JP6161115B2 - 無線綴じ製本装置の糊付けユニット - Google Patents

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Description

本発明は、本身をクランプユニットに挟持した状態で搬送路に沿って搬送する間に無線綴じ製本処理を行う無線綴じ製本装置に組み込まれるとともに、搬送路の途中において搬送路の下方に配置され、クランプユニットが通過する間に、本身のクランプユニットから下方に突出する背に糊を塗布する糊付けユニットに関するものである。
従来の無線綴じ製本装置は、例えば、本身の搬送路に沿って運動する少なくとも1つのクランプユニットと、搬送路の途中において搬送路の下方に配置された一連の処理ユニットとを備えており、本身が、背を下向きにしてクランプユニットに挟持され、クランプユニットによって搬送される間に無線綴じ製本処理が行われるようになっている。
そして、無線綴じ製本装置には、処理ユニットの1つとして、クランプユニットが通過する間に、本身の背に糊を塗布する糊付けユニットが組み込まれている(例えば、特許文献1参照)。
糊付けユニットは、フレームと、フレームに取り付けられ、糊を収容する糊タンクと、フレームに取り付けられ、糊タンクを加熱するヒーターと、フレームの上部に取り付けられて糊タンク内に配置され、本身の搬送路に沿って互いに間隔をあけて配置されるとともに、それぞれ搬送路を横切ってのびる糊塗布ローラおよびスクレープローラと、フレームに取り付けられ、これらのローラを回転させる駆動機構とを備えている。
そして、糊塗布ローラの下部が糊タンクの糊に浸漬され、本身がクランプユニットとともに糊付けユニット上を通過する間に、糊が付着した糊塗布ローラの頂面領域が本身の背に係合することによって、本身の背に糊が塗布され、さらに、スクレープローラによって余分な糊が拭き取られるようになっている。
糊付けユニットにおいては、通常、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)系ホットメルト糊(以下、「EVA糊」という。)が一般的に使用されている。EVA糊は、加熱されると溶融し、冷やされると硬化する、というサイクルを無限に繰り返すので、取り扱いが容易であり、作業性に優れているが、その一方で、接着力が劣るという欠点を有している。
そこで、近年、PUR(Poly Urethane Reactive)系ホットメルト糊(以下、「PUR糊」という。)が注目されている。PUR糊は、空気中や用紙中の水分と反応し硬化するタイプの糊であり、一度硬化すると熱を加えても軟化しないという特性を有し、EVA糊に比べて格段に強い接着力を有している。
ところで、上記従来の糊付けユニットにおいてPUR糊を使用した場合には、PUR糊が大気に接触した段階でPUR糊と水分との反応が進行するので、無線綴じ製本装置の使用中にPUR糊の粘度が次第に上昇し、一定時間が経過すると製本の続行が不可能となる。また、無線綴じ製本装置の使用後に糊タンクが常温まで冷やされると、PUR糊が固化するとともに上記反応が進行してPUR糊が硬化し、再び糊タンクを加熱してもPUR糊が溶融することはなく、よって、糊タンク内に残ったPUR糊を再使用することはできない。
そのため、上記従来技術においては、1回の製本作業は、無線綴じ製本装置の動作開始後の一定時間内(PUR糊が適度な粘度を有している間、通常は数時間程度)でしか行えず、次の製本作業を行う際には、無線綴じ製本装置を一旦停止させて糊タンクを冷却し、硬化させたPUR糊を糊タンクから剥がした後、新たなPUR糊を糊タンクに充填する必要があった。しかし、この作業には非常に手間がかかり、そのため生産性が著しく低下するという問題があった。
そこで、従来技術においては、糊塗布ローラの上部を除いて密封構造とし、この密封された糊タンク内にPUR糊を充填して、糊タンクをヒーターによって加熱するとともに、糊タンク内に逐次窒素ガスを供給するようにした糊付けユニットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この糊付けユニットによれば、糊タンク内に供給された大気よりも比重が大きい窒素ガスによって、加熱溶融したPUR糊の表面が覆われ、PUR糊が大気中の水分と反応して硬化することが極力抑制される。
しかし、この構成によれば、糊タンクを密封構造にし、また窒素の供給管路系を備える必要があり、糊付けユニットの構造が複雑化し、製造およびメンテナンスのコストが上昇するという問題があった。
特開2009−285906号公報 特開2001−347772号公報
したがって、本発明の課題は、PUR糊が使用可能で、より簡単な構造を有し、高い生産性を実現する糊付けユニットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、本身をクランプユニットに挟持した状態で搬送路に沿って搬送する間に無線綴じ製本処理を行う無線綴じ製本装置に組み込まれるとともに、前記搬送路の途中において前記搬送路の下方に配置され、前記クランプユニットが通過する間に、本身の前記クランプユニットから下方に突出する背に糊を塗布する糊付けユニットであって、内側にスペースを有するフレームを備え、前記フレームには、前記搬送路を横切る向きに開口し、前記スペースに連通する出口が設けられ、さらに、前記フレームの上部に取り付けられ、前記搬送路に沿って互いに間隔をあけて配置されるとともに、それぞれ前記搬送路を横切ってのびる複数の処理ローラと、前記フレームに取り付けられ、前記複数の処理ローラを回転させるローラ駆動機構と、を備え、前記複数の処理ローラは、本身の背に糊を塗布する少なくとも1つの糊塗布ローラを含んでおり、さらに、前記フレームの前記スペース内に配置されたヒータープレートと、前記フレームに取り付けられ、前記ヒータープレートを昇降させる昇降機構と、前記ヒータープレート上の所定位置に載置され、糊が収容された糊タンクと、を備え、前記ヒータープレートは、前記昇降機構によって昇降し、前記糊タンクを前記処理ローラに近接させて前記糊付けローラの下部を前記糊タンクの糊に浸漬させる上昇位置と、前記糊タンクを前記処理ローラの下方に離間させる下降位置とをとるようになっており、さらに、前記フレームに取り付けられ、前記スペースの下部において、前記ヒータープレートを間に挟んだ本身搬送方向の両側から前記搬送路を横切って互いに平行に前記フレームの出口までのびる水平な一対のスライドガイドを備え、前記ヒータープレートが前記下降位置をとるとき、前記ヒータープレートが前記糊タンクの下面から離間する一方、前記糊タンクの下面が前記スライドガイドによって支持され、前記糊タンクが前記スライドガイド上を前記出口までスライドせしめられるものであることを特徴とする糊付けユニットが提供される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記昇降機構は、前記ヒータープレートの下面に取り付けられて当該下面から垂直下向きにのびるガイドロッドと、前記スペースの下部において前記フレームに取り付けられ、前記ガイドロッドを軸方向にスライド可能に案内する軸受と、前記ヒータープレートの下面に取り付けられて当該下面に対し垂直にのびるラックと、前記フレームに取り付けられた回転軸に同軸に固定され、かつ前記ラックに係合するピニオンと、前記フレームの前記スペースの底部に配置され、前記ピニオンの前記回転軸を回転させるモータと、を備え、前記モータの駆動による前記ラックの上下運動に伴って、前記ヒータープレートが昇降するようになっている。
本発明の別の好ましい実施例によれば、前記ヒータープレートの上面には、少なくとも2つの位置決めピンが突設される一方、前記糊タンクの下面には、前記位置決めピンに対応する位置決め穴が形成されており、前記糊タンクの位置決め穴に対応する前記位置決めピンが差し込まれることによって、前記糊タンクが前記ヒータープレート上の前記所定位置に位置決めされるようになっている。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記フレームまたは前記スライドガイドに取り付けられ、前記ヒータープレートが前記下降位置をとるとき、前記糊タンクをスライドガイドに沿って前記出口まで搬送し、さらに、前記出口において前記糊タンクと交換された新たな糊タンクを、前記スライドガイドに沿って前記ヒータープレート上の前記所定位置に対応する位置まで搬送する糊タンク搬送機構をさらに備え、前記新たな糊タンクが前記所定位置に対応する位置まで搬送されたとき、前記ヒータープレートが前記下降位置から前記上昇位置まで上昇するようになっている。
本発明によれば、糊タンクを、ヒータープレート、処理ローラ群および処理ローラ群の駆動系から独立に配置し、ヒータープレート上に糊タンクを載置するとともに、ヒータープレートを、糊タンクが処理ローラ群に近接して糊塗布ローラの下部が糊タンクの糊に浸漬される上昇位置と、糊タンクが処理ローラ群から下方に離間する下降位置との間で昇降させ、ヒータープレートの下降位置において、ヒータープレートを糊タンクの下面から離間させる一方、糊タンクの下面をスライドガイドによって支持し、糊タンクをスライドガイドに沿って糊付けユニットの出口までスライド可能にしているので、糊タンクの着脱が短時間で簡単に行える。
そして、無線綴じ製本装置の使用中にPUR糊の粘度が一定程度まで上昇した時点で、糊タンクを一旦取り外して糊タンク内の糊を入れ替えた後、糊タンクを再び装着することによって、あるいは糊を糊タンクごと交換することによって、製本作業を続行することができ、また、無線綴じ製本装置を新たに使用する場合にも、糊タンクを交換するだけで装置の動作を開始することができ、それによって生産性が大幅に向上する。しかも、糊付けユニットの構造が複雑化することもない。
本発明の1実施例による糊付けユニットの斜視図であり、(A)はヒータープレートが上昇位置にある状態を示し、(B)はヒータープレートが下降位置にある状態を示し、(C)は、ヒータープレートが下降位置にあって、糊タンクがスライドガイドに沿って出口側に引き出された状態を示している。 図1の糊付けユニットにおける糊タンクを昇降させる機構を示す斜視図である。 図2に示した糊タンクを昇降させる機構の各構成要素を示す斜視図である。 図1の糊付けユニットが組み込まれた無線綴じ製本装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、本発明の1実施例による糊付けユニットの斜視図であり、(A)はヒータープレートが上昇位置にある状態を示し、(B)はヒータープレートが下降位置にある状態を示し、(C)は、ヒータープレートが下降位置にあって、糊タンクがスライドガイドに沿って出口側に引き出された状態を示している。また、図2は、図1の糊付けユニットにおける糊タンクを昇降させる機構を示す斜視図であり、図3は、図2に示した糊タンクを昇降させる機構の各構成要素を示す斜視図である。
図1〜図3を参照して、本発明による糊付けユニットは、内側にスペース2を有するフレーム1を備えている。そして、フレーム1には、本身の搬送路Fを横切る向きに開口し、スペース2に連通する出口(図示はしない)が設けられている。
糊付けユニットは、また、フレーム1の上部に取り付けられ、搬送路Fに沿って互いに間隔をあけて配置されるとともに、それぞれ搬送路Fを横切ってのびる複数の処理ローラ3a〜3cと、フレーム1に取り付けられ、複数の処理ローラ3a〜3cを回転させるローラ駆動機構4を備えている。
複数の処理ローラ3a〜3cは、この実施例では、本身の背に糊を塗布する2つの糊塗布ローラ3a、3bと、本身の背に塗布された余分な糊を拭き取るスクレープローラ3cからなっている。
糊付けユニットは、さらに、フレーム1のスペース2内に配置されたヒータープレート5と、フレーム1に取り付けられ、ヒータープレート5を昇降させる昇降機構6を備えている。
そして、ヒータープレート5の下面に、ヒータープレート5を昇降機構6に取り付けるための取付部9が設けられている。取付部9は、ヒータープレート5の下面にスペーサ9bを介して取り付けられてた取付板9aからなっている。なお、ヒータープレート5の下部にこの取付部9に代わる構造が組み込まれている場合には、取付部9は不要である。
また、ヒータープレート5には温度センサー11が内蔵され、温度センサー11からの検出信号に基づいてヒータープレート5の温度制御がなされるようになっている。
昇降機構6は、取付板9aの下面の両側に取り付けられて取付板9aから垂直下方にのびる一対のガイドロッド6aと、スペース2の下部においてフレーム1に取り付けられてガイドロッド6aを軸方向にスライド可能に案内する軸受6bと、取付板9aの下面中央部に取り付けられて取付板9aから垂直下方にのびるラック6cと、フレーム1に取り付けられた回転軸6fに同軸に固定され、かつラック6cに係合するピニオン6dと、スペース2の下部に配置され、回転軸6fを回転させるモータ6eを備えている。回転軸6fとモータ6eの駆動軸は、歯車機構等の公知の適当な伝動連結手段によって互いに連結されている。
そして、モータ6dの駆動によるラック6cの上下運動に伴って、ヒータープレート5がガイドロッド6aに案内されつつ昇降するようになっている。
こうして、ヒータープレート5は、昇降機構6によって昇降し、糊タンク8を処理ローラに近接させて糊付けローラの下部を糊タンク8の糊に浸漬させる上昇位置(図1(A)参照)と、糊タンク8を処理ローラの下方に離間させる下降位置(図1(B)、(C)参照)とをとる。
ヒータープレート5上の所定位置には、糊が収容された糊タンク8が載置されている。この場合、図3(B)に示すように、ヒータープレート5の上面には、少なくとも2つの位置決めピン10が突設される一方、図示はしないが、糊タンク8の下面には、位置決めピン10に対応する位置決め穴が形成されており、糊タンク8の位置決め穴に対応する位置決めピン10が差し込まれることによって、糊タンク8がヒータープレート5上の所定位置に位置決めされるようになっている。
さらに、取付部9の取付板9aには、糊タンク8がヒータープレート5上の所定位置に載置された状態でそれらを互いに固定するための、少なくとも1つ、この実施例では3つの固定ネジ7が備えられる一方、図示はしないが、糊タンク8の底壁における固定ネジ7に対応する位置に、固定ネジ7と対をなすネジ穴が形成されている。
固定ネジ7は、先端部に糊タンク8のネジ穴に係合するネジ山が設けられ、取付板9aの下方から上向きに取付板9aおよびヒータープレート5を貫通してのび、取付板9aによって、先端部がヒータープレート5内に引っ込む第1の位置と、ネジの頭部が取付板9aの下面に当接した状態で先端部がヒータープレート5の上面から突出する第2の位置との間で上下にスライド可能に支持されている。
固定ネジ7は、常時は自重によって第1の位置をとる一方、糊タンク8のヒータープレート5への固定時に、固定ネジ7の頭部が取付板9aの下面に当接するまで固定ネジ7の先端が糊タンク8のネジ穴にねじ込まれることで第2の位置をとる。
この固定ネジ7は必要に応じて備えられる。
糊付けユニットは、さらに、フレーム1に取り付けられ、スペース2の下部において、ヒータープレート5を間に挟んだ本身搬送方向の両側から搬送路Fを横切って互いに平行にフレーム1の出口までのびる水平な一対のスライドガイド12を備えている。
なお、この実施例では、一対のスライドガイド12は、フレームに固定された水平な支持板13に固定されている。支持板13は、下降位置にあるときのヒータープレート5の上面の高さレベルよりも高い位置にあり、その中央部にヒータープレート5が上下方向に通過し得る開口を備えている。
こうして、常時は、糊タンク8が固定ネジ7によってヒータープレート5に固定された状態で、ヒータープレート5が上昇位置をとるが、糊タンク8の交換時には、固定ネジ7による糊タンク8の固定が解除された後、図1(B)に示すように、ヒータープレート5が下降位置をとる。そして、ヒータープレート5が下降位置をとるとき、糊タンク8の下面がスライドガイド12によって支持される一方、ヒータープレート5が糊タンク8の下面から離間する。
そして、作業者によって、糊タンク8がスライドガイド12上を糊付けユニットの出口までスライドせしめられる。次いで、出口において、糊タンク8が新たな糊タンクと交換され、新たな糊タンクが、作業者によって、スライドガイド12に沿ってヒータープレート5上の前記所定位置に対応する位置まで搬送され、そして、ヒータープレート5が再び下降位置から上昇位置まで上昇する。このとき、ヒータープレート5の位置決めピン10が糊タンク8の位置決め穴に挿入される。次いで、糊タンク8が固定ネジ7によってヒータープレート5に固定される。
なお、この実施例では、糊タンク8のスライドガイド12に沿った搬送を手動で行うようにしたが、この搬送を自動的に行うこともできる。
この場合には、糊付けユニットは、フレーム1またはスライドガイド12に取り付けられ、ヒータープレート5が下降位置をとるとき、糊タンク8をスライドガイド13に沿って出口まで搬送し、さらに、出口において糊タンク8と交換された新たな糊タンクを、スライドガイド12に沿ってヒータープレート5上の前記所定位置に対応する位置まで搬送する糊タンク搬送機構をさらに備えており、新たな糊タンクが前記所定位置に対応する位置まで搬送されたとき、ヒータープレート5が下降位置から上昇位置まで上昇するようになっている。
本発明の糊付けユニットによれば、糊タンク8が、ヒータープレート5、処理ローラ群3a〜3cおよび処理ローラ群の駆動系4から独立に配置され、ヒータープレート5上に糊タンク8が載置されるとともに、ヒータープレート5は、糊タンク8が処理ローラ群3a〜3cに近接して糊塗布ローラ3a、3bの下部が糊タンク8の糊に浸漬される上昇位置と、糊タンク8が処理ローラ群3a〜3cから下方に離間する下降位置との間で昇降し、そして、ヒータープレート5の下降位置において、ヒータープレート5が糊タンク8の下面から離間する一方、糊タンク8の下面がスライドガイド12によって支持され、糊タンク8がスライドガイド12に沿って糊付けユニットの出口までスライド可能となっている。
それによって、糊タンク8の糊付けユニットに対する着脱が簡単にかつ短時間で行える。そして、無線綴じ製本装置の使用中にPUR糊の粘度が一定程度まで上昇した時点で、糊タンク8を取り外して糊タンク8内の糊を入れ替えた後、当該糊タンク8を再び装着することによって、あるいは、糊タンク8を交換することで糊を糊タンク8ごと入れ替えることによって、製本作業を続行することができる。さらに、無線綴じ製本装置を使用する場合にも、糊タンクを交換するだけで装置の動作を開始することができ、それによって生産性が大幅に向上する。
図4は、図1に示した糊付けユニットが組み込まれた無線綴じ製本装置の概略構成を示す斜視図である。なお、図4中、図1に示したものと同じ構成要素には同じ番号を付している。
図1を参照して、無線綴じ製本装置は、本身の搬送路Fと、搬送路Fに沿って配置された無線綴じ処理を実行する一連の処理ユニット(ミリングユニットB、本発明による糊付けユニットC、および表紙付けユニットD)と、搬送路Fに沿って往復運動し得るクランプユニット20と、クランプユニット20を往復運動させるクランプユニット駆動機構(図示はしない)と、を備えている。
そして、製本処理が開始されると、本身挿入位置Aにおいて、本身Pが、背面を下にして、クランプユニット20によって挟持された後、クランプユニット20によって搬送路Fに沿ってミリングユニットBに送られる。
ミリングユニットBは、フライスカッター21aおよび一対のガイド板21b、21cを備えており、クランプユニット20に挟持された本身Pがフライスカッター21a上を通過する間に、クランプユニット20からはみ出した本身Pの背面部分の両側が一対のガイド板21b、21c間に挿入される。そして、本身Pの背面部分の両側が一対のガイド板21b、21cによって支持されつつ、本身Pの背面が切削され、本身Pの背面の全体に糊を均一に付着させるための前処理加工がなされる。その後、クランプユニット1に挟持された本身Pは、本発明による糊付けユニットCに送られる。
そして、本身Pがクランプユニット20とともに糊付けユニットC上を通過する間に、本身Pの背面に適当な厚さに糊が付けられる。糊付けが終了すると、クランプユニット20に挟持された本身Pは、表紙付けユニットDに送られる。
表紙付けユニットDは、底板22cおよび一対のニップ板22a、22bを備えている。製本処理が開始されると、印刷された表紙Qが、表紙集積部(図示はしない)からコンベヤ等の適当な搬送手段によって、矢印S方向に、底板22c、一対のニップ板22a、22b上に搬送される。その後、クランプユニット20に挟持された本身Pが、その背面を表紙Qの背の部分に対向させた状態で停止する。そして、底板22cおよび一対のニップ板22a、22bが上昇し、表紙Qが、上昇する底板4cによって本身Pの背に押しつけられ、それと同時に、一対のニップ板22a、22bが閉じられ、それによって表紙Qが本身Pの背面部分の両側に押しつけられ、表紙Qが本身Pに貼着され、製本物が完成する。その後、クランプユニット20は本身挿入位置Aまで戻り、そしてそこで、クランプユニット20が最大限まで開き、製本物が排出される。
1 フレーム
2 スペース
3a、3b 糊塗布ローラ(処理ローラ)
3c スクレープローラ(処理ローラ)
4 ローラ駆動機構
5 ヒータープレート
6 昇降機構
6a ガイドロッド
6b 軸受
6c ラック
6d ピニオン
6e モータ
6f 回転軸
7 固定ネジ
8 糊タンク
9 取付部
9a 取付板
9b スペーサ
10 位置決めピン
11 温度センサー
12 スライドガイド
13 支持板
20 クランプユニット
21a フライスカッター
21b、21c ガイド板
22a、22b ニップ板
22c 底板
A 本身挿入位置
B ミリングユニット
C 糊付けユニット
D 表紙付けユニット
F 本身の搬送路
P 本身
Q 表紙
S 表紙供給方向

Claims (4)

  1. 本身をクランプユニットに挟持した状態で搬送路に沿って搬送する間に無線綴じ製本処理を行う無線綴じ製本装置に組み込まれるとともに、前記搬送路の途中において前記搬送路の下方に配置され、前記クランプユニットが通過する間に、本身の前記クランプユニットから下方に突出する背に糊を塗布する糊付けユニットであって、
    内側にスペースを有するフレームを備え、前記フレームには、前記搬送路を横切る向きに開口し、前記スペースに連通する出口が設けられ、さらに、
    前記フレームの上部に取り付けられ、前記搬送路に沿って互いに間隔をあけて配置されるとともに、それぞれ前記搬送路を横切ってのびる複数の処理ローラと、
    前記フレームに取り付けられ、前記複数の処理ローラを回転させるローラ駆動機構と、を備え、前記複数の処理ローラは、本身の背に糊を塗布する少なくとも1つの糊塗布ローラを含んでおり、さらに、
    前記フレームの前記スペース内に配置されたヒータープレートと、
    前記フレームに取り付けられ、前記ヒータープレートを昇降させる昇降機構と、
    前記ヒータープレート上の所定位置に載置され、糊が収容された糊タンクと、を備え、
    前記ヒータープレートは、前記昇降機構によって昇降し、前記糊タンクを前記処理ローラに近接させて前記糊付けローラの下部を前記糊タンクの糊に浸漬させる上昇位置と、前記糊タンクを前記処理ローラの下方に離間させる下降位置とをとるようになっており、さらに、
    前記フレームに取り付けられ、前記スペースの下部において、前記ヒータープレートを間に挟んだ本身搬送方向の両側から前記搬送路を横切って互いに平行に前記フレームの出口までのびる水平な一対のスライドガイドを備え、前記ヒータープレートが前記下降位置をとるとき、前記ヒータープレートが前記糊タンクの下面から離間する一方、前記糊タンクの下面が前記スライドガイドによって支持され、前記糊タンクが前記スライドガイド上を前記出口までスライドせしめられるものであることを特徴とする糊付けユニット。
  2. 前記昇降機構は、
    前記ヒータープレートの下面に取り付けられて当該下面から垂直下向きにのびるガイドロッドと、
    前記スペースの下部において前記フレームに取り付けられ、前記ガイドロッドを軸方向にスライド可能に案内する軸受と、
    前記ヒータープレートの下面に取り付けられて当該下面に対し垂直にのびるラックと、
    前記フレームに取り付けられた回転軸に同軸に固定され、かつ前記ラックに係合するピニオンと、
    前記フレームの前記スペースの底部に配置され、前記ピニオンの前記回転軸を回転させるモータと、を備え、前記モータの駆動による前記ラックの上下運動に伴って、前記ヒータープレートが昇降することを特徴とする請求項1に記載の糊付けユニット。
  3. 前記ヒータープレートの上面には、少なくとも2つの位置決めピンが突設される一方、前記糊タンクの下面には、前記位置決めピンに対応する位置決め穴が形成されており、前記糊タンクの位置決め穴に対応する前記位置決めピンが差し込まれることによって、前記糊タンクが前記ヒータープレート上の前記所定位置に位置決めされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の糊付けユニット。
  4. 前記フレームまたは前記スライドガイドに取り付けられ、前記ヒータープレートが前記下降位置をとるとき、前記糊タンクをスライドガイドに沿って前記出口まで搬送し、さらに、前記出口において前記糊タンクと交換された新たな糊タンクを、前記スライドガイドに沿って前記ヒータープレート上の前記所定位置に対応する位置まで搬送する糊タンク搬送機構をさらに備え、前記新たな糊タンクが前記所定位置に対応する位置まで搬送されたとき、前記ヒータープレートが前記下降位置から前記上昇位置まで上昇することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の糊付けユニット。
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