JP6157963B2 - 医療情報提供装置、及び、医療情報通信システム - Google Patents

医療情報提供装置、及び、医療情報通信システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、医療情報提供装置、及び、医療情報通信システムに関する。
医療施設では、超音波診断装置、X線診断装置、X線CT装置(X-ray Computed Tomography Apparatus)やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging Apparatus:磁気共鳴イメージング装置)などの画像診断装置によって多数の医用画像データが生成される。医療施設では、このように生成された医用画像データの保管と流通を円滑化するため、医用画像データを画像サーバに保管し、必要に応じネットワーク経由で表示端末に配信して観察するシステムが導入されている。
このような通信システムは、画像保管通信システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)と称されることもある。
各画像診断装置には、検査条件設定プログラムがインストールされる。また、X線CT装置、MRI装置などの画像診断装置とは別の場所において、画像診断装置で生成された医用画像データに画像処理を施す画像処理プログラムが画像処理サーバやワークステーションなどにインストールされることがある。本明細書では、上記検査条件設定プログラムと、上記画像処理プログラムとを合わせて臨床アプリケーション(clinical application)と称する。
また、上記検査条件は、X線CT装置などの画像診断装置によって被検体の検査をすることで医用画像データを生成する場合に、(照射量、チルト角度などの複数のパラメータの条件が含まれる)一連の条件のセットの意味で用いる。
また、上記検査とは、画像診断装置によって被検体の医用画像データを生成する一連の動作の意味で用いる。
また、画像処理条件は、特に断りのない限り、画像診断装置によって生成された医用画像データに対して、(画像診断装置以外の場所で)上記画像処理プログラムによって施される画像処理の条件の意味で用いる。
特許文献1では、病名の予測結果と、過去の検査履歴とに基づいて、依頼医が適切な検査をするための検査情報管理装置が記載されている。
特開2008−9589号公報
正確な診断及び患者に対する利便性などの諸般の要素を考慮すれば、検査条件及び画像処理条件は、できる限り適切に設定されることが望ましい。このため、検査条件及び画像処理条件を従来よりも更に適切に設定する新技術が要望されていた。
一実施形態では、医療情報提供装置は、履歴情報記憶部と、評価情報生成部とを有する。
履歴情報記憶部は、被検体の医用画像データを生成するために複数のパラメータが含まれる検査条件に従って画像診断装置により実行された検査の検査条件と、上記医用画像データに対する画像処理の画像処理条件とが含まれる履歴情報を記憶する。
評価情報生成部は、画像診断装置によって被検体を検査する場合の検索条件を取得し、検索条件に関連する検査条件及び画像処理条件の評価情報を履歴情報に応じて生成する。
一実施形態では、医療情報通信システムは、画像診断装置と、画像処理装置と、上記の医療情報提供装置と、表示端末とを有する。
画像診断装置は、複数のパラメータが含まれる検査条件に従って検査を実行することで被検体の医用画像データを生成する。
画像処理装置は、画像診断装置により生成された医用画像データに対して、画像処理条件に従って画像処理を施す。
医療情報提供装置は、上記検査の検査条件及び画像処理条件が含まれる履歴情報を記憶し、画像診断装置によって上記検査を実行する場合の検索条件を取得し、検索条件に関連する検査条件及び画像処理条件の評価情報を履歴情報に応じて生成及び出力する。
表示端末は、医療情報提供装置により生成された評価情報を取得して表示する。
第1の実施形態の医療情報通信システムの概略構成の一例を示すブロック図。 履歴情報、装置スケジュール、アプリスケジュール、及び、これらにより算出される作業完了時刻の演算結果の一例を示す模式図。 評価情報としての時間効率の概念と、評価情報の表示態様の一例とを示す模式図。 第1の実施形態の医療情報通信システムの動作の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態の医療情報通信システムの概略構成の一例を示すブロック図。 第2の実施形態における履歴情報の表示の一例を示す表。 第2の実施形態において、施設区分として「クリニック」を指定して絞り込み検索をした場合に表示される履歴情報の一例を示す表。 第2の実施形態において、施設区分として「大学病院」を指定して絞り込み検索をした場合に表示される履歴情報の一例を示す表。 第2の実施形態において、評価情報としての実績点数の算出方法及び表示態様の一例を示す表。 第2の実施形態の医療情報通信システムの動作の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態の医療情報通信システムの概略構成の一例を示すブロック図。 第3の実施形態において履歴情報に付帯表示される線量効率の概念と、表示態様の一例を示す模式図。 第3の実施形態の医療情報通信システムの動作の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態の医療情報通信システムの概略構成の一例を示すブロック図。 第4の実施形態において履歴情報に付帯表示されるトレンド情報の概念と、表示態様の一例を示す模式図。 第4の実施形態の医療情報通信システムの動作の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、各図において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の医療情報通信システム10Aの概略構成の一例を示すブロック図である。上記医療情報通信システムとは、例えば、検査条件、画像処理条件、医用画像データなどの医療関連の情報を通信するシステムの意味であり、医用のPACSを包含する概念である。
図1に示すように、医療情報通信システム10Aは、医療情報提供装置20Aと、ワークステーション30と、オーダリング装置40と、X線CT装置50と、MRI装置60とがネットワークケーブルNCにより通信可能に相互接続された構成である。
医療情報提供装置20Aは、通信部21と、装置アプリ依存関係記憶部22と、装置スケジュール記憶部23と、アプリスケジュール記憶部24と、履歴情報記憶部25と、オーダ取得部26と、評価情報生成部28AとがシステムバスSBにより通信可能に相互接続された構成である。
装置アプリ依存関係記憶部22は、以下の3つの情報を装置アプリ依存関係として記憶する。
第1に、医療情報通信システム10A内の全ての画像診断装置(50、60)の種類、機種などの装置情報である。ここでの種類とは、X線CT、超音波診断などの検査手法である。
第2に、各々の画像診断装置に対して、どの検査条件設定プログラムが適用可能であるかの関係を示す情報である。
第3に、各々の画像診断装置で生成された医用画像データに対して、どの画像処理プログラムを適用可能であるかの関係を示す情報である。
装置スケジュール記憶部23は、各々の画像診断装置(50、60)の利用のスケジュールである装置スケジュールを記憶する(後述の図2参照)。
アプリスケジュール記憶部24は、ワークステーション30にインストールされた各々の画像処理プログラムの利用のスケジュールであるアプリスケジュールを記憶する(後述の図2参照)。
履歴情報記憶部25は、ここでは一例として、過去に実施された画像診断装置(50、60)による検査の検査条件と、当該検査で生成された医用画像データに対して画像処理プログラムにより施された画像処理の条件と、アプリケーション操作時間とを1検査セットの履歴情報として記憶する。履歴情報記憶部25は、過去に実施された検査毎に1検査セットとして、多数の検査セットの履歴情報を記憶する。履歴情報については、後述の図2で具体的に説明する。
上記アプリケーション操作時間は、ユーザがワークステーション30において臨床アプリケーションを起動させてから、画像処理後の医用画像データを保存するまでに要した時間の実測値である。従って、アプリケーション操作時間には、画像処理プログラムによる計算時間、及び、ユーザの操作時間も含まれる。
但し、上記アプリケーション操作時間の定義はあくまで一例であり、ユーザが臨床アプリケーションを起動させてから、読影レポートを保存するまでの時間をアプリケーション操作時間としてもよい。
或いは、画像診断装置で生成された医用画像データをユーザが読み込んだ時点から、画像処理後の医用画像データが保存されるまでをアプリケーション操作時間としてもよい。
特に3次元の医用画像データを生成する場合、画像枚数が多いほど、アプリケーション操作時間は長くなる。
なお、後述の図2のように、履歴情報として表示されるアプリケーション操作時間は、例えば、同じ検査条件且つ同じ画像処理条件の前回の検査においてアプリケーション操作時間の実測値は何分であったかが表示される。
オーダ取得部26は、被検体を検査する場合のオーダをオーダリング装置40から取得する。オーダは、どのような検査が要求されたかを示す情報であり、例えば医師によりオーダリング装置40に対して入力される。
オーダに含まれる情報としては、例えば、どの種類のモダリティを使用するか、被検体のどの部位を検査するか、被曝線量の上限値、撮影時間の上限値、画像処理に用いる画像処理プログラムの種類、検査で生成された医用画像データに対して画像処理によりどのような画像を作成するか、などが挙げられる。
評価情報生成部28Aは、画像診断装置によって被検体を検査する場合の検索条件を取得し、「検索条件に関連する検査条件、及び、検索条件に関連する画像処理条件」の評価情報を履歴情報に応じて生成する。
上記「検索条件に関連する検査条件、及び、検索条件に関連する画像処理条件」とは、例えば、検索条件から推定される検査条件及び画像処理条件である。
上記検索条件とは、例えば、検査条件又は画像処理条件を決めるための検索キーワードを含む情報であり、検査条件そのもの、及び、画像処理条件そのものも含まれるものとする。
一例として、X線CT装置で冠動脈の造影撮影により3次元画像を作成し、狭心症か否かを判定する検査を実行する場合を考える。この場合、医師は、オーダリング装置40に対して、例えば、検査条件及び画像処理条件を構成する各パラメータや条件を示すキーワードのみを入力することが想定される。
具体的には例えば、X線CT装置を指定するつもりで、「CT」の2文字のみをオーダリング装置40に対して入力し、3次元画像の作成を指定するつもりで「3D」の2文字のみを入力することが想定される。
その場合、オーダ取得部26は、入力された検索条件(CTの2文字、3Dの2文字)に基づいて、X線CT装置を用いることが検査条件の1つであり、3次元画像を生成することが画像処理条件の1つであると判定できる。「CT」は、「X線CT装置」のキーワードを抽出したものであり、「3D」は「3次元画像(3D: Three Dimensional Image)」のキーワードを抽出したものだからである。
また、評価情報生成部28Aは効率算出部28aを有し、第1の実施形態では上記評価情報の一例として、効率算出部28aが時間効率を算出する。評価情報の内容については、後述の図3を用いて説明する。
通信部21は、オーダリング装置40からのオーダの取得、評価情報生成部28Aにより生成された評価情報をオーダリング装置40に送信する等の通信処理を行う。
ワークステーション30は、第1の実施形態では一例として、画像処理機能を提供する。なお、本明細書でのワークステーションとは、例えば、科学技術計算などの業務上の高度に専門的で処理負荷の高い作業を実行するために、一般向けのパーソナルコンピュータよりも高性能に組み上げられたコンピュータの意味である。
ワークステーション30は、画像処理部32と、CPU(Central Processor Unit)33と、通信部34と、記憶装置35と、操作ユニット36とがシステムバスSBにより通信可能に相互接続された構成である。画像処理部32には、それぞれの画像診断装置(50、60)で生成された医用画像データに対応する複数の画像処理プログラムが搭載されている。
オーダリング装置40は、CPU43と、通信部44と、表示端末45と、入力装置46とがシステムバスSBにより通信可能に相互接続された構成である。
CPU43には、検査条件設定プログラムがインストールされている。
表示端末45には、検査条件設定プログラムに従って、検査条件の設定画面やオーダの設定画面が表示される。
ユーザは、表示端末45上の入力設定用画面を見ながら、入力装置46を介してオーダを入力可能である。
通信部44は、入力されたオーダを医療情報提供装置20Aに送信する等の通信処理を行う。
X線CT装置50は、X線CT機構52と、CPU53と、通信部54と、記憶装置55と、操作ユニット56とがシステムバスSBにより通信可能に相互接続された構成である。
CPU53は、X線CT装置50全体のシステム制御を行う。
X線CT機構52は、被検体にX線を照射してコンピュータ断層撮影を行い、被検体を透過したX線を検出して、投影データに所定の処理を施し、医用画像データのファイルを生成する。また、X線CT機構52は、システムバスSBを介して、医用画像データの各ファイルを記憶装置55に保存する。
また、医用画像データは、例えばDICOM型式のファイルとして保存され、そのファイルの付帯情報には、被検体である患者を特定する情報や検査条件などが含まれる。上記DICOMは、ネットワーク規格である「Digital Imaging and Communications in Medicine」である。
通信部54は、記憶装置55に保存された医用画像データのファイルをワークステーション30に送信する等の通信処理を行う。
操作ユニット56は、X線CT装置50を操作するための入力装置や、検査条件の設定画面を表示する表示装置などから構成される。
MRI装置60は、MRI機構62と、CPU63と、通信部64と、記憶装置65と、操作ユニット66とがシステムバスSBにより通信可能に相互接続された構成である。
CPU63は、MRI装置60全体のシステム制御を行う。
MRI機構62は、被検体に対して磁気共鳴イメージングを行い、医用画像データのファイルを生成し、これを例えばDICOM型式で記憶装置65に保存する。
操作ユニット66は、MRI装置60を操作するための入力装置や、検査条件の設定画面を表示する表示装置などから構成される。
なお、図1では画像診断装置の例としてX線CT装置50と、MRI装置60とが1つずつ図示されているが、画像診断装置の数は1つでも3つ以上でもよい。画像診断装置としては、超音波診断装置、X線診断装置などの他の種類のものを接続してもよいし、同種の画像診断装置を複数接続してもよい。また、後述の履歴情報の説明では、機種の異なる少なくとも2つのX線CT装置50が医療情報通信システム10Aに含まれるものとする。
図2は、履歴情報、装置スケジュール、アプリスケジュール、及び、これらにより算出される作業完了時刻の演算結果の一例を示す模式図である。
図2において、上段は前述の履歴情報であり、上から2段目(一点鎖線の枠内)は装置スケジュールであり、上から3段目(二点鎖線の枠内)はアプリスケジュールであり、下段は作業完了時刻の演算結果である。以下、上段の履歴情報から順に説明する。
図2の上段は、検索条件として、CT、冠動脈、造影、狭心症疑い、3D、の5つのキーワードがオーダリング装置40の入力装置46に入力された場合に表示される履歴情報の一例を示す表である。この場合、オーダリング装置40のCPU43は、例えば、これらキーワードをオーダとして、通信部44、21経由で医療情報提供装置20Aのオーダ取得部26に送信する。
この後、オーダ取得部26は、これらキーワードに基づいて、検査条件及び画像処理条件として以下の4項目の検査条件及び1項目の画像処理条件がオーダであると判定する。即ち、(1)使用モダリティは「X線CT装置」であり、(2)撮影部位は「冠動脈」であり、(3)「狭心症か否かを診断する検査」であり、(4)造影剤を用いた検査であり、(5)画像処理条件として3次元画像を作成する、ことである。
この後、評価情報生成部28Aは、オーダ取得部26から上記のオーダ内容を取得する。更に、評価情報生成部28Aは、履歴情報記憶部25に記憶されている全履歴情報の中から、取得したオーダに合致する履歴情報を検索する。
前述の図1では煩雑となるのでX線CT装置50を1つしか図示していないが、ここでは一例として、CT−aq−01、CT−aq−02の2機種のX線CT装置50が医療情報通信システム10A内に存在するものとする。
以下、図2の上段の履歴情報の表の各項目について説明する。
整理番号(1)〜(3)は、検査条件及び画像処理条件の組み合わせ(以下、組み合わせ条件という)に対して、便宜的に割り当てられた番号である。ここでは一例として、後述のように、整理番号(1)〜(3)毎に、作業完了時刻の演算結果が表示される。
検査条件の「プロトコル1」は、冠動脈を撮影部位とする狭心症か否かを診断する造影剤を用いたX線CT装置の検査の一連の検査条件のセットの一例である。「プロトコル2」は、冠動脈を撮影部位とする狭心症か否かを診断する造影剤を用いたX線CT装置の検査の一連の検査条件のセットの別の例である。
「プロトコル1」と「プロトコル2」とでは、例えば照射線量などの一部の検査条件が異なる。「プロトコル1」及び「プロトコル2」は、例えば、オーダリング装置40やX線CT装置50のCPU53にインストールされた検査条件設定プログラムにおいてプリセットされている。
アプリケーション種類の「3Dアプリ1」は、X線CT装置で得られた医用画像データから3次元画像を生成する画像処理プログラムの一例の名称である。アプリケーション種類の「3Dアプリ2」は、X線CT装置で得られた医用画像データから3次元画像を生成する画像処理プログラムの別の例の名称である。
アプリケーション種類の「3D−CAD1」は、コンピュータで算出された疾患部位の候補の情報を含めつつ、X線CT装置で得られた医用画像データから3次元画像を生成する画像処理プログラムの一例の名称である。
上記CAD(Computer-Aided Diagnosis)は、画像診断装置により医用画像データが生成された後、例えば正常な場合のデータとの比較により、その医用画像データにおける疾患部位の候補を自動的に抽出して表示する診断支援システムである。これら「3Dアプリ1」、「3Dアプリ2」、「3D−CAD1」は、ワークステーション30に搭載されている。
アプリケーション機能の「3D」は、上記のように3次元画像を生成する機能を意味する。アプリケーション機能の「3D,CAD」は、上記のように疾患部位の候補の情報を含めつつ、3次元画像を生成する機能を意味する。
撮影時間は、例えば、画像診断装置に被検体がセットされてから、被検体を開放可能になるまでの時間である。第1の実施形態では一例として、撮影時間は、検査条件により一義的に決定されるものとする。例えばMRI装置60の場合、検査条件が決まれば、パルスシーケンスが決定され、それによって撮像時間はほぼ決まるからであり、他の画像診断装置も同様だからである。
アプリケーション操作時間は、前述のように、上記オーダに合致する検査条件及び画像処理条件での前回の検査におけるアプリケーション操作時間の実測値を示す。第1の実施形態では一例として、前回検査の実測値とするが、これは一例に過ぎない。例えば、前回までの同条件の複数の検査における各アプリケーション操作時間の実測値の平均値としてもよい。
次に、図2の中段の装置スケジュール及びアプリスケジュールと、下段の演算結果について説明する。なお、図2において、装置スケジュール及びアプリスケジュールの間の横軸は、現在時刻からの経過時間tを示し、図面で左側ほど、先の時刻となる。装置スケジュール及びアプリスケジュールは、経過時間tに沿ってそれぞれバー表示されており、既存のスケジュールは斜線枠で示されている。
整理番号(1)の組み合わせ条件に従って、前述のオーダを満たす検査を実行する場合、まず、機種CT−aq−01のX線CT装置50を使用することになる。そうすると、機種CT−aq−01のX線CT装置50において、撮影時間12分の空き時間が最も早く確保できる時間帯が、機種CT−aq−01の装置スケジュール上において、「候補:12分」として表示される。
そして、当該X線CT装置50により医用画像データが生成された後で、ワークステーション30において「3Dアプリ1」という画像処理プログラムを実行することになる。即ち、「3Dアプリ1」の画像処理プログラムのアプリスケジュールを23分確保する時間帯は、機種CT−aq−01の使用時間の「候補:12分」の後でなければならない。
この条件を満たしつつ、「3Dアプリ1」の画像処理プログラムを23分確保できる最先の候補時間帯が、「3Dアプリ1」のアプリスケジュール上で「候補:23分」として表示される。そして、この「候補:23分」のスケジュールの終了時刻が、整理番号(1)の組み合わせ条件に従った検査の終了時刻であり、図2において点線で作業終了時刻1として表示されている。
この作業終了時刻の演算結果は、図2の下段において、整理番号(1)に対応する作業時刻終了時刻として、例えば12月5日15時30分として表示される。なお、演算結果の欄における「作業時間」は、撮影時間と、アプリケーション操作時間との和であり、整理番号(1)の場合、上段の履歴情報の表から12分+23分=35分として表示されている。
このように、撮影時間やアプリケーション操作時間自体が短くとも、装置スケジュール及びアプリスケジュールにおける空き時間の状況に応じて、作業終了時刻は遅くなる。従って、画像診断装置による検査が終了しても、その後すぐにワークステーション30で画像処理プログラムを実行できるとは限らない。
撮影時間と、アプリケーション操作時間との間に「待ち時間」が挟まる場合と、挟まらない場合とがあり得る。画像診断装置による検査が終了後、画像処理プログラムを実行するまでの「待ち時間」が長いほど、作業完了時刻も遅くなる。
同様に、整理番号(2)の組み合わせ条件に従って前述のオーダを満たす検査を実行する場合、機種CT−aq−02のX線CT装置50で撮影時間15分の空き時間が確保できる最先の時間帯が、機種CT−aq−02の装置スケジュール上で「候補:15分」として表示される。
そして、上記「候補:15分」の終了時刻の後で、ワークステーション30において「3Dアプリ2」の画像処理プログラムのアプリスケジュールを25分確保できる最先の候補時間帯が、そのアプリスケジュール上で「候補:25分」として表示される。
そして、この「候補:25分」のスケジュールの終了時刻が、整理番号(2)の組み合わせ条件に従った検査の終了時刻であり、図2において作業終了時刻2として示されている。この作業終了時刻2の演算結果は、図2の下段において、整理番号(2)に対応する作業終了時刻として、例えば12月5日15時00分として表示される。
同様に、整理番号(3)の組み合わせ条件に従って前述のオーダを満たす検査を実行する場合、この例では、閾値の期限内に「3D‐CAD1」の画像処理プログラムのアプリスケジュールを35分確保できる空き時間が存在しない。従って、この検査は、閾値の期限内には終了できないので、「閾値期限内に空き時間無し」という演算結果が表示される。
なお、以上の演算は、評価情報生成部28A(の効率算出部28a)により実行される。また、上記の閾値は、例えば1日、3日、1週間のように、いつまでに検査を終了させるべきかを示す。例えば緊急性を要する患者の検査の場合、この閾値を短く設定し、定期健康診断のように緊急性を要さない検査の場合、この閾値を長めに設定することができる。
図3は、評価情報としての時間効率の概念と、評価情報の表示態様の一例とを示す模式図である。図3の上段は、時間効率の概念を示すグラフであり、縦軸は完了時刻点数を示し、横軸は作業時間点数を示す。図3の下段は、履歴情報の表の左側に、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率を付帯表示させたものである。
ここでは一例として、作業時間は、撮影時間と、アプリケーション操作時間との和であり、単位は分でも秒でも時間でもよい。作業時間点数は、例えば、作業時間の逆数に定数Aを乗じた値である。作業時間が短いほど、時間効率としては望ましいので、作業時間の逆数に比例するように定めたものである。
図3の例では、定数Aとして3000(分)を乗じている。即ち、図3の下段の作業時間点数は、整理番号(1)の場合、3000/(12+23)≒86として算出されている。
完了時刻点数は、ここでは一例として、作業完了時刻から現在時刻を引いた値に対して、定数Bを乗じた値である。現時点からなるべく早く終了するほど、例えば緊急性を要する検査の場合には望ましいので、現時点から早く終了するほど点数が高くなるように定めたものである。
時間効率は、ここでは一例として、作業時間点数と、完了時刻点数との積である。
図3の下段では整理番号(1)〜(3)の3つの組み合わせ条件に対してのみ時間効率が算出されているが、オーダに合致する更に多くの過去に実施された組み合わせ条件が存在し、それらに対して時間効率がそれぞれ算出される場合を考える。
図3の上段は、例えば整理番号9個分の組み合わせ条件に対して時間効率が算出されたと仮定して、それをグラフ化した一例である。かかるグラフの各プロットにおいて、横軸の値と縦軸の値との積(面積)が最大のプロットに該当する検査が、時間効率の観点から最適と言うこともできる。
図4は、第1の実施形態の医療情報通信システム10Aの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートのステップ番号に従って、医療情報通信システム10Aの動作の流れを説明する。
[ステップS1]検査条件設定プログラムに従って、オーダリング装置40の表示端末45には、検査条件の設定用画面が表示される。そして、医師などのユーザは、検査を行うためにオーダリング装置40の入力装置46に対して、「検査条件及び/又は画像処理条件」そのもの、又は、検索条件を入力する。入力装置46に入力された内容は、通信部44、21経由で医療情報提供装置20Aのオーダ取得部26に送信される。
入力内容が検索条件の場合、オーダ取得部26は、当該検索条件が示す「検査条件及び/又は画像処理条件」を前述のように判定し、判定結果をオーダとして評価情報生成部28Aに入力する。
入力内容が「検査条件及び/又は画像処理条件」そのものであった場合、オーダ取得部26は、入力内容をオーダとして評価情報生成部28Aに入力する。
オーダとしては、画像診断装置の種類、撮影部位、期限の閾値(図2で述べた作業終了時刻の許容できる期限)、撮影時間の制限時間、被曝線量の上限値、使用する画像処理プログラムの種類などの多様のものが想定される。
この後、ステップS2に進む。
[ステップS2]評価情報生成部28Aは、履歴情報記憶部25に記憶されている履歴情報の中から、ステップS1で取得したオーダに合致する履歴情報を検索する。
評価情報生成部28Aは、検索された履歴情報をオーダリング装置40に送信することで、表示端末45上で図2の上段のように履歴情報を一覧表示させてもよい。
ここでは一例として、時間効率の算出前なので、ステップS2では履歴情報を表示しないものとする。
また、上記の履歴情報の検索において、評価情報生成部28Aは、装置アプリ依存関係記憶部22に記憶された装置アプリ依存関係を用いてもよい。例えば、各画像診断装置で生成された医用画像データに対してどの画像処理プログラムを適用可能かの依存関係に従って、検索条件から、どの画像処理プログラムを利用可能かの絞り込みができるので、これにより検索時間を短縮しうる。
また、例えばオーダの条件数が多く、オーダに完全合致する履歴情報が少ない場合、オーダに完全合致する履歴情報のみを検索対象とはせずに、オーダに類似する履歴情報も検索対象に含めてもよい(この点は、後述の第2〜第4の実施形態も同様である)。
「オーダに類似する履歴情報」とは、例えば、「オーダに含まれる検査条件及び/又は画像処理条件の内の、主要ではない条件」のみが若干異なる履歴情報である。ここでの「主要な条件」とは例えば、どの種類のモダリティを用いるか、撮影部位などである。「主要ではない条件が若干異なる」例としては、例えば、画像処理条件において、CAD(疾患部位の候補の自動表示)を含めるか否かである。
この後、ステップS3に進む。
[ステップS3]効率算出部28aは、装置スケジュール記憶部23から最新の装置スケジュールを取得すると共に、アプリスケジュール記憶部24から最新のアプリスケジュールを取得する。
効率算出部28aは、ステップS2で検索された履歴情報の組み合わせ条件毎(整理番号毎)に、その組み合わせ条件で検査及び画像処理を実行する場合の最先の空き時間を算出する。
閾値の期限内に空き時間を確保できない場合、効率算出部28aは、当該組み合わせ条件に対しては「空き時間無し」と判定する。効率算出部28aは、検査及び画像処理の空き時間を確保できる各組み合わせ条件に対して、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率を算出する。以上の算出方法については、図2で説明した通りである。
効率算出部28aは、以上の最先の空き時間、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率などの算出結果をオーダリング装置40に送信し、その表示端末45上において履歴情報に付帯して一覧表示させる(図3の下段参照)。
オーダリング装置40のCPU43は、上記履歴情報に加え、「空き時間の候補が挿入された装置スケジュール及びアプリスケジュール」と、「使用する画像診断装置名、画像処理プログラム名、作業完了時刻が含まれる演算結果」とを表示端末45に表示させる(図2の中段、下段参照)。
この後、ステップS4に進む。
[ステップS4]ユーザは、入力装置46を介して、一覧表示された組み合わせ条件には含まれない組み合わせ条件を入力でき、その場合、オーダリング装置40のCPU43は、入力された組み合わせ条件を評価情報生成部28Aに送信する。
評価情報生成部28Aは、装置アプリ依存関係記憶部22から装置アプリ依存関係を取得し、入力された組み合わせ条件(検査条件と画像処理条件の組み合わせ)が装置アプリ依存関係に反するか否かを判定する。
例えば、機種CT−aq−01のX線CT装置50には「3Dアプリ2」は実行不能であるという仮定の下で、これら画像診断装置と画像処理プログラムの使用する組み合わせ条件が入力された場合、装置アプリ依存関係に反すると判定される。
装置アプリ依存関係に反すると判定した場合、評価情報生成部28Aは、判定結果をオーダリング装置40のCPU43に送信し、表示端末45にエラー表示を実行させる。エラー表示が実行された場合、ユーザは、一覧表示された組み合わせ条件には含まれない組み合わせ条件を再入力することもできる。
一覧表示された組み合わせ条件には含まれない組み合わせ条件が入力され、且つ、それが装置アプリ依存関係に反しない場合、ステップS5に進む。それ以外の場合、ステップS6に進む。
[ステップS5]効率算出部28aは、ステップS4で追加入力された組み合わせ条件に対して、上記同様に、その条件で検査及び画像処理を実行する場合の最先の空き時間を算出する。閾値の期限内に空き時間を確保できない場合、効率算出部28aは、「空き時間無し」と判定し、空き時間を確保できる場合、効率算出部28aは、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率を算出する。
効率算出部28aは、以上の算出結果をオーダリング装置40に送信する。オーダリング装置40のCPU43は、表示端末45上において、例えばステップS3で表示された履歴情報の表の最下段に、当該追加入力された組み合わせ条件の欄を追加して表示させる。追加表示内容には、「作業時間点数、完了時刻点数、時間効率」、或いは、「空き時間無しの判定結果」が含まれる。
また、CPU43は、上記追加入力内容が反映された「空き時間の候補が挿入された装置スケジュール及びアプリスケジュール」と、「作業完了時刻等が含まれる演算結果」とをステップS3と同様に表示端末45に表示させる。
この後、ステップS6に進む。
[ステップS6]ユーザは、表示端末45に表示された各組み合わせ条件の中から、入力装置46を介して今回の検査で用いるものを1つ選択する。ステップS5の処理が実行された場合、選択肢には、ステップS5で追加表示された組み合わせ条件も含まれる。オーダリング装置40のCPU43は、どれが選択されたかを評価情報生成部28Aに送信する。
この後、ステップS7に進む。
[ステップS7]評価情報生成部28Aは、選択された組み合わせ条件に対して算出した閾値の期限内の空き時間(検査時間の候補、画像処理時間の候補)を、確定スケジュールとして装置スケジュール記憶部23及びアプリスケジュール記憶部24にそれぞれ入力する。
装置スケジュール記憶部23は、評価情報生成部28Aから入力された検査時間の候補を確定スケジュールとして挿入することで、装置スケジュールを更新する。
同様に、アプリスケジュール記憶部24は、評価情報生成部28Aから入力された画像処理時間の候補を確定スケジュールとして挿入することで、アプリスケジュールを更新する。
この後、ステップS8に進む。
[ステップS8]ステップS7で装置スケジュールに新たに挿入された検査時間において、指定された画像診断装置(50、60)により、被検体の検査が実行される。これにより生成された医用画像データは、ワークステーション30に送信され、その記憶装置35に保存される。
この後、ステップS9に進む。
[ステップS9]ステップS7でアプリスケジュールに新たに挿入された画像処理時間において、指定された画像処理プログラムにより、ステップS8で生成された医用画像データに対して画像処理が実行される。画像処理後の医用画像データは、ワークステーション30の記憶装置35に保存される。このとき、前述のアプリケーション操作時間がCPU33により実測され、CPU33は、実測値を医療情報提供装置20Aの履歴情報記憶部25に送信する。
ユーザは、記憶装置35に保存された画像処理後の医用画像データを医療情報通信システム10Aに接続された不図示の表示端末において表示させることができ、これにより被検体を診断することができる。
この後、ステップS10に進む。
[ステップS10]履歴情報記憶部25は、ステップS7、S8で実行された検査及び画像処理の組み合わせ条件(検査時間を含む)と、ステップS9で送信されたアプリケーション操作時間とを1検査セットの履歴情報として記憶する。即ち、履歴情報記憶部25に記憶される履歴情報が追加される。
以上が第1の実施形態の医療情報通信システム10Aの動作説明である。以下、従来技術との違いについて説明する。
特許文献1の検査情報管理装置は、画像診断装置と臨床アプリケーションの連携を考慮しておらず、画像診断装置と臨床アプリケーションとの組み合わせ次第では、選択される検査が不適切となる可能性がある。ここでの不適切とは、例えば、緊急性を要する患者に対して、大分先の検査が選択される等の問題である。
これに対し第1の実施形態では、時間効率を向上させるために、検査条件と画像処理条件のセットである組み合わせ条件に対して、時間の観点から評価付けが行われる。即ち、検査条件が全く同じでも、使用する画像処理プログラムなどの画像処理条件が異なる場合、評価(第1の実施形態の例では時間効率)が違ってくる。このように、検査条件と画像処理条件とをセットにして評価情報を生成する技術思想は、従来技術では全く存在しない。
具体的には、第1の実施形態では、オーダに合致する履歴情報が検索され、検索された履歴情報における検査時間及びアプリケーション操作時間に基づいて作業時間が算出される。そして、装置スケジュール及びアプリスケジュールに基づいて、画像診断装置の検査及び画像処理プログラムの実行を確保できる時間帯が算出され、この算出結果から作業完了時刻が決定される。
これら作業時間及び作業完了時刻に基づいて時間効率が点数として算出され、時間効率等が履歴情報と共に付帯表示される。更に、閾値の期限内に画像処理まで終了できない組み合わせ条件に対しては、「空き時間無し」という判定結果が表示される。従って、ユーザは、閾値の期限内に実行できる複数の検査(即ち、検査条件と画像処理条件との複数のセット)を、時間効率の観点から定量的に評価及び比較できる。
ユーザは、時間効率が表示された組み合わせ条件の中から、例えば時間効率の点数が高いものを選択することで、他の検査も実行される同一施設内において、当該オーダを満たす検査を時間的に効率的に実施できる。このように、第1の実施形態によれば、検査条件及び画像処理条件を従来よりも更に適切に設定することができる。
また、オーダを満たす履歴情報が一覧表示されるので、その中には、院内の一部のユーザにしか利用されていない機能(検査条件及び画像処理条件のセット)が含まれる可能性がある。従って、院内の一部のユーザにしか利用されていない機能に対して、他のユーザが活用する機会を多くすることができる。
以下、第1の実施形態の補足事項を3点説明する。
[1]第1に、図1の例でおいて医療情報提供装置20Aは、各画像診断装置(50、60)や、画像処理用のワークステーション30とは別に設けられているため、医療情報提供装置20Aを医療情報通信システム10Aのサーバとして捉えてもよい。但し、これは解釈の一例に過ぎず、医療情報提供装置20Aは、例えば各画像診断装置の中にそれぞれ搭載されてもよい。
上記サーバとは例えば、コンピュータネットワークにおいて、クライアントコンピュータに対し、自身の持つ機能やデータを提供するコンピュータの意味である。
また、図1では煩雑となるので、各画像診断装置で生成された医用画像データを保管する画像サーバを省略しているが、医療情報通信システム10Aは、画像サーバを有する構成でもよい。その場合、医療情報提供装置20Aは、各画像診断装置で生成された医用画像データを保管する画像サーバの中に搭載されていてもよい。
[2]第2に、ステップS3、S5における履歴情報、及び、効率算出部28aの演算結果については、上記のようにオーダリング装置40に表示される態様に限定されるものではない。上記履歴情報及び演算結果については、例えば、医用情報通信システム10内の不図示の放射線科情報システム(RIS: Radiology Information System)に送信して表示させ、放射線科情報システム内においてユーザが参照できるようにしてもよい。
或いは、上記履歴情報及び演算結果については、その演算結果の対象の検査条件で使用される画像診断装置(50、60)に送信し、当該画像診断装置にインストール済みの検査条件設定プログラムにより、検査条件を自動設定させてもよい。
[3]第3に、ワークステーション30において画像処理プログラムの操作のガイド(ナビゲーション)に用いるために、履歴情報記憶部25は、ステップS10において追加記憶される1検査セットの履歴情報をワークステーション30に送信してもよい。例えば、ワークステーション30は、アプリケーション操作時間が長かった画像処理プログラムに対して重点的に、操作ユニット36の表示画面(図示せず)に操作方法のガイド説明を多く表示するようにしてもよい。
以上の補足事項3点については、以下の第2〜第4の実施形態についても同様である。
<第2の実施形態>
図5は、第2の実施形態の医療情報通信システム10Bの概略構成の一例を示すブロック図である。
医療情報通信システム10Bは、医療情報提供装置20Bと、ワークステーション30と、オーダリング装置40と、少なくとも2つのX線CT装置50と、MRI装置60とをネットワークケーブルで相互接続した構成である。
医療情報提供装置20Bは、第1の実施形態の発展版であり、以下の3つの機能を更に有する点を除いて第1の実施形態の医療情報提供装置20Aと同様の構成である。
第1に、通信部21は、医療情報通信システム10Bの外部(院外)からも院外ネットワーク回線90を介して履歴情報を取得する機能を更に有する。即ち、通信部21は、院外情報送受信手段としても機能する。
ここでは一例として、クリニック1の医療情報通信システム91、クリニック2の医療情報通信システム92、クリニック3の医療情報通信システム93、大学病院の医療情報通信システム94、院外データセンタ96が院外ネットワーク回線90を介して相互接続されている。なお、履歴情報記憶部25は、履歴情報をクリニック1、クリニック2、クリニック3、大学病院などの施設毎に分けて記憶する。
第2に、医療情報提供装置20Bは、医療情報通信システム10B内で生成された履歴情報を院外データセンタ96などの院外に送信する装置利用情報発信部27を更に有する。装置利用情報発信部27は、検査が新たに実行される都度、画像診断装置(50、60)で実行された検査の検査条件と、当該検査で生成された医用画像データに施された画像処理の条件と、アプリケーション操作時間とを1検査セットの履歴情報として院外に送信する。
第3に、医療情報提供装置20Bの評価情報生成部28Bは、施設情報評価部28bを更に有する。施設情報評価部28bは、医療情報通信システム10Bの外部から取得した複数の検査セットの履歴情報に対して、評価情報としての実績点数を検査セット毎に生成する。これについては、図9を用いて後述する。
次に、第2の実施形態の医療情報通信システムにおける履歴情報の表示例について説明する。
ユーザにより検索条件が入力されると、それに基づいて第1の実施形態と同様にオーダ内容が判定される。第2の実施形態では、例えば、医療情報通信システム10B外から取得した履歴情報であるか、医療情報通信システム10B内で生成された履歴情報であるかを問わず、オーダ内容に合致する履歴情報が表示される。
但し、ここでは一例として、評価情報生成部28Bは、履歴情報記憶部25の中から、自施設には設置されていない機種の画像診断装置に関する履歴情報を表示対象から(自動的に)除外する。
図6は、第2の実施形態における履歴情報の表示の一例を示す表である。図6において、オーダ内容が図2と同様の場合であるものとする。図6の最下行の院外のクリニック1の履歴情報から、ユーザは、以下の情報を得ることができる。
即ち、機種CT−aq−01と、プロトコル2、3Dアプリ2を組み合わせることで、自施設の実績よりも作業時間(撮影時間+アプリケーション操作時間)を短縮できることが分かる。
従来技術では、自分が自施設で用いている検査条件及び画像処理条件が、全国或いは全世界の医療従事者が用いている検査条件及び画像処理条件と対比してどうであるかを評価する手段がなかったが、第2の実施形態では、かかる手段が上記のように提供される。
更に、第2の実施形態では、ユーザは、検索条件の入力時に施設区分を指定して絞り込み検索をすることもできる。
図7は、第2の実施形態において、施設区分として「クリニック」を指定して絞り込み検索をした場合に表示される履歴情報の一例を示す表である。
図8は、第2の実施形態において、施設区分として「大学病院」を指定して絞り込み検索をした場合に表示される履歴情報の一例を示す表である。
上記のように、ユーザは、自施設の区分と同じ区分の施設や、大学病院などに履歴情報の検索対象に絞り込むこともできる。これにより、自施設と同規模のクリニックのベストプラクティスはどのような検査条件及び画像処理条件であるか、或いは、規模の大きい大学病院のベストプラクティスはどのような検査条件及び画像処理条件であるか、などの情報が得られる。
なお、図8におけるFFR(fractional flow reserve)測定は、冠血流予備量比の意味であり、比較的新しい手法である。このような手法は、大学病院などの大規模な病院から普及していくことが多い。ユーザは、図8のように大学病院で用いられた新手法の履歴情報を参照することで、ステップアップしてFFRの勉強を開始するなどのアクションが可能となる。
図9は、第2の実施形態において、評価情報としての実績点数の算出方法及び表示態様の一例を示す表である。図9において、オーダ内容は図2と場合と同様であるものとする。
図9の上段は、施設情報として他施設のクリニックを指定した場合の履歴情報である。ここでは一例として、各施設で1年間に実施された検査(オーダ内容とは異なるものも含める)の数が施設規模を示す情報として示されている。
図9の中段は、図9の上段の履歴情報に基づいて、組み合わせ条件(検査条件及び画像処理条件)が同一のものを1行にまとめ、評価情報としての利用施設数を付帯表示したものである。即ち、図9の中段の最下行の組み合わせ条件における利用施設数は、クリニック2、3の2施設で実施されたものであるため、2となる。
図9の下段は、図9の上段の年間検査数に基づいて、組み合わせ条件が同一のもの毎に、評価情報としての実績点数を付帯表示したものである。この例での実績点数は、オーダ及び絞り込み検索で該当した施設で、年間検査数を合算したものである。
図9の下段の最下行の組み合わせ条件における実績点数は、クリニック2、3で実施された履歴情報を反映するが、クリニック2、3の年間検査数はそれぞれ100、200であるので(図9の上段参照)、それらを合算して300となる。
図9の下段の下から2番目の行の組み合わせ条件は、クリニック1で実施された履歴情報を反映するので、実績点数1000となる。
なお、絞り込み検索において、ユーザは、年間検査数が所定数以上の施設の履歴情報のみを用いるといった利用も可能である。或いは、ユーザは、実績点数が所定数以上となる組み合わせ条件の履歴情報のみを表示させる、という絞り込みも可能である。それらの絞り込み検索の情報の入力は、例えばオーダリング装置40の入力装置46に対して入力され、それに合致する履歴情報が評価情報生成部28により検索される。
図10は、第2の実施形態の医療情報通信システム10Bの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図10に示すフローチャートのステップ番号に従って、医療情報通信システム10Bの処理の流れを説明する。
[ステップS21]院外データセンタ96には、クリニック1〜3及び大学病院の各医療情報通信システム91、92、93、94で生成された履歴情報が送信され、施設毎に既に保管されている。医療情報提供装置20Bの通信部21は、院外ネットワーク回線90を介して院外データセンタ96から他施設の履歴情報を取得し、履歴情報記憶部25に保存させる。
なお、図10では便宜的にステップS21のタイミングで他施設の履歴情報を取得しているが、これは一例に過ぎない。例えば、ステップS23において、オーダ及び絞り込み条件に合致する履歴情報を検索する際に取得してもよい。
或いは、通信部21は、院外データセンタ96に新たに追加保存された履歴情報を一定の時間間隔で取得し、履歴情報記憶部25に保存させてもよい。
この後、ステップS22に進む。
[ステップS22]第1の実施形態のステップS1と同様に、オーダリング装置40の入力装置46に対して、「検査条件及び/又は画像処理条件」そのもの、又は、検索条件が入力される。
ここでは一例として、施設区分などの絞り込み条件も入力されるものとする。絞り込み条件の例は、前述の通りであり、例えば、「年間検査数が所定数未満の他施設は除く」、「他施設は大学病院のみにする」などが挙げられる。
入力装置46に入力された内容は、医療情報提供装置20Bのオーダ取得部26に送信される。オーダ取得部26は、入力内容から検査条件、画像処理条件を判定し、オーダ(検査条件及び画像処理条件)と、絞り込み条件とを評価情報生成部28Aに入力する。
この後、ステップS23に進む。
[ステップS23]評価情報生成部28Bは、履歴情報記憶部25に記憶されている多数セットの履歴情報の中から、ステップS1で取得したオーダ及び絞り込み条件に合致する履歴情報を検索する。第2の実施形態では、絞り込み条件として「自施設」が指定されていない限り、他施設の履歴情報も検索の対象となる。
また、オーダに完全合致する履歴情報が少ない場合、オーダに完全合致する履歴情報のみを検索対象とはせずに、オーダに類似する履歴情報も検索対象に含めてもよい。
この後、ステップS24に進む。
[ステップS24]効率算出部28aは、第1の実施形態と同様にして、最新の装置スケジュール及びアプリスケジュールを取得し、ステップS3で検索された履歴情報の組み合わせ条件毎に、その条件で検査及び画像処理を実行する場合の最先の空き時間を算出する。
効率算出部28aは、検査及び画像処理の空き時間を確保できる各組み合わせ条件に対して、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率を算出する。
ここで、完了時刻点数は、他施設の履歴情報の組み合わせ条件であっても、自施設の最新の空き時間に応じて算出されるが、作業時間は、他施設の履歴情報におけるアプリケーション操作時間と、撮影時間とに応じて算出される。
施設情報評価部28bは、他施設の履歴情報の各組み合わせ条件に対して図9で説明した方法で利用施設数、実績点数を算出する。
評価情報生成部28Bは、以上の最先の空き時間、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率、利用施設数、実績点数などの算出結果をオーダリング装置40に送信し、これらの情報を、表示端末45上で履歴情報に付帯して一覧表示させる(図6〜図9参照)。
この履歴情報の表示において、各組み合わせ条件に対して、どの施設で実施された検査に対するものであるかの情報(施設名、施設区分)を例えば図9の上段のように含めることが望ましい。
オーダリング装置40のCPU43は、上記履歴情報に加え、「空き時間の候補が挿入された装置スケジュール及びアプリスケジュール」と、「使用する画像診断装置名、画像処理プログラム名、作業完了時刻が含まれる演算結果」とを表示端末45に表示させる。
なお、施設間の微小な差を吸収するために、評価情報生成部28Bは、例えば施設区分毎のベストプラクティス(例えば時間効率が最もよい組み合わせ条件)を検索することで、類似の組み合わせ条件をオーダリング装置の表示端末46に一括表示させてもよい。
この後、ステップS25に進む。
[ステップS25〜S30]ステップS26において実績点数も算出及び表示される点を除いて、第1の実施形態のステップS4〜S9と同様である。この後、ステップS31に進む。
[ステップS31]履歴情報記憶部25は、ステップS29、S30で実行された検査及び画像処理の各条件(検査時間を含む)と、ステップS30で送信されたアプリケーション操作時間とを1検査セットの履歴情報として記憶する。即ち、履歴情報記憶部25に記憶される履歴情報が追加される。
装置利用情報発信部27は、上記のように医療情報通信システム10B内で新たに生成された履歴情報を院外データセンタ96に送信し、院外データセンタ96はこれを保管する。即ち、装置利用情報発信部27は、検査が新たに実行される都度、画像診断装置(50、60)で実行された検査の検査条件と、当該検査で生成された医用画像データに施された画像処理の条件と、アプリケーション操作時間とを1検査セットの履歴情報として院外に送信する。
以上が第2の実施形態の医療情報通信システム10Bの動作説明である。
このように、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、第2の実施形態では、図6で説明したように、自分が自施設で用いている検査条件及び画像処理条件が、全国或いは全世界の医療従事者が用いている検査条件及び画像処理条件と対比してどうであるかを評価できる。これにより、ユーザは、画像診断装置の導入時には意図していなかった条件、或いは、プリセットされた条件よりも良い検査条件及び画像処理条件の発見しうる。
また、施設の規模や役割に応じて、ワークフローや必要な情報が施設毎に異なる。例えば、大学病院では新手法の導入に積極的であるが、一般クリニックでは新手法の導入について慎重で遅れがちとなる等の状況があり得る。このような状況を考慮すれば、大学病院、一般クリニック、乳腺クリニックなどの施設区分毎に、履歴情報の傾向(性質)が異なる場合がある。
そこで、第2の実施形態の医療情報通信システム10Bは、検索条件の入力時に施設区分を指定して絞り込み検索が可能な構成とされる(ステップS22)。これにより、自施設と同規模のクリニックのベストプラクティスはどのような検査条件及び画像処理条件であるか、或いは、大学病院のベストプラクティスはどのような検査条件及び画像処理条件であるか、などの情報を得ることができる。
例えば、ステップアップしたいユーザは、大学病院の検査条件及び画像処理条件を選択する等の利用する、大学病院において用いられた新手法について勉強を開始する、などのアクションが可能となる。このように検査条件及び画像処理条件を自施設と他施設とで比較できる上に、自施設で新たに実行された「検査及び画像処理の履歴情報を院外データセンタ96に送信するので、新手法の普及を効果的に促進できる。
更に、第2の実施形態では、利用施設数や、年間検査数で利用施設数を重み付けした実績点数を各組み合わせ条件に対する統計的な評価情報として表示する。これら利用施設数や実績点数などの評価情報に応じて、ユーザは、各組み合わせ条件で規定される検査が他施設においてどれだけ実施されているかの情報を得ることができるので、検査条件及び画像処理条件をより適切に選択できる。
具体的には例えば、経験豊富な医師であれば、利用回数が少なくても、時間効率の優れた組み合わせ条件を選択することができる。一方、経験が浅い医師は、利用回数が多い組み合わせ条件、或いは、利用施設数が多い組み合わせ条件を無難な手法として選択できる。
<第3の実施形態>
図11は、第3の実施形態の医療情報通信システム10Cの概略構成の一例を示すブロック図である。
医療情報通信システム10Cは、医療情報提供装置20Cと、ワークステーション30と、オーダリング装置40と、少なくとも2つのX線CT装置50と、MRI装置60とをネットワークケーブルで相互接続した構成である。
医療情報提供装置20Cは、第2の実施形態の発展版であり、線量効率算出部28cを更に有する点を除いて第2の実施形態の医療情報提供装置20Bと同様の構成である。
線量効率算出部28cは、被曝点数及び画質点数を算出し、被曝点数及び画質点数に基づいて、被曝線量と画質とのトレードオフを示す線量効率を評価情報として算出する。
図12は、第3の実施形態において履歴情報に付帯表示される線量効率の概念と、表示態様の一例を示す模式図である。図12の上段は、線量効率の概念を示すグラフであり、縦軸は画質点数を示し、横軸は被曝点数を示す。図12の下段は、履歴情報の表の左側に、時間効率、線量効率等の評価情報を付帯表示させたものである。
ここでは一例として、オーダ内容は、狭心症か否かを診断用に、X線CT装置で被曝線量4mSv以下の冠動脈の造影検査を行うことで3次元画像を作成するものと仮定する。この場合、評価情報生成部28Cは、上記オーダ内容に合致する履歴情報を検索する。
図12の下段では、煩雑となるので自施設の3つの履歴情報のみを示すが、絞り込み検索時に他施設の履歴情報を除外しないでもよい。図12の下段において、作業時間点数、完了時刻点数、時間効率の算出方法は、第1の実施形態と同様である。
図12の上段において、線量効率は、被曝点数と、画質点数との積で与えられる。被曝点数は、例えば、被曝線量(単位は例えばmSv)の逆数に定数C(この例では10)を乗じたものである。
画質点数は、例えば読影者の過去の評価点数を示す。具体的には、このような検査条件及び画像処理条件の場合、この程度の画質が得られた、という読影者の主観による過去の評価を収集し、データベース化したものである。
但し、画質点数は、他の手法で決定してもよい。例えば、画像の標準偏差(Standard Deviation: SD)を用いて画質点数を決定してもよい。例えば心臓の左室の心筋部や、肝臓などは比較的均質なX線画像となる領域、即ち、本来は画素値が均一になるべき領域を含む。従って、本来均質になるべき領域を抽出し、抽出領域内の各画素値と、抽出領域内の平均画素値とのズレ量の2乗を抽出領域内の画素数分だけ合算し、この合算値を抽出領域の画素数で割り、この除算値に逆比例するように画質点数を算出できる。
或いは、検査条件を変えて均質なファントムを撮影して、その画素値のバラつきの標準偏差に基づいて算出し、上記のように画質点数を算出してもよい。
図12の上段のグラフは、例えば9の組み合わせ条件に対して時間効率が算出されたと仮定して、それをグラフ化した一例である。かかるグラフの各プロットにおいて、横軸の値と縦軸の値との積(面積)が最大のプロットに該当する検査が、線量効率の観点から最適と言うこともできる。
図13は、第3の実施形態の医療情報通信システム10Cの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図13に示すフローチャートのステップ番号に従って、医療情報通信システム10Cの処理の流れを説明する。
[ステップS41〜S43]第2の実施形態のステップS21〜S23と同様である。この後、ステップS44に進む。
[ステップS44]効率算出部28aは、第1の実施形態と同様にして、最新の装置スケジュール及びアプリスケジュールを取得し、時間効率を算出する。また、第3の実施形態の評価情報生成部は施設情報評価部28bを有するので、第2の実施形態と同様に、利用施設数、実績点数を算出してもよい。
オーダが示す画像診断装置がX線CT装置やX線診断装置などのように放射線の照射による医用画像データの生成を行うものである場合、線量効率算出部28cは、図12で述べた手法により線量効率を算出する。
評価情報生成部28は、以上の最先の空き時間、時間効率、実績点数、線量効率などの算出結果をオーダリング装置40に送信し、これらの情報を、表示端末45上で履歴情報に付帯して一覧表示させる(図12等を参照)。
この後、ステップS45に進む。
[ステップS45〜S51]ステップS46において線量効率も算出及び表示される点を除いて、第2の実施形態のステップS25〜S31と同様である。
以上が第3の実施形態の医療情報通信システム10Cの動作説明である。
このように、第3の実施形態においても第1及び第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、第3の実施形態では、線量効率算出部28は、線量点数及び画質点数に基づいて線量効率を算出することで、トレードオフの関係にある複数のパラメータの条件を調整するための情報を提示する。これにより、ユーザは、トレードオフの関係にある双方のパラメータの検査上の効果が適正になる条件を定量的に判断できる。
<第4の実施形態>
図14は、第4の実施形態の医療情報通信システム10Dの概略構成の一例を示すブロック図である。
医療情報通信システム10Dは、医療情報提供装置20Dと、ワークステーション30と、オーダリング装置40と、少なくとも2つのX線CT装置50と、MRI装置60とをネットワークケーブルで相互接続した構成である。
医療情報提供装置20Dは、第3の実施形態の発展版であり、トレンド情報算出部28dを更に有する点を除いて第3の実施形態の医療情報提供装置20Cと同様の構成である。
トレンド情報算出部28dは、各組み合わせ条件に対して、トレンド情報を評価情報として算出する。ここでは一例として、トレンド情報は、各組み合わせ条件の所定期間内での実施回数や、当該実施回数の最近の変化を示す傾きである。
上記実施回数は、自施設の実施回数に限定してもよいし、自施設と同種の施設内での実施回数に限定してもよい。或いは、上記実施回数は、大学病院などの指定された特定施設での実施回数でもよいし、院外データセンタ96に履歴情報が保管されている全ての医療施設の実施回数でもよい。また、ここでは一例として、トレンド情報算出部28dは、実施回数を最近1年間、3年間などの所定期間の範囲で取得する。
図15は、第4の実施形態において履歴情報に付帯表示されるトレンド情報の概念と、表示態様の一例を示す模式図である。図15の下段は、履歴情報の表の左側に、時間効率、トレンド情報等の評価情報を付帯表示させたものである。図15の下段の表における実施回数は、例えば、n日前から今日までに何回実施されたかの積算値である。
図15の上段は、トレンド情報の概念を示すグラフであり、縦軸は1日当たり、2日当たりなどの特定期間内の実施回数(この例では1日)を示し、横軸は実施日を示す。
図15の上段のグラフにおいて、太い点線は、下段の表の整理番号(1)の組み合わせ条件の実施回数の変化を示す。同様に、図15の上段のグラフにおいて、太い実線は下段の表の整理番号(2)の組み合わせ条件の実施回数の変化を示し、太い一点鎖線は下段の表の整理番号(3)の組み合わせ条件の実施回数の変化を示す。
トレンド情報の「傾き」は、現在基準時から一定期間(この例ではn日)過去に遡った時点から、現在基準時までの当該組み合わせ条件の利用頻度がどのように変化したかを示す(図15の上段では、二点鎖線の直線で示す)。
図15の上段のグラフの例では、現在基準時は今日であり、縦軸が1日当たりの実施回数なので今日の実施回数が示されているが、これは一例に過ぎない。現在基準時は、例えば、昨日でもよい。今日の実施回数は、厳密には、明日になるまでは確定し難いことが多いからである。
また、図15の上段のグラフでは、「現在基準時から一定期間過去に遡った時点」の例として、n日前としている。nとしては、ユーザは、30、60などの任意の数字をオーダリング装置40の入力装置46を介して入力可能である。但し、ここでのnは、実施回数のカウントの対象である所定期間よりも過去に遡らない値のみ、入力可能である。
そして、トレンド情報算出部28dは、グラフにおけるn日前の実施回数から、今日の実施回数までの傾きを例えば最小二乗法などの手法により算出する。この傾きの値が正で大きい値であるほど、最近の利用頻度が増加していることを示す。
なお、ここでは実施回数と傾きとをトレンド情報として扱うが、これはトレンド情報の一例に過ぎない。
例えば、組み合わせ条件が論文に掲載された回数と、n日前から現在基準時までの論文掲載回数の傾きとをトレンド情報として用いてもよい。或いは、学会演題数と、その傾きとをトレンド情報として用いてもよい。
図16は、第4の実施形態の医療情報通信システム10Dの動作の一例を示すフローチャートである。以下、図16に示すフローチャートのステップ番号に従って、医療情報通信システム10Dの処理の流れを説明する。
[ステップS61〜S63]ステップS61において、ユーザによりトレンド情報の実施回数をどの範囲の医療施設に絞り込むかが選択される点を除き、第3の実施形態のステップS41〜S43と同様である。トレンド情報の施設範囲が選択されない場合、評価情報生成部28Dは、例えば、院外データセンタ96に履歴情報が保管されている全ての医療施設の実施回数として自動選択する。この後、ステップS64に進む。
[ステップS64]効率算出部28aは、第1の実施形態と同様にして、最新の装置スケジュール及びアプリスケジュールを取得し、時間効率を算出する。また、第4の実施形態の評価情報生成部28Dは施設情報評価部28bを有するので、第2の実施形態と同様に、利用施設数、実績点数を算出してもよい。また、第4の実施形態の評価情報生成部28Dは線量効率算出部28cを有するので、第3の実施形態と同様に、被曝点数、画質点数、線量効率を算出してもよい。
トレンド情報算出部28dは、図15で述べた手法により各組み合わせ条件に対して実施回数及び傾きをトレンド情報として算出する。
評価情報生成部28は、以上の最先の空き時間、時間効率、トレンド情報(実施回数及び傾き)などの算出結果をオーダリング装置40に送信し、これらの情報を表示端末45上で履歴情報に付帯して一覧表示させる(図15等を参照)。
この後、ステップS65に進む。
[ステップS65〜S71]ステップS66においてトレンド情報も算出及び表示される点を除いて、第3の実施形態のステップS45〜S51と同様である。
以上が第4の実施形態の医療情報通信システム10Dの動作説明である。
このように、第4の実施形態においても第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、第4の実施形態では、トレンド情報が提示される。これにより、ユーザは、学会や論文誌で発表される等によって利用頻度が急激に増加した検査手法(組み合わせ条件)がどれであるかの情報を得ることができる。同様に、利用頻度が低下している検査手法がどれであるかの情報も得ることができる。利用頻度が急増中の検査手法は比較的新しく、利用頻度が低下している検査手法は古い可能性がある。従って、ユーザは、このように表示されるトレンド情報を、検査条件及び画像処理条件を選択する際の参考とすることができる。
また、ユーザは、実施回数が所定値以下の検査条件及び画像処理条件を除外する、傾きが所定値より低い検査条件及び画像処理条件を除外する等の絞り込み条件をステップS61において入力してもよい。これにより、利用頻度としてユーザが望む検査条件及び画像処理条件だけを表示させることもできる。
また、第4の実施形態の医療情報提供装置20Dは、上記トレンド情報に加えて、第1〜第3の実施形態で述べた時間効率、実績点数、線量効率も評価情報として提示可能であるため、ユーザは、検査条件及び画像処理条件として非常に適正なものを選択し易くなる。この結果、画像診断装置及び画像処理プログラムの性能を最大限に引き出し得る。
<実施形態の補足事項>
[1]第1〜第4の実施形態の医療情報通信システム10A〜10Dでは、オーダリング装置40の表示端末45に履歴情報や評価情報を表示する例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、医療情報提供装置20A〜20Dの一部としてオーダリング装置40を配置し、医療情報提供装置20A〜20Dの表示端末に履歴情報や評価情報を表示してもよい。
[2]請求項の用語と実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
撮影時間は、請求項記載の「画像診断装置の占有時間」の一例である。
アプリケーション操作時間は、請求項記載の「画像処理条件に従って実行される画像処理に要する時間」の一例である。
院外ネットワーク回線90は、請求項記載の電気通信回線の一例である。
画像処理を行うワークステーション30は、請求項記載の画像処理装置の一例である。
[3]本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10A、10B、10C、10D 医療情報通信システム
20A、20B、20C、20D 医療情報提供装置
21 通信部
22 装置アプリ依存関係記憶部
23 装置スケジュール記憶部
24 アプリスケジュール記憶部
25 履歴情報記憶部
26 オーダ取得部
27 装置利用情報発信部
28A、28B、28C、28D 評価情報生成部
28a 効率算出部
28b 施設情報評価部
28c 線量効率算出部
28d トレンド情報算出部
30 ワークステーション
32 画像処理部
33 CPU
34 通信部
35 記憶装置
36 操作ユニット
40 オーダリング装置
43 CPU
44 通信部
45 表示端末
46 入力装置
50 X線CT装置
52 X線CT機構
53 CPU
54 通信部
55 記憶装置
56 操作ユニット
60 MRI装置
62 MRI機構
63 CPU
64 通信部
65 記憶装置
66 操作ユニット
90 院外ネットワーク回線
96 院外データセンタ
NC ネットワークケーブル
SB システムバス

Claims (13)

  1. 画像診断装置により元の医用画像データを生成するための検査の検査条件であって複数のパラメータを含む検査条件と、前記元の医用画像データに対して画像処理を施して画像処理後の医用画像データを生成するための画像処理条件とを含む履歴情報を予め記憶する履歴情報記憶部と、
    検体を検査する場合の検索条件を取得し、前記履歴情報記憶部に記憶された前記履歴情報に基づいて、前記検索条件に関連する検査条件及び画像処理条件についての評価情報を生成する評価情報生成部と
    を備え、
    前記評価情報生成部は、前記検索条件に関連する前記検査条件及び前記画像処理条件に基づいて、前記画像診断装置の占有時間と、前記画像処理に要する時間と、前記検査及び前記画像処理が完了する完了時刻とに応じた時間効率を前記評価情報として算出する
    ことを特徴とする医療情報提供装置。
  2. 前記履歴情報及び前記評価情報を表示させるために、表示端末に前記履歴情報及び前記評価情報を送信する通信部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の医療情報提供装置。
  3. 前記評価情報生成部は、前記画像診断装置の占有時間と、前記画像処理に要する時間との和の逆数に比例する作業時間点数を算出し、前記作業時間点数が大きいほど前記時間効率が上がるように、前記時間効率を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療情報提供装置。
  4. 前記元の画像データに対して前記画像処理を実行する臨床アプリケーションの使用スケジュールを記憶するアプリスケジュール記憶部と、
    前記画像診断装置の使用スケジュールを記憶する装置スケジュール記憶部と
    を更に備え、
    前記評価情報生成部は、前記画像診断装置の使用スケジュールにおける空き時間に前記検査が実行され、且つ、前記検査の実行後であると共に前記臨床アプリケーションの使用スケジュールにおける空き時間に前記画像処理が実行されるように前記完了時刻を算出後、現在時刻から前記完了時刻までの時間の逆数に比例する完了時刻点数が大きいほど前記時間効率が上がるように、前記時間効率を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療情報提供装置。
  5. 前記履歴情報記憶部は、医療情報提供装置が設置される医療施設内で実行された前記検査及び前記画像処理の前記履歴情報に加えて、前記医療施設の外部で実行された前記検査及び前記画像処理の前記履歴情報を電気通信回線経由で取得して記憶する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項のいずれか1項に記載の医療情報提供装置。
  6. 前記通信部は、どこの医療施設で実行された前記検査の前記履歴情報であるかの情報を各々の前記履歴情報と共に前記表示端末に送信して表示させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の医療情報提供装置。
  7. 前記評価情報生成部は、前記医療施設の外部から取得した前記履歴情報に対して、前記検査の実行回数、又は、前記検査が実行された施設数に応じた前記評価情報を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の医療情報提供装置。
  8. 前記評価情報生成部は、前記検索条件に関連する前記検査条件及び前記画像処理条件の中の複数の条件のトレードオフを示す前記評価情報を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の医療情報提供装置。
  9. 前記評価情報生成部は、前記検索条件に関連する前記検査条件及び前記画像処理条件の組み合わせで得られる前記画像処理後の医用画像データの画質の情報、及び、前記検索条件に関連する前記検査条件に含まれる被曝線量を取得し、前記被曝線量及び前記画質の情報に基づいて、前記被曝線量と画質とのトレードオフを示す線量効率を前記評価情報として算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の医療情報提供装置。
  10. 前記評価情報生成部は、前記検索条件に関連する前記検査条件及び前記画像処理条件の組み合わせのそれぞれに対する利用頻度の情報を前記評価情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の医療情報提供装置。
  11. 前記評価情報生成部は、前記検索条件に関連する前記検査条件及び前記画像処理条件の組み合わせのそれぞれに対して、現在基準時から一定期間過去に遡った時点から、前記現在基準時までの利用頻度がどのように変化したかを示す評価情報を生成する
    ことを特徴とする請求項10に記載の医療情報提供装置。
  12. 前記評価情報生成部は、前記画像診断装置の占有時間を、前記画像診断装置による撮影時間とする
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の医療情報提供装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の前記医療情報提供装置と、
    前記検索条件に関連する前記検査条件に従って検査を実行することで前記被検体に関する前記元の医用画像データを生成する画像診断装置と
    前記検索条件に関連する前記検査条件に従った前記検査による前記元の医用画像データに対して、前記検索条件に関連する前記画像処理条件に従って画像処理を施す画像処理装置と
    記医療情報提供装置により生成された前記評価情報を取得して表示する表示端末と
    を備えることを特徴とする医療情報通信システム。
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