JP2010099784A - ピン嵌合方法及びピン引き抜き方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】嵌合詰まりが発生しないように、且つ迅速にピン嵌合作業を行う。
【解決手段】第1ロボット12は、6軸方向の力を検出可能な力センサ38を先端手首部に備えた、産業用6軸関節型であり、該ロボット12によりピストンピン26を保持して、ピン孔24に嵌合させる。ピストンピン26とピン孔24との軸を略合わせて、ピストンピン26をピン孔24に向けて軸C1方向に進行させる。軸C1方向の押圧力Fzの大きさが閾値T1を超えたときにピストンピン26の進行を停止させる。ピストンピン26に作用する径方向の力Frを調べ、その同方向にピストンピン26を平行移動させる。ピストンピン26に作用する径方向の力Frが小さいときには、先端26aとピン孔24との接触点である点P1を中心として、ピストンピン26を傾動させ、さらに軸C1方向に進行させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを先端手首部に備えるロボットによりピンを保持して、該ピンを孔に嵌合又は引き抜きをさせるピン嵌合方法及びピン引き抜き方法に関する。
工業製品の組立工程においては、孔に対してピンを挿入・嵌合させる作業が多く、例えばエンジンの組立工程では、ピストンとコネクティングロッドとの軸支部分の孔にピストンピンを嵌合させる作業がある。このようなピン嵌合作業は、所定の自動機によって正確且つ迅速に行うことができる。
しかしながら、他品種のエンジンの組立を行う場合には、ピストンピンや対応する孔の径、長さ等が異なるため単一の自動機では対応できず、汎用のロボットを用いてピン嵌合作業を行うことができると好適である。
ロボットを用いたピン嵌合作業としては、例えば引用文献1に示すように、手首部に6軸力センサを設けて、ピンに加わる反力を検知し、該反力が閾値を超えたときにピンの孔に対するアプローチがなされたと判断して、その後所定の速度、力でピンを孔に嵌合させることが提案されている。
特開平11−123683号公報
近時のエンジンは高性能化及び高精度化され、ピストンピンとその孔との公差は非常に小さくなっており、専用機を用いればピン嵌合作業が可能であるが汎用のロボットでは作業が困難になってきている。すなわち、ロボットを用いてピンと孔との軸を合わせて、ピンを孔に向けて軸方向に進行させても、僅かな軸ずれに起因してピンが孔内壁に斜めに当たり、いわゆる嵌合詰まりが発生する。
ここでいう嵌合詰まりとは、挿入孔に対して嵌合ピンがくさび効果により強固に係合し、嵌合ピンが固定されてしまうような状態をいう。
前記の特許文献1によれば、6軸力センサを用いることにより、ピンの孔に対するアプローチの判断をすることはできるが、嵌合詰まりが発生したときには一度ピンを引き抜いて再試行をするので迅速な嵌合処理がなされない。
また、例えばインピーダンス制御方式を用いてピンの位置を補正することにより嵌合詰まりを解消することも期待できるが、インピーダンス制御方式を適用するには、仮想ダンパ係数や仮想ばね定数等を個別事例に合わせて適切に調整する必要があって、その調整が複雑である。
さらに、所定の孔からピンを引き抜くような場合にも同様の状況となることが懸念される。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ロボットによってピンを把持して、種々の孔に対するピン嵌合及び引き抜きを汎用的に、且つ迅速に行うことができるピン嵌合方法及びピン引き抜き方法を提供することを目的とする。
本発明に係るピン嵌合方法は、3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔に嵌合させるピン嵌合方法であって、前記ピンと前記孔との軸を略合わせる位置合わせ工程と、前記位置合わせ工程と同時又はその後、前記孔に向けて前記ピンを軸方向に進行させる進行工程と、前記進行工程と同時、又は所定条件下に前記ピンの進行が停止しているときに、前記ピンに作用する径方向の力を調べ、該径方向の力が減少する方向に前記ピンを平行移動させる平行移動工程とを有することを特徴とする。
このように、ピンを孔に嵌合させる際、径方向の力が軽減するように平行移動させることにより、嵌合詰まりが発生しないようにし、且つ引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。また、ロボットによってピンを把持して動作させることにより、種々の孔に対するピン嵌合を汎用的に適用することができる。
また、本発明に係るピン嵌合方法は、3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔に嵌合させるピン嵌合方法であって、前記ピンと前記孔との軸を略合わせる位置合わせ工程と、前記位置合わせ工程と同時、又はその後前記孔に向けて前記ピンを軸方向に進行させる進行工程と、前記進行工程の後、所定条件下に前記ピンの進行が停止しているときに、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力に基づいて、前記ピンの先端面と前記孔との接触点の位置を求める接触点位置取得工程と、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、前記接触点を中心として前記ピンを傾動させるピン傾動工程とを有することを特徴とする。
このように、ピンを孔に嵌合させる際、ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、接触点を中心としてピンを傾動させることにより、嵌合詰まりが発生しないようにし、且つ引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。
さらに、前記平行移動工程と、前記接触点位置取得工程と、前記ピン傾動工程とを組み合わせ、前記ピン傾動工程の後、前記進行工程に戻るループ処理を行い、所定の嵌合条件が満たされるまで前記ループ処理を行ってもよい。
前記力センサは、前記手首部により保持する前記ピンの軸上に設けられていてもよい。
前記ピンは円柱又は円筒部材であると、孔壁に対して一点で接触することが挙動が安定するとともに、接触点を簡便に求めることができる。
さらにまた、本発明に係るピン引き抜き方法は、3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔から引き抜くピン引き抜き方法であって、所定条件下に前記ピンの後退が停止しているときに、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力に基づいて、前記ピンの先端面と前記孔との接触点の位置を求める接触点位置取得工程と、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、前記接触点を中心として前記ピンを傾動させるピン傾動工程と、前記ピンの軸方向に前記孔の開口部に向けて該ピンを後退させて前記孔から引き抜く引き抜き工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るピン嵌合方法によれば、ピンを孔に嵌合させる際、径方向の力が軽減するように平行移動させることにより、嵌合詰まりが発生しないようにし、且つ引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。
本発明に係るピン嵌合方法及びピン引き抜き方法によれば、ピンを孔に嵌合又は引き抜きさせる際、ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、接触点を中心としてピンを傾動させることにより、嵌合詰まりが発生しないようにすることができる。また、ピン嵌合時には引き抜き作業が不要で、ピン引き抜き時には迅速にピン嵌合・引き抜き作業を行うことができる。
さらに、ロボットによってピンを把持して動作させることにより、種々の孔に対するピン嵌合・引き抜きを汎用的に適用することができる。
以下、本発明に係るピン嵌合方法及びピン引き抜き方法について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図11を参照しながら説明する。本実施の形態に係るピン嵌合方法及びピン引き抜き方法は、図1に示すロボットシステム10において適用される。
図1に示すように、ロボットシステム10は、第1ロボット12と、第2ロボット14と、コントローラ16と、治具18とを有し、エンジンのピストン20とコネクティングロッド22の組立体によって連通して形成されるピン孔24に対してピストンピン26を自動的に嵌合させるシステムである。ピストンピン26とピン孔24との公差は小さく、がたはほとんどない。ピストンピン26は適度な厚みを有する円筒形状である。第1ロボット12と第2ロボット14は協調動作が可能である。
図2に示すように、ピストン20には同軸上で一対の孔27a及び27bが設けられ、ピストン20の凹部に挿入されたコネクティングロッド22におけるスモールエンドの孔28が、孔27aと孔27bとの間に配置され、これらの孔27a、27b及び孔28が連通して見かけ上で1つのピン孔24(図1参照)を形成する。ピストンピン26の半径はrであり、長さはWである。ピン孔24に嵌合されたピストンピン26は図示しないサークリップにより抜け止め固定される。
図1に戻り、第1ロボット12(以下、単にロボット12ともいう。)は、汎用の産業用6軸関節型であり、主な部材として基端側から先端側に向かって、第1アーム30、第2アーム32、手首アーム34及び先端のチャック36を有し、手首アーム34とチャック36との間には力センサ38が設けられている。ロボット12は、さらに、第1アーム30を旋回させる軸J1と、第1アーム30を俯仰させる軸J2と、第2アーム32を俯仰させる軸J3と、第2アーム32をロール回転させる軸J4と、手首アーム34を旋回させる軸J5と、手首アーム34をロール回転させる軸J6とを有し、それぞれ図示しないモータによって回転することができる。このような独立の6軸構成により、先端のチャック36は把持したピストンピン26を、動作範囲内において任意の位置で任意の姿勢に設定することができる。
第2ロボット14は、第1ロボット12と同構成であり、第1ロボット12の近傍に設けられ、孔27a、27b及び孔28によって1つのピン孔24を形成するように、先端のチャック36に把持したコネクティングロッド22のスモールエンドをピストン20の凹部に適正な姿勢で配置している。治具18は、ピストン20を適正に固定している。
図3に示すように、ロボット12のチャック36、ピストンピン26及び力センサ38は、制御上の直交座標(X−Y−Z軸)が規定されており、チャック36における径方向の所定の向きがX軸、径方向でX軸に直交するY軸及び、チャック36の軸先端向きがZ軸のプラスとなっている。
力センサ38は、複数の歪みゲージを有する回路により、ピストンピン26に加わる力を検出してコントローラ16に供給する。力センサ38が検出する力は、ピストンピン26の先端位置軸中心に力制御上の力検出のために規定された直交座標(x−y−z軸)に基づいて検出される。すなわち、チャック36における径方向の前記X方向がx軸、径方向でx軸に直交する前記Y軸方向がy軸及び、チャック36の軸方向基端向きz軸のプラスとなっている。
直交座標(X−Y−Z軸)は主にロボット12の姿勢制御に用いられ、直交座標(x−y−z軸)は主にピストンピン26に加わる力の検出用に用いられる。なお、直交座標(X−Y−Z軸)はいわゆる工具座標系における制御に用いられ、いわゆるワールド座標系における座標軸は別に設定されていてもよいことはもちろんである。
力センサ38が検出する力は、x、y、z軸の並進方向の力Fx、Fy、Fzと、x、y、z軸周りの回転方向の力(つまりモーメント)Mx、My、Mzの合計6種である。これらの力は力センサ38によって直接的に検出してもよいし、コントローラ16で適当な補正をして求めてもよい。ピストンピン26と力センサ38は、同軸状に配置されていると、これらの力を求めるための補正処理がほとんど不要で簡便である。
なお、ピストンピン26をチャック36にて把持する際は、ピストンピン26を立てて置かれる図示しないパレットにおいて、ピストンピン26の先端が接しているパレットの底面から離れて距離Lの位置に、ロボットの制御上の基点である手首中心O(図3参照)が一致するようにロボット12の姿勢を制御する。そして、パレットからピストンピン26を、チャック36にてチャッキングして把持する。そうすると、ロボットの制御上の基点である手首中心O(力センサ38の所定位置)から、ピストンピン26の先端までの距離が常にLとなる。
回転方向の力Mx、My及びこれらを合成したMr(図10参照)は、ピストンピン26を曲げる方向に加わる力であり、力Mzは、ピストンピン26を捻る方向の力として分類できる。
図4に示すように、コントローラ16は、力センサ38の信号が供給され、ピストンピン26に加わる力Fx、Fy、Fz、Mx、My及びMzを求めるセンサ入力部40と、ロボット12を駆動制御する第1ロボット制御部42と、第2ロボット14を駆動制御する第2ロボット制御部44とを有する。コントローラ16は、さらに、ピン嵌合作業の工程を管理するシーケンス制御部46と、ピストンピン26に加わる力を監視して工程判断をする力判定部48と、ピストンピン26の位置を演算するピン位置演算部50とを有する。コントローラ16には、ピン孔24の位置、向き、半径r及び深さ等の情報が記録されている。コントローラ16におけるこれらの各機能部は、バス等の通信手段によって相互に接続されている。これらの各機能部は、一部又は全部がソフトウェア処理によって実現される。
次に、このように構成されるロボットシステム10を用いて、ピン孔24にピストンピン26を嵌合させるピン嵌合作業とその制御手順について説明する。図5において、理解を容易にするために、概念的には、ピン嵌合作業の初期はステップS2、S3及びS5が繰り返される初期挿入処理に分類され、中期はステップS2、S3、S5、S6、S7及びS8が実行される平行移動処理に分類され、後期はステップS9及びS10が実行される姿勢矯正処理に分類される。
先ず、図5のステップS1(位置合わせ工程)において、所定の準備処理を行い、図1に示すようにコネクティングロッド22を第2ロボット14で把持して所定位置に保持させてピン孔24を形成するとともに、ロボット12でピストンピン26を把持し、ピストンピン26とピン孔24との軸を合わせる。
このとき、図6に示すように、ロボット12は相当に高精度であってピストンピン26をピン孔24の開口24aに挿入させることはできるが、ロボット12の僅かな動作誤差及び治具18によるピストン20の保持姿勢の誤差等により、ピストンピン26の軸C1と、ピン孔24の軸C2は僅かに不可避的なずれが生じ得る。つまり、ロボットシステム10によれば、ピストンピン26の軸C1とピン孔24の軸C2を完全に合わせることは困難であって、この時点では、2つの軸C1及びC2は略合っている状態といえる。図6及び後述する他の図では、軸C1と軸C2とのずれを模式的に強調して示している。
ステップS2(進行工程)において、ロボット12の動作作用下に、ピストンピン26をピン孔24に向けて軸C1方向に進行させる。このステップS2においては、ピストンピン26を単純に軸C1方向へ進行させるだけであり、インピーダンス制御のような複雑でかつリアルタイムの処理は不要である。ステップS2の進行工程は、ステップS1の位置合わせ工程と同時に行ってもよい。
ステップS3において、ピストンピン26のピン孔24に対する挿入量を求め、該挿入量が規定値に達した場合(嵌合条件が満たされた場合)には、ステップS4の後処理をして図5に示すピン嵌合作業の手順を終了する。この嵌合条件が満たされるまでは後述するループ処理を行う。
ステップS4の後処理は、所定のピストンピン26の抜け止め処理、ピストンピン26及びコネクティングロッド22の開放処理、及びピストンピン26が嵌合された組立体の搬出処理等である。ピストンピン26の挿入量が規定値に対して未達である場合にはステップS5に移る。
ステップS5において、ピストンピン26の軸C1方向(つまり、z方向)の押圧力Fz及び径方向の力FxとFyを監視する。押圧力Fzは当初はゼロであるが、ピストンピン26を進行させていくと、やがてピストンピン26の先端26aがピン孔24の内壁24bに当接し、押圧力Fzの大きさが大きくなる。
なお、このときピストンピン26は、内壁24bに対して1つの点P1で接触しており、該ピストンピン26に作用する力は、点P1から受ける反力Rであって、該反力Rは軸C1方向の押圧力Fzと、径方向の力Frに分解することができる。
図7に示すように、径方向の力Frは、x軸方向の力Fxとy軸方向の力Fyに分解することができる。換言すれば、力センサ38から得られる力Fxと力Fyによって径方向の力Frの大きさとその方向θ1が求められる。
押圧力Fzを閾値T1と比較し、|Fz|≧T1であるときにはステップS6へ移り、|Fz|<T1であるときにはステップS2へ戻ってピストンピン26の進行を継続する。
ステップS6(一時停止工程)において、ピストンピン26の軸C1方向への動作を停止させる。このとき、閾値T1は適度に大きい値であって、ピストンピン26の先端26aが内壁24bに当接した場合にも即時に停止させるのではなく、内壁24bに倣うように支障のない範囲で適度に進行を継続させ、効率化を図っている。
つまり、図6に示すように、ピストンピン26が内壁24bに対して点P1で接触したときには、それ以上ピストンピン26を定常速度で進行させると嵌合詰まりが発生して動かなくなるとともに、内壁24bを損傷する懸念があることから、ステップS6においてその対応処理として、減速及び停止をする。
すなわち、孔の内壁24bにピストンピン26が接触したら、反力Rのピン軸方向C1の押圧力Fzにより挿入速度は自然と減速する。ピストンピン26の進行方向C1が孔の内壁24bに対して角度を有してピストンピン26の接触点P1で内壁24bに接触するから、ピストンピン26の接点が内壁24bに対して摺接し、ピストンピン26が内壁24bに倣って挿入動作が行われる。
押圧力Fzが閾値T1を超えたときには、ピストンピン26が停止したとみなせるまで、ピストンピン26を減速(停止させる向き(+z方向)の加速度を作用)させる。ピストンピン26が減速すれば反力Rが小さくなり、内壁24bやピストンピン26を損傷するおそれが減少する。また、内壁24bの面粗さは一様でなく、面粗さが粗い箇所で嵌合詰まりが発生する前に、例えばピストンピン26を減速させれば、嵌合詰まりを防止することができる。
ステップS7において、径方向の力Frを閾値T2と比較し、Fr≦T2であるときにはステップS9へ移り、Fr>T2であるときにはステップS8へ移る。閾値Frは適度に小さい値であって、Fr>T2であるときには、ピストンピン26は一箇所の点P1で接触していて、該点P1から径方向の力Frを受けていると判断できる。
ステップS8(平行移動工程)において、径方向の力Frが減少する方向にピストンピン26を平行移動させる。例えば、図8に示すように、径方向の力Frの方向(θ1)と同方向にピストンピン26を平行移動させる。この平行移動の移動量は径方向の力Frに応じて設定するとよい。ステップS8の平行移動は、ピストンピン26の軸C1方向への移動を完全に停止させた状態で行ってもよいし、適度に減速させた状態で合成して行ってもよい。このような平行移動によれば、ピストンピン26は点P1から離間する方向に移動することから、該径方向の力Frが減少し、嵌合詰まりが発生しかけた場合には引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。
なお、仮に嵌合詰まりが発生した場合には嵌合作業を中止し、前記の特許文献1の実施例と同様に引き抜き作業を行うことができ、必要に応じて所定の警報を発生させるとよい。
この後、ステップS7へ戻る。このような処理によれば、ピストンピン26が内壁24bに当接をしても、反力としての径方向の力Frの方向へ退避しながら前進を継続させることができ、ピストンピン26の嵌合が進行し、相当深くまで挿入することができる。
このように、ピストンピン26をピン孔24に嵌合させる際、径方向の力Frが軽減するように平行移動(ステップS8)させることにより、嵌合詰まりが発生しないようにし、且つ引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。
次に、図9に示すように、ピストンピン26の挿入量が相当に深くなると、該ピストンピン26は、先端26aが内壁24bに点P1で当接するとともに、ピストンピン26の側面26bがピン孔24の開口24aに対して点P2で当接することがある。これにより、ピストンピン26は点P1及び点P2からそれぞれ反力Fr’を受けることになって、2つの反力Fr’は大きさが同じで逆向きとなり、互いに相殺される。したがって、力センサ38で検出する径方向の力Fx及びFyは十分に小さくなり、合成された径方向の力Frは前記の閾値T2を下回り、前記ステップS7の分岐処理ではステップS9へ移ることになる。
なお、このとき軸C2方向について点P1と点P2との深さ差をAとすると、ピストンピン26に対してFr’×Aの大きさで、該ピストンピン26を曲げる方向にモーメントMrが発生することになる。このモーメントMrは、図10に示すようにMx及びMyの合成力として検出可能である。
なお、モーメントは、一般的に右ねじの法則に準じた記載とされ、図10でも同様に表している。すなわち、右手で人差し指や中指の向きをモーメントの回転する向きに合わせたとき、親指の向き(すなわち、モーメントの回転向きに対して親指の向き直角向き)が直交座標上で示されるモーメントの向きとなる。したがって、図10では、C1を基準としてP1とMrの向きは90°異なっている。
ステップS9(接触点位置取得工程)において、回転方向の力Mx及びMyに基づいて、ピストンピン26の先端26aとピン孔24の内壁24bとの接触点としての点P1の位置座標を次の(1)式、(2)式及び(3)式により求める。(1)式〜(3)式は、式自体が極めて簡便であり、しかも動作に合わせたリアルタイムの計算は不要である。rはピストンピン26の半径、Lはロボット制御上の基点である手首中心Oから先端26aまでの距離である。
θm=tan-1(My/Mx) …(1)
θt=θm+90° …(2)
P1=(Xt、Yt、Zt)=(r・cosθt、r・sinθt、L)…(3)
ステップS10(ピン傾動工程)において、図9の矢印Bで示すように、求められた点P1を中心として、回転方向の力Mrの方向θmと同方向にピストンピン26を傾動、すなわち姿勢矯正動作をさせる。この傾動の移動量は力Mrに応じて設定するとよい。ステップS10の傾動は、ピストンピン26の軸C1方向への移動を完全に停止させた状態で行う。すなわち、進行している動的な状態で行うと、接触点P1及びP2は内壁24bに摺接することから、該内壁24bの粗さと垂直抗力とに比例した摺動抵抗力がピストンピン26に作用する。接触点P1、P2からの垂直抗力(つまり反力Fr)によるモーメント以外の動的な力が作用していると、接触点P1を求めることが困難である。また、完全に停止させることで嵌合詰まりを防止することができる。
このような傾動によれば、ピストンピン26の軸C1はピン孔24の軸C2に接近するとともに、仮想線で示すように、ピストンピン26の側面は点P2から離間する方向に移動する。つまり、ピストンピン26は、接触点P1を中心として、回転方向の力Mrが低減する方向に傾動する。これにより、力を監視して姿勢矯正動作をすることから、より迅速にピン嵌合作業を行うことができる。また、嵌合詰まりを防止することができる。
なお、このステップS10において、図11に示すように、点P1ではなくて、例えば先端26aにおける中心点P3を中心にして傾動させると、ステップS9の演算は不要になるが、点P1の部分が内壁24bに食い込むように作用し(仮想線の端部の点Pc参照)、該内壁24bを損傷する懸念があるとともに、嵌合詰まりの解消には非効果的である。
ステップS11において、押圧力Fzを閾値T3と比較し、|Fz|≦T3であるときにはステップS2へ戻ってピストンピン26の進行を開始し、|Fz|>T3であるときにはステップS10へ戻って姿勢矯正動作を継続する。つまり、押圧力Fzが適度な閾値T3以下になるまで姿勢矯正動作を継続させるとよい。
上述したように、本実施の形態に係るピン嵌合方法によれば、ピストンピン26をピン孔24に嵌合させる際、軸C1方向の押圧力Fzの大きさが閾値T1を超えたときに、ピストンピン26に作用する径方向の力Frと同方向に該ピストンピン26を平行移動させ、さらに軸C1方向に進行させることにより、嵌合詰まりが発生した場合にも引き抜き作業が不要で迅速にピン嵌合作業を行うことができる。また、ロボット12によってピストンピン26を把持して動作させることにより、種々のピストン20のピン孔24に対するピン嵌合作業を汎用的に適用することができる。また、種々のピン孔24に適用させる場合にも、基本的なアルゴリズムやシーケンスは同じであって、個別事例に合わせて仮想係数等を調整する必要はなく、基本的には、ピストンピン26の半径r及び前記の距離Lを設定すれば足りる。
さらに、本実施の形態に係るピン嵌合方法によれば、ピストンピン26をピン孔24に嵌合させる際、軸C1方向の押圧力Fzの大きさが閾値T1を超えたときで、ピストンピン26に作用する径方向の力Frが閾値T2以下であるときには、ピストンピン26の先端26aとピン孔24との接触点である点P1の位置を求め、該点P1を中心としてピストンピン26を傾動させることにより、力を監視して姿勢矯正動作をすることから、より迅速にピン嵌合作業を行うことができる。また、嵌合詰まりを防止することができる。
本実施の形態に係るピン嵌合方法による動作は、基本的には、それぞれ簡便な軸C1方向の進行、径方向の平行移動、及び点P1を中心とした傾動で構成されることから、コントローラ16における計算負荷が小さい。
本実施の形態に係るピン嵌合方法は、本発明者が実験を行った結果、ピン孔24に対するピストンピン26の嵌合で、間隙10μm以下、挿入量50mmの条件下、1サイクルで10sec以下の好適な結果が得られている。
また、ピストンピン26を曲げる方向に加わる回転方向の力Mrに基づいて、ピストンピン26の先端面とピン孔24との接触点の位置を求めた後、ピストンピン26を曲げる方向に加わる回転方向後からMrが低減する方向に、接触点P1を中心としてピストンピン26を傾動させる方法は、ピンの嵌合方法以外に、ピンを引き抜く方法にも適用可能である。
すなわち、嵌合されたピンを引き抜く際、通常嵌合されたピンの軸線方向に真っ直ぐ引っ張れば容易に引き抜くことができると想像されるが、例えば真っ直ぐでない孔に真っ直ぐなピンを圧入気味に嵌合させた場合、ピンの軸線に合わせて真っ直ぐに引っ張っても容易には抜けない場合がある。この場合でも、この回転方向の力は、ピン孔とピンとの複数の接触点(2点とは限らない)における孔の内壁をピンが押す押圧力と同じ大きさであり、且つ押圧力とは逆向きに作用する複数の垂直抗力の合成力であり、真っ直ぐに引っ張った時の回転方向の力Mrを求め、ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力Mrが低減する方向に、いずれか1つある接触点を中心としてピストンピン26を微小量傾動させれば、一番小さな力で該ピストンピン26を引き抜くことができる。
このようなピン引き抜き方法の手順を図12に示す。
図12のステップS201及びS204〜S211は、図5におけるステップS1及びステップS4〜S11に相当する。図12に示すピン引き抜き方法で図5に示すピン嵌合方法と異なる箇所は、ステップS202及びS203である。すなわち、前記のステップS2及びS3でピストンピン26を前方に向かって進行させ、その挿入量に基づいて処理の終了判断をしていたのに対して、ステップS202及びS203では、ピストンピン26を後方に向かって後退させ、その後退量に基づいて処理の終了判断をする。したがって、動作方向の極性が異なるだけであり、基本的な動作は同じである。また、ステップS205、S207、S211における条件判断は、力Fr、Fzを絶対値で比較していることから、極性が変わっても前記のステップS3、S7、S11の処理をそのまま適用することができる。実際上は、前記の図5を実行するプログラムを、その動作極性をプラスからマイナスに設定することにより図12の処理にそのまま適用することができる。
本実施の形態に係るピン嵌合方法及びピン引き抜き方法は、上記のピストンピン26以外の軸状部材にも適用可能であり、円柱又は円筒部材のワークや、先端面の周部が円環状のワークに好適に用いられる。先端面の周部が円環状であると、孔壁に対して一点で接触することで挙動が安定するとともに、接触点P1を簡便に求めることができるためである。
本発明に係るピン嵌合方法及びピン引き抜き方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係るピン嵌合方法が適用されるロボットシステムの模式図である。 ピストン、コネクティングロッド及びピストンピンの分解斜視図である。 ロボットの先端部と座標を示す図である。 コントローラのブロック構成図である。 本実施の形態に係るピン嵌合方法の手順を示すフローチャートである。 挿入動作においてピストンピンの先端がピン孔の内壁に当接した状態のピン孔の断面側面図である。 挿入動作においてピストンピンの先端がピン孔の内壁に当接した状態をピストンピンの軸方向から見た図である。 図6に示す状態からピストンピンを平行移動させた状態のピン孔の断面側面図である。 挿入動作においてピストンピンの先端及び側面がピン孔の内壁及び開口に当接した状態のピン孔の断面側面図である。 挿入動作においてピストンピンの先端及び側面がピン孔の内壁及び開口に当接した状態をピストンピンの軸方向から見た図である。 ピストンピンを先端の中心点を中心にして傾動させた場合の比較例を示す図である。 本実施の形態に係るピン引き抜き方法の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…ロボットシステム 12…第1ロボット
14…第2ロボット 16…コントローラ
18…治具 20…ピストン
22…コネクティングロッド 24…ピン孔
24a…開口 24b…内壁
26…ピストンピン 26a…先端
26b…側面 36…チャック
38…力センサ
Fx、Fy、Fz…並進方向の力 Mx、My、Mz…回転方向の力

Claims (6)

  1. 3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔に嵌合させるピン嵌合方法であって、
    前記ピンと前記孔との軸を略合わせる位置合わせ工程と、
    前記位置合わせ工程と同時又はその後、前記孔に向けて前記ピンを軸方向に進行させる進行工程と、
    前記進行工程の後、前記軸方向の押圧力が所定閾値を超えたときに、前記ピンの進行を停止させる一時停止工程と、
    前記一時停止工程と同時で且つ前記ピンが進行しているときに、又は前記一時停止工程の後に、前記ピンに作用する径方向の力を調べ、該径方向の力が減少する方向に前記ピンを平行移動させる平行移動工程と、
    前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力に基づいて、前記ピンの先端面と前記孔との接触点の位置を求める接触点位置取得工程と、
    前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、前記接触点を中心として前記ピンを傾動させるピン傾動工程と、
    を有し、
    前記ピン傾動工程の後、前記進行工程に戻るループ処理を行い、所定の嵌合条件が満たされるまで前記ループ処理を行うことを特徴とするピン嵌合方法。
  2. 3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔に嵌合させるピン嵌合方法であって、
    前記ピンと前記孔との軸を略合わせる位置合わせ工程と、
    前記位置合わせ工程と同時又はその後、前記孔に向けて前記ピンを軸方向に進行させる進行工程と、
    前記進行工程と同時、又は所定条件下に前記ピンの進行が停止しているときに、前記ピンに作用する径方向の力を調べ、該径方向の力が減少する方向に前記ピンを平行移動させる平行移動工程と、
    を有することを特徴とするピン嵌合方法。
  3. 3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔に嵌合させるピン嵌合方法であって、
    前記ピンと前記孔との軸を略合わせる位置合わせ工程と、
    前記位置合わせ工程と同時、又はその後前記孔に向けて前記ピンを軸方向に進行させる進行工程と、
    前記進行工程の後、所定条件下に前記ピンの進行が停止しているときに、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力に基づいて、前記ピンの先端面と前記孔との接触点の位置を求める接触点位置取得工程と、
    前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、前記接触点を中心として前記ピンを傾動させるピン傾動工程と、
    を有することを特徴とするピン嵌合方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のピン嵌合方法において、
    前記力センサは、前記手首部により保持する前記ピンの軸上に設けられていることを特徴とするピン嵌合方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のピン嵌合方法において、
    前記ピンは円柱又は円筒部材であることを特徴とするピン嵌合方法。
  6. 3軸並進方向及び3軸回転方向の力を検出可能な力センサを、先端手首部に備えるロボットにより、ピンを保持して該ピンを孔から引き抜くピン引き抜き方法であって、
    所定条件下に前記ピンの後退が停止しているときに、前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力に基づいて、前記ピンの先端面と前記孔との接触点の位置を求める接触点位置取得工程と、
    前記ピンを曲げる方向に加わる回転方向の力が低減する方向に、前記接触点を中心として前記ピンを傾動させるピン傾動工程と、
    前記ピンの軸方向に前記孔の開口部に向けて該ピンを後退させて前記孔から引き抜く引き抜き工程と、
    を有することを特徴とするピン引き抜き方法。
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