JP6682814B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに係り、詳しくは中空ゴルフクラブヘッドに関するものである。

ドライバーやフェアウェーウッドなどのウッド型ゴルフクラブヘッドとして、中空の金属製のものが広く用いられている。一般に、中空のウッド型のゴルフクラブヘッドは、ボールを打撃するためのフェース部と、ゴルフクラブヘッドの上面部を構成するクラウン部と、ゴルフクラブヘッドの底面部を構成するソール部と、ゴルフクラブヘッドのトウ側、バック側及びヒール側の側面部を構成するサイド部と、ホゼル部とを有している。このホゼル部にシャフトが挿入され、接着剤等によって固定される。なお、最近では、ユーティリティクラブと称されるゴルフクラブも多く市販されており、このユーティリティゴルフクラブの１種として、上記ウッド型ゴルフクラブヘッドに類似した（即ち、フェース部、ソール部、サイド部及びクラウン部並びにホゼル部を有した）中空ヘッドを有するゴルフクラブも各種市販されている。

中空ゴルフクラブヘッドに設けられている錘部材の位置を変更すると、ゴルフクラブヘッドの重心位置が変化する。重心位置が変わるとゴルフクラブヘッドの特性が変わり、例えば、打球の弾道の高低や左右の方向性、操作性、ボールのつかまり具合等が変化する。

特許文献１には、錘部材の位置が変更可能なゴルフクラブヘッドにおいて、錘部材の位置の変更によって、ボールのつかまり具合の変化はできるだけ小さくしながら、ゴルフクラブヘッドの他の特性を変更可能なゴルフクラブヘッドとして、ヘッド本体と、前記ヘッド本体に取付けられる錘部材と、前記錘部材を、前記ヘッド本体の複数の取付位置のいずれかに固定する固定手段と、を備えたゴルフクラブヘッドにおいて、前記複数の取付位置が、前記錘部材が取付けられていない状態での前記ヘッド本体の重心位置と、前記ゴルフクラブヘッドに装着されるシャフトの軸線と、を含む面上に位置しているゴルフクラブヘッドが記載されている。

特許文献２には、ウェートバランス調整用の錘が交換自在に装着される筒状をした錘装着部をヘッド壁面に多数備えているゴルフクラブヘッドが記載されている。

特開２０１０−１３６７７２号公報 特開２００６−１８７４８９号公報

本発明は、ヘッド重量を維持しながら重心アングルを調整することができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。

本発明のゴルフクラブヘッドは、ホゼル孔と、錘部材を着脱可能に取り付けるための第１開口部を有した第１取付部と、錘部材を着脱可能に取り付けるための第２開口部を有した第２取付部とを備えたヘッド本体と、該第１取付部に取り付け可能な重量の異なる２以上の第１錘部材と、該第２取付部に取り付け可能な重量の異なる２以上の第２錘部材とを有するゴルフクラブヘッドであって、１個の第１錘部材と１個の第２錘部材との合計重量が等しくなる第１錘部材と第２錘部材の組合せが２以上存在し、ソール部が上向きとなるように、かつホゼル孔中心軸延長線が鉛直となるようにした時の基準平面視において、ホゼル孔の中心軸と錘部材が取り付けられていない時のヘッド重心とを通る基準仮想直線と、ホゼル孔の中心軸と第１開口部の中心とを通る第１仮想直線と、ホゼル孔の中心軸と第２開口部の中心とを通る第２仮想直線を設定し、前記基準仮想直線と前記第１仮想直線との間の第１角度θ_１が±１０度以下であり、前記基準仮想直線と前記第２仮想直線との間の第２角度θ_２は該第１角度θ_１よりも大きいことを特徴とするものである。

本発明では、第２角度θ_２は、好ましくは５０度以上、９０度以下である。

本発明では、フェース−バック方向における、前記ヘッド重心から第１開口部の中心までの距離ｅと、フェース−バック方向における、前記ヘッド重心から第２開口部の中心までの距離ｆとの差ｅ−ｆが１５ｍｍ以下であり、トウ−ヒール方向における、前記ヘッド重心から第１開口部の中心までの距離ｇと、トウ−ヒール方向における、前記ヘッド重心から第２開口部の中心までの距離ｈとの差ｇ−ｈが１５ｍｍ以下であることが好ましい。

本発明における基準平面視について図示して説明すると、図１１の通り、ゴルフクラブヘッド１のソール部３を上向きとし、且つホゼル部６のホゼル孔６ａの中心軸延長線αが鉛直となるようにした時の平面視である。平面視とは、図１１の状態において、矢印Ｅｙｅの通り、ゴルフクラブヘッド１の鉛直上方から鉛直下方に該ゴルフクラブヘッド１を見た状態を表わす。

本発明のゴルフクラブヘッドにあっては、第１取付部に取り付けられる第１錘部材と第２取付部に取り付けられる第２錘部材との合計重量が等しい２以上の組合せを有することにより、ヘッド重量を維持しながら重心アングルを調整することができる。

実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのソール部の基準平面視図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのソール部の基準平面視図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのソール部の基準平面視図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのソール部の基準平面視図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドの正面図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドの上面図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのトウ側から見た側面図である。 実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのヒール側から見た側面図である。 ヘッド本体における図１のIX−IX線拡大断面図である。 重心アングルの説明図である。 基準平面視の説明図である。

以下、図１〜１０を参照して実施の形態に係るゴルフクラブヘッドについて説明する。

図１〜１０に示したゴルフクラブヘッド１は、中空のドライバーヘッドであり、そのヘッド本体１Ａは、フェース部２、ソール部３、サイド部４、クラウン部５及びホゼル部６を有する。この実施の形態では、ヘッド本体１Ａは金属にて一体に構成されている。この金属としては、チタン、チタン合金、アルミ合金、ステンレス等が例示されるが、チタン合金が好適である。なお、ゴルフクラブヘッド１の一部が繊維強化樹脂などの非金属材料で構成されてもよい。また、ゴルフクラブヘッド１の一部、例えばソール部やサイド部に、合成樹脂、ゴム、エラストマー等よりなる装飾材や銘板が設けられてもよい。

フェース部２はボールを打撃する面である。ソール部３はゴルフクラブヘッドの底面部を構成し、クラウン部５はゴルフクラブヘッドの上面部を構成している。サイド部４は、ソール部３とクラウン部５とを連結しており、トウ側からバック側を経てヒール側まで延在している。ホゼル部６はホゼル孔６ａを有しており、このホゼル孔６ａには、シャフトが固着される。

ヘッド本体１Ａのソール部３のうち、トウ側に第１取付部１０が設けられ、ヒール側に第２取付部２０が設けられている。ゴルフクラブヘッド１は、第１取付部１０に着脱可能に取り付けられる第１錘部材７と、第２取付部２０に着脱可能に取り付けられる第２錘部材８とを有している。

図９に示す通り、第１取付部１０は、ソール部３の外表面３ａから凹陥する円形の凹部１１と、該凹部１１の凹部底部１２と、該凹部底部１２の内周縁に連なり、ヘッド本体１Ａの内部に向ってのびる取付孔１３とを有する。この取付孔１３の内周面に雌螺子１４が設けられている。

第１錘部材７は、円形の頭部７ａと、該頭部７ａに連なる螺子棒部７ｂとを有した略ボルト形状のものである。螺子棒部７ｂは、外周面に雄螺子が設けられており、この雄螺子と雌螺子１４とが螺合する。

この実施の形態では、頭部７ａの外径は凹部１１よりも若干小さく、頭部７ａの厚さは凹部１１の深さよりも若干小さく、頭部７ａが凹部底部１２に当たるまで第１錘部材７を螺合した状態では、頭部７ａの全体が凹部１１内に収容され、ソール部３の外表面３ａから突出しないようになる。

凹部１１と外表面３ａとの境界により第１開口部１５が形成され、第１開口部１５の中心が中心Ｃ_１である。

図９のｒは第１開口部１５の半径を示している。

図示は省略するが、第２取付部２０も同様の凹部、凹部底部及び取付孔を備えている。この凹部とソール部３の外表面との境界により第２開口部２５が形成され、第２開口部２５の中心が中心Ｃ_２である。第２取付部２０に取り付けられる第２錘部材８も、第１錘部材７と同様に、頭部８ａと螺子棒部（図示略）とを有した略ボルト形状のものである。この実施の形態では、頭部８ａが凹部底部に当たるまで第２錘部材８を第２取付部２０に螺合した状態では、頭部８ａはソール部３の外表面３ａから突出しないようになる。

この実施の形態では、第２錘部材８の頭部８ａの直径は、第１錘部材７の頭部７ａの直径よりも大きいものとなっている。また、第２錘部材８の頭部８ａの直径は、第１開口部１５の直径（２×ｒ）よりも大きい。ただし、第１錘部材７と第２錘部材８とを同一の大きさとしてもよい。

図１は、ゴルフクラブヘッド１の基準平面視であり、ホゼル孔６ａの中心軸延長線がソール部３と交わる点がＰとして示されている。図１の点Ｇ_０は、第１錘部材７及び第２錘部材８のいずれも取り付けられていないヘッド本体１Ａの重心を示す。

図１において、点Ｐと点Ｇ_０とを通る直線が基準仮想直線Ｌ_０である。図１において、点Ｐと、第１開口部１５の中心Ｃ_１とを結ぶ直線が第１仮想直線Ｌ_１である。点Ｐと、第２開口部２５の中心Ｃ_２とを結ぶ直線が第２仮想直線Ｌ_２である。

第２取付部２０に取り付けられる第２錘部材８は、ゴルフクラブヘッド１の重心アングルを変化させるために取り付けられる。一方で、第１取付部１０に取り付けられる第１錘部材７は、ゴルフクラブヘッド１の重量を目標重量に合わせるために取り付けられる。例えば、第２錘部材８が重ければ第１錘部材７は軽くし、第２錘部材８が軽ければ第１錘部材を重くすることで、重心アングルを変化させながらもゴルフクラブヘッド１の重量を目標重量に合わせることができる。

なお、重心アングルとは、図１０の通り、ゴルフクラブのシャフトを水平かつシャフト軸心回りに回動自在に支持し、ヘッドをシャフトから自重によって自由に垂下させた状態における、シャフト軸心線を含む鉛直面Ｆ₀と、点Ｌと接する仮想面Ｆ₁との交差角度θ_３である。ここで示す点Ｌは、ゴルフクラブヘッド１を規定のライ角及びリアルロフト角でソール部３を設置した状態で、フェース部２のトップ−ソール方向及びトウ−ヒール方向の中心となるフェース部２の幾何中心から、垂直下方向に下ろした時に、最もフェース側となる点とする。

本発明では、基準仮想直線Ｌ_０と第１仮想直線Ｌ_１とが交わる第１角度θ_１は±１０度以下、好ましくは±５度以下、さらに好ましくは±２度以下である。この実施の形態では、θ_１は０度となっている。図２では、θ_１を−１０度としたときの第１仮想直線Ｌ_１’と、θ_１を１０度としたときの第１仮想直線Ｌ_１''を示している。θ_１を上記のとおりにすることで、第１錘部材７による重心アングルの変化を抑え、第２錘部材８により重心アングルを変化させることができる。

本発明では、基準仮想直線Ｌ_０と第２仮想直線Ｌ_２とが交わる第２角度θ_２は、第１角度θ_１よりも大きい。第２角度θ_２は、好ましくは５０度以上、９０度以下であり、さらに好ましくは５５度以上、８０度以下である。図１では、θ_２＝６０度である。図３では、θ_２を５０度としたときの第２仮想直線Ｌ_２’と、θ_２を９０度としたときの第２仮想直線Ｌ_２''を示している。

第２角度θ_２を上記のとおりにすることで、第２取付部２０に取り付けられる第２錘部材８により、重心アングルを変化させることができる。第２角度θ_２が小さすぎると、重心アングルの変化量が小さくなってしまうことがある。第２角度θ_２が大きすぎると、第２取付部２０をゴルフクラブヘッドに配置するのに現実的でない。

第１錘部材７の重量は、特に制限されないが、例えば０．５ｇ以上、３０ｇ以下である。この実施の形態では、２ｇと８ｇの第１錘部材７が準備されている。

第２錘部材８の重量は、特に制限されないが、例えば０．５ｇ以上、３０ｇ以下である。この実施の形態では、９ｇと３ｇの第２錘部材８が準備されている。

ゴルフクラブヘッド１は、重量の異なる少なくとも２以上の第１錘部材７と重量の異なる少なくとも２以上の第２錘部材８とを有する。重量の異なる少なくとも２以上の第１錘部材７から選ばれた１個の第１錘部材７と、重量の異なる少なくとも２以上の第２錘部材８から選ばれた１個の第２錘部材８との組合せを以下、「ペア」ということがある。

本発明では、重量が等しい少なくとも２以上のペアを有する。ここで示す重量が等しいとは、多少の重量差を含んでもよく、例えば、重量差が±１ｇ以下である。この理由の１つとして、各錘部材の重量は製造上、多少の重量差を生じてしまうためである。この実施の形態では、２ｇの第１錘部材７と９ｇの第２錘部材８が１つのペアIとなり１１ｇのペアI重量を有し、８ｇの第１錘部材と３ｇの第２錘部材８がもう１つのペアIIとなり１１ｇのペアII重量を有する。つまり、ペアIとペアIIのどちらのペアをゴルフクラブヘッド１に取り付けても、ゴルフクラブヘッド１の重量は等しくなる。この実施の形態では、ペア重量が１１ｇの１種類となっているが、ペア重量が２種類以上となるよう第１錘部材７と第２錘部材８を準備してもよい。それにより、異なる重量のゴルフクラブヘッド１を準備することができる。

図４では、基準平面視において、フェースバック方向における重心Ｇ_０から第１開口部１５の中心Ｃ_１までの距離ｅを示す。特に制限されないが、例えば５ｍｍ以上、４５ｍｍ以下である。この実施の形態では２５ｍｍである。

フェースバック方向における重心Ｇ_０から第２開口部２５の中心Ｃ_２までの距離ｆは、特に制限されないが、例えば５ｍｍ以上、４５ｍｍ以下である。この実施の形態では２２ｍｍである。

また、基準平面視において、トウ・ヒール方向における重心Ｇ_０から第１開口部１５の中心Ｃ_１までの距離ｇは、特に制限されないが、例えば５ｍｍ以上、５０ｍｍ以下である。この実施の形態では３５ｍｍである。

トウ・ヒール方向における重心Ｇ_０から第２開口部２５の中心Ｃ_２までの距離ｈは、特に制限されないが、例えば５ｍｍ以上、４０ｍｍ以下である。この実施の形態では３３ｍｍである。

ｅ−ｆを１５ｍｍ以下、特に５ｍｍ以下、ｇ−ｈを１５ｍｍ以下、特に５ｍｍ以下とすることで、重量の異なる錘部材を交換した場合でもゴルフクラブヘッド１の重心深さの変化を抑えることができる。つまり、ゴルフクラブヘッド１の重心深さの変化を抑えながら、重心アングルを変化させることができる。

ここで、ゴルフクラブヘッド１の重心深さとは、図４の通り、基準平面視において、最もフェース側となる位置から重心Ｇ_０までのフェースバック方向における距離ｄである。

上記説明は本発明の一例を表わすものであり、本発明は上記以外の構成とされてもよい。

本発明は、ドライバー以外のフェアウェーウッドやユーティリティクラブのヘッドにも適用可能である。

１ ゴルフクラブヘッド
１Ａ ヘッド本体
２ フェース部
３ ソール部
４ サイド部
５ クラウン部
６ ホゼル部
６ａ ホゼル孔
７ 第１錘部材
８ 第２錘部材
１０ 第１取付部
１１ 凹部
１２ 凹部底部
１３ 取付孔
１５ 第１開口部
２０ 第２取付部
２５ 第２開口部

Claims (6)

1. ホゼル孔と、錘部材を着脱可能に取り付けるための第１開口部を有した第１取付部と、錘部材を着脱可能に取り付けるための第２開口部を有した第２取付部とを備えたヘッド本体と、
   該第１取付部に螺合により取り付け可能な重量の異なる２以上の第１錘部材と、
   該第２取付部に螺合により取り付け可能な重量の異なる２以上の第２錘部材と
   を有するゴルフクラブヘッドであって、
   該第１取付部及び第２取付部はソール部に設けられており、
   １個の第１錘部材と１個の第２錘部材との合計重量が等しくなる第１錘部材と第２錘部材の組合せが２以上存在し、
   ソール部が上向きとなるように、かつホゼル孔中心軸延長線が鉛直となるようにした時の基準平面視において、
   ホゼル孔の中心軸と錘部材が取り付けられていない時のヘッド重心とを通る基準仮想直線と、
   ホゼル孔の中心軸と第１開口部の中心とを通る第１仮想直線と、
   ホゼル孔の中心軸と第２開口部の中心とを通る第２仮想直線を設定し、
   前記基準仮想直線と前記第１仮想直線との間の第１角度θ_１が±１０度以下であり、
   前記基準仮想直線と前記第２仮想直線との間の第２角度θ_２は該第１角度θ_１よりも大きく、
   該第１取付部及び第２取付部は、ソール部の外表面から凹陥する凹部と、該凹部の凹部底部と、該凹部底部の内周縁に連なり、ゴルフクラブヘッドの内部に向ってのびる取付孔とを有し、この取付孔の内周面に雌螺子が設けられており、
   該第１錘部材及び第２錘部材は、頭部と、該頭部に連なる螺子棒部とを有しており、該螺子棒部の外周面に雄螺子が設けられており、
   該第１錘部材の該頭部が該第１取付部の該凹部底部に当たるまで第１錘部材を該第１取付部に螺合した状態では、該頭部の全体が、該第１取付部の該凹部内に収容され、ソール部の外表面から突出しないようになり、
   該第２錘部材の該頭部が該第２取付部の該凹部底部に当たるまで第２錘部材を該第２取付部に螺合した状態では、該頭部の全体が、該第２取付部の該凹部内に収容され、ソール部の外表面から突出しないようになる
   ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
2. 請求項１において、第２角度θ_２は５０度以上、９０度以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
3. 請求項１において、第２角度θ _２ は５５度以上、８０度以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
4. 請求項１〜３のいずれかにおいて、フェース−バック方向における、前記ヘッド重心から第１開口部の中心までの距離ｅと、フェース−バック方向における、前記ヘッド重心から第２開口部の中心までの距離ｆとの差ｅ−ｆが１５ｍｍ以下であり、
   トウ−ヒール方向における、前記ヘッド重心から第１開口部の中心までの距離ｇと、トウ−ヒール方向における、前記ヘッド重心から第２開口部の中心までの距離ｈとの差ｇ−ｈが１５ｍｍ以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
5. 請求項１〜４のいずれかにおいて、第１角度θ _１ が±２度以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
6. 請求項１〜５のいずれかにおいて、前記第２錘部材の頭部の直径は、前記第１錘部材の頭部の直径よりも大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。

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