以下、本発明の実施の形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下において、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる画像閲覧システムの構成を模式的に示す概略図である。
図1に示す画像閲覧システム1は、通信速度が規定されたネットワークNを介して画像データを含む画像ファイルを外部に送信する撮像装置100と、ネットワークNを介して撮像装置100から送信された画像ファイルを受信するとともに、ネットワークNを介してアクセスされた機器に応じて画像データやコンテンツデータ等の情報を送信するSNSサーバ200と、ネットワークNを介してSNSサーバ200にアクセス可能な携帯機器300および携帯機器400と、を備える。なお、以下においては、携帯機器300または携帯機器400のいずれかを示す場合、携帯機器300として説明する。さらに、本実施の形態1では、撮像装置100が情報機器として機能する。
まず、撮像装置100について説明する。図2は、撮像装置100の被写体に面する側(前面側)の構成を示す斜視図である。図3は、撮像装置100の撮影者に面する側(背面側)の構成を示す斜視図である。図4は、撮像装置100の機能構成を示すブロック図である。
図2〜図4に示す撮像装置100は、撮像部101と、位置取得部102と、入力部103と、表示部104と、タッチパネル105と、時計106と、生体情報検出部107と、記録部108と、通信部109と、制御部110と、を備える。
撮像部101は、制御部110の制御のもと、被写体を撮像して被写体の画像データを生成して制御部110へ出力する。撮像部101は、光学系101aと、撮像素子101bと、信号処理部101cと、を有する。
光学系101aは、所定の視野領域からの光を集光して被写体像を結像する。光学系101aは、焦点距離を変更可能なズームレンズと、焦点を調整するフォーカスレンズと、ズームレンズおよびフォーカスレンズを光軸Oに沿って移動させるレンズ駆動部と、シャッタ機構と、絞り機構と、を用いて構成される。光学系101aは、制御部110から入力される指示信号に応じて、焦点距離の変更、焦点の調整、絞り値の変更およびシャッタスピードの設定を行う。
撮像素子101bは、光学系101aが集光して被写体像を受光して電気信号に変換して信号処理部101cへ出力する。撮像素子101bは、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いて構成される。また、撮像素子101bは、制御部110から入力される指示信号に応じて、所定のフレームレート、たとえば60fpsまたは120fpsで画像データを順次生成する。
信号処理部101cは、撮像素子101bから入力される画像データ(アナログ信号)に対してノイズ低減処理やゲインアップ処理等のアナログ処理を施してA/D変換を行って制御部110へ出力する。
位置取得部102は、地上の物体の位置を測定する測定手段であるGPS(Global Positioning System)を構成する複数のGPS衛星から送信されてくる衛星の軌道情報を受信し、この受信した軌道情報に基づいて、撮影時における撮像装置100の位置情報を取得する。位置取得部102は、撮像装置100の位置情報を制御部110へ出力する。ここで、位置情報は、経度、緯度および時刻情報である。
入力部103は、撮像装置100の電源オンや電源オフの指示信号の入力を受け付ける電源スイッチ103aと、撮像装置100に撮影を指示するレリーズ信号の入力を受け付けるレリーズスイッチ103bと、SNSサーバ200に画像ファイルを送信する指示信号の入力を受け付けるシェアスイッチ103cと、撮像装置100の各種パラメータの設定や撮像装置100のモードを切り替える操作スイッチ103dと、を有する。
表示部104は、撮像部101が生成した画像データに対応するライブビュー画像または記録部108が記録する画像データに対応する画像を表示する。表示部104は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルおよび表示ドライバ等を用いて構成される。ここで、画像の表示には、撮像装置100の撮影直後の画像データを所定時間(たとえば3秒間)だけ表示する確認表示(レックビュー表示)、記録部108に記録された画像データを再生する再生表示および撮像部101が連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像を時系列に沿って順次表示するライブビュー画像表示等が含まれる。また、表示部104は、撮像装置100の操作情報および撮影に関する情報、たとえば露出値や絞り値等を適宜表示する。
タッチパネル105は、表示部104の表示画面上に設けられる。タッチパネル105は、指やタッチペン、その他の外部からの物体のタッチ位置を検出し、この検出したタッチ位置に応じた位置信号を制御部110へ出力する。また、タッチパネル105は、撮影者やユーザが表示部104で表示される情報に基づいてタッチした位置を検出し、この検出したタッチ位置に応じた撮像装置100が行う動作を指示する指示信号の入力を受け付ける。
時計106は、計時機能および撮像日の判定機能を有する。時計106は、撮像部101によって生成された画像データに日時データを付加するため、制御部110に日時データを出力する。
生体情報検出部107は、撮像装置100の背面側の側面に設けられ、撮像装置100を用いて画像データが生成された際の撮影者の生体情報を検出する。具体的には、生体情報検出部107は、撮影者の指紋、静脈、筋電流等の個人認証が可能な生体情報を検出する。生体情報検出部107は、指紋検出センサ、静脈検出センサおよび筋電流検出センサ等の個人認証が可能な生体情報を検出する生体検出センサを用いて構成される。なお、生体情報検出部107は、撮影者の顔を撮影し、この顔の特徴点を検出する顔判定機能を有する小型カメラ等の撮像部であってもよい。
記録部108は、撮像装置100を動作させるための各種プログラムおよびプログラムの実行中に使用される各種データやパラメータ等を記録する。記録部108は、FlashメモリやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて構成される。記録部108は、プログラム記録部108aと、画像データ記録部108bと、接続先情報記録部108cと、を有する。プログラム記録部108aは、撮像装置100が実行するプログラムを記録する。
画像データ記録部108bは、画像データ、画像データを現像する際の画像処理情報、画像データを撮像した際の撮像情報およびサムネイル画像データを対応付けた画像ファイルを記録する。
ここで、画像データ記録部108bが記録する画像ファイルの構造について詳細に説明する。図5は、画像ファイルの構造の一例を示す模式図である。
図5に示す画像ファイルF1は、Exif(Exchangeable image file format)に準拠したフォーマットでヘッダ情報としての画像データのメタ情報(メタ情報)を格納するヘッダ情報格納領域F2と、画像データを格納する画像データ格納領域F3と、を有する。また、画像ファイルF1には、画像データのサムネイル画像データF30(JPEG形式)が記録される。
ヘッダ情報格納領域F2には、メタ情報として、少なくとも画像処理情報F20、撮像情報F21、生体情報F22、位置情報F23、時間F24、距離分布情報F25、機器ID情報F26、著作権情報F27、コメント情報F28および可否情報F29が格納(記録)される。メタ情報は、他の外部機器による新たな情報を追記可能または元の情報を変更可能な追記変更情報と、他の外部機器による新たな情報の追記または元の情報の変更の可否を設定する可否情報とが含まれる。具体的には、追記変更情報は、画像処理情報F20、撮像情報F21、生体情報F22、位置情報F23、時間F24、距離分布情報F25、機器ID情報F26、著作権情報F27およびコメント情報F28である。可否情報は、可否情報F29である。
画像処理情報F20は、画像データを現像する際の画像処理パラメータを記録する。
撮像情報F21は、撮像装置100が画像データを撮像した際の撮像部101の焦点距離、焦点位置、絞り値、露出値、ISO感度、画像データのデータサイズ、ホワイトバランスおよびシャッタスピード等を記録する。
生体情報F22は、生体情報検出部107が検出した撮影者または被写体の生体情報を記録する。
位置情報F23は、位置取得部102が取得した位置情報を記録する。
時間F24は、撮像装置100が画像データを撮像した際の撮影時間を記録する。
距離分布情報F25は、画像データに対応する画像の所定の画素列の撮像装置100から被写体までの距離の分布を記録する。
機器ID情報F26は、撮像装置100の識別情報を示す機器識別情報および製造番号等を記録する。
著作権情報F27は、撮像装置100の所有者の情報を記録する。
コメント情報F28は、画像ファイルF1をSNSサーバ200等に送信する際のニュースフィード上に表示される画像のタイトルやコメント等のテキストデータ、ニュースフィード上に表示される画像に関連する関連画像データ、ニュースフィード上に表示される画像に対応付けられた広告情報およびアイコン等を記録する。
可否情報F29は、ヘッダ情報格納領域F2および画像データ格納領域F3における各メタ情報に対し、画像ファイルをSNSサーバ200に送信した際に携帯機器300による新たな情報の追記または変更の可否を設定する禁止フラグの状態に関する禁止情報および画像データのリサイズの可否に関する情報と、SNSサーバ200および/または携帯機器300によって画像データがリサイズされる際の画像データのリサイズ制限情報(たとえば、リサイズ限界情報、画像データ圧縮率および画像データの縮小率)と、を記録する。
画像データ格納領域F3には、画像データF31とが格納される。なお、図5においては、説明を簡略化するため、画像データF31の画像データに対応する画像を用いて模式的に表現したが、実際の画像データF31には、画像データのデータ列が格納されている。
このように、図5に示すフォーマットに従って、画像ファイルF1が画像データ記録部108bに記録される。
図4に戻り、撮像装置100の構成の説明を続ける。
接続先情報記録部108cは、ネットワークNを介してSNSサーバ200と無線通信を行うために必要な撮像装置100の識別情報(IPアドレス)、識別情報に対応するパスワード、SNSサーバ200に画像ファイルを送信する際のアカウントおよびSNSサーバ200のIPアドレス等を記録する。
通信部109は、所定の無線通信規格に従って、SNSサーバ200と無線通信を行って画像ファイルを送信する。ここで、所定の無線通信規格は、IEEE802.11bおよびIEEE802.11n等である。なお、本実施の形態では、いずれの無線通信規格であっても適用可能である。通信部109は、ネットワークNを介してSNSサーバ200と画像ファイルやコンテンツデータ等の各種情報を双方向に通信を行うための通信デバイスを用いて構成される。通信デバイスは、他の機器との間で電波信号を送受信するアンテナと、アンテナが受信した信号を復調処理するとともに、送信する信号を変調処理する送受信回路等で構成される。また、通信部109は、撮像装置100の起動時において、その存在を報知する識別情報(機器ID)を含む通信信号を定期的に送信する。また、通信部109は、SNSサーバ200から送信された通信信号を受信して停止状態または待機状態から復帰し、SNSサーバ200との間で通信を確立する。さらに、通信部109は、撮像装置100のモードが、たとえば撮影モードから再生モードまたは通信モードに切り替わった場合、停止状態または待機状態から復帰する。なお、通信部109は、撮像装置100の外部から装着されるメモリカード等の記録媒体に設けられてよい。また、通信部109は、ホットシューを介して撮像装置100に装着されるアクセサリに設けられていてもよい。
制御部110は、入力部103から入力される指示信号またはタッチパネル105から入力される位置信号等に応じて撮像装置100を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って撮像装置100の動作を統括的に制御する。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。
ここで、制御部110の詳細な構成について説明する。制御部110は、画像処理部110aと、顔検出部110bと、距離分布検出部110cと、メタ情報生成部110dと、メタ情報追記部110eと、撮像制御部110fと、可否情報生成部110gと、画像ファイル生成部110hと、表示制御部110iと、通信制御部110jと、を有する。
画像処理部110aは、撮像部101が生成した画像データまたは記録部108が記録する画像データ(RAWデータや圧縮画像データ)を取得し、取得した画像データに対して各種の画像処理を施した画像データ(処理画像データ)を生成する。画像処理部110aは、画像処理エンジンを用いて構成される。
顔検出部110bは、撮像部101が生成した画像データに対応する画像に含まれる人物の顔をパターンマッチングによって検出する。具体的には、顔検出部110bは、パターンマッチングを用いて画像中の顔の位置を検出後、目、鼻および口等の顔の特徴の位置を検出することによって、顔の位置、顔の大きさ(領域)、顔の向きおよび顔の角度(傾き)等を検出する。また、顔検出部110bは、画像中の顔を検出した場合、目、鼻、口および顔の大きさを顔の特徴点として検出する。なお、顔検出部110bは、人物の顔だけでなく、犬や猫等の動物の顔を検出してもよい。さらに、顔検出部110bは、パターンマッチング以外の周知技術を用いて人物の顔を検出してもよい。
距離分布検出部110cは、画像データに対応する画像内における所定の画素列を基準とした際の撮像装置100から被写体までの距離の分布を示す距離分布情報を検出する。具体的には、距離分布検出部110cは、複数のフォーカスポイントそれぞれの距離を検出することによって、撮像装置100から被写体までの距離分布情報を検出する。ここで、距離分布情報は、撮像装置100のピント合わせ時に得られる情報であってもよく、ピント位置情報であっても、相対比較情報である。また、距離分布検出部110cは、距離を正確に測定する必要もなく、遠近関係を判断できればよい。具体的には、距離分布検出部110cは、風景と至近とが判断できればよい。たとえば、ポスター等は、風景であっても、遠距離ではなく近距離と判定して検出してもよい。さらに、ピント合わせは、山登り方式や位相差方式などが一般的であるが、顔の大きさ情報やぼけ情報を利用してもよい。
メタ情報生成部110dは、撮像部101が生成した画像データに関連する複数のメタ情報を生成する。具体的には、メタ情報生成部110dは、撮像部101が画像データを生成した際に、撮像部101の撮像情報、画像処理部110aによる画像処理情報、生体情報検出部107が検出した生体情報、位置取得部102が取得した位置情報、時計106からの時間、距離分布検出部110cが検出した距離分布情報、機器ID情報、著作権情報をメタ情報として生成する。
メタ情報追記部110eは、表示部104が表示する画像上においてテキストデータを入力する入力画面が表示されている際に、タッチパネル105を介して入力されたテキストデータをメタ情報のコメント情報として追記する。
撮像制御部110fは、レリーズスイッチ103bからレリーズ信号が入力された場合、撮像装置100における静止画動作を開始する制御を行う。ここで、撮像装置100における撮影動作とは、撮像素子101bが出力した画像データに対し、信号処理部101cおよび画像処理部110aが所定の処理を施す動作をいう。
可否情報生成部110gは、複数のメタ情報の各々に対し、SNSサーバ200に送信した際に携帯機器300による新たな情報の追記または元の情報の変更の可否を設定する可否情報を生成する。具体的には、可否情報生成部110gは、表示部104が複数のメタ情報を表示している際に、入力部103から入力されたメタ情報を選択する選択信号またはタッチパネル105から入力された位置信号に応じて選択されたメタ情報に対し、新たな情報の追記または元の情報の変更を禁止する禁止フラグを設定した可否情報を生成する。
画像ファイル生成部110hは、メタ情報生成部110dが生成したメタ情報と撮像部101によって生成されて信号処理部101cおよび画像処理部110aが所定の処理を施した画像データと、可否情報生成部110gが生成した可否情報を対応付けて画像ファイルを生成して画像データ記録部108bに記録する。具体的には、画像ファイル生成部110hは、上述した図5の画像ファイルフォーマットに従って画像ファイルを生成する。
表示制御部110iは、表示部104の表示態様を制御する。また、表示制御部110iは、撮像装置100の各種情報を表示部104に表示させる。
通信制御部110jは、入力部103から入力されるSNSサーバ200に画像ファイルの送信を指示する指示信号またはタッチパネル105から入力される位置信号が入力された場合、接続先情報記録部108cが記録する接続先情報を参照して、指定されたSNSサーバ200にネットワークNを介して画像ファイルを通信部109に送信させる。
つぎに、SNSサーバ200の構成について説明する。図6は、SNSサーバ200の機能構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態1では、SNSサーバが本発明の実施の形態に係るサーバとして機能する。
図6に示すSNSサーバ200は、通信部201と、画像データベース202と、SNSサーバ制御部203と、を備える。
通信部201は、所定の通信規格に従って、撮像装置100および携帯機器300のいずれかと通信を行って画像ファイルの受信または送信を行う。
画像データベース202は、通信部201を介して受信した画像ファイルを記録する。画像データベース202は、SDRAM、Flashメモリおよびハードディスクレコード等の記録媒体を用いて構成される。
SNSサーバ制御部203は、CPU等を用いて構成され、通信部201を介して撮像部101および携帯機器300のいずれかから入力されるアクセス信号に応じて、ブラウザの指定ペース(画像ファイル)を送信する。SNSサーバ制御部203は、アクセス判定部203aと、メタ情報追記部203bと、データサイズ判定部203cと、リサイズ部203dと、表示制御部203eと、を有する。
アクセス判定部203aは、ネットワークNおよび通信部201を介してアクセス信号を受信した機器を判定する。たとえば、アクセス判定部203aは、携帯機器300からアクセス信号を受信したか否かを判定する。
メタ情報追記部203bは、ネットワークNおよび通信部201を介して携帯機器300から画像データに関連する追記データを受信した場合、この追記データをメタ情報として携帯機器300から指定された画像ファイルに追記する。具体的には、メタ情報追記部203bは、携帯機器300から指定された画像ファイルの画像データに対応する画像(指定ページ)に対するコメントデータ、画像データと関連付けられた関連画像データ、画像データと関連付けられた関連画像データのネットワーク上におけるアドレス情報、画像データに関連付けられた広告情報(広告画像データや広告動画データ)のいずれかをメタ情報として画像ファイルに追記する。
データサイズ判定部203cは、メタ情報追記部203bが画像ファイルに新たなメタ情報を追記する場合、メタ情報追記部203bが新たなメタ情報を追記する予定の画像ファイルの容量が予め設定された規定量を超えるか否かを判定する。ここで、規定量は、通信速度およびデータサイズが規定された通信規格に沿って設定される。
リサイズ部203dは、データサイズ判定部203cが画像ファイルの容量が規定量を超えると判定した場合、画像ファイルに格納された画像データに対してリサイズ処理を実行して画像データベース202に格納する。たとえば、リサイズ部203dは、画像ファイルに格納された画像データに対して圧縮または縮小するリサイズ処理を実行する。
表示制御部203eは、ネットワークNおよび通信部201を介して撮像部101および携帯機器300のいずれかから入力されたアクセス信号に応じて、指定されたブラウザの指定ページの表示態様を制御する。たとえば、表示制御部203eは、アクセス信号に応じて指定された指定ページにおける画像ファイルの画像データに対応する画像を表示する。
通信制御部203fは、ネットワークNを介してアクセスされる撮像装置100または携帯機器300の接続を制御して、指定された画像データベース202内の画像ファイルを送信する。
つぎに、携帯機器300について説明する。図7は、携帯機器300の機能構成を示すブロック図である。
図7に示す携帯機器300は、通信部301と、表示部302と、タッチパネル303と、操作部304と、記録部305と、携帯機器制御部306と、を備える。
通信部301は、所定の通信規格に従って、撮像装置100およびSNSサーバ200のいずれかと通信を行って画像ファイルを送信または受信する。
表示部302は、画像データに対応する画像を表示する。表示部302は、液晶または有機EL等からなる表示パネルを用いて構成される。また、表示部302は、ネットワークNおよび通信部301を介してSNSサーバ200にアクセスした際に指定した指定ページの画像を表示する。
タッチパネル303は、表示部302の表示画面上に設けられる。タッチパネル303は、外部からの指やタッチペン、その他の物体のタッチを検出し、この検出したタッチ位置に応じた位置信号を携帯機器制御部306へ出力する。また、タッチパネル303は、ユーザが表示部302で表示される情報に基づいてタッチした位置を検出し、この検出したタッチ位置に応じて携帯機器300が行う動作を指示する指示信号の入力を受け付ける。
操作部304は、携帯機器300の各種パラメータや個人認証情報を選択する選択信号の入力を受け付ける。操作部304は、各種スイッチを用いて構成される。
記録部305は、画像データや携帯機器300が実行する各種プログラムを記録する。また、記録部305は、SNSサーバ200と無線通信を行うために必要な携帯機器300の識別情報、識別情報に対応するパスワード、SNSサーバ200にアクセスを送信する際のアカウント、パスワードおよびSNSサーバ200のIPアドレス等を記録する。記録部305は、FlashメモリやDRAM等の半導体メモリを用いて構成される。
携帯機器制御部306は、CPU等を用いて構成され、タッチパネル303から入力される位置信号または操作部304から入力される指示信号に応じて携帯機器300を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って携帯機器300の動作を統括的に制御する。
なお、携帯機器400は、上述した携帯機器300と同一の構成を有するため、携帯機器400の構成の説明は省略する。
以上のように構成された画像閲覧システム1は、撮像装置100がネットワークNを介してSNSサーバ200に画像ファイルを送信し、携帯機器300がSNSサーバ200にアクセスすることで閲覧することができる。
つぎに、画像閲覧システム1が実行する処理について説明する。図8は、画像閲覧システム1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図8において、まず、撮像装置100は、撮像を実行し(ステップS1)、画像ファイルをSNSサーバ200に送信する(ステップS2)。
続いて、SNSサーバ200は、撮像装置100からネットワークNを介して画像ファイルを受信した場合(ステップS3:Yes)、画像データベース202に画像ファイルを格納する(ステップS4)。これに対して、SNSサーバ200は、撮像装置100からネットワークNを介して画像ファイルを受信していない場合(ステップS3:No)、後述するステップS6へ移行する。
その後、携帯機器300は、SNSサーバ200にアクセスする(ステップS5)。具体的には、携帯機器300は、表示部302が表示するSNSのアクセスを指示する指示信号の入力を受け付けるアイコンが操作された場合、SNSサーバ200にアクセスする。
続いて、SNSサーバ200は、携帯機器300からアクセスがあった場合(ステップS6:Yes)、携帯機器300からのアクセスに応じた指定ページを携帯機器300へ送信する(ステップS7)。これに対して、SNSサーバ200は、携帯機器300からアクセスがない場合(ステップS6:No)、本処理を終了する。
その後、携帯機器300は、表示部302にSNSサーバ200から送信された指定ページを表示させ(ステップS8)、タッチパネル303または操作部304を介して指定ページ内における画像に対するコメントが入力される(ステップS9)。
図9は、携帯機器300の表示部302で表示される指定ページの一例を示す図である。図9に示すように、携帯機器300は、指定ページP1を表示部302に表示させる。指定ページP1には、画像W1、画像W1の画像ファイルのメタ情報として画像W1のタイトルT1、画像W1の撮影場所T2、画像W1の撮影時刻T3および画像W1に対する他のアカウントユーザのコメントを時系列に沿って表示するNews情報T4が表示される。さらに、指定ページP1には、画像W1をSNSサーバ200に投稿したユーザのサムネイル画像A1、およびNews情報T4にコメントM1〜M3をそれぞれ追記した他のアカウントユーザのサムネイル画像A2〜A4、アカウント名およびコメントM1〜M3が追記された時刻が表示される。携帯機器300のユーザは、タッチパネル303を介して指定ページP1の画像W1に対してコメントを追記する。この場合において、指定ページP1の画像ファイルにコメントの追記を禁止する禁止フラグが記録されているとき、SNSサーバ200は、コメントが追記できない旨の警告を携帯機器300に送信する。
続いて、携帯機器300から指定ページにコメントが追記された場合(ステップS10:Yes)、メタ情報追記部203bは、指定ページに対応する画像ファイルのメタ情報にコメントを追記する(ステップS11)。これに対して、携帯機器300から指定ページにコメントが追記されていない場合(ステップS10:No)、SNSサーバ200は、後述するステップS15へ移行する。
ステップS11の後、データサイズ判定部203cによって画像ファイルの容量が予め設定された規定量を超えたと判定された場合(ステップS12:Yes)、リサイズ部203dは、画像ファイルの画像データの圧縮処理を実行する(ステップS13)。これにより、SNSサーバ200は、画像ファイルの容量を一定に維持することができるので、画像ファイルを送信する場合、遅延なく画像ファイルを送信することができる。これに対して、データサイズ判定部203cによって画像ファイルが予め規定された容量を超えたと判定していない場合(ステップS12:No)、SNSサーバ200は、後述するステップS15へ移行する。
その後、携帯機器300は、ネットワークNを介して指定ページのダウンロードを指示する指示信号を送信する(ステップS14)。
続いて、SNSサーバ200は、携帯機器300から指示信号を受信した場合(ステップS15:Yes)、指示信号に対応する画像ファイルを携帯機器300へ送信する(ステップS16)。ステップS16の後、画像閲覧システム1は、本処理を終了する。これに対して、携帯機器300から指示信号を受信していない場合(ステップS15:No)、画像閲覧システム1は、本処理を終了する。
以下、図8で説明した撮像装置100およびSNSサーバ200それぞれの処理をより詳細に説明する。まず、撮像装置100のより詳細な処理内容について説明する。図10は、撮像装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、撮像装置100が撮影モードに設定されている場合(ステップS101:Yes)について説明する。この場合、撮像装置100は、被写体を撮像して画像データを生成する撮影モード処理を実行する(ステップS102)。なお、撮影モード処理の詳細は後述する。
続いて、電源スイッチ103aが操作されて、撮像装置100の電源がオフになった場合(ステップS103:Yes)、撮像装置100は、本処理を終了する。これに対して、電源スイッチ103aが操作されず、撮像装置100の電源がオフになっていない場合(ステップS103:No)、撮像装置100は、ステップS101へ戻る。
ステップS101において、撮像装置100が撮影モードに設定されておらず(ステップS101:No)、撮像装置100が再生モードに設定されている場合(ステップS104:Yes)、撮像装置100は、画像データ記録部108bが記録する画像ファイルに格納された画像データの再生表示、または画像ファイルをSNSサーバ200へ送信する再生モード処理を実行する(ステップS105)。なお、再生モード処理の詳細は後述する。ステップS105の後、撮像装置100は、ステップS103へ移行する。
ステップS101において、撮像装置100が撮影モードに設定されておらず(ステップS101:No)、撮像装置100が再生モードに設定されていない場合(ステップS104:No)において、撮像装置100が通信先設定モードに設定されたとき(ステップS106:Yes)、撮像装置100は、タッチパネル105または入力部103から入力される指示信号に応じて、通信先アドレス、IDおよびパスワードを設定する(ステップS107)。ステップS107の後、撮像装置100は、ステップS103へ移行する。
ステップS106において、撮像装置100が通信先設定モードに設定されていないとき(ステップS106:No)、撮像装置100は、ステップS108へ移行する。
続いて、ネットワークNを介して外部から撮像装置100にアクセスがあった場合(ステップS108:Yes)、撮像装置100は、通信部109を介して画像ファイルを受信し(ステップS109)、画像データ記録部108bに画像ファイルを記録する(ステップS110)。ステップS110の後、撮像装置100は、ステップS103へ移行する。
ステップS108において、ネットワークNを介して外部から撮像装置100にアクセスがない場合(ステップS108:No)、撮像装置100は、ステップS103へ移行する。
つぎに、図10のステップS102で説明した撮影モード処理の詳細な処理について説明する。図11は、撮影モード処理の概要を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、撮像制御部110fは、撮像部101に撮影を実行させる(ステップS101)。
続いて、表示制御部110iは、撮像部101が生成した画像データに対応するライブビュー画像を表示部104に表示させる(ステップS202)。この場合、図12に示すように、撮影者U1は、撮像装置100の表示部104で表示されるライブビュー画像W1を確認することによって、被写体に対する構図や撮影条件、たとえば絞り値、露出値、ISO感度、ホワイトバランス、ピント位置、焦点距離、シャッタスピードおよび階調のいずれかをタッチパネル105または入力部103によって調整しながら撮影を行う。
続いて、顔検出部110bがライブビュー画像W10で顔を検出した場合(ステップS203:Yes)、メタ情報生成部110dは、顔検出部110bが検出した顔の特徴点を取得する(ステップS204)。たとえば、図13に示すように、メタ情報生成部110dは、顔検出部110bがライブビュー画像W10で顔を検出した場合、検出した顔の特徴点を取得する。この際、表示制御部110iは、顔検出部110bが検出した顔を含む顔領域に対応するフレームZ1をライブビュー画像W10上に重畳して表示部104に表示させる。ステップS204の後、撮像装置100は、ステップS205へ移行する。
ステップS203において、顔検出部110bがライブビュー画像W10で顔を検出していない場合(ステップS203:No)、撮像装置100は、ステップS205へ移行する。
続いて、メタ情報生成部110dは、時計106から時間を取得し(ステップS205)、位置取得部102から位置情報を取得する(ステップS206)。
その後、メタ情報生成部110dは、生体情報検出部107が検出した撮影者の生体情報を取得する(ステップS207)。
続いて、レリーズスイッチ103bが操作されることにより、撮影操作があった場合(ステップS208:Yes)、距離分布検出部110cは、ライブビュー画像W10の所定の水平方向の1ライン上を基準にした際の撮像装置100から被写体までの距離の分布を示す距離分布情報を検出する(ステップS209)。
図14は、距離分布検出部110cの距離検出方法の概要を模式的に示す図である。図14(b)において、縦軸が撮像装置100から被写体までの距離を示し、横軸が画像の1ライン(ラインL10)における各画素の位置を示す。
図14に示すように、距離分布検出部110cは、ライブビュー画像W10の所定の水平方向の1ライン、たとえば顔検出部110bによって検出された顔領域に対応するフレームZ1を含む1ライン(画素列)を走査することによって撮像装置100から被写体までの距離分布を検出する。具体的には、図14(a)に示すように、距離分布検出部110cは、ライブビュー画像W10上におけるラインL10を走査することによって、撮像装置100から被写体までの距離分布情報L11(図14(b))を検出する。
ステップS210において、撮像制御部110fは、撮像部101に撮影を実行させる。具体的には、撮像制御部110fは、撮像部101を駆動することによって撮像部101に画像データを出力させる。
続いて、画像ファイル生成部110hは、撮像部101が生成した画像データと、メタ情報生成部110dが生成したメタ情報とを対応付けた画像ファイルを生成して画像データ記録部108bに記録する(ステップS211)。
その後、表示制御部110iは、撮像部101が生成した画像データに対応する画像を表示部104に表示させる(ステップS212)。
続いて、表示部104が画像を表示してから所定時間、たとえば3秒経過した場合(ステップS213:Yes)、撮像装置100は、ステップS214へ移行する。これに対して、表示部104が画像を表示してから所定時間経過していない場合(ステップS213:No)、撮像装置100は、ステップS212へ戻る。
ステップS214において、表示制御部110iは、表示部104による画像の表示を終了させる。ステップS214の後、撮像装置100は、図10のメインルーチンへ戻る。
つぎに、図10のステップS105で説明した再生モード処理の詳細な処理について説明する。図15は、再生モード処理の概要を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、表示制御部110iは、表示部104に、画像データ記録部108bに記録された複数の画像データそれぞれの画像を一覧表示させる(ステップS301)。
続いて、入力部103またはタッチパネル105を介して表示部104によって表示された画像一覧の中から画像が選択された場合(ステップS302:Yes)、表示制御部110iは、選択された画像を表示部104に全画面表示させる(ステップS303)。ステップS303の後、撮像装置100は、後述するステップS304へ移行する。これに対して、入力部103またはタッチパネル105を介して表示部104によって表示された画像一覧の中から画像が選択されていない場合(ステップS302:No)、撮像装置100は、後述するステップS305へ移行する。
ステップS304において、入力部103またはタッチパネル105を介して表示部104が表示する画像の変更を指示する指示信号が入力された場合(ステップS304:Yes)、撮像装置100は、ステップS303へ戻る。これに対して、入力部103またはタッチパネル105を介して表示部104が表示する画像の変更を指示する指示信号が入力されていない場合(ステップS304:No)、撮像装置100は、ステップS305へ移行する。
続いて、入力部103から再生モードの終了を指示する指示信号が入力された場合(ステップS305:Yes)、撮像装置100は、図10のメインルーチンへ戻る。これに対して、入力部103から再生モードの終了を指示する指示信号が入力されていない場合(ステップS305:No)、撮像装置100は、ステップS306へ移行する。
ステップS306において、制御部110は、撮影者によってシェアスイッチ103cが操作されたか否かを判断する。具体的には、図16に示すように、制御部110は、撮影者U1がシェアスイッチ103cを操作することにより、シェアスイッチ103cから画像ファイルをSNSサーバ200を介して他の機器で閲覧可能にするために画像ファイルのアップロードを指示する指示信号が入力されたか否かを判断する。制御部110が撮影者によってシェアスイッチ103cが操作されたと判断した場合(ステップS306:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS307へ移行する。これに対して、制御部110が撮影者によってシェアスイッチ103cが操作されていないと判断した場合(ステップS306:No)、撮像装置100は、ステップS302へ戻る。
ステップS307において、表示制御部110iは、表示部104にタグ選択入力画面を表示させる。具体的には、図17に示すように、表示制御部110iは、タグ選択入力画面H1を表示部104に表示させる。この場合、表示制御部110iは、選択された画像W1を縮小して表示部104に表示させる。さらに、表示制御部110iは、ニュースタグアイコンA10、変更禁止選択アイコンA11および送信アイコンA12をタグ選択入力画面H1に重畳して表示部104に表示させる。ニュースタグアイコンA10は、SNSサーバ200に画像ファイルを送信した際に、ニュースフィードで表示されるタイトルを入力するためのキーボードの表示を指示する指示信号の入力を受け付ける。変更禁止選択アイコンA11は、選択された画像W1の画像ファイルに格納されたメタ情報のうち変更または追記を禁止するメタ情報を選択する選択画面の表示を指示する指示信号の入力を受け付ける。送信アイコンA12は、選択した画像W1の画像ファイルをSNSサーバ200に送信する指示信号の入力を受け付ける。
続いて、ニュースタグアイコンA10が選択された場合(ステップS308:Yes)、表示制御部110iは、タグ選択入力画面H1にキーボードを重畳して表示部104に表示させる(ステップS309)。具体的には、図18に示すように、撮影者がニュースタグアイコンA10をタッチした場合、表示制御部110iは、表示部104にキーボードK1を表示させる(図18(a)→(図18(b))。
その後、メタ情報生成部110dは、タッチパネル105を介してキーボードK1上の入力に応じてニュースタグを生成する(ステップS310)。たとえば、メタ情報生成部110dは、撮影者がタッチパネル105を介してキーボードK1上における入力、「震災壁はそん」をニュースフィードのタイトルのメタ情報を生成する(図18(b)→図18(c))。この際、表示制御部110iは、タイトルの決定を指示する指示信号の入力を受け付ける決定アイコンA13を表示部104に表示させる。なお、図18においては、表示制御部110iは、キーボードK1を介して選択された文字や数字を変換する変換アイコンを、キーボードK1内またはタグ選択入力画面H1に表示させてもよい。
続いて、タッチパネル105を介して撮影者によって決定アイコンA13が選択された場合(ステップS311:Yes)、メタ情報追記部110eは、メタ情報生成部110dが生成したニュースフィードのメタ情報を画像ファイルのヘッダ情報格納領域におけるコメント情報に追記する(ステップS312)。ステップS312の後、撮像装置100は、ステップS307へ戻る。これに対して、タッチパネル105を介して撮影者によって決定アイコンA13が選択されていない場合(ステップS311:No)、撮像装置100は、ステップS309へ戻る。
ステップS308において、ニュースタグアイコンA10が選択されていない場合(ステップS308:No)において、変更禁止選択アイコンA11が選択されたとき(ステップS313:Yes)、表示制御部110iは、メタ情報の一覧を表示部104に表示させる(ステップS314)。具体的には、図19(a)に示すように、表示制御部110iは、メタ情報の一覧を表示部104に表示させる。たとえば、図19(a)に示すように、表示制御部110iは、メタ情報として、少なくともNWSTG(ニュースタグ)のタイトルT11と、撮影場所T12と、撮影時刻T13と、撮影者T14と、画像サイズT15(容量情報)と、ファイルサイズT17と、を表示部104に表示させる。なお、表示するメタ情報は、適宜設定することができる。なお、このファイルサイズに、大きな自由度を与えると、送受信や加工など取り扱いが困難になるので、一定の制限があるほうが好ましい。したがって、本発明のように、情報が追記されることを特徴とする場合、このファイルサイズを一定範囲に収めるような工夫が重要となる。例えば、情報が増えた時、画像データ部をリサイズしたり、削除可能な情報は削除したりするようにする。この削除可能かどうかの情報は、可否情報F29として画像ファイルに記録しておく。例えば、画像は、プリントを前提にすれば1Mバイトくらい必要だが、小さな携帯機器で見る場合には、10Kバイト程度でも十分である。しかし、細かいところを拡大して見るような画像では、そこまで縮小(リサイズ)することは好ましくなく、用途に応じてリサイズ限界があるので、そうした情報を画像ファイルの可否情報F29に記録するようにしても良い。したがって、このようなリサイズの可否や、限界の情報をユーザが入力できるようにしたり、ハイビジョンとか、VGAといった、画質の指針となる情報を入力できるようにしたりしても良い。もちろん、撮像装置100があらかじめ定められたプログラムによって、そのような設定を行うような制御をしても良い。
続いて、可否情報生成部110gは、タッチパネル105を介して複数のメタ情報上における入力に応じて携帯機器300によるメタ情報の変更または追記を禁止する禁止フラグを生成して画像ファイルのヘッダ情報格納領域における可否情報に追記する(ステップS315)。たとえば、可否情報生成部110gは、画像サイズT15がタッチされた場合、画像サイズT15の変更を禁止する禁止フラグを生成して画像ファイルの可否情報F29に追記する(図19(a)→図19(b))。この場合、表示制御部110iは、可否情報設定部110gによって禁止タグが生成された各メタ情報に対し黒塗りで表示部104に表示させる。これにより、画像ファイルの容量が規定量を超えた場合、画像データが自動的に圧縮または縮小されるリサイズ処理を防止することができる。なお、図19においては、可否情報生成部110gは、メタ情報として画像サイズT15を例に説明したが、撮影場所T12、撮影時刻T13および撮影者T14の変更を禁止する禁止フラグを生成して画像ファイルの可否情報F29に追記してもよい。さらに、撮影者のプライベート情報、たとえば撮影場所T12、撮影時刻T13および撮影者T14が他のユーザによって改変されることを防止することができる。
その後、タッチパネル105を介して撮影者によって決定アイコンA13が選択された場合(ステップS316:Yes)、撮像装置100は、ステップS307へ戻る。これに対して、タッチパネル105を介して撮影者によって決定アイコンA13が選択されていない場合(ステップS316:No)、撮像装置100は、ステップS314へ戻る。
ステップS308において、ニュースタグアイコンA10が選択されていない場合(ステップS308:No)において、変更禁止選択アイコンA11が選択されていないとき(ステップS313:No)、撮像装置100は、ステップS317へ移行する。
続いて、送信アイコンA12が選択された場合(ステップS317:Yes)、画像ファイルをSNSサーバ200に送信する(ステップS318)。ステップS318の後、撮像装置100は、ステップS305へ戻る。
ステップS317において、送信アイコンA12が選択されていない場合(ステップS317:No)、撮像装置100は、ステップS319へ移行する。
続いて、シェアスイッチ103cが操作された場合(ステップS319:Yes)、撮像装置100は、ステップS305へ戻る。これに対して、シェアスイッチ103cが操作されていない場合(ステップS319:No)、撮像装置100は、ステップS307へ戻る。
つぎに、SNSサーバ200が実行する処理について説明する。図20は、SNSサーバ200が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図20に示すように、まず、撮像装置100からデータを受信した場合(ステップS401:Yes)について説明する。この場合、SNSサーバ制御部203は、通信部201を介して撮像装置100から送信された画像ファイルを受信する(ステップS402)。
続いて、SNSサーバ制御部203は、画像データベース202の指定ページに画像ファイルを格納する(ステップS403)。
その後、メタ情報追記部203bは、ネット上におけるアドレスをタグ化して画像ファイルのコメント情報に追記する(ステップS404)。ステップS404の後、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
ステップS401において、撮像装置100からデータを受信していない場合(ステップS401:No)において、ブラウザに携帯機器300からアクセスがあったとき(ステップS405:Yes)、表示制御部203eは、携帯機器300からのアクセスに応じた指定ページおよびメタ情報を携帯機器300に表示させる(ステップS406)。
続いて、携帯機器300から別ページに切り替える切替信号があった場合(ステップS407:Yes)、表示制御部203eは、携帯機器300からの切替信号に応じた別ページおよびメタ情報を携帯機器300に表示させる(ステップS408)。
その後、携帯機器300から指定ページの閲覧を終了する終了指示が入力された場合(ステップS409:Yes)、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。これに対して、携帯機器300から指定ページの閲覧を終了する終了指示が入力されていない場合(ステップS409:No)、SNSサーバ200は、ステップS410へ移行する。
ステップS410において、携帯機器300から画像の選択指示があった場合(ステップS410:Yes)、SNSサーバ200は、後述するステップS411へ移行する。これに対して、携帯機器300から画像の選択指示がない場合(ステップS410:No)、SNSサーバ200は、ステップS407へ戻る。
ステップS411において、ネットワークNを介して携帯機器300から画像に追記するコメントデータを受信した場合(ステップS411:Yes)、SNSサーバ200は、後述するステップS412へ移行する。これに対して、ネットワークNを介して携帯機器300から画像に追記するコメントデータを受信していない場合(ステップS411:No)、SNSサーバ200は、後述するステップS417へ移行する。
ステップS412において、データサイズ判定部203cは、携帯機器300から受信したコメントデータを画像ファイルに追記する際に画像ファイルのデータ容量が規定量を超えるか否かを判定する。データサイズ判定部203cが携帯機器300から受信したコメントデータを画像ファイルに追記する際に画像ファイルの容量が規定量を超えたと判定した場合(ステップS412:Yes)において、画像ファイルの画像データの圧縮(リサイズ)が可能なとき(ステップS413:Yes)、リサイズ部203dは、画像ファイルの画像データを圧縮する(ステップS414)。この圧縮は、間引きや圧縮率を大きくするなどを想定していて、このリサイズに関しては、限界を設けても良いことはすでに説明した。
続いて、メタ情報追記部203bは、コメントデータをタグ化して画像ファイルに格納する(ステップS415)。ステップS415の後、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
ステップS412において、データサイズ判定部203cが携帯機器300から受信したコメントデータを画像ファイルに追記する際に画像ファイルの容量が規定量を超えると判定した場合(ステップS412:Yes)において、画像データの圧縮が可能でないとき、たとえば画像ファイルのメタ情報に画像データのデータサイズの変更を禁止する禁止フラグまたは画像データのデータサイズが所定値未満になるとき(ステップS413:No)、表示制御部203eは、携帯機器300にコメントを選択した画像のニュースタグ内に追記できない旨の警告を送信する(ステップS416)。ステップS416の後、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
ステップS412において、データサイズ判定部203cが携帯機器300から受信したコメントデータを画像ファイルに追記する際に画像ファイルの容量が規定量を超えないと判定した場合(ステップS412:No)、SNSサーバ200は、ステップS415へ移行する。
ステップS411において、携帯機器300から画像に追記するコメントデータを受信していない場合(ステップS411:No)、SNSサーバ200は、ステップS417へ移行する。
続いて、画像ファイルを携帯機器300に送信する場合(ステップS417:Yes)、通信制御部203fは、指定アドレス先に指定画像ファイルを通信部201に送信させる(ステップS418)。ステップS418の後、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
ステップS417において、画像ファイルを携帯機器300に送信しない場合(ステップS417:No)、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
ステップS401において、撮像装置100からデータを受信してない場合(ステップS401:No)において、ブラウザに携帯機器300からアクセスがないとき(ステップS405:No)、SNSサーバ200は、ステップS401へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、撮像装置100の画像ファイル生成部110hが撮像部101によって生成された画像データと、メタ情報生成部110dによって生成された画像データに関連する複数のメタ情報と、可否情報生成部110gによって生成された可否情報とを対応付けた画像ファイルを生成するので、情報を追記しつつ簡便に取り扱いでき、通信速度が規定された通信規格において画像ファイルを遅延なく送信することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、撮像装置100の可否情報生成部110gが入力部103またはタッチパネル105から入力される選択信号に基づいて、表示部104が表示する複数のメタ情報から選択されたメタ情報を携帯機器300による新たな情報の追記または元の情報の変更を禁止する禁止フラグを生成して画像ファイルの可否情報に追記する。これにより、撮影者は、画像ファイルをSNSサーバ200に送信して他のユーザと共有する際に、画像ファイルの所望のメタ情報の改変を防止することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、SNSサーバ200のデータサイズ判定部203cによってメタ情報追記部203bが携帯機器300から受信した追記データを追記する場合において、画像ファイルの容量が規定量を超えると判定したとき、SNSサーバ200のリサイズ部203dが画像ファイル内の画像データをリサイズするので、通信速度が規定された通信規格において画像ファイルを遅延なく送信することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2にかかる撮像装置は、上述した実施の形態1にかかる撮像装置と同一の構成を有し、撮影モード処理のみが異なる。さらに、本実施の形態2にかかるSNSサーバも、上述した実施の形態1にかかるSNSサーバと同一の構成を有し、実行する処理のみが異なる。このため、以下においては、撮像装置が実行する撮影モード処理の説明後、SNSサーバが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1にかかる撮像装置100およびSNSサーバ200と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
まず、撮像装置100が実行する撮影モード処理について説明する。図21は、撮像装置100が実行する撮影モード処理の概要を示すフローチャートである。
図21において、まず、撮像制御部110fは、撮像部101に撮像を実行させる(ステップS501)。
続いて、表示制御部110iは、撮像部101が生成した画像データに対応するライブビュー画像を表示部104に表示させる(ステップS502)。この場合、図22に示すように、撮影者U1は、撮像装置100の表示部104で表示されるライブビュー画像W20を確認することによって、被写体に対する構図や撮影条件を調整しながら撮影を行う。
ステップS503〜ステップS507は、図11のステップS203〜ステップS207にそれぞれ対応する。
ステップS508において、シェアスイッチ103cが操作され、過去にSNSサーバ200に投稿した画像ファイルを参照する指示信号が入力された場合(ステップS508:Yes)、表示制御部110iは、表示部104に参照画像を表示させる(ステップS509)。具体的には、図23に示すように、表示制御部110iは、画像データ記録部108bに記録された画像ファイルであって、SNSサーバ200に送信した各画像ファイルのサムネイル画像、たとえばサムネイル画像WS1、サムネイル画像WS21およびサムネイル画像W22を参照画像(関連画像)として表示部104に表示させる。この場合、表示制御部110iは、ライブビュー画像W20の表示領域を縮小して表示部104に表示させる。さらに、表示制御部110iは、参照撮影に遷移したことを示す参照アイコンA30を表示部104に表示させる。
続いて、タッチパネル105を介して表示部104が表示する複数の参照画像の中から参照画像が選択された場合(ステップS510:Yes)、メタ情報追記部110eは、タグ引継処理を実行する(ステップS511)。具体的には、図24に示すように、メタ情報追記部110eは、撮影される予定の画像データを記録する画像ファイルF10のヘッダ情報格納領域F2に画像データと関連する関連画像データ情報F11を記録するタグ引継処理を実行する。関連画像データ情報F11は、画像データと対応付けられる関連画像データ、関連画像のメタ情報、たとえば、SNSサーバ200のアドレス、指定ページおよびニュースフィード上におけるタイトルおよび他のアカウントから追記されたコメントデータ等を記録する。
ステップS512〜ステップS518は、図11のステップS208〜ステップS214にそれぞれ対応する。ステップS518の後、撮像装置100は、図10のメインルーチンへ戻る。
つぎに、SNSサーバ200が実行する処理について説明する。図25は、SNSサーバ200が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図25において、ステップS601およびステップS602は、図20のステップS401およびステップS402にそれぞれ対応する。
ステップS603において、受信した画像ファイルが参照撮影である場合(ステップS603:Yes)、関連画像データと同じ画像データベース202の指定ページに画像ファイルを格納する(ステップS604)。ステップS604の後、SNSサーバ200は、ステップS605へ移行する。
ステップS603において、受信した画像ファイルが参照撮影でない場合(ステップS603:No)、SNSサーバ200は、ステップS606へ移行する。
ステップS605は、図20のステップS404に対応する。また、ステップS606は、図20のステップS403に対応する。ステップS607およびステップS608は、図20のステップS405およびステップS406にそれぞれ対応する。
ステップS609において、携帯機器300からのアクセスに応じた指定ページが参照撮影である場合(ステップS609:Yes)、表示制御部203eは、携帯機器300からのアクセスに応じた指定ページ、メタ情報および参照画像を併せて携帯機器300の表示部302に表示させる(ステップS610)。具体的には、図26に示すように、表示制御部203eは、指定ページP2および過去のメタ情報のタイトルT1、撮影場所T2、撮影時刻T3およびNews情報T4、指定ページP2上に書き込まれたコメントM1〜M3、関連画像WS20および関連画像WS20のメタ情報を併せて携帯機器300の表示部302に表示させる。これにより、携帯機器300のユーザは、最新の情報が時系列的に順次表示されるニュースフィードから関連する画像を直感的に把握することができる。さらに、携帯機器300のユーザは、ニュースフィード上における莫大な画像群の中から関連画像WS20に関連する画像を検索する検索時間を短縮することができる。ステップS610の後、SNSサーバ200は、ステップS611へ移行する。
ステップS609において、携帯機器300からのアクセスに応じた指定ページが参照撮影でない場合(ステップS609:No)、SNSサーバ200は、ステップS611へ移行する。
ステップS611〜ステップS622は、図20のステップS407〜ステップS418にそれぞれ対応する。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、撮像装置100のメタ情報追記部110eが画像データと関連付けられた関連画像データ、画像データと関連付けられた関連画像データのネットワーク上におけるアドレス情報および画像データと関連付けられた広告情報のいずれかを画像ファイルにメタ情報として追記する。これにより、携帯機器300のユーザは、最新の情報が時系列的に順次表示されるニュースフィードから関連する画像を直感的に把握することができる。
なお、本発明の実施の形態2では、表示制御部203eが指定ページP2上に最新の画像を関連付けて携帯機器300の表示部302に表示させていたが、他の指定ページ上に参照画像を関連付けて携帯機器300の表示部302に表示させてもよい。たとえば、図27に示すように、表示制御部203eは、指定ページP3上に参照した関連画像情報をNews情報T4のコメントM10として携帯機器300の表示部302に表示させてもよい。これにより、携帯機器300のユーザは、ニュースフィード上における最新の情報を閲覧するだけ、ニュースフィード上で過去に表示された参照画像の情報を直感的に把握することができる。さらに、表示制御部203eは、コメントM10上における関連画像情報が選択された場合、関連画像情報に対応付けられた指定ページを携帯機器300の表示部302に表示させる。これにより、簡易な操作で過去のニュースフィード上で表示された関連画像を視認することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3にかかる撮像装置は、上述した実施の形態1にかかる撮像装置の制御部の構成が異なるうえ、撮像装置が実行する撮影モード処理が異なる。このため、以下においては、撮像装置の制御部の構成を説明後、撮像装置が実行する撮影モード処理について説明する。なお、上述した実施の形態1にかかる撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図28は、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置の機能構成を示すブロック図である。図28に示す撮像装置500は、上述した実施の形態1にかかる撮像装置100の制御部110に換えて制御部510を備える。
制御部510は、入力部103から入力される指示信号またはタッチパネル105から入力される位置信号等に応じて撮像装置500を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って撮像装置500の動作を統括的に制御する。制御部510は、CPU等を用いて構成される。
ここで、制御部510の詳細な構成について説明する。制御部510は、画像処理部110aと、顔検出部110bと、距離分布検出部110cと、メタ情報生成部110dと、メタ情報追記部110eと、撮像制御部110fと、可否情報生成部110gと、画像ファイル生成部110hと、表示制御部110iと、通信制御部110jと、データサイズ判定部510aと、リサイズ部510bと、を有する。
データサイズ判定部510aは、メタ情報追記部110eが画像ファイルにメタ情報または画像データを追記する場合、メタ情報追記部110eがメタ情報を追記する予定の画像ファイルの容量が規定量を超えるか否かを判定する。
リサイズ部510bは、データサイズ判定部510aが画像ファイルの容量が規定量を超えると判定した場合、画像ファイルに格納された画像データに対して圧縮または縮小するリサイズ処理を実行して画像データベース202に格納する。
つぎに、撮像装置500が実行する撮影モード処理について説明する。図29は、撮像装置500が実行する撮影モード処理の概要を示すフローチャートである。
図29において、ステップS701〜ステップS707は、図11のステップS201〜ステップS207にそれぞれ対応する。また、ステップS708〜ステップS710は、図21のステップS508〜ステップS510にそれぞれ対応する。
ステップS711において、表示制御部110iは、画像データ記録部108bから参照画像ファイルを取得して表示部104に表示させる。具体的には、図30に示すように、表示制御部110iは、参照画像ファイルに格納されたサムネイル画像W40を表示部104に表示させるとともに、ライブビュー画像W1の表示領域を縮小して表示部104に表示させる。さらに、表示制御部110iは、撮像装置100が追記撮影中である旨の追記撮影中アイコンA40を表示部104に表示させる。
ステップS712〜ステップS714は、図11のステップS208〜ステップS210にそれぞれ対応する。
ステップS715において、メタ情報生成部110dは、表示部104が表示しているサムネイル画像WS1に対応する参照画像ファイルを複製する。
続いて、データサイズ判定部510aは、メタ情報生成部110dが複製した画像ファイルの容量が規定量を超えているか否かを判定する(ステップS716)。データサイズ判定部510aがメタ情報生成部110dによって複製された画像ファイルの容量が規定量を超えたと判定した場合(ステップS716:Yes)、撮像装置500は、後述するステップS717へ移行する。これに対して、データサイズ判定部510aがメタ情報生成部110dによって複製された画像ファイルの容量が規定量を超えていないと判定した場合(ステップS716:No)、撮像装置500は、後述するステップS720へ移行する。
ステップS717において、複製した画像ファイルの画像データが圧縮可能な場合(ステップS717:Yes)、リサイズ部510bは、複製した画像ファイルの画像データのデータサイズを圧縮(リサイズ処理)する(ステップS718)。ステップS718の後、撮像装置500は、後述するステップS720へ移行する。
ステップS717において、複製した画像ファイルの画像データが圧縮可能でない場合(ステップS717:No)、メタ情報生成部110dは、複製した画像ファイルに格納されたサムネイル画像データを取得する(ステップS719)。
続いて、メタ情報生成部110dは、撮影画像データをタグ化して画像ファイルを再生成する(ステップS720)。
その後、画像ファイル生成部110hは、撮像部101が生成した画像データと、メタ情報生成部110dが生成した複製画像ファイルの画像データまたはサムネイル画像データを含むメタ情報とを対応付けた画像ファイルを生成して画像データ記録部108bに記録する(ステップS721)。具体的には、図31に示すように、画像ファイル生成部110hは、撮像部101が生成した画像データF32と、メタ情報生成部110dが生成した複製画像ファイルの画像データF31を含むメタ情報を対応付けた画像ファイルF100を生成して画像データ記録部108bに記録する。
続いて、表示制御部110iは、画像ファイルに格納された画像データに対応する画像を表示部104に表示させる(ステップS722)。具体的には、図32に示すように、表示制御部110iは、撮像部101が生成した画像データに対応する画像W1および参照した関連画像WS1を表示部104に表示させる。さらに、表示制御部110iは、画像W10および関連画像WS1それぞれのメタ情報の一部、たとえば、タイトルT1,T10、場所および日時を表示部104に表示させる。さらにまた、表示制御部110iは、参照撮影の撮影結果であることを示す参照撮影結果アイコンA41を表示部104に表示させる。
ステップS723およびステップS724は、図11のステップS213およびステップS214にそれぞれ対応する。また、ステップS725〜ステップS727は、図11のステップS208〜ステップS210にそれぞれ対応する。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、撮像装置500のデータサイズ判定部510aによってメタ情報追記部110eが入力部103またはタッチパネル105から入力されるコメントデータ、関連画像データ、関連画像データのネットワーク上におけるアドレス情報および画像データに関連付けられた広告情報のいずれかを追記する場合において、画像ファイルの容量が規定量を超えると判定したとき、撮像装置500のリサイズ部510bが画像ファイル内の画像データを圧縮(リサイズ)するので、通信速度が規定された通信規格において画像ファイルを遅延なく送信することができる。つまり、画像ファイルの取り扱いを容易にできる。例えば、ファイルサイズを制限でき、記録が用意で、加工など取り扱いが容易で、また、通信速度が規定された通信規格において画像ファイルを遅延なく送信することができるという効果を奏する。
また、本発明の実施の形態3によれば、撮像装置500のリサイズ部510bが画像ファイル内の画像データを圧縮したりリサイズしたりして容量縮小を行うので、他の画像をファイルに入れる余裕ができ、様々な画像を見比べるような仕様においては、本発明は大きな効果を奏する。
また、本発明の実施の形態3では、可否情報生成部110gがリサイズ部510bによるリサイズ限界を設定可能にしてもよい。このように、いたずらにファイルサイズを大きくしない工夫によって、記録部の容量を減らしたり、記録時、送信時を含む通信状況下に好ましい取り扱いやすいファイルサイズに制限することが出来る。画像への加工、追記が多くのユーザの手を経て行われても、ファイルサイズが変わらない仕様にでき、通信環境に依存しにくい画像とすることが出来る。
(その他の実施の形態)
また、本発明にかかる撮像装置は、デジタル一眼レフカメラ以外にも、たとえばアクセサリ等を装着可能なデジタルカメラ、デジタルビデオカメラおよび撮像機能を有する携帯電話やタブレット型携帯機器等の電子機器にも適用することができる。
また、本発明にかかる撮像装置およびSNSサーバに実行させるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルデータでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本発明にかかる撮像装置およびSNSサーバに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。さらに、本発明にかかる撮像装置およびSNSサーバに実行させるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。