JP6156049B2 - 画像管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業指示に基づいて、作業対象に対して所定の作業を実行する作業現場において撮影された画像データを管理する画像管理システムに関し、特に、作業中における作業ミスの特定を容易に行うことのできる画像管理システムである。
作業指示に基づいて、作業対象に対して所定の作業を実行する過程においては、従来から、作業中のミス等により作業指示とは異なる作業が作業対象に対して実行される場合がある。例えば、物品をオーダに応じて仕分けた上で配送する物品流通の過程においては、従来から、仕分け作業中の仕分けミス或いは仕分け作業後に発生する事故等により、物品要求データ(オーダ)とは異なる物品が配送されたり、配送されるべき物品が配送されなかったり(配送されるべき物品が不揃いの状態で配送される)、物品が破損した状態で配送されたりする等の問題が生じていた。そのため、このような問題を防止するために、様々な取り組みがなされてきた。
例えば、特許文献1の仕分け設備においては、ピッキングされた物品を投入する集品容器を識別するための色付きのクリップを、各集品容器に取り付けておき、各仕分けエリアでは、集品容器のクリップの色と同一の色を、この集品容器に対する物品の情報を表示するピッキング表示器に表示させる。そして、作業者は、集品容器と、この集品容器に対して仕分けを行う区画収納空間(作業エリア)が一致していることを、目視で色を確認することにより仕分け作業を行う。このように、特許文献1の仕分け設備は、各集品容器に、色を識別符号とするクリップを取り付ける方式により、仕分けミスの削減を実現している。
特開2001−233420号公報
しかしながら、特許文献1の仕分け設備では、作業ミス(仕分けミス)の削減は可能であるが、人である作業者が仕分け作業を行うことから、作業ミス(仕分けミス)を完全に無くすことは難しい。そして、作業ミス(仕分けミス)が発生した際に、その作業ミス(仕分けミス)が仕分け作業のどの時点で発生したのかを特定すること(仕分け作業中のミスなのか、仕分け作業後の事故なのかを切り分けること)が難しいという問題点があった。
そこで、本発明は、作業ミスの発生時点を特定することにより、作業ミスを容易に特定可能な画像管理システムを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明のうち請求項1に記載の画像管理システムは、作業の指示先毎に割り当てられる作業指示に基づいて、作業対象に対して所定の作業を実行する作業現場で撮影された画像データを管理する画像管理システムであって、前記作業の実行中における作業状態を撮影する撮影手段と、前記作業指示に関する作業指示データと、前記撮影手段により撮影した画像を含む画像データと、前記作業対象に付与される作業対象データと、を管理するデータ管理手段と、前記データ管理手段に管理されるデータを検索するデータ検索手段と、を具備し、前記作業対象は、物品が収納されるピッキング棚と、ピッキング棚から取り出された物品が投入されることで集品が行われる複数の集品容器であり、前記作業現場には、前記ピッキング棚と、前記複数の集品容器を搬送し前記ピッキング棚に沿って配置される集品ラインとが設けられ、前記集品ラインには集品作業を行う作業ゾーンが複数設けられ、前記複数の集品容器には各集品容器を特定する情報が記憶されたタグが添付されており、前記集品ラインの各作業ゾーンの上流位置に前記各集品容器に添付された前記タグを読み取るためのタグリーダが設けられ、前記ピッキング棚には、前記タグリーダによる前記タグの読み取りにより当該作業ゾーン内のピッキング棚から取り出される物品がある場合に物品の取り出し指示が表示される表示器が取り付けられ、前記作業指示データ、前記画像データ、及び前記作業対象データは、それぞれ、データを構成するデータ項目を有し、前記作業対象データのデータ項目は、前記作業の実行前に前記作業対象に付与される作業前情報と、前記作業の実行により前記作業対象に付与される、実行した時間に関する作業時間情報、及び前記作業指示データに基づいて前記作業を実行した作業ゾーンに関する作業実行ゾーン情報を含む作業実行情報と、を含み、前記画像データのデータ項目は、前記撮影手段が撮影を行った時間に関する撮影時間情報、及び前記撮影手段が撮影を行う前記作業現場内の撮影範囲に関する撮影範囲情報を含み、前記データ管理手段は、前記作業指示データと前記作業対象データとの間で対応するデータ項目により、前記作業指示データと前記作業対象データとを関連付けて管理するとともに、前記画像データと前記作業対象データとの間で対応するデータ項目により、前記画像データと前記作業対象データとを関連付けて管理し、前記データ検索手段は、前記作業対象データを介して、前記作業指示データに対応する前記画像データを検索するものである。
上記構成では、作業指示データによる画像データの検索を、作業対象毎に付される作業
対象データを介して間接的に行う。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像管理システムにおいて、前記デ
ータ検索手段が、前記作業を実行した作業ゾーンの範囲の変更に応じて、変更後の作業ゾ
ーンの範囲に対応する撮影範囲情報に基づき前記画像データを検索するものである。
上記構成では、データ検索手段は、作業ゾーンの範囲の変更に応じた画像データを検索
する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の画像管
理システムにおいて、前記作業指示データのデータ項目が、前記作業の指示先を特定する
ための指示先情報を含み、前記データ管理手段が、前記指示先情報により、前記作業指示
データと前記作業対象データとを関連付けて管理するものである。
上記構成では、作業指示データと作業対象データとを、両データに共通のデータ項目で
ある指示先情報を介して関連付ける。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像管
理システムにおいて、前記所定の作業が、前記作業対象である収容体に物品或いは部品を
投入する投入作業、或いは、前記作業対象である収容体から物品或いは部品を取り出す取
出作業、であり、前記撮影手段が、前記投入作業或いは前記取出作業の実行中における作
業者の動作を撮影するものである。
上記構成では、投入作業或いは取出作業に関する画像データの検索を、収容体毎に付さ
れる作業対象データを介して間接的に行う。
本発明の画像管理システムによれば、作業の指示先等の作業指示データを基にして、簡単に、作業対象に対して作業指示による作業が実行された時点の画像を検索することができる。そのため、作業の指示先等の作業指示データに基づいて、作業ミスの発生時点の様子を示す撮影画像を容易に特定できる。そして、その画像を確認することで、作業ミスの特定を容易に行うことができる。
本発明の実施例における画像管理システムを備えたピッキング設備の概略配置図である。 本発明の実施例における画像管理システムを備えたピッキング設備の要部側面図である。 本発明の実施例における画像管理システムの制御構成図である。 本発明の実施例における画像管理システムのデータベースの構成を示す概略図である。 先行ピッキング時における画像管理システムのデータベースの構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
まず、本発明に係る画像管理システム20(図3)を説明する前に、本発明に係る画像管理システム20を備える作業現場の一例であるピッキング設備1について、図1及び図2を用いて説明する。なお、本発明は、ピッキング設備1に限定されるものではなく、仕分け設備全般に適用可能であり、さらには、搬送コンベヤで搬送される製品(例えば、自動車)に部品を作業者が組み付ける生産ライン、或いはワーク(例えば、エンジン)に対して組み付けられる複数の部品が集められた部品集合を搬送する部品搬送装置を備えた組付ライン(ピッキングライン)等に適用可能である。
[ピッキング設備1]
図1及び図2に示すように、本発明に係る画像管理システム20を備えたピッキング設備1は、集品される物品2が保管されるストレージラインAと、物品2を注文したユーザ(店舗、顧客等、「指示先」の一例)毎に、ピッキングされた物品2が投入されることで集品が行われる集品容器3(「作業対象」及び「収納体」の一例)を搬送する集品ラインBと、を含んで構成される。また、集品ラインBの上流には、空の集品容器3に、集品容器3を特定する集品容器ID83(図4及び図5に示す「作業対象データのデータ項目」の一例)等が予め記憶された容器用タグ4を取り付ける作業を行うとともに、空の集品容器3を一定間隔で集品ラインBへ供給する作業を行う集品容器投入エリアCが設けられている。さらに、集品ラインBの下流には、集品容器3に投入された物品2の品目を確認する検品エリアDが設けられている。
図2に示すように、ストレージラインAは、流動棚として形成されるピッキング棚5(「作業対象」及び「収容体」の一例)で構成される。ピッキング棚5は、前方に傾斜している複数段(図2では3段)のラック6を有する。各ラック6には、物品2の収納容器10が収納される複数の物品収納部(間口)7が形成され、物品収納部7毎にフリーローラコンベヤ8が設けられている。そして、各フリーローラコンベヤ8の前端にはストッパ9が設けられている。このようにピッキング棚5を構成することにより、ストッパ9で係止された収納容器10から必要な物品2が取り出されて収納容器10内が空になった際、その収納容器10を除去することにより、次の収納容器10が前面に出てくるようになっている。
また、ピッキング棚5の前面には、物品収納部7毎に、ピッキング表示器11が設けられている。そして、各ピッキング表示器11には、ピッキングする物品2の数量(取り出し個数)を表示する2桁のデジタル表示器12と、ピッキング作業があることを表示するランプとピッキング完了ボタンスイッチとを兼ね備え、ピッキング作業終了時に操作される照光式押釦スイッチ13とが設けられている。
また、図1及び図2に示すように、集品ラインBは、ピッキング棚5に沿って配置され、集品容器3を一定速度で搬送するローラ駆動コンベヤ装置14が設けられている。集品容器3は、例えば、コンテナとして形成され、このコンテナにはパッシブタグからなる容器用タグ4が集品容器投入エリアCにて取り付けられる。
さらに、図1に示すように、複数(図1では9列)の物品収納部7毎に、特定の作業者Pがピッキング作業(「所定の作業」及び「取出作業」の一例)を担当するピッキングゾーンZ(「作業ゾーン」の一例)が複数設けられている。本実施例では、集品ラインBの上流側から、No.1ピッキングゾーンZ、No.2ピッキングゾーンZ、No.3ピッキングゾーンZ・・・No.nピッキングゾーンZ(図3参照)としている。また、ローラ駆動コンベヤ装置14に沿った内方(ピッキング棚5側)には、移動してきた集品容器3に対して物品2を投入する複数の投入位置が、ピッキングゾーンZ毎に所定間隔で設けられている。
さらにまた、各ピッキングゾーンZの集品ラインBに沿った上流位置には、集品容器3に取り付けられた容器用タグ4を読み取るためのゾーン入口タグリーダ15が設けられている。
さらにまた、No.1ピッキングゾーンZとNo.2ピッキングゾーンZとの間に、第1ゾーン切換スイッチ21が設けられ、No.2ピッキングゾーンZとNo.3ピッキングゾーンZとの間に、第2ゾーン切換スイッチ22が設けられている。第1ゾーン切換スイッチ21は、No.1ピッキングゾーンZとNo.2ピッキングゾーンZとを結合して1つのピッキングゾーンとする時に操作される。また、第2ゾーン切換スイッチ22は、No.2ピッキングゾーンZとNo.3ピッキングゾーンZとを結合して1つのピッキングゾーンとする時に操作される。
さらにまた、各ピッキングゾーンZの各投入位置の上方には、ピッキング棚5に向けて投入表示器16が設けられている。そして、投入表示器16には、集品容器3へ投入する物品2の総数(総数量)を表示する2桁のデジタル表示器17と、投入先であることを表示するランプと投入完了ボタンスイッチとを兼ね備え、投入作業終了時に操作される照光式押釦スイッチ18と、が設けられている。
[画像管理システム20]
次に、本発明に係る画像管理システム20について説明する。
図3に示すように、画像管理システム20は、ユーザの注文毎に割り当てられている物品要求データ60(「作業指示データ」の一例)と、後述するカメラ40(「撮影手段」の一例)により撮影した画像を含む画像データ70と、集品容器3に付される集品データ80(「作業対象データ」の一例)と、を管理するとともに、物品2の仕分け作業実行中における作業状態(作業動作)の画像(物品2の仕分け作業中の画像)を検索可能なシステムである。画像管理システム20においては、例えば、ユーザ名(店舗名、顧客名)から、そのユーザが注文した物品2の仕分け作業が実行されている様子を示す画像を検索することが可能である。
次に、画像管理システム20の構成について説明する。
図3に示すように、画像管理システム20は、主に、ピッキングゾーンZにおける作業者Pのピッキング作業実行中の作業状態(作業動作)を撮影するカメラ40と、管理コンピュータ50と、から構成されている。
[カメラ40]
図1及び図2に示すように、カメラ40は、各ピッキングゾーンZに設けられ、各ピッキングゾーンZの上流側位置の上方に所定の高さで取り付けられる。そして、カメラ40は、ピッキング作業実行中における作業者Pの作業状態(作業動作)を充分に撮影可能な向きに向けられて配置される。具体的には、カメラ40は、設けられたピッキングゾーンZ内において、「集品ラインBにおける集品容器3の内部が撮影可能な位置」、「集品容器3と、ピッキング表示器11或いは投入表示器16の表示と、が撮影可能な位置」、「集品容器3と、作業者Pの手と、が撮影可能な位置」、「ピッキング表示器11或いは投入表示器16の表示と、集品容器3と、作業者Pと、が撮影可能な位置」、「集品容器3と、作業者Pと、ピッキング棚5の物品収納部7と、が撮影可能な位置」、「作業を行う作業者Pの手元が撮影可能な位置」等といった、仕分け作業の様子が撮影できる位置に配置される。また、カメラ40は、動画が撮影可能な撮影手段として用いられるものであり、例えば、CCDカメラを使用することができる。さらに、カメラ40は、常時連続的に撮影を行うとともに、撮影した画像を画像データ70として管理コンピュータ50に無線通信により送信する。
[管理コンピュータ50]
図3に示すように、管理コンピュータ50は、各データ(物品要求データ60、画像データ70、集品データ80)を管理するデータ管理手段であるとともに、各データ(物品要求データ60、画像データ70、集品データ80)を検索するデータ検索手段である。この管理コンピュータ50は、例えば、パーソナルコンピュータ或いは携帯情報端末等で構成することができ、制御部51(CPU)、記憶部52(RAM、ROM等)、入力部53(キーボード、マウス、タッチパネル等)、出力部54(ディスプレイ等)、通信部55(モデム等)といった部位等から構成されている。また、管理コンピュータ50の記憶部52には、データベース30と、データ検索プログラム35(「データ検索手段」の一例)と、が記憶されている。
次に、管理コンピュータ50の記憶部52に記憶されているデータベース30及びデータ検索プログラム35について説明する。
[データベース30]
図3に示すように、データベース30は、物品要求データ60と、画像データ70と、集品データ80と、から構成されるデータ群であり、データ検索プログラム35を用いることで、物品要求データ60に対応する画像データ70を検索することができるようになっている。
[物品要求データ60]
物品要求データ60は、予め登録された個別のユーザから物品2の注文を受けた際に、ユーザの注文毎に割り当てられるデータである。すなわち、物品要求データ60は、ユーザからの物品2の注文に関するデータである。そして、図4に示すように、物品要求データ60は、オーダID61と、ユーザID62(「指示先情報」の一例)と、注文商品ID63と、注文個数64と、をデータ項目として含むデータである。
オーダID61は、ユーザより物品2の注文を受けた際に注文毎に付される番号であり、物品2の注文番号に対応する。
ユーザID62は、ユーザ毎に予め登録された固有の番号であり、物品2を注文したユーザ(例えば、店舗、顧客)に対応する。
注文商品ID63は、物品2毎に予め登録された固有の番号であり、ユーザにより注文された物品2に対応する。
注文個数64は、ユーザにより注文された物品2の個数である。
[画像データ70]
画像データ70は、カメラ40により撮影した画像を含むデータであり、カメラ40が、各ピッキングゾーンZにおける作業者Pのピッキング作業実行中の作業状態(作業動作)を撮影することにより形成される。そして、図4に示すように、画像データ70は、カメラ40が撮影した画像(撮影画像71)と、カメラ40が撮影を行った時刻(撮影時刻72、「撮影時間情報」の一例)と、カメラ40が撮影を行った範囲(撮影範囲73、「撮影範囲情報」の一例)と、をデータ項目として含むデータである。
撮影画像71は、カメラ40が実際に撮影した画像であり、物品2の仕分け作業の実行中における作業状態(作業動作)を示す動画である。
撮影時刻72は、カメラ40が撮影画像71を撮影した時刻であり、作業者Pが物品2の仕分け作業を実行した作業時刻(或いは作業時間)と対応付けが可能な時間情報である。
撮影範囲73は、カメラ40が撮影画像71を撮影した作業ゾーンであり、作業者Pが物品2の仕分け作業を実行したピッキングゾーンZに対応する。
[集品データ80]
図4に示すように、集品データ80は、集品容器3毎に付与されるデータであり、仕分け作業の実行前に集品容器3に付与される仕分け作業前情報81(「作業前情報」の一例)と、仕分け作業の実行により集品容器3に付与される仕分け作業実行情報82(「作業実行情報」の一例)と、をデータ項目として含んでいる。
[仕分け作業前情報81]
仕分け作業前情報81は、仕分け作業の実行前に、集品容器投入エリアC(図1)において、容器用タグ4(図1)に予め記憶される情報である。仕分け作業前情報81は、集品容器ID83と、ユーザID62(「指示先情報」の一例)と、集品予定商品ID85と、から構成される。
集品容器ID83は、集品容器3を識別するために予め登録された固有の識別番号であり、物品2を仕分けるための集品容器3に対応する。
ユーザID62は、ユーザ毎に予め登録された固有の番号であり、物品2を注文したユーザ(例えば、店舗、顧客)を特定するための識別番号である。
集品予定商品ID85は、物品2毎に予め登録された固有の番号であり、仕分け作業の実行によりその集品容器3へ投入される予定の物品2、すなわちユーザにより注文された物品2に対応する。
[仕分け作業実行情報82]
一方、仕分け作業実行情報82は、各ピッキングゾーンZ(図1)において、作業者Pがピッキング作業終了時に照光式押釦スイッチ13(図2)を操作することや、作業者Pが投入作業終了時に照光式押釦スイッチ18(図2)を操作することや、ゾーン入口タグリーダ15が各ピッキングゾーンZの上流位置において集品容器3の容器用タグ4を読み取ることで形成される情報である。そして、仕分け作業実行情報82は、仕分け作業時刻86(「作業時間情報」の一例)と、仕分け作業ゾーン87(「作業実行ゾーン情報」の一例)と、から構成される。
仕分け作業時刻86は、ピッキングゾーンZにおいて、作業者Pが物品2の仕分け作業を実行した時刻(或いは時間)である。具体的には、仕分け作業時刻86は、作業者Pがピッキング作業終了時に照光式押釦スイッチ13を操作した時刻、或いは作業者Pが投入作業終了時に照光式押釦スイッチ18を操作した時刻である。
仕分け作業ゾーン87は、作業者Pが物品2の仕分け作業を実行したピッキングゾーンZである。具体的には、仕分け作業ゾーン87は、作業者Pがピッキング作業終了時に照光式押釦スイッチ13を操作したピッキングゾーンZ、或いは作業者Pが投入作業終了時に照光式押釦スイッチ18を操作したピッキングゾーンZ、或いはゾーン入口タグリーダ15が集品容器3の容器用タグ4を読み取ったピッキングゾーンZである。
[データ検索プログラム35]
データ検索プログラム35は、管理コンピュータ50の記憶部52に記憶されている各データを検索するためのプログラムである。具体的には、データ検索プログラム35は、データベース30から物品要求データ60に対応する画像データ70を検索することが可能なプログラムである。ここで、「データベース30から物品要求データ60に対応する画像データ70を検索する」とは、例えば、物品要求データ60のデータ項目であり、注文したユーザ(例えば、店舗、顧客)に対応するユーザIDから、このユーザが注文した物品2の仕分け作業の様子が撮影された画像を検索することを意味する。なお、データ検索プログラム35は、物品要求データ60及び集品データ80を個別に検索することも可能である。
[各データの関連付け]
次に、各データ(物品要求データ60、画像データ70、集品データ80)の関連付けについて説明する。
上述のように、管理コンピュータ50においては、データ検索プログラム35を用いて、物品要求データ60から画像データ70が検索される。
ここで、物品要求データ60から画像データ70を検索するためには、物品要求データ60と画像データ70との間で共通又は対応するデータ項目により両データを関連付ける必要がある。しかしながら、物品要求データ60と画像データ70との間には共通するデータ項目が無いため、物品要求データ60から直接的に画像データ70を検索することはできない。そこで、図4に示すように、管理コンピュータ50においては、各データ(物品要求データ60、画像データ70、集品データ80)の間で共通又は対応するデータ項目による関連付けを行うことで、物品要求データ60と画像データ70との対応関係のデータ(物品要求−画像データ90)を形成し、この関連付けにより形成した対応関係のデータ(物品要求−画像データ90)に基づいて、物品要求データ60から画像データ70を容易に検索できるようにしている。具体的には、以下の通りである。
図4に示すように、管理コンピュータ50においては、物品要求データ60のデータ項目であるユーザID62と、集品データ80の仕分け作業前情報81に含まれるデータ項目であるユーザID62とによる関連付けを行って、物品要求−集品データ91を形成して管理する。すなわち、物品要求−集品データ91は、仕分け先情報としてのユーザID62という、物品要求データ60と集品データ80との間で対応するデータ項目により関連付けが行われて形成される。
物品要求−集品データ91は、後の画像データ70の検索に必要なデータ項目を含んでおり、具体的には、オーダID61と、ユーザID62と、商品ID(注文商品ID63と集品予定商品ID85とを統合したもの)と、集品容器ID83と、仕分け作業時刻86と、仕分け作業ゾーン87と、をデータ項目として含む。
また、管理コンピュータ50においては、画像データ70のデータ項目である撮影時刻72と、集品データ80の仕分け作業実行情報82に含まれるデータ項目である仕分け作業時刻86とによる関連付けを行って、画像−集品データ92が形成して管理する。すなわち、画像−集品データ92は、時刻(或いは時間)という、画像データ70と集品データ80との間で対応するデータ項目により関連付けが行われて形成される。
画像−集品データ92は、後の画像データ70の検索に必要なデータ項目を含んでおり、具体的には、撮影画像71と、仕分け作業時刻86(撮影時刻72)と、仕分け作業ゾーン87(撮影範囲73)と、集品容器ID83と、ユーザID62と、集品予定商品ID85と、をデータ項目として含んでいる。
さらに、管理コンピュータ50においては、物品要求−集品データ91及び画像−集品データ92との間で対応する集品データ80のデータ項目(例えば、ユーザID62或いは集品容器ID83)による関連付けが行われて、物品要求−画像データ90が形成される。すなわち、物品要求−画像データ90は、集品データ80を介して物品要求データ60と画像データ70とが関連付けられたものとして形成される。
このように、物品要求データ60に対応するデータ項目及び画像データ70に対応するデータ項目を有する集品データ80を介して物品要求−画像データ90を形成することにより、物品要求データ60と画像データ70との間で関連付けを行うことができるため、データ検索プログラム35において物品要求−画像データ90を使用することで、物品要求データ60から画像データ70を検索することができる。
[画像管理システム20におけるデータ管理の流れ]
次に、画像管理システム20におけるデータ管理の流れについて説明する。
<画像データ70について>
画像管理システム20においては、管理コンピュータ50が各データの管理を開始することで、自動的にカメラ40の撮影が開始される。そして、カメラ40は、常時連続的に撮影を行うとともに、撮影した画像(撮影画像71)を、撮影を行った時刻(撮影時刻72)及び撮影対象領域(撮影範囲73)とセットにして管理コンピュータ50に無線通信で送信する。送信された撮影画像71と撮影時刻72と撮影範囲73とのセットは、データベース30における画像データ70に追記される。なお、管理コンピュータ50に送信された画像データ70(撮影画像71と撮影時刻72と撮影範囲73とのセット)は、管理コンピュータ50の記憶部52に所定の期間(例えば、1か月間)保存され、所定の期間経過後、新たな画像データ70によって上書きされる(消去される)。
<物品要求データ60について>
一方、ユーザからの注文(オーダ)が生じると、管理コンピュータ50で管理されているデータベース30における物品要求データ60に、新しく生じた注文の情報(オーダID61、ユーザID62、注文商品ID63、注文個数64)が追記される。
<集品データ80について>
また、図1に示すように、集品容器3が集品容器投入エリアCから供給される際に、集品容器投入エリアCの下流側に設けられるタグリーダ19が、集品容器3に取り付けられている容器用タグ4を読み取る。この時、タグリーダ19は、容器用タグ4から集品データ80の仕分け作業前情報81(集品容器ID83、ユーザID62、及び集品予定商品ID85)を読み取るとともに、読み取った仕分け作業前情報81を管理コンピュータ50に無線通信で送信する。送信された仕分け作業前情報81は、データベース30における集品データ80に追記される。
そして、各集品容器3がローラ駆動コンベヤ装置14によってどのピッキングゾーンZ(仕分け作業ゾーン87)へ搬出されてきたかを特定するために、各ピッキングゾーンZの上流位置に設けられるゾーン入口タグリーダ15から位置情報(例えば、No.1ピッキングゾーンZに設けられたゾーン入口タグリーダ15であれば、No.1ピッキングゾーンZのゾーン入口タグリーダであるという情報)が管理コンピュータ50に送信される。具体的には、例えば、集品容器3がNo.1ピッキングゾーンZへ搬送されてくると、No.1ピッキングゾーンZに設けられたゾーン入口タグリーダ15は、容器用タグ4から、集品データ80の仕分け作業前情報81(集品容器ID83、ユーザID62、及び集品予定商品ID85)を読み取り、その仕分け作業前情報81と、ゾーン入口タグリーダ15の位置情報とを管理コンピュータ50に無線通信で送信する。ゾーン入口タグリーダ15から仕分け作業前情報81及び位置情報が管理コンピュータ50に送信されると、これらの情報を基に、どの集品容器3がどのピッキングゾーンZ(仕分け作業ゾーン87)へ搬送されてきたかが特定される。
さらに、ゾーン入口タグリーダ15から送信される位置情報に基づき、集品容器3の現在位置が算出される。各集品容器3は、ローラ駆動コンベヤ装置14によって一定速度で搬送されているので、ゾーン入口タグリーダ15が位置情報を送信した時刻(或いは時間)と、ローラ駆動コンベヤ装置14の搬送速度とから、どの集品容器3が現在どの投入位置に搬送されているかが算出できる。
ここで、集品容器3がNo.1ピッキングゾーンZへ搬送されてくると、その集品容器3に集品される予定の商品がNo.1ピッキングゾーンZのピッキング棚5にあるか否かが確認される。具体的には、ゾーン入口タグリーダ15が容器用タグ4から読み取った仕分け作業前情報81の集品予定商品ID85と、各ピッキング棚5に収納されている商品の内訳を示す在庫データ(図示せず)とを対比して確認される。集品される予定の商品がNo.1ピッキングゾーンZのピッキング棚5にある場合には、No.1ピッキングゾーンZのピッキング表示器11に、ピッキング作業を行うべき旨が表示される。
さらに、集品容器3に集品される予定の商品がNo.1ピッキングゾーンZのピッキング棚5にあった場合には、管理コンピュータ50は、先述の方法で算出される集品容器3の現在位置を監視して、集品容器3がNo.1ピッキングゾーンZの各投入位置まで搬送されると、その投入位置の投入表示器16に、当該投入位置の集品容器3へ物品2を投入する作業を行うべき旨を表示させる。
作業者Pは、ピッキング表示器11及び投入表示器16に作業を行うべき旨が表示されたことを確認すると、その指示に従って物品2を集品容器3に仕分けるとともに、ピッキング作業終了時にはピッキング表示器11の照光式押釦スイッチ13を操作し、投入作業終了時には投入表示器16の照光式押釦スイッチ18を操作する。作業者Pがピッキング表示器11の照光式押釦スイッチ13或いは投入表示器16の照光式押釦スイッチ18を操作することで、各スイッチの位置情報及び操作された時刻の情報を含む操作信号が管理コンピュータ50に無線通信で送信される。
管理コンピュータ50においては、送信された照光式押釦スイッチ13・18の操作信号から、仕分け作業が実行された時刻(仕分け作業時刻86)及び投入位置が特定される。そして、その時刻にその投入位置へ搬送されていた集品容器3について、集品データ80内で当該集品容器3の集品容器ID83に対応する仕分け作業実行情報82の項目の一つとして、照光式押釦スイッチ13・18の操作信号から特定された仕分け作業時刻86が記録される。
このように、物品要求データ60、画像データ70及び集品データ80が形成され、状況に応じて各データ項目に情報が追記されて、これらのデータがデータベース30に保存される。さらに、データ検索プログラム35が実行されると、図4に示すように、物品要求データ60、画像データ70及び集品データ80から物品要求−画像データ90が形成される。
そして、例えば、検品エリアDにおいて集品容器3の容器用タグ4から集品予定商品ID85を取得し、この取得した集品予定商品ID85に対応する商品と、実際に集品容器3に仕分けした商品とを照合して違いがある場合には、管理コンピュータ50に照合した集品容器3に対応する集品容器ID83を入力することで、入力した集品容器ID83に対応する画像データ70が、物品要求−画像データ90を介して、管理コンピュータ50の出力部54に出力される。
また、ユーザ先に当該ユーザが注文した商品とは異なる商品が配送された場合には、管理コンピュータ50に当該ユーザに対応するユーザID62を入力することで、入力したユーザID62に対応する画像データ70が、物品要求−画像データ90を介して、管理コンピュータ50の出力部54に出力される。
[先行ピッキング作業時の画像管理システム20]
次に、作業者Pが自分の担当する自ピッキングゾーンZのみならず上流側の上流ピッキングゾーンZにおいても物品投入作業を行うという、「先行ピッキング作業」が行われる場合の画像管理システム20におけるデータ管理の流れについて説明する。
ピッキング設備1においては、自ピッキングゾーンZ(例えば、No.2ピッキングゾーンZ)内を搬送されている集品容器3に対する仕分け作業が無い場合、作業者Pは、上流ピッキングゾーンZ(例えば、No.1ピッキングゾーンZ)への先行ピッキング作業、すなわち、上流ピッキングゾーンZ内を搬送されている集品容器3を物品投入対象として指定し、自ピッキングゾーンZの物品収納部7から取り出した物品2を前記指定した上流ピッキングゾーンZの集品容器3へ投入し、自ピッキングゾーンZにおける投入表示器16の照光式押釦スイッチ18の操作により作業完了を確認する作業、を実行する。
この先行ピッキング作業においては、作業者Pが第1ゾーン切換スイッチ21或いは第2ゾーン切換スイッチ22等を操作して、複数のピッキングゾーンZ(自ピッキングゾーンZ及び上流ピッキングゾーンZ)を結合して1つのピッキングゾーンとすることで仕分け作業を実行することになる。また一方で、カメラ40は、カメラ40が設けられているピッキングゾーンZのみ(例えば、No.1ピッキングゾーンZに設けられているカメラ40は、No.1ピッキングゾーンZのみ)を撮影する。そのため、先行ピッキング作業を実行した際の画像データ70を検索する場合には、自ピッキングゾーンZにおける撮影画像71を含む画像データ70を検索するのみでは充分ではなく、上流ピッキングゾーンZにおける撮影画像71を含む画像データ70も検索する必要がある。
そこで、本発明の画像管理システム20においては、カメラ40の撮影範囲を変更することなく、データ検索プログラム35によって、先行ピッキング作業を実行した際の画像データ70を検索可能としている。
先行ピッキングを実行した場合においても、物品要求データ60、画像データ70及び集品データ80の各データ項目に情報が追記されてデータベース30に保存され、データ検索プログラム35が実行される。ここで、先行ピッキングは複数のピッキングゾーンZ(例えば、No.1ピッキングソーンZ及びNo.2ピッキングゾーンZ)で実行されるため、画像データ70を検索する際には、先行ピッキングが実行されたピッキングゾーンZに対応する画像データ70が選択される必要がある。そこで、管理コンピュータ50においては、第1ゾーン切換スイッチ21或いは第2ゾーン切換スイッチ22等の操作信号が送信されると、先行ピッキングが行われた時刻及びピッキングゾーンZ(例えば、No.1ピッキングソーンZ及びNo.2ピッキングゾーンZ)が記憶される。そして、図5に示すように、先行ピッキングが行われた時刻或いはピッキングゾーンZに係る撮影画像が要求された場合には、データ検索プログラム35を用いて、先行ピッキングが実行されたピッキングゾーンZをデータ項目の情報として有する物品要求−集品データ91及び画像−集品データ92を関連付けて物品要求−画像データ95を形成し、形成した物品要求−画像データ95に基づいて、先行ピッキングに対応する画像を検索可能としている。
以上のように、上記実施例に係る画像管理システム20によると、ユーザ名やユーザID等の物品要求データ60を入力することで、簡単に、当該ユーザが注文した物品2の仕分け作業中の画像を検索することができる。例えば、カメラ40によって作業を行う作業者Pの手元を撮影することにより、当該撮影における画像データ70を形成すれば、ユーザ名やユーザID等の物品要求データ60を入力することで、作業を行う作業者Pの手元が撮影された画像を簡単に検索(確認)することができる。そのため、ユーザ名等の物品要求データ60から、検索画像(画像データ70)を介して、仕分けミスの発生時点の様子を示す撮影画像を容易に特定できる。そして、その画像を確認することで、作業ミスの特定を容易に行うことができる。
また、上記実施例に係る画像管理システム20によると、物品要求データ60による画像データ70の検索を、仕分け作業の実行の前に付与されるデータ項目及び実行の後に付与されるデータ項目を有する集品データ80を介して間接的に行うことから、集品データ80は、仕分け作業の実行の前に付与されるデータ項目からなる物品要求データ60と関連付け易くなるとともに、実行の後に付与されるデータ項目からなる画像データ70とも関連付け易くなる。そのため、集品データ80を介した物品要求データ60による画像データ70の検索効率を向上させることができる。
さらに、上記実施例に係る画像管理システム20によると、画像データ70と集品データ80とを時刻(或いは時間)の情報を介して関連付けることから、仕分け作業中の画像を仕分け作業の時間軸に沿って検索できる。そのため、仕分けミスの発生時点を、仕分け作業の時間軸に沿って容易に特定できる。
さらにまた、上記実施例に係る画像管理システム20によると、画像データ70と集品データ80とをピッキングゾーンZに関する情報を介して関連付けることから、仕分け作業中の画像をピッキングゾーンZ毎に検索できる。そのため、仕分けミスの発生時点を、ピッキングゾーンZ毎に容易に特定できる。
さらにまた、上記実施例に係る画像管理システム20によると、データ検索プログラム35が、ピッキングゾーンZの範囲の変更に応じた画像データを検索することから、先行ピッキング作業等により作業者Pが他のピッキングゾーンZに移動して仕分け作業を実行した場合であっても、当該作業者が仕分け作業を実行したピッキングゾーンZの画像を容易に検索することができる。
さらにまた、上記実施例に係る画像管理システム20によると、物品要求データ60と集品データ80とをユーザID62を介して関連付けることから、仕分け作業中の画像を、ユーザID62に対応するユーザ名によって検索できる。そのため、仕分けミスの発生時点を、ユーザ名によって容易に特定できる。
なお、上記実施例に係る画像管理システム20においては、カメラ40は、常時連続的に撮影を行っているが、断続的に撮影を行っても良く、例えば、カメラ40又はカメラ40の近接位置等に集品容器3を検知するセンサを設け、当該センサが集品容器3の存在を検知した場合に、カメラ40が自動的に撮影を行う構成としても構わない。
また、カメラ40は、各ピッキングゾーンZに設けられているが、これに限定されるものではなく、1台のカメラ40で、複数のピッキングゾーンZにおける作業者Pのピッキング作業実行中の作業状態(作業動作)を充分に撮影することが可能であれば、複数のピッキングゾーンZ毎にカメラ40を設けても構わない。
さらにまた、上記実施例においてカメラ40は、各ピッキングゾーンZの上流側位置の上方に設けられているが、これに限定されるものではなく、各ピッキングゾーンにおける作業者Pのピッキング作業実行中の作業状態(作業動作)を充分に撮影することが可能であれば、例えば、各ピッキングゾーンZの下流側位置或いは各ピッキングゾーンZの中央位置等に設けても構わない。
さらにまた、上記実施例においてカメラ40は、動画が撮影可能なものに限定されるのではなく、ピッキングゾーンZにおける作業者Pのピッキング作業実行中の作業状態(作業動作)を充分に撮影可能であれば、静止画を撮影するものであっても構わない。
さらにまた、上記実施例においてカメラ40は、無線通信により画像データ70を管理コンピュータ50に送信するものに限定されるのではなく、有線により送信するものであっても構わない。
さらにまた、上記実施例の画像管理システム20においては、物品要求−集品データ91を形成する際に、物品要求データ60のデータ項目であるユーザID62と、集品データ80のデータ項目であるユーザID62とにより関連付けを行っているが、これに限定されるものではなく、物品要求データ60と集品データ80との間で対応した関係にあるデータ項目により関連付けを行えば良く、例えば、物品要求データ60のデータ項目である注文商品ID63と、集品データ80のデータ項目である集品予定商品ID85とにより関連付けを行っても構わない。
さらにまた、上記実施例の画像管理システム20においては、画像−集品データ92を形成する際に、画像データ70のデータ項目である撮影時刻72と、集品データ80のデータ項目である仕分け作業時刻86とにより関連付けを行っているが、これに限定されるものではなく、画像データ70と集品データ80との間で対応した関係にあるデータ項目により関連付けを行えば良く、例えば、画像データ70のデータ項目である撮影範囲73と、集品データ80のデータ項目である仕分け作業ゾーン87とにより関連付けを行っても構わない。
さらにまた、上記実施例の画像管理システム20においては、管理コンピュータ50の記憶部52にデータベース30が記憶されているが、これに限定されるものではなく、ネットワーク或いは別の管理コンピュータを介して、別の場所に記憶されているデータベース30と接続可能な構成としても構わない。
さらにまた、上記実施例の画像管理システム20においては、先行ピッキング作業を実行した際に、カメラ40の撮影範囲を変更することなく、データ検索プログラム35においてデータの対応関係を変更することによって、画像データ70を検索可能としているが、これに限定されるものではなく、カメラ40の撮影範囲を自在に変更する(例えば、カメラ40が作業者Pを追跡しながら撮影する)ことで先行ピッキング作業に対応した画像データ70を形成し、その形成した画像データ70を検索する構成としても構わない。
さらにまた、上記実施例の画像管理システム20においては、画像データ70を撮影時刻毎にデータ化しているが、これに限定されるものではなく、所定の時間毎(例えば、1時間毎)に時間を区切ってデータ化しても構わない。
なお、本発明に係る画像管理システムを、例えば、「搬送コンベヤで搬送される製品に部品を作業者が組み付ける生産ライン」に適用する場合、当該画像管理システムは、製品の形式等(「作業の指示先」の一例)毎に割り当てられる製品への部品の組み付け作業指示(「所定の作業指示」の一例)に基づいて、製品(「作業対象」の一例)に対して部品を組み付ける部品組み付け作業(「所定の作業」の一例)を実行する生産ライン(「作業現場」の一例)において撮影された画像データを管理するものとなる。
そして、当該画像管理システムは、部品組み付け作業の実行中におけるが作業者の作業状態(作業動作)を撮影するカメラを具備し、組み付け作業指示に関する組み付け作業指示データと、カメラにより撮影した画像を含む画像データと、製品に付与される製品データと、を管理するデータ管理手段を具備し、当該データ管理手段に管理されるデータを検索するデータ検索手段を具備することとなる。
また、本発明に係る画像管理システムを、例えば、「ワークに対して組み付けられる複数の部品が集められた部品集合を搬送する部品搬送装置を備えた組付ライン(ピッキングライン)」に適用する場合、当該画像管理システムは、ワーク(「作業の指示先」の一例)毎に割り当てられる部品搬送装置への部品の収納(投入)指示(「所定の作業指示」の一例)に基づいて、部品搬送装置(「作業対象」及び「収容体」の一例)に対して部品の収納(投入)作業(「所定の作業」の一例)を実行するピッキングライン(「作業現場」の一例)において撮影された画像データを管理するものとなる。
そして、当該画像管理システムは、部品の収納(投入)作業の実行中における作業者の作業状態(作業動作)を撮影するカメラを具備し、部品の収納(投入)指示に関する収納(投入)指示データと、カメラにより撮影した画像を含む画像データと、部品搬送装置に付与される装置データと、を管理するデータ管理手段を具備し、当該データ管理手段に管理されるデータを検索するデータ検索手段を具備することとなる。
1 ピッキング設備(仕分け設備)
2 物品
3 集品容器(作業対象・収容体)
5 ピッキング棚(作業対象・収容体)
20 画像管理システム
35 データ検索プログラム(データ検索手段)
40 カメラ(撮影手段)
50 管理コンピュータ(データ管理手段・データ検索手段)
60 物品要求データ(作業指示データ)
70 画像データ
72 撮影時刻(撮影時間情報)
73 撮影範囲(撮影範囲情報)
80 集品データ(作業対象データ)
81 仕分け作業前情報(作業前情報)
82 仕分け作業実行情報(作業実行情報)
86 仕分け作業時刻(作業時間情報)
87 仕分け作業ゾーン(作業実行ゾーン情報)
Z ピッキングゾーン(作業ゾーン)

Claims (4)

  1. 作業の指示先毎に割り当てられる作業指示に基づいて、作業対象に対して所定の作業を
    実行する作業現場において撮影された画像データを管理する画像管理システムであって、
    前記作業の実行中における作業状態を撮影する撮影手段と、
    前記作業指示に関する作業指示データと、前記撮影手段により撮影した画像を含む画像データと、前記作業対象に付与される作業対象データと、を管理するデータ管理手段と、
    前記データ管理手段に管理されるデータを検索するデータ検索手段と、
    を具備し、
    前記作業対象は、物品が収納されるピッキング棚と、ピッキング棚から取り出された物品が投入されることで集品が行われる複数の集品容器であり、
    前記作業現場には、前記ピッキング棚と、前記複数の集品容器を搬送し前記ピッキング棚に沿って配置される集品ラインとが設けられ、
    前記集品ラインには集品作業を行う作業ゾーンが複数設けられ、前記複数の集品容器には各集品容器を特定する情報が記憶されたタグが添付されており、
    前記集品ラインの各作業ゾーンの上流位置に前記各集品容器に添付された前記タグを読み取るためのタグリーダが設けられ、
    前記ピッキング棚には、前記タグリーダによる前記タグの読み取りにより当該作業ゾーン内のピッキング棚から取り出される物品がある場合に物品の取り出し指示が表示される表示器が取り付けられ、
    前記作業指示データ、前記画像データ、及び前記作業対象データは、それぞれ、データを構成するデータ項目を有し、
    前記作業対象データのデータ項目は、
    前記作業の実行前に前記作業対象に付与される作業前情報と、
    前記作業の実行により前記作業対象に付与される、実行した時間に関する作業時間情報、及び前記作業指示データに基づいて前記作業を実行した作業ゾーンに関する作業実行ゾーン情報を含む作業実行情報と、を含み、
    前記画像データのデータ項目は、
    前記撮影手段が撮影を行った時間に関する撮影時間情報、及び前記撮影手段が撮影を行う前記作業現場内の撮影範囲に関する撮影範囲情報を含み、
    前記データ管理手段は、
    前記作業指示データと前記作業対象データとの間で対応するデータ項目により、前記作
    業指示データと前記作業対象データとを関連付けて管理するとともに、
    前記画像データと前記作業対象データとの間で対応するデータ項目により、前記画像デ
    ータと前記作業対象データとを関連付けて管理し、
    前記データ検索手段は、前記作業対象データを介して、前記作業指示データに対応する
    前記画像データを検索する
    ことを特徴とする画像管理システム。
  2. 前記データ検索手段は、前記作業を実行した作業ゾーンの範囲の変更に応じて、変更後
    の作業ゾーンの範囲に対応する撮影範囲情報に基づき前記画像データを検索する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像管理システム。
  3. 前記作業指示データのデータ項目は、前記作業の指示先を特定するための指示先情報を
    含み、
    前記データ管理手段は、前記指示先情報により、前記作業指示データと前記作業対象デ
    ータとを関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の画像管理システム。
  4. 前記所定の作業は、前記作業対象である収容体に物品或いは部品を投入する投入作業、
    或いは、前記作業対象である収容体から物品或いは部品を取り出す取出作業、であり、
    前記撮影手段は、前記投入作業或いは前記取出作業の実行中における作業者の動作を撮
    影する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像管理システム。
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