JP6167490B2 - 情報処理装置,端末装置,及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置,端末装置,及び制御プログラムに関する。
従来、コンピュータに表示された画面(データ)を同じネットワーク内の他のコンピュータ又はプロジェクタ等にも表示させる技術が、電子会議をはじめとする様々な場面で用いられている。特に、タブレットPC(以下、単にタブレットという)等の端末装置の普及に伴い、電子会議等の協調作業を複数のタブレットを用いて実現する種々の装置又はアプリケーションが提供されている。
図25は、電子会議システム1000の構成例を示す図である。図25に示すように、電子会議システム1000は、PC2000、3つのタブレット3000−1〜3000−3(以下、タブレット3000−1〜3000−3を区別しない場合には、単にタブレット3000という)、及びディスプレイ/プロジェクタ4000を有している。
PC2000は、電子会議を実行するホスト(サーバ)として機能する情報処理装置である。
PC2000は、タブレット3000−1とケーブル1000a−1及び1000b−1を介して接続され、タブレット3000−2とケーブル1000a−2及び1000b−2を介して接続され、タブレット3000−3とケーブル1000a−3及び1000b−3を介して接続される。また、PC2000は、図示しないインターネット等のネットワークに接続されており、タブレット3000に対するネットワークへの接続設定を行なうDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバの機能を有している。なお、以下、ケーブル1000a−1〜1000a−3を区別しない場合には、単にケーブル1000aといい、ケーブル1000b−1〜1000b−3を区別しない場合には、単にケーブル1000bという。
また、PC2000は、タブレット3000からのリクエストに応じたデータを生成し出力するWebサーバの機能を有している。
さらに、PC2000は、タブレット3000から転送されたファイル、例えば電子会議に用いられるプレゼンテーション用の資料を格納するファイル共有サーバの機能を有している。なお、Webサーバは、タブレット3000からのリクエストに応じて生成するデータに、ファイル共有サーバが格納しているファイルへの参照を含めても良い。
また、PC2000は、ディスプレイ/プロジェクタ4000とケーブル1000cを介して接続される。PC2000は、タブレット3000等からの指示に応じて、Webサーバにより生成されたデータ等の内容をディスプレイ/プロジェクタ4000に表示させる。
ディスプレイ/プロジェクタ4000は、PC2000から出力されるデータを再生するディスプレイ又はプロジェクタである。
タブレット3000は、電子会議の参加者が使用する端末装置であり、それぞれUniversal Serial Bus(USB)端子を有している。タブレット3000は、PC2000とLocal Area Network(LAN)接続される。なお、ケーブル1000aはLANケーブルであり、ケーブル1000bは、一端がタブレット3000に接続されるUSB端子であり他端がケーブル1000aに接続されるLAN端子であるUSB−to−LANケーブルである。
次に、図26及び図27を参照し、PC2000のWebサーバの機能に着目して、PC2000及びタブレット3000のソフトウェア構成例及び動作例を説明する。
図26は、図25に示すPC2000及びタブレット3000のソフトウェア構成例を示す図であり、図27は、図25に示すPC2000及びタブレット3000の動作例を説明するフローチャートである。
図27に示すように、タブレット3000が電子会議を開始する場合、タブレット3000のプロセッサの動作モードの一つであるユーザモード3100において、ブラウザ3200により、電子会議を開始するためのリクエストが発行される(ステップS101)。なお、図27に示す例では、電子会議を開始するリクエストは“GET /app/start HTTP/1.0”であり、リクエストの送信先であるPC2000のInternet Protocol(IP)アドレスは“192.168.1.2”である。
ブラウザ3200においてフレームワーク3300及びライブラリ3400を用いてリクエストが発行されると、プロセッサにおける動作モードの一つであるカーネルモード3500において、ネットワークサブシステム3600によりリクエストの送信の準備が行なわれる。そして、LANドライバ3700からLAN経由でPC2000へリクエストが送信される(ステップS102)。
PC2000では、カーネルモード2100において、LANドライバ2200によりリクエストが受信され、カーネルモードネットワークドライバ2300からユーザモード2400のユーザモードネットワークドライバ2500へリクエストが渡される。そして、Webサーバのアプリケーション2600によりリクエストが受信され、リクエストの対象データのUniform Resource Identifier(URI)、つまり“/app/start”に対応したレスポンスが生成されて、送信される(ステップS103)。なお、図27に示す例では、レスポンスは、タブレット3000のブラウザ3200が表示可能なHyperText Markup Language(HTML)の形式で記述される(図27の<リクエスト及びレスポンス>参照)。
レスポンスは、リクエストとは逆の順序でPC2000からタブレット3000へ送信される(ステップS104)。タブレット3000では、LANドライバ3700により受信されたレスポンスが、リクエストとは逆の順序でブラウザ3200へ渡される。そして、ブラウザ3200により、レスポンスに基づく表示処理等が行なわれる(ステップS105)。
なお、タブレット3000では、ブラウザ3200により表示されたレスポンスに基づき、ユーザにより所定のリンク(例えば“…/overview”)が選択されると、ブラウザ3200から当該リンクへのリクエストが発行される。このように、タブレット3000では、ステップS101〜S105の処理が繰り返し実行される。
また、ステップS101〜S105の処理は、タブレット3000−1〜3000−3の各々とPC2000との間でそれぞれ独立して実行される。従って、電子会議を行なう際には、各使用者は、自身のタブレット3000からPC2000(Webサーバ)の同一の画面、例えば発表者のプレゼンテーション用の資料を表示する画面を参照する。なお、タブレット3000のうちのいずれか1つは、PC2000に対して、ディスプレイ/プロジェクタ4000に表示させる画面(例えばプレゼンテーション用の資料)の切り替え等の制御を行なうことができる。
図25〜図27に示すように、電子会議システム1000は、各タブレット3000からPC2000(Webサーバ)の同一の画面を参照させることで、複数のタブレット3000を用いた電子会議を実現することができる。
なお、関連する技術として、PCの画面ミラーリング機能を、複数のPCとUSB等の接続インタフェースで接続された小箱のファイルシステム(Hard Disk Drive(HDD)やメモリ等)及びPCのOperating System(OS)によって実現する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、関連する他の技術として、Wireless Fidelity(Wi−Fi)通信機能を利用した会議・プレゼンテーション用のアプリケーションが知られている(例えば、非特許文献1又は非特許文献2参照)。この技術では、Wi−Fiに接続された開催者のタブレットが電子会議を開始する。その後、同じWi−Fiに接続された他のタブレットが電子会議に参加して、開催者のタブレットから会議資料をダウンロードする。この技術では、電子会議において、発表者のタブレットにおいて会議資料のページが送られると、他の参加者のタブレットにおける会議資料も自動的にページが送られる。
特開2005−92751号公報
RICOH,「iPadを活用したペーパーレス会議・プレゼンテーションアプリ「RICOH TAMAGO Presenter」を公開」,[online]2011年5月19日,[検索]2012年4月20日,インターネット<URL:HTTP://www.ricoh.co.jp/info/110519.html> RICOH,「RICOH TAMAGO Presenter」,[検索]2012年4月20日検索,インターネット<URL:HTTP://www.ricoh.co.jp/software/tamago/presenter/>
図25に示す電子会議システム1000においては、以下(i)〜(iii)の制約により、運用上の不都合が生じる場合がある。
(i)セキュリティ上、ブラウザ3000aによるPC2000へのファイルのアップロードが禁止されることがあり、この場合、タブレット3000は、所定のアプリケーションによりPC2000(ファイル共有サーバ)へファイルをアップロードすることになる。このとき、タブレット3000の仕様上、ブラウザ3200とアプリケーションとを同時に実行することができない場合がある。
(ii)LAN経由では、PC2000からタブレット3000が保持するファイルへアクセスすることができない。
(iii)タブレット3000のOSがAndroid(登録商標) OSである場合には、OSの仕様上、アドホックネットワークへ接続できない、つまりPC2000へ接続することができない。
また、上述した関連する技術では、小箱により複数のPC間で画面ミラーリングを行なうため、小箱及び各PCには、高速な通信機能及び高性能なハードウェアが要求される。このため、上述した関連する技術により電子会議を行なうためには、既存の装置又は環境を流用することが困難な場合があり、電子会議用の設備を新規に導入するためのコストが発生することになる。
さらに、上述した関連する他の技術では、Wi−Fi(無線LAN)を介して接続された複数のタブレット間で同じファイルを参照することができる。この技術では、各タブレットは、アクセスポイントを介して外部のネットワーク、例えばインターネット又は企業内のイントラネット等へアクセスすることができる。このため、発表資料の外部への漏洩又はタブレットからのイントラネットへの侵入による情報の漏洩等のセキュリティ上のリスクが生じる。
このように、上述した各技術におけるタブレット及びPC間、又は、タブレット間の通信手法に起因して、上述したような種々の問題が生じ得る。このため、複数のタブレットを用いた電子会議の導入及び運用の容易性、又は、セキュリティ上の安全性が低下するという問題がある。
なお、ここまで、複数のタブレットを用いて電子会議を行なう場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の端末装置を用いて行なわれる種々の協調作業においても同様の問題がある。
1つの側面では、本発明は、複数の端末装置を用いた協調作業を、容易に又は安全に実現することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本件の情報処理装置は、端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう情報処理装置であって、前記端末装置から受信した要求に応じて、第1のスキーマ形式で記述された文字列を含む応答を出力する応答処理部と、前記応答処理部からの前記応答に含まれる前記第1のスキーマ形式で記述された文字列を、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に変換する変換部と、前記変換部により変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信する送信処理部と、前記応答処理部から出力された前記応答に、前記端末装置とは異なる他の端末装置の記憶領域に格納されたデータへの参照が含まれる場合に、参照先の前記データを前記端末装置から前記所定の通信方式を用いて閲覧できるように制御するアクセス部と、を有する。
また、本件の端末装置は、情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう端末装置であって、第1のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行させるブラウザ制御部と、前記ブラウザから発行された前記要求に含まれる前記第2のスキーマ形式で記述された文字列を、前記情報処理装置において前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式による要求として認識可能な文字列に変換する変換部と、前記変換部により変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する送信処理部と、を有する。
一実施形態によれば、複数の端末装置を用いた協調作業を、容易に又は安全に実現することができる。
第1実施形態に係る協調会議支援システムの構成例を示す図である。 図1に示すPC及びタブレットのソフトウェア構成例を示す図である。 図2に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバの詳細な構成例を示すブロック図である。 図2に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバの動作例を説明する図である。 図2に示すPC及びタブレットの通信処理の動作例を説明するフローチャートである。 図5に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバのレスポンス変換処理の詳細な動作例を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る協調会議支援システムの構成の変形例を示す図である。 第1実施形態に係るPC及びタブレットのソフトウェア構成の変形例を示す図である。 図8に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバの詳細な構成の変形例を示すブロック図である。 図8に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバの動作の変形例を説明する図である。 図8に示すPC及びタブレットの通信処理の動作の変形例を説明するフローチャートである。 図11に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバのレスポンス変換処理の詳細な動作の変形例を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る会議端末の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る会議サーバの構成例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末の入出力装置の画面の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る電子会議処理の動作例を説明するフローチャートである。 USBホストモード、USBアクセサリモード、及びUSBデバイスモードを説明する図である。 USBホストモードでPC及びタブレット間の通信を行なう例を説明する図である。 電子会議システムの構成例を示す図である。 図25に示すPC及びタブレットのソフトウェア構成例を示す図である。 図25に示すPC及びタブレットの動作例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
〔1〕第1実施形態
〔1−1〕協調作業支援システムの説明
図1は、第1実施形態に係る協調作業支援システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、協調作業支援システム1は、PC2、複数(例えば3つ)のタブレット3−1〜3−3(以下、タブレット3−1〜3−3を区別しない場合には、単にタブレット3という)、及びディスプレイ/プロジェクタ4を有している。
PC2は、協調作業を支援するホスト(サーバ)として機能する情報処理装置である。なお、協調作業としては、電子会議をはじめとする商談、講義、説明会等の打合せ、又は、映像鑑賞、ビデオゲーム等の娯楽が挙げられる。以下、第1実施形態においては、協調作業として電子会議を例に挙げて説明を行なう。
PC2は、タブレット3−1〜3−3と、それぞれケーブル1a−1〜1a−3(以下、ケーブル1a−1〜1a−3を区別しない場合には、単にケーブル1aという)を介して接続される。なお、ケーブル1aとしては、USBケーブル等のシリアルケーブルが挙げられる。また、ケーブル1aの代わりに、後述するようにBluetooth(登録商標)等の無線通信が用いられても良い。第1実施形態においては、ケーブル1aはUSBケーブルであるものとして説明する。このため、PC2は、ケーブル1a−1〜1a−3が接続されるUSB端子を有している。
また、PC2は、タブレット3からのリクエストに応じたデータを生成し出力するWebサーバの機能を有している。
さらに、PC2は、ケーブル1aを介して、タブレット3が保持するデータ、例えば電子会議に用いられるプレゼンテーション用の資料(共有ファイル)へアクセスすることができる。なお、Webサーバは、タブレット3からのリクエストに応じて生成するレスポンスに、リクエストの発行元のタブレット3、又は他のタブレット3が保持する共有ファイルへの参照を含めても良い。
また、PC2は、ディスプレイ/プロジェクタ4とケーブル1cを介して接続される。なお、ケーブル1cとしては、High-Definition Multimedia Interface(HDMI)ケーブル等の種々のAudio Visual(AV)ケーブルを用いることができる。PC2は、図示しないキーボード又はマウス等の入力装置、又はタブレット3からの指示に応じて、Webサーバにより生成されたデータ等の内容をディスプレイ/プロジェクタ4に表示する制御を行なう。なお、PC2は、Webサーバにより生成されたデータ又はタブレット3が保持する共有ファイル等の内容をディスプレイ/プロジェクタ4に表示させることができる。
ディスプレイ/プロジェクタ4は、PC2から出力されるデータを再生するディスプレイ又はプロジェクタである。
タブレット3は、電子会議(協調作業)の参加者が使用する端末装置であり、それぞれUSB端子を有している。タブレット3は、PC2とUSB接続される。
なお、PC2は、図1に示すように、プロセッサ20a、メモリ20b、ドライブ20c、及びInterface(I/F,インタフェース)20dを有している。また、タブレット3は、図1に示すように、プロセッサ30a、メモリ30b、ドライブ30c、及びI/F30dを有している。
プロセッサ20a,30aは、それぞれ対応するメモリ20b,30b、ドライブ20c,30c、及びI/F20d,30dとバス(及びコントローラ等)を介して接続され、種々の制御や演算を行なうCentral Processing Unit(CPU)等の処理装置である。プロセッサ20a,30aは、それぞれメモリ20b,30b又は図示しないROM(Read Only Memory)等に格納されたプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。第1実施形態においては、プロセッサ20a,30aは、それぞれメモリ20b,30b等に格納された制御プログラムを実行することにより、後述するPC2,タブレット3としての機能を実現する。
メモリ20b,30bは、種々のデータやプログラムを一時的に格納する記憶装置であって、プロセッサ20a,30aがプログラムを実行する際に、データやプログラムを一時的に格納・展開して用いる。なお、メモリ20b,30bとしては、例えばRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリが挙げられる。
ドライブ20c,30cは、HDD等の磁気ディスク装置又は/及びSolid State Drive(SSD)等の半導体ドライブ装置、等の各種デバイスであり、種々のデータやプログラム等を格納するハードウェアである。
I/F20d,30dは、それぞれPC2,タブレット3に接続される装置との間の通信を制御するインタフェースである。例えば、I/F20dには、USBケーブルであるケーブル1a,AVケーブルであるケーブル1b,図示しないキーボード又はマウス等の入力装置等と接続される各種アダプタが含まれる。また、I/F30dには、USBケーブルであるケーブル1aと接続されるアダプタが含まれる。
〔1−2〕PC及びタブレット間の通信手法
次に、簡単に、第1実施形態に係るPC2及びタブレット3間の通信手法について説明する。
第1実施形態に係るPC2及びタブレット3は、上述の如くUSBケーブルで接続されている。ここで、USBの通信方式には、USBデバイスモード、USBホストモード、及びUSBアクセサリモードの3つの動作モードがある。
図23は、USBホストモード、USBアクセサリモード、及びUSBデバイスモードを説明する図であり、図24は、USBホストモードでPC2及びタブレット3間の通信を行なう例を説明する図である。なお、図23及び図24に示す例は、Android 3.1(Application Program Interface(API)レベル12)以降又はAndroid 2.3.4(APIレベル10)以降に関するものである。以下、図23及び図24を用いた説明では、タブレット3がAndroid OSにより動作するデバイス(以下、Androidデバイスという)であるものとして説明する。
USBホストモードは、図23の上段に示すように、Androidデバイスが通信のマスタになるモードであり、USBケーブルがAndroidデバイス側のUSBコネクタ(Aタイプ)に接続される。USBホストモードは、例えば、Androidデバイスと周辺機器とを接続する場合に用いられる。なお、Androidデバイスには、アプリケーションから周辺機器との通信を行なう手段が用意されている。
一方、USBアクセサリモードは、図23の下段に示すように、Androidデバイスが通信のスレーブになるモードであり、USBケーブルがAndroidデバイス側のUSBコネクタ(Bタイプ)に接続される。USBアクセサリモードは、例えば、PC2とAndroidデバイスとを接続する場合に用いる。なお、Androidデバイスには、アプリケーションからPC2との通信を行なう手段が用意されている。
また、USBデバイスモードは、図23の下段に示すように、PC2からAndroidデバイスと通信を行なうモードであり、Androidデバイスには、アプリケーションからPC2との通信を行なう手段は用意されていない。USBデバイスモードでは、PC2は、Androidデバイスのストレージの一部(例えばSecure Digital(SD)カード)を操作することができる。なお、PC2によりストレージの一部が操作されている間、Androidデバイスは、OSやアプリケーションから当該ストレージの一部に対してアクセスすることはできない。
なお、USBケーブルがUSBコネクタ(Aタイプ)に接続された機器は、USBケーブルがUSBコネクタ(Bタイプ)に接続された機器に対して電源を供給可能である。例えば、USBケーブルにより、PC2のUSBコネクタ(Aタイプ)とAndroidデバイスのUSBコネクタ(Bタイプ)とが接続される場合、PC2はAndroidデバイスに電源を供給可能である。また、USBケーブルにより、AndroidデバイスのUSBコネクタ(Aタイプ)と通信アダプタやUSBメモリ等の周辺機器のUSBコネクタ(Bタイプ)とが接続される場合、Androidデバイスは周辺機器に電源を供給可能である。
PC2は、USBコネクタ(Aタイプ)のみを搭載し、周辺機器は、USBコネクタ(Bタイプ)のみを搭載し、Androidデバイスの多くはUSBコネクタ(A/Bタイプ)を搭載する。USBコネクタ(A/Bタイプ)は、Aタイプ又はBタイプのいずれかのUSBケーブルを接続することができる。
上述した3つの動作モードのうち、PC2とAndroidデバイスとの間で利用される動作モードは、USBデバイスモード及びUSBアクセサリモードの2つのモードである。なお、図24に示す構成とすることで、USBホストモードによっても、PC2とAndroidデバイスとの間で利用することは可能である。具体的には、図24に示すように、PC2及びAndroidデバイスが、それぞれUSBホストモードにより、USB−to−USBブリッジとしての2つの周辺機器にアクセスを行なう。これにより、PC2及びAndroidデバイスは、USB−to−USBブリッジを介して通信を行なうことができる。
第1実施形態に係るタブレット3は、USBアクセサリモードの機能を有している。
上述のように、USB(Bluetoothにおいても同様)等の所定の通信方式では、通信のマスタが一方に固定される。つまり、通信を開始できるのは、USBケーブル又はBluetoothで接続された2つの装置のうちの一方のみとなる。第1実施形態においては、PC2がUSBアクセサリモードのタブレット3に対するホストであるため、PC2が通信を開始するマスタとなる。
一方、第1実施形態に係るタブレット3は、マスタ制約があるものの、PC2及びタブレット3が有する後述する電子会議(協調作業)用の通信機能により、マスタであるPC2(Webサーバ)から電子会議に用いるデータを取得することができる。つまり、第1実施形態に係る協調作業支援システム1は、後述する手法により、マスタ制約のある通信方式を用いて擬似的な双方向通信を行なうことによって、電子会議を実現する。
具体的には、タブレット3はUSBに対応した新たなスキーマを有する。タブレット3は、ブラウザからスキーマ形式のURLへのリクエストを発行し、PC2とUSB通信を行なう。PC2は、タブレット3からのUSBケーブル経由のリクエストをネットワーク(IP)の形式に変換し、ネットワーク対応アプリケーション、例えばWebサーバを実行する。そして、PC2は、Webサーバによりタブレット3からのリクエストに対するレスポンスを作成し、作成されたレスポンスを、USBに対応した新たなスキーマの形式に変換して、USBケーブル経由でタブレット3へ送信する。
これにより、USBの通信方式によるアクセスによって、タブレット3は、PC2のWebサーバからのデータを例えばブラウザ上で表示することができる。
また、タブレット3はUSBアクセサリモードで動作するため、PC2は、USBケーブル経由でタブレット3が保持するファイル(共有ファイル)へアクセスを行なうことができる。このとき、タブレット3は、PC2によりアクセスが行なわれている共有ファイルに対して、USBアクセサリモードで動作するため、USBデバイスモードで動作する場合と異なりアクセスを行なうことができる。
さらに、タブレット3は、LAN接続ではなくUSB接続でPC2と通信を行なうため、タブレット3のOSがAndroid OSである場合でも、アドホックネットワークへ接続できない、つまりPC2へ接続することができないという状況を回避することができる。
以下、PC2及びタブレット3の詳細について説明する。
〔1−3〕PC及びタブレットの構成例
図2は、図1に示すPC2及びタブレット3のソフトウェア構成例を示す図である。
タブレット3は、図2に示すように、カーネルモード32及びユーザモード31の機能を有する。カーネルモード32及びユーザモード31は、それぞれタブレット3が有するプロセッサ30aの動作モードである。カーネルモード32は、プロセッサ30aによる動作及び他のリソースの利用を無制限に行なえる動作モードであり、プロセッサ30aは、カーネルモード32において、カーネルレベルの処理を実行することができる。ユーザモード31は、プロセッサ30aによる動作及び他のリソースの利用に制限がかけられた動作モードであり、プロセッサ30aは、ユーザモード31において、ユーザレベルのアプリケーション等を実行することができる。
第1実施形態に係るユーザモード31では、ブラウザ31a、スキーマ拡張機能31b、フレームワーク31c、ライブラリ31d、及びスキーマライブラリ31eの機能が提供される。
ブラウザ31aは、HyperText Transfer Protocol(HTTP)等のブラウザ31aが予め有するスキーマ形式(第1の形式)で記述されたURL(情報)に基づき、PC2(Webサーバ)へリクエスト(要求)を発行することができる。また、ブラウザ31aは、HTMLの形式で記述されたレスポンス(データ)を解析し、ディスプレイ等に表示する。
スキーマ拡張機能(ブラウザ制御部)31bは、ブラウザ31aに、PC2との通信方式であるUSB(所定の通信方式)に対応する新たなスキーマ形式(第2の形式)で記述されたURLに基づきリクエストを発行させる。なお、スキーマ拡張機能31bは、新たなスキーマ形式についてブラウザ31aからリクエストが発行されると、当該リクエストを、ブラウザ31aが属するレイヤ(アプリケーション)よりも下位のレイヤ(カーネル)の電子会議デバイスクラスドライバ33に渡す。以下、新たなスキーマ形式、つまりUSB用のスキーマ形式は“usbconf”であり、USB用のスキーマ形式で記述されたURL、つまりリクエストは“usbconf://server/app/start”であるものとして説明する。
なお、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLは、USBの通信方式とは異なる例えばLAN等の通信方式(他の通信方式)を用いた通信においてリソースを特定する文字列である。一方、USBのスキーマ形式で記述されたURLは、USBの通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列である。
フレームワーク31cは、ブラウザ31a及びスキーマ拡張機能31bの実行環境を提供する。ライブラリ31dは、例えばブラウザ31aの実行に用いる少なくとも一部の機能を提供するコードの集合体であり、スキーマライブラリ31eは、スキーマ拡張機能31bの実行に用いる少なくとも一部の機能を提供するコードの集合体である。
また、第1実施形態に係るカーネルモード32では、電子会議デバイスクラスドライバ33、ストレージ共有クラスドライバ34、USBアクセサリモードドライバ35、USBコアドライバ36、及びホストコントロールドライバ37の機能が提供される。
電子会議デバイスクラスドライバ(変換部)33は、タブレット3に電子会議用の通信機能を提供するクラスドライバである。具体的には、電子会議デバイスクラスドライバ33は、スキーマ拡張機能31bから渡されたPC2宛てのリクエストを、PC2において認識可能に変換する。例えば、電子会議デバイスクラスドライバ33は、USB用のスキーマ形式により記述された“usbconf://server/app/start”のリクエストを受け取ると、WebサーバへのHTTPリクエスト、例えば“GET /app/start HTTP/1.0”に変換する。
ストレージ共有クラスドライバ(共有部)34は、USBアクセサリモードとして動作するタブレット3において、タブレット3のストレージ、つまりSSD等のドライブ30cの少なくとも一部を、PC2から参照可能に共有化する機能を提供する。
USBアクセサリモードドライバ35は、タブレット3にUSBアクセサリモードの機能を提供するドライバである。また、USBコアドライバ36は、USBを用いたPC2との通信におけるプロトコル等の種々の機能を提供するドライバである。さらに、ホストコントロールドライバ37は、タブレット3の図示しないUSBホストコントローラを制御するドライバである。
USBコアドライバ36及びホストコントロールドライバ37は、電子会議デバイスクラスドライバ33により変換されたリクエストを、USBの通信方式を用いてPC2へ送信する送信処理部として機能する。また、USBコアドライバ36及びホストコントロールドライバ37は、リクエストに対するPC2からのレスポンスであってUSB用のスキーマ形式で記述されたURLを含むレスポンスを、USBの通信方式を用いて受信する受信処理部として機能する。なお、PC2からのレスポンスについては後述する。
PC2は、図2に示すように、カーネルモード21及びユーザモード26の機能を有する。カーネルモード21及びユーザモード26は、それぞれPC2が有するプロセッサ20aの動作モードである。
第1実施形態に係るカーネルモード21では、USBドライバ22、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24、及びカーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25の機能が提供される。
USBドライバ(送信処理部)22は、タブレット3との間のUSB通信を制御するドライバである。例えば、USBドライバ22は、PC2の図示しないUSBホストコントローラの制御を行なうとともに、USBを用いたタブレット3との通信におけるプロトコル等の種々の機能を提供する。
また、第1実施形態に係るUSBドライバ22は、後述するカーネルモード仮想ネットワークドライバ24により変換されたレスポンスを、USBの通信方式を用いてタブレット3へ送信する。
カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ(通信開始部)23は、PC2に電子会議用の通信機能を提供するクラスドライバである。具体的には、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23は、タブレット3へUSBを用いた通信の開始を許可する問合せ(信号)を送信する。
第1実施形態に係るタブレット3は、USBアクセサリモードで動作するため、USBを用いた通信のマスタ(起点)はPC2に制限される。そこで、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23は、電子会議の通信開始の問合せを定期的にタブレット3へ送信する。なお、ブラウザ31aからのリクエストは、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23からの問合せを受けたことに起因して、タブレット3から送信される。これにより、マスタ制約のあるUSB等の通信方式を用いて擬似的な双方向通信を実現することができる。
カーネルモード仮想ネットワークドライバ(変換部)24は、USBを用いた通信によりタブレット3から受信したリクエストを、ネットワーク(IP)経由で受信したリクエストとして変換し、ユーザモード26へ提供するドライバである。
また、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24は、ユーザモード26からのレスポンスに含まれる、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLを、USB用のスキーマ形式で記述されたURLに変換する。なお、PC2は、タブレット3において新たに追加されたUSB用のスキーマ形式を、USB通信に先立って(又は初回の通信時に)、タブレット3から取得することができる。
このように、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24は、PC2及びタブレット3にそれぞれ仮想IP(仮想アドレス)を割り当てて、各方向の通信時に、リクエスト又はレスポンスに含まれるURLを変換するのである。
カーネルモード仮想ネットワークドライバ24の詳細な構成については、後述する。
カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ(アクセス部)25は、タブレット3のストレージ共有クラスドライバ34によって共有化された共有ストレージへのアクセスを制御するドライバである。
具体的には、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25は、後述するアプリケーション28から出力されたレスポンスに共有ストレージ内の共有ファイルへの参照が含まれる場合に、参照先の共有ファイルをタブレット3から閲覧できるように制御する。例えば、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25は、タブレット3から参照先の共有ファイルへ参照の要求があった場合に、参照先の共有ファイルへアクセスを行ない、結果をタブレット3へ返す。或いは、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25は、参照先の共有ファイルを共有ストレージから予め取得して、取得した共有ファイルをレスポンスに埋め込むこととしても良い。なお、PC2は、共有ファイルを共有ストレージから予め取得する際には、PC2のストレージ(メモリ20b又はドライブ20c)に格納しても良い。
なお、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25は、タブレット3の共有ファイルへの参照の要求を他のタブレット3から受信した場合、他のタブレット3にPC2を経由して当該共有ファイルへのアクセスを実行させることとしても良い。
第1実施形態に係るユーザモード26では、ユーザモードネットワークドライバ27及びアプリケーション28の機能が提供される。
ユーザモードネットワークドライバ27は、IPに基づきデータのやり取りを行なうドライバである。例えば、ユーザモードネットワークドライバ27は、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24により変換されたリクエストに含まれるIPアドレス(宛先)に基づき、アプリケーション28へリクエストを転送する。また、ユーザモードネットワークドライバ27は、アプリケーション28からのレスポンスを、アプリケーション28から指示された宛先を指定してカーネルモード21へ転送する。
アプリケーション(応答処理部)28は、タブレット3から受信したリクエストに応じて、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLを含むレスポンスを出力する。アプリケーション28としては、例えばWebサーバが挙げられる。
なお、アプリケーション28は、タブレット3へのレスポンスに、リクエスト発行元のタブレット3又は他のタブレット3の共有ストレージ内のファイルへの参照を含めることができる。
具体的には、アプリケーション28は、タブレット3から電子会議におけるプレゼンテーション用の資料の閲覧画面へのリクエストを受けると、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25から、全ての共有ストレージ内の共有ファイル一覧を取得させる。そして、アプリケーション28は、取得した各共有ファイルへの参照をレスポンスに含めて出力する。
〔1−3−1〕カーネルモード仮想ネットワークドライバについて
次に、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24の詳細な構成例について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、図2に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24の詳細な構成例を示すブロック図であり、図4は、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24の動作例を説明する図である。
図3に示すように、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24は、USB通信処理部24a、ネットワーク通信処理部24b、リライト対象識別部24c、制御部24d、デバイスアドレス記憶部24e、ネットワークアドレス記憶部24f、及び書換処理部24gを有する。
USB通信処理部24aは、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23からのリクエストを制御部24dに渡すとともに、制御部24dにおいて変換が行なわれたレスポンスをカーネルモード電子会議USBデバイスドライバ2へ出力する。
ネットワーク通信処理部24bは、制御部24dにおいてIPアドレスが付加されたリクエストをユーザモードネットワークドライバ27へ出力するとともに、ユーザモードネットワークドライバ27からのレスポンスを制御部24dに渡す。
リライト対象識別部24cは、制御部24dにおいて、ネットワーク通信処理部24bから渡されたレスポンスのデータ形式を識別し、識別したデータ形式が所定のデータ形式であるか否かを判定する。具体的には、リライト対象識別部24cは、識別したデータ形式が、HTMLデータ、Cascading Style Sheets(CSS)データ、他のテキストデータ等、リンクを含み得るデータ形式、つまりURLの書き換え対象であるか否かを判定する。そして、リライト対象識別部24cは、識別したデータ形式が、URLの書き換え対象であると判定した場合に、制御部24dに対して、URLの書き換え、つまりレスポンスの変換を指示する。
一方、リライト対象識別部24cは、識別したデータ形式が、画像、音声、動画、及び他のバイナリファイル等、書き換え対象外であると判定した場合、制御部24dに対して指示を行なわない、又は変換対象外である旨を通知する。
制御部24dは、USB通信処理部24aからWebサーバへのリクエストを受け取ると、ユーザモードネットワークドライバ27のIPアドレスを付加する指示を書換処理部24gに発行する。また、制御部24dは、ネットワーク通信処理部24bからタブレット3へのレスポンスを受け取ると、データ形式を取得してリライト対象識別部24cに渡すとともに、リライト対象識別部24cからの指示に応じて、変換処理を書換処理部24gに指示する。
なお、制御部24dは、リライト対象識別部24cから、変換の指示を受けない、又は変換対象外である旨の通知を受けた場合、リクエスト又はレスポンスの変換を行なわずに宛先へ転送する。
デバイスアドレス記憶部24eは、タブレット3ごとに、デバイスアドレスを記憶する記憶領域である。PC2は、デバイスと最初に接続されたとき等の所定のタイミングで、デバイスアドレスを取得してデバイスアドレス記憶部24eに記憶する。ネットワークアドレス記憶部24fは、ユーザモードネットワークドライバ27等のネットワークアドレスを記憶する記憶領域である。なお、デバイスアドレス記憶部24e及びネットワークアドレス記憶部24fとしては、PC2のメモリ20b又はドライブ20cの記憶領域のうちの少なくとも一部を用いることができる。
書換処理部24gは、制御部24dからの指示に応じて、リクエスト又はレスポンスを書き換えるものである。例えば、書換処理部24gは、リクエストに、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述された、ユーザモードネットワークドライバ27(アプリケーション28)を示す情報を付加する。つまり、書換処理部24gは、図4の<リクエスト>に示すように、Webサーバへのリクエストに対しては、ネットワークアドレス記憶部24fを参照して送信先であるユーザモードネットワークドライバ27のIPアドレスを付加する。また、書換処理部24gは、図4の<レスポンス>に示すように、Webサーバからのレスポンスに対しては、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLを、USB用のスキーマ形式に書き換える。
このように、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24は、各方向の通信時に、リクエスト又はレスポンスに対して、送信先の付加又はURLの書き換えを行なう。
〔1−4〕PC及びタブレットの動作例
次に、上述の如く構成されたPC2及びタブレット3の動作例を、図5及び図6を参照して説明する。図5は、図2に示すPC2及びタブレット3の通信処理の動作例を説明するフローチャートであり、図6は、図5に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24のレスポンス変換処理の詳細な動作例を説明するフローチャートである。
図5に示すように、PC2において、カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23により、定期的にタブレット3へ通信開始の問い合わせが行なわれる(ステップS1)。問い合わせを受けると、タブレット3において、ユーザによりブラウザ31aでUSB用のスキーマ形式のURL(例えば“usbconf://server/app/start”)が開かれる(ステップS2)。そして、タブレット3において、電子会議デバイスクラスドライバ33により、リクエストが例えば“GET /app/start HTTP/1.0”のようにWebサーバ用に変換される(ステップS3)。次いで、タブレット3(送信処理部)により、USBの通信方式を用いてPC2へリクエストが送信される(ステップS4)。
リクエストを受信したPC2では、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24により、リクエストがIPに変換(“送信先:192.168.1.2”が付加)され(ステップS5)、送信先であるユーザモードネットワークドライバ27へ転送される。また、ユーザモードネットワークドライバ27により、リクエストの“GET”メソッドから、当該リクエストがアプリケーション28宛てであると判断され、リクエストがアプリケーション28へ転送される。
そして、アプリケーション28により、リクエストが受信され、リクエストの対象データのURI、つまり“/app/start”に対応したレスポンスが生成されて、出力される(ステップS6,図5の<リクエスト及びレスポンス>参照)。なお、“/app/start”に対応したレスポンスが予め生成されている場合には、アプリケーション28は、生成する処理を省略することができる。
アプリケーション28からレスポンスを渡されると、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24により、レスポンスがUSB用のスキーマ形式に変換される(ステップS7)。
具体的には、図6に示すように、制御部24d(図3参照)により、レスポンスから、データ形式を示す“Content-Type”が取得され、リライト対象識別部24cへ送られる(ステップS11)。リライト対象識別部24cでは、制御部24dからの“Content-Type”が書き換え対象のデータ形式であるか否かが判定される(ステップS12)。図5に示す例では、“Content-Type”が“test/html”、つまりHTMLデータであるため、リライト対象識別部24cにより、書き換え対象であると判定される(ステップS12のYesルート)。
レスポンスが書き換え対象であると判定されると、制御部24dにより、レスポンス内の文字列(ネットワークアドレス)が書換処理部24gへ送られる(ステップS13)。例えば、制御部24dにより、レスポンスにおけるリンクタグ“href”内の“http〜”の文字列、又は、リンクタグを含む所定のタグ内(例えば“<li>〜</li>”又は“<a>〜</a>”)の文字列が切り出され、書換処理部24gへ送られる。
書換処理部24gでは、制御部24dから送られたネットワークアドレスが、デバイスアドレス記憶部24eを参照されて、レスポンスの宛先のデバイスアドレスに書き換えられる(ステップS14)。また、制御部24dでは、書換処理部24gからの結果が受け取られる(ステップS15)。そして、制御部24dにより、USB通信処理部24aへ結果が送られ(ステップS16)、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24におけるレスポンス変換処理が終了する(図5のステップS7,<リクエスト及びレスポンス>参照)。
なお、ステップS12において、リライト対象識別部24cにより、“Content-Type”が書き換え対象ではないと判定された場合(ステップS12のNoルート)、レスポンスの変換処理は行なわれず、ステップS16の処理に移行する。
図5の説明に戻り、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24によりレスポンス変換処理が行なわれると、PC2(USBドライバ22)からUSBの通信方式を用いてタブレット3へレスポンスが送信される(ステップS8)。そして、タブレット3においてレスポンスの受信が行なわれ、ブラウザ31aによりレスポンスに基づく表示処理等が行なわれる(ステップS9)。
なお、タブレット3では、ブラウザ31aにより表示されたレスポンスに基づき、ユーザにより所定のリンク(例えば“…/overview”)が選択されると、ブラウザ31aから当該リンクへのリクエストが発行される。このように、タブレット3では、ステップS1〜S9の処理が繰り返し実行される。
また、ステップS1〜S9の処理は、タブレット3−1〜3−3の各々とPC2との間でそれぞれ独立して実行される。従って、電子会議等の協調作業を行なう際には、各使用者は、自身のタブレット3からPC2(Webサーバ)の同一の画面、例えば発表者のプレゼンテーション用の資料を表示する画面を参照する。なお、タブレット3のうちのいずれか1つは、PC2に対して、ディスプレイ/プロジェクタ4に表示させる画面(例えばプレゼンテーション用の資料)の切り替え等の制御を行なうことができる。
このように、協調作業支援システム1は、各タブレット3からPC2(Webサーバ)の同一の画面を参照させることで、複数のタブレット3を用いた電子会議を実現することができる。
上述のように、タブレット3のスキーマ拡張機能31bによれば、予め有するスキーマ形式で記述されたURLに基づきリクエストを発行可能なブラウザ31aに、USB用のスキーマ形式で記述されたURLに基づきリクエストを発行させる機能が付加される。また、電子会議デバイスクラスドライバ33によれば、PC2宛のリクエストが、PC2において認識可能に変換される。
また、PC2のカーネルモード仮想ネットワークドライバ24によれば、アプリケーション28からのレスポンスに含まれるブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLが、USB用のスキーマ形式で記述されたURLに変換される。
このように、PC2及びタブレット3の少なくとも一方によれば、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式に対応する通信方式とは異なる、USBを用いた通信方式(所定の通信方式)によるアクセスによって、PC2からのレスポンスをタブレット3において表示することができる。従って、PC2及びタブレット3による上記の通信手法を用いることで、複数のタブレット3を用いた協調作業を、容易に実現することができる。
また、タブレット3は、USBを用いた通信方式に対応するUSB用のスキーマ形式で記述されたURLに基づきリクエストを送信し、PC2から、USB用のスキーマ形式で記述されたURLを含むレスポンスを受信することで、USBを用いた通信が実現される。つまり、PC2とタブレット3とがUSBを用いた通信方式で通信を行なう以上、PC2がインターネット又は企業用のイントラネットに接続されている場合であっても、PC2において、USB通信−インターネット等のインタフェースを別途設けない限り、ブラウザ31aからインターネット等へのアクセスは制限される。従って、発表資料の外部への漏洩又はタブレット3からのイントラネットへの侵入による情報の漏洩等のセキュリティ上のリスクを低下させることができる。つまり、複数のタブレット3を用いた協調作業を、安全に実現することができる。
〔1−5〕第1実施形態の変形例
第1実施形態に係る協調作業支援システム1では、PC2及びタブレット3間のケーブル1aが、USBケーブルである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ケーブル1aに代えて、Bluetooth等の無線通信が用いられても良い。
図7は、第1実施形態に係る協調会議支援システム1の構成の変形例を示す図であり、図8は、第1実施形態に係るPC2及びタブレット3のソフトウェア構成の変形例を示す図である。図9は、図8に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24の詳細な構成の変形例を示すブロック図であり、図10は、図8に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24の動作の変形例を説明する図である。図11は、図8に示すPC2及びタブレット3の通信処理の動作の変形例を説明するフローチャートであり、図12は、図11に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24のレスポンス変換処理の詳細な動作の変形例を説明するフローチャートである。
図7に示すように、本変形例に係るPC2及びタブレット3は、Bluetoothによる無線通信1a′−1〜1a′−3(以下、無線通信1a′−1〜1a′−3を区別しない場合には、単に無線通信1a′という)により通信する。このため、PC2及びタブレット3は、Bluetoothによる無線通信を行なうためのI/F20d′,30d′を有している。
なお、図7及び図8において、図1及び図2に示す符号と同一の符号は、同一又は略同一の構成を有しているため、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、タブレット3のカーネルモード32は、図2に示すものと異なるBluetoothスタック35′及びBluetoothドライバ37′の機能を提供する。
Bluetoothスタック35′は、タブレット3にBluetoothモードの機能を提供するドライバである。なお、Bluetoothモードは、第1実施形態におけるUSBアクセサリモードに対応するモードであり、PC2がマスタとなる通信方式である。Bluetoothスタック35′は、Bluetoothのドライバを含む管理ソフトである。なお、USBコアドライバ36は、USBの拡張機能としてBluetoothを用いたPC2との通信におけるプロトコル等の種々の機能を提供するドライバである。さらに、Bluetoothドライバ37′は、タブレット3の図示しないBluetoothコントローラを制御するドライバである。
USBコアドライバ36及びBluetoothドライバ37′は、電子会議デバイスクラスドライバ33により変換されたリクエストを、Bluetoothの通信方式を用いてPC2へ送信する送信処理部として機能する。また、USBコアドライバ36及びBluetoothドライバ37′は、リクエストに対するPC2からのレスポンスであってBluetooth用のスキーマ形式で記述されたURLを含むレスポンスを、Bluetoothの通信方式を用いて受信する受信処理部として機能する。
また、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24′は、Webサーバからのレスポンスに対して、ブラウザ31aが予め有するスキーマ形式で記述されたURLを、Bluetooth用のスキーマ形式に書き換える。なお、本変形例においては、新たなスキーマ形式、つまりBluetooth用のスキーマ形式は“btconf”であり、Bluetooth用のスキーマ形式で記述されたURL、つまりリクエストは“btconf://server/app/start”である。
一例として、カーネルモード仮想ネットワークドライバ24′は、図10の<レスポンス>に示すように、Webサーバからのレスポンス含まれるURL“http〜”を、Bluetooth用のスキーマ形式である“btconf〜”に書き換える。
なお、本変形例において、「′」を付したその他の構成及び動作例についての説明は、省略する。
つまり、「′」を付した図8の符号22′,23′,25′、並びに、図9の符号24a′は、USBを用いた通信を採用する図2及び図3の構成に対して、Bluetoothを用いた通信方式を採用している点が異なるが、それ以外の構成については略同一であるため、その説明を省略する。また、「′」を付した図11のステップS1′〜S4′,S7′,S9′、並びに、図12のステップS16′は、USBを用いた通信を採用する図5及び図6の動作例に対して、Bluetoothを用いた通信方式を採用している点が異なるが、それ以外の動作例については略同一であるため、その説明を省略する。
以上の構成によっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔2〕第2実施形態
〔2−1〕第2実施形態の構成
次に、図13〜図22を参照して、第2実施形態に係る協調作業支援システム1′について説明する。なお、以下、協調作業として電子会議を例に挙げて説明する。図13は、第2実施形態に係る会議端末3′の構成例を示す図であり、図14は、会議サーバ2′の構成例を示す図である。
図13に示す会議端末3′は、図1及び図2に示すタブレット3と基本的に同様の構成及び機能を有し、図14に示す会議サーバ2′は、図1及び図2に示すPC2と基本的に同様の構成及び機能を有している。なお、図13及び図14に示す会議端末3′,会議サーバ2′においては、図1及び図2に示すタブレット3,PC2のハードウェア及びソフトウェアの構成に対して、新たなハードウェアの追加及びソフトウェアの機能の統合等を行なっている。以下、会議端末3′及び会議サーバ2′の構成について説明する。
はじめに、会議端末3′の構成について説明する。
会議端末(タブレット,端末装置)3′は、図13に示すように、ハードウェア構成として、プロセッサ30a、メモリ30b、USB I/F部310、タッチパネル350、ディスプレイ370、及びストレージ部390を有している。
プロセッサ30a及びメモリ30bは、図1に示すタブレット3と同様の構成である。
USB I/F部310は、USBケーブル等のケーブル1aを介して、会議サーバ2′との通信を行なうインタフェースである。USB I/F部310は、図1に示すI/F30dの一部であり、図2に示すUSBコアドライバ36及びホストコントロールドライバ37により制御される。
タッチパネル350は、ユーザによりタッチ入力された情報又は指示をプロセッサ30aへ渡す入力装置であり、ディスプレイ370は、プロセッサ30aから出力された情報を表示する出力装置である。第2実施形態においては、タッチパネル350及びディスプレイ370を、一体となった入出力装置として説明する。
ストレージ部390は、図1に示すドライブ30cの一例である。ストレージ部390としては、例えばSSDやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置が挙げられる。
プロセッサ30aは、図13に示すように、デバイスモード制御部320、HTML5表示部330、タッチパネル制御部340、表示制御部360、及びストレージ制御部380としての機能を有する。
デバイスモード制御部320は、USB I/F部310に対して、USBデバイスモード及びUSBアクセサリモードの切り替えを制御するものであり、図2に示すUSBアクセサリモードドライバ35により実現される。第2実施形態に係るデバイスモード制御部320は、会議サーバ2′との間で電子会議を行なう際には、USB I/F部310に対して、USBアクセサリモードとして動作するように制御を行なう。
HTML5表示部330は、電子会議において、USB I/F部310を介して受信したレスポンス(HTMLデータ)に関して、例えばHTML5形式のデータの読解や会議サーバ2′との間のリクエスト/レスポンス処理等の所定の処理を行なう。HTML5表示部330は、電子会議デバイスクラスドライバ33、並びに、ブラウザ31a、スキーマ拡張機能31b、ライブラリ31d、及びスキーマライブラリ31e等のユーザモード31の少なくとも一部の機能により実現される。なお、ブラウザ31a及びスキーマ拡張機能31bとしての機能は、プロセッサ30aにより実行される他のアプリケーション(図示省略)により提供されても良い。
タッチパネル制御部340及び表示制御部360は、それぞれタッチパネル350及びディスプレイ370を制御するドライバである(図2において図示省略)。タッチパネル制御部340は、タッチパネル350でユーザにより入力された情報や操作を、HTML5表示部330へ出力する。また、表示制御部360は、HTML5表示部330から出力されたデータ(例えばブラウザ31aの画面)をディスプレイ370へ表示させる制御を行なう。
ストレージ制御部380は、ストレージ部390(ドライブ30c)の少なくとも一部を、PC2から参照可能に共有化するものであり、ストレージ共有クラスドライバ34により実現される。
次に、会議サーバ2′の構成について説明する。
会議サーバ(PC,情報処理装置)2′は、図14に示すように、ハードウェア構成として、プロセッサ20a、メモリ20b、表示機能部250、Input Output(I/O)機能部260、及びネットワーク機能部270を有している。
プロセッサ20a、メモリ20b、及びドライブ20cは、図1に示すPC2と同様の構成である。
表示機能部250は、例えばHDMIケーブル等の各種AVケーブルを介して、ディスプレイ/プロジェクタ4の表示制御を行なう。I/O機能部260は、ケーブル1cを介して接続されたキーボード/マウス5等の入力装置の制御を行なう。ネットワーク機能部270は、LANケーブル等のケーブル1dを介して接続されたインターネット等への接続制御を行なう。表示機能部250、I/O機能部260、及びネットワーク機能部270は、それぞれ図1に示すI/F20dの一部であり、それぞれ所定のドライバにより制御される。
USB I/F部210−1〜210−3(以下、USB I/F部210−1〜210−3を区別しない場合には、単にUSB I/F部210という)は、USBケーブル等のケーブル1aを介して、会議端末3′との通信を行なうインタフェースである。USB I/F部210は、図1に示すI/F20dの一部であり、図2に示すUSBドライバ22により制御される。
プロセッサ20aは、図14に示すように、URL変換部220−1〜220−3(以下、URL変換部220−1〜220−3を区別しない場合には、単にURL変換部220という)、会議アプリサーバ部230、及びUSBデバイス制御部240としての機能を有する。
URL変換部220は、リクエスト又はレスポンスに対して、送信先の付加又はURLの書き換えを行なうものであり、図2に示すカーネルモード仮想ネットワークドライバ24により実現される。
会議アプリサーバ部230は、電子会議におけるWebサーバとして機能するものであり、図2に示すアプリケーション28により実現される。会議アプリサーバ部230は、各URL変換部220からのリクエストに対して、レスポンスを出力する。
また、第2実施形態に係る会議アプリサーバ部230は、会議端末3′ごとに生成したレスポンス(HTMLデータ)のうちの任意のレスポンスを、表示機能部250に対して出力する切替部230aの機能を有する。表示機能部250に出力されたレスポンスは、ディスプレイ/プロジェクタ4に表示される。
なお、出力するレスポンスについての切替部230aへの指示は、キーボード/マウス5からI/O機能部260を介して、又は各会議端末3′からUSB I/F部210及びUSBデバイス制御部240を介して、入力される。
また、会議アプリサーバ部230は、各会議端末3′に出力したレスポンス、つまり各会議端末3′で表示されるデータ(HTMLデータ)を、ストレージ(例えばメモリ20b又はドライブ20c)に保存しておくことが好ましい。
USBデバイス制御部240は、電子会議におけるUSBデバイス、つまり会議端末3′に係る各種制御を行なうものであり、図2に示すカーネルモード電子会議USBデバイスドライバ23により実現される。例えば、USBデバイス制御部240は、各会議端末3′に対して、定期的に通信開始の問合せを行なう。
また、第2実施形態に係るUSBデバイス制御部240は、会議アプリサーバ部230がストレージに保存したHTMLデータを、電子会議の進行係(ファシリテータ)が有する会議端末3′に送信する。なお、USBデバイス制御部240は、ファシリテータが有する会議端末3′を予め識別しておく。例えば、会議サーバ2′と会議端末3′との通信処理において、ユーザ認証によるログインを行なうように構成することができる。これにより、ファシリテータは、ファシリテータ用のユーザアカウントを用いてログインを行なう、又はログイン後に自身がファシリテータである旨の登録を行なう、といった操作により、自身(の会議端末3′)がファシリテータであることを、USBデバイス制御部240に認識させることができる。
さらに、USBデバイス制御部240は、ファシリテータが有する会議端末3′から、表示機能部250に出力させるHTMLデータが指定されると、当該HTMLデータを表示機能部250に出力させるように会議アプリサーバ部230(切替部230a)へ指示を行なう。例えば、USBデバイス制御部240は、ファシリテータが有する会議端末3′から、発表者の会議端末3′に表示されるHTMLデータが指定されると、切替部230aに対して、発表者の会議端末3′を特定する情報を通知する。切替部230aは、通知された情報から特定される会議端末3′に対して、会議アプリサーバ部230から出力されるレスポンスのデータを、表示機能部250へ出力する。なお、切替部230aは、ファシリテータが有する会議端末3′から、表示機能部250への出力の停止、又は他の会議端末3′を特定する情報の通知を受けるまでは、発表者の会議端末3′宛てのレスポンスが出力される都度、表示機能部250へレスポンスのデータを出力する。これにより、協調作業支援システム1′は、発表者による会議端末3′における画面の操作に追従して、ディスプレイ/プロジェクタ4にも同一の画面を表示することができる。
また、USBデバイス制御部240は、各会議端末3′から、会議アプリサーバ部230から所定の会議端末3′へのレスポンス(HTMLデータ)と同一のデータの取得要求を受けると、所定の会議端末3′宛てに出力されるHTMLデータを、当該取得要求を発行した会議端末3′に対しても出力するように、切替部230aへ指示を行なう。この場合においても、切替部230aは、各会議端末3′から、取得要求の停止、又は他の会議端末3′に係るレスポンスの取得要求を受けるまでは、所定の会議端末3′宛てのレスポンスが出力される都度、取得要求を発行した会議端末3′に対しても同一のレスポンスのデータを出力する。これにより、協調作業支援システム1′は、発表者による会議端末3′における画面の操作に追従して、希望する各会議端末3′にも同一の画面を表示することができる。
〔2−2〕プレゼンテーション用の資料の閲覧について
ここで、第2実施形態に係る会議端末3′における、プレゼンテーション用の資料の閲覧の手法について説明する。図15〜図21は、それぞれ、第2実施形態に係る電子会議処理における会議端末3′の入出力装置の画面の表示例を示す図である。
第2実施形態において、電子会議は、会議サーバ2′のアプリケーション28が提供するHTMLデータに基づき、各会議端末3′のブラウザ31a上で進行される。
電子会議を開始する際に、会議端末3′から会議サーバ2′に対して送信されるリクエストは、例えば図15に示すように、電子会議用のユーザ認証を行なうログイン画面とすることができる。なお、このログイン処理及び後述する各画面の遷移は、上述した図5に示す処理と同様に行なわれる。全ての参加者によりログインが行なわれると、電子会議の参加者全員の会議サーバ2′への接続が完了する。
ログイン選択画面において、各参加者により、ID及びパスワードが入力され、“決定”が押下されると、ログインが行なわれる。そして、ログイン後、図16に示すように、会議サーバ2′から、閲覧モードの選択画面が出力される。
閲覧モードの選択画面において、各参加者により、後述する参加者モード,発表者モード,ファシリテータモードのいずれかが選択され、“決定”が押下されると、閲覧モードの選択が完了する。閲覧モードが選択されると、図17に示すように、会議サーバ2′から、各会議端末3′の共有ストレージに保持されたファイルの一覧が出力される。この一覧は、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25により、各会議端末3′の共有ストレージが検索されて取得される。従って、発表者(図17に示す例では“ユーザ1”及び“ユーザ2”)は、事前にプレゼンテーション用の資料を自身の会議端末3′の共有ストレージに格納しておくことで、他の参加者に参照させることができる。
会議端末3′により図17に示す資料の“閲覧”が選択されると、会議サーバ2′のカーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25は、指定された参照先の資料(共有ファイル)を、既述のように会議端末3′から閲覧できるように制御する。つまり、会議サーバ2′では、カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ25により資料が再生され、会議端末3′のブラウザ31aで表示できるように制御される。
なお、会議端末3′により“閲覧”が選択されると、ブラウザ31aには、図16に示す画面で選択した閲覧モードで、資料が表示される。
ここで、閲覧モードは、電子会議における会議端末3′のユーザの役割に応じた、プレゼンテーション用の資料の表示形態であり、例えば、図18〜図20に示すように、参加者(一般参加者)モード、発表者モード、及びファシリテータモードが挙げられる。
参加者モードは、電子会議への一般の参加者が資料を閲覧するモードであり、図18に示すように、ブラウザ31aには、“メニュー”、“ナビゲーションバー”、“プレビュー画面”が表示される。参加者モードでは、参加者は、プレゼンテーション用の資料を開く、プレビューする、編集する等の操作が実行可能である。
発表者モードは、電子会議での発表者が資料を閲覧、操作するモードであり、図19に示すように、ブラウザ31aの全画面にプレゼンテーション用の資料のプレビュー画面を表示するスライドショーが実行可能である。なお、発表者モードへは、参加者モード又はファシリテータモードにおいて、“メニュー”又は“ナビゲーションバー”から変更できるようにしても良い。
ファシリテータモードは、電子会議の進行係が会議の進行を行なうためのモードであり、図20に示すように、ブラウザ31aには、一般参加者モードと同様の“メニュー”、“ナビゲーションバー”、“プレビュー画面”が表示される。従って、ファシリテータモードでも、ファシリテータは、プレゼンテーション用の資料を開く、プレビューする、編集する等の操作が実行可能である。
また、ファシリテータモードは、図20に示すように、ブラウザ31aにはさらに、“スイッチャー”が表示される。“スイッチャー”は、ディスプレイ/プロジェクタ4に表示する画面の切り替えを会議サーバ2′の切替部230aへ指示するための画面である。なお、“スイッチャー”は、ブラウザ31a上の他の画面とは独立した画面に表示されても良いし、ブラウザ31a以外のアプリケーションにより実現されても良い。
ファシリテータは、“スイッチャー”を操作することにより、例えば図21に示すように、PC2(切替部230a)に対して、ディスプレイ/プロジェクタ4に表示させる画面を、各会議端末3′のいずれかの画面に切り替える指示を行なうことができる。
さらに、上述のように、各会議端末3′は、Webサーバが会議端末3′の共有ストレージから取得したプレゼンテーション用の資料(共有ファイル)を、ブラウザ31a上で閲覧する。これは、図19に示す発表者モードにおいても同様である。つまり、発表者は、自身の会議端末3′の共有ストレージに格納した資料を、PC2から取得したレスポンスに基づいて、ブラウザ31a上で閲覧するのである。
なお、各会議端末3′は、電子会議中に、自身の会議資料の編集や他の作業を行なうこともできる。一方、各会議端末3′は、図18及び図20に示す“メニュー”又は“ナビゲーションバー”を操作して、“プレビュー画面”に表示する画面を、所定(例えば発表者)の会議端末3′に表示される画面に切り替えることもできる。つまり、各会議端末3′は、既述のように、PC2(USBデバイス制御部240)に対して、所定の会議端末3′に表示されるHTMLデータと同一のデータの取得要求を発行することができる。これにより、各会議端末3′は、切替部230aから、例えば発表者の会議端末3′に表示されるHTMLデータと同一のHTMLデータを受信し、表示することができる。
これにより、発表者以外の参加者は、各々の会議端末3′において、発表者の会議端末3′に表示される画面(HTMLデータ)を表示させることができる。従って、各参加者の会議端末3′は、発表者による資料のページ送り等の操作に追従して、ブラウザ31a上に、発表者と同一の画面を表示させることができる。
また、図16及び図17に示す閲覧モードの選択機能及び資料の一覧表示機能のうちの少なくとも一方は、図18及び図20に示す“メニュー”又は“ナビゲーションバー”の一機能に含めることとしても良い。
〔2−3〕第2実施形態の動作例
次に、上述の如く構成された会議サーバ2′及び会議端末3′の電子会議処理の動作例を、図22を参照して説明する。図22は、第2実施形態に係る電子会議処理の動作例を説明するフローチャートである。
なお、前提として、電子会議に参加する発表者は、事前に会議端末3′上でプレゼンテーション用の資料(ファイル)を編集し、又は他のPCから会議端末3′にコピーしているものとする。また、会議サーバ2′、各会議端末3′、及びディスプレイ/プロジェクタ4がそれぞれ起動されているものとする。
図22に示すように、ファシリテータが有する会議端末3′が、USBケーブル等のケーブル1aにより会議サーバ2′に接続され、通信処理を開始するためのアプリケーション(ブラウザ31a)が実行される(ステップS21)。次いで、発表者や他の参加者が有する会議端末3′が、USBケーブル等のケーブル1aにより会議サーバ2′に接続され、通信処理を開始するためのアプリケーション(ブラウザ31a)が実行される(ステップS22)。これにより、電子会議に用いる各会議端末3′と会議サーバ2′との間でUSBを用いた通信方式によるアクセスが可能となる。これにより、電子会議の参加者全員の会議サーバ2′への接続が完了する。
なお、ステップS21及びS22において、各会議端末3′と会議サーバ2′との間で、図15〜図17の画面(HTMLデータ)のやり取りが行なわれ、各会議端末3′のブラウザ31a上には、図18〜図20に示す画面(発表者の資料)が表示されているものとする。
次いで、ファシリテータにより、電子会議の進行に合わせて“スイッチャー”が操作されて(図21参照)、ディスプレイ/プロジェクタ4に表示する発表者の画面の切り替えが会議サーバ2′へ指示される(ステップS23)。なお、会議サーバ2′では、切替部230aにより、“スイッチャー”から指示されたHTMLデータが表示機能部250へ出力され、ディスプレイ/プロジェクタ4に出力される(ステップS24)。
なお、発表者は、会議端末3′のブラウザ31a上で発表者モードのスライドショーを実行し、会議端末3′のタッチパネル350やページ送り機能付きのレーザーポインタ等によりページ送り操作等を行ない、プレゼンテーションを行なう。このとき、ディスプレイ/プロジェクタ4には、切替部230aにより、発表者が有する会議端末3′上の操作に追従して、つまり当該操作に応じてWebサーバから出力されるレスポンスに追従して、資料のページ送り操作等が反映されたHTMLデータが表示される。
発表者によるプレゼンテーションが終了すると、電子会議を終了するか否かが、ファシリテータが有する会議端末3′又は会議サーバ2′等により判断され(ステップS25)、電子会議を継続する場合(ステップS25のNoルート)、ステップS23に移行する。なお、このとき、ファシリテータが有する会議端末3′において、“スイッチャー”による画面の切り替え等が行なわれる。
一方、電子会議を終了する場合(ステップS25のYesルート)、ファシリテータが有する会議端末3′において、ブラウザ31aが終了され、ケーブル1aによる接続が切断される(ステップS26)。また、発表者や他の参加者が有する会議端末3′においても、ブラウザ31aが終了され、ケーブル1aによる接続が切断される(ステップS27)。これにより、電子会議に用いる各会議端末3′と会議サーバ2′との間で、USBを用いた通信方式が終了し、電子会議が終了する。
上述のように、第2実施形態によっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、第2実施形態によれば、USBの通信方式によるアクセスによって、会議端末3′は、会議サーバ2′のWebサーバからのデータをブラウザ31a上で表示することができる。
さらに、会議端末3′はUSBアクセサリモードで動作するため、会議サーバ2′は、USBケーブル経由で会議端末3′が保持する資料(共有ファイル)へアクセスを行なうことができる。このとき、会議端末3′は、会議サーバ2′によりアクセスが行なわれている共有ファイルに対して、USBアクセサリモードで動作するため、USBデバイスモードで動作する場合と異なりアクセスを行なうことができる。
さらに、会議端末3′は、LAN接続ではなくUSB接続で会議サーバ2′と通信を行なうため、会議端末3′のOSがAndroid OSである場合でも、アドホックネットワークへ接続できない、つまり会議サーバ2′へ接続することができないという状況を回避することができる。
さらに、第2実施形態によれば、会議端末3′は、USBアクセサリモードにより、会議サーバ2′と通信を行なう。
ここで、会議端末3′が、USBホストモードにより会議サーバ2′とのUSBを用いた通信を実現しようとする場合、協調作業支援システム1′には、会議サーバ2′及び会議端末3′間の接続を行なうために、USBを用いてホスト同士を接続する機能である、USB−to−USBブリッジが備えられる(図24参照)。なお、会議端末3′は、サーバの検出と接続,クライアント及びユーザの識別と表示,ファイルの選択とアップロード,及びプレゼンテーションの資料の表示及びファイルの操作等を実行する専用アプリケーションを有することになる。
一方、USBアクセサリモードにより会議サーバ2′及び会議端末3′間の通信を実現する第2実施形態では、会議サーバ2′は、USB−to−USBブリッジを省略することができる。また、専用アプリケーションを、図13に示すHTML5表示部330及びストレージ制御部380のように機能ごとに分離することができ、より簡素なハードウェア構成及びソフトウェア構成とすることができる。これにより、協調作業支援システム1′の導入コストの増加を抑制することができ、電子会議を容易に実現することができる。
また、第2実施形態によれば、会議端末3′及び会議サーバ2′間をUSB接続するとともに、簡素なアプリケーションを追加するだけで、既存の設備を用いて容易に電子会議を実現することができる。
ここで、上述した関連する技術(例えば、特許文献1参照)では、画面ミラーリングのアプリケーションが実行されるため、転送されるデータは、動画(高解像度)及び音声となり、サイズはおよそ2.5MB/s、要求される通信速度は20Mbps程度となる。一方、第2実施形態に係る会議端末3′及び会議サーバ2′間では、プレゼンテーション用のデータが会議サーバ2′側で再生され、会議端末3′側で制御されることにより、プレゼンテーションが実行される。このプレゼンテーション用のデータについては、サイズはおよそ10MB以下、通信速度は500kbps程度となる。
ここで、例えばUSB2.0では、通信型(ネイティブ)では最高60MB/sの転送が行なえ、ストレージ型(SSD/HDD)では、ランダム時に最高1MB/sの転送が行なえる。上述した関連する技術は、PCから小箱へ向けて、2.5MB/sのライトと2.5MB/sのリードとを同時に行なうが、例えば小箱がUSBストレージである場合には、上記のようにランダム時で1MB/sであるため、実現不可能となる場合がある。一方、第2実施形態は、会議サーバ2′から会議端末3′への表示の差分を、USBのネイティブな転送(最大60MB/s)により広帯域で行なうため、USB通信における性能の観点からも、第2実施形態に係る電子会議を実現することは十分可能である。なお、第2実施形態は、会議端末3′から会議サーバ2′へ操作命令を送信する(狭帯域可)。
このように、第2実施形態に係る協調作業支援システム1′によれば、画面ミラーリングよりも軽量なHTML5ベースの画面描画をUSB通信により行なうことで、電子会議等の協調作業を、より安価なハードウェアと通信機能で実現可能である。
また、上述のように、会議端末3′は、USBアクセサリモードで会議サーバ2′と接続されるため、マスタ制約により、通信開始の起点は会議サーバ2′となる。これにより、会議端末3′から会議サーバ2′への通信が制限されるため、発表資料の外部への漏洩又は会議端末3′からのイントラネットへの侵入による情報の漏洩等のセキュリティ上のリスクを低下させることができる。
なお、上述した関連する他の技術(例えば、非特許文献1又は非特許文献2参照)では、Wi−Fi(無線LAN)を介して接続された複数のタブレット間で同じファイルを参照することができる。この技術では、無線LAN接続されたいずれのタブレットも通信のマスタになることができるため、いずれのタブレットからでも通信を開始でき、セキュリティ上のリスクが生じている。
また、この技術では、各タブレットは、Wi−Fiにより同じネットワークに接続され、アクセスポイントは外部(インターネット)に接続されることが前提となる。例えば、企業においては、電子会議を行なう際に、PCに対してはセキュリティによる認証(ロック)をかけた上で、外部へのアクセス手段を提供する運用とすることがある。このとき、タブレット等の端末装置では、仕様上、セキュリティによる認証をかけること自体ができない場合がある。このように、タブレット等の端末装置には、電子会議を行ないたくても、企業等におけるセキュリティ上のポリシーを満たすことができない場合がある。この場合には、セキュリティ上のポリシーに反する以上、タブレットを用いた共同作業やファイル共有は行なえない。
第2実施形態によれば、このようなセキュリティ上のリスクについても、会議端末3′がUSBアクセサリモードで会議サーバ2′と接続されることにより解消することができる。
以上のように、第2実施形態によれば、複数の会議端末3′を用いた協調作業を、容易に又は安全に実現することができる。
〔2−4〕第2実施形態の変形例
第2実施形態に係る協調作業支援システム1′では、会議サーバ2′及び会議端末3′間のケーブル1aが、USBケーブルである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ケーブル1aに代えて、Bluetooth等の無線通信が用いられても良い。
なお、本変形例においては、USBを用いた通信を採用する図13〜図22の構成及び動作例に対して、Bluetoothを用いた通信方式を採用している点が異なるが、それ以外の構成及び動作例については略同一であるため、その説明を省略する。
以上の構成によっても、上述した第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔3〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、上述した第1実施形態,第2実施形態,各変形例においては、タブレット3又は会議端末3′は3つであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、タブレット3又は会議端末3′は、2つ以下又は4つ以上であっても良い。
また、図2,図3,図8,図9,図13,及び図14に示す各構成要素の機能は、任意に併合又は分割しても良い。
さらに、第1実施形態,第2実施形態,各変形例の協調作業支援システム1,1′の各種機能の全部もしくは一部は、コンピュータ(情報処理装置2,2′、端末装置3,3′を含む)が所定のプログラムを実行することによって実現されても良い。
そのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど),ブルーレイディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。
ここで、コンピュータとは、ハードウェアとOS(オペレーティングシステム)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る手段とをそなえている。上記プログラムは、上述のようなコンピュータに、第1実施形態,第2実施形態,各変形例の情報処理装置2,2′、端末装置3,3′の各種機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
〔4〕付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう情報処理装置であって、
前記端末装置から受信した要求に応じて、第1の形式で記述された情報を含む応答を出力する応答処理部と、
前記応答処理部からの前記応答に含まれる前記第1の形式で記述された前記情報を、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に変換する変換部と、
前記変換部により変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信する送信処理部と、を有することを特徴とする、情報処理装置。
(付記2)
前記所定の通信方式は、前記情報処理装置が通信を開始するマスタとなる方式であることを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記第1の形式で記述された情報は、前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であり、
前記第2の形式で記述された情報は、前記所定の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であることを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記所定の通信方式は、USB(Universal Serial Bus)又はBluetoothに対応した通信方式であり、
前記他の通信方式は、LAN(Local Area Network)に対応した通信方式であることを特徴とする、付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記端末装置の記憶領域に格納されたデータに対する、前記所定の通信方式を用いたアクセスを行なうアクセス部をさらに有することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記6)
前記アクセス部は、前記応答処理部から出力された前記応答に、前記記憶領域に格納された前記データへの参照が含まれる場合に、参照先の前記データを前記端末装置から閲覧できるように制御を行なうことを特徴とする、付記5記載の情報処理装置。
(付記7)
前記要求は、前記所定の通信方式を用いて、前記第2の形式で記述された情報に基づき前記端末装置のブラウザから発行されることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記8)
前記変換部は、前記応答処理部からの前記応答のデータ形式を識別し、識別したデータ形式が所定のデータ形式である場合に、前記変換を行なうことを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記9)
前記変換部は、前記端末装置から前記所定の通信方式を用いて受信した前記要求に、前記第1の形式で記述された、前記応答処理部を示す情報を付加して、前記応答処理部へ出力することを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記10)
前記端末装置へ前記所定の通信方式を用いた通信の開始を許可する信号を送信する通信開始部をさらに有し、
前記要求は、前記通信開始部からの前記信号を受けたことに起因して、前記端末装置から送信されることを特徴とする、付記1〜9のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記11)
情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう端末装置であって、
第1の形式で記述された情報に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に基づき要求を発行させるブラウザ制御部と、
前記第2の形式で記述された前記情報に基づき前記ブラウザから発行された前記情報処理装置宛ての前記要求を、前記情報処理装置において認識可能に変換する変換部と、
前記変換部により変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する送信処理部と、を有することを特徴とする、端末装置。
(付記12)
前記要求に対する前記情報処理装置からの応答であって、前記第2の形式で記述された情報を含む前記応答を、前記所定の通信方式を用いて受信する受信処理部をさらに有することを特徴とする、付記11記載の端末装置。
(付記13)
前記変換部による前記変換は、前記ブラウザが属するレイヤよりも下位のレイヤにおいて実行されることを特徴とする、付記11又は付記12記載の端末装置。
(付記14)
端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なうコンピュータに、
前記端末装置から受信した要求に応じて、第1の形式で記述された情報を含む応答を出力し、
出力された前記応答に含まれる前記第1の形式で記述された前記情報を、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に変換し、
変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信する、
処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
(付記15)
前記所定の通信方式は、前記情報処理装置が通信を開始するマスタとなる方式であることを特徴とする、付記14記載の制御プログラム。
(付記16)
前記第1の形式で記述された情報は、前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であり、
前記第2の形式で記述された情報は、前記所定の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であることを特徴とする、付記15記載の制御プログラム。
(付記17)
情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なうコンピュータに、
第1の形式で記述された情報に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に基づき要求を発行させ、
前記第2の形式で記述された前記情報に基づき前記ブラウザから発行された前記情報処理装置宛ての前記要求を、前記情報処理装置において認識可能に変換し、
変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する、
処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
(付記18)
前記要求に対する前記情報処理装置からの応答であって、前記第2の形式で記述された情報を含む前記応答を、前記所定の通信方式を用いて受信する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記17記載の制御プログラム。
(付記19)
端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう情報処理装置であって、
プロセッサを有し、
前記プロセッサが、
前記端末装置から受信した要求に応じて、第1の形式で記述された情報を含む応答を出力し、
出力された前記応答に含まれる前記第1の形式で記述された前記情報を、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に変換し、
変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信する、
処理を行なうことを特徴とする、情報処理装置。
(付記20)
情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう端末装置であって、
プロセッサを有し、
前記プロセッサが、
第1の形式で記述された情報に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2の形式で記述された情報に基づき要求を発行させ、
前記第2の形式で記述された前記情報に基づき前記ブラウザから発行された前記情報処理装置宛ての前記要求を、前記情報処理装置において認識可能に変換し、
変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する、
処理を行なうことを特徴とする、端末装置。
1,1′ 協調作業支援システム
1a〜1d,1a−1〜1a−3 ケーブル
1a′,1a′−1〜1a′−3 無線通信
1000 電子会議システム
1000a,1000a−1〜1000a−3,1000b,1000b−1〜1000b−3,1000c ケーブル
2 PC(情報処理装置)
2′ 会議サーバ(PC,情報処理装置)
20a,30a プロセッサ
20b,30b メモリ
20c,30c ドライブ
20d,20d′,30d,30d′ I/F
21,32,2100,3500 カーネルモード
22 USBドライバ(送信処理部)
22′ Bluetoothドライバ(送信処理部)
23 カーネルモード電子会議USBデバイスドライバ(通信開始部)
23′ カーネルモード電子会議Bluetoothデバイスドライバ(通信開始部)
24,24′ カーネルモード仮想ネットワークドライバ(変換部)
24a USB通信処理部
24a′ Bluetooth通信処理部
24b ネットワーク通信処理部
24c リライト対象識別部
24d 制御部
24e デバイスアドレス記憶部
24f ネットワークアドレス記憶部
24g 書換処理部
25 カーネルモードUSBストレージデバイスドライバ(アクセス部)
25 カーネルモードBluetoothストレージデバイスドライバ(アクセス部)
26,31,2400,3100 ユーザモード
27,2500 ユーザモードネットワークドライバ
28 アプリケーション(応答処理部)
210,210−1〜210−3 USB I/F部
220,220−1〜220−3 URL変換部
230 会議アプリサーバ部
230a 切替部
240 USBデバイス制御部
250 表示機能部
260 I/O機能部
270 ネットワーク機能部
2000 PC
2200,3700 LANドライバ
2300 カーネルモードネットワークドライバ
2600 アプリケーション
3,3−1〜3−3 タブレット(端末装置)
3′,3′−1〜3′−3 会議端末 (タブレット,端末装置)
31a,3200 ブラウザ
31b スキーマ拡張機能(ブラウザ制御部)
31c,3300 フレームワーク
31d,3400 ライブラリ
31e スキーマライブラリ
33 電子会議デバイスクラスドライバ(変換部)
34 ストレージ共有クラスドライバ(共有部)
35 USBアクセサリモードドライバ
35′ Bluetoothスタック
36 USBコアドライバ
37 ホストコントロールドライバ
37′ Bluetoothドライバ
310 USB I/F部
320 デバイスモード制御部
330 HTML5表示部
340 タッチパネル制御部
350 タッチパネル
360 表示制御部
370 ディスプレイ
380 ストレージ制御部
390 ストレージ部(ドライブ)
3000,3000−1〜3000−3 タブレット
3600 ネットワークサブシステム
4,4000 ディスプレイ/プロジェクタ
5 キーボード/マウス
6 ネットワーク

Claims (10)

  1. 端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう情報処理装置であって、
    前記端末装置から受信した要求に応じて、第1のスキーマ形式で記述された文字列を含む応答を出力する応答処理部と、
    前記応答処理部からの前記応答に含まれる前記第1のスキーマ形式で記述された文字列を、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に変換する変換部と、
    前記変換部により変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信する送信処理部と、
    前記応答処理部から出力された前記応答に、前記端末装置とは異なる他の端末装置の記憶領域に格納されたデータへの参照が含まれる場合に、参照先の前記データを前記端末装置から前記所定の通信方式を用いて閲覧できるように制御するアクセス部と、を有することを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記所定の通信方式は、前記情報処理装置が通信を開始するマスタとなる方式であることを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第1のスキーマ形式で記述された文字列は、前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であり、
    前記第2のスキーマ形式で記述された文字列は、前記所定の通信方式を用いた通信においてリソースを特定する文字列であることを特徴とする、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の通信方式は、USB(Universal Serial Bus)又はBluetoothに対応した通信方式であり、
    前記他の通信方式は、LAN(Local Area Network)に対応した通信方式であることを特徴とする、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記アクセス部は、前記他の端末装置の記憶領域に格納されたデータに対して前記所定の通信方式を用いたアクセスを行なうことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なう端末装置であって、
    第1のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行させるブラウザ制御部と、
    前記ブラウザから発行された前記要求に含まれる前記第2のスキーマ形式で記述された文字列を、前記情報処理装置において前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式による要求として認識可能な文字列に変換する変換部と、
    前記変換部により変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する送信処理部と、を有することを特徴とする、端末装置。
  7. 前記要求に対する前記情報処理装置からの応答であって、前記第2のスキーマ形式で記述された文字列を含む前記応答を、前記所定の通信方式を用いて受信する受信処理部をさらに有することを特徴とする、請求項6記載の端末装置。
  8. 前記変換部による前記変換は、前記ブラウザが属するレイヤよりも下位のレイヤにおいて実行されることを特徴とする、請求項6又は請求項7記載の端末装置。
  9. 端末装置と所定の通信方式を用いて通信を行なうコンピュータに、
    前記端末装置から受信した要求に応じて、第1のスキーマ形式で記述された文字列を含む応答を出力し、
    出力された前記応答に含まれる前記第1のスキーマ形式で記述された文字列を、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に変換し、
    変換された前記応答を、前記所定の通信方式を用いて前記端末装置へ送信し、
    出力された前記応答に、前記端末装置とは異なる他の端末装置の記憶領域に格納されたデータへの参照が含まれる場合に、参照先の前記データを前記端末装置から前記所定の通信方式を用いて閲覧できるように制御する、
    処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
  10. 情報処理装置と所定の通信方式を用いて通信を行なうコンピュータに、
    第1のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行可能なブラウザに、前記所定の通信方式に対応する第2のスキーマ形式で記述された文字列に基づき要求を発行させ、
    前記ブラウザから発行された前記要求に含まれる前記第2のスキーマ形式で記述された文字列を、前記情報処理装置において前記所定の通信方式とは異なる他の通信方式による要求として認識可能な文字列に変換し、
    変換された前記要求を、前記所定の通信方式を用いて前記情報処理装置へ送信する、
    処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
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