JP6155955B2 - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関する。
近年の画像形成装置(たとえば、印刷機)は、印刷の高速化、高品質化が進んできており、印刷ビジネスにおける最終製品の出力機として使用されるようになってきている。
さらなる高速化を図るために、個々の画像形成装置での処理速度を向上させるだけでなく、複数の画像形成装置に同一の印刷ジョブを分散させて印刷する技術も開発されている。
また、単に印刷ジョブを分散させて印刷の高速化が図れるだけでなく、納期、品質、数量、コストなどに応じて画像形成装置を使い分けることも可能である。その代表格とも言える技術として、様々な方式の画像形成装置が組み合わされて構築されるハイブリッドワークフローシステムがある(たとえば、特許文献1)。ハイブリッドワークフローシステムの中には、たとえば、製版が必要なオフセット印刷機と、製版が不要なデジタル印刷機と、が組み合わされて構築されたものもある。オフセット印刷機は、主に、大ロットの印刷時に総コストを抑えたい場合や、高品質な印刷を希望する場合に使用され、デジタル印刷機は、主に、小ロットの印刷時に初期コストを抑えたい場合や、納期を早めたい場合に使用される。
上記のような複数の画像形成装置を用いた印刷が可能なシステムでは、一つの画像形成装置にラスタライズ済みの画像が含まれた印刷ジョブを保存しておき、後で印刷設定を編集してからその画像を印刷(再印刷)することもできる。この場合、画像形成装置においてラスタライズが必要になることがある。
特開2005−268917号公報
しかし、印刷ジョブに含まれる画像が、画像形成装置に投入される前段階で既にラスタライズ済みであると、画像形成装置でラスタライズして印刷しても、印刷設定の編集が反映されないことがある。たとえば、文字やグラフィックといった各画素の属性を表す属性情報は、ラスタライズによって失われるため、ラスタライズ済みの画像を画像形成装置でラスタライズするときに属性情報が必要な場合には、印刷設定の編集が反映できない。
また、画像形成装置に投入される前段階でラスタライズした機器と、印刷設定が編集された後にラスタライズする画像形成装置では、異なるラスタライズ方法となることもある。この場合にも、ラスタライズ済みの画像を画像形成装置でラスタライズすると、最初にラスタライズした機器でラスタライズされることを想定して印刷設定の編集を行ったユーザーからみて、意図どおりの印刷結果とならないことがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、印刷設定の編集を行ったユーザーの意図が印刷結果に忠実に反映される画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
(1)入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるジョブ入力部と、
前記ジョブチケットに対して編集を受け付ける編集受付部と、
前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求するラスタライズ要求部と、
前記PDLデータに対してラスタライズを実行可能なラスタライズ部と、を備え、
前記ラスタライズ要求部は、前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを、自装置に要求し、
前記ラスタライズ部は、前記ラスタライズ要求部の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行する、画像形成装置。
)前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する上記(1)に記載の画像形成装置。
)前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(1)〜()のいずれかに記載の画像形成装置。
)オフセット印刷とデジタル印刷の一元管理を実現するハイブリッドワークフローシステムに含まれる上記(1)〜()のいずれか一項に記載の画像形成装置。
)(a)入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
(b)前記ジョブチケットに対して編集を受け付けるステップと、
(c)前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集を受け付けるステップで編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求し、
前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを自装置に要求するステップと、
(d)前記ステップ(c)の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行するステップと、
を行う画像形成方法。
)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する上記(6)に記載の画像形成方法。
)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(6)または(7)に記載の画像形成方法。
)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(6)〜(8)のいずれかに記載の画像形成方法。
10)コンピューターに、
(a)入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
(b)前記ジョブチケットに対して編集を受け付けるステップと、
(c)前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集を受け付けるステップで編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求し、
前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを自装置に要求するステップと、
(d)前記ステップ(c)の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行するステップと、
を実行させるための画像形成プログラム。
11)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する上記(10)に記載の画像形成プログラム。
12)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(10)または(11)に記載の画像形成プログラム。
13)前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する上記(10)〜(12)のいずれかに記載の画像形成プログラム。
本発明によれば、外部でラスタライズされたPDLデータと共に入力されたジョブチケットが編集されると、印刷のために必要となるラスタライズをPDLデータの入力元に要求する。これにより、ジョブチケットが編集された場合でも、必要であれば、最初にラスタライズした装置に再びラスタライズさせることができる。すなわち、ラスタライズは常に同一の装置で行われる。その結果、印刷設定の編集を行ったユーザーの意図が印刷結果に忠実に反映される。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
印刷システムの概略構成図である。 外部装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 印刷システムの機能構成例を示すブロック図である。 印刷設定画面およびジョブチケットの例を示す図である。 ラスターデータおよび属性情報の例を示す図である。 ジョブデータの保存処理を説明するためのシーケンス図である。 再RIPの判断処理を説明するためのフローチャートである。 再RIP実行処理を説明するためのシーケンス図である。 ジョブデータの保存処理についての変形例を説明するためのフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態にかかる印刷システムの概略構成図である。図2は、外部装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3は、管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4は、画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図1〜図4を参照して、印刷システム1の概略構成、特にハードウェア構成について説明する。
<印刷システム1>
図1に示されるとおり、印刷システム1は、外部装置5と、ハイブリッドワークフローシステム10と、を備える。ハイブリッドワークフローシステム10は、印刷方式の異なる複数の画像形成装置(30、50)を備え、たとえば、オフセット印刷とデジタル印刷の一元管理を実現する。そして、外部装置5からハイブリッドワークフローシステム10に印刷ジョブが投入(送信)されたとき、その印刷ジョブに基づく印刷(印刷物)の納期、品質、数量、コストなどに応じて画像形成装置(30、50)を使い分けることが可能である。
外部装置5とハイブリッドワークフローシステム10は、コンピューターネットワーク(以下では単に「ネットワーク6」という)を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、トークンリング等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。
(外部装置5)
次に、外部装置5について説明する。
外部装置5は、印刷ジョブを生成する装置であり、プリンタードライバーとして機能する一般的なコンピューターである。外部装置5は、生成した印刷ジョブをハイブリッドワークフローシステム10に対して投入(送信)できる。
なお、外部装置5は、図1に示されるようなデスクトップ型のPC(パーソナルコンピューター)が用いられてもよいし、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、等の携帯端末が用いられてもよい。
外部装置5において生成される印刷ジョブには、印刷対象となるデータ(以下では「印刷対象データ」と称する)の他に、部数、用紙サイズ、片面/両面、モノクロ/カラー、等に関する基本的な設定情報(以下では「ジョブチケット」と称する)が含まれている。さらに、ジョブチケットには、オブジェクトごとの属性(テキスト、グラフィック、イメージなど)を示す情報も含まれている。
また、印刷対象データは、たとえば、ハイブリッドワークフローシステム10において解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータでもよい。以下では、イメージ属性の領域(「イメージ領域」とも称する)のみからなるPDLデータをラスターPDLと称し、イメージ属性以外の属性の領域を持つPDLデータをベクターPDLと称して区別する。また、PDLデータに代えて、PDF(Portable Document Format)データなどを用いてもよい。
(ハイブリッドワークフローシステム10)
次に、ハイブリッドワークフローシステム10の具体的な構成について説明する。
ハイブリッドワークフローシステム10は、図1に示すとおり、管理装置20と、デジタル画像形成装置30と、製版装置40と、アナログ画像形成装置50と、を備える。
また、各装置(20、30、40、50)は、図1に示すとおり、上記のネットワーク6を介して相互に通信可能に接続される。ただし、ネットワーク6に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
管理装置20は、ハイブリッドワークフローシステム10を管理する装置(たとえば、管理用のアプリケーションがインストールされた装置)であり、一般的なコンピューターである。たとえば、管理装置20は、ハイブリッドワークフローシステム10に含まれている装置(デジタル画像形成装置30など)の中から印刷ジョブの送信先を決定し、決定した装置に対して印刷ジョブを送信する。
また、管理装置20は、独自に印刷対象のデータをラスタライズする機能を有しており、ラスタライズ済みの画像(ラスターデータ)を印刷ジョブに含めて送信できる。ここで、ラスタライズとは、印刷ジョブの送信先で印刷可能なラスターデータに展開する処理を指し、たとえば、色空間を変換する処理や濃度調整などの画像処理が含まれる。
なお、管理装置20には、図1に示されるようなデスクトップ型のPC(パーソナルコンピューター)が用いられてもよいし、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、等の携帯端末が用いられてもよい。
デジタル画像形成装置30は、少なくとも印刷機能を有し、外部装置5または管理装置20から送信された印刷ジョブに基づく印刷を実行する。ただし、デジタル画像形成装置30は、印刷の際に製版は不要であり、入力された印刷対象のデジタルデータをダイレクトに印刷できるため、オンデマンド型の印刷に適している。小ロットの印刷時に初期コストを抑えたい場合や、納期を早めたい場合などに使用される。また、デジタル画像形成装置30は、製版を必要とする印刷の際の校正用印刷機(プルーファー)として使用されてもよい。
また、デジタル画像形成装置30は、受信した印刷ジョブを蓄積しておき、任意のタイミング(たとえば、ユーザーから指示されたタイミング)でその印刷ジョブに基づく印刷を実行できる。このとき、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットに対する編集を受け付け、必要があれば編集されたジョブチケットに基づいてラスタライズを行う。ただし、ジョブチケットに対する編集の内容が、PDLデータに含まれる画像に関する場合には、そのPDLデータの入力元(たとえば、管理装置20)にラスタライズを要求する。
なお、デジタル画像形成装置30は、印刷機能に加え、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を有するMFP(Multi−Function Peripheral)であってもよい。
製版装置40は、外部装置5または管理装置20から送信された印刷ジョブに基づく印刷を実行するための印刷版を作製する。たとえば、製版装置40は、版材にインクを吐出して印刷版を作製するインクジェット方式の製版装置である。
アナログ画像形成装置50は、少なくとも印刷機能を有し、外部装置5または管理装置20から送信された印刷ジョブに基づく印刷を実行する。ただし、アナログ画像形成装置50は、印刷の際に製版が必要であり、製版装置40において作製された印刷版を用いて印刷を行う。大ロットの印刷時に総コストを抑えたい場合や、高品質な印刷を希望する場合などに使用され、たとえば、オフセット印刷(平版印刷)、スクリーン印刷(孔版印刷)、フレキソ印刷(凸版印刷)、グラビア印刷(凹版印刷)などを行う。
なお、アナログ画像形成装置50は、印刷機能に加え、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を有するMFPであってもよい。
<外部装置5(ハードウェア構成)>
次に、外部装置5のハードウェア構成について説明する。
外部装置5は、図2に示されるとおり、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリー12と、ストレージ13と、ネットワークインターフェース(I/F)14と、入出力装置15と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、外部装置5の各機能は、それに対応するプログラムをCPU11が実行することにより発揮される。
メモリー12は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー12には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ13は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ13には、たとえば、フラッシュメモリー、ソリッドステートドライブ、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)等が採用される。
ネットワークI/F14は、ネットワーク6を介し他のシステム(たとえば、ハイブリッドワークフローシステム10)と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、FDDI、トークンリング等の規格が用いられる。
入出力装置15は、たとえば、キーボードやマウス等の入力装置や、液晶ディスプレイ等の出力装置である。
<管理装置20(ハードウェア構成)>
次に、管理装置20のハードウェア構成について説明する。
管理装置20は、図3に示されるとおり、CPU21と、メモリー22と、ストレージ23と、ネットワークインターフェース(I/F)24と、入出力装置25と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
CPU21は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、管理装置20の各機能は、それに対応するプログラムをCPU21が実行することにより発揮される。
メモリー22は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー22には、たとえば、DRAM、SDRAM、SRAM等が採用される。
ストレージ23は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ23には、たとえば、フラッシュメモリー、ソリッドステートドライブ、ハードディスク、ROM等が採用される。
ネットワークI/F24は、ネットワーク6を介し他の装置(5、30、40、50)と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、FDDI、トークンリング等の規格が用いられる。
入出力装置25は、たとえば、キーボードやマウス等の入力装置や、液晶ディスプレイ等の出力装置である。
<デジタル画像形成装置30(ハードウェア構成)>
次に、デジタル画像形成装置30のハードウェア構成について説明する。
デジタル画像形成装置30は、図4に示されるとおり、CPU31と、メモリー32と、ストレージ33と、ネットワークインターフェース(I/F)34と、印刷エンジン35と、操作パネル36と、を有し、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
CPU31は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサ等から構成される制御回路である。デジタル画像形成装置30の各機能は、対応するプログラムをCPU31が実行することにより実現される。
メモリー32は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー32には、たとえば、DRAM、SDRAM、SRAM等が採用される。
ストレージ33は、ファームウェアを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ33には、たとえば、フラッシュメモリー、ROM、ソリッドステートドライブ、ハードディスク等が採用される。
ネットワークI/F34は、ネットワーク6を介し他の装置(5、20、40、50)と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、Wi−Fi、FDDI、トークンリング等の規格が用いられる。
印刷エンジン35は、ラスタライズ済みの画像(ラスターデータ)を印刷する。たとえば、印刷エンジン35は、トナーを充填したカートリッジ、感光体ドラム、レーザー光照射機構、紙送り機構、給排紙機構等を備え、トナーを印刷用紙等の印刷媒体に転写することで印刷を行うレーザー方式のユニットである。
操作パネル36は、タッチパネルを有し、印刷ジョブの進行状況やエラーの発生状況を表示すると共に、種々の操作(入力)が可能となるように構成されている。
なお、以下では、本実施形態の印刷システム1についての理解を容易にするため、印刷ジョブがデジタル画像形成装置30に投入される場合についてのみ説明する。したがって、製版装置40およびアナログ画像形成装置50は、一般的なハードウェア構成によって実現できるものとし、その詳細な説明を省略する。
以上のようなハードウェア構成を有する外部装置5、管理装置20、およびデジタル画像形成装置30は、それぞれ、以下の機能構成を有する。
図5は、印刷システムの機能構成例を示すブロック図である。図6は、印刷設定画面およびジョブチケットの例を示す図である。図7は、ラスターデータおよび属性情報の例を示す図である。図7(A)は、ラスターデータおよび属性情報の例1であり、図7(B)は、ラスターデータおよび属性情報の例2である。
<印刷システム1(機能構成)>
まず、外部装置5の機能構成について説明する。
図5に示されるとおり、外部装置5は、機能構成として、原稿作成部110と、印刷制御部111と、を有する。
原稿作成部110は、外部装置5にインストールされた、原稿データを作成する一般的なプログラムに従って動作する。たとえば、文書を作成するためのプログラム、図形を描画するためのプログラム、画像を編集するためのプログラムなどに従って原稿データ(ベクターデータ)を作成する。また、原稿作成部110は、スキャン機能によって画像データ(ラスターデータ)を取得することもできる。ただし、原稿データと画像データは、外部装置5以外の他の装置において作成され、可搬型の記録媒体やインターネットなどを介して入力されてもよい。
印刷制御部111は、原稿データまたは画像データを読み込んで、デジタル画像形成装置30が解釈可能な印刷対象データ(たとえばPDLデータ)に変換し、印刷ジョブとしてハイブリッドワークフローシステム10へ送信する。ここで、印刷制御部111は、ハイブリットワークフローシステム10内の特定の画像形成装置(たとえば、デジタル画像形成装置30)を指定して印刷ジョブを送信することができる。また、印刷制御部111は、管理装置20に印刷ジョブの送信先を決めてもらうために、管理装置20に対して印刷ジョブを送信してもよい。
たとえば、印刷ジョブには、ジョブチケットと、PDLデータと、が含まれている。ジョブチケットは、図6に示す例のように、印刷設定画面200上で設定された内容に基づいて作成される。たとえば、ジョブチケットは、PJL(Printer Job Language)コマンドのセットからなる。また、PDLデータが原稿データ(ベクターデータ)に基づいて作成される場合には、イメージ属性以外の領域を持つベクターPDLになる。ただし、原稿データであっても全ての領域が画像で構成されている場合には、ラスターPDLになる。PDLデータが画像データ(ラスターデータ)に基づいて作成される場合には、イメージ属性の領域のみからなるラスターPDLになる。
なお、原稿作成部110、印刷制御部111は、CPU11が、ストレージ13にインストールされているOSやプログラムをメモリー12に読み出して実行することにより実現される。これに限らず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現されてもよい。
次に、管理装置20の機能構成について説明する。
図5に示されるとおり、管理装置20は、RIP部120と、印刷制御部121と、記憶部122と、を有する。
RIP部120は、管理装置20に入力された印刷ジョブから印刷対象データ(たとえば、ベクターPDL)を抽出し、記憶部122に保存する。このとき、RIP部120は、保存場所を示すデータ(たとえば、URL:Uniform Resource Locator)を生成する。これとともに、RIP部120は、抽出した印刷対象データに対してラスタライズして、ラスターデータを生成する。
印刷制御部121は、入力された印刷ジョブに含まれていたジョブチケットを解析して、印刷ジョブを転送すべき最適な装置(送信先)を決定する。また、印刷制御部121は、RIP部120により生成されたラスターデータを、決定した送信先で解釈可能な印刷対象データ(たとえば、ラスターPDL)に変換し、印刷ジョブを生成する。印刷ジョブには、RIP部120がラスタライズする前の印刷対象データ(たとえば、ベクターPDL)の保存場所を示すデータ(たとえば、URL)を含むジョブチケットが付加される。そして、印刷制御部121は、決定した送信先(たとえば、デジタル画像形成装置30)に、生成した印刷ジョブを送信する。
記憶部122は、ネットワーク6を介して外部からアクセス可能であり、上述した印刷対象データを保存する。
なお、RIP部120、印刷制御部121は、CPU21が、ストレージ23にインストールされているOSやプログラムをメモリー22に読み出して実行することにより実現される。これに限らず、ASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。また、記憶部122は、ストレージ23によって実現される。
次に、デジタル画像形成装置30の機能構成について説明する。
図5に示されるとおり、デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130と、RIP部131と、画像形成部132と、記憶部133と、編集受付部134と、RIP要求部135と、を有する。
ジョブ入力部130は、印刷ジョブの入力を受け付ける。たとえば、外部装置5から送信された印刷ジョブには、ジョブチケットと、外部(外部装置5)でラスタライズされていないPDLデータ(ベクターPDLまたはラスターPDL)と、が含まれている。また、管理装置20から送信された印刷ジョブには、ジョブチケットと、外部(管理装置20)でラスタライズされたPDLデータ(ラスターPDL)と、が含まれている。ここで、ラスタライズされていないPDLデータとは、一度もラスタライズされたことのない原稿データや画像データから生成されたPDLデータを指す。また、ラスタライズされたPDLデータとは、ラスタライズ済みのラスターデータから生成されたPDLデータを指す。ジョブ入力部130は、以上のような印刷ジョブを受信すると、ジョブデータとして記憶部133に保存する。
RIP部131は、デジタル画像形成装置30に入力された印刷ジョブから印刷対象データを抽出し、抽出した印刷対象データに対してラスタライズして、ラスターデータを生成する。このとき、RIP部131は、印刷ジョブに含まれていたジョブチケットからオブジェクトごとに属性を示す情報を参照して、ラスターデータの全画素の属性について特定可能な属性情報を生成する。たとえば、図7(A)に示すように、イメージ属性の領域のみからなるラスターPDLに基づいて生成されたラスターデータに対しては、全画素がイメージ属性を持つ属性情報が生成される。また、図7(B)に示すように、イメージ属性以外の属性の領域を持つベクターPDLに基づいて生成されたラスターデータに対しては、対応する位置にそれぞれ異なる属性を持った属性情報が生成される。RIP部131は、生成したラスターデータと属性情報を、先に保存しておいたジョブデータに対応付けて保存する。
画像形成部132は、RIP部131において生成されたラスターデータを印刷する。具体的には、画像形成部132は、ラスターデータに対応付けて保存されているジョブチケットの内容に従って、印刷エンジン35や印字ヘッド(不図示)を制御し、印字処理を実行する。
記憶部133は、上述したジョブデータ(ジョブチケットとPDLデータ)、属性情報、およびラスターデータを保存する。各データを保存しておくことにより、同一のジョブチケット(設定内容)および同一のラスターデータに基づく印刷を繰り返し実行できる。
編集受付部134は、記憶部133に保存されているジョブチケットに対する編集を受け付ける。編集の内容は、PDLデータに含まれていた画像(ラスターデータとしてもよい)に関する「画像編集」と、それ以外の「非画像編集」に区別される。「画像編集」としては、たとえば、中間調表現の調整、解像度の調整、特定のオブジェクトについての画質調整、色変換にかかる調整、色空間マッピングにかかる調整、が挙げられる。ここで、中間調表現の調整とは、ラスターPDLがスクリーン済みである場合の編集を指す。解像度の調整とは、特に、解像度を高める調整を指す。特定のオブジェクトについての画質調整には、細線化、輪郭強調、トラッピングなどが含まれる。色変換にかかる調整とは、使用する色変換プロファイルについての変更などを指す。色空間マッピングにかかる調整とは、色空間のマッピング方法についての変更などを指す。また、「非画像編集」としては、たとえば、部数、用紙サイズ、片面/両面、割付、フィニッシングやステープル、に関する変更が挙げられる。
RIP要求部135は、ジョブチケットの編集の内容を参照して、必要であれば、編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを、PDLデータの入力元に要求する。たとえば、RIP要求部135は、受け付けた編集の内容が上記の「画像編集」に該当する場合には、編集されたジョブチケットに基づくラスタライズをPDLデータの入力元に要求する。また、RIP要求部135は、受け付けた編集の内容が上記の「非画像編集」に該当する場合には、編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを自装置内のRIP部131に要求する。
なお、ジョブ入力部130は、ネットワークI/F34により実現される。また、RIP部131、画像形成部132、編集受付部134、RIP要求部135は、CPU31が、ストレージ33にインストールされているプログラムをメモリー32に読み出して実行することにより実現される。これに限らず、ASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。記憶部133は、ストレージ33やメモリー32によって実現される。
<印刷システム1の動作>
次に、印刷システム1の特徴的な動作について説明する。
図8は、ジョブデータの保存処理を説明するためのシーケンス図である。また、図9は、再RIPの判断処理を説明するためのフローチャートである。また、図10は、再RIP実行処理を説明するためのシーケンス図である。
以下、図8〜図10を参照して、ジョブデータの保存処理、再RIPの判断処理、再RIP実行処理の手順についてそれぞれ説明する。
(ジョブデータの保存処理:図8)
たとえば、管理装置20は、電源が投入されるとジョブデータの保存処理を開始する。
ジョブデータの保存処理を開始すると、管理装置20は、印刷ジョブの実行要求がされるまで待機する。
(ステップS11)
管理装置20は、たとえば、外部装置5から送信された印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブの実行要求とみなす。これに限らず、印刷対象データ(たとえば、PDLデータ)が管理装置20に入力され、ユーザーから印刷の指示を受け付けたときに、印刷ジョブの実行要求とみなしてもよい。
(ステップS12)
管理装置20は、RIP部120として機能し、受信した印刷ジョブから印刷対象データを抽出し、記憶部122に保存する。このとき、管理装置20は、印刷対象データの保存場所を示す情報(たとえば、URL)を生成する。
(ステップS13)
続いて、管理装置20は、RIP部120として機能し、印刷ジョブから印刷対象データを抽出する。そして、管理装置20は、抽出した印刷対象データに対してラスタライズして、ラスターデータを生成する。
(ステップS14)
次に、管理装置20は、印刷制御部121として機能し、印刷ジョブに含まれていたジョブチケットを解析して、印刷ジョブを転送すべき最適な装置(送信先)を決定する。たとえば、管理装置20は、ジョブチケットに印刷ジョブの送信先を指定する記載があれば、その記載に従って決定すればよい。また、ジョブチケットに、ロット数、納期などが指定されていれば、その指定に基づいて印刷ジョブの送信先を決定してもよい。より具体的には、管理装置20は、ロット数が所定数(たとえば、100)未満に指定されている場合に、印刷ジョブの送信先をデジタル画像形成装置30に決定する。また、管理装置20は、納期が1週間以内に指定されている場合に、印刷ジョブの送信先をデジタル画像形成装置30に決定してもよい。
本シーケンスでは、管理装置20は、印刷ジョブの送信先をデジタル画像形成装置30に決定する。その後、管理装置20は、ステップS13において生成されたラスターデータを、デジタル画像形成装置30で解釈可能な印刷対象データ(たとえば、ラスターPDL)に変換し、印刷ジョブを生成する。ここで、印刷ジョブには、ステップS12において生成された印刷対象データの保存場所を示す情報(URLなど)が少なくとも含まれたジョブチケットと、印刷対象データと、が含まれている。
(ステップS15)
続いて、管理装置20は、印刷制御部121として機能し、ステップS14において生成された印刷ジョブをデジタル画像形成装置30に送信(投入)する。
このとき、デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブが入力されるまで待機している。そして、デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、管理装置20から送信された印刷ジョブを受信する。
(ステップS16)
デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブを受信すると、ジョブ入力部130として機能し、受信した印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析する。たとえば、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットを解析して、印刷ジョブを保存する処理が指示されたと判断する。
(ステップS17)
このとき、デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、受信した印刷ジョブを、ジョブデータとして記憶部133に保存する。
(ステップS18)
続いて、デジタル画像形成装置30は、RIP部131として機能し、受信した印刷ジョブから印刷対象データを抽出し、抽出した印刷対象データをラスタライズする。これにより、印刷エンジン35において印刷可能なラスターデータが生成される。
これとともに、デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブに含まれていたジョブチケットを参照して、図7(A)、(B)に示すような属性情報を生成する。その後、デジタル画像形成装置30は、生成したラスターデータと属性情報を、先に保存しておいたジョブデータに対応付けて記憶部133に保存する。
(ステップS19)
ステップS18の処理が完了すると、デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブを保存する処理が完了したことを管理装置20に通知する。
ステップS19の通知に伴い、デジタル画像形成装置30は、ジョブデータの保存処理を終了する。また、管理装置20は、ステップS19の通知を受けて、ジョブデータの保存処理を終了する。
以上のジョブデータの保存処理が実行されることにより、ジョブデータがデジタル画像形成装置30に保存され、後で、当該ジョブデータに基づく印刷を何回でも実行できるようになる。
(再RIPの判断処理:図9)
たとえば、デジタル画像形成装置30は、上記のジョブデータの保存処理によってジョブデータが保存されると、再RIPの判断処理を開始する。
(ステップS21)
再RIPの判断処理を開始すると、デジタル画像形成装置30は、編集受付部134として機能し、記憶部133に保存されているジョブチケットに対して編集操作がなされたか否か判別する。デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットに対して編集操作がなされていない場合には(ステップS21:No)、編集操作がなされるまで待機する。編集操作がなされると(ステップS21:Yes)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS22に進める。
(ステップS22)
デジタル画像形成装置30は、RIP要求部135として機能し、ステップS21の編集操作により編集されたジョブチケットに基づく印刷が行われるとき、再RIPが必要となる条件(「再RIP条件」と称する)を満たしているか否か判別する。たとえば、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットの編集の内容を参照し、ラスターデータの加工が必要である場合には、再RIP条件を満たすと判定する。すなわち、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットの編集の内容が、上記の「画像編集」に該当する場合には、再RIP条件を満たすと判定する。また、デジタル画像形成装置30は、ラスターデータの加工が不要であり、上記の「非画像編集」に該当する場合には、再RIP条件を満たさないと判定する。
ステップS22において再RIP条件を満たすと判定された場合には(ステップS22:Yes)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS23に進める。一方、再RIP条件を満たさないと判定された場合には(ステップS22:No)、処理をステップS26に進める。
(ステップS23)
デジタル画像形成装置30は、RIP要求部135として機能し、編集を受け付けたジョブチケットに対応付けられている印刷対象データが、ラスターPDLであるか否か判別する。具体的には、デジタル画像形成装置30は、編集を受け付けたジョブチケットに対応付けられている属性情報を記憶部133から読み出し、イメージ領域のみから構成されている場合には、印刷対象データがラスターPDLであると判定する。また、イメージ領域以外の領域を含んで構成されている場合には、印刷対象データがベクターPDLであると判定する。
ステップS23において印刷対象データがラスターPDLであると判定された場合には(ステップS23:Yes)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS24に進める。一方、印刷対象データがベクターPDLであると判定された場合には(ステップS23:No)、デジタル画像形成装置30は、印刷対象データが外部でラスタライズされていないと判断し、処理をステップS25に進める。
(ステップS24)
デジタル画像形成装置30は、RIP要求部135として機能し、ラスターPDLである印刷対象データの入力元(たとえば、管理装置20)に、そのラスターPDLのラスタライズされる前の元データ(ベクターPDL)が存在するか否か判別する。たとえば、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットにURLが存在する場合には、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在すると判定する。また、ジョブチケットにURLが存在しない場合には、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在しないと判定する。
ステップS24において印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在すると判定された場合には(ステップS24:Yes)、デジタル画像形成装置30は、印刷対象データが外部でラスタライズされていると判断する。そして、印刷対象データの入力元に再RIPを要求すべく、処理を図10に示す再RIP実行処理に進める。
ここで、再RIPを印刷対象データの入力元に要求しているのは、デジタル画像形成装置30にはラスターPDL(ラスターデータと実質的に同じデータ)しか保存されていないからである。このラスターPDLは、デジタル画像形成装置30に投入される前段階で既にラスタライズ済みであり、デジタル画像形成装置30でラスタライズ(再RIP)しても、ジョブチケットの編集が反映されないことがある。たとえば、テキスト属性やグラフィック属性といったオブジェクトごとの属性は、ラスタライズによって全てイメージ属性に変換されてしまう。そのため、ラスタライズ済みのラスターPDLをデジタル画像形成装置30でラスタライズするときに元の属性が必要な場合には、ユーザーの意図どおりジョブチケットの編集を反映できない。また、デジタル画像形成装置30に投入される前段階でラスタライズした管理装置20と、デジタル画像形成装置30では、基本的には異なるラスタライズ方法となる。したがって、管理装置20においてラスタライズ済みのラスターPDLをデジタル画像形成装置30でラスタライズすると、管理装置20でラスタライズされることを想定してジョブチケットの編集を行ったユーザーの意図に反した結果となってしまう。このような問題を解決すべく、本実施形態では、必要であれば(ステップS24:Yes)、印刷対象データの入力元に再RIPを要求している。
一方、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在しないと判定された場合には(ステップS24:No)、デジタル画像形成装置30は、印刷対象データが外部でラスタライズされていないと判断し、処理をステップS25に進める。
(ステップS25)
デジタル画像形成装置30は、RIP部131として機能し、編集されたジョブチケットに対応付けられている印刷対象データを、自装置において再びラスタライズ(再RIP)する。ここで、デジタル画像形成装置30は、編集されたジョブチケットの内容に基づいてラスタライズする。
なお、ステップS25に上記のステップS23から処理が移行してきた場合には、印刷対象データはベクターPDLである。そのため、記憶部133に記憶された印刷対象データは、管理装置20から送信(投入)されたデータではない。たとえば、ラスタライズ機能を持たない外部装置5から送信(投入)されたデータであり、デジタル画像形成装置30に投入されて初めてラスタライズされたデータである。したがって、デジタル画像形成装置30に投入されて初めてラスタライズを実行した装置と、ステップS25においてラスタライズを実行する装置は同一(RIP部131)であり、いずれの場合においても同一の印刷対象データに対してラスタライズすることになる。したがって、印刷設定の編集を行ったユーザーの意図が印刷結果に忠実に反映される。
また、ステップS25に上記のステップS24から処理が移行してきた場合には、ジョブチケットにURLが存在しないため、この場合も、記憶部133に記憶された印刷対象データは、管理装置20から送信(投入)されたデータではない。たとえば、ラスタライズ機能を持たない外部装置5から送信(投入)されたデータであり、デジタル画像形成装置30に投入されて初めてラスタライズされたデータである。したがって、デジタル画像形成装置30に投入されて初めてラスタライズを実行した装置と、ステップS25においてラスタライズを実行する装置は同一(RIP部131)であり、いずれの場合においても同一の印刷対象データに対してラスタライズすることになる。したがって、印刷設定の編集を行ったユーザーの意図が印刷結果に忠実に反映される。
(ステップS26)
デジタル画像形成装置30は、記憶部133に保存されているデータを更新する。たとえば、ステップS25において再RIPされた場合には、再RIPにより生成されたラスターデータに更新する。これとともに、ジョブチケットについてもステップS21において編集されたジョブチケットに更新する。また、ステップS22からステップS26に移行してきた場合には、再RIPされていないので、ジョブチケットについてのみ更新すればよい。
データ更新後、デジタル画像形成装置30は、再RIPの判断処理を終了する。
以上の再RIPの判断処理が実行されることにより、ジョブチケットが編集されたときに、印刷対象データの再RIPが必要か不要か判断できる。また、ステップS22からステップS24のステップにより、再RIPを、自装置で実行するか(ステップS25)、入力元(たとえば、管理装置20)に実行させるか(図10)、選択できる。
(再RIP実行処理:図10)
たとえば、デジタル画像形成装置30は、上記の再RIPの判断処理によって、印刷対象データの入力元に再RIPさせることが決定されると(ステップS24:Yes)、再RIP実行処理を開始する。
(ステップS31)
再RIP実行処理を開始すると、デジタル画像形成装置30は、RIP要求部135として機能し、ステップS21において編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを印刷対象データの入力元に要求する。具体的には、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットに存在していたURLが示す保存場所(管理装置20のアドレス、ラスタライズされる前の元データを格納しているフォルダ名)へのアクセスを要求する。この要求に伴い、デジタル画像形成装置30は、ステップS21において編集されたジョブチケットを管理装置20へ送信する。
このとき、管理装置20は、ラスタライズ(再RIP)が要求されるまで待機している。
(ステップS32)
そして、管理装置20は、デジタル画像形成装置30からの要求を受け付けると、RIP部120として機能し、ステップS31においてデジタル画像形成装置30から送信されたジョブチケットを解析する。たとえば、管理装置20は、ジョブチケットを解析して、上記の「画像編集」(中間調表現の調整、解像度の調整、特定のオブジェクトについての画質調整、色変換にかかる調整、色空間マッピングにかかる調整)のような編集が指示されたと判断する。
(ステップS33)
編集されたジョブチケットの解析後、管理装置20は、RIP部120として機能し、デジタル画像形成装置30から再RIPが要求された元データ(ベクターPDL)を、URLが示す保存場所(記憶部122)から読み出す。
(ステップS34)
そして、管理装置20は、編集されたジョブチケットに基づき、ステップS33において読み出した元データ(ベクターPDL)に対してラスタライズして、ラスターデータを生成する。
(ステップS35)
次に、管理装置20は、印刷制御部121として機能し、ステップS34において生成されたラスターデータを、デジタル画像形成装置30で解釈可能な印刷対象データ(たとえば、ラスターPDL)に変換し、印刷ジョブを生成する。ここで、印刷ジョブには、再RIPに使用したジョブチケットと、ステップS35において生成した印刷対象データと、が含まれている。
(ステップS36)
続いて、管理装置20は、印刷制御部121として機能し、ステップS35において生成された印刷ジョブをデジタル画像形成装置30に送信(投入)する。
このとき、デジタル画像形成装置30は、要求どおりに再RIPされた印刷対象データを含む印刷ジョブが入力されるまで待機している。そして、デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、管理装置20から送信された印刷ジョブを受信する。
(ステップS37)
デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブを受信すると、ジョブ入力部130として機能し、受信した印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析する。たとえば、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットを解析して、印刷ジョブに基づく印刷が指示されたと判断する。
(ステップS38)
続いて、デジタル画像形成装置30は、RIP部131として機能し、受信した印刷ジョブから印刷対象データを抽出し、抽出した印刷対象データをラスタライズする。これにより、印刷エンジン35において印刷可能なラスターデータが生成される。
(ステップS39)
デジタル画像形成装置30は、画像形成部132として機能し、ステップS38において生成されたラスターデータを印刷する。具体的には、画像形成部132は、ステップS36において受信した印刷ジョブに含まれていたジョブチケットの内容に従って、印刷エンジン35や印字ヘッド(不図示)を制御し、印字処理を実行する。
(ステップS40)
ステップS39の処理が完了すると、デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブに基づく印刷が完了したことを管理装置20に通知する。
ステップS40の通知に伴い、デジタル画像形成装置30は、再RIP実行処理を終了する。また、管理装置20は、ステップS40の通知を受けて、再RIP実行処理を終了する。
以上の再RIP実行処理が実行されることにより、デジタル画像形成装置30での編集操作によって印刷対象データのラスタライズ(再RIP)が必要となった場合は、最初にラスタライズした装置(管理装置20)に再びラスタライズさせることができる。これにより、ジョブチケットの編集前後で、異なる装置でラスタライズされることがなくなる。その結果、ジョブチケットの編集を行ったユーザーの意図が印刷結果に忠実に反映される。
また、複数ある画像形成装置(30、40)に、管理装置20でラスタライズ済みの同一PDLデータが入力され、一部の画像形成装置(たとえば、デジタル画像形成装置30)で後から印刷設定(ジョブチケット)が変更される場合がある。上記の実施形態によれば、このような場合であっても、ラスタライズを常に同一の装置(管理装置20)に行わせることができる。そのため、複数ある画像形成装置(30、40)の間で印刷の品質を揃えることができる。
なお、上記した各フローチャート、各シーケンスの各処理単位は、印刷システム1の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。印刷システム1で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<変形例>
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記実施形態では、ジョブデータの保存処理(ステップS17)において全ての印刷ジョブに基づくジョブデータが記憶部133に保存される。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、デジタル画像形成装置30において受信した印刷ジョブに、印刷対象データとしてラスターPDLが含まれている場合がある。この場合、そのラスターPDLのラスタライズ前の元データ(ベクターPDL)が管理装置20に保存されていれば、いつでも元データからラスターPDLを生成できる。そのため、デジタル画像形成装置30では、重複してラスターPDLを保存しないようにしてもよい。
図11は、ジョブデータの保存処理についての変形例を説明するためのフローチャートである。
(ジョブデータの保存処理S17についての変形例:図11)
たとえば、デジタル画像形成装置30は、処理がステップS17に進むと、図11に示す処理を開始する。
(ステップS51)
図11に示す処理を開始すると、デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、ステップS15において受信した印刷ジョブに含まれていた印刷対象データが、ラスターPDLであるか否か判別する。具体的には、デジタル画像形成装置30は、印刷ジョブに含まれていたジョブチケットから、オブジェクトごとの属性を示す情報を特定し、イメージ領域のみから構成されている場合には、印刷対象データがラスターPDLであると判定する。また、イメージ領域以外の領域を含んで構成されている場合には、印刷対象データがベクターPDLであると判定する。
ステップS51において印刷対象データがラスターPDLであると判定された場合には(ステップS51:Yes)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS52に進める。一方、印刷対象データがベクターPDLであると判定された場合には(ステップS51:No)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS53に進める。
(ステップS52)
デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、ラスターPDLである印刷対象データの入力元(たとえば、管理装置20)に、そのラスターPDLのラスタライズされる前の元データ(ベクターPDL)が存在するか否か判別する。たとえば、デジタル画像形成装置30は、ジョブチケットにURLが存在する場合には、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在すると判定する。また、ジョブチケットにURLが存在しない場合には、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在しないと判定する。
ステップS52において印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在すると判定された場合には(ステップS52:Yes)、デジタル画像形成装置30は、いつでも元データであるベクターPDLからラスターPDLを生成できると判断する。そのため、デジタル画像形成装置30は、自装置内でラスターPDLを保存せずに、処理をステップS18に進める。一方、印刷対象データの入力元にベクターPDLが存在しないと判定された場合には(ステップS52:No)、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS53に進める。
(ステップS53)
デジタル画像形成装置30は、ジョブ入力部130として機能し、ステップS15において受信した印刷ジョブを、ジョブデータとして記憶部133に保存する。
その後、デジタル画像形成装置30は、処理をステップS18に進める。
以上の図11に示す処理を実行することにより、ベクターPDLよりも保存サイズの大きいラスターPDLをなるべく保存しなくて済み、記憶部133を有効利用できるようになる。たとえば、記憶部133の容量を、A4/8bpp/CMYK/1200dpiでページあたり約630MB節約できる。
また、上記実施形態では、図10に示す再RIP実行処理において、ステップS38が終了後、ステップS39において印刷ジョブに基づく印刷を実行している。しかし、本発明は、これに限定されず、ステップS39において印刷を実行せずに、ステップS17と同様に印刷ジョブをジョブテータとして保存するだけでもよい。
また、上記実施形態および上記変形例では、印刷エンジン35に電子写真方式を採用しているが、電子写真方式以外にインクジェット方式や熱転写方式であってもよい。
以上の印刷システム1の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な印刷システム1が備える構成を排除するものではない。
また、図5に示す印刷システム1の各機能構成は、各機能構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、図5に示す各機能構成の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、印刷システム1を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリー(12、22、32)やストレージ(13、23、33)等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システム1の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
1 印刷システム、
5 外部装置、
10 ハイブリッドワークフローシステム、
20 管理装置、
30 デジタル画像形成装置、
40 製版装置、
50 アナログ画像形成装置、
110 原稿作成部、
111 印刷制御部(外部装置)、
120 RIP部(管理装置)、
121 印刷制御部(管理装置)、
122 記憶部(管理装置)、
130 ジョブ入力部、
131 RIP部(デジタル画像形成装置)、
132 画像形成部、
133 記憶部(デジタル画像形成装置)、
134 編集受付部、
135 RIP要求部。

Claims (13)

  1. 入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるジョブ入力部と、
    前記ジョブチケットに対して編集を受け付ける編集受付部と、
    前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求するラスタライズ要求部と、
    前記PDLデータに対してラスタライズを実行可能なラスタライズ部と、を備え、
    前記ラスタライズ要求部は、前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを、自装置に要求し、
    前記ラスタライズ部は、前記ラスタライズ要求部の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行する、画像形成装置。
  2. 前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ラスタライズ要求部は、前記ジョブ入力部に入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. オフセット印刷とデジタル印刷の一元管理を実現するハイブリッドワークフローシステムに含まれる請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. (a)入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
    (b)前記ジョブチケットに対して編集を受け付けるステップと、
    (c)前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集を受け付けるステップで編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求し、
    前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを自装置に要求するステップと、
    (d)前記ステップ(c)の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行するステップと、
    を行う画像形成方法。
  7. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項6または7に記載の画像形成方法。
  9. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項6〜8のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  10. コンピューターに、
    (a)入力元から、ジョブチケットと、外部でラスタライズされたPDLデータまたは外部でラスタライズされていないPDLデータと、が含まれた印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
    (b)前記ジョブチケットに対して編集を受け付けるステップと、
    (c)前記編集の内容が前記PDLデータに含まれる画像に関する場合には、前記PDLデータのラスタライズされる前の元データが前記入力元に存在するか否かを判定し、前記入力元に存在すると判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断し、前記編集を受け付けるステップで編集されたジョブチケットに基づく前記元データのラスタライズを、前記入力元に要求し、
    前記元データが前記入力元に存在しないと判定した場合、前記PDLデータが外部でラスタライズされていないと判断し、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを自装置に要求するステップと、
    (d)前記ステップ(c)の前記自装置への要求に応じて、前記編集受付部で編集されたジョブチケットに基づくラスタライズを実行するステップと、
    を実行させるための画像形成プログラム。
  11. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれている場合に、前記PDLデータが外部でラスタライズされていると判断する請求項10に記載の画像形成プログラム。
  12. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、文字領域およびグラフィック領域のうち少なくともいずれか一つが含まれている場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項10または11に記載の画像形成プログラム。
  13. 前記ステップ(c)は、前記ステップ(a)において入力された印刷ジョブに含まれるPDLデータに、イメージ領域のみから構成される画像が含まれており、かつ、前記印刷ジョブに含まれるジョブチケットに、前記元データの保存場所を示すURLデータが含まれていない場合に、前記PDLデータは外部でラスタライズされていないと判断する請求項10〜12のいずれか一項に記載の画像形成プログラム。
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