JP6167006B2 - 導波路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、伝送線路とポスト壁導波路を備えた導波路基板に関する。
近年、ミリ波帯を利用した数Gbpsの高速大容量通信が提案され、その一部が実現されつつある。特に、60GHz帯で動作する無線通信機器は、より重要性を増している。国内においては、59〜66GHzの広い周波数帯域が、特定小電力で利用可能であることから、民生分野への普及が期待されており、安価で小型のミリ波通信モジュールの実現が急務となっている。
安価で小型のミリ波通信モジュールを実現する形態として、プリント基板による導波路として、ポスト壁導波路(Post−wall Waveguide、以下「PWW」と略す)を利用したミリ波モジュールが開示されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。PWWは、従来の導波管の側壁(金属壁)を、プリント基板のスルーホール群(ポスト群)で置き換えたものと解釈できる。PWWの上に実装された無線通信IC(CMOS−IC)は、ワイヤボンドやバンプ接続などの方法で、平面回路による伝送線路(マイクロストリップ線路、コプレーナ線路、ストリップ線路等)に接続されている。無線通信ICから出力されたミリ波信号は、一旦、伝送線路を伝わり、平面回路・導波路変換構造(変換器)を経て、最終的には導波路構造部(PWW)へと導かれる。
特開2011−109438号公報
このPWWにおいては、構成材料に起因する伝送損失が発生する。損失は、大きく分けて導体損失と誘電体損失からなる。導体損失はPWW内部の電磁波の導波モードに起因し、その大きな割合を、上下の導波路広壁において発生するジュール損失が占める。また、ミリ波帯等の高周波数帯域においては、表皮効果が顕著になる。例えば導体の金属材料が銅(Cu)の場合、60GHzでの表皮深さは270nmとなり、導体のごく表層にしか電流が流れない。このため、導体表面が粗い場合、平坦な場合と比較して、導体損失が増加する。したがって、導波路においては、上下の導波路広壁と内部の誘電体材料の密着部は平坦であることが好ましい。
しかしながら、導波路広壁と誘電体材料の密着部が平坦であれば高周波特性は良好であるが、導波路広壁と誘電体材料の間の密着強度が失われる。密着強度の低下は、導波路を導波路外の構成部材又は装置と、ボンディングワイヤやバンプ等の接続手段で接続する際に、工法上、接続部の破壊を引き起こす等、結果に甚大なる悪影響を及ぼし、最悪の場合、導通機能の喪失という障害を及ぼす。導波路広壁と誘電体材料の密着部が平坦であれば密着強度が損なわれやすいという傾向は、誘電体材料の分子構造に起因し、例えば、液晶ポリマーや、テフロン(登録商標)等のポリテトラフルオロエチレン(PTFE、フッ素樹脂)の誘電正接が小さく、高周波特性が良い材料で顕著である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ポスト壁導波路の伝送損失を悪化させることなく、ポスト壁導波路と外部装置との電気接続や信号伝送を可能とする導波路基板を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、伝送線路とポスト壁導波路を備えた導波路基板であって、前記ポスト壁導波路は、誘電体基板の対向する両面に形成された一対の接地導体層と、前記一対の接地導体層を接続するように前記誘電体基板を貫通するポストからなる一対のポスト壁とから構成され、前記伝送線路は、前記一対の接地導体層のいずれか一方との間に1又は2以上の誘電体層を介して、前記ポスト壁導波路の上に積層され、前記一対の接地導体層と前記誘電体基板との間における前記一対の接地導体層の表面の十点平均粗さRzをRz0とし、前記1又は2以上の誘電体層のうち前記伝送線路に接する誘電体層と前記伝送線路との間における前記伝送線路の表面の十点平均粗さRzをRz3とするとき、Rz3>Rz0であることを特徴とする導波路基板を提供する。
この場合、前記Rz0は0.8μm以下であることが好ましい。
前記課題を解決するため、本発明は、伝送線路とポスト壁導波路を備えた導波路基板であって、前記ポスト壁導波路は、誘電体基板の対向する両面に形成された一対の接地導体層と、前記一対の接地導体層を接続するように前記誘電体基板を貫通するポストからなる一対のポスト壁とから構成され、前記伝送線路は、前記一対の接地導体層のいずれか一方との間に1又は2以上の誘電体層を介して、前記ポスト壁導波路の上に積層され、前記誘電体基板が液晶ポリマー又はフッ素系樹脂からなり、前記1又は2以上の誘電体層のうち前記伝送線路に接する誘電体層がポリイミド系樹脂からなることを特徴とする導波路基板を提供する。
この場合、前記一対の接地導体層と前記誘電体基板との間における前記一対の接地導体層の表面の十点平均粗さRzと、前記伝送線路に接する誘電体層と前記伝送線路との間における前記伝送線路の表面の十点平均粗さRzとが、いずれも0.8μm以下であることが好ましい。
前記導波路基板は、前記伝送線路から前記ポスト壁導波路へ高周波信号を注入するための高周波信号注入構造を備えてもよい。
前記高周波信号注入構造は、前記伝送線路から前記誘電体基板の内部に向けて形成されたピン構造を有してもよい。
前記高周波信号注入構造が、前記誘電体基板を貫通する貫通導体式の導波路励振構造であってもよい。
前記高周波信号注入構造の一部が、導電性粒子の集合体、導電性粒子の結集帯、又は微細孔を有する導電性粒子の焼結体からなるものでもよい。
前記導波路基板は前記伝送線路と外部装置との接続手段を備え、前記接続手段が金ワイヤ又は金リボンからなるものでもよい。
前記導波路基板は前記伝送線路と外部装置との接続手段を備え、前記接続手段がスタッドバンプからなるものでもよい。
前記スタッドバンプがAuスタッドバンプであり、前記Auスタッドバンプと前記伝送線路との間にAuSn材料を有することが好ましい。
本発明によれば、ポスト壁導波路の接地導体層と誘電体基板の間に比べて、伝送線路とこれに接する誘電体層の間の表面粗さが大きいので、あるいは、誘電体基板が液晶ポリマー又はフッ素系樹脂からなり、伝送線路に接する誘電体層がポリイミド系樹脂からなるので、ポスト壁導波路の伝送損失を悪化させることなく、伝送線路の密着強度の低下を抑制することができる。これにより、ポスト壁導波路と外部装置との電気接続や信号伝送が可能になる。
導波路基板の一例を示す斜視図である。 (a)、(b)は導波路基板の一例を示す断面図である。 (a)〜(d)はポスト壁導波路の製造工程の一例を示す断面図である。 (a)〜(e)は伝送線路の製造工程の一例を示す断面図である。 平面回路・導波路変換構造の製造工程の一例を示す断面図である。 平面回路・導波路変換構造の別の一例を示す断面図である。 図6の平面回路・導波路変換構造の斜視図である。 半導体素子との接続手段の一例を示す断面図である。 半導体素子との接続手段の別の一例を示す断面図である。 導体層の表面粗さと伝送線路の減衰定数αとの関係の一例を示すグラフである。 導体層の表面粗さとポスト壁導波路の伝送損失との関係の一例を示すグラフである。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1及び図2に、導波路基板の一例を示す。この導波路基板10は、ポスト壁導波路14の上に伝送線路20を備えた構造を有する。ポスト壁導波路14は、誘電体基板11の対向する両面に一対の接地導体層12,13が形成され、一対の接地導体層12,13を接続するように誘電体基板11を貫通する多数のポスト15,15,・・から一対のポスト壁18,18が構成された構造を有する。一対の接地導体層12,13及び一対のポスト壁18,18がそれぞれ導波管の広壁と狭壁として機能する。
伝送線路20は、一方の接地導体層13との間に絶縁層22を介して、ポスト壁導波路14の上に積層されている。図2(a)の場合、絶縁層22は伝送線路20の反対側の面に接着層23を有する。この接着層23を介して絶縁層22と接地導体層13との密着強度が確保される。なお、ポスト壁18のポスト15と伝送線路20は、図1に示すように同一面上に存在しないが、図2(a)では便宜上、同じ断面図に示している。
このような導波路基板10は、少なくとも3つの導体層(L1,L2,L3)を含む。第1の導体層(L1)及び第2の導体層(L2)は、導波管の広壁にあたる接地導体層12,13であり、第3の導体層(L3)は、伝送線路20を含む導体層21である。また、導波路基板10は、図2に示すように、少なくとも3つの誘電体層(D1,D2,D3)を含む。第1の誘電体層(D1)は、ポスト壁導波路14を構成する誘電体基板11である。第2の誘電体層(D2)は、伝送線路20とポスト壁導波路14を接着させる機能を有する接着層23である。第3の誘電体層(D3)は、伝送線路20に接する絶縁層22である。
平面回路からなる伝送線路20は、TEMモード(電界と磁界の振動方向が互いに垂直であり、かついずれの振動方向も伝搬方向に垂直であるモード)により信号を伝搬するTEM線路である。これに対して、ポスト壁導波路14は、TEモード(電界のみが断面方向に振動し、磁界は伝送方向に成分をもつモード)により信号を伝搬する。伝送線路20は、例えばマイクロストリップ線路、コプレーナ線路、ストリップ線路等から構成することができる。
(本発明の第1の態様)
表面粗さに関しては、ポスト壁導波路14中のTEモードでは、上下の接地導体層12,13の表面粗さによる高周波特性への影響(導体損失の増大)が大きい。このため、接地導体層12,13と誘電体基板11との間における導体層の表面粗さをなるべく小さくすることが好ましい。また、伝送線路20に接する誘電体層(絶縁層)22と伝送線路20との間における導体層の表面粗さは、高周波特性への影響(伝送線路における導体損失の増大)があるものの、密着性を確保するため、表面粗さを大きくすることが好ましい。
参考として、図10に、伝送線路(マイクロストリップ線路)を構成する導体層(銅箔)の表面粗さRzが0.8μm(鎖線)、1.3μm(破線)、又は2.0μm(実線)である、それぞれの場合の伝送線路の減衰定数α(dB/mm)の一例を示す。このグラフに示すように、Rzが0.8μm以上の場合、Rzが大きいほどαが大きくなる傾向があり、伝送線路の伝送損失に明確な差があることが分かる。
また、図11に、ポスト壁導波路の接地導体層(銅箔)の表面粗さRzが0.5μm(破線)又は0.8μm(実線)であるそれぞれの場合のポスト壁導波路の伝送損失(dB)の一例を示す。このグラフに示すように、Rzが0.5μmの場合と0.8μmの場合とで、ポスト壁導波路の伝送損失に明確な差がないことが分かる。
そこで、本発明の第1の態様においては、伝送線路20に接する絶縁層22と伝送線路20との間における伝送線路20の表面粗さR3を、接地導体層12,13と誘電体基板11との間における接地導体層12,13の表面粗さR0より大きくする(R3>R0)。例えば、表面粗さを十点平均粗さRzの指標で表すとすれば、接地導体層12,13と誘電体基板11との間における接地導体層12,13の表面の十点平均粗さRzをRz0とし、伝送線路20に接する誘電体層(絶縁層)22と伝送線路20との間における伝送線路20の表面の十点平均粗さRzをRz3とするとき、Rz3>Rz0とする。Rz0が0.8μm以下であることが好ましい。また、Rz3は0.8μmより大きいこと(Rz3>0.8μm)が好ましい。Rz0の範囲(数値)は、例えば、0.8μmに限らず、0.5μmでもよい。Rz3の範囲(数値)は、例えば、1.3μmや2.0μmが挙げられる。
接地導体層12と誘電体基板11との間における接地導体層12の表面の十点平均粗さRzをRz1、接地導体層13と誘電体基板11との間における接地導体層13の表面の十点平均粗さRzをRz2とするとき、これらがいずれもRz3より小さければ、Rz1>Rz2でもよく、Rz1=Rz2でもよく、Rz1<Rz2でもよい。すなわち、Rz3>Rz1=Rz2でもよく、Rz3>Rz1>Rz2でもよく、Rz3>Rz2>Rz1でもよい。
なお、「接地導体層と誘電体基板との間における接地導体層の表面粗さ(十点平均粗さ)」とは、接地導体層が誘電体基板に積層される側における、接地導体層を構成する導体層(銅箔など)の表面粗さ(十点平均粗さ)である。また、「伝送線路に接する誘電体層と伝送線路との間における伝送線路の表面粗さ(十点平均粗さ)」とは、伝送線路が誘電体層に積層される側における、伝送線路を構成する導体層(銅箔など)の表面粗さ(十点平均粗さ)である。導体層の表面粗さは、導体層を誘電体基板や誘電体層に積層した後でも、通常の積層方向では変化はないと見てよい。積層後に導体層の表面粗さ(十点平均粗さ)を確認する場合、例えば、導波路基板を切断して、その断面を撮影し、断面における導体層の表面形状を観察する方法により、表面粗さを測定することができる。
第1の態様では、導波路の伝送損失を少なくするため、平坦な表面が求められるL1及びL2に導波路外部への接続機能を持たせるのではなく、その上部に設けたL3に導波路外部への接続機能を持たせている。すなわち、導波路の損失に影響するL1−D1間及びD1−L2間では導体表面に比較的大きな表面粗さを付与せず、代わりに、L3−D3間で導体表面に比較的大きな表面粗さを付与することで、導波路の損失を悪化させることなく、かつ、外部との接続あるいは信号伝送機能を両立させることができる。ただし、L3−D3間の導体表面には大きな表面粗さを付与しているので、これに起因したTEM線路の損失悪化をなるべく避けるために、伝送線路20の長さ(図2(a)におけるL)を短くとることが好ましい。
第1の態様の場合、誘電体基板11と絶縁層22の材料は同一でもよい。高周波特性が良い(誘電正接が小さい)材料として、液晶ポリマー(LCP)、あるいはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂)を用いることが好ましい。
(本発明の第2の態様)
誘電体材料については、ポスト壁導波路14中のTEモードでは、誘電体基板11の高周波特性(誘電正接など)による高周波特性への影響(誘電体損失の増大)が大きい。このため、誘電体基板11を構成する誘電体材料として、高周波特性が良い(誘電正接が小さい)、液晶ポリマー(LCP)、あるいはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂)を用いることが好ましい。また、伝送線路20に接する誘電体層(絶縁層)22を構成する誘電体材料として、伝送線路20を構成する金属などの導体材料との密着性に優れたポリイミド系樹脂を用いることが好ましい。
この場合、導体層と誘電体層の間における導体層の表面粗さは、上述した導体損失の観点から、なるべく小さいことが好ましい。例えば、表面粗さを十点平均粗さRzの指標で表すとすれば、接地導体層12,13と誘電体基板11との間における接地導体層12,13の表面の十点平均粗さRzをRz0とするとき、Rz0が0.8μm以下であることが好ましい。また、伝送線路20に接する誘電体層(絶縁層)22と伝送線路20との間における伝送線路20の表面の十点平均粗さRzをRz3とするとき、Rz3が0.8μm以下であることが好ましい。Rz0及びRz3の範囲(数値)は、例えば、0.8μmに限らず、0.5μmでもよい。なお、本態様における表面粗さ(十点平均粗さ)の定義は、第1の態様と同様である。
第2の態様では、導波路の伝送損失を少なくするため、平坦な表面が求められるL1及びL2に導波路外部への接続機能を持たせるのではなく、その上部に設けたL3に導波路外部への接続機能を持たせている。また、D3の誘電体材料として、導体層との密着性に優れたポリイミド系樹脂を用いることで、導波路の損失を悪化させることなく、かつ、外部との接続あるいは信号伝送機能を両立させることができる。ただし、L3が接するD3には、導波路を構成するD1の誘電体材料よりも誘電正接が比較的大きな材料を用いているので、これに起因したTEM線路の損失悪化をなるべく避けるために、伝送線路20の長さ(図2(a)におけるL)を短くとることが好ましい。
(導波路基板の構成例)
伝送線路20とポスト壁導波路14との間は、高周波信号注入構造とするための平面回路・導波路変換構造(変換器)により接続されている。図1及び図2の変換器は、伝送線路20から誘電体基板11の内部に向けて挿入されたピン構造の変換器50である。この変換器50は、図1〜図5では、誘電体基板11に形成されている下部導体16と、絶縁層22に形成されている上部導体24の組み合わせにより構成されている。接地導体層13と下部導体16(図2(a)では下部導体16の周囲のランド17)との間には間隙17aが設けられ、下部導体16と接地導体層12との間は誘電体(図2(a)では接着層23の一部)で絶縁される。
図1では、伝送線路20を含む絶縁層22上の導体層21(以下「上部導体層」という。)は、GSG(接地−信号−接地)構造のGSGパッド28、GSGパッド28の信号パッド25を下部導体16のパッド21aと接続する信号伝送路21b、トリミング可能な開放スタブ21c等を含む。GSGパッド28の接地パッド26は、図2(b)に示すように、絶縁層22及び接着層23を貫通する接地ビア27により、接地導体層13と接続されている。接地導体層12,13は、図示しないが、接地(グランド)電位となるように外部に接続されている。上部導体層21による平面回路には、インピーダンス整合素子等を備えていてもよい。例えば、信号伝送路21bの幅寸法及び長さ寸法、開放スタブ21cの幅寸法及び長さ(張り出し)寸法、開放スタブ21cにおける接地パッド26との離間形状等を調整することで位相回転量、インダクタンス成分、または、容量成分の大きさを制御し、インピーダンスの整合を図ることができる。
伝送線路20からポスト壁導波路14へ高周波信号を注入するための高周波信号注入構造(変換器)のピン構造は、誘電体基板11に形成される下部導体16と、接地導体層13上の誘電体層(絶縁層22及び接着層23)を貫通する上部導体24の二体から構成してもよい。ピンが1種類の導体で形成されてもよく、2種類以上の導体を積層した構成でもよい。ピンの内部は空洞でもよく、導体が充填されてもよく、誘電体が充填されてもよい。ピンの先端形状は丸みを帯びた形状でも尖った形状でもよい。
ピン構造の変換器の場合、ピンの長さを自在に調節することが可能となり、他の回路要素等による調節を行うことなく反射損を抑制することができる。下部導体16は銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)等の導体から形成することができる。下部導体16と誘電体基板の密着性を高めるため、間に密着層(図示せず)としてチタン(Ti)やクロム(Cr)等の膜を設けることが好ましい。密着層は、下部導体16と誘電体基板11との密着が損なわれない範囲において、薄いほど望ましい。例えば、Cuの膜が300nm以上である場合には、TiまたはCrの膜は40nm程度であることが望ましい。
ポスト壁導波路14は、ポスト壁18に直交するショート壁19を有する。ショート壁は、接地導体層12,13を接続するように誘電体基板11を貫通する1又は2以上のポスト15から構成されている。変換器50から誘電体基板11に放射された信号は、ポスト壁導波路14中で、ショート壁19から離れる方向に伝送される。
各ポスト15は、誘電体基板11に形成した貫通孔の内面に導体を積層したり、貫通孔に導体を充填したりして柱状の導体となるように形成される。貫通孔の断面形状は円形に限らず、四角形、多角形、その他の形状であってもよい。隣接するポスト15の配列や間隔は、高周波信号がポスト壁導波路14の外部に漏洩しないように設定される。例えば、隣接するポスト15,15間の中心間距離をポスト15の直径の2倍以下とすることが挙げられる。
図1及び図2に示す導波路基板10の製造方法について、図3〜5を用いて説明する。図3(a)〜(d)は、ポスト壁導波路14の製造工程における基板の要部を、製造工程の順に、段階的に示した断面図である。図4(a)〜(e)は、伝送線路20の製造工程における基板の要部を、製造工程の順に、段階的に示した断面図である。図5は、図3(d)のポスト壁導波路14と図4(e)の伝送線路20を組み合わせる段階を示した断面図である。なお、図3及び図5では、図2(a)と同様に、ポスト15と伝送線路20を同じ断面図に示している。
ポスト壁導波路14の製造工程においては、まず、準備工程として、図3(a)に示すように、基材として誘電体基板11の両面に導体層12,13を有する積層基板を用意する。製造工程中の導体層12,13は、接地されていなくてもよい。例えば、積層基板としては厚さ100〜500μm程度のフレキシブル基板が挙げられる。導体層12,13は例えば銅箔などの銅箔膜が好ましい。導体層12,13の厚さは少なくともミリ波帯の表皮深さよりも厚いことが望ましい。周波数60GHzでは、信号電流の表皮深さが270nmなので、厚さを2μm程度とすれば十分である。
次いで、図3(b)に示すように、孔あけ工程として、図3(a)の積層基板にレーザーアブレーションやドリル等の加工手段により、貫通孔15a及び有底穴16aの凹部形状を形成する。これらの凹部形状は、図3(c)のポスト15及び下部導体16に対応するように形成される。貫通孔15aは、ポスト15の位置に対応して、誘電体基板11を貫通するように形成される。有底穴16aは、下部導体16の長さに対応する所望の深さ、かつ、径寸法に対応する太さで形成される。
積層基板をフレキシブル基板とした場合には、例えば、液晶ポリマー基板(LCP基板)に対して、レーザー強度が調整されたUV−YAGレーザー、COレーザー等でレーザーを照射することで凹部形状を形成することができる。貫通孔15aや有底穴16aの径は、特に限定されないが、例えば10〜300μmの範囲で適宜設定することができる。薄い基板を用いたモード変換器においては、ポスト壁導波路14の厚さを薄くするほど、つまり、誘電体基板11を薄くするほど、下部導体16の長さ(ピン長さ)が伝送特性に影響する度合いが大きくなる。そのため、ピン長さをより一層精密に設計する必要がある。例えば、誘電体基板の厚さが300μm以下の場合、ピン長さを10μmレベルで制御することが望ましい。
次いで、図3(c)に示すように、ポスト15及び下部導体16を構成する導体層を、貫通孔15a及び有底穴16aの内部に形成する。導体層は、例えばCr/Cu,Ti/Cu等のシード層の上に、Cu等のメッキ層を形成した積層構造が好ましい。シード層の厚さは例えば10nm〜500nmであり、スパッタリングで形成することができる。メッキ層の厚さは少なくともミリ波帯の表皮深さよりも厚いことが望ましい。周波数60GHzでは、信号電流の表皮深さが270nmなので、2μm程度の厚さとすれば十分である。このとき、シード層やメッキ層等の導体層が、誘電体基板11の表裏面の導体層12,13上に同時に形成されてもよい。
次いで、図3(d)に示すように、下部導体16の周囲の間隙17aに対応する領域をエッチングにより除去し、ランド17を形成する。この際、間隙17aとなる位置に開口を有するレジストを形成してエッチングすることで、間隙17aとなる位置の導体層13を選択的に除去することができる。銅箔をエッチングする場合、塩化第二鉄液や塩化第二銅液等の酸溶液を用いたウェットエッチングを利用することができる。
下部導体16の形成後、下部導体16を有する有底穴16aの内部に、ペースト状の導電性材料(導電性ペースト)をスクリーン印刷等の手段で充填してもよい。この場合、まず、基板の全表面にシート状のカバーを貼付し、有底穴16aに対応する部分のみ除去して貫通孔を形成する。この状態で、基板全面に導電性ペーストをスクリーン印刷により塗布すると、カバーの貫通孔を通して有底穴16aにペーストを充填することができる。その後、シートを除去して、下部導体16の内部のみにペーストを充填した状態とすることができる。カバーとしては、たとえばステンレス、アルミ合金からなるメタルマスクを用いることができる。カバーに貫通孔を形成する方法としては、誘電体基板11と導体層12,13の積層基板に貫通孔15aを形成するときと同様に、エネルギーを調整したレーザー加工等を用いることができる。
伝送線路20の製造工程においては、まず、準備工程として、図4(a)に示すように、基材として絶縁層22の片面に導体層21を有する積層基板を用意する。導体層21は例えば銅箔などの銅箔膜が好ましい。導体層21の厚さは少なくともミリ波帯の表皮深さよりも厚いことが望ましい。周波数60GHzでは、信号電流の表皮深さが270nmなので、厚さを2μm程度とすれば十分である。
次いで、図4(b)に示すように、導体層21をエッチングして、図1のパッド21a、信号伝送路21b、開放スタブ21c、信号パッド25、接地パッド26などの平面回路を形成する。この際、平面回路の形状にパターニングしたレジストを形成し、これ以外の導体層21をエッチングにより除去することで、これらの平面回路を形成することができる。その後、レジストをレジスト剥離液により除去する。さらに、CFガスやOガスによる反応性イオンエッチング(RIE)プロセスを実施することもできる。この際、上述したように、インピーダンス整合をとるためにそれぞれの平面回路における各寸法をそれぞれ設定することができる。図4においては、平面回路として、パッド21aと信号伝送路21bのみが示されている。
次いで、図4(c)に示すように、絶縁層22の裏面全体に、接着層23を形成する。接着層23としては、エポキシ系やアクリル系の接着剤、あるいは液晶ポリマー(LCP)による接着層が用いられる。接着層23は、高周波特性が劣る材料を用いる場合もあるので、接着層23の厚さを絶縁層22の厚さより薄くすることが好ましい。接着層23より絶縁層22を厚くすることで、損失の低減を図ることができる。
次いで、図4(d)に示すように、誘電体層(絶縁層22と接着層23)に、レーザーアブレーション等の加工手段により、開口部24aを形成する。開口部24aは、図2の上部導体24や接地ビア27に対応する位置に設けられる。開口部24aは、絶縁層22の上では、信号伝送路21bのパッド21aや接地パッド26といった平面回路に電気的に接続するように、絶縁層22と接着層23を貫通して形成される。レーザーの照射条件を調節することで、導体層21を貫通せず、絶縁層22と接着層23を貫通する開口部24aを形成することができる。図4(d)においては、パッド21aの下の開口部24aのみが示されている。
次いで、図4(e)に示すように、充填工程として、ペースト状の導電性材料(導電性ペースト)をスクリーン印刷等の手段で開口部24aに充填してもよい。この際、接着層23の面全体に導電性ペーストを塗布した後に、スキージ等で押圧することで、開口部24aに上部導体24となる導電性ペーストを充填することができる。導電性ペーストは、開口部24aの内部に完全に充填されていなくともよいが、気密性を要求される場合などには、開口部24aの内部に完全に充填されていることが望ましい。
図3(d)のポスト壁導波路14と図4(e)の伝送線路20を組み合わせるには、図5に示すように、下部導体16と上部導体24の位置や他の位置を合わせて貼り合わせ、加熱加圧処理することで、接着層23により接着することができる。加熱加圧処理は、接着層23がポスト壁導波路14の導体層13に接着されるとともに、下部導体16と上部導体24が接続すればよく、平面回路が変形しない程度の処理条件とされる。上述したように、下部導体16の内部にも導電性ペーストを充填しておくと、接続が確実になり好ましい。
導電性ペーストは、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、スズ(Sn)、ビスマス(Bi)等の導電性粒子(導体粒子)を含み、これ以外にフィラーやバインダーとして樹脂やフラックス等を含むことができる。印刷法を用いて導電性ペーストを微細な凹部に充填する場合、高アスペクト比の凹部に導体を形成することが容易になる。これにより、導波路基板を小型化・薄型化するため、変換器のピン構造を小さく形成する場合であっても、所望の長さのピンを安定的に形成することができる。このようにして製造された変換器(高周波信号注入構造)は、その一部に、導電性粒子の集合体、導電性粒子の結集帯、又は微細孔を有する導電性粒子の焼結体を含むものとなる。
高周波信号注入構造は、誘電体基板を貫通しないピン構造に限らず、誘電体基板を貫通する貫通導体式の導波路励振手段であってもよい。図6及び図7に、貫通導体式の導波路励振手段の一例を示す。この貫通導体式の変換器60では、下部導体16が誘電体基板11を貫通し、両端のランド17,17は、それぞれ間隙17a,17bにより接地導体層12,13から分離されている。貫通導体式の変換器の製造は図3〜5に示す製造方法と同様に製造可能である。主な変更点としては、図3(b)の工程では有底穴16aが接地導体層12に到達するまで形成し、図3(d)の工程では接地導体層12,13のそれぞれに、図6に示すように間隙17a,17bを形成する、等が挙げられる。
貫通導体式の変換器の利点としては、例えば誘電体基板11の厚さが比較的薄い(例えば300μm未満)の場合や、50Ωのインピーダンス整合を実現したい場合に、伝送線路20の長さ(図2(a)のL)を短くでき、TEM線路部における損失を低減できることが挙げられる。
(外部装置との接続)
ポスト壁導波路を備えた導波路基板の上には、伝送線路と外部装置との接続手段を備えることができる。外部装置としては、集積回路(IC)等の半導体装置が挙げられる。
図8の構成では、導波路基板10の上に半導体装置30が配置されている。伝送線路20と半導体装置30との間は、バンプ31により電気的に接続されている。半導体装置30から出力された高周波信号は、伝送線路20と変換器50を経てポスト壁導波路14の信号に変換され、ポスト壁導波路14におけるショート壁19とは反対側の端部に出口14aから高周波信号Wが外部に放射される。この例の半導体装置30は、導波路基板10においてポスト壁導波路14とは異なる位置に配置されている。
導波路基板10は、直流(DC)回路32を含み、直流回路32と半導体装置30との間は、別のバンプ31により電気的に接続されている。直流回路32はスルーホール33を経て導波路基板10の裏面に達している。母基板40上に形成された回路と導波路基板10の裏面における直流回路32との間は、バンプ42によりバンプ31により電気的に接続されている。母基板40上に導波路基板10を固定するためのバンプ42や、導波路基板10の上に半導体装置30を固定するためのバンプ31は、回路や伝送路において電気的接続が必要な箇所に限らず、所望の数及び配置を設けることができる。
バンプとしては、微細化が可能であることからスタッドバンプ、メッキバンプ、半田(ソルダー)バンプ等が挙げられる。スタッドバンプはワイヤの先端を溶融して形成したボールを切断してバンプとするものであり、ワイヤボンディングと同様の装置が利用可能である。スタッドバンプとしてはAuスタッドバンプが好適であり、Auスタッドバンプと前記伝送線路との間にAuSn材料を有することが好ましい。Auスタッドバンプは、細径のAuワイヤから形成でき、微細化が可能である。金錫合金(AuSn)は、鉛フリーで比較的低融点のための、接合材料として好適である。
図9は、図8とは異なる例を示す。この構成では、導波路基板10に設けられた凹部に半導体装置30が配置され、半導体装置30と伝送線路20及び直流回路32との接続は、図8のバンプ31に代えて、ワイヤ34やリボンが用いられている。これらの接続手段としては、金ワイヤ又は金リボンが好ましい。金(Au)は導電性、耐食性、信頼性が良好であり、空気中でも酸化せずに接続作業が可能であるので、作業性に優れる。
接続手段は、表面実装によるバンプ31やワイヤ34等に限らず、スルーホール実装によるピン端子などが挙げられる。表面実装の場合、導波路基板10の片側に半導体装置30を実装することが可能である。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
高周波信号としては、ミリ波が挙げられるが、導波管構造による伝搬が可能であれば、テラヘルツ波(サブミリ波)等の更に高い周波数を有する信号でもよい。
10…導波路基板、11…誘電体基板、12,13…接地導体層、14…ポスト壁導波路、15…ポスト、16…下部導体、18…ポスト壁、20…伝送線路、21…導体層、22…絶縁層(誘電体層)、23…接着層(誘電体層)、24…上部導体、30…半導体装置、31…バンプ、34…ワイヤ、50,60…変換器。

Claims (10)

  1. 伝送線路とポスト壁導波路を備えた導波路基板であって、
    前記ポスト壁導波路は、誘電体基板の対向する両面に形成された一対の接地導体層と、前記一対の接地導体層を接続するように前記誘電体基板を貫通するポストからなる一対のポスト壁とから構成され、
    前記伝送線路は、前記一対の接地導体層のいずれか一方との間に1又は2以上の誘電体層を介して、前記ポスト壁導波路の上に積層され、
    前記一対の接地導体層と前記誘電体基板との間における前記一対の接地導体層の表面の十点平均粗さRzをRz0とし、前記1又は2以上の誘電体層のうち前記伝送線路に接する誘電体層と前記伝送線路との間における前記伝送線路の表面の十点平均粗さRzをRz3とするとき、Rz3>Rz0であることを特徴とする導波路基板。
  2. 前記Rz0は0.8μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の導波路基板。
  3. 伝送線路とポスト壁導波路を備えた導波路基板であって、
    前記ポスト壁導波路は、誘電体基板の対向する両面に形成された一対の接地導体層と、前記一対の接地導体層を接続するように前記誘電体基板を貫通するポストからなる一対のポスト壁とから構成され、
    前記伝送線路は、前記一対の接地導体層のいずれか一方との間に1又は2以上の誘電体層を介して、前記ポスト壁導波路の上に積層され、
    前記誘電体基板が液晶ポリマー又はフッ素系樹脂からなり、前記1又は2以上の誘電体層のうち前記伝送線路に接する誘電体層がポリイミド系樹脂からなることを特徴とする導波路基板。
  4. 前記一対の接地導体層と前記誘電体基板との間における前記一対の接地導体層の表面の十点平均粗さRzと、前記伝送線路に接する誘電体層と前記伝送線路との間における前記伝送線路の表面の十点平均粗さRzとが、いずれも0.8μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の導波路基板。
  5. 前記導波路基板は、前記伝送線路から前記ポスト壁導波路へ高周波信号を注入するための高周波信号注入構造を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の導波路基板。
  6. 前記高周波信号注入構造が、前記誘電体基板を貫通する貫通導体式の導波路励振構造であることを特徴とする、請求項5に記載の導波路基板。
  7. 前記高周波信号注入構造の一部が、導電性粒子の集合体、導電性粒子の結集帯、又は微細孔を有する導電性粒子の焼結体からなることを特徴とする請求項5又は6に記載の導波路基板。
  8. 前記導波路基板は前記伝送線路と外部装置との接続手段を備え、前記接続手段が金ワイヤ又は金リボンからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の導波路基板。
  9. 前記導波路基板は前記伝送線路と外部装置との接続手段を備え、前記接続手段がスタッドバンプからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の導波路基板。
  10. 前記スタッドバンプがAuスタッドバンプであり、前記Auスタッドバンプと前記伝送線路との間にAuSn材料を有することを特徴とする請求項9に記載の導波路基板。
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