JP6161849B1 - 監視装置および監視方法 - Google Patents

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Abstract

監視装置(20)は、バッファ(233)、外部装置通信I/F(213)、トリガ設定部(216)、トリガ処理部(218)、動画処理部(232)および表示処理部(225)を有する。トリガ設定部(216)は、選択した監視制御情報が異常となるトリガ判定条件を制御装置(12)に設定する。トリガ処理部(218)は、異常発生通知信号を受信すると、異常発生についてのイベント履歴を登録する。動画処理部(232)は、異常発生が検知されると、バッファ(233)に保存されている異常発生の時刻を含む異常発生の前後の期間のイベント情報を記憶部に保存する。トリガ処理部(218)は、異常発生の時刻と、保存されたイベント情報とを対応付けたイベント履歴を生成する。表示処理部(225)は、選択されたイベント履歴に含まれるイベント情報を表示部(212)に表示する。

Description

本発明は、制御装置で制御される製造装置の監視を行う監視装置および監視方法に関するものである。
下記の特許文献1には、制御装置で制御される製造装置で発生したトラブルの原因究明を行うためのロギング装置が提案されている。従来のロギング装置では、監視対象を含む領域がカメラで撮像される。撮像中にトラブルの原因となるイベントが発生したときに、撮像したデータに、検索用のマークが登録される。検索用のマークが登録された撮像データは、ログファイルにされ、ネットワークを介して接続された外部サーバに保存される。
特開2000−259239号公報
しかしながら、従来のロギング装置では、撮像を開始してから終了するまでの期間中の、すべての撮像データがログファイルにされ、外部サーバに保存される。また、撮像期間は数時間以上の長期にわたることが多い。このため、外部サーバは、大記憶容量の記憶装置を備えなければならない。また、従来のロギング装置では、ロギング装置を設置した場所で、ログファイルを確認することができない。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、ログファイルの容量を従来に比して小さくし、設置した場所でログファイルを確認することができる監視装置および監視方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる監視装置は、把持部材が取り付けられたケースと、ケースに格納される本体部と、を備える。本体部は、イベント情報一時保存部と、第1通信部と、トリガ設定部と、トリガ処理部と、イベント情報処理部と、表示処理部と、運転速度パラメータ設定部と、を有する。イベント情報一時保存部は、記録装置から入力されたイベント情報を一時的に保存する。第1通信部は、製造装置を制御する制御装置とデータ通信を行う。トリガ設定部は、制御装置で得られる制御情報のうち監視する対象の監視制御情報を選択し、監視制御情報が異常となるトリガ判定条件を、制御装置に設定する。トリガ処理部は、トリガ判定条件にしたがって制御装置によって異常と判定され、送信された異常発生通知信号を受信すると、異常発生についてのイベント履歴をイベント履歴情報に登録する。イベント情報処理部は、トリガ処理部によって異常発生が検知されると、イベント情報一時保存部に保存されている異常発生の時刻を含む異常発生の前後の期間のイベント情報を記憶部に保存する。表示処理部は、イベント履歴情報を表示部に表示する。運転速度パラメータ設定部は、制御装置に運転速度パラメータを設定する。トリガ処理部は、異常発生の時刻と、保存されたイベント情報とを対応付けたイベント履歴を生成する。表示処理部は、イベント履歴情報中の選択されたイベント履歴に含まれるイベント情報を表示部に表示する。イベント情報処理部は、制御装置での運転速度パラメータを変化させた場合に、基準となる第1運転速度パラメータと、監視時の第2運転速度パラメータとの差にしたがって、イベント情報の記録時間の長さを変化させる。
本発明によれば、ログファイルの容量を従来に比して小さくし、設置した場所でログファイルを確認することができるという効果を有する。
実施の形態1による監視装置を含む監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図 トリガ設定条件の一例を示す図 異常原因識別情報の一例を示す図 異常分類情報の一例を示す図 実施の形態1によるトリガ設定画面の一例を示す図 実施の形態1によるイベント履歴情報の一例を示す図 実施の形態1によるイベント履歴確認画面の一例を示す図 実施の形態1による監視装置の外観の構成の一例を模式的に示す斜視図 実施の形態1による監視処理の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態1による監視装置の配置の一例を模式的に示す斜視図 入力画像表示画面の一例を示す図 履歴確認処理の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態2による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態2によるトリガ設定画面の一例を示す図 実施の形態2によるイベント履歴情報の一例を示す図 実施の形態2による監視装置の外観の構成の一例を模式的に示す斜視図 実施の形態3による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態3による異常分類情報の一例を示す図 実施の形態3によるトリガ設定画面の一例を示す図 実施の形態3によるイベント履歴情報の一例を示す図 実施の形態4による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態4による記録時間の一例を示す図 監視装置の機能を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を模式的に示すブロック図
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる監視装置および監視方法を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による監視装置を含む監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。監視システムは、監視装置20と、カメラ50と、を備える。監視システムは、製造システム10の動作状態を監視する。
製造システム10は、製造装置11と、制御装置12と、を備える。この例では、製造システム10中には複数の製造装置11が含まれ、これらのうちのいくつかが監視対象の製造装置11aとなっているものとする。また、制御装置12は、監視対象の製造装置11aを含む製造装置11の動作をプログラムにしたがって制御する。制御装置12は、プログラマブルコントローラである。また、制御装置12は、製造装置11で異常が発生したことを検知し、異常発生通知信号を監視装置20へと送信する異常発生検知部121を備える。製造装置11の異常には、製造装置11の一時停止が挙げられる。一時停止は、自動化された製造装置11において発生する一時的なトラブルによる製造装置11の停止のことである。
異常発生検知部121は、監視装置20によって設定されたトリガ設定条件が満たされた時に、異常発生通知信号を通知する。このとき、異常発生通知信号は、異常の種類を示すフラグを含む。異常の種類を示すフラグは、異常原因識別情報にしたがって、異常発生検知部121によって選択される。
図2は、トリガ設定条件の一例を示す図である。トリガ設定条件は、異常発生検知部121で異常発生通知信号が生成される条件である。より具体的には、トリガ設定条件は、一時停止の原因となるあるいは一時停止の原因と思われる制御装置12の制御情報を識別する識別情報に対して設定される条件である。以下では、デバイスは、制御情報を識別する識別情報のことを示し、デバイス値は、制御情報の値のことを示す。
トリガ設定条件は、デバイス種別と、デバイス値識別子と、異常判定条件と、を有する。デバイス種別は、デバイス値の種類を識別する情報である。デバイス値は、制御装置12を構成するメモリ中の定められた領域に記憶される値である。この値には、1ビットでの制御装置12の状態を示すビットデバイスと、複数ビットで制御装置12の状態を示すワードデバイスと、がある。つまり、デバイス種別は、ビットデバイスかワードデバイスかを識別する情報である。
製造装置11の制御に関係する情報は、制御装置12のメモリ中に割り当てられた領域に保存され、デバイス値となる。この領域には変数名である識別情報が割り当てられている。この識別情報が、デバイス値識別子である。ビットデバイスの識別情報には、「X○○」が割り当てられ、ワードデバイスの識別情報には、「D○○」が割り当てられる。トリガ設定条件に設定されたデバイス値識別子が監視制御情報となる。
異常判定条件は、デバイス値が異常と判定される条件を示す。具体的には、デバイス値識別子で指定される領域に保存された値が異常と判定される条件が異常判定条件である。ビットデバイスの場合には、製造装置11が異常であるとされる立ち上がりまたは立ち下がりが指定される。また、ワードデバイスの場合には、製造装置11が異常であるとされる数値範囲が指定される。
異常原因識別情報は、異常の原因となるトリガ設定条件中のデバイス値識別子に、後述する異常の種類を示すフラグを対応付けた情報である。図3は、異常原因識別情報の一例を示す図である。異常原因識別情報は、フラグと、デバイス値識別子と、を含む。フラグは、異常の種類を識別する情報である。デバイス値識別子は、トリガ設定条件で示したものと同じであり、異常の原因と推定されるデバイス値識別子である。
異常発生検知部121は、トリガ設定条件で設定されているデバイス値が異常判定条件を満たすときに、異常発生通知信号を生成する。このとき、異常発生検知部121は、異常原因識別情報を参照して、異常の原因であるデバイス値識別子に対応するフラグを取得し、取得したフラグを異常発生通知信号に含める。また、異常発生検知部121は、異常発生時刻を異常発生通知信号に含めてもよい。そして、異常発生検知部121は、監視装置20からポーリングを受信した際に異常発生通知信号を送信する。
監視装置20は、動画処理装置230が装着されたプログラマブル表示器210である。監視装置20は、入力部211と、表示部212と、外部装置通信I/F213と、動画保存条件記憶部214と、異常分類情報記憶部215と、トリガ設定部216と、イベント履歴情報記憶部217と、トリガ処理部218と、履歴確認部219と、強制保存部220と、ファイル処理部224と、表示処理部225と、映像入力I/F231と、動画処理部232と、バッファ233と、内部記憶部234と、外部メモリI/F221と、を備える。なお、通常のプログラマブル表示器で処理される機能処理部については省略している。また、これらの処理部は、監視装置20の機能を実現する本体部を構成する。
入力部211は、操作者による操作を受け付ける入力インタフェースである。入力部211には、ボタン、またはキーボードが例示される。表示部212は、監視装置20におけるデータおよび画像、カメラ50で撮像された映像の各種情報を表示処理部225の指示に従って表示する機能部である。表示部212には、液晶表示装置または有機EL(ElectroLuminescence)表示装置が例示される。なお、入力部211および表示部212が、タッチパネルを構成してもよい。この場合には、表示部212の表示画面上に、入力部211であるタッチ操作検出用センサが設けられることで、タッチパネルが構成される。
外部装置通信I/F213は、通信部であり、外部装置との間で通信を行うインタフェースである。外部装置には、監視対象の制御装置12、パーソナルコンピュータを含む情報処理端末61、ネットワーク上に配置された外部記憶装置62が例示される。外部装置通信I/F213は、イーサネット(登録商標)コネクタによって構成される。実施の形態1では、外部装置通信I/F213は、ポーリングによって制御装置12に異常発生通知信号の送信要求の有無を問い合わせる。なお、図では、1つの外部装置通信I/F213が図示されているが、制御装置12と接続される外部装置通信I/F213と、外部装置と接続される外部装置通信I/F213と、が設けられる構成であってもよい。
動画保存条件記憶部214は、トリガを検出したときの動画保存条件を記憶する。動画保存条件は、記録時間を指定する条件である。実施の形態1の動画保存条件では、トリガ発生前のΔt11からトリガ発生後のΔt12までの期間が設定される。
異常分類情報記憶部215は、異常発生通知信号に含まれるフラグと、異常の種類と、を対応付ける情報である。図4は、異常分類情報の一例を示す図である。異常分類情報は、フラグと、異常の種類と、を含む。フラグは、図3の異常原因識別情報中のフラグと同じものである。異常の種類は、製造装置11で発生した異常の種類を示す。異常の種類には、装置異常、温度異常またはライン異常が例示される。
トリガ設定部216は、トリガ設定条件を制御装置12に設定する。トリガ設定部216は、表示処理部225によって表示部212に表示されたトリガ設定画面に、入力部211を介して操作者によって入力された内容に基づいて制御装置12に対して設定を行う。トリガは、一時停止の原因となるあるいは一時停止の原因となると推定される制御装置12のデバイス値識別子に設定される条件である。
図5は、実施の形態1によるトリガ設定画面の一例を示す図である。トリガ設定画面500は、デバイス種別設定部510、ビットデバイストリガ設定部520およびワードデバイストリガ設定部530を有する。デバイス種別設定部510は、デバイス種別、すなわちビットデバイスかワードデバイスか、を選択する領域である。
ビットデバイストリガ設定部520は、デバイス種別がビットデバイスであることを選択したときに、異常発生通知信号の検知条件の設定を行う領域である。ビットデバイストリガ設定部520は、デバイス値識別子設定領域521と、異常検知タイミング設定領域522と、を含む。デバイス値識別子設定領域521は、一時停止の発生に関連する信号を記憶するメモリ内の1ビットの位置を示すデバイス値識別子を設定する領域である。異常検知タイミング設定領域522は、デバイス値識別子設定領域521で設定されたデバイス値識別子が立ち上がりで異常を検知するのか、立ち下がりで異常を検知するのか、を設定する領域である。
ワードデバイストリガ設定部530は、デバイス種別がワードデバイスであることを選択したときに、異常発生通知信号の検知条件の設定を行う領域である。ワードデバイストリガ設定部530は、デバイス値識別子設定領域531と、異常検知範囲設定領域532と、を含む。デバイス値識別子設定領域531は、一時停止の発生に関連する信号を記憶するメモリ内の複数ビットの位置を示すデバイス値識別子を設定する領域である。異常検知範囲設定領域532は、デバイス値識別子設定領域531で設定されたデバイス値識別子が異常であると判定される範囲を設定する領域である。
イベント履歴情報記憶部217は、イベント履歴情報を記憶する。イベント履歴情報は、トリガ設定部216で設定されたトリガによって引き起こされたイベント履歴である。図6は、実施の形態1によるイベント履歴情報の一例を示す図である。イベント履歴情報は、イベント発生日時、コメント、動画データファイル名、および確認状況を含む。イベント発生日時は、トリガ設定部216で設定されたトリガが発生した日時を示す。トリガが発生した日時は、異常発生通知信号に含まれる。コメントは、発生したトリガに関連する異常の種類である。動画データファイル名は、発生したトリガによって保存された動画データファイルの名称を指定するものである。動画データファイル名のほかに、動画データファイルの記憶場所を指定する情報が付加されていてもよい。確認状況は、発生したトリガの動画データファイルの操作者による確認の有無を示す。
トリガ処理部218は、外部装置通信I/F213で異常発生通知信号を受信したか否かを判定する。また、トリガ処理部218は、異常発生通知信号を受信した場合には、動画処理部232にイベント発生時点を含む期間の動画データを保存する指示を与え、イベント履歴情報にレコードを登録する。具体的には、トリガ処理部218は、異常発生通知信号を受信すると、異常発生通知信号に含まれる異常発生時刻を取得する。取得した異常発生時刻はイベント発生日時となる。また、トリガ処理部218は、異常分類情報を参照して異常発生通知信号に含まれるフラグに対応する異常の種類を取得する。取得した異常の種類はコメントとなる。さらに、トリガ処理部218は、動画処理部232で保存された動画データファイル名を取得する。そして、トリガ処理部218は、これらの情報の確認状況を未確認としたレコードをイベント履歴情報に登録する。
履歴確認部219は、イベント履歴情報の確認に関係する処理を行う。履歴確認部219は、イベント履歴情報のうち、操作者によって選択されたレコードの動画データファイルを再生し、動画データファイルを再生したレコードの確認状況を確認済みに変更する。また、履歴確認部219は、確認状況が未確認のレコードのみを表示部212に表示させるようにしてもよい。イベント履歴情報の確認は、イベント履歴確認画面によって行われる。
図7は、実施の形態1によるイベント履歴確認画面の一例を示す図である。イベント履歴確認画面700は、イベント履歴一覧表示領域710と、再生開始ボタン720と、を有する。イベント履歴一覧表示領域710は、イベント履歴情報記憶部217に記憶されているイベント履歴情報がレコードごとに表示される。イベント履歴一覧表示領域710には、イベント履歴情報中のイベント発生日時とコメントとが表示される。ここでは、既に確認済みのレコードは、細字の斜体で表示され、未確認のレコードは、太字で表示される例が示されている。イベント履歴一覧表示領域710中のレコードが、操作者によって入力部211を介して選択される。再生開始ボタン720は、イベント履歴一覧表示領域710中の選択されたレコードに対応付けられた動画データファイルを再生する指示を与えるボタンである。
強制保存部220は、入力部211を介して動画データの録画を指示されると、トリガ設定条件の成立の有無にかかわらず、指示された時点からの動画データの保存を開始する。そして、強制保存部220は、入力部211を介して動画データの録画停止を指示されると、現在録画中の動画データを保存する。トリガ成立とは独立に動画データの保存操作を行うスイッチオブジェクトが、表示処理部225によって表示部212に表示される各種画面に設けられる。このスイッチオブジェクトが、強制保存部220の処理に対応付けられる。
ファイル処理部224は、入力部211を介した操作者からの指示に基づいて、ファイルの保存処理を行う。ファイル処理部224は、内部記憶部234に保存されている動画データファイルを、外部メモリI/F221を介して外部メモリ63に保存したり、外部装置通信I/F213を介して情報処理端末61または外部記憶装置62に保存したりする。
表示処理部225は、表示部212に画面を表示させる処理を行う。表示処理部225は、トリガ設定画面500またはイベント履歴確認画面700を表示部212に表示させる。また、表示処理部225は、イベント履歴確認画面700で選択された動画データを表示部212に再生する動画再生画面を表示させる。さらに、表示処理部225は、映像入力I/F231で受信した動画データを入力画像表示画面にして、表示部212に表示させたり、外部装置通信I/F213を介して、情報処理端末61の表示部にリアルタイムで表示させたりすることができる。
映像入力I/F231は、カメラ50などの撮像装置を接続するためのインタフェースであり、映像入力部である。動画処理部232は、映像入力I/F231から受信した動画データをバッファ233に一時的に格納する。また、トリガ処理部218から動画データの保存を指示されると、異常発生時刻からΔt11前の時点から、異常発生時刻からΔt12後の時点までの動画データを内部記憶部234に保存する。保存された動画データは、動画データファイルとなる。動画処理部232は、動画データファイルの異常発生時刻のフレームにチャプタマークなどの区切り情報を付してもよい。
バッファ233は、動画データを一時的に保存する動画データ一時保存部である。バッファ233は、異常発生時刻をt0としたとき、時刻t0−Δt51から時刻t0+Δt52までの範囲の動画データを保存することができるサイズを有する。Δt51、Δt52は、製造装置11での異常発生時刻t0の前後において、異常発生に関係する事象が観察される可能性が高い時間範囲に設定される。なお、Δt51は、正の値で、絶対値でΔt11以上の大きさを有し、Δt52は、正の値で、絶対値でΔt12以上の大きさを有する。Δt51、Δt52は、違う値を有していてもよいし、同じ値を有していてもよい。また、バッファ233は、先に入力した動画データから順に保存され、バッファ233を構成する領域が動画データで満たされると、保存された時刻が古い動画データの保存領域から順に上書きしていくリングバッファの構成を有する。
内部記憶部234は、動画処理部232によって保存指示を受けた動画データファイルを記憶する記憶部である。内部記憶部234は、ハードディスク装置またはSSD(Solid State Drive)によって構成される。
外部メモリI/F221は、外部メモリ63を接続するためのインタフェースである。外部メモリ63には、SDカード、miniSDカード、microSDカード、またはUSB(Universal Serial Bus)メモリが用いられる。外部メモリI/F221は、これらの外部メモリ63と通信可能な規格を有する。
上記の構成において、入力部211と、表示部212と、外部装置通信I/F213と、動画保存条件記憶部214と、異常分類情報記憶部215と、トリガ設定部216と、イベント履歴情報記憶部217と、トリガ処理部218と、履歴確認部219と、強制保存部220と、ファイル処理部224と、表示処理部225と、動画処理部232と、バッファ233と、内部記憶部234と、外部メモリI/F221と、はプログラマブル表示器210を構成する。また、映像入力I/F231と、動画処理部232と、バッファ233と、内部記憶部234と、は動画処理装置230を構成する。
図8は、実施の形態1による監視装置の外観の構成の一例を模式的に示す斜視図である。監視装置20は、図1に示した構成の本体部が直方体状のケース251に収納される。直方体状のケース251の一面には、表示部212が設けられる。表示部212の外周部には、外部メモリ接続部252が設けられる。外部メモリ接続部252は、外部メモリI/F221を内部に含む。外部メモリ接続部252は、USB(Universal Serial Bus)コネクタであり、あるいはカード型メモリの装着スロットである。1つの外部メモリ接続部252が設けられてもよいし、複数の外部メモリ接続部252が設けられてもよい。複数の外部メモリ接続部252が設けられる場合には、同じ種類の外部メモリ接続部252で構成されてもよいし、複数種類の外部メモリ接続部252で構成されてもよい。
表示部212に隣接する側面には、AC電源253、サービスコンセント254、映像入力I/F231、外部装置通信I/F213、電源スイッチ255が設けられる。AC電源253は、監視装置20に電力を供給する電源ケーブルを接続するためのコネクタである。サービスコンセント254は、AC電源253と接続され、他の装置に対して電源を供給することができるコネクタである。サービスコンセント254は、映像入力I/F231に接続されるカメラ50、外部装置通信I/F213に接続される持ち運び可能な情報処理端末61に対して、電源ケーブルを介して電力を供給することができる。電源スイッチ255は、監視装置20自体の電源のオンまたはオフを制御するスイッチである。外部装置通信I/F213は、イーサネット(登録商標)コネクタによって構成される。なお、映像入力I/F231は、カメラ50とケーブルを介して接続される。
また、表示部212に隣接する側面には、把持部である可倒式の取っ手256が設けられる。つまり、監視装置20は、持ち運び可能な構成となっている。
このような持ち運び可能な構成の監視装置20は、製造システム10において一時停止が発生する位置に設置することが可能である。そして、設置した位置において、撮像した動画データファイルを確認することが可能になる。
つぎに、このような構成の監視装置20の動作について説明する。図9は、実施の形態1による監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、動作中の一時停止の発生が疑われる監視対象を観察することができる位置に、操作者が監視装置20を設置する。上記したように、監視装置20には取っ手256が設けられているので、監視対象の位置まで操作者が監視装置20を持ち運ぶことができる。
図10は、実施の形態1による監視装置の配置の一例を模式的に示す斜視図である。ここでは、製造システム10を構成する複数の製造装置11aが監視対象である場合が例示されている。操作者は、監視対象の製造装置11aの全体が映るようにカメラ50を配置し、監視装置20とカメラ50との間をケーブルで接続する。また、操作者は、外部装置通信I/F213を介して監視対象の製造装置11aを制御する制御装置12を、監視装置20に接続する。
その後、ステップS11において、操作者は、監視装置20の電源スイッチ255を投入した後、トリガ設定条件の設定処理を行う。トリガ設定条件の設定は、図5に例示されるトリガ設定画面500によって行われる。操作者によってトリガ設定画面500に入力された内容が、トリガ設定部216によって外部装置通信I/F213を介して制御装置12に設定される。
ついで、ステップS12において、製造システム10の動作が開始され、カメラ50による監視対象の撮像が開始される。カメラ50によって撮像された動画データは、監視装置20のバッファ233に一時的に保存される。このとき、バッファ233はあるサイズを有しており、バッファ233の先頭の記憶領域から順に動画データが一時的に保存される。バッファ233の容量がすべて動画データで埋まってしまうと、以降に撮像された動画データは、保存された時刻が古い動画データが記憶されている領域に上書きされる。
その後、ステップS13において、監視装置20のトリガ処理部218は、制御装置12から異常発生通知信号を受信したかを判定する。異常発生通知信号の受信は、監視装置20から制御装置12へのポーリングによって行われる。外部装置通信I/F213が、異常発生通知信号の送信要求があるかを示す信号を、監視対象の製造装置11aに接続される制御装置12に順にポーリングで送信する。そして、制御装置12は、ポーリングを受信したときに、トリガ設定条件を満たす異常が発生していた場合には、異常発生通知信号を送信する。異常発生通知信号は、異常発生時刻と、デバイス値識別子に対応付けられたフラグと、を含む。
異常発生通知信号を受信しない場合、すなわちステップS13でNoの場合には、ステップS14において、トリガ処理部218は、操作者から監視処理終了の指示を受けたかを判定する。監視処理終了の指示を受けていない場合、すなわちステップS14でNoの場合には、ステップS13に戻る。
また、異常発生通知信号を受信した場合、すなわちステップS13でYesの場合には、ステップS15において、トリガ処理部218は、動画データを保存するように動画処理部232に指示を出し、動画処理部232は、バッファ233に保存されている動画データのうち、異常発生時刻を含む記録時間の動画データを保存する。具体的には、動画処理部232は、バッファ233に保存されている動画データのうち、異常発生時刻から期間Δt11前から、異常発生時刻から期間Δt12後までの動画データを取得する。そして、動画処理部232は、動画データファイルに名称を付けて、記憶部に保存する。動画データは、内部記憶部234に保存されてもよいし、外部メモリI/F221を介して外部メモリ63が接続されている場合には、外部メモリ63に保存されてもよい。
また、ステップS16において、トリガ処理部218は、イベント履歴を生成し、イベント履歴情報記憶部217に記憶する。具体的には、トリガ処理部218は、受信した異常発生通知信号のフラグに対応する異常の種類を、異常分類情報から取得する。そして、トリガ処理部218は、異常発生時刻と、異常の種類と、保存された動画データファイル名と、を対応付け、動画データファイルを未確認としたイベント履歴を生成し、図6に示されるようにイベント履歴情報に記録する。その後、処理が、ステップS13に戻る。
操作者から監視処理の終了の指示を受けた場合、すなわちステップS14でYesの場合には、カメラ50での監視が停止され、監視処理が終了する。
監視処理を実行している間は、表示部212には、カメラ50で撮像されたライブ画像である入力画像表示画面が表示される。図11は、入力画像表示画面の一例を示す図である。入力画像表示画面1100は、入力画像表示部分1110と、強制録画ボタン1120と、を有する。入力画像表示部分1110は、カメラ50で撮像されたリアルタイムの画像を表示する。強制録画ボタン1120は、トリガ設定条件にかかわらず、現時点でカメラ50で撮像されている映像の保存を指示するボタンである。1回目に強制録画ボタン1120が押されると、強制保存部220は、保存する動画データの録画を開始し、2回目に強制録画ボタン1120が押されると、強制保存部220は、動画データの録画を終了し、動画データを内部記憶部234内に保存する。
図12は、履歴確認処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS31において、履歴確認部219は、イベント履歴情報記憶部217からイベント履歴情報を取得する。ついで、ステップS32において、表示処理部225は、取得したイベント履歴情報を含むイベント履歴確認画面700を表示部212に表示する。図7に示されるように、イベント履歴確認画面700では、イベント発生日時で指定される異常が、どんな種類であるのかが示される。
操作者は、イベント履歴一覧表示領域710中から確認したいイベント履歴を選択し、再生開始ボタン720を押す。これによって、ステップS33において、履歴確認部219は、イベント履歴確認画面700で操作者によって選択されたイベント履歴に対応する動画データファイルを、内部記憶部234から読み出す。そして、表示処理部225は、読み出した動画データファイルを表示部212上で再生する。
ステップS34において、履歴確認部219は、選択されたイベント履歴の確認状況が「未確認」であったかを確認する。選択されたイベント履歴の確認状況が「未確認」であった場合、すなわちステップS34でYesの場合には、ステップS35において、履歴確認部219は、イベント履歴情報記憶部217中のイベント履歴情報の選択されたイベント履歴の確認状況を「確認済み」に変更する。
一方、選択されたイベント履歴の確認状況が「確認済み」の場合、すなわちステップS34でNoの場合には、何も処理が行われない。その後またはステップS35の後に、ステップS36において、履歴確認部219は、操作者から履歴確認処理の終了が指示されたかを確認する。
履歴確認処理の終了が指示されていない場合、すなわちステップS36でNoの場合には、ステップS31に戻り、上記した処理が繰り返し行われる。また、履歴確認処理の終了が指示された場合、すなわちステップS36でYesの場合には、表示処理部225によってイベント履歴確認画面700が閉じられ、履歴確認処理が終了する。
なお、上記した説明では、トリガ設定部216は、操作者によって指定された情報に基づいて、監視制御情報とトリガ設定条件とを設定していた。しかし、トリガ設定部216は、外部装置通信I/F213を介して受信した制御情報を取得し、この中から操作者によって選択された監視制御情報について設定を行うようにしてもよい。
実施の形態1では、監視装置20は、外部装置通信I/F213を介して制御装置12に接続され、異常発生を検知するトリガ設定条件を制御装置12に設定するトリガ設定部216と、表示部212と、を備える構成とした。また、監視装置20は、制御装置12から異常発生通知信号を受信すると、異常発生時刻を含む前後の期間の動画データファイルを保存し、イベント履歴を記録するトリガ処理部218を備える構成とした。これによって、異常が発生した前後の期間のみの動画データを保存することができ、異常が発生していない他の期間については動画データを保存しなくてよい。この結果、動画データファイルを含むイベント履歴情報の大きさを従来に比して小さくすることができる。また、監視装置20を設置した場所で、他の情報処理端末を用いることなく、異常発生時の動画データファイルを確認することができる。さらに、プログラマブル表示器210を用いたログ管理であるため、他の情報処理端末の持ち込みによるログ管理に比して、実際の作業者が操作し易くなり、操作を理解し易くなり、またプロジェクトデータと整合することができるという効果を有する。
さらに、監視装置20は可搬性を有する構造としたため、製造システム10での一時停止のような異常発生箇所が一意に定まらない場合に、任意の場所に監視装置20を持ち込み、設置して監視を行うことができる。この結果、製造システム10全体を常に監視する固定的な監視システムを導入する場合に比して、コストを低く抑えることができる。
また、トリガ設定条件はトリガ設定画面500を用いて変更されるので、監視対象の製造装置11aを容易に変更することができる。また、種々の製造装置の監視を順次行うことができる。
監視装置20は、正常時でも動画データファイルを保存できる強制保存部220を備える構成とした。これによって、正常時と異常時の動画データファイルを比較することが可能になり、一時停止の発生原因を特定する労力を削減することができる。
また、監視装置20は、未確認である動画データファイルのみを表示することができる構成とした。これによって、未確認の動画データファイルの存在が、イベント履歴確認画面700で操作者に提供される。このため、監視装置20を、常時監視していなくても、イベント履歴確認画面700を確認するのみで、製造システム10の一時停止の発生の有無を検知することができる。
監視装置20は、外部装置通信I/F213を介して情報処理端末61または外部記憶装置62に動画データファイルを保存することができる。このため、ネットワークを通じてリアルタイムの動画データを、監視対象から離れた遠隔地でも閲覧することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、監視対象の制御装置のメモリに格納される値が異常である場合に、制御装置から受信される異常発生通知信号を監視装置が監視する場合を例に挙げた。実施の形態2では、制御装置の接点出力を監視装置が監視する場合を説明する。
図13は、実施の形態2による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。監視システムは、実施の形態1の場合と同様に、監視装置20と、カメラ50と、を備える。監視装置20は、製造システム10を構成する製造装置11中のある監視対象の製造装置11aを監視する。製造装置11を制御する制御装置12は、製造システム10の一時停止の原因と考えられる信号を出力する外部出力部122を有する。外部出力部122の一つの例示は、一時停止発生箇所で異常状態となる信号を出力する接点あるいは光を点灯する信号灯である。
監視装置20は、実施の形態1の構成に加えて、外部信号入力部である外部信号入力I/F222をさらに備える。外部信号入力I/F222は、制御装置12の外部出力部122からの外部信号を受け付ける入力インタフェースである。外部出力部122が接点の場合には、外部信号入力I/F222は、ケーブルを介して制御装置12の対応する接点と接続される。また、外部出力部122が信号灯の場合には、外部信号入力I/F222は、信号灯に取り付けられた発光検知センサと、ケーブルを介して接続される。
外部装置通信I/F213は、実施の形態2では、制御装置12とは接続されず、情報処理端末61または外部記憶装置62と接続される。
異常分類情報記憶部215は、外部信号と異常の種類とを対応付ける情報である。ここでは、外部信号の変化の検出は、イベント発生に対応付けられる。
トリガ設定部216は、制御装置12の外部出力部122からの外部信号を設定する。図14は、実施の形態2によるトリガ設定画面の一例を示す図である。トリガ設定画面500は、外部入力信号トリガ設定部540を有する。外部入力信号トリガ設定部540は、監視対象とする外部信号が立ち上がりで異常を検知するのか、立ち下がりで異常を検知するのか、を設定する領域である。トリガ設定画面500で設定された外部信号が、監視外部信号となる。
トリガ処理部218は、制御装置12からの監視外部信号を外部信号入力I/F222で受信すると、一時停止に関連するイベントが発生したものと判定して、動画データを保存する処理を含むイベント履歴を記録する処理を行う。トリガ処理部218が実行する処理は、トリガが異常発生通知信号ではなく監視外部信号である点を除いて実施の形態1と同様である。
イベント履歴情報記憶部217は、イベント履歴情報を記憶する。図15は、実施の形態2によるイベント履歴情報の一例を示す図である。イベント履歴情報は、イベント発生日時、コメント、動画データファイル名、および確認状況を含む。実施の形態2では、コメント部分が、「イベント発生」に置き換わる点が実施の形態1と異なる。
表示処理部225は、監視対象の接点のオンまたはオフの状態を一覧表示する外部入力信号モニタ画面を表示部212に表示させてもよい。他の構成要素は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
図16は、実施の形態2による監視装置の外観の構成の一例を模式的に示す斜視図である。実施の形態2による監視装置20では、表示部212に隣接する側面に、外部信号入力I/F222がさらに設けられる。外部信号入力I/F222は、制御装置12とケーブルを介して接続される。外部信号入力I/F222は、ケース251に1つだけではなく、複数設けられてもよい。なお、他の構成要素は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
なお、上記した説明では、トリガ設定部216は、操作者によって指定された情報に基づいて、監視外部信号とトリガ設定条件とを設定していた。しかし、トリガ設定部216は、外部信号入力I/F222を介して受信した外部信号を取得し、この中から操作者によって選択された監視外部信号について設定を行うようにしてもよい。
また、実施の形態2における監視処理と履歴確認処理の手順は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態2では、制御装置12の外部出力部122と監視装置20の外部信号入力I/F222とを接続するので、制御装置12側で異常発生の検知の判断を行う必要がないという効果を、実施の形態1の効果に加えて得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、監視対象の制御装置のメモリに格納される値が異常である場合に、制御装置から受信される異常発生通知信号を監視装置が監視する場合を例に挙げた。また、実施の形態2では、制御装置の外部信号を監視装置が監視する場合を例に挙げた。実施の形態3では、制御装置から受信される異常発生通知信号と、制御装置の外部信号と、を監視装置が監視する場合を例に挙げる。
図17は、実施の形態3による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。監視システムは、実施の形態1の場合と同様に、監視装置20と、カメラ50と、を備える。監視装置20は、製造システム10を構成する製造装置11中のある監視対象の製造装置11aを監視する。製造装置11を制御する制御装置12は、異常発生検知部121と、外部出力部122と、を有する。
監視装置20は、実施の形態1,2で説明したものと同じ構成を有する。ただし、外部装置通信I/F213、異常分類情報記憶部215、トリガ設定部216、およびトリガ処理部218の機能が、実施の形態1,2で説明したものとは異なる。
外部装置通信I/F213は、実施の形態1と同様に制御装置12の異常発生検知部121と通信回線を介して接続されるとともに、情報処理端末61または外部記憶装置62と接続される。
異常分類情報記憶部215は、異常発生通知信号に含まれるフラグまたは外部信号と、異常の種類と、を対応付ける情報である。図18は、実施の形態3による異常分類情報の一例を示す図である。異常分類情報は、フラグまたは外部信号と、異常の種類と、を含む。フラグまたは外部信号は、異常発生通知信号中に含まれるフラグまたは外部信号入力I/F222を介して入力される監視外部信号を示す。異常の種類は、製造装置11で発生した異常の種類を示す。外部装置通信I/F213を介して受信した異常発生通知信号の場合には、「装置異常」、「温度異常」、「ライン異常」の異常の種類が設定され、外部信号入力I/F222を介して受信した外部信号の場合には、「イベント発生」が設定される。
トリガ設定部216は、制御装置12のメモリに格納される値、または制御装置12の外部信号をトリガに設定する。図19は、実施の形態3によるトリガ設定画面の一例を示す図である。トリガ設定画面500は、入力種別選択部550、外部入力信号トリガ設定部540、デバイス種別設定部510、ビットデバイストリガ設定部520およびワードデバイストリガ設定部530を有する。入力種別選択部550は、外部信号かデバイス値かを設定する領域である。なお、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。図19のトリガ設定画面500では、外部信号と異常発生通知信号のどちらかがトリガとなるように設定することが可能である。
トリガ処理部218は、外部装置通信I/F213からの異常発生通知信号または外部信号入力I/F222からの外部信号を受信すると、一時停止に関連するイベントが発生したと判定して、動画データを保存する処理を含むイベント履歴を記録する処理を行う。
イベント履歴を記録する際に、トリガ処理部218は、外部装置通信I/F213で異常発生通知信号を受信した場合には、実施の形態1で説明したものと同様の処理を行う。一方、トリガ処理部218は、外部信号入力I/F222で外部信号を受信した場合には、外部信号を受信した時刻をイベント発生日時とする。また、トリガ処理部218は、異常分類情報を参照して外部信号に対応する異常の種類「イベント発生」を取得してコメントとする。さらに、トリガ処理部218は、動画処理部232で保存された動画データファイル名を取得する。そして、トリガ処理部218は、これらの情報の確認状況を未確認としたレコードをイベント履歴情報に登録する。
図20は、実施の形態3によるイベント履歴情報の一例を示す図である。イベント履歴情報は、イベント発生日時、コメント、動画データファイル名、および確認状況を含む。図20に示されるように、実施の形態3では、外部信号をトリガとしたイベント履歴と、異常発生通知信号をトリガとしたイベント履歴と、がイベント履歴情報に含まれる。
他の構成要素は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。また、監視装置20の外観の構成は、図16に示したものと同様である。
さらに、実施の形態3における監視処理と履歴確認処理の手順は、実施の形態1で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3では、外部出力部122を有さない制御装置12と、外部装置通信I/Fを有さない制御装置12と、が混在する場合でも、1つの監視装置20で異常検知を行うことができるという効果を、実施の形態1,2の効果に加えて得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態1から実施の形態3では、製造システムの運転速度が考慮されていなかった。運転速度によっては、動画データの記録時間を変更する必要が生じる。実施の形態4では、運転速度にしたがって、動画データの記録時間を変更する方法について説明する。
図21は、実施の形態4による監視システムの機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。監視装置20が、運転速度パラメータ設定部223をさらに備える点を除いて、監視システムは、実施の形態1で説明したものと同様の構成を有する。運転速度パラメータ設定部223は、外部装置通信I/F213を介して接続される制御装置12から運転速度パラメータを取得し、入力部211を介して操作者から指示された運転速度パラメータを制御装置12に設定する。
動画処理部232は、トリガ処理部218から動画データ保存の指示を受けると、制御装置12に設定された運転速度パラメータにしたがって、保存する動画データの記録時間を算出し、算出した記録時間の長さの動画データを保存する。具体的には、動画処理部232は、制御装置12に設定された運転速度パラメータと、通常の運転速度パラメータと、の間の速度差を計算し、速度差にしたがって適切な記録時間を算出する。運転速度が、通常の運転速度に比して速い場合には、記録時間が短くされる。また、運転速度が、通常の運転速度に比して遅い場合には、記録時間が長くされる。
図22は、実施の形態4による記録時間の一例を示す図である。通常の運転速度は、製造システム10で製造時に使用される速度である。この場合には、動画処理部232は、異常発生時刻t0からΔt11前からΔt12後までの範囲の動画データ2111を保存する。一方、運転速度パラメータが通常の運転速度に比して速い場合には、記録時間は通常の場合に比して短く設定される。図22に示されるように、異常発生時刻t0からΔt21前からΔt22後までの範囲の動画データ2112を保存する。ただし、|Δt21|<|Δt11|であり、|Δt22|<|Δt12|である。また、運転速度パラメータが通常の運転速度に比して遅い場合には、記録時間は通常の場合に比して長く設定される。図22に示されるように、異常発生時刻t0からΔt31前からΔt32後までの範囲の動画データ2113を保存する。ただし、|Δt31|>|Δt11|であり、|Δt32|>|Δt12|である。
一時停止が起こることが分かっている監視対象の製造装置11aについて、運転速度を低くして監視対象の製造装置11aを稼働させ、一時停止が発生する過程を確実に確認したい場合に、実施の形態4の監視装置20は有効である。また、運転速度を高くして監視対象の製造装置11aを稼働させ、一時停止が起こるか否かを確認したい場合にも、実施の形態4の監視装置20は有効である。
ここでは、運転速度パラメータにしたがって記録時間を変更する機能を有する動画処理部232が、実施の形態1の構成の場合に適用される場合を示したが、実施の形態2,3の構成の場合に適用されてもよい。
実施の形態4では、動画処理部232が、運転速度パラメータにしたがって記録時間を変更した動画データを保存するようにした。これによって、運転速度パラメータを変更するたびに、動画データの記録時間を設定し直す必要がない。このため、動画データの記録時間を設定するための時間が節約され、また、運転速度が変わっても適切な長さの動画データが保存される。
なお、上記した実施の形態では、監視装置20は、製造システム10の製造装置11aをカメラ50で撮像した動画データを取り込み、製造システム10での異常発生時に、取り込んだ動画データを用いて処理する場合を示した。しかし、監視装置20は、動画データだけでなく、音データ、ある時間間隔で監視対象を撮像する静止画データを用いてもよい。すなわち、監視装置20は、製造システム10を動画、静止画または音で記録したイベント情報を取り込み、製造システム10での異常発生時に取り込んだイベント情報を用いて処理することができる。また、この場合には、上記で説明した監視装置20における動画データは、イベント情報に読み替えられ、撮像装置は、動画、静止画または音を記録する記録装置となる。
上述した実施の形態による監視装置20において実行される処理を、該監視装置20で実行される処理手順が格納されたプログラムとして構成し、このプログラムをCPU(Central Processing Unit)、記憶装置などを有するコンピュータ装置で実行することによって実現することができる。
図23は、監視装置の機能を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の一例を模式的に示すブロック図である。図23に示されるように、コンピュータ装置800は、表示装置801、入力装置802、CPU803、不揮発性メモリ804、揮発性メモリ805、表示用メモリ806、外部メモリインタフェース807、通信インタフェース808を有し、これらが内部バス809を介して接続される。
表示装置801は、液晶表示装置または有機EL表示装置によって構成される。入力装置802は、キーボード、マウスによって構成される。CPU803は、演算を行う。不揮発性メモリ804は、ROM(Read Only Memory)によって構成される。揮発性メモリ805は、RAM(Random Access Memory)によって構成される。表示用メモリ806は、表示装置801に表示する表示画面を記憶する。外部メモリインタフェース807は、フラッシュメモリの着脱可能な外部メモリとのインタフェースである。通信インタフェース808は、外部機器との間で通信を行うインタフェースである。
そして、不揮発性メモリ804に格納された上記の監視装置20において実行される処理の処理手順が記述されたプログラムが揮発性メモリ805にロードされ、CPU803によって実行される。このプログラムは、ハードディスク、CD(Compact Disk)、ROM(Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile DiskまたはDigital Video Disk)などのコンピュータ装置で読取可能な記録媒体に記録される。あるいは、このプログラムは、インターネットなどのネットワーク(通信回線)を介して配布される。この場合には、通信インタフェース808を介して接続された情報処理端末からプログラムが不揮発性メモリ804上に格納される。
10 製造システム、11 製造装置、11a 監視対象の製造装置、12 制御装置、20 監視装置、50 カメラ、61 情報処理端末、62 外部記憶装置、63 外部メモリ、121 異常発生検知部、122 外部出力部、210 プログラマブル表示器、211 入力部、212 表示部、213 外部装置通信I/F、214 動画保存条件記憶部、215 異常分類情報記憶部、216 トリガ設定部、217 イベント履歴情報記憶部、218 トリガ処理部、219 履歴確認部、220 強制保存部、221 外部メモリI/F、222 外部信号入力I/F、223 運転速度パラメータ設定部、224 ファイル処理部、225 表示処理部、230 動画処理装置、231 映像入力I/F、232 動画処理部、233 バッファ、234 内部記憶部、251 ケース、252 外部メモリ接続部、253 AC電源、254 サービスコンセント、255 電源スイッチ、256 取っ手、800 コンピュータ装置、801 表示装置、802 入力装置、803 CPU、804 不揮発性メモリ、805 揮発性メモリ、806 表示用メモリ、807 外部メモリインタフェース、808 通信インタフェース、809 内部バス。

Claims (21)

  1. 把持部材が取り付けられたケースと、
    ケースに格納される本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    記録装置から入力されたイベント情報を一時的に保存するイベント情報一時保存部と、
    製造装置を制御する制御装置とデータ通信を行う第1通信部と、
    前記制御装置で得られる制御情報のうち監視する対象の監視制御情報を選択し、前記監視制御情報が異常となるトリガ判定条件を、前記制御装置に設定するトリガ設定部と、
    前記トリガ判定条件にしたがって前記制御装置によって異常と判定され、送信された異常発生通知信号を受信すると、異常発生についてのイベント履歴をイベント履歴情報に登録するトリガ処理部と、
    前記トリガ処理部によって前記異常発生が検知されると、前記イベント情報一時保存部に保存されている前記異常発生の時刻を含む前記異常発生の前後の期間の前記イベント情報を記憶部に保存するイベント情報処理部と、
    前記イベント履歴情報を表示部に表示する表示処理部と、
    前記制御装置に運転速度パラメータを設定する運転速度パラメータ設定部と、
    を有し、
    前記トリガ処理部は、前記異常発生の時刻と、保存された前記イベント情報とを対応付けた前記イベント履歴を生成し、
    前記表示処理部は、前記イベント履歴情報中の選択された前記イベント履歴に含まれる前記イベント情報を前記表示部に表示し、
    前記イベント情報処理部は、前記制御装置での前記運転速度パラメータを変化させた場合に、基準となる第1運転速度パラメータと、監視時の第2運転速度パラメータとの差にしたがって、前記イベント情報の記録時間の長さを変化させることを特徴とする監視装置。
  2. 前記トリガ判定条件は、前記監視制御情報が1ビットのデータである場合には、前記監視制御情報の立ち上がりまたは立ち下がりを指定するものであり、前記監視制御情報が複数ビットのデータである場合には、前記監視制御情報が異常となる範囲を指定するものであることを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記トリガ処理部は、前記異常発生通知信号に含まれる異常種別情報と、前記イベント情報の操作者による確認の有無を示す確認有無情報と、を前記異常発生の時刻と前記イベント情報とに関連付けた前記イベント履歴を生成することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記トリガ設定部は、前記第1通信部を介して前記制御装置との間で通信を実施し、前記通信によって得られた信号の中から前記監視制御情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  5. 前記表示処理部は、前記トリガ判定条件を設定するトリガ設定画面と、前記記録装置からのイベント情報を表示する入力イベント情報表示画面と、記録した前記イベント情報を再生するイベント情報再生画面と、前記イベント履歴情報を表示するイベント履歴確認画面と、を指示にしたがって前記表示部に切り替えて表示することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  6. 前記本体部は、情報処理端末とデータ通信を行う第2通信部をさらに有し、
    前記表示処理部は、前記記録装置からのイベント情報を、前記第2通信部を介して前記情報処理端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  7. 前記本体部は、
    情報処理端末または外部記憶装置とデータ通信を行う第2通信部と、
    前記記憶部に記憶された前記イベント情報を、前記第2通信部を介して前記情報処理端末または前記外部記憶装置に保存するファイル処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  8. 把持部材が取り付けられたケースと、
    ケースに格納される本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    記録装置から入力されたイベント情報を一時的に保存するイベント情報一時保存部と、
    製造装置を制御する制御装置から出力される外部信号を受信する外部信号入力部と、
    前記制御装置から出力される前記外部信号のうち監視する対象の監視外部信号を選択し、前記監視外部信号が異常となる第1トリガ判定条件を、前記制御装置に設定するトリガ設定部と、
    前記監視外部信号が入力されると、異常発生についてのイベント履歴をイベント履歴情報に登録するトリガ処理部と、
    前記トリガ処理部によって前記異常発生が検知されると、前記イベント情報一時保存部に保存されている前記異常発生の時刻を含む前記異常発生の前後の期間の前記イベント情報を記憶部に保存するイベント情報処理部と、
    前記イベント履歴情報を表示部に表示する表示処理部と、
    前記制御装置に運転速度パラメータを設定する運転速度パラメータ設定部と、
    を有し、
    前記トリガ処理部は、前記異常発生の時刻と、保存された前記イベント情報とを対応付けた前記イベント履歴を生成し、
    前記表示処理部は、前記イベント履歴情報中の選択された前記イベント履歴に含まれる前記イベント情報を前記表示部に表示し、
    前記イベント情報処理部は、前記制御装置での前記運転速度パラメータを変化させた場合に、基準となる第1運転速度パラメータと、監視時の第2運転速度パラメータとの差にしたがって、前記イベント情報の記録時間の長さを変化させることを特徴とする監視装置。
  9. 前記第1トリガ判定条件は、前記監視外部信号の立ち上がりまたは立ち下がりを指定するものであることを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  10. 前記トリガ処理部は、前記監視外部信号に基づく異常種別情報と、前記イベント情報の操作者による確認の有無を示す確認有無情報と、を前記異常発生の時刻と前記イベント情報とに関連付けた前記イベント履歴を生成することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  11. 前記本体部は、製造装置を制御する制御装置とデータ通信を行う通信部をさらに有し、
    前記トリガ設定部は、前記制御装置で得られる制御情報のうち監視する対象の監視制御情報を選択し、前記監視制御情報が異常となる第2トリガ判定条件を、前記制御装置にさらに設定し、
    前記トリガ処理部は、前記第2トリガ判定条件にしたがって前記制御装置によって異常と判定され、送信された異常発生通知信号を受信した場合にも、異常発生についてのイベント履歴を前記イベント履歴情報に登録することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  12. 前記本体部は、
    情報処理端末または外部記憶装置とデータ通信を行う通信部と、
    前記記憶部に記憶された前記イベント情報を、前記通信部を介して前記情報処理端末または前記外部記憶装置に保存するファイル処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  13. 前記トリガ設定部は、前記外部信号入力部を介して前記制御装置との間で通信を実施し、前記通信によって得られた信号の中から前記監視外部信号を選択することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  14. 前記表示処理部は、前記第1トリガ判定条件を設定するトリガ設定画面と、前記記録装置からのイベント情報を表示する入力イベント情報表示画面と、記録した前記イベント情報を再生するイベント情報再生画面と、前記イベント履歴情報を表示するイベント履歴確認画面と、を指示にしたがって前記表示部に切り替えて表示することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  15. 前記本体部は、情報処理端末とデータ通信を行う通信部をさらに有し、
    前記表示処理部は、前記記録装置からのイベント情報を、前記通信部を介して前記情報処理端末に送信することを特徴とする請求項に記載の監視装置。
  16. 前記イベント情報処理部は、前記イベント情報中の前記異常発生時のフレームに区切り情報を付加することを特徴とする請求項1またはに記載の監視装置。
  17. 前記本体部は、
    外部メモリと接続し、前記外部メモリとの間で通信を行う外部メモリ接続部と、
    前記記憶部に記憶された前記イベント情報を、前記外部メモリ接続部を介して前記外部メモリに保存するファイル処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1またはに記載の監視装置。
  18. 前記本体部は、前記異常発生が検知された場合の前記イベント情報処理部によるイベント情報の保存とは独立に、前記記録装置からのイベント情報を前記記憶部に保存する強制保存部をさらに有することを特徴とする請求項1またはに記載の監視装置。
  19. 前記本体部は、前記確認有無情報が無である前記イベント履歴を前記イベント履歴情報から取得する履歴確認部をさらに有し、
    前記表示処理部は、取得した前記確認有無情報が無である前記イベント履歴を前記表示部に表示することを特徴とする請求項3または10に記載の監視装置。
  20. 製造装置を制御する制御装置で得られる制御情報のうち監視する対象の監視制御情報を選択し、前記監視制御情報が異常となるトリガ判定条件を、通信部を介して前記制御装置に設定する第1工程と、
    前記制御装置に運転速度パラメータを設定する第2工程と、
    前記トリガ判定条件を設定した前記制御装置が制御する製造装置を記録する第3工程と、
    記録されたイベント情報を一時的に保存する第4工程と、
    前記トリガ判定条件にしたがって前記制御装置によって異常と判定された異常発生通知信号を受信する第5工程と、
    前記異常発生通知信号を受信すると、一時的に保存されている前記イベント情報のうち、異常発生の時刻を含む前記異常発生の前後の期間の前記イベント情報を保存する第6工程と、
    前記異常発生の時刻と、保存された前記イベント情報と、を関連付けたイベント履歴を、イベント履歴情報に登録する第7工程と、
    前記イベント履歴情報中の選択された前記イベント履歴に含まれる前記イベント情報を表示する第8工程と、
    を含み、
    前記第6工程では、前記制御装置での前記運転速度パラメータを変化させた場合に、基準となる第1運転速度パラメータと、監視時の第2運転速度パラメータとの差にしたがって、前記イベント情報の記録時間の長さを変化させることを特徴とする監視方法。
  21. 製造装置を制御する制御装置から出力される外部信号のうち監視する対象の監視外部信号を選択し、前記監視外部信号が異常となるトリガ判定条件を、前記制御装置に設定する第1工程と、
    前記制御装置に運転速度パラメータを設定する第2工程と、
    前記トリガ判定条件を設定した前記制御装置が制御する製造装置を記録する第3工程と、
    記録されたイベント情報を一時的に保存する第4工程と、
    前記制御装置から出力される前記監視外部信号を受信し、異常発生を検知する第5工程と、
    前記異常発生が検知されると、一時的に保存されている前記イベント情報のうち、前記異常発生の時刻を含む前記異常発生の前後の期間の前記イベント情報を保存する第6工程と、
    前記異常発生の時刻と、保存された前記イベント情報と、を関連付けたイベント履歴を、イベント履歴情報に登録する第7工程と、
    前記イベント履歴情報中の選択された前記イベント履歴に含まれる前記イベント情報を表示する第8工程と、
    を含み、
    前記第6工程では、前記制御装置での前記運転速度パラメータを変化させた場合に、基準となる第1運転速度パラメータと、監視時の第2運転速度パラメータとの差にしたがって、前記イベント情報の記録時間の長さを変化させることを特徴とする監視方法。
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