JP6148512B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、刈取部の各部(リール、刈刃、PFオーガ、及びFHコンベア)にそれぞれ電動モータを接続して、前記各電動モータにより刈取部を駆動させるコンバインの技術は公知である(例えば、特許文献1)。従来、刈取部に詰まりが発生したときには、作業者は詰まりが発生している箇所を確認して、手作業で詰まりを除去したり、PFオーガを逆回転させたりして対応していた。刈取部に詰まりが発生したときには、詰まり除去作業を円滑に行いたいとの要請がある。また、詰まり除去作業をより安全に行いたいとの要請がある。
特開2009−171917号公報
本発明は、刈取部の詰まり除去作業を円滑に行えると共に、より安全に行うことが可能なコンバインを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明においては、穀稈を掻き込むリールと、前記リールを駆動させるリール用駆動装置と、穀稈を刈り取る刈刃と、前記刈刃を駆動させる刈刃用駆動装置と、前記刈刃により刈り取った穀稈を取り込むプラットホームオーガと、前記プラットホームオーガを駆動させるオーガ用駆動装置と、前記プラットホームオーガにより取り込まれた穀稈を脱穀部へ搬送するフィーダハウスコンベアと、前記フィーダハウスコンベアを駆動させるコンベア用駆動装置とを有する刈取部を備えるとともに、前記リール用駆動装置、刈刃用駆動装置、オーガ用駆動装置及びコンベア用駆動装置を操作して、前記リール、刈刃、プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの動作を制御する制御装置と、前記制御装置に接続される詰まり除去操作具とを備えたコンバインにおいて、前記オーガ用駆動装置の負荷を検出するオーガ負荷検出手段と、前記コンベア用駆動装置の負荷を検出するコンベア負荷検出手段とを備え、前記制御装置は、通常の刈り取り作業時においては、前記オーガ負荷検出手段の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1よりも小さく、かつ、前記コンベア負荷検出手段の検出トルクYが第一コンベア負荷上限値Y1よりも小さいときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアを駆動させ続けて、刈り取り作業を継続し、前記オーガ負荷検出手段の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1以上、又は/及び、前記コンベア負荷検出手段の検出トルクYが所定の第一コンベア負荷上限値Y1以上になったときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの駆動を停止させて、刈り取り作業を中断し、前記刈取部の詰まり除去作業時においては、前記オーガ負荷検出手段の検出値Xが第二オーガ負荷上限値X2よりも小さく、かつ、前記コンベア負荷検出手段の検出値Yが第二コンベア負荷上限値Y2よりも小さいときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアを逆転駆動させ続けて、詰まり除去作業を継続し、前記オーガ負荷検出手段の検出値が第二オーガ負荷上限値X2以上、又は、前記コンベア負荷検出手段の検出値が第二コンベア負荷上限値Y2以上のときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの逆転駆動を停止させて、詰まり除去作業を中断し、前記第二オーガ負荷上限値X2は、第一オーガ負荷上限値X1よりも大きく設定され、第二コンベア負荷上限値Y2は、第一コンベア負荷上限値Y1よりも大きく設定されるものである。
本発明によれば、作業者が詰まり除去操作具を操作すれば、詰まり除去作業が開始されるので、詰まり除去作業を円滑に行うことが可能である。また、リール及び刈刃が停止している状態で、プラットホームオーガ、及びフィーダハウスコンベアがそれぞれ逆回転するので、詰まり除去作業をより安全に行うことが可能である。
コンバインの左側面図。 コンバインの上面図。 脱穀部及び選別部を示す図。 電動モータ及びその周辺機器の構成を示す図。 コンバインの制御構成を示したブロック図。 刈り取り作業時のフローチャート。 詰まり除去作業時のフローチャート。
以下では、普通型コンバイン1について説明する。
図1及び図2に示すように、コンバイン1は、走行部10と、刈取部20と、脱穀部30と、選別部40と、穀粒貯溜部50と、排藁処理部60と、操縦部70と、エンジン80と、発電機81と、を備える。
走行部10は、機体2の下部に設けられる。走行部10は、左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置11を有しており、このクローラ式走行装置11により機体2を前進又は後進方向に走行させることができるように構成される。
刈取部20は、機体2の前方に設けられ、機体2に対して昇降可能に支持される。刈取部20は、リール21と、刈刃22と、プラットホームオーガ(PFオーガ)23と、フィーダハウスコンベア(FHコンベア)24と、を有している。リール21、刈刃22、及びPFオーガ23は刈取フレーム25により支持されている。刈取フレーム25と機体2の間にはフィーダハウス26が設けられており、フィーダハウス26内にはFHコンベア24が設けられている。また、刈取部20には、リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24を駆動させるための電動モータ91a・92a・93a・94aが設けられている。
刈取部20は、リール21により穀稈を掻き込み、刈刃22により掻込後の穀稈の株元を切断し、そして、刈り取った穀稈をPFオーガ23により寄せ集めてからFHコンベア24へ受け渡して、FHコンベア24により脱穀部30へ搬送することができるように構成される。
脱穀部30は、機体2の左側上部に設けられ、刈取部20の後方に配置される。図3に示すように、脱穀部30は、扱胴31と、コンケーブ32と、を有している。脱穀部30は、扱胴31及びコンケーブ32により刈取部20から搬送されてくる穀稈を後方へ送りながら脱穀し、その脱穀物を漏下させることができるように構成される。
選別部40は、機体2の左側下部に設けられ、脱穀部30の下方に配置される。図3に示すように、選別部40は、揺動選別装置41と、風選別装置42と、穀粒搬送装置43と、二番還元装置44と、を有している。選別部40は、揺動選別装置41により脱穀部30から落下する脱穀物を穀粒や藁屑などに揺動選別し、風選別装置42により揺動選別後のものを更に穀粒と藁屑などとに風選別し、穀粒搬送装置43により選別後の穀粒を穀粒貯溜部50側へ搬送することができるように構成される。
揺動選別装置41は、第一チャフシーブ41aと、第二チャフシーブ41bと、篩分部材41cと、を有している。揺動選別装置41は、扱胴31の下方に配置される。揺動選別装置41には揺動機構41dが設けられる。揺動機構41dは、第一チャフシーブ41a、第二チャフシーブ41b、及び篩分部材41cを機体2に対して揺動させる。
第一チャフシーブ41a及び第二チャフシーブ41bは、左右方向に等間隔ごとに横架された複数のチャフフィンを有している。前記各チャフフィンは、その角度を変更可能に構成され、それぞれが若干前低後高に傾斜した状態で前後に並置される。篩分部材41cは、櫛状部材で構成され、第一チャフシーブ41aの後端部に歯部を後方へ向けて設けられ、第二チャフシーブ41bの前部の上方に位置するように配置される。
揺動選別装置41は、第一チャフシーブ41a、第二チャフシーブ41b、及び篩分部材41cを揺動させることによって、脱穀部30から落下する脱穀物から穀粒を粗選別し、その粗選別後のものを風選別装置42へ漏下させることができるようになっている。このときの漏下量は、第一チャフシーブ41a及び第二チャフシーブ41bでそれぞれ複数のチャフフィンの角度が変更されることにより調節される。
風選別装置42は、唐箕42aと、一番コンベア42bと、二番コンベア42cと、を有している。唐箕42aは、回転可能に支持され、機体2の左側の前端寄りに配置される。一番コンベア42b及び二番コンベア42cは、それぞれ唐箕42aの後方に配置され、互いに前後に並置される。風選別装置42には、唐箕42aを回転駆動させるための唐箕用電動モータ95aが設けられている。
風選別装置42は、唐箕42aを回転駆動させることによって、選別風を起して後方へ送り、当該選別風を揺動選別装置41から落下する穀粒や藁屑に当てて、これらを比重選別する。そして、これらのうちの、比重の重いものが選別風の影響を受けずに一番コンベア42bへ落下するのに対して、比重の軽いものが選別風により後方へ運ばれて、二番コンベア42cへ落下し、更に軽い塵埃等が後方へ排出される。
風選別装置42は、また、一番コンベア42bを駆動させることによって、この一番コンベア42bに落下してきたものを、一番物として右側へ送って穀粒搬送装置43へ渡す。穀粒搬送装置43は、この一番物を穀粒貯溜部50側へ搬送する。
また、風選別装置42は、二番コンベア42cを駆動させることによって、この二番コンベア42cに落下してきたものを二番物として右側へ送って二番還元装置44の二番搬送装置44aへ渡す。
二番還元装置44は、二番搬送装置44aと、二番処理装置44bとを備える。二番搬送装置44aは、揺動選別装置41及び風選別装置42の右側方で前後方向に延設され、前高後低に傾斜した状態で配置される。二番処理装置44bは、揺動選別装置41の前端部の上方に位置するように配置され、二番搬送装置44aと接続される。
二番還元装置44は、二番搬送装置44aで受けた二番物を二番処理装置44bへ送り、二番処理装置44bで二番物に対して、枝梗を除去するなどの処理を行ったあと、揺動選別装置41に落下させて戻すことができるようになっている。こうして、揺動選別装置41及び風選別装置42を経た二番物が繰り返し選別される。
図1及び図2に示すように、穀粒貯溜部50は、機体2の右側の前後中央部に設けられ、脱穀部30及び選別部40の右方に配置される。穀粒貯溜部50は、穀粒タンク51と、穀粒排出装置52と、を有している。穀粒貯溜部50は、選別部40から搬送されてくる穀粒を穀粒タンク51で貯溜し、穀粒排出装置52により貯溜中の穀粒を任意の方向に搬送してから外部へ排出することができるように構成される。
排藁処理部60は、機体2の左側後上方に設けられ、脱穀部30及び選別部40の後方に配置される。排藁処理部60は、脱穀部30からの脱穀済みの穀稈を排藁として外部へ排出するとともに、選別部40からの藁屑や塵埃などを外部へ排出することができるように構成される。
操縦部70は、機体2の右側前端から前方に出っ張るように設けられ、穀粒貯溜部50の前方に配置される。操縦部70には、リール21を操作するためのリール用操作具71や、刈刃22を操作するための刈刃用操作具72や、PFオーガ23を操作するためのオーガ用操作具73や、FHコンベア24を操作するためのコンベア用操作具74や、唐箕42aを操作するための唐箕用操作具75が設けられている。また、操縦部70には、詰まり除去操作具78が設けられている(図5参照)。詰まり除去操作具78についての詳細な説明は後述する。また、操縦部70には、ステアリングハンドル76及び変速レバーを含む各種の操作具や、操縦席や、キャビン77が設けられている。
図2に示すように、エンジン80は、機体2の右側前端に設けられ、操縦部70の下方に配置される。エンジン80の左方には発電機81が設けられている。発電機81はエンジン80に接続されており、エンジン80の回転を伝達されて駆動する。機体2の右側後端には、バッテリ82が設けられている。バッテリ82は、発電機81と電気的に接続されており、発電機81で発電した電力を蓄えることが可能である。
以下では、コンバイン1の動力伝達について説明する。コンバイン1は、エンジン80の動力を、走行部10、脱穀部30、選別部40(唐箕42aを除く)、穀粒貯溜部50、及び排藁処理部60に、トランスミッションを含む動力伝達系を介して伝達して、エンジン80の動力によりこれらの各部を駆動させる。また、コンバイン1は、刈取部20の各部(リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24)、並びに選別部40の唐箕42aに関しては、電動モータ(三相交流モータ)91a・92a・93a・94a・95aの動力により駆動させる(図5参照)。
次に、電動モータ91a・92a・93a・94a・95a及びその周辺機器の構成について説明する。
図4に示すように、通常走行時(エンジン80の回転時)においては、発電機81はエンジン80により駆動して交流電力を発生する。そして、この交流電力がインバータ83により直流電力に変換される。そして、前記直流電力はインバータ192・193・194によりそれぞれ交流電力に変換されて、電動モータ92a・93a・94aにそれぞれ供給される。また、前記直流電力はDC−DCコンバータ84により電圧が調整された後、インバータ191・195によりそれぞれ交流電力に変換されて、電動モータ91a・95aにそれぞれ供給される。従って、消費電力が発電電力より少ない場合、リール21、刈刃22、PFオーガ23、FHコンベア24及び唐箕42aが、発電機81からの電力で駆動され、余剰電力がバッテリ82に蓄えられる。また、消費電力が発電電力より多い場合、バッテリ82からも電力供給される。
エンジン80の停止時においては、バッテリ82に蓄えられている電力が、インバータ191・192・193・194・195を介して電動モータ91a・92a・93a・94a・95aにそれぞれ供給される。従って、エンジン80の停止時には、リール21、刈刃22、PFオーガ23、FHコンベア24及び唐箕42aが、バッテリ82からの電力で駆動する。
図5に示すように、制御装置100には、操作具71・72・73・74・75・78、及びインバータ191・192・193・194・195が接続されている。制御装置100は、操作具71・72・73・74・75・78から信号を受信することによって、インバータ191・192・193・194・195を制御して、電動モータ91a・92a・93a・94a・95aの回転を操作する。これにより、制御装置100は、リール21、刈刃22、PFオーガ23、FHコンベア24及び唐箕42aの動作を制御する。
従来、エンジンの動力は、複数個の伝動ベルト及びプーリを介して、刈取部の各部や唐箕に伝達されるように構成されていた。これに対して、本実施形態におけるコンバイン1は、刈取部20の各部(リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24)や、選別部40の唐箕42aに電動モータ91a・92a・93a・94a・95aをそれぞれ接続して、各電動モータ91a・92a・93a・94a・95aの動力で刈取部20の各部や唐箕42aを個別に駆動するように構成する。これにより、従来使用していた伝動ベルトや伝動プーリ等の、エンジンに接続するための部品を削除することができると共に、刈取部20や唐箕42aへの動力伝達系を簡単化することができる。また、刈取部20の各部(リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24)や、選別部40の唐箕42aに関しては、動力伝達系が、エンジン80との動力伝達系と別系統となっているので、エンジン80とは無関係に、電動モータ91a・92a・93a・94a・95aの出力軸をそれぞれ回転させて、メンテナンスや調整等を容易に行うことができる。
また、コンバイン1は、作業状況に応じて回転速度を調整した方が良い部位(刈取部20の各部や唐箕42a)については、それぞれに動力源(電動モータ91a・92a・93a・94a・95a)を設けることで、それぞれの回転速度を調整可能に構成する。そして、一定回転速度が必要な部位(脱穀部30や発電機81)については、エンジン80を動力源とする。このように、コンバイン1は、各部の特性を考慮して、動力源を複数種類設けることで、作業性を向上させている。
図2に示すように、コンバイン1は、刈取部20に電動モータ91a・92a・93a・94aを設けて、機体2の後端(穀粒貯溜部50の後方)にバッテリ82を設ける。これは、刈取部20に電動モータ91a・92a・93a・94aを設けることによってコンバイン1の重心が前側に偏るが、機体2の後端にバッテリ82を設けることによって、コンバイン1の前後の重量バランスを整えて、重心の偏りを抑制するためである。これにより、コンバイン1の姿勢を安定させることが可能となる。
以下では、詰まり除去操作具78について説明する。
詰まり除去操作具78は、刈取部20の詰まりを除去するための操作具であり、操縦部9に配置されている。詰まり除去操作具78は、単一の操作具であり、例えば、スイッチやレバーで構成されている。
図5に示すように、詰まり除去操作具78は制御装置100に接続されている。詰まり除去操作具78が操作されることによって制御装置100に信号が送信される。制御装置100は、詰まり除去操作具78から信号を受信することによって、リール21及び刈刃22をそれぞれ停止させた状態で、PFオーガ23及びFHコンベア24をそれぞれ逆回転させる。これにより、刈取部20の詰まりを除去することが可能である。
なお、PFオーガ23(FHコンベア24)を逆回転させるとは、PFオーガ23(FHコンベア24)を、刈り取り作業時の回転方向とは逆方向に回転させることである。また、PFオーガ23(FHコンベア24)を正回転させるとは、PFオーガ23(FHコンベア24)を、刈り取り作業時の回転方向と同じ方向に回転させることである。
詰まり除去操作具78を設けることによって、作業者が刈取部20内を覗き込んで、詰まり箇所を探して、手作業で詰まりを除去する必要がなく、詰まり除去作業を円滑に行うことが可能である。また、作業者が詰まり除去操作具78を操作すれば、刈取部20の各部(リール21、刈刃22、PFオーガ23及びFHコンベア24)が上記した所定の動きをして、詰まり除去作業が開始される。従って、刈取部20の詰まり除去作業を円滑に行うことが可能である。また、詰まり除去操作具78による詰まり除去作業時には、リール21及び刈刃22が停止しているので、詰まり除去作業をより安全に行うことが可能である。
図5に示すように、制御装置100には、オーガ用電動モータ93aの負荷(トルク)を検出するオーガ負荷検出手段113が接続されている。オーガ負荷検出手段113は、オーガ用電動モータ93aに流れる電流の値に基づいてオーガ用電動モータ93aのトルクを検出する。制御装置100は、オーガ負荷検出手段113からオーガ用電動モータ93aのトルクに関する情報を受信することが可能である。
図5に示すように、制御装置100には、コンベア用電動モータ94aの負荷(トルク)を検出するコンベア負荷検出手段114が接続されている。コンベア負荷検出手段114は、コンベア用電動モータ94aに流れる電流の値に基づいてコンベア用電動モータ94aのトルクを検出する。制御装置100は、コンベア負荷検出手段114からコンベア用電動モータ94aのトルクに関する情報を受信することが可能である。
図6に示すように、刈り取り作業時において、制御装置100は、オーガ負荷検出手段113の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1よりも小さく(S101、No)、かつ、コンベア負荷検出手段114の検出トルクYが所定の第一コンベア負荷上限値Y1よりも小さいときには(S102、No)、電動モータ91a・92a・93a・94aを回転させ続けて、リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24を駆動させ続ける。これにより、刈り取り作業が継続される。これに対し、刈り取り作業時において、制御装置100は、オーガ負荷検出手段113の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1以上になるか(S101、Yes)、又は/及び、コンベア負荷検出手段114の検出トルクYが所定の第一コンベア負荷上限値Y1以上になったときには(S102、Yes)、電動モータ91a・92a・93a・94aを停止させて、リール21、刈刃22、PFオーガ23、及びFHコンベア24を停止させる(S103)。これにより、刈り取り作業が中断される。
図7に示すように、詰まり除去作業時(詰まり除去操作具78を操作した時)において、制御装置100は、オーガ負荷検出手段113の検出トルクXが所定の第二オーガ負荷上限値X2よりも小さく(S201、No)、かつ、コンベア負荷検出手段114の検出トルクYが所定の第二コンベア負荷上限値Y2よりも小さいときには(S202、No)、電動モータ93a・94aを回転させ続けて、PFオーガ23、及びFHコンベア24を駆動(逆回転)させ続ける。これにより、詰まり除去作業が継続される。これに対し、詰まり除去作業時において、制御装置100は、オーガ負荷検出手段113の検出トルクXが所定の第二オーガ負荷上限値X2以上になるか(S201、Yes)、又は/及び、コンベア負荷検出手段114の検出トルクYが所定の第二コンベア負荷上限値Y2以上になったときには(S202、Yes)、電動モータ93a・94aを停止させて、PFオーガ23、及びFHコンベア24を停止させる(S203)。これにより、詰まり除去作業が中断される。
上記した第一オーガ負荷上限値X1、及び第二オーガ負荷上限値X2は、実験等により適宜決定される値である。第二オーガ負荷上限値X2は、第一オーガ負荷上限値X1よりも大きく設定される(X2>X1)。
このように、コンバイン1は、オーガ用電動モータ93aのトルクの上限値X1(X2)を設けて、刈り取り作業時で(詰まり除去作業時で)、オーガ用電動モータ93aのトルクが上限値X1(X2)まで上昇して、オーガ用電動モータ93aの負荷が大きくなったときには、オーガ用電動モータ93aを停止させる。これにより、オーガ用電動モータ93aが過負荷状態で駆動し続けようとして破損してしまうことを防ぐことが可能である。また、第二オーガ負荷上限値X2を、第一オーガ負荷上限値X1よりも大きく設定することで、PFオーガ23の正回転時よりも逆回転時の方が、オーガ用電動モータ93aが大きい負荷がかかった状態で駆動できるので、詰まり除去能力を向上させることが可能である。
また、上記した第一コンベア負荷上限値Y1、及び第二コンベア負荷上限値Y2は、実験等により適宜決定される値である。第二コンベア負荷上限値Y2は、第一コンベア負荷上限値Y1よりも大きく設定される。
このように、コンバイン1は、コンベア用電動モータ94aのトルクの上限値Y1(Y2)を設けて、刈り取り作業時で(詰まり除去作業時で)、コンベア用電動モータ94aのトルクが上限値Y1(Y2)まで上昇して、コンベア用電動モータ94aの負荷が大きくなったときには、コンベア用電動モータ94aを停止させる。これにより、コンベア用電動モータ94aが過負荷状態で駆動し続けようとして破損してしまうことを防ぐことが可能である。また、第二コンベア負荷上限値Y2を、第一コンベア負荷上限値Y1よりも大きく設定することで、FHコンベア24の正回転時よりも逆回転時の方が、コンベア用電動モータ94aが大きい負荷がかかった状態で駆動できるので、詰まり除去能力を向上させることが可能である。
上記したように、オーガ用電動モータ93a及びコンベア用電動モータ94aは、バッテリ82に接続されている。そして、エンジン80の停止時には、バッテリ82からの電力で、PFオーガ23及びFHコンベア24が駆動することができるように構成されている。これにより、作業者が、エンジン80を停止させた状態で、詰まり除去操作具78を操作して、詰まり除去作業を行うことが可能である。これにより、省エネ効果を高めることが可能である。
なお、詰まり除去操作具78が操作されると、エンジン80が強制的に停止するように構成してもよい。これにより、作業者が詰まり除去作業を行っているときに、誤操作により意図せずに他の装置(走行部10や昇降装置等)を作動させてしまうことを防ぐことが可能である。
1 コンバイン
21 リール
22 刈刃
23 PFオーガ
24 FHコンベア
78 詰まり除去操作具
91a・92a・93a・94a 電動モータ
100 制御装置

Claims (1)

  1. 穀稈を掻き込むリールと、前記リールを駆動させるリール用駆動装置と、穀稈を刈り取る刈刃と、前記刈刃を駆動させる刈刃用駆動装置と、前記刈刃により刈り取った穀稈を取り込むプラットホームオーガと、前記プラットホームオーガを駆動させるオーガ用駆動装置と、前記プラットホームオーガにより取り込まれた穀稈を脱穀部へ搬送するフィーダハウスコンベアと、前記フィーダハウスコンベアを駆動させるコンベア用駆動装置とを有する刈取部を備えるとともに、
    前記リール用駆動装置、刈刃用駆動装置、オーガ用駆動装置及びコンベア用駆動装置を操作して、前記リール、刈刃、プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの動作を制御する制御装置と、前記制御装置に接続される詰まり除去操作具とを備えたコンバインにおいて、
    前記オーガ用駆動装置の負荷を検出するオーガ負荷検出手段と、前記コンベア用駆動装置の負荷を検出するコンベア負荷検出手段とを備え、
    前記制御装置は、
    通常の刈り取り作業時においては、
    前記オーガ負荷検出手段の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1よりも小さく、かつ、前記コンベア負荷検出手段の検出トルクYが第一コンベア負荷上限値Y1よりも小さいときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアを駆動させ続けて、刈り取り作業を継続し、
    前記オーガ負荷検出手段の検出トルクXが所定の第一オーガ負荷上限値X1以上、又は/及び、前記コンベア負荷検出手段の検出トルクYが所定の第一コンベア負荷上限値Y1以上になったときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの駆動を停止させて、刈り取り作業を中断し、
    前記刈取部の詰まり除去作業時においては、
    前記オーガ負荷検出手段の検出値Xが第二オーガ負荷上限値X2よりも小さく、かつ、前記コンベア負荷検出手段の検出値Yが第二コンベア負荷上限値Y2よりも小さいときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアを逆転駆動させ続けて、詰まり除去作業を継続し、
    前記オーガ負荷検出手段の検出値が第二オーガ負荷上限値X2以上、又は、前記コンベア負荷検出手段の検出値が第二コンベア負荷上限値Y2以上のときには、前記プラットホームオーガ及びフィーダハウスコンベアの逆転駆動を停止させて、詰まり除去作業を中断し、
    前記第二オーガ負荷上限値X2は、第一オーガ負荷上限値X1よりも大きく設定され、第二コンベア負荷上限値Y2は、第一コンベア負荷上限値Y1よりも大きく設定される
    ことを特徴とするコンバイン。
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