JP6145033B2 - 建築用防潮シャッター装置 - Google Patents

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本発明は、ビル等の建築物の出入り口に設けられる防潮(防水)機能を備えた建築用防潮シャッター装置の技術分野に関するものである。
一般に、ビル等の建築物の出入り口に設けられる建築用シャッターのなかには、隣接するスラット同士の上下端縁を離接自在に連結することで一連状のシャッターカーテンを形成し、該シャッターカーテンの左右両端部を躯体側に設けたガイドレールに上下昇降案内させることで出入り口の開閉をするようにしたものがある。このようなシャッターカーテンは、閉姿勢となったときのスラット同士の当接部に隙間があることやシャッターカーテンの左右両端部がガイドレールに遊嵌していること等が原因となって防潮機能が殆どなく、水害に遭遇した場合に水が建築物内に簡単に浸入してしまうという問題がある。
そこで隣接スラット同士の上下当接部については、閉姿勢となったときに圧密状に押圧されてシールをするシール材を設けて防潮機能を発揮するようにしたものがあり(例えば特許文献1、4参照)、またシャッターカーテンとガイドレールとのあいだの隙間については閉姿勢となったときシャッターカーテンをガイドレールに押圧して塞ぐことで防潮機能を持たせるようにしたものが知られている(例えば特許文献2、3、4参照)。
特開平6−50065号公報 実公平7−8785号公報 実公平4−55188号公報 特開2003−278458号公報
ところでこのように防潮機能を発揮するものにおいて、実際に出水に遭遇した場合、冠水部分のシャッターカーテンに流木等の流動物が当たることがあり、これによってシャッターカーテンが損傷した場合に、シャッターカーテンを交換する等して補修することになるが、このようなときのシャッターカーテンの損傷は主に冠水した部分であり、損傷を受けていない部分までも交換することは無駄が多いこととなるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、複数枚のスラットを一連状に結合して形成したシャッターカーテンの左右両端部を、開口部に設けた左右ガイドレールのレール溝に遊嵌状に昇降案内させることで開口部の開閉を行うように構成した建築用シャッター装置において、シャッターカーテン最下端の座板を含めた複数枚の防潮用スラットの左右両端部を、屋内外方向何れか一方に押圧することでガイドレールの屋内外側板面部の一方側に水密状に当接させて防潮機能を発揮できるように構成するにあたり、前記防潮用スラットの少なくとも一枚を押圧して前記防潮機能を発揮させるための防潮手段は、ガイドレールの防潮用スラット押圧側板面部を切欠いた切欠き部を屋内外方向に幅広空間ができる状態で塞ぐ塞ぎ板のスラット対向面に着脱自在に設けられたものであり、隣接する防潮用スラット同士を結合する上下結合部は、隣接する防潮用スラット同士の前記レール溝の範囲での折曲では係脱できないが、該レール溝の範囲を越え、前記防潮手段を取り外すことで塞ぎ板の内側に形成される幅広空間の範囲で上下防潮用スラット同士を屋内外方向に折曲することで係脱できるように構成されていることを特徴とする建築用防潮シャッター装置である。
請求項2の発明は、防潮手段は、上下方向に複数設けられていて複数枚の防潮用スラットを押圧するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用防潮シャッター装置である。
請求項3の発明は、防潮手段は、各防潮用スラットに対応して設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用防潮シャッター装置である。
請求項4の発明は、防潮用スラットより上側のスラットは汎用スラットであり、最上端の防潮用スラットと最下端の汎用スラットとは着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置である。
請求項5の発明は、水密状に当接する防潮用スラットとガイドレールの屋内外側板面部の一方とのあいだにはシール材が介装されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置である。
請求項6の発明は、防潮用スラットが水密状に当接するガイドレールの屋内外側板面部の一方側には、防潮用スラットを他方側に向けて押圧する第二の防潮手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、防潮用スラットの左右両端部を、防潮手段による押圧によりガイドレールの屋内外側板面部の何れか一方に水密状に当接させることで防潮機能を発揮できるものでありながら、防潮手段を取付けるためのガイドレール切欠き部を塞ぐ塞ぎ板から防潮手段を取り外すことで上下結合部の係脱ができることになって防潮用スラットの交換が簡単にできることになる。
請求項2、3の発明とすることにより、シャッターカーテンの左右両端部の防潮機能がより高くなる。
請求項4の発明とすることにより、防潮用スラットの全てを必要において係脱することができる。
請求項5の発明とすることにより、水密状に当接する防潮用スラットとガイドレールの屋内外側板面部の一方とのあいだの水密性が向上する。
請求項6の発明とすることにより、水密性が一段と向上する。
(A)(B)は建築用防潮シャッター装置の正面図、断面側面図である。 (A)(B)(C)はシャッターカーテンの要部正面図、要部断面側面図、防潮用スラットと汎用スラットとを分離した状態を示す断面図である。 (A)(B)は半開状態のシャッターカーテンの要部断面側面図、ガイドレール部位の要部断面側面図である。 (A)(B)は全閉状態のシャッターカーテンの要部断面側面図、ガイドレール部位の要部断面側面図である。 床面側スラットの端部位の分解斜視図である。 (A)〜(E)はインターロック結合部の半開状態の断面図、全閉状態の断面図、巻取りドラム巻装状態の断面図、取り外し途中状態の断面図、取り外した状態の断面図である。 (A)(B)(C)はシャッターカーテン部位の水平断面図、防潮部材を取り外した状態を示す水平断面図、スラットを取り外した状態を示す水平断面図である。 (A)(B)は防潮用スラットを取り外す過程を示す断面側面図である。 (A)(B)は第二、第三の実施の形態のガイドレール部位を示す断面側面図である。 (A)(B)は第四、第五の実施の形態の防潮部位を示す断面平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は建築用シャッターのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、左右両端部が開口部(出入り口)の左右両端部に設けたガイドレール2のレール溝2aに遊嵌し、シャッターケース3に内装した巻取りドラム4に巻装されるようになっており、そして巻取りドラム4の正逆回転に基づいてシャッターカーテン1の上下開閉作動を行うようになっていること等は、何れも従来通りである。
前記シャッターカーテン1は、ボトム(最下端)の座板5と、該座板5から上に複数枚(本実施例では座板5を含めて下から5枚目まで)連結される下側の床面側スラット6とはホロー型(筒型)となっており、この床面側スラット6よりも上側のスラット7は一枚板を折り曲げ形成した汎用のスラットで構成されている。ここで座板5および床面側スラット6は、後述するように防潮機能を備えるものであり、座板5、床面側スラット6を個々に説明する場合を除いて、以降、これらスラット5、6を防潮用スラット5、6という。
前記汎用のスラット7は、板材を折曲形成して構成されたものであり、上下に隣接するもの同士の屋内側上下縁部に形成の上下インターロック結合部7a、7bにより前後方向(屋内外方向)揺動自在に連結されているが、これらインターロック結合部は7a、7bはガイドレール2のレール溝2a内に遊嵌して上下動する構成になっている。
これに対し、前記防潮用スラット5、6同士は、同じく屋内側上下縁部に形成の上下インターロック結合部5a、6a、6bにより前後方向揺動自在に連結されているが、該インターロック結合部5a、6a、6bは左右両端部が切除されることで、レール溝2aにはホロー部(本体部)5b、6cが遊嵌しない状態になっており、インターロック結合部5a、6a、6bのレール溝2aへの遊嵌はなく、レール溝2aの屋内側面よりも屋内側に突出する設定になっている。
次に防潮用スラット5、6のインターロック結合部5a、6a、6bの連結構造について説明をするがここでは便宜上、インターロック結合部6a、6bの結合構造について、図6、図8を参照して説明する。上側インターロック結合部6aは、逆レ字形に折曲形成され、屋内側の先端部が円柱状になっている一方、下側インターロック部6bは、屋外側下端部が開口したC字形をしていて上側インターロック部6aが遊嵌状に嵌入している。そして、図6(A)のものはシャッターカーテン1が半開状態になったときのインターロック結合部6a、6bの結合状態を示したものであって、上側インターロック結合部6aの先端部が下側インターロック結合部6bの下片に係止することで、図3に示すように上側スラット6に対して下側スラット6が間隙を存した垂下状態となっている。これに対し、シャッターカーテン1が全閉姿勢になると、図6(B)に示すように上側インターロック結合部6aの先端部が下側インターロック結合部6bの下片から浮き上がった姿勢となり、図4に示すように上側スラット6と下側スラット6とは当接状態となっている。
さらにシャッターカーテン1は巻取りドラム4に巻き取られるが、このときのインターロック結合部6a、6bは、図6(C)に示すように、上側インターロック結合部6aの先端部が下側インターロック結合部6bの下片に係止した姿勢を維持しながら隣接スラット6同士が折曲するようになっている。
次に下側スラット6を上側スラット6から外す工程が図6(D)(E)に示されているが、これは前記スラット6同士が垂下する図6(A)の姿勢、あるいは当接する図6(B)の姿勢から下側スラット6を上側スラット6に対し屋内側に大きく折曲させると、上側インターロック部6aの先端部が下側インターロック部6bの開口から抜け出ることになり、これによって下側スラット6を上側スラット6から取り外せることになり、この逆操作をすることで下側スラット6を上側スラット6に連結できるようになっている。
因みに本実施の形態の床面側スラット6は、上下インターロック部6a、6bが形成されたホロー部6cと、ホロー部6cの上下端面に止着される後述の上下側シール材8、9と、ホロー部6cの左右両端部に左右方向外側から突き当て状に組付けられる端部材6eと、該端部材6eに形成の貫通孔6fを貫通してホロー部6cにまで嵌入する嵌入部6gが左右方向内側に形成された補助部材6hと、該補助部材6hの左右方向外方から挿入され、貫通孔6fを貫通してホロー部6cに形成のビスポケット6iに螺入して端部材6e、補助部材6hを固定するためのビス6jとを用いて構成されている。
そして上下隣接する防潮用スラット5、6同士は、端部材6eのレール溝2aに遊嵌する範囲(ガイドレール2の切欠き部2cよりも上部位であって、シャッターカーテン1が全閉状態となっているときのガイドレール2の汎用スラット7位置での端部材6eのレール溝2aへの遊嵌)の前後揺動ではインターロック結合部5a、6a、6bの結合は外れることはないが、端部材6eのレール溝2aに遊嵌する範囲を超えた前後揺動では図8に示すようにインターロック結合部5a、6a、6bの結合が外れるように設定されている。
8、9は前記防潮用スラット5、6の上下対向面に取付けられる上下のシール材であって、該シール材8、9は、シャッターカーテン1が巻取りドラム4に巻き込まれていて、防潮用スラット5、6同士がインターロック結合部5a、6a、6bで揺動して互いに折曲している状態では離間しているが、ガイドレール2に案内されてシャッターカーテン1が面一状になっている半開状態では、自重垂下により下側インターロック部6bが上側インターロック部5a、6aの下側片に当接することになって僅かに間隙を存して上下に対向し(図3参照)、そして全閉状態になっているときには上側のシャッターカーテンの自重を受けることになって前述したように下側インターロック部6bが上側インターロック部5a、6aの上側片側に移動して上側シャッターカーテン1の自重を受けて弾圧状に当接し、これによって防潮用スラット5、6間の防潮機能を発揮できるようになっている(図4参照)。
さらに座板5の下面は、屋外側に向けて突出した第一突出部5cが形成され、該第一突出部5cに座板用シール材10が設けられているが、該座板用シール材10は下部が負荷を受けた場合に変形する変形部10aになっているが、該変形部10aは本実施の形態では襞状になっていてシャッターカーテン1が全閉したときに床面に弾圧状に当接して変形し防潮機能を発揮できるようになっている。
さらに本実施の形態においては、座板5の屋内側下部に下方が開口した第二突出部5dが形成され、該第二突出部5dに、障害物検知をする座板スイッチ11が上下方向移動自在に内嵌されているが、該座板スイッチ11は、座板スイッチ11の上面と第二突出部5dの天面とのあいだに介装した弾機11aにより第二突出部5dから下方に突出する方向に付勢されており、そしてシャッターカーテン1が全閉した場合に、床面に当接することで弾機11aの付勢力に抗して上動するように構成されている。尚、11bは弾機11aで付勢されている座板スイッチ11が第二突出部5dから抜け出るのを規制するストッパ片である。
因みに、前記第一、第二突出部5c、5dは防潮用スラット5、6の上下インターロック部5a、6a、6bと同様ガイドレール2のガイド溝2aには嵌入しないよう左右両端部が切除されており、これら突出部5c、5dに組み込まれる座板用シール材10、座板スイッチ11についても同様にレール溝2aには嵌入しない設定になっている。
また、最上段の防潮用スラット6の上端部に形成される第一連結部6dと最下端の汎用スラット7の下端部に形成される第二連結部7cとは、連結具(本実施の形態ではボルト−ナット)12を介して着脱自在に連結できるようになっている(図2(C)参照)。そして防潮用スラット6と汎用スラット7とを外すことで、非常時の脱出ができるようになっている。
一方、前記ガイドレール2は、左右方向内側が開口した水平断面ハット型をしているが、屋外側板面部2bは、シャッターカーテン1の全閉姿勢において床部(下端部)から前記防潮用スラット5、6のうちの最上段の床面側スラット6の上端部に至るまでのあいだ、シャッターカーテン1の左右両端よりも少し左右方向外方に幅広となった切欠き部2cが形成されている。そしてこの切欠き部2cには、該切欠き部2cを塞ぐための塞ぎ板2dが設けられているが、該塞ぎ板2dは、前述したように全閉または半開姿勢のシャッターカーテン1の隣接する防潮用スラット5、6同士について下側スラット5または6を上側スラット6に対してレール溝2aに遊嵌する範囲を超えて屋内側に折り曲げ揺動することができ、これによって前述したようにインターロック結合部5a、6a、6bの結合を係脱できるよう屋内側に向けて幅広空間Sを形成する設定になっている。
13は防潮用スラット5、6をガイドレール2の屋外側板面部2eに水密状に押圧するための防潮部材(防潮手段)であって、該防潮部材13は、屋内側が開口した平面視でコ字形をし、図示しないビス等の固定部材を介して塞ぎ板2dの内面に着脱自在に固定される支持材13aと、該支持材13aに屋内外方向移動自在に組み込まれるブラケット13bと、支軸13cを介して転動自在に軸支される押圧ローラ13dと、ブラケット13bを支持材13aに対して屋内側に向けて付勢する弾機13eとを備えて構成され、前記支軸13cが支持材13aに形成の長孔13fに屋内外方向移動自在に嵌合している。
そして前記塞ぎ板2dに取付けられた防潮部材13は、本実施の形態では座板5を屋外側に向けて押圧することで防潮用スラット5、6をガイドレール2の屋内側板面部2eに押圧状に当接して水密性を確保するものであり、そのため端部材6eにシール材2fが設けられている。さらに防潮部材13は、座板5が床面に当接していないシャッターカーテン1の全開または半開状態のときには、弾機13eの付勢力を受けて支軸13cが長孔13fの屋内側端に当接して押圧ローラ13dが座板5の屋外側面よりも屋内側に突出する姿勢になっているが、シャッターカーテン1が全閉状態に近くなって座板5が押圧ローラ13dに当接すると、押圧ローラ13dは弾機13eの付勢力を受けて防潮用スラット5、6を屋内側に移動させてシール材2fに当接し、これによって防潮機能を発揮できるようになっている。因みにシール材2fは、防潮用スラット5、6側でなくガイドレール2側に設けてもよい。
叙述の如く構成された本実施の形態において、シャッターカーテン1を全閉した場合に、防潮部材13を構成する押圧ローラ13dが弾機13eの付勢力を受けて座板5を室内側に向けて押圧することになって防潮用スラット5、6の左右両端部の端部材6eに設けたシール材2fがガイドレール2の屋内側板面部2eを弾圧して防潮用スラット5、6の左右両端部の水密性が確保され、また、座板5の下端部に設けた座板用シール材10が床面に弾圧することになって床面と座板5とのあいだの水密性が確保され、さらに防潮用スラット5、6間については上下シール材8、9が互いに押圧状に当接することになって水密性が確保され、これによって防潮用スラット5、6の最上段までの防潮機能が発揮される。
このように本発明が実施されたものにおいては、シャッターカーテン1の下側に設けた防潮用スラット5、6により防潮機能が発揮されることになるため、水害が発生した場合において屋内への浸水を防止することができる。このような防潮用スラット5、6が水害時に流木等が当たったりして傷付いたような場合には、まず防潮部材13を塞ぎ板2dから取り外すことで防潮部材13を塞ぎ板2dから取り外すことができ、これにより塞ぎ板2dとガイドレール屋内側板面部2eとのあいだに屋内外方向に広幅空間Sが形成される。この広幅空間Sを利用して座板5を直上の床面側スラット6に対して屋内側に折曲すると、上下インターロック結合部5a、6bが外れることになり、該外れた座板5を左右何れか一方に移動させて移動端部位を該側のガイド溝2aに侵入させると座板5の他端部位が塞ぎ板2dの左右内端縁から外れ、該外れた他端部位を塞ぎ板2dから引き出すように移動させることで座板5を取出すことができる。
同様にして床面側スラット6についても、下側のものから順次取り出すことができ、最上段の床面側スラット6については、連結具12を取り外すことで最下段の汎用スラット7から取り外すことができ、この逆操作をすることで防潮用スラット5、6の交換をすることが簡単にできる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、防潮部材13は屋外側ではなく、屋内側に設けることもできるが、屋外側に設けた場合には出水した水の水圧を受けることになって膨張部材13の防潮機能を緩やかにしたものであっても優れた防潮機能を発揮することができ、都合がよい。さらに、防潮部材13は、切欠き部2cの大きさ(高さ)を任意に設定することで防潮高さを自由に設定することができる。さらにまた前記実施の形態では膨張部材13が屋外側において露出しているため外観を損なうことになるが、これについては塞ぎ板2dの先端部を補助板で塞ぐ等することで対応できる。また防潮部材13は、座板5を弾圧するだけでなく、上側の床面側スラット6を押圧するように設けてもよく、さらには防潮部材13を上下方向に複数設けて複数の防潮用スラット5、6を押圧するように構成してもよく、この場合、図9(A)(B)に示す第二、第三の実施の形態のようにすべての防潮用スラット5、6を押圧するようにしても勿論よい。この場合に、膨張部材13による防潮用スラット5、6の押圧位置をホロー部5b、6cに設けた凸部5e、6k位置としたもの(図9(A))や、上下シール材8、9に設けた凸部8a、9a位置としたもの(図9(B))とすることができる。
さらには、図10(A)の第四の実施の形態のように、ガイドレール2の屋内側板面部2eにシール材2fを設けるにあたり、該屋内側板面部2eを切り欠いて屋外側と同様塞ぎ板2dを設け、該屋内側塞ぎ板2dに、シール材2fをビス2gの出没調整によりブラケット2hに対して出没できるように構成し、これによって第二の防潮部材を構成し、防潮部材13による押圧力を調整できるように構成することができ、さらには図10(B)に示す第五の実施の形態のように、操作体14の起倒操作に伴うカム14aの転動に基づいて出没するシール材14bとして第二の防潮部材を構成することもできる。
本発明は、ビル等の建物の開口部に建て付けられる建築用防潮シャッター装置として利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 ガイドレール
2c 切欠き
2d 塞ぎ板
5 座板(防潮用)スラット
6 床面側(防潮用)スラット
13 防潮部材

Claims (6)

  1. 複数枚のスラットを一連状に結合して形成したシャッターカーテンの左右両端部を、開口部に設けた左右ガイドレールのレール溝に遊嵌状に昇降案内させることで開口部の開閉を行うように構成した建築用シャッター装置において、シャッターカーテン最下端の座板を含めた複数枚の防潮用スラットの左右両端部を、屋内外方向何れか一方に押圧することでガイドレールの屋内外側板面部の一方側に水密状に当接させて防潮機能を発揮できるように構成するにあたり、前記防潮用スラットの少なくとも一枚を押圧して前記防潮機能を発揮させるための防潮手段は、ガイドレールの防潮用スラット押圧側板面部を切欠いた切欠き部を屋内外方向に幅広空間ができる状態で塞ぐ塞ぎ板のスラット対向面に着脱自在に設けられたものであり、隣接する防潮用スラット同士を結合する上下結合部は、隣接する防潮用スラット同士の前記レール溝の範囲での折曲では係脱できないが、該レール溝の範囲を越え、前記防潮手段を取り外すことで塞ぎ板の内側に形成される幅広空間の範囲で上下防潮用スラット同士を屋内外方向に折曲することで係脱できるように構成されていることを特徴とする建築用防潮シャッター装置。
  2. 防潮手段は、上下方向に複数設けられていて複数枚の防潮用スラットを押圧するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用防潮シャッター装置。
  3. 防潮手段は、各防潮用スラットに対応して設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用防潮シャッター装置。
  4. 防潮用スラットより上側のスラットは汎用スラットであり、最上端の防潮用スラットと最下端の汎用スラットとは着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置。
  5. 水密状に当接する防潮用スラットとガイドレールの屋内外側板面部の一方側とのあいだにはシール材が介装されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置。
  6. 防潮用スラットが水密状に当接するガイドレールの屋内外側板面部の一方側には、防潮用スラットを他方側に向けて押圧する第二の防潮手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用防潮シャッター装置。
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