JP6149098B1 - 吸収性物品の包装製品の検査方法、及び検査装置 - Google Patents

吸収性物品の包装製品の検査方法、及び検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】底面部に封止部と印刷領域と非印刷領域とを有した包装製品の良否判定を適正に行えるようにする。【解決手段】複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品20の検査方法であり、封止部のうち底面部31に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成することと、画像データ上において、底面部31における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、求められた前記値に基づいて、包装製品20の良否判定を行う。【選択図】図7

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品の包装製品の検査方法、及び検査装置に関する。
従来、使い捨ておむつ1は、1パック24枚入りなどのように、所定数のおむつ1,1…がポリエチレンシート製の略六面体の包装用袋体30に収容された包装製品20の形態で、市場に供給されている(図1A)。そして、かかる包装用袋体30は、一般に、両端の口部31k,35kを溶着で封止して形成された鍔状の封止部31f,35fを、包装用袋体30の底面部31の一部及び頂面部35の一部としてそれぞれ有している。また、同袋体30は、底面部31と頂面部35との間に、一対の正面部37,37及び一対の側面部39,39を有しているが、通常、これら正面部37,37及び側面部39,39には、イラスト(不図示)や背景画GB等の図柄Gが印刷されている。
特開2009−269622号
ここで、この背景画GBについては、正面部37の図柄Gの見栄え向上の観点から、当該正面部37から底面部31へと回り込んで印刷されている場合がある。そして、その場合には、底面部31は、インクで印刷された印刷領域PR(図1B中のドット模様の領域を参照)と、インクで印刷されていない非印刷領域NPR(図1B中でドット模様の無い白抜きの領域を参照)と、を有した状態になっている。
但し、かかる印刷領域PRが、例えば、底面部31における封止部31fのところまで位置している場合には、当該包装製品20は、封止部31fで封止不良となっている恐れがある。詳しくは、次の通りである。
先ず、包装製品20の製造ラインの外装機80(図4A)では、包装用袋体30は略筒体状をなしているともに、封止後に上記の底面部31となる一方の口部31kは、未封止の開口状態にあるが、封止後に上記の頂面部35となる他方の口部35kについては封止済みとなっている。そして、同外装機80では、上記一方の口部31kから包装用袋体30内に整列状態の複数のおむつ1,1…を押し込んで収容し、しかる後に、当該口部31kをヒートシール装置90等で溶着して封止する(図4C)。
しかし、このとき、包装用袋体30に押し込むべきおむつ1,1…が、ふわふわしていて柔軟性且つ圧縮変形能に富んだものであるがために、外装機80でおむつ1,1…を包装用袋体30に押し込む際の押し込み量(mm)が容易に変動し得る。
そして、仮に、押し込み量が過大になった場合には、封止部31fとなるべき部分31fpに印刷領域PRが位置してしまい得て(図5B)、その結果、同領域PRのインクが溶着に悪影響を及ぼして、封止部31fの溶着強度が低下してしまい得る。
他方、押し込み量(mm)が過小な場合には、封止部31fの大きさが過小となることから(図9B)、封止不良の包装製品20が生じる恐れもある。そして、ある割合で、これらの封止不良の包装製品20が生じる恐れがあることから、封止不良の検査を行う必要がある。
ここで、上底面部31における印刷領域PRの大きさ又は非印刷領域NPRの大きさに注目すると、上記のどちらの封止不良の場合も、当該底面部31における印刷領域PRの大きさ又は非印刷領域NPRの大きさが、本来あるべき想定値から変化している(図5A及び図5B、又は、図9A及び図9Bを参照)。そのため、かかる大きさを求めることで、上記のような不良を適正に検出可能と考えられる。しかし、現状、そのような検査方法及び検査装置は、存在していない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、底面部に封止部と印刷領域と非印刷領域とを有した包装製品の良否判定を適正に行えるようにすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査方法であって、
前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成することと、
前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、
求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことと、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法である。
また、
複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査装置であって、
前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成する撮像処理部と、
前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めるとともに、求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行う画像処理部と、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、底面部に封止部と印刷領域と非印刷領域とを有した包装製品の良否判定を適正に行えるようになる。
包装製品20の概略斜視図である。 包装製品20の概略斜視図である。 吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 図3A及び図3Bは、包装用袋体30に複数のおむつ1,1…を収容してガセット袋の形態の包装製品20を生成する手順の説明図である。 図4A乃至図4Cは、同手順の説明図である。 図5Aは、良品の包装製品20の概略斜視図であり、図5Bは、包装用袋体30への複数のおむつ1,1…の押し込み量が過大な場合の包装製品20の概略斜視図である。 図6A及び図6Bは、包装製品20の検査方法の基本的な考え方を説明するための底面部31の概略平面図である。 検査装置50の概略斜視図である。 図8Aは、底面部31を撮像して生成された画像データが示す画像のイメージ図であり、図8Bは、第1検査ウインドウWA1によって同画像データから生成された二値化画像のイメージ図である。 図9Aは、良品の包装製品20の概略斜視図であり、図9Bは、包装用袋体30への複数のおむつ1,1…の押し込み量が過小な場合の包装製品20の概略斜視図である。 図10A及び図10Bは、包装製品20の検査方法の基本的な考え方を説明するための底面部31の概略平面図である。 図11Aは、画像データが示す画像のイメージ図であり、図11Bは、第2検査ウインドウWA2によって同画像データから生成された二値化画像のイメージ図であり、図11Cは、第3検査ウインドウWA3によって同画像データから生成された二値化画像のイメージ図である。 図12Aは、底面部31における横方向の中央部31cSよりも端部31eSの方を優先して撮像するのが好ましい理由を説明するための底面部31の概略拡大斜視図であり、図12Bは、封止部31fが剥がれてめくれた状態の底面部31の概略平面図である。 図13Aは、底面部31における横方向の端部31eSを撮像して生成された画像データが示す画像のイメージ図であり、図13Bは、第1乃至第3検査ウインドウWA1,WA2,WA3によって同画像データから生成された二値化画像のイメージ図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査方法であって、
前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成することと、
前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、
求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことと、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法である。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、画像データ上において、上記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで上記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、画像データ上において、上記所定領域として特定される画像領域のうちで上記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求め、当該求められた値に基づいて包装製品の良否判定を行う。よって、底面部に封止部と印刷領域と非印刷領域とを有した包装製品の良否判定を適正に行うことができる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として、少なくとも前記底面部において前記封止部が存在する部分を撮像することにより、少なくとも前記封止部が存在する部分の画像データを生成し、
前記所定領域は、前記封止部を含む領域であるのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、上記の所定領域は、封止部を含む領域である。よって、印刷領域のインクが封止部に含まれることに起因して溶着強度不足となって封止不良となる恐れのある包装製品を、不良品として検出可能となる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記底面部は、互いに直交する縦方向と横方向とを有し、
前記底面部における前記縦方向の中央部に前記封止部が前記横方向に沿って設けられており、
前記底面部における前記縦方向の一方の端部に、前記印刷領域が位置しており、
前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として少なくとも前記一方の端部を撮像することにより、少なくとも前記一方の端部の画像データを生成し、
前記所定領域は、前記一方の端部を含む領域であり、
前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、
前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことと、を有するのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、封止部が過小となって封止不良の恐れのある包装製品を、不良品として検出可能となる。例えば、底面部における印刷領域が小さい場合には、上記の口部において封止部となる部分が小さくなっている可能性があって、その場合には、封止不良の恐れがあるが、その場合には、上記の値が、想定値から変化する。そのため、当該値に基づいて、封止部が過小となって封止不良の恐れのある包装製品を、不良品として検出することができる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記印刷領域は、前記底面部における前記縦方向の各端部にそれぞれ位置しており、
前記各端部を含む前記所定領域を、前記各端部に対応させてそれぞれ設け、
前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として少なくとも前記各端部を撮像することにより、少なくとも前記各端部の画像データを生成し、
前記求めることにおいては、前記値を、前記各端部に対してそれぞれ求め、
前記良否判定を行うことにおいては、前記各端部に対してそれぞれ求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、縦方向の一方の端部で上記値を求めるだけでなく、他方の端部でも上記値を求め、これらの値に基づいても、包装製品の良否判定を行う。よって、封止部が過小となって封止不良の恐れのある包装製品を、不良品として確実に検出することができる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記包装用袋体は、シートで形成された筒体を本体とし、
前記筒体の端に位置する前記口部は、前記横方向の両側の各位置でそれぞれ前記横方向の内側にM字状に折り込まれた状態になっていることにより、前記封止部を構成する前記シートの積層枚数については、前記横方向の中央部よりも前記横方向の端部の方が多くなっており、
前記所定領域は、前記底面部における前記横方向の端部に位置しているのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、封止部を構成するシートの積層枚数については、横方向の中央部よりも横方向の端部の方が多くなっている。よって、溶着不足によるめくれや剥がれ等の溶着不良は、中央部よりも端部の方で起き易いが、ここで、上記の所定領域は、底面部における横方向の端部に位置している。また、めくれや剥がれによって、所定領域に係る上記値は、想定値から変化する。よって、当該封止部のめくれや剥がれを確実に検出可能となる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記底面部における前記横方向の各端部をそれぞれ撮像して、前記端部毎に前記画像データを生成し、
前記画像データ毎に求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、底面部における横方向の各端部で、封止部のめくれや剥がれを検出可能となる。よって、封止部にめくれや剥がれが生じた包装製品を確実に検出できるようになる。
また、底面部における端部毎に撮像して、端部毎に画像データを生成する。よって、仮に、撮像に用いる撮像処理部の画角が横方向に小さくて、底面部の画像が一つの画像データに収まらない場合でも、二つの上記画像データを用いることによって、各端部で生じ得る不良を検出可能である。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記値は、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の占める割合、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の占める割合のうちの一方の割合であるのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、上記値は、上述のような割合である。よって、当該割合に基づいて、底面部における印刷領域の状態を正確に把握することができる。そして、その結果、包装製品の良否判定をより適正に行うことができる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記印刷領域は、単色で印刷されているのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、印刷領域は単色で印刷されているので、印刷領域と非印刷領域との境界を明確に区別し易くなる。よって、画像データに基づいて二値化処理等で、印刷領域又は非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す上記値を求める際に、当該値を高い精度で求めることができて、その結果、包装製品の良否判定の精度向上を図れる。
かかる吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
前記非印刷領域の色は、白色であり、
前記印刷領域は、前記白色以外の色で印刷されているのが望ましい。
このような吸収性物品の包装製品の検査方法によれば、非印刷領域は、白色であり、印刷領域は、白色以外の色で印刷されている。よって、印刷領域と非印刷領域との境界を明確に区別し易くなる。そして、これにより、画像データに基づいて二値化処理等で、印刷領域又は非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す上記値を求める際に、当該値を高い精度で求めることができて、結果、包装製品の良否判定の精度向上を図れる。
また、
複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査装置であって、
前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成する撮像処理部と、
前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めるとともに、求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行う画像処理部と、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査装置である。
このような吸収性物品の包装製品の検査装置によれば、上述の検査方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
===本実施形態===
本実施形態の検査方法及び検査装置50は、例えば、吸収性物品としての複数の使い捨ておむつ1,1…が包装用袋体30に収容されてなる包装製品20の不良品の検出に使用される。
図1A及び図1Bは、この包装製品20の概略斜視図である。
図1Aに示すように、包装製品20は、包装用袋体30に複数のおむつ1,1…が収容されたものであり、その外形形状は、高さ方向と縦方向と横方向とを有した略直方体である。すなわち、包装製品20は、高さ方向の両側に、それぞれ、縦方向及び横方向と略平行な底面部21と頂面部25とを有し、これらの間に、一対の正面部27,27と一対の側面部29,29とを有した略六面体である。そして、店頭での陳列状態では、通常、底面部21が陳列棚等の上面に当接されて載置されていて、これにより、高さ方向が上下方向を向きつつ、一対の正面部27,27及び一対の側面部29,29がそれぞれ側方を向いた状態となっている。
また、図1Bに示すように、一対の正面部27,27及び一対の側面部29,29には、商品名やイラスト(どちらも不図示)、及び背景画GB(図1B中でドット模様の部分を参照)等の図柄Gが、インクで印刷されている。なお、インクは、水性又は油性と染料又は顔料との組み合わせの中から一種が選択されて使用されているが、何等これに限らず、これら以外のインクを用いても良い。また、図柄Gの印刷方法としては、グラビア印刷やフレキソ印刷、インクジェット印刷等を例示できる。
一方、底面部21と頂面部25とは、それぞれ、包装用袋体30を封止した際に形成された封止部31f,35fを有しているが、これについては後述する。
図2の概略斜視図に示すように、おむつ1は、例えばパンツ型おむつ1であり、着用状態において互いに交差(直交)する三方向として長手方向と幅方向と厚さ方向とを有している。また、同おむつ1は、着用者の腹側に位置しつつ幅方向に沿った腹側胴回り部2と、着用者の背側に位置しつつ幅方向に沿った背側胴回り部3と、着用者の股下部に位置する吸収性本体4と、を有している。なお、吸収性本体4は、液体を吸収する吸収体4kを、吸収性本体4の長手方向の略中央部に有する。そして、同吸収性本体4は、その長手方向の略中央部で二つ折りされているとともに、同長手方向の各端部は、それぞれ、腹側胴回り部2と背側胴回り部3とに接合固定されている。また、腹側胴回り部2と背側胴回り部3とは、互いに厚さ方向に重なりながら、幅方向の両端部の各位置で溶着等により接合されている。そして、その結果、同おむつ1は、一つの胴回り開口BHと二つの脚回り開口LH,LHとを有したパンツ型状態となっている。
なお、腹側胴回り部2及び背側胴回り部3は、それぞれ、不織布等の柔軟なシートを材料として形成され、また、吸収性本体4における吸収体4k以外の部分も不織布等の柔軟なシートを材料として形成されている。更に、吸収体4kは、パルプ繊維等の液体吸収性素材を材料として形成されている。よって、このような材料で形成される上記おむつ1は、柔軟性且つ圧縮変形能に富んだものとなっている。
図1Bに示す包装用袋体30は、適宜な熱可塑性樹脂シートを材料とし、ここでは、ポリエチレンの単層シートを材料としている。また、同包装用袋体30は、包装製品20の外形部分をなしていることから、包装製品20の底面部21、頂面部25、一対の正面部27,27、及び一対の側面部29,29に対応して、それぞれ、底面部31、頂面部35、一対の正面部37,37、及び一対の側面部39,39を有している。すなわち、包装製品20としての上記各面部21,25,27,27,29,29と、包装用袋体30としての上記各面部31,35,37,37,39,39とは、実質的に互いに同じものである。そのため、以下では、互いに対応する面部同士を代表して包装用袋体30の各面部で説明する。例えば、底面部21と底面部31とを代表して底面部31で説明し、頂面部25と頂面部35とを代表して頂面部35で説明する。
一方、同図1Bに示すように、底面部31及び頂面部35は、それぞれ、縦方向よりも横方向の方が長い横長形状とされている。また、一対の正面部37,37は、それぞれ、横方向に沿った一対の辺と高さ方向に沿った一対の辺とを有した略矩形状をなしている一方、一対の側面部39,39は、それぞれ、縦方向に沿った一対の辺と高さ方向に沿った一対の辺とを有した略矩形状をなしている。
そして、この包装用袋体30内には、図1Aに示すように、複数のおむつ1,1…が整列状態で収容されている。詳しくは、この整列状態においては、複数のおむつ1,1…が、互いの長手方向の位置を揃えつつ、互いの幅方向の位置を揃えた状態で、厚さ方向に重なっている。また、この例では、おむつ1は、その厚さ方向が包装用袋体30の横方向を向いた姿勢で収容されていて、これにより、複数のおむつ1,1…が当該横方向に重なった状態で並んでいるが、何等これに限らない。例えば、おむつ1の厚さ方向が包装用袋体30の縦方向を向いた姿勢で同おむつ1が収容されていて、これにより、複数のおむつ1,1…が当該縦方向に重なった状態で並んでいても良い。更に言えば、厚さ方向に隣り合うおむつ1,1同士の長手方向の向きが互いに逆向きになった状態で複数のおむつ1,1…が厚さ方向に並んでいても良く、このような場合も、この整列状態の概念に含まれる。つまり、所定の規則性をもって厚さ方向におむつ1,1…が重ねられて並んだ状態であれば、その状態も、上記の整列状態の概念に含まれる。
また、この例では、包装用袋体30は所謂ガセット袋をなしているが、このようなガセット袋で複数のおむつ1,1…を収容した包装製品20は、次のようにして生成される。 図3A乃至図4Cは、その説明図である。
先ず、包装用袋体30に複数のおむつ1,1…が収容される前の状態では、図3Aに示すように、同袋体30は、頂面部35と底面部31とがそれぞれ開口した略矩形筒体(断面形状が略矩形形状の筒体)をなしている。また、この時点では、既に、同筒体30には図柄Gが印刷済みであり、これにより、同筒体30における高さ方向の中央側の位置には印刷領域PRが形成され、高さ方向の各端側の位置には、非印刷領域NPR,NPRが形成されている。
そして、同図3Aのように、略矩形筒体30の一方端の口部35kが、頂面部35となるべく、横方向の両側の各位置で横方向の内側にM字状に折り込まれながら、同口部35kが縦方向に潰されて溶着又は接着される。そして、これにより、図3Bに示すように当該口部35kが封止される。つまり、横方向に沿った鍔状の封止部35fを有した頂面部35が形成される。また、上記のM字状に折り込まれる際には、口部35kの横方向の両側の各部分35km,35kmに略三角形のまち35km,35kmが形成されるように(図3B)、当該部分35km,35kmが横方向の内側へ押し込まれる。そして、これにより、頂面部35は、略平坦面を有した形状に形成される。
一方、上記の頂面部35等が形成されて封止された後に、図4Aに示すように、略矩形筒体30の他方端の口部31kから、整列状態の複数のおむつ1,1…が外装機80によって押し込まれて収容される。そして、この収容後に、図4Bに示すように、同口部31kが、横方向の両側の各位置で横方向の内側にM字状に折り込まれながら、図4Cに示すように、ヒートシール装置90によって、同口部31kが縦方向に潰されて溶着される。そして、これにより、当該口部31kが封止される。つまり、横方向に沿った鍔状の封止部31fを有した底面部31が形成される。また、上記一方端の口部35kの場合と同様に、この他方端の口部31kでも、上記のM字状に折り込まれる際には、図4Cに示すように、当該口部31kの横方向の両側の各部分31km,31kmに略三角形のまち31km,31kmが形成されるように、当該部分31km,31kmが横方向の内側へ押し込まれる。そして、これにより、底面部31は、略平坦面を有した形状に形成される。そして、以上の結果、包装製品20は、所謂ガセット袋の形態で生成される。
ところで、図1Bを参照して前述したように、この包装用袋体30の一対の正面部37,37及び一対の側面部39,39には、それぞれ、図柄Gが印刷されている。そして、図柄Gは、商品名やイラスト等のメインの図柄(不図示)以外に、その背景となる背景画GB(図1B中でドット模様の領域を参照)を有する。
ここで、この背景画GBは、基本的に、上記一対の正面部37,37及び一対の側面部39,39の全域に亘って青などの単色で印刷されているが、この背景画GBが存在しない非印刷領域NPR(図1B中でドット模様の無い白抜きの領域を参照)が、特に包装製品20の正面となる一対の正面部37,37の中に一部でも現れると、包装製品20の見栄えが著しく悪化してしまう。例えば、包装用袋体30の素材色が白の場合に、正面部37において青の背景画GBが位置する部分37pであって底面部31側の部分37pに白い素材色の領域が現れていると、この包装製品20が宙に浮いたように見えてしまって見栄えの悪いものとなる。
そのため、この背景画GBたる印刷領域PRは、同図1Bに示すように、基本的に、正面部37から底面部31の方へと回り込むように形成されていて、これにより、少なくとも正面部37における底面部31側の部分37pに非印刷領域NPRが生じることを防止している。
しかし、このようにすると、おむつ1が柔軟性且つ圧縮変形能に富んだものであるがために、冒頭で説明したような問題を起こし得る。すなわち、図4A及び図4Bのようにおむつ1,1…を包装用袋体30に押し込む際に、何らかの原因で包装用袋体30へのおむつ1,1…の押し込み量(mm)が過大となった場合には、図5Aの良品と比べて、図5Bに示すように底面部31の封止部31fの位置まで背景画GBたる印刷領域PRが大きく回り込んでしまい得る。すると、印刷領域PRのインクによって封止部31fの溶着強度が低下してしまって、結果、包装製品20が封止不良となる恐れがある。そのため、ある割合で、封止不良の包装製品20が生じ得る。
そこで、本実施形態の検査装置50は、このような封止不良の包装製品20を検出可能に構成されている。
図6A及び図6Bは、この検査方法の基本的な考え方を説明するための底面部31の概略平面図である。
先ず、図6Aに示すように、底面部31において封止部31fを含む所定の矩形領域A1(「所定領域」に相当し、以下、第1矩形領域A1と言う)に注目する。そして、この第1矩形領域A1に占める印刷領域PRの割合、又は、同矩形領域A1に占める非印刷領域NPRの割合を求める。
ここで、図6Aの良品と比べて、図6Bのように印刷領域PRが封止部31fの近傍位置まで大きく迫っていると、当該印刷領域PRが封止部31fに到達している可能性が高くなっていて、つまり、インク起因の封止不良が起きている可能性が高くなる。一方、このように迫っている場合には、前者の割合たる第1矩形領域A1に占める印刷領域PRの割合は大きくなり、後者の割合たる第1矩形領域A1に占める非印刷領域NPRの割合は小さくなる。
よって、良否判定に前者の印刷領域PRの割合を用いた場合には、当該割合が、所定の閾値よりも大きい場合に不良品と判定する。一方、後者の非印刷領域NPRの割合を用いた場合には、当該割合が、所定の閾値よりも小さい場合に不良品と判定する。ちなみに、前者の割合と後者の割合との両方を用いて判定しても良い。
なお、以下では、後者の割合、つまり、非印刷領域NPRの割合を用いて検査する方法について具体的に説明するが、何等これに限らない。すなわち、前者の割合たる印刷領域PRの割合を用いて検査しても良い。
このような検査を行う検査装置50は、図7の概略斜視図に示すように、包装製品20の搬送経路の近傍位置に配置されている。そして、この検査装置50には、各包装製品20,20…が、搬送方向に隣り合う包装製品20との間に適宜な間隔を隔てつつ止まることなく連続して搬送される。搬送装置60には、例えば、上面に載置面60sを有し、搬送方向が水平方向に沿ったベルトコンベア60が使用される。そして、包装製品20は、縦方向が上下方向を向きつつ、横方向が搬送方向を向いた姿勢で搬送される。なお、以下では、上下方向及び搬送方向と交差(直交)する方向のことを「CD方向」とも言う。そして、ここでは、CD方向は、水平方向を向いている。
この検査装置50の検査位置P52を各包装製品20が通過する際には、同装置50は、各包装製品20を検査する。そして、不良品であると判定した場合には、この包装製品20に対して、不良品情報を付与するなど不良品であることを関連付けして、下工程での不良品の排出に供するようにする。
検査装置50は、包装製品20の搬送経路の所定位置に設けられた不図示の暗室と、暗室内における上記検査位置P52に配された撮像処理部としてのカメラ52と、カメラ52が撮像して生成した画像データに基づいて包装製品20の良否判定を行う画像処理部56と、を有する。
カメラ52は、例えばCCD(電荷結合素子)カメラである。そして、搬送方向に沿って検査位置P52を通過する包装製品20の底面部31に対して、カメラ52は、CD方向から対向するように配置されている。よって、包装製品20が検査位置P52を通過する際に、同カメラ52は、包装製品20の底面部31を撮像可能である。また、この例では、暗室内での撮像であることから、カメラ52は、フラッシュを用いて底面部31を撮像するが、暗室を設けない場合には、フラッシュは不要である。
撮像動作は、例えばカメラ52の配置位置P52の上流側に配された光電管58の検出信号に基づいてなされる。すなわち、包装製品20が光電管58の位置を通過した際に、この通過を検出した光電管58から出力される検出信号をトリガーとして撮像動作がなされる。より具体的には、検出信号をカメラ52が受信した時点を起点として、搬送装置60が搬送方向に所定距離だけ包装製品20を搬送後に、或いは所定時間だけ経過後に、撮像動作がなされる。そして、これにより、包装製品20毎に撮像され、また、底面部31の全面が撮像され、更に、底面部31の平面中心と画像の平面中心とが概ね揃うように撮像される。そして、撮像の都度、底面部31の画像データを生成して、画像処理部56へ送信する。すると、画像処理部56では、画像データに基づいて、包装製品20の良否判定を画像データ毎に行う。そして、これにより、包装製品20は全数検査される。
図8Aは、撮像されて記録された画像、すなわち、画像データが示す画像のイメージ図である。画像は、搬送方向をX方向とし、上下方向をY方向として撮像されている。よって、包装製品20で言えば、底面部31の横方向をX方向とし、縦方向をY方向として撮像されている。また、画像は、底面部31の全域が一画像として撮像されている。
なお、同図8A中では、便宜上、この画像に写っている実際のものの符号を付して示している。すなわち、この図8Aには、画像データの画像が示されていることから、同図8A中には、底面部31等の画像が存在しているのであって、そこに実際の底面部31等は存在していないが、便宜上、この図8A中の底面部31の画像の図には、それぞれ、底面部31の符号を付して示している。なお、このことは、この後に出てくる画像データの画像の図や二値化画像の図についても同様である。
かかる画像は、X方向及びY方向の両方向にそれぞれ所定の解像度に基づく所定ピッチで格子状に並ぶ多数の画素の集合体である。そして、画像データは、各画素に対応させてそれぞれ色情報を有している。この例では、画像データがグレースケールであるため、画素毎に色情報として明度のみを有している。そして、その場合には、包装製品20の底面部31における非印刷領域NPRは白色であることから、非印刷領域NPRに対応する各画素の明度は高い値になっているが、これに対して、印刷領域PRは青色であることから、印刷領域PRに対応する画素の明度は低い値になっている。
画像処理部56(図7)は、適宜なコンピュータを本体とし、プロセッサとメモリとを有する。そして、メモリに予め格納された各種処理プログラムをプロセッサが読み出して実行することにより、画像処理部56は、二値化処理や演算処理等の各種処理を行う。
画像処理部56は、先ず、受信した画像データから二値化画像を生成する。二値化画像は、底面部31において封止部31fを含む前述の第1矩形領域A1に対応させて生成される。すなわち、図8Aに示すように、この第1矩形領域A1のみに対応させて図8Bの二値化画像を生成すべく、画像処理部56には予め矩形の検査ウインドウWA1(以下、第1検査ウインドウWA1とも言う)が用意されている。検査ウインドウWA1は、画像において参照する領域を区画して限定するツールであり、つまり、二値化処理の際には、検査ウインドウWA1内に属する画素のみを参照して、検査ウインドウWA1外の画素については参照しないようにすることができる。
なお、このような検査ウインドウWA1内に限った画素の参照は、例えば次のようにして実現される。先ず、画像データの画像の各画素には、XY座標が付与されていて、これらXY座標はメモリに記録されている。また、画像処理部56は、このXY座標を指定することで、検査ウインドウWA1内に属する画素の色情報にアクセスすることができる。よって、検査ウインドウWA1内に位置すべき画素のXY座標のデータを、予めメモリ内に記録しておけば、上述の検査ウインドウWA1内に限った画素の参照を行うことができる。
一方、前述のように、図6Aの包装製品20の底面部31においては、印刷領域PRは青色であり、非印刷領域NPRは白色である。そのため、明度が所定の閾値以上の画素に注目することで、図8Aの第1矩形領域A1の画像上において、非印刷領域NPRが撮像されている画像領域の画素を特定することができる。また、この閾値は、予めメモリ内に格納されている。よって、第1矩形領域A1の二値化画像の生成は、第1検査ウインドウWA1内の画素のうちで、上記閾値以上の明度の画素を、二値化画像における二値(例えば0と1)のうちの一方の値たる「1」によって特定される白画像に割り振るとともに、上記閾値未満の明度の画素を、もう一方の値たる「0」によって特定される黒画像に割り振ることでなされる。そして、これにより、図8Bの検査ウインドウWA1内の画素のうちで非印刷領域NPRが撮像されている画素が、図8Bの二値化画像において概ね白画像に含まれ、それ以外の部分、すなわち印刷領域PRが撮像されている画素は、概ね黒画像に含まれるように処理されて、結果、図8Bのように、非印刷領域NPRが概ね白画像となった二値化画像が生成される。
そうしたら、画像処理部56は、この二値化画像に基づいて第1矩形領域A1に占める非印刷領域NPRの割合を求める。ここで、上述したことから明らかなように、第1矩形領域A1は、画像データ上において、上述の二値化画像(「所定領域として特定される画像領域」に相当)として特定される。つまり、白画像と黒画像との和として特定される。よって、当該第1矩形領域A1の面積は、二値化画像の面積、つまり、白画像の面積と黒画像の面積との和として特定することができて、この二値化画像の面積は、同画像に含まれる画素の総数に画素一つ分の面積を乗算することで求めることができる。一方、非印刷領域NPRについては、画像データ上において、二値化画像の白画像(「非印刷領域として特定される画像領域」に相当)として特定される。よって、当該非印刷領域NPRの面積は、二値化画像の白画像の面積として特定することができて、この白画像の面積は、同白画像を構成する画素の総数に画素一つ分の面積を乗算することで求めることができる。
そのため、画像処理部56は、上述のように計算して各面積を求めるとともに、求められた二値化画像の面積で、求められた白画像の面積を除算することによって、上記の第1矩形領域A1に占める非印刷領域NPRの割合を算出する。
次に、画像処理部56は、算出された割合を、予めメモリに格納された良否判定用第1閾値と大小比較する。そして、当該割合が上記第1閾値以上の場合には、この画像に対応する包装製品20に良品情報を付与するが、逆に、上記第1閾値未満の場合には、不良品情報を付与する。なお、この良否判定用第1閾値としては、0.3(30%)〜0.7(70%)の任意値を例示することができる。
ちなみに、上述のように、第1閾値の選択範囲として0.7(70%)よりも大きい範囲を除外した方が良い理由は、次の通りである。すなわち、撮像した画像に、封止部31fの影が暗く写ってしまうことが多々あって、これが、本来なら図8Bの二値化画像の白画像に含められるべきところ、黒画像(「印刷領域として特定される画像領域」に相当)に含められてしまうことが多いためである。よって、このようなことが起きない環境を作ることが可能であれば、何等上述に限らない。すなわち、上記第1閾値を0.7(70%)よりも大きく1.0(100%)以下の範囲から選択しても良い。
更に、場合によっては、このような割合での良否判定に代えて、面積又は画素数で良否判定をしても良い。ここで、前者の面積で良否判定をする場合には、当該面積として白画像の面積が使用される。また、この場合の良否判定用第1閾値としては、二値化画像の面積の0.30〜0.70倍の任意値を例示できる。そして、当該白画像の面積を上記第1閾値と大小比較して、当該面積が同第1閾値以上の場合には、包装製品20に良品情報を付与し、同第1閾値未満の場合には、不良品情報を付与する。
一方、後者の画素数で良否判定をする場合には、当該画素数として、白画像を構成する画素の総数が使用される。また、この場合の良否判定用第1閾値としては、二値化画像に含まれる画素の総数の0.30〜0.70倍の任意値を例示できる。そして、当該白画像の画素の総数を上記第1閾値と大小比較して、総数が同第1閾値以上の場合には、包装製品20に良品情報を付与し、同第1閾値未満の場合には、不良品情報を付与する。
ところで、この包装製品20は、次のような封止不良を生じる恐れもある。すなわち、前述の包装用袋体30内へと整列状態のおむつ1,1…を口部31kから押し込む際に(図4A及び図4B)、何らかの原因で包装用袋体30へのおむつ1,1…の押し込み量(mm)が過小となった場合には、口部31kにおいて封止部31fとなるべき部分31fpが過小となって、その結果、図9Aの良品と比べて図9Bのように封止部31fが過小な封止不良になる恐れがある。そして、そのような封止不良は、次のようにして検出可能である。
図10A及び図10Bは、この検査方法の基本的な考え方を説明するための底面部31の概略平面図である。
先ず、図10Aに示すように、この例では、底面部31における縦方向の各端部31eL,31eLに、それぞれ印刷領域PR,PRが存在している。また、底面部31における縦方向の中央部31cLは、封止部31fを含んでいるとともに、当該中央部31cL及び封止部31fは、概ね印刷領域PRが存在しない非印刷領域NPRとなっている。
そして、ここで、図9Bのように押し込み量が過小等の原因で封止部31fが小さくなっている場合には、図10Aの良品と比べて、図10Bのように底面部31における印刷領域PRが小さくなって非印刷領域NPRが大きくなる。
よって、当該検査に際しては、先ず、底面部31において縦方向の各端部31eL,31eLを含む所定の各矩形領域A2,A3に注目し、これら各矩形領域A2,A3について、それぞれ、同矩形領域A2,A3に占める印刷領域PRの割合、又は、同矩形領域A2,A3に占める非印刷領域NPRの割合を求める。そして、前者の割合、すなわち、矩形領域A2,A3に占める印刷領域PRの割合が所定の閾値未満の場合に、不良品と判定する。一方、後者の非印刷領域NPR、すなわち、矩形領域A2,A3に占める非印刷領域NPRn割合を用いた場合には、当該割合が所定の閾値よりも大きい場合に、不良品と判定する。ちなみに、前者の割合と後者の割合との両方を用いて判定しても良い。
なお、以下では、後者の割合たる非印刷領域NPRの割合を用いて検査する方法について具体的に説明するが、前者の割合たる印刷領域PRの割合を用いて検査しても良いのは言うまでもない。また、以下では、二つの矩形領域A2,A3のうちの一方の矩形領域A2(所定領域に相当)のことを「第2矩形領域A2」とも言い、他方の矩形領域A3(所定領域に相当)のことを「第3矩形領域A3」とも言う。
このような封止不良を検出可能にすべく、画像処理部56は、図11Aに示すように、前述の第1検査ウインドウWA1と同機能の検査ウインドウを、上記の第2及び第3矩形領域A2,A3に対応させてそれぞれ備えている。すなわち、この例では、前述の第1検査ウインドウWA1の縦方向の両側の各位置に、それぞれ矩形の第2検査ウインドウWA2と同じく矩形の第3検査ウインドウWA3とが増設されている。
よって、第2及び第3検査ウインドウWA2,WA3を用いて画像処理部56は、図11Aの画像データに対して前述と同様の二値化処理を行って、これにより、図11Bに示すように、第2矩形領域A2に対応する二値化画像(「所定領域として特定される画像領域」に相当)を生成し、また、図11Cに示すように、第3矩形領域A3に対応する二値化画像(「所定領域として特定される画像領域」に相当)を生成する。そして、これら各二値化画像には、それぞれ、非印刷領域NPRが概ね白画像(「非印刷領域として特定される画像領域」に相当)として現れており、また印刷領域PRが概ね黒画像(「印刷領域として特定される画像領域」に相当)として現れている。よって、この白画像の面積を、対応する各二値化画像の面積で除算することにより、上記の割合を、第2矩形領域A2及び第3矩形領域A3についてそれぞれ求める。
但し、この場合には、第1乃至第3検査ウインドウWA1,WA2,WA3について、それぞれ上記の割合が得られることから、各割合に基づく一次良否判定をした後に、得られた三つの一次良否判定に基づいて最終の良否判定を行うようにしている。
すなわち、先ず、前述の第1矩形領域A1に係る割合を、メモリ内に予め格納された所定の良否判定用第1閾値と大小比較して、当該割合が同第1閾値以上の場合には、包装製品20に一次判定情報として一次良品情報を付与する一方、同第1閾値未満の場合には一次判定情報として一次不良品情報を付与する。
また、第2矩形領域A2に係る割合を、メモリ内に予め格納された所定の良否判定用第2閾値と大小比較して、当該割合が同第2閾値以下の場合には、包装製品20に一次判定情報として一次良品情報を付与する一方、同第2閾値よりも大きい場合には一次判定情報として一次不良品情報を付与する。
更に、第3矩形領域A3に係る割合を、メモリ内に予め格納された所定の良否判定用第3閾値と大小比較して、当該割合が同第3閾値以下の場合には、包装製品20に一次判定情報として一次良品情報を付与する一方、同第3閾値よりも大きい場合には一次判定情報として一次不良品情報を付与する。
そして、この包装製品20に対して付与された三つの一次判定情報が、何れも一次良品情報の場合には、この包装製品20に対して最終の良品情報を付与するが、三つの一次判定情報の中に一つでも一次不良品情報が含まれている場合には、この包装製品20に対して最終の不良品情報を付与する。
なお、第2閾値及び第3閾値としては、それぞれ、0.3(30%)〜0.9(90%)の任意値を例示することができる。
また、この第2及び第3検査ウインドウWA2,WA3においても、上記の割合に基づく一次良否判定に代えて、非印刷領域NPRに係る白画像の面積、又は非印刷領域NPRに係る白画像の画素数で一次良否判定をしても良い。なお、その具体的な方法については、第1検査ウインドウWA1について説明済みの内容から類推可能であるので、その説明については省略する。
更に、上述の例では、第2検査ウインドウWA2に係る割合、及び第3検査ウインドウWA3に係る割合の両方を用いて、包装製品20の最終の良否判定をしていたが、何等これに限らない。すなわち、どちらか一方の割合を用いて、包装製品20の最終の良否判定をしても良い。
ところで、上述の実施形態では、カメラ52は、十分大きな画角を有していて、これにより、横方向の全域に亘って包装製品20の底面部31を撮像していたが(図6A)、カメラ52によっては、その画角が底面部31の横方向の寸法よりも小さい場合もあって、その場合には、底面部31を横方向の一部しか撮像できない。
ここで、そのような場合には、底面部31における横方向の中央部31cSを撮像せずに横方向の端部31eSのみを撮像すると良い。図12A及び図12Bは、この理由を説明するための説明図であって、図12Aは、底面部31を拡大して示す概略斜視図であり、図12Bは、封止部31fが剥がれてめくれた様子を示す底面部31の概略平面図である。
先ず、この包装用袋体30はガセット袋であることから、図12Aに示すように、同袋体30の底面部31の封止部31fは、前述のように、横方向の両側の各位置でそれぞれM字状に折り込まれた状態になっている。そして、このM字状の折り込みに起因して、封止部31fにおける横方向の端部31feSの熱可塑性樹脂シートの積層枚数の方が、中央部31fcSの積層枚数よりも多くなっている。すなわち、封止部31fにおける横方向の中央部31fcSでは、シートが二枚重ねになっているが、横方向の端部31feSでは、シートが四枚重ねになっている。
そのため、仮に、前述のヒートシール装置90(図4C)での溶着処理時に投入する溶着エネルギーが不足すると、中央部31cSよりもシートの積層枚数が多い端部31feSの方で溶着不良になり易く、結果、封止部31fのめくれや剥がれは、中央部31fcSよりも端部31feSの方で起き易い。よって、当該めくれや剥がれを封止不良として確実に検出する観点からは、上述のように、当該不良が起き易い横方向の端部31feSを選択的に撮像すると良いのである。
以下、この不良の検出方法について説明する。先ず、カメラ52は、図12Bの底面部31における横方向の一方の端部31eS(同図12Bでは右側の端部31eS)を撮像して、図13Aに示すような端部31eSの画像データを生成する。そして、この画像データから、第1乃至第3検査ウインドウWA1,WA2,WA3が、それぞれ、図13Bに示すように、担当する矩形領域A1,A2,A3の二値化画像を生成する。すなわち、第1検査ウインドウWA1は、第1矩形領域A1の二値化画像を生成し、第2検査ウインドウWA2は、第2矩形領域A2の二値化画像を生成し、第3検査ウインドウWA3は、第3矩形領域A3の二値化画像を生成する。
ここで、封止部31fにおける横方向の端部31feSがめくれたり剥がれたりしている場合には、本来第1矩形領域A1に位置すべき白色の封止部31fが、図12Bの底面部31の概略平面図に示すように、第2矩形領域A2及び第3矩形領域A3の方へ侵入した状態になる。よって、第2矩形領域A2及び第3矩形領域A3では、それぞれ、白色の非印刷領域NPRが増大する一方、その分だけ青色の印刷領域PRが減少した状態になる。
また、図13Aに示すように、上記の画像データが示す底面部31の端部31eSの画像には、封止部31fにおける横方向の端部31feSも撮像されている。そのため、図12Bに示すように当該端部31feSに上記のようなめくれや剥がれがある場合には、めくれや剥がれが無い場合と比べて、図13Bに示すように、第2及び第3検査ウインドウWA2,WA3で生成される各二値化画像の白画像が大きくなる。よって、前述の割合と前述の第2閾値及び第3閾値とを用いて、このめくれや剥がれの不良の有無も判定可能である。
すなわち、図13Bの第2検査ウインドウWA2で生成された二値化画像(白画像と黒画像との和)の面積によって、同ウインドウWA2で生成された白画像の面積を除算して得られる割合が、メモリに予め格納された上記第2閾値以下の場合には、包装製品20に、一次判定情報として一次良品情報を付与する。一方、同割合が第2閾値よりも大きい場合には、一次判定情報として一次不良品情報を付与する。同様に、図13Bの第3検査ウインドウWA3で生成された二値化画像(白画像と黒画像との和)の面積によって、同ウインドウWA3で生成された白画像の面積を除算して得られる割合が、メモリに予め格納された上記第3閾値以下の場合には、包装製品20に、一次判定情報として一次良品情報を付与する。一方、同割合が第3閾値よりも大きい場合には、一次判定情報として一次不良品情報を付与する。
なお、かかるめくれや剥がれは、図12Bに示すように、封止部31fにおける横方向の各端部31feS,31feSでそれぞれ起こり得る。そのため、望ましくは、図12Bの底面部31における横方向の各端部31eS,31eSをそれぞれ撮像して、当該端部31eS,31eS毎に画像データを生成すると良い。そして、その具体的な方法としては、例えば2案挙げられる。
第1案は、各端部31eS,31eSに対応させてそれぞれカメラ52,52を設ける案である。すなわち、二台のカメラ52,52を搬送方向に並べて設け、そして、搬送方向の上流側に位置するカメラ52で、底面部31の各端部31eSのうちの一方の端部31eSを撮像し、下流側に位置するカメラ52で、残る他方の端部31eSを撮像する。
一方、第2案は、連写可能なカメラを用いる案である。すなわち、一台のカメラ52の連写機能で、底面部31における横方向の各端部31eS,31eSをそれぞれ撮像し、そして、端部31eS,31eS毎に画像データを生成する。
但し、これら第1及び第2案のどちらの案も、一つの包装製品20につき二つの画像データが生成されるが、一方で、この場合も、前述と同様、一つの画像データにつき、第1乃至第3検査ウインドウWA1,WA2,WA3を用いて三つの一次判定情報が生成される。よって、この場合には、包装製品20毎に六つの一次判定情報が付与されることになるが、ここで、この場合の最終の良否判定方法例としては、次のような方法を例示できる。すなわち、包装製品20に対して付与された六つの一次判定情報が、何れも一次良品情報の場合には、この包装製品20に対して最終の良品情報を付与するが、六つの一次判定情報の中に一つでも一次不良品情報が含まれている場合には、この包装製品20に対して最終の不良品情報を付与することが挙げられる。但し、何等これに限らない。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例としてパンツ型の使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。すなわち、ファスニングテープなどのテープ部材で着用者に装着するテープ式使い捨ておむつでも良いし、場合によっては、尿取りパッドや、生理用ナプキン、パンティーライナーでも良い。
上述の実施形態では、画像データの一例として、各画素の色情報が明度のみを有したグレースケールのデータを示したが、何等これに限らない。例えば、各画素の色情報が明度、色相、及び彩度を有したカラー画像データであっても良い。そして、その場合には、前述の二値化処理として、カラー二値化処理を行っても良い。
ちなみに、カラー二値化処理とは、画像のカラー画像データから、特定の色情報を有する画素を抽出する処理のことである。ここで、色情報は、前述のように明度、色相、及び彩度の三要素をそれぞれ数値で有している。よって、明度、色相、及び彩度のそれぞれについて、抽出すべき画素の色情報の数値範囲を、前述の閾値に代えて画像処理部56のメモリに予め設定しておけば、画像処理部56は、その設定された色情報の画素を画像から抽出することができる。
更に言えば、上述の実施形態では、画像データに対して二値化処理を行うことによって、第1乃至第3矩形領域A1,A2,A3に占める印刷領域PRの割合、又は第1乃至第3矩形領域A1,A2,A3に占める非印刷領域NPRの割合を求める旨の説明をしていたが、何等これに限らない。すなわち、上記の割合の算出を、二値化処理以外の方法を用いて行っても良い。
上述の実施形態では、背景画GBなどの印刷領域PRの色として青色を例示する一方、包装用袋体30の素材色が外方に露出した非印刷領域NPRの色として白色を例示したが、何等これに限らない。すなわち、二値化処理等で印刷領域PRと非印刷領域NPRとを区別可能であれば、印刷領域PR及び非印刷領域NPRは、上記以外の色でも良い。例えば、印刷領域PRは、緑、黄、赤であっても良いし、これらと青とのうちのなかから任意の2色以上を選択して混ぜ合わせた色でも良く、同様に、非印刷領域NPRも乳白色等でも良い。但し、上述のように非印刷領域NPRが白色となっている方が、印刷領域PRと非印刷領域NPRとの境界を明確に区別し易くなる。そして、これにより、画像データに基づいて二値化処理等で、第1乃至第3矩形領域A1,A2,A3に占める非印刷領域NPR又は印刷領域PRの割合を求める際に、当該割合を高い精度で求めることができて、結果、包装製品20の良否判定の精度向上を図れる。
また、印刷領域PRとして青の単色で印刷された領域を例示したが、何等これに限らない。すなわち、二値化処理等で印刷領域PRと非印刷領域NPRとを区別可能であれば、印刷領域PRが、複数の色が混在するように印刷されていても良い。但し、上述のように印刷領域PRが単色となっている方が、印刷領域PRと非印刷領域NPRとの境界を明確に区別し易くなる。よって、画像データに基づいて二値化処理等で、各矩形領域A1,A2,A3に占める印刷領域PR又は非印刷領域NPRの割合を求める際に、当該割合を高い精度で求めることができて、結果、包装製品20の良否判定の精度向上を図れる。
上述の実施形態では、カメラ52の撮像動作を行うトリガーとして光電管58の検出信号を用いていたが、何等これに限らない。光電管以外のセンサー、例えばレーザーセンサー等によって包装製品20の通過を検出して、その検出信号に基づいて撮像動作を行っても良い。
上述の実施形態では、画像データを二値化処理して得られる二値化画像(図8B、図11B、図11C)を画面表示することについては述べていなかったが、そのように構成しても良い。すなわち、画像処理部56は適宜な不図示のモニタを付属しても良い。そして、二値化処理後の各矩形領域A1,A2,A3の二値化画像、つまり白画像及び黒画像のみからなる画像をモニタに表示して、これにより、製造ラインのオペレータの検査作業支援に供しても良い。
上述の実施形態では、図8B及び図10Aに示すように、所定領域として矩形形状の領域たる矩形領域A1,A2,A3を例示した。また、これに対応して、検査ウインドウWA1,WA2,WA3として矩形形状のものを例示したが、何等これに限らない。すなわち、どちらも、別の形状でも良い。例えば、楕円形状や矩形以外の多角形でも良い。
上述の実施形態では、包装用袋体30としてガセット袋を例示したが、何等これに限らない。すなわち、底面部31に溶着で形成された封止部31fを有した包装用袋体であれば、本発明の検査方法及び検査装置で包装製品の良否判定を行うことができる。
上述の実施形態では、包装用袋体30の底面部31の全面を撮像して画像データを生成していたが、何等これに限らない。すなわち、少なくとも底面部31に含まれる部分が撮像されていれば、当該部分の画像データに基づいて包装製品20の良否判定を行うことができる。よって、底面部31の全面を撮像しなくても良い。
上述の実施形態では、図7に示すように、底面部31をCD方向に向けた姿勢で包装製品20が搬送される中で、同製品20が搬送方向における検査位置P52を通過する際に、同位置P52に配されたカメラ52でCD方向から包装製品20の底面部31を撮像していたが、何等これに限らない。例えば、搬送方向に沿って同方向の上流側又は下流側から検査位置P52を見られるようにカメラ52を配置可能であれば、底面部31が搬送方向を向いた姿勢で搬送される包装製品20に対して、搬送方向の上流側又は下流側から底面部31を撮像しても良い。
上述の実施形態では、望ましい構成として、図11Aに示すように第1検査ウインドウWA1に加えて第2検査ウインドウWA2及び第3検査ウインドウWA3を備えた構成を例示したが、何等これに限らない。すなわち、第1検査ウインドウWA1を有さずに、第2検査ウインドウWA2及び第3検査ウインドウWA3のうちの少なくとも一方を有するようにしても良い。そして、この場合にも、少なくとも、図9Bに示すような封止部31fが過小となった封止不良を検出可能である。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)、2 腹側胴回り部、3 背側胴回り部、4 吸収性本体、4k 吸収体、20 包装製品、21 底面部、25 頂面部、27 正面部、29 側面部、30 包装用袋体、31 底面部、31cL 中央部、31eL 端部、31cS 中央部、31eS 端部、31f 封止部、31fcS 中央部、31feS 端部、31fp 部分、31k 口部、31km まち、35 頂面部、35f 封止部、35k 口部、35km まち、37 正面部、37p 部分、39 側面部、50 検査装置、52 カメラ(撮像処理部)、56 画像処理部、58 光電管、60 搬送装置、60s 載置面、80 外装機、90 ヒートシール装置、A1 第1矩形領域(所定領域)、A2 第2矩形領域(所定領域)、A3 第3矩形領域(所定領域)、BH 胴回り開口、LH 脚回り開口、PR 印刷領域、NPR 非印刷領域、P52 検査位置、WA1 第1検査ウインドウ、WA2 第2検査ウインドウ、WA3 第3検査ウインドウ、G 図柄、GB 背景画、

Claims (10)

  1. 複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査方法であって、
    前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
    少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成することと、
    前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、
    求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことと、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として、少なくとも前記底面部において前記封止部が存在する部分を撮像することにより、少なくとも前記封止部が存在する部分の画像データを生成し、
    前記所定領域は、前記封止部を含む領域であることを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  3. 請求項1に記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記底面部は、互いに直交する縦方向と横方向とを有し、
    前記底面部における前記縦方向の中央部に前記封止部が前記横方向に沿って設けられており、
    前記底面部における前記縦方向の一方の端部に、前記印刷領域が位置しており、
    前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として少なくとも前記一方の端部を撮像することにより、少なくとも前記一方の端部の画像データを生成し、
    前記所定領域は、前記一方の端部を含む領域であり、
    前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めることと、
    前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことと、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記印刷領域は、前記底面部における前記縦方向の各端部にそれぞれ位置しており、
    前記各端部を含む前記所定領域を、前記各端部に対応させてそれぞれ設け、
    前記生成することにおいては、前記底面部に含まれる部分として少なくとも前記各端部を撮像することにより、少なくとも前記各端部の画像データを生成し、
    前記求めることにおいては、前記値を、前記各端部に対してそれぞれ求め、
    前記良否判定を行うことにおいては、前記各端部に対してそれぞれ求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  5. 請求項3又は4に記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記包装用袋体は、シートで形成された筒体を本体とし、
    前記筒体の端に位置する前記口部は、前記横方向の両側の各位置でそれぞれ前記横方向の内側にM字状に折り込まれた状態になっていることにより、前記封止部を構成する前記シートの積層枚数については、前記横方向の中央部よりも前記横方向の端部の方が多くなっており、
    前記所定領域は、前記底面部における前記横方向の端部に位置していることを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  6. 請求項3乃至5の何れかに記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記底面部における前記横方向の各端部をそれぞれ撮像して、前記端部毎に前記画像データを生成し、
    前記画像データ毎に求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行うことを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記値は、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の占める割合、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の占める割合のうちの一方の割合であることを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記印刷領域は、単色で印刷されていることを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品の包装製品の検査方法であって、
    前記非印刷領域の色は、白色であり、
    前記印刷領域は、前記白色以外の色で印刷されていることを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査方法。
  10. 複数の吸収性物品が包装用袋体に収容されてなる包装製品の検査装置であって、
    前記包装用袋体は、口部を溶着で封止して形成された封止部を前記包装用袋体の底面部の一部として有するとともに、前記底面部は、インクで印刷された印刷領域と、インクで印刷されない非印刷領域と、を有し、
    少なくとも前記底面部に含まれる部分を撮像することにより、少なくとも前記部分の画像データを生成する撮像処理部と、
    前記画像データ上において、前記底面部における所定領域として特定される画像領域のうちで前記印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値、及び、前記画像データ上において、前記所定領域として特定される画像領域のうちで前記非印刷領域として特定される画像領域の大きさを示す値のうちの少なくとも一方の値を求めるとともに、求められた前記値に基づいて、前記包装製品の良否判定を行う画像処理部と、を有することを特徴とする吸収性物品の包装製品の検査装置。
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