JP6149253B2 - 真空断熱材 - Google Patents
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止されているものであって、前記貫通孔は前記水分吸着材よりも水分の透過を遅延するとともに、気体透過度は、10 4 [cm 3 /m 2 ・day・atm]以上、10 12 [cm 3 /m 2 ・day・atm]以下である材料からなるコーティング材で覆われていることを特徴とするものである。
上記構成において、気体難透過性容器の開口部が封止材で封止されているため、封止材を破壊して封止材に貫通孔を形成することにより、気体難透過性容器外の気体を気体難透過性容器内に導入することが可能になる。
本発明の構成において、空気は、気体吸着デバイスの封止材に形成された、水分透過を遅延するコーティング材で覆われている貫通孔を経て、気体吸着材へ達するため、コーティング材の無い条件よりも水分の含有量が低下することとなる。
さらに、外被材内空間には水分吸着材が設置されているため、コーティング材によって気体吸着材への水分到達が遅延されている間に、水分は優先的に水分吸着材に吸着される。
そのため、空気と共に水分をも吸着可能な高活性な気体吸着材を気体吸着デバイスに適用する場合、本発明の構成により、気体吸着材の吸着容量が、水分吸着により消費される量を低減し、空気吸着に費やす量を増大することが可能となる。
その結果、本発明は、真空断熱材の外被材内部に存在する空気を気体吸着材が大容量、かつ効率的に吸着除去することにより内部圧力を低減でき、また、外被材を通して経時的に侵入する空気や水分を吸着除去することができるため、断熱性能に優れ、かつ経時耐久性に優れる真空断熱材を提供できる。
材に吸着された上で、コーティング材によって気体吸着材への水分到達が行われる。
ことで外被材を通して経時的に侵入する空気や水分を吸着除去することができる。
上記構成において、気体難透過性容器の開口部が封止材で封止されているため、封止材を破壊して封止材に貫通孔を形成することにより、気体難透過性容器外の気体を気体難透過性容器内に導入することが可能になる。
本発明の構成において、空気は、気体吸着デバイスの封止材に形成された、水分透過を遅延するコーティング材で覆われている貫通孔を経て、気体吸着材へ達するため、コーティング材の無い条件よりも水分の含有量が低下することとなる。
さらに、外被材内空間には水分吸着材が設置されているため、コーティング材によって気体吸着材への水分到達が遅延されている間に、水分は優先的に水分吸着材に吸着される。
そのため、空気と共に水分をも吸着可能な高活性な気体吸着材を気体吸着デバイスに適用する場合、本発明の構成により、気体吸着材の吸着容量が、水分吸着により消費される量を低減し、空気吸着に費やす量を増大することが可能となる。
その結果、本発明は、真空断熱材の外被材内部に存在する空気を気体吸着材が大容量、かつ効率的に吸着除去することにより内部圧力を低減でき、また、外被材を通して経時的に侵入する空気や水分を吸着除去することができるため、断熱性能に優れ、かつ経時耐久性に優れる真空断熱材を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態1における真空断熱材1の概略断面図である。
難透過性の容器7内に導入する貫通孔11が形成される。
グ材10の無い条件よりも水分の含有量が低下することとなる。
104[cm3/m2・day・atm]以上、1012[cm3/m2・day・atm]以下のものであり、望ましくは106[cm3/m2・day・atm]以上、1010[cm3/m2・day・atm]以下のものである。
実施例1では、スチレン−ブタジエンゴムを溶媒に溶かして液状にしたものに、気体難透過性容器の開口部を封止材で封止した部分の付近を浸漬して取り出し、大気中で固化することによりコーティング材を形成した。ここで、コーティング材の厚さが0.05mmとなるように溶媒の量を調整した。次に、コーティング材の上部から脆性材料である封止材に応力を加えて破壊して気体難透過性容器外の空気を気体難透過性容器内に導入する貫通孔を形成した。この際、気体難透過性容器及びコーティング材は脆性材料ではないため、破壊されることはなかった。
、水分吸着により消費される量を低減し、気体吸着デバイスの空気吸着能力に対し、100%を空気吸着に費やすことが可能であったためである。
実施例2では、気体吸着デバイス、真空断熱材の構成は実施例1と同等である。
実施例3では、コーティング材の厚さが0.1mmとなるように溶媒の量を調整した。その他の構成は実施例1と同等である。
実施例4では、コーティング材を、厚さ0.05mmに調整したブタジエンゴムとした。気体吸着デバイス、真空断熱材の構成は実施例1と同等である。
高く、気体吸着材への水分の到達が遅延されている間に、水分は優先的に水分吸着材に吸着されるためである。
図4は、本発明の実施の形態2における気体吸着デバイス4の概略断面図である。
大気中で気体難透過性容器に直径0.1mmの気体難透過性容器外の空気を気体難透過性容器内に導入する貫通孔を形成し、その後短時間で厚さ0.1mmのスチレン−ブタジエンゴムのシートを貼り付けた。その他のデバイス構成、真空断熱材の構成と保存条件は実施例2と同等である。
比較例1では、実施例1と気体吸着デバイスと真空断熱材の構成は同一で、コーティング材を用いない条件で評価を行った。
比較例2では、実施例1と気体吸着デバイスと真空断熱材の構成は同一で、コーティング材を用いず、封止材の気体難透過性容器外の空気を気体難透過性容器内に導入する貫通孔の形成は、大気中で封止材を破壊することにより行った。
2 芯材
3 水分吸着材
4 気体吸着デバイス
5 外被材
6 開口部
7 容器
8 気体吸着材
9 封止材
10 コーティング材
11 貫通孔
Claims (4)
- 少なくとも芯材と、前記芯材を内包する外被材の内部を減圧してなる真空断熱材であって、
前記外被材の内部には水分吸着材と、気体吸着デバイスとを備え、
前記気体吸着デバイスは気体難透過性の容器内に空気と水分を吸着可能な高活性な気体吸着材が封入されたものであり、外部の気体を前記容器内に導入する貫通孔を有し、前記容器には、開口部を有し、前記開口部は脆性材料からなる封止材で封止されているものであって、
前記貫通孔は前記水分吸着材よりも水分の透過を遅延するとともに、気体透過度は、10 4 [cm 3 /m 2 ・day・atm]以上、10 12 [cm 3 /m 2 ・day・atm]以下である材料からなるコーティング材で覆われていることを特徴とする真空断熱材。 - 前記気体吸着材は、ゼオライトであることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
- 前記気体吸着デバイスのコーティング材で覆われている部分が封止材の少なくとも一部であることを特徴とする請求項2に記載の真空断熱材。
- 前記コーティング材が弾性体からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の真空断熱材。
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JP2012267913A JP6149253B2 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 真空断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012267913A JP6149253B2 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 真空断熱材 |
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JP2014114843A JP2014114843A (ja) | 2014-06-26 |
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