JP6152316B2 - 片面サブマージアーク溶接用フラックス - Google Patents

片面サブマージアーク溶接用フラックス Download PDF

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Description

本発明は、1又は2以上の電極を使用して行う片面サブマージアーク溶接に用いられるフラックスに関する。より詳しくは、鉄粉を含有する片面サブマージアーク溶接用フラックスにおけるビード外観改善技術に関する。
片面サブマージアーク溶接では、通常、溶着量を確保し、大入熱溶接においても安定したビード形成を実現させるために、鉄粉が添加されたフラックスが使用されている(例えば、特許文献1,2参照。)。しかしながら、特許文献1に記載されているような鉄粉を含有する従来の片面サブマージアーク溶接用フラックスには、表ビードの表面に微小な鉄粒突起物が発生しやすいという問題がある。また、特許文献2に記載されているフラックス組成にした場合でも、鉄粒突起物を十分に抑制することはできない。
このような表ビード表面の突起物は、塗装工程で障害となる。例えば造船分野においては、国際海事機関(International Maritime Organization)により、船体の長寿命化や保守の容易化を目的に、全船舶のバラストタンク及びバルクキャリアの二重船側部を対象とする塗装基準が改訂され、例えば溶接時に発生するスパッタやビード表面汚れといった塗装性を阻害するものの除去実施の要件が定められた。このため、船舶の建造工程では、鉄粒突起物除去のために、ビード全線に亘ってグラインダー処理を余儀なくされている。
そこで、従来、片面サブマージアーク溶接用フラックスにおいて、鉄粒突起物の発生を抑制するための技術が提案されている(特許文献3,4参照。)。例えば、特許文献3に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックスでは、粒径や見掛密度を特定の範囲にすることで、ビードの健全化を図っている。また、特許文献4に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックスでは、鉄粒突起の発生を抑制するために、Fe成分の含有量を5質量%以下に規制している。
特開平11−267883号公報 特開2000−107885号公報 特開平6−277878号公報 特開2006−272348号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術のように、フラックスの粒径や見掛密度を規制するだけででは、鉄粒突起の発生抑制に対する効果が小さい。また、特許文献4に記載のサブマージアーク溶接用ボンドフラックスのように、Fe含有量を規制すると、厚板の板継溶接において充分な溶着量を確保することが難しくなり、更に大入熱溶接においてビード形状が劣化する。このように、従来のビード外観改善技術では、片面サブマージアーク溶接において、フラックスへの鉄粉添加の効果を維持しつつ、鉄粒突起の発生を抑制して、ビード外観を健全化するには至っていない。
そこで、本発明は、健全な表ビード形状と機械的性能を得ることができる片面サブマージアーク溶接用フラックスを提供することを主目的とする。
本発明者等は、前述した課題を解決するために、1又は2以上の電極を用いた片面サブマージアーク溶接において、表ビードの健全性を確保すべく、鋭意実験検討を行った結果、鉄粒突起の発生抑制には、フラックスにおけるSi、Si合金及びSi酸化物の総含有量、MgO含有量、Al含有量及びTiO含有量を特定の範囲にすることが有効であることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明に係る片面サブマージアーク溶接用フラックスは、Si、Si合金及びSi酸化物からなる群から選択される少なくとも1種(SiO換算値):合計で6〜12質量%、CaO:3〜9質量%、MgO:15〜35質量%、TiO:10〜23質量%、CaF:2〜9質量%、Al:5〜20質量%、CO:2〜9質量%、NaO:1〜3質量%、B:0.1〜1質量%、Mo:0.2〜1質量%、鉄粉:10〜30質量%を含有すると共に、Mn:0.9質量%以下、Ti:1質量%以下、Al:3質量%以下に規制され、TiO及びAlの総含有量(質量%)を[TiO+Al]、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量のSiO換算値(質量%)を[T.SiO]、MgOの含有量(質量%)を[MgO]としたとき、下記数式1及び数式2を満たす組成を有する。
本発明の片面サブマージアーク溶接用フラックスでは、TiO及びAlの総含有量を特定の範囲にすると共に、これらの総含有量とMgO含有量及びSiO含有量との関係を特定することにより、溶接ビードが凝固する温度域においてスラグ内にMg・Al・Ti系酸化物を積極的に生成させている。Mg・Al・Ti系酸化物がスラグ内に生成されると、スラグ内の鉄粒が凝固したビード表面に沈降する前にこの酸化物と結合するため、ビード表面への微小突起物の生成が抑制される。
この片面サブマージアーク溶接用フラックスは、TiO及びAlの総含有量([TiO+Al])と、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量([T.SiO])と、MgO含有量([MgO])との関係が、下記数式3を満たすの組成とすることもできる。
また、MgO含有量は20〜35質量%とすることもできる。
更に、TiO含有量は12〜23質量%とすることもできる。
一方、Tiを0.1〜1質量%の範囲で含有していてもよい。
また、Mnを0.1〜0.9質量%の範囲で含有していてもよい。
更に、Alを0.7〜3質量%の範囲で含有していてもよい。
本発明によれば、フラックス成分及びその含有量を特定しているため、1電極又は多電極を用いた片面サブマージアーク溶接においても、裏当て構造によらず、健全なビード形状と機械的性能を得ることができる。
片面サブマージアーク溶接過程における鉄粒発生挙動の想定図である。 本発明の実施例で使用した鋼板の開先形状を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は片面サブマージアーク溶接過程における鉄粒発生挙動の想定図である。図1に示すように、片面サブマージアーク溶接において、従来の鉄粉5を含有するフラックス3を用いた場合、溶融・凝固中のフラックス(スラグ)4内で鉄粉5が凝集し(鉄粉の凝集6)、この凝集鉄粉(鉄粒)7が沈降して、母材1の溶接部に形成された溶接金属2の表面(ビード表面2a)に付着して、微小な突起物が発生すると想定される。そこで、本発明者等は、フラックスの特性を改善することで、鉄粒突起発生の問題を解決することにした。
具体的には、本発明の実施形態に係るフラックスは、片面サブマージアーク溶接に用いられるものであり、少なくとも、Si、Si合金及びSi酸化物からなる群から選択される少なくとも1種、CaO、MgO、TiO、CaF、Al、CO、NaO、B、Mo及び鉄粉を特定量含有すると共に、Si、Mn、Ti及びAlを特定量以下に規制した組成を有する。
そして、このフラックスでは、TiO及びAlの総含有量を16〜35質量%にすると共に、TiO及びAlの総含有量とMgO含有量とSi、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係が、下記数式4を満たすように調整している。なお、下記数4において、[TiO+Al]はTiO及びAlの総含有量(質量%)、[MgO]はMgO含有量(質量%)、[T.SiO]はSi、Si合金及びSi酸化物の総含有量のSiO換算値(質量%)である。
以下、本実施形態のフラックスにおける組成限定理由について説明する。
[Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量:6〜12質量%]
Si及びFe−SiなどのSi合金は、脱酸作用を有し、溶接金属中の酸素と反応してSiOを生成し、このSiOは、粘結剤やスラグ造滓剤として作用する。また、Si酸化物も同様に、スラグ造滓剤として作用する。
ただし、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量が、SiO換算で、12質量%を超えると、溶融スラグ全体の粘性が増加し、スラグの流動性が低下する。そして、高速片面サブマージアーク溶接の場合、表ビード幅が広がらず、かつ不安定になるため、アンダーカットが発生しやすくなる。更には、鉄粒が発生しやすくなる。一方、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量が、SiO換算で、6質量%未満の場合、溶融スラグの凝固温度が高くなり過ぎるため、良好な表ビード形状が得られない。
よって、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量は、SiO換算で、6〜12質量%とする。なお、本実施形態のフラックスでは、Si、Si合金及びSi酸化物のうちの少なくとも1種を含有していればよい。
[CaO:3〜9質量%]
CaOは、溶融スラグの粘度を低下させ、スラグの流動性を高めて、表ビード幅を広げる効果がある。しかしながら、CaO含有量が9質量%を超えると、溶融スラグの凝固温度が高くなり過ぎて、表ビード形状が損なわれる。一方、CaO含有量が3質量%未満の場合、溶融スラグの流動性を高める効果が得られず、表ビード幅が不足するため、アンダーカットが発生しやすくなる。よって、CaO含有量は3〜9質量%とする。
[MgO:15〜35質量%]
MgOは、前述したCaOと同様に、溶融スラグの粘度を低下させ、スラグの流動性を高めて、表ビード幅を広げる効果がある。ただし、MgOの含有量が15質量%未満の場合、溶融スラグの流動性を高める効果が得られず、表ビード幅が不足し、アンダーカットが発生しやすくなる。
一方、MgOは高融点の成分であることから、35質量%を超えて添加すると、フラックス全体の溶融性が損なわれ、安定したビードが確保できず、中凸ビードとなりやすい。ここで、「中凸ビード」とは、溶接方向に対して表ビード中央部が凸状となることであり、塗装不良の要因の一つである。よって、MgO含有量は15〜35質量%とする。なお、MgO含有量は20質量%以上とすることが好ましく、これにより、溶融スラグの流動性を向上し、表ビード形状を更に健全化することができる。
[TiO:10〜23質量%]
TiOは、片面溶接におけるスラグ剥離性の改善に、特に有効な成分である。しかしながら、その含有量が23質量%を超えると、表ビードの波目が粗くなる。また、TiO含有量が10質量%未満の場合、前述したスラグ剥離性の改善効果が得られず、更には鉄粒が発生しやすくなる。よって、TiO含有量は10〜23質量%とする。なお、表ビード形状の健全化の観点から、TiO含有量は12質量%以上とすることが好ましい。
[Al:5〜20質量%]
Alは中性成分であり、スラグの粘性及び凝固温度の調整に有効な成分である。しかしながら、Al含有量が5質量%未満の場合、スラグの粘性及び凝固温度が低下し、ビード幅が不揃いになる。一方、20質量%を超えてAlを添加すると、スラグの凝固温度が高くなり過ぎて、ビードが広がり難くなり、ビード形状が凸型となる。よって、Al含有量は5〜20質量%とする。
[TiO+Al:16〜35質量%]
前述したように、TiO及びAlは、鉄粒発生やビード形状に影響する成分であり、これらの総含有量が16質量%未満の場合、鉄粒が発生する。一方、TiO及びAlの総含有量が35質量%を超えると、ビードが中凸形状になりやすい。よって、TiO及びAlの総含有量は、16〜35質量%とする。
[CaF:2〜9質量%]
CaFは、フラックス全体の溶融性を良好にする成分であり、特に片面サブマージアーク溶接のように、短時間にフラックスを溶かし、スラグを生成しなければならない溶接方法においては、不可欠な成分である。しかしながら、CaF含有量が9質量%を超えると、アーク安定性が劣化し、アーク切れを発生しやすくなる。一方、CaF含有量が2質量%未満の場合、フラックスの溶融性改善効果が得られず、ビード蛇行が発生する。よって、CaF含有量は2〜9質量%とする。
[CO:2〜9質量%]
COは、溶接金属への窒素の侵入抑制と、拡散性水素量の低減に有効な成分であり、金属炭酸塩としてフラックス中に添加される。しかしながら、CO含有量が2質量%未満の場合、溶接金属中の拡散性水素量が高くなり、耐低温割れ性が劣化する。一方、CO含有量が9質量%を超えると、ガス発生量が過大となり、表ビードにポックマークが発生する。よって、CO含有量は2〜9質量%とする。
[NaO:1〜3質量%]
NaOはアーク安定性の確保のために必要な成分である。具体的には、NaO含有量が1質量%未満の場合、アークが極端に不安定となり、アーク切れが発生し、ビード形状及び溶込みが不均一となる。一方、NaO含有量が3質量%を超えると、耐吸湿性が低下して、耐低温割れ性が劣化する。よって、NaO含有量は1〜3質量%とする。
[B:0.1〜1質量%]
は、溶接中に還元され、溶接金属中にBとして存在して、靭性の確保に有効に作用する。しかしながら、B含有量が0.1質量%未満の場合、その効果が十分に発揮されず、靭性が劣化する。一方、B含有量が1質量%を超えると、強度が過大となり、高温割れが発生する。よって、B含有量は0.1〜1質量%とする。
[Mo:0.2〜1質量%]
Moは、焼入れ性向上に有効な成分であり、Mo単体の他、Fe−Moなどの合金の形態で、フラックスに添加される。ただし、Mo含有量が0.2質量%未満の場合、溶接金属の組織が粗大化し、靭性が劣化する。一方、1質量%を超えてMoを添加すると、溶接金属の強度が過大となり、高温割れが発生する。よって、Mo含有量は0.2〜1質量%とする。
[鉄粉:10〜30質量%]
鉄粉は、一度に多量の溶着金属が必要とされる片面サブマージアークにおいて必須の添加成分である。そして、鉄粉含有量が10質量%未満の場合、溶着金属量を補う効果が得られなくなると共に、フラックスの見掛密度が小さくなるため、耐吹き上げ性が劣化する。一方、30質量%を超えて鉄粉を含有させると、溶融・凝固中のフラックス内で鉄粉が凝集しやすくなり、凝集鉄粉が沈降する量が多くなって、ビード表面に鉄粒が付着しやすくなる。加えて、フラックスの見掛密度が高くなり、ビード幅が確保できなくなる。よって、鉄粉の含有量は10〜30質量%とする。
[Ti:1質量%以下]
Tiは、前述したSiと同様に、溶接金属中の酸素量低減に有効な成分であるが、この効果はSiの添加などによって十分達成可能であるため、本実施形態のフラックスにおいて、Tiは必須の成分ではない。また、Ti含有量が1質量%を超えると、スラグがビード表面に焼付き、スラグ剥離性が劣化する。よって、Ti含有量は1質量%以下に規制する。
一方、Tiを0.1質量%以上含有していると、溶接金属の更なる脱酸効果が実現し、靭性の向上を図ることができる。そこで、本実施形態のフラックスでは、必要に応じて、Tiを0.1〜1質量%の範囲で含有することができる。なお、Tiは、Ti単体の他、Fe−Tiなどの合金の形態で、フラックスに添加される。
[Mn:0.9質量%以下]
Mnは、前述したMoと同様に、焼入れ性を向上させる効果があり、強度及び靭性の向上に有効な成分であるが、Mn含有量が0.9質量%を超えると、スラグがビード表面に焼付き、スラグ剥離性が劣化する。また、本実施形態のフラックスでは、Moを添加しており、それにより焼入れ性の効果が得られるため、Mn含有量は0.9質量%以下に規制する。
一方、Mnを0.1質量%以上含有していると、更なる焼入れ性の向上が実現し、靭性が改善する。そこで、本実施形態のフラックスでは、必要に応じて、Mnを0.1〜0.9質量%の範囲で含有することができる。なお、Mnは、Mn単体の他、Fe−Mnなどの合金の形態で、フラックスに添加される。
[Al:3質量%以下]
Alは、溶接金属の組織を微細にして、靭性の向上に有効な成分である。しかしながら、この効果は他成分の添加により十分達成可能であるため、本実施形態のフラックスにおいて、Alは必須の成分ではない。また、Al含有量が3質量%を超えると、焼入れが過度となり、強度が上昇して低温割れが発生する。よって、Al含有量は3質量%以下に規制する。
[TiO及びAlの総含有量と、MgO含有量と、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係]
上記数式4を満たすように、TiO、Al、MgO、Si、Si合金及びSi酸化物の添加量を調整することで、溶接ビードが固まる温度付近において、スラグ内にMg・Al・Ti系酸化物を積極的に生成することが可能となる。なお、このMg・Al・Ti系酸化物は単相に限定されるものではなく、複相生成してもよい。
また、Mg・Al・Ti系酸化物が溶接ビード凝固付近の温度でスラグ内に生成すると、スラグ内の鉄粒がビード表面に落下する前にスラグ内に留まらせることができる。その結果、ビード表面における微小突起物の発生を抑制することができる。ただし、TiO及びAlの総含有量と、MgO含有量と、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係が、上記数式4を満足しない場合、溶接時スラグ内にMg・Al・Ti系酸化物が生成されないため、溶接ビード凝固付近の温度でスラグ内の鉄粒が凝固し、ビード表面に落下して微小突起物が発生する。
なお、TiO及びAlの総含有量と、MgO含有量と、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係は、下記数式5を満たすことが好ましく、これにより、鉄粒突起の発生抑制効果を更に高めることができる。
[その他の成分]
本実施形態のフラックスにおける上記以外の成分は、FeO、ZrO及びKOなどである。
[製造方法]
本実施形態のフラックスを製造する場合は、例えば、前述した組成となるように原料粉を配合し、結合剤と共に混練した後、造粒し、焼成する。その際、結合剤(バインダ)としては、例えば、ポリビニルアルコールなどの水溶液や水ガラスを使用することができる。また、造粒法は、特に限定されるものではないが、転動式造粒機や押し出し式造粒機などを用いる方法が好ましい。
更に、造粒されたフラックスは、ダスト除去及び粗大粒の解砕などの整粒処理を行い、粒子径を2.5mm以下とすることが望ましい。一方、造粒後の焼成は、ロータリーキルン、定置式バッチ炉及びベルト式焼成炉などで行うことができる。その際の焼成温度は、400〜650℃とすることが好ましい。
以上詳述したように、本実施形態のフラックスは、微小突起物の発生機構から創意工夫を行ない、新たな視点でフラックス成分及び含有量を特定しているため、1電極又は多電極を用いた片面サブマージアーク溶接においても、裏当て構造によらず、健全なビード形状と機械的性能を得ることができる。
具体的には、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量を従来よりも少ない6〜12質量%とすると共に、Al及びTiOの総含有量を16〜35質量%とし、更に、TiO及びAlの総含有量とMgO含有量とSi、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係を特定しているため、溶融・凝固中のフラックス内での鉄粉の凝集及び生成した鉄粒の表ビードへの付着を抑制することができる。これにより、片面サブマージアーク溶接において、機械的性質に優れ、鉄粒突起のない健全な表ビードを形成することが可能となる。
なお、本実施形態のフラックスは、主に片面サブマージアーク溶接方法で用いるものであるが、その裏当方法については、特に限定されるものではなく、フラックスと銅を裏当材とするフラックス銅裏当法、フラックスのみを裏当材とするフラックス裏当法、固形フラックスを用いた裏当て法など、いずれの方法にも適用することができる。また、裏当フラックスについても、特に限定されるものではなく、従来のフラックスをそのまま適用することが可能である。
以下、本発明の実施例及び比較例を挙げて、本発明の効果について具体的に説明する。本実施例においては、下記表1に示す鋼板及び表2に示すワイヤを使用し、下記表3に示す溶接条件及び図2に示す鋼板(母材10)の開先形状により、片面サブマージアーク溶接を実施し、下記表4に示す実施例のフラックス及び下記表5に示す比較例のフラックスについて、その性能を評価した。なお、本実施例では、下記表4及び表5に示す組成となるように原料を配合し、結合剤(水ガラス)と共に混練した後、造粒し、更にロータリーキルンを用いて400〜650℃で焼成し、整粒することにより、粒子径が2.5mm以下のフラックスを得た。
なお、上記表1に示す鋼板組成及び上記表2に示すワイヤ組成の残部は、Fe及び不可避的不純物である。また、上記表4及び表5に示す「AT」はAl+TiOの総含有量([Al+TiO])であり、「MG」は上記数式4の右辺(−7.5×([MgO]/[T.SiO])+43.5)の値であり、「MH」は上記数式5の右辺(−7.5×([MgO]/[T.SiO])+46.5)の値である。
実施例及び比較例の各フラックスの評価は、溶接作業性(ビード外観、アンダーカットなど)、JIS Z3060に準拠した超音波探傷(UT)試験(割れ、スラグ巻き込みなどの有無)及びJIS Z2242に準拠したシャルピー衝撃試験により行った。
これらの評価結果を下記表6及び表7に示す。なお、下記表6及び表7に示す「鉄粒突起」の評価では、優を◎、良好を○、不良を×とした。また、シャルピー衝撃試験は、試験温度−20℃におけるシャルピー吸収エネルギー(vE−20℃)が50J以上のものを合格、50J未満のものを不合格とした。
表6に示すように、本発明の範囲内で作製した実施例1〜31のフラックスは、溶接作業性、超音波探傷(UT)試験及び靭性(vE−20℃)の全てにおいて、良好であった。特に、本願請求項2〜4に規定する要件を全て満足するものは、鉄粒突起の発生を抑制する効果が高く、鉄粒突起の評価が優(◎)であった。また、TiやMnを特定量含有するものは、これらの元素を含有しない実施例17のフラックスに比べて溶接金属の靭性が向上しており、特にTiとMnの両方を含有しているものは靭性に優れた溶接金属が得られた。
これに対して、表7に示すように、比較例1のフラックスは、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量が本発明範囲の下限未満であったため、中凸ビードが発生した。一方、比較例2のフラックスは、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、アンダーカットが発生した。また、比較例3のフラックスは、CaO含有量が本発明範囲の下限未満であったため、アンダーカットが発生した。一方、比較例4のフラックスは、CaO含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、ビードが凸型となった。
比較例5のフラックスは、フラックス中のMgOの含有量が、本発明範囲の下限未満であったため、アンダーカットが発生した。一方、比較例6のフラックスは、MgOの含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、中凸ビードが発生した。比較例7のフラックスは、TiO含有量が本発明範囲の下限未満であったため、スラグ焼付きと鉄粒が発生した。一方、比較例8のフラックスは、TiO含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、ビードの波目が粗くなった。
比較例9のフラックスは、CaF含有量が本発明範囲の下限未満であったため、ビード蛇行が発生した。一方、比較例10のフラックスは、CaF含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、アーク切れが頻発した。また、比較例11のフラックスは、Al含有量が本発明範囲の下限未満であったため、ビード幅の揃いが不良であった。一方、比較例12のフラックスは、Al含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、ビードが凸型となった。
比較例13のフラックスは、CO含有量が本発明範囲の下限未満であったため、溶接金属中の拡散性水素量が高くなり、低温割れが発生した。一方、比較例14のフラックスは、CO含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、ビード表面にポックマークが発生した。また、比較例15のフラックスは、NaO含有量が本発明範囲の下限未満であったため、アーク切れによるビード蛇行が発生した。一方、比較例16のフラックスは、NaO含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、低温割れが発生した。
比較例17のフラックスは、B含有量が本発明範囲の下限未満であるので、靭性が劣化した。一方、比較例18のフラックスは、B含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、溶接金属内に高温割れが発生した。また、比較例19のフラックスは、Mo含有量が本発明範囲の下限未満であったため、靭性が劣化した。一方、比較例20のフラックスは、Mo含有量が本発明範囲の上限を超えていため、溶接金属内に高温割れが発生した。
比較例21のフラックスは、Fe(鉄粉)含有量が本発明範囲の下限未満であったため、吹上げ頻発によるビード外観不良が発生した。一方、比較例22のフラックスは、Fe(鉄粉)含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、ビード表面に鉄粒が発生した。また、比較例23のフラックスは、Al及びTiOの総含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、中凸ビードが発生した。
比較例25のフラックスは、Ti含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、スラグ剥離性が劣化した。また、比較例26のフラックスは、Mn含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、スラグ剥離性が劣化した。更に、比較例27のフラックスは、Al含有量が本発明範囲の上限を超えていたため、低温割れが発生した。
比較例242832のフラックスは、「AT」の値よりも「MG」の値の方が大きく、TiO及びAlの総含有量とMgO含有量とSi、Si合金及びSi酸化物の総含有量との関係が上記数式4を満たさないため、ビード表面に鉄粒が発生した。
なお、前述した実施例及び比較例の各フラックスの評価では、固形フラックスで生成された裏当材を用いて片面サブマージアーク溶接を実施したが、銅板と裏当フラックスを用いるフラックス銅裏当法及び銅板を使用せずに裏当フラックスを固化させながら行うフラックス裏当法においても、ほぼ同様の結果が得られた。また、表4及び表5には3電極溶接の結果を示しているが、その他に1電極、2電極、更には4電極溶接においても、溶接後のフラックスの溶融・凝固過程に違いは無いため、表4及び表5に示す3電極溶接の場合と同様の結果が得られた。
以上の結果から、本発明のフラックスを使用することにより、1電極又は多電極の片面サブマージアーク溶接において、健全な表ビード形状と機械特性が得られることが確認された。
1、10 母材
2 溶接金属
2a ビード表面
3 未溶融のフラックス
4 溶融・凝固中のフラックス(スラグ)
5 鉄粉
6 鉄粉の凝集
7 凝集鉄粉(鉄粒)

Claims (6)

  1. Si、Si合金及びSi酸化物からなる群から選択される少なくとも1種(SiO換算値):合計で6〜12質量%、
    CaO:3〜9質量%、
    MgO:15〜35質量%、
    TiO:10〜23質量%、
    CaF:2〜9質量%、
    Al:5〜20質量%、
    CO:2〜9質量%、
    NaO:1〜3質量%、
    :0.1〜1質量%、
    Mo:0.2〜1質量%、
    鉄粉:10〜30質量%
    を含有すると共に、
    Mn:0.9質量%以下、
    Ti:1質量%以下、
    Al:3質量%以下
    に規制され、
    TiO及びAlの総含有量(質量%)を[TiO+Al]、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量のSiO換算値(質量%)を[T.SiO]、MgOの含有量(質量%)を[MgO]としたとき、下記数式(I)及び数式(II)を満たす片面サブマージアーク溶接用フラックス。
  2. TiO及びAlの総含有量([TiO+Al])と、Si、Si合金及びSi酸化物の総含有量([T.SiO])と、MgO含有量([MgO])との関係が、下記数式(III)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックス。
  3. MgO含有量が20〜35質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックス。
  4. TiO含有量が12〜23質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックス。
  5. Ti:0.1〜1質量%含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックス。
  6. Mnを0.1〜0.9質量%含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の片面サブマージアーク溶接用フラックス。
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