JP2006244514A - ネットワークシステム、プログラム、端末装置 - Google Patents

ネットワークシステム、プログラム、端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク間で、ファイル共有のみではなく、例えば共有ファイルの処理などの機能も共有できるようにして、より利便性の高い共有システムを得る。
【解決手段】ネットワークを介して接続された複数の端末装置の間で共通のコンテンツデータを出力するネットワークシステムであって、複数の端末装置それぞれは、共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段と、処理操作のデータを入力する操作入力手段と、入力された処理操作のデータに基づき共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段と、処理の結果出力された出力データを共有化情報として、ネットワークを介して複数の端末装置の間で送受信する送受信手段とを備える。共通コンテンツ出力手段は、送受信した共有化情報を共通のコンテンツデータとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばネットワーク上に存在する複数の情報処理装置が、データや機能を共有するためのコンテンツデータを再生出力するためのプログラムと、このプログラムにより共有を行う複数の端末装置(情報処理装置)から成るネットワークシステムと、このネットワークシステムの一部として設けられる端末装置とに関するものである。
インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークにより接続された端末装置間では、それぞれの端末装置のローカルのハードディスクなどに保存されているファイルを共有することが可能となっている。
また、このようなファイル共有について、より視覚的な操作感覚が得られるようにGUI(Graphical User Interface)が構築されたアプリケーション・ソフトウェア(ファイル共有アプリケーション)も知られている。
図20は、上記したようなファイル共有アプリケーションの具体例として、そのGUI画面の表示態様を示している。
ネットワーク上でファイルを共有したいとする端末装置に対しては、それぞれファイル共有アプリケーションをインストールしておくようにされる。なお、ここでいう端末装置とは、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)などの情報処理装置をネットワークに接続したものをいう。
上記のようにして、ファイル共有アプリケーションをインストールしたうえで、端末装置上でファイル共有アプリケーションを起動させると、図20に示すようにして、ファイル共有アプリケーションのGUIである、アプリケーションウィンドウ400が表示される。
このアプリケーションウィンドウ400においては、背景画像として、図示するように複数のファイル配置枠401が配列表示される。この場合には、15のファイル配置枠401が配列表示されており。それぞれ「01」〜「15」までの枠番号が与えられている。
端末装置のユーザは、このアプリケーションウィンドウ400内における任意のファイル配置枠401に対して、任意のファイル(ファイルのアイコン)を例えばドラッグ・アンド・ドロップさせることができる。
ドラッグ・アンド・ドロップされたファイルは、そのドラッグ・アンド・ドロップ位置のファイル配置枠401上において、アイコン化された状態で重畳表示される。図20においては、枠番号「01」〜「04」までのファイル配置枠401に対してそれぞれ静止画像データのアイコン402Pが表示されている。この場合、静止画像データのアイコン402Pとしては、その画像内容が表示されるようになっている。
また、枠番号「06」「07」のファイル配置枠401上には、それぞれオーディオデータファイルのアイコンが表示され、枠番号「08」「09」のファイル配置枠401上には、それぞれ所定のファイル形式による文書ファイルのアイコンが表示されている。
このようにして、ドラッグ・アンド・ドロップ操作によっては、アプリケーションウィンドウ400上にファイルのアイコンを配置させることができる。
そしてこのとき、例えば複数の端末装置をネットワークにより接続して、これらの端末装置の各々において、同じファイル共有アプリケーションを起動させることで、上記アプリケーションウィンドウ400を表示させている状態では、次のようにしてファイル共有が行われる。
つまり、ネットワーク上で接続される複数の端末装置における、或る1つの端末装置A上において、アプリケーションウィンドウ400内の或るファイル配置枠401上にファイルのアイコンを配置させたとする。すると、他の端末装置Bのアプリケーションウィンドウ400内における同じファイル配置枠401上に、そのファイルのアイコンが同じように表示されるものである。
そしてまた、端末装置A側でアプリケーションウィンドウ400内にファイルを配置する操作が行われたことで、端末装置B側のアプリケーションウィンドウ400内において、そのファイルのアイコンが新規に表示された場合に、この端末装置Bのユーザが、保存のための操作を行ったとする。すると、端末装置Bでは、このアイコンが示すファイルを、ネットワークを介して端末装置Aから取得し、例えば端末装置Bのローカルのハードディスクに保存することができる。
このようにして、ネットワークを介してのファイルの共有が行われるものである。
ところで、上記した共有アプリケーションの機能としては、上記のようにしてファイルを共有したうえで、各端末装置で、例えば共有されたファイルを保存するといった基本的なファイル操作にとどまる。
そこで、共有アプリケーションの機能をさらに充実させ、例えば、共有している状態のファイルについて、共有者の間で、何らかの加工、編集などをはじめとする各種処理についての操作が行えるようにすれば、よりユーザにとって利用価値の高い共有アプリケーションを提供することができる。
また、このような共有アプリケーションに与えるべきファイル処理機能としては、予め固定的に共有アプリケーションに組み込まれるようにするのではなく、例えば、共有者間の利用形態などに応じて、自由度が与えられるようにしてプラグイン的に組み込めるようにすれば、ファイル処理機能について拡張性が与えられることになって好ましい。
本発明は、ネットワークを介して接続された複数の端末装置の間で共通のコンテンツデータを出力するネットワークシステムであって、上記複数の端末装置それぞれは、上記共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段と、処理操作のデータを入力する操作入力手段と、上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段と、上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信する送受信手段と、を備え、上記共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力するように構成する。
また本発明は、コンピュータを、
ネットワークを介して接続された複数の端末装置の間で共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段、処理操作のデータを入力する操作入力手段、上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段、上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信する送受信手段、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する出力手段
として機能させるよう構成されたプログラムである。
さらに本発明は、ネットワークを介して他の1以上の端末装置と接続され、共通のコンテンツデータを出力するための端末装置であって、上記端末装置は、上記共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段と、処理操作のデータを入力する操作入力手段と、上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段と、上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記1以上の他の端末装置の間で送受信する送受信手段と、を備え、上記共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力するように構成する。
以上説明したように本発明は、同じコンテンツデータを各クライアント(端末装置、情報処理装置)が閲覧画面として再生出力するようにした上で、このコンテンツデータに対する操作に応じた共有化情報を相互に送受信するようにされる。そして、この共有化情報に基づいて、各閲覧画面(ブラウザウィンドウ)にて上記操作に応じた処理結果等が得られるようにしている。
これにより、例えばファイルなどのデータを入力する操作を行えばファイル共有が可能となり、また、ファイルに対して何らかの処理を施すといったような機能を共有することができる。また、閲覧画面に外部アプリケーションを制御して所定の機能を実行させることも可能となる。
つまりは、コンテンツデータとしてのアプリケーションにより実現可能な各種の操作機能を共有することが可能となるものである。コンテンツデータのアプリケーションにより実現される機能としては多様に考えられるから、クライアント間では、ファイルの共有だけではなく、コンテンツデータとしてのプログラムに従って実現されるファイル処理等をはじめとする各種機能も共有できることになる。これにより、これまでのように、単にファイルを共有するアプリケーションプログラムと比較して、より利便性の高い共有システムを構築することが可能となるものである。
また、本発明としては、コンテンツデータを再生出力した閲覧画面に対する操作に応じて外部アプリケーションを起動させることで所要の機能が実現されるようにしたうえで、クライアントにおける閲覧画面上に対する操作によって、外部アプリケーションの購入手続きと、ダウンロードとを一括して行うことができるようにされている。これにより、外部アプリケーションを購入制とした場合において、クライアントのユーザが外部アプリケーションを購入して自身のローカルにインストールするまでの手間を、非常に楽なものとすることが可能になる。
以下、本発明としての実施の形態について説明していくこととする。以下の説明は次の順序で行う。

1.システム構成
2.コンテンツサーバ
3.クライアント(パーソナルコンピュータ)
4.共有ブラウザのプログラム構造
5.コンテンツデータ
5−1.構造概念
5−2.コンテンツデータによるファイル処理例
5−2−1.第1例(画像処理:バックグラウンド処理)
5−2−2.第2例(画像処理:外部アプリケーション起動)
5−2−3.第3例(ファイル処理:画像合成処理)
5−2−4.第4例(ファイル処理:動画化処理)
5−2−5.第5例(撮像画像ファイル取り込み)
5−2−6.第6例(ファイル処理:テキスト読み上げ)
6.処理動作例
7.変形例1:外部アプリケーションを購入制とする場合のシステム構成
8.変形例2:サーバによりクライアントのアドレスを管理する場合のシステム構成

1.システム構成

図1は、本実施の形態としてのネットワークシステムの構成例を示している。 この図に示すようにして、本実施の形態のネットワークシステムは、コンテンツサーバ1と複数のクライアント2とをネットワークにより接続することで構成される。この場合には、クライアント2として、クライアント2−1,2−2,2−3の3つのクライアントが存在する場合を例として示している。
ここで、本実施の形態のネットワークシステムを構築するためのネットワークの種類としては、特に限定されるものではないが、例えばインターネットを挙げることができる。また、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの限定されたエリアでのネットワークとされても良い。
また、例えば本実施の形態の場合であれば、クライアント2同士はLANなどのネットワークにより相互接続し、さらに、コンテンツサーバ1のみはインターネット上に存在するものとしたうえで、各クライアント2が、インターネットを介してコンテンツサーバ1と接続されるようにしたネットワーク構成でも構わない。
但し、以降の説明においては、便宜上、コンテンツサーバ1、及び各クライアント2は、インターネットにより接続されていることを前提とする。
本実施の形態の場合、クライアント2の各々には、共有ブラウザとしてのアプリケーション・ソフトウェアがインストールされている。この共有ブラウザは、先ずは、コンテンツサーバ1からダウンロードしたHTMLやXMLなどの規格に従って作成されたコンテンツデータを再生して表示させることができる機能を有する。
そのうえで、各クライアントが同じコンテンツデータを再生表示している状態の下で、ネットワークを介して接続されることによって、このコンテンツデータとしてのアプリケーション機能を共有することができる。具体的には、後述するようにして、ファイル共有を可能とする共に、この共有されたファイル(共有ファイル)に対する編集等をはじめとする所要の処理を行うための操作(機能)も共有することを可能とするものである。つまり、ファイル共有のみではなく、ファイル処理等に代表される各種機能も共有することが可能とされる。
また、共有すべき各種の機能を実行するためには、外部アプリケーションと連携可能な実行スクリプト等を格納したコンテンツデータを、共有ブラウザによって再生することで得られる。そして、コンテンツデータが再生出力され、ブラウザ画面(閲覧画面)が表示されている状態では、このブラウザ画面に対する操作によって、スクリプトが実行されることで外部アプリケーションをコントロールするようにされる。これによって、外部アプリケーションがサポートしているとされる機能を、ブラウザ画面に対する操作によって得ることができる。また、同じコンテンツデータをブラウザ画面として再生出力していると共に、相互接続されたクライアント2間では、同じ機能操作ボタン等が表示されているのであるから、このような機能を共有することができるものである。
そして、コンテンツサーバ1は、このコンテンツデータを各クライアント2にアップロードするために設けられる。
つまり、コンテンツサーバ1には、所定の機能が実現されるようにスクリプトが記述され、また、Java(登録商標)等のアプリケーションを格納したコンテンツデータが各種格納されている。そして、クライアント2では、コンテンツサーバにアクセスして必要なコンテンツデータの取得を要求できるようになっている。このためには、例えば特定のアドレスを指定してアクセスするようにすればよい。例えば本実施の形態のネットワークはインターネットであるから、URL(Uniform Resource Locator)を指定してアクセスするものである。
この要求に応じて、コンテンツサーバ1では、自身が格納しているコンテンツデータのうちから、要求されているコンテンツデータを要求元のクライアント2に対して送信するようにされる。
クライアント2では、コンテンツサーバ1から送信されてきたコンテンツデータを受信すると、このコンテンツデータを、共有ブラウザにより再生出力する。これにより、クライアント2においては、或る特定の機能を有したブラウザ画面が表示されることになる。
そして、例えば複数のクライアント2では、上記のようにしてコンテンツサーバ1にアクセスすると同時に、同じアドレスにアクセスしているクライアント2の間で、ネットワークを介して相互に接続された状態を得るようにされる。
これにより、後述するようにして、相互接続されたクライアント2の間では、同じコンテンツデータを再生出力していることで、共有ブラウザのブラウザ画面上でファイルや、ファイル処理などをはじめとする機能を共有することが可能となるものである。
なお、本実施の形態におけるファイルや機能の共有についての具体例については後述する。

2.コンテンツサーバ

図2は、コンテンツサーバ1の内部構成例を示している。
このコンテンツサーバ1は、例えば図示するようにして、記憶部101、ネットワークインターフェイス102、制御部103を備えて成る。
記憶部101には、コンテンツサーバとしての機能を実現するのに必要とされる各種情報が記憶されている。ここでは、記憶部101に格納されるデータの代表的なものとして、コンテンツデータベース110、外部アプリケーションデータベース111、ユーザデータベース112、及び実行アプリケーション113が示されている。
コンテンツデータベース110には、クライアント2に対してアップロードすべきコンテンツデータが格納されている。
外部アプリケーションデータベース111には、必要な外部アプリケーションとしての各種プログラムが、例えばデータベース化されて格納される。
本実施の形態では、当該コンテンツサーバ1からアップロードされるコンテンツデータは、クライアント2側において、ローカルにインストールされた外部アプリケーションと連携することで所定の機能が得られるように形成されている。外部アプリケーションデータベース111には、このような、クライアント2においてインストールされるべき外部アプリケーションが格納される。
ユーザデータベース112は、各クライアント2のユーザについてのユーザIDなどを始め、クライアント2のユーザを管理するためのデータベースであり、例えばクライアント2のユーザについての所要の情報がデータベース化されて格納されている。このユーザデータベース112のデータは、例えば機能プログラム要求などのためにクライアント2がアクセスして来た際の認証処理などに利用される。
実行アプリケーション113は、コンテンツサーバ1が実行すべき各種動作に対応する各種のアプリケーションプログラムから成るものとされる。
例えばネットワークを介してのクライアント2との情報送受信機能を司るアプリケーションプログラムや、コンテンツデータベース110、外部アプリケーションデータベース112を検索するアプリケーションプログラムや、ユーザデータベース112に基づいて、ユーザ認証を行うためのアプリケーションプログラムなどである。
ネットワークインターフェイス102は、ネットワークを介して各クライアント2と接続するためのインターフェイス機能を司る。
制御部404は、実行アプリケーション112としてのプログラム内容に従って各種の制御処理を実行する。

3.クライアント(パーソナルコンピュータ)

続いては、パーソナルコンピュータとしてのクライアント2の構成例について、図3を参照して説明する。
この図に示すパーソナルコンピュータ200は、ネットワークを介しての通信を行うために、ネットワークインターフェイス209を備えている。このネットワークインターフェイス209が動作することによって、パーソナルコンピュータ200は、ネットワークを介して他のクライアント2と接続することが可能となる。また、コンテンツサーバ1にアクセスすることが可能となる。
なお、このネットワークインターフェイス209の実際としては、例えばLANに対応するのであれば、LANに対応した通信プロトコルに準拠した構成が採られるべきものである。また、インターネットに対応するのであれば、例えばTCP/IPの通信プロトコルに従った構成が採られるべきものとなる。
CPU201は、例えばハードディスクドライブ207にインストールされた各種のアプリケーションプログラム、また、ROM202に保持されているプログラムに従って各種の処理を実行する。特に本実施の形態の場合には、ハードディスクドライブ207に対して、共有ブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされ、CPU201が、この共有ブラウザのアプリケーションプログラムに従って処理を実行するとともに、この共有ブラウザによりコンテンツデータを再生出力することで、ファイル共有及び共有ファイルに対する処理操作が可能となるものである。
また、RAM203にはCPU201が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。
入出力インターフェイス204は、キーボード205とマウス206が接続されており、これらから供給された操作信号をCPU201に出力するようにされている。また、入出力インターフェイス204には、記憶媒体としてハードディスクを備えたハードディスクドライブ207が接続されている。CPU201は、入出力インターフェイス204を介して、ハードディスクドライブ207のハードディスクに対してデータやプログラム等の記録又は読み出しを行うことができるようにされている。この場合、入出力インターフェイス204には、さらに、画像表示のためのディスプレイモニタ208が接続されている。
内部バス210は、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect)又はローカルバス等により構成され、内部における各機能回路部間を相互に接続している。

4.共有ブラウザのプログラム構造

続いては、各クライアント2にインストールされて動作する共有ブラウザについて説明する。
図4は、共有ブラウザの構造を概念的に示している。
この図に示すようにして、本実施の形態の共有ブラウザは、メインとなるプログラム部分としてコンテンツ再生プログラムと、共有プログラムを有する。
コンテンツ再生プログラムは、アドレス指定を行って要求したコンテンツデータをコンテンツサーバ1から取得すると共に、このコンテンツデータを例えばブラウザウィンドウ上で閲覧できるように再生出力するためのプログラムとされる。
また、共有プログラムは、現在ネットワーク上に存在し、かつ、コンテンツサーバ1にアクセスして同じアドレスのコンテンツデータを再生出力している1以上の他のクライアント2と、ブラウザ画面上でファイル及び機能を共有するためのプログラムとされる。
この共有プログラムによっては、例えば、ネットワーク上で接続され、共有を行うべき他のクライアント2と通信を行うようにされる。これにより、例えば共有を行うべき複数のクライアントのうち、或る1つのクライアントで実行されたブラウザ画面に対する操作の情報(ドラッグ位置情報、ボタン操作情報、操作に応じた処理結果情報等)が他のクライアント2にも伝達されるようにしている。そして、各クライアント2においては、伝達された情報に基づいて、上記或る1つのクライアントに手行われた操作が、自身のブラウザ画面にも反映されるようにする。
これによって、後述するようにして、ファイルを共有したり、また、機能を共有することが可能になるものである。

5.コンテンツデータ
5−1.構造概念

続いては、上記共有ブラウザにより再生出力されるコンテンツデータについて説明していくこととし、先ずは、コンテンツデータの構造について説明する。
本実施の形態におけるコンテンツデータは、例えばHTML、XMLなどの規格に従って形成されたマルチメディアコンテンツ(プログラム)とされる。そして、コンテンツデータが例えばHTMLファイルとして形成されているとすれば、周知のように、テキストと、レイアウト情報などを規定する各種タグにより形成したHTMLドキュメントと、実行スクリプト等から成るものとされる。実行スクリプトは、例えば後述するようにして外部アプリケーションを操作するためのものとされ、具体的には、Javaスクリプト、VBスクリプト等により記述された、例えばwebブラウザ上で動作可能なアプレットとされるものである。
図5(a)には、共有ブラウザのブラウザ画面(閲覧画面)であるブラウザウィンドウ300が示されている。例えばクライアント2に対して共有ブラウザを起動させるための操作が行われると、クライアント2としてのパーソナルコンピュータは、例えばハードディスクドライブ207にインストールされている共有ブラウザのプログラムをRAM203に展開するようにして起動させる。そして、アドレス(URL)を指定して、コンテンツサーバ1からコンテンツデータを読み込み、再生を行うことで、この図に示すようなブラウザウィンドウ300がディスプレイモニタ208に表示される。
このブラウザウィンドウ300は、いわゆるアプリケーションウィンドウといわれるものであり、例えば、他のアプリケーションウィンドウが開いて表示されているような場合には、図5(b)に示すようにして、この他のアプリケーションウィンドウに重ねるようにして表示させることができるものである。なお、図5(b)は、アプリケーションウィンドウと、次に説明する共有ファイル・サムネイル301の各画像の重畳状態を概念的に示している。
そして、上記のようにしてして画面上に表示されるブラウザウィンドウ300上には、図5(a)(b)に示すようにして、共有ファイルをサムネイルによりアイコン化した、共有ファイル・サムネイル301を重畳表示させることができる。
この共有ファイル・サムネイル301は、必要に応じて複数表示させることができる。また、共有ファイルの追加、削除の操作に応じて、表示される共有ファイル・サムネイル301の数も増減する。また、共有ファイル・サムネイル301は、ユーザのドラッグ操作によって、任意に表示位置を変更することができる。
そして、共有ブラウザの共有プログラムによって、共有ファイル・サムネイル301の数や、表示位置について変更のための操作が或るクライアント2において行われた場合には、その情報が各クライアント2の間で通信され、全てのクライアント2において、同じ共有ファイル・サムネイルの表示状態を共有するようにされる。
また、ブラウザウィンドウ300内における基本的な表示態様としては、図6に示すものとなる。
本実施の形態のコンテンツデータは、例えば外部アプリケーションと連携することで、ファイル処理機能が可能なように構成される。そして、このファイル処理機能のために、図6に示すようにして、入力セル302、出力セル303が配置表示される。
また、ここでは、入力セル302に入力された共有ファイルへの操作を可能とするためのボタンとして1つの起動ボタン304と、付加機能操作エリア305が表示された状態を示している。この場合の付加機能操作エリア305においては、プルダウンメニュー306と、実行ボタン307が表示されている。
これら入力セル302、出力セル303、起動ボタン304、及び付加機能操作エリア305は、コンテンツデータの記述内容に従った形状サイズ、及び位置によってブラウザウィンドウ300内に表示されるものである。
入力セル302は、このブラウザウィンドウ300上で、機能プログラムにより処理を施すべき共有ファイルを入力するための枠表示部分とされる。クライアント2のユーザは、処理対象としたい共有ファイルの共有ファイル・サムネイル301を、この入力セル302に対してドラッグ・アンド・ドロップして、入力共有ファイル・サムネイル301を配置させる。
そして、このようにして入力セル302上に、共有ファイル・サムネイル301が配置されると、この共有ファイル・サムネイル301により示すファイルが、処理対象の共有ファイルとして入力されたことになる。なお、本実施の形態では、このようなファイルを入力ファイルともいう。
そして、各クライアント2の間では、上記のようにして入力された共有ファイル・サムネイル301の実体ファイル(入力ファイル)が共有されることになる。このためには、例えばクライアント間で通信を行って、或るクライアント2のローカルに保存されていた入力ファイルを、他のクライアント2が取得するようにされる。
出力セル303は、上記入力セル302のようにして共有ファイルの入力を受け付けるものではない。
例えば、入力セル302に入力された共有ファイルに対して処理を施した場合には、その処理によって変更された共有ファイルが、或るクライアント2のローカルのハードディスクに保存されることになる。出力セル303は、このようにして処理により変更された共有ファイルが、共有ファイル・サムネイル301として表示される領域である。
また、図6に示される起動ボタン304は、ファイル処理のための外部アプリケーションを、ブラウザウィンドウ300上での操作により起動させるためのボタンである。例として、図6に示す起動ボタン304には、「ペイントツール起動」と表示されており、この起動ボタン304に対してクリック操作を行うと、共有ブラウザとは独立してローカルにインストールされているペイントツールの外部アプリケーションが起動することになる。
また、機能操作エリア305は、外部アプリケーションを操作するためにブラウザウィンドウ300上に配置表示されるものである。
そして、機能操作エリア305内に表示されるメニューやボタンを操作することで、バックグラウンドで外部アプリケーションを動作させ、入力セル302に入力された共有ファイルについて、所定の処理を実行することができる。図6に示す機能操作エリア305は、画像データについて簡単な編集処理を実行するための操作領域となっている。そしてこの場合には、そのためのプルダウンメニュー306と、実行ボタン307が配置表示されている。
ところで、ここでの具体的図示等による説明は省略するが、本実施の形態においては「機能セル」も存在する。機能セルは、入力セル302及び出力セル303と同様にして、機能プログラムによってブラウザウィンドウ300内に配置表示されるものである。そして、機能セルは、自信がアプリケーションプログラムとして機能することで各種の機能を実現するものとされる。
例えば、機能によっては入力ファイルを入力セルに入力させるようなことも可能とされる。或いは、他の入力セルに入力された共有ファイル・サムネイルを、さらに入力しファイル処理を施すようにすることもできる。
また、処理が施された共有ファイルを出力セルに出力させる機能も与えることができる。また、既に出力されている共有ファイルを、他の出力セルに対して出力させることもできる。このようにして、機能セルが追加されることによっても、ファイル処理をはじめとする各種機能を拡張することができるものである。
また、セル(入力セル302、出力セル303)の実体は、クライアント2のローカルに存在するアプリケーション・ソフトウェアであり、コンテンツデータの内容に従って、どのように使用するのかが指定される。
従って、セルが適正に機能するためには、クライアント2のローカルに存在する、ハードディスクドライブなどの記憶領域に、コンテンツデータが指定するアプリケーション・ソフトウェアが、本実施の形態でいうところの「外部アプリケーション」としてインストールされている必要がある。
例えば、共有ブラウザによりコンテンツデータを読み込んで再生出力する際において、ローカルに必要な外部アプリケーションが存在しない場合には、ブラウザウィンドウ300上においても、この機能プログラムに対応するセルの機能は利用できないことになる。このような場合には、例えば図7に示す非表示エリア303aのようにして、その機能に対応するセルは、ブラウザウィンドウ300上では表示されない。これにより、必要な外部アプリケーションがローカルに存在していないことが示される。
なお、上記図5〜図7により示したブラウザウィンドウ300の表示態様例は、あくまでも一例であり、コンテンツデータにより実現すべきファイル処理機能などに応じて、適宜変更されて構わないものである。
また、コンテンツデータの形式としても、前述したHTML、XMLに限定されるものではなく、他のマルチメディアコンテンツの規格に従ったものとされてよいものである。

5−2.コンテンツデータによるファイル処理例
5−2−1.第1例(画像処理:バックグラウンド処理)

本実施の形態においては、コンテンツデータとしての記述内容、及び実行スクリプトの内容に応じて、コンテンツデータを再生出力したブラウザウィンドウ300上で、多様な機能を実現し、また、この機能を共有することが可能とされる。そこで、以降においては、本実施の形態のコンテンツデータにより実現される機能例について、全部で6例を挙げて説明していくこととする。
先ず、第1例としての機能について説明する。
本実施の形態における機能の1つとして、入力された入力ファイルについて処理を行うファイル処理を挙げることができる。そして、このファイル処理は、基本的には、外部アプリケーションをバックグラウンドで動作させる場合と、外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウを開くようにして起動させて、このアプリケーションウィンドウ内でファイル処理を行うようにする場合との2つに分けることができる。
そこで、ファイル処理の第1例として、外部アプリケーションをバックグラウンドで動作させて処理を行う場合について説明しておくこととする。また、ファイル処理としては、ここでは画像ファイルについて画像回転などの簡単な処理を行う場合を例に挙げておくこととする。
第1例において、コンテンツデータを再生して得られるブラウザウィンドウ300としては、図8に示すものとなる。なお、この図8に示すブラウザウィンドウ300の背景の表示は、ここでは、図6と同様のものを用いている。
そしてこの場合には、先ず、複数のクライアント2の間で、入力セル302に配置されている共有ファイル・サムネイルが示すファイルを共有しているものとされる。
この共有ファイルは、所定形式による画像データファイルとされ、前述したようにして、ファイルを共有すべき複数のクライアント2のうちで、或る1つのクライアント2において、入力セル302にドラッグ・アンド・ドロップされたことで、処理対象ファイルとして入力された入力ファイルである。
そして、複数のクライアント2のうち、或る1つのクライアント2のユーザが、共有されているファイルについて画像回転処理を行いたいと思ったとする。
この場合、そのユーザは、機能操作エリア305内のプルダウンメニュー306を操作することにより、画像処理の種類を選択した上で、「エフェクト」と表示された実行ボタン307に対する操作うようにされる。この場合には、プルダウンメニュー306を操作することにより「上下反転」を選択し、実行ボタン307を操作したとする。
すると、例えば操作が行われたクライアント2のローカルにインストールされている画像処理の外部アプリケーションが起動することになる。そして、この外部アプリケーションは、入力セル302に入力された画像データについて上下反転のための処理をバックグラウンドで実行する。
このようにして上下反転処理が完了すると、図8(b)に示すようにして、上下反転処理によって変更された後の画像データ(共有ファイル)に対応する共有ファイル・サムネイルが、出力セル303に表示出力される。図8(b)に示されるように、出力セル303に表示される共有ファイル・サムネイル301bの画像は、入力セル302に入力された共有ファイル・サムネイル301aの画像の上下が反転された状態となっている。
なお、この上下反転処理によって新規作成、又は変更された画像ファイルは、その操作を行ったクライアント2のローカルにて保存されることになる。
また、このようにして出力セル303に表示される画像処理後の共有ファイル・サムネイル301bは、各クライアント2における出力セル303においても表示される。また、この際には、例えば共有プログラムの働きにより、出力セル303に出力したとされる出力ファイルは、この出力ファイルを処理したクライアント以外のクライアントに対しても転送され、各クライアントのローカルに保存される。つまり、各クライアント2で画像処理後の画像データファイルが共有されることになる。
なお、セキュリティなどを考慮して、例えば、操作を行ったクライアント2以外の他のクライアント2において、この出力セル303に出力されているファイルを、保存するための操作を行うことで、はじめて、このファイルが、他のクライアント2におけるローカルに保存されるようにしても良い。
そして、本実施の形態としては、上記したファイル処理のための操作も共有することができる。つまり、各クライアント2では、同じ図8に示すコンテンツデータを再生出力しているのであるから、各クライアント2のブラウザウィンドウ300上においても、図8に示す起動ボタン304、機能操作エリア305が表示されている。そして、クライアント2の各々において、上記したのと同様に、これらボタンや機能操作エリアを使用することができる。これが本実施の形態でいうところの機能の共有である。
例として、上記のようにして或るクライアント2により画像回転が行われた後に、他のクライアント2側で、機能操作エリア305に対して画像回転のための操作が行われたとする。すると、このようにして、この他のクライアント2のローカルにインストールされている画像処理の外部アプリケーションが動作して、同様に、ローカルに保存されたファイルについて、画像回転処理を実行するようにされる。そして、画像回転処理が施された画像ファイルが出力セル303に出力され、再び各クライアント2で共有されることになる。
しかしながら、本実施の形態としては、上記した説明から分かるようにして、画像処理の実際は、その画像処理のための操作を行ったクライアント2のローカルにインストールされた外部アプリケーションによって行うようにされている。
これは、換言すれば、例えば上記した画像処理の外部アプリケーションがインストールされていないクライアントでは、入力ファイル又は出力ファイルを共有できるのみで、入力ファイルについて画像処理を施す機能については共有するようにして実行することができないことを意味する。
このようなコンテンツデータの構造とすることで、例えば共有ブラウザにより閲覧するコンテンツデータそのものは、ネットワークを介して無制限に配布可能であり共有できるとしても、ファイル処理等の機能については、ローカルにインストールされていなければ共有できないという制限が与えられることになる。そして、例えばユーザの登録などと併用することで、正規の利用者のみが使用可能となる、安全なファイル共有システムとすることが可能になる。
なお、この点については以降説明する各例についても同様である。
また、本実施の形態において外部アプリケーションが「バックグラウンド」で動作するということは、換言すれば、外部アプリケーションに対して直接操作しなくとも、ブラウザウィンドウ300上でのボタンや機能操作エリアを操作するというアクションによって、外部アプリケーションが自動的に処理を実行する、ということを意味する。
このようなバックグラウンド動作とすることによっては、例えば、わざわざ外部アプリケーションを別途起動させ、この起動されたアプリケーションウィンドウを開いて操作を行わなくとも、ブラウザウィンドウ300上に対する操作によって簡易に、外部アプリケーションによる処理を実行させることができる。
また、上記説明では、画像処理等のファイル処理は、外部アプリケーションによって行うものとしているが、本実施の形態では、前述した「機能セル」を実装することによっても、ファイル処理などの機能を与えることが可能である。
機能セルは、例えばブラウザウィンドウ300上で、追加的に表示されるもので、それ自身が機能を有したアプリケーションプログラムとされる。このため、機能セル内において、表示すべき操作子の指定や表示位置、表示サイズなどが指定されるように、機能セルとしてのプログラムが記述されることになる。また、これと同時に、例えばVBスクリプトやJavaスクリプトなどのスクリプト言語によって、ブラウザウィンドウ300上において、そのスクリプトに従った処理の実行や制御が行えるものとされる。
そこで、本実施の形態として機能セルを使用した場合を、図8の画像操作を例に説明する。
即ち、この場合には、画像操作が可能な機能セルとしてのプログラムに従って、ブラウザウィンドウ300上に図8に示すような画像が表示されることになる。この場合、入力セル302、出力セル303、起動ボタン304及び機能操作エリア305等の表示は、機能セルとしてのプログラム、スクリプトの記述に従って表示される。また、これらセルやボタン、エリアの機能も、機能セルとしてのプログラム、スクリプトによって実行されるものである。
具体的には、例えば、ユーザが入力セル302に画像データファイルをドラッグ・アンド・ドロップすれば、機能セルとしてのプログラム、スクリプトに従って、処理対象の共有ファイルとして処理されることになる。そのうえで、例えば機能操作エリア305に対する操作が行われたとすれば、この操作に応じた画像データファイルに対する処理も、外部アプリケーションをバックグラウンドで起動させるのではなく、機能セルのプログラム、スクリプトによって実行され、出力セル303に出力されるものである。

5−2−2.第2例(画像処理:外部アプリケーション起動)

続いて、第2例の機能として、外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウを開くようにして起動させ、ファイル処理を行う場合について説明する。ここでのファイル処理は、外部アプリケーションとしてペイントツールを起動させて画像ファイルの処理を行うこととする。
なお、ペイントツールとは、画像データファイルに対してペイント効果を与えるなどの画像処理を行うことができるアプリケーション・ソフトウェアである。
図9には、第2例に対応してディスプレイモニタに表示されるGUI画像が示されている。
例えば、まず最初には、図9の右側に在る共有ブラウザのブラウザウィンドウ300のみが表示されているものとされる。なお、この図9に示すブラウザウィンドウ300の背景表示は、図8と同様であるものとしている。つまり、ここではコンテンツデータとして、図8の場合と同じものを再生している。
この場合においても、入力セル301には、画像ファイルの共有ファイル・サムネイルが表示されおり、処理対象の画像ファイルが既に、共有ブラウザに入力された状態であることが示されている。
そして、或るクライアント2のユーザが、ブラウザウィンドウ300内にて表示されている起動ボタン304に対してクリック操作を行ったとされる。すると、起動のための実行スクリプトが実行され、そのクライアント2のローカルにインストールされていたペイントツールのアプリケーションが起動される。これにより、ディスプレイの画面上には、図9に示すようにして、ブラウザウィンドウ300とは独立して、ペイントツールの外部アプリケーションウィンドウ400が表示されることになる。
また、本実施の形態の場合、このようにして外部アプリケーションを起動したときには、実行スクリプトによって、入力セル302に入力された画像ファイルが自動的に、外部アプリケーションで開かれるようになっている。これによって、外部アプリケーションウィンドウ400内には、図示するようにして、入力セル302に対して入力された画像ファイルが開かれた状態で、ファイル画像401として表示される状態が得られることとなる。
なお、このような外部アプリケーションを起動するための起動ボタン304も各クライアント2において、ブラウザウィンドウ300上に表示されているのであるから、ローカルに外部アプリケーションがインストールされてさえいれば、各クライアント2で外部アプリケーションを起動させることができる。つまり、外部アプリケーションの起動という機能も共有できていることになる。
そして、上記のようにしてペイントツールのアプリケーションが起動された状態では、このペイントツールをローカルにインストールしているクライアントであれば、ペイントツールのアプリケーションに対する操作を行うことができる。つまり、アプリケーションに対する操作に応じて、自身のローカルにインストールされているペイントツールが動作して、共有している入力画像ファイルについて変更を与えることができる。つまり、外部アプリケーションを操作するという機能が共有される。
そして、例えば、変更された画像の内容は、例えば図10に示すようにして、ブラウザウィンドウ300における出力セル303に対して、共有ファイル・サムネイル301bとして表示出力され、各クライアント2で共有できるファイルとなる。
このようにして、外部アプリケーションを独立して起動させる場合、この外部アプリケーションにより処理を実行させるためには、この起動された外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウに対する操作を行うこととなり、第1例のようにして、ブラウザウィンドウ300上から操作を行うことはできない。
しかしながら、ブラウザウィンドウ300上から操作を行うためには、コンテンツデータとして、ボタンや機能操作エリア等の操作子が配置されているように記述されていなければならない。このため、外部アプリケーションが有する全ての機能を操作子として配置させるよりは、例えば使用頻度が高いとされるような機能に限定して操作子を配置させることが実用的である。これに対して、上記のようにして、外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウを起動させるようにすれば、コンテンツデータとの連携は保たれた上で、アプリケーションウィンドウ上に対する操作ができるのであるから、より多くの機能を簡単に操作してファイル処理等が行えることになる。これにより、例えばより高度な処理によるファイル処理結果を容易に出力させることが可能である。

5−2−3.第3例(ファイル処理:画像合成処理)

ところで、前述の第1例としては、コンテンツデータと外部アプリケーションとの連携として、外部アプリケーションをバックグラウンドで動作させてファイル処理を行う機能を説明した。また、第2例としては、外部アプリケーションをバックグラウンドで動作させてファイル処理を行う機能と、アプリケーションウィンドウを開くようにして外部アプリケーションを起動させたうえでファイル処理を行う機能を説明した。
そして、以降の第3例〜第6例としては、上記何れかの外部アプリケーションとの連携によって、より具体的なファイル処理を行う場合を例に挙げて説明していくこととする。
先ず、第3例として、共有ブラウザのブラウザウィンドウ300上で、複数の画像ファイルを合成する画像合成処理を行う機能について説明する。
例えば、画像合成処理の機能に対応するコンテンツデータを再生することによっては、図11に示すようなブラウザウィンドウ300が表示されることとなる。
この場合の画像合成処理は、2枚の画像ファイルの画像を重ねるようにして合成するものであるため、ブラウザウィンドウ300における入力セルとしては、左右両側にそれぞれ入力セル302−1,302−2が表示される。つまり、2つの入力セルを設けることで、2つの入力ファイルが入力できるようにしている。そして、これら入力セル302−1,302−2の間に、1つの出力セル303が表示されている。
また、この画像合成処理のための機能ボタンとして、合成ボタン308が表示される。この場合、合成ボタン308は、出力セル303の下に表示されている。
このような場合、クライアント2のユーザの操作としては、先ず、合成を行いたいとする2つの画像ファイルを、それぞれ入力セル302−1,302−2に対してドラッグ・アンド・ドロップさせて、処理対象ファイルとして入力する。これにより、例えば入力セル302−1,302−2のそれぞれには、入力画像データの共有ファイル・サムネイル301a−1、301a−2が表示される。
なお、この場合には、入力セル302−1側に、ペイントツール起動のための起動ボタン304−1、及び画像回転のための機能操作エリア305−1が配置表示されていることで、この入力セル302−1に入力された合成前の画像ファイルについて、ペイント及び画像回転の画像処理を施すことができるようになっている。同様にして、入力セル302−2側に、ペイントツール起動のための起動ボタン304−2、画像回転のための機能操作エリア305−2が配置表示されており、入力セル302−2に入力された合成前の画像ファイルについて、ペイント及び画像回転の画像処理を施すことができるようになっている。
そして、この状態の下で、ユーザは画像合成を実行させるために、合成ボタン308に対してクリック操作する。
この場合、上記合成ボタン308に対するクリック操作に応じては、その操作が行われたクライアント2のローカルにインストールされている画像合成処理のための外部アプリケーションがバックグラウンドで起動することになる。
そして、画像合成処理の外部アプリケーションは、入力セル302−1,302−2に対して入力された2つの画像ファイルを合成するための処理を実行する。これにより、合成処理が施された画像ファイルが新たに作成されることになり、この新規作成された画像ファイルが、出力セル303に対して出力される。出力セルには、新規作成された画像ファイルの共有ファイル・サムネイル301bが表示される。この際、規作成された画像ファイルは、画像合成処理を行ったユーザのクライアント2のローカル、及び他の各クライアント2のローカルに保存され、ファイル共有されることになる。
なお、確認のために述べておくと、画像合成処理のための操作機能が共有できるクライアントは、この画像合成処理のための外部アプリケーションがローカルにインストールされているクライアントのみとなる。

5−2−4.第4例(ファイル処理:動画化処理)

また、画像処理として、静止画に対して時間経過に応じて変化する特殊効果を与えていくことで動画的に表示させる、動画化処理のためのアプリケーション・ソフトウェアも知られている。
そこで、第4例の機能として、ブラウザウィンドウ300上で、この動画化処理を行えるように構成した場合について説明する。
図12は、共有ブラウザのブラウザウィンドウ300として、この動画化処理に対応する表示態様例を示している。このブラウザウィンドウ300は、動画化処理が実現可能なように記述され、また、実行プログラムが格納されたコンテンツデータを再生することによって得られるものである。
この場合には、例えば処理対象とすべき画像ファイルをブラウザウィンドウ300内にドラッグ・アンド・ドロップして入力するようにされる。これにより、ブラウザウィンドウ300内においては、ドラッグ・アンド・ドロップされた画像ファイルの共有ファイル・サムネイル301が表示されることになる。
そして、ブラウザウィンドウ300内において表示されるボタン等に対する操作を行うことで、外部アプリケーションとしての動画化処理アプリケーションが動作して、入力された画像ファイルを利用しての動画化処理を実行する。そして、この動画化処理された画像が、ブラウザウィンドウ300内の所要の領域において表示されることになる。
各クライアント2では、このようにして動画化して表示される画像を共有して閲覧することができるものである。また、動画化のための操作も、ローカルに動画化処理アプリケーションがインストールされていれば、共有することができる。

5−2−5.第5例(撮像画像ファイル取り込み)

これまでは、共有ブラウザにより画像ファイルについて何らかの処理を直接的に行う場合を例に挙げた。しかしながら、本実施の形態としては、コンテンツデータとしての記述内容及び実行プログラムの内容に応じて、各種の機能を与えることが可能になるのであるから、共有ブラウザに与えられるべき機能としては、画像処理のみに限定されるものではない。
そこで、残る第5例及び第6例としては、画像処理以外の他のファイル処理機能を実行する場合を例に挙げることとする。
近年においては、パーソナルコンピュータに対して、例えばCCD撮像素子を備えたカメラ装置などを取り付けたり、或いは接続することで、カメラ装置により撮像された画像を画像データとして取り込むことが容易にできるようになっている。これは、パーソナルコンピュータに撮像画像を画像ファイルとして取り込むためのアプリケーション・ソフトウェアをインストールすることで可能となる。
そこで第5例としては、このような撮像画像ファイル取り込み機能を実現するためのアプリケーション・ソフトウェアを、コンテンツデータが連携する外部アプリケーションとして扱うことで、ブラウザウィンドウ300上で、撮像画像の取り込み動作が行えるようにした場合について説明する。
これによって、リアルタイムで撮像している画像をクライアント2の間で共有ファイルとして共有することが可能になるものである。
この場合のコンテンツデータとしては、撮像画像ファイル取り込みのための機能を実現するための記述がされ、また、実行プログラムが格納されたものとなる。そして、このコンテンツデータを再生することによっては、例えば図13に示すブラウザウィンドウ300がディスプレイモニタの表示画面上に表示される。なお、ここでは、はじめにはブラウザウィンドウ300のみが表示され、アプリケーションウィンドウ500は表示されていないものとする。
この場合のブラウザウィンドウ300においては、予め、図示するようにして、1つの入力セル302が配置される。また、撮像画像取り込みアプリケーションを起動させるための起動ボタン304と、撮像画像取り込みアプリケーションにより撮影させるための実行ボタン307aが配置表示される。また、必要に応じて、図示するようにして、撮影した画像を撮像画像取り込みアプリケーションから共有ブラウザに出力させるための実行ボタン307bも配置表示させることができる。
ここで、例えば撮像画像取り込みアプリケーションを起動させたいと思ったクライアント2のユーザは、実行ボタン307aに対してクリック操作を行うようにされる。これにより、そのクライアント2のローカルにインストールされている撮像画像取り込みアプリケーションが起動して、例えば図13に示すようにして、撮像画像取り込みアプリケーションのアプリケーションウィンドウ500が表示されることになる。
アプリケーションウィンドウ500においては、撮像画像エリア501が設けられており、ここに、現在カメラ装置により撮像している撮像画像が動画的に表示されているものとされる。
そして、この状態の下で、例えば撮像画像取り込みアプリケーションが起動されているクライアント2のユーザが、ブラウザウィンドウ300内の「撮影」と記された実行ボタン307aに対する操作を行ったとする。すると、この実行ボタン307aに対する操作タイミングで、アプリケーションウィンドウ500の撮像画像エリア501における撮像画像の動きが停止して静止画状態となる。
そして、このときには、上記のようにして撮像画像エリア501内で静止画状態となっていた撮像画像が、ブラウザウィンドウ300内の入力セル309に表示されることになる。これは即ち、カメラ装置により撮像した画像が、撮像画像取り込みアプリケーションにより撮像画像データとして取り込まれ、さらに、取り込まれた撮像画像データが共有ブラウザ側に出力されるようにして受け渡されたことを意味するものである。そして、このようにして、ブラウザウィンドウ300内の入力セル309に対して、撮像画像データが出力されて以降は、各クライアント2の間で、この撮像画像データを共有することができるものである。
なお、例えばブラウザウィンドウ300内に、もう1つの「Output」と記された実行ボタン307bを配置表示させる場合には、次のような操作手順としても良い。
例えば、「撮影」と記された実行ボタン307aに対して操作を行った段階では、アプリケーションウィンドウ500の撮像画像エリア501における撮像画像の動きが、例えば一定時間停止して静止画状態となる。そして、静止画状態となっているうちに、「Output」と記された実行ボタン307bを操作することで、ブラウザウィンドウ300内の入力セル309に、この静止画の撮像画像が取り込まれるようにするものである。
また、この機能を利用するのにあたっては、カメラ装置を接続しているのは、例えば1つのクライアントだけでよく、他のクライアント2においてはカメラ装置を接続している必要はないことになる。そして、この場合の起動ボタン304、実行ボタン307a、307bに対する操作の共有は、次のようにして行えるようにすればよい。
例えば、カメラ装置を備えているクライアント2において、画像取り込みアプリケーションが起動されて、撮像画像データが入力されたのであれば、この撮像画像データを、他のクライアント2に送信するようにされる。これら他のクライアント2では、自身のローカルにて起動させた残りの画像取り込みアプリケーションにより、同じ撮像画像データを表示させることができる。そして、以降においては、或るクライアント2で「撮影」と表示された実行ボタン307aの操作が行われれば、各クライアント2において、この実行ボタン307の操作に応じて静止された画像を表示するようにされる。

5−2−6.第6例(ファイル処理:テキスト読み上げ)

これまでの例は、画像に関して何らかの処理を行うものであったが、本実施の形態の共有ブラウザによっては、例えば各種形式による文書ファイル、オーディオデータファイル、動画データファイルをはじめ、画像ファイル以外の各種ファイルも共有することが可能である。
そこで、画像以外に関するファイル処理機能として、この第6例により、文書ファイルについてのファイル処理を行う場合を説明しておくこととする。そして、このファイル処理としては、文書ファイルのテキスト部分について音声により読み上げを行う、テキスト読み上げ処理が行われるものとする。
図14には、このようなテキスト読み上げ処理が可能な機能を有するコンテンツデータを再生出力しているブラウザウィンドウ300が示されている。
この場合のブラウザウィンドウ300は、例えば図示するようにして、1つの入力セル302が配置表示され、ここに、クライアント2のユーザは、テキスト読み上げを行わせるべき文書ファイルをドラッグ・アンド・ドロップして入力するようにされる。
なお、この場合、ファイル処理結果としての出力は、音声出力であることから、特に出力セル303は表示されない。出力セル303は、主として、各クライアント2のユーザがファイル処理結果を視覚的に認識するためのものとされるからである。
そして、例えば図示するようにして、入力セル302に文書ファイルが入力されている状態で、在るクライアント2のユーザが「読み上げ」と書かれた実行ボタン307aを操作すると、そのクライアント2のローカルにインストールされているテキスト読み上げ機能を有する外部アプリケーションが起動され、この外部アプリケーションによって、入力セル302に入力されている文書ファイルについて読み上げを行うための処理が実行される。これにより、ファイル処理結果の出力として、クライアント2としてのパーソナルコンピュータでは、文書ファイルのテキストが音声として読み上げられて出力される。また、このテキスト読み上げの音声出力は、各クライアント2においてもほぼ同時に行われているものとされ、これによって、クライアント2の間でファイル処理結果が共有された状態が得られていることになる。
なお、この第6例としての機能に準じて、例えば、ブラウザウィンドウ300の入力セルに入力したオーディオデータファイルについて再生を行って、音声を出力させる機能を有したコンテンツデータを構成することも当然可能である。

6.処理動作例

続いては、上記各例として示したブラウザウィンドウ300上での機能が実現されるようにするためのコンテンツデータとしてのプログラム構成を、フローチャートとしての処理動作により、図15及び図16を参照して説明する。
ブラウザウィンドウ300上で共有可能な機能の1つとしては、ファイル処理機能が挙げられた。そして、外部アプリケーションによりファイル処理を実行させるのにあたっては、例えばブラウザウィンドウ300上の入力セル302に対して処理対象となるファイルを入力することが行われた。外部アプリケーションは、コンテンツデータの指示によって、この入力セル302に入力されたファイルについて処理を行うようにされているからである。
そこで先ず、図15のフローチャートを参照して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作に応じたファイル入力処理について説明しておくこととする。
図15に示す処理は、クライアント2において、OS上で共有ブラウザとしてのアプリケーションが起動され、或るコンテンツデータをブラウザウィンドウ300上に再生出力している状態のもとで、CPU201が実行するものとされる。この場合、CPU201は、必要に応じて、コンテンツデータのスクリプトの記述内容、及びこのコンテンツデータが含む実行スクリプトを解釈して、適宜処理を実行するようにされる。
前述もしたように、共有ファイル・サムネイル301は、或るクライアント2においてドラッグ操作を行って、画面上の任意の位置に対して移動させることができる。そこで、図15に示す処理においては、先ずステップS101において、共有ファイル・サムネイル301がドラッグ操作によって移動されるのを待機しており、移動されたことが判別されるとステップS102の処理に移行するようにされている。
ステップS102においては、移動された共有ファイル・サムネイル301が入力セル302上に配置されるようにして存在しているか否かについて判別する。ここで、否定結果が得られれば、ステップS101の処理に戻るようにされるが、肯定結果が得られたのであれば、ステップS103に進む。
ステップS103においては、この入力セル302上に対して配置された共有ファイル・サムネイル301の実体を、入力ファイルとして取得するための処理を実行する。
つまり、この入力ファイルの実体は、例えば始めにドラッグ・アンド・ドロップ操作によって入力セル302にファイルを配置させたクライアント(ここではクライアントAとする)のローカルにおいて保存されている。そこで、ステップS103においては、例えばこのクライアントAに対して、ネットワークを介してアクセスし、そのローカルに保存されている入力ファイルを要求する。そして、この要求に応じたクライアントAから送信された入力ファイルを受信取得して、例えば自己のローカルに保存するようにされる。
このような処理が、例えばクライアントA以外の各クライアントにおいて実行されることで、入力ファイルを共有することが可能となる。また、ローカルに外部アプリケーションがインストールされてさえいれば、各クライアントにおいて入力ファイルを処理する機能も共有することが可能となるわけである。
続いては、コンテンツデータを再生出力するブラウザウィンドウ300上での各種ボタンや機能操作エリアに対する操作に応じて実行される処理を、図16のフローチャートにより説明する。つまり、図8〜図14により説明したような各種ファイル処理が実行されるようにするための
この図に示す処理も、クライアント2において、OS上で共有ブラウザとしてのアプリケーションが起動され、或るコンテンツデータをブラウザウィンドウ300上に再生出力している状態のもとで、CPU201が実行する。また、この場合にも、CPU201は、必要に応じて、コンテンツデータが格納する実行スクリプトを実行する。
ここでは、先ず、ステップS201において、ブラウザウィンドウ300上に対する操作として、外部アプリケーションに対する何らかの機能指示操作が行われたか否かについて判別している。
なお、ここでいう機能指示操作とは、具体的には、ブラウザウィンドウ300内に表示される起動ボタン、又は各種実行ボタンや機能操作エリア等に対する操作を指している。これらの操作に応じて、外部アプリケーションは所要の動作を実行することになるからである。
そして、ステップS201において、上記ボタン等の操作が行われたとして肯定結果が得られると、ステップS202に進むようにされる。
ステップS202においては、入力セル302に対してファイル入力が既に行われているか否かについて判別する。そして、例えば入力ファイルが存在しないとして否定結果が得られたのであればステップS208に進んで、エラー結果を出力する。例えばこの場合には、「入力ファイルが指定されていません」などのエラー表示を、ブラウザウィンドウ300上で行うようにすることが考えられる。
これに対して、ステップS202において入力ファイルが存在するとして肯定結果が得られた場合には、ステップS203に進んで、外部アプリケーションが起動可能であるか否かについて判別する。
このステップS203の処理の実際としては、例えば、先のステップS201により行われた機能指示操作に応答するべき外部アプリケーションが、指示操作が行われたクライアント2のローカルに存在するか否かについて判別するようにされる。
但し、機能指示操作に応答すべき外部アプリケーションがローカルに存在していたとしても、例えば、入力ファイルの形式が外部アプリケーションに対応していないなど、何らかの障害が生じていたり、また、使用の制限が与えられているような場合には、外部アプリケーションは起動できない。このような場合には、否定結果が得られることになる。
そして、外部アプリケーションがローカルに存在していない、若しくはローカルに存在していても、障害や使用制限によって起動できないとして、ステップS203において否定結果が得られた場合には、ステップS209に進んでエラー結果を出力する。この場合には、例えばブラウザウィンドウ300上で、「外部アプリケーションが起動できません」などのようにしてエラー表示を行うようにすればよい。
これに対してステップS203において肯定結果が得られた場合には、ステップS204に進む。
ステップS204では、先のステップS201における機能指示操作に応答すべき外部アプリケーションをローカル上で起動させる。この起動の指示は、例えばコンテンツデータに格納される実行スクリプトに従って行われる。
次のステップS205は、起動された外部アプリケーションによって、入力ファイルについて所要のファイル処理を実行させるための処理ステップとなる。
ところで、このステップS205の処理は、例えば先のステップS201において、実行ボタンが操作された場合と、外部アプリケーションを起動させる起動ボタンが操作された場合とで、その処理の実際が異なってくる。
先ず、前者の実行ボタンが操作された場合においては、操作された実行ボタンに応じて外部アプリケーションが実行すべき処理を、CPU201が自動的に操作して実行させるように制御する。これにより、例えば、前述した各ファイル処理例において、実行ボタンの操作に応じて、バックグラウンドでファイル処理が実行されるなどの形態が実現されるものである。
先の第1例〜第6例において、このようなステップS205の処理により実現される機能としては、例えば次のようなものが挙げられる。
1;「エフェクト」の実行ボタン307に対する操作に応じた画像回転処理(第1例:図9)
2;「合成」の実行ボタン308に対する操作に応じた画像合成処理(第3例:図11)
3;ブラウザウィンドウ300内に表示される各種ボタン操作に応じた動画化処理(第4例:図12)
4;「撮影」の実行ボタン307a(及び「Ouput」の実行ボタン307b)に対する操作に応じた、撮像画像取り込み(撮影)、及びブラウザウィンドウ300側への撮像画像データの出力(第5例:図13)
5;「読み上げ」の実行ボタン307cに対する操作に応じた、テキストの読み上げ処理
これに対して、外部アプリケーションを起動する起動ボタンが操作された場合のステップS205の処理としては、次のようになる。
つまり、例えば図9及び図10に示したようにして、起動ボタン304が操作された場合には、ブラウザウィンドウ300とは独立して、外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウが開くようにして、外部アプリケーションが起動される。このため、ユーザは、この外部アプリケーションのアプリケーションウィンドウに対して操作を行ってファイル処理を行うことになる。従って、ステップS205の処理は、外部アプリケーションのプログラムに従って実行されるもので、入力された操作に応じて、外部アプリケーションがファイル処理を実行するようにCPU201が動作することとなる。
そして、上記のようにしてステップS205の処理によってファイル処理が実行されることによっては、このファイル処理の出力結果が得られるべきことになるが、続くステップS206では、ファイル処理の出力結果が存在するか否かについて判別している。例えば、単にファイルが消去されたり、また、結果的にファイルに何の変更等も加えられていないような場合には、出力結果が得られないことになるわけである。
そこで、ファイル処理の出力結果が存在しないとして、ステップS206にて否定結果が得られた場合には、ステップS210によりエラー結果を出力する。この場合にも、例えばブラウザウィンドウ300上で、「ファイル処理の出力結果が存在しません」などのようにして、エラー表示を行うようにすればよい。
これに対してステップS206において、ファイル処理の出力結果が存在するとして肯定結果が得られた場合には、ステップS207に進む。
ステップS207においては、例えば先の各ファイル処理例にみられたように、ファイル処理の出力結果を、出力セル303上に出力するようにされる。つまり、ファイル処理による出力結果としては、入力ファイルを処理して新規作成された出力ファイルが存在することになるので、この出力ファイルのサムネイル画像を生成し、共有ファイル・サムネイル301として出力セル303上に重畳表示するものである。
但し、例えば第6例にて説明したように、テキスト読み上げなどのファイル処理に際しては、ステップS207としての出力セル303へのファイル出力処理は行わないことになる。この場合のファイル処理の出力結果は、例えばステップS205において、テキストを読み上げる処理が外部アプリケーションで実行されることで、このテキストを読み上げた音声が出力されるという態様で得られるものである。

7.変形例1:外部アプリケーションを購入制とする場合のシステム構成

これまでの説明から理解されるように、本実施の形態の共有システムにおいて、各クライアント2でファイル処理機能を実行可能とするためには、コンテンツデータをコンテンツサーバ1からダウンロードして共有ブラウザにより再生出力した上で、このコンテンツデータが使用を指定する外部アプリケーションが、クライアント2のローカルにインストールされるようにして存在していなければならない。
ここで、コンテンツサーバ1側の運営として、外部アプリケーションを有償でクライアントに配布するという形態を考えることもできる。つまり、クライアント2のユーザ側からみれば、外部アプリケーションが購入制となるものである。そして、このようにして外部アプリケーションを購入制とした場合には、できるだけクライアント2側のユーザにとって手軽に購入することができるようにすることが望まれることになる。
そこで変形例1として、上記のようにしてユーザが手軽に外部アプリケーションを購入して取得できるようにすることを考慮したシステム形態について説明する。
図17は、外部アプリケーションを購入制とした場合における、ブラウザウィンドウ300の表示態様例を示している。なお、図17において、これまでに説明したブラウザウィンドウ300が示される各図と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
図17に示すブラウザウィンドウ300においては、再生しているコンテンツデータにより規定される機能を実行するための実行ボタンとして、例えば3つの実行ボタン307A,307B,307Cが配置表示されている。なお、この実行ボタンの数などは、そのコンテンツデータにより実現しようとする機能の数、種類などに応じて、適宜変更されるべきものである。
また、この場合においては、実行ボタン307A,307B,307Cを操作することによっては、それぞれ、機能A、機能B、機能Cが実行されるものとされる。そして、機能A、機能B、機能Cごとに応じて、それぞれ異なる外部アプリケーションが対応すべきものとされる。つまり、機能A、機能B、機能Cを全て、或る1つのクライアント2において実行できるようにするためには、機能A、機能B、機能Cに対応する外部アプリケーションが、そのクライアントのローカルにインストールされている必要があるものとされる。
ここで、このブラウザウィンドウ300を表示させているクライアント2においては、機能A、機能B、機能Cのうち、機能Bに対応する外部アプリケーションがインストールされているが、機能A及び機能Cに対応する外部アプリケーションはインストールされていないものとする。
従って、このクライアント2においては、機能A、機能B、機能Cのうち、機能Bのみが使用できることになる。つまり、実行ボタン307Bのみが有効とされており、この実行ボタン307Bを操作すれば、機能Bを実行することができるが、残る実行ボタン307A,307Bの操作は無効とされて、機能A,Cを実行することはできないものである。
そして、この場合のブラウザウィンドウ300においては、このような外部アプリケーションのインストールの状況に対応して、各機能A,B,Cの各々に対応する実行ボタンごとに、「購入済み」若しくは、「購入はここをクリック」のようにして、現在の外部アプリケーションの購入状況についての表示をさせるようにしている。この場合、機能Bに対応する外部アプリケーションはインストール済みであるから、機能Bに対応する実行ボタン307Bの右側には、「購入済み」と表示されている。これに対して、機能A,Cに対応する外部アプリケーションは、未だインストールされていないので、機能A,Cに対応する各実行ボタン307A,307Cの右側には、「購入はここをクリック」の文字が表示されている。
なお、このような外部アプリケーションの購入状況の表示は、コンテンツデータを再生表示する際に、このコンテンツデータに格納される実行スクリプトなどによって、ローカル上のドライブを検索し、機能A,B,Cに対応する外部アプリケーションがインストールされているか否かについて判断するようにされる。そして、この判断結果に従って、外部アプリケーションの購入状況の表示内容を設定して、ブラウザウィンドウ300上で表示させるものである。
そして、例えばこのクライアント2のユーザが、機能A,Cのうち、機能Aを使用できるようにしたいと思ったとする。ここで、外部アプリケーションの購入状況の表示として、「購入はここをクリック」の表示部分においては、「ここ」の文字部分がリンクとしてクリック可能となっている。そして、この「ここ」をクリックすることによっては、その機能に対応した外部アプリケーションを購入してダウンロードするための購入ページにアクセスすることができるようになっている。この場合、共有ブラウザのブラウザウィンドウ300においては、購入ページとしてのコンテンツデータが再生表示されることになる。
そして、ここでの図示による説明は省略するが、ユーザは、上記のようにして表示される購入ページに対して所定の操作を行いながら購入の手続きをすることで、機能Aに対応する外部アプリケーションをダウンロードして、そのユーザが使用するクライアント2のローカルにインストールさせることができる。
そしてこの後、図17に示すブラウザウィンドウ300の表示状態に戻せば、機能Aに対応する実行ボタン307Aの右側は、「購入済み」と表示されていることになる。そして、以降においては、実行ボタン307Aに対する操作も有効となって、このクライアント2で機能Aを使用することが可能になる。
このようにして、本実施の形態では、本来はファイル処理等の各種機能を実行可能とするためのブラウザウィンドウ300上で、機能実現のための外部アプリケーションを購入するための操作を行うことができる。このためには、例えばブラウザウィンドウ300により再生出力されるべきコンテンツデータに、外部アプリケーションを購入するための操作を可能とするスクリプト等の記述を含めるようにすればよい。
これにより、例えばユーザは、本実施の形態の共有ブラウザによりブラウザウィンドウ300を表示させてファイルを共有している状態のもとで、このブラウザウィンドウ300に対する操作を行うことで、直ぐに必要な外部アプリケーションの購入手続きを済ませたうえで、インストールすることができる。
これに対して、例えばパッケージメディアを利用して外部アプリケーションをインストールする場合には、先ず、パッケージメディアを入手しなければならないし、代金の支払いも、別の手続きによって行わなければならず、本実施の形態のようにして、即座に購入及びインストールが行えるとはいえない。
また、例えばインターネットを介して、外部アプリケーションをアップロードしているサーバにアクセスすることで外部アプリケーションをインストールするような場合には、例えばユーザは、共有ブラウザのブラウザウィンドウ300上に対する操作によりサーバにアクセスすることはできない。例えばつまり、改めて、ブラウザ上でサーバのURLなどのアドレスを指定してアクセスを行い、、外部アプリケーションの購入及びダウンロードのための操作を行わねばならない。
図18は、上記のようにして外部アプリケーションを購入制とした場合における、クライアント2とコンテンツサーバ1との間での外部アプリケーションの送受信のための処理動作を示している。なお、この図に示す処理として、クライアント2の処理はCPU201が実行し、コンテンツサーバ1の処理は、実行アプリケーション113に従って、制御部103が実行する。
ここで、例えばクライアント2側において、図17にて説明したように、「購入はここをクリック」と表示された文字部分における、「ここ」のクリックエリアに対してクリック操作が行われたとされると、ステップ301に進み、外部アプリケーションの購入ページを要求するための処理を実行する。
ステップS301においては、クリックされたリンクの購入ページのアドレスによりしてコンテンツサーバ1にアクセスするようにされる。これにより、購入ページを要求したこととなるものである。
コンテンツサーバ1では、上記ステップS401において購入ページ要求が受信されるのを待機している。そして、上記ステップS301の処理に応じて、購入ページ要求が受信されたことが判別されると、ステップS402の処理に進む。
ステップS402においては、購入ページ要求を行ってきたのが正規のクライアントであるか否かについての認証処理を行うようにされる。
例えば、クライアント2から送信される購入ページ要求としては、ユーザを特定するユーザIDや、ユーザごとに登録したパスワードなどのユーザ情報が含まれているものとされる。また、コンテンツサーバ1のユーザデータベース112には、本実施の形態としてのネットワークシステムを利用するために登録したユーザ情報として、ユーザごとに、上記ユーザIDやパスワードなどの情報が対応付けられており、このような多数のユーザ情報がデータベース化されているものとされる。
そして、ステップS402においては、クライアント2から送信されたユーザID及びパスワード等に基づいて認証処理を実行し、この認証結果として正規のユーザであることが確認されたのであれば、次のステップS403に進むようにされる。これに対して、適正な認証結果が得られなかった場合には、例えばこの図に示す処理としては図示していないが、クライアント側に認証が失敗したことを通知するようにされ、この図に示す処理ルーチンは抜けるようにされる。
なお、クライアント側において、ユーザ情報を購入ページ要求に含めるためには、例えば、クライアント2側で購入ページの要求のためにアクセスする際に、ユーザIDやパスワードなどのユーザ情報の入力を促すダイアログボックスを表示させ、このダイアログボックスに所要の情報を入力した後に、購入ページの要求を送信するようにGUIを形成すればよい。このようにすれば、購入ページの要求を送信する際に、ユーザ情報を含めて送信することが可能になる。
上記ステップS402の処理の後は、ステップS403に進む。
購入ページの実体は、共有ブラウザによって、ブラウザウィンドウ300上に再生出力することのできるコンテンツデータとされる。この購入ページとしてのコンテンツデータは、コンテンツデータベース110に格納されているものとされる。そこで、ステップS403においては、このコンテンツデータベース110から要求された購入ページとしてのコンテンツデータを検索し、続くステップS404により、検索した購入ページのコンテンツデータを、要求元のクライアント2に対して送信出力する。
クライアント2側では、ステップS302において、先のステップS301にて要求した購入ページが受信されるのを待機している。そして、ステップS302により購入ページを受信したことが判別されると、次のステップS303において、この受信した購入ページとしてのコンテンツデータを再生し、ブラウザウィンドウ300に表示出力することが行われる。
このようにして、購入ページが表示された状態の下では、クライアント2のユーザは、購入手続きのための操作を行うことができる。そして、最終的に購入決定の操作が行われたとされると、続くステップS304としての処理によって、購入要求を送信する。この購入要求は、例えば、購入すべき外部アプリケーションを示す外部アプリケーションIDの送信を伴って行われる。
コンテンツサーバ1では、ステップS405としての処理によって、購入要求が受信されるのを待機しており、ここで、購入要求が受信されたことを判別するとステップS406の処理に進むようにされる。
ステップS406においては、購入要求と共に受信した外部アプリケーションのアプリケーションIDを検索条件として使用して、例えば外部アプリケーションデータベース111に対する検索を行う。そして、次のステップS407において、購入要求を行った要求元のクライアント2に対して、検索した外部アプリケーションを送信する。
クライアント2側では、ステップS305において、コンテンツサーバ1から送信されてくる外部アプリケーションが受信されるのを待機している。そして、外部アプリケーションが受信されたことが判別されると、ステップS306に進んで、受信した外部アプリケーションを、ローカルにインストールする。

8.変形例2:サーバによりクライアントのアドレスを管理する場合のシステム構成

本実施の形態のネットワークシステムにおいては、各クライアント2が共有ブラウザにより供給を行うためには、この共有ブラウザにより現在同じアドレス(URL)のコンテンツデータを閲覧している他のクライアントのアドレスを必要とすることになる。つまり、各クライアント2の間で、自身以外の他のクライアント2とアドレスを交換することで、各クライアント2において、他のクライアント2のアドレスが認識され、これにより共有のための接続が確立されるものである。なお、各クライアント2のアドレスとは、例えばインターネットであれば、IPアドレスとされることになる。
これまでの実施の形態の説明においては、各クライアント2が、他のクライアント2のアドレスを認識するためには、上記したように、各クライアント2がネットワークを介して相互にアドレスを通知し合うようにして交換を行っていたものである。
しかしながら、本実施の形態としてのネットワークシステムの場合、コンテンデータを閲覧するためには、必ずコンテンツサーバ1に対してクライアント2がアクセスすることになるのであるから、この際に、コンテンツサーバ1には、クライアント2のアドレス情報を受け取り、これを記憶保持しておくことができる。そこで、以降説明する変形例2としては、コンテンツサーバ1が、クライアント2の間の接続を確立するためのアドレス情報の管理を行うようにされる。
図19は、この変形例2としてのネットワークシステムの動作を概念的に示している。
ここで、例えば図に示される3つのクライアント2−1,2−2,2−3の間で、共有ブラウザにより同じコンテンツデータを閲覧して、共有を行おうとしている場合を考える。
この場合、クライアント2−1,2−2,2−3は、それぞれ同じコンテンツデータのURLを指定するようにして、コンテンツサーバ1にアクセスしてくることになる。そして、この際において、各クライアント2−1,2−2,2−3は、自身のアドレス情報を通知することになる。コンテンツサーバ1では、指定されたコンテンツデータを各クライアント2に送信するのであるが、この際において、例えばアップロードしたコンテンツデータごとに対応して、クライアント2のアドレスを記憶しておくようにされる。この場合には、クライアント2−1,2−2,2−3の各アドレス情報を記憶しておくようにされる。
そして、コンテンツサーバ1は、この記憶したアドレス情報を利用して、クライアント2−1に対しては、他のクライアント2−2,2−3のアドレス情報を通知する。同様にして、クライアント2−2に対しては、他のクライアント2−1,2−3のアドレス情報を通知し、クライアント2−3に対しては、他のクライアント2−1,2−2のアドレス情報を通知するものである。
つまり、コンテンツサーバ1は、或る1つのクライアント2に対して、このクライアントと同じコンテンツデータを閲覧している他のクライアント2のアドレス情報を通知するようにされる。
そして、各クライアント2−1,2−2,2−3は、上記のようにしてコンテンツサーバ1から通知されたアドレス情報を利用して、共有のための互いの接続を確立するようにされる。
例えば、コンテンツサーバ1を介することなく、クライアント2間でアドレス情報の交換を行うようにした場合には、システム構成にもよるが、共有のための接続は、予め共有ブラウザによる共有を行うこととして決めた特定のクライアント2の間でのみ行われる。
これに対して、変形例2のようにしてコンテンツサーバ1がアドレス情報を管理し、また、通知するように構成すれば、共有ブラウザによる共有は、同じコンテンツデータを閲覧しているかぎり、不特定のクライアント2の間で行うことが可能になる。これにより、例えばコンテンツデータの内容によっては、より高い娯楽性、機能性が与えられることになるものである。
なお、上記変形例2としては、1つのコンテンツサーバ1によって、コンテンツデータのアップロードと、外部アプリケーションのアップロードとを実行できるようにしているが、例えばこれらの機能が分散されるようにしても構わない。つまり、コンテンツサーバ1として、コンテンツデータを記憶してアップロードするサーバと、外部アプリケーションを記憶してアップロードするサーバとの複数のサーバに分散させて、これらのサーバを例えばインターネット上におくようにするものである。
なお、上記変形例2としてのシステム運営を採らないのであれば、例えばインターネットなどのネットワーク上に、コンテンツサーバ1が存在していなくとも、クライアント2間のみで、共有ブラウザによる共有を行うことができる。つまり、各クライアント2が再生出力すべきコンテンツデータは、或るクライアント2のローカルのハードディスクドライブなどの所定の記憶領域に記憶させておくようにする。つまり、或る特定のクライアント2をサーバとして機能させるものである。そして、共有を行うべき他のクライアント2は、このサーバとして機能するクライアント2にアクセスして、コンテンツデータを受信取得し、共有ブラウザにより再生出力すればよいものである。
あるいは、CD−ROM等のパッケージメディアによりコンテンツデータを配布するようにして、各クライアントは、このパッケージメディアから同じコンテンツデータを共有ブラウザにより再生出力するようにしてもよいものである。
また、同様にして、変形例2としてのシステム運営を採らない場合には、クライアント2のユーザがどのようにして、外部アプリケーションを入手してインストールを行うのかについては、特に限定されるべきものではない。外部アプリケーションの入手の仕方として、具体的には、例えばコンテンツサーバ1において外部アプリケーションをアップロードしているのであれば、このコンテンツサーバ1からダウンロードしてくることが考えられる。或いは、コンテンツサーバ1以外の他のアプリケーションサーバからダウンロードしてもよいものとされる。或いは、例えばパッケージメディアを使用してインストールすることも考えられる。
本発明の実施の形態としてのネットワークシステムの構成例を示す図である。 コンテンツサーバの内部構成例を示すブロック図である。 クライアントとしてのパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。 共有ブラウザのプログラム構成を概念的に示す説明図である。 ブラウザウィンドウの基本的表示態様例を示す説明図である。 ブラウザウィンドウに表示されるセルを説明するための説明図である。 ブラウザウィンドウに表示されるセルを説明するための説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第1例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第2例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第2例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第3例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第4例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第5例)を示す説明図である。 ブラウザウィンドウ上で実現される機能例(第6例)を示す説明図である。 ファイル入力のための処理動作を示すフローチャートである。 操作ボタン等の操作に応じた処理動作を示すフローチャートである。 外部アプリケーションを購入制とした場合の、コンテンツデータの閲覧画面の表示態様例(変形例1)を示す説明図である。 変形例1において、外部アプリケーションを購入してクライアントにインストールするための、クライアントとコンテンツサーバとの処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態としての他のネットワークシステムの構成例(変形例2)を示す説明図である。 従来における、ファイル共有アプリケーションのアプリケーションウィンドウの表示態様例を示す説明図である。
符号の説明
1 コンテンツサーバ、2(2−1,2−2,2−3) クライアント、101 記憶部、102 ネットワークインターフェイス、103 制御部、110 コンテンツデータベース、111 外部アプリケーションにデータベース、112 ユーザデータベース、113 実行アプリケーション、201 CPU、202 ROM、203 RAM、204 入出力インターフェイス、205 キーボード、206 マウス、207 ハードディスクドライブ、208 ディスプレイモニタ、209 ネットワークインターフェイス、210 内部バス、300 ブラウザウィンドウ、301 共有ファイル・サムネイル、302 入力セル、303 出力セル、304 起動ボタン、306 プルダウンメニュー、307,307a,307b,307c,308 実行ボタン

Claims (6)

  1. ネットワークを介して接続された複数の端末装置の間で共通のコンテンツデータを出力するネットワークシステムであって、
    上記複数の端末装置それぞれは、
    上記共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段と、
    処理操作のデータを入力する操作入力手段と、
    上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段と、
    上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信する送受信手段と、を備え、
    上記共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 上記複数の端末装置のうち少なくとも1つの上記端末装置は、
    上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーション以外の外部アプリケーションを備え、
    上記少なくとも1つの上記端末装置の実行手段は、上記入力された処理操作のデータに基づき上記外部アプリケーションに従って処理を実行し、
    上記少なくとも1つの上記端末装置の送受信手段は、上記外部アプリケーションに従った処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信し、
    上記複数の端末装置それぞれの共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. コンピュータを、
    ネットワークを介して接続された複数の端末装置の間で共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段、
    処理操作のデータを入力する操作入力手段、
    上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段、
    上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信する送受信手段、
    上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する出力手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  4. 上記複数の端末装置のうち少なくとも1つの上記端末装置における処理において、
    上記共通コンテンツ出力手段の処理は所定のアプリケーション以外の外部アプリケーションをの処理を実行し、
    上記少なくとも1つの上記端末装置の実行手段の処理は、上記入力された処理操作のデータに基づき上記外部アプリケーションに従って処理を実行し、
    上記少なくとも1つの上記端末装置の送受信手段の処理は、上記外部アプリケーションに従った処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記複数の端末装置の間で送受信処理を実行し、
    上記複数の端末装置それぞれの出力手段の共通コンテンツ出力処理は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. ネットワークを介して他の1以上の端末装置と接続され、共通のコンテンツデータを出力するための端末装置であって、
    上記端末装置は、
    上記共通のコンテンツデータを出力するための共通コンテンツ出力手段と、
    処理操作のデータを入力する操作入力手段と、
    上記入力された処理操作のデータに基づき上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーションに従って処理を実行する実行手段と、
    上記処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記1以上の他の端末装置の間で送受信する送受信手段と、を備え、
    上記共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する
    ことを特徴とする端末装置。
  6. 上記端末装置は、
    上記共通コンテンツ出力手段に含まれる所定のアプリケーション以外の外部アプリケーションを備え、
    上記端末装置の実行手段は、上記入力された処理操作のデータに基づき上記外部アプリケーションに従って処理を実行し、
    上記端末装置の送受信手段は、上記外部アプリケーションに従った処理の結果出力された出力データを共有化情報として、上記ネットワークを介して上記1つ以上の他の端末装置の間で送受信し、
    上記端末装置の共通コンテンツ出力手段は、上記送受信した共有化情報を上記共通のコンテンツデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
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