JP6162627B2 - 端面観察装置 - Google Patents

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本発明は、光コネクタの端面状態を観察する端面観察装置に関する。
光通信において、光コネクタは各種ネットワーク装置や光ファイバ間を接続するための必要不可欠な部品であり、光コネクタでの損失を低減することは良好な光通信を実現する上で非常に重要である。光コネクタにおける損失要因は主に、コネクタ端面におけるゴミ、異物の付着や汚れである。そのため光コネクタの接続時にはコネクタ端面の清掃や観察が重要な作業になっている。
具体的に、光コネクタは、雄コネクタであるプラグと、雌コネクタでありネットワーク装置などでプラグの差し込み口となるレセプタクルとから構成されている。従来から、上記プラグと上記レセプタクルの夫々について、清掃や観察を行うためのクリーナや端面観察装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、レセプタクル内のコネクタ端面用のクリーナテープを備えたクリーナが開示されている。また、特許文献2には、レセプタクル内のコネクタ端面の観察装置が開示されている。コネクタ接続等を行う際には、このような装置を使用して光コネクタの清掃作業と観察作業が行われている。
特開2004−219602号公報 特開平10−19728号公報
しかしながら、上述したような従来の清掃装置と観察装置とは別装置で提供されることが一般的であったため、夫々の装置を別箇に用意し、それらを適宜交換しながら使い分けて清掃作業と観察作業を行っていた。そのため作業の繁雑さが避けられないという課題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、操作し易く、且つ作業時間を短縮することが可能な端面観察装置を提供することにある。
本発明に係る端面観察装置は、透明部材と、前記透明部材上に設けられ、観察対象物の端面を操作するための構造体と、前記透明部材を介して前記観察対象物の端面に照射する光を発生させる光源と、前記透明部材を介して前記観察対象物の端面の像を受像する撮像素子と、前記透明部材と前記撮像素子との間の光軸上に設けられ入射した光の一部を反射し、一部を透過させる光学素子と、前記透明部材と前記光学素子との間の光軸上に設けられたレンズとを有し、前記光源と前記撮像素子とは、夫々前記光学素子からの光学的距離が等しい位置に配置され、前記構造体は、前記観察対象物の端面を清掃するためのクリーニング機構を含むことを特徴とする。
上記端面観察装置において、前記透明部材に対して光学的に共役の位置にあることを特徴とする。
上記端面観察装置において、前記撮像素子と前記光学素子との間に、アイリス、波長フィルタ、および偏波フィルタの少なくとも一つを更に有してもよい。
上記端面観察装置において、前記光源と前記光学素子との間に、アイリス、波長フィルタ、および偏波フィルタの少なくとも一つを更に有してもよい。
上記端面観察装置において、前記光学素子は、ハーフミラーまたはビームスプリッタであってもよい。
上記端面観察装置において、前記光学素子は、反射面と透過面とが非平行のハーフミラーであってもよい。
上記端面観察装置において、前記光学素子はビームスプリッタであって、前記ビームスプリッタは、前記光源に対向する透過面と当該透過面を介して入射する光の一部を反射する反射面との相対角度が45度ではないとしてもよい。
本発明によれば、例えば清掃装置と観察装置とを一体化することができるので、操作し易く、且つ作業時間を短縮することが可能な端面観察装置を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る端面観察装置の構成を示す図である。 端面観察装置におけるクリーニング機構の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態5に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態6に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態7に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態8に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態9に係る端面観察装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態10に係る端面観察装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
≪実施の形態1≫
図1に、本発明の実施形態1に係る端面観察装置の構成を示す。
端面観察装置100は、観察対象物としての光コネクタ10の接続端面(コネクタ中央の光ファイバの端面)10Aを観察するための観察機構と光コネクタ10の接続端面10Aを操作するための構造体とが一体化した構造を有する。以下では、上記構造体が、光コネクタ10の接続端面10Aを清掃するためのクリーニング機構13である場合を一例として、説明する。
具体的に、端面観察装置100は、図1に示されるように、透明部材12、クリーニング機構13、結像用レンズ14、撮像素子15、光源16、およびハーフミラー17を備える。特に制限されないが、端面観察装置100は、例えば筒状の筐体11内に、上述の透明部材12や撮像素子15等の機能素子が配置された構造を有する。
透明部材12は、光源16からハーフミラー17を介して照射された光を透過し、且つ接続端面10Aからの光を透過する材料から構成される。透明部材12は、例えばレンズである。また、透明部材12は、クリーニング機構13を支持する機能も備えている。
クリーニング機構13としては、例えば、特許文献1に示されるような、光コネクタ10の中央にある光ファイバの端面10Aにクリーニングテープを押しつけ、端面内の所定の方向に摺動させる構造を有するものを例示することができる。
図2に、クリーニング機構13の具体的な構成例を示す。図2の(A)には、端面観察装置100におけるクリーニング機構13が設けられた先端部の断面が模式的に示されており、図2の(B)には、端面観察装置100におけるクリーニング機構13が設けられた先端部を正面(接続端面10A側)から見た図が模式的に示されている。
クリーニング機構13は、例えば、透明部材12上に設けられた摺動ガイド202を覆うように配置されたクリーニングテープ201と、クリーニングテープ201を摺動ガイド202に従って摺動させる摺動機構(図示せず)とから構成される。クリーニングテープ201は、例えば、端面内の所定の方向(例えば図2の(B)の矢印の方向)に摺動する。摺動ガイド202は、例えばコネクタ端部において光コネクタ10の接続端面10Aの径より細径となるように透明部材12上に形成されている。なお、図2には、クリーニングテープ201と摺動ガイド202の一部のみが図示されており、詳細は図示されていない。
光コネクタ10の接続端面10Aをクリーニングする際には、クリーニングテープ201を透明部材12と共に接続端面10Aに押し付け、クリーニングテープ201を摺動ガイド202に従って摺動させることで、接続端面10Aに付着した異物を除去する。
ハーフミラー17は、入射した光の一部を反射し、一部を透過させる光学素子である。ハーフミラー17による反射光と透過光との割合は、例えば1対1である。
撮像素子15は、光学系(透明部材12、結像用レンズ14、およびハーフミラー17)を介して光コネクタ10の接続端面10Aの像を撮像し、接続端面10Aの画像を生成するものである。撮像素子15は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary metal−oxide−semiconductor)などを用いて構成することができる。
光源16は、透明部材12を介して接続端面10Aに照射する光を発生させる。光源16としては、例えばLEDや半導体レーザを例示することができる。
端面観察装置100において、撮像素子15は、結像用レンズ14の光軸上に配置され、光源16は、例えばハーフミラー17から、結像用レンズ14の光軸に直交する方向に離間して配置される。これにより、光源16から発生した光は、ハーフミラー17により光コネクタ11に導かれ、光コネクタ11からの光はハーフミラー17により撮像素子15に導かれる。
ここで、ハーフミラー17と撮像素子15との間の距離D1と、ハーフミラー17と光源16との間の距離D2とが光学的に等しい。また、透明部材12を一端(前端部)とし、結像用レンズ14を他端(後端部)とする光学系において、撮像素子15は上記後端部の焦点位置に配置され、光源16は、ハーフミラー17を介した上記後端部の焦点位置に配置される。
すなわち、光源16およびハーフミラー17は、撮像素子15の近傍において、光源16と撮像素子15とが透明部材12に対して光学的に共役の位置関係となるように配置される。
したがって、上記光学系の前端部の焦点位置に光コネクタ10の接続端面10Aを配置すれば、光コネクタ10の端面10A、撮像素子15、および光源16が光学的に共役な位置関係となり、端面観察装置100は共焦点光学系を実現する。
上記の光学系によれば、光は以下のように伝搬する。例えば、光源16から発生した光は、ハーフミラー17で反射し、結像用レンズ14および透明部材12を透過して光コネクタ10の接続端面10Aに照射される。一方、光コネクタ10の接続端面10Aからの光は、透明部材12のクリーニングテープ201のない部分、結像用レンズ14、ハーフミラー17の順に透過し、撮像素子15の撮像面に結像する。
以上、実施の形態1に係る端面観察装置によれば、清掃装置と観察装置とを一体化することができるので、光コネクタの接続時等において、操作し易く、且つ作業時間を短縮することが可能となる。
また、光源16および撮像素子15を透明部材12に対して光学的に共役の位置に設けることにより、撮像素子15の撮像面と光源16とを近接させることができる。これにより、例えば撮像素子15に電源を供給する電源部(図示せず)と光源16とを集約化でき、端面観察装置の小型化を図ることができる。
更に、端面観察装置100によれば、光コネクタ10の端面10A、撮像素子15、および光源16を光学的に共役な位置関係に配置することにより、接続端面10Aのより鮮明な像を得ることができる。
≪実施の形態2≫
図3に、実施の形態2に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置101は、ハーフミラー17と撮像素子15との間に光量調整機構を備える点で実施の形態1に係る端面観察装置100と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置100と同様である。以下の説明においては、実施の形態1に係る端面観察装置100と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
端面観察装置101は、ハーフミラー17と撮像素子15との間に、光量調整機構(以下、「アイリス」と称する。)18を備える。これにより、通常の経路(光路9)とは異なる経路から撮像素子15に入射する光(迷光)を除去することができる。
以上、実施の形態2に係る端面観察装置によれば、実施の形態1に係る端面観察装置100と同様に、小型化を図ることができる。また、上記のようにアイリス18を設けることにより迷光を除去することができるので、撮像素子15によって生成される画像の品質を向上させることができる。
≪実施の形態3≫
図4に、実施の形態3に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置102は、ハーフミラー17と光源16との間に光量調整機構を備える点で実施の形態2に係る端面観察装置101と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置101と同様である。以下の説明においては、実施の形態2に係る端面観察装置101と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
端面観察装置102は、ハーフミラー17と光源16との間に、アイリス19を備える。これにより、ハーフミラー17に入射される不要な光がアイリス19によって除去されるので、ハーフミラー17の裏面での反射によって撮像素子15に入射する迷光を低減することができる。
以上、実施の形態3に係る端面観察装置によれば、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態4≫
図5に、実施の形態4に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置103は、アイリス18と撮像素子15との間に波長フィルタ20を備える点で実施の形態3に係る端面観察装置102と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置102と同様である。以下の説明においては、実施の形態3に係る端面観察装置102と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
端面観察装置103は、アイリス18と撮像素子15との間に、波長フィルタ20を備える。波長フィルタ20は、所定の波長範囲の光を透過し、それ以外の波長範囲の光を吸収または反射する光学フィルタである。これによれば、通常の経路とは異なる角度で撮像素子15に入射する光線を除去することができるので、透明部材12と結像用レンズ14で生じる色収差によるボケを改善できる。
以上、実施の形態4に係る端面観察装置によれば、上記のように波長フィルタ20を設けることにより色収差によるボケを改善することが可能となり、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態5≫
図6に、実施の形態5に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置104は、アイリス19と光源16との間に波長フィルタ21を備える点で実施の形態4に係る端面観察装置103と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置103と同様である。以下の説明においては、実施の形態4に係る端面観察装置103と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
端面観察装置104は、アイリス19と光源16との間に、波長フィルタ21を備える。波長フィルタ21は、波長フィルタ20と同様に、所定の波長範囲の光を透過し、それ以外の波長範囲の光を吸収または反射する光学フィルタである。これによれば、通常の経路とは異なる角度で撮像素子15に入射する光線を更に除去することが可能となり、色収差によるボケを更に改善できる。
以上、実施の形態5に係る端面観察装置によれば、上記のように波長フィルタ20、21を設けることにより、色収差によるボケをより一層改善することが可能となり、撮像素子15によって生成される画像の品質を更に向上させることできる。
≪実施の形態6≫
図7に、実施の形態6に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置105は、撮像素子15の近傍に遮光壁22を備える点で実施の形態5に係る端面観察装置104と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置105と同様である。以下の説明においては、実施の形態5に係る端面観察装置104と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
遮光壁22は、アイリス18と撮像素子15との間に、光路9を囲むように配置される。遮光壁22は、非透明材料によって構成される。これによれば、不要な光が撮像素子15に入射することを抑制することができる。
以上、実施の形態6に係る端面観察装置によれば、上記のように遮光壁22を設けることにより、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態7≫
図8に、実施の形態7に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置106は、光源16とアイリス18との間に偏波フィルタ23を備える点で実施の形態6に係る端面観察装置105と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置105と同様である。以下の説明においては、実施の形態6に係る端面観察装置105と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
偏波(偏光)フィルタ23は、例えば光源16と波長フィルタ21との間に、設けられる。ハーフミラー17の透過面からの反射率は偏波方向によって異なるため、上記の位置に偏波フィルタ23を設けることにより、光源16から発生した光のうち反射率の低い偏波のみを使用することができるので、迷光を低減することができる。
以上、実施の形態7に係る端面観察装置によれば、上記のように偏波フィルタ23を設けることにより、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態8≫
図9に、実施の形態8に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置107は、撮像素子15とアイリス18との間に偏波フィルタ24を備える点で実施の形態7に係る端面観察装置106と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置106と同様である。以下の説明においては、実施の形態7に係る端面観察装置106と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
偏波フィルタ24は、例えば、撮像素子15の近傍であって、アイリス18と波長フィルタ20との間に設けられる。これによれば、反射率の低い偏波のみを撮像素子15に入射させることができるので、迷光を低減することができる。
以上、実施の形態8に係る端面観察装置によれば、上記のように偏波フィルタ24を設けることにより、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態9≫
図10に、実施の形態9に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置108は、ハーフミラー17の代わりに、反射面と透過面が非平行なハーフミラー25を用いる点で実施の形態8に係る端面観察装置107と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置107と同様である。以下の説明においては、実施の形態8に係る端面観察装置107と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
ハーフミラー25は、入射した光を反射する反射面25Aと入射した光を透過させる透過面25Bとが非平行な構造を有する。これによれば、ハーフミラー25における反射を想定していない面で反射する反射光が低減することができ、不要な迷光を除去することができる。
以上、実施の形態9に係る端面観察装置によれば、反射面と透過面が非平行なハーフミラー25を用いることにより、撮像素子15によって生成する画像の品質を更に向上させることができる。
≪実施の形態10≫
図11に、実施の形態10に係る端面観察装置の構成を示す。
同図に示される端面観察装置109は、ハーフミラー17の代わりに、ビームスプリッタ26を用いる点で実施の形態8に係る端面観察装置107と相違する一方、その他の構成は、端面観察装置107と同様である。以下の説明においては、実施の形態8に係る端面観察装置107と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
ビームスプリッタ26は、入射した光の一部を反射し、一部を透過させる光学素子である。ビームスプリッタ26は、入射した光を所定の割合で反射光と透過光に分割する。ビームスプリッタ26は、例えば、非偏光型、無偏光型、および偏光型のうちいずれの型であってもよい。ビームスプリッタ26によれば、光源16の光は光コネクタ11に導かれ、光コネクタ11からの光は撮像素子15に導かれる。
本実施の形態においても、光源16と撮像素子15とは、ビームスプリッタ26を介した共焦点光学系において、透明部材12に対して光学的に共役の位置に設けられる。すなわち、ビームスプリッタ26の反射面26Aと撮像素子15との間の距離D3と、ビームスプリッタ26の反射面26Aと光源16との間の距離D4が等しい。
ビームスプリッタ26は、光源16に対向する透過面26Bと当該透過面26Bを介して入射する光の一部を反射する反射面26Aとの相対角度が45度ではなく、透過面26Bに対向する透過面26Cと反射面26Aとの相対角度が45度ではない構造を有する。これによれば、ビームスプリッタ26における反射を想定していない面で反射する反射光を低減することができ、不要な迷光を除去することができる。
以上、実施の形態10に係る端面観察装置によれば、ハーフミラーを用いる場合と同様に、小型化を図ることができる。また、反射面と透過面との相対角度が45度ではないビームスプリッタを適用することにより迷光を除去することができるので、撮像素子15によって生成される画像の品質を更に向上させることできる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態2乃至10において、撮像素子15とハーフミラー17との間に、アイリス18、波長フィルタ20、および偏波フィルタ24を組み合わせて配置する種々の例を示したが、これに限られず、撮像素子15とハーフミラー17との間に、アイリス18、波長フィルタ20、および偏波フィルタ24の少なくとも一つを設けることも可能である。同様に、光源16とハーフミラー17との間に、アイリス19、波長フィルタ21、および偏波フィルタ23の少なくとも一つを設けることも可能である。
実施の形態1乃至10において、透明部材12上に設けられた光コネクタ10の端面を操作するための構造体として、クリーニング機構13を例示したが、これに限られず、プローバや触針装置、加工装置等を透明部材12の前面に配置することも可能である。これによれば、クリーニング機構13の場合と同様に、夫々の上記構造体の操作前後の像を観察することができるので、操作性の向上と操作時間の短縮を図ることができる。
クリーニング機構13として、クリーニングテープを所定の方向に摺動させるものを例示したが、光コネクタ10の接続端面10Aを清掃することができるものであれば、特に制限されなない。
100〜109…端面観察装置、10…光コネクタ、10A…接続端面、11…筐体、12…透明部材、9…光路、13…クリーニング機構、201…クリーニングテープ、202…摺動ガイド、14…結像用レンズ、15…撮像素子、16…光源、17…ハーフミラー、18、19…アイリス、20、21…波長フィルタ、22…遮光壁、23、24…偏波フィルタ、D1〜D4…距離、25…ハーフミラー、26…ビームスプリッタ、25A、26A…反射面、25B、26B、26C…透過面。

Claims (7)

  1. 透明部材と、
    前記透明部材上に設けられ、観察対象物の端面を操作するための構造体と、
    前記透明部材を介して前記観察対象物の端面に照射する光を発生させる光源と、
    前記透明部材を介して前記観察対象物の端面の像を受像する撮像素子と、
    前記透明部材と前記撮像素子との間の光路上に設けられ、入射した光の一部を反射し、一部を透過させる光学素子と、
    前記透明部材と前記光学素子との間の光路上に設けられたレンズと、
    を有し、
    前記光源と前記撮像素子とは、夫々前記光学素子からの光学的距離が等しい位置に配置され
    前記構造体は、前記観察対象物の端面を清掃するためのクリーニング機構を含む
    ことを特徴とする端面観察装置。
  2. 請求項1に記載の端面観察装置において、
    前記光源と前記撮像素子とは、前記透明部材に対して光学的に共役の位置にある
    ことを特徴とする端面観察装置。
  3. 請求項1または2に記載の端面観察装置において、
    前記撮像素子と前記光学素子との間に、アイリス、波長フィルタ、および偏波フィルタの少なくとも一つを更に有する
    ことを特徴とする端面観察装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の端面観察装置において、
    前記光源と前記光学素子との間に、アイリス、波長フィルタ、および偏波フィルタの少なくとも一つを更に有する
    ことを特徴とする端面観察装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端面観察装置において、
    前記光学素子は、ハーフミラーまたはビームスプリッタである
    ことを特徴とする端面観察装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端面観察装置において、
    前記光学素子は、反射面と透過面とが非平行のハーフミラーである
    ことを特徴とする端面観察装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端面観察装置において、
    前記光学素子は、ビームスプリッタであり、
    前記ビームスプリッタは、前記光源に対向する透過面と当該透過面を介して入射する光の一部を反射する反射面との相対角度が45度ではない
    ことを特徴とする端面観察装置。
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