JP6155705B2 - 電子写真方式の画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特にその転写バイアスの制御に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、デジタル複合機等の画像形成装置として、一般に電子写真方式の画像形成装置が多用されている。
その電子写真方式の画像形成装置は、感光体の表面を一様に帯電し、その帯電した表面を画像データに応じたレーザ光等によって露光走査して静電潜像を形成する。その静電潜像をトナーによって現像し、その感光体表面のトナー像を、転写紙等の記録媒体上に直接転写するか、あるいは一旦中間転写体上に転写した後、記録媒体上に2次転写する。その記録媒体を定着装置を通して、転写されたトナー像を定着させて排出する。
このような画像形成装置、例えば複写機を利用するユーザが、コピーボタンを押下してから1枚目のコピーが排出されるまでの時間は、ユーザにとっては待ち時間となる。
この時間は一般にファーストコピータイム(「FCOT」と略称)と呼ばれ、この時間を短くすることは、ユーザの業務効率の改善につながる。
複写機以外の画像形成装置でも、新たなジョブの印刷等を行う際に、印刷指示後に最初の画像が出力されるまでに要する時間が、ファーストコピータイムに相当する。そこで、この時間を以下の説明では「ファースト画像出力時間(FCOT)」という。
このファースト画像出力時間(FCOT)を短くするためには、プロセス線速を速くするとよいが、一般に消費エネルギーを抑えるためにはプロセス線速は遅くする必要があるため、省エネルギー性能とファースト画像出力時間とはトレードオフ(二律背反)の関係にある。
一方、印刷のためにかかる作像部の印刷準備時間を短くすることにより、ファースト画像出力時間(FCOT)を短くすることが可能であり、これは省エネルギー性能に影響することはない。
したがって、作像部の印刷準備時間を短くすることは、省エネルギー性能に影響することなく、ユーザの待ち時間を短縮することにつながるため、極力短時間にすることが求められている。
そのために、従来から感光体上に形成されたトナー画像を記録媒体又は中間転写体に転写させるために、転写ローラ等の転写部材に印加する転写バイアス(中間転写方式の場合は1次転写バイアス)の出力タイミングが工夫されている。
以下の説明を分り易くするために、このような電子写真方式の画像形成装置における帯電位置、書込み位置、現像位置及び転写位置とその各タイミングについて、図10によって説明しておく。
図10において、矢示A方向に回転する感光体ドラム102の周囲に、帯電手段である帯電ローラ200、現像装置の現像剤担持体(現像手段)である現像ローラ300、及び転写手段である転写ローラ400が配置されている。
そして、感光体ドラム102の表面102aを帯電ローラ200によって帯電させる位置を帯電位置B、書込みユニットからのレーザ光Lで露光して静電潜像を形成する位置を書込み位置Cとする。そこで形成された静電潜像を現像ローラ300がトナーによって現像する位置を現像位置D、そのトナー像を転写ローラ400によって、転写紙または中間転写ベルト等の被転写材500に転写する位置を転写位置Eとする。
さらに、帯電ローラ200に帯電バイアス(電圧)の印加を開始するタイミングを帯電バイアス出力タイミング、転写ローラ400に転写バイアス(電圧)の印加を開始するタイミングを転写バイアス出力タイミングと云う。
その帯電バイアス出力タイミングから、感光体ドラム102の表面102aが帯電位置Bから転写位置Eまで移動する時間だけ遅れた転写バイアス出力タイミングを、帯電バイアス出力位置に合わせた転写バイアス出力タイミングと云う。
感光体ドラム102の表面(以下「感光体表面」と云う)102aは通常負電位に帯電されるが、転写位置で正極性の転写バイアスによって正側にシフトされる。そのため、感光体表面102aの1回目の帯電後に、帯電されて転写バイアスが印加されない部分や、帯電されずに転写バイアスが印加された部分があったりすると、2回目に帯電させたときに、感光体表面102aの帯電電位に転写バイアスの履歴が残りやすい。それによって、ハーフトーン画像などを形成する場合に、1枚目の画像形成時に帯電電位の段差により、現像した画像に濃度段差が生じて、記録媒体の搬送方向に直交する横方向の帯状の縞(横帯と称す)が現れるという問題がある。
そこで、感光体表面102aの1回目の帯電開始位置が転写位置Eを通過した後に転写バイアスを出力し、その転写バイアスの印加が開始された位置が帯電位置Bで2回目の帯電をされて、書込み位置Cに到達してから書込みを開始すれば、上記の問題は生じない。
しかしながら、そうすると帯電開始から作像開始までに時間がかかるため、ファースト画像出力時間(FCOT)が長くなってしまう。
帯電位置Bより感光体ドラム102の回転方向の上流側に除電器を設け、2回目以降の帯電前に感光体表面102aを除電すれば、転写バイアスの履歴が残ることはなく、帯電開始後その帯電部の先端が書込み位置Cに到達した時点で書込みを開始できる。しかし、感光体ドラム102の軸方向の全長に亘って、感光体表面102aを均一に除電できるように除電器を設けるのは、コスト高になるという問題がある。
そこで、従来から、前述したように転写バイアス出力タイミングを帯電バイアス出力位置に合わせるように設定することが行われていた。
このように設定すると、感光体表面102aの1回目の帯電開始部位が転写位置Eに到達した時点から転写バイアスが印加されてその表面電位が正側にシフトされ、その後は継続して帯電バイアスが印加されるため、2回目の帯電後の帯電電位の段差は小さくなる。
そのため、感光体表面102aの1回目の帯電開始部位が書込み位置に到達した時点から書込みを開始しても、濃度段差による横帯が現れることは殆どなくなる。しかも、帯電開始後すぐに作像を開始できるので、ファースト画像出力時間(FCOT)を短くすることができる。
このように、転写バイアス出力タイミングを帯電バイアス出力位置に合わせるように設定することによって、上記のような濃度段差を小さくすることはできるが、軽微な横黒帯(細い線状の黒帯)が発生することがある。
これは完全にタイミングを合わせると、転写バイアスの出力の立ち上がり時にオーバシュートが発生し、数10msという時間に相当する局所的な領域で転写バイアスの履歴が他の領域より強く残るため、細い横黒帯として現れることになるためである。
このオーバシュートの有無は、転写ローラ400に対向する感光体ドラム102の表面電位の立ち上がり時間次第でその程度は変わる。しかし、従来から使用されている帯電ローラ200による帯電バイアスの印加においては、接触方式か非接触方式かに関わらず、概ね100ms程度の立ち上がり時間となる。
このような時間で立ち上がった表面電位をもつ感光体表面102aに対して、転写バイアスを印加すると、定電流制御か定電圧制御かに関わらず、転写バイアスのパワーパック(電源部)の応答が間に合わなくなる。そのため、転写バイアスは、立ち上がり時に数10msの間、所定の電流値又は電圧値に対してその1割〜2割程度大きいオーバシュートが発生し、その後に安定する。
このオーバシュートが発生した領域に相当する感光体ドラム102の表面電位は、その後安定した領域に相当する表面電位に対して、+側にシフトするため、次工程の2回目の帯電を経てもその履歴が残ることになる。
ファースト画像出力時間(FCOT)を短くするために、これらの領域が画像領域に入るように早く画像形成を開始すると、ハーフトーン画像では、この転写バイアスのオーバシュートの履歴が細い横黒帯として現れる。
このような問題に対して、例えば特許文献1には、中間転写方式において、感光体上のトナー像を中間転写ベルトに転写する際の1次転写バイアスの定電流制御について記載されている。
それによれば、感光体表面電位のモニタリング結果を参照して、目標の転写バイアス電流値を決定する。例えば、高い感光体表面電位に対しては高い1次転写バイアスを印加する制御になる。これにより、帯電1回目と帯電2回目の電位の差が大きくなるような高い感光体表面電位の設定時には、より高い転写バイアスによってその電位差がならされるため、上記のような濃度段差は発生しにくくなる。
また、特許文献2では、直接転写方式における転写バイアス出力タイミングから逆算して、感光体上に用紙には転写されないように予めトナー帯を付着させている。そして、転写バイアス出力時に、転写ニップにトナー帯が介するようにして、オーバシュートによる履歴が残らないようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載されている画像形成装置では、1次転写バイアスの出力タイミングについては特定されたものはなく、ファースト画像出力時間(FCOT)を短縮するように画像形成を開始した場合には、前述したような横黒帯が生じる課題を残している。また、オーバシュートの発生に対しては未対応である。
他方、特許文献2に記載されている画像形成装置では、トナー帯を介する領域とトナー帯を介さない領域が生じるため、これらの領域を画像形成に使用すると濃度段差が生じる。また、オーバシュートによる深い履歴は解消されるものの、1次転写バイアス出力有り/無しの履歴が画像に濃度段差として現われるという問題は残る。
この発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、画像形成装置における出力画像に濃度段差も横黒帯も生じないようにして、且つファースト画像出力時間(FCOT)を最短にすることができるようにすることを目的とする。
この発明は、感光体と、その感光体の表面を帯電させる帯電手段と、その帯電手段によって帯電されて感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、上記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた、電子写真方式の画像形成装置において、上記の目的を達成するため、上記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、上記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、上記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、上記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備えている。
そして、その制御手段が、上記帯電バイアス出力手段による帯電バイアスの出力開始後、上記帯電手段によって上記感光体の表面の帯電が開始された位置が上記転写手段による転写位置に到達した時点から、上記転写バイアス出力手段に転写バイアスを出力させる。
さらにその制御手段が、上記転写バイアスを、その出力開始時点から、上記帯電バイアスの出力開始時点から上記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値に対して設定した割合だけ小さくした初期値に制御し、上記転写バイアスの初期値を上記設定値に対して小さくする割合を、上記立ち上げ時間(Ta)に応じて設定し、その立ち上げ時間が短いほど上記割合を大きくすることを特徴とする。
この発明による電子写真方式の画像形成装置は、出力画像に濃度段差も横黒帯も殆ど生じることなく、且つファースト画像出力時間(FCOT)を最短にすることができる。
この発明による電子写真方式の画像形成装置の一実施形態の内部構成を示す概略構成図である。 その画像形成ユニットの構成を示す拡大図である。 その画像形成ユニットを制御する制御系の概略構成を示すブロック図である。 従来の電子写真方式の画像形成装置における帯電バイアス、現像バイアス及び1次転写バイアスの出力波形とその各出力タイミングの例を示す図である。 同じくそれによる帯電位置及び現像位置での感光体表面電位と1次転写バイアス電位の変化を示すタイミング図である。 図4及び図5に示した従来例によって、記録媒体に形成される画像に発生する横黒帯の例を示す図である。 図5に示した1次転写バイアス電位の立ち上がり部の拡大図である。 この発明の実施形態の画像形成装置における帯電バイアス、現像バイアス及び1次転写バイアスの出力波形とその各出力タイミングの例を示す図である。 同じくそれによる帯電位置及び現像位置での感光体表面電位と1次転写バイアス電位の変化を示すタイミング図である。 電子写真方式の画像形成装置における帯電位置、書込み位置、現像位置及び転写位置とその各タイミングに関する説明図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明による電子写真方式の画像形成装置の一実施形態の内部構成を示す概略構成図である。
この画像形成装置100は、中間転写方式のタンデム型カラーレーザプリンタである。したがって、この画像形成装置100は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kを備えている。なお、Y、C、M、Kの色の順番は、この並び順に限るものでなく、Y、M、C、Kなどの他の並び順であってもよい。
これらの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、それぞれ、感光体による像担持体として感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kを備えている。その各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの周囲に、それぞれ帯電手段、現像手段、クリーニング手段(図2によって後述する)を備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの回転軸が互いに平行になるように、後述する中間転写ベルト4の移動方向に所定のピッチで配列するように配置されている。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方には、書込み手段である書込みユニット3が設けられている。その書込みユニット3は、内部に光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、それぞれ各色の画像データによって変調された4本のレーザ光を射出し、その各レーザ光で各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面を走査しながら照射する。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの上方には、中間転写体である中間転写ベルト4と、転写手段である1次転写ローラ5Y、5C、5M、5Kが配置されている。
その中間転写ベルト4は、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kで形成した色毎のトナー像を重ね合わせて転写するように矢示F方向に周回移動(以下「回動」と云う)する。
1次転写ローラ5Y、5C、5M、5Kは、中間転写ベルト4を挟んで各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向している。
中間転写ベルト4の図1で左端部の外周面側には、その外周面にブラシローラとクリーニングブレードが接触するように設けられたクリーニング装置6が配置されている。このクリーニング装置6によって、中間転写ベルト4上に付着した転写残トナー等の異物が除去される。
中間転写ベルト4の図1で右端部の外周面側には、2次転写ローラ7が配置されている。その2次転写ローラ7と中間転写ベルト4と、2次転写対向ローラを兼ねた中間転写ベルト4の駆動ローラ4aとが、中間転写ベルト4上のトナー像を記録媒体(転写紙等)上に転写するための2次転写手段を構成している。
この2次転写ローラ7の上方には、定着手段であるベルト定着方式の定着ユニット8が配置されている。
この画像形成装置100内の下部には、それぞれ転写紙である記録媒体9が収納された2段の給紙カセット10a、10bを備えている。また、画像形成装置100の側面には、手差しで給紙を行うための手差しトレイ10cを備えている。また、記録媒体の表裏両面に画像を形成する際に使用する両面用搬送部18も設けている。
その他、それぞれ各色のトナーを収納したトナー補給容器11Y、11C、11M、11Kを備え、図示していない廃トナーボトル、電源ユニットなども備えている。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、いずれも同じ構成であり、図2に共通の符号を付して示すように、感光体ユニット12と現像ユニット13とからなり、その間に書込みユニット3からのレーザ光Lが入射する隙間14を形成している。
図2に示すように、その感光体ユニット12には、感光体ドラム2(2Y、2C、2M、2Kに共通)と帯電手段である帯電ローラ15、およびクリーニング手段であるクリーニング部材17等を備えている。現像ユニット13は、現像剤が収容される現像容器31内に、現像ローラ32と現像剤を搬送・撹拌するスクリュー33、および図示していないトナー濃度センサ等が設けられている。
各色用の画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの各現像ユニット13の現像容器31には、それぞれY、C、M、Kの各色現像用のトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤が収容される。現像手段である現像ローラ32は、回転自在なスリーブとその内側に固定された磁石とから構成されており、そのスリーブが外周面に現像剤を担持して回転し、現像剤を感光体ドラム2の外周面に接触させる。また、トナー濃度センサの出力に応じて、各色のトナー補給容器11Y、11C、11M、11Kのいずれかからトナーが補給される。
図2における5は、中間転写ベルト4を挟んで感光体ドラム2と対向する1次転写ローラ5(5Y、5C、5M、5Kに共通)である。
次に、この画像形成装置の動作について説明する。
先ず、帯電ローラ15に図示しない電源より所定のAC電圧とDC電圧が重畳して印加され、対向する感光体ドラム2の表面を帯電する。なお、帯電ローラ15は端部にコロをもち、感光体ドラム2の表面と帯電ローラ15を非接触に保つ。
所定の電位に帯電した感光体ドラム2の表面には、引き続いて書込みユニット3により画像データに基づくレーザ光Lが走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム2の表面が現像ユニット13に到達すると、感光体ドラム2と対向配置される現像ローラ32により、感光体ドラム2の表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。
この発明における帯電方式は、非接触帯電方式に限るものではなく、接触帯電方式であっても良い。また印加する帯電バイアスはAC+DC電圧に限るものではなく、DC電圧のみでもよい。
上述の動作が画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの全てにおいて同様に、所定のタイミングで行われ、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの画像形成動作タイミングで、その各感光体ドラム2Y、2C、2M、2K上のトナー像を、中間転写ベルト4上に順次転写していく。このトナー像の転写は、中間転写ベルト4を挟んで各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向配置されている1次転写ローラ5Y、5C、5M、5Kに、図示しない電源より1次転写バイアスが印加されることによって行われる。その1次転写バイアスは、感光体ドラム2上のトナーの帯電極性と逆極性の電圧である。すなわち、トナーの帯電極性が負極性の場合は、1次転写バイアスは正極性の電圧である。
記録媒体9は、給紙カセット10a、10b、もしくは手差しトレイ10cのいずれかから搬送され、先端部が位置決めローラ対(レジストローラ対)16に到達したところで一端停止する。前述の画像形成動作タイミングに合わせて、記録媒体9は位置決めローラ対16によって、中間転写ベルト4と2次転写ローラ7とが対向接触するニップ部による2次転写部へ搬送される。
中間転写ベルト4上に重ね合わせて転写された4色のトナー像は、2次転写ローラ7と中間転写ベルト4とのニップ部で記録媒体9に転写される。このトナー像の転写は、2次転写ローラ7に図示しない電源より2次転写バイアスが印加されることによって行われる。その2次転写バイアスは、中間転写ベルト4上のトナーの帯電極性と逆極性の電圧である。
2次転写ローラ7と中間転写ベルト4とのニップ部を通過して、フルカラーのトナー像が転写された記録媒体9は定着ユニット8へ搬送される。
定着ユニット8には、定着ローラ81と加圧ローラ82が備わっている。定着ローラ81と加圧ローラ82は対向配置されている。定着ローラ81はヒータを内蔵した加熱ローラとの間に定着ベルトを掛け渡している。そして、定着ローラ81と加圧ローラ82とが対向する定着ニップで、加熱ローラによって加熱された定着ベルトからの熱により、記録媒体9上のトナー像が加熱定着される。
定着ユニット8を通過したその記録媒体9は、片面印刷の場合は、複数の排紙ローラ対によって機外へ搬送される。両面印刷の場合は、各搬送ローラによって両面用搬送部18へ送られ、表裏が反転されて、再び位置決めローラ対16によってタイミングをとって2次転写部へ搬送される。
図1において一点鎖線Pa、Pbで示しているのは定着ユニット8を通過した記録媒体9の搬送経路である。Paは片面印刷の場合及び両面印刷後の排紙経路を示し、Pbは両面印刷の裏面に印刷する場合に使用する反転搬送経路を示している。
次に、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの各部のバイアス電圧等を制御する制御系の構成例を図3によって説明する。図3はその制御系の概略構成を示すブロック図であり、図2と対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この図において、20は図1に示した画像形成装置100の全体を制御する制御部であり、CPUとROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータを備えている。
この制御部20が電源部21を制御して、その電源部21による帯電バイアス出力部22、現像バイアス出力部23、転写バイアス出力部24、及び書込み発光出力部25の各出力を制御する制御手段である。
帯電バイアス出力部22、現像バイアス出力部23、及び転写バイアス出力部24が、
それぞれ電源部21と共に、帯電バイアス出力手段、現像バイアス出力手段、及び転写バイアス出力手段を構成している。
帯電バイアス出力部22は、帯電ローラ15に帯電バイアスVc(負の高電圧)を出力して、感光体ドラム2の表面(感光面)を帯電させる。
書込み発光出力部25は、書込みユニット3に発光信号を出力して、光源であるレーザダイオードをドライバ回路によって発光させて、書込み用のビーム状レーザ光Lを射出させる。それより前に、電源部21は書込みユニット3のポリゴンモータに駆動電流を供給して、ポリゴンモータによってポリゴンミラーを高速回転させる。それによって、レーザ光Lをポリゴンミラーで感光体ドラム2の軸線方向(主走査方向)に走査して、矢示A方向(副走査方向)に回転する感光体ドラム2の帯電した表面を露光して、静電潜像を形成する。
現像バイアス出力部23は、現像ローラ32に現像バイアスVd(負電圧)を出力して、その外周面に担持する現像剤中のトナーを帯電させる。そのトナーが感光体ドラム2の表面に接触して、静電潜像における露光されて負の帯電電位が減少した画素に付着して現像し、感光体ドラム2の表面にトナー像を形成する。
転写バイアス出力部24は、1次転写ローラ5に1次転写バイアスVe(トナー像の帯電極性と反対の正電圧)を出力し、感光体ドラム2の表面のトナー像を1次転写ローラ5側に引き付けて、中間転写ベルト4上に転写させる。
電源部21はこの他に、感光体ドラム2を所定の周速(プロセス速度)で矢示A方向へ回転させるメインモータ、中間転写ベルト4をF方向へ同じプロセス速度で回動させるモータ及び又はクラッチへも給電する。電源部21はさらに、現像ユニット13の現像ローラ32とスクリュー33を回転させるモータやクラッチにも給電する。電源部21はまた、図1に示した各給紙ローラや搬送ローラ、位置決めローラ対16等を回転駆動させるモータやクラッチ、定着ユニット8内の定着ローラ81を回転駆動するモータ等にも給電する。
また、帯電バイアス出力部22、現像バイアス出力部23、転写バイアス出力部24は、図1に示した各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの各帯電ローラ15、各現像ローラ32、及び各1次転写ローラ5にそれぞれバイアス電圧を出力する。
帯電バイアス出力部22はさらに、図1に示した2次転写ローラ7にも所定のタイミングで2次転写バイアスを出力する。
上記実施形態は中間転写方式の4連タンデム型カラープリンタであるが、この限りではない。感光体上に形成したトナー像を記録媒体に直接転写する直接転写方式の4連タンデム型、あるいは4連以外のタンデム型カラープリンタでもよい。さらに、タンデム型以外のレボルバ型等のカラープリンタでもよいし、中間転写体は中間転写ドラムでもよい。
モノクロプリンタあるいは、プリンタ以外の複写機、ファクシミリ装置、プリンタを含む複数の機能を持つ複合機等の種々のカラー又はモノクロの電子写真方式の画像形成装置にも、この発明を実施することができる。
なお、直接転写方式及びモノクロ専用の画像形成装置の場合には、感光体上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段しかないので、転写手段を1次、2次と区別する必要はない。直接転写方式のタンデム型カラープリンタの場合は、中間転写ベルトに変えて転写搬送ベルトを設け、転写紙等の記録媒体をその転写搬送ベルトに吸着して搬送しながら、各感光体上の各色のトナー像を記録媒体上に順次重ねて転写していく。
この発明は、上述のような画像形成装置において、図10によって前述したように、転写バイアス出力タイミングを帯電バイアス出力位置に合わせるように設定することを前提としている。
そこでまず、そのように設定した従来の画像形成装置における各バイアス波形とそのタイミングについて、図4及び図5によって説明する。ここでは便宜上図3に示した制御系の各部の符号を使って説明する。
図4は、従来の画像形成装置における帯電バイアス、現像バイアス、及び1次転写バイアスの出力波形とその各出力タイミングの例を示す図である。
帯電バイアス出力部22が時点t1で、帯電ローラ15に対して帯電バイアス(負の直流電圧)Vcの出力を開始し、一連の画像形成を完了するまで出力し続ける。
現像バイアス出力部23はその後の時点t2で、現像ローラ32に対して現像バイアス(負の直流電圧)Vdの出力を開始し、帯電バイアスVcの出力停止時点よりt2−t1だけ遅れてその出力を停止する。感光体ドラム2の表面の移動速度であるプロセス速度をvとし、図10で説明した帯電位置から現像位置までの感光体ドラム2の周方向の距離をd1とすると、t2−t1=d1/vである。
その後、転写バイアス出力部24が時点t3で、1次転写ローラ5に対して1次転写バイアスVeの出力を開始する。プロセス速度をvとし、図10で説明した帯電位置から転写位置までの感光体ドラム2の周方向の距離をd2とすると、t3−t1=d2/vである。
したがって、帯電バイアス出力部22による帯電バイアスVcの出力開始後、帯電ローラ15によって感光体ドラム2の表面の帯電が開始された位置が、1次転写ローラ5による転写位置に到達した時点から、転写バイアス出力部24が1次転写バイアスVeを出力する。
このような帯電バイアス出力部22、現像バイアス出力部23、及び転写バイアス出力部24の制御は、制御部20が電源部21を通して行う。
1次転写バイアスVeはパルス幅変調(PWMと略称する)した一定波高値のパルス状の正電圧であり、そのデューティ〔1周期内のオン時間の割合:%〕によって実効電圧が決まる。しかし、この場合の1次転写バイアスは、図4に示すように、その立ち上げ時から画像形成完了時まで同じデューティを維持している。
このようにして、図4に示す時点t1で感光体ドラム2の表面の帯電が開始された位置が、丁度現像位置に到達した時点t2で現像バイアスの出力を開始し、丁度転写位置に到達した時点t3で1次転写バイアスの出力を開始する。すなわち、1次転写バイアスの出力タイミングを帯電バイアス出力位置に合わせている。
このようにすることによって、1次転写バイアス出力有り/無しの履歴が画像領域に現われるのを防止することができる。そのため、感光体ドラム2の表面の1回目の帯電開始部位が書込み位置に到達した時点から書込みを開始しても、濃度差による横帯が現れることは殆どなくなる。そして、帯電開始後すぐに作像を開始できるので、ファースト画像出力時間(FCOT)を短くすることができる。
図5は、この場合の帯電位置及び現像位置での感光体表面電位と1次転写バイアス電位の変化を示すタイミング図である。
従来から使用されている帯電ローラに対する帯電バイアスの印加においては、接触方式、非接触方式に関わらず概ね100ms程度の立ち上げ時間Taとなり、感光体ドラム2の表面電位である感光体表面電位もこれに倣う。したがって、帯電バイアス出力部22が帯電ローラ15に帯電バイアスを出力してから、感光体ドラム2の表面電位が所定の電位になるまでの時間が、立ち上げ時間Taである。
現像位置での感光体表面電位も同じ立ち上がり波形になる。
1次転写バイアスは、電源部21と転写バイアス出力部24による定電流制御又は定電圧制御によって、設定した電流値(電圧値に対応する)又は電圧値を維持するように制御される。しかし、図5に示したように立ち上げ時間Taで立ち上がる表面電位をもつ感光体ドラム2の表面に対して1次転写バイアスを印加すると、定電流制御か定電圧制御かに関わらず、電源部21及び転写バイアス出力部24の応答が間に合わなくなる。その理由は感光体ドラム2の表面電位が変化している部分では、電源部21に対する抵抗(負荷)が大きく変化しているためである。
そのため、1次転写バイアス電位は50ms(立ち上げ時間Taの1/2)程度の時間だけ、規定値より10〜20%程度大きいオーバシュートが発生し、その後に安定する。
このオーバシュートが発生した領域に相当する感光体表面電位は、その後の安定した領域に相当する表面電位に対して、より+側になるため、次工程の2回目の帯電を経てもその履歴を残す。図5において、帯電位置及び現像位置の感光体表面電位の波形にhで示す凹みがその履歴を示す。現像位置の感光体表面電位が中間部で絶対値が低くなっているのは均一なハーフトーン画像を形成した領域の例を示している。
hで示す履歴の部分はその前後の安定した電位より+側になっているため、帯電1回目の領域に形成されるトナー像は、その履歴部分にトナーの付着量が多くなり、そのトナー像が中間転写ベルト4に1次転写される。そして、そのトナー像がさらに記録媒体9に2次転写されるため、図6に示すように、1枚目の記録媒体9に形成される画像に細い横黒帯19が発生することになる。図6における矢示Gは、記録媒体9の搬送方向を示す。
この発明はこの問題を解消することを目的としており、この発明の実施形態である前述した画像形成装置においては、1次転写バイアス出力を次のように制御している。
その場合も、画像形成のための作像部による印刷準備において、1次転写バイアス出力タイミングを帯電バイアス出力位置に合わせるのは、上述した従来例と同じである。
しかし、図3に示した転写バイアス出力部24が1次転写ローラ5に1次転写バイアスの出力を開始するときには、その電圧を画像形成時の正規の設定値にはせず、所定時間だけその正規の設定値より低い電圧値にし、所定時間後に画像形成時の設定値にする。すなわち、転写バイアス電圧を2段階に出力する。それによって、1次転写バイアス電位の立ち上げ時に、オーバシュートが発生しないようにする。
この1次転写バイアス出力の制御について、図7〜図9によって詳細に説明する。
図8は、この発明の前述した実施形態の画像形成装置100における、帯電バイアス、現像バイアス及び1次転写バイアスの出力波形とその各出力タイミングの例を示す、図4と同様な図である。
図9は、同じくそれによる帯電位置及び現像位置での感光体表面電位と1次転写バイアス電位の変化を示す、図5と同様なタイミング図である。
図8に示す帯電バイアスVcと現像バイアスVdの出力波形及び出力時点t1,t2は、図4に示した従来例と同様である。
図3に示した転写バイアス出力部24による1次転写ローラ5への1次転写バイアスVeの出力も、図4に示した従来例と同じ時点t3で開始する。その1次転写バイアスVeはパルス幅変調した一定波高値のパルス状の正電圧である。
しかし、その1次転写バイアスVeは、図8に示すように、出力開始時点t3から所定時間Tcの間は、そのデューティ〔%〕をその後の正規のデューティ設定値より小さく設定し、実効電圧を画像形成時の正規の設定値より低くしている。
それによって、図9に示すように、1次転写バイアス電位の立ち上げ時に、オーバシュートが発生しないようにする。そのため、1次転写バイアス電位は立ち上がり直後から正規の転写電位になる。その立ち上げ時間は、感光体表面電位の立ち上げ時間Taと同等である。その結果、帯電位置及び現像位置での感光体表面電位に、図5にhで示したような部分的に電位が小さくなる履歴は生じなくなる。したがって、1枚目の記録媒体に形成される画像に図6に示したような細い横黒帯19が発生しなくなる。
図9においても、現像位置の感光体表面電位の絶対値が中間部で低くなっているのは、均一なハーフトーン画像を形成した領域の例を示しているためである。
感光体表面電位の立ち上げ時間Taは画像形成装置の設計によって決まる。そして、図4に示した従来例のように、1次転写バイアス出力を最初から画像形成時の正規の設定値にした場合は、1次転写バイアス電位が図7に示すように立ち上がって、オーバシュートした後正規の電位に落ち着く。それに要する時間がこの立ち上げ時間Taに相当する。したがって、この時間は感光体表面電位の立ち上げ時間Taに応じて変わるが、一般に同じ画像形成装置では常に略一定である。
そこで、1次転写バイアス出力のデューティを小さくして、その実効電圧を正規の電圧より低くする所定時間Tc(図8参照)を、感光体表面電位の立ち上げ時間Taに相当する時間以内で、オーバシュートを発生させないために最適な所定時間に設定する。
例えば、従来のように1次転写バイアス出力を最初から画像形成時の正規の設定値(電圧)にした場合に、図7に示すように、1次転写バイアスVeの出力開始時点t3からオーバシュートのピーク点までの時間がTbであると、Tc=Tbにするとよい。
感光体表面電位の立ち上げ時間Taが100msの場合、Tbはその約1/2で50ms程度であるから、所定時間Tcを50msに設定するのが効果的である。あるいは、Tb(50ms)からTa(100ms)の間の任意の時間に設定してもよい。
また、1次転写バイアス出力のデューティを小さくして、その実効電圧を正規の電圧より低くする割合は、従来の1次転写バイアス出力時に発生するオーバシュートの大きさによるが、正規の1次転写バイアス電圧の50%から80%程度に設定するとよい。例えば、上記所定時間を50msにしたとき、初期の1次転写バイアス電圧を正規の電圧の80%程度にするとよい。
図8に示したように、1次転写バイアス出力をパルス幅変調(PWM)電圧とした場合には、出力開始時点t3から50msの間だけ、そのデューティを画像形成(印刷)時の正規の設定値の80%にする。このPWMのデューティ設定は、定電圧制御の場合は画像形成時の1次転写バイアス電圧値、定電流制御の場合は同じくその1次転写バイアス電流値をそれぞれ100[%]とし、初期の50msの間だけそれより20%小さい80[%]に設定する。
このように、1次転写バイアス出力の初期値を、画像形成時の正規の設定値に対して予め設定した割合だけ小さくした値に設定するとよい。それは、画像形成装置の環境や使用状況等による機内の温度や湿度などの変化によって、画像形成時の正規の設定値を変化させた場合にも、それに自動的に追従できるようにするためである。
但し、1次転写バイアス電位立ち上がり時のオーバシュートの大きさは、1次転写ローラ5と中間転写ベルト4や感光体ドラム2の表層などの材質及び厚みなどの構成によっても変わる。そのため、上述したように1次転写バイアスの出力電圧を初期に低下させる所定期間Tc及び規定の電圧値に対して小さくする割合は、画像形成装置の機種に応じて最適な値を実験によって求めるのが望ましい。
なお、感光体表面電位の立ち上げ時間Taは、現像バイアス電位の立ち上げが追従できるように、画像形成装置の設計時に意図的に決められる。また、感光体ドラムの回転速度による感光体の表面の移動速度であるプロセス速度も設計時に決められる。
感光体表面電位の立ち上がり後の値が同じであれば、立ち上げ時間Taが短いほど、あるいはプロセス速度vが速いほど、感光体表面電位の立ち上がり時の変化が急峻になるので、従来の帯電バイアス電位の立ち上がり時に発生するオーバシュートが大きくなる。
逆に、感光体表面電位の立ち上げ時間Taが長いほど、あるいはプロセス速度vが遅いほど、感光体表面電位の立ち上がり時の変化が緩やかになるので、従来の帯電バイアス電位の立ち上がり時に発生するオーバシュートが小さくなる。
そのため、1次転写バイアスの出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を、感光体表面電位の立ち上げ時間Ta、あるいはプロセス速度vの値に応じて設定するのが望ましい。
その場合、感光体表面電位の立ち上げ時間Taが短いほど、あるいはプロセス速度vが速いほど、1次転写バイアス出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を、20%から30%のように大きくする。それによって、初期値は規定の設定値の80%から70%のように小さくなる。逆に、感光体表面電位の立ち上げ時間Taが長いほど、あるいはプロセス速度vが遅いほど、1次転写バイアス出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を、20%から10%のように小さくする。それによって、初期値は規定の設定値の80%から90%のように大きくなる。
感光体表面電位の立ち上げ時間Ta又はプロセス速度vを、画像形成装置の使用中に変更できるようにした場合には、図3に示した制御部20がその変更を判別し、転写バイアス出力部24による転写バイアス出力の初期値を上述のように変更することができる。
また、帯電バイアス電圧Vcに応じた感光体表面電位の絶対値に関しても、その絶対値が大きい程、感光体表面電位の立ち上がり時の変化が急峻になるので、オーバシュートが大きくなる。そのため、帯電バイアス電圧Vcの値に応じて1次転写バイアス出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を変化させるとよい。
帯電バイアス電圧Vcの値は、画像形成装置の使用中においても画像濃度調整によって変化させることがある。そこで、帯電バイアス電圧Vcの絶対値を大きくした時は、1次転写バイアス出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を大きくする(規定の設定値に対する割合は小さくなる)とよい。逆に、帯電バイアス電圧Vcの絶対値を小さくした時は、1次転写バイアス出力の初期値を規定の設定値に対して小さくする割合を小さくする(規定の設定値に対する割合は大きくなる)とよい。
このような1次転写バイアス出力の制御は、図3に示した制御系において、制御部20が電源部21を通じて転写バイアス出力部24を制御して実行する。
上述した実施形態の画像形成装置では、図3に示した制御手段である制御部20は、電源部21と帯電バイアス出力部からなる帯電バイアス出力手段によって、帯電ローラ15に帯電バイアスを出力していない状態から正規の帯電バイアスの出力を開始させている。制御部20はまた、電源部21と転写バイアス出力部24からなる転写バイアス出力手段によって、1次転写ローラ5に1次転写バイアスを出力していない状態から転写可能な1次転写バイアスを出力させている。
しかし、画像形成装置によっては、帯電バイアス出力手段によって、帯電ローラ等の帯電手段に、予め正規の値よりかなり小さい値の帯電バイアスを出力した状態から正規の帯電バイアスの出力を開始させるようにしたものもある。転写バイアス出力手段によっても、1次転写ローラ等の転写手段に、予め転写可能な値よりかなり小さい値の転写バイアスを出力した状態から転写可能な転写バイアスを出力させるようにしたものもある。
このような場合でも、従来は転写可能な転写バイアスとして、その出力開始時点から正規の設定値の転写バイアスを出力していたため、それによる転写バイアス電位の立ち上がり時にオーバシュートが発生していた。したがって、この発明は、このような画像形成装置にも同様に適用できる。
この場合は、感光体の表面電位の立ち上げ時間Taは、正規の帯電バイアスの出力開始時点から感光体の表面電位が所定の電位になるまでの時間である。したがって、転写バイアスを、その転写可能な転写バイアスの出力開始時点から、正規の帯電バイアスの出力開始時点から感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間Taに相当する時間以内の所定時間Tcだけ、正規の設定値より小さい初期値に制御すればよい。
また、上述した実施形態の画像形成装置は、図1に示した中間転写方式のタンデム型カラーレーザプリンタであるが、前述したように、この発明は電子写真方式の種々の画像形成装置に適用できる。例えば、直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置やモノクロ専用の画像形成装置の場合には、感光体の表面に形成したトナー像を記録媒体に転写する転写手段への転写バイアス出力を上述した実施形態における1次転写バイアス出力と同様に制御すればよい。
転写手段は転写ローラに限らず、転写チャージャでもよい。トナー像を形成する感光体は感光体ドラムに限らず、感光体ベルトでもよい。
以上、この発明による画像形成装置の実施形態について説明したが、それらの各部の具体的な構成、処理の内容、数値データ等は、実施形態で説明したものに限るものではない。また、以上説明してきた各実施形態の構成は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1Y、1C、1M、1K:画像形成ユニット
2、2Y、2C、2M、2K:感光体ドラム(感光体)
3:書込みユニット(書込み手段) 4:中間転写ベルト
4a:駆動ローラ 5、5Y、5C、5M、5K:1次転写ローラ(転写手段)
6:クリーニング装置 7:2次転写ローラ 8:定着ユニット
9:記録媒体(転写紙等、被転写材) 10a、10b:給紙カセット
10c:手差しトレイ 11Y、11C、11M、11K:トナー補給容器
12:感光体ユニット 13:現像ユニット 14:隙間
15:帯電ローラ(帯電手段) 16:位置決めローラ対(レジストローラ対)
17:クリーニング部材 18:両面用搬送部 19:横黒帯
20:制御部 21:電源部 22:帯電バイアス出力部
23:現像バイアス出力部 24:転写バイアス出力部
25:書き込み発光出力部
31:現像容器 32:現像ローラ(現像手段) 33:スクリュー
81:定着ローラ 82:加圧ローラ 100:画像形成装置
102:感光体ドラム 200:帯電ローラ 300:現像ローラ
400:転写ローラ 500:被転写材
特開2010−26083公報 特許4072532号公報

Claims (12)

  1. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、その出力開始時点から、前記帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値に対して設定した割合だけ小さくした初期値に制御し、
    前記転写バイアスの初期値を前記正規の設定値に対して小さくする割合を、前記立ち上げ時間(Ta)に応じて設定し、該立ち上げ時間が短いほど前記割合を大きくする
    ことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  2. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による正規の帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の正規の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写可能な転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、前記転写可能な転写バイアスの出力開始時点から、前記正規の帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値に対して設定した割合だけ小さくした初期値に制御し、
    前記転写バイアスの初期値を前記正規の設定値に対して小さくする割合を、前記立ち上げ時間(Ta)に応じて設定し、該立ち上げ時間が短いほど前記割合を大きくする
    ことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  3. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、その出力開始時点から、前記帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値より小さい初期値に制御し、
    前記所定時間(Tc)を、前記立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内で、該立ち上げ時間(Ta)に相当する時間の1/2以上の時間にしたことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  4. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による正規の帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の正規の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写可能な転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、前記転写可能な転写バイアスの出力開始時点から、前記正規の帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値より小さい初期値に制御し、
    前記所定時間(Tc)を、前記立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内で、該立ち上げ時間(Ta)に相当する時間の1/2以上の時間にしたことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  5. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、その出力開始時点から、前記帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値より小さい初期値に制御し、
    前記所定時間(Tc)を、前記転写バイアスの出力開始時点から前記正規の設定値を出力した場合に、前記出力開始時点から転写バイアス電位がオーバシュートのピークに達するまでの時間に相当する時間にしたことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  6. 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、該帯電手段によって帯電されて前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する書込み手段と、その静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上に形成されたトナー像を被転写材上に転写させる転写手段とを備えた電子写真方式の画像形成装置において、
    前記帯電手段に帯電バイアスを出力する帯電バイアス出力手段と、前記現像手段に現像バイアスを出力する現像バイアス出力手段と、前記転写手段に転写バイアスを出力する転写バイアス出力手段と、前記各バイアス出力手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記帯電バイアス出力手段による正規の帯電バイアスの出力開始後、前記帯電手段によって前記感光体の表面の正規の帯電が開始された位置が前記転写手段による転写位置に到達した時点から、前記転写バイアス出力手段に転写可能な転写バイアスを出力させ、
    該転写バイアスを、前記転写可能な転写バイアスの出力開始時点から、前記正規の帯電バイアスの出力開始時点から前記感光体の表面電位が所定の電位になるまでの立ち上げ時間(Ta)に相当する時間以内の所定時間(Tc)だけ、画像形成時の転写バイアス出力の正規の設定値より小さい初期値に制御し、
    前記所定時間(Tc)を、前記転写可能な転写バイアスの出力開始時点から前記正規の設定値を出力した場合に、前記転写可能な転写バイアスの出力開始時点から転写バイアス電位がオーバシュートのピークに達するまでの時間に相当する時間にしたことを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記帯電バイアス出力手段に、帯電バイアスを出力していない状態から前記正規の帯電バイアスの出力を開始させ、前記転写バイアス出力手段に、転写バイアスを出力していない状態から前記転写可能な転写バイアスを出力させることを特徴とする請求項2,4,6のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  8. 前記転写バイアスの前記初期値を、前記正規の設定値に対して設定した割合だけ小さくした値にすることを特徴とする請求項3から7のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  9. 前記転写バイアスの前記初期値を前記正規の設定値に対して小さくする割合を、さらに、前記感光体の表面の移動速度であるプロセス速度に応じて設定し、該プロセス速度が速いほど前記割合を大きくすることを特徴とする請求項1,2,8のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  10. 前記転写バイアスの前記初期値を前記正規の設定値に対して小さくする割合を、さらに、前記帯電バイアスの電圧値に応じて変化させ、該帯電バイアスの電圧値の絶対値が大きいほど前記割合を大きくすることを特徴とする請求項1,2,8,9のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  11. 前記被転写材が中間転写ベルトである請求項1から10のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
  12. 前記被転写材が記録媒体である請求項1から10のいずれか一項に記載の電子写真方式の画像形成装置。
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