JP4337891B2 - 記憶端末および情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は記憶端末との間で情報をやり取りする技術に関する。
USB(Universal Serial Bus)メモリと呼ばれるフラッシュメモリが広く普及している。このUSBメモリは、USBコネクタを有するホスト装置に対して抜き挿しが自在であり、ホスト装置のユーザは、ホスト装置のUSBポートにUSBメモリを差し込むだけで、USBメモリに格納されているデータの読み出しや削除、或いは、USBメモリに対するデータの書き込みなどを行うことができる。例えば、特許文献1には、データの読み書きの規格の1つであるマスストレージクラスを用いて、USBメモリに記憶されているデータの読み出しを行うための技術が開示されている。
特開2005−266934号公報
近年のインターネットの普及を背景に、様々な装置をWWW(World Wide Web)クライアントやWWWサーバとして動作させようという試みがある。インターネットにおいては、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などのインターネット通信プロトコルが用いられる。例えばUSBメモリをWWWサーバとして動作させようとした場合にこれらのプロトコルを用いることが考えられるが、この種のインターネット通信プロトコルでは、ホスト装置とUSBメモリとの間で通信を確立させるためにいくつもの手順を経なければならないために、データのやり取りに時間がかかってしまうという問題がある。通常はUSBメモリとホスト装置との間では極めて高速にデータがやり取りされるので、このような処理時間の増大はユーザにとって大きな問題である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、インターネットサーバとして機能する記憶端末との間で情報を高速にやり取りすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って情報処理装置にて解釈され、管理ページ画面を表示させる第1の情報と、前記情報処理装置にて取得され、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って当該情報処理装置から出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、インターネットブラウザプログラムが実行される前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第1の情報をコミュニケーションクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する一方、送信された前記第1の情報に基づいて前記情報処理装置に表示された前記管理ページ画面に含まれる前記第2の情報の一覧の中から選択された前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第2の情報をマスストレージクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信することを特徴とする記憶端末を提供する。
前記第1の情報は、インターネットブラウザプログラムによって解釈されるマークアップ言語によって記述された情報であり、前記第2の情報は、楽音処理プログラムに記述された手順に従って再生される音楽データ、画像処理プログラムに記述された手順に従って表示される画像データ、又は、文書処理プログラムに記述された手順に従って表示される文書データのうち少なくともいずれか1つを含み、前記制御手段は、前記第1の情報を指定する指定情報がインターネットで用いられるインターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに、前記コミュニケーションクラスによってカプセル化された要求を受信すると、当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第1の情報のうち当該指定情報によって指定される第1の情報を、前記インターネット通信プロトコルでカプセル化し、さらに前記コミュニケーションクラスによってカプセル化して、前記情報処理装置に送信する一方、前記第2の情報を指定する指定情報が前記インターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに前記コミュニケーションクラスによってカプセル化された要求を受信すると、当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第2の情報のうち当該指定情報によって指定される第2の情報に対して、前記情報処理装置が自端末を周辺機器として制御するためのコマンドを付加し、さらに、前記マスストレージクラスによってカプセル化して前記情報処理装置に送信することが望ましい。
また、本発明は、インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って表示される第1の情報と、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、インターネットブラウザプログラムが実行される情報処理装置と通信を行う通信手段と、インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の情報又は前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報又は前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記第1の情報又は前記第2の情報を、前記記憶手段に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格に従って、前記通信手段から前記情報処理装置に送信することを特徴とする記憶端末を提供する。
前記第1の情報は、インターネットブラウザプログラムによって解釈されるマークアップ言語によって記述された情報であり、前記第2の情報は、楽音処理プログラムに記述された手順に従って再生される音楽データ、画像処理プログラムに記述された手順に従って表示される画像データ、又は、文書処理プログラムに記述された手順に従って表示される文書データのうち少なくともいずれか1つを含み、前記制御手段は、前記第1の情報を指定する指定情報がインターネットで用いられるインターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに、前記記憶手段に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格によってカプセル化された要求を受信すると、当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第1の情報のうち当該指定情報によって指定される第1の情報を、前記インターネット通信プロトコルでカプセル化し、さらに前記読み書き規格によってカプセル化して、前記情報処理装置に送信する一方、前記第2の情報を指定する指定情報が前記インターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに前記読み書き規格によってカプセル化された要求を受信すると、当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第2の情報のうち当該指定情報によって指定される第2の情報に対して、前記情報処理装置が自端末を周辺機器として制御するためのコマンドを付加し、さらに前記読み書き規格によってカプセル化して前記情報処理装置に送信することが望ましい。
前記インターネット通信プロトコルはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)であり前記情報処理装置が自端末を周辺機器として制御するためのコマンドは、SCSI(Small Computer System Interface)コマンドであことが望ましい。
さらに、前記通信手段は、USB規格に従って前記情報処理装置と要求または情報のやり取りを行うことが望ましい。
また、本発明は、情報を記憶する記憶手段と、インターネットサーバプログラムが実行される記憶端末と通信を行う通信手段と、インターネットブラウザプログラムを実行することによって、指定された情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した情報を、前記記憶端末に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格に従って、前記通信手段から前記記憶端末に送信する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
さらに、本発明は、インターネットサーバプログラムを実行する記憶端末と、インターネットブラウザプログラムを実行する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記記憶端末は、インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って前記情報処理装置にて解釈され、管理ページ画面を表示させる第1の情報と、前記情報処理装置にて取得され、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って当該情報処理装置から出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段であって、前記第1の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第1の情報をコミュニケーションクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する一方、前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第2の情報をマスストレージクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する制御手段とを備え、前記情報処理装置は、インターネットブラウザプログラムを実行する実行手段と、前記第1の情報を指定する要求、又は前記第1の情報に基づいて表示された前記管理ページ画面に含まれる前記第2の情報の一覧の中から選択された前記第2の情報を指定する要求を前記記憶端末に送信する送信手段と、前記記憶端末の前記通信手段から送信されてくる前記第1の情報又は第2の情報を受信する受信手段とを備えることを特徴とする情報処理システムを提供する。
また、本発明は、インターネットサーバプログラムを実行する記憶端末と、インターネットブラウザプログラムを実行する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記記憶端末は、インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って表示される第1の情報と、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段であって、前記第1の情報又は前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報又は前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記第1の情報又は前記第2の情報を、前記記憶手段に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格に従って、前記通信手段から前記情報処理装置に送信する制御手段とを備え、前記情報処理装置は、インターネットブラウザプログラムを実行する実行手段と、前記第1の情報又は前記第2の情報を指定する要求を前記記憶端末に送信する送信手段と、前記記憶端末の前記通信手段から送信されてくる前記第1の情報又は前記第2の情報を受信する受信手段とを備えることを特徴とする情報処理システムを提供する。
さらに、本発明は、インターネットサーバプログラムを実行する記憶端末と、インターネットブラウザプログラムを実行する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記情報処理装置は、情報を記憶する第1の記憶手段と、前記記憶端末と通信を行う通信手段と、インターネットブラウザプログラムを実行することによって、指定された情報を前記第1の記憶手段から読み出し、読み出した情報を、前記記憶端末に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格に従って、前記通信手段から前記記憶端末に送信する制御手段とを備え、前記記憶端末は、情報を記憶する第2の記憶手段と、前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記通信手段により前記情報を前記情報処理装置から受信すると、当該情報を前記第2の記憶手段に記憶する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理システムを提供する。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理システム1は、WWWクライアントとして機能するホスト装置10と、WWWサーバとして機能する記憶端末20とを備えている。ホスト装置10は、例えばパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、或いは、電子ペーパーと呼ばれる表示端末などの情報処置装置である。記憶端末20は、ホスト装置に接続可能で且つ情報を記憶する端末であればよく、例えばUSBメモリと呼ばれる補助記憶端末である。記憶端末20はUSBコネクタなどの接続インタフェースを備えている。このUSBコネクタがホスト装置10側のUSBポートに接続されることにより、両者はUSB規格に従って相互にデータのやり取りを行うことができるようになっている。
次に、ホスト装置10の構成について説明する。
図2は、ホスト装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ホスト装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、USBコントローラ15と、USBポート16と、操作部17と、表示部18とを備える。CPU11は、ROM12又は記憶部14に記憶されているプログラムを読み出してRAM13にロードし、これを実行することにより、ホスト装置10の各部を制御する。
記憶部14は、例えばハードディスクであり、Webブラウザプログラム14aと各種のコンテンツデータ14bとを記憶している。Webブラウザプログラム14a(インターネットブラウザプログラム)は、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語で記述されたコンテンツデータを解釈して、表示部18に表示させるためのプログラムである。コンテンツデータ14bは、各種のコンテンツを表すデータであり、例えば、楽音処理プログラムに記述された手順に従って再生される音楽データ、画像処理プログラムに記述された手順に従って表示される画像データ、或いは、文書処理プログラムに記述された手順に従って表示される文書データである。このコンテンツデータ14bには、WWWサーバとしての記憶端末20からWWWクライアントとしてのホスト装置10にダウンロードされてこの記憶部14に記憶されたものが含まれている。
USBコントローラ15は、CPU11による制御の下で、後述する記憶端末20に設けられたUSBコントローラ21と通信を行う。USBポート16は、後述する記憶端末20のUSBコネクタ23が直接又はUSBケーブルを介して接続される。操作部17は、各種のキーを備えており、押下されたキーに対応した信号をCPU11へ出力する。表示部18は、例えば液晶ディスプレイなどであり、CPU11の制御の下で、各種の画面を表示する。
次に、記憶端末20の構成について説明する。
図3は、記憶端末20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、記憶端末20は、USBコントローラ21と、フラッシュROM22と、USBコネクタ23と、CPU24と、RAM25と、バス26とを備える。USBコントローラ21は、CPU11による制御の下でUSB規格に従いつつ、ホスト装置10(WWWクライアント)に設けられたUSBコントローラ15と通信を行う。USBコネクタ23は、ホスト装置10が有するUSBポート16に着脱自在なインタフェースである。CPU24は、フラッシュROM22に記憶されているプログラムを読み出してRAM25にロードし、これを実行することにより、記憶端末20の各部を制御する。RAM25は、CPU24の作業用のワークエリアである。
フラッシュROM22は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の複数の不揮発性メモリデバイスである。このフラッシュROM22には、第1のコンテンツデータ22aと、第2のコンテンツデータ22bと、複数のプログラムによって構成されるソフトウェア22cとが記憶されている。第1のコンテンツデータ22aは、HTML等のマークアップ記述言語によって記述されており、ホスト装置10に格納されているWebブラウザプログラム14a(インターネットプログラム)に記述された手順に従って表示される。このフラッシュROM22には、文書管理を行うためのWebページを提供する文書管理ページデータが第1のコンテンツデータ22aとして記憶されている。第2のコンテンツデータ22bは、Webブラウザプログラム14aとは異なるプログラムで記述された手順に従って出力されるデータであり、例えば、楽音処理プログラムに記述された手順に従って再生される音楽データ、画像処理プログラムに記述された手順に従って表示される画像データ、或いは、文書処理プログラムに記述された手順に従って表示される文書データなどのうちの少なくともいずれか1つである。
図4は、ソフトウェア22cの階層構造を示す図である。同図に示すように、このソフトウェア22cにおいては、下位層から上位層へと順番に、ハードウェアと、そのハードウェアにおける入出力や記憶などの各種機能を統括的に管理するOS(Operating System)と、USB制御プログラムと、マスストレージクラス部と、コミュニケーションクラス部と、TCP/IPプロトコルスタックと、WWWサーバプログラム(インターネットサーバプログラム)とからなる階層構造をなしている。
USB制御プログラムは、OS上で動作するプログラムであって、USB規格に従ってデータのやり取りを行うためのプログラムである。マスストレージクラス部は、マスストレージクラスに従って情報をやり取りするためのプログラムである。このマスストレージクラスは、ホスト装置10のCPU11がフラッシュROM22に対して情報の読み書きを行うための読み書き規格である。コミュニケーションクラス部は、コミュニケーションクラスに従って情報の送受信を行うためのプログラムである。このコミュニケーションクラスは、記憶端末20が通信を行うための通信規格である。TCP/IPプロトコルスタックは、インターネットで用いられるインターネット通信プロトコルの一つであるTCP/IPを用いて通信を行う際に必要となるプロトコル群である。WWWサーバプログラムは、コンテンツデータを配信する機能を実現するためのプログラムである。このWWWサーバプログラムが実行されることによって、ホスト装置10(WWWクライアント)からの要求を受信するとその要求に応じた処理が行われる。
(1−2)動作
次に、図5に示すシーケンス図を参照しながら、本実施形態の動作を説明する。
ユーザによりホスト装置10の操作部17が操作されて、Webブラウザの起動が指示されると、CPU11は、記憶部14に記憶されているWebブラウザプログラム14aを実行して、図6に示すWebブラウザ画面S1を表示部18に表示させる(ステップS100)。ユーザにより操作部17が操作されて、Webブラウザ画面S1のアドレスバーDにURL(Uniform Resource Locator)が入力されると、CPU11は、入力されたURLが示す場所に格納されている第1のコンテンツデータ22aを取得するための要求情報を、USBコントローラ15を用いて記憶端末20に送信する(ステップS110)。
図7は、ステップS110において、USBコントローラ15から記憶端末20に送信される要求情報を示す図である。CPU11によるこの要求情報の生成方法について説明すると、例えば、ステップS110において、第1のコンテンツデータ22aである文書管理ページデータの格納場所を示す「http://x.x.10.1/usb/index.html」というURLが入力されたとする。この場合、まず、この文書管理ページデータを取得するためのHTTPパケットP1が“get”コマンドを用いて生成される。続いて、このHTTPパケットP1は、TCP/IPでカプセル化されて、TCP/IPパケットP2となる。さらに、このTCP/IPパケットP2は、コミュニケーションクラスでカプセル化されて、コミュニケーションクラスパケットP3となる。そして、このコミュニケーションクラスパケットP3は、USB規格に従ってカプセル化されて、USBパケットP4となる。このようにしてカプセル化が行われることで、要求情報は階層的な構造になっている。
記憶端末20のCPU24は、USBコントローラ15から送信されてきた要求情報をUSBコントローラ21により受信する(ステップS120)。そして、CPU24は、受信した要求情報を、USB規格、コミュニケーションクラス、TCP/IPという順序でデカプセル化してHTTPパケットP1を抽出する。そして、CPU24は、このHTTPパケットP1に含まれるURLによって指定された文書管理ページデータを、フラッシュROM22から読み出す(ステップS130)。続いて、CPU24は、読み出した文書管理ページデータを含む応答情報を、コミュニケーションクラスに従ってUSBコントローラ21からホスト装置10に送信する(ステップS140)。
図8は、ステップS140において、USBコントローラ21からホスト装置10に送信される応答情報を示す図である。この応答情報の生成方法について説明すると、まず、送信されてきた要求情報に応答するためのHTTPパケットP5が“response”コマンドを用いて生成される。このHTTPパケットP5には、読み出した文書管理ページデータが含まれている。そして、このHTTPパケットP5は、上述と同様にして階層的にカプセル化される。つまり、応答情報は、HTTPパケットP5,TCP/IPパケットP6,コミュニケーションクラスパケットP7,USBパケットP8を階層的に内包する構造になっている。
ホスト装置10のCPU11は、USBコントローラ21から送信されてきた応答情報をUSBコントローラ15により受信する(ステップS150)。そして、CPU11は、受信した応答情報をUSB規格、コミュニケーションクラス、TCP/IPという順序でデカプセル化してHTTPパケットP5を抽出する。続いて、CPU11は、抽出したHTTPパケットP5に含まれる文書管理ページデータに基づいて、図9に示す文書管理ページ画面S2を表示部18に表示させる(ステップS160)。この文書管理ページ画面S2は、記憶部14に記憶されているWebブラウザプログラム14aに記述された手順に従って、文書管理ページデータが表示されたものである。
ここで、文書管理ページ画面S2について説明する。文書管理ページ画面S2には、ローカルファイル一覧I1と、記憶端末ファイル一覧I2と、データの転送を指示するための転送ボタンB1,B2とが配置されている。ローカルファイル一覧I1には、ホスト装置10の記憶部14に記憶されている各コンテンツデータ14bの属性情報である名前,種類,更新日時が並べられている。この属性情報は、CPU11によって取得されるようになっている。図の例では、ローカルファイル一覧I1には、「Folder1」,「Folder2」,「Folder3」,「text1.txt」というコンテンツデータ14bの名前が並べられている。記憶端末ファイル一覧I2には、記憶端末20のフラッシュROM22に記憶されている第2のコンテンツデータ22bの属性情報である名前,種類,更新日時が並べられている。図の例では、この記憶端末ファイル一覧I2には、「USBFolder1」,「USBFolder2」,「USBFolder3」,「text1.txt」という第2のコンテンツデータ22bの名前が並べられている。転送ボタンB1は、ローカルファイル一覧I1に配置されている名前によって特定されるコンテンツデータ14bを、記憶端末20のフラッシュROM22に転送する指示を受け付けるボタンである。転送ボタンB2は、記憶端末ファイル一覧I2に配置されている名前によって特定される第2のコンテンツデータ22bを、ホスト装置10の記憶部14に転送する指示を受け付けるボタンである。
この文書管理ページ画面S2において、ユーザによって操作部17が操作されて、例えば、記憶端末ファイル一覧I2の「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bが指定された後、転送ボタンB2が押されたとする。すると、CPU11は、指定された「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを取得するための要求情報を、USBコントローラ15を用いて記憶端末20に送信する(ステップS170)。この要求情報は、「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを取得するためのHTTPパケットが、図7に示した要求情報と同様にして階層的にカプセル化されたものである。
記憶端末20のCPU24は、USBコントローラ15から送信されてきた要求情報をUSBコントローラ21により受信する(ステップS180)。そして、CPU24は、受信した要求情報をデカプセル化してHTTPパケットを抽出し、このHTTPパケットによって取得の対象として指定された「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを、フラッシュROM22から読み出す(ステップS190)。続いて、CPU24は、読み出した「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを含む転送情報を、マスストレージクラスに従ってUSBコントローラ21からホスト装置10に送信する(ステップS200)。
図10は、ステップS200において、USBコントローラ21からホスト装置10に送信される転送情報を示す図である。まず、「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bに対して、SCSIコマンドP10が付加され、さらにマスストレージクラスでカプセル化されて、マスストレーククラスパケットP11となる。このSCSIコマンドP10は、ホスト装置10のCPU11による制御に従って動作するためのコマンドである。そして、マスストレージパケットP11は、USB規格に従ってカプセル化されて、USBパケットP12となる。つまり、この転送情報は、「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bが,SCSIコマンドP10,マスストレージクラスパケットP11,USBパケットP12の順にカプセル化された、階層的な構造になっている。
ホスト装置10のCPU11は、USBコントローラ21から送信されてきた転送情報をUSBコントローラ15により受信する(ステップS210)。CPU11は、受信した転送情報をデカプセル化して「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを抽出する。そして、CPU11は、抽出した「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを記憶部14に記憶させる(ステップS220)。このようにして、「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bが、記憶端末20のフラッシュROM22からホスト装置10の記憶部14に転送されると、CPU11は、文書管理ページ画面を更新する(ステップS230)。図11は、更新された文書管理ページ画面S3を示す図である。同図に示すように、この文書管理ページ画面S3におけるローカルファイル一覧I1には、「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bの属性情報である名前,種類,更新日時が追加されている。
以上がWWWサーバとしての記憶端末20からWWWクライアントとしてのホスト装置10への情報のダウンロードであった。これに対し、WWWクライアントとしてのホスト装置10からWWWサーバとしての記憶端末20へ情報をアップロードする場合には、以下のようになる。
図9に示した文書管理ページ画面S2において、ユーザによって操作部17が操作されて、例えば、ローカルファイル一覧I1の「Folder1」という名前のコンテンツデータ14bが指定された後、転送ボタンB1が押されたとする。すると、CPU11は、指定された「Folder1」という名前のコンテンツデータ14bを記憶部14から読み出し、このコンテンツデータ14bを含むHTTPパケットを“post”コマンドによって生成する。さらに、CPU11は、このHTTPパケットをTCP/IPでカプセル化し、マスストレージクラスでカプセル化し、さらにUSB規格に従ってカプセル化する。CPU11は、このようにして生成したUSBパケットを、転送情報としてUSBコントローラ15から記憶端末20に送信する。
一方、記憶端末20のCPU24は、コンテンツデータ14bを含む転送情報をUSBコントローラ21により受信する。CPU24は、受信した転送情報をデカプセル化して「Folder1」という名前のコンテンツデータ14bを抽出する。そして、CPU24は、抽出した「Folder1」という名前のコンテンツデータ14bをフラッシュROM22に記憶させる。
このようにしてホスト装置10からWWWサーバとしての記憶端末20へ情報がアップロードされる。
以上説明した実施形態によれば、文書管理ページデータなどの第1のコンテンツデータ22aについては、コミュニケーションクラスに従ってホスト装置10に送信され、第2のコンテンツデータ22bについては、マスストレージクラスに従ってホスト装置10に転送される。つまり、第2のコンテンツデータ22bを転送する際には、TCP/IPを用いたときに行われる通信を確立させるための手順を経る必要がないため、第2のコンテンツデータ22bを高速に転送することができる。
またホスト装置10から記憶端末20へとコンテンツデータ14bを転送する際にも、上記と同様にTCP/IPを用いたときに行われる通信を確立させるための手順を経る必要がないため、コンテンツデータ14bを高速に転送することができる。
また、上記実施形態では、WWWサーバとして機能する記憶端末20のCPU24が、第1のコンテンツデータ22aを送信又は第2のコンテンツデータ22bを転送するためのプログラムを実行している。すなわち、これらのコンテンツデータを受け取るホスト装置10側では、これらのコンテンツデータを取得するためのプログラムを実行する必要がない。そのため、ホスト装置10のOSがどのような種類のOSであっても、上述した処理を実現することができる。さらに、不正なユーザやプログラムによって、ホスト装置10側から記憶端末20のコンテンツデータが改竄,盗取される恐れがないため、セキュリティを確保することができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。
(2−1)構成
第2実施形態に係るホスト装置10の構成は、図2に示した第1実施形態の構成と同様であるため、その構成の説明を省略する。図12は、第2実施形態に係る記憶端末20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この記憶端末20は、フラッシュROM22の記憶内容を除いて、図3に示した第1実施形態と同様の構成である。この記憶端末20には、上述したソフトウェア22cに換えて、ソフトウェア22dが記憶されている。
図13は、ソフトウェア22dの階層構造を示す図である。同図に示すように、このソフトウェア22dにおいては、下位層から上位層へと順番に、ハードウェアと、そのハードウェアにおける入出力や記憶などの各種機能を統括的に管理するOSと、USB制御プログラムと、マスストレージクラス部と、変換/復元プログラムと、TCP/IPプロトコルスタックと、WWWサーバプログラムとからなる階層構造をなしている。USB制御プログラム,マスストレージクラス部,TCP/IPプロトコルスタック及びWWWサーバプログラムについては、図4に示したソフトウェア22cと同様であるため、その説明を省略する。変換/復元プログラムは、TCP/IPでカプセル化され、さらにマスストレージクラスによってカプセル化されることによって構成された要求情報を受け取ると、その要求情報からマスストレージクラスパケットを外して、デカプセル化する。また、変換/復元プログラムは、第1のコンテンツデータ22aをTCP/IPでカプセル化し、さらに、マスストレージクラスによってカプセル化するとともに、マスストレージクラスパケットの中にTCP/IPパケットが含まれていることを示すフラグを付加する。
(2−2)動作
次に、図14に示すシーケンス図を参照しながら、第2実施形態の動作を説明する。
ユーザによりホスト装置10の操作部17が操作されて、Webブラウザの起動が指示されると、CPU11は、上述したステップS100と同様にして、記憶部14に記憶されているWebブラウザプログラム14aを実行して、図6に示したWebブラウザ画面S1を表示部18に表示させる(ステップS300)。そして、ユーザにより操作部17が操作されて、上述と同様にして、Webブラウザ画面S1のアドレスバーDに「http://x.x.10.1/usb/index.html」というURLが入力された場合を想定する。その場合、CPU11は、入力されたURLが示す場所に格納されている第1のコンテンツデータ22a、すなわち文書管理ページデータを取得するための要求情報を生成する(ステップS310)。
図15は、ステップS310において、CPU11によって生成される要求情報を示す図である。この要求情報の生成方法について説明すると、まず、この文書管理ページデータを取得するためのHTTPパケットP20が“get”コマンドを用いて生成される。続いて、このHTTPパケットP20は、TCP/IPでカプセル化されて、TCP/IPパケットP21となる。さらに、このTCP/IPパケットP21は、マスストレージクラスでカプセル化されて、マスストレージクラスパケットP22となる。そして、このマスストレージクラスパケットP22は、USB規格に従ってカプセル化されて、USBパケットP23となる。また、この要求情報には、TCP/IPでカプセル化され、さらに、マスストレージクラスでカプセル化された構成になっていることを示すフラグが付加される。
続いて、CPU11は、生成した要求情報を、USBコントローラ15を用いて記憶端末20に送信する(ステップS320)。
記憶端末20のCPU24は、USBコントローラ15から送信されてきた要求情報をUSBコントローラ21により受信する(ステップS330)。続いて、CPU24は、受信した要求情報をデカプセル化する(ステップS340)。まず、要求情報のUSBパケットP23については、USBコントローラ21によって外される。CPU24は、受信した要求情報に付加されているフラグに基づいて、この要求情報が、TCP/IPでカプセル化され、さらに、マスストレージクラスでカプセル化された構成のものであると判断した場合には、まず、マスストレージクラスパケットP23をはずし、さらに、TCP/IPパケットP22を外す。これにより、HTTPパケットP20が抽出される。
続いて、CPU24は、抽出したHTTPパケットP20によって取得の対象として指定された文書管理ページデータを含む応答情報を生成する(ステップS350)。この応答情報は、図15に示した要求情報と同様の階層構造をなしており、送信されてきた要求情報に応答するための“response”コマンドを用いたHTTPパケットが、TCP/IPでカプセル化されて、さらに、マスストレージクラスでカプセル化され、その上にUSB規格に従ってカプセル化されたものである。このHTTPパケットには、フラッシュROM22から読み出された文書管理ページデータが含まれている。また、この応答情報には、TCP/IPでカプセル化され、さらに、マスストレージクラスでカプセル化された構成のものであることを示すフラグが付加される。続いて、CPU24は、生成した応答情報を、マスストレージクラスに従ってUSBコントローラ21からホスト装置10に送信する(ステップS360)。
ホスト装置10のCPU11は、USBコントローラ21から送信されてきた応答情報をUSBコントローラ15により受信する(ステップS370)。続いて、CPU11は、受信した応答情報をデカプセル化する(ステップS380)。まず、要求情報のUSBパケットについては、USBコントローラ15によって外される。CPU11は、受信した応答情報に付加されているフラグに基づいて、この応答情報が、TCP/IPでカプセル化され、さらに、マスストレージクラスでカプセル化された構成のものであると判断した場合には、まず、マスストレージクラスパケットをはずし、さらに、TCP/IPパケットを外す。これにより、文書管理ページデータを含むHTTPパケットが抽出される。そして、CPU11は、抽出したHTTPパケットに含まれる文書管理ページデータに基づいて、図9に示した文書管理ページ画面S2を表示部18に表示させる(ステップS390)。
以上がWWWサーバとしての記憶端末20からWWWクライアントとしてのホスト装置10への情報のダウンロードであったが、第1実施形態と同様に、ホスト装置10から記憶端末20へ情報をアップロードすることも可能である。その場合の処理は、第1実施形態で述べた内容と同じであるため、詳細な説明は省略する。
以上説明した第2実施形態によれば、WWWサーバとして機能する記憶端末20とWWWクライアントとして機能するホスト装置10との間で情報のやり取りを行う際にも、TCP/IPを用いたときに行われる通信を確立させるための手順を経る必要がないため、高速に通信を行うことができる。またホスト装置10から記憶端末20へとコンテンツデータ14bを転送する際にも、上記と同様にTCP/IPを用いたときに行われる通信を確立させるための手順を経る必要がないため、コンテンツデータ14bを高速に転送することができる。また、第2実施形態では、マスストレージクラス部のみを用いているため、記憶端末20がコミュニケーションクラス部を有していなくても、上述した通信の高速化を実現することができる。
(3)変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
上記第1実施形態において、ステップS170にて送信される「USBFolder1」という名前の第2のコンテンツデータ22bを取得するための要求情報は、図7に示したように、HTTPパケットがTCP/IPでカプセル化され、さらにコミュニケーションクラスでカプセル化されてから、USB規格に従ってカプセル化されていた。これに対し、この要求情報は、図15に示した要求情報のように、HTTPパケットがTCP/IPでカプセル化され、さらにマスストレージクラスでカプセル化されてから、USB規格に従ってカプセル化されていてもよい。このようにしてカプセル化された要求情報を受信した記憶端末20のCPU24は、上記第2実施形態のステップS340と同様にして、受信した要求情報をデカプセル化して、内包されているHTTPパケットを抽出する。これにより、WWWサーバとして機能する記憶端末20とWWWクライアントとして機能するホスト装置10との間で情報を転送する際にも、TCP/IPを用いたときに行われる通信を確立させるための手順を経る必要がないため、高速に通信を行うことができる。
上述した実施形態においては、記憶端末20の一例としてUSBメモリを挙げたが、この記憶端末20は、例えばメモリカードを用いたデジタルカメラなどの記憶端末であってもよい。
上記実施形態においては、第1のコンテンツデータ22aの一例として文書管理を行うためのページを提供する文書管理ページデータを挙げて説明を行った。第1のコンテンツデータ22aによって提供されるコンテンツは、この文書管理を行うためのページに限らず、例えば地図情報を提供するためのコンテンツ、音楽情報を提供するためのコンテンツ、或いはWebメールを提供するためのコンテンツであってもよい。
上記実施形態において、CPU11は、ユーザによる操作によってWebブラウザの起動が指示されることによって、Webブラウザプログラム14aを実行していた。これに対し、CPU11は、USBコネクタ23がホスト装置10側のUSBポート16に接続されたことを検知した時に、Webブラウザプログラム14aを実行してもよい。これにより、ユーザは、操作部17を操作してWebブラウザの起動を指示する手間を省くことができる。
さらにCPU11は、予め最初に表示されるページとして設定されたページを、Webブラウザを起動させる際に表示させるようにしてもよい。例えば、最初に表示されるページとして文書管理ページが設定されている場合、CPU11は、Webブラウザプログラム14aを実行する際に、上述と同様にして、この文書管理ページを提供するための文書管理ページデータを取得する。そして、CPU11は、Webブラウザを起動させる際に、取得した文書管理ページデータに基づいて文書管理ページを表示させる。これにより、ユーザは、操作部17を操作してURLを入力する手間を省くことができる。
上述した記憶端末20のCPU24やホスト装置10のCPU11が実行するプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
情報処理システム1の構成を示すブロック図である。 ホスト装置10の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る記憶端末20の構成を示すブロック図である。 ソフトウェア22cの階層構造を示す図である。 第1実施形態の動作を示すシーケンス図である。 Webブラウザ画面S1を示す図である。 ステップS110において送信される要求情報を示す図である。 ステップS140において送信される応答情報を示す図である。 文書管理ページ画面S2を示す図である。 ステップS200において送信される転送情報を示す図である。 更新された文書管理ページ画面S3を示す図である。 第2実施形態に係る記憶端末20の構成を示すブロック図である。 ソフトウェア22dの階層構造を示す図である。 第2実施形態の動作を示すシーケンス図である。 ステップS310にて生成される要求情報を示す図である。
符号の説明
1…情報処理システム、10…ホスト装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…記憶部、14a…Webブラウザプログラム、14b…コンテンツデータ、15…USBコントローラ、16…USBポート、17…操作部、18…表示部、20…記憶端末、21…USBコントローラ、22…フラッシュROM、22a…第1のコンテンツデータ、22b…第2のコンテンツデータ、22c,22d…ソフトウェア、23…USBコネクタ、24…CPU、25…RAM、26…バス。

Claims (5)

  1. インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って情報処理装置にて解釈され、管理ページ画面を表示させる第1の情報と、前記情報処理装置にて取得され、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って当該情報処理装置から出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、
    インターネットブラウザプログラムが実行される前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、
    インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第1の情報をコミュニケーションクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する一方、
    送信された前記第1の情報に基づいて前記情報処理装置に表示された前記管理ページ画面に含まれる前記第2の情報の一覧の中から選択された前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第2の情報をマスストレージクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする記憶端末。
  2. 前記第1の情報は、インターネットブラウザプログラムによって解釈されるマークアップ言語によって記述された情報であり、
    前記第2の情報は、楽音処理プログラムに記述された手順に従って再生される音楽データ、画像処理プログラムに記述された手順に従って表示される画像データ、又は、文書処理プログラムに記述された手順に従って表示される文書データのうち少なくともいずれか1つを含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の情報を指定する指定情報がインターネットで用いられるインターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに、前記コミュニケーションクラスによってカプセル化された要求を受信すると、
    当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第1の情報のうち当該指定情報によって指定される第1の情報を、前記インターネット通信プロトコルでカプセル化し、さらに前記コミュニケーションクラスによってカプセル化して、前記情報処理装置に送信する一方、
    前記第2の情報を指定する指定情報が前記インターネット通信プロトコルでカプセル化され、さらに前記コミュニケーションクラスによってカプセル化された要求を受信すると、
    当該要求をデカプセル化して前記指定情報を抽出し、前記記憶手段に記憶されている前記第2の情報のうち当該指定情報によって指定される第2の情報に対して、前記情報処理装置が自端末を周辺機器として制御するためのコマンドを付加し、さらに、前記マスストレージクラスによってカプセル化して前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶端末。
  3. 前記インターネット通信プロトコルはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)であり
    前記情報処理装置が自端末を周辺機器として制御するためのコマンドは、SCSI(Small Computer System Interface)コマンドであ
    ことを特徴とする請求項に記載の記憶端末。
  4. 前記通信手段は、USB(Universal Serial Bus)規格に従って前記情報処理装置と要求または情報のやり取りを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の記憶端末。
  5. インターネットサーバプログラムを実行する記憶端末と、インターネットブラウザプログラムを実行する情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記記憶端末は、
    インターネットブラウザプログラムに記述された手順に従って前記情報処理装置にて解釈され、管理ページ画面を表示させる第1の情報と、前記情報処理装置にて取得され、インターネットブラウザプログラムとは異なるプログラムに記述された手順に従って当該情報処理装置から出力される第2の情報とを記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置と通信を行う通信手段と、
    インターネットサーバプログラムを実行することによって、前記情報処理装置からの要求を受信するとその要求に応じた処理を行う制御手段であって、前記第1の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第1の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第1の情報をコミュニケーションクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する一方、前記第2の情報を指定する要求を前記通信手段により前記情報処理装置から受信すると、指定された前記第2の情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した第2の情報をマスストレージクラスに従って前記通信手段から前記情報処理装置に送信する制御手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    インターネットブラウザプログラムを実行する実行手段と、
    前記第1の情報を指定する要求、又は前記第1の情報に基づいて表示された前記管理ページ画面に含まれる前記第2の情報の一覧の中から選択された前記第2の情報を指定する要求を前記記憶端末に送信する送信手段と、
    前記記憶端末の前記通信手段から送信されてくる前記第1の情報又は第2の情報を受信する受信手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
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