JP6164010B2 - 柱梁接合部の補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、柱梁接合部の補強構造に関する。
鉄骨造の構造物の柱梁接合部において、梁を柱に溶接する際に溶接線の交差を避けるために梁のウェブにスカラップという円弧状の切欠部を設けることがある。しかし、このようなスカラップを設けると、梁のスカラップ形成部位周辺に大きな応力が発生するおそれがある。特にスカラップ底は応力集中が著しく、当該部位を基点とする亀裂がフランジに生じたり梁の荷重保持能力が低下したりするおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1ではスカラップ形成部をふさぐ補強部材を梁に設けることにより、梁の補強を行っている。
特開平5−214765号公報
しかしながら、特許文献1の補強構造では、スカラップの形成部分を補強部材で完全にふさぐようにしているため、柱と梁のフランジとの接合部(溶接部あるいは裏当金)にほぼ密着するように補強部材を形成しなければならない。柱と梁の取付精度によっては補強部材を現場で再加工する必要がある。よって、補強部材を作成するのに手間がかかるという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、その主な目的は柱梁接合部の補強の簡易化を図ることにある。
かかる目的を達成するために本発明の柱梁接合部の補強構造は、ウェブにスカラップが形成されたH形鋼の梁と、柱との柱梁接合部の補強構造であって、前記梁を補強する補強部材であって、前記梁のフランジと前記柱の接合部と、当該補強部材との間に空隙を形成するための切欠部を有する補強部材を、前記スカラップ形成部位周辺の前記ウェブの側面に固設したことを特徴とする。
このような柱梁接合部の補強構造によれば、補強部材を柱と梁のフランジの接合部にほぼ密着するように設けなくてもよい(すなわち補強部材の作成に高い精度が求められない)。よって、この補強部材をスカラップの周辺に設けることにより柱梁接合部の補強の簡易化を図ることが可能である。
かかる柱梁接合部の補強構造であって、前記補強部材を前記フランジに接合することが望ましい。
このような柱梁接合部の補強構造によれば、より確実に補強部材を梁に固定することができる。
かかる柱梁接合部の補強構造であって、前記補強部材を前記柱にも接合することが望ましい。
このような柱梁接合部の補強構造によれば、補強の効果をより高めることが可能である。
かかる柱梁接合部の補強構造であって、前記切欠部は、前記スカラップよりも大きく形成されていてもよい。また、前記切欠部は、前記スカラップよりも小さく形成されていてもよい。
前記切欠部が前記スカラップよりも大きい場合の柱梁接合部の補強構造であって、前記補強部材の前記切欠部側の端と前記ウェブとを溶接することが望ましい。
このような柱梁接合部の補強構造によれば、補強部材をより確実に梁に接合することができる。
前記切欠部が前記スカラップよりも小さい場合の柱梁接合部の補強構造であって、前記補強部材は、前記ウェブの一方の側面に設けられており、前記一方の側面の側から前記補強部材の外縁と前記ウェブの前記一方の側面とを溶接し、他方の側面の側から前記ウェブの前記スカラップ側の端と前記補強部材とを溶接することが望ましい。
このような柱梁接合部の補強構造によれば、補強部材をより確実に梁に接合することができる。
本発明によれば、柱梁接合部の補強の簡易化を図ることが可能である。
柱梁接合構造を示す側面図である。 図1Aを斜め上から見た斜視図である。 図1Aの柱梁構造に亀裂が生じた状態を示す側面図である。 図2Aを斜め上から見た斜視図である。 参考例における柱梁接合の補強構造について説明するための側面図である。 第1実施形態における柱梁接合の補強構造を示す側面図である。 図4Aを斜め上から見た斜視図である。 図4Aを斜め下から見た斜視図である。 1実施形態における柱梁接合部の拡大図である。 柱梁接合の解析モデルの説明図である。 荷重Pと変位δとの関係の解析結果を示す図である。 相当組成ひずみに関する有限要素法(FEM)のコンター図である。 図8A及び図8Bは、第1実施形態の変形例の説明図である。 第2実施形態における柱梁接合の補強構造を示す側面図である。 図9Aを斜め上側から見た斜視図である。 図9Aを斜め下側から見た斜視図である。 第2実施形態における柱梁接合部の拡大図である。 図10のA−A断面の状態を示す概念図である。 第3実施形態の柱梁接合部の断面の状態を示す概念図である。
===柱梁接合構造について===
図1Aは、柱梁接合構造の一例を示す側面図である。また、図1Bは、図1Aを斜め上から見た斜視図である。なお、図において上を上側とし、下を下側とする。図に示す柱梁接合構造は、柱10と、梁20とを備えて構成されている。
柱10は、構造建物において床や梁などの鉛直荷重を支える構造部材である。図に示すように、柱10は角型の鋼管である。また、柱10はダイアフラム12とガセットプレート14を有している。
ダイアフラム12は、柱10の仕口の剛性を高める鋼板であり、柱10において、梁20(より具体的には、後述するフランジ24)との接合位置の周囲に設けられている。
ガセットプレート14は、柱10と梁20(より具体的には、後述するウェブ22)との接合位置に設けられている。ガセットプレート14は、2つの部材(ここでは柱10と梁20)を連結するための鋼板である。ガセットプレート14及び梁20(ウェブ22の幅方向の端部)には、ボルト16を通す孔が複数設けられている。そして、ガセットプレート14と梁20をボルト16とナット(不図示)で締め付けることにより柱10に梁20(ウェブ22)を固定できる。
梁20は、構造建物において柱同士を水平方向につなぐ構造部材である。図に示すように梁20は、幅方向に垂直な断面がH形の鉄製の鋼材(いわゆるH形鋼)であり、ウェブ22とフランジ24を有している。また、梁20にはスカラップ26が形成されている。
フランジ24は、梁20の上縁と下縁にそれぞれ配置された板状部材である。
ウェブ22は、上下のフランジ24を結ぶ板状部材である。
スカラップ26は、梁20のウェブ22の幅方向の端部において上下のフランジ24の近傍に設けられた円弧形状の切欠きである。
梁20のフランジ24と柱10(ダイアフラム12)とを接合する際には、柱10と梁20をガセットプレート14によりボルト16を用いて固定してから、裏当金32を溶接部分の下に配置し、ダイアフラム12とフランジ24を溶接により接合する。これにより溶接部30が形成される。なお、裏当金32は、溶接部分の裏側(ここでは下側)に設けられて、溶融金属が抜け落ちるのを防ぐ鋼材である。
図2Aは、図1Aの柱梁構造に亀裂が生じた状態を示す側面図である。また、図2Bは、図2Aを斜め上から見た斜視図である。
図1のように梁20のウェブ22にスカラップ26を形成した場合、フランジ24におけるスカラップ26の端部の位置に応力が集中しやすくなる。このような応力集中により、図2A,図2Bの破線で囲んだ部分に示すように、上下のフランジ24に亀裂が生じるおそれがある。
そこで本実施形態では、梁20のスカラップ形成部位周辺を補強することにより亀裂の発生を抑制するようにしている。
===第1実施形態===
本実施形態の補強構造について説明する前に、参考例について説明する。
≪参考例の補強構造≫
図3は、参考例における柱梁接合の補強構造について説明するための側面図である。図3では、柱10と梁20(梁20の上側のフランジ24)との接合部を拡大して示している。
この参考例では、柱梁接合を補強する補強構造として補強部材400を設けている。
補強部材400は、ウェブ22のスカラップ26形成位置に設けられており、スカラップ26を完全にふさいでいる。こうするように補強部材400を設けることで、フランジ24におけるスカラップ26の端部の応力集中を防止し、亀裂が発生するのを抑制することができる。
しかし、このようにスカラップ26の部位を完全にふさぐ補強部材400を形成するには、形状が複雑になるため高い精度が求められる。これにより補強部材400の作成に手間がかかるという問題がある。さらに、フランジ24と柱10(ダイアフラム12)との接合形状が上下で異なるため、上側のフランジ24と下側のフランジ24で同じ補強部材400が使えないという問題がある。具体的には、上側のフランジ24の場合、図3に示すように、補強部材400は裏当金32と接している。このため、補強部材400は、裏当金の外形に沿った形状に作成されている。これに対し、下側のフランジ24の場合、補強部材400は、溶接部30と接することになる(図2A参照)。よって、図3の補強部材400を下側のフランジ24の補強に用いることができず、梁20の上側と下側で異なる補強部材を用意しなければならない。
≪第1実施形態の補強構造≫
図4Aは、第1実施形態における柱梁接合の補強構造を示す側面図である。図4Bは図Aを斜め上から見た斜視図であり、図4Cは図4Aを斜め下から見た斜視図である。また、図5は、第1実施形態における柱梁接合部の拡大図である。
なお、前述した柱梁接合における構成と同一構成の部分には同一符号を付し説明を諸略する。
本実施形態では、スカラップ26の形成部位を補強する補強部材として補強部材40を備えており、参考例の補強部材400と比べると形状が異なっている。
補強部材40は、柱10(ダイアフラム12)と梁20(フランジ24)との接合部(溶接部30あるいは裏当金32)と、当該補強部材40との間に空隙を形成する切欠部42を有している。例えば、図5の場合、切欠部42は裏当金32と補強部材40との間に空隙を形成している。また、ウェブ22の下側のスカラップ26を補強する補強部材40の場合、切欠部42は溶接部30と補強部材40との間に空隙を形成する(図4A参照)。
本実施形態では切欠部42は、ウェブ22のスカラップ26と同様の曲線形状(円弧状)に設けられている。また、第1実施形態の補強部材40では、切欠部42はスカラップ26よりも若干小さくなるように形成されている。
このような補強部材40をウェブ22の側面、フランジ24、柱10にそれぞれ溶接して接合することで、柱梁接合部を補強することが出来、スカラップ26による応力集中を抑制することができる。なお、補強部材40は、必ずしもフランジ24に接合(溶接)していなくてもよいが、フランジ24にも接合すると、より確実に補強部材40を梁20に固定することができる。
また、切欠部42は、裏当金32や溶接部30に密着させる必要がないので形状の精度を高める必要がなく、簡易に補強部材40を作成することができる。なお、第1実施形態ではウェブ22の両側面に補強部材40を固設する。
<解析モデルによる補強の評価>
(解析モデル)
図6は、柱梁接合の解析モデルの説明図である。図中の数字は長さを示している。
また、柱と梁の断面条件は以下の通りである(単位mm)。
柱:□−400×16(柱パネル□−400×22)
梁:H−500×200×12×25
(補強部材)
板厚:t12(ウェブ両側面に配置、R25の切欠付き)
(水準)
水準1:補強部材なし
水準2:補強部材あり(柱への溶接あり)
水準3:補強部材あり(柱への溶接なし)
(評価項目)
評価項目1:荷重P−変位δ関係
評価項目2:相当塑性ひずみ(変位δ=100mm)
(評価結果)
図7Aは荷重Pと変位δとの関係の解析結果を示す図である。図の横軸は変位量δ(mm)を示し、縦軸は荷重P(kN)を示している。図6のように梁の端部(柱との接合端と反対側の端部)に荷重Pをかけてそのときの変位δを算出した。また、図7Bは相当組成ひずみに関する有限要素法(FEM)のコンター図である。
図7Aに示すように、水準2、水準3では、水準1と比べて、或る荷重P(例えば500kN)をかけたときの変位量が小さい。すなわち荷重Pのせん断力を加えても変形し難くなっていることがわかる。
また、図7Bに示すように各水準の相当塑性ひずみの最大値は、例えばδ=100mmにおいて、
水準1:6.379%
水準2:4.850%
水準3:5.411%
となり水準2が最も小さい。また全体的に水準2、3とも水準1よりもひずみが小さくなっており、補強部材も設けることで梁(特にスカラップ底)に生じるひずみ集中が緩和されている。
これらの結果から、補強部材40を設けることでスカラップ26の形成部位周辺を補強できることがわかる。なお、補強部材40は、柱10に溶接しなくても補強の効果が得られるが、柱10に溶接すると、さらに効果を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ウェブ22にスカラップ26が形成されたH形鋼の梁20と、柱10との柱梁接合部を補強する際に、補強部材40で補強を行っている。補強部材40は、梁20のフランジ24と柱10との接合部(溶接部30あるいは裏当金32)と、当該補強部材40との間に空隙を形成するための切欠部42を有しており、この補強部材40をスカラップ26形成部位周辺のウェブ22の側面及びフランジ24に溶接により固設する。
こうすることにより、補強部材40を作成する際に切欠部42の形成精度を高める必要がない。よって、スカラップ26をふさぐようにした参考例(図3)の場合と比べて、柱梁接合部の補強を簡易に行うことができる。
<変形例>
前述の実施形態では、柱10と梁20とを現場で溶接する現場溶接形であったが、この変形例では、柱10と梁20を予め工場にて溶接している。
図8A及び図8Bは、第1実施形態の変形例の説明図である。
前述の第1実施形態(図4A)と比べると、柱10にガセットプレート14、ボルト16が設けられていない。また、梁20のウェブ22の幅方向の端は、工場において溶接により柱10と接合されている。
なお、図8Aの場合、上側のフランジ24と柱10との接合部の裏当金32は接合部の下側に設けられており、下側のフランジ24と柱10との接合部の裏当金32は接合部の上側に設けられている。つまり、上側のフランジ24と柱10との接合部では、図の上側から溶接が行われており(溶接部30が上側に形成されており)、下側のフランジ24と柱10との接合部では図の下側から溶接が行なわれている(溶接部30が下側に形成されている)。
図8Bの場合、裏当金32が設けられていない。この場合、上側のフランジ24と柱10との接合部、及び、下側のフランジ24と柱10との接合部は、それぞれ、上側と下側から溶接を行っている(上側と下側のそれぞれに溶接部30が形成されている)。
このような場合においても、前述の実施形態と同様に、スカラップ26形成部位周辺に補強部材40を設けることにより、亀裂の発生を抑制することができる。
===第2実施形態===
図9Aは、第2実施形態における柱梁接合の補強構造を示す側面図である。図9Bは図9Aを斜め上側から見た斜視図であり、図9Cは図9Aを斜め下側から見た斜視図である。また、図10は、第2実施形態における柱梁接合部の拡大図である。なお、第1実施形態(図4A〜図4C、図5)と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
第2実施形態では、スカラップ26の形成部位周辺のウェブ22及びフランジ24に補強部材40´を溶接して固設している。前述の実施形態1の補強部材40は、スカラップ26よりも若干小さな切欠部42を有していたのに対し、補強部材40´は、スカラップ26よりも若干大きな切欠部42´を有している。これにより、既存の裏当金32や溶接部30との干渉をより確実に防ぐようにすることができる。
また、この第2実施形態では、補強部材40´の切欠部42´側の端もウェブ22に溶接により接合している。
図11は、図10のA−A断面の状態を示す概念図である。図11において斜線で示す部分は溶接箇所を示している。図に示すように、スカラップ26よりも切欠部42´の方が大きいので、補強部材40´の外縁(図の上側の斜線部分)のみでなく、切欠部42´側の端(図の下側の斜線部分)もウェブ22に溶接することができる。こうすることによって、補強部材40´をより確実にウェブ22に接合することができる。
この第2実施形態においても、柱10と梁20との接合部に切欠部42´を有する補強部材40´を設けることにより、柱梁接合部の補強を簡易に行うことが出来る。
===第3実施形態===
前述の実施形態では、ウェブ22の両側面に補強部材を設けていた。第3実施形態ではウェブ22の一方の側面のみに補強部材を設けている。
図12は、第3実施形態の柱梁接合部の断面の状態を示す概念図である。なお、図12は、図5の構成において図11に対応する位置の断面を示している。また、図11と同様に斜線部分は溶接箇所を示している。
第3実施形態では、スカラップ26よりも小さい切欠部42が形成された補強部材(第1実施形態の補強部材40)をウェブ22の一方(図では右側)の側面のみに設けている。
このため、右側から補強部材40の外縁とウェブ22の側面とを溶接することができ(図の上側の斜線部分)、左側からウェブ22のスカラップ26側の端と補強部材40とを溶接することができる(図の下側の斜線部分)。これにより、補強部材40をより確実にウェブ22に接合することができる。なお、ウェブ22の反対側の側面(図の左側の側面)に補強部材40を設けても良い。
また、第2実施形態(図11)の補強部材40´をウェブ22の一方の側面に設けるようにしても良い。
===その他の実施形態について===
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<柱10について>
前述の実施形態では、柱10として角型鋼管を用いていたがこれには限られない。例えば丸型の鋼管やH形鋼、その他の断面形状のものであってもよい。
また、ダイアフラム12を介さずに柱10と梁20とを接合してもよい。その場合、ダイアフラムは鋼管の内部に設置してもよいし、あるいはダイアフラムを設けなくてもよい。
<切欠部42について>
前述の実施形態では切欠部42を、スカラップ26と同様の円弧状に設けていたがこれには限られず、柱10とフランジ24との接合部と、補強部材40との間に空隙を形成するものであればよい。例えば、補強部材40の角部を直線状に切り欠いた形状であってもよい。
10 柱
12 ダイアフラム
14 ガセットプレート
16 ボルト
20 梁
22 ウェブ
24 フランジ
26 スカラップ
30 溶接部
32 裏当金
40 補強部材
40´ 補強部材
42 切欠部
42´ 切欠部
400 補強部材

Claims (7)

  1. ウェブにスカラップが形成されたH形鋼の梁と、柱との柱梁接合部の補強構造であって、
    前記梁を補強する補強部材であって、前記梁のフランジと前記柱の接合部と、当該補強部材との間に空隙を形成するための切欠部を有する補強部材を、前記スカラップ形成部位周辺の前記ウェブの側面に固設した、
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  2. 請求項1に記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記補強部材を前記フランジに接合した
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記補強部材を前記柱にも接合した
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記切欠部は、前記スカラップよりも大きく形成されている
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記切欠部は、前記スカラップよりも小さく形成されている
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  6. 請求項4に記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記補強部材の前記切欠部側の端と前記ウェブとを溶接した
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
  7. 請求項5に記載の柱梁接合部の補強構造であって、
    前記補強部材は、前記ウェブの一方の側面に設けられており、前記一方の側面の側から前記補強部材の外縁と前記ウェブの前記一方の側面とを溶接し、他方の側面の側から前記ウェブの前記スカラップ側の端と前記補強部材とを溶接した
    ことを特徴とする柱梁接合部の補強構造。
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