JP6146397B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

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本発明は、車体構造のうち車両の後部車体構造に関する。
従来、車両には、車両前後方向に延びるサイドシルレインフォースメントと、このサイドシルレインフォースメントの後端に接続されて内側に車輪が配設される空間を区画するホイールハウスとが設けられている。
また、上記ホイールハウスは、通常、車幅方向内側に設けられるホイールハウスインナパネルと、車幅方向外側に設けられるホイールハウスアウタパネルとが互いに接合されることで形成されている。
例えば、特許文献1には、ホイールハウスアウタパネルの車幅方向外側端に前方に向かって延びるフランジが形成されるとともに、ホイールハウスインナパネルの車幅方向内側端に前方に向かって延びフランジが形成されており、これらフランジが車幅方向に対向するように重ね合わせられて接合されることでホイールハウスが形成された構造が開示されている。
特開2007−331582号公報
本発明者らは、上記特許文献1に開示されている従来の構造では、車体の重量等によっては、車体後部に車幅方向外向きの力が加えられた際に、ホイールハウスアウタパネルがホイールハウスインナパネルに対して相対的に車幅方向外側に変位する量すなわちホイールハウスアウタパネルがホイールハウスインナパネルから剥離する方向に変位する量が大きくなってしまい、これらの間に塗布されている防水用等のシール材が剥がれやすくなるという問題や、サイドシルレインフォースメントのうちホイールハウスアウタパネルに接続されている部分と他の部分との接合部が損傷する場合があることを突き止めた。この問題は各パネルの板厚を厚くすることで対策可能ではあるが、このように板厚を厚くした場合には車体の重量が大きくなるという新たな問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ホイールハウスインナパネルに対するホイールアウタパネルの相対的な変位を小さく抑えることのできる車両の後部車体構造を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、車両の後部車体構造であって、サイドシルアウタパネルと、当該サイドシルアウタパネルよりも車幅方向内側に配置されるサイドシルインナパネルと、これらサイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとの間に配置されるサイドシルレインフォースメントとを有し、前後方向に延びるサイドシルと、上記サイドシルの後方に配置されて、内側に車輪が配設される空間を区画するホイールハウスとを備え、上記ホイールハウスは、ホイールハウスインナパネルと、当該ホイールハウスインナパネルよりも車幅方向外側に配置されるホイールハウスアウタパネルとを有し、上記ホイールハウスインナパネルは、ホイールハウスインナ本体と、当該ホイールハウスインナ本体の車幅方向外側端から前方に延びるインナ側フランジを有し、上記ホイールハウスアウタパネルは、その前部の下側部分を構成する下側パネルと、当該下側パネルの上端から上方に延びる上記下側パネルとは別体の上側パネルとを有し、上記上側パネルは、上側パネル本体と、当該上側パネル本体の車幅方向内側端から前方に延びるとともに上記インナ側フランジに車幅方向に重ね合わせられて接合される上側接合部とを有し、上記下側パネルは、下側パネル本体と、当該下側パネル本体の車幅方向内側端から車幅方向内側に延びるとともに上記ホイールハウスインナパネルの前部の下側部分に後方から重ね合わせられて接合される下側接合部を有し、上記サイドシルレインフォースメントの後部は、上記インナ側フランジと上記ホイールハウスアウタパネルとに接合されるとともに、上記下側パネルの上端近傍において上記インナ側フランジと上記ホイールハウスアウタパネルと協働して平面視で三角形の閉断面を区画するように車幅方向外方かつ後方に傾斜して設けられた傾斜部を有することを特徴とする車両の後部車体構造を提供する(請求項1)。
この構造によれば、車体重量の大幅な増加を伴うことなく、簡単な構成で、ホイールハウスインナパネルに対するホイールハウスアウタパネルの相対的な変位を抑制することができ、この変位に伴うシール材の剥離やサイドシルの接合部の損傷をより確実に回避することができる。
具体的には、この構造では、ホイールハウスアウタパネルのうち特にホイールハウスインナパネルに対する変位量が大きくなりやすい下側部分を、上側部分とは別の下側パネルで構成し、この下側パネルがホイールハウスインナパネルに後方から重ね合わされた状態で接合されている。そのため、ホイールハウスアウタパネルの下側部分とホイールハウスインナパネルとの接合力のうち特に車幅方向外向きの力に対する接合力を高めることができ、ホイールハウスアウタパネルのホイールインナパネルに対する相対的な変位を抑制することができる。しかも、この構造では、サイドシルレインフォースメントの後部が、ホイールハウスインナパネルのインナ側フランジとホイールハウスアウタパネルとに接合されるとともに、下側パネルの上端近傍において、この後部に設けられた傾斜部とホイールハウスアウタパネルとインナ側フランジとの間に平面視で三角形の閉断面が形成されているため、インナ側フランジすなわちホイールハウスインナパネルに対するホイールハウスアウタパネルの相対的な変位を効果的に抑制することができる。
本発明において、上記傾斜部の上端は、上記下側パネルの上端と略同じ高さ位置に配置されているのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、上記傾斜部すなわち上記閉断面によってホイールハウスアウタパネルのうち特にホイールハウスインナパネルに対して相対的に変位しやすい下側パネルの変位を効果的に抑制することができる。
また、本発明において、上記傾斜部は、上記閉断面の面積が上方に向かうほど小さくなるように傾斜しているのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、傾斜部の剛性を高めて傾斜部の変形をより小さく抑えることができるため、この傾斜部を挟みこむインナ側フランジすなわちホイールハウスインナパネルとホイールハウスアウタパネルとの相対的な変位をより一層小さく抑えることができる。
また、本発明において、上記下側パネルは、上記下側パネル本体の下端に沿って延びる後方に突出した下端フランジを有し、上記下側パネル本体の下端の車幅方向内側端部である最内下端部に、上記下側接合部の下端部と上記下端フランジとを分離する切欠きが形成されており、上記下側パネル本体は、上記下側接合部の車幅方向側端に沿って上下方向に延びる前方に突出した部分と、当該部分の下端から上記下端フランジに向かって下方かつ車幅方向外側に傾斜して延びる部分とを含む縦フランジを有し、上記下側パネル本体の車幅方向内側の下端部には、後面視で、上記縦フランジの下端部と上記下側接合部の車幅方向側端と上記下端フランジとによって囲まれた三角形の補強面が形成されているのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、下側パネルに下側接合部と下端フランジとを容易に形成することができるとともに、これらの境界部分に形成される切欠き周辺の局所的なねじれ等を抑制してこのねじれ等に伴う下側パネルの変形ひいては下側パネルのホイールハウスインナパネルに対する変位を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車両の後部車体構造が適用された車体の概略側面図である。 図1のII矢視図である。 ホイールハウスの一部を拡大して示した後面図である。 図2のIV−IV線を通る面で切断した後部車体構造の概略斜視図である。 図1のV矢視図である。 図5からアウタパネルを取り外した状態の図である。 図5に示す部位を所定の鉛直面で切断した状態の図である。 図3のVIII−VIII線断面図である。 図3のIX−IX線断面図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のXI−XI線断面図である。 本発明の実施形態に係る下側パネルの概略斜視図である。 図12に示す下側パネルの平面図である。 図2の一部拡大図である。 図6に対応する図であって本発明の他の実施形態に係る車両の後部車体構造が適用された車体の一部を示した図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 (a)従来の構造を説明するための図である。(b)従来の構造の問題点を説明するための図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る車両の後部車体構造について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る車両の後部車体構造1が適用された車体の概略側面図である。図2は、図1のII矢視図である。図3は、後述するホイールハウス4の一部を拡大して示した後面図である。図4は、図2のIV−IV線を通る面で切断した後部車体構造の概略斜視図である。図5は、図1のV矢視図である。図6は、図5から後述するアウタパネル2を取り外した状態の図である。図7は、図5に示す部位を所定の鉛直面で切断した状態の図である。図8〜図11は、それぞれ、図3のVIII−VIII線、IX−IX線、X−X線、XI−XI線断面図である。
以下において、車両前後方向を単に前後方向、車両前方(前側)を単に前方(前側)、車両後方(後側)を単に後方(後側)という。また、各図において、「前」は車両前方を表し、「後」は車両後方を表し、「外」は車幅方向外方を表し、「内」は車幅方向内方を表している。なお、本実施形態に係る車両の後部車体構造1は、車両後部の車幅方向両側にそれぞれ適用されるものであるが、各図では、一方のみ(車両の右側部分に適用された状態)を示す。
(1)ホイールハウス
図1に示すように、車両の後部には、内側に車輪が配設される空間3が区画されている。この空間3は、ホイールハウス4により区画されている。ホイールハウスは、後述するサイドシルレインフォースメント(以下、サイドシルという)5の後端付近から上方に延びた後湾曲しながら後方に延びている。
図2等に示すように、ホイールハウス4は、車幅方向内側に配置されるホイールハウスインナパネル(以下、ホイールハウスインナという)10と、車幅方向外側に配置されるホイールハウスアウタパネル(以下、ホイールハウスアウタという)20とからなる。これらは互いに接合されており、ホイールハウスアウタ20は、ホイールハウスインナ10から車幅方向外側に延びている。これらの接合構造については後述する。
図4等に示すように、ホイールハウスインナ10は、ホイールハウス3の内側面を構成するホイールハウスインナ本体11と、ホイールハウスインナ本体11の車幅方向外側端から反車輪側すなわち車体内部に向かって延びるインナ側フランジ12とを有する。インナ側フランジ12は、ホイールハウスインナ本体11の車幅方向外側端全体に形成されている。インナ側フランジ12は、ホイールハウスインナ10の前部においては前方に延びている。
図3等に示すように、ホイールハウスアウタ20は、それぞれ1枚のパネル材からなる上側パネル30と下側パネル40とで構成されている。下側パネル40は、ホイールハウスアウタ20の前部の下側部分を構成している。上側パネル30は、下側パネル40の上端から上方に延びている。詳細には、上側パネル30は、下側パネル40の上端から上方に延びた後湾曲しつつ後方に延びている。本実施形態では、下側パネル40は、ホイールハウス4の上下略中間の高さ位置から下方に延びている。
図6、図8に示すように、上側パネル30は、ホイールハウスインナ10の車幅方向外側端から車幅方向外側に延びる上側パネル本体31と、上側パネル本体31の車幅方向内側端から反車輪側に延びる上側第1フランジ(上側接合部)32と、上側パネル本体31の車幅方向外側端から車輪側(車体外部側)に延びる上側第2フランジ34とを有する。上側第1フランジ32は、上側パネル30の前部においては前方に延び、上側第2フランジ34は、上側パネル30の前部においては後方に延びている。上側第1フランジ32は、インナ側フランジ12の車幅方向外側においてインナ側フランジ12に直接接触した状態でこのインナ側フランジ12に沿って延びており、上側第1フランジ32とインナ側フランジ12とは、車幅方向に対向している。すなわち、上側第1フランジ32とインナ側フランジ12とは、車幅方向に重ね合わせられている。
下側パネル40の構造について、図12〜図14等を参照しながら説明する。図12は、下側パネル40の概略斜視図である。図13は、下側パネル40の平面図である。図14は、図2の一部拡大図である。
下側パネル40には、図12に示すように、その外周に複数のフランジ42、43、44が形成されており、下側パネル40は、ホイールハウスインナ10の車幅方向外側端から車幅方向外側に延びる下側パネル本体41と、これらフランジ42、43、44とを有する。
下側第1フランジ42は、下側パネル本体41の車幅方向外側端から後方に延びている。下側第1フランジ42は、下側パネル本体41の車幅方向外側端全体にわたって延びている。
下側第2フランジ43(下端フランジ)は、下側パネル本体41の下端から後方に突出している。下側第2フランジ43は、下側パネル本体41の下端全体にわたって延びている。すなわち、下側第2フランジ43は、下側パネル本体41の下端の車幅方向内側端部である最内下端部Pから下側パネル本体41の下端に沿って車幅方向外側に延びている。下側第1フランジ42と下側第2フランジ43とは連続している。
下側第3フランジ44(下側接合部)は、下側パネル本体41の車幅方向内側端から車幅方向内側に延びている。下側第3フランジ44は、下側パネル本体41の車幅方向内側端全体にわたって延びている。すなわち、下側第3フランジ44は、下側パネル本体41の最内下端部Pから上方に延びている。
このように、本実施形態では、最内下端部Pを起点として、下側第3フランジ44が車幅方向内側に延び、下側第2フランジ43が後方に延びており、下側パネル40には、この最内下端部Pを起点として下側第3フランジ44と下側第2フランジ43とを分離する切欠きXが形成されている。
下側第3フランジ44は、図3等に示すように、ホイールハウスインナ10の後面、詳細には、ホイールハウスインナ本体11の後面に直接接触する状態で後方から重ね合わせられており、下側第3フランジ44とホイールハウスインナ本体11とは前後方向に対向している。
本実施形態では、さらに、下側パネル本体41に、下側第3フランジ44の車幅方向側端から前方に延びる縦フランジ41aが形成されている。
縦フランジ41aは、下側パネル本体41の上端から下方に向かってほぼ鉛直に延びた後、車幅方向外側に傾斜して、下側第2フランジ43に連続する形状を有している。すなわち、この縦フランジ41aの下端部41bであって下側第2フランジ43に連なる部分41bは下方に向かって車幅方向外側に傾斜している。これに伴い、下側パネル本体41には、後面視で、縦フランジ41aの下端部41bと下側第3フランジ44の車幅方向側端と下側第2フランジ43とによって囲まれた最内下端部Pを頂点とする三角形の補強面41cが区画されている。換言すると、下側パネル本体41には、この三角形の補強面41cが区画されるように、補強面41cの斜辺と、下側第3フランジ44の車幅方向側端のうち補強面41cよりも上側部分とに沿って前方に延びる縦フランジ41aが形成されている。
縦フランジ41aの上端部は、前斜め車幅方向内側(車体右側に設けられる下側パネル40では前斜め左側)に突出しており、下側パネル本体41の上端部の車幅方向内側端部には、このように前斜め内側に突出するビード部41eが形成されている。
(2)接合
以上のように構成されたホイールハウスインナ10と、上側パネル30と、下側パネル40とは、次のように接合されている。
上述のように、ホイールハウスインナ10のインナ側フランジ12と上側パネル30の上側第1フランジ32とが直接接触した状態で車幅方向に対向するように(重ね合わせられるように)配置されており、ホイールハウスインナ10と上側パネル30とは、これらフランジ12、32どうしが接合されることで互いに接合されている。
一方、上述のように、下側パネル40の下側第3フランジ44は、ホイールハウスインナ10のホイールハウスインナ本体11の後面にこれと直接接触する状態で後方から重ね合わせられて下側第3フランジ44とホイールハウスインナ本体11とが前後方向に対向するように配置されており、ホイールハウスインナ10と下側パネル40とは、この重ね合わせ部分すなわち前後方向に対向する部分どうしが接合されることで、互いに接合されている。
このように、本実施形態では、ホイールハウスインナ10とホイールハウスアウタ20とは、その上側部分では車幅方向に対向する(車幅方向に重ね合わせられた)フランジどうし12、32の接合により接合される一方、その下側部分では前後方向に対向する(前後方向に重ね合わせられた)部分どうしの接合により接合されている。
なお、本実施形態では、図3および図6の破線で示すように(図3の破線は上側パネル30の下縁を示し、図6の破線は下側パネル40の上縁を示している)上側パネル30と下側パネル40との一部は、上下に重ね合わされており、この重ね合わせ部分において互いに接合されている。
ホイールハウスインナ10、上側パネル30、下側パネル40の継ぎ目には、車輪側(車体外側)から車体内側への浸水を抑制するための防水用シーラー(防水用のシール材)が塗布されている。防水用シーラーは、これらの接合後に、これらの継ぎ目部分全体にわたって塗布される。
ここで、上述のように、上側パネル30と下側パネル40とは上下に重ね合わされている。そして、下側パネル40の上端部の車幅方向内側端部には、前斜め車幅方向内側に突出するビード部41eが形成されている。そのため、図11に示すように、上側パネル30と下側パネル40との重ね合わせ部分では、ビード部41eにより、下側パネル40および上側パネル30とホイールハウスインナ10との間の空間であって防水用シーラーSが塗布される空間が狭められており、防水用シーラーSが効率よく、また、確実に、上側パネル30および下側パネル40とホイールハウスインナ10との間に塗布されるようになっている。
(3)サイドシル
次に、ホイールハウス4から前方に延びるサイドシル5について説明する。すなわち、車両には、ホイールハウス4から前方に延びるサイドシル5であって、車体の車幅方向両側部においてそれぞれ前後方向に延びる部材が設けられており、ホイールハウス4はこのサイドシル5の後端から後方に延びている。なお、サイドシル5は車両両側部にそれぞれ設けられているが、各図では、右側のサイドシル5のみを示す。
サイドシル5は、それぞれ前後方向に延びる3つのパネル材で構成されている。具体的には、サイドシル5は、車幅方向外側に位置するサイドシルアウタパネル(以下、サイドシルアウタという)50と、車幅方向内側に位置するサイドシルインナパネル(以下、サイドシルインナという)60と、これらの間に位置するサイドシルレインフォースメント(以下、サイドシルレインという)70とで構成されている。
図1に示すように、本実施形態に係る車両では、車両の主たる外表面が一枚のパネル材であるアウタパネル2で構成されており、このアウタパネル2の一部が、サイドシルアウタ50を構成している。
図7に示すように、サイドシルアウタ50は、車幅方向外側に膨出する断面ハット状を有しており、上下に延びるアウタ第1立壁51と、アウタ第1立壁51の下縁から車幅方向内側に延びるアウタ第1横壁52と、アウタ第1横壁52の車幅方向内側縁から下方に延びるアウタ第2立壁53とを有している。
図3等に示すように、サイドシルアウタ50の後端部は、ホイールハウスアウタ20を外側から覆うようにホイールハウスアウタ20に沿って延びており、この後端部においてホイールハウスアウタ20に接合されている。具体的には、アウタ第1立壁51の後端部は、上側パネル30の上側第2フランジ34の車幅方向外側面および下側パネル40の下側第1フランジ42の車幅方向外側面の外側においてこれら外側面に沿って延びており、これら上側第2フランジ34および下側第1フランジ42に接合されている。また、アウタ第1横壁52は、下側パネル40の下側第2フランジ43の下面の下方においてこの下面に沿って延びている。
図7に戻って、サイドシルインナ60は、車幅方向内側に膨出する断面ハット状を有しており、上下に延びるインナ第1立壁61と、インナ第1立壁の下縁から車幅方向外側に延びるインナ第1横壁62と、インナ第1横壁62の車幅方向外側縁から下方に延びるインナ第2立壁63とを有している。
サイドシルアウタ50のアウタ第2立壁53と、サイドシルインナ60のインナ第2立壁63とは、車幅方向に重ね合わせられた状態で前後に延びている。サイドシルアウタ50とサイドシルインナ60とは、これら立壁53、63どうしの接合により互いに接合されている。なお、図6に示すように、後端部においては、これら立壁53、63は、その間にインナ側フランジ12を挟み込んだ状態で重ね合わせられており、これよりも前側の部分では直接接触している。
図6に示すように、サイドシルレイン70は、ホイールハウスインナ10のインナ側フランジ12よりも車幅方向外側においてホイールハウスアウタ20の前面から前方に延びるように配置されている。また、サイドシルレイン70は、下側パネル40の上縁と同じ高さ位置から下方に延びるように配置されている。
図6および図7に示すように、サイドシルレイン70は、車幅方向外側に膨出する断面ハット状を有しており、上下に延びるレイン第1立壁71と、レイン第1立壁71の上縁から車幅方向内側に延びるレイン第1横壁72と、レイン第1横壁72の車幅方向内側縁から上方に延びるレイン第2立壁74と、レイン第1立壁71の下縁から車幅方向内側に延びるレイン第2横壁77と、レイン第2横壁77の車幅方向内側縁から下方に延びるレイン第3立壁78とを有している。また、サイドシルレイン70は、レイン第1立壁71の後縁から車幅方向外側に延びるレイン外壁75を有している。
図6に示すように、レイン第1横壁72の後縁72aは、後方に向かって車幅方向外側に傾斜しており、この後縁72aから上方には、後方に向かって車幅方向外側に傾斜する傾斜フランジ(傾斜部)76が延びている。傾斜フランジ76は、上下にほぼまっすぐ延びている。また、傾斜フランジ76は、レイン第2立壁74およびレイン外壁75に連続している。
レイン第2立壁74は、インナ側フランジ12に沿って前後に延びており、これらは車幅方向に重ね合わせられている。また、レイン外壁75は下側パネル40の下側パネル本体41の前面に沿って上下に延びており、これらは前後に重ね合わせられている。
また、図7に示すように、レイン第3立壁78は、インナ側フランジ12に沿って前後に延びており、これらは車幅方向に重ね合わせられている。
サイドシルレイン70は、上記のように車幅方向に重ね合わせられたレイン第2立壁74およびレイン第3立壁78とインナ側フランジ12とが接合されることでホイールハウスインナ10に接合されているとともに、上記のように前後に重ね合わせられたレイン外壁75と下側パネル本体41とが接合されることで、下側パネル40に接合されている。
なお、本実施形態では、上記のように下側パネル40と上側パネル30とは上下に重なっており、サイドシルレイン70は上側パネル30の下縁よりもわずかに上方の位置から下方に位置している。これに伴い、レイン第2立壁74とインナ側フランジ12とは、その上端においては上側パネル30の上側第1フランジ32が介在した状態で車幅方向に重ね合わせられており、それよりも下方では直接接触した状態で車幅方向に重ね合わせられている。また、レイン外壁75と下側パネル本体41とは、その上端においては上側パネル30が介在した状態で前後に重ね合わせられており、それよりも下方では直接接触した状態で前後に重ね合わせられている。そのため、レイン第2立壁74は、その上端においては、上側パネル30の上側第1フランジ32とともにインナ側フランジ12に接合されている。また、レイン外壁75は、その上端においては、上側パネル30とともに下側パネル本体41に接合されている。
上記のように接合された状態において、下側パネル40の上端近傍には、図9等に示すように、インナ側フランジ12と下側パネル本体41と傾斜フランジ76とによって、平面視で三角形の閉断面Aが区画されている。本実施形態では、傾斜フランジ76が下側パネル40の上端と同じ高さ位置から下方に延びており、閉断面Aは、下側パネル40の上端から傾斜フランジ76の下縁までの間の各水平断面において形成されている。
なお、本実施形態では、上記のように、レイン第2立壁74の上端部とインナ側フランジ12との間には上側パネル30の上側第1フランジ32が介在しており、レイン外壁75の上端部と下側パネル本体41との間には上側パネル30が介在しており、閉断面Aは、その上端部においては、内側に上側パネル30が介在した状態で、インナ側フランジ12と下側パネル本体41と傾斜フランジ76とによって区画されている。
(4)作用等
以上のように構成されることで、本実施形態に係る車両の後部車体構造1では、車体重量の大幅な増加を伴うことなく、良好な組み付け性を確保しつつ、ホイールハウスインナ10に対するホイールハウスアウタ20の車幅方向外側への相対的な変位すなわち剥離する方向への変位を抑制することができ、この変位に伴う上記防水用シーラーの剥離やサイドシル5の接合部分の損傷等をより確実に回避することができる。
図17(a)、(b)を用いて具体的に説明する。図17(a)、(b)は、特開2007−331582号公報に開示されているように、ホイールハウスインナ110と、ホイールハウスアウタ120との従来の接合構造を示したものである。この図17(a)に示されるように、従来は、ホイールハウスインナ110の車幅方向外側端に前方(反車輪側)に延びるインナ側フランジ112が設けられ、ホイールハウスアウタ120の車幅方向内側端にインナ側フランジ112に沿って前方に延びてこのインナ側フランジ112と車幅方向に対向するアウタ側フランジ122が、ホイールハウスアウタ120の下端まで延びるように設けられている。そして、これらインナ側フランジ112とアウタ側フランジ122とがスポット溶接等により接合されることにより、ホイールハウスインナ110とホイールハウスアウタ120とが接合されている。なお、図17(a)において、符号Pで示した部分は、スポット溶接部分を表しており、符号Sは、インナ側フランジ112とアウタ側フランジ122との接合部分に塗布される防水用シーラーを表している。
この従来の構造では、車幅方向に対向しこの方向に重ね合わせられたフランジ112、122どうしをスポット溶接等により接合するだけでよく、ホイールハウスインナ110とホイールハウスアウタ120の組み付けを容易に行うことができる。
しかしながら、本発明者らは、車両の重量が大きくなること、また、ホイールベースが長くなること等に伴って、車両後部に加えられる車幅方向外向きの力が大きくなると、図17(b)に示すように、ホイールハウスアウタ120がホイールハウスインナ110に対して相対的に車幅方向外側に変位する量が大きくなり、インナ側フランジ112がアウタ側フランジ122から剥離するあるいは剥離に近い状態となり、これらの接合部分に塗布されているシール材が剥離あるいは損傷するおそれがあること、および、ホイールハウスアウタ120に接合されているサイドシルアウタの車幅方向外側への変位量が大きくなり、サイドシルアウタとサイドシルインナ等との接合部分が損傷するおそれがあることを突き止めた。さらに、本発明者らは、このホイールハウスアウタ120のホイールハウスインナ110に対する変位量が、特に、ホイールハウスアウタ120の前部の下部において大きくなることを突き止めた。
ここで、例えば、各パネル(各フランジ)の板厚を厚くすれば上記剥離等を抑制することが可能と考えられる。しかしながら、このように板厚を厚くした場合には、車体重量が増加するおそれがある。これに対して、本実施形態に係る車両の後部車体構造1では、上述のように、ホイールハウスインナ10とホイールハウスアウタ20とが、その上側部分では車幅方向に対向してこの方向に重ね合わせられたフランジどうし12、32の接合により接合される一方、その下側部分では、前後方向に重ね合わせられてこの方向に対向する部分どうしの接合、すなわち、車幅方向と直交する方向に対向する部分どうしの接合により接合されている。そのため、車体重量の大幅な増加を伴うことなく、また、良好な組み付け性を確保しつつ、上記変位量(ホイールハウスアウタ20のホイールハウスインナ10に対する変位量)が大きくなりやすいホイールハウスアウタ20の下側部分において、車幅方向外向きの力に対するホイールハウスインナ10とホイールハウスアウタ20との接合力を高めることができ、上記変位量を効果的に小さく抑えて、上記剥離や損傷等の問題が生じるのを回避することができる。
しかも、本実施形態では、サイドシルレイン70が、下側パネル40の上端近傍において、ホイールハウスインナ10のインナ側フランジ12とホイールハウスアウタ20とに接合されているため、サイドシルレイン70によってホイールハウスアウタ20がインナ側フランジ12すなわちホイールハウスインナ10から剥離する方向に変位するのをより一層抑制することができる。特に、下側パネル40の上端近傍において、サイドシルレイン70の傾斜フランジ76とインナ側フランジ12とホイールハウスアウタ20とによって平面視で三角形の閉断面Aが形成されているため、これらの変形すなわちホイールハウスアウタ20のインナ側フランジ12に対する変位を効果的に抑制することができ、上記問題をより確実に回避することができる。
また、本実施形態では、閉断面Aが下側パネル40の上端から下方に延びている、すなわち閉断面Aの上端が下側パネル40の上端とほぼ同じ高さ位置とされているので、上記変位量(ホイールハウスアウタ20のインナ側フランジ12に対する車幅方向外側への変位量)が大きくなりやすいホイールハウス4の下側部分においてこの変位をより効果的に小さく抑えて、上記問題の発生をより一層確実に回避することができる。
また、本実施形態では、下側パネル40に、下端部41bが下方に向かって車幅方向外側に傾斜する縦フランジ41aが設けられて、この下端部41bと下側第3フランジ44の車幅方向側端と下側第2フランジ43とに囲まれた最内下端部Pを頂点とする三角形の補強面41cが区画されている。そのため、下側第2フランジ43と下側第3フランジ44との形成を容易にしつつ、下側パネル40に車幅方向外向き力が加えられた場合における下側パネル40の変形を抑制して、この変形に伴う下側パネル40のホイールハウスインナ10からの剥離あるいは剥離方向への変位量の増大を抑制することができる。
具体的には、下側第2フランジ43と下側第3フランジ44とは、互いに下側パネル本体41からの延出方向が異なっている。そのため、下側パネル40にこれらフランジ43、44を形成する場合、これらの境界部分である上記最内下端部Pに切り欠きXを設けた状態で形成する方が、この切り欠きXを設けずこれらフランジ43、44が連続するように形成するよりも容易である。しかしながら、このように切り欠きXを設けた場合には、下側パネル40に大きな力が加えられた際に、切り欠きXの起点である最内下端部P付近に亀裂が生じる、あるいは、この最内下端部P付近において局所的なねじれが生じる等して、下側パネル40が大きく変形するおそれがある。これに対して、本実施形態では、上記のように、この最内下端部Pを頂点とする三角形の補強面41cが区画され、この補強面41cの斜辺から前方に縦フランジ41aの下端部41bが延びるよう構成されて、この最内下端部P周辺の剛性が高められている。そのため、この最内下端部P付近に亀裂が生じる、あるいは、局所的に大きなねじれが生じるのを抑制すること、すなわち、下側パネル40の変形を抑制することができる。
(5)変形例
上記実施形態では、閉断面Aが下側パネル40の上端と同じ高さ位置から下方に延びている場合について説明したが、この閉断面は、下側パネル40の上端付近に設けられていればよく、この上端よりも上方あるいは下方に形成されてもよい。ただし、上記のように、上記剥離等は特にホイールハウスアウタ20の前部の下側部分において生じやすい。そのため、閉断面Aが下側パネル40の上端から下方に延びていれば、効果的に上記剥離等を抑制することができる。
また、上記実施形態では、閉断面Aの斜辺を構成する傾斜フランジ76が上下にほぼまっすぐ延びて閉断面Aの面積が上下でほぼ一定である場合について説明したが、この斜辺を構成する部材の具体的構成はこれに限らない。
例えば、図15および図15のXVI−XVI線断面図である図16に示すように、レイン第2立壁174の後端部の車幅方向外側部分に、後方に向かって車幅方向外側に傾斜するライン172aから上方に延びる傾斜面(傾斜部)179であって、上方に向かって上側第1フランジ32およびインナ側フランジ12の後端に近づくように傾斜する傾斜面179を設け、この傾斜面179と、インナ側フランジ12と、下側パネル40とによって閉断面Aを形成して、閉断面の面積が上方に向かうほど小さくなるようにしてもよい。このようにすれば、傾斜面179の剛性を高めることができ、傾斜面179の変形ひいてはこの傾斜面179を挟みこむインナ側フランジ12と下側パネル40との相対的な変位をより一層小さく抑えることができる。
なお、図15に示した例では、上記実施形態と同様に、サイドシルレイン170に、上下に延びるレイン第1立壁171と、レイン第1立壁171の上縁から車幅方向内側に延びるレイン第1横壁172と、レイン第1横壁172の車幅方向内側縁から上方に延びるレイン第2立壁174と、レイン第1立壁171の後縁から車幅方向外側に延びるレイン外壁175とが設けられる一方、レイン第1横壁172の後縁が下側パネル40の前面に沿って延び、下側パネル40の前面に沿ってこの後縁から上方に延びるフランジ176が設けられているとともに、レイン第2立壁174が上側第1フランジ32およびインナ側フランジ12の後端まで延びており、上記傾斜面179は、上記フランジ176とレイン第2立壁174とに連設している。
4 ホイールハウス
5 サイドシル
10 ホイールハウスインナ(ホイールハウスインナパネル)
11 ホイールハウスインナ本体
12 インナ側フランジ
20 ホイールハウスアウタ(ホイールハウスアウタパネル)
30 上側パネル
31 上側パネル本体
32 上側第1フランジ(上側接合部)
40 下側パネル
41 下側パネル本体
41a 縦フランジ
41c 補強面
43 下側第2フランジ(下端フランジ)
44 下側第3フランジ(下側接合部)
50 サイドシルアウタ(サイドシルアウタパネル)
60 サイドシルインナ(サイドシルインナパネル)
70 サイドシルレイン(サイドシルレインフォースメント)
76 傾斜フランジ(傾斜部)
P 最内下端部

Claims (4)

  1. 車両の後部車体構造であって、
    サイドシルアウタパネルと、当該サイドシルアウタパネルよりも車幅方向内側に配置されるサイドシルインナパネルと、これらサイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとの間に配置されるサイドシルレインフォースメントとを有し、前後方向に延びるサイドシルと、
    上記サイドシルの後方に配置されて、内側に車輪が配設される空間を区画するホイールハウスとを備え、
    上記ホイールハウスは、ホイールハウスインナパネルと、当該ホイールハウスインナパネルよりも車幅方向外側に配置されるホイールハウスアウタパネルとを有し、
    上記ホイールハウスインナパネルは、ホイールハウスインナ本体と、当該ホイールハウスインナ本体の車幅方向外側端から前方に延びるインナ側フランジを有し、
    上記ホイールハウスアウタパネルは、その前部の下側部分を構成する下側パネルと、当該下側パネルの上端から上方に延びる上記下側パネルとは別体の上側パネルとを有し、
    上記上側パネルは、上側パネル本体と、当該上側パネル本体の車幅方向内側端から前方に延びるとともに上記インナ側フランジに車幅方向に重ね合わせられて接合される上側接合部とを有し、
    上記下側パネルは、下側パネル本体と、当該下側パネル本体の車幅方向内側端から車幅方向内側に延びるとともに上記ホイールハウスインナパネルの前部の下側部分に後方から重ね合わせられて接合される下側接合部を有し、
    上記サイドシルレインフォースメントの後部は、上記インナ側フランジと上記ホイールハウスアウタパネルとに接合されるとともに、上記下側パネルの上端近傍において上記インナ側フランジと上記ホイールハウスアウタパネルと協働して平面視で三角形の閉断面を区画するように車幅方向外方かつ後方に傾斜して設けられた傾斜部を有することを特徴とする車両の後部車体構造。
  2. 請求項1に記載の車両の後部車体構造において、
    上記傾斜部の上端は、上記下側パネルの上端と略同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする車両の後部車体構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両の後部車体構造において、
    上記傾斜部は、上記閉断面の面積が上方に向かうほど小さくなるように傾斜していることを特徴とする車両の後部車体構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両の後部車体構造において、
    上記下側パネルは、上記下側パネル本体の下端に沿って延びる後方に突出した下端フランジを有し、
    上記下側パネル本体の下端の車幅方向内側端部である最内下端部に、上記下側接合部の下端部と上記下端フランジとを分離する切欠きが形成されており、
    上記下側パネル本体は、上記下側接合部の車幅方向側端に沿って上下方向に延びる前方に突出した部分と、当該部分の下端から上記下端フランジに向かって下方かつ車幅方向外側に傾斜して延びる部分とを含む縦フランジを有し、
    上記下側パネル本体の車幅方向内側の下端部には、後面視で、上記縦フランジの下端部と上記下側接合部の車幅方向側端と上記下端フランジとによって囲まれた三角形の補強面が形成されていることを特徴とする車両の後部車体構造。
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