JP6167071B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御を行う自動ブレーキ制御部を備えた車両制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両衝突によってエアバッグが展開した時に予め設定された所定の制動力を自動的に車輪に発生させて停車させる技術的思想が記載されている。
特開2012−001091号公報
しかしながら、上述した特許文献1のような従来技術では、車両衝突後の車速に関係なく車輪に一定の制動力を発生させるため、車両衝突後の車速が比較的高い場合に車輪のロック(路面に対する車輪の滑り)又は車両挙動の乱れが起きるおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、車両衝突後に車輪のロック及び車両挙動の乱れを抑えつつ車両を確実に減速させることができる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、自車両の車速を検出する車速検出手段と、車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御を行う自動ブレーキ制御部と、前記車輪のロックを抑制するアンチロックブレーキ制御を行うアンチロックブレーキ制御部と、車両挙動の乱れを抑制する車両挙動安定化制御を行う車両挙動安定化制御部と、を備える車両制御装置であって、前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御が作動していない場合、前記自動ブレーキ制御部は、前記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が高いほど前記車輪の制動力小さくなるように前記自動ブレーキ制御を行い、前記自動ブレーキ制御中に前記アンチロックブレーキ制御又は前記車両挙動安定化制御が作動した場合、前記自動ブレーキ制御を停止し、前記アンチロックブレーキ制御又は前記車両挙動安定化制御に基づいて前記車輪に制動力を発生させることを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置によれば、車両衝突後の車速が高いほど車輪の制動力を小さくするので、車両衝突後に車輪のロック及び車両挙動の乱れを抑えつつ車両を確実に減速させることができる。また、車両衝突後に自動ブレーキ制御が行われていた場合であっても、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を優先して作動させることができる。これにより、車両衝突後の車輪のロック及び車両挙動の乱れを一層抑制することができる。
上記の車両制御装置において、前記車輪のロックを抑制するアンチロックブレーキ制御を行うアンチロックブレーキ制御部と、車両挙動の乱れを抑制する車両挙動安定化制御を行う車両挙動安定化制御部と、を備え、前記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が所定車速以上である場合に前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御を作動可能にし、前記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が所定車速未満である場合に前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御を作動禁止にしてもよい。
このような構成によれば、車両衝突後の車速が所定車速以上である場合に、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を作動可能にするので、車輪のロック又は車両挙動の乱れを効果的に抑制することができる。また、車両衝突後の車速が所定車速未満である場合に、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を作動禁止にして自動ブレーキ制御を行うので車両の二次衝突を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、車両衝突後の車速が高いほど車輪の制動力を小さくするので、車両衝突後の車輪のロック及び車両挙動の乱れを抑えつつ車両を確実に減速させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両制御装置を備えた車両のブロック図である。 車両衝突後の車速と設定制動力との関係を示したマップである。 図1に示す車両制御装置によるブレーキ制御を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る車両制御装置についてそれを備えた車両との関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
車両12は、左右一対の前輪と左右一対の後輪とを有する4輪車両として構成されており、図1に示すように、各車輪14の自動ブレーキ制御を含む各種制御を行う車両制御装置10を備えている。
車両制御装置10は、各車輪14に制動力を発生させるためのディスクブレーキ等により構成される4つのブレーキ部16と、これらブレーキ部16に対応して設けられてブレーキ圧(制動油圧)を制御するブレーキアクチュエータ18と、エアバッグ20を展開させるインフレータ22と、統括制御ユニット24とを有している。
ブレーキアクチュエータ18は、ブレーキペダル36の操作量に応じた大きさのブレーキ圧を発生する。また、ブレーキアクチュエータ18は、ブレーキペダル36の操作(ブレーキ操作)に依存することなく統括制御ユニット24から出力されるブレーキ制御信号に応じた大きさのブレーキ圧を発生する。
エアバッグ20は、車両衝突時に乗員又は歩行者等を保護するためのものであって、運転席フロントエアバッグ、助手席フロントエアバッグ、サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、及び歩行者用エアバッグを含む。インフレータ22は、エアバッグ20を展開させるためのガスを発生するものであって、これらエアバッグ20に対応して設けられている。
統括制御ユニット24には、車速検出部(車速検出手段)26、衝突検知センサ28、アクセルペダル操作量センサ30、ブレーキペダル操作量センサ32等の各種センサが接続されている。
車速検出部26は、例えば、各車輪14に設けられた車輪速センサを用いることができる。この場合、車輪速センサにより検出された車輪速の平均値を車速として検出する。衝突検知センサ28は、車両衝突を検知するものであって、フロントフレームに設けられた左右一対の前面衝突検知センサと、中央フレームに設けられた左右一対の側面衝突検知センサ、リアフレームに設けられた左右一対の後面衝突検知センサとを含む。ただし、衝突検知センサ28の個数乃至配置箇所は任意に設定可能である。衝突検知センサ28は、例えば、加速度センサ(Gセンサ)を用いることができる。アクセルペダル操作量センサ30はアクセルペダル34の操作量を検出し、ブレーキペダル操作量センサ32はブレーキペダル36の操作量を検出する。
統括制御ユニット24は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)を含んで構成されている。周知のように、ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリ38、A/D変換器及びD/A変換器等の入力装置、並びに時計部としてのタイマ40(計時器)等を有している。ECUは、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば、制御部、演算部、及び処理部等として機能する。
メモリ38には、所定車速V0、制動継続時間ta、及び自動ブレーキ設定マップ(自動ブレーキ設定テーブル)が格納されている。所定車速V0は、例えば、車両衝突後に車輪14のロック(路面に対する車輪14の滑り)又は車両挙動の乱れが発生し得るような車速が用いられる。制動継続時間taは、車両衝突後に停車してから各車輪14に制動力を発生させ続ける時間である。所定車速V0及び制動継続時間taは、任意に設定することができる。
自動ブレーキ設定マップは、例えば、図2に示すように、車両衝突後の車速Vと自動ブレーキ制御による設定制動力との関係を示したマップであり、車速Vが高いほど小さい制動力が設定されるようになっている。タイマ40は、車両衝突後に停車してからの経過時間を計測する。
また、統括制御ユニット24には、図示しない、直交3軸Gセンサ、ロールレートセンサ、ヨーレートセンサ等の加速度センサが設けられている。これらセンサにより自車両12の姿勢・挙動等を感知することができる。
統括制御ユニット24は、衝突判定部42、エアバッグ制御部44、エアバッグ展開判定部46、車速判定部48、時間判定部50、アンチロックブレーキ制御部52、車両挙動安定化制御部54、及び自動ブレーキ制御部56を有している。
衝突判定部42は、衝突検知センサ28からの出力信号に基づいて車両衝突の有無を判定する。具体的には、衝突判定部42は、衝突検知センサ28の出力信号と直交3軸Gセンサの出力信号とを比較することにより、車両衝突の有無を判定すると共に衝突形態(正面衝突、側面衝突、後面衝突)を判定する。
エアバッグ制御部44は、エアバッグ20の展開・非展開を制御する。換言すれば、衝突検知センサ28の出力信号と衝突判定部42により判定された衝突形態とに基づいてインフレータ22を制御してエアバッグ20を展開させる。すなわち、エアバッグ制御部44は、衝突検知センサ28の出力信号が閾値以下である(衝突エネルギが比較的小さい)場合にエアバッグ20を非展開とし、衝突検知センサ28の出力信号が閾値を越えた場合に衝突形態に対応するエアバッグ20を展開させる。
エアバッグ展開判定部46は、エアバッグ制御部44からインフレータ22への出力信号に基づいてエアバッグ20が展開したか否か(エアバッグ20の展開状況)を判定する。
車速判定部48は、車両衝突後の車速Vが所定車速V0以上であるか否かを判定する。時間判定部50は、タイマ40の計測時間tが制動継続時間taを経過したか否かを判定する。
アンチロックブレーキ制御部52は、ABS(Antilock Brake System)と呼ばれるシステムを構成するものであって、車輪14に制動力を発生させた際に、車輪14がロックしたまま路面を滑ることを抑制するアンチロックブレーキ制御を行う。アンチロックブレーキ制御部52は、車輪速センサの出力信号に基づいて車輪14のロックが抑制されるようにブレーキ制御信号(ABS制御信号)をブレーキアクチュエータ18に出力する。
車両挙動安定化制御部54は、VSA(Vehicle Stability Assist)システムと呼ばれるシステムを構成するものであって、自車両12の姿勢・挙動が乱れた際に、自車両12の横滑りを防いで方向安定性を向上させる車両挙動安定化制御を行う。自車両12の姿勢・挙動の乱れは、上述したヨーレートセンサ等により感知する。
具体的には、車両挙動安定化制御部54は、自車両12の挙動がオーバステアである場合に前輪の旋回外側の車輪14に制動力が発生するようにブレーキアクチュエータ18にブレーキ制御信号(VSA制御信号)を出力する。また、車両挙動安定化制御部54は、自車両12の挙動がアンダーステアである場合に後輪の旋回内側の車輪14に制動力が発生するようにブレーキ制御信号(VSA制御信号)をブレーキアクチュエータ18に出力する。
自動ブレーキ制御部56は、車両衝突時にブレーキアクチュエータ18にブレーキ制御信号(自動ブレーキ制御信号)を出力することにより、運転者のブレーキペダル36の操作に依存することなく車輪14に所定の制動力が自動的に発生する自動ブレーキ制御を行う。
本実施形態に係る車両制御装置10を備えた車両12は基本的には以上のように構成されるものであり、次に、車両制御装置10によるブレーキ制御について説明する。
図3に示すように、先ず、衝突判定部42は、衝突検知センサ28の出力信号に基づいて車両衝突の有無を判定する(ステップS1)。衝突判定部42にて車両衝突がないと判定された場合(ステップS1:NO)にはステップS1の処理を繰り返し行う。
衝突判定部42にて車両衝突があったと判定された場合(ステップS1:YES)には、エアバッグ制御部44は、衝突検知センサ28の出力信号が閾値以下である場合にエアバッグ20を非展開とし、衝突検知センサ28の出力信号が閾値を越えている場合に衝突形態に対応するエアバッグ20を展開させる。
そして、エアバッグ展開判定部46は、エアバッグ20が展開したか否かを判定する(ステップS2)。エアバッグ展開判定部46にてエアバッグ20が展開していないと判定された場合(ステップS2:NO)には、今回のフローチャートは終了する。
エアバッグ展開判定部46にてエアバッグ20が展開したと判定された場合(ステップS2:YES)には、統括制御ユニット24は、車速検出部26の出力信号に基づいて走行状態であるか否かを判定する(ステップS3)。
統括制御ユニット24にて停車状態であると判定された場合(ステップS3:NO)には、今回のフローチャートは終了する。一方、統括制御ユニット24にて走行状態であると判定された場合(ステップS3:YES)には、自動ブレーキ制御部56は、自動ブレーキ制御を行う(ステップS4)。
具体的には、自動ブレーキ制御部56は、車両衝突後の車速Vと自動ブレーキ設定マップとに基づいて設定制動力を求める。このとき、車速Vが高いほど設定制動力は小さくなる。そして、自動ブレーキ制御部56は、この設定制動力に応じた大きさの自動ブレーキ制御信号をブレーキアクチュエータ18に出力する。そうすると、ブレーキアクチュエータ18は、自動ブレーキ制御信号の大きさに応じた大きさのブレーキ圧を各ブレーキ部16に出力するので、各車輪14には所定の制動力が発生する。これにより、運転者のブレーキペダル36の操作に依存することなく車両12が所定の減速度で自動的に減速することとなる。
ところで、車両衝突後の車速Vが比較的高い状態で各車輪14に比較的大きな制動力を発生させると、各車輪14がロックして路面を滑ったり車両挙動が乱れたりするおそれがある。しかしながら、本実施形態では、車両衝突後の車速Vが高いほど各車輪14の制動力を小さくするので、車輪14のロック及び車両挙動の乱れが抑制される。
また、このステップS4では、例えば、車輪14の設定制動力の最大値を車速Vに関係なく一定にしておき、車両衝突直後の車速Vが高いほど制動力の上昇速度を遅くしてもよい。この場合でも、車速Vが高いほど車輪14の制動力が小さくなるため、車輪14のロック及び車両挙動の乱れが抑制される。
次いで、車速判定部48は、車両衝突後の車速Vが所定車速V0以上であるか否かを判定する(ステップS5)。車速判定部48にて車両衝突後の車速Vが所定車速V0以上であると判定された場合(ステップS5:YES)には、アンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御を作動可能にする(ステップS6)。そして、統括制御ユニット24は、アンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御が作動したか否かを判定する(ステップS7)。
統括制御ユニット24にてアンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御が作動しなかったと判定された場合(ステップS7:NO)には、ステップS4に戻り自動ブレーキ制御を継続する。これにより、車両衝突後に車両12を確実に減速させることができる。
統括制御ユニット24にてアンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御が作動したと判定された場合(ステップS7:YES)には、自動ブレーキ制御部56は、自動ブレーキ制御を停止する(ステップS8)。
すなわち、アンチロックブレーキ制御が作動した場合には、自動ブレーキ制御を停止し、ブレーキアクチュエータ18にABS制御信号を出力することにより車輪14に所定の制動力を発生させるので、車輪14のロックが一層抑制される。また、車両挙動安定化制御が作動した場合には、自動ブレーキ制御を停止し、ブレーキアクチュエータ18にVSA制御信号を出力することにより車輪14に所定の制動力を発生させるので、車両挙動の乱れが一層抑制される。
その後、アンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御を停止する(ステップS9)。つまり、ステップS7でアンチロックブレーキ制御が作動していた場合には、アンチロックブレーキ制御部52がブレーキアクチュエータ18へのABS制御信号の出力を停止することによりアンチロックブレーキ制御を停止する。また、ステップS7で車両挙動安定化制御が作動していた場合には、車両挙動安定化制御部54がブレーキアクチュエータ18へのVSA制御信号の出力を停止することにより車両挙動安定化制御を停止する。この段階で今回のフローチャートは終了する。
車速判定部48にて車両衝突後の車速Vが所定車速V0未満であると判定された場合(ステップS5:NO)には、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を作動禁止にする(ステップS10)。このような車速Vにおいて、車輪14のロック及び車両挙動の乱れは起きにくいと考えられるからである。
続いて、統括制御ユニット24は、車速検出部26からの出力信号に基づいて自車両12が停車したか否かを判定する(ステップS11)。統括制御ユニット24にて自車両12が停車していないと判定された場合(ステップS11:NO)には、ステップS4に戻り自動ブレーキ制御を継続する。
統括制御ユニット24にて自車両12が停車したと判定された場合(ステップS11:YES)には、時間判定部50は、タイマ40の計測時間tが制動継続時間taを経過したか否かを判定する(ステップS12)。
時間判定部50にてタイマ40の計測時間tが制動継続時間taを経過していないと判定された場合(ステップS12:NO)には、ステップS4に戻り自動ブレーキ制御を継続する。これにより、停車直後に運転者の意に反して車両12が動くことが回避される。
時間判定部50にてタイマ40の計測時間tが制動継続時間taを経過したと判定された場合(ステップS12:YES)には、自動ブレーキ制御部56は、自動ブレーキ制御を停止する(ステップS13)。すなわち、自動ブレーキ制御部56は、自動ブレーキ制御信号のブレーキアクチュエータ18への出力を停止して各車輪14の制動力を解除する。これにより、運転者は、車両12を操作して安全な場所へ退避させることができる。この段階で今回のフローチャートは終了する。
本実施形態によれば、車両衝突後の車速Vが高いほど車輪14の制動力を小さくするので、車両衝突後の車輪14のロック及び車両挙動の乱れを抑えつつ車両12を確実に減速させることができる。
また、自動ブレーキ制御中にアンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御が作動した場合、自動ブレーキ制御を停止し、アンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御に基づいて車輪14に制動力を発生させている。これにより、車両衝突後に自動ブレーキ制御が行われていた場合であっても、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を優先して作動させることができる。よって、車両衝突後の車輪14のロック及び車両挙動の乱れを一層抑制することができる。
さらに、車両衝突後の車速Vが所定車速V0以上である(車輪14のロック又は車両挙動の乱れが起き易い高速領域の)場合に、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を作動可能にするので、車輪14のロック又は車両挙動の乱れを効果的に抑制することができる。さらにまた、車両衝突後の車速Vが所定車速V0未満である(車輪14のロック又は車両挙動の乱れが起き難い低速領域の)場合に、アンチロックブレーキ制御及び車両挙動安定化制御を作動禁止にして自動ブレーキ制御を行うので、車両12の二次衝突を効果的に抑制することができる。
本実施形態は、上述した構成乃至方法に限定されない。例えば、自動ブレーキ制御中に、車輪14のロック又は車両挙動の乱れが発生した場合には、車両衝突後の車速Vに関係なく、自動ブレーキ制御を停止してアンチロックブレーキ制御又は車両挙動安定化制御を優先して作動させるようにしてもよい。
本発明に係る車両制御装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両制御装置 12…車両
14…車輪 16…ブレーキ部
18…ブレーキアクチュエータ 20…エアバッグ
24…統括制御ユニット 26…車速検出部(車速検出手段)
28…衝突検知センサ 42…衝突判定部
48…車速判定部 52…アンチロックブレーキ制御部
54…車両挙動安定化制御部 56…自動ブレーキ制御部

Claims (2)

  1. 自車両の車速を検出する車速検出手段と、
    車両衝突時にブレーキ操作に依存することなく自動的に車輪に制動力を発生させる自動ブレーキ制御を行う自動ブレーキ制御部と、
    前記車輪のロックを抑制するアンチロックブレーキ制御を行うアンチロックブレーキ制御部と、
    車両挙動の乱れを抑制する車両挙動安定化制御を行う車両挙動安定化制御部と、を備える車両制御装置であって、
    前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御が作動していない場合、前記自動ブレーキ制御部は、前記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が高いほど前記車輪の制動力小さくなるように前記自動ブレーキ制御を行い
    前記自動ブレーキ制御中に前記アンチロックブレーキ制御又は前記車両挙動安定化制御が作動した場合、前記自動ブレーキ制御を停止し、前記アンチロックブレーキ制御又は前記車両挙動安定化制御に基づいて前記車輪に制動力を発生させることを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1記載の車両制御装置において
    記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が所定車速以上である場合に前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御を作動可能にし、前記車速検出手段にて検出された車両衝突後の車速が所定車速未満である場合に前記アンチロックブレーキ制御及び前記車両挙動安定化制御を作動禁止にすることを特徴とする車両制御装置。
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