JP6150389B2 - 蓋付き箱 - Google Patents
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Description
この蓋付き箱では、 箱本体の上面に開閉自在な蓋部材を有し、かつ、箱本体の周壁を構成する側板の上面にモール部材を嵌着してなる蓋付き箱であって、前記蓋部材には、箱本体の上面に被さる蓋板の一側縁にヒンジ部を介して固定片を連設し、一方、少なくとも固定片に対応する箱本体のモール部材には、前記側板用の主溝と固定片用の副溝を形成し、前記副溝に蓋部材の固定片を差し込むと共に抜け止め手段によりモール部材と固定片を一体化するようにした構成が開示されている。
しかし、上記構成では、モール部材に主溝と副溝を設ける必要があり、副溝に蓋部材の固定片を差し込んで抜け止め手段により一体化する必要があり、蓋部材と側板とが別体となり、またモール部材の構造が複雑化するという不具合がある。
そこで、蓋部材と側板とをハーフカットによるヒンジ部を介して一体化することが考えられるが、その場合、側板にコーナー部材やフレームを固定するためには蓋部材が邪魔になり、取付作業が手間のかかる繁雑な作業となるという欠点がある。
箱本体の各コーナーの上部に隣接する側板に固定するコーナー部材を有し、所定の側板上部のヒンジ部により前記箱本体の上面を開閉自在な蓋部材を備えた蓋付き箱において、
箱本体を構成する所定の側板が内壁板と外壁板の二重構造からなっており、
該外壁板に形成された横に延びる蓋開閉用の第1ヒンジ部を介して蓋部材が折曲げ自在に前記外壁板に一連に形成されており、
前記外壁板上で、前記第1ヒンジ部の下方となる中途位置に形成されて横に延び、外壁板の外側に折り返し可能な第2ヒンジ部を有しており、
前記第1ヒンジ部と第2ヒンジ部の間に、縦に延びる左右一対の切取線で外壁板と切り離された折曲げ片部が設けられており、
該折曲げ片部の横幅が、少なくとも左右一対のコーナー部材間の横幅以下の長さに設定されると共に、
前記第2ヒンジ部の位置が、該コーナー部材と側板との固定位置より下方に設定されており、
前記内壁板は外壁板と共に左右のコーナー部材に固定されると共に、コーナー部材に固定されない内壁板の上端は、外壁板の第2ヒンジ部より上方で且つ第1ヒンジ部の下端と揃うかそれより下にあり、第1ヒンジ部を基準に蓋部材が折曲げ自在となることを特徴とする。
側板にコーナー部材を固定するに際しては、第2ヒンジ部を介して蓋部材を外方へ折り返すことで折り返された側板の上部や蓋部材でコーナー部材が覆われることなく露出するので、コーナー部材を側板に嵌合したままで、スポット溶接や固定金具などによる固定作業を容易に遂行することができる。
前記内壁板は、外壁板の第2ヒンジ部より下方に延びていてよい。
また、内壁板の上端を外壁板の第1ヒンジ部で折り曲げられた蓋部材の基端が衝合する位置に揃えることで、蓋部材で箱本体の開口を覆う際に蓋部材の基端側を支持することができる。
更に、コーナー部材の内側には短いフレームを設けて内壁板又は内壁板と外壁板の折曲げ片部の外側の上部を固定すれば、前記側板の強度の低下を抑えることができる。
以下に、この発明の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図示例の場合、箱を構成する周壁として、第1部材A〜第4部材D(図2〜図4参照)を用いている。
本実施例では、第1部材A〜第4部材Dを構成する素材は、ポリプロピレン製のプラスチック製中空体シートからなっているが、合成樹脂板でもよく、その素材は特に問わない。
図中、丸で囲んだ部分は、プラスチック製中空体シートの目(中芯の延出方向)を示す。
図示例で前記側板3a、3bは、左右一対の切欠部30を介して左右両側にコーナー部材嵌合用の突片31a、31a'と31b、31b'とを有しており、中央にフレーム嵌合用の突片32、33を有している。
また、本実施例では、図2中、Gは側板3a、3bに設けた把手取付用の孔であり、把手G1は図1のように対向する側板3a、3bに取り付けることができる。
ここで、本実施例で前記側板2は、内側となる内壁板5と、外側となる前記外壁板6の二重構造からなっている。
第3部材Cが側板2の内壁板5を示し(図4(a)参照)、第4部材Dは、前記側板2と対峙する側板3dを示す(図4(b)参照)。
図示例で内壁板5は矩形からなり、側板3dは、左右の切欠30を介して両端にコーナー部材嵌合用の突片31c、31c'を有し、中央にフレーム嵌合用の突片34を有している。
なお、図4(b)中、側板3dの左右縁部及び下縁部に沿う点線は、溶着用の折り曲げ線を示す。
以上
本実施例では、前記第1ヒンジ部H1は熱罫線によって形成された内面側が開くV字溝で形成されている。
該第2ヒンジ部H2は、図示例の場合、内面側が開くハーフカットからなっており、外壁板6の横幅全域に亘って形成されている(図3参照)。
なお、図示例で外壁板6は、図中、左右端縁部2a、2cと下端縁部2bは内向きに僅かに折曲げられて、組立時に隣接する側板3a、3bや底板3cの縁部に溶着等で一体に固着される。
この一例として、例えば、特開2008−222255号の中空合成樹脂板を用いた函体の製法を用いることで、重ね合わせて一体に熱溶着した外壁板6の各端縁部2a、2b、2cの表面を組立時に隣接する側板3a、3bや底板3cの表面と略同一面にすると共に、水漏れのない密封した構造にすることができる。
また、対向する側で前記側板3dの端縁部と隣接する側板3a、3bや底板3cとの溶着も同様に成形することができる。
また、第1ヒンジ部H1や第2ヒンジ部H2は、熱罫(V字、U字)でもハーフカットでも別部材でもよい。
即ち、上下が第1ヒンジ部H1と第2ヒンジ部H2で囲まれ、左右が外壁板6の一対の切取線L1、L2で囲まれた部分が折曲げ片部7として形成されている。
即ち、第2ヒンジ部H2の位置は、コーナー部材C1、C2と側板2との固定位置より下方の中途位置に配置されている(図1参照)。
そして、前記折曲げ片部7の横幅は、左右一対のコーナー部材C1、C2及び前記短いフレームF1、F2間の横幅以下の長さに設定されている。
そのため第2ヒンジ部H2を外方に折り返しても、折曲げ片部7や蓋部材4が、前記コーナー部材C1、C2及び前記短いフレームF1、F2の外側を覆うことなく、露出させるので、それらを側板3に固定させる際に、作業の邪魔になることがない(図5、図6参照)。
図示例では、前述のように、コーナー部材C1、C2のそれぞれ内側に短いチャンネル状のフレームF1、F2が同様に固定される。
上記フレームF1、F2は、コーナー部材C1、C2と同列に並び、あるいはコーナー部材C1、C2に嵌合されるものでもよいし、設けられなくてもよい。 また、コーナー部材C1,C2とフレームF1,F2は一体物でもよい。
即ち、側板3dの左右の端縁を内向きに折曲げて側板3a、3bの隣接する縁部に接着や溶着で固着し、側板3dの下端縁部を内向きに折曲げて底板3cの隣接する縁部に接着や溶着で固着して一体化する。
なお、折り曲げ片部7をこれと接する内壁板5に接着すれば、組立て後に第2ヒンジ部H2から蓋部材4が折り返されることもない。
折曲げ片部7は、第2ヒンジ部H2により折曲げられなければよいので、把手G1の取付位置は、第2ヒンジ部H2に重なる位置でもよい。
この場合は、対峙する側板3dの対応位置にも把手G1を設け、隣接する側板3a、3bには把手を設けなくてもよい。
また、把手に替えて内壁板5と折曲げ片部7とを固定する固定金具などの公知の固定部材(図示せず)を用いてもよい。
このように内壁板5と折曲げ片部7とを固定する場合には、折曲げ片部7の全面または一部を接着し、または把手によって固定するなどの構成を用いることができる。
その他要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
2 蓋部材付き側板
3 側板
4 蓋部材
5 内壁板
6 外壁板
7 折曲げ片部
8a、8a’ 嵌合片
8、8’ 固定片部
9 切欠
10 蓋付き箱
30 切欠部
31 コーナー部材嵌合用の突片
32 フレーム嵌合用の突片
C1〜C4 コーナー部材
F1、F2 フレーム
H1 第1ヒンジ部
H2 第2ヒンジ部
L1、L2 一対の切取線
Claims (3)
- 箱本体の各コーナーの上部に隣接する側板に固定するコーナー部材を有し、所定の側板上部のヒンジ部により前記箱本体の上面を開閉自在な蓋部材を備えた蓋付き箱において、
箱本体を構成する所定の側板が内壁板と外壁板の二重構造からなっており、
該外壁板に形成された横に延びる蓋開閉用の第1ヒンジ部を介して蓋部材が折曲げ自在に前記外壁板に一連に形成されており、
前記外壁板上で、前記第1ヒンジ部の下方となる中途位置に形成されて横に延び、外壁板の外側に折り返し可能な第2ヒンジ部を有しており、
前記第1ヒンジ部と第2ヒンジ部の間に、縦に延びる左右一対の切取線で外壁板と切り離された折曲げ片部が設けられており、
該折曲げ片部の横幅が、少なくとも左右一対のコーナー部材間の横幅以下の長さに設定されると共に、
前記第2ヒンジ部の位置が、該コーナー部材と側板との固定位置より下方に設定されており、
前記内壁板は外壁板と共に左右のコーナー部材に固定されると共に、コーナー部材に固定されない内壁板の上端は、外壁板の第2ヒンジ部より上方で且つ第1ヒンジ部の下端と揃うかそれより下にあり、第1ヒンジ部を基準に蓋部材が折曲げ自在となることを特徴とする蓋付き箱。 - 内壁板の上部が外壁板と共に左右のコーナー部材に固定されており、
蓋部材は、閉じた状態で、内壁板の上端で支持されてなることを特徴とする請求項1に記載の蓋付き箱。 - 内壁板と折曲げ片部とが、折曲げ片部の全面または一部で接着または固定部材によって固着されていることを特徴とする請求項2に記載の蓋付き箱。
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