JP2010170386A - 画像改竄防止システム、撮像装置、情報処理装置、及び画像改竄防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像ファイルのヘッダ部に付加される管理情報の改竄を、従来のデジタル署名を用いた画像改竄防止方法とは異なる方法で防止する画像改竄防止システムを提供する。
【解決手段】本発明の画像改竄防止システムに含まれる撮像装置は、撮像部により取得されたデジタル画像と、デジタル画像の管理情報とから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部を備えている。また、管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを管理情報に記録するフラグ設定部を備えている。画像ファイル生成部は、テキストデータにデジタル画像の題名、撮像日時、または位置情報を示す文字列を含めるとともに、この文字列を画像ファイルのファイル名とする。この画像ファイルを受けた情報処理装置は、取得した画像ファイルの管理情報に保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合にテキストデータの変更を禁止する改竄防止部を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の画像改竄防止システムに含まれる撮像装置は、撮像部により取得されたデジタル画像と、デジタル画像の管理情報とから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部を備えている。また、管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを管理情報に記録するフラグ設定部を備えている。画像ファイル生成部は、テキストデータにデジタル画像の題名、撮像日時、または位置情報を示す文字列を含めるとともに、この文字列を画像ファイルのファイル名とする。この画像ファイルを受けた情報処理装置は、取得した画像ファイルの管理情報に保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合にテキストデータの変更を禁止する改竄防止部を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置が撮像を行った日時または位置に関する情報を用いて画像の改竄を防止する画像改竄防止システム、撮像装置、情報処理装置、及び画像改竄防止方法に関する。
近年、情報技術のデジタル化に伴い、様々なデジタル電子機器が実用化されている。特にカメラ等の撮像装置においては、CCD(Charge Coupled Device)等の受光素子を用いて光電変換を行うことによりデジタル画像を取得するデジタルカメラが広く普及している。
デジタル画像は、その内容を劣化させることなく転送や複製ができるという利点を持つが、逆に改竄が容易であるという問題も持つ。従って、デジタル画像を公的な手続きに用いる場合、例えば免許証やパスポート等の証明写真として提出する場合、デジタル画像に改竄が施されていないことを示す証明が必要となる。
上記に関連して特許文献1においては、個々の撮像画像に対して改竄禁止の適否を指定する手間を省いたデジタルカメラが開示されている。このデジタルカメラは、画像改竄禁止モードを設定/解除するモード設定手段を備えている。画像改竄禁止モードが設定されている状態で撮像が実施されると、画像ファイルに改竄を禁止する旨の情報を埋め込む。このためユーザは、画像改竄禁止モードを予め設定/解除しておくことで、生成された画像ファイルのそれぞれに対して改竄禁止の有無を入力する必要がない。
しかしながら特許文献1は、画像ファイルへの改竄防止処理の実行有無に関しては記載されているが、画像改竄防止処理の処理内容については従来と同様の技術、つまりハッシュ値を用いたデジタル署名を使用している。また画像ファイルそのものの改竄防止については開示されているが、画像ファイルのヘッダ部等に付加される管理情報の改竄については、開示も示唆もなされていない。
本発明は、画像ファイルのヘッダ部に付加される管理情報の改竄を、従来のデジタル署名を用いた画像改竄防止方法とは異なる方法で防止する画像改竄防止システム、撮像装置、情報処理装置、及び画像改竄防止方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、撮像装置及び情報処理装置を含む画像改竄防止システムにおいて、前記撮像装置が、デジタル画像の撮像を行う撮像部と、前記撮像部により取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定部とを備え、前記情報処理装置が、前記画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、前記画像ファイル取得部により取得された前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴としている。
この構成によると、本発明の画像改竄防止システムは、撮像装置及び情報処理装置を含んでいる。撮像装置は、デジタル画像の撮像を行う撮像部と、撮像部により取得されたデジタル画像と、デジタル画像の管理情報とから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部を備えている。また、管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを管理情報に記録するフラグ設定部を備えている。情報処理装置は、撮像装置等から画像ファイルを取得する画像ファイル取得部を備えている。また、取得した画像ファイルの管理情報に保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合にテキストデータの変更を禁止する改竄防止部を備えている。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記撮像装置が、位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)装置を備え、前記画像ファイル生成部が、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時に前記GPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする。
この構成によると、本発明の画像改竄防止システムに含まれる撮像装置は、位置情報を取得するGPS装置を備えている。撮像装置が備える画像ファイル生成部は、テキストデータにデジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時にGPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、この文字列を画像ファイルのファイル名とする。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記フラグ設定部が、前記テキストデータの変更禁止の実施/未実施を示す指示を受け付け、変更禁止の実施が指示されている場合に前記保護フラグを前記管理情報に記録する。
この構成によると、撮像装置が備えるフラグ設定部が、テキストデータの変更禁止の実施/未実施を示す指示をユーザより受け付ける。そして変更禁止の実施が指示されている場合にのみ、保護フラグを管理情報に記録する。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記情報処理装置が、前記画像ファイル取得部が取得した前記画像ファイルを記録する記録部と、前記記録部に記録されており、且つ前記保護フラグが前記管理情報に含まれている画像ファイルを予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信部とを備える。
この構成によると、本発明の情報処理装置は、画像ファイル取得部が取得した画像ファイルを記録する記録部を備えている。また、記録部に記録されている画像ファイルのうち、保護フラグが管理情報に含まれている画像ファイルを所定の公文書作成機関、例えば市役所等に送信する画像配信部を備えている。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記画像配信部が、前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過する画像ファイルを、前記公文書作成機関へ送信不可とする。
この構成によると、情報処理装置の画像配信部は、公文書作成機関へ画像ファイルを送信する際に、画像ファイルの撮像日時を確認する。そして撮像日時が所定期間を超過する場合、例えば所定期間の長さを三ヶ月と定めている場合、撮像日時が三ヶ月より以前の画像ファイルを、公文書作成機関へ送信不可とする。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記撮像装置が、通信網に接続可能な第一通信部と、前記画像ファイル生成部により生成された前記画像ファイルを電子メールに添付して前記第一通信部により前記情報処理装置へ送信する画像送信部とを備え、前記情報処理装置が、電子メールの受信を行う第二通信部を備え、前記画像ファイル取得部が、前記第二通信部により受信された電子メールより前記画像ファイルを取得し、予め前記記録部に記録されている公文書作成用情報の中から前記公文書作成機関へ送信する公文書作成用情報を前記電子メールの送信元アドレスに基づいて決定し、前記画像配信部が、電子メールより取得された前記画像ファイル及び前記画像ファイル取得部により決定された前記公文書作成用情報を前記公文書作成機関へ送信する。
この構成によると、撮像装置は、通信網に接続可能な第一通信部と、画像ファイル生成部により生成された画像ファイルを電子メールに添付して第一通信部により情報処理装置へ送信する画像送信部とを備えている。また情報処理装置が、電子メールの受信を行う第二通信部を備えている。情報処理装置が備える画像ファイル取得部は、第二通信部により受信された電子メールより画像ファイルを取得する。そして予め記録部に記録されている公文書作成用情報の中から、公文書作成機関へ送信する情報を電子メールの送信元アドレスに基づいて決定する。画像配信部は、電子メールより取得された画像ファイルと、画像ファイル取得部により決定された公文書作成用情報とを、公文書作成機関へ送信する。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止システムは、前記撮像装置が、前記画像ファイル取得部及び前記改竄防止部を備える。
この構成によると、撮像装置が、上述の画像ファイル取得部及び改竄防止部を備える。このため、他の撮像装置より受信した画像ファイルの改竄を防止する。
また上記目的を達成するために本発明の撮像装置は、デジタル画像の撮像を行う撮像部と、前記撮像部により取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成部とを備えた撮像装置において、前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定部と、前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴としている。
また上記目的を達成するために本発明の撮像装置は、位置情報を取得するGPS装置を備え、前記画像ファイル生成部が、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時に前記GPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする。
以上の構成によると、上記に記載した画像改竄防止システムに含まれる撮像装置と同様の作用が得られる。
また上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、請求項8または請求項9に記載の撮像装置より前記画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、前記画像ファイル取得部により取得された前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴としている。
また上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、前記画像ファイル取得部が取得した前記画像ファイルを記録する記録部と、前記記録部に記録されており、且つ前記保護フラグが前記管理情報に含まれている画像ファイルを予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信部とを備える。
また上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は、前記画像配信部が、前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過する画像ファイルを、前記公文書作成機関へ送信不可とする。
以上の構成によると、上記に記載した画像改竄防止システムに含まれる情報処理装置と同様の作用が得られる。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止方法は、デジタル画像の撮像を行う撮像ステップと、前記撮像ステップにより取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成ステップと、前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定ステップと、前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部ステップとを含むことを特徴としている。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止方法は、位置情報を取得する位置情報取得ステップを含み、前記画像ファイル生成ステップにおいて、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または前記位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする。
また上記目的を達成するために本発明の画像改竄防止方法は、前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過せず、且つ前記管理情報に前記保護フラグに含まれている画像ファイルを、予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信ステップを含む。
以上の構成によると、上記に記載した画像改竄防止システムと同様の作用が得られる。
本発明の構成によれば、情報処理装置は、取得した画像ファイルの管理情報に保護フラグが記録されている場合に、管理情報のテキストデータの変更を禁止する。このため、第三者によりテキストデータの改竄が行われるのを、防止することができる。
また本発明の構成によれば、管理情報のテキストデータにデジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時にGPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、この文字列を画像ファイルのファイル名とする。このため、テキストデータに含まれる文字列とファイル名が一致しない場合に、改竄が行われたことを確認できる。
また本発明の構成によれば、テキストデータの変更禁止の実施/未実施を示す指示をユーザより受け付け、実施が指示されている場合にのみ、保護フラグを管理情報に記録する。このため、運用形態にあわせて画像毎に保護の実施/未実施を切り替えることができる。
また本発明の構成によれば、記録部に記録されている画像ファイルのうち、保護フラグが管理情報に含まれている画像ファイルを所定の公文書作成機関、例えば市役所等に送信する。このため、改竄が行われている可能性のある画像ファイルが公文書作成機関へ送信されるのを防止することができる。
また本発明の構成によれば、撮像日時が所定期間を超過する画像ファイルを、公文書作成機関へ送信不可とする。このため、例えばパスポート作成機関のように、公文書作成に使用する画像の撮像日時を制限している機関に対して、条件を満たす画像ファイルのみを送信することが可能である。
また本発明の構成によれば、撮像装置は、画像ファイルを電子メールに添付して情報処理装置に送信する。情報処理装置は、予め記録部に記録されている公文書作成用情報の中から、公文書作成機関へ送信する情報を電子メールの送信元アドレスに基づいて決定する。このためユーザは、公文書作成用情報を情報処理装置に一度登録すれば、以降は画像添付電子メールを送信するだけ公文書作成を指示することができるため、公文書作成用情報の送信や指定の手間を省くことができる。
また本発明の構成によれば、撮像装置が、上述の画像ファイル取得部及び改竄防止部を備える。このため、撮像装置で撮像した画像ファイルをその他の撮像装置との間でやりとりする場合においても、画像ファイルの改竄を防止することができる。
以下に本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.画像改竄防止システムの構成について〉
図4は、本発明の一実施形態に係る画像改竄防止システムの構成を示すブロック図である。本システムは少なくとも、携帯電話1(=撮像装置)、サーバ2(=情報処理装置)、アクセスポイント3、公的機関4(=公文書作成機関)、広域通信網51(=通信網)、及び無線通信網52(=通信網)を含むように構成されている。
図4は、本発明の一実施形態に係る画像改竄防止システムの構成を示すブロック図である。本システムは少なくとも、携帯電話1(=撮像装置)、サーバ2(=情報処理装置)、アクセスポイント3、公的機関4(=公文書作成機関)、広域通信網51(=通信網)、及び無線通信網52(=通信網)を含むように構成されている。
携帯電話1は、無線通信網52を介してアクセスポイント3に接続可能な通信端末であり、複数の携帯電話1が同時にアクセスポイント3に接続可能である。また携帯電話1は、アクセスポイント3及び広域通信網51を介して、サーバ2と相互通信可能である。また携帯電話1は、CCDカメラ等の撮像部を備え、撮像画像を電子メール等によりサーバ2へ送信する機能を備えている。なお、携帯電話1の装置構成の詳細については後述する。
サーバ2は、アクセスポイント3を介して携帯電話1に接続し、携帯電話1から送られてくる画像ファイルを受信するための情報処理装置である。またサーバ2は、受信した画像ファイルの改竄を禁止するとともに、改竄が加えられていないと判定された画像ファイルを公的機関4の公文書作成サーバ(不図示)へ送信する機能も持つ。なお、サーバ2の内部構造の詳細については後述する。
アクセスポイント3は、広域通信網51と無線通信網52とを相互接続するための通信装置である。アクセスポイント3は、物理的な通信方式やプロトコルの異なるネットワーク間での通信の中継を行うことが可能である。
公的機関4は、例えば役所や官庁がこれに相当し、一般市民に対して各種公共サービスを提供する。公的機関4はサーバ2及び公文書作成サーバを含み、改竄が行われていないことがサーバ2により保証されているデータを用いて公文書、例えばパスポート、免許証、各種証書等を作成する。
広域通信網51は、例えばインターネットや電気通信事業者が提供する専用線等により実現される通信網である。広域通信網51を介することにより、サーバ2は携帯電話1や公的機関4と相互に通信可能である。無線通信網52は、複数の携帯電話1とアクセスポイント3とが無線接続された携帯電話用通信網である。具体的には例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)規格に準拠した通信方式等を用いて無線通信を行う。
〈2.撮像装置の内部構成について〉
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯電話1の内部構成示すブロック図である。携帯電話1は少なくとも、制御部11、メモリ12、操作部13、LCD(Liquid Crystal Display)14、通信I/F(Interface)部15(=第一通信部)、通信制御部16(=第一通信部)、メモリスロット17、データ入出力部18、マイク19、CCDカメラ20(=撮像部)、及びGPS装置21を含むように構成されている。またメモリスロット17に対して外部記録媒体であるメモリカード90を着脱可能である。
〈2.撮像装置の内部構成について〉
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯電話1の内部構成示すブロック図である。携帯電話1は少なくとも、制御部11、メモリ12、操作部13、LCD(Liquid Crystal Display)14、通信I/F(Interface)部15(=第一通信部)、通信制御部16(=第一通信部)、メモリスロット17、データ入出力部18、マイク19、CCDカメラ20(=撮像部)、及びGPS装置21を含むように構成されている。またメモリスロット17に対して外部記録媒体であるメモリカード90を着脱可能である。
制御部11は、携帯電話1における情報表示処理や通信処理等を実施するため、各装置を制御する。制御部11は、例えば複数のマイクロプロセッサから構成されている。また制御部11は、制御部11が備える演算処理装置上で所定のプログラムを実行することにより実現される機能部として、図1に示す画像ファイル生成部11a〜フラグ設定部11cを備えている。なお、各機能部の詳細については後述する。
メモリ12は、携帯電話1が保持する各種情報を一時的に記録する記録媒体である。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理情報や、LCD14に表示するための画像ファイル等を記録する役割を持つ。
操作部13は、ユーザが携帯電話1に対して、通信指示や情報閲覧指示等の各種指示を行うためのものである。操作部13により入力された指示は制御部11により受け付けられ、指示の内容に基づいて各種制御処理が行われる。操作部13は例えば、複数の操作ボタンやスイッチ等から構成される。或いは、LCD14がタッチパネル機能を備えることにより、タッチパネルを介して操作指示を受け付ける形態でもよい。
LCD14は、通話処理に関連する情報や、CCDカメラ20で撮像された撮像画像を表示する表示部である。或いは、ユーザによる接触を検知するタッチパネル機能を備えている形態であってもよい。これにより、表示画面上の所定領域への接触を検知することにより、その領域に関連付けられた処理を実施する。
通信I/F部15は、携帯電話1を無線通信網52と接続するための物理的なインタフェースである。通信I/F部15は例えば、W−CDMA規格の無線アンテナ等を含むように構成されている。
通信制御部16は、通信I/F部15により接続された外部装置、例えばアクセスポイント3との相互通信を行うための通信制御を行う。これにより、ユーザの個人情報や撮像した画像ファイル等をサーバ2に送信したり、サーバ2より各種情報を受信したりすることができる。
メモリスロット17は、SDメモリカード90等の外部記録媒体を接続して情報の伝送を行うインタフェースである。SDメモリカード90には例えば、CCDカメラ20で撮像した画像ファイルが記録される。
データ入出力部18は、外部の記録装置を有線或いは無線により接続して各種情報の入出力を行うための入力インタフェースである。データ入出力部18は例えば、シリアルケーブル接続用ソケットや、赤外線通信を行うためのIrDAポート(不図示)、或いはUSB接続端子(不図示)等を含むように構成されている。
マイク19は、ユーザの音声を入力するための入力装置である。マイク19は例えばLCD14の近傍に設置される。ユーザはマイク19に音声を入力することにより、例えば他の電話装置の使用者との間で音声通信を行うことが可能である。
CCDカメラ20は、画像撮像素子としてCCDを用いた撮像装置である。CCDは撮像レンズユニット(不図示)により結像された被写体の光像(光学情報)をR(赤)・G(緑)・B(青)の色成分の画像データに光電変換して出力する。なおCCDは、タイミングジェネレーター(不図示)により駆動されることにより、例えば絞りや露光時間の制御等が行われる。
〈3.通信装置の機能構成について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る携帯電話1が画像送信処理を実施するための各機能部の構成を、図1の機能ブロック図を用いながら説明する。
〈3.通信装置の機能構成について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る携帯電話1が画像送信処理を実施するための各機能部の構成を、図1の機能ブロック図を用いながら説明する。
図1に示すように本発明の画像送信処理は少なくとも、携帯電話1の制御部11が備える画像ファイル生成部11a、画像送受信部11b(=画像送信部、画像ファイル取得部)、及びフラグ設定部11cと、メモリ12と、操作部13と、通信制御部16と、CCDカメラ20と、GPS装置21と、SDメモリカード90とにより実現される。
画像ファイル生成部11aは、CCDカメラ20による撮像が行われた場合に、撮像により得られたデジタル画像と、デジタル画像に関する各種情報、例えば撮像日時等を示す管理情報とから、画像ファイルを生成する。また、画像ファイルのファイル名として、操作部13により入力された画像の題名、計時部(不図示)により取得された撮像日時、またはGPS装置21により得られた経度緯度情報(=位置情報)に対応する文字列を設定する。またこれらの情報を、画像ファイルに含まれる管理情報の内部にテキストデータとして記録する。
画像送受信部11bは、画像ファイル生成部11aにより生成された画像ファイルを、サーバ2や他の携帯電話1に対して送信する。また、サーバ2や他の携帯電話1から送られてくる画像ファイルを、通信網を介して取得する。なお、通信を行うためのプロトコル及びデータフォーマットは、予め携帯電話1及びサーバ2との間で取り決めが行われているものとする。
具体的な送信手段としては、例えば画像送受信部11bが電子メールクライアント機能を備えており、電子メールに画像ファイルを添付し、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等のプロトコルを用いて送信する。或いは、画像送受信部11bがFTP(File Transfer Protocol)クライアント機能やブラウザ機能を備えており、FTPやHTTP(Hypertext Transfer Protocol)等のプロトコルを用いて画像ファイルを送信する形態でもよい。また受信手段としては、画像ファイルが添付されている電子メールをPOP(Post Office Protocol)等のプロトコルを用いて送信する。
フラグ設定部11cは、画像ファイルの管理情報に含まれるテキストデータの変更を禁止するか否かを示す保護フラグを、管理情報に記録する。なお、変更を禁止するか否かの指定は、予め操作部13により受け付け、設定情報として保持しているものとする。
なお、フラグ設定部11cが保護フラグを記録するタイミングは撮像時に限定されるものではなく、例えばサーバ2への送信時に付加する形態でもよい。また保護フラグを記録するデータ領域は、携帯電話1を提供する通信事業者等により予め定められた画像フォーマットにおける、管理情報を記録する領域(以下、「ヘッダ領域」という)の空き領域(リザーブ領域等)を利用する。
〈4.情報処理装置の内部構成について〉
図3は、本発明の一実施形態に係るサーバ2の内部構成、及び機能部構成を示すブロック図である。サーバ2は少なくとも、制御部31、メモリ32、ハードディスク33(=記録部)、通信I/F部34(=第二通信部)、及び通信制御部35(=第二通信部)を含むように構成されている。
〈4.情報処理装置の内部構成について〉
図3は、本発明の一実施形態に係るサーバ2の内部構成、及び機能部構成を示すブロック図である。サーバ2は少なくとも、制御部31、メモリ32、ハードディスク33(=記録部)、通信I/F部34(=第二通信部)、及び通信制御部35(=第二通信部)を含むように構成されている。
制御部31は、サーバ2における各種処理を実施するため、サーバ2が備える各装置(例えば通信I/F部34等)の制御や情報の計算、加工処理等を行う。これにより、携帯電話1より受信した画像ファイルの解析処理や配信処理等を統括制御する。制御部31は、例えば複数のマイクロプロセッサから構成されている。
メモリ32は、サーバ2が各種処理を実行する際に、処理情報を一時的に記録する記録媒体である。ハードディスク33は、携帯電話1から送られてきた画像ファイルや、携帯電話1のユーザの個人情報、または後述する公文書作成用情報等を記録するための磁気記録媒体である。
通信I/F部34は、サーバ2を通信ネットワークと接続するための物理的なインタフェースである。通信I/F部34は例えば、IEEE802.3規格に準拠したネットワークカード等を備えている。このネットワークカードのLANポートにツイストペアケーブルを差し込むことにより、広域通信網51との接続が可能となっている。通信制御部35は、通信I/F部34により接続された外部装置、例えば携帯電話1等と相互通信を行うための通信制御を行う。
またサーバ2は、制御部31が備える演算処理装置上で所定のプログラムが実行されることにより実現される機能部として、画像送受信部31a(=画像ファイル取得部)、改竄防止部31b、及び画像配信部31cを備えている。
画像送受信部31aは、通信網を介して電子メールを受信し、電子メールに添付されている画像ファイルの取得を行う。また画像送受信部31aは、画像ファイルが添付されていた電子メールのメールアドレスが、予め登録されているメールアドレスと一致するか否かを判定する。
一致しない場合、添付されている画像ファイルを公文書作成に使用するのを禁止する。一致する場合、ハードディスク33に予め記録されている個人情報の中から、送信元メールアドレスに関連付けられている個人情報を読み出し、個人情報から、パスポート等を作成するための公文書作成用情報を作成する。そして作成した公文書作成用情報を、後述する画像配信部31cに与える。なお、公文書作成用情報に含まれる情報種別及びフォーマットは、作成する公文書の種別に応じて予め定められているものとする。
改竄防止部31bは、画像ファイルのヘッダ領域に存在する管理情報を参照し、管理情報に保護フラグが記録されているか否かの判定を行う。保護フラグが記録されている場合、ヘッダに含まれるテキストデータ、例えば画像のタイトル名等の変更を不可とする。従ってサーバ2のオペレータ等が上記テキストデータを変更しようとしても、その変更指示を受け付けない。
また改竄防止部31bは、保護フラグが記録されている画像ファイルの、ファイル名変更を禁止する。もし管理情報に記載されている上記テキストデータと画像ファイルのファイル名とが一致しない場合、該当する画像ファイルに対する改竄が行われたと判定する。
画像配信部31cは、改竄防止部31bにより改竄が行われていないと判定された画像ファイルと、公文書作成に必要となる個人情報とを、公的機関4が備える公文書作成サーバ(不図示)に送信する。なお個人情報は、画像送受信部31aより予め与えられているものを使用する。また、作成する公文書の種別や、送り先の公文書作成サーバの種別は、サーバ2のオペレータからの指示や、携帯電話1より受信した電子メールの本文解析等により決定する。
また画像配信部31cは、作成する公文書の種別に応じて、画像の撮像日時のチェックを行い、撮像日時が所定期間を超えている場合は、公文書作成サーバへの送信を禁止する。例えばパスポートを作成する公文書作成サーバが、撮像日時が三ヶ月以内であればパスポート作成に使用するのを許可し、三ヶ月よりも以前であれば使用を許可しないと予め定めていたとする。この場合画像配信部31cは、パスポート作成用の画像を公文書作成サーバに送信する際に、撮像日時が現在時刻より三ヶ月以内であるか否かを管理情報より判定し、条件を見たす場合のみ、公文書作成サーバへ送信を行う。
〈5.画像送信処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る携帯電話1が実施する画像送信処理について、図5のフロー図を用いながら説明する。
〈5.画像送信処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係る携帯電話1が実施する画像送信処理について、図5のフロー図を用いながら説明する。
図5に示す処理は、携帯電話1の電源が起動されている状態において任意のタイミングで開始可能である。本処理の開始後、画像ファイル生成部11aはステップS110において、CCDカメラ20による撮像実施が検知されたか否かの判定を行う。
検知されていない場合、後述するステップS160に移行する。検知された場合、画像ファイル生成部11aはステップS120において、撮像により得られた画像データに対して管理情報を付加して画像ファイルを生成する。具体的には例えば、撮像時に計時部により得られた時刻情報や、GPS装置21により得られた緯度経度情報を、管理情報として付加する。
次に画像ファイル生成部11aはステップS130において、画像の題名、撮像日時、または経度緯度情報のうち、予め指定されているものを使用して、画像ファイルのファイル名を決定する。例えば撮像日時が指定されており、撮像日時が2010年9月12日13時00分である場合、例えば「201009121300.jpg」というファイル名に決定する。ファイル名が決定された画像ファイルは、SDメモリカード90に記録される。
次にフラグ設定部11cはステップS140において、撮像画像に対する保護設定が有効となっているか否かの判定を、メモリ12等に記録されている設定情報に基づいて行う。有効になっていない場合、後述するステップS160に移行する。有効になっている場合、フラグ設定部11cはステップS150において、撮像された画像ファイルの管理情報の所定領域に保護フラグを記録する。
次に画像送受信部11bはステップS160において、SDメモリカード90に記録されている画像ファイルの送信指示を検知したか否かを判定する。なお送信指示は、操作部13により受け付ける。検知していない場合、再びステップS110に移行する。検知した場合、画像送受信部11bはステップS170において、指示された電子メールアドレスを宛先アドレスとする電子メールを生成し、指定された画像ファイルを電子メールに添付する。
次に画像送受信部11bはステップS180において、SMTPサーバ(不図示)と通信を行うことにより、画像ファイルが添付された電子メールの送信を行ったのち、ステップS110に移行する。これにより、電子メールがサーバ2または他の携帯電話1に送信される。
〈6.画像受信処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るサーバ2が実施する画像受信処理について、図6のフロー図を用いながら説明する。
〈6.画像受信処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るサーバ2が実施する画像受信処理について、図6のフロー図を用いながら説明する。
図6に示す処理は、サーバ2の電源が起動されている状態において任意のタイミングで開始可能である。本処理の開始後、画像送受信部31aはステップS210において、画像ファイルが添付された電子メールの受信を検知したか否かを判定する。
受信を検知していない場合、後述するステップS260に移行する。受信を検知した場合、画像送受信部31aはステップS220において、電子メールより添付画像ファイルを取得する。次に改竄防止部31bはステップS230において、添付画像ファイルの管理情報の解析を行う。そしてステップS240において、管理情報に保護フラグが記録されているか否かにより、処理の分岐を行う。
保護フラグが記録されていない場合、改竄防止部31bはステップS245において、添付画像ファイルを通常ファイルとしてハードディスク33に記録する。保護フラグが記録されている場合、改竄防止部31bはステップS250において、添付画像ファイルを変更禁止ファイルとしてハードディスク33に記録する。なお、電子メールに複数の画像ファイルが添付されている場合、画像の数だけステップS220〜ステップS250(またはステップS245)を繰り返し行う。
次に画像配信部31cはステップS260において、公文書作成指示を検知したか否かを判定する。なお公文書作成指示は、例えばサーバ2のオペレータが、サーバ2を操作するコンソール(不図示)において所定の操作を行うことにより発行することが可能である。或いは、画像送受信部31aが公文書作成命令の記述された電子メールを受信することにより発行する形態でもよい。
公文書作成指示を検知していない場合、再びステップS210に移行する。公文書作成指示を検知した場合、画像配信部31cはステップS270において、公文書作成指示により指定された画像ファイルの撮像日時を管理情報より取得し、撮像日時が所定期間内であるか否かを判定する。
所定期間内ではない場合、エラー応答を返し、ステップS210に移行する。所定期間内である場合、画像配信部31cはステップS280において、指定された画像ファイルが添付されていた電子メールを判別し、該当電子メールの送信元メールアドレスを取得する。そして取得した送信元メールアドレスに予め関連付けられている個人情報を、ハードディスク33より読み出す。そして読み出した個人情報に基づいて、公文書作成用情報を作成する。なお、該当する個人情報が記録されていない場合、エラー通知を行うか、個人情報の入力要求をコンソールに表示する等の処理を行う。
次に画像配信部31cはステップS290において、指定された画像ファイル及び作成した公文書作成用情報を、公的機関4が備える公文書作成サーバへ送信する。送信が完了すると、ステップS210に移行する。
以上に説明した本実施形態によれば、第三者により管理情報に含まれるテキストデータの改竄が行われるのを、防止することができる。また、テキストデータに含まれる文字列とファイル名が一致しない場合に、改竄が行われたことを確認できる。
また本実施形態によれば、ユーザは運用形態にあわせて画像ファイル毎に保護の実施/未実施を切り替えることができる。また、改竄が行われている可能性のある画像ファイルを公文書作成に用いられるのを防止することができる。また、公文書作成に使用する画像の撮像日時が制限されている場合に、条件を満たす画像ファイルのみを使用して公文書を作成することが可能である。
また本実施形態によれば、サーバ2が、予めメールアドレスと、データ格納用の領域を示すユーザID等の個人情報とを、関連付けて記録しておく。これにより例えば、受信した画像を自動的に振り分けることができる。また、画像ファイルを使用した各種処理、例えば証書等の公文書発行を行う場合等に、使用する画像ファイルの検索や指定を行う手間を省くことができる。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、画像送受信処理及び画像解析処理に関わる各機能部が携帯電話1及びサーバ2内部に備わっている構成を例として説明したが、これらの機能部の一部がLAN等のネットワークを介して接続された外部装置により実現される形態であってもよい。例えば、サーバ2が備える画像配信部31cが、広域通信網51に接続された配信サーバ(不図示)が備える形態であってもよい。これにより、サーバ2の処理を分散してサーバ2一台あたりの処理負荷を低減することができる。
(B)上記実施形態では、サーバ2が公的機関4の内部に含まれるシステム構成を例に説明を行っているが、サーバ2が公的機関4から独立した機関に含まれる実施形態でもよい。この場合、複数の公的機関4がサーバ2を共同利用することが可能である。
(C)上記実施形態では、画像を撮像してサーバ2に送信する撮像装置の一例として携帯電話1を例に説明を行っているが、撮像部を備えた装置であれば、これ以外の装置において本発明を実施する形態でもよい。例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ、PHS、PDAやパソコンに接続されるUSBカメラ等において本発明を実施する形態でもよい。
(D)上記実施形態では、携帯電話1が撮像して管理情報を付加した画像ファイルを通信網によりサーバ2に転送しているが、通信網を用いずにサーバ2に転送する形態でもよい。例えば、画像ファイルを記録したフラッシュメモリ90をユーザが携帯電話1から取り外し、サーバ2が備えるメモリスロット(不図示)にフラッシュメモリ90を接続することにより、転送を行う形態でもよい。または、データ入出力部18による赤外線通信等により転送を行う形態でもよい。
(E)上記実施形態では、本発明の改竄防止処理に関わる携帯電話1及びサーバ2の各種機能部が、マイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、各種機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
(F)上記実施形態では、画像添付メールの送信先として公的機関4のサーバ2を例に説明を行っているが、携帯電話1から、改竄防止部31bと同様の機能部を持つ他の携帯電話1に送信する形態でもよい。この場合、受信側の携帯電話1は、画像のヘッダに存在する管理情報に基づいて画像の改竄防止及び改竄が行われた形跡があるかの判定を行う。
1 携帯電話(撮像装置)
2 サーバ(情報処理装置)
4 公的機関(公文書作成機関)
11 制御部
11a 画像ファイル生成部
11b 画像送受信部
11c フラグ設定部
12 メモリ
13 操作部
14 LCD
15 通信I/F部(第一通信部)
16 通信制御部(第一通信部)
20 CCDカメラ(撮像部)
21 GPS装置
31 制御部
31a 画像送受信部
31b 改竄防止部
31c 画像配信部
33 ハードディスク(記録部)
34 通信I/F部(第二通信部)
35 通信制御部(第二通信部)
2 サーバ(情報処理装置)
4 公的機関(公文書作成機関)
11 制御部
11a 画像ファイル生成部
11b 画像送受信部
11c フラグ設定部
12 メモリ
13 操作部
14 LCD
15 通信I/F部(第一通信部)
16 通信制御部(第一通信部)
20 CCDカメラ(撮像部)
21 GPS装置
31 制御部
31a 画像送受信部
31b 改竄防止部
31c 画像配信部
33 ハードディスク(記録部)
34 通信I/F部(第二通信部)
35 通信制御部(第二通信部)
Claims (15)
- 撮像装置及び情報処理装置を含む画像改竄防止システムにおいて、
前記撮像装置が、デジタル画像の撮像を行う撮像部と、前記撮像部により取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定部とを備え、
前記情報処理装置が、前記画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、前記画像ファイル取得部により取得された前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴とする画像改竄防止システム。 - 前記撮像装置が、位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)装置を備え、
前記画像ファイル生成部が、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時に前記GPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする、請求項1に記載の画像改竄防止システム。 - 前記フラグ設定部が、前記テキストデータの変更禁止の実施/未実施を示す指示を受け付け、変更禁止の実施が指示されている場合に前記保護フラグを前記管理情報に記録する、
請求項1に記載の画像改竄防止システム。 - 前記情報処理装置が、前記画像ファイル取得部が取得した前記画像ファイルを記録する記録部と、
前記記録部に記録されており、且つ前記保護フラグが前記管理情報に含まれている画像ファイルを予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信部とを備える、請求項1に記載の画像改竄防止システム。 - 前記画像配信部が、前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過する画像ファイルを、前記公文書作成機関へ送信不可とする、請求項4に記載の画像改竄防止システム。
- 前記撮像装置が、通信網に接続可能な第一通信部と、前記画像ファイル生成部により生成された前記画像ファイルを電子メールに添付して前記第一通信部により前記情報処理装置へ送信する画像送信部とを備え、
前記情報処理装置が、電子メールの受信を行う第二通信部を備え、
前記画像ファイル取得部が、前記第二通信部により受信された電子メールより前記画像ファイルを取得し、予め前記記録部に記録されている公文書作成用情報の中から前記公文書作成機関へ送信する公文書作成用情報を前記電子メールの送信元アドレスに基づいて決定し、
前記画像配信部が、電子メールより取得された前記画像ファイル及び前記画像ファイル取得部により決定された前記公文書作成用情報を前記公文書作成機関へ送信する、請求項4に記載の画像改竄防止システム。 - 前記撮像装置が、前記画像ファイル取得部及び前記改竄防止部を備える、請求項1に記載の画像改竄防止システム。
- デジタル画像の撮像を行う撮像部と、前記撮像部により取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成部とを備えた撮像装置において、
前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定部と、
前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 位置情報を取得するGPS装置を備え、
前記画像ファイル生成部が、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または撮像時に前記GPS装置により取得された位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする、請求項8に記載の撮像装置。 - 請求項8または請求項9に記載の撮像装置より前記画像ファイルを取得する画像ファイル取得部と、前記画像ファイル取得部により取得された前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
- 前記画像ファイル取得部が取得した前記画像ファイルを記録する記録部と、
前記記録部に記録されており、且つ前記保護フラグが前記管理情報に含まれている画像ファイルを予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信部とを備える、請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記画像配信部が、前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過する画像ファイルを、前記公文書作成機関へ送信不可とする、請求項11に記載の情報処理装置。
- デジタル画像の撮像を行う撮像ステップと、
前記撮像ステップにより取得されたデジタル画像及び前記デジタル画像に関する情報を示す管理情報から画像ファイルを生成する画像ファイル生成ステップと、
前記管理情報に含まれるテキストデータの変更禁止を示す保護フラグを前記管理情報に記録するフラグ設定ステップと、
前記画像ファイルの前記管理情報に前記保護フラグが記録されているか否かを判定し、記録されている場合に前記テキストデータの変更を禁止する改竄防止部ステップとを含むことを特徴とする画像改竄防止方法。 - 位置情報を取得する位置情報取得ステップを含み、
前記画像ファイル生成ステップにおいて、前記テキストデータに前記デジタル画像の題名、撮像日時、または前記位置情報を示す文字列を含めるとともに、前記文字列を前記画像ファイルのファイル名とする、請求項13に記載の画像改竄防止方法。 - 前記管理情報に含まれる撮像日時が予め定められた期間を超過せず、且つ前記管理情報に前記保護フラグに含まれている画像ファイルを、予め定められた公文書作成機関に送信する画像配信ステップを含む、請求項13に記載の画像改竄防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009012945A JP2010170386A (ja) | 2009-01-23 | 2009-01-23 | 画像改竄防止システム、撮像装置、情報処理装置、及び画像改竄防止方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015002441A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | オリンパスイメージング株式会社 | 情報機器、サーバ、画像ファイル、画像ファイル生成方法、画像ファイル管理方法およびプログラム |
JP2018129560A (ja) * | 2016-12-25 | 2018-08-16 | 合同会社ライトアイ | 記録情報受渡方法及び情報記録装置 |
CN110297934A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-10-01 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种图像数据处理方法、装置及存储介质 |
-
2009
- 2009-01-23 JP JP2009012945A patent/JP2010170386A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015002441A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | オリンパスイメージング株式会社 | 情報機器、サーバ、画像ファイル、画像ファイル生成方法、画像ファイル管理方法およびプログラム |
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