入装置。
1 圧入装置
22 上Z軸ロボット(一方側加圧ユニット)
23 上XY軸ロボット(一方側加圧ユニット)
25 アダプタ
32 下Z軸ロボット(他方側加圧ユニット)
33 下XY軸ロボット(他方側加圧ユニット)
40 上インナープレート(ワーク保持部)
50 下インナープレート(ワーク保持部)
60 姿勢制御装置
70 工具
71 上用ツールパーキング
73 溝
80 工具
81 下用ツールパーキング
82 フォーク
821 凹部
824 テーパ部(押し戻し形状)
84 ボール(ロック部材)
85 ピストン
87 内凹部
88 内頂部
89 バネ(付勢部材)
90 制御部(圧入制御部,工具選択制御部)
91 変位データ記憶部(変位量出力部)
92 ストローク量補正部(補正部)
93 ストローク操作部(ストローク量操作部)

Claims (4)

  1. 圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,
    前記ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,
    前記ワーク保持部に保持されているワークに対し前記一方側加圧ユニットとは反対側から,前記圧入工具と前記バックアップ工具との他方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットと,
    前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットによる圧入作業時における,前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量を制御する圧入制御部とを有し,
    前記圧入制御部は,
    前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量を,現在値と必要値との比較により,現在値が必要値に一致するように操作するストローク量操作部と, 圧入作業時における,前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットの圧入方向の変位量を出力する変位量出力部と,
    前記変位量出力部が出力する変位量に基づいて,前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量についての,前記ストローク量操作部での比較に供される現在値と必要値との少なくとも一方を補正する補正部とを有し,
    前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットは,前記バックアップ工具をワークに押し当てる場合の押し当て位置を,
    前記圧入工具の押し当て位置の真裏の位置が,前記バックアップ工具の押し当てが可能な位置である場合には,当該真裏の位置とし,
    当該真裏の位置が,前記バックアップ工具の押し当てが不可能な位置である場合には,当該真裏の位置の近隣であって前記バックアップ工具の押し当てが可能な位置とするものであることを特徴とする圧入装置。
  2. 請求項1に記載の圧入装置において,
    前記ワーク保持部として,
    前記一方側加圧ユニットの側から前記ワークに接する一方側インナープレートと,
    前記他方側加圧ユニットの側から前記ワークに接する他方側インナープレートとを有し,
    並列に配置された複数本の伸縮操作が可能な部材を有することにより,前記一方側インナープレートと前記他方側インナープレートとの少なくとも一方について傾斜を防止する姿勢制御部を有することを特徴とする圧入装置。
  3. 圧入対象物であるワークを保持するワーク保持部と,
    前記ワーク保持部に保持されているワークに対し一方から,圧入部品をワークに圧入させる圧入工具と圧入作業時のワークの位置変動を抑制するバックアップ工具との一方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する一方側加圧ユニットと,
    前記ワーク保持部に保持されているワークに対し前記一方側加圧ユニットとは反対側から,前記圧入工具と前記バックアップ工具との他方を押し当てるとともに,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の位置を3次元調整する他方側加圧ユニットと,
    前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットによる圧入作業時における,前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量を制御する圧入制御部と,
    前記一方側加圧ユニットもしくは前記他方側加圧ユニットで使用する複数の前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を貯蔵する貯蔵部を有し,
    前記圧入制御部は,
    前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量を,現在値と必要値との比較により,現在値が必要値に一致するように操作するストローク量操作部と, 圧入作業時における,前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットの圧入方向の変位量を出力する変位量出力部と,
    前記変位量出力部が出力する変位量に基づいて,前記圧入工具および前記バックアップ工具の圧入方向のストローク量についての,前記ストローク量操作部での比較に供される現在値と必要値との少なくとも一方を補正する補正部とを有し,
    前記一方側加圧ユニットおよび前記他方側加圧ユニットは,前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具を把持するアダプタを有し,
    前記圧入工具および前記バックアップ工具は,
    前記アダプタの非把持位置と把持位置との間での移動を許容する退避位置と許容しない突出位置とをとるロック部材と,
    前記ロック部材が前記退避位置に位置することを許容する内凹部と,許容しない大径部とを有する内部部材と,
    前記内部部材を,前記大径部が前記ロック部材と対面するように付勢する付勢部材とを有し,
    前記貯蔵部には,貯蔵している前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の前記内部部材を,前記付勢部材の付勢に抗して,前記内凹部が前記ロック部材と対面するように押し戻す押し戻し形状が形成されており,
    前記貯蔵部および前記圧入工具および前記バックアップ工具には,前記貯蔵部に貯蔵されている前記圧入工具もしくは前記バックアップ工具の,前記付勢部材による付勢方向の移動を禁止する禁止形状が形成されていることを特徴とする圧入装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の圧入装置において,
    前記変位量出力部は,
    圧入位置ごとに,また圧入方向の荷重ごとに,あらかじめ求めた前記変位量を記憶するものであるとともに,
    圧入位置の情報と現在の荷重値の情報とに基づいて,該当する前記変位量を出力するものであることを特徴とする圧入装置。
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