JP6144898B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本願発明は、透光部材を備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、例えば「特許文献1」に記載されているように、光源からの出射光を透光部材に対してその後端部から光を入射させるように構成された車両用灯具が知られている。
この「特許文献1」に記載された車両用灯具においては、透光部材に入射した光を2回内面反射させた後、前方へ向けて出射させる構成となっている。
特開2005−158362号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具のように、光源からの出射光を透光部材を介して前方へ向けて出射させる構成とすることにより、光源点灯時の発光面積を十分に確保することが可能となる。
しかしながら、このような構成を採用しただけでは、光源点灯時の光り方が平面的なものとなってしまう、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、透光部材を備えた車両用灯具において、光源点灯時の光り方を奥行き感のあるものとすることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、透光部材およびリフレクタを備えた構成とした上で、その各々の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
灯具前後方向に延びるように配置された透光部材と、この透光部材に対して該透光部材の後端部から光を入射させるように配置された光源と、を備えてなる車両用灯具において、
上記透光部材の前端部に、該透光部材に入射した上記光源からの光を灯具前後方向と直交する第2の方向へ向けて内面反射させる内面反射部が形成されており、
上記透光部材の周面部に、複数のレンズ素子を有する拡散出射部が形成されており、
上記複数のレンズ素子は、上記内面反射部で内面反射した光を、灯具前後方向および上記第2の方向と直交する第3の方向に拡散させるようにして上記第2の方向へ向けて偏向出射させるように構成されており
上記透光部材の周囲に、上記拡散出射部からの出射光を前方へ向けて反射させるリフレクタが配置されており、
上記リフレクタが、上記第2の方向に所定間隔をおいて配置された複数の反射面を有しており、
上記各反射面が、上記第3の方向に帯状に延びるように形成されており、
上記各反射面の上記第3の方向の長さが、上記透光部材から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオード等が採用可能である。
上記「所定間隔」の具体的な値は特に限定されるものではなく、また等間隔であってもよいし等間隔でなくてもよい。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、透光部材に入射してその内面反射部で第2の方向へ向けて内面反射した光源からの光を、その拡散出射部で第3の方向に拡散させるようにして第2の方向へ向けて出射させた後、リフレクタで前方へ向けて反射させる構成となっており、また、このリフレクタは第2の方向に所定間隔をおいて配置された複数の反射面を有しており、これら各反射面は第3の方向に帯状に延びるように形成されているので、光源点灯時、複数の反射面の各々が帯状に光って見えることとなる。
その際、これら各反射面の第3の方向の長さは、透光部材から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定されているので、線遠近法の原理により透光部材に近い反射面ほど遠い位置にあるように見えることとなる。したがって灯具の光り方に奥行き感を持たせることができる。
このように本願発明によれば、透光部材を備えた車両用灯具において、光源点灯時の光り方を奥行き感のあるものとすることができる。また、光源非点灯時においても、各反射面が透光部材から離れた位置にあるものほど第3の方向の長さが長く見えるので、これにより灯具の見え方に奥行き感を持たせることができる。しかもこれを灯具の奥行き寸法を大きくすることなく実現することができる。
上記構成において、各反射面の第2の方向の幅が、透光部材から離れた位置にある反射面ほど広くなるように設定された構成とすれば、線遠近法の原理をより効果的に利用して奥行き感のある見え方を引き立たせることができる。
上記構成において、内面反射部が透光部材の前端部において第2の方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成されるとともに、拡散出射部が透光部材の周面部において第2の方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成された構成とし、さらにリフレクタが第2の方向に関して向き合った状態で2箇所に配置された構成とすれば、透光部材の両側において線遠近法の原理を適用することができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方を一層引き立たせることができる。
その際、透光部材の前端部における1対の内面反射部の間に、該透光部材に入射した光源からの光を前方へ向けて出射させる出射部が、第3の方向に延びるようにして形成された構成とすれば、透光部材自体についても帯状に光って見えるようにすることができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方をより一層引き立たせることができる。
上記構成において、透光部材の前端部に、該透光部材に入射した光源からの光を第3の方向へ向けて内面反射させる第2内面反射部が形成されるとともに、透光部材の周面部に、第2内面反射部で内面反射した光を第2の方向に拡散させるようにして第3の方向へ向けて出射させる第2拡散出射部が形成された構成とし、かつ、透光部材の周囲に、第2拡散出射部からの出射光を前方へ向けて反射させる第2リフレクタが配置された構成とすることも可能である。その際、この第2リフレクタとして、第3の方向に所定間隔をおいて配置された複数の反射面を有する構成とした上で、これら各反射面として、第2の方向に帯状に延びるように形成され、かつ、その長さが透光部材から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定された構成とすれば、透光部材を中心とする3つ以上の方向に関して線遠近法の原理を適用することができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方をさらに引き立たせることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 図1のIII−III線断面図 上記車両用灯具の主要構成要素を斜め上前方から見て示す斜視図 図1の要部拡大図 上記車両用灯具を点灯状態で示す正面図 上記実施形態の変形例に係る車両用灯具を示す正面図 上記変形例に係る車両用灯具を点灯状態で示す正面図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右後端部に設けられるテールランプであって、ランプボディ12とこのランプボディ12の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、光源20と、透光部材30と、上下1対のリフレクタ40を有するベース部材50とが組み込まれた構成となっている。
なお、車両用灯具10としては、図3において、Xで示す方向が「前方」(車両としては「後方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「右方向」である。
光源20は、赤色の発光ダイオードであって、その発光面を前方へ向けた状態で、灯具前後方向に延びる光軸Ax上に配置されている。この光源20は光源支持部材22に支持されている。そして、この光源支持部材22はランプボディ12に支持されている。
図4は、車両用灯具10の主要構成要素を斜め上前方から見て示す斜視図である。また、図5は、図1の要部拡大図である。
これらの図にも示すように、透光部材30は、アクリル樹脂等からなる透明な合成樹脂成形品であって、光源20の前方側に配置されている。その際、この透光部材30は、光軸Axを含む水平面に関して上下対称の形状を有している。
この透光部材30は、灯具前後方向に延びるように形成されており、その後端部において光源20から光を該透光部材30に入射させるように構成されている。
この透光部材30の後端部には、光源20からの光を前方側へ屈折させるようにして入射させる第1入射部32Aと、この第1入射部32Aの周囲において光源20からの光を外周側へ屈折させるようにして入射させる第2入射部32Bと、この第2入射部32Bから入射した光源20からの光を前方へ向けて内面反射させる反射部32Cとが形成されている。これら第1入射部32A、第2入射部32Bおよび反射部32Cは、光軸Axを中心とする回転面として形成されている。
その際、第1入射部32Aは、光源20からの光を光軸Axと平行な光として入射させるようになっている。また、反射部32Cは、第2入射部32Bからの光を全反射により光軸Axと平行な光として内面反射させるようになっている。
透光部材30の前端部には、該透光部材30に入射して反射部32Cで内面反射した光源20からの光を、上下両方向へ向けて全反射により内面反射させる上下1対の内面反射部34と、前方へ向けて出射させる出射部36とが形成されている。
その際、上側に位置する内面反射部34は、光軸Axの近くから斜め上前方へ向けて直線状に延びる断面形状で左右方向に延びるように形成された第1領域34Aと、この第1領域34Aの上端縁から斜め上前方へ向けて凹曲線状に延びる断面形状で左右方向に延びるように形成された第2領域34Bとからなっている。そして、この内面反射部34は、透光部材30に入射して該内面反射部34に到達した光を、その第1領域34Aにおいて上方へ向けて平行光として内面反射させるとともに、その第2領域34Bにおいて上方へ向けて前後方向に僅かに拡散する光として内面反射させるようになっている。
出射部36は、上下1対の内面反射部34の間において(すなわち光軸Axを含む水平面に沿って)左右方向に細長く延びる矩形状の鉛直面で構成されている。そして、この出射部36は、透光部材30に入射して該出射部36に到達した光を、そのまま平行光として出射させるようになっている。
透光部材30の周面部における内面反射部34の真上の位置には、内面反射部34Aで内面反射した光を、左右方向に拡散させるようにして上方向へ向けて出射させる拡散出射部38が形成されている。この拡散出射部38は、水平面上において前後方向に延びる複数のレンズ素子38sで構成されている。そして、これら各レンズ素子38sにおいて、内面反射部34からの内面反射光を、直接または一旦全反射により内面反射させた後に偏向出射させるようになっている。
透光部材30の周面部における後端位置には、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びるフランジ部30aが形成されている。そして、透光部材30は、このフランジ部30aにおいてベース部材50に固定されている。
ベース部材50は、透光部材30を囲むようにして、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びるように配置されている。このベース部材50の前面には、その全領域にわたってアルミ蒸着等の光反射処理が施されている。そして、上下1対のリフレクタ40は、このベース部材50における透光部材30の上下両側に配置されている。
これら上下1対のリフレクタ40は、透光部材30における上下1対の拡散出射部38からの出射光をそれぞれ前方へ向けて反射させるように構成されている。その際、これら上下1対のリフレクタ40は、光軸Axを含む水平面に関して上下対称の形状を有している。
そこで、以下においては、上側に位置するリフレクタ40について説明する。
このリフレクタ40は、ベース部材50の前面に形成された3つの反射面40a1、40a2、40a3で構成されており、ベース部材50と一体で形成されている。
これら3つの反射面40a1、40a2、40a3は、上下方向に所定間隔をおいて配置されており、いずれも左右方向に帯状に延びるように形成されている。
その際、これら各反射面40a1、40a2、40a3は、上側に位置する反射面ほど、その左右方向の長さが長くなるように設定されており、また、その上下方向の幅が広くなるように設定されている。さらに、下段に位置する反射面40a1と中段に位置する反射面40a2との間隔よりも、中段に位置する反射面40a2と上段に位置する反射面40a3との間隔の方が大きい値に設定されている。
これら各反射面40a1、40a2、40a3は、複数の反射素子40s1、40s2、40s3が左右方向に並んで形成された構成となっている。その際、これら各反射素子40a1、40a2、40a3は、上側に位置する反射面のものほど、その左右方向の幅が広くなるように設定されている。
下段に位置する反射面40a1は、前後方向に関して内面反射部34の第1領域34Aの真上にしている。そして、この反射面40a1は、内面反射部341の第1領域34Aで上向きに内面反射して拡散出射部38から上方へ出射した光を、各反射素子40s1において前方へ向けて光軸Axと平行な光として反射させるようになっている。
中段に位置する反射面40a2は、下段に位置する反射面40a1よりも前方側に位置しているが、この反射面40a1と前後方向に関して部分的に重複する位置関係で形成されている。また、上段に位置する反射面40a3は、中段に位置する反射面40a2よりも前方側に形成されている。そして、これら各反射面40a2、40a3は、内面反射部34の第2領域34Bで上向きに内面反射して拡散出射部38から上方へ出射した光を、それぞれ前方へ向けて光軸Axと平行な光として反射させるようになっている。
ベース部材50には、透光部材30を囲む矩形状の開口部50aが光軸Axを中心にして形成されている。また、ベース部材50には、その開口部50aの周囲から後方に延びるボス部50bが形成されており、このボス部50bにおいて透光部材30を支持している。
ベース部材50の前面における開口部50aと反射面40a1との間の部分は、光軸Axと直交する鉛直面部50c1として構成されている。この鉛直面部50c1は、左右方向に関して反射面40a1の左右両端縁の位置まで延びるように形成されている。
また、ベース部材50の前面における反射面40a1と反射面40s2との間の部分は、光軸Axと直交する鉛直面に対して上下両側へ向けて後方側に傾斜した傾斜面部50c2として構成されている。
さらに、ベース部材50の前面における各反射面40a2と各反射面40s3との間の部分は、光軸Axと直交する鉛直面に対して上下両側へ向けて前方側に傾斜した傾斜面部50c3として構成されている。
一方、鉛直面部50c1の左右両側における各反射面40a2の左右両端縁近傍までの部分は、上記鉛直面に対して左右両側へ向けて後方側に傾斜した傾斜面部50c4として構成されており、また、これら左右1対の傾斜面部50c3の左右両側における各反射面40a3の左右両端縁近傍までの部分は、左右両側へ向けて前方側に傾斜した傾斜面部50c5として構成されている。
そして、各傾斜面部50c2と各傾斜面部50c4との境界線は、光軸Axを略中心として放射状に延びる稜線Rで構成されており、傾斜面部50c3と傾斜面部50c5との境界線は、この稜線Rを延長した位置に放射状に延びる谷線Tで構成されている。
また、鉛直面部50c1と各傾斜面部50c4との境界線は、鉛直線状の稜線Rで構成されており、鉛直面部50c4と各傾斜面部50c5との境界線は、鉛直線状の谷線Tで構成されており、各傾斜面部50c5の外周縁は鉛直線状の稜線Rで構成されている。
図6は、車両用灯具10を点灯状態で示す正面図である。
同図に示すように、車両用灯具10は、光源20の点灯により、透光部材30の出射部36および上下1対のリフレクタ40の各反射面40a1、40a2、40a3が、それぞれ左右方向に細長く延びる発光領域として光って見える。
その際、透光部材30の出射部36は、最も発光面積が小さいが、光源20の正面に位置しているため、各反射面40a1、40a2、40a3よりも明るく光って見える。また、各反射面40a1、40a2、40a3は、光軸Axに近いものほど発光面積が小さいものとなるが、これら各反射面で反射する光量は略同じであるので、光軸Axに近いものほど明るく光って見える。
そして、このように光軸Ax上に最も発光面積が小さい出射部36が配置されており、また、各反射面40a1、40a2、40a3が、光軸Axから離れた反射面ほど左右方向の長さが長くかつ上下方向の幅が広くなるように設定されており、さらに各反射面相互間の間隔も広くなっているので、線遠近法の原理により光軸Axの位置が最も遠くに位置するように見えることとなる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、透光部材30に入射してその内面反射部34で上下方向(すなわち第2の方向)へ向けて内面反射した光源20からの光を、その拡散出射部38で左右方向(すなわち第3の方向)に拡散させるようにして上下方向へ向けて出射させた後、リフレクタ40で前方へ向けて反射させる構成となっており、また、このリフレクタ40は上下方向に所定間隔をおいて配置された3つの反射面40a1、40a2、40a3を有しており、これら各反射面4040a1、40a2、40a3は左右方向に帯状に延びるように形成されているので、光源点灯時、3つの反射面40a1、40a2、40a3の各々が帯状に光って見えることとなる。
その際、これら各反射面40a1、40a2、40a3の左右方向の長さは、透光部材30から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定されているので、線遠近法の原理により透光部材30に近い反射面ほど遠い位置にあるように見えることとなる。したがって灯具の光り方に奥行き感を持たせることができる。
このように本実施形態によれば、透光部材30を備えた車両用灯具10において、光源点灯時の光り方を奥行き感のあるものとすることができる。また、光源非点灯時においても、各反射面40a1、40a2、40a3が透光部材30から離れた位置にあるものほど左右方向の長さが長く見えるので、これにより灯具の見え方に奥行き感を持たせることができる。しかもこれを灯具の奥行き寸法を大きくすることなく実現することができる。
しかも本実施形態においては、各反射面40a1、40a2、40a3の上下方向の幅が、透光部材30から離れた位置にある反射面ほど広くなるように設定されているので、線遠近法の原理をより効果的に利用して奥行き感のある見え方を引き立たせることができる。
また本実施形態においては、内面反射部34が透光部材30の前端部において上下方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成されるとともに、拡散出射部38が透光部材30の周面部において上下方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成されており、さらにリフレクタ40が上下方向に関して向き合った状態で2箇所に配置されているので、透光部材30の上下両側において線遠近法の原理を適用することができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方を一層引き立たせることができる。
その際、透光部材30の前端部における1対の内面反射部34の間には、該透光部材30に入射した光源20からの光を前方へ向けて出射させる出射部36が、左右方向に延びるようにして形成されているので、透光部材30自体についても帯状に光って見えるようにすることができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方をより一層引き立たせることができる。
さらに本実施形態においては、ベース部材50の前面に、光軸Axを略中心として放射状に延びる稜線Rおよび谷線Tが形成されており、また、鉛直線状に延びる稜線Rおよび谷線Tが光軸Axから離れるにしたがって間隔が拡がるようにして形成されているので、これによっても奥行き感を持たせることができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、車両の右後端部に設けられるテールランプである場合について説明したが、車両に設けられる箇所や機能にかかわらず、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。例えば、車両用灯具10として、テールランプ以外にも、例えばストップランプ、デイタイムランニングランプ、クリアランスランプ等が採用可能である。その際、これら各灯具の機能に合わせて、赤色の発光ダイオードの他にも、白色やアンバ色の発光ダイオードを使用することが可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る車両用灯具110を示す正面図である。
同図に示すように、本変形例に係る車両用灯具110も、その基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、透光部材130およびベース部材150の構成の一部が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においては、透光部材130の前端部に、該透光部材130に入射した光源20からの光を左右両方向へ向けて内面反射させる左右1対の第2内面反射部134が追加形成されており、また、透光部材30における各内面反射部134の真横の位置に、各第2内面反射部134で内面反射した光を上下方向に拡散させるようにして左右方向へ向けて出射させる第2拡散出射部138がそれぞれ追加形成されている。
これら各第2内面反射部134および各第2拡散出射部138の構成は、各内面反射部34および各拡散出射部38の構成と略同様である。
また本変形例においては、透光部材130の前端部における光軸Axを中心とする円形領域が出射部136として構成されている。
さらに本変形例においては、ベース部材150における透光部材130の左右両側に1対のリフレクタ140が追加配置されている。
これら各第2リフレクタ140は、左右方向に所定間隔をおいて配置された3つの反射面140a1、140a2、140a3で構成されている。これら各反射面140a1、140a2、140a3は、上下方向に帯状に延びるように形成されている。
その際、これら各反射面140a1、140a2、140a3は、透光部材30から離れた位置にある反射面ほど、その上下方向の長さが長くなるように設定されており、また、その左右方向の幅が広くなるように設定されている。そして、これら各反射面140a1、140a2、140a3は、その上下両端部において各反射面40a1、40a2、40a3と連結するように形成されている。
これら各反射面140a1、140a2、140a3は、複数の反射素子140s1、140s2、140s3が上下方向に並んで形成された構成となっている。その際、これら各反射素子140a1、140a2、140a3は、外側に位置する反射面のものほど、その上下方向の幅が広くなるように設定されている。
図8は、車両用灯具110を点灯状態で示す正面図である。
同図に示すように、車両用灯具110は、光源20の点灯により、透光部材30の出射部136が小円状の発光領域として最も明るく光って見え、また、上下1対のリフレクタ40の各反射面40a1、40a2、40a3および左右1対の第2リフレクタ140の各反射面140a1、140a2、140a3が、横長矩形状に閉じた帯状の発光領域として光軸Axに近いものほど小さく明るく光って見える。
本変形例の構成を採用することにより、透光部材130を中心とする上下左右の4方向に関して線遠近法の原理を適用することができる。そしてこれにより奥行き感のある見え方をさらに引き立たせることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20 光源
22 光源支持部材
30、130 透光部材
30a フランジ部
32A 第1入射部
32B 第2入射部
32C 反射部
34 内面反射部
34A 第1領域
34B 第2領域
36、136 出射部
38 拡散出射部
38s レンズ素子
40 リフレクタ
40a1、40a2、40a3、140a1、140a2、140a3 反射面
40s1、40s2、40s3、140s1、140s2、140s3 反射素子
50、150 ベース部材
50a 開口部
50b ボス部
50c1 鉛直面部
50c2、50c3、50c4、50c5 傾斜面部
134 第2内面反射部
138 第2拡散出射部
140 第2リフレクタ
Ax 光軸
R 稜線
T 谷線

Claims (5)

  1. 灯具前後方向に延びるように配置された透光部材と、この透光部材に対して該透光部材の後端部から光を入射させるように配置された光源と、を備えてなる車両用灯具において、
    上記透光部材の前端部に、該透光部材に入射した上記光源からの光を灯具前後方向と直交する第2の方向へ向けて内面反射させる内面反射部が形成されており、
    上記透光部材の周面部に、複数のレンズ素子を有する拡散出射部が形成されており、
    上記複数のレンズ素子は、上記内面反射部で内面反射した光を、灯具前後方向および上記第2の方向と直交する第3の方向に拡散させるようにして上記第2の方向へ向けて偏向出射させるように構成されており、
    上記透光部材の周囲に、上記拡散出射部からの出射光を前方へ向けて反射させるリフレクタが配置されており、
    上記リフレクタが、上記第2の方向に所定間隔をおいて配置された複数の反射面を有しており、
    上記各反射面が、上記第3の方向に帯状に延びるように形成されており、
    上記各反射面の上記第3の方向の長さが、上記透光部材から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記各反射面の上記第2の方向の幅が、上記透光部材から離れた位置にある反射面ほど広くなるように設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記内面反射部が、上記透光部材の前端部において上記第2の方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成されており、
    上記拡散出射部が、上記透光部材の周面部において上記第2の方向に関して背中合わせの状態で2箇所に形成されており、
    上記リフレクタが、上記第2の方向に関して向き合った状態で2箇所に配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記透光部材の前端部における上記1対の内面反射部の間に、該透光部材に入射した上記光源からの光を前方へ向けて出射させる出射部が、上記第3の方向に延びるようにして形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
  5. 上記透光部材の前端部に、該透光部材に入射した上記光源からの光を上記第3の方向へ向けて内面反射させる第2内面反射部が形成されており、
    上記透光部材の周面部に、上記第2内面反射部で内面反射した光を、上記第2の方向に拡散させるようにして上記第3の方向へ向けて出射させる第2拡散出射部が形成されており、
    上記透光部材の周囲に、上記第2拡散出射部からの出射光を前方へ向けて反射させる第2リフレクタが配置されており、
    上記第2リフレクタが、上記第3の方向に所定間隔をおいて配置された複数の反射面を有しており、
    上記各反射面が、上記第2の方向に帯状に延びるように形成されており、
    上記各反射面の上記第2の方向の長さが、上記透光部材から離れた位置にある反射面ほど長くなるように設定されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車両用灯具。
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