JP6149835B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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本発明はゴルフクラブに係り、更に詳しくは、ゴルフクラブの長さが調整可能であるとともに、当該長さを調整したときに、ロフト角及びライ角の少なくとも一方を同時且つ自動的に調整することのできるゴルフクラブに関する。
一般的に、ゴルフクラブは、そのクラブ長さが固定された状態となっており、例えば、ドライバーと称するウッドタイプのゴルフクラブにあっては、45インチ前後の長さのものが市販されている。
しかしながら、ゴルファーが所望するクラブ長さは一様ではなく、特にドライバーの場合には、より長いもの、或いは、より短いものを要求する場合がある。
このような場合、グリップの軸線方向において、グリップを握る位置をずらして利用して対応することも可能であるが、グリップがテーパ形状を備えていることから、握る領域の太さが通常時と異なってしまうので、違和感をもたらしてしまう、という不都合を招来する。
従って、グリップの握る位置を変えることなく、クラブ長さを調整することができれば、上述した要求に対応することができる。
ところで、ゴルフクラブの長さを長くした場合には、一般的には、アドレス時にヘッドのトウ側が上がり、アドレスライ角(アドレス時にシャフト軸が水平面となす角度)はアップライトになる。このような状態で打撃すると、ヘッドのヒール側が相対的に低い位置となるため、インパクトの際に、ヒール側が地面に引っかかるようになり、フェース面のトウ側がヒール側よりも前方に返ってフェース面がかぶり(フックフェースとなる)、例えば、右打ちゴルファーの場合には、左前方にボールが打ち出されてしまうという不都合を生ずる。また、フェース面上の重心点は、ライ角がフラットの状態に比べて若干上昇するため、重心位置でインパクトし難くなって飛距離低下要因となる。
また、クラブ長さを長くした場合、ボールのバックスピン量が過大となり、ボールが上がり過ぎて、いわゆる「吹き上がる」状態をもたらし、飛距離が低下する、という不都合もある。これは、シャフトが撓り易くなってゴルフクラブのロフト角(フェース面がシャフト軸を含む鉛直面となす角度)が、大きくなりすぎた状態でインパクトしてしまうことに起因するものと考えられる。
この一方、ゴルフクラブの長さを短くしてライ角がフラットになりすぎた場合には、オープンフェースになり易くなる。従って、例えば、右打ちゴルファーの場合、ボールが右前方に打ち出されてしまうようになる他、クラブを長くした場合と同様に重心位置がフラットの状態に比べて若干上がってしまい、飛距離低下要因となる。
なお、クラブを短くした場合には長寸タイプに比べてコントロールし易くなるが、一方で、ヘッドスピードが落ち、ボールが上がり難くなって飛距離を低化させる原因となる。これは、ゴルフクラブのロフト角が小さくなった状態でインパクトすることに起因するものと考えられる
このように、クラブ長さを調整若しくは変更した場合には、それによって生ずる不都合を同時に解消できれば使い勝手のよいゴルフクラブを提供できることになる。
ところで、特許文献1には、ヘッドのシャフト取付部にシャフトの先端側を挿入して当該シャフトをヘッドに固定可能としつつ長さやライ角を調整可能としたゴルフクラブが提案されている。
前記特許文献1は、例えば、図7(A)に示されるように、ヘッド50のヒール側であってフェース面50A寄りに位置するホーゼル部51に、シャフト52の下部に固定された有底のスリーブ53が挿入可能に設けられている。スリーブ53の底部55には、ホーゼル部51の底部54を貫通するボルト56がねじ込み可能となっており、これによってシャフト52がホーゼル部51に固定される。また、図7(B)に示されるように、スリーブ53の挿入深さを浅くし、当該スリーブ53とホーゼル部51の底部55との間にスペーサ57を配置するとともに、スリーブ53の上端フランジ部とホーゼル部51の上端部との間にスペーサ58を配置してボルト56をねじ込むことでクラブ長さを長くすることができるようになっている。
なお、図7(A)、(B)では、スリーブ53のシャフト挿入穴がスリーブ53の外周円筒面の軸線に対して傾いたものが用いられているが、シャフト挿入穴が前記軸線に一致するものに交換することで、ロフト角も調整可能となっている。
特開2013−27417号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたゴルフクラブにあっては、クラブ長さを調整しても、当該長さが調整されるだけのものであり、例えば、ロフト角を変更する場合には、ロフト角調整用のスリーブをシャフトに付け替える必要があり、単に、シャフトの挿入深さを変えるだけでロフト角を同時且つ自動的に調整することはできない。
従って、例えば、クラブ長さとロフト角調整とを行う場合には、それぞれ独立した調整作業が不可避となり、作業が複雑となる不都合がある。特に、初心者の場合、クラブ長さの変更に伴って、どの程度角度を調整すれば良いか分からないため、簡易且つ迅速な調整は期待できない。
本発明の目的は、クラブの長さを調整若しくは変更したときに、ロフト角及びライ角の少なくとも一方の調整を同時且つ自動的に行うことのできるゴルフクラブを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、特許請求の範囲記載の構成を採用したものであり、具体的には、ヘッドのシャフト取付部にシャフトの先端側を挿入して当該シャフトをヘッドに固定可能としたゴルフクラブにおいて、
前記シャフトをその軸線回りに回転させることなく当該シャフトの挿入深さを変化させることにより、クラブの長さが調整可能に設けられているとともに、前記シャフトの挿入深さを変化させることにより、シャフト取付部とシャフトとが、当該シャフトの軸線を含む面内に沿って相対的に回転変位してロフト角及びライ角の少なくとも一方が調整可能に設けられる、という構成を採っている。
ロフト角やライ角を変更する場合、唯一の面内でシャフト取付部とシャフトとを、相対的に回転させればよい。例えば、ロフト角のみ調整するならば、フェース面と直交する鉛直平面内で考えればよく、ライ角のみ調整するならば、上記鉛直平面を鉛直方向の軸に関して90度回転させた平面内で考える必要がある。そして、ロフト角及びライ角を変更する場合は、この90度の範囲内で適宜、回転させた平面内を想定すればよい。
本構成によれば、クラブの長さが変化するのに伴って、自動的にロフト角及びライ角の少なくとも一方が調整されるため、単にクラブ長さを変更した際に生じてしまう意図しない打ち出し方向の変化やヘッドスピードの低下などの種々の不都合を解消することができる。
本発明において、前記シャフト取付部はシャフト先端側の挿入空間を備えた管状をなし、当該挿入空間は、前記ヘッドのフェース面と略平行な面内又はフェース面と略直交する面内で円弧状の軌跡に沿って設けられ、
前記シャフトの先端側は、前記挿入空間に対応する外形に設けられる、という構成を採用するとよい。
また、前記シャフト取付部は底部を有し、
前記シャフト取付部にシャフトを固定する固定手段を含み、
前記固定手段は、前記底部に設けられた穴部と、
前記ヘッドのソール面側から挿入されて前記シャフト取付部の前記穴部を貫通可能な雄ねじと、
前記シャフト先端側に設けられた雌ねじ部とにより構成することができる。
この際、前記固定手段は、長さが異なる複数のねじと、
前記シャフト取付部の底部とシャフト先端との間に配置され、前記挿入空間に対応する外形を有するスペーサを含む構成とすることが好ましい。
本発明によれば、シャフトの挿入深さを変えるだけでロフト角やライ角が調整可能となり、しかも、これらが相互に適正に調整できる関係となるから、何れかを調整したときに、何れか他方の条件が悪くなるといった不都合を解消でき、単一のゴルフクラブであっても、ゴルファーの個性に応じて使い勝手の良い汎用性を付与することができる。
従って、ゴルファーが所有していないゴルフクラブの設定としたり、実際には市販されていない架空のゴルフクラブ仕様に変更することも可能となる。
また、シャフト取付部の挿入空間を円弧状の軌跡に沿って設け、シャフトの先端側がこれに対応する外形に設けられているから、円弧の軌跡が形成される面内でシャフトとヘッドとが相対回転可能となる。従って、相対回転する面をフェース面に沿う面に設定したり、或いは、フェース面に直交する面とするだけで、ライ角やロフト角の調整が行えることとなる。
また、本発明に係る固定手段によれば、ねじの着脱操作を行うだけで前述した調整を行うことができ、ゴルファー自身において、容易且つ迅速に調整を行うことができ、ゴルフショップに委ねる必要性を排して経済的にも有利となる。なお、スペーサを用いた構成とすることで、シャフトを長くしたときに生じ得るシャフト取付部内の空間を埋めて固定強度を強固に保つことができる。
第1実施形態に係るウッドタイプのゴルフクラブヘッドの底面図。 前記実施形態におけるゴルフクラブをフェース面と略平行な面内で一部断面した分解図。 前記面内におけるゴルフクラブの短い状態を示す要部断面図。 前記面内でゴルフクラブを長くしたときにライ角が変化する方向にヘッドが相対回転する状態を示す要部断面図。 第2実施形態に係るゴルフクラブをフェース面と略直交する面内で断面した要部断面図。 図5の状態に対してゴルフクラブを長くしてロフト角が変化する方向にヘッドが相対回転する状態を示す要部断面図。 (A)、(B)は、従来例の断面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、位置若しくは方向を示す用語は、特に明示しない限り、図2を基準として用いるものとし、クラウン側を「上」、ソール側を「下」、トウ側を「前」、ヒール側を「後」とする。
また、本発明におけるライ角とは、ヘッドを設計上の基準となる姿勢に保ったときに、シャフト軸が水平面となす角度のことである。また、本発明におけるロフト角とは、シャフト軸が水平面となす角度を設計値に保ったときに、フェース面が、シャフト軸を含む鉛直面となす角度である。
[第1実施形態]
図1及び図2において、ゴルフクラブ10は、いわゆる「ドライバー」と称されるウッドタイプのゴルフクラブを構成するヘッド11と、シャフト取付部を構成するホーゼル部12を介してヘッド11に取り付けられたシャフト13とを含む。ヘッド11は、上面側となるクラウン面15と、下面側となるソール面16と、これらのトウ側からバック側を通ってヒール側に至る外周面を形成するサイド面17と、打撃面となるフェース面18とを備えて構成されている。
前記ホーゼル部12は、図2に示されるように、上端が開口し、底部21がソール面16寄りに位置する深さを備えた略有底円管状をなし、その内面側がシャフト13の先端側の挿入空間20として形成されている。このホーゼル部12は、ヘッド11のフェース面18に沿う面内で、円弧状の軌跡に沿うように、その内面が湾曲した形状に設けられている。本実施形態では、円弧の中心がヘッド11のヒール側に位置し、ホーゼル部12の中央部が上下に対して前方に位置して反るように湾曲した形状となっている。なお、ホーゼル部12の底部21には、その前後方向に沿って長いスロット穴22が形成されている一方、ソール面16のヒール側に設けられた凹部16Aの上面にもスロット穴22と同じ方向に延びるソール側スロット穴23が設けられており、これらの穴23、22には、固定手段を構成する長寸ねじ24及び短寸ねじ25がソール面16側から選択的に挿入可能となっている。
前記シャフト13はスリーブ27を介してホーゼル部12内に挿入され、長寸ねじ24又は、短寸ねじ25を介してホーゼル部12内に固定可能となっている。シャフト13とスリーブ27との連結は接着により行うことができる。なお、長寸ねじ24を用いてスリーブ27を固定する場合には、長寸ねじ24と共に固定手段を構成するスペーサSがホーゼル部12の底部21とスリーブ27との間に介装される。このスペーサSは、挿入空間20の下部内面形状に対応する外面形状を備えて湾曲し、その軸線方向には、長寸ねじ24が挿通可能な通路28が傾斜方向に形成されている。
前記スリーブ27は、ホーゼル部12の挿入空間20を形成する内面に対応する外形を備えた形状とされている。すなわち、スリーブ27は、挿入空間20の上下方向長さに対応する長さを有しているとともに、挿入空間20の内周面に接して当該挿入空間20内に収まるように、略同一の円弧状の軌跡に沿ってトウ側に湾曲する外形を備えて構成され、これにより、スリーブ27が挿入空間20内で上下方向に移動可能となり、延いてはスリーブ27と一体化されるシャフト13の挿入深さが調整可能とされてゴルフクラブ10の全体長さが調整可能となっている。因みに、本実施形態では、前記円弧の曲率半径が約57.3インチ(約1455mm)に設定され、スリーブ27をホーゼル部12の挿入空間20内で1インチ(2.54cm)移動させることでライ角が1度変化するようになっている。
なお、スリーブ27は、有底とされてその途中までシャフト13の差し込みが行えるものであり、その底部(下端)側には、ホーゼル部12の底部21に設けられたスロット穴22を通って延びる長寸ねじ24及び短寸ねじ25がねじ込み可能となる雌ねじ33が形成されている。
前記ゴルフクラブ10は、シャフト13の先端(下端)側にスリーブ27が接着固定された状態で、当該シャフト13の先端側がホーゼル部12内に挿入される。この挿入は、スリーブ27をホーゼル部12の底部21に突き当たる位置まで行うことができ、この状態で、短寸ねじ25がソール面16の凹部16A側から挿入されてスロット穴23、22を通って雌ねじ33にねじ込まれることとなる(図3参照)。
図3に示される状態を初期状態とし、ゴルフクラブ10の長さを長くしたい場合には、短寸ねじ25を外し、シャフト13、スリーブ27をホーゼル部12から抜き出す。そして、スペーサSをホーゼル部12内に落とし込んだ後、スリーブ27をホーゼル部12に挿入し、長寸ねじ24を雌ねじ33にねじ込めばよい(図4参照)。これにより、スリーブ27は、ホーゼル部12に対して円弧の軌跡に沿って相対的に上昇した位置となるため、ヘッド11の前部側となるトウ側が初期状態の二点鎖線位置に対して下方に相対回転することになる。つまり、短寸ねじ25を用いてシャフト13が固定されてクラブ長さが短く設定されているときのライ角に対し、クラブ長さを長くしたときのライ角は、それよりも小さい角度となるように設定を調整することができる。これにより、トウ側がフラットの位置からアップライトになる傾向を抑制若しくは防止することができ、インパクトの際に、ヒール側が地面に引っ掛かってフェース面がかぶることで左前方にボールが打ち出されてしまうという不都合を回避することができる。しかも、フェース面上の重心点が上昇することもなく、飛距離低下要因も回避可能となる。この調整角度は、円弧の曲率によって決定されるものであるが、本実施形態の上記設定では、クラブ長さを1インチ伸ばしたときにライ角が1度フラットになることになる。
なお、スペーサSは軸方向長さが種々異なる複数個用意し、それに応じてねじを複数用意しておくことで、スリーブ27の微細な挿入深さ調整が可能となる。
また、短寸ねじ25を用いた状態においてトウ側がフラットの位置よりも下がるような設定としてもよい。
従って、本発明の上記第1実施形態によれば、ゴルファーの要求に従ってクラブ長さを調整したときに、同時にライ角も自動的に調整されるから、クラブの長さを変えたときに生じ易い不利益、例えば、ボールの打出し方向が左右にばらついてしまうという不都合を回避することが期待できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図5、図6を参照しつつ説明する。なお、図5、6中二点鎖線は、断面した位置よりも奥側に見えるヘッドの外形を示すものである。また、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
第2実施形態は、クラブ長さを調整したときに、ロフト角が同時に調整されるように構成した点に特徴を有するものである。
そのため、図5、図6に示されるように、ホーゼル部12が、フェース面18に略直交する鉛直面内において円弧状にフェース側に湾曲する向きとなるように設けられている。ここで、円弧の中心は、ヘッド11のバック側に位置するものであり、これにより、ホーゼル部12の中央部が上下よりもフェース面18側に位置するように反った湾曲形状となっている。また、ホーゼル部12の底部21に設けられたスロット穴22、ソール面16側の凹部16Aの上部に設けられたスロット穴23は、図5中左右方向に延びる向きで形成されている。なお、シャフト13は、図示しないグリップにバックラインが入っていないタイプであれば、シャフト軸線を中心として90度周方向に回転させて用いればよいことになる。その他の構成は、実質的に第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、クラブ長さが短い状態のロフト角に対し、クラブ長さを長く調整したときに、図6中矢印で示されるようにヘッドのバック側が移動してロフト角が相対的に小さい角度となるように設定することができる。
従って、第2実施形態によれば、クラブの長さを長くしてもロフト角を小さくしてバックスピン量を減らしてボールの吹き上げを回避する一方、クラブ長さを短くしてもロフト角を相対的に大きくしてボールを上げ易くすることで飛距離低下原因を回避することが期待できる。
[第3実施例]
第3実施形態は、クラブ長さを調整したときに、ライ角とロフト角とを同時に調整できるようにした点に特徴を有する。
すなわち、第3実施形態におけるホーゼル部12及びスリーブ27の外形は、図4に示されるように、円弧の中心がヘッド11のヒール側に位置する円弧状に湾曲した形状となり、且つ、図5に示されるように、円弧の中心がヘッド11のバック側に位置する円弧状に湾曲した形状とが合成された形状となるように設けられている。つまり、円弧の中心がヒール側とバック側との間にあるように設定されている。
このような第3実施形態によれば、クラブ長さを長くしたときに、初期のライ角よりも小さい角度となるようにライ角を調整することができ、且つ、クラブ長さの変更に伴って、ライ角とロフト角とが自動的に連動して変更されるため、ロフト角を相対的に小さく設定することができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、位置等、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
例えば、前記実施形態では本発明がドライバーに適用された場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のウッドタイプのゴルフクラブ、アイアン、ユーティリティと称されるゴルフクラブ、パターへの適用を妨げない。
例えば、4番アイアンに本発明が適用されて0.5インチ長くしたときに、ロフト角を3度立てるようにした場合には、3番アイアンと同様に用いることができる。従って、3番アイアンを有していないゴルファーでも、3番アイアンを所有したに等しいことになる。
また、スリーブ27は円管状でなくてもよく、横断面が多角形状、楕円となる形状としてもよい。この場合には、ホーゼル部12の外形も同じ曲率で円弧状に湾曲していればよい。
更に、スリーブ27は必ずしも設けなくてもよく、シャフト13の先端側が、スリーブ27と実質的に同一の構造に形成されていれば足りる。
また、スリーブ27の軸線に略直交する穴を、例えば、ヘッド11のヒール側に設け、当該穴を通じてねじをねじ込みできるようにしてスリーブ27の位置を固定するようにしてもよい。これによれば、スペーサSを設ける必要性を無くすこともできる。
更に、スペーサSは、軸方向に伸縮できる弾力性を持った材料で形成してもよい。この場合には、シャフト13の挿入深さを調整する範囲が一定の範囲において、スペーサSを共用でき、部品点数を削減できる。
10…ゴルフクラブ、11…ヘッド、12…ホーゼル部(シャフト取付部)、13…シャフト、18…フェース面、20…挿入空間、21…底部、22…長寸ねじ(固定手段)、23…短寸ねじ(固定手段)、27…スリーブ、33…雌ねじ、S…スペーサ(固定手段)

Claims (4)

  1. ヘッドのシャフト取付部にシャフトの先端側を挿入して当該シャフトをヘッドに固定可能としたゴルフクラブにおいて、
    前記シャフトをその軸線回りに回転させることなく当該シャフトの挿入深さを変化させることにより、クラブの長さが調整可能に設けられているとともに、
    前記シャフトの挿入深さを変化させることにより、シャフト取付部とシャフトとが、当該シャフトの軸線を含む面内に沿って相対的に回転変位してロフト角及びライ角の少なくとも一方が調整可能に設けられていることを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記シャフト取付部はシャフト先端側の挿入空間を備えた管状をなし、当該挿入空間は、前記ヘッドのフェース面と略平行な面内又はフェース面と略直交する面内で円弧状の軌跡に沿って設けられ、
    前記シャフトの先端側は、前記挿入空間に対応する外形に設けられていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ。
  3. 前記シャフト取付部は底部を有し、
    前記シャフト取付部にシャフトを固定する固定手段を含み、
    前記固定手段は、前記底部に設けられた穴部と、
    前記ヘッドのソール面側から挿入されて前記シャフト取付部の前記穴部を貫通可能な雄ねじと、
    前記シャフト先端側に設けられた雌ねじ部とにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のゴルフクラブ。
  4. 前記固定手段は、長さが異なる複数のねじと、
    前記シャフト取付部の底部とシャフト先端との間に配置され、前記挿入空間に対応する外形を有するスペーサを含むことを特徴とする請求項3記載のゴルフクラブ。
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