JP6149214B2 - 露光装置、露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置を用いた基板の露光技術に関する。
従来、表面に感光層を有する基板の露光面に導電パターン等を形成するために、基板と、パターンが描かれたフォトマスクとを重ねて配置し、フォトマスクを通じて基板に光を照射することにより、パターンを基板表面の感光層に転写する露光方法が広く行われてきた。これに対して、フォトマスクを用いずに所定のパターンを基板に直接形成するマスクレス露光(直接露光)方式が提案されている(例えば、下記の特許文献1)。かかるマスクレス露光方式によれば、フォトマスクが不要となるため、コスト的に有利であり、また、高精度露光が可能であるとされている。
特開2006−250982号公報
しかしながら、基板は、厚み方向に対する不均一さや、製作誤差や温度、湿度変化、露光工程に至るまでの熱履歴などによる伸縮、反り、などによって露光面が非平坦形状を有していることが多く、その場合露光面全領域にわたって結像させることが難しく、結像光学系を用いるマスクレス露光方式では高精度露光が行えないことがある。かかる問題を解決するために、オートフォーカス機能を備えた光学系を導入することも可能であるが、制御が複雑になり、また、装置が高コストになる。このようなことから、簡単な構成で露光面全領域にわたって安定して結像できる露光技術が求められる。また、基板がフレキシブルな帯状である場合には、基板がたわみやすく、たわみを解消するために、あるいは、基板をたわみなく搬送するために、基板に対して長手方向に所定の張力を作用させる必要がある。しかしながら、基板に過剰な張力を作用させると、基板が長手方向に伸びるので、その状態で露光を行うと、本来の基板形状と異なる基板に対して露光することとなり、精度良くパターンを基板に形成することができない。このようなことから、フレキシブルな帯状基板に対して、本来の基板形状に対して露光することによって、精度良くパターンを形成できる露光技術が求められる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、フレキシブルな帯状の基板を露光する露光装置として提供される。この露光装置は、光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する透過部を有し、平坦面の各々によって基板を挟持可能な第1の挟持部および第2の挟持部と、第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を、第1の挟持部と第2の挟持部とが近づく方向および遠ざかる方向に移動させる第1の移動部と、第1の方向に光を照射し、前記第1の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部と、第1の露光部と離間して配置され、第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、前記第2の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部と、第1の移動部によって第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方が移動されることによって第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面の各々の間に配置された基板が平坦面の各々に挟持された挟持状態において、第1の挟持部および第2の挟持部と、第1の露光部および第2の露光部と、を、第1の挟持部および第2の挟持部が第1の露光部と第2の露光部との間を1つの方向のみに通過するように相対移動させる第2の移動部とを備える。露光装置は、挟持状態において、第1の挟持部および第2の挟持部の各々の平坦面と、第1の露光部および第2の露光部と、の距離を一定に保ちつつ、1つの方向に相対移動を行いながら、第1の露光部および第2の露光部の各々から光を照射して、第1の挟持部および第2の挟持部の透過部を介して基板の両面を同時に露光する。第2の移動部は、挟持状態において第1の挟持部および第2の挟持部を移動させ、移動によって、基板が基板の長手方向に送られる。
かかる露光装置によれば、フレキシブルな帯状の基板が多少のたわみがある状態で設置されても、フレキシブルな帯状の基板の両面の露光面は、第1の挟持部および第2の挟持部に挟持されることによって、平坦化される。しかも、第1の挟持部が、第1の移動部が第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を移動させる方向における位置が固定されている場合には、挟持状態において、第1の挟持部の平坦面と第1の露光部との第1の方向の距離は、一定に保たれる。このため、第1の露光部は、基板の露光面に接触する1の挟持部の平坦面上に安定して結像することができる。また、この場合、フレキシブルな帯状の基板は、通常、厚みが薄いので、挟持状態において、第2の挟持部の平坦面と第2の露光部との第2の方向の距離についても、一定に保たれる。このため、第2の露光部は、第1の露光部に近づく方向または遠ざかる方向に移動しなくても、基板の露光面に接触する第2の挟持部の平坦面上に安定して結像することができる。したがって、簡単な構成で、基板の両面の露光面全領域に対して、安定して結像することができる。この点は、第2の挟持部が、第1の移動部が第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を移動させる方向における位置が固定されている場合、第1の挟持部と第2の挟持部との両方が移動して、予め定められた一定の位置で基板を挟持する場合、第1の挟持部と第2の挟持部との両方が移動し、かつ、その移動量に応じて、第1の露光部および第2の露光部が移動する場合も同様である。さらに、第1の挟持部および第2の挟持部に挟持されることによって露光面が平坦化されるので、平坦化するために基板の長手方向に必要以上の張力をかけなくても良い。このため、基板に過剰な張力が作用して露光面が長手方向に伸びた状態で露光されることがない。したがって、精度良く基板上にパターンを形成することができる。
本発明の第2の形態として、第1の形態において、第1の挟持部は、第1の移動部が第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を移動させる方向における位置が固定されていてもよい。第2の挟持部は、第1の移動部によって、位置が移動可能に構成されていてもよい。かかる形態によれば、第2の挟持部のみを移動可能に構成すればよいので、構成が簡単である。基板が第1の挟持部と第2の挟持部との間に、第1の挟持部および第2の挟持部に接触しないように配置される場合にも、基板の長手方向に必要以上に張力が生じない状態で基板を配置すれば、基板は、第1の移動部が第2の挟持部を移動させる方向にたわむことができる。このため、第2の挟持部が基板を第1の挟持部側に押圧して、基板を容易に挟持できる。しかも、第1の挟持部は、第2の挟持部を移動させる方向における位置が固定されているので、挟持状態において、第1の挟持部の平坦面と、第1の露光部との第1の方向の距離は、一定に保たれる。このため、第1の露光部は、第1の挟持部の平坦面上に安定して結像することができる。また、フレキシブルな帯状の基板は、通常、厚みが薄いので、挟持状態において、第2の挟持部の平坦面と第2の露光部との第2の方向の距離についても、一定に保たれる。このため、第2の露光部は、第1の露光部に近づく方向または遠ざかる方向に移動しなくても、第2の挟持部の平坦面上に安定して結像することができる。したがって、簡単な構成で、基板の両面の露光面全領域に対して、安定して結像することができる。
本発明の第3の形態として、第1の形態において、露光装置は、第2の露光部を、第1の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第3の移動部と、第1の露光部を、第2の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第4の移動部と、挟持状態の基板の位置および形状の少なくとも一方を検出する検出部とを備えていてもよい。第2の露光部は、第3の移動部によって移動可能な第1の支持部材に固定されており、検出部による検出結果に応じた露光を行ってもよい。第1の露光部は、第4の移動部によって移動可能な第2の支持部材に固定されており、検出部による検出結果に応じた露光を行ってもよい。検出部は、第2の露光部と共通の第1の支持部材、および、第1の露光部と共通の第2の支持部材の少なくとも一方に固定されていてもよい。かかる形態によれば、挟持状態、すなわち、露光時と同じ状態で、基板の位置および形状の少なくとも一方を検出するので、正確な位置に露光することができる。さらに、第1の挟持部の平坦面に結像するために第1の挟持部の位置に応じて第1の露光部が移動され、第2の挟持部の平坦面に結像するために第2の挟持部の位置に応じて第2の露光部が移動された場合、検出部も第1の露光部および第2の露光部の少なくとも一方と同一の方向に同一の距離だけ同時に移動することになる。このため、検出部についても、第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面に結像することになる。すなわち、検出部にオートフォーカスなど別手段、あるいは別機構を設けなくても、第1の挟持部および第2の挟持部の基板を挟持する位置に応じて常に基板の露光面に接触する第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面に結像することができ、装置構成も簡単にできる。
本発明の第4の形態は、基板を露光する露光装置として提供される。この露光装置は、光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する透過部を有し、平坦面の各々によって基板を挟持可能な第1の挟持部および第2の挟持部と、第2の挟持部を、第1の挟持部に近づく方向および遠ざかる方向に移動させる第1の移動部と、第1の挟持部の側に位置が固定された状態で配置され、第1の方向に光を照射し、第1の挟持部の平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部と、第2の挟持部の側に、第1の露光部と離間して配置され、第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、第2の挟持部の平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部と、第1の移動部によって第2の挟持部が移動されることによって第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面の各々の間に配置された基板が平坦面の各々に挟持された挟持状態において、第1の挟持部および第2の挟持部と、第1の露光部および第2の露光部と、を、第1の挟持部および第2の挟持部が第1の露光部と第2の露光部との間を通過するように1つの方向のみに相対移動させる第2の移動部と、第2の露光部を、第1の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第3の移動部と、を備える。第1の挟持部は、第1の移動部が第2の挟持部を移動させる方向における位置が固定される。露光装置は、挟持状態において、第1の挟持部および第2の挟持部の各々の平坦面と、第1の露光部および第2の露光部と、の距離を一定に保ちつつ、1つの方向に相対移動を行いながら、第1の露光部および第2の露光部の各々から光を照射して、第1の挟持部および第2の挟持部の透過部を介して基板の両面を同時に露光する。
かかる露光装置によれば、基板の露光面が非平坦形状を有している場合であっても、基板が第1の挟持部と第2の挟持部とに挟持されることによって、基板の露光面が第1の挟持部の平坦面と第2の挟持部の平坦面に対して押圧され、これらの平坦面に追従するので、当該非平坦形状が低減される。また、第1の挟持部は、第1の移動部が第2の挟持部を移動させる方向における位置が固定されているので、挟持状態において、第1の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面と、第1の露光部との第1の方向の距離は、一定に保たれる。このため、第1の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面全領域にわたって安定して結像することができる。さらに、挟持状態において、第2の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面の第2の方向の位置は基板の厚みによって変化するが、基板の露光面の非平坦形状は、上述の通り低減されている。このため、第3の移動部によって、第2の露光部を、第2の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面の変化量(基板の厚みの違いに起因する変化量)と同じ量を直線的に移動させれば、オートフォーカス機能を使用しなくても、第2の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面と、第2の露光部と、の第2の方向の距離を、基板の厚みに依存することなく一定に保つことができる。その結果、第2の挟持部の平坦面に接触する基板の露光面全領域にわたって安定して結像することができる。したがって、簡単な装置構成で、基板の両面に対して安定して結像することができる。
本発明の第5の形態として、第4の形態において、さらに、挟持状態の基板の位置および形状の少なくとも一方を検出する検出部を備えていてもよい。第2の露光部は、第3の移動部によって移動可能な支持部材に固定されており、検出部による検出結果に応じた露光を行ってもよい。検出部は、第2の露光部と共通の支持部材に固定されていてもよい。かかる形態によれば、挟持状態、すなわち、露光時と同じ状態で、基板の位置および形状の少なくとも一方を検出するので、正確な位置に露光することができる。さらに、基板の露光面に接触する第2の挟持部の平坦面に結像するために基板の厚みに応じて第2の露光部が移動された場合、検出部も第2の露光部と同一の方向に同一の距離だけ同時に移動することになる。このため、検出部についても、基板の露光面に接触する第2の挟持部の平坦面に結像することになる。すなわち、検出部にオートフォーカスなど別手段、あるいは別機構を設けなくても基板の厚みに応じて常に基板の露光面に接触する第2の挟持部の平坦面に結像することができ、装置構成も簡単にできる。
本発明の第6の形態として、第4または第5の形態の露光装置は、さらに、第1の挟持部および第2の挟持部の一方に弾性部材によって形成されたシール部であって、第1の挟持部および第2の挟持部の他方に当接した際に、平坦面の各々の間に配置された基板の周囲を取り囲み、基板の周囲をシールするシール部と、シール部が、他方の平坦面に当接した状態において、シール部の内側の空間を減圧する減圧部とを備えていてもよい。かかる形態によれば、シール部の内側の空間を減圧することによって、シール部が押しつぶされるとともに、第2の挟持部が第1の挟持部側に移動されて、第1の挟持部および第2の挟持部がいっそう強い力で基板を挟持できる。その結果、非平坦な基板、すなわち、厚み方向に対して不均一な基板や反りの大きい基板であっても、当該基板を第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面に確実に追従させることができるので、高精度の露光を行うことができる。
本発明の第7の形態として、第1ないし第6のいずれかの形態において、第1の挟持部および第2の挟持部の平坦面は、対向して設けられていてもよい。第1の移動部は、第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を平坦面と直交する方向に移動させてもよい。かかる形態によれば、第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方を1つの方向にのみに移動させるだけで基板を挟持できるので、装置構成が簡単である。
本発明は、露光装置によってフレキシブルな帯状基板を露光する露光方法、露光装置によって基板を露光する露光方法等としても実現可能である。
本発明の一実施例としての露光装置の概略構成を示す説明図である。 図1に示す露光装置のA−A矢視図である。 図2に示す露光装置のB−B矢視図である。 露光装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図4に示すフローチャートの各工程における露光装置の状態を示す説明図である。 第2実施例としての露光装置の概略構成を示す説明図である。 第3実施例としての露光装置の概略構成を示す説明図である。 図7に示す露光装置のC−C矢視図である。
A.第1実施例:
図1〜図3は、本発明の一実施例としての露光装置10の概略構成を示す。図2は、図1に示す露光装置10のA−A矢視図であり、図3は、図2に示す露光装置10のB−B矢視図である。露光装置10は、表面に感光層を有する基板の露光面に対し、電気回路などの2次元パターンを表す露光データに基づいて、露光を行うことによって、当該パターンを基板上に形成する。露光装置10は、フォトマスクを使用せずに、基板の両面に対してパターンを形成する。図1に示すように、露光装置10は、ベース部材15上に設置されており、第1の挟持部20a、第2の挟持部20b、第1の露光部30、第2の露光部40、第1の移動部50、第2の移動部60、第3の移動部70および検出部81〜84を備えている。以下の説明において、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bを挟持部20とも呼ぶ。
第1の挟持部20aは、透過部21aと支持部22aとを備えている。透過部21aは、光透過性の部材で形成されている。本実施例では、透過部21aは、ガラスによって形成されている。ただし、ガラスに代えて、アクリルなどを使用してもよい。また、本実施例では、透過部21aは、矩形平板形状を有しており、その上面は、平坦な平坦面23aとして形成されている。透過部21aを下側ガラス板21aとも呼ぶ。
支持部22aは、透過部21aの周囲を取り囲み、透過部21aを支持する。具体的には、支持部22aは、矩形の平板の中央に貫通穴が形成された枠状形状を有している。支持部22aの貫通穴は、相対的に小さな矩形形状を有する第1の貫通穴と、相対的に大きな矩形形状を有する第2の貫通穴とが組み合わされた形状を有している。第1の貫通穴は、下側に形成され、第2の貫通穴は、上側に形成されている。そして、第2の貫通穴に透過部21aがはめ込まれている。透過部21aの外縁部は、上述の2つの貫通穴の大きさの違いを利用して、支持部22aに接着されている。
第2の挟持部20bは、透過部21bと支持部22bとを備えている。透過部21bおよび支持部22bは、透過部21aおよび支持部22aと同一の構成を有している。ただし、透過部21bおよび支持部22bは、透過部21aおよび支持部22aと比べて、上下が逆に配置されている。透過部21bの下面は、平坦な平坦面23bとして形成されている。透過部21bを上側ガラス板21bとも呼ぶ。
本実施例では、第1の挟持部20aと第2の挟持部20bとは、鉛直方向に対向して配置されている。これによって、平坦面23aと平坦面23bとも対向している。第1の挟持部20aは、鉛直方向の位置が固定されている。一方、第2の挟持部20bは、第1の移動部50によって、鉛直方向、換言すれば、第1の挟持部20aと第2の挟持部20bとが近づく方向および遠ざかる方向に移動可能に構成されている。下側ガラス板21aの平坦面23aに基板Sを載置した状態で第2の挟持部20bが下方に移動することによって、基板Sは、平坦面23aと平坦面23bとの間に挟持される。このように基板Sが挟持された状態を挟持状態とも呼ぶ。なお、平坦面23aと平坦面23bとは、必ずしも対向して配置されている必要はなく、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bの少なくとも一方が、水平方向および鉛直方向に移動可能に構成され、当該両方向への移動によって、基板Sが挟持される構成であってもよい。
第1の移動部50は、ガイドシャフト51を備えている。ガイドシャフト51は、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bの四隅において、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bを鉛直方向に貫通するように配置されている。第1の移動部50は、アクチュエータ(図示省略)によって、第2の挟持部20bをガイドシャフト51に沿って、鉛直方向に往復動させる。
第2の移動部60は、リニアモータ61と、2つのガイド62と、2つのガイドレール63とを備えている。2つのガイドレール63は、平行に配置されており、鉛直方向と直交する所定の方向に直線状に延びて形成されている。2つのガイド62の一方は、リニアモータ61の可動子に固定されている。また、2つのガイド62には、第1の挟持部20aの支持部22aが固定されている。リニアモータ61を駆動すると、第1の挟持部20aと、ガイドシャフト51を介して第1の挟持部20aに接続された第2の挟持部20bとは、2つのガイド62を介してガイドレール63上を移動する。かかる構成によって、第2の移動部60は、挟持状態の挟持部20(挟持部20に挟持された基板S)を、後述する第1の露光部30と第2の露光部40との間を通過するように移動させる。
第1の露光部30は、第1の方向に光を照射する。第1の露光部30は、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bのうちの第1の挟持部20a側、すなわち、下方側に配置されている。第1の方向は、本実施例では、下方から上方に向かう方向である。本実施例では、第1の露光部30は、図2に示すように、2つの露光ユニット31,32を備えている。露光ユニット31,32の各々は、光源(ここでは、レーザ光源)と、光ビームを偏向走査するポリゴンミラーと、を備えている。露光ユニット31,32は、第2の移動部60が基板Sを移動させる方向に配列されている。かかる露光ユニット31,32は、ベース部材15の上に設けられた支持部材16上に固定されている。
第2の露光部40は、第1の露光部30よりも上方(第2の挟持部20b側)に、第1の露光部30と離間して設けられ、第1の方向と反対の第2の方向、すなわち、上方から下方に向かう方向に光を照射する。第2の露光部40は、2つの露光ユニット41,42を備えている。本実施例では、露光ユニット41,42は、露光ユニット31,32と同一の構成を有しており、露光ユニット31,32と鉛直方向に対向する位置に設けられている。露光ユニット41,42は、その上方に設けられた支持部材17に固定されている。
第1の露光部30および第2の露光部40の構成は、基板Sが移動する領域を間に挟んで鉛直方向に離間して設けられていれば、上述の例に限らず、任意の構成とすることができる。例えば、レーザ光源は、露光ユニット31,32の外部に設置され、光ファイバを介して、露光ユニット31,32に光が供給されてもよい。あるいは、ポリゴンミラーに代えて、DMD(Digital Mirror Device)を採用してもよい。あるいは、第1の露光部30および第2の露光部40は、それぞれ単一のユニットのみで構成されていてもよい。あるいは、第2の移動部60が基板Sを移動させる方向と直交する方向に、2以上のユニットが配列されていてもよい。あるいは、第1の露光部30と第2の露光部40とは、異なる構成を有していてもよい。
かかる第1の露光部30および第2の露光部40の動作は、露光データを扱う画像処理ユニット(図示省略)によって制御される。この画像処理ユニットは、後述する検出部81〜84の検出結果に応じて第1の露光部30および第2の露光部40からの光の照射を制御する。
第3の移動部70は、ガイド71とガイドレール72とを備えている。ガイドレール72は、鉛直方向に直線状に延びて形成されている。ガイド71は、支持板18を介して、支持部材17に固定されている。また、支持部材17は、アクチュエータ(図示省略)に連結されており、アクチュエータを駆動することによって、ガイドレール72上をガイドレール72に沿って摺動する。かかる支持部材17の移動によって、支持部材17に固定された露光ユニット41,42は、鉛直方向に、換言すれば、第1の露光部30に近づく方向および遠ざかる方向に、直線的に移動する。アクチュエータは、特に限定されるものではなく、例えば、モータおよびボールねじを使用できる。
検出部81〜84は、それぞれカメラを有している。これらのカメラは、挟持状態において、基板S上の所定位置に予め付された位置合わせマークやパターン(以下、単にマークとも呼ぶ)を光学的に読み取ることによって、読み取ったマークの座標位置に基づいて、挟持状態の基板Sの位置および形状を検出する。検出部81,82は、基板Sの上面(第2の露光部40が露光する側)の位置および形状を検出し、検出部83,84は、基板Sの下面(第1の露光部30が露光する側)の位置および形状を検出する。なお、検出部81〜84は、基板Sの位置および形状のうちの一方のみを検出するものであってもよい。
かかる検出部81〜84は、第1の露光部30および第2の露光部40よりも、基板Sが第1の露光部30および第2の露光部40に向かって移動する際の上流側に配置されている。検出部81,82は、第2の露光部40を支持する支持部材17に固定されている。つまり、検出部81,82は、第2の露光部40と共通の支持部材17に固定されている。このため、第3の移動部70は、簡単な構成によって、第2の露光部40と検出部81,82とを、同一の方向に同一の距離だけ同時に移動させることができる。なお、検出部の数は、特に限定するものではなく、基板Sの両面の各々に対して、それぞれ1つ以上の任意の数だけ設けてもよい。また、検出部は、基板Sの一方の面側のみに設けてもよい。
かかる露光装置10の露光動作について説明する。図4は、基板Sの露光処理の流れを示す。図5は、図4に示す各工程における露光装置10の状態を示す。基板の露光処理では、まず、図5(a)に示すように、第1の挟持部20aと第2の挟持部20bとの間に基板Sが投入され、下側ガラス板21aの平坦面23aに基板Sが載置される(ステップS110)。かかる動作は、例えば、基板Sを吸着保持するクランプ装置(図示省略)によって行うことができる。
基板Sを載置すると、次に、露光装置10は、第1の移動部50によって第2の挟持部20bを下降させて、上側ガラス板21bの平坦面23bと下側ガラス板21aの平坦面23aとの間で、基板Sを挟持する(ステップS120)。このとき、基板Sは、上側ガラス板21bによって下側ガラス板21a側に押圧されるので、基板Sの露光面が非平坦形状を有していても、当該非平坦形状は低減される。
基板Sを挟持すると、次に、露光装置10は、第2の移動部60によって基板Sを第1の露光部30および第2の露光部40側に前進させ、検出部81〜84によって、挟持状態の基板Sの両面のマークを読み取る(ステップS130)。本実施例では、マークは、基板Sの両面の4隅付近に付されている。まず、図5(c)に示すように、挟持状態の基板Sの一端側(第1の露光部30および第2の露光部40側)の2つのマークが読み取られる。そして、基板Sがさらに前進させられた後、図5(d)に示すように、挟持状態の基板Sの他端側の2つのマークが読み取られる。本実施例では、露光時と同じ状態、すなわち、挟持状態でマークの読み取りを行うので、精度良く露光することができる。
マークを読み取ると、次に、露光装置10は、検出部81〜84の読み取り結果から基板Sの位置および形状を認識し、その認識結果に応じて、露光データを補正する(ステップS140)。次に、露光装置10は、図5(e)に示すように、基板Sをさらに前進させながら、第1の露光部30および第2の露光部40から挟持状態の基板Sの両面に光を照射して、基板Sの両面を同時に露光する(ステップS150)。光の照射タイミングは、検出部81〜84の読み取り結果、すなわち、基板Sの位置、形状、傾きなどに応じて制御される。基板Sは、下側ガラス板21aおよび上側ガラス板21bに挟持されているので、第1の露光部30および第2の露光部40から照射される光は、下側ガラス板21aまたは上側ガラス板21bを透過して、基板Sに到達する。
このように露光している間、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bは、鉛直方向の位置を変えずに水平方向に移動するので、平坦面23a(すなわち、基板Sの下面側の露光面)と第1の露光部30との光の照射方向の距離(鉛直方向の距離)、および、平坦面23b(すなわち、基板Sの上面側の露光面)と第2の露光部40との光の照射方向の距離は、いずれも、一定に保たれる。特に、第1の挟持部20aは、その位置が固定されているので、基板Sの厚みに依存することなく、平坦面23aと第1の露光部30との距離は、常に一定となる。
図5(f)は、基板Sがさらに前進して、基板Sの所要の露光領域のすべてに対して露光が終了した状態を示す。このように露光が終了すると、次に、露光装置10は、第2の移動部60によって、挟持状態の基板Sを初期位置(図5(b)参照)まで後退させる(ステップS160)。そして、露光装置10は、第1の移動部50によって、第2の挟持部20bを上昇させて挟持状態を解除し、露光が終了した基板Sを排出する(ステップS170)。本実施例では、基板Sの排出は、上述のクランプ装置によって行われる。かかるステップS110〜S170のサイクルが繰り返されることによって、複数の基板Sが連続して露光される。
本実施例では、かかる露光装置10は、第3の移動部70によって、基板Sの厚みに応じて所定に位置まで第2の露光部40の位置を予め移動させておく位置設定部を有している。具体的には、基板Sの厚みによって、挟持状態にある第2の挟持部20bの平坦面23b(基板Sの露光面)の鉛直方向の位置が変わるので、位置設定部は、挟持状態にある第2の挟持部20b(平坦面23b)の鉛直方向の位置を特定可能な情報(以下、位置情報とも呼ぶ)に応じて平坦面23b上に結像する位置まで第2の露光部40を鉛直方向に移動させる。かかる位置設定部は、露光装置10の動作全般を制御する制御装置に含まれる。本実施例では、位置設定部は、ユーザが入力する位置情報を受け付けて、その入力値に応じた位置まで第2の露光部40を移動させる。位置情報は、例えば、基板Sの厚み(例えば、基板Sの設計寸法)とすることができる。かかる構成によれば、処理対象の基板Sの厚みが異なる場合でも、基板Sの露光面に対して安定して結像することができる。
基板Sの種類に応じた厚みの違いは、せいぜい数mm程度までであるのが通常である。このため、第3の移動部70による第2の露光部40の可動域は、数mm程度であってもよい。ただし、本実施例では、第2の露光部40は、平坦面23b上に結像するために必要な可動域よりも広い可動域(例えば、数10cm)を確保している。かかる構成とすることで、第1の露光部30および第2の露光部40のメンテナンスを行う際に、第2の露光部40を第1の露光部30から遠ざかる方向に移動させることによって、メンテナンス作業を行いやすくできる。
さらに、露光装置10は、第2の露光部40と、挟持状態の基板Sの露光面(上面)と、の距離を測定する測定部を備えていてもよい。この場合、位置設定部は、測定部の測定結果を位置情報として受け付けて、測定部の測定結果に応じて、第2の露光部40の位置を変更してもよい。測定部は、例えば、レーザ距離計であってもよい。測定部は、支持部材17に固定されていてもよい。この場合、測定部と第2の露光部40とは、ともに支持部材17に固定されるので、両者の距離は、常に一定である。このため、測定部によって計測された、測定部と露光面との距離に対して、測定部と第2の露光部40との距離を加算または減算して、第2の露光部40と、基板Sの露光面(上面)との距離を容易に計測できる。これらの構成とすれば、上述したユーザの入力が不要となり、ユーザの利便性が向上する。かかる測定部の測定は、基板Sごとに行ってもよいし、露光装置10で処理する基板Sの種類ごとに行ってもよい。
上述した露光装置10によれば、基板Sが非平坦形状を有している場合であっても、基板Sが挟持部20に挟持されることによって、基板Sが露光面に垂直な方向に押圧され、非平坦形状が低減される。つまり、基板Sの非平坦形状が、平坦形状に近づくように修正される。また、第1の挟持部20aは、第1の移動部50が第2の挟持部20bを移動させる方向における位置が固定されているので、挟持状態において、第1の挟持部20aの平坦面23aに接触する基板Sの露光面と、第1の露光部30との鉛直方向の距離は、一定に保たれる。このため、平坦面23aに接触する基板Sの露光面全領域にわたって安定して結像することができる。さらに、挟持状態において、第2の挟持部20bの平坦面23bに接触する基板Sの露光面の鉛直方向の位置は、基板Sの厚みによって変化するが、基板Sの露光面の非平坦形状は、挟持されることによって低減されている。このため、第2の挟持部20bの平坦面23bに接触する基板Sの露光面の位置が基板Sの厚みによって変化する量と同じ量だけ、第3の移動部70によって第2の露光部40を直線的に移動させれば、オートフォーカス機能を使用しなくても、第2の挟持部20bの平坦面23bに接触する基板Sの露光面と、第2の露光部40と、の鉛直方向(光の照射方向)の距離を、基板Sの厚みが変わっても一定に保つことができる。その結果、第2の挟持部20bの平坦面23bに接触する基板Sの露光面全領域にわたって安定して結像することができる。したがって、簡単な装置構成で、基板Sの両面に対して安定して結像することができる。
また、露光装置10によれば、検出部81,82は、第2の露光部40と共通の支持部材である支持部材17に固定されている。このため、第3の移動部70は、簡単な構成によって、第2の露光部40と検出部81,82とを、同一の方向に同一の距離だけ同時に移動させることができる。したがって、もともと第2の露光部40および検出部81,82が基板Sの第2の挟持部20b側の露光面に結像する位置にあれば、基板Sの厚みに応じて第2の露光部40が移動されたときに、その移動と同一の方向に同一の距離だけ検出部81,82が移動するので、検出部81,82の位置を再調整しなくてもよい。このため、ユーザの利便性が向上する。あるいは、検出部81,82に、オートフォーカス機能を導入しなくても、安定して基板Sの第2の挟持部20b側の露光面に結像することができるので、装置構成を簡単にできる。しかも、第2の露光部40と検出部81,82とを移動させるアクチュエータは、1つで済むので、その点においても、装置構成を簡単にできる。さらに、第2の露光部40と検出部81,82とがそれぞれ独立して移動可能な構成である場合には、第2の露光部40および検出部81,82を移動させた際に、第2の移動部60による挟持部20(基板S)の移動方向における検出部81,82と第2の露光部40との相対位置が、部材の据付精度に起因してずれるおそれがあるが、本実施例の構成によれば、第2の露光部40と検出部81,82とは、支持部材17を介して一体化されているため、そのようなおそれも生じない。
B.第2実施例:
図6は、第2実施例としての露光装置210の概略構成を示す。図6は、第1実施例の図2に対応している。図6において、第1実施例と同一の構成要素については、図2と同一の符号を付して、説明を省略する。図6に示すように、露光装置210は、第1実施例としての露光装置10の構成に加えて、シール部281と減圧部290とを備えている。シール部281は、弾性部材によって形成されており、支持部22aの上面に下側ガラス板21aを取り囲むように取り付けられている。シール部281の高さは、基板Sの厚みよりも大きく形成されている。下側ガラス板21aには、貫通穴285が形成されており、貫通穴285には、配管を介して減圧部290が接続されている。減圧部290は、例えば、真空ポンプとすることができる。
かかる露光装置210では、下側ガラス板21aに基板Sを載置した状態で、第2の挟持部20bを下降させると、まず、シール部281と、支持部22bの下面とが基板Sの周囲にわたって当接し、基板Sの周囲は、シール部281によってシールされた状態となる。このとき、基板Sと平坦面23bとの間に僅かな隙間が形成されるか、または、基板Sと平坦面23bとがほぼ接触する。かかる状態において、減圧部290を駆動させて、シール部281の内部の空間を減圧する。これによって、シール部281が鉛直方向につぶれるとともに、第2の挟持部20bがさらに下方に移動する。その結果、平坦面23bは、基板Sと当接し、非常に強い力で基板Sを下方に押圧する。露光装置210では、このようにして、挟持状態が得られる。
かかる構成によれば、より強い力で基板Sが挟持されるので、基板Sが非平坦形状を有する場合に、非平坦形状をいっそう低減できる。その結果、基板Sの露光面に対して安定して結像することができる。なお、貫通穴285は、支持部22aに形成されていてもよい。また、シール部281は、下側ガラス板21a上に形成されていてもよい。さらに、シール部281および貫通穴285は、第2の挟持部20bに形成されていてもよい。
C.第3実施例:
図7は、第3実施例としての露光装置310の概略構成を示す。図8は、図7に示す露光装置310のC−C矢視図である。図7は、第1実施例の図2に対応しており、図8は、図3に対応している。図7,8において、第1実施例と同一の構成要素については、図2,3と同一の符号を付して、説明を省略する。この露光装置310では、基板Sとして、フレキシブルな帯状基板を使用する。
図7,8に示すように、露光装置310は、繰出装置381と、ローラ382,383,385,386と、搬送装置384と、巻取装置387とを備えている。繰出装置381は、露光処理の対象となるロール状の基板Sがセットされたドラム(巻胴)を回転させて、基板Sを繰り出す。繰出装置381から繰り出された基板Sは、ローラ382上を介して、第1の挟持部20aと第2の挟持部20bとの間を通り、さらに、第1の露光部30と第2の露光部40との間を通り、ローラ383上、搬送装置384、ローラ385,386上を介して、巻取装置387に巻き取られる。巻取装置387は、ドラムを回転させて、露光された基板Sをドラム上に巻き取る。搬送装置384は、繰出装置381と巻取装置387との間で基板Sを、繰出装置381から巻取装置387に向かう方向および巻取装置387から繰出装置381に向かう方向に搬送する。本実施例では、搬送装置384は、ニップローラである。繰出装置381と巻取装置387との間の基板Sは、基板Sに極力長手方向の張力が作用しないように、テンション調整がなされている。このテンション調整は、基板Sが第1の挟持部20aと接触しない程度に行われることが望ましい。こうすれば、挟持部20が基板Sを挟持していない状態で挟持部20が移動した際に、基板Sが第1の挟持部20a上を摺動することなないので、基板Sが傷付くことを抑制できる。
かかる露光装置310は、例えば、以下のように動作する。まず、露光装置310は、図7に示すように、ローラ382と検出部81〜84との間の位置において、第2の挟持部20bを下降させ、平坦面23aと平坦面23bとによって基板Sの所定の露光領域を挟持する。次に、露光装置310は、挟持状態のまま挟持部20を第1の露光部30および第2の露光部40の方向に移動させることによって、基板Sを、その長手方向(繰出装置381から巻取装置387に向かう方向)に送る。このとき、繰出装置381および巻取装置387は、基板Sに極力張力が生じない範囲でドラムを回転させる。つまり、繰出装置381および巻取装置387は、基板Sの送り出し、または、巻き取り動作を行っているに過ぎず、基板Sの送りに必要な力を基板Sに作用させているわけではない。同様に、このとき、搬送装置384も基板Sの搬送動作には寄与しない。
基板Sが所定位置まで送られると、露光装置310は、検出部81〜84によって所定の露光領域、あるいはその近傍に設けられた基板S上のマークを検出する。そして、露光装置310は、基板Sを送りながら、その検出結果に応じて、第1の露光部30および第2の露光部40によって、挟持状態の基板Sの所定の露光領域を露光する。所定の露光領域の露光が終了すると、露光装置310は、第2の挟持部20bを上昇させて、挟持状態を解除する。挟持状態を解除すると、露光装置310は、搬送装置384によって基板Sを逆方向、すなわち、巻取装置387から繰出装置381に向かう方向に移動させる。このとき、繰出装置381および巻取装置387も、基板Sに張力が生じない範囲でドラムを反対に回転させる。かかる逆方向への基板Sの移動は、次に露光すべき露光領域がローラ382と検出部81〜84との間の所定位置まで戻るまで行われる。
そして、次の露光領域が所定位置まで戻った時点で、露光装置310は、挟持部20を、第2の挟持部20bが上昇した状態で、つまり、非挟持の状態で、次の露光領域を挟持可能な位置まで移動させる。そして、露光装置310は、第2の挟持部20bを再び下降させて、基板Sの次の露光領域を挟持する。その後、上述した露光サイクルが繰り返し行われる。
かかる露光装置310によれば、基板Sに多少のたわみが生じている場合であっても、基板Sは、平坦面23aと平坦面23bに挟持されるので、極めて平坦な状態で挟持される。しかも、挟持状態において、第1の挟持部20aの平坦面23aに接触する基板Sの露光面と、第1の露光部30との鉛直方向の距離は、第1実施例と同様に、一定に保たれる。また、フレキシブルな帯状の基板Sは、通常、厚みが薄いので、挟持状態において、第2の挟持部20bの平坦面23bに接触する基板Sの露光面と第2の露光部40との鉛直方向の距離についても、一定に保たれる。したがって、簡単な構成で、基板Sの両面の露光面に対して、安定して結像することができる。
また、露光装置310によれば、基板Sを送る際、すなわち、露光中に、基板Sの露光面に過剰な長手方向の張力が生じない。つまり、基板Sに過剰な張力が作用して露光面が長手方向に伸びた状態で露光されることがない。したがって、精度良く基板S上にパターンを形成することができる。
また、露光装置310は、搬送装置384を備えているので、基板Sの交換時において、繰出装置381に新規に取り付けられた基板Sを搬送装置384によって巻取装置387の方向に送り出し、巻取装置387に巻き付けることができる。また、基板Sのテンション調整を容易に行うことができる。なお、搬送装置384は、省略することも可能である。この場合、基板Sの逆方向への移動も、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bによって行ってもよい。
D.変形例:
D−1.変形例1:
上述の実施例では、第2の挟持部20bのみが移動することによって基板Sを挟持する構成を例示したが、基板Sを挟持するための態様は、上述の例に限られない。例えば、第1の挟持部20aのみが移動してもよいし、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bの両方が移動してもよい。
上述した第3実施例において、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bの両方が移動可能に構成される場合、露光装置310は、予め定められた一定の位置において、第1の挟持部20aおよび第2の挟持部20bによって基板Sを挟持する構成であってもよい。あるいは、露光装置310は、第2の露光部40を第1の露光部30に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第3の移動部70に加えて、第1の露光部30を第2の露光部40に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第4の移動部を備えていてもよい。第1の露光部30は、第4の移動部によって移動可能な支持部材(第2の支持部材とも呼ぶ)に固定されていてもよい。検出部83,84は、第2の支持部材に固定されていてもよい。第4の移動部は、第3の移動部と同様の構成とすることができる。これらの構成によっても、基板Sの両面の露光面全領域に対して、安定して結像することができる。
D−2.変形例2:
上述の実施例では、透過部21a,21bは、支持部22a,22bによって支持されていたが、支持部22a,22bは、省略可能である。例えば、透過部21a,21bは、上述の透過部21a,21bおよび支持部22a,22bを組み合わせた形状を有していてもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の組み合わせ、または、省略が可能である。
10,210,310…露光装置
15…ベース部材
16,17…支持部材
18…支持板
20…挟持部
20a…第1の挟持部
20b…第2の挟持部
21a…透過部(下側ガラス板)
21b…透過部(上側ガラス板)
22a,22b…支持部
23a,23b…平坦面
30…第1の露光部
31,32…露光ユニット
40…第2の露光部
41,42…露光ユニット
50…第1の移動部
51…ガイドシャフト
60…第2の移動部
61…リニアモータ
62…ガイド
63…ガイドレール
70…第3の移動部
71…ガイド
72…ガイドレール
81〜84…検出部
281…シール部
285…貫通穴
290…減圧部
381…繰出装置
382,383,385,386…ローラ
384…巻取装置
387…巻取装置
S…基板

Claims (9)

  1. フレキシブルな帯状の基板を露光する露光装置であって、
    光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する透過部を有し、前記平坦面の各々によって前記基板を挟持可能な第1の挟持部および第2の挟持部と、
    前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の少なくとも一方を、前記第1の挟持部と前記第2の挟持部とが近づく方向および遠ざかる方向に移動させる第1の移動部と、第1の方向に光を照射し、前記第1の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部と、
    前記第1の露光部と離間して配置され、前記第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、前記第2の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部と、
    前記第1の移動部によって前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の少なくとも一方が移動されることによって前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の前記平坦面の各々の間に配置された前記基板が該平坦面の各々に挟持された挟持状態において、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、を、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部が前記第1の露光部と前記第2の露光部との間を通過するように1つの方向のみに相対移動させる第2の移動部と
    を備え、
    前記露光装置は、前記挟持状態において、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の各々の前記平坦面と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、の距離を一定に保ちつつ、前記1つの方向に前記相対移動を行いながら、前記第1の露光部および前記第2の露光部の各々から前記光を照射して、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の前記透過部を介して前記基板の両面を同時に露光し、
    前記第2の移動部は、前記挟持状態において前記第1の挟持部および前記第2の挟持部を移動させ、該移動によって、前記基板が該基板の長手方向に送られる
    露光装置。
  2. 請求項1に記載の露光装置であって、
    前記第1の挟持部は、前記第1の移動部が前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の少なくとも一方を移動させる方向における位置が固定され、
    前記第2の挟持部は、前記第1の移動部によって、位置が移動可能に構成された
    露光装置。
  3. 請求項1に記載の露光装置であって、
    前記第2の露光部を、前記第1の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第3の移動部と、
    前記第1の露光部を、前記第2の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第4の移動部と、
    前記挟持状態の前記基板の位置および形状の少なくとも一方を検出する検出部と
    を備え、
    前記第2の露光部は、前記第3の移動部によって移動可能な第1の支持部材に固定されており、前記検出部による検出結果に応じた前記露光を行い、
    前記第1の露光部は、前記第4の移動部によって移動可能な第2の支持部材に固定されており、前記検出部による検出結果に応じた前記露光を行い、
    前記検出部は、前記第2の露光部と共通の前記第1の支持部材、および、前記第1の露光部と共通の前記第2の支持部材の少なくとも一方に固定されている
    露光装置。
  4. 基板を露光する露光装置であって、
    光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する透過部を有し、前記平坦面の各々によって前記基板を挟持可能な第1の挟持部および第2の挟持部と、
    前記第2の挟持部を、前記第1の挟持部と前記第2の挟持部とが近づく方向および遠ざかる方向に移動させる第1の移動部と、
    前記第1の挟持部の側に位置が固定された状態で配置され、第1の方向に光を照射し、前記第1の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部と、
    第2の挟持部の側に、前記第1の露光部と離間して配置され、前記第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、前記第2の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部と、
    前記第1の移動部によって前記第2の挟持部が移動されることによって前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の前記平坦面の各々の間に配置された前記基板が該平坦面の各々に挟持された挟持状態において、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、を、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部が前記第1の露光部と前記第2の露光部との間を通過するように1つの方向のみに相対移動させる第2の移動部と、
    前記第2の露光部を、前記第1の露光部に近づく方向および遠ざかる方向に直線的に移動させる第3の移動部と
    を備え、
    前記第1の挟持部は、前記第1の移動部が前記第2の挟持部を移動させる方向における位置が固定され、
    前記露光装置は、前記挟持状態において、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の各々の前記平坦面と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、の距離を一定に保ちつつ、前記1つの方向に前記相対移動を行いながら、前記第1の露光部および前記第2の露光部の各々から前記光を照射して、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の前記透過部を介して前記基板の両面を同時に露光する
    露光装置。
  5. 請求項4に記載の露光装置であって、
    さらに、前記挟持状態の前記基板の位置および形状の少なくとも一方を検出する検出部を備え、 前記第2の露光部は、
    前記第3の移動部によって移動可能な支持部材に固定されており、
    前記検出部による検出結果に応じた前記露光を行い、
    前記検出部は、前記第2の露光部と共通の前記支持部材に固定されている
    露光装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の露光装置であって、
    さらに、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の一方に弾性部材によって形成されたシール部であって、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の他方に当接した際に、前記平坦面の各々の間に配置された前記基板の周囲を取り囲み、該基板の周囲をシールするシール部と、
    前記シール部が、前記他方の前記平坦面に当接した状態において、前記シール部の内側の空間を減圧する減圧部と
    を備えた露光装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の露光装置であって、
    前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の前記平坦面は、対向して設けられ、
    前記第1の移動部は、前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の少なくとも一方を前記平坦面と直交する方向に移動させる
    露光装置。
  8. 露光装置によってフレキシブルな帯状基板を露光する露光方法であって、
    光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する透過部を有し、前記平坦面の各々によって前記基板を挟持可能な第1および第2の挟持部を用いて、前記平坦面の各々で前記帯状基板を挟持する第1の工程と、
    前記帯状基板を挟持した状態の前記2つの挟持部を、第1の方向に光を照射し、前記第1の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部と、前記第1の露光部と離間して設けられ、前記第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、前記第2の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部と、の間を通過するように、かつ、前記平坦面と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、の距離を一定に保つように、1つの方向のみに移動させることによって、前記帯状基板が該帯状基板の長手方向に送られて、該帯状基板の送りに合わせて、前記第1の露光部および前記第2の露光部の各々から前記光を照射して、前記2つの挟持部の前記光透過性の部材を介して前記帯状基板の両面を同時に露光する第2の工程と
    を備えた露光方法。
  9. 露光装置によって基板を露光する露光方法であって、
    光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する第1の透過部を有する第1の挟持部と、光透過性の部材で形成されるとともに平坦面を有する第2の透過部を有する第2の挟持部と、を備える挟持部であって、前記第1の挟持部と前記第2の挟持部とが近づく方向および遠ざかる方向に移動不能に固定された前記第1の挟持部と、前記近づく方向および遠ざかる方向に移動可能に構成された第2の挟持部と、を備える挟持部を用いて、前記平坦面の各々で前記基板を挟持する第1の工程と、
    前記基板を挟持した状態における前記2つの挟持部のうちの前記第1の挟持部の側に位置が固定された状態で配置された第1の露光部であって、第1の方向に光を照射し、前記第1の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第1の露光部、と離間して設けられた第2の露光部であって、前記第1の方向と反対の第2の方向に光を照射し、前記第2の挟持部の前記平坦面上に結像する結像光学系を有する、第2の露光部を、前記基板に応じて、前記第1の露光部に近づく方向または遠ざかる方向に直線的に移動させる第2の工程と、
    前記基板を挟持した状態の前記2つの挟持部と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、を、前記2つの挟持部が前記第1の露光部と前記第2の露光部との間を通過するように、かつ、前記平坦面と、前記第1の露光部および前記第2の露光部と、の距離を一定に保つように、1つの方向のみに相対移動させながら、前記第1の露光部および前記第2の露光部の各々から前記光を照射して、前記2つの挟持部の前記光透過性の部材を介して前記基板の両面を同時に露光する第3の工程と
    を備えた露光方法。
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