JP6149947B2 - 質量分析装置 - Google Patents
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Description
以下、代表的なアンビエントイオン化法であるDART法によるイオン源を用いた質量分析装置(以下、DART質量分析装置という)を例に挙げて説明する。
まず、測定位置(DARTイオン源において励起状態の水分子の噴霧流が吹き付けられる位置)に何もセットしない状態で一定時間測定(ブランク測定)を行う(ステップS81)。このブランク測定及び引き続くサンプル測定では、未知成分を検出するために、所定質量電荷比範囲に亘るスキャン測定が繰り返し実行され、スキャン測定毎に該質量電荷比範囲のマススペクトルを表すデータが収集される。DART質量分析装置におけるデータ処理部は、スキャン測定毎に得られる信号強度を全質量電荷比範囲に亘って積算し、これを時間経過に伴ってプロットしてゆくことで、トータルイオンクロマトグラムをリアルタイムで作成する。
作業者は測定実行時に紙等に記録したサンプル情報と検出時間とを確認し(ステップS91)、一つのサンプルが検出されている時間範囲において得られたマススペクトル(通常はクロマトグラム上のピークトップに対応したマススペクトル)を選択して、そのマススペクトルからブランク測定の時間範囲において得られたマススペクトルを減算する操作を行う。これにより、様々な要因によるバックグラウンドが除去されたマススペクトルが得られる(ステップS92)。
以上のような解析作業により、複数のサンプルの差異や共通性を示す情報を得ることができる。
(1)測定対象のサンプルの選択やそのサンプルを測定位置にセットするタイミングなどは測定者に委ねられており、その点で測定は非常に手軽で且つ自由度が大きい。その反面、作業者はサンプル名や検出時間などを紙などに記録しなければならず、解析時にはその記録を参照して作業を進める必要がある。記録した情報を紛失すると解析作業に大きな支障をきたすため、そうした情報をきちんと管理し必要に応じてすぐに取り出すことができるようにしておく必要があるが、そうした管理は非常に面倒で煩雑である。
(3)各サンプルのマススペクトルに基づく質量電荷比や信号強度などの差異も作業者が手動で計算し、その結果を判断する必要がある。そのため、作業に時間が掛かるのみならず、作業者の熟練や経験の差によって判断にばらつきが生じ易い。
(4)マススペクトル上に特定した化合物名などのコメント情報を書き込む際に、その情報を対応付けたいピークの信号強度が低かったりピーク間隔が狭かったりして、書き込みが難しいか否かを作業者が判断し、必要に応じてマススペクトルの拡大図を表示する操作を行う必要がある。そしした作業は面倒であり、作業者によってマススペクトル表示の態様にばらつきが生じ易い。
(5)マススペクトル上のピークの質量電荷比から化合物や構造式を特定する際に、場合によっては、アダクトイオンなど分子イオン以外のピークの判断が必要になるが、そうした判断は或る程度経験を積んだ作業者でないと行えず、経験の乏しい作業者はそうした特殊なイオンピークを見逃してしまうおそれがある。その結果、正確な解析結果が得られないおそれがある。
a)測定実行中に、ユーザによる、測定対象である試料を特定するためのサンプル情報を少なくとも含むコメント情報の入力を受け付けるコメント入力受付部と、
b)前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報を、その受け付けの時点で収集されている測定データが格納されるデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納するデータ保存部と、
c)測定データに基づいてクロマトグラムをリアルタイムで作成するクロマトグラム作成部と、
d)前記クロマトグラムにおいてピークを検出するピーク検出部と、
を備え、前記データ保存部は、前記ピーク検出部による検出結果から求まる時間情報を試料に対する測定の時間情報として、前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報とともにデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納することを特徴としている。
なお、ピーク検出部におけるピーク検出の方法は既知の各種手法、つまり、クロマトグラムのカーブの傾き、ピーク高さ、或いはピーク幅などを用いた方法でよい。この構成によれば、作業者自身は測定の時間情報を入力する必要はないので、作業者の作業負担が軽減されるとともに、誤った時間が入力されることも防止することができる。なお、外乱等によるノイズピークを誤って試料由来のピークであると誤認識することを回避するために、例えば一つのピークを検出したあとに所定時間の間はピークを検出しないようピーク非検出期間を設けたり、逆にピークを検出するためのピーク検出窓を設けたりしてもよい。
a)測定実行中に、ユーザによる、測定対象である試料を特定するためのサンプル情報を少なくとも含むコメント情報の入力を受け付けるコメント入力受付部と、
b)前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報を、その受け付けの時点で収集されている測定データが格納されるデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納するデータ保存部と、
c)前記コメント入力受付部により受け付けられたコメント情報に基づいて特定した、試料がある状態の測定で得られたマススペクトルから、試料がない状態のブランク測定で得られたマススペクトルを差し引くスペクトル減算部と、
d)該スペクトル減算部により減算処理されたマススペクトルを表示するマススペクトル表示処理部と、
を備えることを特徴としている。
異なる2以上の試料に対してそれぞれ得られた、減算処理されたマススペクトルの間での差異の情報を抽出する差異情報抽出部と、
上記差異情報抽出部により抽出された差異情報を表示する差異情報表示部と、
をさらに備えることを特徴としている。
化合物の種類と質量電荷比情報とを対応付けた化合物情報を記憶しておく化合物情報記憶部と、
マススペクトル上のピークの質量電荷比を前記化合物情報記憶部に記憶されている化合物情報と照合することにより化合物及び/又は化学構造式を特定する化合物特定部と、
前記化合物特定部で特定された化合物及び/又は化学構造式を示す情報をクロマトグラム上のピーク及び/又はマススペクトルに対応付けて表示する化合物情報表示部と、
をさらに備えることを特徴としている。
本発明に係る第1実施例であるDART質量分析装置について、添付図面を参照して説明する。
図1は第1実施例のDART質量分析装置の要部の構成図である。
本実施例の質量分析装置は、大気に開放されたイオン化領域20と図示しない高性能の真空ポンプにより真空排気される高真空雰囲気である分析室23との間に、段階的に真空度が高められた第1中間真空室21及び第2中間真空室22を備えた多段差動排気系の構成を有する。イオン化領域20と第1中間真空室21とは細径のイオン導入管26を通して連通している。イオン化領域20には、イオン導入管26の入口開口26aに対向してDARTイオン化ユニット10が配置され、測定実行時には、その入口開口26aとDARTイオン化ユニット10との間に、分析対象である試料25が挿入される。
DARTイオン化ユニット10においては、ガス導入管14を通して放電室11内にヘリウムが供給され、ヘリウムが放電室11内に充満した状態で針電極15に高電圧が印加されると、針電極15と接地電位である隔壁16との間で放電が生じる。この放電によって、基底一重項分子ヘリウムガス(11S)は、ヘリウムイオン、電子、及び励起された励起三重項分子ヘリウム(23S)の混合物に変化する。この混合物は次の反応室12に入るが、反応室12の隔壁16、17にそれぞれ印加されている電圧により生成される電場の作用により、電荷を有するヘリウムイオンと電子とは反応室12で遮断され、電気的に中性である励起三重項分子ヘリウムのみが加熱室13へと送り込まれる。
作業者が入力部60で所定の操作を行うと、制御・処理部40の指示を受けた分析制御部33の制御の下に、所定の質量電荷比範囲に亘るスキャン測定が開始される。作業者は測定開始から数分程度(この例では約3分間)、サンプルを測定位置に挿入せずに待機する。それにより、試料25が測定位置にない状態の測定、つまりブランク測定を行う。
測定が開始されると、制御・処理部40においてリアルタイムクロマトグラム作成部41はアナログデジタル変換器32でデジタル化された検出データを受け取り、トータルイオンクロマトグラム(なお、以下の説明では、トータルイオンクロマトグラムを単に「クロマトグラム」ということがある)を作成しクロマトグラム表示欄101に表示する。スキャン測定が実施され新たなデータが得られる毎に、クロマトグラム表示欄101に表示されるクロマトグラムのカーブは更新される。図5中に示すように、ブランク測定の実行中には、ノイズなどのバックグラウンドを示すカーブが現れる。
これにより、ブランク測定及び複数のサンプルに対する測定によって得られたマススペクトルデータと、測定されたサンプルのサンプル名や測定開始時間・終了時間の情報がともに格納されたデータファイルが記憶される。
なお、ここでは、全てのサンプルについてのマススペクトルを一覧表示しているが、選択されたサンプルのみのマススペクトルを表示してもよいし、或いは一覧表示でなくタブの切替えによりマススペクトルを選択的に表示するようにしてもよい。
例えば差異解析部51は、信号強度の閾値を設定しておき、いずれかのサンプルに対するマススペクトルにおいてその閾値を信号強度が超えた質量電荷比を全て抽出する。そして、その質量電荷比における信号強度の差異を、指定された複数のサンプル間において算出する。
本発明に係る第2実施例であるDART質量分析装置について、図14に示す構成図を参照して説明する。図14では、図1に示した第1実施例によるDART質量分析装置と同一の又は相当する構成要素には同じ符号を付してある。
この第2実施例のDART質量分析装置が第1実施例のDART質量分析装置と異なる点は、制御・処理部40にピーク検出部45が新たに加えられていることである。
11…放電室
12…反応室
13…加熱室
14…ガス導入管
15…針電極
16…入口側隔壁
17…出口側隔壁
18…ノズル
19…グリッド電極
20…イオン化領域
21、22…中間真空室
23…分析室
25…試料
26…イオン導入管
26a…入口開口
27、29…イオンガイド
28…スキマー
30…四重極マスフィルタ
31…イオン検出器
32…アナログデジタル変換器
33…分析制御部
40…制御・処理部
41…リアルタイムクロマトグラム作成部
42…コメント入力受付部
43…データファイル作成部
44…データ記憶部
45…ピーク検出部
46…クロマトグラム作成部
47…マススペクトル作成部
48…スペクトル減算部
49…スペクトルピーク特定部
50…既知成分情報記憶部
51…差異解析部
52…差異情報表示処理部
60…入力部
61…表示部
Claims (9)
- 大気圧雰囲気である所定の測定位置に配置された試料に対する測定をリアルタイムで実行する質量分析装置であって、
a)測定実行中に、ユーザによる、測定対象である試料を特定するためのサンプル情報を少なくとも含むコメント情報の入力を受け付けるコメント入力受付部と、
b)前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報を、その受け付けの時点で収集されている測定データが格納されるデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納するデータ保存部と、
c)測定データに基づいてクロマトグラムをリアルタイムで作成するクロマトグラム作成部と、
d)前記クロマトグラムにおいてピークを検出するピーク検出部と、
を備え、前記データ保存部は、前記ピーク検出部による検出結果から求まる時間情報を試料に対する測定の時間情報として、前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報とともにデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納することを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1に記載の質量分析装置であって、
前記コメント入力受付部は、複数のサンプル情報が予め登録されたリストの中から、ユーザにより選択されたサンプル情報を前記コメント情報の一つとして受け付けることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1又は2に記載の質量分析装置であって、
前記コメント入力受付部は、前記サンプル情報のほかに、試料に対する測定の時間情報を前記コメント情報の一つとして受け付けることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項3に記載の質量分析装置であって、
測定データに基づいてクロマトグラムをリアルタイムで作成し表示画面上に描出する測定時クロマトグラム表示処理部をさらに備え、
前記コメント入力受付部は、前記表示画面上に描出されたクロマトグラムにおいてユーザにより指示された位置に対応した時間を前記時間情報として受け付けることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の質量分析装置であって、
前記コメント入力受付部により受け付けられたコメント情報の少なくとも一部を、測定により得られたデータに基づいて作成され表示画面上に表示されるクロマトグラム又はマススペクトル上の適宜の位置に表示する表示処理部をさらに備えることを特徴とする質量分析装置。 - 大気圧雰囲気である所定の測定位置に配置された試料に対する測定をリアルタイムで実行する質量分析装置であって、
a)測定実行中に、ユーザによる、測定対象である試料を特定するためのサンプル情報を少なくとも含むコメント情報の入力を受け付けるコメント入力受付部と、
b)前記コメント入力受付部により受け付けたコメント情報を、その受け付けの時点で収集されている測定データが格納されるデータファイル中に格納する、又はそのデータファイルに対応付けられた別のファイル中に格納するデータ保存部と、
c)前記コメント入力受付部により受け付けられたコメント情報に基づいて特定した、試料がある状態の測定で得られたマススペクトルから、試料がない状態のブランク測定で得られたマススペクトルを差し引くスペクトル減算部と、
d)該スペクトル減算部により減算処理されたマススペクトルを表示するマススペクトル表示処理部と、
を備えることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項6に記載の質量分析装置であって、
異なる2以上の試料に対してそれぞれ得られた、減算処理されたマススペクトルの間での差異の情報を抽出する差異情報抽出部と、
前記差異情報抽出部により抽出された差異情報を表示する差異情報表示部と、
をさらに備えることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項6に記載の質量分析装置であって、
化合物の種類と質量電荷比情報とを対応付けた化合物情報を記憶しておく記憶部と、
マススペクトル上のピークの質量電荷比を前記記憶部に記憶されている化合物情報と照合することにより化合物を特定する化合物特定部と、
前記化合物特定部で特定された化合物を示す情報をクロマトグラム上のピーク及び/又はマススペクトルに対応付けて表示する表示部と、
をさらに備えることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の質量分析装置であって、
リアルタイム直接イオン化法によるイオン源を備えることを特徴とする質量分析装置。
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